ハイスクールD×D 紅と龍 (赤鯨)
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1話

  夕方 とある公園

 

俺の名前は風間龍次。

 

なんでここにいるかというと、散歩しているとこの公園から堕天使の反応があったからだ。

 

「死んでくれない?」

 

「・・・・え?!ごめん、もう一度言ってくれない?耳が変みたいなんだ」

 

「死んでくれないかな」

 

ブゥン

 

重く響く音が聞こえる。

 

その手には光る槍が一本出現した。

 

グサ

 

その槍が少年の体を貫いていた。

 

 

 

 

 

「なんだなんだ、もう終わったのか」

 

「誰ッ!?」

 

「あぁ、俺か?俺は風間龍次だ」

 

「ただの人間か。見られたからには殺すしかないわね」

 

ブゥン

 

もう一度槍を出現させる堕天使

 

「人間だと思って甘く見ないほうがいいぜ」

 

ッシュ

 

ドン

 

「グハッ」

 

「なんだ弱いな」

 

普通の人間じゃないわね・・逃げなければ!

 

「目的は果たしたわ。じゃぁね人間」

 

「ッチ、逃げられたか」

 

体を貫かれた少年の方を見ると・・・・

 

 

こいつは兵藤一誠じゃねぇか

 

そしてそこに魔法陣が現れた

 

 

 

 

 

 

 

 

薄れる意識の中で一誠は・・・・・

 

 

 

 

「あなたが私を呼んだのかしら」

 

クスクスと笑っている

 

「あらあら、面白いことになっているわね」

 

紅い髪の女が

 

「せっかくだからあなたの命を貰うわ」

 

いいものを手に入れたわ

 

「で、あなたは何者なの?」

 

「俺か?俺は風間龍次だ。リアス先輩」

 

「・・・あなたは駒王学園の生徒ね」

 

 

「じゃぁ俺も暇じゃないんで失礼させてもらうよ」

 

後からなにやら声が聞こえてきたが無視をして帰路についた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   翌日の放課後

 

「龍次聞いてくれよ」

 

「なんだ一誠」

 

どうせ昨日のことだろう

 

一誠がしゃべろうとしたとき

 

 

「やっ、二人ともどうも。リアス先輩の使いできました」

 

そこには木場がいた。

 

「・・・・めんどくせぇ」

 

何か知ってそうな感じで龍次答えた。

 

「二人とも来てくれないと僕が怒られるんだ」

 

・・・二人?

 

「一誠君と龍次君の二人ね」

 

そうイケメンスマイルでいう木場

 

「・・・OKOK。俺はどうすればいい?」

 

「・・・わかったよ」

 

「じゃぁ二人ともついてきて」

 

周りの女子たちはなにやらどっちが受けでどっちが攻めなのか騒いでるようだ。

 

 

 

「・・・で、今はどこに向かっているんだ」

 

一誠がこらえきれないように聞く

 

「部室に向かってるんだ。そこに部長がいるから」

 

そう言われついていくと旧校舎に入っていき、オカルト研究部という看板のある部屋の前に着いた。

 

 

「部長、二人を連れてきました」

 

「ええ、入って頂戴」

 

確認を取って中に入ると・・・・・

 

 

 

 

そこにはいろいろな魔法陣やらなにやらたくさんあった。

 

 

そこでソファーに誰かが座っていた。

 

一誠がそこに座っている誰かを知っているようだった。

 

「一誠、誰だ?その子は」

 

「龍次お前この子を知らないのか?」

 

「知らん、特に興味ないからな」

 

「この子は塔城子猫ちゃんだよ。1年生でマスコット見たく可愛い」

 

「しゃべらないでください。変態が移ります」

 

一誠が落ち込んでいると奥からシャワーから出てきたリアス・グレモリーがいた。

 

これで全員が揃ったわね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




読んで下さりありがとうございます。

誤字脱字、要望などありましたら言ってください。

これからもよろしくお願いします


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2話

オカルト研究部 部室内

 

「挨拶がまだだったわね。私はリアス・グレモリーよ」

 

「兵藤一誠です」

 

「風間龍次だ」

 

「私は姫島朱乃と申しますわ。以後お見知りおきを」

 

・・・・この人があのバラキエルの娘か

 

「塔城子猫です」

 

「木場優斗です。よろしく」

 

「これで全員の挨拶がすんだわね。改めて歓迎するわ、兵藤一誠くん」

 

「よろしくお願いします」

 

「悪魔としてね」

 

「・・・え?」

 

リアス先輩今悪魔って言ったよな・・・

 

いや聞き間違えの可能性もないわけじゃないはずだ

 

「あの・・・今悪魔って言いました?」

 

「そうよ?悪魔としてあなたを歓迎すると言ったわ」

 

何がどうなってるんだ

 

「まぁ、二人とも座って頂戴」

 

「「失礼します」」

 

「一誠は話がこんがらがってるとこ悪いけど、風間君あなた何者?」

 

「俺か?俺は人間だ」

 

まぁ普通の人間より少しつよいくらだがな

 

「人間のあなたが堕天使を追い払えるはずないわ」

 

神器でも持ってるのかしら

 

「あのリアス先輩、堕天使とか悪魔って空想の生き物じゃないんですか?」

 

「一誠はオカルト研究部の部員になるのだから私のことは部長と呼びなさい」

 

「は、はい部長」

 

二大お姉さまのリアス先輩がいうんだからそういうことにしよう!

 

「一誠にわかるように説明してあげるわ」

 

めんどくさそうだな、帰るか

 

そう思い龍次が帰ろうとすると

 

「待ちなさい。あなたにも関係してるんだから残りなさい」

 

「・・・・わかったよ」

 

「まず、あなたを殺したあの少女天野夕麻は堕天使よ」

 

「ど、どういうことですか部長。なんで俺が殺されなくちゃいけないんですか」

 

「それはあなたが神器を持っていたからよ」

 

「神器ってなんですか」

 

「それを説明するにはまず堕天使、悪魔、天使について説明しなくちゃいけないわね」

 

堕天使?悪魔?天使?何を言ってるんだ部長は

 

「堕天使は元々神に仕えていた天使だったんだけれど、邪な感情を持っていたために地獄に落ちてしまった存在よ。私たち悪魔の敵」

 

ファンタジーかなにかか?

 

「私たち悪魔と堕天使は太古の昔から争っているわ。冥界━人間界で言うところの『地獄』の覇権を巡ってね。地獄は悪魔と堕天使の領土で二分化しているの。悪魔は人間と契約し対価をもらい、力を蓄える。堕天使は人間を操りながら悪魔を滅ぼそうとしている。ここに神の命を受けて悪魔と堕天使を滅ぼそうとする天使を含めると三すくみ。それを大昔から繰り広げているの」

 

「いやいや部長、普通の高校生の俺には難易度が高いっすよ」

 

「そこでお前が狙われたんだ」

 

「どういうことだ龍次」

 

「お前は神器を持っているから殺されたんだ」

 

「だからなんでだよ!!」

 

どうなってるんだ

 

「神器とは特定の人間に宿る規格外の力。例えば歴史上の多くの人物が神器の所持者だと言われているんだ。神器の力で歴史に名を残した」

 

「現在でも体に神器を宿す人々はいるのよ。世界で活躍するような方々がいらっしゃるでしょう?あの方々の多くは体に神器を宿しているの」

 

木場や姫島先輩も説明してくれた。

 

部長が続く

 

「大半は人間社会規模でしか機能しないものばかり。ところが、中には私たち悪魔や堕天使の存在を脅かすほどの力を持った神器があるの。一誠、手を上にかざして頂戴」

 

え?手を上にかざす?なぜ?

 

「いいから早く」

 

部長がせかす

 

「目を閉じて、あなたの中で一番強いと感じる何かを心の中で想像してみて頂戴」

 

「はい」

 

「それを想像して、その人物が一番強く見える姿を思い浮かべるのよ」

 

俺は心の中でドラゴン波を打つ姿を想像した。

 

「その人物の一番強く見える姿を真似るの。強くよ、適当はダメよ」

 

「ドラゴン派」

 

「「「「「・・・・・・・」」」」」

 

沈黙を破ったのは

 

「・・・アハハハハハ、やべぇよ一誠お前高校生にもなってドラゴン波やるのかよ」

 

「うるせー、俺はドラゴン波が一番だと思ってるだよ」

 

「まぁそんなに怒るなよ。それよりお前の左腕に神器が出現してるぞ」

 

「なんだこれ!」

 

何この籠手これが俺の神器になのか

 

「それがあなたの神器よ。一度発現されればあなたの意志で発動可能よ」

 

この赤い籠手が俺の神器か。

 

まだ完全には信じられないぜ。

 

「話は戻すけど、その神器が危険視されてあなたは天野夕麻いえ堕天使に殺されたのよ」

 

ホントに俺が殺されたのか・・・・・

 

でもならなんで俺は今生きているんだ?

 

「瀕死の中あなたは私を呼んだのよ。そして私があなたを私の眷属悪魔として命を救ったわ」

 

俺は部長に命を救われ悪魔になったのか

 

「ところで龍次なんでお前は堕天使を追い払えたんだ?お前は人間なんだろ?」

 

「それは俺もお前と同じ神器持ちだからだ。そして神器の気配を隠しているから俺は狙われなかった。そして近くにいたのは偶然だ」

 

「ところで風間君あなたも私の眷属にならないかしら」

 

「いいが駒が足りればな」

 

「ありがとう、駒は戦車でいいかしら?」

 

「あぁなんでもいいぜ」

 

これでも3つ封印してるから駒1つで足りるだろう

 

パチン

 

「駄目ね。あなたホントに何者なの」

 

「しょうがねえな。もう2つくらい増やすか」

 

「増やすってなにをよ」

 

パン

 

何かが破裂した音とともに視界が真っ白になった。

 

「これで良し!もういっかいやってくれ」

 

「ええ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「できたわ。あなたなにしたのよ」

 

「ただ力に制限を掛けただけだ」

 

「まぁともあれ二人ともオカルト研究部に歓迎するわ。これからよろしくね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




2話目をなんとかあげれました。読むのは楽しく楽ですがいざ書いてみるととても大変です。
駄文ですがこの作品を読んで下さった方が楽しんでいただければ嬉しいです。

誤字脱字、ご意見、ご要望お待ちしております。


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