そして、その主人公に触れて他のキャラ達が成長していくのも本作の見所です。
都合の良い奇跡の力に頼らなくなり、ただの人間として強くあろうとする、まどかや。
失恋を乗り越え、精神的に大きく成長を遂げた、さやか。魔法少女としての残酷な真実を乗り越えた、マミさん。そして政夫と出会い彼女達と信頼を深め、まどかに必要以上に固執しなくなる、ほむらも見所です。そして同時に、政夫の成長物語でもあります。

それと、中盤からは外伝キャラの織莉子やキリカが登場したりと、物語が波乱になっていき、目が離せなくなったりします。後半からは可愛い可愛いキュゥべえが見られたりもします。この作品だけですよ！
あの”キュゥべえ”がですよ？まさか、健気で可愛いくなるとは…。
作中でキュゥべえを堕とすシーンは必見ですよ。主人公のわけがわからないよが見れます。
ちなみに、ヒロインはむしろ政夫です。嘘じゃありませんよ。
また、上条君などの一般人にも焦点をたまに当てているので、上条ファンには嬉しい仕様です。
まぁ、上条君のキャラが崩壊してたりするんですけどね。
ついでにたまにですが、ショウさんにも活躍の場が与えられてます。やったね！
挿絵もあるので、主人公のイメージが掴みやすいのも良い点です。
ちなみに挿絵は35話にあるので、主人公のビジュアルが気になる人はそちらからどうぞ。

完結済みの作品ですが、現在はほむらルートが完結して、まどかIFルートという分岐が始まっているのでまどかファンは必見ですよ。本編よりハードになってますけどね。
▼読む際の注意事項など
主人公の夕田政夫は独善的であり、偏見の激しい中学生でしたが、奇跡と絶望の物語に触れていき、そこで人間の弱さや強さを見ていくうちに驚くほどに心優しい少年に成長していきます。
また、この作品は主人公が内心ではシャフト特有の非現実的すぎる建物にツッコミを入れたり、キャラの髪の色などにツッコミを入れたりといった特徴があったりもしますので、その要素を受け付けられない人はやめておいた方がいいです。
それと、最初はギャグ路線だったために主人公のキャラが視点的であり、最初はキャラが弱かったりします。
さらに、登場人物に対しても割と容赦なく辛辣なことを言う時があるので、そのキャラが傷つくところが見たくはない人も読まない方がいいと思います。特に最初の頃はさやかとほむらに酷かったりします。
一番酷いのはキュゥべえに対してなんですけどね(笑)

ちなみに上記で述べた。まどかIFルートでは、主人公が死亡する可能性があるそうなので、主人公が死んでしまうのが『絶対に無理』な人は特に読まないことをオススメします。

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