ブラボについて

今回は小説と関係ない話です。すいません。

ブラボなんですけど、小耳に挟んだんですが「主人公はカインハースの末裔かも」
「村の生き残りって漁村の生き残りなのかも」という話と、「マリアが生前最後にいきついた場所は漁村なのかも。少なくとも一度は行って、そこで落葉を捨てて、墓に花を手向けている」という話を聞きました。

これを聞いてフロム脳が活性化していろいろエモいなあと。

マリアはカインハースト出身でゲールマンの弟子。おそらくは一時期でもつきあっていたはず。
少なくともゲールマンが人形作っちゃって、マリアがへその緒作っちゃうくらいには。

これを時系列で考えてみるといい感じですよね。

カインハーストを出奔して都会のヤーナムに出てきたマリア。
おそらくマリアには貴族達は退廃的でうんざりしていた。
こんな田舎嫌だ、と都会に出てみたら

神の血で進化するぞ!
獣の病?治そう!もう手遅れなのは可哀想だけど駆除だ。

と表向きには言ってる医療協会と出会う。退廃した貴族と違って先進的!と映ったかもしれません。
そこでゲールマンに弟子入りしてやがて恋仲になり・・・・・・マリアは何者かの赤子を産んだ。
その時点ですでに手を汚し村を焼き、実験に深く関わっていた。
そして、おそらくは生まれたのは眷属。
ここでマリアは気づいてしまう。自分も実験体だったのだと。

上位者と深く関わり、赤子を宿しやすいカインハーストの血はゲールマンやローレンスには魅力的だったのでしょう。

マリアはそれも気づいたのでしょう。あの愛情すらも打算だったと。
都会にあこがれ、愛する人のために村を焼き人をさらい、実験で殺した。
だが結局は自分も実験体だった。愛されてなどいなかった。

悲嘆に暮れたマリアは罪滅ぼしか漁村に出向き墓に花を手向け、井戸に落葉を捨て。
狩人と、ゲールマン達と決別した。心が折れてしまった。
おそらくはそこでそのまま自害したか、死ぬまでいたかも。

エモいですね。
この悲恋に主人公の考察を組み込むとさらにエモくなります。

漁村の生き残りの主人公はマリアの縁者だった。ひょっとしたら子供だったのかも。
当然他の生き残りからはさげすまれていた。暴力にいろどられた生き方をして、あるいは軍に入ったかも。
幼き頃にマリアから手ほどきを受けていたかも。

そしてどこからか「青い血」という最高機密を知るほどには深くヤーナムを調べた。
自身も病にかかり命わずか。すがるような思いで両親の故郷だというヤーナムを訪れた・・・・・・
フードで顔を深く隠して。

うーんエモい。
これ老人か少女にするとすごくいいんですよね。とくにマリア似のキャラ作ると予想外にエモい。



すがる思いで母から聞いた故郷のヤーナム。
一応治療は受けられたけど、故郷のはずのヤーナムの人々は冷たかった。
それどころか銃で撃たれ武器を持って追いかけられた。
無念のうちに死ぬと、狩人の夢に。

綺麗なお屋敷。でもなんでお母さんに似た人形が?
ゲールマン・・・・・・この人が、私のお父さん?

やあ、君が新しい狩人かね・・・・・・

わたしのことを、知らない・・・・・・?
そうか・・・・・・

君は、ただ、獣を狩ればよい。

そして少女は武器を手に取り、ヤーナムの群衆を虐殺した。何度も、何度も。
血にまみれ、聖職者の獣を倒し戻ると人形が起きている。

はじめまして。狩人様
私は人形。この夢で、あなたのお世話をするものです

狩人、様・・・・・・そう、人形で、お母さんじゃない。解ってた。でも・・・・・・ああ・・・・・・

血の遺志を求めてください

うん、わかったよ・・・・・・

そして少女が最初に手に入れる狩り装束が「狩人装束」かつての、マリアとよく似たもの・・・・・・
狩り装束に身を通した少女は、マリアの生き写しだった。

血にまみれて、獣を狩り、そこで少女はある女性と出会う。
狩人狩りアイリーン。厳しくも優しい人。
まるで本当のおばあさんのように暖かく接してくれる。

そして全ての秘密を知り・・・・・・大聖堂で倒れたアイリーンを見つける。

しくじっちまった・・・・・・この先はあたしの獲物だ。手を出すんじゃあないよ

少女は優しくしてくれた人の姿を見て怒りを覚えて大聖堂の扉をくぐる。
そこにいたのは「カインの流血鴉」自分と同じ、カインハーストの血を引くもの。
ありえたかもしれない自分の姿。まるで兄妹のよう・・・・・・

それをなんとか倒し、少女は「狩り」の契約と装束と慈悲の刃を継ぐ。

そして、メルゴーの乳母を倒し・・・・・・ゲールマンと話す。

父は言う。この夢から解放されるのだと。

だが少女は断った。怒りと恨みと、そして慈悲の心で。
父が苦しんでいたのを知っていたから。

あなたが解放されるべきだ、と。

そして少女は狩人狩りの契約と兄弟と同じ、鴉羽の装束。慈悲の刃を手に師であり父である人に立ち向かう。
最初の狩人を狩るのだ。それはこの人の血を継ぐ自分にしかできない。
兄弟刀である慈悲の刃と葬送の刃は交わり・・・・・・そして、少女は父に引導を渡した。

その先は神に至るのか、あるいは父の跡を継ぐのか・・・・・・いずれにせよ、かつて少女だった狩人の隣にはたしかに母の魂の欠片を宿した人形がいた。



まあこんな話になると思うんですよね。そう考えると何もかも計算され尽くしたすごい話だなと。
うーんエモい。すばらしいですねブラボ。

まあ、それぞれの狩人様の物語があるのであくまで一事例ですけど。












日時:2017年05月11日(木) 09:00

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返信コメント

Mr.フレッシュ

 泣いちまったぜ……。マリアさまとゲールマンの子供というのも衝撃だったけど、ゲールマンの苦しみを理解して、楽にさせてあげたのには凄く感動した。
 うん、泣けますぜ。


日時:2017年06月05日(月) 02:24



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