エリカのすべてが変わる時 (マイネームムーン)
しおりを挟む

チャプター 1ー1 始まり

~とある日のことだった~

 

 

 

戦車の訓練ですっかり疲れ、帰路についたエリカは

普通に歩いていた。そう、ここまでは普通だった,,,,,,

あるカバンを見つけるまでは,,,,

 

 

エリカ「何、これ?」

 

このカバンをみて、最初は疑問に思った。

何せ異様に軽いのだ、きのときエリカの第六感が

「開けてはいけない」といっている気がした。

だが、第六感とは真逆にある思いがあった。

 

エリカ(開けたい,,,,)

 

そう、エリカはどうしても開けたかったのだ。

そして開けてしまったのだ。

その瞬間エリカの前に光がはしった。

ほんの一瞬の光だった

そして、エリカは気を失い、気が付くと家で眠っていた,,,,

 

エリカ「,,,,夢?」

 

エリカは一瞬夢と思っていた。

だが、その考えは食事のときに崩れた,,,,

 

エリカ「いただきます」パクッ

 

エリカ「,,,,!!」

 

エリカ「,,,,まずっ!」

 

エリカ「なんで?」パクッ

 

エリカ「やっぱり不味い!」

 

 

普通の食べ物が「美味しい」と思わなくなってしまったのだ。

またそれに便乗するかのように何かが襲ってきた。

 

エリカ「なんなの,,,,?」

 

エリカ「,,,,ん?」

 

エリカ「とても気持ち悪い,,,,」

 

 

~トイレ~

 

 

エリカ「ハァ,,,,ハァ,,,,」

 

エリカ(どうなってるの,,,,?)

 

そう、食べても吐き出してしまうのだ

エリカはとても疑問に思ったが

エリカにはまだ自分のからだに何が起きているのか

到底分からなかった,,,,

 

そして気が付くと眠りについていた,,,,

 

 

次の日の朝またある変化があることに気付く

 

エリカ「何,,,,これ,,,,」

 

エリカ「目が,,,,赤い,,,,?」

 

目が片方のみだが、赤色に染まっていたのだ、

これにはエリカも驚愕した。

だが、今のエリカには目が赤いことより、

どうやってこの目をかくし学校にいこうかと方法を考えていた。

 

エリカ「,,,,よし」

 

何か思い付いたのか颯爽と救急箱の前に行き中身をあさりだした

そしてあるものを見つけた。

,,,,,,,,眼帯だ、

エリカはこれを付けていこうと考えたんだろう

そして、学校に向かった,,,,

 

エリカ「疲れた,,,,」

 

エリカ「隊長にまで怪しまれたし,,,,」

 

エリカ「まぁ何とかなったからいいけど,,,,」

 

帰路に付こうとしたときだった。

とある感覚が芽生えてきた。

 

エリカ「お腹すいた,,,,」

 

この1日何も食べていなかったので、

ものすごい空腹感に襲われた。

エリカは急ぎ家に戻った。

その時だった,,,,

 

 

キュルルルルルルルルルルル

 

エリカ「,,,,,,,,え?」

 

 

ドカーーーン!!

 

 

横からいきなりトラックが来て,,,,,,,,

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

衝突した,,,,

 

 

この時、誰もが死んだと思っただろう。

実際、その場に居合わせたみほはその現場をみて驚愕していた

 

みほ「エリカ,,,,さん?」

 

みほ「,,,,,,,,,,,,」

 

みほ「そんな,,,,!」

 

みほはこの状況に耐えられず自分の家に向かっていった

通行人も驚愕しているなか、信じられない出来事が起こった

 

エリカ「,,,,,,,,,,,,ん?」

 

エリカ「あれ?私,,,,」

 

エリカは今生き返ったのだ

通行人がみているなかで,,,,

 

エリカ「私,,,,,,,,なんで!?」

 

エリカはこの状況を理解できなかった,,,,

何せ通行人達が冷ややかな目でエリカをみているのだから

 

エリカ「,,,,!嫌!」

 

エリカは状況が理解できず一目散に走っていった。

そして気が付くと自分の家で夜が明け、朝を向かえていた,,,,

 

 

 

 

続く?

 

 

 

 

 

 




みて下さりありがとうございました!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

チャプター 1ー2

エリカ「,,,,,,,,」

 

エリカは目が覚めた。昨日の事が嘘のような清々しい朝だった

洗面所に向かい、顔を洗うついでに自分の目を確かめてみたが、

やはり、片方目が赤いままだった,,,,,

 

 

いつも通り眼帯を付けて学校に向かったのだが、

学校の様子に違和感を感じていた。

しかし、その違和感はすぐにわかることになる,,,,

 

 

エリカ「,,,,隊長?」

 

 

そう、ここの隊長である西住まほがいないのだ

エリカは戸惑いを隠せなかった。

しかし、すぐに自我を取り戻し、隊長の行方を探った,,,,

 

 

 

 

 

探りはじめて2日、まだ聞き込みを続けていた,,,,

 

エリカ「行方不明?」

 

生徒「そうなんですよ、昨日も学校に来ていなくて,,,,」

 

それは聞いてきたなかで最も有力な情報だった

どうやら隊長である西住まほは、行方不明になっているらしい

なぜ行方不明になっているかはまだ分からなかったが、

エリカにとってはとても大きな進歩だった。

そして、さらに調べるために急いで帰路についた

しかし、変化はこの時点で侵食していた,,,,

 

 

 

それはエリカが帰路についている途中で起こった

 

エリカ「,,,,あれ?」

 

まほ「,,,,,,,,!!」

 

エリカ「隊,,,,,,,,長,,,,,,,,?」

 

まほ「,,,,なんだエリカか」

 

エリカ「隊長!!」

 

まさかの行方不明になっていたまほにあったのだ

エリカは安心した気持ちで一杯になっていた

だが同時に何か違和感を覚えていた

 

エリカ「どこにいたんですか?」

 

まほ「あぁ,,,,ちょっとな」

 

エリカ「何かあったんですか?」

 

まほ「いろいろあってな,,,,」

 

エリカ「???」

 

エリカは何か違和感を感じていた

だが、その違和感もすぐに気付く事になる

 

エリカ「,,,,!!」

 

まほ「どうした?」

 

エリカ「目が,,,,赤いですよ,,,,」

 

まほ「!!!!」

 

まほ「それじゃ!!」

 

エリカ「ちょ、ちょっと!?」

 

エリカ「,,,,,,,,」

 

まほは「目が赤い」と言う言葉に反応するかのように

早々と去っていった。

エリカは何か疑問に思い、まほを追いかけていった

 

 

エリカ「はぁ,,,,はぁ,,,,」

 

エリカ「隊長!!」

 

まほ「,,,,なぜ追いかけてくる?」

 

エリカ「隊長を連れ戻すためですよ」

 

まほ「,,,,それは無理だ」

 

エリカ「え?」

 

まほ「それは無理だといっている」

 

エリカ「なんで!!」

 

まほ「,,,,知りたいのか」

 

エリカ「はい」

 

そのとき、エリカはとんでもないものを目にしてしまった

 

 

シュウウウウウウウウウウウ

 

ビキビキッ!

 

エリカ「!!!!」

 

まほ「これが私の学校に行けない」

 

まほ「本当の理由だ」

 

まほの背中には赤い触手が4本生えて来ていて

目が赤色に染まっていた,,,,

 

まほ「残念だ、エリカ」

 

まほ「最後まで副隊長でいてほしかったんだが」

 

まほ「私の姿を見てしまったんだ」

 

まほ「この場で私の食料になってもらおう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

続く




みて下さりありがとうございました!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

チャプター 1ー3

まほ「私に食われてもらおうか」

 

そういわれた時、エリカはとてつもない混乱に襲われていた。

そして、いろいろな疑問がよぎっていた。

だが、その疑問より、先に手、いや、足が出ていた。

逃げていたのだ

 

まほ「なぜ逃げる?エリカ」

 

まほ「私を連れ戻すのではなかったのか?」

 

エリカ「今のあなたは隊長ではありません!」

 

まほ「,,,,そうか」

 

まほ「ならば、追いかけるのみだ」ダッ

 

まほはものすごい速さで追いかけてきていた。

 

エリカ(え,,,,,,,,)

 

エリカ(早い!)

 

まほ「遅い」シュン

 

まほが触手を使い、エリカを追い詰め転倒させた。

 

エリカ「!!!」ドサッ

 

まほ「,,,,転んだか」

 

エリカ(,,,,,,,,痛い!)

 

エリカ(なんで?)

 

エリカ(!!!)

 

エリカ(足が,,,,足がない!)

 

まほは転倒させたのではなく、足を片方切断したのだ

 

まほ「こうしたほうが早かったな」

 

エリカ「どうして?どうしてですか!隊長!」

 

まほ「私だって好きにこうしたい訳じゃない」

 

まほ「だが,,,,私はこうしないと生きていけないからな」

 

まほ「仕方ないんだよ、エリカ」

 

エリカ「,,,,,,,,」

 

まほ「じゃあ、食べさせてもらおうか」

 

そう言ったまほは少しずつ近付いていく

この時エリカは必死になって考えていた。

 

エリカ(どうすればいいの?)

 

エリカ(このままだったら隊長に殺される,,,,!)

 

エリカ(でも隊長になら,,,,)

 

エリカ(嫌!やっぱり殺されるのは嫌!)

 

エリカ(でもどうしたら,,,,)

 

エリカ(,,,,,,,,ん?)

 

エリカ(目が,,,,赤い?)

 

エリカ(,,,,,,,,もしかしたら!)

 

エリカはこの状況の打開策を思い付いた

だが、その打開策にはある欠点が存在していた

 

エリカ(打開策は見つかったけど)

 

エリカ(方法がわからない,,,,)

 

まほ「何を考えているんだ?エリカ」

 

またもや赤い触手がエリカを襲いかかってきた

エリカはもう覚悟を決めたのか、目を閉じて何かを待っていた。

 

 

まほの触手がエリカの胸を貫通しようとした時だった。

 

 

ブスッ!

 

 

エリカ▪まほ「,,,,,,,,え?」

 

エリカ「何,,,,,,,,これ,,,,」

 

そこで見えたのは触手が刺さっている隊長である西住まほ

それはすなわちエリカの(自分の触手を出す)という打開策が

成功した瞬間だった。

これにはまほも驚愕していた。

 

まほ「,,,,何!?」

 

まほ「なんだと!?エリカもだったのか,,,,!」

 

エリカ「嘘,,,,そんな,,,,!」

 

まほ「,,,,,,,,まさか刺されるとは,,,,」

 

エリカ「隊長!ごめんなさい,,,,」

 

エリカ「まさかこんなことになるとは思わなかったんです!」

 

まほ「いや、いいんだ」

 

まほ「いずれこんな日も来ると思っていたからな」

 

エリカ「お願いします!死なないでください!」

 

まほ「,,,,エリカ」

 

エリカ「,,,,はい」

 

まほ「あとは任せたぞ」ドサッ

 

まほ「,,,,,,,,」

 

エリカ「隊長?隊長!?」

 

エリカ「そ、そんな,,,,」

 

エリカはまほの前で号泣していた

しかし、この時悪魔がささやいてきた

 

エリカ(あれ,,,,,,,,?)

 

エリカ(なんか,,,,美味しそう,,,,)

 

エリカ(食べてみよう,,,,かな,,,,)

 

エリカ(嫌ダメ!人を食べるのは,,,,)

 

だが、エリカはこの自分の誘惑に打ち勝つことはできなかった,,,,

エリカはまほの死体に手を伸ばした、

そして、一部をすくい自分の口に入れた。

 

エリカ(あ、美味しい,,,,)

 

エリカ(こんな美味しいもの始めて食べた,,,,)

 

エリカは夢中でまほの死体を味わっていた。

そして、我に返った時には、もう死体がほぼなくなっており、

これはエリカ自身が食べたものと分かった瞬間、意識を失った,,,,,

 

 

 

 

 

こうしている間にもエリカの人生は狂い始めていた,,,,

 

 

 

 

 

 

 

チャプター1 END

 

 

 

 

 

 

 

 




みて下さりありがとうございました!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

チャプター 2ー1 雪の悪魔

今回のパートはブラウダ高校の話です


エリカ「,,,,,,,,」

 

 

エリカ「,,,,朝」

 

 

 

エリカは目が覚めた。

やはり、昨日の記憶を覚えていなかった。

いつも通り、エリカは洗面所に向かい、

自分の目を見てみるが、自分の目は赤いままだった。

 

 

 

エリカは眼帯を付け、学園に向かった。

すると、学園は大騒ぎになっていた。

 

 

 

エリカ(何があったの?)

 

 

 

エリカは困惑していた。

そこで、近くにいた生徒に聞いてみることにした。

 

 

 

エリカ「ねぇ」

 

エリカ「何があったの?」

 

生徒「それがですね,,,,」

 

 

どうやら、隊長である西住まほが行方不明になったと

騒ぎになっていたのだ。

このとき、エリカは昨日の記憶がないので、

その事実に驚愕していた。

 

 

エリカ「一体どこに,,,,」

 

生徒「一緒に探しましょう、副隊長!」

 

エリカ「わかっているわよ!!」

 

 

エリカは生徒と一緒に探し始めた,,,,

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

エリカ「とはいったものの,,,,」

 

エリカ「一体どこにいったの,,,,?」

 

 

エリカが探し始めて、30分が経過しようとしていたが、

まったく情報どころか、手がかりさえない状況だった。

 

 

エリカ「本当にどこにいったの?」

 

エリカ「もしかしたらどこかの高校にでも逃げたのかも,,,,」

 

エリカ「,,,,なら」

 

 

何か妙案でも思い付いたのか、

エリカは自分の学園に一旦戻り、

全校生徒には内緒で身支度を始め、

屋上でヘリコプターを飛ばした,,,,

 

 

エリカ「ここならもしかしたら,,,,」

 

 

エリカが向かったのは、大洗女子学園だった。

 

 

 

~大洗女子学園~

 

 

エリカ「みほ」

 

みほ「どうしたの?」

 

 

エリカは唯一隊長の妹である西住みほと話をしていた。

そこで、有力な情報が聞き出せないかと頑張っていた。

 

 

エリカ「隊長が行方不明なの」

 

みほ「お姉ちゃんが!?」

 

みほ「どうして!?」

 

エリカ「私もわからないわよ,,,,」

 

エリカ「だから、いま聞いているのよ」

 

エリカ「何かしらない?」

 

みほ「うーん,,,,」

 

 

みほは首をかしげながら考えていた、

そして、エリカの方を向き口を開いた。

 

 

みほ「お姉ちゃんなら、多分ブラウダ高校にいっていると思うよ」

 

みほ「なんか色々聞きたい、とかいってたから」

 

エリカ「そう,,,,」

 

エリカ「ありがとう、いきなり来ちゃって」

 

みほ「いいよ、私も協力するから」

 

エリカ「そう、じゃあまた」

 

みほ「うん!」

 

 

エリカは急ぎ、ブラウダ高校に向かった。

 

 

みほ「,,,,,,,,」

 

優花里「あんな嘘をついてよかったのですか?」

 

みほ「うん、まだエリカさんには事実を知ってほしくないから」

 

みほ「それに」

 

 

みほは優花里の方を向き、笑顔で呟いた。

 

 

みほ「こんな面白いこと、やめられる訳ないじゃない!」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

エリカ「ふぅ,,,,,,,,」

 

エリカ「ついたのはいいけど」

 

エリカ「寒い,,,,」

 

 

エリカはブラウダ高校の近くに到着した。

だが、そこには姿がなく静かな空間が広がっていた。

 

 

エリカ「,,,,探すか」

 

エリカ「それにしても寒いわね,,,,」

 

 

エリカが歩き出したそのときだった、

エリカの真正面に人の影が見えた。

その影の正体は,,,,

 

 

エリカ「カチューシャ!?」

 

 

そう、ブラウダ高校の隊長でもあるカチューシャの姿だった。

だが、少し様子が違っていた。

 

 

カチューシャ「助けてよ,,,,」

 

カチューシャ「誰か,,,,」

 

 

急いでエリカはカチューシャに歩み寄った。

 

 

エリカ「カチューシャ!?大丈夫!?」

 

カチューシャ「あ,,,,エリーシャ,,,,」

 

カチューシャ「お願い,,,,助けて,,,,」

 

エリカ「どうしたの!?」

 

カチューシャ「ノンナがぁ,,,,ノンナがぁ,,,,」

 

エリカ「ノンナ!?」

 

 

その時、また後ろから姿が見えてきた。

今度はエリカもすぐに正体がわかった。

 

 

エリカ「,,,,ノンナ」

 

ノンナ「黒森峰の副隊長がどうしてここに?」

 

エリカ「あなたこそ、どうしてここにいるのよ」

 

ノンナ「私ですか?」

 

 

その時、後ろから触手が生えてきて、

エリカの方を見つめ、一言口にした、

 

 

ノンナ「なぜって,,,,」

 

ノンナ「同志カチューシャを私のものにするためですよ」

 

 

エリカの方を見つめていたノンナの目は真っ赤に染まっていた,,,,

 

 

 

 

 

 

 

続く

 




みて下さりありがとうございました!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

チャプター 2ー2

エリカ(まさかノンナも,,,,?)

 

エリカ(でも何で,,,,)

 

 

エリカはブラウダ高校に来てから、

何か様子が違うカチューシャにあっていた。

そして、後ろからカチューシャのことを追うようにノンナが

近づいてきたが、その目は赤色に染まっていた,,,,

 

 

 

ノンナ「何を考えているのですか?」

 

エリカ「あなたこそ何でカチューシャに何をするつもりなの」

 

ノンナ「だからいったでしょう?」

 

ノンナ「同志カチューシャを私のものに,,,,」

 

 

その時、エリカがいきなり問い詰めてきた。

 

 

エリカ「だからその意味を教えてほしいんだけど」

 

ノンナ「そうですか,,,,」

 

 

そういったノンナは黙り込んだ。

そして、エリカとカチューシャに向けて、

笑顔で答えた。

 

 

ノンナ「じゃあ分かりやすく」

 

ノンナ「同志カチューシャ」

 

カチューシャ「な、何よ,,,,」

 

 

カチューシャは完全に怯えていた。

 

 

ノンナ「あなたの肉を私に食べさせて下さい」

 

カチューシャ「ひっ,,,,」

 

エリカ「ちょっとカチューシャ!!」

 

エリカ「,,,,,,,,」

 

 

カチューシャはいまのノンナの一言で

気を失ってしまった。

だがノンナは何か安心したかのようだった。

 

 

ノンナ「気絶なさりましたか,,,,」

 

ノンナ「まぁその方が楽に行けますが」

 

エリカ「ちょっと待って」

 

エリカ「あなたはいつからそうなったの?」

 

 

エリカはいつの間にかノンナに聞いていた。

そして、ノンナは何も違和感なく

 

ノンナ「答えることはできません」

 

と笑顔で答えた。

 

 

エリカ「あなた本当にいっているの?」

 

ノンナ「私は嘘はつきません」

 

エリカ「,,,,そう」

 

 

エリカは一瞬黙り込んだかと思うと、

カチューシャを背負い、横の方向に逃走を図った。

 

 

ノンナ「逃げますか」

 

ノンナ「,,,,,,,,」

 

 

ノンナもエリカとカチューシャを追っていった,,,,

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

エリカ「ハァ,,,,ハァ,,,,」

 

エリカ「もう,,,,巻けた?」

 

 

エリカは住宅街の路地に逃げ込んでいた。

もうノンナは追ってきていないようだった。

 

 

エリカ「カチューシャ!起きて!」

 

カチューシャ「,,,,は!私は何を,,,,」

 

エリカ「ノンナに追いかけられたんでしょ?」

 

カチューシャ「あぁ!ノンナ!!」

 

カチューシャ「もう嫌,,,,助けて,,,,」

 

 

エリカの一言でまたカチューシャは怯え始めていた。

エリカはカチューシャを慰めようと試みていた。

 

 

エリカ「大丈夫よ!今はいないから!」

 

カチューシャ「,,,,ほ、本当?」

 

エリカ「本当だって!」

 

カチューシャ「,,,,そう」

 

 

カチューシャは胸をホッと撫で下ろしていた。

そして、エリカはカチューシャに聞いた。

 

 

エリカ「ねぇ、カチューシャ」

 

カチューシャ「,,,,何よ」

 

エリカ「何でノンナから逃げているの?」

 

カチューシャ「ノンナに喰われてしまうからよ」

 

エリカ「やっぱり,,,,」

 

カチューシャ「やっぱりって何よ」

 

エリカ「いや、何でもない」

 

カチューシャ「,,,,そう」

 

 

このとき、エリカは一人で考えていた。

 

 

エリカ(と言うことはやはり私と同じ,,,,)

 

エリカ(触手も生えているし)

 

エリカ(でも何か違うような,,,,)

 

 

そう考えていた時だった。

 

 

ノンナ「もう話は終わりましたか?」

 

エリカ「ノ、ノンナ!?」

 

カチューシャ「何で,,,,」

 

エリカ「いつの間にいたの,,,,」

 

ノンナ「ずっと聞いておりました」

 

ノンナ「では同志カチューシャ」

 

 

ノンナはカチューシャをみて、

笑顔でいい放った。

 

 

ノンナ「では始めますか」

 

ノンナ「食事の時間を」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

続く

 

 




みて下さりありがとうございました!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

チャプター 2ー3 

今回でノンナ回は終了です


ノンナ「では始めますか」

 

ノンナ「食事の時間を」

 

 

ノンナはカチューシャのもとに迫ってきた。

カチューシャは完全に怯えながら、

エリカのもとにしがみついていた。

 

 

ノンナ「,,,,なぜ?」

 

ノンナ「なぜ私じゃないの!?」

 

エリカ「,,,,はい?」

 

 

エリカはノンナの一言に困惑していた。

だが、ノンナはエリカを睨みながら話を続けた。

 

 

ノンナ「同志カチューシャ」

 

ノンナ「なぜ私を選んでくれないの!?」

 

ノンナ「なぜそんな銀髪の女を選ぶの!?」

 

エリカ(私のことそんな風に思っていたんだ,,,,)

 

カチューシャ「あなたはもう人間じゃないじゃない」

 

カチューシャ「それに」

 

カチューシャ「エリーシャは優しいから」

 

ノンナ「!!!」

 

ノンナ「あ,,,,あああ,,,,」

 

エリカ(一体どうなっているの,,,,?)

 

 

エリカはまだ困惑していたが、ノンナは

いつの間にか黙り込んでいた。

そして、何か思い付いついたのか、口を開いた。

 

 

ノンナ「そうですか,,,,」

 

 

ノンナはとても小さな声で呟いた。

 

 

エリカ「何をいっているの?」

 

 

それに便乗するかのように、エリカは聞き直した。

 

 

ノンナ「あなたを,,,,」

 

ノンナ「食い殺せばいいのですね」

 

 

エリカは首をかしげた、

そのときだった。

 

 

グサ!!

 

 

エリカ「うっ,,,,!」

 

 

何か、粘着質なおとが聞こえてきた。

エリカは一時自分に起こっていることが理解できなかった。

 

 

エリカ(な、何が起こったの,,,,?)

 

エリカ(胸が,,,,痛い!!)

 

 

グラリと前が歪んだかと思うと、

前に倒れた、

何かわからなかったエリカは

自分の胸に手をあてて、

やっと自分の起こったことが理解できた。

 

 

エリカ「私,,,,」

 

エリカ「刺されたんだ,,,,」

 

 

エリカがそう呟いた時、

ノンナが問いかけてきた。

 

 

ノンナ「どうです」

 

ノンナ「刺された感想は?」

 

 

そういったノンナは笑っていた。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

エリカ「ハハハ,,,,」

 

エリカ「私,,,,死ぬんだ,,,,」

 

 

エリカがふと横を見てみると、

ノンナがカチューシャのもとに近づいていた。

 

 

ノンナ「邪魔者もいなくなりましたし」

 

ノンナ「楽しみますか」

 

カチューシャ「嫌!来ないで!」

 

 

カチューシャはノンナが近付いていくにつれ、

どんどん後ろに下がっていった。

 

 

このとき、エリカは一人で考えていた。

 

 

エリカ(カチューシャも救えないのね,,,,)

 

エリカ(私もここで終わりか,,,,)

 

 

その時、エリカの脳内から何者かの声が聞こえてきた。

 

 

???(ナラバ)

 

エリカ(,,,,え?)

 

???(ノンナヲ、クエバイイ)

 

エリカ(ノンナを,,,,?)

 

???(ソウダ、タベテシマエバ)

 

???(スベテカイケツスルダロウ?)

 

エリカ(そうなのかな,,,,)

 

???(ソウダ、ソレニエリカモタベタイダロウ?)

 

???(ソコニイルノンナヤカチューシャヲ)

 

エリカ(!!!)

 

???(サァ、ハヤクタベヨウゼ)

 

エリカ(,,,,,,,,)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ノンナ「さぁ、同志カチューシャ」

 

ノンナ「お時間ですよ」

 

カチューシャ「嫌!嫌!」

 

 

その瞬間だった。

 

 

グサ!!

 

 

ノンナ「!!!」

 

ノンナ「これは,,,,誰が,,,,」

 

ノンナ「,,,,まさか!?」

 

 

ノンナは急いでエリカが倒れていた方を見てみると、

そこにいたのは、

 

 

エリカ「,,,,,,,,」

 

エリカ「,,,,,コロス」

 

 

別人格に陥ったエリカだった。

 

 

ノンナ「ちょっ、ちょっと待ちなさい!」

 

エリカ「,,,,,,,,」

 

ノンナ「ちょっと!」

 

エリカ「,,,,シネ」

 

 

エリカは自分の触手を使い、

ノンナをいつの間にか、串刺しにしていた。

 

 

ノンナ「,,,,,,,,」

 

 

ノンナは既に息絶えていた。

 

 

カチューシャ「,,,,エリーシャ?」

 

エリカ「,,,,,,,,」

 

カチューシャ「エリーシャ!」

 

エリカ「は!どうしたの?」

 

エリカは一時的だが、

普通の人格に戻った。

 

カチューシャ「ど、どうして,,,」

 

 

カチューシャは怯えながら、エリカに聞いた。

 

 

カチューシャ「どうしてノンナを,,,,食べているの?」

 

エリカ「,,,,,,,,」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これをきにカチューシャの姿が見られるのはなかった,,,,

 

 

 

 

 

 

チャプター2    END

 




みていただき、ありがとうございました!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

チャプター 3ー1 触手での統一

今回からはアンツィオ高校編です


エリカ「あれ,,,,?」

 

エリカ「ここは,,,,?」

 

???「保健室ですよ」

 

 

入り口から声が聞こえてきた。

 

 

エリカ「保健室?」

 

???「そうです」

 

エリカ「あなたは,,,,?」

 

クラーラ「ブラウダ高校のクラーラです」

 

エリカ「そう,,,,」

 

エリカ「なぜここにいるの?」

 

クラーラ「道端に倒れていたので、運んできたのですよ」

 

エリカ(道端,,,,?)

 

 

エリカはクラーラに保健室まで運ばれていた

そしてまたしてもなぜ自分が道端にいたのか、

さらにその前に起きた記憶もすっかり忘れていた。

 

 

クラーラ「それよりエリカさん」

 

 

クラーラはエリカの方に向き直し、

少し口調を強めながら聞いた。

 

 

クラーラ「ノンナとカチューシャさんの行方が」

 

クラーラ「わからなくなっているのですが」

 

クラーラ「何か知りませんか?」

 

エリカ「,,,,,,,,?」

 

 

エリカは首をかしげた。

 

 

クラーラ「そうですか,,,,」

 

 

クラーラは少しだけ悲しい顔つきになり、

保健室を去っていった。

 

 

エリカ(カチューシャに何があったんだろう,,,,?)

 

エリカ(ノンナも一体どこに?)

 

エリカ(結局隊長も見つけられなかったし)

 

エリカ(ここにきた意味はあったの?)

 

エリカ「,,,,,,,,」

 

エリカ「,,,,,,,,よし」

 

 

何か決心がついたのか、保健室をでて、

ブラウダ高校を去った。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

エリカ「さて,,,,」

 

エリカ(私何でここにきたの?)

 

 

エリカはなぜかわからないが、

アンツィオ高校の近くの広場に来ていた。

エリカ自身も間違えてしまったのか、

急いで飛び立とうとしたが,,,,

 

 

エリカ「あーーあ」

 

エリカ「これはダメだ,,,,」

 

 

ヘリコプターのエンジン部分が損傷していた。

 

 

エリカ「どうしよう,,,,これ」

 

エリカ(あれ?)

 

エリカ(そういえばここ高校の近くよね,,,,?)

 

エリカ「,,,,行きますか」

 

 

そういったエリカはアンツィオ高校に向かった,,,,

 

 

 

 

 

 

そして、アンツィオ高校の門をくぐった時、

前から誰かが走って来ていた。

エリカはその誰かとぶつかってしまった。

 

 

エリカ「痛ッ,,,,」

 

???「ご、ごめんなさい!」

 

エリカ「いきなり誰よ,,,,」

 

???「それより助けてください!!」

 

エリカ「はい!!?」

 

 

いきなりの一言にエリカは驚きの声をあげてしまった。

 

 

エリカ「ってよく見ると、アンツィオの副隊長じゃない」

 

???「私の事わかるんですか?」

 

エリカ「えぇ、一応」

 

エリカ「でもいきなりどうしたの?かなり急いでいるけど」

 

???「そうでした!私を、いや」

 

???「アンツィオ高校を救ってください!」

 

エリカ (いきなり言われても,,,,)

 

 

エリカはその一言に少し荷の重さを感じた。

だが、何が起こるか分からない為、

エリカは一応聞いてみることにした、

 

 

エリカ「,,,,何があったの?」

 

 

そう聞くと、切羽詰まったような口調で話始めた。

 

 

???「そう姐さ,,,,いや、アンチョビさんが」

 

???「おかしくなっちゃったんです!!」

 

エリカ「,,,,はぁ」

 

エリカ(まぁついでだしいいか)

 

エリカ「一回様子を見てみるわ」

 

エリカ「案内して」

 

???「はい!!」

 

 

こうしてエリカ達はアンツィオ高校内へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

続く




みて下さりありがとうございました!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

チャプター 3ー2

エリカ「そういやあなた,,,,」

 

???「ペパロニと呼んでください!」

 

エリカ「早いわね,,,,」

 

ペパロニ「それがアンツィオっす!」

 

 

そう自己紹介を済ませている間に、

エリカ達はアンツィオの校内に着いた。

 

 

ペパロニ「あ!やっているっす!」

 

エリカ「どこよ」

 

ペパロニ「あれっす」

 

 

そこで見たものはアンツィオ高校を率いる

アンチョビがみんなと作戦会議をしている姿だった。

その姿は一見普通の会議をしているのだが,,,,

 

 

エリカ「普通に会議中じゃない」

 

ペパロニ「ちょっとよく見てくださいっす!」

 

 

エリカがそう口走ると、

ペパロニが少し、口調を強めて言ってきたので、

エリカはもう一度会議室を覗いた。

 

 

アンチョビ「どうなっている、今の状況は」

 

生徒「まだ少し伸び悩んでいる状況です」

 

アンチョビ「なに!?それじゃもう遅いんだ!」

 

アンチョビ「何か策はないのか!?」

 

生徒「し、しかし,,,,」

 

 

ここまでは普通の作戦を考えているような内容だった。

エリカは少し首をかしげながらも引き続き様子を見ていた。

 

 

アンチョビ「やはりペパロニを連れて来るしか,,,,」

 

生徒「しかしその方法はあまり使用したくないんじゃ,,,,」

 

アンチョビ「わかっている!」

 

アンチョビ「だがあいつの力を借りるしかないんだ,,,,」

 

アンチョビ「何せ,,,,」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アンチョビ「ペパロニは貴重な触手の抗体を持っているからな」

 

 

衝撃的な一言だった。

エリカは急いでペパロニの方を向き直し、

静かに聞いた。

 

 

エリカ「,,,,だから逃げたのね」

 

ペパロニ「やっと分かりましたか」

 

 

ペパロニは声を荒げながらエリカに言った。

 

 

ペパロニ「そうっすよ!捕まったら実験台にされるんですよ!」

 

ペパロニ「だから逃げてるんっすよ!」

 

エリカ「ちょっと!声が,,,,」

 

 

エリカは途中で止めようとしたが、既に遅かった。

アンチョビ達が近づいてきた。

 

 

アンチョビ「ペパロニ!?そこにいるのか!?」

 

エリカ「ペパロニ!逃げるよ!」

 

ペパロニ「は、はいっす!」

 

 

エリカ達は会議室の前から逃走した。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

アンチョビ「どこに行った?」

 

生徒「どこ行ったのでしょう?」

 

アンチョビ「ペパロニめ,,,,逃げ足は早いからな,,,,」

 

生徒「でもなぜペパロニ先輩なんですか?」

 

アンチョビ「触手の抗体も持っているやつなんて貴重だからな」

 

アンチョビ「だから逃がすとまた探さなければいけないんだよ」

 

アンチョビ「だから絶対に逃がすな」

 

生徒「はい」

 

 

アンチョビ達が探しているなか、

エリカ達は保健室のなかに隠れていた。

 

 

エリカ「これでひとまずは大丈夫,,,,よね?」

 

ペパロニ「すみません,,,,私のせいで」

 

エリカ「本当にそうよ,,,,」

 

 

エリカがあきれていたその時、

保健室前から誰かの声が聞こえてきた。

 

 

???「ここに誰かいるかな,,,,?」

 

エリカ「!!!!」

 

ペパロニ「この声は!!」

 

 

エリカはとても警戒していたのだが、

ペパロニはとても軽快な感じで扉の前に歩み寄った。

 

 

エリカ「ちょっと!!」

 

ペパロニ「カルパッチョ!!」

 

 

エリカは叫んだが、すでに扉を開けていた。

 

 

カルパッチョ「ここに居たんだ,,,,」

 

ペパロニ「カルパッチョ!助けてくださいっす!」

 

ペパロニ「もう怖いっすよ,,,,,,,,!!」

 

エリカ(ペパロニの仲間?)

 

 

エリカはペパロニの仲間と安心して、

ペパロニのもとに近寄ろうとしたそのときだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

グサッ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

いきなり粘着質な音が聞こえた。

 

 

エリカ「,,,,え?」

 

 

今、自分の目に写っているものが、

一瞬信用できなかった。

 

 

 

 

今いるペパロニのお腹に誰かの手が

貫通していた。

エリカは気がついた。

多分カルパッチョの手だろうと,,,,

 

 

ペパロニ「なんで,,,,すか,,,,」

 

 

ペパロニはカルパッチョの前に倒れた。

お腹辺りから血を流し流していた。

 

 

カルパッチョ「やっとですよ」

 

エリカ「あなた,,,,何がやりたいの?」

 

 

そう聞いたカルパッチョは笑顔でこう答えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カルパッチョ「どうしても仲間を食べてみたかったんです」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

続く




みて下さりありがとうございました!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

チャプター 3ー3

ペパロニ「カルパッチョ,,,,」

 

カルパッチョ「はい」

 

ペパロニ「なん,,,,で,,,,」

 

 

カルパッチョはペパロニの声を遮るように言った。

 

 

カルパッチョ「暫く黙っていてくれません?」

 

ペパロニ「,,,,,,,,」

 

 

カルパッチョがペパロニを担ごうとしたとき、

エリカが声をかけた。

 

 

エリカ「ねぇ」

 

カルパッチョ「,,,,なんでしょう?」

 

エリカ「あなた,,,,」

 

カルパッチョ「カルパッチョとお呼びください」

 

エリカ「早いわね,,,,」

 

 

するとまた笑顔で

 

 

カルパッチョ「それがアンツィオですから」

 

 

と返してきた。

 

 

エリカが感心していると、

我に返り、もう一度聞き直した。

 

 

エリカ「あなたはアンチョビの仲間じゃないの?」

 

 

すると、カルパッチョが暫く黙り込み

口を開いた。

 

 

カルパッチョ「私はドゥーチェとは違います」

 

エリカ「え?」

 

 

カルパッチョの返答にエリカは困惑していた。

だがカルパッチョは続けて話を続けた。

 

 

カルパッチョ「ドゥーチェは悪魔でもお金目当てで」

 

カルパッチョ「ペパロニを探しています」

 

カルパッチョ「でも私は違います」

 

カルパッチョ「私は,,,,」

 

 

そう言いかけた時だった。

 

 

アンチョビ「,,,,ここにいたのか」

 

カルパッチョ「,,,,あぁドゥーチェ」

 

 

アンチョビがきたことにより、

みんなが集まった状態になった。

 

 

アンチョビ「なぜ黒森峰の副隊長がいる?」

 

カルパッチョ「多分ペパロニが連れてきたんでしょう」

 

アンチョビ「そうか,,,,」

 

 

アンチョビが黙り込んだ。

 

 

エリカ(今のうちに去った方がいいかも)

 

 

エリカが去ろうとしたときだった。

 

 

アンチョビ「待て」

 

エリカ「,,,,え?」

 

 

アンチョビの一言でその場が凍りついた。

 

 

エリカ「何よ」

 

アンチョビ「普通秘密を見られてそのまま返すと思うか?」

 

カルパッチョ「確かに,,,,」

 

エリカ「,,,,,,,,」

 

アンチョビ「なので,,,,,,,,」

 

 

 

 

 

 

アンチョビ「暫く眠ってもらおうか」

 

 

エリカ「,,,,うっ」

 

 

この瞬間エリカの意識が飛んだ。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

エリカ「,,,,,,,,」

 

エリカ(あれ,,,,)

 

エリカ(嘘!!動けない!?)

 

アンチョビ「目を覚ましたか」

 

 

この時、エリカは今の状況を把握することとなる。

 

 

エリカ「拘束されているんだ,,,,」

 

アンチョビ「今気づいたか」

 

アンチョビ「ちなみにペパロニも隣にいるぞ」

 

エリカ「え!?」

 

 

エリカは隣を見ると、気を失っているペパロニがいた。

 

 

アンチョビ「じゃあ始めるか」

 

 

この時、エリカは必死に動くことのない

拘束器具を動かしながら悲願した。

 

 

エリカ「助けてよ!!!」

 

アンチョビ「無理だ」

 

エリカ「何で,,,,!!」

 

アンチョビ「それは,,,,」

 

 

 

 

 

 

 

アンチョビ「お前にも触手に対して何か秘密があったんだよ」

 

 

それはエリカに対して衝撃的な事実だった。

 

 

エリカ「な、何で,,,,」

 

 

アンチョビは少し笑いながら答えた。

 

 

アンチョビ「お前の体を少し見させてもらったんだよ」

 

エリカ「,,,,え?」

 

 

エリカは自分のお腹を見たとたん、

背筋が凍りついた。

 

 

エリカ「嘘,,,,,,,,」

 

 

エリカのお腹には大きな穴が開けられており、

血がにじんでいた。

 

 

アンチョビ「ようやくわかったか?」

 

アンチョビ「じゃあ始めるよ」

 

 

アンチョビの後ろには6本の触手が生えていた。

 

 

アンチョビ「それじゃあ」

 

アンチョビ「黒森峰の副隊長」

 

 

 

この時、エリカの脳内からまた声が聞こえてきた。

 

 

???(ドウシタ?)

 

???(タベナイノカ?)

 

エリカ(食べるのはもう嫌よ,,,,)

 

???(デモコノママジャシヌゾ?)

 

エリカ(なら死んでもいいわ)

 

エリカ(いつでも死ぬ覚悟はできてるもの)

 

???(ホントウカ?)

 

エリカ(,,,,,,,,)

 

???(ホントウニシヌカクゴハデキテイルノカ?)

 

エリカ(,,,,,,,,)

 

???(モウイチドチカラヲツカエ)

 

???(ソシテ、カクセイシロ)

 

エリカ(,,,,わかったわ)

 

エリカ(でも、どうしたらいいの?)

 

???(オレニマカセロ)

 

 

 

 

 

 

 

 

アンチョビ「どうした?まさか死ぬ覚悟ができたのか?」

 

アンチョビ「まぁいい」

 

カルパッチョ「ドゥーチェ、私にも分けてくださいね?」

 

アンチョビ「もちろん!分かっているさ」

 

 

そういって、エリカに向けて触手を突き刺そうとしたときだった。

 

 

ガシャン!

 

 

アンチョビ「!!!」

 

カルパッチョ「電気が,,,,」

 

 

突然、電気が消えた。

 

 

アンチョビ「誰か!電気をつけてくれ!」

 

???「,,,,デンキヲツケロト?」

 

アンチョビ「だ、誰だ!?」

 

 

明かりがもとに戻り、

全体がみえるようになるとそこにいたのは,,,,

 

 

エリカ「,,,,,,,,」

 

 

エリカがいた。

 

 

アンチョビ「何で!?」

 

カルパッチョ「どうすれば,,,,」

 

アンチョビ「私がやる!!」

 

 

アンチョビがエリカに向かって

触手を放った

アンチョビの放った触手はエリカの胸に刺さった。

 

 

アンチョビ「やったか!?」

 

エリカ「,,,,ソンナモノカ?」

 

アンチョビ「え?」

 

 

エリカには全く効いていなかった。

 

 

グサッ!

 

 

エリカの触手がアンチョビの胸を貫通した。

 

 

エリカ「,,,,シネ」

 

アンチョビ「なん,,,,で,,,,」

 

カルパッチョ「ドゥーチェ!!!」

 

エリカ「,,,,ツギハ,,,,オマエダ!!」

 

 

エリカがカルパッチョに歩み寄ってくる。

 

 

カルパッチョ「ちょっと待って!!」

 

カルパッチョ「お願い,,,,殺さないで,,,,」

 

 

すると、エリカは不気味な笑みを浮かべながら言った。

 

 

エリカ「ヒミツヲシラレテソノママカエストオモウカ?」

 

カルパッチョ「,,,,,,,,」

 

エリカ「サヨナラダ」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

ペパロニ「うーーん」

 

ペパロニ「あれ?ここは?」

 

 

ペパロニは目を覚まし、

今の状況をみて衝撃的に思った。

 

 

ペパロニ「何で,,,,」

 

 

エリカがカルパッチョやアンチョビを食べていた。

 

 

ペパロニ「ちょっと!!」

 

エリカ「,,,,,,,,」

 

 

そして、エリカがこちらに気付き襲って来るかと思ったが、

襲わずに去ろうとしていた。

 

 

ペパロニ「ちょっと待てっす!!」

 

 

ペパロニが引き留めようとすると

エリカは去り際に一言呟いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エリカ「,,,,ゴメンなさい,,,,」

 

 

チャプター3    END




みて下さりありがとうございました!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

チャプター 4ー1 紅茶と覚醒

アンチョビ達がエリカに殺されていた頃、

あるところで話が行われていた。

 

 

優花里「西住殿」

 

みほ「どうしたの?」

 

優花里「ブラウダとアンツィオが殺られてしまいました」

 

みほ「そう,,,,」

 

 

みほは悲しそうに腕を組んだ。

 

 

優花里「でもどうするんですか?」

 

 

みほは当たり前のように

言葉を口にした。

 

 

みほ「まだ続けるよ?」

 

優花里「そうですか,,,,」

 

優花里「でも次はどこを狙うんですか?」

 

みほ「う~~ん,,,,」

 

 

みほは頭を抱え込み、考え込んだ。

そして場所が思い付いたらしく、前を向いた。

 

 

みほ「聖グロリアーナ女学院かな?」

 

優花里「はぁ,,,,」

 

みほ「でも普通にやっても面白くないな,,,,」

 

みほ「あ、そうだ」

 

みほ「ちょっと手を加えようかな?」

 

優花里「手を?」

 

 

するとみほは優花里に向け、にこやかに笑って

 

 

みほ「少し面白くなるよ」

 

 

といった。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

???「ダージリン様」

 

ダージリン「何ですか?オレンジペコ」

 

オレンジペコ「西住様からの手紙がきました」

 

ダージリン「ついに来てしまいましたか,,,,」

 

オレンジペコ「あとこれもついてきました」

 

ダージリン「これは?」

 

オレンジペコ「どうやら力を増加させる薬,,,,とのことですが?」

 

ダージリン「そう,,,,,,,,」

 

 

すると、ダージリンは立ち上がり

去ろうとしていた。

 

 

オレンジペコ「どこに行かれるのですか?」

 

ダージリン「少し用事を思い出しまして」

 

 

そう言ってダージリンは去っていった。

 

 

オレンジペコ(力の増加,,,,)

 

オレンジペコ(だったら)

 

オレンジペコ(私が使うとどうなるんだろう?)

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

エリカ「はぁ,,,,はぁ,,,,」

 

エリカ「,,,,,,,,」

 

エリカ「ここ,,,,どこなのよ!?」

 

 

アンツィオ高校でカルパッチョとアンチョビを

殺した今、エリカは見知らぬ森のなかに迷い込んでいた。

 

エリカ(何で私ここにいるの!?)

 

エリカ(アンツィオにいってから,,,,)

 

エリカ(,,,,,,,,,,,,,,,,)

 

エリカ(駄目,,,,ここから思い出せない)

 

 

エリカは行き場がわからないまま、

フラフラと歩いていた。

 

 

エリカ「隊長,,,,」

 

エリカ「一体どこに,,,,」

 

 

その時だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

グサッ!!

 

 

 

 

 

音が聞こえた。

 

 

 

 

 

 

エリカ「,,,,え?」

 

 

エリカはまさかと思い、

自分の胸に手を当てた。

 

 

エリカ「ッ!!」

 

 

エリカは前に倒れた。

 

 

???「捕まえましたよ」

 

エリカ「あなた,,,,誰よ,,,,」

 

 

その姿は触手が巻き付いており、

黒い鎧のような格好をしていたため、

誰かがエリカにはわからなかった。

 

 

???「しばらく眠っておいて下さい」

 

???「逸見エリカ様」

 

エリカ「何で私の,,,,名前を,,,,」

 

エリカ「,,,,,,,,」

 

 

 

エリカは意識を失った

 

 

 

 

 

その時、電話が鳴った。

 

???「ダージリン様、今終わりました」

 

ダージリン「そう、早く戻ってきなさい」

 

ダージリン「逸見さんを連れてね」

 

???「わかっています」

 

???「,,,,,,,,」

 

???「もうすぐで,,,,」

 

???「もうすぐでダージリン様を越える!!」

 

 

 

高らかな笑い声が響き渡った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

続く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




みて下さりありがとうございました!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

チャプター 4ー2

???「ダージリン様、ただいま帰りました」

 

ダージリン「ありがとう、オレンジペコ」

 

オレンジペコ「いえ、ダージリン様の命でしたらなんでも」

 

ダージリン「そう、ところで,,,,」

 

 

何か疑問をもったのか少し口調を強めた

 

 

ダージリン「逸見さんはどこに?」

 

オレンジペコ「今、地下の秘密独房に入れています」

 

 

この時、ダージリンは何か安堵したかのように

 

 

ダージリン「わかったわ」

 

 

と言った。

 

 

オレンジペコ「では、私は」

 

 

オレンジペコは去ろうとしていたとき、

ダージリンはオレンジペコの引き留めた。

 

 

ダージリン「待ちなさい」

 

 

ダージリンはにこやかに笑いながら言った。

 

 

ダージリン「くれぐれも,,,,」

 

ダージリン「殺さないでくださいね?」

 

オレンジペコ「もちろん承知の上です」

 

 

オレンジペコはダージリンのもとを去った。

 

 

ダージリン(さて,,,,)

 

ダージリン(そろそろですわね,,,,)

 

ダージリン(逸見さんが起きる時間,,,,)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オレンジペコ(もう少しで,,,,)

 

オレンジペコ(私に,,,,力が!!)

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

???「ヤア,,,,」

 

エリカ「あなた,,,,誰!?」

 

???「モウヒトリノジブン,,,,カナ?」

 

エリカ「もう一人の,,,,自分?」

 

???「ソウダ」

 

エリカ「ならその,,,,もう一人の自分がなんのよう?」

 

???「オマエヲクイニキタ」

 

エリカ「え!?」

 

???「ジャアサッソク,,,,」

 

エリカ「ちょっと待って!!そんなに近寄らないで,,,,」

 

エリカ「ッ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エリカ「,,,,,,,,はっ!!」

 

エリカ「,,,,夢?」

 

エリカ(なんかすごい夢だった)

 

エリカ(私ともう一人の,,,,私?)

 

エリカ(でも性格が別人だった,,,,)

 

 

そう考えていた時、

ガチャリと扉が開いた。

 

 

ダージリン「ごきげんよう」

 

エリカ「,,,,どうゆうつもり?」

 

ダージリン「別に意味はございませんわ」

 

 

ダージリンは笑顔で答えた。

 

 

エリカ「じゃあ何で連れてきたのよ!!?」

 

 

エリカはダージリンに問い詰めてみたが

ダージリンは当たり前のようにこう答えた。

 

 

ダージリン「あなたを食してみたいからですわ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

       

 

 

 

 

ダージリン「ファントムさん?」

 

エリカ「,,,,,,,,え?」

 

 

エリカは一時、呆然としていた。

この時、ファントムとは一体どういう意味なのか、

いまいち理解が出来なかった。

 

 

ダージリン「あら?何を呆然と私を見ているのですか?」

 

エリカ「,,,,,,,,」

 

ダージリン「まさか意味がお分かりにならなくて?」

 

エリカ「,,,,言っている意味がわからない」

 

ダージリン「なら私が教えてあげますわ」

 

 

その時、後ろから声が聞こえてきた。

 

 

???「その必要はありません」

 

ダージリン「,,,,オレンジペコ?どういう意味かしら?」

 

オレンジペコ「ダージリン様はここで終わりにしてもらいます」

 

ダージリン「あなたにそれができるとでも?」

 

オレンジペコ「できますよ」

 

 

オレンジペコは注射器を取り出し

笑顔でダージリンに答えた。

 

 

オレンジペコ「これさえあれば」

 

ダージリン「っ!まさか!?」

 

オレンジペコ「今気付かれましたか?」

 

オレンジペコ「これは本来ダージリン様が使うものですが」

 

オレンジペコ「それを私が使うことにより」

 

オレンジペコ「ダージリンを越える力を手にすることができる!!」

 

 

ダージリンはとても焦っていた。

だが、オレンジペコは止めなかった。

 

 

オレンジペコ「これさえあれば,,,,!!」

 

ダージリン「やめなさい!オレンジペコ!!」

 

オレンジペコ「,,,,止めるのですか?」

 

オレンジペコ「まぁやめないですけど」

 

 

オレンジペコは注射器を自分の首に刺した。

 

 

オレンジペコ「,,,,,,,,フッ」

 

オレンジペコ「ハーハッハッハ!!!」

 

オレンジペコ「これで私は,,,,私は,,,,」

 

オレンジペコ「ダージリンを,,,,越えた!!」

 

 

オレンジペコは笑っていた。

優雅とはいえない笑いかたで

ずっと,,,,,,,,

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

続く

 




みて下さりありがとうございました!

ぜひご感想をお願いします。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

チャプター 4ー3

オレンジペコ「,,,,,,,,ハァ」

 

 

オレンジペコはため息をつき、

エリカに歩み寄ってきた。

 

 

オレンジペコ「ダージリン様を越える前に」

 

オレンジペコ「さきに邪魔物を消しておきましょう」

 

 

オレンジペコの背中からドス黒い触手が生えてきたかと思うと

鎧のように、身体を包み込んでいた。

 

 

オレンジペコ「別にイイデスヨネ?」

 

オレンジペコ「ダージリンサマ?」

 

 

そう言って、オレンジペコはエリカの

胸にめがけて固くなった触手を突き刺そうとしていた。

 

 

エリカ「え、ちょっ,,,,」

 

 

エリカがそう感ずいたときには、

胸を貫通して,,,,

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いなかった。

 

 

エリカ「,,,,,,,,え?」

 

エリカ「ダージリン!?」

 

 

エリカの前にいたのは、ダージリンだった。

ダージリンの手元は触手に包まれていたが、

少し血がにじんでいた。

 

 

ダージリン「,,,,くっ」

 

オレンジペコ「,,,,ダージリンサマ?」

 

オレンジペコ「ナゼマモルノデスカ?」

 

オレンジペコ「エリカサンノコトヲ」

 

 

ダージリンはオレンジペコに歩み寄った。

 

 

ダージリン「こんな格言を知ってる?」

 

 

 

 

 

「誰もが才能を持っている。でも能力を得るには努力が必要だ。」

 

 

 

 

オレンジペコ「,,,マイケル,,,,ジョーダン,,,,」

 

 

ダージリン「そうよオレンジペコ、あなたも才能を持っているの」

 

ダージリン「でも、それを無理矢理実現させてはいけないの」

 

オレンジペコ「,,,,,,ッ!」

 

ダージリン「努力家になりなさい」

 

ダージリン「こんな力に頼らずに」

 

オレンジペコ「,,,,,,,,」

 

ダージリン「さぁ、戻ってきなさい」

 

ダージリン「いつもの、オレンジペコに」

 

オレンジペコ「ウゥ,,,,ダージリン,,,,サマ,,,,」

 

 

その時だった。

 

 

オレンジペコ「ッ!!!」

 

ダージリン「オレンジペコ!?」

 

オレンジペコ「痛い!頭が!!痛い!!」

 

 

急にオレンジペコが頭痛を訴え始めたのだ。

 

 

ダージリン「オレンジペコ!!しっかりして!!」

 

オレンジペコ「ダージリン様,,,,」

 

オレンジペコ「,,,,,,,,」

 

オレンジペコ「フゥ,,,,アブナカッタ」

 

ダージリン「!!!」

 

 

急に人格が変わったかのように

オレンジペコは復活した。

 

 

ダージリン「あなた,,,,オレンジペコ,,,,なの?」

 

オレンジペコ「マァ,,,,ソウデスネ」

 

オレンジペコ「ソレヨリ,,,,」

 

 

オレンジペコはまたエリカの方を向き直した。

 

 

オレンジペコ「アナタヲ,,,,コロス!!」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

エリカ(オレンジペコの様子が変?)

 

エリカ(それもあの注射器のせい,,,,?)

 

???(ナニヲカンガエテイル?)

 

エリカ(またあなた?)

 

エリカ(いつまで私のなかにいるの?)

 

???(ベツニキマッテイナイガ?)

 

???(ソレヨリドウスルンダ?)

 

???(コノママイクトタブンシヌゾ?)

 

エリカ(わかってるわよ)

 

エリカ(だからまた力を借りるわ)

 

???(ホウ?コンカイハヤケニスナオダナ?)

 

エリカ(別にいいじゃない)

 

???(ジャアイクゾ?)

 

エリカ(ちょっと待って)

 

???(,,,,ナンダ?)

 

エリカ(そんな無差別に人を殺さないでね?)

 

???(,,,,,,,,)

 

???(アァ)

 

 

 

 

 

 

オレンジペコ「エリカサン、シンデクダサイネ?」

 

 

エリカに向けてオレンジペコの

触手が飛んできた。

だが、今回は違った。

 

 

エリカ「,,,,,,,,オソイ」

 

 

エリカはオレンジペコの触手を素手でつかんだのだ。

 

 

オレンジペコ「ウソ!?」

 

 

オレンジペコは後ろに引き下がった。

 

 

オレンジペコ「ツイニショウタイヲアラワシマシタカ!?」

 

エリカ「,,,,イキナリオマエハナニヲイッテイル?」

 

オレンジペコ「,,,,デハシンデイタダキマス!!」

 

エリカ「ソウカ」

 

エリカ「ナラオレモゼンリョクデイコウ」

 

 

 

ダージリン(俺,,,,?)

 

 

オレンジペコは触手をエリカに向けて一突きした。

だが、エリカはそれを易々とよけ

今度はエリカがオレンジペコに攻撃を仕掛けた。

 

 

エリカ「,,,,ナニ?」

 

オレンジペコ「ワタシノヨロイカタイデショウ?」

 

 

オレンジペコの触手は鎧のように固くなっていた。

 

 

エリカ「タシカニナ,,,,」

 

 

エリカは少し考えたあと、

 

 

エリカ「ダガ,,,,」

 

エリカ「コレナラドウダ?」

 

 

エリカはオレンジペコにゆっくりと歩み寄った。

 

 

オレンジペコ「ソンナコトシタラシニマスヨ?」

 

エリカ「オソイ」

 

 

すると、エリカはオレンジペコの背中を

触手で貫通させた。

 

 

エリカ「ユダンシタノガウンノツキダッタナ」

 

オレンジペコ「ナ,,,,ナニ!?」

 

 

オレンジペコは前に倒れ、

そのまま起きることはなかった。

 

 

ダージリン「オレンジペコ!!?」

 

 

ダージリンはオレンジペコの元に歩み寄った。

 

 

ダージリン「しっかりして!!オレンジペコ!!」

 

ダージリン「,,,,,,,,」

 

 

ダージリンはゆっくりとエリカの方を向いた。

 

 

ダージリン「,,,,,,,,どうして」

 

エリカ「,,,,ニゲて!!!」

 

 

エリカはダージリンに向けて叫んだ。

 

 

ダージリン「,,,,え?」

 

エリカ「お願い,,,,ニゲテ,,,,」

 

エリカ「もう,,,,コロシたくないの,,,,」

 

ダージリン「,,,,,,,,」

 

 

ダージリンはエリカの元を去っていった。

 

 

エリカ「,,,,,,,,」

 

 

エリカ「これで、ヨカッタノカナ?」

 

???(アァ、タブンナ)

 

???(サァ、ショクジノジカンダゼ?)

 

エリカ「,,,,,,,,」

 

エリカ「うん、ソウダネ,,,,」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エリカ「ハヤク食べよう,,,,」

 

 

 

 

 

チャプター4   END




みて下さりありがとうございました!


目次 感想へのリンク しおりを挟む




評価する
※目安 0:10の真逆 5:普通 10:(このサイトで)これ以上素晴らしい作品とは出会えない。
※評価値0,10についてはそれぞれ11個以上は投票できません。
評価する前に
評価する際のガイドライン
に違反していないか確認して下さい。