自ら王冠を頂き、世界と戦い、覇道を歩んだ男が次に”先生”として導く物語
▼文章、ストーリー、描写などについての紹介など
教科書でみんな知ってる、ナポレオン・ボナパルト(欧州無双)
フランス革命の動乱から現れ、戦勝と共に自らの手で帝位を我が物とし、ロシア遠征、百日天下、ワーテルローと主人公としてもラスボスとしても申し分ない人生を歩んだ男。
そんな男がセント・ヘレナの寝室から目を覚ますと見たことない鉄の箱にぶち込まれ、よく分からん血塗れの女に責任とか言われ、目が覚めると住人が美少女なだけの治安はフランス革命と同レベルの青い世界に放り込まれた、なんならキヴォトスのトの字も分かってない!
(24行省略されています)
ナポレオンは治安レベルも最悪で尚且つ政府機能としては10点中甘く見積もって1点の連邦生徒会が統治するキヴォトスで先生をすることに、しかも目の前には暴動が広がってる始末。
では何をすべきか、序盤の流れは原作通り、しかしこの男、まず暴徒に迫撃砲を叩き込んだ!酷い!挙句に800人もムショにぶち込んだ!残虐!まさに公権力の暴力を人間に落とし込んだような男!
そんな男がシャーレの権限と組織を渡されたら何をするか、大陸軍をまた作り出したよコイツ!しかもアロナとかいう高性能C4Iを備えたチートシステムに元SRTの腕利きが集まってきている。
そもそもナポレオンとはC4Iどころか無線機がない時代の将軍である、そんな男にデータリンクと現代戦を与えたらどうなるか。
結果はアビドスでカイザーの野戦軍が一発で折れたァ!エデン条約でベアおばのアリウスが一発で折れて反乱軍になったァ!最終編で祖国防衛戦争とか言い出した!モモイがコートに鼻水つけた!
あらゆる敵を捩じ伏せてきた男、正直肩書きが先生なだけで将軍のままだろコイツ、でも将軍であり皇帝であるからこそキヴォトスにとって必要な大人なのだ。
彼の大人の責任とは「子供に腹一杯飯を食わせること」、生命の根幹を担う責任である。
その責任が遺憾無く発揮されるのがオラトリオ編である。
前述の通りベアおばはあっけなく死んだ、ラスボスを倒したら終わり、ゲームクリア、それは確かにその通りである。
しかし戦争とはゲームであってゲームではない、始まりがあって終わりがあり、終わりの後がある。
破壊された建物はどうするのか、ベアトリーチェが碌に面倒を見てこなかった生徒はどうするのか、彼女らにどう道を示せばいいのか。
人は人であるが故に食べ物が必要であるのは言わずもがな、ナポレオンは全て知っている。
食べ物を与え、仕事を与え、教育を与え、やがては自立出来るように道を示した。
彼は言った「一番の理由は俺は子供にそう言う良い未来見せてやりたい」と、「そう心残りがある」と。
ナポレオンにとっての青春は血と戦争である、そしてナポレオンが皇帝としてフランスの子供達に与えたものは希望と血と戦争であった。
では先生となったナポレオンが生徒に与えられるものは何か、彼が先生として生徒に送ってやれる青春は何か。
原作と比べて粗野で乱暴だが、子供達に腹一杯飯を食わせて夢を見せてやりたいという気持ちと行動は本物であり、彼もれっきとした”先生”である。
かくして硝煙の匂いと美少女が織りなすキヴォトスで、先生ナポレオン・ボナパルトの第二の覇道が始まった、全ての生徒に青い青春の物語を見せてやる為に。
ブラックジョークで笑って、戦闘シーンで興奮して、大人の責任に少し泣いて、前向きに生きてみようかと思える作品です、特に6章、ぜひ見てください。
大陸軍は地上最強ォ!
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Eitoku Inobe 2026年06月12日(金) 18:00 ★ (Good:7/Bad:0)