たんなる蹂躙では終わらない
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▼文章、ストーリー、描写などについての紹介など
本作はlightの神咒神威神楽(以下神咒)と魔法少女リリカルなのは(以下なのは)のクロスオーバーである。題名の通り神咒に登場するキャラクターの集団出る夜都賀波岐となのはのキャラクター達が対峙する内容となっている。
神咒を含む神様シリーズという作品は、戦力的な意味ですさまじいインフレを起こしており、両作のキャラクターの間には絶望的なまでの戦力差が有る。当然そのまま相対するわけなので必然的に蹂躙モノになってしまう。
実際なのは側のメインキャラクターは作中で多数死亡しており、二期にあたるAsが終わる頃には原作の影の形も残っていない。
しかし単なる蹂躙で終わらないのが本作である。破壊と絶望の中で、それでもそんなことは許さないと立ち向かう勇気、大切な人を守りたいという愛、奪われたことに対する憤怒、様々な思いをもってなのは側のキャラクターも成長していく。その様はとても王道で熱い展開であり、本作の最大の見所と言える。
▼読む際の注意事項など
成長したということは変わっていくということである。ある程度の名残こそ残しているものの、キャラクタ-達の大半は改変されており全く別の誰かに変貌している。
必然原作のままの彼らでは太刀打ち出来ないということであり、これは紛うことなきアンチ・ヘイトにあたる部分である。
原作キャラクターの無残な姿や、アンチ・ヘイトを許せないのであれば本作は決してオススメできない。
Nフォース/2016年05月10日(火) 09:46/★ (参考になった:6/ならなかった:34)