ハンター連載、127話目更新

ハンター連載、127話目更新しました。

今回で「ソラのホラーなどない除念編」と5連続オリジナル中編がやっと終了です。

次回はこれより1週間くらい前の話であるハメ組爆殺直前のアベンガネ視点と、最新話の数日後であるキルア視点のハンター試験の話(多分1話内に二つとも入れます)の幕間を入れてから、映画第一弾の「緋色の幻影(ファントムルージュ)編」に入ります。

映画は映画館で観ましたがDVDは持っておらず、代わりに小説を持っているので小説版を基にした話になります。
なので映画と若干違った展開になっているシーンがありますが、……オリ主をぶっこんでいる時点でそこは気にしても仕方ないですね。
映画を見視聴の方からしたら、どこが映画と小説で違うのかはもちろん、ソラが関わっているシーン以外どこが私のオリジナルなのかわからなくて当然ですし。

とにかく、映画を見た方も未視聴の方も楽しんでいただけたら幸いです。


それから本編の後書きにも書きましたが、アストルフォ・ジャンヌ・ジークの出会いと、ジークとジャンヌの馴れ初めは本編で書く機会があるのかどうか不明だし、あってもかなり最低限にサラっと流すと思いますので、今のところ決めている設定(プロット?)を載せておきました。

ジャンヌやアストルフォはこれ以降、本編では名前が出て来る程度ですが、ジークが割とがっつり関わることになってしまったので、今後の展開のネタバレが嫌な方はこのままスクロールせずにブラウザバック推奨。
自己責任でネタバレOKな方は、このまま下にスクロールしてください。































































・ジークたちの出会いは本編の3年前の夏休み。年齢はジャンヌ、アストルフォが17歳。ジークは生い立ち柄正確な歳がよくわからないけど、たぶん15歳前後。

・ジークはこちらの世界ではホムンクルスではなく純粋に人間ですが、来歴はStrange Fakeのシグマ君とほぼ同じ。なんにせよ、道具として生まれて使い潰されるはずの子だった。

・少年兵として色んな戦場で使われて、幸か不幸かもわからないまま生き残って、最終的にとある実験施設に実験体として売られ、暗黒大陸由来の感染者の肉体を作り変える「ファヴニール・ウイルス」というウイルスに感染させられる。

・他の検体がウイルス感染による40度以上の発熱と、ウイルスによって体を無理やり作り変えられる苦痛に耐えきれず死んでいく中、無自覚の念能力者だったジークは系統が「操作系」だったことが幸いして、ウイルスを操作する能力を作りあげ、無尽蔵に増殖して自分を作り変えるウイルスの活動を最低限にすることで小康状態を保つ。

・思いっきり非合法な実験だった為、ハンターによるガサ入れによる混乱にまぎれてジークが逃げ出し、実験施設の外で倒れていた所、「たまには飛び回りたいし、広いとこで走りたいよねー」と思ってペットのヒポグリフに乗って遠出し、私有地に勝手に入り込んで走り回ってたアストルフォと出会い、保護される。

・秘密基地(高校の旧校舎)にジークを匿おうとしてたところでジャンヌに見つかって叱れたが、どう見ても訳あり、具合悪そう、本人すごく良い子そうなのでジャンヌも匿うことに協力してくれる事になるが、ハンター達から逃れた実験の関係者たちが一番「成功作」に近いジークもハンターの手から逃れていることを知り、彼を取り戻そうとアストルフォとジャンヌをつけ狙う。

・アストルフォとジャンヌは自分たちが何を敵に回しているかのわかってないまま、アストルフォの強運とジャンヌの暴走機関車&オリハルコンメンタルでジークを守り抜き、最終的に実験施設を潰したハンターにジークを保護してもらう。



以上が、ものすごく簡単にまとめた3年前にあったジーク・アストルフォ・ジャンヌの出会いの経緯。
ちなみに本家のジークとジャンヌは出会った瞬間に落ちた、お互い同時一目ぼれ状態ですが、本作の二人は普通に初対面から好印象で好意的な仲良しですが、別に恋愛感情は一切なく(自覚なしや理解出来てなかったのではなく、ガチでなかった)、アストルフォを中心とした人間関係だった。

そんな関係だったジークとジャンヌのなれ初めは、以下の通り。



・一度ジークを守りきれず、むしろジークが二人を守る為に自ら敵の元に戻ったが、ジークを取り戻すためにアストルフォが敵の拠点前でヒポグリフに乗って大暴れして引き付ける囮役となり、その間にジャンヌが拠点に潜入してジークを探し出そうとしたが、直接的な戦闘能力がない為残っていた幻覚系の能力者に、ジークの反抗心などといった自我を完全に潰す為の見せしめとして、ジャンヌに女性としても人間としても全ての尊厳を蹂躙された挙句に焼き殺される(まぁ、ぶっちゃけると史実のジャンヌの最期)幻覚を見せる。

・が、どれほどの蹂躙と凌辱、苦痛と絶望を現実と見分けがつかない幻覚で見せられ、体験しても、オリハルコンメンタルのジャンヌが折れず、ジークの元にまで辿り着き、「帰りましょう」と手を差し伸べて陽だまりのように笑う。

・しかし幻覚系能力者の報告で実戦向きの能力者が戻って来てしまい、メンタルは怪物級だが肉体は普通の少女でしかないジャンヌを守る為、今度はジークが「ファブニール・ウイルス」の活動を最低限にするのではなく、自分の意思でウイルスを利用して操って、自分の体を作り変えて戦う事を選んだことで彼は「ファヴニール・ウイルス」の完全適合者となる。

・外見こそは肉体を作り変えるという特性を持つ為、人間の姿を保つことが出来ているが、完全適合してしまったためジークはもう人間とは言えない生き物になってしまう。それでも、道具として生まれて扱われ続けた自分を最初からずっと人間扱いして守って助けてくれた二人と同じ生き物として生きてゆくことを望み、ジークは人間に戻る術を探すために保護してくれたハンターに弟子入りする。

・そのことをジャンヌとアストルフォに報告する際、ジャンヌが助けに来てくれた時の苛烈な意志の強さと、陽だまりのような慈愛に魅せられたと言い出し、「必ず人間に戻るから、人間の俺と共に生きて欲しい」とプロポーズをしだし、ジャンヌも人間としての大切なものの為に人間をやめるという選択ができ、そして失ったものを諦めずに取り戻そうと生き抜く彼の純粋な強さに心を奪われていた為、「はいっ!!」と即答し、アストルフォが後ろで祝福半分、自分が蚊帳の外状態にムカついた半分で「えんだぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!」と叫んで、ジャンヌに頬を引っぱられた。




ここまで決まってんなら、もう全部書けよと思われるでしょうが、これはもはや原作がHxHなのかFate/Apocryphaなのかわからんという問題がまず第一なんですが、それ以前に書けない理由があるんだ。
というか、ここまで細かい経緯(というかプロット)を考えた理由が、「ふと思い浮かんだ設定が、最終章に使うとすごくおいしそう」と思えるネタだったから。
だからこれをプロットではなくガチで書いちゃうと、最終章のネタバレになるので書けないんだ。

けど、その最終章に一体いつ到達できるんだよ? っていう状態だから、更なるネタバレを気にしないって方は下の方にその「最終章に使うネタの設定」のヒントを書きましたので、自己責任で閲覧どうぞ。

なお、これ以上のネタバレを嫌ってスクロールしなかった方の為に、「ヒント」の答えに関して言及するコメントはお控え下さい。


























































































(ヒント)
邪竜ファヴニールの血を被った英雄ジークフリートは、血を被らなかった背中以外「何」になった?


……これがわかれば、もうわかるだろう?
私が原作の「何」を、「ファヴニール・ウイルス」にしたかは。

なお、「あれ」を「ファヴニール・ウイルス」にしたんだったらおかしいだろ! という突っ込み所はあると思いますが、だいたい突っ込まれそうな所のつじつま合わせは出来てます。
ネタバレになるので活報コメントではお答えできませんが、知りたい方がおられましたら疑問点や突っ込み所をメッセージで送ってください。返信でお答えさせて頂きます。



































































日時:2018年07月25日(水) 01:26

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返信コメント

淵深 真夜

solaさん、コメントありがとうございます。

そういう意図もなくはないでしょうが、それ以上に即物的というか俗物的です。
というかぶっちゃけ、この実験の裏で手を引いていたのはパリストンなので、元から悪意満載、失敗することが前提だったものです。
実験してた連中はそんなことも気づかず、「魔法」を「文明」に落とそうとしていた感じですね。


日時:2018年07月26日(木) 23:41

sola

暗黒大陸を攻略するための人材を創る手段として新人類いや真人類創造計画かなにかの研究だと思ったんだけどね。


日時:2018年07月26日(木) 11:06

淵深 真夜

solaさん、コメントありがとうございます。

ジークをモルモットにした奴らの目的は、solaさんの想像通りならマシな方ですね。もっと即物的なものです。
「ファヴニール・ウイルス」の正体がわかれば、たぶん目的もわかると思います。


日時:2018年07月25日(水) 21:09

sola

暗黒大陸産のウイルスが登場したことで思ったけど、
ジークがモルモットにしたその実験施設の人達の目的ってもしかしたら暗黒大陸の過酷な環境に適応できる人材確保のつまり人間を人工的に進化させる研究だったのかも


日時:2018年07月25日(水) 20:32

淵深 真夜

ね辺右やさん、コメントありがとうございます。

ジークを保護したハンターは既に誰か決めてます。っていうか、次回の幕間で名前だけですが出てきます。

ちなみにその保護したハンターは驚いてはいたけど、「お前ら、俺より強いんじゃねーの?」といって爆笑するような人です。


日時:2018年07月25日(水) 01:30

ね辺右や

多分ジークを保護したハンターも驚くことだらけだよね ヒポグリフとジャンヌのメンタルに 
少なくともジャンヌに呪いは、三年前にはついてないだろうねハンターが気づかない分けない
後詳しく書こうにもハンターが誰になるか決めれないよね


日時:2018年07月24日(火) 23:39



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