「ああ、自己紹介が遅れてたね。私の名前は目時。目時春凪っていうの。有宇の幼馴染ーーそして」
　そしてーーの後口を紡ごうとしない。なぜか意味深に感じられる間だった。
「ううん。なんでもない」


結局、これは『読者の想像にお任せします』でよろしいですか？それとも書いてある通りのただの意味深？伏線かと思ってしまいました(僕の悪い癖)


また『目時の能力は記憶操作。話を円滑に進めせさせるために目時は有宇に【自分が幼馴染】という記憶を植え付けたか改竄した』と思っていましたが、⑳の最初の説明には『記憶を忘れさせる、あるいは思い出させる時に肉体的な接触を必要とする』と書いてあり、記憶を改竄や植え付けなどはできないと判断しました。


また㉑では…
「残念ながら俺はもうすぐ、その時期を通り過ぎようとしている。研究によれば、俺が能力を維持できるのもせいぜい一週間というところだ。だから俺は目時を使いにださせ、俺の元へとくるようにした。勿論、話を円滑に進めさせる為には、お前の記憶を思い出させる必要があったからだ」


ここから記憶を消しただけで記憶をいじったことはないと受け取れます。
つまり、『目時は有宇と幼馴染』の記憶は本物だとみてよろしいですか？
…別に粗探しじゃないですが、原作に無い設定のためにちょっと気になってしまいました。
(記憶操作能力なら『幼馴染設定』は偽の記憶でもよかった気が…嫉妬する奈緒ちゃんを書きたかったかもしれませんが……)

▲短縮する