竜の勇者の世界へ転生 (八石マムミラー)
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竜の勇者の世界へ転生 ~多由也の場合~

ウチの名は多由也。シカマルと呼ばれる男の助っ人としてやってきた砂隠れのくノ一によって殺された。

一瞬に周りにあった木が全部切り落とされて木の下敷きとなって死んだ。

何をされたか、ほんの一瞬の出来事だった。恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…

 

と死んで目を塞いだはずだったのだが、暖かい。

 

「ここは何処だ……」

 

真っ白な空間のようだ。ウチは生きているのか死んでいるのか分からない。

 

「ここはある空間だ。他のどの次元とも左右されない次元。私の名はターディス。大賢者ターディス」

 

その老人はターディスと言う名だった。真っ白な長髪に金色と黒色の混じった司祭風の帽子、その他カラフルな色のローブなどを着ている。

 

「ウチは死んだんですか?それとも――」

 

「はい。お主はテマリの斬り斬り舞によって大木の下敷きとなって死んだ。しかし、お前は別の世界で転生してもらうことになった」

 

私は死んだのか、でも…転生って、もう一度、私は生きる事が出来るのか

 

「決まったぞ。お前は猟獣団(ヴァルキー)と呼ばれる団体のメンバーに転生する事になった。姿、能力は今までのお前の能力に少し加算させてやろう!」

 

「ありがとう……」

 

少し、ウチのチャクラ量も増えたようだ。

 

「これでお前も安心じゃ。新しい生命をしっかりと堪能するがよい!」

 

そういい終わるとターディスは、消え去ってしまった。

そして、地面は割れた。ウチはその暗闇の中に堕ちていった。

 

そこは一つの小屋のようだ。

 

「目覚めたか、同胞よ」

 

白いロングヘアーのセクシーな女性だった。

 

「お前は猟獣団(ヴァルキー)の仲間なのか」

 

「そうだ……って忘れたのか~い」

 

ウチはヴァルキーのリーダーによってフルボッコにされてしまった。

かくかくしかじかで今までのこの世界での記憶がないことや今まで世界での出来事などを話した。

信じてもらえないと思ったが、記憶喪失で自分の名前しか分からない状況と言う判断をしてもらった。




いくつかのキャラクターが転生とか、ハーメルンの某ネギま小説と似ているような感じもしますが、まぁ、そういうアイデアを私も使いたいな~と思ってしまって。
転生キャラクターを多く考えるのでよろしくお願いします。


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竜の勇者の世界へ転生 ~ガグラドスの場合~

僕の名前はガグラドス、と言ってもガグラドスとは僕たちの種族の名前だ。

僕はガグラドス一族と呼ばれる悪魔族の種族、その中でも僕は一番の落ちこぼれであり、他のガグラドス達に毎日、毎日いじめられていた。

毎日痛めつけられ、毎日精神的にも傷つけられ、地獄のような人生を味わっていた。

 

力が欲しい、僕は他のガグラドス達を見下せる程の高い戦闘能力が欲しいと神へと願った。

悪魔族には神はいない。だが、邪神がいる。人間で言う神は悪魔族にとっては邪神なのである。

 

こうして、ある日、僕は睡眠状態になっていると、夢!? 透き通った青空の上にいた。

真っ白な雲もある。ほっぺたを抓っても痛くない。おそらく夢なんだ。

 

「ここは夢であって、夢ではない! ワシの名は大賢者ターディス。お主は力を欲するか?」

 

「はい。今まで僕はいじめられ続けてました。全てのガグラドスへ復讐したい、そして、全ての人類、その他の生き物も支配したい、最強の存在になりたい!」

 

「よかろう。お前には力をやろう。最初から最強になっても面白くないから高い潜在能力、成長能力をやろう。あと、この世界にいる伝説のドラゴン。そいつの力を奪えば適応して最強の身体になれるようにしてやろう!」

 

ちからが……力が沸いてくる。これは僕、いや俺にくれた力なのか、全てを我が物にできるすべなのか。

ドラゴンを吸収すれば最強になれ、ドラゴンを吸収できなくてもドラゴンを殺せば俺が最強の存在になれるというわけか、いいだろう。俺は最強の存在になる。

俺は今までいじめ続けたガグラドス達をいじめ返そう。1匹残さず致命傷を与えよう、いじめていたガグラドスは殺そう。

 

そして、俺は魔王となる。魔王ガグラドスとなってこの世界を支配してやる!




今回は魔王的な存在が転生されてしまったようです。
果たして、この魔王はどのような活躍をするのか・・・・


次回からはどこかの町で会うNPCでも転生させようかなと思います。浜口夫妻とか(ネタバレ)


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竜の勇者の世界へ転生 ~浜口優の場合~

私の名前は浜口 優(はまぐち すぐる)。84歳と言う年齢で知り合いや弟子に囲まれて病院で死んだ。

私の人生はいいこともあれば悪いこともあったが、平凡な人生ではなく、充実した人生を送った。

私は、若い頃、お笑い芸人をやっていたのだ。ある番組で知名度が上がり、有名芸能人として伝説を残していった。

 

そんな充実した毎日を送った私も年を取り、衰え、病気になりながらも必死に耐え、芸人生活を続けていたが、年で動けなくなり、ついに今日死んだ。

 

と思ってたが、白い空間にいた。私の姿は光のような姿になっていた。

 

「ここは、どこなんだ?」

 

「ファファファ、ここは何処なのか、教えてやろう」

 

現れたのは真っ白な長髪に長い髭、金色と黒色の混じった四角い帽子を被った司祭風の爺さんだった。

 

「ここは、他の次元と関係を持たない特別な空間、お前の身体はないようだが、会話は出来る!」

 

「そうなのか。あなたは最強オリ主転生小説とかで出てくる神様とかなんですか?」

 

「いや…ちょっと違う。ワシはターディス、大賢者ターディス。老衰で死んだお前にもう一度、新たな人生を用意しようと思ったのじゃ」

 

「ターディス!? ターディスって言ったら某SFドラマのタイムマシンの名前じゃないか、それと同じ名前とは……」

 

「まぁ、そういう偶然もあってもいいだろう。お前はとある海辺の町に生まれる。あと、1つだけお前に好きな願いを叶えてやろう。老衰まで生きて第二の人生。強くてニューゲームを出来る特典だ!」

 

私は考えた。どんな願いでも。キン肉マンの力とかも欲しかったが、強さとかは関係ない。普通に暮らせればそれでいい。

 

「浜口 優(はまぐち すぐる)と言う名のままで転生させてくれ!」

 

「わかった。では、その条件でお前は海辺の町へ転生させてやろう!!!」

 

私の目の前が真っ白に真っ黒になった。

気がつくと、私は赤ん坊として生まれていた……



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竜の勇者の世界へ転生 ~桃瀬優子の場合~

あたし、桃瀬優子。アイドルやってま~す。

テレビでもひっぱりたこ、ゆうこたんと呼ばれ、コタン星のお姫様と言う設定とかあります~

そんな充実なアイドル生活を送っていたんだけどさ~、ある日の楽屋の帰り道、突然トラックがあたしの目の前に、引かれました。

 

こうして気がついたとき、あたしは金色に輝く黄金の間にいた。

あたしの身体は無い。光、いや、魂だけの存在になっている。

 

「ここは何処なのよ、あたしは死んだののの?マジありえないんだけど!!!」

 

「はい。お前は死にました。二度と生き返られません!」

 

え~、あたし死んだの?もう生き返られないの。ひどい、ひどい。

 

「まだあたし、20台だよ、まだまだ人生は始まったばっかりなんだよ、何であたしは死ななければいけなかったの? ね、ね!」

 

「ワシのミスじゃ。お主は本来死なないはずだった。だが、ワシのミスで死なせてしまった」

 

白い長髪で長い髭で司祭風の爺が謝っていた。謝ってもらってもあたしはもう、死んだの。

そして、もう生き返らないとか、マジひどすぎる。

 

「あたし、まだ死にたくありません。何とか生き返らせてもらえないでしょうか?」

 

「元の世界では無理じゃ。しかし『竜の勇者』の世界でなら生き返らせてやる事が出来る。そして不注意で殺してしまったお主には3つほど、好きな願いを叶えさせてやろう!」

 

「わかったわ。1つ目は金髪の美少女のエルフ族にして下さい、2つ目は40歳になるまではずっと殺されない様にして下さい、3つ目は何か特殊能力か必殺技を下さい」

 

「わかった。その条件でいいのか?」

 

「大丈夫。問題ないわ!」

 

こうしてあたしは竜の勇者の世界で金髪のエルフ族の少女へと転生した。

あとで分かったことなんだけど、特殊能力は変身能力。自由に変身と解除が出来、変身時間が無制限と言う代物だった。

美少女のエルフ族はとっても目立つ。変身能力で地味な存在に変身したり色々出来るのはとっても良い能力だと思った!



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竜の勇者の世界へ転生 ~八神大地の場合~

僕は大地。八神大地。

僕は大のドラゴン好きだ。ドラゴンオタクだ。多くのドラゴンと出会い、ドラゴンと一緒に過ごしてみたい。

ドラゴンの大群を率いてドラゴン軍団を作りたい。最強のドラゴンを仲間にしてドラゴンマスターになりたい。

そして、僕はドラゴンに乗って、自由に大空を見てみたい、大空から地上を見てみたい。ドラゴンと一緒に飛びたい。

 

そんな僕はある日、熟からの帰り道……いつものように異世界やドラゴンを妄想して歩いていると、黒くて丸みのある卵のようなものを見つけた。

 

「これは、もしかしてドラゴンの卵!? でも多分ありえない。動物の糞だと思う」

 

とはいえ、ドラゴンの卵なのかもしれない。僕の直感はそう言っている。絶対これはドラゴンの卵ではないかと。

こうして、僕はこの黒い卵に興味を持ち、触れてしまった。

 

「うわぁああああああ!」

 

僕はその黒い卵に触れた瞬間、黒い卵は『巨大な暗闇』へと変化した。一瞬の出来事だった。

僕の身体は深い闇に飲み込まれて、意識が遠くなってゆく……

 

ここはどこだろう?初めて見る部屋だ

僕の名前は大地だったかな?記憶があいまいで名前しか思い出せない。

何かを思い出そうと頑張っていると、まばゆい閃光と共に一人の老人が現れた!!

僕は身の危険を感じて、とっさに身構えてしまう。

 

「そう怖がるでない。わしは大賢者ターディス、おぬしを勇者として目覚めさせてやろう」

 

僕にターディスの意識が流れ込んで来る…。大賢者ターディスの力によって、全てを悟らされた。

この世界は魔王に侵略されようとしている事、僕は魔王の野望を阻止するために現れた勇者だと言う事

 

「ちょ、ちょっと展開を唐突すぎるよ!こんな貧弱そうな僕に、魔王が倒せるのでしょうか!?」

 

「どう足掻いても無理じゃろうな…。力が違いすぎる、ぶち殺されるのが関の山じゃろう」

 

え、ありえないよ。ぶち殺されるなんて、勇気も無いこの貧弱な僕がどう、魔王を倒せばいいんだ!?

 

「じゃあ、どうやって魔王を倒せばいいんだ」

 

「案ずるな、勇者大地よ、お前の力がすべてではない、魔王を倒すためには、魔王の宿敵である『ドラゴン』を蘇らせるのが、得策じゃろう」

 

ド、ドラゴン!?この異世界にはドラゴンが存在するのか、僕はドラゴンに会えるのか。

 

「ドラゴンは対魔大戦の後、どこかで眠りについたと思われる。しかし、それがどこなのかはワシにも分からぬ……。勇者大地よ。仲間を集め、仲間と共にドラゴンを探せ!そしてドラゴンと共に魔王を倒し、世界に平和をもたらすのじゃ!!」

 

そういい終わるとターディスは、消え去ってしまった。

 

「ちょっと待ってください、まだ聞きたい事が!」

 

大地は大きな声でターディスを呼ぶが、無情にもターディスが返事を返す事はなかった。

 

…。

 

今は考えても仕方ない。とりあいず僕は、部屋の外に出てみる事にした。




ネタバレをしちゃうと八神大地は原作でのダイチご本人だったりします。
というわけで次回からを書くとしたら八神大地君主人公で話が書かれると思います。


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