バカルテットが遊戯王で決闘するようです。 (INDMETA)
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プロローグ~暇な少女達の新たな遊び~

はじめまして。INDMETAと言います。
今回、初めて小説を上げることになりました。
内容としては東方project×遊戯王です。
キャラは東方のキャラしか出さないつもりです。
また、デッキは、ガチではなくテーマ又はファンデッキが多くなります。
(オリカは使わないと思います。)
キャラ崩壊やgdgdな展開などもあると思います。
以上の点で不快に思うものがある方はお帰りください。
それでもよろしい人はどうぞ



【幻想郷のどこか】

 

「暇ねぇ・・・」

と傘を持った少女が呟いた。

「平和なのはいいことなのだけど、なんというか刺激が足りないわね。」

少女は、黒いペンキで塗りつぶされたような世界でそう呟く。

「なんか、余興として楽しめるものはないかしらね・・・ん?何かしらこれは?」

すると、少女は黒い世界に落ちていた1枚の紙切れを拾った。

「珍しいわね。隙間の中にモノが落ちているなんて・・・」

少女は、紙切れを隈無く見ている。

「まぁ、暇だからこれについて調べてみましょうか。良い暇つぶしになるかもしれないわ。」

と少女は微笑みながらそう言い、黒い世界に裂け目が現れた。そして少女はその裂け目に向かって歩いて行く。

 

**

**

 

【博麗神社】

 

「はぁ・・・なんで、いつもここで宴会を行うのよ・・・」

と私は縁側に座って杯を持ってそう呟いた。

「まぁまぁ、そんなこと呟くものじゃないぜ、霊夢。沢山酒が飲めるからいいじゃないか。」

と私の名前を呼んだ白黒の魔法使い霧雨魔理沙が杯を持ちながらそう言って近づいてきた。

「まったく、後片付けは誰がやると思っているのよ・・・」

神社の周りでは、亡霊や妖怪、妖精などが飲んだり、食べたりと大騒ぎしている。

魔理沙は笑いながら、私の横に座った。

「にしても、最近平和だなー。なんか面白い遊びはないのか?」

「そんなに暇なら、今度フランに本気で魔理沙と遊ぶよう頼みましょうか?ちょうどいい刺激になると思うわよ。」

と冷たく言い返してみたところ。魔理沙が私はまだ死にたくないぜと嫌そうな顔をしてそう言った。

そんな雑談をしていると、私の後ろから

「ハロ~、霊夢」

と胡散臭い声が聞こえた。私は渋々後ろを振り返ると思った通りの奴がいた。

「おっ、スキマ妖怪じゃないかどうかしたのか?」

「面白そうな、遊びを外の世界で見つけたのよ。それを幻想郷に広めようと思ってね。」

「それは、どんな遊びなんだぜ?」

「これか説明するわ。ちょっとみんな聞いて頂戴。」

とスキマ妖怪こと八雲紫が手を叩いた。

すると、さっきまで大騒ぎだった宴会が静かになる。

「ちょっとした遊びを外の世界で見つけたから、みんなに紹介するわ。」

と紫のその遊びについての説明が始まった。

 

<少女?説明中>

 

話を聞いたところでは、この「遊戯王」というゲームはスペルカードに似た紙切れを使い。相手のライフポイントというものを先に0にしたものが勝利というゲームらしい。

「まぁ、詳しいことは説明書を配るわ。わからないことがいったらそれを読んで頂戴。また後日にデュエルディスクっていうものも配るつもりよ。それじゃあ、宴会を楽しんで頂戴。」

そして、宴会は元の騒がしさを取り戻していった。

私はめんどくさいことになりそうだなと思っていたが

「なんだか、楽しそうだな!この「遊戯王」ってやつ!」

と、魔理沙はノリノリだった。宴会での会話もこの遊戯王という話で持ちきりになっているように感じた。

まぁ、暇潰し程度にはいいかなと思い直し、私は酒を飲み始めた。

 

**

数日後

**

 

「思った以上に私も含めてみんなハマってるわね・・・」

紫が幻想郷に広めたこのカードゲームはたった数日で幻想郷の住民はみんなデッキを一つは持っているといったまで広まった。

「やっぱり、嫌な予感が拭えないわ。異変とか起きなきゃいいけども・・・」

私は、縁側で一人お茶を飲みながらそう呟く。

「おい!霊夢デュエルだぜ!」

と私がいつもゆっくりしているときに限って、魔理沙はデュエルを仕掛けてくる。

「昨日なんて1勝も出来なかったいうのに良く諦めないわね。」

私は重い腰をあげて、デュエルディスクを構えた。

「今日こそは勝ってやるぜ!」

「今回もコテンパンにしてあげるわ。」

「「デュエル!!」」

 

【To Next Turn】

 

 

 

 




プロローグどうでしたでしょうか?
今回初投稿ということで、至らぬ点があったと思いますが、これから頑張っていきますので、応援してもらえると嬉しいです。
次からの本編ではバカルテットの面子(チルノ、大妖精、リグル、ミスティア、ルーミア)が中心となって話が進みます。
それでは、次回をお楽しみにしてもらえると嬉しいです


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第1話 ~チルノのデッキ構築~

今回から本編に入ります。
初めてデュエルシーンを書いたので読みづらいとこがあると思いますが、そういうところのアドバイスを頂ければ直していきたいと思うので、アドバイスなどは大歓迎です。
それでは、本編の始まりです。ゆっくりしていってね!



【チルノの家】

 

えーと、数日前、賢者様が言っていた遊戯王という遊びをチルノちゃんが私たちもこれで遊ぼうって言ったのはいいのだけど・・・

「ムムム・・・ねぇ、レティこれなんて読むの?」

と目の前でチルノちゃんはカードのテキストを難しい顔をして眺めていた。

「あんたねぇ・・・漢字が出てくる度に私に聞いていたら埒があかないわよ?」

と冬の妖怪のレティさんが呆れた顔をしていた。

私はデッキの構築は終わっているので、後は試しにデュエルをするだけなのだけど、チルノちゃんがこの調子だと、いつになるのかなぁ。

 

**

数刻後

**

 

「レティからもらったデッキケースに入れて・・・できたー!!」

チルノちゃんが叫んでいる、その横でレティさんと私が、

「あー、疲れたわ。教えるのでここまで時間がかかるとは思ってなかったわ。」

「はは・・・お疲れ様です。」

「あんたもね、本当によくこいつに付き添っていられるわ。」

「ははは・・・」

あれこれ、ルールをチルノちゃんに説明し始めてから半日は経過したんじゃないかな。

長時間の説明に私とレティさんは疲労の色を隠せなかった。

でも、チルノちゃんは

「よし!!デッキができたから大ちゃんデュエルしようよ!!」

と溢れんばかりの元気で私にデュエルを申し込んできた。

少し休みたいけど、私もデュエルをしてみたいから、ちょうどいいかな?

「うん!いいよ!」

「じゃあ!!」

チルノちゃんと共にデュエルディスクにデッキを入れて

 

「「デュエル!!」」

 

大妖精 LP4000 VS チルノ LP4000

 

「じゃあ、あたいの先行!ドロー!」

チルノちゃんのデッキの構築している時、少し見えちゃったけど『水属性』中心のデッキだった。でも、肝心の内容まではわからなかったから、私は、一体チルノちゃんのデッキから何が出てくるのかワクワクするなぁ。

「よし、あたいは手札から【強欲なウツボ】を発動!手札の水属性モンスター2枚をデッキに戻して3枚ドローするよ。」

 

チルノ 効果コスト 【スノー・ドラゴン】【ヒゲアンコウ】がデッキヘ戻る

 

「そしてモンスターをセットしてターンエンド」

 

チルノ 手札5枚 残りデッキ33枚 墓地1枚

 

「いくよ!チルノちゃん!私のターンドロー!」

「私は、手札の【ヘカテリス】の効果発動!このカードを墓地へ送りデッキから【神の居城-ヴァルハラ】を手札に加えるよ!」

ちょっと手札のモンスターが少ないけどこのカードで突破はできるかな、

「私は【神の居城-ヴァルハラ】を発動するよ。そして効果発動!手札の天使族モンスターを特殊召喚するよ!特殊召喚!【光神機-桜花】!」

「その特殊召喚に手札の【ドラゴン・アイス】の効果発動!大ちゃんのモンスターの特殊召喚が成功したら、手札を1枚墓地へ送りこのカードを手札か墓地から特殊召喚できる!よって手札を1枚墓地に送って攻撃表示で特殊召喚するよ!」

 

チルノ 効果コスト 【ドラゴン・アイス】が手札から墓地へ捨てられる。

 

私のフィールドには純白の羽の生えた機械で出来た獅子のようなモンスターが、チルノちゃんのフィールド上には全身氷で出来た黒い翼を持った竜が現れた。どっちのモンスターもすごく大きく、チルノちゃんの家が狭く感じるほどだった。

「まだだよ!さらに手札から【勝利の導き手フレイヤ】を通常召喚するよ。効果で私の天使族モンスターの攻撃力と守備力が400ポイント上がるよ!」

 

【光神機-桜花】 ATK:2400→2800        DEF:1400→1800

【勝利の導き手フレイヤ】ATK:100→500        DEF:100→500

 

「そして、【光神機-桜花】で【ドラゴン・アイス】に、【勝利の導き手フレイヤ】でセットモンスターに攻撃するよ!」

「セットモンスターは【氷弾使いレイス】!そう簡単には破壊されないよ!」

 

【光神機-桜花】ATK:2800     VS 【ドラゴン・アイス】ATK:1800

【勝利の導き手フレイヤ】ATK:500 VS 【氷弾使いレイス】 DEF:800

 

チルノ LP4000→3000

大妖精 LP4000→3700

 

【光神機-桜花】は上空に跳び上がり勢いをつけて【ドラゴン・アイス】に突進し、【ドラゴン・アイス】の氷で出来た体は砕け散る。

しかし、【勝利の導き手フレイヤ】の攻撃は【氷弾使いレイス】の魔法で呼ばれた氷の弾丸で跳ね返されてしまった。

「くぅ・・・私はこれでターンを終了するよ!」

 

大妖精 手札3枚 残りデッキ33枚 墓地1枚

 

「イタタ・・・やったな大ちゃん!今度はあたいの番だよ!ドロー!」

チルノちゃん手札多いから、フィールドを突破されちゃうかも・・・でも、そう簡単にこのフィールドを突破はできないとは思うけども・・・

「モンスターをセット!カードも1枚セットするよ!これでターンエンド!」

ほっ・・・よかったこのターンは無事みたいでも、あの伏せカードなんだろう・・・ちょっと怖いなぁ

 

チルノ 手札3枚 残りデッキ32枚 墓地2枚

 

「私のターンドロー!」

んーモンスターを引かないなぁ・・・【氷弾使いレイス】は【光神機-桜花】じゃ破壊できないから、セットに攻撃しないといけないのかぁ。怖いなぁ・・・でも、破壊されても手札に【死者蘇生】もあるから試しに攻めてみよう!

「【勝利の導き手フレイヤ】を守備表示にして【光神機-桜花】でセットモンスターに攻撃するよ!」

「セットモンスターは【スノー・ドラゴン】破壊されるよ・・・でも!」

 

【光神機-桜花】ATK:2800  VS【スノー・ドラゴン】DEF:900

 

【光神機-桜花】の鋭い一撃で【スノー・ドラゴン】は砕け散る。・・・が【スノー・ドラゴン】が破壊されて出てきた冷気がフィールドのモンスターの頭上で氷の結晶のようなものを作り出した。

「【スノー・ドラゴン】が破壊されて墓地に送られたとき、フィールド上のモンスターにアイスカウンターを1つずつ乗せるよ!」

えーと、これにはどんな効果があるのかなぁ・・・今はとくにないみたいだけど注意はしておこう。

「カードを1枚伏せてターンを終了するよ!」

 

大妖精 手札3枚 残りデッキ32枚 墓地1枚

 

「あたいのターンドロー!【スノーマンイーター】を召喚するよ!」

「あれ?【スノーマンイーター】ってリバースした時に効果なかったっけ?なんで通常召喚?」

「出したいモンスターがいるからだよ!2体の水属性モンスターをリリースして手札から【アイス・ブリザード・マスター】を特殊召喚!」

すると、純白の衣装を身につけ、氷の杖を持った金髪ロングの女性が現れた。そのモンスターは私が見惚れてしまうほどに綺麗でかっこよかった。

「【アイス・ブリザード・マスター】の効果を発動!このカードをリリースして、アイスカウンターの乗ったモンスターを全て破壊するよ!」

【アイス・ブリザード・マスター】は全ての魔力を杖に込めて、その杖を空高くかざすと、私のモンスター達は凍りついて砕けてしまった。しかし、【アイス・ブリザード・マスター】も全ての力を使い果たしたのだろう一緒に霧散していった。

「そして、罠カード発動!【リビングデッドの呼び声】!墓地から【アイス・ブリザード・マスター】を特殊召喚する!そして大ちゃんに攻撃だ!」

 

大妖精 LP3700→1200

 

「これでターンを終了するよ!」

 

チルノ 手札2枚 残りデッキ31枚 墓地5枚

 

「・・・」

「大ちゃん?大丈夫?大ちゃんのターンだけど」

「えっ!?わ、私のターンドロー!」

チルノちゃんのモンスターに見惚れていて自分のターンに気がつかなかった。今はデュエルに集中しなくちゃ。

「フィールド魔法【天空の聖域】を発動!天使族モンスターが受ける戦闘ダメージはこのカードが存在する限り0になるよ!そして、【死者蘇生】発動!墓地の【光神機-桜花】を特殊召喚!そしてターンを終了するよ!」

 

大妖精 手札3枚 残りデッキ31枚 墓地3枚

 

「あたいのターンドロー!」

【光神機-桜花】にアイスカンターは乗ってないから【アイス・ブリザード・マスター】の効果では破壊されないし、伏せカードの【光子化】で戦闘も大丈夫のはずだから、このターンは耐え切れるはず・・・あれ?なんか嫌な予感がする・・・

「【アイス・ブリザード・マスター】のもう一つの効果!1体のモンスターにアイスカウンターを1つ乗せることができるよ!【光神機-桜花】に乗せて、【アイス・ブリザード・マスター】をリリースする!よって【光神機-桜花】を破壊するよ!」

「えっ!?」

「手札から【ヒゲアンコウ】を召喚!【ヒゲアンコウ】で大ちゃんに攻撃だ!」

 

大妖精 LP1200→0

 

チルノちゃんのモンスターの一撃で私のライフは0となり。

デュエルディスクが試合終了のブザーを鳴らした。

 

**

**

 

わーい!勝ったぞー!とチルノちゃんが喜んでいる。はぁ・・・遊びとはいえ悔しいなぁ・・・

「いやー、見ていて面白かったわ。」

とレティさんが近寄ってきた。

「にしても、結構リアルに映るのね。本物と間違えるぐらいに精巧な絵だったわね。」

確かに、このモンスターなどを移しているソリッドビジョンだっけ?これは、すごいものだったなぁ。実際にモンスターは見惚れてしまうぐらいに綺麗な絵だったし。

そう思っていると、

「ねぇ!大ちゃん!ミスティアやリグル、ルーミアを探してデュエルしてこよう!」

と言い、私の手を取って、

「え!?ちょっとまっ!」

「行ってくるね!レティ!」

と言い走り出した。レティさんは引っ張られる私を見ながら「行ってらっしゃい」と微笑みながら手を振っていた。

そろそろ休みたいなぁと思うけど、チルノちゃんは休むつもりはないよね。

引っ張られ続けられると手が痛くなるから、大人しく付いて行こうっと。

 

【To Next Turn】





ということで、今回のデュエルは大妖精VSチルノでした。

二人のデッキは
チルノの『アイスカウンター』の『水属性』のデッキと、
大妖精の『光神機』を中心とした『光属性』『天使族』のデッキですね。
自分がリアルでちょっと使ってみたいデッキですね。

それと、二次設定でレティがチルノの家にいます。
原作を忠実に書くとレティは冬以外に現れることができないみたいですが、そこは、大目に見てください。

また、大妖精の性格があっち行ったりこっち行ったりしていますね。どうにかしないとなぁ・・・

次の話では、バカルテットの全員が集結します!よろしければ次の話も見てもらえると嬉しいです。それでは!また次回!


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