連載はしないけどネタを思いついたので投稿してみた作品集   作:グラン

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とあるとバカテスのクロス


とある×バカテス

朝日の差す部屋の中、一人の少年はベッドの中で熟睡していた

時計の針が7時半を指したその時、部屋の扉が開いた

 

 

「アキ!もう朝よ!起きなさい!」

 

 

熟睡している少年、吉井明久を起こしに来た少女

彼女の名は御坂美琴

明久の家の近所に住む幼馴染である

 

 

「う~ん・・・」

 

「『う~ん・・・』じゃないわよ!今日は振り分け試験でしょ!?遅刻したいわけ!?」

 

「・・・あと五時間」

 

 

(・・・ブチッ)

 

 

「起きろって・・・」

 

「ハッ!殺気!?」

 

「言ってんでしょうが!!」

 

「ふおぉぉぉ!!」

 

 

美琴のかかと落としが炸裂

しかし明久は身体をクの字に曲げ、間一髪で回避

その勢いで明久はベッドの下に落ちる

 

 

「あ、危ないじゃないか!僕を殺す気!?」

 

「うっさい!アンタがさっさと起きないからよ。全く、毎日起こしに来るこっちの身にもなりなさいよね」

 

 

などと文句を言いつつも、きっちり毎日起こしに来る辺りで彼女がいかにお人好しかを物語っている

 

 

「おじさんとおばさんに頼まれてるし、幼馴染として面倒見てるけど、そうじゃなかったらとっくに見放してるわよ。大体アンタはいつもいつも・・・」

 

 

この時、明久は思った

これは説教が長くなるヤツだ・・・と

なんとかして話を逸らさねば

そう思った明久が取った行動は・・・

 

 

「美琴」

 

「?何よ?」

 

「今日はゲコ太パンツじゃなくて短パンなんだね」

 

「・・・」

 

 

ベッドの下に転げ落ちている明久はそこから見える仁王立ちした彼女のスカートの中を見てそう言い放った

数秒後、明久がボコボコにされたのは言うまでもない

 

 

 

「痛たた・・・酷いよ美琴」

 

「うっさい!このドスケベ!」

 

 

不機嫌顔で歩く美琴

 

 

「アッキ―、みこりん、おはようだぜぃ」

 

「何かあったんかいな?」

 

 

同級生の土御門と青髪ピアスが現れた

美琴の表情と明久のボロボロ具合で何があったのかは大体察している二人だが、敢えて聞いてきた

 

 

「別に、アキのバカが悪いってだけよ。後、みこりん言うな」

 

 

土御門の付けたあだ名が気に入らない美琴はそう言い放つ

 

 

「じゃあハニーなんてどうかにゃー?」

 

「えっと、舞夏の番号は・・・」

 

「勘弁してください御坂様」

 

 

ふざけた口調を辞め、深々と頭を下げる土御門

と、そこへ・・・

 

 

「御坂さぁ~ん」

 

「うげ・・・食蜂」

 

 

食蜂操祈が声を掛けてきた

 

 

「あらあら、今日も男の子と一緒なのねぇ~しかも三人も、不潔だわぁ~」

 

「変な言い方しないでくれる?大体、ここにはバカとシスコンとロリコンしかいないんだけど?」

 

「酷い評価やな~」

 

「でも否定できないぜぃ」

 

「まぁいいわぁ。私には関係ないしぃ」

 

 

そう言うと食蜂は去って行った

 

 

「相変わらず、美琴は食蜂さんと仲が悪いんだね」

 

「・・・別に嫌ってるわけじゃないんだけど、いつもアイツから突っかかってくるのよね」

 

 

不機嫌顔でそう言う美琴

 

 

「それよりアキ。アンタこの振り分け試験の成績が悪かったら・・・わかってるわね?」

 

「ど、どうなるんでしょうか?」

 

「おばさんに報告」

 

「それだけは勘弁を!!」

 

「だったら頑張りなさい」

 

 

クスッと笑いながらそう言う美琴

 

 

「面倒見のいい幼馴染、羨ましいシチュエーションやな」

 

「幼馴染っていうより姉みたいだにゃー」

 

「そういえば今日は上条は一緒じゃないのね」

 

「かみやんなら家にいなかったから置いてきたぜぃ」

 

「まぁいつもの不幸やろなー」

 

 

不幸体質の同級生について話しつつ、一同は校舎の中に入っていった

そして振り分け試験が始まった

 

 

(よし、解ける。解けるぞ!これも全部美琴のおかげだ)

 

 

明久は勉強を教えてくれた幼馴染の事を思い浮かべつつ問題を解いていく

と、その時、前の席の女の子が椅子から崩れ落ちた

 

 

「ひ、姫神さん!」

 

 

彼女の名は姫神秋沙

明久のクラスメイトの女の子だ

 

 

「吉井、試験中だ。席に戻りなさい」

 

「で、でも・・・」

 

「姫神。途中退席は無得点扱いだがどうする」

 

 

教師の言い方にイラつく明久だが、体調管理も試験の内と言われればそれまで。反論したい気持ちをグッと堪える

 

 

「た・・・退席します」

 

「そうか。じゃあ保健室に行きなさい」

 

「ちょっと待ってください!!こんな状態の彼女が一人で保健室に行けるわけないじゃないですか!」

 

 

教師の冷たい言い方に我慢の限界が来た明久が反論した

 

 

「うるさいぞ吉井」

 

 

明久の反論に全く耳を傾けようとしない教師

 

 

「吉井君・・・わ、私は大丈夫だから・・・」

 

 

そう言って立ち上がろうとする彼女だが、酷い高熱で顔は赤く、身体もプルプルと震えていて、立ち上がることもままならない

もし立てても保健室までは歩けないだろう

 

 

「姫神さん。掴まって」

 

 

明久は姫神を支えるようにして立たせ、一緒に歩き出す

 

 

「吉井、どこに行く!?貴様も無得点扱いになるぞ!」

 

「こんな状態の彼女を放っておくことは出来ません。無得点でも何でもどうぞご自由に」

 

 

そう言って明久は姫神と共に教室を後にした

 

 

(はぁ・・・ま、アキらしい行動ね)

 

 

美琴は昔から困った人を放っておけないお人好しな幼馴染の姿を見てクスリと笑う

が、次の瞬間

 

 

「ちっ、クズが。私の担当した試験場で二人も無得点が出て、評価が下がったらどうしてくれる」

 

 

教師の愚痴が聞こえてくる

生徒の事を一切考えず、自分の評価しか考えていない言葉が・・・

 

 

「ふん、まぁいい。無得点でFクラスに行くか、自力でFクラスに行くかの違いだけだ。姫神もせいぜいDクラス程度。下位クラスが少し動く程度、大した問題じゃない」

 

 

その言葉を聞き美琴はゆっくりと立ち上がった

 

 

「ん?御坂?どうした」

 

「・・・気分が悪いので退席します」

 

「は?ま、待て待て。お前は何を言っているかわかっているのか?」

 

「どうかしましたか?姫神さんの時はすんなり退席させてくれたはずですが?」

 

「あんな下位クラス確定の生徒とAクラスほぼ確定のお前を一緒にするな!大体、お前、ソレは仮病だろう!?」

 

「あー痛い痛い。今すぐにでも内臓が飛び出しそう」

 

 

凄い棒読みで出口に向かう美琴

 

 

「待て!今ならまだ間に合う!無得点者を三人も出してAクラスほぼ確定のお前を無得点にしたとなると私の立場が・・・」

 

 

ここまで来てまだ自分の事しか考えないクズ教師をガン無視して美琴は教室を後にした

 

 

「・・・あーあ・・・やっちゃった」

 

 

ドアを閉めた美琴は頭を掻きながら、そう呟く

が、その目に後悔はない

 

 

「ま、いっか。Aクラスを逃したのは残念だけど、アキと同じクラスなら退屈しなくてすみそうだしね」

 

 

クスッと笑い、美琴は明久がいると思われる保健室へと向かうのだった

 




キャラがブレ過ぎた為ボツ
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