見習い執事?とAqours   作:鳥王族

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思ったより、見て頂いててすごく嬉しいです。お気に入りにも登録してくださった方もいてとても嬉しいです。

期待に添える頑張ります。


2話:転入

やっぱり、こうなるよなー。

今、浦の星女学院に転入して来て唯一の男子生徒になった。まあ、そのおかげで現在休み時間なんだけど質問ぜめになってるわけで、はたから見たら女の子に囲まれててアイドルみたいなんだけどそんなキラキラしてねえよ。

めっちゃ疲れるんだけど。だって、質問の内容が基本的に…

 

「大川くんって彼女とかいるの?」

 

こういう、恋愛的なのが多いんだよな。女子って本当に好きなんだな。ああ、もちろん答えは悲しいことに「いない」だよ。あー、生まれて初めて授業が始まってほしいと思ってるわ。

てか、あっちの方にも行けよ。俺と一緒に今日転入して来たえーっと…名前は確か桜、桜、あっ!桜内梨子さんだ。女の子同士あっちで会話して来たらいいのにって思ったけど…あの娘か。あのオレンジ髪の娘がすごい勢いでずっと大きな声で勧誘しているからみんな会話に入りづらいというか入れないのか。

 

「なあ、一ついいか?」

 

俺は周りにいた娘から適当に選んで喋りかけた。急に俺から喋りかけたから一瞬びっくりしたがすぐに笑顔になって応えてくれた。

 

「何?大川くん」

「あの娘、あのオレンジ髪の娘とずっと隣にいるベージュ髪の娘も仲間かな?あの二人って一体桜内さんになんの勧誘してんだ?」

「えーっと、千歌と曜ちゃんのこと?まさか、大川くん千歌と曜ちゃんに興味があるの‼︎それとも、桜内さん?三人とも可愛いもんね〜」

 

いや、だからそういうこと関係なしにだな。普通に考えてずっと勧誘してたら気になるだろ。まあ、三人とも可愛いのは否定しないけどさ。

 

「いや、そうじゃなくて普通に気になってさ。ほら、ずっとやってるし」

「まあ、そうだね。今、千歌と曜ちゃんはスクールアイドル部を創設するためにメンバー集めしてるんだよ」

「スクールアイドル?あぁ、あれか」

 

μ'sとか、A-RISEとかが有名だよな、実を言うとその二つしか知らねえけど。てか、あの娘たちがやるんだ。言ったら悪いけどなんか普通って感じの娘だよな〜。俺が言うのもなんだけどさ。まあ、あの三人見た目は普通に可愛いけど。

 

そんなことを考えてると先生が教室に入って来て授業が始まった。

 

 

 

●●●

 

 

 

昼休み、流石に毎回休み時間になると質問をして来たからネタがなくなったのか。少しさみしいけど俺のところにやって来る女の子はいなかった。そして、昼御飯を食べようとした時、スマホに電話が入った。俺は急いで教室に出て出来るだけ静かなところに行くと電話に出た。

 

『ciao‼︎愛護』

「なんだよ?マリー」

『今日、私はlunchをどうしたらいいのかしら?と思って』

「あぁー、悪い。伝えるの忘れてたな、冷蔵庫に作っておいたサンドイッチがある」

 

今日、マリーは疲れとか時差ボケとか色々考慮して学校を休んでる。そのため俺は朝早く起きてマリーの昼御飯を作っておいて来ていた。

 

「それよりどうだ?疲れの方は」

『たくさんsleepしたから、だいぶ良くなったわ』

「そうか、晩御飯は何食べたい?」

『やっぱり、和食が食べたいかな』

「わかった。あっ!そういえば食べられないものとかあるか?」

『納豆とキムチが苦手よ』

「そうか、それ考慮して考える。じゃあな」

『thank you愛護‼︎愛してるわ』

 

マリーが電話を切った。ていうか!なんだよ最後の一言は多分からかって言ってるんだと思うけどあまり男に軽々しくそんなこと言うなよ、勘違いするだろ。帰ったら注意するか。

 

そして、スマホをポケットに入れ教室に戻ろうとした時、放送が入った。

 

『大川愛護さん、大川愛護さん、至急生徒会室に来てください』

 

えっ、なんで?登校初日から呼び出しくらうなんてついてねえな。まあ、呼ばれたし行くしかねえか。ちょっと待てよ。生徒会室ってどこだ?

 

そのあと俺は、十数分かけて生徒会室にたどり着いた。

そして、扉をノックすると「どうぞ」と声が返ってきたので扉を開け部屋に入った。すると、目の前にはなんか機嫌が悪そうな女の子がいた。

 

「遅いですわ!放送してから何分かかってると思いますの?」

 

あー、それで機嫌が悪いのか

 

「すいません。ちょっと迷ってしまってました」

「そうでしたの?これからは学校の施設についてはしっかり頭に入れておくこと。今回だけは許してあげますわ」

「ありがとうございます」

「では、自己紹介がまだでしたわね。私は黒澤ダイヤ、この学校の生徒会長ですわ」

「へー」

「あら、あまり驚かないのですね」

「まあ、生徒会室に呼ばれた時点でなんとなく予想はしてましたから。」

 

あと、あんたより先にマリーを見てるからあんまり驚かないな。

 

「それで、俺はなんで呼び出されたのでしょうか?」

「そんなの決まってますわ」

「というと?」

「これからのあなたの学園生活についてですわ。女学院に一人男子生徒が入るなんて前代未聞ですわ‼︎私にはこの学校の風紀を守る義務がありますわ」

「はあ。まあ、それはわかります。じゃあ、結局のところは俺に問題を起こすなよっていう注意を言いにきたって解釈したらいいですか?」

「そうですわ。本当に頼みますわよ。と、特に…その…」

「特に?何ですか?」

「ふ、不純異性交友などないように‼︎」

 

顔真っ赤にして言ってるよ。歳上に失礼だけど結構可愛いとこあるな。

 

「とにかくそういうことですわ」

「わかりました。肝に命じて起きます」

「では、もういいですわ。貴重な昼休みを悪かったですわ」

「いえいえ、大丈夫ですよ」

 

そして、俺は生徒会室から出て行き教室に帰っていった。教室に着くと高海さんがまだ勧誘してる声が聞こえた。よくもまあ、懲りないものだ。俺はそう思いながら席につくと同時に昼休み終了のチャイムが鳴った。嘘だろ‼︎俺まだ飯食ってねえのに、そしてそのあとの授業を我慢しながら過ごした。

 

 

 

●●●

 

 

 

授業が終わり、帰り道に今日の夕食の材料を買って帰ってきた。

 

「ただいま」

「おかえり、愛護」

 

何気なしに言ったけど返してくれると結構嬉しいもんだな。一旦冷蔵庫に買ったものを入れて、俺は自分の部屋に行った。

 

俺の部屋はマリーの家の部屋が余ってもったいないからってことで一個借りてるんだけど、昨日は違うことで頭がいっぱいなったから深く考えてなかったけどこれって一つ屋根の下に二人きりだよな。てことは俗に言う同棲じゃないのか?いや、考えるのやめよう。意識したらダメだな。向こうはそんな気があって誘ったわけじゃないし。

 

考えるのやめ、荷物を置いて、部屋着に着替えて俺はマリーのいるリビングに行った。そして、四人がけのダイニングテーブルにマリーが座っていたので俺はマリーの対角線上に座った。マリーは何やら真剣に書類を見ていた。

 

「マリー、休みの日になんで書類なんか見てんだ?休みにならないだろう」

 

邪魔になるかもしれないと思いながら、いや、ある種さっき言った通り休みなんだから休ませようと思って俺は言った。すると、マリーは一旦書類を置いた。

 

「大丈夫よ、ちゃんと朝はしっかり休んだし。それに何かしてないと落ち着かないの」

 

いつものおふざけ半分じゃないその言葉に俺は言い返せなかった。そしたら、マリーはまた書類に目を通し始めた。

 

「はあ、わかったよ」

 

俺は、キッチンに行きコーヒーを入れるとマリーの近くさりげなく置いた。

そして、俺はまたキッチンに戻り夕飯の準備を始めた。

 

「ふふ、ありがとう愛護」

 

 

 

●●●

 

 

 

今は、夕食が出来てマリーも手を止めて食器を運んだりしてくれてる。今日のメニューは筑前煮とほうれん草のおひたしに味噌汁にご飯。

 

「今日も美味しそうね」

「なんか、品数が少ない気もしなくもないけど高校生のレパートリーだからそこは勘弁してくれ」

「別に気にしてないよ。don't worry。sandwichもdeliciousだったわ」

「ありがとう」

 

すごくキラキラした笑顔で言ってくれた。この笑顔が見れるなら早起きした甲斐があったな。

 

「じゃあ、いただきましょう」

「ああ、いただきます」

「いただきまーす」

 

マリーは美味しそうに食べてくれた。やっぱり、嬉しいもんだな。

 

「あっ、そういえば愛護。どうだった?浦の星女学院は、楽しいschool lifeをおくれそう?」

「初日だしな、まだわからない。勉強の話でいうと前の学校より進みが遅いから正直大丈夫そうかな」

「わからないとこがあったらマリーお姉さんが教えてあげるわよ」

「ありがとう。あっ、そういえばクラスに面白い娘がいたな。スクールアイドル部を創りたいらしくて、一生懸命勧誘しててさ」

「school idol⁉︎」

「ああ、知らないか?」

「知ってるわよ。面白いことになってるわね」

 

そう言うとマリーは一口ご飯を口に含んだ。でも、俺はこの時思った。なんか、嫌な予感がした…




愛護とマリーのやりとりが時折熟年夫婦みたいなのどうにかせねば‼︎とか思いながらこれもありかもとか色々考えて2話書き切りました。
3話からはガッツリAqoursとからませるつもりです。

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