曇りのち晴れ (愛夢)
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プロローグ

僕達FクラスはAクラスに負けた……

悔しいけど負けたんだ

そして向こうの代表頑張りますこっちにきた

多分なんでも言うことを聞くってやつだよね?

一体どんなことさせられるのかな?

 

 

「……雄二、約束」

 

「あぁなんでも言うことを聞くってやつか?

で?どんな用件なんだ?」

 

「……吉井をAクラスに頂戴。」

 

えっ?今なんて?

 

「「「はぁぁぁ?」」」

 

「翔子一つ聞く。なんで明久なんだ?」

 

「霧島さん僕がAクラスってどう言うこと?」

 

「……吉井は勉強すればAクラスに入れる人

……それに吉井を雄二から離せば雄二は

戦えない。」

 

くっ確かにその通りだ。あのバカの

規格外のことで何度も何度も救われてきた

 

「くっ。仕方ない。その条件のもう。」

 

「ちょ、ちょっと坂本!なんでアキがAクラスなのよ?」

 

「そうですよ!」

 

「向こうの条件だからだ。」

 

「……吉井よろしく。」

 

「う、うん。僕まだあんまり理解できてないんだけどね。」

 

なんか大変な事になりそうだよね。

姫路さんや島田さんはかなり睨んでるし

僕生きて卒業できるかなぁ~

 

「よろしくね吉井君」

 

「こちらこそよろしくね。木下さん」

 

「……吉井は今日から勉強会」

 

「それは名案ね代表。」

 

早くも死の宣告されちゃったんだけど

どうしよう?

 

「……吉井、逃げたら。」

そう言って翔子さんはスタンガンを出した

 

「絶対に逃げません。なのでそれを締まってもらえる?」

 

「……うん」

 

「それで代表?勉強会は何人でするつもりなの?」

 

「……私と優子と久保と愛子で」

 

「そ、そう。わかったわ。吉井君、覚悟しておいてね?」

 

「は、はい。」

 

木下さん怖いな……

 

「……皆教室戻る」

 

「「「はぁ~い」」」

 

そしてAクラスの人たちは教室に戻っていった

僕は雄二に話しかけた

 

「雄二……なんかごめんね?」

 

「いや、お前のせいじゃないさ。気にするな」

 

「う、うん。」

 

「アキーーなんであんただけAクラスなのよ!」

 

そう言って島田さんは四文字固めをかけてきた

 

「痛いって島田さん!はなしてぇぇぇ!」

 

「……私のクラスメイトを虐めないで」

 

霧島さんがそう言って助けてくれた

 

「あ、あんたに関係ないじゃない!」

 

「そうですよ!美波ちゃんの言う通りです!」

 

「……関係ならある……吉井は私のクラスメイト

……吉井行こう」

 

「う、うん。じゃあ皆僕は行くね。」

 

そして僕は霧島さんとAクラスに行った

後ろから『アキー待てーーお仕置き終わってないわよ』

とか聞こえたけど、僕はお仕置きされるような事を

してないと思う。それに僕は島田さんと姫路さんが

スゴく苦手だ。だからAクラス移動は正直ありがたい

 

 




今回はここまで


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第1話「本当の理由」

僕はあれからAクラスにいる

 

 

「ねぇ、霧島さん?僕がAクラスに入った本当の理由って

何??」

 

さっきからスゴく気になってたんだよね

霧島さんが言ってたことは、少し違和感あったしね

 

「……吉井鋭い」

 

「そうね。私は吉井君はもっと鈍い人と思ってたんだけど

吉井君は鋭かったのね。」

 

あ、あはは。やっぱり皆本当の理由知ってたんだ

違和感ありまくりだよ。

 

「そ、そうかな?違和感があったから何となくね。

後、違和感と言えば……」

 

「違和感と言えば?何かしら?」

 

「木下さんに違和感を感じるよ。

なんかスゴく無理してるような感じがする。」

 

「そ、そうかしら。私は無理なんてしてないわよ。」

 

まさか私の猫かぶりを見抜いたの??

吉井君は相当鋭いみたいね。普段はそんな感じは

しないんだけどなぁ~

 

「そっかぁ。まぁ無理したら体にキツいから

無理しないようにね?何かあったら相談に

のるからね。」

 

「あ、ありがとう。」

 

「それで本題なんだけど、霧島さん本当の理由を教えて?」

 

「……うん。その前に本当の理由聞いてもAクラスに

居てくれる?」

 

「もちろんだよ。どんな理由でも大丈夫だからね。

それに僕は感謝してるぐらいだよ。」

 

あの二人とFFF団から逃げられて、本当に感謝してるよ

 

「……そう。じゃあ話す……吉井がFクラスに居たら

命の危機があるから。」

 

「えっ?命の危機?具体的には?」

 

「そこは私が話すわ。」

木下さんがそう言って話を始めた

 

「私は秀吉から聞いたんだけど、吉井君は

島田さんと姫路さんとFクラスの男子数名に

意味の無い暴力を受けてたらしいじゃない?

それを聞いて、私は代表に話したの。

そしたらこんな結末になったのよ。」

そっか秀吉がそんなことを

本当にありがとう秀吉。スゴい助かったよ

 

「そうなんだ。スゴく助かるよ。

僕もそろそろ耐えれそうになかったからね

だから本当にありがとう。」

 

そう言って僕は頭を下げた

 

「……吉井、頭を上げて……それに、これは私たちが

したかったからしただけ……」

 

「それでもありがとう。Fクラスの人と違って

Aクラスの人は優しいね。ありがとう。」

 

「……うん。それに雄二まで同じ事をしてたなんて

想像もしてなかった……」

 

「そっかぁ~霧島さんは雄二の幼馴染みだもんね。」

 

「……うん、だけどこんなの雄二じゃない」

 

そう言って霧島さんは涙を溜めていた

 

「き、霧島さん、泣かないでよ?

これ使って?」

 

そう言って僕は霧島さんにハンカチを渡した。

 

「……ありがとう。吉井は優しい人」

 

「そんなことは無いけどありがとう。」

 

「……うん」




今回はここまで


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第2話「仲間」

霧島さん達に本当の理由を聞いた

僕は何故だか涙が止まらなかった

 

「……吉井、泣かないで?……ここは安全だから」

 

そう言って霧島さんが慰めてくれた

 

「そうよ。吉井君、泣かないで?貴方は一人で

抱え込んでたみたいね。でも貴方は一人じゃないからね」

 

木下さんが悟らせてくれた

 

「そうだよ吉井君、君は一人じゃないんだよ~

僕達がいるから、もう泣かないでいいんだよ?」

 

工藤さんが教えてくれた

 

「吉井君、君は本当に優しすぎたんだね

君は自分の事なんて省みず人の為に動いていたんだ

僕はそんな君を尊敬するよ。だけど、たまには

自分に優しくしてあげなよ?」

 

久保君が理解してくれた

 

「……皆ありがとう。本当にありがとう。

こんな僕に優しくしてくれてありがとう」

 

そう言うと皆照れてるようで笑ってた

 

「……吉井、友達の為に動くのは当たり前。」

 

「代表の言う通りね。私は吉井君とはあまり接点は

無かったけど、貴方に助けられた事もあったのよ。

だから今度は私が私達が助けるわ」

「そうだね~吉井君、皆君の味方だよ。そして皆が君を

友達と思っているんだよ~だから助けるのが当たり前だよ」

 

「そうだね。僕も吉井君には何度も助けられたから

その恩返しを含めて僕は君を助けるよ。」

 

僕の事をここまで思ってくれる人なんて

居ただろうか?初めてだよ

僕にここまで優しくしてくれた人は

だから僕は…………

 

「皆本当にありがとう。僕初めてだよ、ここまで

優しくされたの、ありがとう。」

 

そう言って僕は皆に感謝した

 

「……うん。……それより吉井」

 

「どうしたの霧島さん?」

 

「……友達だから翔子でいい。……私も、明久って呼ぶ」

 

「代表良いこと言うね~僕の提案だけど

ここに居る人皆友達だから下の名前で

呼び合わない?」

 

「……私は構わない」

 

「私もよ。」

 

「僕も構わないよ」

 

「うん。僕も大丈夫。翔子さん、優子さん、利光君、愛子さん

これからよろしくね。」

 

「……よろしく明久」

 

「よろしくね明久君」

 

「明久君よろしくね~」

 

「こちらこそよろしく明久君」

 

こうして僕は皆と仲良くなり、友達になれた時だった

 

ガラガラガラ

 

「そう言う事だったのか翔子」

 

「雄二!?」

 

「……うん」

 

「そう言う事なら、俺と秀吉とムッツリーニは

協力は惜しまないぜ」

 

「……そう……でも雄二、なんで一人でそれを

言いにきたの?」

 

「ん?たまたま通りかかってな」

雄二、嘘が下手くそだよ。

 

「……そう、優子どうだった?」

 

「そうね。秀吉と土屋君は本当に味方みたいだけど

坂本君は姫路さん、島田さん側よ。」

 

そんなぁ……雄二が敵だなんて……

 

「……そう、雄二……失望した」

 

「やっぱりバレたか。まぁいい、ここは引き下がると

しよう。じゃあな」

 

そう言って雄二は自分の教室に戻っていった

僕は正直驚きが隠さない……雄二が……いつもは皆で

追い回して来るけど……本当にピンチな時は助けてくれてたのに

 

「……明久、大丈夫だから」

そう言って翔子さんは抱きしめてくれてた

だから僕は、心の底から涙を流せたんだ

今までできなかった、誰かに頼るって事を

初めてしたから……そしてスゴく心が軽くなった




今回はここまで

なんか優子ルートに入りそう……
あくまで翔子ルートです
もしかしたらチャプター入れて
優子ルートも書くかも


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第3話「葛藤」

俺はどうしたらいいんだ?

明久は大切な友達だ……

なのに俺はあいつを助けれなかった……

だから俺は……徹底的に潰されて……罪を認めるべきか?

俺は……どうすればいいんだ?

あいつの優しさに俺は救われてきた……

なのに俺は……あいつを救えなかった……

わかっていたはずだ!なのに……なのに

 

「っくそ!」

俺は自分が許せなかった……

明久が苦しんでたのに……救えなかった自分が……

だから俺は今回ワザと敵にまわることにした……

例え周りからどんな目で見られようとも……

俺は自分の罪を受け入れ罰を受ける

そんなときだった……

 

「坂本どこに行ってたのよ?」

 

「そうです。坂本君どこに行ってたんですか?」

 

そうだ……一番の元凶はこいつらだ

俺の親友を痛め付けた、張本人達だ

だがら俺はこいつら側について

制裁を受け入れる。

 

「あぁ…ちょっとな」

 

「まぁいいわ。坂本あんたもアキを取り返す

算段を考えて!!勝手にAクラスに行ったアキは

お仕置きだから」

 

「そうですね。明久君はお仕置きです!」

 

こいつら本当にバカなのか?

明久はお前たちがいたからAクラスに行ったんだぞ…

まぁいい……俺もろともこいつらも潰す

明久……すまないな……もう少し時間がかかるかも

知れないが、必ず俺がお前を救ってやる

それまで明久を頼むぞ翔子。

男一匹、坂本雄二の戦いが始まった

彼は自分もろとも姫路と島田とFFF団を

潰そうと考えていた。

 

 

 

 

 

 

雄二が決断した頃明久達は…………勉強会をしていた

 

「……明久、短時間でここまでできるなんてスゴい」

 

「そうかなぁ?皆の教え方が上手だからだよ」

 

「いや、それでもこれはスゴすぎるわね。」

 

「確かにね~翔子の言った通り、勉強してたら

明久君はAクラスだね~」

 

「僕もそう思うよ。勉強してたら明久君は主席か次席

ぐらいだろうね」

 

そう周りが驚くのも無理はない

たった数時間で明久は平均点数220点まで

上がったのだから……そして日本史、世界史に関しては

400点を越えてるのだから………

 

「あ、あはは」

 

「……明久、頑張ろう。」

 

「うん。頑張るよ。皆に追い付く為にも」

 

「「「う、うん」」」

 

翔子以外の内心は

 

(もう抜かれてるよ(わ))

 

だった……明久の実力はAクラス上位まで

上がっていたのだから

 

「……うん、頑張ろう」

 

そんな感じで勉強会は進んでいった

明久は皆に勉強を教えてもらい

解けるようになってから

勉強が楽しくなっていた

 

だからこそ瞬くまでに秀才まで

成長していた…………

だがそれを認めない奴等もいた…………




今回はここまで


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第4話「新たな仲間」

勉強会が終わって数日が経った

明久の生活習慣が悪いために

翔子と優子が毎朝迎えに来ていた

 

そしてその日の朝………

 

「翔子さん、優子さん毎日ありがとう」

 

「……気にしないで」

 

「そうね。私達がしたくてしてるだけだから

気にしなくていいわよ。」

 

そんな他愛のない話をしていたところ……

 

「……あそこに誰かいる」

 

「ん?本当ね……あっこっちに気づいた」

 

そしてその人がこっちに近づいてきている

あれはCクラス代表の小山優香さん?

どうしたのかしら?

 

「ん?小山さんだよね?どうしたの?」

 

「吉井君、あのね……その

ごめんなさい。」

 

「えっ?何が?」

 

「……明久、振られた」

 

「翔子さん、僕は告白すらしてないよ。

なのに振られたの!」

 

「……冗談、慌てる明久、可愛い」

 

「そうね。明久君が慌てると可愛いわね。

まぁそれは置いといて、小山さん何に大して

謝ってるの?明久君全くわかってないみたいだし」

 

そう言ってさっきの僕と翔子さんの会話が

面白かったのか笑ってる小山さんに

優子さんが尋ねた

 

「あ、ごめんなさい。私は貴方を周りの噂だけで

誤解してたことに大して謝りにきたの。

一昨日かな?私が一人で教室に残っていたとき

恭二達が私の悪口を言っているのが聞こえてきたの

私はそれを聞いて、殴りに行こうかとおもって

Bクラスに行ったんだけと、吉井君が

恭二達に大して暴力じゃない方法で諭して

くれたわね。ありがとう。そのあと恭二達が

謝りに来てくれたわ」

 

「頭を上げてよ小山さん。僕は何もしていないよ

だから気にしないで。噂は僕が悪かったんだし

仕方ないよ」

 

「吉井君は本当に優しいのね。ありがとう。

これからは私達は友達よ。」

 

「うん。よろしくね小山さん」

 

「こちらこそ、友達なんだから下の名前で呼んでよ」

 

「う、うん。優香さんよろしくね。」

 

「うん。明久君」

 

そう言って僕らは握手した

 

「そういえば、後でAクラスの人に話があるから

Aクラスに言ってもいいかしら?」

 

「……うん。わかった」

 

「いいわよ。ちなみにどんな話なの?」

 

「そうね。具体的には明久君の話かしら。

ちょっと変な噂を聞いてね。」

 

また僕か……どんな噂をたてられてるんだろう

 

「あ、ちなみに明久君が何かをしたって噂じゃなくて

明久君に何かをしようとしてる噂よ。」

 

「……わかった。明久は私達が守る」

 

「そうね。絶対守りきりましょう。小山さん後で

詳しく教えてね。」

 

「わかったわ。後私の事は優香でいいわ。

その変わり私も呼び捨てで呼ばせてもらうから」

 

「わかったわ。」

 

「……うん」

 

こうして優香さんと僕達は友達になれた

そして噂ってどんな噂なのかなぁ~




ここまで。

何となく書いてて思っていますが
明久×小山の小説書いて見ようかと……
もしよろしければ……感想ください
後、明久×小山の小説も賛成か反対かも
感想に書いてもらえたら幸いです


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第5話「噂」

リアルが多忙で更新できませんでした。
本当にすいません。


僕達は今優香さんに噂を聞いている

僕たちは噂を聞いて絶句することは

まだ誰も考えていなかった…………

 

「じゃあ皆集まったから、優香さん教えてもらっていいかな?」

 

「いいわ。じゃあ話すわね。多分驚くと思うから

覚悟はしていてね。」

 

「……そんなにひどい噂?」

 

「そうね。ひどいって言えたらいいかもね……」

 

優香さんはスゴく言い辛そうな表情になっていた。

 

「……そう」

 

「でも聞かないと何も始まらないわ。聞いてから

答えを見つけましょう。」

 

「……うん」

 

翔子さんは優子さんの言葉に相槌をうった

 

「じゃあ話すわね。簡単に言えばFクラスが

明久を潰そうとしてるの、その潰し方が………

肉体的に傷つけるような物よ。

遠耳で聞いたけど、まずもってAクラスから

Fクラスに引き落とし、そのあと制裁を加える

とか言っていたわ。」

 

「…………」

 

僕は言葉を失った………何故なら今まで友達と思っていた

人の裏切りだからだ……

正直言うと辛いなんて言葉じゃ表す事ができない

強いて言うなら絶望だよ

そんな事を考えていた時………

さらなる絶望が降り注ぐ

 

「そして主犯は坂本君、島田さん、姫路さんよ……」

 

そう僕の親友と戦友が主犯だった…………

もう耐えれない……

そう思っていた時………

 

「あの人達最低ね!明久君に救われたのに

そんな明久君を傷つけるなんて!」

 

優子さんが本気で怒った

 

「姉上の言うとおりじゃ!あやつら見損なったぞ!

ワシは姉上達より明久ともあやつらとも一緒に

居た時間は長かったが、まさかここまでとは……

ワシはあやつらから明久を守るのじゃ!」

 

秀吉がかばってくれた

 

「俺も同じ気持ち。俺は明久に救われてきた

だから俺は明久を傷つける奴は許さない!」

 

ムッツリーニもかばってくれた

 

「僕も同じ気持ちだね~明久君とは一緒に居た時間は短いけど

僕の友達だからね~友達は僕が守るよ。」

 

愛子さんが勇気をくれた

 

「皆の言うとおりだね。くだらない理由で

明久君を傷付けはしない。僕は明久君を守るよ」

 

利光君が僕のために本気で怒っていた

 

「……明久は私の大切な人、だから傷つけさせない。

私は雄二と敵対しても、明久を守る。」

 

そう言って翔子さんが抱きしめて安心をくれた

 

「私も皆と同じよ。明久の事はあまり知らないけど

彼は優しい人ってことぐらい私にもわかる。

だから私にも守らせて。友達でしょ?」

 

優香さんが壊れかけた僕の心を繋げてくれた

だから僕は皆に……

 

「皆ありがとう。本当にありがとう。

こんな僕の為にありがとう。」

 

感謝しかできなかった。

そしたら翔子さんが……

 

「……友達だから当たり前、だから気にしない。」

 

「……うん。ありがとう。翔子さん」

 

僕は泣くしかなかった……

みんななの暖かさに心が救われて涙が溢れだした

 




今回はここまで


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第6話「深まる絆」

僕達は友香さんの話を聞いて、色々対策を

練ったけど何も浮かばず、解散になった。

そして僕は今翔子さんと一緒にいる

 

「翔子さん、いつもごめんね。迷惑かけてしまって

本当にごめんね。」

 

僕は翔子さんに謝った。

 

「……気にしないで。私がしたいだけ。」

 

「ありがとう。でも翔子さんは雄二とも対立するんだよ?

それでも良いの?翔子さんは雄二が好きなんでしょ?」

 

僕は翔子さんが、雄二のことが好きなのは気づいていた

 

「……うん、好きだった。……でも今は好きじゃない。」

 

「そうなの?どうして?」

 

「……私は雄二がこんなことするなんて思っても見なかった。

…………だから、凄く苦しかった。……好きな人の裏切り

……そして、私の大切な人を傷つけようとしてる。

……許せない。」

 

そうだったのか……僕は勘違いしていたのかもしれない

でもこんなのってありなのかな?

こんなの酷いよ。雄二……君は……翔子さんを泣かせて

苦しませた君を僕は許さない

 

「……明久、苦しそう。大丈夫?」

 

あっ、いつのまにか翔子さんを心配させてたんだね

 

「大丈夫だよ翔子さん……翔子さんの方こそ大丈夫?」

 

「……私は大丈夫。」

 

そう言った翔子さんの顔は凄く泣きそうな顔をしていた

だから僕は

 

「翔子さん、ごめんね。」

 

そう言って僕は翔子さんを抱きしめた

 

「……明久?」

 

「ごめんね、翔子さん……嫌だと思うけど、僕は翔子さんの

そんな泣きそうな顔を見たら放っておけないよ。

君は一人じゃないよ?僕は君が泣きそうならその顔を

笑顔に変えようと努力するから……悲しい涙は流さないで?」

 

「……明久、嫌じゃないよ。……嬉しい。

……私は一人じゃないんだね?

……明久の気持ちは凄く嬉しい。

……私も明久が泣きそうなら笑顔にするよ」

 

「ありがとう。凄く嬉しいよ。」

 

「……うん。」

 

「それといきなり抱きしめてごめんね?嫌だったでしょ?」

 

「……嫌じゃないよ。……スゴく嬉しかった。」

 

そう言った翔子さんはスゴく良い笑顔だった

僕はこの笑顔を守っていこうと、僕は

心に誓った。

 

「よかった。本当によかった。」

 

「……うん、明久は私が守るから私の事は明久が守って?」

 

「うん。約束するよ。僕は翔子さんを守るよ。

どんな事からでも必ず守ってみせるよ。」

 

「……うん。」

 

そう言って僕を見て翔子さんは

スゴく綺麗な笑顔だった

僕は少し見とれていたけど

この笑顔を絶やさないって誓うよ。

絶対に絶やさないから…………

 

「あっ僕の家に着いたね。翔子さんと離れるのは寂しいね………」

 

あれ僕は何を言ってるのかな?恋人でもないのに……

 

「……私も寂しい……だから今日は泊まってもいい?」

 

えっ今なんて?泊まる………えぇぇぇ

 

「えぇぇぇ!」

 

「……私じゃ嫌?」

 

「そ、そんなこと無いよ。大歓迎だよ。」

 

「……よかった。」

 

こうしていきなり翔子さんが泊まる事になった

 




今回はここまで
まだ明久と翔子は付き合ってません
多分……


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第7話「繋がる想い」

最近更新がかなり遅れてすみません。
更新が遅れた理由は………作者が、とあるシリーズの上琴ssに
はまり過ぎてるのと、他の人の作品が良すぎて……自暴自棄に
なってる事です。

バカテスssの作品を色々読みましたが………皆プロだよね?って
ぐらい良すぎて……自信損失しております、まぁ自信なんて最初から
無かったんだけどね。

そんなふざけた理由で更新遅れてすみませんでした。
そして、また更新再開します。
皆様に近づけるような作品にしたいと思いますので、また
アドバイスありましたら是非是非お願いします。
でわ、本編始まるよぉ~


何故か勢いで翔子さんが、泊まる事になり

僕はスゴく戸惑っています。

何故かって?そんなの決まってるじゃないか!

僕も男だって事さ♪

えっ?ホモじゃなかったのかって?

僕は普通だぁぁぁぁぁぁぁ

 

「……明久、お風呂上がった。……次は明久が

入ってきて。」

 

僕が一人で漫才してたら、翔子さんはお風呂から

帰ってきたみたい

 

「うん、わかったよ……翔子さん、その格好は?」

 

翔子さんの格好はYシャツだけだった……

 

「……大丈夫。……下着はつけてる。……後、ズボン

履いてる」

 

そう言って翔子さんはYシャツを少し上に上げて

ショートパンツを見せてきた……

ただね……何て言うか、そう言う事じゃないんだよね

 

「えっと、翔子さん下着はわかったけど、なんで

Yシャツなの?」

 

「……愛子が明久はYシャツが好きって言ってた。」

 

「あ、あはは、愛子さんどこでそんな捏造を……」

 

「……嫌い?」

 

ヤバい、翔子さんが泣きそうになってる

 

「そ、そんな事無いよ!好き、大好きだよ!!」

 

この言葉を言って僕は後悔した……僕、変態みたいじゃないか。

だけど翔子さんは、別の捉え方をしていた……

 

「……明久、好きなんて恥ずかしい///……明日、市役所行こ?」

 

えっと市役所?なんで?

 

「翔子さん、市役所に何故?」

 

「……婚姻届///」

 

えっと全く話が見えない……好きってYシャツの事だったのに

それが、婚姻届?

僕は頭をフル回転させた…………

その結果、僕が翔子さんに告白した事になって

翔子さんは結婚したいって事?

ちょっと待ってぇぇぇぇ!

 

「翔子さん……」

 

「……なにあなた///?」

 

やっぱりだぁぁぁぁぁ!

翔子さんの事は好きだけど

こんな付き合い方嫌だぁぁぁ!

こうなったら!

 

「翔子さん、今さっきの好きってのは、Yシャツって事

だからね?」

 

そう言うと翔子さんはスゴく落ち込んだ……

 

「だ、だけど、僕は霧島翔子さんの事が大好きです!

こんな僕で良ければ付き合ってください。」

 

そう言って僕は頭を下げた

 

「……明久、その告白じゃ嫌」

 

「えっ?」

 

振られたのかな?

 

「……足りない言葉がある」

 

そう言った翔子さんの瞳は真剣だった

足りない言葉…………

僕はまた頭をフル回転させた…………

その結果………

 

「翔子さんもう一度だけチャンスをもらえないかな?」

 

「……うん」

 

そう言って僕は翔子さんにラストチャンスをもらった

失敗は許されない。

だけど、これしか無いと思っていたから僕は恐れていなかった

 

そして僕は…………

 

「霧島翔子さん、僕は貴方を誰よりも愛してます。

まだ結婚はできる年齢じゃないけど、僕と結婚を前提に

付き合ってください。彼女じゃなく婚約者になって

ください。」

 

そう言って僕は再度頭を下げた

 

「……正解。……こちらこそよろしく。」

 

そう言って翔子さんは僕に抱きついてきた

 

「あ、あはは、正解してよかった……」

 

僕は安堵したがそれもつかの間だった

 

「……明久、これに名前と判子」

 

そう言って翔子さんは婚姻届を出してきた

つか持ってたのね?

 

「あ、あはは、翔子さん持ってたのね……」

 

そう言って僕は言われたまま、名前と判子を

押した。

 

その時、翔子さんが誰かにメールを打った

そのほんの数秒…………

 

ガチャ

 

「「「翔子&明久婚約おめでとう」」」

 

そう言っていつもメンバーがきた

 

「み、皆どうして?」

 

「それはね明久君、これは僕たちが考えたプロポーズ大作戦

なんだからよ~♪」

 

愛子さんが、そんな事を言った

 

「全部録画済み」

 

「ム、ムッリーニィィィ」

 

「久しぶりに良いもの見たのじゃ。」

 

「秀吉!」

 

「そうね、明久君が婚約するのは残念だけど

二人が幸せならいいかな♪」

 

「ゆ、優子さん!」

 

「優子に同意ね♪明久おめでとう」

 

「友香さんまで!」

 

「……皆のおかげ、ありがとう。」

 

「あ、あはは、まぁありがとう?」

 

そう言った僕は少し疑問を持っていたけど

まぁいっか!と思い納得した

 

「じゃあ今から明久君と翔子の婚約パーティー

始めるよぉ~♪」

 

「あ、愛子さん?パーティー?」

 

「そうだよ~♪さぁ皆始めよ~♪」

 

「「「おー」」」

 

そう言って半ば強制的にパーティーがはじまった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

皆でとりあえず騒ぎまくって、スゴく楽しかった。

そしてパーティーは終わり………皆泊まる事になったんだけど

起きてるのは翔子さんと僕だけなんだよね

 

「翔子さん、隣いいかな?」

 

「……うん」

 

なんて言うか、スゴく恥ずかしいんだよね

昨日までは、友達だったのに

いきなり婚約者になってしまって

そんな事を考えてたら

翔子さんが話かけてきた

 

「……明久は私と婚約者になって

後悔してる?」

 

「そんな事は無いよ。スゴく嬉しいよ。

ただ、ちょっと恥ずかしいっては思うよ。」

 

「……そう。私は恥ずかしくないよ。……好きな人と

想いが繋がれてスゴく嬉しいよ///」

 

「そうだね///あっ!翔子さんお願いがあるんだけど?」

 

「……なに?」

 

「目をつぶってもらえないかな///?」

 

「……うん///」

 

そう言って翔子さんは目つぶった

僕は翔子さんの肩に手を置き

優しく優しくキスをした

 

「///いきなりでごめんね」

 

「……ううん///嬉しかった///」

 

そう言って二人は手を繋ぎ肩を寄せあい

愛を語らっていた。

時を忘れるほどに…………

 




今回はここまで。


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