作者さん転生したことあるんですか?
▼文章、ストーリー、描写などについての紹介など
オリ主「原作世界に転生できたぜ、ラッキー!」
では終わらないのがこの作品。
オリ主は転生前も後もただの凡人であり、原作知識を持っているだけである。
IS操縦の才能もチート機体も、束や更識家とのコネもないただの凡人。
(23行省略されています)
原作知識しか持っていない故に、一夏を輝かせる脇役だというコンプレックスを持ち、せめてもの抵抗は原作改変を引き起こした。
原作知識を持つが故に、本来ならありえない悩みを持ち、ありえない思考を行い、ありえない劣等感を持ち、ありえない自己否定を行う。
そういった、原作への介入者だという立場になってしまったオリ主自身の心情を中心に丁寧に、生々しく描写された良作である。
作品は大まかに二部に分かれ、前半は銀の福音戦まで、後半は完全にオリジナルとなっている。
大小様々な伏線が散りばめられ、ちょっとした部分がのちの大きな展開へと結びついていることも。
オリ主自身の精神的な成長だけでなく、原作キャラたちもオリ主という存在によって成長しているのも面白い。それも、一夏のセリフや役割をパクッたというようなものではなく、オリ主の存在そのものによって成長するのだ。
『IS』という原作世界ゆえにスケールの大きな話となりがちだが、そういった青春小説のような描写も混じっている。
個人的に一番好きなところは、転生者=元凡人の一般人であったがための物語にふさわしくない、所望クズ描写である。特に原作二巻にあたるタッグトーナメント中の、『オリ主』にしかできない独白は一番のお気に入りである。
とまあ偉そうに書いてきましたが、とりあえず面白いので途中で止めずに最後まで読んでほしいということです。
PS:作者さん転生したことあるんですか?
▼読む際の注意事項など
オリ主とはいえ途中不幸続きとなる。
オリ主が卑屈になりがち。
後半のオリ展開注意。
ネタバレ多数につき、全部読むまで感想欄は開けない方がいいです。
▲短縮する
ユーリット 2014年03月11日(火) 12:31 ★ (Good:87/Bad:15)