人生の教科書になる作品
▼文章、ストーリー、描写などについての紹介など
この作品の魅力の一つに、登場人物たちの個性がある。
主人公のユウやウィルのように作品に登場し続ける人物の個性の描写もさることながら、各章にのみ登場する人物たちも深く描写されている。
第一章のアリスを例にとって考えてみる。アリスはユウに最初に手を差し出した人物だ。彼女がいなければユウという人物の性格や行動は大きく変わっていたかもしれない。それくらい重要な人物だ。そんなアリスの行動一つ一つが本当に魅力的だ。フェバル人気投票を行なったら、一位を取るのではないかと私が思う位に人気の少女なのだ。
主人公ユウの成長というのもフェバルには欠かせないものである。
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第一章冒頭では弱々しい主人公のユウ。本物の戦いなど知らず平和な国に生きてきた。そんな彼がイネア先生や魔法学園の仲間と共に成長をしていく様は青春である。
第二章は人工生命の世界。その中で、争いを続けるヒュミテとナトゥラ。この争いは単純な善悪の衝突ではない。今まで、甘ちゃんで引っ張られる側だったユウが彼らを引っ張って正しい答えを探していく。
第三章のユウは初めて無双をするようになる。ただし、フェバルは簡単に無双を許す甘い作品ではない。ユウが無双をする世界は大きな問題を抱えている。その問題を解決できるよう頑張るユウ。彼の行末はその目で確かめて欲しい。フェバルシリーズの重要なことが此処には詰まっている。
フェバルはユウの成長と共に読者である我々も成長できる作品だ。
救いのない暗闇の中のように見える宇宙の中の一筋の光、それに必死こいて手を伸ばすユウ。彼の物語はまだ始まり始めたばかりだ。そんな彼の物語と共に我々の宇宙も広がっていくのではないだろうか。
鶯はまだ鳴いていない。鶯の鳴く瞬間を我々は見れる。そんなチャンスを我々は持っているのだ。
▼読む際の注意事項など
フェバルはTSモノだ。TSというのはトランス・セクシャルつまり性転換のことだ。ただし、フェバルのTSは多義である。
TSモノ要素がとても強い訳ではないが、TSにトラウマがある人は第三章から読むことを強くお勧めする。第三章を読むだけでも、フェバルシリーズの面白みや素晴らしさを感じられると思う。
また、第二章以降はシリアスな描写が増えていく。耐性の無い方は第一章のみ目を通すのを勧める。第一章のアリスやミリアとの絡みだけでもこの作品には十分な面白さがある。
第一章のアーガスとユウの絡みが精神的BLのように感じるひとがもしかしたらいるかもしれない。そうしたものが本当に耐えられないという方は第二章から読むというのも手の一つである。
第一章と第二章を読む間になろうの方に連載されているエピソード集の二作品を読んでおくことを勧める。
また、第二章を読んだ後にシリアス耐性の強い方はチート旅(フェバル〜チート能力者ユウの異世界放浪記)を読むことで、第三章のヴィッターヴァイツとの絡みやアルとの駆け引きをより楽しめるかと思う。
現在、4.5章が存在する。これは四章以降のストーリーになっているが、四章を読んでいなくとも楽しめるものである。あのユウ君がこうなるのかぁという気持ちで読んで欲しい。
フェバル設定資料集というものがなろうには存在するがネタバレを避けたい場合は読まないことを勧める。設定がどうなるか気になる諸君や2次創作を書こうという者は読んでみるのも手かもしれない。
非商業目的の2次創作をレスト氏は許可をしているため、ハーメルンには多くのフェバル2次創作が存在する。そう言ったものを読むのもまた、楽しみになるかもしれない。
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古代 有朱夢 2020年08月20日(木) 18:14 ★ (Good:0/Bad:3)