元島国人の短編 (屍原)
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過去話
死神信仰の話


不完全な過去話、よくある『お決まり』だな。
哀れな『一般人』よ、死に方まで『一般』、まさに平凡だ。



……なにを言ってるんだ、屍原少佐?
無駄口叩く暇があるなら、さっさと作業を済ませろッ!

勿論、リハビリの事だこの蛆虫が!!!


  死を遠ざけるために、死を司る死神を信仰する。なんと皮肉な事だろう。我が家は一軒家ではなく、マンションに住んではいるが、隣人から、挙句はその地域の人々から遠ざかられてる。

 

  小さい頃から、家族は黒い服しか身に着けなかった、奇妙なドクロのネックレスを首に下がっていた、夜な夜な、おかしな儀式をしてきた。私も、例外ではなかった。

 

「ああ、崇高なる死の神よ!どうか、どうか私達に、あなた様のご加護を…!」

「……死が我らを遠ざからん事を」

  起床したのち、食事の前、儀式の最後、そして、就寝前に、必ずコレ(祈り)を口にする。家族曰く、我々は祈りを捧げる事で、死を遠ざけられる。故に、これは必然、義務と言われ、やらなければならない(強制)

 

  なんの役にも立たないというのに、なぜ家族は時間を惜しみもなく捧げ、存在するはずもない存在(死神)を敬うのだ?こんな事で時間を無駄にするくらいなら、コーヒーを堪能する時間に変えたい。むしろ要らぬ信仰を捨てたい、もしくは消したい。毎日毎日黒ずくめで、異質な目で見られるのは、気にしてるポイントじゃないが。私が忌み嫌い、呆れているのは、なぜ、信仰が生まれた?

 

  神があってこそ、信仰が生まれたのか?それとも、信仰があってこそ、神が生まれたのか?捏造され、この世に誕生した何か(聖典)が世に出回り、あらぬ信仰心を作り出した信者共の頭を、一度開いてみたいものだ。

 

  ああ、実に馬鹿馬鹿しい。

 

  だが、その代わり、私が学校で虐められた事はおろか、誰も私と接触を図らない。現に、大学にまで昇ってきたというのに、誰も私にちょっかいを出さない。ありがたいと言えば、ありがたいのだが。おかしな噂を拡散されるのは、流石にやめて欲しい。

 

  詳細は、こうだ。

 

  異端者()と関わりを持つ者は、死ぬ。接触を始めた瞬間、それは、即ち(冥界)への扉を開いたのと同然である。初めの頃は、些細な不幸が訪れる。例えば、日常においてなんともないミス、ちょっとした怪我。だが、その不幸の象徴は、時が経つにつれ、過酷なものへと変わる。四六時中感じる、得体の知れない(恐ろしい)視線。周りで起きる大きな事故や、物騒な事件に巻き込まれやすい。最終的には、命を落とす者が何人も。それはまるで、死神に目をつけられてしまったように。

 

  ちなみに、オカルトサイトの抜粋だ。暇な連中は、貴重な時間を台無しにするのが得意らしい。愚かで、救いようがない輩、両親とは意味が違うが、愚かである事は確かだ。彼らが書いてる事はあながち、間違っていない。両親以外私に関わろうとした、全ての人間はあっという間にこの世から消えて亡くなる、それはまるで、何者か(死神)が自分の存在を示してるような感覚。

 

  正常な感覚が殺された今でも、アイツ(死神)が未だ存在を示そうと、周りで事故やら殺人事件、人が近くで命を落としているのだ。だが私の知ったことではない、奴らの死に関わってなどいないし、私に巻き込まれ死んだという、勝手な噂をされるのはうんざりだ。

 

 

 

「まったくさ、どーして信じてくれねーの?」

  ふとした瞬間に、聞き慣れた(幻聴)が聞こえるのだ。幼い頃から、飽きずに話しかける声に、いつも構わず無視する方針を取る。なぜなら、声の主は常に己の事を『死神』と呼び、私に取り憑いてると馬鹿げた言葉を吐くのだ。非現実的で、非科学的なのは十分承知してはいるが、こうも頻繁に自分の身に起きたら、もうどうでもよくなってしまった。適応しやす過ぎる、という自覚はある。

 

  だがまあ、もうどうでもいい。

 

「貴様こそ、いつになったら消えるんだ」

  貴様のおかげで、今の今まで平穏な生活を得られていない。身近で死人が出る日常は、望んでない。ましてや私に殺しを強いる何者(死神)など、お呼びじゃない。いい加減静かな日々を送りたい、もしくは今すぐにでもこのクソ野郎を消し去りたい。

 

「平穏なんて言葉、オマエには似合わないけど?」

「ほう、ならさっさとこんなくそったれな人生を終わらせたいな」

 

  いっそ、平穏がどれほど貴重なのかを、思い知らせてくれる最高(くそ)の生を受けたいものだ。

 

  嘲笑うように、緑だった信号機が赤になり、空には不吉を象徴するカラスの群れが飛び交う。光が降り注ぎ、遮るように灰色の雲が浮かぶ、黄昏の不気味な紫が空を侵食する。遠くから、車が走るエンジンの音が近付く。

 

  そちらに、目を向く。目前まで、迫ってくるトラック。なんとも非日常な光景だろう。ハンドルを握ってる運転手の顔には、狂気に満ちた笑みが浮かばれてる。口を動かして、何かを言ってるようだ。

 

「叶ってやるよ」

 

  ああ、やっぱり、コイツは最低な野郎だ。

 




……リハビリのつもりが、駄文を生み出した気配が半端ない。
無駄な設定もあったり…?
分からん。

後日、修正するかもしれない。
するかもしれない、しなかったり…?

死神(自称)、お前、一体なにを考えてるんだ。


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元島国人の話
元島国人の独白


ただただWEB版に似せようと書き留めた短編、他はなにも考えていない。
もしかすると似ても似つかないかもしれない。
まあ、足元にも及ばないのは確実です。

ただただ、異常な世界で異常になっていくオリキャラが、見たかっただけ。


  やぁやぁ帝国の支持者諸君、今日も素晴らしき殺伐日和で、実に晴々とした気分だ!とWeb版のようなノリで挨拶してみたり、しなかったり。

 

  改めて、帝国市民諸君、ごきげんよう。死神や死神の使いと称されてる、屍原神崎(シハラカンザキ)少佐だ。この異世界に転生し、赤ん坊から人生をやり直して、約11年経った今、私は殺伐とした日々を過ごさせている。

 

  ああ、なんとも嘆かわしい事だ。毎日の如く、泥まみれで、血濡れた死体を眺め。或いは無残に爆散(ばくさん)した人と、人であったであろう肉片を目の当たりにする、戦争でしか拝めない素晴らしい光景に、反吐が出る程飽きてしまった。

 

  このような言い方では、不謹慎であるぞ!などと咎められてもおかしくはないのだが……残念ながら、ここは人の(サガ)を表す戦場だ。情けや同情、ましてや慈悲など存在する筈もあるまい。ここにあるのは人間の内に秘めている、残酷性や殺しの意欲を発散する場だ。

 

  オレが何を言ったところで、殺し合いは続ける一方だ。

 

『CPより、リーパー04、状況を知らせよ。』

『こちら、リーパー04、敵軍の魔導中隊の残党狩りを務めている。残り7機。』

  未だ慣れていない通信口調を励み、諸君に説明をしている間に、殲滅し損ねた中隊の連中を狩り始めている。敵は共和国の連中、相変わらずの命知らずっぷりに、こちらが頭を抱えたい。はて、あいつらは一体何人殺され、何機撃墜されたら、己の愚かさに気づくだろうか?

 

『CP了解、引き続き敵の掃討に専念せよ。オーバー』

『リーパー04了解。オーバー』

 

  堅苦しい通信を切り、再び日常へ戻る。この殺伐とし、息苦しい程に火薬や煙まみれた戦場こそが、我々帝国軍人にとっての、何よりの日常。

 

  さて、愚劣な共和国諸君、オレの盗聴(ハッキング)に、いつ気づくだろうか?

 

『メーデー!メーデー!前方に魔力反応を確認!距離6000…いや4500!』

『ふん、死に急ぎめ。高度は?』

『なっ…こ、これは!』

 

  ハッキングに気づくどころか、奴らは己の危機に察しもできず、観測できた数値に、間抜けな反応を演じてくれている。

 

『どうした、早く報告しろ』

『は、はい!高度は…9600です!』

 

  まったく、一度は奴らの頭を抉じ開けたいものだ。

 

『なんだと…!?まさか、ラインの悪魔か!』

 

  だがまあ、どうせ奴らの頭には、役立たずな脳みそ以外、何も入っていないだろうがな。

 

「残念、不正解だ。しかし、クズな蛆虫諸君にしては上出来だ、褒めてやろう」

  奴らの通信回路をジャックし、いかにも見下ろしている口調で言葉を並べれば、案の定、愚劣と自称するような驚きを見せてくれた。予想通りすぎて、欠伸が出そうだ。加えて、どうやってオープン回線を使わず、奴らの通信回路にジャックした、などという馬鹿馬鹿しい疑問を投げつけてきた。

 

「喜ばしい事に、我が帝国は、貴国を上回る技術を所持してるものでね。これしきの事、どこぞの新兵でも、平然とやってのける」

 

  ハッタリも吐いてるが、貴様ら無能を脅かすには、丁度いいだろう。オレの言葉で、通信回路を変えねばならぬ事態になり、こちら側にも影響を与えるかもしれんが、幸いな事に、こちらにはこの優れたハッキング能力がある。

 

  我が軍を有利に導くだけは、確実であろう。

 

  ああ、早く帰還して、コーヒーでも飲みたいものだ。身も心も温めてくれるような、そんなコーヒーが欲しい。

 

「さて、楽しいお喋りもここまでにしよう」

 

  と言っても、ここのコーヒーはそもそも不味い。癖もなく、夢中になる程の味もなく、コクもない、ただただ単に苦いだけの泥水と、なんも変わりがない。一度でいいから、美味なコーヒーが飲みたい。子供舌と言われようが、カフェオレやら、カフェモカが飲みたい。できれば、抹茶も飲みたい。

 

「今日初対面ではあるが、遺憾ながら諸君らには消えてもらわないとな」

 

  甘いものも欲しい、強いて言うならば最大の願望は、お米だ。日本人であるのは、最早(もはや)前世ではあるが、たまには甘いものやら、ほかほかのごはんが食べたいものだ。きっとターニャも、たまにこういう事を考えるであろう。

 

  考えていると、腹も空いてきたところだ。早くコレを片付けなければ、感情の制御もままならなくなる。

 

 

 

 

 

 

さようなら(死ね)

 

 

 

  

 




死神=リーパーという、ぐ先生に翻訳してもらった、なんとも脳みそがない命名。
04=死。単純明快。

オリキャラの名前についての軽い設定だと↓
屍原=死体まみれの戦場
神崎=神を切り裂く
2つを合わさって『死体まみれの戦場を楽しみ、神を切り裂く事も惜しまぬ』という訳の分からぬ解釈になる。
あとあと改変するかもしれない。



そういえば、通信の会話ってどう書けばいいの?


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元島国人の独白 ②

なんで続いた、と言われるかもしれない。残念ながら、自分でもなぜ続いたのか分からないです。

相変わらずクソのような描写、そして似ても似つかないWEB版の真似、自己満足と言われてもいいくらいです。(自虐)

ターニャが存在Xのチート道具で精神汚染を受けるように、死神に目をつけられた主人公も、何らかの干渉を受けている。
戦いの最中、なんの変化が待ち受けているかは、まったく未知である。


「仲間の敵をおぉッ!!!」

「死ねぇぇぇ!!!!!」

 

  無謀に、無遠慮に、無鉄砲にただただ爆裂術式を撃つ。弾の無駄など考えずに、ただひたすらオレに向けて、とめどなくずっと撃ちまくっている。効率に欠け、ましてや無駄遣いにしかならない奴らの行為に、頭を傾げたくなるほど、解せぬものであった。二等兵でも最低限に習っている防衛の術式を展開し、次々と弾丸を消費していく、愚かな共和国の連中を見下ろす。

 

  高度7000、己の15%にも満たない魔力反応。魔導中隊といえど、魔導適正は精々CかDくらいだろう。まったく、我ながら舐められたものだな、連中みたいな能無しに『ネームド』を撃破できるとでも、妄想していたのか?おめでたい脳みそをした上官どもだ。

 

  本国へ招くにも、奴らの手には掠り傷を作る玩具(おもちゃ)を持っている。侵入はできないだろうが、一応捕虜として、招待させて頂こうじゃないか。

 

  己に向かって飛んできた最後の弾丸をかわし、逆さになった状態で、連中の肩と足を撃ち抜いてやった。しかし、死に急いでる輩がいるのか、勝手に飛び回って、勝手に致命傷を負いに、弾道に飛び込んだ連中もしばしば。仕方あるまい、残りの阿呆の回収をするしかなさそうだ。

 

「ころ、して…やるっ!」

 

  地面に墜落した敵兵に近付くなり、やつはおもむろに立ち上がり、ライフルの先端にある刃でオレを刺そうと突進してきた。これはこれは、急所を外したとはいえ、常人では動けずに横たわってるはずが、こいつはまだ動けるのか。

 

「面白い、敵でなければ、我が帝国に招きたいくらいだ」

 

  最小限の動作で、やつの攻撃を避け、心底楽しく感じ、微笑みを顔に表す。だが、目の当たりにしたやつは、より激情に身を任せ、正確な判断などできず、オレに攻撃を当てようと突っ込んでくるばかり。

 

  なるほど、こいつのボロボロの体を動かしているのは、憎悪か。なんとも素晴らしい!美しく、とまでいかないが、我ながら役に立つものではないか!オレに向けた、この果てしない、底の見えない憎悪、気に入った。こんなにも心を震わせる代物を見せたお前に、ほんの少し、礼を返そうではないか!

 

 

 

「さぁ、楽しい楽しい、虐殺をさせてくれ!」

「ひぃ…!?」

 

 

 

  薬室(チャンバー)を仕舞い、ライフルをそこらに捨てる。大事に隠した、愛用のドスを抜き出す。念入りに手入れされた刃は、ギラリと、美しい輝きを魅せている。なぜかやつは声にならない悲鳴を上げ、じりじりとオレから距離を取ろうとする。

 

  なぜ、逃げるんだ?貴殿に、まだ礼を返せていないだろう?なにをそんなに怯えている、苦痛にはもう、慣れているだろう?

 

「オレ、鬼ごっこは好きじゃないからな……だから、じっとしろよ?」

 

  好物である、憎悪を見せてくれたお前に、ささやかな礼を、させて頂こう。最早、決定事項、拒否権など、存在しない。

 

 

 

 

 

  赤、生暖かい、悲鳴、液体、感情の奔流、柔らかな感触、モノクロな世界、湧き上がる喜び、生臭くも甘い味。

 

  ああ、本当に、気持ち悪い(堪らない)……!

 

 

 

 

 

 

「……あれ?オレ、なにしてたんだっけ?」

  ふつ気がづくと、地面には大きな血溜まりがあり、己の両腕と、体の隅々まで、赤い血が塗られていた。いつの間に、人を殺したのだろうか?なぜだか、記憶に残っていない。不思議だな。しかし任務は確実に果たしたんだ、一応報告しよう。

 

 

 

  CPへの報告を果たしたオレに、帰還命令が出た。敵軍は怖気づき、後退していったと。追撃をかけようと提議したものの、CPは頑なにオレの帰還を強いたのだ。

 

『CPより、貴官には即時帰還の命令が下されている。』

『リーパー04より、追撃をかければ、相手に甚大な損傷を与えられる事が可能だ。追撃の許可を。』

『CPより、遺憾ながら許可できない。後退した敵は、フェアリー08が掃討に当たる。リーパー04、直ちに帰還せよ。オーバー』

 

  フェアリー08、オレの知ってる限りでは、このコードはターニャを示していると記憶している。担当がターニャなら、オレも大人しく引き下がるしかないだろう、彼女も、評価や昇進を酷く気にしているだろう。こちらも支障が出ないよう、命令に従おう。

 

『リーパー04了解、これより帰還する。オーバー』

 

  内心、ターニャが良き戦果を挙げる事を祈り(勿論神になど祈らん)、帰還に応じると通信を終える。

 

 

「……早く風呂に入りたいな」

 

  いつまでもこの臭い(甘い)匂いを嗅いでると、気が狂ってしまいそうだ。




死神の干渉=殺しに喜びを感じ、且つ、血を好むようになっていく(ただし人間に限る)
干渉された時は、記憶が曖昧になるのが、最大の瑕

どうしようもないクソのような駄文で、お目を汚して、本当に申し訳ありません……(自虐)


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元島国人の独白 ③

歴史に疎いくせに、リサーチしたくないという名の怠惰。
しかしながら続きは書きたい……とんだ矛盾だ。
努力し、時間を割って、一度お勉強に励んでみては?と脳内に存在してるターニャがそんな事を言っている。

妄想はやめておけ、屍原少佐殿。


今回の短編(言い張る)は、つまらない報告回です。
身に染める程、下手くそな文章なのは、相変わらずです。


「報告は、以上であります!」

「ふむ、まさか単騎で2個中隊を潰すとは…いやはや、流石シハラ少佐だ、実に見事であった」

  己のコーヒータイムを堪能する前に、上官への報告が最優先事項とみなされてる。いつも思うのだが、この流れは、オレの人生の中で、最もつまらないひと時なのかもしれない。だが『ホウレンソウ』がいかに大事か、身に染める程よく理解している。

 

「恐縮であります、少将殿!自分、軍人としての役目を果たしたまでであります!」

 

  軍人である自分は、上の命令通り動けばいい、なら報告と連絡のみで済ませるではないか?提議は、ともかくだ。相談、などというものは、果たして我々の上司に申し出られるのか、今でも不明だ。

 

  本音を言うのならば、我が帝国のためではなく、妖精(ターニャ)の居る帝国に忠誠を捧げてる。もし、我が帝国に忠誠を捧げ、軍人として忠義を示している事が、彼女のためになるのなら、オレは、この命を犠牲にしても、惜しまないだろう。

 

  だが、上官に向かって、反逆とも言われる思想など伝えられる筈もない。故に、オレはただただ国を思う軍人を演じ、規律正しい態度を身に着ける。

 

「君は我が帝国にとって、欠けてはならぬ、優秀な人材だ。胸を張るがよい!」

「はっ!ありがたきお言葉、感謝致します!」

 

  オレの言葉に、アーリル少将は仕方ないと言う風に、苦笑いを浮かべる。しかしそれに動じてはいけない。仮にも、相手は上官だ、簡単に動揺する軍人など、訓練の足りていない新兵(蛆虫)と同等だ。

 

  けれど、なぜ、上官はその反応をしたのだ。この場で、あの言葉を告げたのちに、引き続き、次の仕事に関しての内容を伝える。そういう流れになるのは、常識ではないのだろうか?

 

  まあ、オレは軍人、己の考えがあろうがなかろうが、上官の命令は絶対とも言える。なら、今は深く考えないでおこう。

 

 

 

 

「長らく引き止めて悪かったな、もう、行っていいぞ」

「はっ!では、失礼いたします!」

 

  頭の中ではすでにコーヒーの事しか考えておらんが、基本の礼儀をきっちりとこなす。部屋を後にする前に、しっかりと敬礼を取った。向こうはなにやら、機嫌が良く、満足したかのような笑みを浮かべる。

 

  ああ、なんとなく、嫌な予感がする。気のせいだろうか?これで評価が上がり、ターニャとは別々の戦場に出されたら、堪ったもんじゃないな。

 

  できれば、オレの思い違いであって欲しい。

 

  しかし、どうも引っかかるな。上官は笑みを浮かべているというのに、心なしか、僅かに顔を引きずっているように見えた。さすがに、これはただの見間違い(誤解)だろう。

 




アーリル少将=報告回のためだけに登場した、上官の一人。名前に深い意味はない、思いつきで付けさせてもらった。すまないな、少将殿。



気になった、少将殿反応。そして、少将殿は最後、顔を引きずっていた、一体なにを考えていたのだろう?
あまり、深く考えないでおこう。気にしたところで、いい結果にはならん。
さて、コーヒータイムを楽しめるとしようじゃないか。

では、ごきげんよう、帝国市民諸君。


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元島国人のコーヒータイム

戦場帰り、報告直後……ああ、少し、気を緩めすぎたかもしれん。

今回は、いつもの印象を崩す独白があるかもしれない、心して閲覧して頂けるよう。
どうも、日頃の疲れが溜まりすぎたかもな。


「へっくしッ!」

「大丈夫か?まさか、風邪を引いた、なんて間抜けな話はないだろうな?」

「あー。大丈夫、鼻が痒かっただけだ」

 

  話に持ち上げられた気がする、もしかすると、誰かが自分の事を話題に、何かを話しているのだろうか?それとも、敵国が己を呪ってる最中だろうか?あるいは、己に救いを求めてるのか……個人的には、呪われてる方、と思うが。

 

  まあ、そんな事はどうでもいい。話したければ存分に話せばいい。彼女と一緒にいる時間を、邪魔さえしなければ、どうこうでも言え。

 

  ああ、申し訳ない、言い忘れていたな。帝国支持者諸君、もとい、ターニャ・デグレチャフの支持者諸君、喜ぶがいい!オレは現在、諸君らが慕い、忠誠を捧げている、かの者と一緒にコーヒーを堪能しているのだ!

 

  麗しく、そして優雅な姿が、すぐそこにいる。妖精(フェアリー)などという形容だけでは、彼女の美しさ、美貌など、体現できるはずがない!

 

  言うなれば、彼女は我々の女神(ヴィーナス)なのだ!

 

  おっと、失礼、ついカッとなってしまった。無理もない、我が最高の友とも言える、あのターニャと一緒の時間を過ごさせていると思うと、どうも感情が高ぶって、抑えられなくなるようだ。

 

「して、貴様、今日も血まみれで帰還してきたそうだな?」

 

  彼女の活躍について話したかったのだが、どうも、彼女はオレの(呪い)について、一言あるようだった。手に持っていたコップを机に置き、こちらを直視しているターニャの目を見つめ、次の言葉を待つ。可憐で魅力溢れる表面と違い、彼女の内には強烈な憎悪と、殺意を秘めている。それは敵国、ましては帝国に向けているのではない。

 

  神と自称する『存在X』、および、悪魔や神と名乗る輩へ向けているのだ。

 

  オレは、彼女の凶悪(秀麗)で素晴らしい点に惹かれ、彼女のために戦っている。だから、仮面()被らず(吐かず)、本当の事を、正直に話せる。

 

「最近頻繁になっているんだ、制御しようにも、気づいたらすでに終わっている。オレがどうこうして解決できるもんじゃない」

 

  現に、先程での戦いの記憶も、あやふやなものとなっている。敵魔導中隊の殲滅に掛かり、追いかけた記憶まで鮮明だったが、残党狩りを始めた頃から、意識は、はっきりとしていなかった。しかし上司からの命令もなく、己を制御しきれる人物(彼女)もその場に居らず、干渉に抗える事も出来なかった。

 

  勝手にオレを巻き込み(殺し)、オレに殺しを強いる。そして今度は、勝手にオレを干渉(操作)するときた。考えれば考える程、殺意がメラメラと湧き出て来る。燃える、燃え盛る、(怒り)が、全てを滅ぼす溶岩(憎悪)が。

 

  ああ、忌々しい死神め…!!!

 

「ザキ」

 

『パチンッ!』

 

 

  激しい痛みが、頬から伝う。じんじんと火照るように、痛みが徐々に激化していく。数回の瞬きと共に、思考がクリアになっていく。目の前には、己の掌をバシバシと叩き、なにかをやり遂げて満足そうな顔を浮かび上がってるターニャの姿が。要するに、オレは、彼女に容赦もなく叩かれた。拳でなく、平手打ち(ビンタ)だけで済んだのは、彼女なりの慈悲、あるいは、オレ達の関係を考慮したからだろうか?

 

  呆然と自分の頬を、掌で軽くなでる。

 

()済んだ(覚めた)か?」

 

  どうやらオレは、またもや干渉されかけたらしい。呆れたため息を吐いたあと、またコーヒーを一口啜った。彼女が叩いてくれたおかげで、さっきまで感じていた怒りと憎悪が、綺麗さっぱり、消えていた。改めて、冷静な頭は再び正常に運転していく。そして、改めて思った。

 

「やっぱり、オレはお前が居ないとだめだな」

  干渉に上回る彼女の傍にいるだけで、安心感を覚えるのだ。それは果たして、殺せずに居られる事か、自我を保てるからなのか、それとも、アイツに抗う手段が存在してる事に対してなんのか。どちらにせよ、彼女が居るおかげで、オレは助かっているのだ、色々と。

 

「ふんっ、よく言うな」

「お返しに、おいしいカフェを紹介するよ」

「ああ、それは楽しみだな」

 

  今は、深く考えず、僅かなコーヒータイム(彼女との時間)を堪能するとしよう。




平和な回かと思う(当社比)

無意識に憎悪と怒りに惹かれ、最終的にターニャの存在Xに対する負の感情に惹かれたシハラ少佐である。
そして、どうしようもないターニャへの信頼(感情)が、表した思想(考え)…
ますます危険な人物になっていくに違いない。

ヤンデレになってもらいたいのですが、今のところはなんとも…(ぼそ)


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元島国人の新たなる独白

ライヒに栄光あれ。

…一度言ってみたかっただけです、悪しからず(?)

今回の話は、やや支離滅裂かもしれない。
後日、修正するかもしれない。
かもしれない……


  やぁやぁ、帝国市民諸君、お久しぶりです。シハラ少佐です。こうやって挨拶するのも、随分前だった気がするな。

 

  唐突で申し訳ないが、諸君は『普通』というのは、どうやって認識してるだろうか?大衆に合わせて、己も群れの中に入り込む。群衆に溶け込み、己の考えを捨て去る。これが、世間が思っている『普通(生態)』だ。しかし、本当にコレが、我々が欲しがっていた普通だっただろうか?生きる意味も持たず、思考する能力を放棄し、ただ命令や指示に従う、機械や人形のようになる人生。

 

  これぞ、我々が認識し、実行してる『普通(義務)』なのだ。

 

  だが、仕方あるまい。我々は、国のために働いている、国に忠誠を誓っている。国に逆らえば、普通など、とうに失っている。戦争を続ければ続けるほど、我々は普通からかけ離れていく。普通から遠ざければ、遠ざけるほど、『異常(狂気)』に近付くのだ。

 

  ……正直なところ、最近はこういった、結論に至らない疑問を続けている。結果に辿りつけない思考に囚われるくらいなら、さっさとこの戦争を終わらせたい。

 

「次の作戦より、第203航空魔導大隊の補助を担当せよ…?」

 

  参謀本部の奴らは一体何を考えてるんだ?素で問い詰めたい、切実に。いや、彼女と一緒の戦場に行けるのは、とてもありがたいのだが。何故に、大隊の補佐?あの大隊は、彼女は厳選し、極めて地獄に等しい訓練を施した大隊、オレが居なくともうまくやれるはずだ。なのに、補佐をしろと、命令を出すのか?

 

  参謀本部の奴らは、今度こそ狂ったのか?もしやあいつら、本心では戦争を望んでいるのか?それ程までに、今までの思考回路とまったく違う。ああ、面倒くさい、仕事とは言え、実に面倒くさい、そしてややこしい。仕方ない、仕事は仕事だ、きっちりこなしてこその帝国軍人、仕方ない。

 

「……ライヒに栄光あれ」

  彼女が常に呟いていた言葉を、真似してみる。もう一つ付け加えてみる。

 

 

 

  存在X(死神)に災いあれ。

 

 

 

 

 

  通達には、彼女の大隊に連絡せよ、とも書かれているので、止むを得ず、渋々と第203航空魔導大隊が所属してる勤務室へ足を運ぶ。正直、行きたくない。これ以上、珍獣扱いされるのはやめて頂きたい。特に、参謀本部の奴らに『狂人』扱いされてるような眼差し。本当は、あまり気にした事ないが、よく飽きずにやれるな、とは思う。だがしかし、彼女と一緒に並ぶと、余計に注目される。オレはいいとして、これ以上彼女に影響を与えるのは、ごめんだ。

 

  一体いつになったら、彼らはターニャの望みに気づくだろうか?あの、ささやかな、切実(後方)の願いを……恐らく、彼らが知るとしても、まだまださきの事だろう。頭は切れるのに、時として崩壊的なのは、間違いない。

 

  ああ、考えてる内に、着いてしまった。203魔導大隊と刻まれてる表札を視界に入れ、心の中で盛大なため息を吐く。さあ、ご対面と行くとしよう、新たなる大隊。

 

「失礼、シハラ少佐だ」

 

  部屋の中から、慌ただしいと表現するような、(書類)の音が聞こえた。

 

  よろしい、嫌な予感しかしない。

 




言わせたいセリフを言わせ、やらせたかった事をやらせた。
完全に自分の欲望の塊じゃないか。
まあ、いいか。

不定期更新の始まり。
…なんとなく、いい響き?(ない)


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友軍 記録及び報告
彼(か)の魔導師らにつき


アーリル少将殿の報告である、心して閲覧するように。



いや、寛いで閲覧して頂いて結構ですよ?
ただ報告を閲覧するだけですから、大丈夫ですって。


  フランソワ共和国との交戦は、ライン戦線のみならず、幾度も小さな紛争が発生している。その度に、我々は観測手を送り、戦線の情報を手に入れ、未だ不足している魔導師を送らなければならない。日に日に減っていく、我が帝国の兵を見て、重いため息しか出ないのだ。戦争が長引けば、こちらにも影響が出る。資源は減り、人口が減り、民が我が国に対する忠誠心も減る。

 

  ああ、悩ましいものだ。

 

  軍人なのだが、本音を言うならば、戦争など望んでおらん。私とて、自ら望んで戦いに参加したくはない、この世の中で、戦い()を望む者もあるまい。

 

  それに、私にも家族がある。彼らを残して、戦場で命を散らしたくない、という紛れもない願望が存在してる。できれば、戦争など起きて欲しくはない。国のためにも、家族のためにも、私は生き残らなければならない。

 

 

 

「アーリル少将、最新の報告によると、屍原少佐とデグレチャフ少佐、両名、共に西南方向の戦線に参戦してるとの事」

 

  他国では『ネームド』とされてる、我が国のエース両名が、あの戦線にいる。想像するまでもなく、無残に蹴散らされ、情けなく泣き喚く敵兵の姿が、脳内で再生してる。

 

 

 

  ターニャ・デグレチャフ少佐、幼き少女であれど、ライン戦線での活躍にて『ラインの悪魔』という称号を得た。彼女の働きは他の同僚から、渡された報告で知っている。あれ程正確に動き、確実に命令を遂行し、且つ敵を一人残らず殲滅する軍人は、おそらくあのデグレチャフ少佐以外にないだろう。加えて、幼き身であれど、国に忠誠を尽くす姿勢は、まさに我々軍人の誉れ高き姿だ。

 

  シハラカンザキ少佐、デグレチャフ少佐と同じ孤児院の出身、初戦で敵国魔導中隊を殲滅した戦果で、銀翼突撃章を受章した人材と知られている。子供でありながら、尋常でない程完璧な殲滅、狂気すら感じる殺伐に対する執着。我が国の魔導師と言えど、我々は、彼を恐怖の対象として見ている。

 

  あの二人が、我が国の敵でない事を、酷く安堵してる。もし、あの優秀な人材(狂人)が敵国の者であれば、我が帝国の技術をもってしても、敵う相手ではなかっただろう。

 

「……まったく、恐ろしい」

 

  報告に書かれた一節を読み流し、それを机に置く。本当に、我が国の敵でないことを、心の底から感謝せねばなるまい。

 

 

 

『シハラ少佐、1300(ひとさんまるまる)にて敵魔導中隊2個殲滅。死亡人数22、2人の遺体のみ損傷が激しく、顔を識別するのは不可能。』

 

 

 

  血塗れた死神とは、似合いすぎる『ネームド』だったかもしれん。

 

 




結論:ターニャも屍原も、タダモノじゃない。
敵軍だけならず、友軍にも化け物扱いされてはいるが、両人とも気にせず軍人の務めを果たしている。

強いて言うならば、二人ともおいしいこーひーを追求してる。切実に。


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敵軍 記録
敵軍魔導師(フランソワ共和国) 演算宝珠記録


一応警告させて頂こう。
※暴力、および人体損傷の描写あり※
苦手、もしくは抵抗を覚える帝国市民諸君は、退避願おう。

警告を無視し、挙句己の体調を崩したとしても、帝国は一切の責任を背負わない。
注意しておくように。

シハラ少佐が撃破した、敵魔導師から回収した演算宝珠、その中にある記録である。

と言っても、敵魔導師視点の回想に近い。
かっこよく記録と言っているだけ、かもしれない。




  共に戦った仲間が、撃墜された。

 

  戦友とは言え、あいつが生存できるなど、初めから、希望などない。それでも確かめたくなるのは、人という生き物だ。己の目で確かめなければ、全てを疑える。世の中で唯一思考ができ、最も聡明で、最も愚かな生き物だ。だが、俺はこの決断に最大の後悔を覚えた、馬鹿な結論を下してしまった。

 

  俺は一体、何を目の当たりにしたんだ?

 

 

 

 

 

 

「あっははははははっ!どうしたぁー?もー動けないのかぁー?なぁ、きぃてる?もっしもーし?死んだふりしてないでさ、さっさと起きろよぉ…なぁ?」

 

  見るんじゃなかった、ここに来るべきではなかった。

 

  遠くに、戦友の屍があった。その屍を跨り、何度も、何度も鋭い刃物で刺しては抜き、刺して、抉るという動作を繰り返す人影があった。そして何より違和感を感じさせ、異常だったのは、その人影が、まだ幼い子供である事。

 

  少年と屍の周囲、約2m弱、鮮やかな、赤い液体が撒き散らされている。雨でも降ったかと錯覚させる程、凄まじい量の血。刻まれている屍だけでなく、少年の服や肌にも、血が付着している。乾いた部分もあり、赤く、褐色も混ざり、ダークグリーンの軍服は、不気味なオーラを発している。

 

  屍の血肉が徐々に朦朧になり、ぐちゃぐちゃになった肉が目に映る。溢れんばかりの血が、周りに飛び跳ねる。人体に含まれている血の量や、どれだけ肉がついていたのかさえ、分らなくなる程、屍は削られ続けている。

 

グシャ、グシャ、ぴちゃ、クシャ!

 

  おぞましい音が、焦土と化した、空闊な平野(地獄)で鳴り響く。目に焼きつくように、少年の残忍無道な姿が、頭から離れない。目を逸らしたくとも、子供らしからぬ狂人っぷりに、己の体を制御する事もままならない。

 

  常識離れの光景を目の当たりに、胃の中が、燃える様な感覚に襲われている。異様な不快感が、喉を襲う。これは、吐き、気?駄目だ、こんな時に吐いたりしてはいかない。あいつに、あの子供(狂人)に、見つかられる。耐えなければ、ここで耐えなければ、生きて、報告できん…!

 

  なんとか、気合で呑み込んだのはいいが、別の問題が体を襲ってきた。意識が、靄がかかったように、薄れていく。なんとか立ち直り、辛うじて、未だ正常であろう理性を保ち、己の演算宝珠が正確に機能しているか否か、確認する。

 

  そっと、腕を伸ばし、首の下にある演算宝珠に、触れる。

 

  ピタリと、少年の動きがいきなり、止まった。不穏な空気が漂う中、違和感を覚えた俺の身に、悪寒を感じてしまった。嫌な予感が、する。瞬きの次に、少年の姿が、どこにもいなかった。左、右を見ても、上を確認しても、血に濡れた少年の影すら、見つからない。

 

「あっは!新しいオモチャ、みーつけたぁ」

 

  耳に、誰かの吐息が、掛かった。脳内の警報が鳴る、全身の動きが、急激に静止した。体の感覚が、抜けていく。しかし、冷や汗を流している感覚だけが、鮮明だった。荒くなっていく息を、意識しないように、ゆっくりと後ろに振り向く。

 

  目を細め、ニィと唇を歪ませる。不穏に光る()、血に染めた、黒い少年(死神)の姿がーー

 

「今度は、どうやって弄ろう(殺そう)かなぁ?」

 

  すべてが、暗闇に呑み込まれた。

 

 

 

 

 

  フランソワ共和国、身元不明の敵軍魔導師、演算宝珠記録、再生終了。




まだまだ描写が事足りてないな、精進せねば。

今回は少しくらいではあるが、主人公の容姿について、ちょこっと、という程度の描写をしてあるが…如何だっただろうか?
作者の脳内で薄い印象として存在しているが、未だ人物像がはっきりとしていない、決定的な致命傷がある。

ご意見や、ご感想がございましたら、是非とも教えて頂きたいのです。
何卒、よろしくお願いします。


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