それと、もしスランプにぶち当たったとしたら、それは客観視が足りないと言うことです。
実際は自分が思っている以上に成長しているのですが、客観視が足りなくなると、どの程度よいものが書けてるかが、分からなくなるのです。
そうなると、推敲ループに陥ります。文章を完成させる前に粗探しをしてしまうと、どうしても書き上げるスピードが遅くなり、結果書けないと錯覚してしまうのです。

加えてもう一つ。自信が付いてきた時もスランプに陥りやすいです。自信が付けば、誰しも評価（この場合称賛の数）が欲しくなるでしょう。承認欲求とも言います。
それは悪いことではありませんが、度が過ぎると、逆上せ上がって「集中力」を欠きます。
この状態で称賛を得ることにある程度満足すると、集中力を欠いてる期間に執筆した内容に不快感を感じ、結果続きを書く意欲がなくなります。
こちらはモチベーション喪失型のスランプですね。燃え尽き症候群や、無気力症がこれにあたります。こちらは、リハビリをしないと治らないタイプのスランプです。

余計なアドバイスなのは百も承知ですが、もしスランプに陥ったとしたら、「自信喪失」からくるスランプか、「自信過剰」からくるスランプなのか、分析してみて下さい。

スランプさえ気にならなくなれば、本当に、作者さんは累計１位すら取れる素養があります。

これ以上は何も言いません。
私みたいな厄介なファンができるくらいには、作者さんは成長できているので、自分の得意な（好きな）分野を伸ばしてみてください。

あと、先程は硬い文になってしまったため、高圧的に見えたかも知れません。それはすみません。

ともかく、しつこいけど、応援してる！

流石に暫くは感想自重します。

失礼しました。

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プロローグの無いタイプの作品は、そう言った分かりやすい布石があると、作品そのものの将来性を買いやすくなる。

作品に対する「評価」は、作者の実力や感性が影響するけど、「期待感」と言うのは、読者の口内調味（脳内処理）が占める割合が殆ど（小説の場合）。なので漫画とかと違って、助走や溜めといった準備回は、若干長くても問題ない。読者の想像力を掻き立てさえすれば、それだけでファンがつく。
　

それ以外は最高。雰囲気作りも良く出来てるし、文章力も申し分ない。期待度も高い。


ここからは他作品含めての感想。

作者は短編が上手い。それも半端じゃなく、ガチで上手い。広げた風呂敷を畳む能力が高いのか、気持ちの良い所で話を切る。これはセンスができない。
恐らく、外伝を書く天才。

逆に長編は少し苦手。場面切り替えと言うのかな？　それが、少し急な所があるので、混乱しがち。ただ、最新作のハンターハンター（探偵物）を見ると、滅茶苦茶改善されてる。

長編が苦手かなぁと思うもう一つの理由は、章区切りが余りないから。一話ごとの起承転結は上手いけど、全話通してだと、ちょっとあまい。一話ごと、章ごと、全体といった部分で意識して書ければ、相当化ける。

あと、キャラの性格を行動で表現しようとする癖があるので、そこは時偶くどく感じる。けど、これは書くたびに改善されてるので、言うことなし。

ただ、少し残念なのがキャラ間の対立が少ないこと。

狂人を交えない、「会話のキャッチボールができてるタイプの口論」が少ない。敵対とまではいかない様な、面と向かった悪口の応酬があると、キャラとキャラの結びつきが強化されるし、一人一人の特徴も引き立つと思う。


総評。


作者さんは自分で気付く力がある。伸びしろあるタイプで成長が早い。
ハーメルンには色んなタイプの書き手がいるけど、これぞ小説って感覚の作品は、実は少ない。作者さんはその中でも上位を狙えると思う。

あと、作者さんの思考バトルが好き。ハンターハンターの描写を見る限り、クトゥルフやサタスペとの相性も良さそう。

ルールが明確化されてるものの二次創作が滅茶苦茶上手い。際立ってる。たまに天才か！？　って思える解釈もでる。無論、オリジナルも好き。

と言う訳で頑張って！　応援してる。

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