キャミにナイフ
作者:紅野生成

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久慈川 京  2014年01月16日(木) 17:11 (Good:1Bad:0) 31話 報告

31話まで読ませて頂きました。
少しずつではありますが、移動時などにスマホで読ませて頂いています。ただ、スマホで読むと、いざ目的地へ着き、その場所で仕事をしている際などで、続きの内容が気になってしまうという弊害が生じて困っています(笑)。
今回はあの場所の外の話なのですね。カナさんの登場から、色々と妄想してはいましたが、予想外の展開の連続に、毎回はらはらしながら読ませて頂いています。
和也の母親に関しても、最初はかなりきつい親なのだなと感じていましたが、その内情を知ってしまうと、同情さえしてしまう程の存在でした。あの母親も自分の中で芽生え、そして育って行く感情に苦悩し、抗って来たのでしょうね。それでも、その確たる証拠の無い想いが確信になり、飲み込まれて行った。母の愛というのは何よりも重く、何よりも強い物。それ故に、和也が巻き込まれた現象によって直面した事実は、その本能で許す事は出来なかったのでしょうね。哀しくも、納得してします一連の流れでした。
小花ちゃんの無邪気さも、とても哀しかったです……彩さんとの同化と言えば良いのでしょうか、あの場面は電車内で少し涙ぐんでしまいました(苦笑)。
(9行省略されています)

返信:紅野生成 2014年01月16日(木) 23:50

三十一話まで読んで下さっていたのですか!?
ありがとうございます。
まずは誤字脱字を超越した、誤名!! 腑に落ちるわけがありません、はい、何の意図もありません。全力で間違いました(汗)
実は少し前の後書きに、二話分ほど水月が無月になっていたので直しましたと書いたのですが、他にもあったのですね??
『水に映った月は実体が無いから水月』の無と月が頭の中でなぜか合体です。
悟様~? 話数からして、怪異譚から抜け切れていない頃ですので、完全に頭の中で混線しております。明日中には直し終わりたいと思います! ご報告、ありがとうございました。
有り得ないことをやっちゃうのがわたしですねぇ。誤名……しかも主人公とか。読み直しても気づかないのですから、もう特技というしかありませんです……反省。

怪異譚を読んでいただいた方にとっては、キャミに出てくる庭とカナさんは、描かれなかった遠い日の終わりの日を覗く形になるかと思います。
キャラメルのおまけのような感じで、へぇ~と読み流していただければ。
もともとは完全に隔たれていた小径と庭と人の世ですが、このお話の中で繋がりを持ち、やがてはそれぞれの終焉に向かっていくことになると思います。

シゲ爺は時に見え、時に聞こえるだけ、その些細な力さえ思い通りにはならない人です。
自分が手を伸ばして盾になりたくとも、その手段を持たないシゲ爺にできたことは、腹の底から覚悟を決めて、結末への責を負う。それが彼が自分にかした責任の在り方なのかもしれませんね。彩をお守るためだけに全ての駒を動かしましたが、八方美人は、時に何一つ守れませんものね。

和也はこだわり無くほわっとしているように見えて、時折相手の心の根っこを見ている青年だと思います。自分に向けて差し伸べられる手の一つ一つを、かけがえの無いできごととして捕らえることのできる彼は、非力なくせに時にその手を守ろうとさえします。
何もかもが犠牲になっても、たったひとりを助けたかったシゲ爺に対し、守りたい者を救えるなら取りあえず、自分を犠牲にすることをあまり犠牲とも思わないのが和也でしょうか。
久慈川さんがおっしゃるように、和也は小径のような世界の生まれであるがゆえに、人として欠けた部分があり、その欠けた空洞に人が望んでも手に入れることの難しい、強さや、人の心の底に思いを馳せる感受性を、空気を吸うように取り込んで埋めてきたのかもしれません。

三十一話の後は少しの間、情景描写がファンタジーっぽい、妄想の暴走が続きます(笑)
心の中で「暴走してるなぁ~」と笑いながらお読み下さいませ。
わたしはなぜか久慈川さんは、この物語は絶対に読まないなという自信? があったので、読んでいただいているのを知った時には、口と心臓から火山が噴火したのを鮮明に覚えています(笑)
この後も、少しずつ読んでいただけるとうれしいです。
ご感想ありがとうございました!
さて、直し作業っっ


カワハギ  2014年09月04日(木) 10:52 (Good:1Bad:1) 報告

 キャミにナイフ、とうとう読み終えてしまいました。念のために初めからなぞり直しておりましたので、またちょっと時間がかかってしまいましたが。既存3作を無事にコンプリートできたので、これからは晴れて最新作に専心できそうです。
 私が読むのを中断していた第40回以降には、ジェットコースター並みの緩急を感じましたね。残欠の小径に関係してきた者たちの思いが寄り集まって、あたかも勢いづいた滝のように和也たち共々流れていくようでした。登場人物も決して少ないわけでもなかったので、紅野生成様もたづなを操るのがさぞ大変だったことでしょう。それぞれに与えられた結末は、それぞれが当初描いていたものとは異なっているのかもしれませんね。和也と水月と響子さんはとりわけ、他の者にとっても程度の違いはあれそうなのかなと。様々な思惑が絡みつつ動いていくのが人生ですから、当初に思い描いていた未来に辿り着ける者のほうが少ないのでしょう。手繰り寄せた未来に対して各々の者が納得と満足を覚えられているなら、きっと全ての者にとってハッピーエンドだと思うのですよ。
 残欠の小径での動きとは対照的に、あの庭はこのお話でもただ静かに在りましたね。現世で煩悩にまみれた生涯を送る私にとって、カナさんのたたずまいは神々しさすら感じるものです。その微笑を自身の喜びのために使うことのなかったカナさんは、その笑顔を読者には見せないままに緒木船に乗って庭を後にしました。カナさんの笑い顔を独占できる者の存在を思えば、鈴のへそ曲がりは到底私の想像の域に収まらないでしょう。悠久の時を庭へ縛られることに決めたカナさんが迎えるにふさわしい光景ですが、きっと同じ時間を本来の者に代わって共に過ごしてきたはずの鈴にはどんなご褒美があったのやら(笑)。余談ですが、陽炎ってようえんと読むのですね。鈴語りを楽しんでいた際には、ずっとかげろうと読み違えていたようです。ついでに言うと、ユーザーページを覗くまでは生成はせいせいと誤読してましたし。
 私が他の何よりも強いインパクトを受けたのは、あの風車の女の子でした。寄せ集めの町で最初に会った時は、黒い布の下にある黄色い目にぎょっとしたものでしたが。2度目にお話しした後に消えていく場面、この物語で一番思い返す頻度が高いのはあのシーンになるかもしれませんね。動物たちが向けてくれる純粋に好いた瞳、私はどうもあれが苦手なんですよね。別に嫌とかそういう意味では全然ないのだけど、あの瞳をもらえるに値する何かがあるのかと疑ってしまうのです。あの子猫さんのご主人様やチビに好かれた和也は幸せ者ですよ。猫を飼ったことはないのですが、犬なら飼ったことがあるのです。あの子猫さんの一心な想いが、どうしようもなく可愛くて可哀想で……。
 キャミにナイフも、のんびりと楽しませていただきました。完結からほど半年になってますけど、どうもありがとうございました(^^)。

返信:紅野生成 2014年09月05日(金) 20:32


 カワハギさん、ご感想ありがとうございます!
 最後まで読んでいただけた上になぞり直し……ありがたや……です。
 ジェットコースター(笑)確かに後半は、わたしも書きながら目も脳みそも回っていた記憶があります。
 この物語の登場人物達は、それぞれに本人にしか理解しづらい満足を得ることで、物語の終わりを迎えています。響子は最終的な結果を受け入れ、それ以上を望むことは無いでしょうが、水月は息子の消息を追うことに人生を賭けた父ですから、和也の幸せのためとはいえ、手放すことを決めたことで、ある意味この物語の中で一番辛い思いをした人かもしれません。
 適当に茶の間でごろごろしているくせに、いざという時だけは苦しみも辛さも見せないで、どんと踏み出す父親像……こんな父ちゃんがいたらいな……というわたしの希望像が水月ですね(笑)
 陽炎に関しては、カゲロウという読み方を知っていたにも関わらず、名前を付けたときには頭からすっぽ抜け、陽炎と書けばヨウエン意外に読み方はないだろうな、という思い込みからそのまま放置してしまったのでした。そういえばカゲロウ……と気付いたのは相当後になってからだったのです。まったく抜け作ですねぇ

 黄眼の少女もチビも、当初の構成ではそれほど大切な場面を任せる気のない、ちょい役のキャラだったのです。
 どうやって和也を希神の元へ導こうかと考えていたときに、わたしの頭の中で黄眼の少女が短い面をぺろりとめくり、自ら名乗りをあげてきた――不思議とそんな感じであの場面のキーマンに昇格した彼女です。

 チビに至っては、この子がいなければこの物語の流れはまったく変わっていたでしょう。ちょい役だったはずなのに、気がつけば最終話間際の一話、そのほとんどをチビの回想シーンにつぎ込んでしまったという(笑い)
 鈴語り、では過去の男性へ見せた愛情意外、心の動きををほとんど見せなかったシマの、見えずらい内面を浮き上がらせたくて、チビとはいっぱいからんで貰いました。
 地味に相思相愛な二匹ですよ(笑)

 動物達の、くるっとした目の大好き光線は、素直に受け止めて良いのではないでしょうか。
 チビのように大好きな人を想うことで幸せを感じられる感情は、何となく動物にもあるような気がして、受け止めて上げるのは、人からも好きだぜっ、といってあげることになると思うのですっ

 こうやって完結してみると、同じ物語りでも読んで下さった方一人一人、思い入れを持って下さる場面や人物が違うのは面白いな、とそして嬉しいことだなと思います。
 本当に丁寧なご感想をありがとうございました!
 最後までお付き合いいただけたことに、心より感謝です!
 
 本日の感想返信担当は……紅野せいせいでしたっ(*^_^*)
 


レストB  2014年03月11日(火) 00:33 (Good:0Bad:0) 報告

完結していたことに気付くのが遅れました(汗)今全てを読み終わりました。いや~、本当に良かったです。読後の余韻がやばいですね。「ぼく」達の未来に幸あれ。

完結おめでとうございます。一作者としても読者としても、きっちり何作も話を終わらせるというのは本当に凄いなと思います。お疲れ様でした。一区切り付いた後ってちょっと離れて休みたくなりますよね。ゆっくりリフレッシュしてまた新たな創作の活力として下さい。

返信:紅野生成 2014年03月11日(火) 17:13

最終話まで読んでいただけたのですね!
ほんとに、嬉しいです。ありがとうございました。                 読後に余韻を感じていただけたとしたなら、それは書いた者にとって最高に嬉しい言葉ですね。
感想のないままに完結まで書くのは、大丈夫かな? と少し不安になるのですが、このお話は色々な方に感想をいただけたので、とってもありがたかったです。
キャミは少し内容が入り組んでしまった感もありますが、こうやって最後まで読んでいただけると、またがんばろっ と即座に思う脳天気者です(笑)
とりあえずは、しばらくサボります(笑)
この物語りに関わってくださって、本当にありがとうございました!
感謝です!


久慈川 京  2014年03月06日(木) 10:20 (Good:1Bad:0) 報告

 まずは、ご完結おめでとうございます。
 ここまでの長い道のりを描き切るという事の凄さは、物語を描く人間は誰しも理解出来る物だと思います。自分の頭の中だけに存在する世界を、文章という形で形にし、それを伝えるというのは、とても難しい事だと思います。しかも、これで三作品もの物語を完結させた事は、本当に心から凄いと思います。

 物語の方ですが、チビのイベントの際、和也は水月の許へ戻れたのですよね? このイベントの帰り道で、水月の手から零れ落ちてしまったのではないかと少し心配してしまいました。
 やはり、チビは好きです。ここまでの三作品を読ませて頂いて、紅野生成様は動物がとても好きなのだなと感じています。この作品の町に居た者達もそうですが、動物達の心がとても優しい気持ちになれる物ばかりなんですよね。私は動物と共に生活した事はありませんが、動物達と心を通わせたら、死後もあのように思って貰えるのかなと羨ましく思ってしまいました。
(9行省略されています)

返信:紅野生成 2014年03月06日(木) 18:34

ご感想ありがとうございます!

チビと和也が最初に出会った別れの後、裂け目の向こうで幼い和也を包み込んだ大きな影は水月です。ちゃんと一度は戻れていますね。
心から和也との生活を望んでいた水月ですが、二人で話す中、人の世での生活を聞き、その言葉の端々から和也の心が元々望んでいた未来を知り、自分の願いを殺して和也の幸せを取った結果の別れだと思います。
和也からしてみると、自分のために人生を賭けてくれた父親と、心の底で望む場所と人、比べようもありませんものね。
水月は、将来の夢を和也と語ることで、黙っていたなら現実となったかもしれない未来を会話の中で楽しみ、和也との未来に終止符を打ったのだと思います。

継ぎ接ぎの町に、網で捕獲されるほど多数の動物の物の怪が居たのは、人が亡くなる時、共に命を落とす動物は多かっただろうということと、大切にしていた動物が命を落とすと、気持ちが弱って亡くなってしまわれる方も多いと耳にしたことがあったからでした。
時を同じくして亡くなったなら、互いに一緒に居たかったと願うなら、同じ所に行くのではないかなと思いました。

元々ひとりぼっちだった響子さんは、蓮華さんという希望を得ました。二人の世界がどのような物になるか、それは今ある残欠の小径が消失しないと誰にも解りませんね。誰も居ない広い世界なのか、響子さんが思うように閉ざされた空間なのか。
でもわたしは、この二人が寄り添う限り、また世界は開かれていくと思うのですよ。
蓮華さんの居ない煌びやかな場所よりも、蓮華さんが居るボロ小屋を響子さんは望み、そこに安らぎを得るでしょうから。
二人にとっては閉ざされた終焉ではなく、新たな世界への旅立ちになると思います。
それは水月も同じでしょうね。
自分で決意選択した以上、寂しくても悲しくても、息子が見えない場所であっても望んだ人生を送ってくれていると思えば、幸せな気持ちで居られるのが水月という強い父親だと思います。弱い父親では、息子を手放すことはできませんものね。

カナさんはやっと終わりましたね。
カナさんと悟が永過ぎる時に終止符を打つなら、その時は互いに触れられるだろう。これは鈴語りを書いていた時から思っていました。
すずは、この先しばらくは チン としか鳴らないでしょうね。大っ嫌いな悟にカナさんをかっ攫われたようなものですから、雑巾を絞るように臍を曲げています。
クロ助への八つ当たりも、以前の比ではないでしょう(笑)
久慈川さんに、カナさんの心の中の柱になっていた……と言っていただけたことで、すずの機嫌が少し上向きになると良いのですが。そうなってくれないと、この先のクロ助があまりにも気の毒です(笑)


完結……大雑把な性格のくせに、一人でもお気に入りを入れて読んで下さっている方がいると、何としても最後まで書こうと思ってしまうのですよね。いい加減なわりに、変なところだけかっちかっちに頑張ります(笑)

最後になりますが、この物語を最後まで読んで下さって本当にありがとうございました!
心より感謝です!


Cr.M=かにかま  2014年03月02日(日) 21:27 (Good:0Bad:0) 報告

残欠の小怪の最期、鬼神との本当の意味での決着、水月と新たな旅立ち、そして戻る日常...
クライマックスに相応しい話でした、彩ちゃんも出てきて本当に泣きかけました
彼女こそ「キャミにナイフ」のお話における始まりであり終わりの存在でしたので(^^)
完結したことに喜び半分寂しさ半分です

もう一度読み直したいと思います、遅くなりましたが完結おめでとうございます(^^)

返信:紅野生成 2014年03月03日(月) 17:13

ありがとうございます!
評価もありがとうございました! 正直びっくりしました。よ、良かったのでしょうか……大事な評がっ
一番最初に入ってきてくれたのが、かにかまさんですもんね(*^_^*)
本当に嬉しかったです。
表題になりながら主人公ではなかった彩ちゃんですが、彩ちゃんのキャミの紐がココアのせいでピチピチにならないことを祈ります(笑)
ほのぼのとした餌を、ほとんど撒かずに完結してしまいましたが、最後までお付き合いしていただけたことに、両手いっぱいのありがとうを(^O^)


久慈川 京  2014年02月19日(水) 10:01 (Good:1Bad:0) 報告

最新話まで読ませて頂きました。
後半はかなり怒涛の展開になっていますね。今まで明かされなかった謎が次々と明かされて行き、少しキャパオーバーになりそうです(笑)。
鬼神と呼ばれる少年と、和也との繋がりは、かなり深い所まで潜って行ってしまうのですね。恐ろしいと思っていた現在の鬼神の想いは、責める事の出来ない部分も多くあり、和也も鬼神もどちらも悪くないと思ってしまいます。
何故、二人が入れ替わる事になったのか、という細かな謎は残されていますが、もしかすると、鬼神や和也よりも、その謎を生涯に渡って知る事のない、巻き込まれてしまった家族が一番の被害者なのかもしれませんね。今思えば、和也が母親だと思っていたあの人が一番の被害者であり、兄達への行動を見る限り、母親としての子への愛は人一倍強い女性だったのだろうなと、少し寂しく感じてしまいました。
そして、私が何よりも感じ入ったのは、やはりカナさんでした(笑)。
(6行省略されています)

返信:紅野生成 2014年02月19日(水) 18:31

最新話まで読んで下さって、ありがとうございます!
怒濤の展開というより、わたし自身の頭がコーヒーカップに乗って回しすぎた時のように目を回しております(涙)
全体の構成が、小山、中山、小山、大山、小山、大山、くらいになれば良いのでしょうが、どうにも悪い癖ですね、小、中、小、小、火山噴火! 的な展開になってしまいます。
これは今後勉強して、何とか直していきたいです。

今の鬼神をただの子供だったといった者が居ましたが、幼い魂が人生の経験を積んだ魂を取り込み、他者の感情や経験を間接的にとはいえ見知っていくことは、一見良い事のように思えますが、わたしはそれだと、人の心は壊れるだろうなと思ったのです。
他人の幸せな姿、苦しんでいる姿、そして様々な感情を知っていく時、自我が確立されていない幼い者であれば、それらが持つ意味を語ってくれる誰かが居て、はじめて心に正しい痛みを与え、栄養を与えるのではないかなと。
語り手は母親や父親、もしくは全くの他人であっても、真に心を寄せてくれる人がたったひとりでも近くで言葉を添えてくれたとき、見知った事柄は血肉となっていくのではないでしょうか。
これはこの後に語られる、鬼神が魂を取り込み続けた意味にも繋がっていきますが、鬼神が鬼神と呼ばれるようになったのは、たった一人の誰か、が居なかった為かもしれません。
自分で書いておいてなんですが、やっぱり一番可愛そうなのは、母親ですね。

水月の気持ちを知った和也は、性格上悩むでしょうね。悩むとわかっていて、帰れると言ったカナさんは鬼ですっ 

カナさんはわたしも好きなんです。すっかり自分の手を離れて一人歩きしている感がありますが、カナさんを気に入っていただけて嬉しいです!
わたしとしては、キャミの内容を無視して、カナさんと庭の終焉だけで三話ほど書きたいほどです(笑)
ですがそうもいきませんので、泣く泣く小さく差し込んでいこうと思います。

久慈川さんが説明して下さった、和也の力への認識は恐ろしく的確です! 頭に ?マークが浮かんでいる読者様に、ぜひこの感想を読んでいただきたいものです。久慈川さんの一文で、なるほどと合点がいきます。自分で書いてきたことなのに 「こう書けばわかりやすかったのか!」 と膝を打ってしまいました。
そこの部分だけ代筆をお願いしたいほどに、わかりやすい解説でした。
なるほど~という、この不思議な感覚は初体験です(笑)

チビ助と和也の関わりも、最終話までには描いていきたいです。
あまり期待はせずに、ちっちゃくちっちゃく楽しみにしていて下さいませ。
さて、本心は山奥に籠もって逃亡生活を送りたい気分ですが、再び脳内コーヒーカップに乗り込み、盛大に回してきたいと思います(大泣)
丁寧なご感想を、本当にありがとうございました!


Cr.M=かにかま  2014年02月09日(日) 22:05 (Good:0Bad:0) 報告

まさか、の展開の連続に度肝を抜かれてしまいます
あまりにも予想外の展開が続きすぎて心臓が止まるかと思いましたよ(笑)
なんだが話が核心に迫ってきている感覚にゾクゾクしています、とても面白いです(^^)
頑張ってください(^^)

返信:紅野生成 2014年02月09日(日) 22:44

感想ありがとうです!
お話も終盤なので、おーっドキッ を目指して最近は頑張っているのですが、ない脳みそを必死に絞ったあげくが、頭の中が少しスカッスカになってきた気がします(笑)
予想外の展開、とかにかまさんに言っていただけると、よっしゃーという感じで、めちゃめちゃ嬉しいです(*^^)v
スカッスカだけどがんばりますので、次話もお付き合いくださいね~!


レストB  2014年01月30日(木) 01:15 (Good:0Bad:0) 報告

初めまして。長いのでじっくり読まさせていただきました。

雰囲気作りがとても上手いですね。文章表現も豊かで、一作者としてとても羨ましいです。こういう落ち着いていてどこかしんみりした空気の話、好きなんですよ。

ストーリーも面白いです。しっかりとした世界観をもって、複雑な設定や謎を少しずつ解き明かすように話を展開させていくのはお見事です。おかげで非常に先が気になります。いきなりバトル展開! なネット小説に慣れ過ぎたせいで最初こそスローペースに感じましたが、残欠の小怪に入った辺りからはぐいぐい引き込まれました。それぞれのキャラも深く描かれていて魅力的で、そこに生きた「人間」がいるなと感じました。まあこの物語のキャラ、大半は純粋な「人間」じゃないみたいですけど(笑)
(7行省略されています)

返信:紅野生成 2014年01月30日(木) 22:08

ご感想をありがとうございます。
読んでいただけたこと、とっても嬉しいです。

物語の最初がスローペースに感じられたのはごもっとも!
数ある下手っくその中、何が下手かというと物語の書き出しから数話の導入部分。完全にネックとなっております。難しいですね、物語の最初の方……頭を雑巾なみに絞っても、なかなか上手くなりません(笑)

レストBさんのおっしゃるように、これは「ぼく」の物語です。
確かに理路整然とした語り手としては、和也は微妙な立ち位置ですよね。何しろ語り手の和也自身が思わぬ流れに呑み込まれ、想像もしなかった事実を知るなかで、混乱と戸惑いに襲われながら、一つ一つの事に対して何かしようと動いていますから、その心情を追う読者の方も一緒に大混乱(笑)

普通の人間より、思考が大幅に飛んで着地するのは、和也が人の世とは違う場所の生まれであり、純粋には人で無いことや、その生い立ちが影響しているのだと思います。
書いているわたしも、和也と共に迷走して、すとんと心が決まる様子を、読者の方より少しだけ先に体感している感じです。

お話に出てくる人物達を、生きた人間として感じていただけたのはすごく嬉しいです。
何しろ生物学的に? まともな人間がほとんどでてきませんから、現実にはないであろう世界を描いている中、そこに少しでもリアルを感じていただけたなら、わたしとしては、ガッツポーズです!

わたしが書く物語が現実意外の世界を交えた物が多いのは、人とは呼べない者や存在が関わるとき、逆に人の感情を描きやすいからというのがあります。
個人的な書きやすさですが、現実を描くとかなりどろどろした状況を描かなくてはならない物でも、この手の物語では違う描写でもって行ける場合があるな……と。
その分リアリティーにかけやすくなりますから、レストBさんの言葉は、本当にうれしいです。
結局の所、描きたいのは人間の心? なのでしょうね。


今のわたしの力量では、今あるお気に入りの数だけでも十分幸せいっぱいっ! です。
自分で書きためるだけで終わるはずのものを、読んでくれる人がいるってありがたいですよね。それだけで楽しいです。
あと少しですが、この物語に最後までお付き合いいただけますように。
そして評価もありがとうございました!
今日ももれなく、自室と茶の間を三周しました(笑)
これからもがんばります!
本当に、ありがとうございました。


Cr.M=かにかま  2013年12月22日(日) 21:16 (Good:0Bad:0) 報告

何だが先が読めない上に想像以上に壮大な展開に....(゚o゚;;
続きとても楽しみにしてます、忙しい時期ですが更新頑張ってください(^^)

返信:紅野生成 2013年12月22日(日) 22:18

楽しみと言って下さって本当にありがとうです。
カイャさんには、本当に感謝してるんです!
途中はきっと、えーっっとか思いながら読んでいた時期もあるでしょうに。
偽餌? にまんまと釣り上げられて(笑)こんな終盤近くまでお付き合いしてもらえたこと、本当に感謝です(^^♪
壮大というより、妄想の暴走ですが、まだもう少し続きますですよ。
最初に口に入れちゃった美味しそうな餌は、まだ飲み込んじゃだめですよ?
もう少し口の中でもぐもぐしながら、最後まで騙され続けてくださいね(^O^;)
感想、ありがとうでした!


Cr.M=かにかま  2013年11月10日(日) 11:15 (Good:0Bad:0) 報告

鈴の話と繋がりが段々と表面化してきましたね(^^)
謎も少しずつ整理されていきますし、これからの展開が楽しみです!
あと、チビ可愛いッス(≧∇≦)

返信:紅野生成 2013年11月10日(日) 12:18

 感想ありがとうございます!
 チビっ、わたしも自分で家で一緒に暮らしたいッス( ´∀`)
 まだ先ではありますが、最終話の一点にお話を集結させていけるようにと、私のスカポンタンの頭はパンパンだったりします(笑)
 もうしばらく、お付き合い下さいね~(^o^)丿



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