アイマス世界で動画配信によって大暴れしていく斬新なアイドルコメディ
肝心な音楽こそ出来ないが他は何でもできる有能主人公Pによって、
アイマスのアイドル達が何故か芸人としての輝きを放っていくコメディ作品です。
音楽をやりたいが壊滅的に才能がない主人公天領鍍金は他のバンドを助けて恩を売り、
そのバンドと一緒にライブをすることで念願のライブステージに立つ生活を送っていた。
(28行省略されています)
その彼のプロデューサーとしての手腕に目を付けた未来の美城常務からスカウトを受け
美城芸能のアイドルプロデューサーとして働いていくことが決定。
しかしこの主人公はアイマスどころかアイドルの知識が全くなく、
アイドルを何かのバラエティ芸人だと勘違いしている様子。
そんな主人公がスカウトしてきたアイドルは以下の個性派アイドル揃いで、
配信で稼いで一攫千金を目指したユニット『スーパーバード』の一大旋風が幕を開けていきます。
・事務所付きになりたくないかと聞いたら「なりたい」と即決してきたウサミンちゃん(17)
・そのウサミンの後輩で飲み屋でスカウトしたら成功した、しゅがーはぁと(23)
・そしてその飲み屋でたまたま隣の席に座っていた、婚活系アイドル川島瑞樹
本作は一般的なアイマス2次創作では見られない、
アイマスのキャラクター達がyoutuberらしい活動で輝く姿が魅力的で、
ウサミンを「原付の実技試験は難しい」と騙してみんなで原付バイクの練習をしたり、
美城芸能の駐車場を占拠して餅つき配信をしたりと、
全くアイドルらしくないやりたい放題っぷりを見せてくれます。
作中で特にお気に入りなのはぴにゃこら太を巡る大企業美城芸能との血肉の争いで、
妨害する美城芸能側の気持ちも十分に分かるだけに、
妨害を予想しない方向で上回る主人公の手腕への驚きと、
してやられた会社側にも同情心が湧いて両者楽しめます。
そしてやりたい放題する主人公も良い具合にポンコツなので、親しみが持てるのも良い所。
男が少ない世界なのも相まって何故か主人公がアイドル化していて、
代わりに何故か芸人のようにアイマスのキャラクター達が描写されていく。
そんなアイマスの違った一面を見れる斬新な本作を是非一読してみて下さい。
(同内容を自サイトでも投稿しています)
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夜市よい/2023年04月14日(金) 12:09/★ (参考になった:6/ならなかった:4)