宮守の神域   作:銀一色

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AI二回行動(ドラクエ感)
いつから1日1投稿だと錯覚していた?
(まあ実際文字数は少ないんですがね!)
今回は準決勝が始まるまでです。



第36話 準決勝 ① 真剣勝負

 

 

 

 

 

 

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視点:小瀬川白望

 

 

 

全国大会3日目。開会式を入れれば4日目の今日は、準決勝と決勝が行われる。即ち、小学生の中で一番強い雀士が決まる日と言えよう。

 

もうすぐ、その高みへの一歩となる準決勝が始まる。私は既に待機室に来ていて、塞と胡桃と赤木さんは一回戦と同じく特別観戦室にいる。

 

時刻は9:40。今は準決勝第一試合が行われていて、智葉の試合だ。といってももう終盤だろう。もしかしたら既に勝負が決しているかもしれない。

 

(まあ、番狂わせは起きていないでしょ…)

 

おそらく、決勝に行くのは順当に考えて智葉だろう。ちらっと準決勝第一試合を見ていたが、それほど強い人もいなかったし。そうそう智葉を崩せる人間など存在しない。

 

 

それよりも、今は自分の事に集中すべきだ。

 

(竜華…か。)

 

清水谷竜華。怜と同じ時期に出会った彼女とは、一回も麻雀を打ったことはない。まあ、洋恵も照もそうなのだが。

 

無論ここまで勝ち上がってきている時点で、彼女も相当の雀士であることが想像できる。ましてや大阪府代表である。三本の指に入るほどの麻雀人口が多い都道府県である。確かに大阪府は代表が2名と、岩手より1人分多いが、麻雀人口で比べれば話にならないほど差がある。その中での上位2名の1人が竜華であるのだ。

そう考えれば、清水谷竜華という雀士の強さがうかがえる。

 

(クク…面白い…)

 

面白い。面白いじゃないか。まさに決勝に行くための椅子を取り合う相手に相応しい。

 

当然、最初っから本気だ。本気で潰しにいく。

 

 

 

準決勝第二試合が始まるのを、私は今か今かと待ち続ける。

 

 

 

 

 

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視点:神の視点

 

 

「ツモ」

 

辻垣内が自摸和了を申告する。場は後半戦南4局オーラスで、辻垣内が圧倒的トップ。

それが指し示すものは、辻垣内の勝利での対局の終わり。小瀬川の予想は的中していた。

 

 

 

『決まりました!辻垣内選手。他者を寄せ付けない終始安定した打ち筋で、去年に引き続き決勝進出です!』

 

準決勝から導入された実況が、半ば高揚しながら解説する。小学生でありながらの辻垣内の"闘志"に、実況は釘付けである。

 

 

(…フン。ここは未だ通過点に過ぎない。)

大盛り上がりの観客席と実況席に対して、辻垣内は冷静だった。そう、自分の目標は、この上。

 

間違いなく、小瀬川白望は勝ち上がってくる。清水谷竜華も相当な雀士だが、小瀬川白望の方がもっと異常である。これは、自分が恋している相手だからなどの希望ではない。紛れもない事実であるのだ。

 

(勝ち上がってこい。シロ。…いや、"小瀬川白望"。)

 

自分の壁であり、恋している小瀬川白望を見据えて、辻垣内智葉は対局室を後にする。

 

 

 

 

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視点:小瀬川白望

 

 

ブザーが鳴った。即ち、準決勝第一試合が終わったという事だ。

 

(…行くかぁ。)

特別何か変なゲン担ぎをするわけでもない。何かおまじないをするわけでもない。ただただ普通に、私は対局室へ向かう。

 

(奇跡だとか、偶然だとか…そんなものは必要じゃない)

 

闘志。それだけを提げて行けばそれで十分だ。

 

 

対局室の扉を開けると、竜華がそこに立っていた。

 

 

「シロさん。」

 

「竜華。」

 

 

私は卓の近く、竜華の近くまで行くと、竜華をまっすぐに見据え、右手を差し出す。

竜華も、私に応えるように右手を差し出し、

 

「悔いの残らないようにな。お互い。」

 

「…そうだね。」

 

 

グッと握手を交わす。竜華が握るその手は、確かに闘志が込められていたのが分かる。

他の2人も来たので、席決めを始め、私が北家で、竜華が南家となった。

 

そして、ブザーが鳴る。今日2度目のブザーだ。

 

(始めようか。竜華。)

 

 

 

 

準決勝第二試合 前半戦東一局 親:モブA

 

 

小瀬川 25000

モブA 25000

清水谷 25000

モブB 25000

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2人の雀士が、真っ向からぶつかり合う。

 




次回から準決勝です。
シロと竜華の真っ向からの激突、お楽しみに。
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