Fate/chalice,Please (ケゴウ)
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1 空色デイズ

宜しくお願いします。


1980年代

 

「アルストツカにようこそ、次!」

 

ここは、共産主義の国アルストツカ 隣国コレチアとの6年間の戦争がついに終わり

国境の町グレスティンの半分を正当に取り戻し、晴れて国交を再開することになった

 

彼の名はペーパー・ロマフ 原作とこの作品における主人公であり勤労抽選によりグレスティン国境検問所の入国審査官に指名されて働いている。着任と同時に割り当てられた8等級の賃貸住宅に暮らし妻と息子、義母、叔父の生活を自らの収入で支えている

 

数時間後

 

仕事を終えたペーパーは帰路についていた、家まであと数分だ ペーパーは歩いている時に近くにもの凄い衝撃音がした。家とは真逆の方向だ

興味に駆られた彼は音の元へ走り出した。だがこの時彼は知らなかった まさかあの()()に自分が巻き込まれる事になるなんて……

 

 

 

 

 

《Fate/chalice,Please》

 

 

 

 

 

 

 

 

ペーパーが音の元に着くとそこには双剣を逆手に持っている銀髪の少女と銃を持った女海賊が戦っていた

 

 

 

銀髪の少女は目にも止まらない速さで女海賊に切りかかった しかしその攻撃は女海賊のサーベルによって防げられた どうやら少女が劣勢らしい

 

(このままではどうやって勝てようか すまぬマスター殿、撤退いたす)

 

念話に似たものでマスターにそう言うと 双剣で大量の砂を巻き起こして目くらましをした 女海賊は目に砂が入り苦しむ その隙に少女は撤退したらしい

 

「チッ……逃がしちまったか」

 

そう言うと女海賊は霊体化をして消えようしたその時 目線がペーパーにあった どうやら見つかってしまったらしい

 

「さっきの戦いを見ていたんだね」

 

「ッ! 不味いっ……!」

 

ペーパーは恐怖に駆られ逃げ出した しかし女海賊に追い詰められてしまう。

 

「悪いけど、ここで死んでもらうよ!」

 

女海賊がペーパーに向かって発砲しようとした瞬間 

 

突如、ペーパーの近くに魔法陣が現れ眩しい光を放った 光の中に現れたのは女神のような黒髪黒目の少女だった だがその表情は怪訝らしい

 

「これだから聖杯戦争なんて……失礼。問うわ、あなたが私のマスター?」

 

謎の少女の登場にペーパーは思わず

 

「あ、ああ僕がマスターだ」

とつい答えてしまった

 

「アンタ何者だい!」

 

謎の少女は自己紹介する

 

「私は魔術師(キャスター)よ」

 

女海賊も自己紹介をした

 

「なるほどね……アタシは騎乗兵(ライダー)、覚えときな!」

 

そう言うとライダーは手に持っていた銃をキャスターたちに向けて発砲しようしたその時

 

「やめろ! ライダー! そいつらは敵じゃねえ!」

 

ライダーを止めようとした人物は一体何者なのか……?

 

 

 

CLASS 魔術師(キャスター)

マスター ペーパー・ロマフ

真名 ???

性別 女性

身長 159cm

属性 中立・善・人

 

ステータス

筋力 D

耐久 E

敏感 B

魔力 B

幸運 C

宝具 A

クラス別能力

陣地作成(?)A  

魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる しかし彼女の場合は少し違うようだが……

道具作成(?)A

保有スキル

カリスマ C

魅了 D++

他者を惹きつける雰囲気を持つ 彼女と対峙した者は彼女に惹かれる

相手の心理状態や感情によっては抵抗可能 ある少女に関しては効果大とされる

冷静沈着 C

如何なる状況にあっても混乱せず 己の感情を殺して冷静に周囲を観察し最適の戦術を導いてみせる 精神系の効果への抵抗に対してプラス補正が与えられる 特に混乱や焦燥といった状況に対しては高い耐性を有し たとえ軍勢を単身で相手取ることになろうとも彼女は惑わない 執事的行為に対してもこのスキルは有効に働く



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2Chicken Attack

それは遡る事数分前の事だった。

 

ペーパーの家の近くでは魔法陣を書き召喚詠唱を唱えるペーパーの友人ジョルジ・コスタバがいた

 

「素に銀と鉄 礎に石と契約の大公」

 

「降り立つ風には壁を。四方の門は閉じ 王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ」

 

閉じよ(みたせ) 閉じよ(みたせ) 閉じよ(みたせ) 閉じよ(みたせ) 閉じよ(みたせ)

 

「繰り返すつどに五度 ただ 満たされる刻を破却する」

 

「―――――Anfang(セット)

 

「――――――告げる」

 

「――――告げる」

「汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に

聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ」

 

「誓いを此処に」

「我は常世総ての善と成る者 我は常世総ての悪を敷く者」

 

「汝三大の言霊を纏う七天 抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――!」

 

ジョルジ・コスタバが召喚したのは世界一周を生きたままなし得た偉人 フランシス・ドレイク――つまり騎兵(ライダー)だった。

その後、彼らはすぐさま意気投合したその時 ライダーが近くの人影らしきものに二丁拳銃を数発発砲した それを避けて現れたのは双剣を持った銀髪の少女____暗殺者(アサシン)だった。

 

「むぅ……気づかれたか」

 

「アンタ、あんたさっきからアタシ達を監視していたんだね」

そう言うとライダーはアサシンに発砲して先程の戦闘になった

 

 

そして今に至る……

 

 

 

「さっきは悪かったね」

 

ジョルジとライダーは先程の事を話した

 

「気にしないでくれ。ジョルジたちはなぜそんな事を」

ペーパーは少し怯えながらもジョルジ達に質問した

「俺達は聖杯戦争で勝ち抜いて願いを叶えてもらうのさ」

 

ペーパーは困惑した

 

「聖杯戦争? 何を言っているだ? それに君たち(キャスターとライダー)は一体何者なんだ」

ペーパーは困惑している

 

「それは私が答えるよ」

 

キャスターは聖杯戦争について説明した。

 

聖杯によって選ばれた魔術師(またはその素質を持つもの)つまりマスターとサーヴァントが生き残りを懸けて戦うこと

 

参加条件は聖杯に選ばれ令呪を宿し、サーヴァントを召喚すること

 

マスターは令呪を使うことで、サーヴァントに対して3回までどんな内容でも命令を強制できること

 

サーヴァントは切り札である宝具を最少でも1つ所持していること(ただし例外がある)

 

サーヴァントとして英霊が召喚され、その能力に応じてクラスが割り当てられること 割り当てられるクラスは剣士(セイバー) 弓兵(アーチャー) 槍兵(ランサー) 騎乗兵(ライダー) 魔術師(キャスター) 暗殺者(アサシン) 狂戦士(バーサーカー)の7種だと言うこと(それ以外のクラスもある)

 

クラスに対応して、それぞれ「対魔力」「騎乗」「単独行動」などといったスキルが付与される、なお、サーヴァント自体に紐づけされる固有スキルも存在すること

 

最後まで勝ち残った1組のみ、聖杯にて望みを叶える事が出来ること

 

キャスターが説明を終えるとペーパーは疲れ果てた

 

「そう言う事だったのか……」

 

「ええそう、納得した? マスター」

 

「色々ぶっ飛んでいてまだ分からないところがあるけど……僕は魔術師やらじゃないしジョルジ達は魔術師なのか」

 

「悪いが詳しい事は教えられねぇ……まあ心配するな 何かあった時には俺達が助けるなにせトモダチだからな」

 

「ありがとう……あ」

時計を見ながらペーパーの顔が青ざめていた

「どうしたのマスター?」

 

「もう遅いから家に帰らないとぉぉぉ!! 家族に叱られるうぅぅぅ!!」

ペーパーは絶叫した

 

「え」

ジョルジは驚いた

「アッハハハ!」

ライダーは笑った

「笑わないで!」

ペーパーたちはジョルジ達と別れると急いで家に帰って行った(キャスターは霊体化しているので家族には見つかっていない)

その後 ペーパーは家族に叱られた 

 

 

 

CLASS 騎乗兵(ライダー)

マスター ジョルジ・コスタバ

真名 フランシス・ドレイク

性別 女性

身長 162cm

属性 混沌・悪・人

 

ステータス

筋力 D

耐久 C

敏感 B

魔力 E

幸運 EX

宝具 A+

クラス別能力

対魔力 D

一工程による魔術行使を無効化する 魔力避けのアミュレット程度の対魔力

騎乗 B

乗り物を乗りこなす能力 Bランクで魔獣・聖獣ランク以外を乗りこなすことが出来る「乗り物」という概念に対して発揮されるスキルであるため 生物・非生物を問わない 

保有スキル

嵐の航海者 A+

船と認識されるものを駆る才能 集団のリーダーとしての能力も必要となるため 軍略、カリスマの効果も兼ね備えた特殊スキル

星の開拓者 EX

人類史においてターニングポイントになった英雄に与えられるスキル あらゆる難航、難行が“不可能なまま“実現可能な出来事”になる



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3Los! Los! Los!

キャスターとペーパーが出会う数日前……とある地下室

 

「こちらでございます ターニャお嬢様」

「お嬢様はやめろ」

彼女の名はターニャ・デグレチャフ(19)アルストツカの軍人の男性と魔術師の妻の間に生まれた娘であり――

 

転生者である

 

彼女……いや、彼は男性として21世紀初頭の日本でサラリーマンとして生活していた彼は

リストラ勧告した社員の逆恨みによって命を落とし 死後の世界で神を名乗る「存在X」によってリアリストな言動などを咎められ 戦乱の世界で苦労して反省しろと 少女ターニャ・デグレチャフとしてこの世界へ転生させられた あまり関係ない話だが 彼女は共産主義を心底嫌っておりターニャはこっそりレジスタンス組織EZICに入りレジスタンス活動をしている、ある日聖杯戦争ついての情報を聞きEZICの上層部の命令によって参加することになった

 

「冗談だよターニャ、それよりも本当に聖杯戦争に参加するのか……?」

 

「ああ、共産主義は吐き気がするほど嫌いだからな」

 

そうターニャは言っているが聖杯にかける願いは自分を女として共産主義の国の出身に転生させた存在Xを聖杯の力で抹消するのがターニャの本当の願いである

 

(待っていろ存在……必ず貴様を殺してやる)

 

ターニャはそう心に誓い召喚の準備をした 召喚するのは暗殺者(アサシン)のクラスである

 

アサシンはマスターの暗殺や諜報を得意とするクラスであるが7騎の中では最弱である

ターニャは何故アサシンを呼び出すのがというと 上の命令によってアサシンのクラスになったのだ

 

 

ターニャは詠唱する

「素に銀と鉄。礎に石と契約の大公」

 

「降り立つ風には壁を。四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ」

閉じよ(みたせ) 閉じよ(みたせ) 閉じよ(みたせ) 閉じよ(みたせ) 閉じよ(みたせ) 

繰り返すつどに五度」

「ただ、満たされる刻を破却する」

 

「―――――Anfang(セット)

 

「――――――告げる」

 

「――――告げる」

「汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に

聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ」

 

「誓いを此処に」

 

「我は常世総ての善と成る者、我は常世総ての悪を敷く者」

 

「汝三大の言霊を纏う七天 抑止の輪より来たれ 天秤の守り手よ―――!」

 

 

ターニャの前に現れたのは武人のように厳しい表情をした銀髪の少女だった

 

「問おう そなたがそれがしを呼び出したマスター殿か」

「ああ 私の名はターニャ・デグレチャフだ」

ターニャは自己紹介をした

「念の為聞くがお前はアサシンか?」

 

「如何にもそれがしはアサシン 真名はブレア・アイゼナッハ」

「そうか……ところでお前に聖杯にかける願いはあるのか」

ターニャはアサシンに願いを聞いた

 

「願いはござらん」

 

「そうか 私の願いは共産主義の存在そのものを消し去ることだ」

ターニャはアサシンに嘘の願いを言った

 

「承知した、宜しく頼むマスター殿」

「こちらこそ、アサシン」

 

するとその時別の仲間が駆け寄った

「大変だ! 3人とも! 悪いニュースが二つあるけどどっちから聞くかい」

「まともなヤツから聞かせろ」

ターニャは答えた

「分かった ニュースは()()()が召喚に成功したんだけど、クラスは狂戦士(バーサーカー)らしい、詳細は確認中だ」

「なっ……! それで二つ目は何だ」

ターニャは仲間に聞き出した

「二つ目はアルストツカの奴らがサーヴァントを召喚したらしい」

「なんだと!」

ターニャはさらに驚愕した

 

果たしてアルストツカが召喚したサーヴァントは何のクラスか……

 

 

 

《新しいサーヴァント情報が開覧出来るようになりました》

CLASS 暗殺者(アサシン)

マスター ターニャ・デグレチャフ

真名 ブレア・アイゼナッハ

性別 女性

身長 不明

属性 秩序・中庸・人

 

ステータス

筋力 C

耐久 C

敏感 A

魔力 C

幸運 B

宝具 ?

クラス別能力

気配遮断 B

自身の気配を消す能力。攻撃態勢に移るとランクが下がる

保有スキル

魔双剣術 A

詳細不明。

心眼(偽) A

「第六感」「虫の知らせ」と呼ばれる、天性の才能による危険予知。視覚妨害による補正への耐性も併せ持つ。

掃除 A

 



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4Rise

ターニャが召喚準備をしている数分前・・・

 

 

日系アルストツカ人 シュンタ・モカはサーヴァント召喚の準備をしていた

下位の軍人でありEZICの内通者でペーパーと同じように弟 姉を自らの収入で支えている

聖杯戦争に参加する理由はEZICの依頼とアルストツカに蔓延する貧困を見かねてEZICと極秘で同盟を組み参加するのが理由だ

(みんな待っていろ! 必ず聖杯戦争に勝って革命を起こしてみせる!)

シュンタはそう意気込んで槍兵(ランサー)の召喚の準備をしていた ランサーはサーヴァントの中でも特に機動力、運動性能に秀でた英霊である

ランサーを召喚する理由はEZICの事と似た者(スピードタイプ)同士のアサシンとの連携を考えたEZICの上層部で決まったことだ

 

シュンタはEZICのメンバーに渡されたとある英霊が着ていた青タイツの切れ端を触媒に召喚詠唱をしていた……

 

「素に銀と鉄。礎に石と契約の大公」

「降り立つ風には壁を。四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ

閉じよ(みたせ) 閉じよ(みたせ) 閉じよ(みたせ) 閉じよ(みたせ) 閉じよ(みたせ)

繰り返すつどに五度

ただ、満たされる刻を破却する」

 

「―――――Anfang(セット)

 

「――――――告げる」

 

「――――告げる」

「汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に

聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ」

 

「誓いを此処に」

「我は常世総ての善と成る者、我は常世総ての悪を敷く者」

……しかしこの時 シュンタは間違って更に一節加えてしまった

「されど汝はその眼を混沌に曇らせ侍るべし。汝、狂乱の檻に囚われし者 我はその鎖を手繰る者 汝三大の言霊を纏う七天 抑止の輪より来たれ 天秤の守り手よ―――!」

 

シュンタの目の前に現れたのは

 

とある獣に似た鎧を纏った 反転したアイルランドの英雄――

 

「クーフーリン・オルタ、召喚に応じ参上した。問おう、俺の色がお前に関係あるのか?」

 

「あ、あるよ! うん、多分関係ある!」

シュンタは怯えながらも答えた

「念の為聞くけど、君はラン「バーサーカーだ」

バーサーカーは言葉を遮りつつ答えた

「そ、そうなんだ。ありがとう」

シュンタの心の中は

(まずい! まずい! まずい! EZIC()の人達にどう説明すればいいんだ!)

 

シュンタは迷った末にEZICに正直に報告する事にした……

 

 

 

《新しいサーヴァント情報が開覧出来るようになりました》

 

CLASS 狂戦士(バーサーカー)

マスター シュンタ・モカ

真名 クー・フーリン〔オルタ〕

性別 男性

身長 185cm

属性 混沌・悪・地

 

筋力 A

耐久 B+

敏捷 A+

魔力 C

幸運 D

宝具 A

クラス別能力

狂化 EX(C)

聖杯への願望によって誕生したバーサーカークラスなため、Cランク相当でありながら、論理的な会話は可能。しかし如何なる詭弁を弄しても効果が無く、目的に向かって邁進する以外の選択を行わないため、実質的に敵対者との会話は不可能であるといえる。

保有スキル

神性 C

神霊適性。太陽神の子であるクー・フーリンは、高い神性適性を有する。オルタ化しているため、神性が通常よりランクダウンしている。

戦闘続行 A

往生際がとことんまで悪い。獣の執念。戦闘を続行する能力。決定的な致命傷を受けない限り生き延び、瀕死の重傷を負っても戦闘が可能。

精霊の狂騒 A

クー・フーリンの唸り声は、地に眠る精霊たちを目覚めさせ、敵軍の兵士たちの精神を砕く。精神系の干渉。敵陣全員の筋力と敏捷のパラメーターが一時的にランクダウンする。

ルーン魔術 B

北欧の魔術刻印ルーンの所持。この状態で現界するに当たって、クー・フーリンは対魔力スキルに相当する魔術を自動発動させている。

矢避けの加護 C

飛び道具に対する防御効果。魔術に依らない飛び道具は、目で見て回避する。狂化されているため、ランクダウンしている。



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5Valkyrie-戦乙女-

シュンタがバーサーカーを召喚した同時刻 とある場所

 

軍服の男がサーヴァントの召喚準備をしていた 

「早く召喚しなければ……()()()()の為にも」

 

彼は育てていただろう鶏の血で魔法陣を描き 詠唱をしていた

 

「素に銀と鉄。礎に石と契約の大公」 

 

「降り立つ風には壁を。四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ

閉じよ(みたせ) 閉じよ(みたせ) 閉じよ(みたせ) 閉じよ(みたせ) 閉じよ(みたせ)

 

「繰り返すつどに五度 ただ 満たされる刻を破却する」

 

「―――――Anfang(セット)

 

「――――――告げる」

 

「――――告げる」

 

「汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に、聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ」

 

「誓いを此処に」

 

「我は常世総ての善と成る者、我は常世総ての悪を敷く者」

 

「汝三大の言霊を纏う七天 抑止の輪より来たれ 天秤の守り手よ―――!」

 

 

 

魔法陣から現れたのは水髪の巨大な槍を携えた女性だった・・・

 

「□□□□□□□、クラスは…槍兵(ランサー)です 私に優しくしないでくださいね……マスター」

軍服の男はランサーに向かって冷酷に言い放った

「優しくするのは私ではない・・・我ら■に従え」

ランサーは細い声で

「……わかりました」

と言った

 

軍服の男は近くにある黒電話を取って誰かと電話していた

「もしもし……はい……はい、ランサーの召喚に成功しました……はい、ありがとうございます……はいでは私はこれで、アルストツカに栄光あれ」

軍服の男はそう言うと電話を切った

 

 

 

 

 

同時刻 とある湖にて

 

突然 魔法陣が現れ そこに現れたのはフランスで聖女と呼ばれたエクストラクラス 裁定者(ルーラー)のサーヴァント ジャンヌ・ダルク……ではなくその黒化した姿 竜の魔女 ジャンヌ・オルタだった

 

 

「神がおわしめすならば、 ()()には必ずや天罰が下るでしょう」

 

 

 

ルーラーはそう言うと邪悪な笑みを浮かべて何処かへ去っていった……

 

 

 

 

《新しいサーヴァント情報が閲覧出来るようになりました》

 

CLASS 槍兵(ランサー)

マスター ???

真名 ???

性別 女性

身長 172cm

属性 中立・善・不明

 

筋力 B+

耐久 A

敏感 A

魔力 C

幸運 D

宝具 A

クラス別能力

対魔力 B

騎乗 A

保有スキル

神性 E

魔力放出(炎) B

ルーン B

英雄の介添 C

 

 

 

CLASS 裁定者(ルーラー)

マスター なし?

真名 ジャンヌ・オルタ

性別 女性

身長 159cm

属性 混沌・悪・人

 

筋力 ?

耐久 ?

敏感 ?

魔力 ?

幸運 ?

宝具 ?

クラス別能力

対魔力 EX

真名看破 B

ルーラーとして召喚されることで直接遭遇した全てのサーヴァントの真名及びステータス情報が自動的に明かされる ただし隠蔽能力を持つサーヴァントに対しては幸運判定が必要となる。

神明裁決 B

命令やペナルティを執行するため 召喚された聖杯戦争に参加する全サーヴァントに使用可能で 命令を下せる特殊な令呪を各サーヴァントごとに二画保有する

保有スキル

竜の魔女 EX

元帥の願いで生み出された彼女は生まれついて竜を従える力を持つ 特殊なカリスマとパーティの攻撃力を向上させる力を持つ

カリスマ D

軍団の指揮能力、カリスマ性の高さを示す能力。団体戦闘に置いて自軍の能力を向上させる稀有な才能。生前に王として君臨した者ほど高レベルになる傾向にある。

啓示(偽) B

詳細不明。



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