艦隊が編隊を組んでやってきます! (乃々乃)
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春(第一話)は曙

世界はある日突然海から現れた存在により地球の七割を支配された。

 

海路が断たれありとあらゆるものが狂い、世界は大混乱へと包まれていく…

突如現れた侵略者に対して世界は攻撃を開始、しかしそれはまったくの無駄であった。

 

人類同士が殺し合いのために作り上げてきたご自慢の兵器はその侵略者たちを何一つ傷つけることが出来なかったのだ。

 

如何なる攻撃も通じない敵、只々こちら側が消耗し犠牲者を出すという悪夢。

このまま人類はなにも抵抗出来ずあの侵略者たちに支配され滅ぶのだろう、誰もがそう思い絶望へと飲まれていった。

 

 

――そう、彼女達が海から現れるまでは――

 

 

 

 

 

 

 

「艦隊帰投したわクソ提督っ!!」

 

執務室の扉が乱暴に開かれたと同時に幼い少女の大声が響く

彼女はそのままズカズカと前へと進んでいき多くの書類が置かれている机の前で止まった。

 

「ちょっと!!わざわざ遠征に行って資材を手に入れてきた私に挨拶のひとつもないわけ!?」

 

バンッと机を叩いた彼女は黙々と書類を処理している青年を睨みつける。

つま先立ちを顔を寄せるその距離はあと少しで鼻が触れそうな…いやグイグイぶつかっていた。

 

「フンッフンッ…!!ちょと聞いて…クフッー…んの?」

 

時より鼻を引くつかせ、まるで匂いを嗅ぐような仕草を繰り返す。

 

 

「…ご苦労だった曙。」

 

クソ提督と呼ばれた青年は視線を彼女、曙に合わせることなく短く返事を返す

そして少し椅子を引き彼女から距離をおくと紅茶へと手を伸ばし口にした。

 

「まったくエース級の働きをするこの私を遠征になんか出してどういうつもりよ」

 

フンッと鼻を鳴らす彼女は偉そうに腰に手を当て少し膨らんだ胸をこれでもかというほど張ってみせる

それを見た青年は短くため息を漏らした。

 

…気のせいだろうか、青年がため息をした瞬間彼女が深く深呼吸したのは

 

「この鎮守府では遠征は当番制だ、エースだろうがなんだろうが関係はない。」

 

「わかってるわよそんなの!」

 

なら言うなよなんて文句も出てもいいものだが彼は特に気にする様子も見せずに話を続ける。

 

「曙、遠征の報告をしたまえ。」

 

青年は曙へ視線を向け遠征での成果報告を早く報告するように促す

机の上に広がる多くの書類を見るにあまり無駄に時間を使えるような状態ではないのだろう。

 

 

「あぁ…報告ね。」

 

提督の言葉に少しムッとした表情をした彼女だったが、すぐに表情を変えまるで今から悪戯をして困らせてやろう、そんな表情を彼に向けた。

 

「一時間半の遠征を行ってぇ~…成果はぁ~…」

 

 

 

   「ゼロよ」

 

予想外の報告により提督の表情少し強張る。それを見た彼女はにんまり顔を歪め、楽しそうに興奮したように提督へと近づいた。

 

 

「結構いっぱい手に入ったけど全部お金に換えてバケツにしてやったわ!!」

 

「…曙、我が鎮守府はかなりの資材不足。逆に高速修復材は有り余っている状況なのだが?」

 

どういうつもりだ、提督そんな視線をぶつけたが彼女はまるで気にする様子もなく提督へと近づいていき…

 

なんと執務机の上へ乗ったのだ。

 

「あらぁクソ提督もしかして怒った?怒っちゃた??」

 

「そうよね、勝手に資材売って不必要なものに変えてきちゃったんだものね!」

 

机の上へ上った彼女はギラギラとした目で提督を見下ろす。その提督はなにも言葉を発することなくまるで曙が何がしたいのかを早くいうようなそんな視線を送っていた。

 

 

「言われたことが出来ない子にはお仕置きが必要じゃない?

 

 

 

 ………さぁ私のお尻を引っ叩きなさいよッ!!!」

 

まるで吠えるように叫んだ彼女は机の上で四つん這いになり提督へとお尻を突き出した。

 

「さぁッ早くッ!!ハァ…ッハァ…ッ私のお尻をォ」

 

興奮しきった表情を向けてくる彼女に提督は酷く疲れた顔をしてみせる。

 

 

「…後で始末書を書きたまえ、反省するなら今回はそれ許して…」

 

「じらしてんのっ!?早くしなさいよっ早くしないと私ひどいわよっ!!」

 

どうやら提督の声は耳に入っていないようだ、ふりふりとお尻を振りまだかまだかとアピールする曙に対して提督は面倒くさそうに舌打ちをした。

 

「机から降りろ。私は早く書類を片付けたい…」

 

 

「アンタがその気なら私にも考えがあるわ!!やらないなら今ここでぇ!!」

 

叫んだ曙は自分の下着をずり下し

 

 

「オナn…」

 

 

 

スパァァアアアアンッ

 

 

んほぉぉおおおっ!!

 

 

鎮守府は今日も平和です!(大本営発)

 

ちなみに執務室は突如発生したスプリンクラー(意味深)の故障により書類等に甚大な被害が出た模様。健闘を祈る。

 

 




二次小説とか初めて書いてみました。
最近、笑いというかエロスが足りず勢いでやってしまいました…
きっと酷い評価になると思いますがお願いします。

あんまり酷いこと書かれると悲しいです
せめて 

( ^ω^)・・・fuck

↑この程度で…
感想もらえると嬉しいです。


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島村卯月ガンバリマス!!

謹慎処分命令
特型駆逐艦18番艦 綾波型8艦 曙

○月◇日、独断での資源売却および執務室での行動の罰として謹慎二日間に処す。
又、五日間執務室、提督私室への立ち入りを禁止とする。


                            以上。


突然だが提督の朝は早い。

まぁそれも当然だろう。いつ何時我が国の海に危機が迫るか分からない今、その防衛の最前線にいる彼に無駄な睡眠を取らせている暇はないのだ。

 

 

―マルゴマルマル―

 

シンッと静まり返る少し冷たい空気を感じながら提督は閉じた目を開く

それと同時に時計の秒針は数字の12を指した。

 

気怠そうに身体を起こした彼は軽く溜息を吐きそして口を開いた。

 

 

「何故私の寝室にいる…

 

 

             榛名。」

 

 

 

 

「はいっ榛名は大丈夫です♪おはようございます提督。」

 

    

とても美しい笑みを浮かべながら戦艦榛名は提督へ挨拶をした。

 

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――――

―――――――――――――――――

 

「今日は天気が良いのでお洗濯しましょう♪」

 

フリル付きの可愛らしいエプロンを付けた榛名は綺麗に折りたたまれた寝間着を胸に抱え笑って見せる。

 

 

「スゥーッ… モガモガ…  ムフゥ~…」

 

そしてさも当然のように提督の目の前で寝間着を自身の顔に押し付け大きく深呼吸してみせた。

その行動には一つの迷いもなく常習的に行っていること見て取れる。

 

数十秒に渡る提督の匂いを細胞一つ一つ行き渡らせる行為を終えた彼女はどういう原理なのかは分からないが身体中からキラキラを出しながら提督に一言。

 

「榛名は大丈夫です!!」

 

 

いや、問題だらけです。

文句の一つでも出ててもいいものだが提督は怒ることもなく榛名へと質問を投げかけた。

 

「…榛名、貴様は一週間執務室、提督室への立ち入りを禁止されていたはずだ。なぜここにいる」

 

「はい!先日のスプリンクラーの故障で”皆さんの溜まりに溜まった出禁命令の書類”が全て駄目になったと聞きまして」

 

どうやら彼女の中では書類が水浸しで読めなくなるとその効力は無効になるらしい。

これぞ正に水に流すというヤツなのだろうか、まぁそんな馬鹿な話があるはずないのだが…

 

「書類が無くなっても処罰は有効だ馬鹿者…大人しく部屋に帰りたまえ。今日は出撃も遠征ないはずだ、しっかりと身体を休めなさい。」

 

早く出てけではなく、身体を休めなさい。

この言葉から彼なりの優しさが見て取れる。出禁命令がでているものの大切な休日に朝早く来た彼女を強く拒絶出来ないのだろう。

 

紳士的に部屋からのご退出を願う提督だが榛名は一生懸命に自分が出来ることならお手伝いすると提督に懇願する。

 

 

「お願いです提督!久々にこうして会えたのですから榛名もっと提督とご一緒したいです」

 

久々に会えた、そう言う彼女の顔はとても必死そうだった。

ここに来れなかった日など5日程度だろう、しかし彼女にとってその”程度”はとても耐え難いものだったのかもしれない。それこそ提督から言われた処罰を無視してしまうほどに

 

 

「ここに榛名がいては迷惑でしょうか…」

 

 

提督に縋るように問いかけてくる榛名を優しい彼が拒絶出来るはずもなく、小さく溜息を吐いて

 

 

「…好きにしろ」

 

と、一言呟いて部屋の椅子に腰かけた。

 

「ありがとうごうざいます!提督は本当にお優しいのですね♪」

 

パァッと花が咲いたように微笑んだ彼女はトコトコと提督の近寄りいつもの定位置、彼の斜め後ろに陣取った

 

 

「まだ業務開始時間には早いですね、紅茶お淹れ致しますね」

 

「あぁ、では頼む。その前にすまないが少しトイレに行ってくる」

 

紅茶を淹れる為にご自慢のティーカップなどを用意をしてくれている榛名に一声かけ提督はトイレへと向かおうとする

 

…しかし

 

「ッ!!そのお仕事榛名にお任せくださいッ!!」

 

提督が席を立ち歩き出そうとした瞬間、紅茶を淹れるため準備をしてくれていた榛名が床に膝立ちした状態で現れたのだ。

 

 

ナニカを口で受け止められるよう両手をお椀のようにして口の下に添える榛名が…

 

「ふぁいっ!ふぁるなは らいじょうぶれす!!さぁろうろっ!!」

 

だらしなく舌を出しながら恍惚の表情を浮かべる榛名に提督は酷く冷たい視線を送りましたとさ…

 

めでたし めでたし

 




今回はガンバリマスロボの親戚にあたるダイジョウブデスロボの榛名です。
ダズルおパンツが可愛いですね

あ、ぼののに引き続き自分の嫁を汚されたと感じたかたいましたら申し訳ありません。

感想を書いていただきありがとうございます!
これからも感想、評価を頂けるととてもうれしいです。


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空はあんなに青いのに…

~失せ物のお知らせ~


先日より洗濯に出した提督の寝間着が無くなったという報告がありました。
どこかで見た、紛れ込んでいたいうことがありましたら執務室、または大淀まで
ご連絡お願い致します。

                            以上。


本日ハ快晴ナリ。

鎮守府の上に広がる空は突き抜けるように青く、まるで空にもう一つ海があるのではないかと思う程だ。

この陽気に誘われたのか多くの艦娘たちが外へ出て来ている。

 

皆で遊ぶ者、木陰で読書をする者、楽しく談笑する者

各々が好きなように過ごす、なんとも平和な時間だ…

 

 

「私が提督のイッチバーン!」

「は?」

「こいつは力を感じる」

(誰かが持ってきた鉄バットを徐に掴みながら

 

「白露型が1人減るのは悲しいけど仕方ないよね…

 大丈夫、雨はいつか止むさ(暗黒微笑。」

 

「「「野郎オブクラッシャァアアッッ!!!」」」

 

楽しく殺し合い(あそぶ)光景…

 

「はっちゃんお勧め本持ってきました。

 "未熟艦娘進水祝い 提督のイチモツを添えて」

 

「はっちゃんのご本はいつも勉強になるのね!伊達に眼鏡で似非ドイツ人じゃないのね~」

「それどういう意味かな…」

「ろーちゃん知ってるって!はっちゃんみたいな人は”モグリ”って言うんだってでっちが…」

 

狩頭鎌ッ(シュトーレン)!!」

「でぢっ」

「血みどろパーティなのね!にひひっほらイムヤ、ヒトミとイヨもお股弄ってないでこっち来るの!ニムは…聞こえてないか。」

 

「あひぃ」

 

本を読み自分のベスト濡れ場を語り合い…

 

「そうすると提督は縛られて抵抗出来ない榛名に

白濁液と黄金水をですね…」

 

「榛名は毎回crazyな妄想をするネ、姉として心配デース」

 

「むっ、榛名は大丈夫です!金剛姉さまこそどうなんです??」

 

「私ですカ?しょうがないですねぇ~…ごほんっ、私はテイトクと紅茶風呂に入ってお互いの汚れを落としあって舐め合っテ〜、もちろん紅茶は後で美味しく…『榛名ドン引きです』haaan?

榛名ァ…なにか文句あるデース??」

「fuck♀you」超ネイティブ

 

「次は私の番ね…」 「扶桑姉様!?」

「耳を塞ぎたくなる下品な妄想猥談でも

伊勢、日向には負けたくないの…」

「2人ともここにいないですよ…

…もしかしてただ猥談に参加したいだけじゃ…」

「なななにを言ってるのかしら山城、そんなわけ…

 

はぁ、空はあんなに青いのに…

私、山城のお話も聞いてみたいわ」

 

「えぇっ!?わ、私は別に提督となんて別に…その、

キスとか、優しく触れ合ったり抱きしめたりとか…」

 

「あらやだこの子清いわ…己の獣のような欲望が恥ずかしくなってきた…」

 

自分が行いたい変態シチュエーションの話で盛り上がる者達。

 

あゝなんて平和な日なのだろうか…

提督の実質被害、今日未だ無し。

本当に珍しいこともあるものだ、

そしてもう珍しいことがもう一つ。

 

「…。」

 

そう、提督が外へ出て来ているのだ。

 



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ミスター味っ子☆

未熟艦娘進水祝い ~提督のイチモツを添えて

幼く未熟であった彼女がようやく今日進水式を迎える。
あゝなんて素晴らしい日なんだろうか…これで彼女も一人前の女になる。

だから祝いをしてあげようじゃないか、彼女を愛する者として…

   ~愛の込めたプレゼントを


            未熟艦娘進水祝い 一部抜粋。

あの艦娘も濡れたっ!?愛するが故に自分だけの色に染めたい…
提督の祝いが未熟な艦娘に襲い掛かる… 
税込み1190円(イ、イクノ~)         乃々乃出版


ある晴れやかな日、提督は久々に執務室から出て来ていた。

 

ついさっき今まで彼を苦しめに苦しめた狂気的な量の書類がようやく片付いたのだ。

心なしか彼の表情もいつもの険しさが緩和されているような気がする。

 

「…陽射しが眩しいな」

 

目を少し細めた彼は動かしていた足を止め空を見上げた。

 

 

「あら、貴方が外にいるなんて珍しいじゃない。

 

どういう風の吹きまわし?」

 

 

「ん…天津風か、仕事がようやく片付いたのでな。少し散歩をしていたところだ」

 

声がした方へと顔を向けた彼は清々しそうに返事を返す。

 

それを聞いた彼女は少し驚いたような表情を見せて「本当にあの量の書類を終わらせたの?凄いを通り越して少し怖いわね…」なんて呟いてみせた。

 

「あら、貴方少し帽子が少し曲がっているわ。直して上げるから少し屈みなさい」

 

「いやそれ位自分で『はやくしなさい!』…では頼む」

 

自分で出来るからと断ろうとしたものの天津風の勢いに負け

彼は片膝をついて彼女の手が届く高さまで頭を下げた。

 

(いつもより提督の匂いが強い…いいじゃない) これでいいわ」

 

「すまない助かった」

 

立ち上がった提督は彼女に礼を言う

 

「ところで貴方、最近汗は掻いているの?書類仕事ばかりで一日中座っているんじゃない??」

 

「確かにな。だがいきなり何故だ」

 

「毎日汗をしっかり掻かないなんて身体に悪いわ!今日はこの天津風がしっかりと汗を流せるような健康的な生活を送らせてあげる♪」

 

にこやかに笑ってみせる彼女は私に任せない!と慎ましい胸を叩いてみせた。

 

「おい待て天津風、何を言って…」

 

「さぁついてらっしゃい!まずは鎮守府の周りをランニングよ!!」

 

 

〈サァ、ケンコウテキナアセヲカイテ イッショニキモチヨクナリマショウ!!

 

 

――――――――

―――――――

――――――

 

「お疲れ様、お水よ。一つも息を切らさず走り切る…流石ね」

 

「いきなり走り出す奴があるか…」

 

天津風から渡させたコップの水を一気に飲み干し提督は息を吐き出す。

彼の表情はいつもと変わらず鉄仮面のようであるが、額からは汗が流れ少し暑そうにしていた。

それをみた彼女は少し嬉しそうに おかげでいい汗掻けたでしょ?

と笑って見せた。

 

「ヒトフタマルマル お昼ね。安心しなさい!!昼食もこの天津風特製スペシャル料理をご馳走してあげる!!」

 

少し待ってなさいねと言った彼女は執務室奥にある台所へと消えていく。何故だろうなんだかすごく嫌な予感がする…提督はそんなことを思いながら取り出したタオルで汗を拭きとった

 

 

「お待たせ、さぁたんとお食べなさい!!天津風の激辛辛撼鍋よ♪」

 

しばらくすると彼女はグツグツと音のする土鍋を持って台所から現れる。

鍋敷きの上に置かれた土鍋の蓋を開けた瞬間、大量に白い湯気が立ち上り鍋の中身が姿を現した…

 

 

 

 赤だ。 

 

ぐつり…ぐつりと煮え立つ姿はまるでマグマのよう

それを見た提督の表情は今日初めて変化を見せた。

 

苦渋… おそらくこの言葉が一番今の表情に合うだろう。

眉間に皺を寄せ鋭い眼光で鍋を睨みつける

 

「さぁどうぞ、きっと貴方の口にあうはずよ♪」

 

天津風は美味しそうに小鉢に鍋の具をよそい提督の前へと置く。

ポタタッと自身の顎から垂れてくる汗を手の甲で拭った彼はゆっくりと箸を持ち上げ

 

「…いただきます」 手を合わせた。

 

しかしそこから箸が動かない。片手に持たれた真っ赤な汁と具材たちのよそわれた小鉢を凝視するばかり。

これを口にした瞬間自分は一体どうなるのか、見た目からしてこれは人間が耐えられるものなのか?

あらゆる疑問等が提督の頭の中でぐるぐると回り、彼に食べるという行為を躊躇させる。

 

「じゃあ私もいただくわ。はふっ…ん~辛いわね!!でも美味しいっ…はむっ」

 

だが彼女は、天津風は食べることを躊躇する提督を気にもせずそれを口に運んで見せた。

辛いっ辛いと言いながらも彼女は玉のような汗を零しながら食事を続けていく、すごくいい笑顔で…

 

それを見た提督は大きく目を見開き、そしてフッと笑って見せた。

自分は何をそんなに躊躇していたのか。これは天津風が自分のことを想い作ってくれたもの、

それを食べないなんていう選択肢は最初から存在しないのだ。

 

心の中で すまなかったと謝罪をした彼は天津風特製激辛辛撼鍋を口に運んだ。

その瞬間、まるで身体が燃えているのではないかと思う程の熱さが彼を襲う。

身体中から汗が吹き出し、ぼたぼたと汗が零れ落ちていく

 

「…辛い」

 

一言そう呟いた彼は再び真っ赤な汁が滴る野菜を口に運び咀嚼し飲み込む。

辛い、辛いのだ。今まで食べたことのないほどの辛さ…しかしその中にある旨味がある。

それが箸を止めさせようとせず、もう一口…もう一口と口へと運ばせてしまう。

 

「お鍋の感想はどうかしら?貴方♪」

 

 

「あぁ…美味いな」

 

彼女の問いかけに彼は笑いながら答えた。

 

 

 

 

( ^ω^)・・・お~激しい

 

 

「ふぅ暑くなったわねぇ」

 

食事を終え食器を片付け終えた二人はムンムンと蒸した執務室で食休めをしている。

ソファーに座り足をぶらぶらと遊ばせている彼女は上着の襟をパタパタとさせ服の中に空気を送り込む。

 

「窓を開けよう、そうすれば部屋の熱気も逃げる」

 

提督は天津風の横から立ち上がり窓へと向かおうしたが天津風がそれを止めた

 

「今日は汗を掻く健康的な生活をする、忘れたの?」

 

「…しかし暑いのは嫌だろう」

 

赤みがかった頬をぷくぅ~と膨らませ怒ったような視線を向けてくる彼女に提督は困った顔をして、

ではどうするのかと質問を投げかけた。

 

「そんなの簡単じゃない、脱げばいいのよ!」

 

そう叫んだ彼女はバサァッと自分の服を脱ぎ捨て下着姿になってしまった。

黒の紐パンに上に至っては黒い紐のようなもので”先端”のみを隠すという下着とは到底思えない格好をしていた。

 

服を脱いだせいかフワリと彼女の甘い匂いが広がり執務室に広がっていく

 

「…はしたないぞ天津風、ここが執務室であることを忘れるな」

 

服を脱ぎ捨てなにやらスッキリとした顔をして再び提督の横へと座りなおす彼女に向けて、

彼は少し呆れた顔で注意をする。それに対して彼女は ”別にいいじゃない、私は貴方に見られるのなら平気よ”

と反省した様子もなく伸びをしてみせる。

貴方なら平気…おそらく信頼しているからという意味だとは思うが、提督は男性である。信頼しているからといってあのような格好に平気でなられてはあまりよろしくないだろう。もしも万が一、万が一提督が欲情し襲い掛かってきたら彼女はどうするのだろうか。まぁ艦娘である彼女に襲い掛かるなど自殺行為に等しいのだが…

 

「じゃあ貴方も脱いじゃいなさいよ、そうすれば変じゃないでしょ?」

 

赤信号、皆で渡れば怖くない。

つまり彼女の考えはこうらしい、

「一人だけ下着姿だからおかしく見えるのだ、二人でなってしまえば普通になって恥ずかしいという気持ちもなくなる」

 

うむ、おかしな理論だ。

提督は無視して何度も窓を開けようとするものの横に座る彼女に腕を捕まれソファーに引き戻されたり、抱き着かれてまったく動けなくされるという行為が何回も行われた。

 

そのせいで元々汗だらけであった提督の服はさらに汗まみれになってしまい、気持ち悪そうな顔をしている。

 

「…ハァ、まったく」

 

そう呟いた彼は大きな溜息を吐きながら、もう限界だったのだろう自分が着ている上着へと手を伸ばしワイシャツ姿になった。

そのワイシャツも汗まみれで透けてしまっており彼の肌が薄く見えてしまっている。

 

「やっと脱いだわね!まったく遅いわ…」

 

ほんと早くなりなさよね…と小さく呟きながら天津風は横から提督へ抱き着き、胸元に顔をうずめて動かなくなった。

 

「おい、なにをしている」

 

抱き着いて動かなくなった彼女に対して提督は声をかけるが返事が返ってくることはなく無音が執務室を支配する

 

 

その時、

 

 

 ”ジュルッ”

 

ちゅぴっ… ちゅ~…ちゅぱっ れるぅ… ジュパッ!!

 

なにやら提督の胸元から何かを吸い、、舐めるような音が聞こえ始めた。

提督は天津風の頭を掴み自分から放そうとするがまったく動く気配はない

 

「…天津風なにをしている」

 

「べちゅに…んちゅっ ただ流した汗の分ミネラルを補っている れろぉ…だけよ」

 

提督に抱き着いた彼女はひたすらに彼のワイシャツに吸い付いたり、首を舐め、ボタンの隙間から”汗を舐め吸い付く”行為に没頭している。

 

「ねぇ…私今から貴方に伝えたいことがあるの…」

 

「…。」

 

提督のワイシャツを甘嚙みいして汗の味を味わいながら彼女は告げる

 

「これを聞いたらきっと貴方は気持ち悪いって思うわ…」

 

提督の胸元に顔をうずめこれでもかという位長く深呼吸を繰り返した彼女は震えた声で話を続ける。

 

「でも知ってほしい…貴方には…だから言うわ…」

 

提督の首元の汗を汗を丁寧に舐めとり決意と不安が見え隠れする瞳を彼へと向け、そして口を開いた。

 

 

 

 

 

「あのね!私貴方の匂いとか汗とかに凄い興奮するのッ!!!」

 

「知ってる。」

 

なんとも冷たい視線で提督はそう返した。




殺人的な一週間を乗り切り投稿…遅くなってごめんなさい。
別に鍋について熱く語りわけじゃないのになんか文字数多くなって笑いがこみ上げてきました。

感想、評価くださった方ありがとうございます!!
お待ちしておりますどんどんください♪


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ビッチの流儀

 

ある晴れやかな一日、鬼の書類作業もなくなり提督はのんびりと通常業務に励んでいた。

 

「ちーっす提督、鈴谷きたよ〜」

 

突然扉が開いたかと思うと薄緑のセミロングの少女が執務室へと入ってくる。

本日の秘書艦 鈴谷である。

 

 

「あ、お菓子置いてある!いただき〜…んまっ!なにこれっ」

 

入って来たかと思うと提督への連絡を行うこともなく"間宮、提督に愛を込めて"と書かれた和菓子に手に取りソファーに腰掛け食べ始めた。

 

 

「…10分の遅刻だ鈴谷」

 

「ん~?別にいいじゃ〜ん鈴谷と提督の仲っしょ♪それともなに〜鈴谷が来なくて寂しかったの??」

 

いつまで経っても報告もせずお菓子をパクつきながら携帯を弄る彼女。提督は呆れた顔で早く報告をしろと促すが、にんまりと笑みを浮かた彼女は提督へと近寄り、肩に抱きついてみせた。

 

「うりうり〜♪どうなん?鈴谷が来ないからて寂しくて仕方なかったんでしょ〜??」

 

ほんと提督可愛いよね〜♡

そんなことを言いながら彼の肩を揉んだり、指先で頬をつついたりなど、普通上官に行えば激怒されるような行為を繰り返す。

 

「…。」

 

「だんまり??あ、もしかして興奮してるとか?うわ〜ケダモノじゃーん♪」

 

何をしても提督が怒らないことに調子に乗った鈴谷はさらにベタベタと身体をくっ付いてみせたり、過剰なスキンシップを続けていく。

 

 

「ねぇ提督、鈴谷の甲板ニーソ触らせてあげようか?」

 

「すっごい気持ちいいらしいよ?皆言ってくれるし…

 どう?触りたくない??て・い・と・く♡」

 

耳元で囁いてくる彼女の表情はまるで提督を誘っているようで、とても淫らな雰囲気を醸し出している。

 

それに対し提督はというとただ無表情で彼女を横目で見るだけである。

 

「ほらほら、緊張しなくてだいじょーぶだって…楽しいことしよ?」

 

 

"鈴谷に任せて…"

 

そんな声とともにスルリ…と彼女の手が肩から離れ、提督の身体を伝い徐々に下がってゆく…そしてあとほんの少しで提督の大切なところへ届きそうになった時、

 

「鈴谷。」

提督が片手を上げ鈴谷を止めた。

そしてなにやら服の中に手を入れたと思うと数枚の紙を彼女へと差し出したのだ。

その紙とは…

 

 

 

一万円

 

金であった。しかも五枚、五万円である。

 

「…へ?」

「鈴谷よ貴様も年頃なのだろう、欲しい物が多く金が必要なのも分かっているつもりだ。しかしお前は私の大切な艦の一人であることを忘れてはほしくない。決して自身を安く売るようなことは止してくれ。金が必要ならば毎回は無理だが私が出資しよう。さぁ受け取るがいい」

 

儚げな笑みを浮かべながらお金を手渡そうとする提督、それにどういう反応をすればいいか困惑する鈴谷。

 

「あの、提督?言われてる意味がわかんないんだけど…」

 

「援助交際はやめたほうがいいぞ、鈴谷」

 

視線を合わせはっきりと告げる提督。

 

 

 

「ハァアアア!?鈴谷そんなことしてないんですけどっ!!経験ないんですけどっ!!つるつるぴっかぴか新品[ピー]なんですけどっ!?」

 

なんの経験がなく、ナニがつるつるぴっかぴか新品かはここで言うのは控えよう。

提督に言われた衝撃的な言葉に顔を真っ赤にして叫ぶ鈴谷、顔から湯気が出るのではないかと思うほどに真っ赤になっている。

 

ダンダンッと地団駄を踏む彼女に対し彼は

 

 

「フッ」

いつもよりほんの少し口角を上げ鼻で笑ってみせた。

こやつ確信犯である。

 

「すまない鈴谷、どうやら私の早とちりだったようだな。あまりにも経験豊富そうな物言いだったのでな…少し勘違いをしてしまった」

 

「ぐぬぬぅ〜」

 

今だ真っ赤な顔の鈴谷は怒った顔をしてみせるものの気恥ずかしさもあり文句が口から出てこない。

まぁ経験豊富そうな雰囲気を醸し出し有利な場を作り出そうとして見事失敗、こんな顔にもなるだろう。

悔しそうに唸る彼女を提督が満足そうに眺めている。

 

「ぐゔぅうう〜…提督の、提督の〜…

『ご主人様遠征組帰投しました〜…おや、鈴谷さ』

 

童貞ちんぽこ先生ッ〜!!」

 

 

大声で淫語を叫び、逃げるように執務室から走り去って行く彼女。

提督とタイミングよく入室してきたピンクツインテールの少女、漣はその背中を見送った。

 

そして暫しの沈黙の後、

 

「ご主人様が童貞ktkr!ktkrッ!!キタコレェエエ!!」

 

ぴょんぴょんと飛び跳ね興奮と喜びを露わにする彼女。

目は血走り、口からは涎が垂れ完全にイッてる状態だ…

 

「ご主人様!漣とここで一緒に初めてを捨てましょう!」

 

「…漣、少し静かにしろ…床が抜ける」

 

こうして提督童貞説が流れ鎮守府全体がしばらくの間お祭り騒ぎとなり、

提督はもう絶対にノリで艦娘をからかうのはやめようと固く誓うのであった。

 

 

 

――――――

――――

 

一方鈴谷は…

 

「ぐすっ…うぅ提督の馬鹿ぁ~」

 

「はぁ、いい加減泣き止みなさいな鈴谷…提督も悪ふざけが過ぎているけれど鈴谷もいけませんのよ?」

 

「だって雑誌に経験豊富そうに攻めたほうがいいって…」

 

「貴女にはその雑誌向いていませんわ、大体なんですのその『ギャルの男食いheaven』って…」

 

 

「駆逐艦の子たち皆、鈴谷の膝枕気持ちいいって言ってくれたのになぁ…鈴谷魅力ないのかな…」

 

「まず自分の言動を思い返したほうがいいと思いますわ…さてと」

 

「熊野いじわるぅ…ていうかなんでそんなお洒落してんの?お出かけ??」

 

 

  「…今日は提督とディナーですの」

 

 

「」

 

 

お わ り




鈴谷は処女ビッチ、はっきりわかんだね。

いつもコメントくださる方々ありがとうございます!
とても励みになっております…


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暗躍っ!艦これショタ喰いシスターズ★(偏見

 

 

皆が寝静まった深夜、暗い一室にて秘密の取引が行われていようとしていた…

 

「じゃあこれを使えば提督が…」

 

「はい!お二人のご要望通りこれを飲ませるとですね…」

 

渡された小瓶をギラついた瞳で凝視する彼女は説明など聞こうともせず口から涎を垂らしながら妄想の世界へと旅立って行く。

一体彼女の頭のなかではナニが繰り広げられているのか…

 

「あはは…聞こえてないみたいですね」

 

「馬鹿め…と言って差し上げますわっ!」

 

「ちょっ、高雄さん鼻血!私の研究室汚さないでくださいよぉ」

 

「AKSさん私の事はTKOと呼んでください。名前がバレたら色々とマズイです」

 

あぁ〜カーペットに…

ボタボタとカーペットに鼻血を流すTKOに悲鳴を漏らしたAKSはすぐさま雑巾を持ち出しカーペットに付着してしまった鼻血の処理をする。

TKOは必死に汚れを落としているAKSを気にもせずティッシュを鼻に詰め、まったく警戒が足りませんわなどと掃除をしている彼女に対してお小言をいってみせた。

 

「ATGそろそろ帰ってきなさい、AKSに報酬を渡して明日に備えましょう」

 

「ふぇっ?え、えぇそうね高雄『TKO』…TKO、明石ありがとう〜これが報酬ね!」

 

涎を拭きながら妄想の世界から無事帰還した彼女は明石…いや、AKSへと男性用のワイシャツを差し出した。

 

「おっほ!これです、これが欲しかったんですよ!

スゥ〜…ンハァァア…これは洗濯前のものですね?香りが違いますよ…」

 

素晴らしい、最高、イキそ…、そんな単語を発しながらワイシャツに顔を埋めるAKS、どうやら報酬はお気に召したようだ。

それを見たATGとTKOは満足そうに頷くとスカートの中を弄り始めた彼女を一人にして部屋を後にするのだった。

 

 

 

 

「ンジュ……ンッパ…、すごいわ!本当に飲ませたら小さくなるのね!」

 

「あ、愛g…ATG早く変わりなさい!次は私の番よ…んちゅ♡」

 

「あぁん…押さないでよ高雄ぉ…」

 

「ンゥ…ちゅ…TKOぉよ…ちゅるっ」

 

「むぅ〜…!早く交代しましょうよ〜」

 

「れぅ…ンハァ… 子供の体温は高いっていうけれど本当なのね。"いつもしている"時より口の中が熱いかも…」

 

「そうね〜、でもこの熱い感じ嫌いじゃないわぁ♪さ、交代しましょう」

 

「あっそうだ(唐突

ねぇATG、いいこと考えたわ。提督にもご奉仕していただきましょう?こうして…んしょ、"ここ"に薬を付けて…提督に舐めて頂くの」

 

「あ、ずるいわ!私もやるっ」

 

「私が先♪…やんっ くすぐったい♡」

 

「高雄ぉ早く交代しましょう〜私待てないわ!」

 

「揺らさないで、提督の目が覚めてしまうわ…私達に子供が出来たらこうやってしてあげるのかしら…ふふっ提督こんなに可愛らしくなってしまわれて、赤ちゃんのようにこんな…ンッ♡なにかしら胸の芯が熱くてなんだか変な感『ヂュウウッ!!』ジィッ!?」

 

「高雄っ!?」

 

「いきなりぃい!強いですぅ提督、あひっ噛んじゃ…ンンッ〜♡なにっ!?先っぽ熱いっ♡おかしいですッな、ナニカ出て…来ちゃうっ」

 

んにゃああああッ〜♡

 

 

ーーーーーーーー

ーーーーーー

ーーーー

 

「ん…」

 

マルゴウサンマル。

提督は口元に違和感を感じ目を覚ます。

なにやら口の周りが濡れているような感覚がして腕で拭ってみると、寝間着の裾にピンクの汚れと液体が付着した。

 

なんだこれは…提督は思考を巡らせる

このピンクの汚れはおそらく口紅やリップグロスのようなものだろう、何度かシャツの襟元や首につけられた事があり見覚えがある。

ではこの液体はなんだ?

ぺろりと口元を舐めてみればほんのりと甘い味と香りを感じた。

 

「これは一体…??んんっ、あーあー…」

 

疑問を口に出そうとした時、もう一つおかしな事に気がついた。

自分の声がやけに高く聞こえるのだ。

何度か発声をしてみてもやはり声は高いままだ。

 

なにかがおかしい、提督はすぐさま起き上がり自身に起きている不可解な現象を探るべくベットから起き上がろうとする…が、

なにやら布が手足に絡まり上手く動く事が出来ない。

ズリズリと身体を動かしてなんとか這い出ることが出来た彼は、両手を上げなにが絡まっているのかを確認してみる、しかしそこには自身の寝間着の裾がだらんと垂れ下がっているだけであった。

 

…垂れ下がる?

自分はこんな袖の長い服を着ていただろうか?

寝ている間に服が伸びた…はたして服はここまで伸びるものなのか??

 

おそらく一番考えらることは、考えたくもないが…

おそらく自分の身体が…

 

 

「おっはようございま~す♪愛宕が起こしにきたわぁ♡

 

  …まぁ提督!そんな小さくなっちゃってどうしたの??」

 

…縮んだことか。

 

 




どうなんこれ?
別に描写はしていない、読まれた方が想像しただけです。
性的表現はありません、R18ではありません。(屁理屈

皆様の豊かな表現力とても素晴らしいと思います!

感想、評価お待ちしております!
いただけるととても嬉しいです


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ショタ食いシスターの子育て

朝起きると子供になっていた提督。こんなあり得ない状況に頭を痛ませながらも今、自分の身体に起きている不可解な現象を鏡を見て確かめる。年としては小学生低学年くらいだろうか、鏡に映るの姿は提督にはとても懐かしいものだった。

 

「さぁ提督、お着替えしましょ♪」

 

そしてもう一つ不可解な点、それは彼女の態度だ。

朝から寝室に乱入してきた愛宕、彼女は小さくなった提督に特に驚くこともなく満面の笑みを見せると当然かのように身の周りのお世話を始めたのだ。おそらく彼女はこの現象について何かしら関係していると提督は考えている。

 

 

「…おい、下着まで下ろそうとするな」

 

「でも今のパンツのままじゃ緩くて困るでしょう?えい♪」

 

考えを巡らせている彼はのズボンをぐいぐいと引っ張る愛宕、やめさせようと引っ張る手をはがそうとするものの子供の力では歯が立つはずもなく、簡単に下着ごと下ろされてしまった。

 

いつものように冷静を装っているが、これは少し不味いことになったなと内心彼は舌打ちした。

この体格差、今襲われたら逃げることも抵抗することも出来ないだろう、ここから導き出される未来は想像に難くないだろう。

彼女も今は無害のように振舞って提督のお世話をしてはいるが、時折見せる視線が子供を愛おしむものから、獲物がいつ隙を見せるのを待っている猛獣のものに変わる時がある。

 

下着ごと寝間着を剥ぎ取った彼女はそれを丁寧に折りたたみ自分が持ってきたカバンの中へと仕舞う。

普段の提督ならば一体なにをしているのかを指摘し、やめさせようと

するだろうが、もし指摘をしたことで彼女が逆上して襲ってきたことを考えて注意するのをやめた。

されるがままの提督はあっという間に着ている服全ても脱がされ丸裸の状態にされてしまう。

なんとか近くにあったシーツをなんとかひっぱり下半身だけは隠せるようにはしたが…

 

「…あらあら、じゃあこれに着替えましょうね!」

 

下半身をガン見しながら残念そうな顔をする愛宕は、気を取り直すように手を叩きある物を取り出した。

 

子供が着るほどの軍服である。

 

 

「…これは?」

 

「作ったわ」

 

なんの迷いもなく自作の服を取り出した愛宕、容疑者から犯人になった瞬間であった。

 

服を持ちズイズイと迫ってくる彼女を鬱陶しそうにするが裸よりは服を着たほうがマシという判断を下し、提督は愛宕の手を借りながら服に袖を通すことにする。

 

「バッチリだわ!提督、とても可愛い…んしょっ」

 

お手製の軍服に身を包んでいる彼を満足げに見つめる愛宕。

可愛い可愛いと何度も言ったかと思うとにこにこと笑いながら提督を抱き上げてみせた。

 

「……!?おい、離っもがが…」

 

あまりにも自然過ぎる動きは彼ですら抱き上げられて十秒程度はなんの違和感も感じずに受け入れてしまうほどで、気づいた瞬間すぐさま離れるためジタバタと暴れてみせる。

しかし、いくら抵抗をしようとも離れることは出来ず、圧倒的過ぎる肉の塊に顔を挟み込まれてしまう。息苦しさと彼女の甘い匂いの二重責めによりだんだんと力が奪われていく状況に焦る提督。

このままいけば彼が捕食者(プレデター)に(性的に)いただかれてしまうのはほぼ間違いないだろう。

 

身体が小さいというのはここまで不利になるとは…と、今の状態に嘆きながら彼は深い闇の中へと落ちていき…

 

 

「ちょっと愛宕ズルイですわ!!」

 

意識を引きずり込まれるような感覚に身を任せようと瞳を閉じた瞬間、大声とともに扉が乱暴に開かれ一人の女性が現れた。

 

高雄型一番艦、高雄である。

 

 

「あら高雄…(もう母乳は止まったの?)

(「母乳パッドを使っているわ…」)

 

「ごほんっ愛宕!提督のご迷惑になることはやめなさい」

 

いつもより顔を赤くした彼女は愛宕から提督を取り上げ自分の胸の中へと抱き寄せた。

 

「ッハァ…助かった。しかし高雄遅刻だ…珍しい」

 

「うっ…(それは提督があんなに強く吸うから…)すみません…」

 

 

ーーーー

ーーー

ーー

 

愛宕の拘束から解放され、ようやく執務室へと辿り着く。

邪魔をしていた本人はというと提督の後ろに立ち、にこにこと笑いながら鼻歌を歌っている。…どうやら反省などしていないようだ。

 

 

「提督、どうぞホットミルクです」

 

「あぁ、ありがとう…んっ」

 

ハァ…と溜息をつき疲れた表情の彼の前にマグカップが差し出される。どうやら高雄が気を利かせて飲み物を淹れてくれたようだ。

提督は一言礼を言ってから受け取りカップに口をつける。

子供になった提督に気を遣ってなのかホットミルクは人肌ほどの温かさだった。

 

 

「フゥ…♡フゥ…♡高雄のミルクを、提督が…」

 

「ぶぅ〜…高雄だけズルイわぁ、私も出ないかしらぁ」

 

両手でカップを持って高雄特製ミルクを飲む提督に鼻息を荒くしている高雄は、興奮を隠しきれない様子でもじもじと太ももを擦り合わせ

ながら自分の豊満過ぎる胸をギュッと抱きかかえて体を震わせた。

それを見ている愛宕も羨ましそうに呟くとこれまた大き過ぎる乳肉へと手を伸ばし搾るような手付きで自分の胸を揉み始めるのであった。

 

 

(「あっ…また出てきて…♡交換しなきゃ」)

 

「…?」

 

ホットミルクを飲み終えたのと同時に高雄は胸を押さえながら少し失礼しますと、小走りで執務室から出て行ってしまい提督はそれを不思議そうに見送るのであった…

 

 

ちなみにいきなり胸を揉み始めた愛宕には冷たい視線を送った提督なのでした。

 

 

 

 

 




仕事忙し過ぎるんですがそれは…
遅くなりすみません、しかもまとめられないから続く続く…早くオチを用意せねば…
あ、そうだ(唐突
今日は乳射式(入社式)だったゾ(激寒

毎回感想くださりありがとうございます!
とても励みになっております_(:3 」∠)_


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ショ(ry 終わりの話

fgoやってました。
メルトリリスとキアラ可愛いです。(入手済み

何故かオッパイはいないです。血涙


 

 

高雄が執務室から飛び出してから数時間が経った。

戻って来ない彼女のことが気になるものの先に自身の仕事を終わらせてから考えようと決めた彼は、さっそく提督はいつもより高い椅子になんとか腰掛けると机の上に置かれた書類へと手を伸ばそうとする

 

が、

 

「あら…届かないんですか?ふふ、じゃあこうしましょ♪」

 

小さくなってしまったせいで机の上にある書類に手が届かない。

なんとか取ろうと苦戦しているその姿に愛宕は顔を綻ばせると、提督を後ろから抱き上げて自分が席に座り、膝の上に座らせる。

提督はなんとも言えない表情をするも膝の上に乗ったおかげで書類に手が届くようになったため何も言えずこのまま仕事をすることとなった。

 

 

 

そして現在の時刻はヒトヨンマルマル過ぎ。

途中で昼食休憩をはさみつつも黙々と書類に目を通していき、机の書類は既に半分以下となっていた。このペースならばあと二時間ほどで今日の仕事は片付くだろう。

提督は次の書類を読むために一度手に持つが、何故かまた机の上に戻す。

 

「んむぅ…??」

 

仕事を始めて数時間、目を軽く擦り小さく欠伸をする提督は大人になってから久しく感じていない強い眠気に襲われていた。

体が小さくなった影響なのか、なんとか負けないよう頭を振ったり伸びをして眠気を醒まそうとしてみるが効果は薄く、少しすると無意識に船を漕ぎが始まってしまう。

 

「…提督、お眠ですか?」

 

眠そうにしている提督に気がついた彼女は提督のお腹に回いた手を一定のリズムで優しくポンポンと叩いてみせる。

それは母親が小さい子供も寝かしつける時のそれと同じもので、いま必死に寝ないように頑張っている彼にとっては非常にやって欲しくないものだ。

 

「大丈夫よ、ほら…ゆっくり目を閉じて…ね?」

 

愛宕は耳元で優しく囁くと片手で提督の両目を覆う。ほんの少しのところで耐えていた提督は視覚からの刺激を失ったことであっという間に心地よい闇の中へと落ちていった。

 

 

ーーーー

ーーー

ーー

 

ベッドの中、心地の良い微睡みのなかを彷徨っていた彼はしゅるりと布が擦れる音でゆっくりと意識が覚醒していく。

しばらくすると音は聞こえなくなったが、ぎしりと彼が眠るベッドが軋み何者かがベッドの中へと侵入して提督の身体に抱きついた。

むぎゅり、と服越しでは感じ取れない肌と肌同士の触れるぬくもりと柔らかさに提督は今自分が何も衣服を身につけていないことに気がついてしまう。

柔らかく甘い香り、優しいぬくもりにまた意識を持っていかれそうになる提督だったが、先ほどから腹部の辺りを指が這うように動かされ眠気より不快感のほうが勝り、短く呻き声をあげると彼は機嫌が悪そうな顔でゆっくりと目を開いていく。

 

そして目の前には案の定、服を全て脱いだ愛宕の姿があった。

 

 

「…んぅ、愛宕…擽ったい、やめろ…」

 

提督は厭らしく胸元を撫で回している手を掴むと不機嫌そうに彼女を睨みつける。

 

 

「いやだった?じゃあ…ぎゅ〜ってしてあげるわぁ♡」

 

寝ぼけ気味の彼を見た愛宕は、このまま主導権を握り続けられるよう掴まれていないもう片方の手を素早く提督の腰へと回しさらに密着する。

大き過ぎる胸に埋まり苦しそうな声を上げた提督だったが、何度か頭を動かした後、胸に顔を埋めたまま動かなくなった。

 

 

「…?」

 

いつもならここで必死に抵抗してくるはずの提督が何故か大人しくしていることに愛宕は不思議そうにするも、すぐにハッと表情を変えて自分なりの答えを導き出した。

 

「(つまりこれは…OKってことね?提督!!)」

 

抵抗しない=合意のサイン

強引に致しても感じたら和姦的な発想を展開した彼女は、大人しくしている提督はこれからするであろう行為を受け入れたと勝手に判断を下していた。

 

「(やった〜☆愛宕ちゃん 大 勝 利〜♪

高雄ごめんね、私一足お先に大人になるわ…でも貴女もいい思いしたでしょ?提督にあんなに飲んで貰ったんだから…これでおあいこにしましょう、そう大人らしくね)」

 

今だ溢れ出て止まらないアレを搾っている高雄のことを考えながら、大人びた表情の愛宕は自分の胸元にいる提督の"ある一点"を目指しゆっくりと手を下に伸ばしていく

 

目標への着弾まであと5秒…4、3、2…1

 

 

着d…

「なぁ愛宕…お前たちは私に不満があるのか?」

 

「ふぇっ!?」

 

今まさに提督のテイトクに触れようと指を曲げようとした時、不意に声をかけられた愛宕は変な声を出して手を引っ込めた。

 

「へ、あの提督…?」

 

「不満があって私をこのような姿にしたのだろう?…私はこういう性格だ、無意識のうちにお前たちに嫌な思いをさせているのかと思ってな」

 

小さくなった影響なのか、普段なら決して聞けないような言葉を口にする提督に愛宕は目を丸くするが、すぐにふわりと笑顔を浮かべた。

 

「ふふっ…不満なんてあるはずないわぁ?だって私達は提督のこと大好きなんだもの。まぁ少しは甘えてもらいたいって思うこともあるけど♩」

 

「じゃあなんで…」

 

優しく頭を撫でながら提督は愛宕に今回の事件の真相を聞く。

なぜ自分は小さくされてしまったのかを知りたい提督は愛宕の胸に顔を埋めながら見上げるように視線を向ける。

 

「あぁ…それはね?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

提督とおねショタ精通プレイをしたかったの」

 

 

「私たち最近、提督のためにどんなプレイでも答えられるように色々勉強してるの。でも普通にシてもここにはいっぱい可愛い子がいるからすごく思い出に残るようなプレイがしたいなって♩

ほら私達って他の艦娘の子たちと比べてショタ提督モノのエロ同人誌が多いじゃない?だからここはビッグウェーブに乗ってみようかなって高雄と話になって〜…」

 

得意げに話す愛宕を死んだような目で見上げる提督は何も喋ることなく只々、彼女を見つめる。その視線はいつも彼が変態行為に及ぼうとする彼女たちに向ける呆れや悲しみのものではなく、ほんの少し怒りが混じっているように見えた。

 

「大丈夫!この日のために色々な資料(エロ同人誌)を読み漁ってきたから…ふふっ、すぐにピュッピュッさせてあげるからねぇ…♡

 

まずはえっと…授乳手◯キ?をしてあげる

高雄みたいにおっぱいは出ないけどきっと満足させてあげられるわぁ!さぁ提督、愛宕おねえちゃんに任せて…『かぷッ』あひゃあんっ!?

 

へっ!?て、提督?だ、だめでしょ?そんな強く噛んじゃ…んひっ♡」

 

「…あぁ、ごめんね愛宕おねちゃん。加減がわからなくて…でも仕様がないよな?小さい子供なんだから」

 

提督はギロリと愛宕を睨み付けるとごろりとベットを転がり馬乗りの体勢になる。

 

ついに提督が キ レ た。(無慈悲な鉄槌)

 

 

「こ、こら!おねちゃん怒るわよぉぉんんぎぃっ?!あ、だめっ強っぃぃいいんっ♡…ハァ…ハァ…」

 

「どうした?愛宕お姉ちゃん、ちゃんと教えてくれないとわからないぞ?……まぁ教えてもらう前に私がなってないお前の躾けをきっちりしてやるがな。…覚悟はいいか? 愛宕」

 

「は、はひっ」 ぴゅるっ

 

 

 

ーーーーーーー

ーーーーーー

ーーーーー

 

〜後日

 

 

「愛宕、報告書に誤字がある。書き直し」

 

「は、はいー」

 

「高雄、最近お前たちの消耗品申請の数が他の者と比べて多過ぎるのだが」

 

「あ、あの…下着を…」

「まだダメか」 (「ハイ…」)

 

「明石、この薬品の購入申請はなんだ?」

「あ、あぁ〜これは…」「却下だ」「アッハイ」

 

あの事件からしばらくが経ち提督は薬を盛った主犯2人と薬の製作者に制★裁を与え普通の生活へと戻っていた。

まぁ小さくなる薬は作ったくせに戻す薬は作っていなかったということが判明し色々と苦労があったお話はまた別の機会にしよう。

 

 

「…愛宕」

 

「は、ハイっ…あっ」 胸に染み じわり…

 

「……すまないが少し間愛宕と席を外す、書類整理を頼んだ」

 

「て、提督!あの私ももう…ッ」

 

「…明石、書類整理…出来るな?」「アッハイ」

 

 

ガチャリ

 

「…」カリカリ

 

「…」カリカリカリカリ

 

 

 

「…」

 

 

「 母乳促進剤 これは売れるッ!!!」

 

 

 

 

〜完





感想、評価いただけるとうれしいです!
もう誰も見ていないかもしれませんが…


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ダメ駆逐艦更生機 〜提督〜


母乳で提督を虜にっ!?
『母乳でりゅりゅん! 』ついに完成!!

あの奇才AKSの最高傑作がここに登場。飲むだけで止まらぬ母乳、溢れる母性!!
今ならたったの3提督下着(服も可。)
※効果には個人差があります。又、カップ数が小さい場合服用しても出ないことがあるためご注意ください。


 

「これで本日の任務はあらかた終了ですね、お疲れ様でした」

 

「お疲れ様、いつも手伝わせてすまない大淀」

 

午前中までにある程度の任務を完了させた提督は大淀と一緒に廊下を歩く。

長い黒髪に眼鏡、セーラー服のような姿をした彼女は真面目そうなクラス委員長を思い立たせる。実際、この鎮守府の任務等の管理は提督と彼女が行なっているため委員長ポジションはあながち間違っていないかもしれない。

まぁ、基本的に真面目な性格の彼女であるのだが…

 

「この大淀、提督のためなら任務の補助から性処理まで全てサポートしてみせますよ?

 

あ、そういえば今日いつもよりスカートのスリットを広くしてみたんですがいかがですか?もちろんノーパンです。横から見えます?」

 

「…。」

 

自分からスリットを広げて中を見せてくる彼女を横目で見ると提督は特に気にする素振りを見せることなく廊下を歩いく。その反応に大淀は、あんまり反応よくないですね?なら今度は思い切ってスカート履かないとか…?なんて呟いている。

 

彼女も他の艦娘同様、結構"アレ"であった。

 

 

ーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーー

 

 

「それでは提督、私は任務報告などありますのでこれで失礼します」

 

「あぁ、頼んだ。…今日の秘書艦は誰だったか」

 

執務室前で大淀に挨拶をして別れた提督はフゥと一度軽く息を吐いてから執務室の扉を開く。

 

 

「ハァ…ハァ…ンン♡ちょっと!遅いわよっ、十分前行動が大人の基本でしょ?しっかりしなさいっ!!」

 

「…。」

 

「ンァ…なに?返事も出来ないわけ?このクズっ、なにか言いたいんだったらちゃんと言いなさいよ!!」

「私の机に股を擦り付けるな」

 

「…」カクカク

 

〜〜〜〜〜

〜〜

 

「フゥ…それで、もう任務報告とかは終わったんでしょ?ならさっさっと書類仕事始めなさいっこのグズ!」

 

「…その前に布巾か何か取ってきてくれないか?」

 

「はぁ?なんでよ」

 

「お前が一番よくわかっていると思うんだが…机が濡れていて書類仕事なんて出来る状態じゃない」

 

机に座らされ書類仕事をするよう怒られる提督だが、謎の液体(意味深)で濡れている机ではなにも出来ないため霞に何か拭くものを要求する。

 

「アンタ、ハンカチくらい持ってるでしょ?それで拭きなさいよ」

 

しかし霞は取りに行く気はないようで提督が持っているハンカチで対処しろと睨む。

仁王立ちで早くしろという態度を取る彼女を数秒見つめた提督は、諦めたように一つ溜息を吐いてポケットからハンカチを取り出し机の上に垂れる液体と机の角に付着した液体を丁寧に拭き取り、そのハンカチを机に置いた。

 

「仕事を始め…『ねぇ、まさかその液体がナニかわからないまま仕事するとか言わないわよね?危険なものだったらどうする気よ!』

 

…どうしろと?」

 

「な、舐めてみたら?あと匂い嗅いで」

「おい待て、お前は危険物の可能性があるものを舐めたり嗅いだりするのか?」

「うぐ…い、今時点で体になにか異変は起きてないでしょ?なら大丈夫よ、さっさと舐めなさいほらっ!?」

 

テイスティングよっ!と意味のわからないことを叫んだ彼女は机に置かれたハンカチを掴み、椅子に座っている提督の背中へと飛び掛った。

飛びかかられた衝撃に意識を向けてしまったその瞬間、

 

「霞なにをして…ッ!?おい、その手に持っているものを離せ」

 

凄まじい勢いで白い布が自分の顔へと迫ってきており、それに提督はこれまた人間とは思えないような反応速度で彼女の腕を掴み止めて見せた。

 

「駆逐艦のちょっとしたおふざけじゃない、これくらい受け入れたらどうよッ」

 

「駆逐艦の中では随分と過激な遊びが流行っているのだな、今度厳重注意が必要か」

 

「アンタだからやってんのよっ!!

光栄に思い…あれシャンプー変えた?男の癖にこんな甘くていい匂いさせちゃってなんのつもりよまったく…なに、そんなにパパにさせられたいの?

『お前はなにを言っているんだ』

あぁ、もう妊娠しそうっ!!」

 

後頭部に鼻先を埋めて興奮している彼女に提督はなにも言うことはせず、ただ遠い目をして彼女を掴んでいた腕に再び力を入れ直した。

 

 





ほんとは怖いながらも優しいそんな霞マッマにしたかったんだゾ。

ちなみにこの後、満足した霞マッマは可愛いエプロンすがたでお昼ごはんを作って提督に「あ〜ん」して食べさせて、「アンタにお昼ごはん食べてすぐ仕事なんて無理っ」と言って無理やり仮眠室に連れ込んで添い寝してあげてKENZENな執務を全うしたゾ〜


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一航戦のヤバイほう

スペインへの出張を終え、会社を辞め、再就職した私は元気です。

提督(艦これ)から指揮官(アズレン)へとジョブチェンジし、今日も私は加賀を掘ります。
待ってくださっていた方がいらっしゃったら本当に申し訳ありませんでした。約一年ぶり?の投稿です。


 

 

時刻はちょうどお昼を過ぎた辺り、提督は一人執務室で間宮が持って来たお茶と羊羹を口にしながら束の間の安らぎを味わっていた。

 

「提督、失礼します!」

 

「失礼します。赤城さん落ち着いて、提督が喧しそうな目でこちらを見ているわ」

 

が、彼の安息の時間はとニ切れ目の羊羹に手をつけようとしたところで終わりを告げることとなった。

口をつけようとしていた羊羹を皿に戻し、こちらに近づいてくる二人の女性へと顔を向ける。

 

 

「いきなりなんだ赤城、加賀」

 

「お願いがあるんですっ、食堂にあるお釜の数をもっと増やしてもらえませんか!!あ、美味しそうな…もちゃもちゃ…羊羹ですねっゴクン…」

「食うな」

 

机の前へとやってくるなりお茶請けの羊羹に手をつけるという暴挙に流石の提督も眉をひそめるが、赤城は特に気にする様子もなく最後の一切れを口に放り込んだ。

 

「…それで?」

 

「ズズッ…ここ最近、新しい子達が増えてきたじゃないですか?あの子達、遠慮して食事しているがするんです、だからお釜の数を増やしてまだいっぱいあるよって見せてあげれば気なんか使わせずに食べさせてあげられるかなって…このお茶いつもより美味しい気がしますね…」

 

提督の羊羹を食い尽くし、飲みかけのお茶にまで手をつけ始めたところでようやく本題へと入る。

つまり、

最近入ってきた艦娘たちが食事の際に遠慮が見られる。

入ってきたばかりの自分達が先輩たちの食べる分を減らしてしまうと思っているのでは?ならば食べられる量を増やせば万事解決。

他にも小さな子たちはもっと食べた方がいい、食事とは栄養を摂る以外にも英気を養うにも大切、ビタミンには13種類も有り様々な効果が等々、食の重要性とそれを行うことで生まれる恩恵についてペラペラとしゃべり続ける赤城。

それを提督は何も言わず聞き、赤城の斜め後ろに立っている加賀もただ黙って提督の顔を見つめていた。

 

「特に駆逐艦の子たちは戦闘もしてもらって尚且つ遠征も行なっている子もいますよね?ですから遠征などの効率を上げるためにも是非…」

 

「言いたいことはよくわかった。確かに我が国を守るため日々頑張る貴様らが十二分な食事を摂るのは突然かつ必要なことだ。それにより効率が上がるのなら尚良し」

 

「で、では明日からでも!!」

 

10分に渡る演説を聞き終えて肯定的な言葉を口にする提督に提案が通ったと確信した赤城は、目をキラキラと輝かせながら前のめりになりさらに提督に顔を近づけた。

口の端から涎を垂らす赤城に、普通ならまず見せないような柔らかな笑みを浮かべる提督。

 

「だがおかしいな…間宮たちからはいつも料理は余るほどで残りは毎回赤城と加賀、大人(戦艦や空母)たちが食べていると聞いているのだが?」

 

「…へっ?」

「…ん?」

 

 

 

執務室に訪れる沈黙。

「赤城」

 

ニコリと微笑んでいた提督の表情は一変、いつも以上の冷たい視線が送られると赤城はだらだらと汗を流し視線を忙しく彷徨わせ始めた。

あの子たちのために是非っ!真剣な顔は何処へ行ったのか、一生懸命言い訳の言葉を考える一航戦赤城。

果たして一航戦誇りとは一体…

 

「え、えっとそれはですね…あのぅ…あれです

そ、そう!ほんとうは…っていひゃいひゃい!!」

 

しどろもどろにいい訳をしていた赤城が突然悲鳴を上げる。

 

「ちょっ、な、なにしゅるんですか加賀ひゃん!」

 

執務室に入ってからほとんど口を開かなかった加賀が赤城の頬を抓ったのだ。頬をさすりながら涙目で彼女を睨みつける赤城だが、加賀は呆れ顔で言葉を返す。

 

「嘘を吐いた罰です。

提督、赤城さんも悪気はないの、許してあげてほしいわ」

 

「別にこの程度で一々腹を立てるほど子供ではない」

 

加賀からの謝罪にやれやれと首を振る提督。その反応を見てから加賀はさらに言葉を続ける。

 

「そう…良かったですね赤城さん、お腹が空くからってあまり提督を困らせてはダメよ?一航戦の誇り、ここで失うわけには…(笑)いかないでしょ?」

「むっ!加賀さんだってもう少しくらい量が増えてもいいって言ってたじゃないですかっ、第一ほんとは私より食べる『赤城さん、ご飯粒が』ほみ゛ぁ゛ぁあ〜にゃんれもないれふぅ〜!!」

 

加賀の言葉にむくれた表情になった赤城は反論をしようと口を開くが、今度は両側の頬を引っ張りこねくり回され何も言えずに半泣きで謝罪の言葉を繰り返すこととなった。

 

 

「いい赤城さん、人にものを頼むのにはそれ相応の態度というものがあるでしょう?それを忘れては五航戦の子たちに馬鹿にされてしまうわ」

 

「うぅ…ごめんなさい〜」

 

ぐにぐにと引っ張りまわした赤城の頰を離した加賀は『私の方からももっとよく言っておくわ』と、謝罪をして提督の真横へとやってきて、

そしていつも通りクールな表情のまま彼の手に自分の手を絡ませた。

 

「…(気分が高揚します(めちゃ濡れ不可避))

 

一体なんだと言いたげな顔をを向ける提督、しかし加賀さん当然ながらそれをスルー。

感触を確かめるような手つきで絡めた指をにぎにぎとさせる。

 

「…とにかく食事の量が足りないのなら最初からそう言え。先程も言ったが日々命を懸けている貴様らが必要と思うものを与えてやるのは提督として当然のことだ、もちろん無理なこともあるし、必要な理由も聞くがな。だから次回から嘘など言わずちゃんと…」

「 鎧袖一触よ」ずぽっ

「「!?」」

 

時間すればほんの一瞬の出来事。時間にすればコンマの世界だろう、提督が赤城を見つめ、瞬きをしたその一瞬で、彼の手は青い袴スカートの中へと誘われていたのだ。

 

 

「ちょっ、加賀さんッ!?」

 

流石の赤城も加賀の行動に顔を赤らめ声を荒げるが、加賀は気にする様子も見せず必死で花園から手を抜こうとする提督の手の甲を掴み無理やりに動かし始める。

 

「ここは譲れません」

 

「くッ…加賀、貴様 ”また”…」

 

 

 

「私の格納庫に何か御用?んぁ…大概にしてほしいものね」

「貴様がなッ」

 

執務室に不釣り合いな水音とも鈍い音が部屋に響き渡った。

 

 

 

 

 ―― 数日後…

 

 

「ズズッ…」

 

時計の針が進む音しか聞こえない執務室。

提督は一人、緑茶を啜り日々の疲れを癒していた。

 

日々の殺人的な仕事量に加えて少々”アレ”な艦娘たちの対処という心身共にハードな仕事をこなす彼にとって静かな時間とは何にも代えがたい癒しの時間となっていた。鋭い目つきも今は心なしか和らいでいるように見える。

 

願わくばこの時間が永遠に…

 

「提督、失礼します!!」

 

乱暴に開かれた扉が提督を現実へと引き戻す。

短い静寂の世界に分かれた提督はいつも顔に戻り入って来た艦娘に目を移す。

 

 

「赤城か…何の用だ」

 

「ほんとにお釜の数増やしてくれたんですねっ!!あんなことあったのに…」

 

先日の加賀暴走事件であれだけのことをしておいて、願いなんて絶対に聞いてもらえないだろうと思っていた赤城にとってはかなりの驚きだったのだろう。表情からは嬉しさと何故?という感情が読み取れる。

 

「貴様たちの希望や願いを叶えるのが私の仕事、ただそれだけのこと。だが望めば与えられる子供になられてはこちらも困る、出来る範囲で良い、貴様の力を私に見せてみろ」

 

 

「〜ッはいっ!!加賀さんは謹慎中ですけど一航戦の本気見ていてくださいね!!」

 

愛する提督からの激励の言葉に今まで感じたことのない幸福感を感じた赤城は、満面の笑みで頑張ります!と返事を返す。

それに釣られたのか、提督も僅かに微笑み

「あぁ、期待している」と、小さく返すのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そうです!忘れてました!!提督にお礼したいと思ってお米炊いてきたんですよ〜、ホラホラこんなに美味しそう…」

 

しばらく談笑を楽しんだ後、忘れていたと持っていた風呂敷からお櫃を取り出す赤城。今回のお礼として自分で炊いて持ってきていたのだ。

 

「白米だけか?まぁ私は構わんが」

 

「あぁっ持ってくるの忘れちゃいました〜!今日は新鮮な山芋が取れたから、とろろかけご飯の日なんですよ〜滋養強壮効果もあって提督にはピッタリです!白くて、ドロドロで本当に美味しそうで…あっ

 

そういえば提督、とろろで思い出したんですけど…

 

 

食ザーって知ってます?

 

 

「………は?」

 

ほんわかしていた執務室の空気が一瞬で凍りつく。

 

「よいしょ…ご飯盛って…、あのこの上に提督の精○かけてくれませんか?きっと美味しいと思うんですよね〜」

 

「…赤城、今日はもう帰れ」

 

「え、なんですか提督!別にいいじゃないですか減るもんじゃないし。それに提督の仕事は私達の希望や願いを叶える事なんですよね!じゃあこのご飯に精○かけてください!!」

 

「たっぷり濃くてぷりぷりした提督の○液ッ

「赤城、謹慎処分」

 




ちなみに加賀さんは飲ザー派

そこまで書こうとしましたが疲れて断念。
ごめんよマイワイフ…


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ワンクールのレギュラーよりも一回の伝説

あれ、なんかネタにキレがなくない…?(元から)
全然書いてなかったから想像力もクスリと笑える部分もよく分からなくなってきるかもしれないです。

あ、今回は布袋さんのス○ル聴きながら読むと序盤は楽しいかもしないです、はい!!

多機能ファームが楽し過ぎて色々読みにくいかもしれません、ごめんなさい…


「提督見てくれっ!!ほらっどぉーん!!」

 

夏の日差しが差し込んでいる執務室。

提督は机に置かれた書類に目を通し黙々と仕事を終わらせていくなか、そんな彼をよそに本日の秘書艦である初月は、自身のタイツに腕を突っ込み股間付近から突き出してはしゃいでいる。

 

Baby Baby Baby Baby Baby Baby Baby~

 

「僕のすべてはーお前のモノさー♪」

 

 

「何がしたいんだ貴様は」

 

「1日の秘書艦より永遠の嫁艦、伝説を作るぞ提督」

 

暫くすれば飽きて大人しくなるだろうと無視を決め込んでいた提督であったが、初月アタック(ヒップアタック)から始まり左右狂い跳ね、シャチホコ立ちを披露したかと思うと突然タイツを脱ぎだし提督の顔に押し付けようとしたころでストップをかけた。

 

疲れた顔の提督に真面目な顔で質問を返す初月、キリリとした表情でせっせとタイツをはき直す姿はなんともシュールだ。無言で見つめあう二人、執務室のどこかから流れる続ける謎の曲…

 

 

ただお前だけ 抱きしめて そうさ 迷わず~♪

 

「…さっきからこの曲はなんなんだ、どこから流れてる」

 

「あぁ、明石に頼んで天井にスピーカーを取り付けてもらった。隠しカメラのこと提督にばらすと脅したら簡単に…あっ」

「今すぐ明石を呼べ、話がある。あと曲を止めろ」

 

 

 

 

――――――――――――

――――――――――

 

 

「……ハァ」

 

あの後、明石を呼び出しキツイ説教とお灸を据えてみたものの逆に悦ばせるという逆効果に終わった虚しさと、お灸を据えたことで出来てしまった水溜まりの処理で提督の疲労ゲージは真っ赤になっていた。

数個のスピーカーと十数個の監視カメラ、音響機器を外させて今後同じことをしたらもっと酷い罰を与えると脅しをかけてみたがあの表情、完全に逆効果になっていることだろう。

 

「随分と疲れているようだな、大丈夫か?」

 

「あぁ、お陰様でな…いい加減スカートを穿いたらどうだ?はしたないぞ」

 

自然と零れ出る溜息と一緒に嫌味と彼女が執務室入って来てからずっと思っていた事を口にする。

 

何故彼女は上半身はキッチリと秋月型の制服を着ているのに下半身はタイツのみなのか。

いつでも聞くことは出来たのだが、どうせ聞いても下らない返答が返ってくることをこれまでの経験で嫌という程知っている提督は彼女の奇行と共に見ないように聞かないようしていたが、書類仕事も終わりいい加減やめさせようと注意をしてみる。

 

 

「これが僕の正装だ」

 

「…正装?」

 

お前は一体何を言っているんだ。

言葉にしなくても伝わってくる、そうな表情を前にして初月は自信たっぷりに頷く。

 

「先日お前が僕たち艦娘も色々な世界を知る必要があると”てれび”という箱を買ってくれただろう?だがら僕はその”てれび”に映る映像を見続けた。朝も昼も夜も、時間が許す限りだ…」

 

いや、極端すぎるだろなんて言葉が出そうになるのをぐっと堪えて彼女の話を聞く提督。

 

「兵器に娯楽など必要ない、無駄な知識を与えてどうなる、余計なことをするな」

そんな大本営からの返答に、提督が”わざわざ”単身乗り込んで行き勝ち取ってきた(テレビ)がどのようにして真面目な彼女をここまで変えてしまったのか、与えた者として知る必要があるのだ。

 

「朝のニュースからおかあさんといっしょ、昼ドラに皆から借りた”でいぶいでー”という円盤で男女の目合を食い入るように見たこともあった。確かに新鮮だったし楽しむことも出来た、特に"でいぶいでー"のアレはかなり興味惹かれるものがあった…だが違う!!何故好きでもない男と女が盛りあう映像をわざわざ見なければいけないんだッ、確かに見ながらお前との絡みを想像して自慰もしたこともある、それは認めよう。だがリアルさが足りなくて不完全燃焼になるんだ…あの男が提督ならば見るだけで絶頂まで達する自信があるのに!!…あぁ、でももし仮にあの男が提督だとしたら僕は確実にあの女(AV女優)を八つ裂きにして海にばら撒いているだろうけどな、フフッ…」

 

エロDVDについて熱く語り始めたかと思うともしあの男優が提督ならば行為をした女優を惨殺すると宣言、情緒不安定でかなり怖いことになっている。

 

「そして先週の三連休、三徹目に差し掛かって遂に僕は見つけたんだ、僕の心震わせ熱くする存在…奴を!!

 

あの感覚は今でも忘れない、まるで初めてお前とあった時の衝撃を思い出すかのようだった、自分に足りないものがはまり込むあの感覚…

 

江○2:50との出会いが僕を変えた!!

 

 

「○頭を知ってから僕は朝昼晩、寝る時間を削って奴の番組と”でいぶいでー”を鑑賞し続けている。昨日なんか24時間見続けた…ハハッ、今では僕自身が江頭○:50と言ってもおかしくないだろう…これから僕のことはハチちゃんと呼ぶがいい」

 

鼻息荒い初月に「潜水艦のハチが怒るぞ」と言ってはみるが、奴は似非ドイツ人で伝わるから大丈夫という始末。そして確かにそうかもしれないと少しばかり思ってしまった提督は何も言えず彼女から目を逸らす。

 

彼女が異様なテンションに支配されてるのは江頭2:5○を知ってしまったからなのか、ただ単に寝不足の弊害なのか…まぁ正直どっちでもいいが、大本営が言った通り余計なことしたのかもしれないと若干の後悔もあるが、しかし彼女が戦い以外にも目を向けるものが出来たということに安心感を感じたのも確かだ。

 

まぁ実際、彼女の頭の中が

提督9割

江頭1割

戦い0割 というのは秘密だ。

 

 

「何に興味を持とうがそれは貴様の自由だ、没頭しても構わん。だかここが執務室であることや貴様は女性という事までは忘れるな、いいな?私はこれからこの書類を大淀に渡してくる、それまでにきちんとした服装に着替えてこい」

 

 

 

「提督…

 

お前に一言物申す!!

 

「…なんだと?」

 

これで話は終わりだと立ち上がり執務室を後にしようとする提督、そんな彼の行く手を阻むように初月が大声を上げ、提督を指差した。

上手いこと話がまとまりかけているのにここで振り出しに戻すのか…、提督の努力も今の寝不足ハイテンション初月の前では無意味だった。

普通に戻りつつあった執務室が再び初月ワールドへと塗り替えられていく。

 

 

「おい、お前ェ……愛してるよぉ〜!!」

 

「書類出しに行っていいか?」

 

下らないコントに付き合っている暇はないと部屋から出ようする提督、それを初月2:50は組み付き全力で止めにかかる。せっかく身につけた芸を見てもらう前に逃げられては困ると必死なのだ。

 

「よし分かった少し落ち着こう」

 

「誰か遊び相手が欲しいなら姉たちのところへ行ったらどうだ、気を使う必要もないだろう」

「僕はお前に遊んでもらいたいんだ、他の者ではなくお前にだ。

さぁ今日この日の為に鍛え上げてきた技を見せてやろう『見たくない』見るんだ。おい、逃げるな引っ張るなっ!!

 

これ以上抵抗するようなら忠犬初月(自称)と呼ばれる僕にも考えがあるぞッ…」

 

 

 

「…ち○こしゃぶってやる。」

「!?」

 

「*ピーッ*しゃぶってやるからな!!24時間ひたすらしゃぶり尽くして干からびさせてやるからな!!それでお前に襲われたと鎮守府中にい言いふらしてやる!!」

 

シャレにならないことを言い始めた彼女に戦慄する提督。

もしそんな話が彼女たちの耳に入れば大規模デモ(自分にも手を出せ運動)が発生するのはほぼ間違いないだろう。

 

「さぁ選べ、大人しく初月2:50のショーを味わうのか強姦魔というレッテル貼られ生きるのかをな」

 

 

 

 

 

ーーーーー

ーーーーーーー

 

「で、何を見せてくれるんだ?」

 

「制服早着替えチャレンジだ、お前が書類出して帰ってくるまでにこの使用済み提督服に着替える」

「おい、それどこから持ってきた」

 

「制限時間は20秒、それまでに戻ってこい…

 

よ゛ォォオ゛しっ 行くゾォおお!!」

 

提督の言葉を無視していきなり始まった提督参加型早着替えチャレンジ、まだ執務室にいる彼を気にする様子もなく制服に手をかけていく。そんな提督も大きく溜息を吐き、執務室から出たかと思うと全力疾走で廊下を駆ける。執務室から大淀の部屋まではそこまで離れてはいないものの、20秒以内となると結構本気でやらないと間に合うかどうかギリギリの線なのだ。

 

 

ー20秒後…

 

「おい、開けるぞ」

 

見事時間内に走り切った提督は少し曲がった帽子を直しながら執務室の扉を開ける。会話も一切なしに書類だけ渡して帰ってしまったことは後で謝罪しに行こうと思いながら提督は部屋の中に目を向けると…

 

「あっ…」

 

「おい。」

 

全裸だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ちょっと早過ぎただけだ、次は1分にしてもう一回やろう」

 

「とうでもいいから服を着ろ」

 

「頼むっ、この通りだ!!名誉挽回させてくれっ…お前が望むなら靴でも尻の穴でも舐めるから…」

「やめろ」

「これじゃ終われない…終われないんだぁ!!」

 

全裸で土下座しながら足元にすり寄ってくる初月に冷たい視線を送り一歩離れるが、どんどんと距離を詰められ最終的には足に縋り付かれ

泣きながらの懇願を受ける提督…

正直この光景だけ見られたら確実に提督が悪い人間見えるだろう。

 

「…ハァ、もう一度だけ大淀のところへ行ってくる。これが最後だぞ」

 

「提督…っ!!見ていてくれ今度こそはやり遂げてみせるっ」

 

 

ー5分後…

 

「ハァ…」

 

襟元に口紅、首筋には無数の赤痣を作った提督がひどく疲れた様子で執務室の扉に手をかける。

大淀のところで何があったかは何も言うまい。

 

約束の時間から4分も過ぎてしまい初月は怒っているかもしれないが、流石にこれだけの時間があったのだし普通に考えれば無事に着替えは出来ているだろうと考えている提督は、普通に扉を開けた。

 

 

「ア゛ァ…提督ぅ…♡お前なんでそんなに優しいんだッ♡

スンスンッ…それにこんな良い匂いさせて…ハァッ!!ハァッ!!

 

イ、イぐぅッ…っ♡ フゥ~…フゥ~♡

 

あっ…」

「おい。」

 

全裸で自慰していた。

 





黒タイツ繋がりのおはなし。(他にもいるけど
なんかこの作品クンカー多くない??


まだ待っていてくれた方たちがいてとても嬉しかったです!
感想等お待ちしております!!
エロス、性癖について語れる奴なら最高や(糞土方並感


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感度3000倍 慰安艦娘と化した望月

「…朝か」

 

時計の短針が5を指すと提督の瞼が開く。

全身を包むような気怠さを感じながらも身体と頭を覚醒させるべく、朝の冷たい空気を深く吸い込みそして吐き出す。

 

ぼやけた視界をクリアにしていけばそこにはいつも通りの光景が広がってくる。

 

目の前に見える木目の天井

右に見える窓

左に見える棚と水差し

股間部に見える押し上げられた布団

 

 

「……」

 

え、なにこれ?とは口にしない。

提督も男性、当然"こういう生理現象"も起こるし経験している。

子供の頭1つ分はあろう膨らみを眺めながら、日頃の無理が積み重なって遂に身体が馬鹿になってしまったのか、それとも誰かしらにナニカ良くないものを……

 

モゾリ…

 

「ッ!?」

 

ハァ、と小さく溜息を吐きながら再び天井を見つめていると突然、股間の丘でもぞもぞと動き始めた。一人で動くソレに跳ねるように飛び起きた提督は勢いよく布団を剥ぎ取る。

 

そして、そこにあったのは…

 

「んぁ?…おー司令官もう起きのか、はよぉ〜」

 

長い茶髪に黒の制服。

眼鏡をかけた顔が一度こちらに向けられるが気の抜けた挨拶をすると、すぐに手元の携帯へと戻っていく。

 

「望月…何をしている」

 

「ん〜?何ってゲーム、いくらクソ真面目な司令官でもやったことくらいあるっしょ??」

 

勝手に人のベッドに入り込んで人の股の間で何をやっているのかという意味で聞いた質問は予想通り返って来ることはなく、彼の股間を枕にだらだらとゲームを続ける。

 

「あ゛ぁ〜加賀さん出ねぇ〜、まじ泥渋すぎね?いい加減禿げるわ…あっ燃料も終わったし」

 

やってらんねー、と携帯をベッドの端へと放った望月は猫のようにお尻を突き出し伸びをすると、胡座をかいてベッドに座る提督の足元へと転がった。

 

「…何故貴様は私の布団潜り込んでいたんだ」

 

「んぇ〜?いやぁ今日秘書艦の日だしさ、起こしに来たんだけど司令官起きないから布団潜って待ってた感じ。つか司令官疲れすぎじゃね?たまには息抜きとかもしたほうがいいよー私みたいにぃ」

 

「……」

 

あまりにも似合いすぎるドヤ顔に、お前はもう少しシャキッとしろという言葉が出そうになるが、わざわざ起こしにきてくれたという事もあってビックリするからこういう事は今後控えるようにと言うだけに留める。

 

 

 

「そろそろ起きるぞ、おふざけはここまでだ」

 

「んにゃ♡髪触んなッ…ンォ゛っ♡」

 

予想以上に失ってしまった提督は時間を少しでも取り返すべく、彼女のボサボサな長い髪を手櫛で整えてテキパキと身だしなみを整えてあげていく。

 

提督が髪に触れるたび甘い声と女の子らしからぬ声をあげてビクビク痙攣を繰り返す望月を無視すること数分、しっかりと髪が整ったことを確認すると仕上げとして少しズレた眼鏡を直す為、手を伸ばそうとして、なにやら彼女の口の周りがやけに汚れていることに気がついた。

 

「口の周りが酷いことになってるぞ…なんだ、これは…」

 

口の周りのソレを人差し指で掬ってみる。

 

 

唾液と混じった白濁の液体

 

これは…

 

「はむっ!…じゅるるっ!!」

「ッ!?」

 

提督が確信へと迫ろうとしたとき、目の前で蕩けた顔を晒していた望月が一瞬で消え、次の瞬間には液体が付いていた指に吸い付いていた。

丁寧に指に舌を絡めた後 ちゅぴっ…と、なんともいやらしい音を立てて指を離した望月は何度か咀嚼をした後ゴクリと喉を鳴らした。

 

 

「くちゅ…くちゅ…ごくっ、ハァ…♡いやぁ"朝ご飯"ついてたみたいだわ、さんきゅーしれーかん。それより仕事しなくていいの?やらないなら別に私は楽だからいいけどさぁ〜」

 

「…顔を洗ってこい、さっさと始めるぞ」

 

 

 

 

ーーーーーーーーーー

ーーーーーーーー

 

 

「しれーかん、そこの書類の束どうするー?」

 

「それは見終わったものだから扉近くの机に置いといてくれ、後で大淀に届ける」

 

「うぇ〜い」

 

仕事を始めて4時間、まるで高層ビル群のように積み重なっていた書類は提督の尋常ではない処理速度によってあと数枚ほどで片付くところまで来ていた。

 

「望月の書類選別のおかげで随分と早く終われそうだ、助かる」

 

「べっつに〜、仕事なんて頑張ってやるもんじゃないしさぁ、楽する為に頑張るのが基本っしょ?」

 

提督の感謝の言葉に欠伸をしながら答えた望月は、手に持った書類の束を机に置くと「こんだけ量あると書類運びだけでも結構ダルいよねー」と零しながら自分の定位置である提督の横にある椅子へと戻っていく。

 

「つーかなんでこんな急いでやってるんの?昼前までに終わらせる必要もないっしょ?」

 

「…今日は間宮のスイーツデーというやつなのだろう?午後は全艦にも休暇を与えるようにしてある、姉妹で楽しんで来なさい」

 

「…んへぇ〜ほんと甘々だよね、なに?司令官は砂糖と生クリームと素敵な何かで出来てんの??ないわーほんとさどうかと思うよこういうことしてくんの〜…聞いてんかオラ〜」

 

糖尿病にする気かよ、なんて言いつつも提督の腕に戯れ付いて頬ずりをする望月。

モニモニと柔らかな頰が顔に押し付けられ、その温かな体温を心地いいと感じる反面、仕事をするのにひどく邪魔だと思っている提督は若干強めに彼女の頭を撫でる。

 

「これで終わりになる、少し大人しくし……」

「ンギィ〜♡あっアッ…アア゛ッ♡!!〜んぉおお゛…いぐっ!!」

 

「……朝から思っていたんだが、私が触れるたびに奇声をあげるのは何か理由があるのか?もし私に触られるのが嫌だったのなら今後からはしないようにするが…」

 

 

頭を撫でるたびにガチガチと歯を鳴らしながら激しい痙攣と嬌声を発し続ける彼女。それを流石におかしいと感じた提督は一度撫でていた手を止めて、涎を垂らしながらアヘ顔を晒らす望月へと声をかけた。

 

「ァ゛グゥ〜…♡ンゥ…♡

べ、べつに嫌じゃねーし。ただ最近、しれーかんに触られるとフーッ♡フーッ…♡身体(子宮)がぁッビリビリってなって♡頭も真っ白に…」

 

「今すぐ明石に診てもらいに行くぞ」

 

「お゛っ!?し、しれい゛か♡やめ、そんな強く掴まれたらぁ、!!」

 

彼女の身体に異常があると分かった瞬間、提督の動きは早かった。

顔を真っ赤にして震えている望月を抱き上げると、早足で扉へと向かう。

 

ガッシャーンッ!!!

 

両手が塞がってて開ける事の出来ない扉は提督の全く躊躇いのないヤクザキックによって吹き飛び、廊下の壁に激しく叩きつけられて只の木片へと早変わりする。

 

「貴様たちの体調には十分気をつけていると思い込んでいた自分に腹が立つ。すまない、辛いと思うかもしれないが少しだけ我慢していてくれ」

 

自分への怒りが収まらない提督はギリリッと歯を軋ませると、凄まじい速さで廊下を駆ける。

 

「〜〜〜ッ♡!!!!」

 

望月の下半身から垂れる液体を残しながら…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

_(:3」∠)_

 

 

 

「ふむふむ、触診や症状、検査からしておそらくこれは…

 

 

提督液の過剰摂取が原因ですね!!」

 

 

 

「…なんだと?」

 

「だから提督液の過剰摂取です」

 

「………は?」

 

明石の売店兼医務室へと駆け込んだ提督は彼女の謎診断に、お前は一体何を言っているんだ?と言わんばかりの顔を向ける。

 

 

「真面目に答えろ」

 

「いやいや、大真面目ですっ!提督が彼女に触れると起きる異常な感度上昇、これは間違いなく提督液の過剰摂取による症状です。ほら、私が望月ちゃんに触っても特になんともないでしょ?ちなみに彼女自身から提督へ触れた際も特に反応はしなかったと思いますがどうです?」

 

「…」

 

たしかに朝ベッドに潜り込んでいた時も、仕事中頬ずりしてきた時も、彼女から触れてきた時は普通そうにしていた。

 

試しにベッドに寝かせた望月の横腹を軽くくすぐってみると…

 

「んぉおお゛♡!!」びちゃちゃ!!

 

「あぁっ!?私の仮眠ベッドがぁ〜!」

 

白いシーツに濡れシミが広がった。

 

「提督液っていうのはなんだ」

 

「えっ…!?ま、まぁ艦娘専用(この鎮守府専用)

サプリみたいなものですよ。飲むと身体機能が上がってお肌もツルツルになるしなんか身体中からキラキラが溢れるんですよ、まぁ飲み過ぎるとあんな風になっちゃいますけど…」

 

「…とくに命に別状はないんだな?」

 

「えっ?はい、提督に触られるとイっちゃうぐらいですね。まぁ触られるたびに死んじゃうくらいの快感が彼女を襲ってると思いますけど…、検査のデータでは性感度が3000倍位まで上がっちゃってましたし…でもどれ位の快感なんでしょ、少し興味あります」

 

何か重篤な病なのではないかと慌てていた自分がひどく馬鹿みたいに思えてきた提督は、安心と呆れの混ざった溜息をこぼす。

明石の言っている事がほとんど理解出来ていない提督だが、望月が無事(?)ならそれで良いと自分を納得させる。

ちなみに感度や3000倍という言葉はあえて聞かないことにした。

 

 

「望月ちゃんも提督液は用法用量を守って飲まなきゃダメよ?感度3000倍なんて普通じゃ有り得ない数値なんだから、牝豚娼婦にされちゃうわよ?」

 

「あ゛〜♡やっぱ原液は市販の提督液とは強さが違ったわ…飲んでから結構時間経つのに全然高揚感が治んねぇ」

 

「えっ!?嘘、もしかして直飲みしたの!?な、何回?!」

 

「二回、顎外れるかと思ったけど…すごかった」

 

「おっほ♡ちょっと提督!こんか小さな子に直飲みさせたんですか?!なら私にもさせてくださいよ!!」

 

二人でなにやら話していたかと思うと、明石が大きな声を出しながら提督へと詰め寄っていく。

まったく話を聞いていなかった提督には何がなんだか分からないまま興奮して近づいてくる明石の話を聞くしかなかった。

 

「望月ちゃんにフ○ラさせて『ピーッ』液飲ませたんですよね!?

私なんて毎回起こさないように採集するのが精一杯で匂いしか味わえないのに…ずるいです!ずるいです!私にもフェ○させろー!」

 

「…。」

 

 

「あ、明石さん…アタシも寝てる時に…」

 

 

 

 

 

「…ふぇ?」

 

「明石、提督液について詳しく聞きたいんだが…

 

いいな?

 

「あ゛でででえ〜!!!」

 

素っ頓狂な声をあげた明石の顔面をがしりと掴まれミシミシと音を立てる。

 

 

「あと望月、どこへいくつもりだ…まだ調子が悪いのだろう?そこで寝ていろ、二度としないと思うくらい今日は触ってやる。覚悟しておけ」

 

「〜っはーい♡」

 

 

 

 

 

この後、間宮スイーツデーで静かになった鎮守府に二人の"叫び声"が響き渡ったとかなんとか…

 

 

そして提督の寝室には何個もの鍵が付けられるようになった。




明石制作提督液はかなり希釈させて販売されております。
1粒…5万!
アブナイ薬かなにかかな?
ちなみに加賀さんは常用してる模様。

感想お待ちしております!!


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朝潮の拳





 

 

コンコンッ

 

深夜12時、シンと静まり返った寝室にノックの音が響き、1人の少女が入ってきた。

 

「マルマルマルマル!

本日秘書艦担当の朝潮ですっ

よろしくお願いします!!司令官、ご命令を!!」

 

セクシーランジェリーに身を包み、ピシッと敬礼を決めた朝潮は提督が寝ているベッドの横まで来ると、キラキラと輝いた瞳で彼を見つめて指示を待つ。

 

「……あぁ、よろしく頼む。で、こんな夜中に一体何のようだ、後どうやって入ってきた」

 

体を起こし、眠たそうな顔で挨拶した提督は朝潮の顔を見た後、続けて彼女が入って来た扉へと目を向けた。

この前のことがあって提督の寝室には何個もの鍵が取り付けられており、正直彼が開ける以外では破壊するほか通る方法はないほどだったのだが…

 

 

「申し訳ありません!秘書艦として1秒でも長く司令官のお側にいたくて、扉は…司令官のこと想っていたらいつの間にか開いていました。愛の力でしょうか?えへへ…♡」

 

提督の質問に照れくさそうに笑う姿はなんとも可愛らしいのだが、提督に見えないように持っている"特殊そうな工具"がそれを半減させていた。

 

 

どんどんと重くなっていく瞼をなんとか気合いで開けている提督は、自分の指示をまだかまだかと待っている朝潮を眺めて、どうしたら大人しく部屋に戻ってくれるだろうかと考える。

きっと真面目で賢い彼女のことだから一言、「眠い」と伝えれば睡眠の邪魔をしてはいけないとすぐに帰ってくれるだろうと思った提督は口を開く。

 

 

「そうか、仕事熱心なのは良いことだ…では一つ指示を出す。

今日の秘書艦の任をしっかりこなせる様にゆっくり休んでおきなさい、私も疲れを残したくないから寝かせてもらう」

「はいっ、わかりました!!それでは朝潮、休息を取らせていただきますっ失礼します!!」

 

「あぁ…ゆっくり休みなさい…」

 

朝潮の声を聞きながら、毎回こんな感じにすんなりと終わってくれれば良いのだがな…と、提督は心の中でため息を吐いた後ようやく瞼を閉じた。

朝になればまた始まる騒がし過ぎる1日を想像しながら…

 

 

 

 

 

 

 

ごそり…

 

「んしょ、…あったかいです」

「おい、なんのつもりだ」

 

何故か普通にベットの中へと入って来た朝潮にすぐさま反応する。

まさかの展開に提督もビックリである。

 

「えっ?休みなさいと言われたので…

んんっ♡司令官の腕、硬いですけど抱きついているととっても安心します…」

 

提督の腕を抱き枕がわりにしてウットリとした表情を見せる朝潮。

抱きしめられた腕には見た目相応の膨らみが押し付けられ、彼女の鼓動や体温が伝わってくる。

 

「…。(私は自分の部屋へ戻って休めと言ったつもりなのだがな、とにかく無理矢理にでも…ッ!?腕が…動かない…?)」

 

普段なら彼女の体重なら片手程度で(やらないが)振り回すぐらいワケない提督なのだが、いざ腕を引き抜くため力を入れようとしてまるで力が入らないことに気がつく。

 

 

「フフッ…今、司令官の腕は私の制御下にあります」

 

「………は?」

 

朝潮の言葉に多くの?マークを浮かべる提督。

しかし無理もない、このお話はラブコメ世界…いきなりバトル漫画みたいなことを言われてもこんな反応になるのも当然のことだ。

 

「私が体内で練り上げた"氣"を司令官の腕…神経系統に直接流し込むことで…ホラこんな感じに」

 

「っ!?」

 

その声を合図に、彼女が履いている下着としての機能を果たしているのか不明なレース生地のTバック…そのクロッチ部分を指の腹で擦り、揉み込むような指使いを始める。

自分の意思とは無関係に動く指は秘裂を覆った薄布を無遠慮に引っ掻き、布のさらに奥にある"大切な所"へと入り込もうとして、だんだんと指が深く押し込まれていく。

 

 

「すごっ♡いです、司令官の指ぃ…こんなッン゛ン!!」

 

 

どんどんと行動が大胆になってきた朝潮にこれ以上は不味いと判断した提督は、多少乱暴になってしまうことを覚悟でもう片方の腕を使って引き剥がしにかかる。

 

 

が、時すでに遅し、

一瞬の思考停止が勝敗を分けた。

 

 

「…。(完全に動けなくなった)」」

 

 

今ここに提督型手マ◯マシーンが誕生した瞬間である。

 

 

「ンッ♡ン゛ッ♡んぃ゛〜〜!!さ、流石 司令官です…見事な、あんっ…これ以上はダメですっ…♡」

 

指が這う度に朝潮の口からは絶えず喘ぎ声が発せられる。

それはさながらマエストロによる名器を使った独奏を思い立たせ…

 

「音すごっ♡くちゅくちゅって…イッ、ぃイ〜ッ♡」

 

なかった、やはり只の手マ◯である。

 

 

ジュワリと溢れ出てくる"熱"が中指と薬指に絡み付いていくのを感じながら、提督はどうすればこの状態を打破する事が出来るか考える。

身体の自由は効かず、元凶の少女はガクガクと腰を痙攣させてもうすぐ興奮のピークが近いことが見て分かる。

このままでは絶頂を迎えた彼女がお前がパパになるんだよっ!なんて言い出すのも時間の問題だろう。

 

「ハァ…ハァ…♡あ、危うく朝潮からングっ…夜潮になって…」

「お前は一体何を言っているんだ」

 

「い、今のは…ハァ…ッ〜…ッ♡私の名前と潮吹…『わかったもういい』フゥー…フゥー…♡」

 

「ハァ…普段は真面目なのに何故こうなる……ん?」

 

くだらない下ネタを軽く受け流したところで提督はふとあることに気がつく。

先程まで朝潮によって奪われていた身体の自由が少しではあるが戻っているのだ。先程までプロピアニストも驚愕の指さばきをしていた右腕も今はすっかり落ち着き、動かなかった口もいつも通り変態の言葉を遮れるほどには回復している。

 

「(奇妙な技の効力が弱まったのか…?しかし何故だ?)」

 

理由を知るために朝潮のほうへと顔を向けてみる。

真っ赤な顔、潤んだ瞳で必死に歯を食いしばりナニかを堪えているような表情…

つまり、これは…いや、ここまで読んでくださった読者の皆様は皆まで言わなくてもなんとなく想像がついてしまっているのではないだろうか。

少なくとも提督はなんとなく察したのか、すごく微妙な表情を浮かべている。

 

 

もしかして:マジイキ絶頂

 

 

「(どうやるかは置いておいて、朝潮の集中力を途切れさせれば身体の自由が戻る可能性が高い…どうする、下手に動けばまた同じことの繰り返しだ。ここは慎重、確実に…ッ)

 

 

 

おい、どこを触っている」

 

グワシッ

様々な状況を想定して脳内シミュレーションをしていた提督は突然の衝撃にハッと顔を上げる。

彼女の小さな手が服の上から提督の単装砲を掴んだのだ。

 

 

「ッハァ〜♡…パパになってください司令官」

 

予定調和、

約束された勝利の言葉が熱い吐息と共に放たれる。

さっきまでの蕩けた瞳はどこかへと消え失せ、ギラギラと情欲に支配された瞳が提督の顔を写し込む。

 

「この朝潮、司令官の赤ちゃんでしたら喜んで孕む覚悟です。

どう…ですか?朝潮の手で気持ちいい、ですか?」

 

たどたどしい彼女の攻めを股間に受けながら提督は只々、目を閉じてされるがままになる。

もちろん諦めた訳ではないし、提督のエクスカリバーがカリバーンするのを堪えるためでもない。朝潮が軽くイッた際、たまたま微かに感じた"氣の流れ"の感覚を掴もうとしているのだ。

 

実際、この絶望状況を打破するには彼女の氣操作を攻略する以外方法はないだろう。出来なければ提督のエクスカリバーがアヴァロンに収められ、朝潮のお腹に理想郷が築かれてエンディングを迎えることだろう。

 

「フーッ♡フーッ♡」

 

興奮のピークを迎えた朝潮は布越しに擦るだけでは満足出来なくなったのか、ついに最終防衛ラインである下着の中へゆっくりゆっくりと侵攻を開始する。

それでも尚動こうとしない提督。もはやこれまでか、R18版の執筆を開始しようとした その時、

 

 

ガシィッ!!!

 

「なっ!?」

 

下着の中に入り込んだ手が掴まれた。

 

「まさか身体の動きを止めるだけでなく、操作するとはな…驚かせてくれる」

 

「くっ、司令官の"氣"の流れが変わった…まさかこの短時間で操れるように?…流石は朝潮のだんな様です」

「なった覚えはない」

 

「ですが負けません!司令官には今日ここで種付けをしてもらいますっ朝潮の全身全霊、行きます!!

 

ん〜〜ッ!!」

 

 

言葉通りの全身全霊。朝潮が力を込めた瞬間、全てを飲み込む激流の如き一撃が提督へと襲いかかる。

提督の為ならば自分の守るべき国へ何のためらいもなく銃口を向けられる彼女が、その提督へと死にはしないが確実に意識を刈り取るそんな一撃を放ったとなれば今回のガチさが理解出来るだろう。

 

ビクッと、電気ショックを受けたかのように身体が跳ね上がる提督の姿に勝利を確信した朝潮は口元に笑みを浮かべる。

 

「朝潮の勝利ですっ!赤子の手を捻るようなことはしたくはありませんでしたが、これも司令官との種付けS○Xのため…致し方ないことなn『朝潮、こんな言葉を知っているか?』ッ!??」

 

 

「激流を制するは静水」

 

テーレッテー(処刑BGM)

…どうやら長かった夜もそろそろ終わりが近づいてきたようだ。

 

 

荒れ狂う激しい流れも湖へと入り込めばいずれは勢いを失っていき、飲み込まれてしまう。

提督は激しい氣の流れに敢えて逆らうことなく身を任せ、同化することにより彼女の剛氣を受け流してみせたのだ。

 

「あ、あり得ませんっ朝潮の剛の拳(?)が効かないなんて…も、もう一度ですっ

 

食らえ!(ぐちゅっ) …ほへっ??」 ぷしゃぁああッ…

 

再び氣を使おうとした瞬間、朝潮が素っ頓狂な声とともに体液(愛液)を勢いよく吹き出す。激しく痙攣を繰り返す彼女は一体何が起きたのか分からない様子。

 

 

 

「氣の操作にはかなりの集中力が必要なのだろう?

こうすれば氣を使えまい…いい加減寝かせてもらうぞ」

 

くちゅっ ぬちぃ… くりゅっ

 

「あ゛っ!!しれーかっ♡朝潮のおまん

(ぐちゅちゅっ!!)さわってぇえ♡あぐぅッツ」

 

「喜べ、貴様がちゃんと寝られるまでしっかりとシてやる」

 

「そん、なっ♡こわれりゅっ!!イクっ…ァグっ

手とめてくだっ♡〜〜ッ!!!ア゛ッ♡ア゛ッ♡

やめ、こわれ…」

「氣でもなんでも使って止めてみろ」

 

「あぎぃっ♡かはっ…ぁ…♡♡」

 

 

「…おやすみ、良い夢を」

 

 

 

 

 

 

〜翌朝 執務室

 

 

「おはようございます提督、本日の書類を…あら?朝からお盛んですね。執務室入った瞬間、提督が対面座位してる姿なんて他の子が見たら卒倒しちゃいますよ?」

 

「…。」

 

執務が始まってすぐに睡魔に負けた朝潮を起こさぬよう今日も提督は書類の整理を始めるのであった。

 

 




〜アズレン小説

指揮官「加賀どこ…ここ?」

赤城「ようやく会えたわね指揮官様♡」

指「えっ…ま、まぁええわ。よろしくね赤城さん」2人目

〜一ヶ月後〜

「「「「赤城と指揮官様は結ばれる運命なのよ!」」」」

指「えっなにこれ」

〜一ヶ月後〜

指「加賀加賀加賀加賀加賀加賀加賀」

ベルファ「ご主人様、紅茶をご用意致しました。顔に疲れが出ています、どうかご無理をなさらずに…」

指「まじ天使ケッコンしよ」

ベルファ「あっ♡」


ベルファ「子供が出来てしまいました♡」

ベル「よろしくお願いしますパパ様」

指「うわ天使かよ」←ベルちゃん持ってなかった屑


指「ははっ俺は幸せ者だよ、こんな可愛い嫁と娘がいて…お前たちがいればもう何もいらないよ」

ベルファ・ベル「「ご主人様(パパ様)…」」

指「3-4周回はもうこれ終わりだ!愛するお前達のために平和を手に入れに行くぞッ!!」

加賀「強き者の気配を感じて」

指「うわまじかクソ可愛いケッコンしよ」

ベルファ・ベル「「……」」

指「あっ、…ちゃうねん」

モナーク・ネプチューン「「経験値が貯まったので」」

指「あっケッコンしよ」




加賀を求めて3-4を周回しまくり、大量の赤城を手に入れ、ベルファストの可愛さにやられ、ケッコンして3-4へ新婚旅行…
子供にも恵まれ、加賀のことは諦めようとした瞬間、加賀が現れるという修羅場が出来上がりました。

あと、モナークとネプチューンに浮気してたのもバレた模様。

感想お待ちしております!!


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