銀河鉄道のターミナル
作者:K-Knot

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おっつ ID:DQ2nhZsI  2017年06月28日(水) 10:39 (Good:1Bad:0) 1話 報告

文章を読んで背筋が震えるのは久しぶりでした。
ゾクゾクする作品をありがとうございます。

返信:K-Knot 2017年06月30日(金) 04:05

感想ありがとうございます。
誰かの心に残り続ける作品を書けたなら、細々と小説執筆の趣味を続けてきたかいがあるというものです。
またそのうち何かしら書くのでお暇がありましたらどうぞ。


AXYS教徒  2017年06月27日(火) 23:09 (Good:3Bad:0) 1話 報告

なんだかすごい。いいあらわせれないけど凄かった。すごい作品をアップしてくれてアザトゥース!

返信:K-Knot 2017年06月28日(水) 04:21

感想ありがとうございます。
言葉にもならないほどの強烈な読後感の為に書いたのでとても嬉しい感想です。


白乃雪  2017年06月26日(月) 14:20 (Good:2Bad:0) 1話 報告

本当に、本当に面白かった。
愛と恋の違いって、なんなんでしょうね。よく「恋」は自己中心的、「愛」は他者中心的っていいますが。恋も愛も感じたことのない若造の俺にはまだ遠い話のようです。そして多分人は永遠にその答えの出ない問いを追い続けるのでしょう。
肉体的、精神的な快楽。それには勿論違いはあるけども、肉体的に快楽を得て精神的充足を得ることが出来るのは周知の事実です。だからこそ人は単純な肉体的快楽に逃げようとするのでしょうか。いや、「逃げ」という言葉は間違いかもしれませんが。
叶わない恋は美しい。お互いに愛し合っていると逃れ得ない最期に理解する。哀しいし、そしてとても美しいと感じました。
何度も出てきた『銀河鉄道の夜』。宮沢賢治の良作なのはもちろん知っているのですが、寡聞にして未読でありまして。それでも、「南十字座の向こうに行こう」という言葉が非常に印象に残りました。今度読んでみたいと思います。
歪んで、歪で、爛れていて。それでも美しくて一途で、純粋な愛。
マゾヒストとサディスト。もちろん性的倒錯が悪いとは言いませんし、非難するつもりもありませんが、この2人で純愛を書く事の難しさ。それをここまで完成させたことに対し、尊敬の念を禁じえません。
世界が終わって、完全に終わるまでの最期の数秒。その刹那を大切にしようとする2人の想いが伝わってくるようでした。

面白い作品を、ありがとうございました。

返信:K-Knot 2017年06月28日(水) 04:20

感想ありがとうございます。
うーん、恋と愛の違いですか。
私はそこに見返りを求めるか求めないかだと思います。
そもそも相手のことを思うという行為に見返りは求めないはずですから。

肉体的快楽に逃げまくっている私ですが、本当にそれで精神的充足を得られていたら小説なんか書いていません。酒を飲んでも適当に遊び散らかしてもまるで満たされないから防衛機制として創作活動をしているのです。

『銀河鉄道の夜』に関しましては青空文庫などで読むことが出来ます。
ですが、気に入りましたらぜひとも一冊購入しておくことをおすすめします。

今の日本ってなんだか性が乱れたフリーセックス大国になっているじゃないですか。
その割には少子高齢化が進んでいるし。よくないと思うんですよね。
かといって学生時代に感じた焼け付くほどの性的倒錯の快感はそれだけで生きる目的に匹敵するほどでした。
それを禁止にするなんてとんでもない!
いや、でも社会的に褒められた行為じゃないからこそ快感があるのかも。

どこに純愛があるか、それがよく分からないからこそ、自分の中で整理するために、上手く言語化するためにこの作品を書きました。

こちらこそ、気持ちのこもった感想をありがとうございました。


ぺぺちゃんまん  2017年06月25日(日) 10:27 (Good:3Bad:0) 1話 報告

なにこれ、濡れた
ほんとkさんの作品好きですわ
それにしても月落のキャラが
なんか見たことあるような
たしか名前がガロ…うっ頭が…

返信:K-Knot 2017年06月25日(日) 23:03

感想ありがとうございます。
いやー照れちゃう♡
就活終わったのでバリバリ気合い入れて書きました。
これ多分、私がそういうキャラが好きなんだということなんでしょうね。
なんでも出来るしモテるのにずっと何かを思い悩んでいる純粋な少年。
ただモテるだけの男なんてつまらんじゃないですか。


ミックス  2017年06月24日(土) 23:53 (Good:5Bad:0) 1話 報告

以前の作品からお待ちしていました。
既に終わってしまった世界の中で、お互いに一番幸せだった瞬間を何百回も巻き戻しながら南十字星へと向かう姿は正しく愛の姿だと感じました。
作中の互いに行動や言動の端々から純情さが出ているところや、反比例するかのように倒錯的なプレイの数々も大変素晴らしかったです。
良い作品をありがとうございました。

返信:K-Knot 2017年06月25日(日) 22:58

感想ありがとうございます。
この二人は現実でキスすらもしていないのに、想いだけで存在して、存在が愛の証明になっているんですよね。
だからこそ、重いです。
ぶっちゃけた話をすると、こういった倒錯的なプレイの数々は普通の二次創作や長編の途中では書けないので短編という形で書かせてもらいました。
次回作も是非読んでいってください。
ありがとうございました。


七號  2017年06月23日(金) 21:46 (Good:9Bad:0) 1話 報告

歪んで爛れて倒錯的な関係でありながら、純情一途で真っ直ぐで、輝いた関係だと思います。
二人は幸福と戦い続け、いつか本当の幸せを得る事が出来るのでしょうか。天の川にカササギがやって来ないとしても、いつか南十字に辿り着いてしまうとしても。きっと二人はいつまでも永遠に、相手の為、自分のため、互いの為に、尽くしあう為に銀河鉄道に乗り続けるのでしょう。決して降りる事なく、偽りの幸福に負ける事なく。それのなんて眩しいことか。
サディストとマゾヒストという関係から二人の愛を描く、とても素晴らしい物語を見せて頂きました。knotさんが好きなのであろうSF、終わりを迎えた世界という要素と、重厚な文章から織り成される描写がとても噛み合っていました。
この感想を書き込んでしまったら、自分の中でこの作品は一つの終わりを迎えてしまうと思うと、とても寂しい。あなたの作品の中で一番好きです。良い関係をありがとうございました。

返信:K-Knot 2017年06月24日(土) 16:29

返信ありがとうございます。
この物語を思いついたのはなんかの漫画で「挿入がないからといってプラトニックな愛とは限らない」という巻末コメントを読んでからなんです。
前々から、恋は自分勝手なもので、愛は相手の為にあると考えていました。
この世界では気が付いてしまえば存在する理由がありません。自分本位では苦しみばかりが残るだけです。
ただ、相手の為を思うならば、そこに存在することそれだけが愛の証明になります。
存在するだけで愛の証明になる世界を作ろうとしてこんな物語になりました。
最後は陽昇も消えかけているから世界の仕組みに気が付いてしまったのですが……ここに月落と陽昇の違いがあります。陽昇は月落が自分の為に存在を賭けていることに気が付きましたが、月落は陽昇が気が付いたことを知りません。
もっともっと世界からいろんな物が欠けた時、月落も気が付くかもしれません。
その時初めて、言葉も思いも届かなくても二人は報われると思いませんか?
そこまではあえて書きませんでした。
何も気付かず消えてしまうのか、いつか気付いて全てが報われるのか。
それはご想像におまかせします。



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