運命を変えたい (森永のカンガルー)
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1 奴隷生活

初投稿です。
温かい目で見守ってくださると光栄です。


 

あっれーおかピーポー

どこで間違えたのだろうか。

 

そう思う少年は絶賛仕事中だ。

 

金持ちA「ひゃっはーーー!奴隷を借りて正解だったぜ!」

少年「ぐはぁぁぁ!!」

 

その少年の仕事は奴隷。

その報酬は無い。

すべてマスターへ支払われる。

 

金持ちA「もっと叫べ!もっとその声を聞かせろ!」

少年「・・・」

金持ちA「ん?なんだもうおしまいか。」

 

少年の意識が飛ぶと、残念そうにつぶやいた。

そして、どこかに電話を掛けた。

 

金持ちA「・・もしもし。終わったから回収しに来てくれ。」

 

電話を切ると1分ほどたったとき家のチャイムが鳴った。

家の前には1つの2人乗りのバイクがあった。

そのバイクはタイヤが無く、浮遊装置と前後左右にジェット噴射器が搭載されていた。

 

奴隷会社「すみませーん。お貸しした物をとりにきましたー」

金持ちA「短い時間だったが楽しめた。しかし、いくら攻撃しても血は出たが骨が折れたり吐くことはなかったように思えるが?」

奴隷会社「骨は背骨と頭蓋骨以外はほとんど完全に折れています。足の靭帯は全部切れています。ここ3日は食事をしていないので吐くことは今はないです」

金持ちA「」

奴隷会社「罪悪感は感じなくていいんですよ?あれに人権はないんで。そんなことより早くしてください。あれはウチの看板で5か月先まで予約が入っていて自分は休む暇がないんですよ」

金持ちA「・・・わかった。今、メイドが持ってくる」

 

この会話が終わってから少したったとき、4人のメイドが血まみれの少年を運んできた。

 

奴隷会社「あとはウチにまかせてください。ご利用ありがとうございました」

 

そう言うと1人のメイドが持っていた10万ほどの札束を奪い、少年の髪をつかみ

引きずりながらバイクに乗せ、エンジンをかけたと思った瞬間そのバイクは一瞬光を放ち、消えていった。

 

金持ちA「・・限命悠・・・か」

 

そうつぶやくと家の中に入っていった。

 

 

その頃バイクでは・・

奴隷会社「おい、起きろ!」

 

返事が無い。ただの屍のようだ。

 

奴隷会社「ちっ、また薬使わないといけないのか」

 

そういうと、胸ポケットにある注射器を運転しながら器用に取り出し少年に打った。

しばらくすると、少年の外見上の傷は治っていき、少年は目を覚ました。

 

悠「ヴヴぅぅぅ・・いっそのこと死にたいッ」

奴隷会社「なにいってんだ!お前に死なれたら俺の収入がなくなる!

     それに今年はいそがしいんだ!」

悠「ぅぅう・・はい」

奴隷会社「ったく、世話かけさせんじゃねえ!次、着くぞ!」

 

そうして、いつもの地獄が始まる。

 

 

 

 

 

 

2年後・・

教師「あ~静かにしろ!突然だが転校生を紹介する。今日からこの5年2組の仲間になる、限命 悠 君だ」

悠「・・よろしく」

 

俺こと限命 悠(げんめい はるか)は、4月11日に千葉県にある新政小学校に入学した。

奴隷?ああ、あれは放課後と休日にやっている。体が成長したおかげで3件連続で意識を保ったまま

できるようになった。

まあ、薬は骨折とか治せんらしいからくっそつらい。

 

さて、なぜ俺が学校に行けることになったかというとマスター曰く、あっマスターっていうのは奴隷会社な。

知識をつけといたほうがなにかと便利だからだそうだ。

マジ感謝だわ。これで、痛い思いが減る。

ちなみに読み書きはそれなりにわかる。だから、なんの問題もなしに通えることになったわけ。

 

教師「え~彼は、親がいなく代わりに親戚に育ててもらっている。みんななかよくしろよ!悠君、君の席は窓側の一番後ろで1人だ」

悠「はい(神ktkr☆)」

 

そうして順調に朝の会は終わった。みんなが寄って来ると思い自己紹介の練習をしていたがそれは無駄だった。

 

アイツキモクネ クスクス ソーダアイツリンチシネ? イイネー

 

悠「?」

 

誰も寄ってこない。むしろなんか言ってる。目は奴隷やってるときのストレスかな。

ここで話さないとわからないことがあったとき聞くことができない。そう思った俺は自分からはなしかけにいった。

 

悠「・・・あのぅ」

クラ1「ヒッ!」

 

ナニアイツキモ キモスギワロタ

 

あぁ・・・なるほどこいつら俺を嫌ってんな。・・・なぜに?

これ以上は止そう。問題起こしたくないし。全部、自分でやろ。口実もあることだし。

 

 

約1か月後・・

近況報告

・クラスの男子が昼に体育館裏で俺を呼び出しリンチ(奴隷やってたおかげで痛くないがほぼ毎日でうざい)

・逆らうとでっちあげたことを教師に報告

・ハブられている

・物がなくなる    など

 

楽しかったこと

・体育のドッヂボールで俺1人でクラスメイトをたおしたこと

・テストで毎回100点を取ったこと

 

今一番気になること

・奴隷をしていて、最近は薬ダーツ(やくだーつww)というものをされることが多くなってきた。

 この薬は一時的に地球上のあらゆる生物の力を得ることができるというものだ。ただし、普通1回打てば1年は 動けなるらしいから奴隷の間でも使用は禁止されている。最悪死ぬ。それをダーツの感覚で的(俺)に投げて反応 を楽しむらしい。

 駄菓子菓子、俺は薬に何回か耐えることができた。しかも、やられるたびにそれに適応していった。なぜ?

 答えは簡単。俺は、昔治療薬を使っていたからだ。今、受けたことのある生物の種類は

 カンガルー←これ好き  コウイカ←威嚇さい   改良カブト←ファッ?!て感じになる あつかえん

 

 

 

 

 なんやかんやで2年がたち卒業したがクラスメイトとは関係がかわっていない。

 そして、新政中学校に入学。小学校とは雰囲気が全然違く、同級生がびびっててワロた。

 部活は、高校の内申のために楽しそうなサッカー部に入った。実際、先輩たちがこんな俺にも優しくしてくれて1

回泣いた。

 そんな先輩のために全力で取り組もうと思い、力を入れた。そして、夏の大会で選抜に選ばれディフェンスになり

全試合無失点でおさえた。全国に行けるか決まる試合では、あえて出なかった。なぜなら、先輩たちで勝ってほしいという思いがあったからだ。結果は負けた。1対2だった。みんな泣いていたが笑顔だったからよかった。

 クラブや高校からも注目されたがサッカーはそれ以来やらなくなった。

 

その年の秋、運命をかえた出来事が起きた。




10万字が目標です。(白目)
改善点、感想はうれしいですので是非。


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2 変化+α

課題きつ


名前 限命 悠 げんめい はるか

 

出身地 日本 秋田

 

誕生日 11月14日

 

好きな食べ物 都こんぶ

   物   普通

嫌いな食べ物 トマト

   物   運命

身長(中学卒業時) 172cm ここから1年に2cmずつ増える18歳でストップ

体重       65kg  2キロずつ

 

体系 細マッチョ  心臓に手術の痕

 

顔  日焼けはそんなにしていない 自分では人類の失敗作でモテないと思っている

                       

髪型 少し長め

 

その他

・奴隷をしていたため体がおかしいほど丈夫 けがをしにくく、しても動ける

・幼いころ親と離れて事件が起こった そこで特殊な能力に目覚めた

・奴隷は中2の秋にやめさせられる

   この話はまた後程詳しく

 

 

 

世界の設定

・2085年 悠が生まれた年

・2090年 【神人】と呼ばれることになった異世界の住民が快楽のために地球を襲った

・神人によって世界の摂理が一部狂った 【神のいたずら】

 例 野生の動物が以上に狂暴、強くなった

・~~神というのが実体化して存在する

 

 

 

 

 

本編

 

 

 

それは突然の出来事だった

2A「おい悠、ちょっと付き合え」

 

先輩が部活の休憩時間に声をかけてきた

 

悠(付き合え?いや・・突き合え!?やばい、2A先輩ホモ説浮上

・・・・んなわけあるか)  

 

悠「いいですけど部活はどうしますか」

2A「俺がうまくやっとく、あくしろ」

 

そういうと先輩は俺の腕を貧弱すぎる力で無理やり引っ張っていった

グラウンドを出て部室にの前を過ぎそこから50mほど離れている体育館の裏に近づいて行った。

そこから集団らしき声が聞こえてきた。

 

2B「最初2Aが蹴るからその次やりたい奴いるー?」

1C「俺やりたいでーす!」

2D「俺だ」

 

ハー?フザケンナ オレガヤル キーヒキシメロー ブッコロス

 

悠(おっとカオスやな。俺、集団リンチ受ける理由あったっけー?)

 

俺はそう思いながら先輩に腕を引かれてきた

そして、最後の角を曲がり殺し隊に顔を合わせたその瞬間

 

2A「死ぃぃいいねぇぇえええ!!」

 

俺の腕を勢いよく引き、インスッテプで思いっきり腹を蹴ってきた

俺は吹っ飛びもせずよけもせずただもろに喰らい

 

 

踏ん張った

 

悠「ふん!」ズン!

 

殺し隊「・・・はぁ?」

悠「・・・」

殺し隊「・・・」

 

体育館裏に静寂が訪れた

 

悠(やばっ これ耐えたらアカンパティーンや。問題起こしたくないなー受けるしかない  のか。俺の演技力58万の力見せてやる!)

 

唖然としている殺し隊の前で一人たたずむ男。

1分が経過しようとしている中、静寂が破られた。

 

悠「ぅぅぅううわあああーー!!」タッタッタッタッタっバキっガラガラガラ

殺し隊「・・はぁ!?」

 

殺し隊がわけのわからんものを見たような声を発した。

それもそのはず。 なぜなら蹴りを耐えた男が

 

叫び声をあげながら

 

体育館のコンクリートの壁に

 

人間とは思えない速さで向かい

 

思いっきりタックルをして

 

壁の一部を

 

粉砕した。

 

悠「ぎぃぃいやぁぁぁ!まさか時間差で炸裂する蹴りだとは思わなっかった!

このダメージじゃなにもできねーよー!!」

 

具体的に解説する悠にいままでただの屍だった集団が意識を取り戻し、一斉に襲いかかってきた。

 

2E「おら!」ドカッ

2F「潰す」バキッ

1G「はぁぁあ!」ドゴッ

 

徹底的に殴る、蹴るなどを受けそれに対してオーバーすぎるほどのリアクションを悠は取っていた

 

悠「ぅぅぅぅううぁああ!!ぎぃぃやあああ!」

悠(まずい!声がかれる!)

 

その暴行は30分に及んだ

 

2A「うし!今日は解散!」

 

イイコトシタナー オツカレー キモチイイー

 

悠「」

 

その場から集団がいなくなると悠は目を覚ました。

 

悠(あいつら顔までやるとかおかしいだろ。表面上の傷は薬を使えばいいけれど。

くそっ治りかけてた靭帯とか骨をまたやっちゃった。奴隷きついな)

 

心の中で悪態をつきながら鞄やらを取りにいこうと部室へ行った。

幸い人から見えにくいところにあるため誰にも見つからず部室についた。

しかし、そこに見慣れた鞄はなかった。

 

悠(・・はぁ。あいつらここまでするのか。ガキ臭すぎ。でもいらつくなぁ)

 

そのまま人に見つからないよう気を付け、校門についた。

山の中にあるマスターの家に住ませてもらっている。

 

悠「マスター、只今帰りました」

マスター「おー早いな。どした」

悠「リンチにあって鞄を取られて帰ってきました」

 

ふーんといった様子で納得すると

 

マスター「薬使って表面上の傷を治せ。身だしなみを整えろ。1分後出発する。

今から朝7時にかけて6軒回る」

悠「はい」

 

そういうとマスターは車庫へ俺は控室(おり)に向かった。時計を見ると5時を指していた。

 

悠(いつもより早いとはいえ3件多いのは不思議だ。つーかきつい)

 

準備(着替え)が終わり薬を使いながら車庫に向かった。

 

マスター「来たな。最初はスペインそれから・・・」

 

マスターから今日の日程を聞きながらバイクに乗りシートベルトをした。

説明が終わったと同時にバイクは亜音速で出発した。残されたのは衝撃波で散らかった小物だけだった。

 

 

翌日

7時ジャストに帰ってきて学校で必要なものを買いに行くため能力を使って移動しようとしたがマスターが今日に限って出ていかないため遅刻覚悟で軋む体に鞭を入れ、走って最寄(100キロ離れた)の教材や道具が売っているところに向かった。

 

片道2時間かけ物をそろえ学校に向かったのが12時ごろだった。

連絡は入れておいたから大丈夫なはずだ。

職員室に顔を出しに行くと

 

悠「はぁ、はぁ、すいませんおくれました」

担任「来たか、話がある」

悠「?はい」

 

そういわれ会議室に行くとそこにはクラスの女子の比較的チャライ3人香織、美鈴、舞と5人の先生がいた。

 

担任「単刀直入に言う。お前、香織をレイプしたな?」

悠「・・はぁ?」

教師1「とぼけるな!!」

 

身に覚えがないことを聞かれたらそんなふうになるっての

 

教師2「さらに美鈴のものを盗んだらしいな」

悠「・・すいません。それっていつの話ですか?」

教師1「お前が一番わかるだろ!!」

教師3「昨日の放課後だ。お前が体育館裏に行くところを見た人が居たんだ」

教師4「香織はそこでされたと言っていてそのあとあなたが部に戻ってこないからその時にものをぬすんだらしいな」

 

わけがわからんことになっている。やったとしたらあの集団だろ。俺しか見ていないなんてありえない。なぜ舞がいる。俺にかかわったこと少ないのに(まぁ全員だけど)。

 

香織「ひどいよ。マジで死ね」

美鈴「ほんと最悪」

舞「・・・」

 

・・あーなるほど。こいつら表情から読みやすいタイプでよかった。元から嫌われてるから馬鹿にされても大丈夫。

たぶんだがあの集団に指示されてるな。

 

教師5「君はもっと賢いと思っていたよ。」

教師1「校長先生!こいつどうします?」

校長「もしそれが本当であれば1週間の自宅待機だ。後は任せた」

 

そういうと校長先生は校長室へ入った。

 

教師1「さぁ、やったのか!」

悠「やってません」

教師2「本当か?」

悠「本当です。ていうか、俺は否定し続けますよ」

 

そういった直後、会議室の扉が開かれた。

 

2A「失礼します」

教師1「なんだ君たち。」

2B「俺らも被害を受けました」

 

そこには元凶ともいえる昨日の集団がやってきた。

ここからは早かった。

まず、そいつらは俺にいじめられたといった。それを聞いた教師一同激怒。問答無用で自宅に追い払われた。帰ったらマスターに事情を伝えた。

 

悠「マスター、学校から1週間の自宅待機を命じられました」

マスター「そうか。なら、この1週間に今年の仕事終わらせる。準備しろ」

悠「はい(やっぱりか、きついな)」

 

 

 

 

1週間後

学校にガタガタな体で向かうと俺を見た仲のいいクラスメイト2人が寄ってきた。

 

亮「おーい!悠ー!」

優太「大変だったな」

 

前と変わらず接してくれる心に感動したがここはこいつらを巻き込まないように

 

悠「悪い。迷惑かけたな。事情が分かるなら俺に関わらないほうがいいぞ」

亮「まぁ、最初聞いたときは驚いたけれど予想してた通りだったな」

悠「・・・どういうこと?」

優太「ついてからのお楽しみ♪」

 

学校に向かう途中に前に仲が良かった奴らが集まってきて最終的にクラスの男子の三分の二くらいは集まった。前と変わらず騒がしく学校につくと

 

なんということでしょう

 

 

玄関前廊下には

 

 

教師1~5とあの集団と香織、美鈴が

 

 

正座をしていた。

 

 

周りのクラスメイトは爆笑。俺は何が何だかわからないまま突っ立っていると

 

教師1「限命 悠さん、このたびは誠に」

正座組「申し訳ございませんでした!!」

 

さらに爆笑

 

教師2「これから私たちはどのように対応すればいいでしょうか」

悠「マジかーー。じゃ、めんどくさいから今まで通りで」

 

全員「!?」

 

悠「どーした?いくぞー」

亮「ちょwwおまwww」

 

そのまま自分たちの教室がある3階へ向かった

残された人たちは

 

教師3「・・・では今まで通りで解散」

 

 

それから俺はクラスメイトに話を聞いた

 

悠「どういうことだ」

亮「お前がやらかしたということが次の日に全校集会で発表された。そのときは仲のいい奴らは絶望したよ」

優太「この学校校長先生がいくつか監視カメラを置いているらしい」

悠「・・まじか。それでめんどくさがりなじーさんは後始末を俺に放り投げたと」

亮「そ」

悠「部活の顧問の先生の所にいってくる」

優太「何しに」

悠「退部」

サッカー部「はぁ!?」

 

そうして俺は退部した。理由はやる意味がなくなったから。

 

それから放課後の時間はトレーニングをした。嫌な予感がしてならない。

 

 

トレーニングをしているときによく考えることがある。

        ・・

俺の親は? この能力はいつからあった? 

 

全く見当がつかない。

 

なぜ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




優しい言葉お待ちしております


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3 はじめての戦争【1】

バトル描写がんばるぞい


退部してから時がたち

 

春になり新入生とも仲良く

 

さらにはいままで俺を嫌っていた女子ともなかなかの友好状態

 

そんな中、はじめて神のいたずらの恐怖を知ることになる

 

 

それはある5月の下旬の出来事であった

 

news

神のいたずら影響大

これまで神のいたずらによる強化された生物はキリンなどもとから戦闘能力が低い生物のおかげで軍が抑えることに成功しています。

しかし、ゴッドカブトという極めて戦闘能力が高い個体が確認されました。幸い死者はいなく1つの都市が壊滅しただけで済みました。カブトなだけあって元の耐久は低く銃で殺害に成功しました。

いつこのようなことが起きても心配ないようにしましょう。

 

悠「こっわ。1つの都市壊滅が幸いだと?十分な被害じゃねーか」

 

そう朝食を食べながらテレビを見てつぶやいた

この家は今年の4月にマスターが悠のために建てさせたもの。中学二年生には2LDKの2階建て(地下1階トレーニング、地上1階)は広すぎるが快適だ。

金は奴隷で稼いだ半分の2000万をもらったため問題ない。3月に奴隷が完全に廃止されたため普通の日常を楽しんでいた。

 

 

いつも通り騒がしく登校して1日を過ごす。

1時間目の国語で日本語が嫌いになり2時間目の数学で頭が固くなり疲れた様子で

3時間目の道徳。今日は正義とは。

それの討論をしている時だ

 

 

窓ガラスが何かの衝撃で激しく揺れた

 

 

まずいこのままだとみんな死ぬ

 

 

悠は腹の底から学校中に響きわたらせた

 

 

 

悠「全員!!窓から離れろーーーー!!」

 

そういうとクラスがざわめきのろのろと廊下に寄った

 

担任「おい!授業中だz」

悠「死にますよ」

 

その瞬間窓ガラスが衝撃波で割れ

 

明らかに強化された

 

5メートル級 樋熊 が窓から入ってきた

 

 

 

クラス全体が悲鳴を上げ逃げる。

 

悠「おい!職員室に避難!」

 

悠がそう言い、職員室へと流れ込む

 

悠(予想が正しければ対策されているはず!)

 

亮「悠!急げ!」

 

俺を見捨てないか。うれしいな。でも

 

悠「行け!誰かが食い止めないといけないんだ!」

亮「そんな・・」

悠「じゃ」バン

 

別れのあいさつを済ませると扉を閉めた。

泣きながらも走っていく亮

緊張してそれどころではない悠

茶番を見つめる殺意丸出しの樋熊

 

悠(この状況じゃ身体強化が限界だな人の目があるし。音を聞く限り全員職員室に行った。問題なのはこいつみたいなのが)

 

あと4体いる

 

 

悠「小手調べ」

 

コンパスを樋熊めがけて全力で投げた  0.2

かわすと同時に一気に距離を詰め    0.3

 

殴った。

 

 

 

間一髪、悠はよけた

 

 

 

 

しかし、衝撃波で悠は飛ばされた。

コンクリートの壁を粉砕した。衝撃波だけで

 

0.4

 

悠「がはっ!(しゃれにならねぇ!)」ガラガラ

 

内臓まで衝撃が行ったのか大量の血を吐きだす

この衝撃で2Aの教室は半壊状態

職員室からの悲鳴が増す

もう悠は奴隷の時よりダメージを負っている

それでも樋熊は近づいてくる

 

 

悠(神様、許してください)

 

樋熊がとどめといわんばかりの力で腕を振り下ろしてきた

 

 

 

 




ぬわぁぁぁぁんつかれたもぉぉぉぉん


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4 はじめての戦争【2】

すいませんでした


今、一つに命が終わりをつげようとしている

 

ひびだらけのコンクリートに寄りかかり、血まみれになった少年

 

目の前には4メートルを超える異常な樋熊の渾身の叩き付け

 

樋熊「ぐぅぅぉぉおおおぉぉ!!」

 

残り1メートル。

 

殺意だけが込められた大木のような腕が迫ってきた

 

途切れそうな意識をつなぎ少年は願った

 

悠(神様・・・

 

       許してください)

 

樋熊の腕が悠の顔面をとらえた

 

衝撃で周囲のコンクリートが吹き飛んだ

 

しかしそこにないものがあった

 

樋熊の腕と悠の姿だ

 

 

 

悠「おい」

 

悠の声が後ろからした

 

樋熊が振り返るとそこには

 

ゴリマッチョに近い体型をした悠の面影を残した人が樋熊の腕をもっていた

 

悠「相手になってくれてくれてありがとな」

 

悠の腕が樋熊の胸を貫いた

 

衝撃で周囲が吹きとんだ

 

悠(体への負担がでかいから使いたくないけど仕方ないよな)

 

 

【細胞限界突破】(セルリミットブレイク)

タイプ ハンター

 

細胞1つ1つを限界を超えて強化した状態

ハンターはパワーに特化している

 

悠(家で訓練しててよかった)

 

傷や細胞限界突破をした後のその重い体に鞭を打ちみんなと合流するべく動き出した

 

 

 

2階 職員室

 

悠(やっぱ無駄にでかいよなここ・・・)

 

悠はあるものを探していた

 

緊急時の地下シェルターの入り口

 

この学校は都市に近く日本でも10番に入るほどの大きさや重要認定されている

 

だから狙われても被害を最小限にするためにあると思っていた

 

しかしそう簡単に見つかるわけもなくあきらめかけていたその時

 

悠(何か来る)

 

何か気配を察した悠は物陰に息を潜めた

 

亮「悠ーー!!」

 

瞬「こっちにいねーぞ」

 

颯太「どこだー!!」

 

クラスメイトだ

 

その声を聞き安心した悠は姿を見せた

 

悠「ここだー」

 

亮・瞬・颯太「!!」

 

亮「大丈夫か!?」

 

悠「問題しかねー」

 

・・・・・・・・・・・・

 

 

悠「おまえらどこにいたの?」

 

颯太「校長が地下じゃー!っつってな今までこもってた」

 

悠「行こう」

 

瞬「職員室じゃなくて図書室の下なんだよなー」

 

悠「なぜ?」

 

瞬「知らん」

 

悠「デスヨネー」

 

 

 

亮「英雄の帰還じゃー!!」

 

全員「!!」

 

悠「こんなとこがあったのか」

 

全員「うぉぉーー!!」

 

 

 

 

別室にて

 

周囲には通信機器

 

その中に2人の人が居た

 

「君があの樋熊を倒したのかね?」

 

モニターから映される人物が聞いてきた

 

悠「そうですが。失礼ですがあなたは・・・」

 

草薙「おっ私は日本防衛大臣の草薙だ」

 

悠「はぁ、それでそれで何の用ですか」

 

草薙「ふむ、単刀直入にいうと樋熊はそこにあと3体いる」

 

悠・校長「・・っえ」

 

草薙「防衛大臣の権力をもってしてもウチの自衛隊じゃコテンパンにされる」

 

悠「倒せと?」

 

草薙「そうだ、日本はお前にかかっているぞ」

 

悠「待ってください!」

 

草薙「なんだ?もう時間がないぞ」

 

悠「薬を使った人はこれないんですか?」

 

草薙「そいつの意見を尊重するからな、いかないよ」

 

そこで通信が切れた

 

校長「・・行くのか」

 

悠「・・・遺書書いてねぇや。あっでも見る親戚いないや」

 

悠は別室から出た。

 

目は死んでいた

 

 

 

悠「亮、ちょっとウンコ行ってくる」

 

亮「トイレはここにあるぞ」

 

何も答えず悠は地上への扉を開けた

 

瞬「おい!」

 

颯太「待てよ!」

 

 

悠「・・・じゃぁな」バーン!

 

鉄の扉が音を立て閉まった

 

 

 

 




読んでくださりありがとうございます


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