行別ここすき者数
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(0)「お、おい!あのマンティコアを一瞬で・・・」
(0)「予想以上の逸材だぞ・・・これが獄狼の力か・・・」
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(0)戦い。それが俺の生きる理由だった。だから、俺はそれに委ねた。いや、俺にはそれしかなかったから。
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(0)「これで良し、と。」
(0)「エース君、何してるの?」
(0)「ホノカか。少し看板作りをな・・・」
(0)「そっか、今日からだったね。何でも屋開くの。」
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(0)ここは俺達の家で、仕事場でもある。そしてこの家には俺とホノカの他にも二人の住人がいる。
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(0)「本当にいいのか?嫌なら手伝わなくたって構わないが・・・」
(0)「ううん、ホノカもエース君を手伝いたいしね。」
(0)「そうか・・・ん?」
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(0)階段から足音が聞こえる、先ほど言った二人の住人であるコトリとウミが降りてきた。
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(0)「エース君?ポスター作り終わったよ?」
(0)「コトリ、エースは忙しいんですからあまり」
(0)「いや、気にしなくていい。」
(0)「でもエース・・・」
(0)「そんな事より、早く開こうよ!」
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(0)ウミの言葉を遮ってホノカが早く開店するよう急かした。
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(0)「そんなに急かすな、まだ時間はたっぷりある。」
(0)「ちぇ~。」
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(0)だが、慌てる必要はない。奴らを探すのが目的だが何も急ぎでする事ではない。
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(0)「そうは言いましたけど、どのようにすればいいのか・・・」
(0)「それについては問題ない、同業者に聞いておいてある。」
(0)「同業者?」
(0)「ああ、今日も同業者との約束があるから行ってくる。」
(0)「「いってらっしゃ~い」」
(0)「遅くならないようにしてくださいね?」
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(0)三人の少女に見送られて俺は家を出た。
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(0)「すまない、遅れた。」
(0)「良いって!俺達も着いたところだから。」
(0)「それで、今日から開くんだよね?」
(0)「ああ、お前達からは色々教えてもらった。感謝する。」
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(0)約束のカフェにいたのはカゲチヨとヒサメ、数少ない友達だ。そして、俺達と同じトッププレデターに体を作り替えられた混血児でもある。
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(0)「良いって、俺達はダチなんだからさ。」
(0)「カゲがそんな事言うなんて、珍しいね。」
(0)「うるせえ!」
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(0)軽口をたたき合う2人、正直これで付き合っていない事に驚いている。
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(0)「お礼にこちらからも色々情報提供させてもらう。」
(0)「おう。」
(0)「でも、無茶だけはしないでね?」
(0)「分かっている、それより何か食べたい物はあるか?よければ奢るぞ?」
(0)「え、いいの?」
(0)「ああ。」
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(0)ヒサメの表情がパッと明るくなる。
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(0)「ヒサ、食べすぎんなよ。」
(0)「一言多い!」
(0)「痛い痛い!悪かったって!」
(0)「それでは行くぞ。」
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(0)こうして、俺は楽しい一時を過ごした。なお、帰ってホノカ達に遅くなった事を怒られたのは言うまでもない。