この小説の「面白さ」は予言されている……!
かの有名な『ミシェル・ノストラダムス師の予言集百詩篇第十巻二十五』にこの小説の面白さが予言されていたため引用します。
「エブロ川を通り、ビザンヌの通路を開く。
非常に遠く離れたテージョ川がデモンストレーションを行うだろう。
ペリグーエで暴挙が行われる。
(14行省略されています)
オーケストラに座っている偉大な女性によって」
以下解説です。
エブロ川はスペインのイベリア半島北東部に流れる川で青く煌めいており、ビザンヌは層の連なりとも解釈できます。これはブルーアーカイブという舞台を示しており、通路を開くとは物語の開始を意味します。
テージョ川はエブロ川より広い川です。「非常に遠く離れた」とは距離ではなく空間が離れていることを指し示しており、つまりは「非常に遠く離れたテージョ川」とは「別空間(作品)のブルーアーカイブを覆いつくすような存在」となります。
これは主人公のモチーフ、キバヤシであるとされます。なぜなら本作主人公のモチーフとなったキバヤシは確かにこの世のほとんど全てを知る存在で、またデモンストレーションとしてアビドス廃校対策委員会に探りを入れていました。
またこの論を決定づける事実がもう一つあり、それはアビドス高等学校はエジプト神話がモチーフであり、エジプト神話はキバヤシらMMRのメンバーが触れなかったことでもあることです。それらに対して「デモンストレーションを行った」つまり「実際には触れなかった」というメッセージ性の強いものに変換することは容易で、やはりキバヤシを暗喩していることは明確です。
ペリグーエはキリスト教三大巡礼地の一つであるサンティアゴ・デ・コンポステーラを含む地名です。ブルーアーカイブがキリスト教の価値観を多く取り入れていることは周知のことで、この地での暴挙とは先生を取り巻くメインシナリオの暗示です。
そして「オーケストラに座っている偉大な女性」に関してですが、オーケストラではかの有名なベートーヴェンやチャイコフスキーも銃や大砲を用いて音楽にしていた時期がありました。もちろんノストラダムスはこれらのことを知っており『ガレノスの釈義』によって予言されていたことからも見て取れます。
オーケストラに「座る」とは従えている、また超えているということ、ゆえにこの小説は銃や大砲といった闘争を超越した革新的な小説であること、オーケストラを超える情熱的・衝撃的な内容であることが二重の暗示により理解できます。
また、オーケストラは一般的に多くの人員で構成されています。つまり「座れる人数」は一人ではありません。では何名か、ここは各レビュワーによって評価が分かれるところですが私は「三名」説を推したいです。その三名のうち一人はもちろん主人公、そしてその片割れは自明であるため、残りの一人を想像することは難しくないでしょう。その女性らによって暴挙が行われる、つまりは物語が展開されていくことも事実ですが、この作品の偉大さもよく強調されています。
このように、ノストラダムスがこの小説を予言書に記していたことは確信を持って真と言えます。
ノストラダムスにまで予言された革命的に面白い小説、それが本作です。絶対に読んでみてください。
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愉悦部出身 2023年10月07日(土) 15:44 ★ (Good:46/Bad:3)