蚕豆かいこ

「ハーメルン限定だが未来から傑作をパクる方法を思いついたぞ」

「未来からパクる？」

「傑作を見ると“これ俺が書いたことになんねーかなー”と歯ぎしりするのだ」

「ぼくはなりませんが……」

「しかしコピペして投稿すると、あっというまにパクリが露見する」

「当然ですね」

「なぜパクリであることがバレると思う？」

「そりゃ中身が同じならバレバレでしょう」

「では、ここに、作者が別々だがまったく同じ内容の小説が2つあるとする。どちらがパクリで、どちらがオリジナルか、どうやって判別する？」

「投稿日時でしょう。遅いほうがパクリだ」

「そのとおり。では、“後発のパクリであるにもかかわらず、オリジナルよりも早い投稿日時を装うことができる”としたら？」

「……パクリかどうかの判別方法が投稿日時しかない以上、そこを偽装されればパクリを証明することは不可能になります。ですが、可能なんですか？」

「短編なら、できる。

　まず、なんでもいいから適当に1本、短編小説を投稿しておく。仮にこの短編をAとする。

　次に、傑作が投稿されるのを待つ。この“傑作”は、必ずしもハーメルンに投稿された作品でなくともよい。なんなら商業作品でもいいが、ほんとに法的に争うとなるとめんどくさいので、趣味のウェブ小説のほうがいいだろうな。

　で、これはと思う傑作が投稿されたら、本文をコピペして、Aの本文部分を上書きする。

　これだけだ」

「そうか！　ハーメルンでは、短編は投稿後にいくら再編集しても改稿日時が表示されない。改稿された形跡が残らず、投稿日時がオリジナルの投稿より前なのだから、日付だけを見れば読者はオリジナルをむしろパクリだと認識してしまう！」

「これぞ悪魔の発見……これから投稿される傑作短編はすべてこのオレサマのものとなるのだ……」

　

　

「お、傑作発見。あらかじめ投稿しておいたオレサマの短編にコピペしてっと……。

　ぐふふ、ポイントがどんどん集まりおるわ」

「オリジナルの作者さんから“パクリだ”とDMが来ましたが」

「放っておけ。投稿日時はこちらが先。改稿日時は見えん。いくらオリジナルが喚いたとて、世間はオレサマこそがオリジナルと思うだろう。これが世渡りというものだ。

　お、またも傑作発見。コピペして……ぐふふ、人生、楽したものが勝ちよの」

　

～翌日～

　

「すげえ数の低評価です！　非難のDMも鬼のように！　作者だけでなく読者からもです！」

「なぜだ。なんと書いてある」

「どれも似通った内容です。“パクリ死ね”」

「なぜだ。なぜバレた」

　確認中……

「アッ！　ポイントを集中させたいあまり、短編作品に2話投稿しちゃった！　2話以上の短編は、連載作品と同様に改稿日時が可視化されるのを忘れてた！」

「ああ！　垢がロックされました！　どうすれば！」

「打つ手なしじゃい！」

　

　ちゃんちゃん♪

それはさておき、アトランタのR-18の続きが書けました。今日はもう遅いので17日の2200時に投稿いたします。ちょっとはエロ描写が成長したと自画自賛してるので、お暇ならご高覧ください。アナルセックスです。

日時：2022年01月17日(月) 00:30

＜＜「うう……提督と濃厚接触したいよぅ……」←この台詞が似合う艦娘とは

R-18アトランタでAIのべりすとに書いてもらうと＞＞

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