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ルアベ 2026年06月28日(日) 20:39
第一話で「葛 ちは」とあって、最初は誤字かと思ったがこれは試行487回目のうちでは名前が「葛葉ちはや」ではなかった場合もあったということか。
「クリスカは“選ばせろ”と言っています」「それは選択した責任を負わせるって意味?」とあったが、主人公が自分で選んだはずの転生先が13歳の少女とかの条件が似通っているのが疑問だ。これはひょっとして主人公は自分の意思で選んだようでいて、実は意思を誘導されているのではと思ってしまうな。この考えがもしも正解なら、本当は自分で選んでないのに選んだ責任を負わされるなんて悪質だな。
あと、転生というのに「ちはや」本人の意思があったり、ちはやが自由に体を動かせたりと本当に転生なのか。これは単なる憑依ではないのか。と思ってしまうな。転生管理局は世界を改変したのではなく、ちはやが存在している並行世界に主人公の意識だけ連れて行ってちはやに憑依させたのでは。重要人物なの……(122文字省略されています)
蘇芳ありさ 2026年06月28日(日) 21:42
感想ありがとうございます。正直なところ著者自身、本作に感想をいただけるとは予想しておりませんでした(苦笑)
何故そう思ったのかというと、この作品はあえて“これが正解”という書き方をしていないからです。
これが憑依なのか転生なのか、それとも世界改変なのか、主人公にも確たることは分かりません。
それどころか転生先である「ちはやさん」の記憶も当てにならないのですから、主人公は何も説明できず手探りで状況を改善するしかありませんが、それすら「正解」であるかどうかは誰も保証できません。本作はわざとそういう書き方をしています。
ですから誠に申し訳ありませんが、著者がこの場で貴方様の疑問に答えることもできません。しかし「正解」以外の解釈が間違っているわけでもまたないのです。
第一話の後書きで「この物語に正解はありません。あなたの読み方のままで大丈夫です」と書き足したのもそれが理由です。
とはいえ、私も読者様を悪戯に混乱させて遊んでいるわけではありません。
この(主人公)の物語も残すところあと数話。ここまでお付き合い頂いた読者様方におかれましては、以下の点に留意されるとその難解な物語を読み解く助けになるかもしれません。
・葛葉ちはやと主人公の因果関係
卵が先か鶏が先か。主人公が転生時に“年齢”を指定したからそれを補完する人格が誕生したのか。それとも葛葉ちはやの問題を解決するために主人公が必要とされたのか。もしくは、この世界それ自体がある種の実験場なのか。
貴方がどのように受け取るかは貴方の解釈次第。この手の考察を厭うなら読み飛ばしても問題ありません。しかし正解を追うならやはり、構造を整理するのが一番かもしれません。なんと言っても原因より結果が先というのはあり得ないのですから。
・主人公の欺瞞と無意識の内の逃避。
主人公はなぜ「ちはやさん」という他人にここまで肩入れするのか。いずれ自分たちの人格が統合されて「葛葉ちはや」に為ったときに困らないように、という前向きな動機とはとても思えない。
少なくとも主人公はここに至るまでの経緯を何も説明していない。
「ちはやさん。君が大変な人生を送るハメになったのはね。全部おじさんの所為なんだよ」と──。
・脳内天使マイシスター
別れを告げずに逃げ出した家族への未練と罪悪感の象徴。
しかしそれゆえに彼を彼たらしめる人格のアンカーとして機能するとは、まことに皮肉という他ない。
・ゆー君の存在意義
作内最大の受益者。他の仲間たちがそうあるように、彼もまた主人公の「選択」により大きな恩恵を受けた人物である。
だからこそ、もし彼がすべての因果関係を理解した上で、主人公が「消えてなくなりたい」と思ったその場に居合わせたのならば……。
……最後になりましたが、あらためて感想ありがとうございます。この物語の決着まで見届けていただけたらこれに勝る喜びはございません。