その筋書きは在り来りな転生モノだが、役者が良い
▼文章、ストーリー、描写などについての紹介など
――至高と信ずる。故に面白くなると思うよ?
この作品は魔法少女リリカルなのはの転生物である。そして同時にdies iraeとのコラボである。
(11行省略されています)
主人公は特典として神様から最強の能力をもらう。それを使って無双する。ここまでならば在り来りな物語だ。ここにハーレムなんか作った日には、もう読者の方はげんなりとしかしないだろう。またか、と。
しかしこの主人公が得てしまった能力は無限の剣製だとか王の財宝だとか、そんなちゃちなものではなかった。
チート揃いのdies iraeに置いてバグどころか変態の領域に足を突っ込んでいる水銀の王メルクリウス。しかもその能力だけでない。渇望や頭脳も含め、ほとんど水銀の蛇その人にされてしまう。
主人公の原型はもはやない。そしてこの作者が織りなすメルクリウス節は非常に質が高い。ギャグ、シリアス。ともにuzeeeeeeeeee! メルクリウス節を拝むことができる。
そして更にこの作品には他にも3人もの転生者が存在する。うち二人ははっきり言ってどこにでもいるようなただのオリ主だ。
しかし残り一人、一見踏み台にしか思えないような行動を取るものが実は■■■■であったりなどdiesのファンならムネが熱くなるような設定に満ちている。何よりキャラクターの魅せ方がこの作者、非常に巧みだ。
まだ物語は序章が終わったばかりだが、これからの展開が非常に気になる作品である。
▼読む際の注意事項など
どれほど取り繕おうとこの作品は転生チートであるのは間違いない。原作キャラクターにはほとんどスポットライトが当てられず、そしてよしんば当てられても見劣りしてしまう感が否めない。あらゆる意味で原作を蹂躙していると言える。
原作尊重を重んじる方におすすめは出来ない。
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Nフォース 2015年07月22日(水) 20:31 ★ (Good:47/Bad:126)