嘘予告シリーズ 『マギア / グランド ウィッシュ』

魔法少女の保護・魔女の消滅を使命とする『魔法少女を救うシステム』、円環の理。
魔法少女少女たちの楽園は永遠に不滅のはずだった……。

「あり得ない……そんな、どうして……」

しかし、突如、何の前触れもなく連続していた未来が消失。未来予知の魔法を持つ魔法少女が観測した結果、円環の理は消滅する事が予言―――いや、予知されてしまう。

「円環の理が壊される!?」

「理を拒絶した、魔法少女が居るって事?」

「……魔女のまま、呪いを振り撒くことを選んだ奴らか。ふざけやがって」

「それなら私たちのやる事は一つでしょ?」

「そうね。元々、それが私たちの使命だったわ」

「じゃあ、決まり!」

円環の理は魔法少女の中で『結界』として存在する『未だ魔女の居る時代』に時間遡行し、魔女を倒す事を決定。集められたのは戦闘に特化した魔法を持ち、特異点への時間遡行を行う7人の魔法少女たち。
そして、偶然にも巻き込まれる1人の気弱な少年。

「時間遡行の魔法まで後5秒」

「それじゃ、いっちょやりますか!」

「……え? ねえ、なんでここに男の子いんの?」

「あ、れ? ……ここ、どこ? さっきまでぼく学校に……」

「ああ、もう間に合わないわ。一緒に時間遡行してしまう……」

魔女消滅――― 『希望の願い(グランドウィッシュ)』。
円環の理を守るために過去の魔女に立ち向かう、運命との戦い。

「貴方、結局どうする気? 死にたいの? それとも生きて帰りたいの?」

「え、えーと……その、もうどっちでもいいかなって。ぼくなんて、居ても居なくても変わらないだろうし……」

「いい訳あるかぁ!」

「痛ぁ! た、叩かないで……」

希望の願いは叶うのか……それとも……。

「逃げて! 早く、逃げなさい! 何してるの⁉︎」

「いつだって思ってた。ぼくは選択することを止めてた。でも、今だけは『どっちだっていい』なんて言わない」

ただの少年が円環の理を訪れる時、過去最大規模の魔女退治が幕を開ける。
これは、未来を取り戻す奇跡の物語。


日時:2019年08月26日(月) 16:57

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