NARUTO 金の龍と機巧と共に産まれるもの。 作:ニャン吉
あれから数日。中忍試験の前日だ。
俺が散歩しているとテンテンが近くを通ったので声を掛けた。
「テンテン!」
「あっ!リュウト。どうしたの?」
「俺は散歩だよ。テンテンは?」
「私も。・・・なんか心配になって来てね。」
「ならさ一緒に公園に行こうぜ!」
そう言って俺はテンテンの手を掴んで公園まで走って引っ張って行きました。
公園に着いて俺は二人分のお茶を買って1本テンテンに渡した。
「ほらよ。」
「ありがとう。なんでここなの?」
「ここってさ、俺とテンテンが初めて会った場所。そして俺達の同期が何か話したい時は何時もここだっただろ。」
「うん。」
「俺さ。テンテンは強いと思うよ。戦いが強いかはわからないけど心は俺やネジ、焔にリーにいちごよりもずっとな。」
「うん。」
「俺ってさ。お前に少し憧れてんだよ。」
「えっ!・・・なんでリュウトが私に憧れるのよ!リュウトの方が強いし頭もイイのに!」
「でも心はテンテンに勝てないよ。・・・テンテンはホントに強いと思うよ。」
「なんで?」
「あの班で俺はやっていける気がしない。なのにテンテンは女の子なのにやっているしね。あの濃ゆい先生は俺は無理だ。」
「あははは・・・でもなんで?それだけで心が強いということになるの?」
「テンテンの忍具による攻撃!・・・あれは心が強くないとできないと思う。俺は忍具がテンテン程使えない。」
「なんで?」
「テンテンの仲間は接近戦を得意とする人ばかりで遠距離が出来るのはテンテンだけ。俺の班なら皆バランスよく使えるけどここは偏ってるんだよ。」
「そうね。」
「そんな中、1人でこれをやろうとするなんで俺はすごいと思うよ。1人で遠距離で支えないといけないんだろ。すごい決心だよ。」
「違うよ。私が忍具をやろうと思った理由はね。」
「体術が苦手だからだろ?」
「・・・知ってたの?」
「知ってるさ。現段階で俺達の同期は男が接近戦で女の子が遠距離とはっきりと分かれてるしね。でもねテンテン。自信を持って戦うのと自信が無いのに戦うのは相手に与えるプレッシャーが桁違いだよ。・・・これは覚えといて。テンテンは強いよ。」
そう言って俺はテンテンから離れていった。紙を一枚落として。
sideテンテン
リュウトが離れていく時にわたしに残して行った紙を読んだ。
そこにはこう書かれていた。
どうしても体術で勝負がしたいなら俺の実家においで。
道場で修行を手伝えるからね。
と書いてあるけどどうしよう。
今まで忍具ばかり修行してきたから体術にあまり力を入れてこなかった。でも中忍試験に向けていい機会だから行くべきなのか。それともこのまま忍具による連携を強化するべきなのか。
・・・とりあえず行こう。
こうして私はリュウトの家へ向かった。
sideリュウト
おれは今、道場で妹のリュウカと組手をしている。
「どうしたリュウカ。こんなものか?」
「まだまだ!お兄ちゃん!行くよ!」
そう言ってリュウカは俺に攻撃を仕掛けてくる。
龍門一族の柔拳は振動を与えてダメージを継続的に与えるもの。
当たりどころによっては危ないがリュウカが主に使うのは龍門一族の剛拳だ。
龍門一族の剛拳の特徴は身体に直接当たらなくても空気を殴る事で相手にダメージを与えることが出来る。
全く!リュウカは面倒な方を身に付けたよ。
暫く組み手を続けていると道場の扉が開く。
テンテンがいた。
「どうしたのテンテン?」
「体術を教わりに来たの。リュウトの柔拳。技のヒントにしたくて。」
「わかった。」
こうして俺とテンテンは龍門一族の柔拳を1から教えた。
一族のみの体術じゃないから問題ないよね・・・