どれほど面白いかは作品を読んでもらうとして、推薦したくなるほど面白いと感じたポイントを紹介しよう
▼文章、ストーリー、描写などについての紹介など
本作を推薦する理由は以下の通りだ。
始めに、「面白い」。
これは推薦する以上あたりまえだが、より正しく言えば「終始面白い」のだ。
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序盤でだらけたり、尻すぼみになったりすることはない。そして理想的に段々と面白さは増していく。
お次に、「長すぎない」。
最後のおまけを含めても28話である。読もうと思えば一日で読める。
読み終えた後に再度読み返すことも容易だ。
加えて、「完結している」。
原作への愛を「長さ」でしか表現できなかった未完の作品に比べて、なんと立派なことであろうか。
「長すぎない」ことにも通じるが、完結している点も読み返しを容易にしている要因だ。
最後に、「原作の本筋を無駄に乱していない」。
これについて語るために、少しだけ作品の内容に触れる。
原作はかの週刊少年ジャンプで絶賛連載中の大人気漫画『ONE PIECE』。
そこで登場する秘密犯罪結社「B.W」のフロンティアエージェント「Mr.6」。本作の主人公である。
原作ファンならお気づきだろうが、彼は「設定にしかいなかったキャラ」、即ち原作に登場しないのである。
彼の活躍は原作の裏側。読者が知らない舞台裏を、彼は信念をもって邁進する。
逆に言えば、彼の仕事はなんら原作を変化させない。
描かれていなかったことしか描かない以上、ここにはただ「Mr.6の物語」があるだけである。
▼読む際の注意事項など
原作キャラを圧倒し俺ツエーするオリキャラは無い。
そういうのはそろそろ卒業する時代だろう。
加えて悪役サイドを中心としているため、原作主人公たちの出番はほとんどない。
逆にそれが、原作への悪影響を防いだともいえる。
Mr.6たちのような魅力的なキャラクターが原作に本当に登場してしまえば、
『ONE PIECE』の完結は確実にあと3年は伸びていた。
▼最後に
少しだけ付け加えさせてもらうと、本作は非常に「原作への愛」に満ちていると感じた。
実際に登場していそうなほどユニークなキャラクターたち、
本当に言いそうなほどユーモアのあるセリフ選び、
ところどころでニヤリとさせられる原作の小ネタ、
そういった細やかな雰囲気づくりが、忠実な原作の雰囲気の再現を実現させていると感じた。
しかし、これはあくまで本推薦文の筆者である自分が感じたことに過ぎない。
これを「作品を推薦する理由」にするにはあまりにも抽象的過ぎると感じた。
それでも、この作品が内包する「原作への愛」に触れずに推薦文を締めくくってしまうのは作者への敬意に欠けると思い、最後にこうして蛇足のコメントを書き加えている次第である。
この判断が正しかったか、あるいは間違っていたかは、作品を読んで各々で判断していただきたい。
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深い浅瀬 2020年07月30日(木) 01:37 ★ (Good:19/Bad:9)