IS×Fateの簪魔改造クロス案

相も変わらず、性懲りなく魔改造SSのネタだけ考えて放り出すのが趣味の私です。
簪ちゃん(+α)を型月世界に放り込んで魔改造する話の設定だけ考えたので放流します。
なんか箒さんが自重しない設定だけど。何なら簪さんより目立つかもだけど。百合だから良いよね。
設定弄り回していいんで、書ける人居たら書いて(他人任せ


以下、ネタメモからコピペ。誤字脱字や矛盾点・不明点は許せ。


・月の聖杯戦争帰りかんちゃん

どちらかと言うと魔改造箒かもしれない。ヒロイン枠が簪。
とりま、当然の如く入学前に月に拉致られるんすよ。

岸波さん家の白野さんと同様、記憶を失った状態でムーンセルにお呼ばれしたかんちゃん。訳もわからないまま、生きる為に戦争を勝ち抜き、成長していく。
その正体は、IS世界のかんちゃんを基に造られたNPCに、何の因果か事故で意識不明になった簪本人の魂が宿ったもの。その事には最後まで気付かなかった。
また、全くの偶然だが彼女と同様に篠ノ之箒も魂の宿った記憶喪失のNPCとして参戦しており、交流を深めることとなる。

相方の鯖は紅茶。一流に届かないからこそ極限まで高めた二流の剣技、一つを極めるより多くを修める事を選び、『強さ』よりも『巧さ』を重視した戦術の組み立ては、記憶は無くとも深層心理に優秀な姉へのコンプレックスを抱えていた簪にとっての天啓となった。
また、『正義の味方』としての在り方とその結末は、反面教師として彼女の思想に多大な影響を与え、アニメや特撮のヒーローにそこまで憧れず、斜に構えて皮肉げに見るようになった。
よって正義の味方(偽)の一夏との相性は最悪。とはいえ他人事だし、無理に心配してやるほどお人好しでも無いので、特に「理想を抱いて溺死しろ」とかはしない。多分。

ムーンセルでは箒を始め、凛やラニ、ザビ子などと交流を深めながら殺し合いに身を投じる事となる。
自分自身の事すら分からないまま、聖杯に掛ける願いすら無く対戦相手を殺めてしまう事に罪悪感を感じたり、それでも生き延びたいと思ってしまう自分への嫌悪などもあったが、様々な敵手との戦いを経て、色々吹っ切れる。
善人だろうが悪人だろうが、崇高な理念から下賤な欲望まで、皆それぞれの『願い』を貫き、命懸けで足掻く人々。その姿をある種客観的に『愚かで浅ましい』と感じながらも、それに全存在を掛けられる意志の輝きにこそ憧れ、『だからこそ人間は尊いのだ』と肯定するに至る。
最終的には、ただ生きる為だけに戦う自分の醜さをも受け入れ、堂々と優勝を目指せる様になった。

5回戦目で箒と当たり、騎士の果たし合いの如き健全な殺意を以て対峙、これを撃破。お互い思う所はあれど後悔は微塵も無く、涙は流れど笑顔で別れた。
後、6回戦。レオ・ガウェイン組を相手に、無限の剣製による手札の多さで攻め、特殊な魔剣により聖者の数字による守りをすり抜けるに至ったが、結局はエクスカリバー・ガラティーンの前に敗退。
彼らの強さを称え、志の高さを認めるも、『ザビ子が最終戦に勝ち残ったなら、きっと貴方達も敗れるだろう』と予言して死を受け入れた。

……ハズだったのだが。元々彼女(と箒)の魂は別の世界の物であり、異物。ムーンセル的には、消化不良な胃に悪い食物というか。
どーしよっかな、消し飛ばしちゃおっかな、とか思考してた所に、ピースマン殴り倒して聖杯を手にしたザビ子が『ヒトん家のモノ勝手に獲っちゃダメでしょ、"ぺっ"しなさい"ぺっ"』と諭した事で、簪と箒は元の世界に送還。
ついでに『お詫びに菓子折りの一つでも持たせるのが"ジャパニーズ・レイギ"だよね』と唆されて、彼女達の記憶から逆算して造られたムーンセル謹製IS(管制AIとして彼女らのサーヴァントを搭載、武装・スキル、宝具に至るまでサーヴァントと同じ物が使用可能な特別製)と言う問題しか無い代物が手渡されたのだった。

という訳でIS学園に入学。激動の日々へ。
簪としては生きて帰って記憶も戻った訳だし、一介の学生としてのんびりやってければ満足なのだが、厄介事の方から彼女に向かってくるので仕方ない。
相方こと箒が嬉々として彼女を引きずって問題に突っ込んで行くし。簪も彼女の事は嫌いじゃないので、寧ろ大好きなので、巻き込まれるしか無いのである。



箒は箒で、月の聖杯戦争で性格が矯正……というか頭のネジがぶっ飛んで、原作からは考えられないほど明るく活発になっている。いや別に原作が暗い性格って訳でも無いけど。
月での箒のパートナーはネロであり、最初は堅物な箒がネロに振り回されがちだった。が、記憶を失っていたからか、いつの頃からとも無く次第に感化され、最後にはネロとバッチリ息の合った似た者コンビに。
元の世界に帰り記憶が戻った後も、変質した性格のおかげか、政府の監視や一家の離散に思う所はあれどそれを心の闇として抱え込む事は無く、『とりあえず姉さんを一発ブン殴って、後の事はそれから考えよう』と思い立ったが吉日。ムーンセルから贈られたIS(inネロ帝)で護衛と言う名の監視や各国のエージェントを振り切り、束の秘密基地へと飛び立った。
その後は姉をシバいたりクロエを愛でたりしながら一緒に生活していたが、簪や一夏が入学すると聞いて『面白そうだから』とIS学園へ。

現在の箒は、テンションがネロ。性格もネロ。趣味嗜好もネロ。
月で親交を深めて以来、簪の事が一番大好き。ただし当然一夏も好き。何なら姉も好きだしクロエも好き、千冬さんの事も好き。美しければ老若男女問わず好き。明らかにネロの影響である。
ただ一夏に関しては、寧ろ昔と比べて寄せる好意が減った。余りに朴念仁過ぎて、『愛し甲斐が無い』との事。
それはそれとして、一夏争奪戦が起きれば参戦する。楽しいから。まぁ一夏は一夏なので、彼をゲットする事より周りの美少女を愛でる方が主目的になりがちだが。

サムライガールな見た目しといて、日本文化よりローマ文化の方が好き。座右の銘は『全ての道はローマに通ず』。
常に薔薇の花を持ち歩いていて、時々口に咥えたりする。マシュマーかよ。
芸術全般にも興味がある(才能があるとは言ってない)。特に歌が好きで、普通に歌えば普通に上手いが、彼女にとって最も美しい歌とはネロの歌であり、それを真似て歌うので……うん。
気分が昂ぶっている時、例えば戦闘中などは、口調がネロそのものになる。一人称が『余』の箒ちゃん、萌えるじゃろ?

箒は月で記憶を失っている間、勝敗が死に直結する極限状況の中で、自らの持つ暴力性を自覚し、自分自身に葛藤したりもしたのだが、最終的には『それが私だ』と開き直るに至る。
よって原作に比べても非常に好戦的で、争い事にはすぐに首を突っ込むし、戦ったり力を振るう事に忌避感は無く、寧ろ楽しんでいる。
だがそれは全て自覚の上での振る舞いであり、時と場合を弁えて、良い事と悪い事の分別は付いている。その上で傲岸不遜に、まるで"暴君"の様に振る舞うのである。

彼女にとって闘争とは、情熱の輝く場。燃え盛る炎のように、技と力と精神のぶつかり合いの中で人間讃歌の煌めきを見出す儀式。血と汗により描かれる美しき芸術。
故にそれが殺伐とした殺し合いであっても楽しむ事は忘れず、しかし真剣に臨む。ルールとして禁じられているならともかく、それが戦術として認められる状況であるならば、卑怯卑劣も創意工夫の内、勝利への執念として評価する。
相対する敵がスポーツとして競い合う選手であろうが、醜悪な目的で動くテロリストであろうが、その『戦いに臨む闘志』だけは平等に敬意を払う。
だからこそ、それが殺し合いであれ競技試合であれお遊びであれ、自らの意志で参戦したにもかかわらず真摯に向き合わない者は軽蔑するし、争いそのものを蔑ろにする行いには嫌悪を抱く。

将来の夢は歌って踊って戦えるISアイドル。その未来予想図では、当然のように簪が相方になって一緒にセンター飾ってる。更に周囲を固めるのは各代表候補による美少女バックダンサー達。
あと一応、姉の悲願であるISの宇宙進出の助けになれたらいいな、とも思ってる。宇宙空間や月面でIS纏って歌い踊る事で、世論を宇宙開発に傾けるつもり。
その為にまず芸術センス(特に歌)をなんとかした方が良い、と気付く日は来るのだろうか。それはムーンセルにだって演算不能な未来である。


日時:2020年02月20日(木) 19:34

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