現代医療と水魔法を組み合わせアルビオンを救え
原作ゼロの使い魔の全41話完結作品ですがゼロ魔を知らなくても読める良作と評判です。
燃える戦争描写があり、涙を誘う別れありつつも最後には見事な終わり方を魅せてくれます。
Fate/Zeroのディルムッド・オディナが出てきますが、他にFate要素はない軽めなクロスオーバー。
ゼロ魔世界に転生した主人公ヴィクトリアはアルビオン王国の公爵家の娘として生まれるも、
(26行省略されています)
実の母親にペドフィリアな貴族へ売られてしまい出奔して貴族から一転浮浪児へ。
そして原作のティファニアが母娘共にエルフだと知られ軍に追われる悲劇の発生を知り、
ティファニアを救い出しアルビオンを脱出することに。
辿り着いたトリステインの王都では水のトライアングルの技能を生かして、
平民の病気や怪我を見る小さな診療所を始め街の一部に溶け込むことに成功。
これ以上は原作キャラに交じってスリルと冒険の日々を送る可能性はないと安心するも…
タバサが毒についての相談にやってきたり、
主人公の評判を聞いたルイズが突然始めた喧嘩の押し売りをあしらったりしていると、
ゼロ魔で難病というとこの人だろうルイズの姉カトレアが単身でやってきて。
そこから主人公の現代知識と魔法を組み合わせた彼女独自の医術が披露されていきます。
本作はゼロ魔2次創作では珍しいトリスティン魔法学院がほぼ出てこない作品となっていて、
王都トリスタニアでの日常の切り口から激動の時代を描いていくのが非常に新鮮。
序盤は主人公が住むトリスタニアの解説が主になりますが、
中盤から遂にそのベールを脱いだ主人公の医療の技が披露され、
続く後半ではウェールズ王太子が行方不明となってしまい王家が壊滅。
主人公に流れる始祖の血統が狙われて内戦に巻き込まれ話の舞台が大きくなっていきます。
また本作では各原作キャラクター達の魅力が良く引き出されていて、
姉カトレアを無事治療され感謝したくても口止めされて何も言えないルイズの描写は
とても可愛さが溢れていてルイズ好きにはたまりません。
他にも戦闘ではディルムッドの格好良さが光り、ティファニアもとても可愛らしい。
ゼロ魔のキャラクターの良さを再認識させてくれました。
ゼロ魔は内政ものも良いですがこういった作品もとても良いですね。
(同内容を自サイトでも投稿しています)
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夜市よい/2023年04月28日(金) 13:46/☆ (参考になった:1/ならなかった:0)
昔から二次創作界隈の小説を抑えている人間なら知っている名作、知識なしでも楽しめる
▼文章、ストーリー、描写などについての紹介など
ゼロの使い魔の世界観を知らなくても何となく読める作品。
Fateと若干コラボしているものの知識がなくても読める名作。
ゼロの使い魔に興味を持ってほしいので紹介。
(3行省略されています)
▼読む際の注意事項など
Fateと若干コラボしている作品。
知識がない方でも読めるが知識があると面白い。
主人公が医療者で血や治療に関する描写があるため苦手な方は注意。
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AOBA-beta/2021年03月09日(火) 10:18/★ (参考になった:7/ならなかった:0)
ただ一介の医者として生きていく
▼文章、ストーリー、描写などについての紹介など
多少のオタク知識を持って転生した女医。彼女の今世の名は、
ヴィクトリア・テューダー・オブ・モード
(11行省略されています)
エルフを愛して粛清されたモード大公とその「人間の正妻」の間に生まれた娘であり、「虚無」の一角たるティファニア・モードの異母姉である。しかし彼女は両親から愛情を得られず、長女でありながら肉体は謎の成長不全によって10歳程度で成長を止めていた。
大公粛清の後に彼女は一切の身分を捨て、ティファニアとマチルダを連れてトリスタニアで診療院を開業する。前世の知識を活かして軌道に乗っていた医者稼業だが、周囲の様々な思惑によって避けることの出来ない事件が襲いかかってくる。
彼女の医療技術に目を付けた者、公女たるヴィクトリア自身を狙う者、「虚無」であるティファニアを狙う者。ヴィクトリアは家族と自分の居場所を守るため、医者として命を救いながら立ち向かっていく。
多くのものに翻弄されながらも、人の命を救い続けた人生の果てにあるものは何なのか?彼女の願う幸福は得られるのか?
これは貴族でも魔法使いでもなく、医者として生き続けた女性の物語である。
▼読む際の注意事項など
Arcadiaから転載された作品。完結済み。Fate/Zeroと軽くクロスオーバーしています。
使い魔、つまりサーヴァn(ウワナニヲスルヤメ
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ゴダイ/2014年10月14日(火) 20:35/★ (参考になった:135/ならなかった:6)