アプリの育成シナリオとキャラシナリオを同時に読んでいるような作品
1話あたり4000から5000字程度の現行連載作品。
▼文章、ストーリー、描写などについての紹介など
新人トレーナーがオリジナルウマ娘のドラゴンブレンドと契約を結び、G1を目指すという設定としてはよく見るもの。
(24行省略されています)
世界観としてはアプリメインストーリー第二部からスタートし、その翌年がクラシック級になる2006年世代を取り扱っており、フォーカスしている世代としてはかなり珍しい印象。
全体的にアプリや劇場版など、公式の表現や設定をかなり重視している雰囲気が見受けられ、ドラゴンブレンドというウマ娘がアプリのキャラストーリーとして存在していれば同じようなストーリーラインを描くだろうかという感じ。
特に最初の5話あたりはアプリキャラストーリーでありそうなストーリーと描き方でかなり読みやすい。
その後はキャラ育成の育成シナリオが始まるといった作品。
オリジナルウマ娘のドラゴンブレンドは雰囲気としてはシュヴァルグランやメイショウドトウっぽいキャラクター。
ただ、しっかりと要所要所でオリウマ娘のキャラも立てて差別化されており、キャラクターの個性を表現するのが上手い。
臆病でレースからも逃げ腰とあらすじにもあり、現時点連載分でもその部分にフォーカスしたトレーニング回が多いが、日常回のような回もそこそこ挟まりキャラの個性や他ウマ娘の絡みがよく描かれている。
ウマ娘二次創作で最もアツいレースシーンは現時点の連載分では三人称での、実況と情景描写を織り交ぜたレースが多い。
レースシーンの描写はかなり緻密で作中で走るウマ娘が今どんなレースをしているのか、娯楽作品でのレースらしくリアリティもありながら程よく装飾された表現で臨場感が抜群。
実際にそのレースを見ていたらこんな印象を受けると思わせるレース描写です。
▼読む際の注意事項など
この推薦投稿段階で24話、10万字程の連載だが現時点でまだオリウマ娘のメイクデビューが済んでいない。
話の展開としては日常回やオリウマ娘とトレーナーの周囲とのイベントを頻繁に拾うこともあり、世界観や人間関係といったものの解像度が高い一方で展開は少し遅め。
ウマ娘の世界観やレースそのものへの説明も多めで、競馬にかなり詳しい人などであれば少し冗長かもしれないが、あまり設定を知らなくても楽しめるのでこちらも一長一短。
かなり更新頻度も高めで、ある程度の文量もあるので一気読みするにしてもこまめに読むにしても読みやすい作品。
作者さん自体がオリウマ娘のファンのように大事に書かれており、公式のウマ娘へも強いリスペクトを感じる。
ドラゴンブレンドというウマ娘がもしウマ娘に居たら・・・というつもりで読むと非常に面白いと思います。
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石綿 2024年11月29日(金) 17:09 ★ (Good:4/Bad:0)