歌姫たちと歌えない戦士の物語 (ゼロ・アース・コア)
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始まり
プロローグ


ども、はじめましてゼロ・アース・コアです。読む方専門でしたが妄想が爆発したので自己満足で書きます。初投稿なので至らないところもあると思いますがよろしくお願いいたします。


 俺はすごい場所にいる。

真っ白で広大なところだ。

 

「なんだここ…とりあえず人探すか」

 

俺は真っ白な空間を歩く。ひたすら歩く。そして歩くこと30分。

 

「誰もいねぇ…」

 

「まぁこんなところにはいねぇよな。」

 

だとすると暇だな。

 

「とりあえず寝るか…」

 

「Zzz…」

 

「…きて……ださい…」

 

「Zzz」

 

 

「起きて下さい!!」

 

「スミマセン」スッ

 

「やっと起きましたね」

 

「…誰?」

 

「私は女神です。驚きました?戦さん!!」

 

「女神ですかそうですか」

 

「…驚かないのですねあなたは」

 

「こういう性格だ。仕方ないだろ」

 

 

「えーその話はおいといて…あなたには言わなければならないことがあります。」

 

「はい」

 

「あなたは死んでしまったんです」

 

「はい、それで?」

 

「転生させるんで…ってやっぱり驚かないんですね。」

 

「…話を進めてくれ」

 

 

「はい、あなたを転生させることにしました。」

 

「転生ですか…なんで?」

 

「あなたが死ぬまでの人生が悲しすぎたからです。」

 

 

「そうか…」

 

 

 

 

話によるとでで転生には転生特典と転生する世界を決めなければならないらしい。そして俺は少し考えて女神様にこう言った。

 

「メモとかってあります?」

 

「ありますよ。はいどうぞ。」

 

「じゃあこれでお願い。」

 

「これは…いいえ、わかりました。」

 

そして女神様が俺にてをかざすと、俺の体に変化が始まる。

 

「これで完了です。」

 

 

「ではそろそろいきますか?」

 

 

「あぁ、頼む。」

 

 

「あなたの二度目の人生が幸せになりますように。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やっと来れたぞ!」

 

 

体感2日ってところか………長すぎるわ!ボケェ!!

進んでる感覚はあったけど暇だったなぁ…

さて、ここはどこかなぁ。

 

 

「ここは私が作った固有結界の中だ。我がマスター。」

 

 

「……ゼロか?」

 

 

「そうだ、マスター。私はマスターと女神によって産み出されたマスターの中身を反映し、マスターと融合した存在だ。」

 

 

「今はいつだ?」

 

 

「戦姫絶唱シンフォギアでツヴァイウイングのライブでのあの事件の三年前だ。」

 

 

「よし、それならお前の力を使いこなせるようにしなければな。」

 

 

「基本的に私の力はマスターの心の影響を大きく受ける。つまりマスターがしっかりしていれば私の力が低下することはない、例外はあるがな。」

 

 

「じゃあ、ちょっと気合い入れてみるか…」

 

 

 

 

「ハアアアアアア!!!」

 

 

 

 

 

「……こりゃあすげぇ…力が溢れてくる…」

 

 

 

「とりあえず、第一段階クリアだ。マスター。ならば、その姿を通常形態にしよう。」

 

 

「あぁ」

 

 

 

俺の体には両腕と両足にアーマーがつき、服が青くなっていた。

 

 

「この調子でいけば間に合うか?」

 

 

「間に合うぞ。マスター、このままいけば二年で完璧に使いこなせるようになる。」

 

 

「そうか。それとゼロ。」

 

 

「なんだマスター?」

 

 

「よろしくな。」

 

 

「ッ!!あ、あぁ…」

 

 

「まさか…恥ずかしがりかお前。」

 

 

「し、仕方ないだろう!マスターの心象を反映してるとはいえ、私はまだ産まれたばかりだぞ!それに私は女なんだ、マスターの全てを知っているからこそ…「はいそこまで」

 

 

「だからからかったのさ。」

 

 

「…マスターは意地が悪い。」

 

 

「知ってるさ、自分のことだしな。」

 

 

こりゃあ面白いことになりそうだな。




こんな感じでしか書けませんが続けて読んでほしいです。


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時野 戦 プロフィール

連続投稿です。
なんかダンダンノッテキタので主人公のプロフィールをかきました。


時野 戦(ときの いくさ)

 

 

身長:175cm 体重:68kg

 

分類:転生者

 

種族:サイヤ人

 

起源:剣 属性:未来

 

 

使える特殊能力

 

気(DB)

 

人間が元々持っている力だが修行をしないと使えない

使いこなせるようになると空を飛んだり、強力な気攻波が撃てるようになる。気が消えると死ぬがイクサは例外で死なない。

 

 

投影魔術(未来剣)

 

イクサだけに許された魔術。某赤い弓兵と似ているがその本質は全く違う。投影するには二つのプロセスをクリアしなければなならない。まず、剣を解析し、その剣にある無限にある可能性の未来を見て、もっともすぐれた剣になる可能性の未来を投影しなければ、ただの脆い棒になる。なおこの力の影響で世界や親しい人物の未来が見える。しかし、必ずしもその見た未来にはならないが大抵その見た未来になる。なのでイクサはそれに苦しむこともある。ちなみに固有結界として使うこともできる。詠唱は物語で書きます。

 

超サイヤ人(修行)

 

肉体がサイヤ人なため、なれる。しかし超サイヤ人のきっかけが怒りのため、変身したとき落ち着いて動けるように修行することでものにした。1話開始時は超サイヤ人4にもなれるようになってはいるがそもそもそこまでの敵がいない。なるとしても超サイヤ人くらい。

 

 

所持品

 

生活用品が入ったバック

 

 

隔離剣 ゼロ

 

イクサが自分の力を注ぎながら作った剣。名前があの慢心王のあれに似ているがパクりではない。こんな名前なのはこの剣斬ったところや場所が「隔離」されるため。この剣で人を斬ると痛々しい傷痕がそのまま残る。ちなみに最大出力だと慢心王のあれにも地力で勝るが、イクサの腕が文字通りズタボロになる。

 

お気に入りのマフラー

 

転生する前からのお気に入り。女神に頼んで持ってきてもらったので常に首に巻いている。外す時は、ガチで戦う時のみ。

 

 

騎士王の聖剣(ミニ)

 

首にかけているアクセサリーに見えるもの。なぜ持っているのかと言うと転生したあとの修行中に遭遇した、騎士王(槍)になんか認められ貸してもらっている。使用する時はシンフォギアとして使用する。名前がカッコいいのでエクスカリバーと称している。

 

 

 

 

 

 

 

その他(一番大事)

 

ゼロ・コア

 

イクサの心象を反映し、女神によって産み出された存在。イクサ自身と融合しているため、奪われることはない。男っぽいしゃべり方だがすごい乙女(これ重要)なため、イクサが好き、すごい好き。簡単に言うとイクサの女版。

 

 

時野 戦

 

死ぬまでも悲しすぎる人生だったため、女神に幸せになってほしいと言われて転生した。アニメで好きだったシンフォギアの世界に行けてよかったと思っている。ちなみに転生後は17歳に戻っていたので驚いていた。(転生前は27歳)




次から本編に入ります。うろ覚えのシンフォギアの1話ですが、そこはアレンジで補え俺。


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第一話 あれから三年

ども、ゼロです。前書きやあとがきで主人公の設定の補足、つけたしをしていきます。
なぜかって?設定なんてものは途中から増えたり、変わったりするじゃん。そういうことだ。


「こっちの世界にきて、もう三年か、早いなぁ。」

 

 

あれから、三年がたった。

この三年間はこの世界のことを調べたり、修行したりしていた。自分の生活はわりとなんとかなっているし、(野宿だが…)修行のおかげで自分も強くなった。

修行の一貫でノイズとも戦った。

ノイズは位相差障壁という能力を持ち、異なる世界を行き来するので、通常の物理的攻撃はあまり効果がない。なので隔離剣ゼロの能力の元となった俺の異なる世界を作り出す投影魔術の応用で、異なる世界ごと攻撃することでノイズを倒してきた。

そして最近になってから、ノイズが出現することが増えてきた。まぁ、あの人が動いているのは理解しているが目の前にノイズが出てこないと倒す気がおきない。自分はあのセイギノミカタのように、機械にはなりたくないからな。

 

 

「さて、マスター彼女らと関わるにはまずライブに行かなければならない。この意味がわかるな。」

 

「わかってるさ、チケットだろ?」

 

「問題はそこじゃない。彼女らは人気アイドルだ。うかうかしてると、チケット取れねぇぞ。」

 

「そこはちゃんと考えてある。大丈夫だ、問題ない。」

 

「それは問題あるやつだろ!!」

 

「冗談だ。予約はもう取ってある。」

 

「何っ!!いつの間に…」

 

「お前が寝てる時さ。」

 

そう、ゼロは産み出された存在で、イクサの手の甲に結晶体として埋め込まれているが基本的に人間と同じ生活リズムで動いているのだ。そのためゼロが寝てる時はゼロ・コアの力が使えないのだ。別に困ったりしないのだが…。

 

 

「で、どのあたりの席だ?」

 

「端の方の席だ。あいつらに遭遇がしやすそうでいいだろう。」

 

「確かにな。ノイズが現れてからなら一番遭遇がしやすい位置だな。」

 

「あと2日だ、それまでは大人しく暮らしとこうぜ。」

 

「そうだなって一年前から大人しくしてるだろ!!」

 

「ソウダッタ、忘れてたぜ」

 

じつは一年前に修行が一段落したんで、ただただ大人しく暮らしていたのだ。久しぶりに普通の生活だったんで忘れてたんだよ…たぶん…。

 

 

 

 

 

 

2日後

 

「とうとう来たな」

 

「はい、マスターがたくさんの命を見捨てる日です。」

 

「それを言うな、それを。」

 

「事実ですし。」

 

「そこはこう…あるじゃん、雰囲気的なあれがですね…」

 

「事実ですし。」

 

「二回言うな!二回!!」

 

「大事なことなので…」

 

 

そうだ、俺はこの日の事件で大量の人を見捨てるのだ…ある人を救うために…。

 

「そう気負うな、女神も言っていただろ。好きなように生きろとな。」

 

「言ってたな、そんなこと。」

 

「まぁいい、マスターが好きな歌を聞きに行こうぜ。」

 

「そうだな。」

 

好きな歌、かぁ…もう歌えないんだよな俺は。

どうやっても旋律を破壊しちまう。クソッタレ…。

だからもう聞くことしか出来ないから、この歌が力と変わるこの世界をえらんだんだよな…。

 

「よし、しめっぽいことはなしだ。全力で盛り上げるぞ!!

ゼロ!!」

 

「あぁ了解だ、マスター!!」

 

 

 

 

逆光のフリューゲル後

 

「あぁ!!、いい歌だ!!興奮が収まらねぇ!!」

 

 

『まだまだいくぞー!!』

 

「しゃあ!!もっとだ!!もっと歌ってくれ!!」

 

「「「おおおおおおおおおおお!!!!!」」」」

 

 

ORBITAL BEAT後

 

「いいぞ!!もっとd『盛り上がってるところすまない、マスターそろそろノイズが…』

 

 

 

「きゃああああああああ!!!!!」

 

 

 

「ちっ、良いところで…」

 

 

『マスターわかってるな!ノイズを残滅しながら彼女らのところへ向かうぞ!!』

 

「わかってる、ゼロ!!」

 

『了解だ、マスター!!』

 

 

俺の両腕両足に青の結晶体が埋め込まれた白いアーマーが生え、服が青くなり、耳にはトゲが一本刺さったような青と白を基調とした耳当てが生える。

 

『ハアアアアアア!!!』

 

 

 

奏&翼SIDE

 

「飛ぶぞ、翼!この場に槍と剣を携えているのはあたしたちだけだ!」

 

「あ…で、でも司令からは何も…「っ!!」奏!!」

 

 

「CroitzalronzellGungnirzizzl…」

 

 

奏&翼SIDE off

 

 

BGM 君ト云ウ 音奏 尽キルマデ

 

 

イクサSIDE

 

 

『ふっ…ハアアアアアア!!!たああああ!!!』

 

ーー撃!ーー

 

『っ~!!数が多い!!わかってはいたが…限度ってもんがあるだろうが!!』

 

『ハッ!!おりゃあああ!!…!?…っ!!しまっ…ぐううううううう!!!!』

 

ーー撃!ーー

 

『フン!』

 

さすがに一年も使ってねぇといつもと違って体に痛みが走るか…。まぁいつもがおかしいんだが。ゼロを纏う時、体から青い結晶体が生えてきても全然痛くねぇしなぁ。

 

『ハアアアアアア!!!』

 

ーー閃!ーー

 

…単純に数が多いのが面倒だな。

どんなカスでも数を集めれば、超人をボコボコに出来るしな。

 

『…あいつらはまだ大丈夫かな…?』

 

 

「おい!死ぬな!、目を開けてくれ!!」

 

 

 

奏&翼SIDE

 

「生きるのを諦めるな!!」

 

「っ!!奏!!」

 

「なっ!しまっ…」

 

あたしにノイズが迫る。たぶんこれはまずい。避けられない。

 

 

 

 

ーー斬!ーー

 

 

 

 

『…大丈夫ですか?奏さん』

 

 

 

奏&翼SIDEoff

 

 

イクサSIDE

 

 

「あ、あんたは…」

 

『話はあとだ。ノイズを片付けてからだ。』

 

…あっぶねぇ!!もう少しで奏が死ぬところだった。かっこつけたはいいが、間に合ってなかったら……間に合ってよかった…。

 

『っ…ハアアアアアア!!!』

 

ーー駆!ーー

 

『ハッ!!』

 

ーー撃!ーー

 

『フッ!』

 

ーー撃!ーー

 

『ダッ!』

 

ーー撃!ーー

 

『ハアアアアアア!!!』

 

ーー閃!ーー

 

『くらえええええええ!!!』

 

ーー発射!ーー

 

《気攻波》

 

ーー爆!ーー

 

半分は消せたか…ん?

 

 

 

奏SIDE

 

『いつか、心とからだ…全部空っぽにして…おもいっきり歌いたかったんだよな…。今日はこんなにたくさんの連中が聞いてくれるんだ。だからあたしも出し惜しみなしでいく。』

 

『絶唱…奏さん、死ぬつもりか…?』

 

 

「死にたくなんてない。でも…」

 

『なら、その命俺に預けて見ないか?』

 

「初対面のやつにか?…信用できるわけないだろ。」

 

『じゃあ、あんたはおもいっきり唱えばいいさ、俺が勝手に助けるだけだから…』

 

「そう…………とっておきのをくれてやる…絶唱!!」

 

『GatrandisbabelzigguratedenalEmustolronenflneelbaralzizzl…』

 

「いけない!奏!!唱ってはだめ!!」

 

『GatrandisbebblzigguratedenalEmustolronzenflneelzizz…』

 

奏&翼SIDEoff

 

イクサSIDE

 

こりゃあ…すげぇ…これが命の輝きか…。って!!かんしょうにひたってる場合じゃねぇ!!奏を救わないと…。

 

「こないで!」

 

あ…やべぇ翼のこと忘れてた…。

 

「なぁ…翼、知ってるか?おもいっきり唱うとな…すっげぇ腹減るんだぜ。」

 

「それ以上しゃべってはだめ!!」

 

『ちょっと失礼』

 

「こないで!」

 

うわぁ…超警戒されてるは…仕方ないのはわかるが…

 

『でも…そのままだと奏さん死んじゃうよ。』

 

「っ!!あ、あなたが奏に絶唱を歌わせたのでしょう!!

 

『俺じゃあ止められなかった…いや、誰も止められるはずがないさっきの奏さんの顔は死を悟った顔だった。』

 

「っ!!」

 

『とりあえず奏さんは死なせない。約束だ。』

 

「まっ…」

 

俺は奏の胸のあたりにてを当てる。

 

『再生&治療…開始。』

 

「!?」

 

『っ!!…くぅぅぅぅ』

 

命の再生はやはりここまでくるか…にしてもこんなボロボロの体で唱ってたのか…すげぇな、歌えない俺と違って…

 

「何を…してるの?」

 

『さっき…いっ…た通り…だ…再生…と…治…療だ』

 

痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛いとにかく痛い。奏を助ける前に俺が死にそうだ。だが、ここでくたばってたまるか!!

 

『ぐうううううう!!!!!!』

 

「なんで…そこまでして…」

 

『あんたたちが唱う歌が大好きだからだ!』

 

「!!」

 

『理由はそれだけで…充…分…だ』

 

『あと少し……ぐっ!』

 

あと少し…なんだがあと少しが一番がきついんだよな…痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!だ、だがもう少しだ!!ふんばれ!、俺!!

 

 

『ぐっ!アアアアアアア!!!!』

 

「…………」

 

『こ、これで終わりだ…』

 

「ほ、本当に!?奏!奏!!」

 

「…んん…翼?」

 

「奏!!良かった……」

 

『はぁ…はぁ…はぁ…』

 

「…本当にあたしを助けてくれたのか?」

 

『…はぁ…はぁ…あぁ、』

 

「な、なんで…」

 

『翼さんにも言ったがあんたたちの唱う歌が大好きだからだ。』

 

「そ、そうか///」

 

『じゃあ、おれはこれで…』

 

「………ハッ!!待って!!」

 

『なんで?』

 

「あなたは絶唱を知っていた。それはなぜ?」

 

「そういえば、そうだな。なんでだ?」

 

『……悪いがそれはまだ言えない。』

 

「それなら、あなたをここで返すわけには行かないわ。」

 

「悪いが捕まってもらうぜ。」

 

『ここで捕まるわけにもいかないから一応、名乗っておくか。俺は、“ゼロ”だ。覚えておいてくれ。それじゃ!』

 

「逃がさねぇ!!」

 

ーー消!ーー

 

「なっ!?消えた!?」

 

「彼は一体…?」

 

 

 

 

 

 

 

 

危ない危ない…そういやそうだったな。ノイズに対抗出来る力を知っていたり、持っていたりすると調べるために捕まえられるんだったな。とりあえず目的の一つは達成した。次は二年後か。

 




はい、今回は奏たちとの初対面でした。
ノイズを一掃し、奏たちに『ゼロ』と名乗ったイクサ。話はさらに二年後へと進みます。






イクサの設定の追加と補足

再生能力

イクサ自身に転生特典で付与された無限の再生能力。手を対象者にかざすと再生させることが出来る。しかし、けがや再生させる場所の大きさによってイクサ自身にかかる負担が増える。命の再生が一番くる。

ゼロ・コア

イクサと融合しているためゼロを纏う時に腕や脚から生えてくる。大抵の人間は体から生えてくる結晶体の痛みに耐えられず死に至るがイクサは痛みすら感じなくなってしまっている。様々な形態に変化が可能。


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第二話 世界最長の二年間

ども、ゼロです。イクサの設定でゼロを纏う時、結晶体が生えてくるのに痛みすら感じなくなっていると書いていますが、矛盾に気付きましたか?それの理由はこの話で説明します。


二課SIDE

 

「ノイズに対抗出来る謎の力を持った青年…か。」

 

「はい、ノイズから攻撃を受けても吹き飛ばされるだけですんでいました。」

 

あのライブから、少したった。ツヴァイウイングのライブ襲撃事件は、多大な犠牲者をだして幕を閉じた。いろいろと問題はあるが、ノイズを倒し奏を助け“ゼロ”と名乗った青年のことを顔の特徴であった頬にある十字の傷痕、それを元に調べて見たが…奏たちが見たという青年の写真や情報は何一つとしてなかった。ただノイズに襲われなんとか生き延びたある被害者から有力と思われる情報を得ることが出来た。

 

『ノイズに襲われた時、ノイズに囲まれもうダメかと思ったら、青い光が走ったんです。そして目を開けると青年がノイズを残滅していたんです。笑いながら。』

 

だがこれだけの情報でさがしだせる訳がない。

 

「彼の捜索は一度、打ち切る。だがもし次に発見すれば今度は必ず、捕獲し彼から話を聞き出す。いいな!!」

 

「わかりました。司令!」

 

「了解だぜ!旦那!!」

 

 

 

奏&翼SIDEoff

 

 

 

イクサSIDE

 

「なんとか出来たな…」

 

「はい、マスターですがあとが面倒ですよ。」

 

「そうだよなぁ…あれは大きなミスだな…あまり情報がないとはいえ、次に見つかったら色々聞き出されるなこりゃ…」

 

ライブ襲撃事件でのノイズ残滅と奏の命を救ったことによって、俺はおそらく謎の力を持った青年として捜索されるだろう。そしてもし捕まってしまえば、死ぬのが確定した命を救ったということで体を弄くられてしまう。そうなればあの女性に目をつけられてしまう。

こうなると俺の考えた計画が狂ってしまう。ある程度の不測の事態は対処可能だが最初から計画が狂うと対処仕切れなくなってしまう。

 

「話は変わるが、ゼロなんであの時お前を纏う時、体に痛みが走ったんだ?俺はもう纏う時は痛みを感じなくなっているはずだが…」

 

「あぁそのことか私もその話をきりだそうど思っていたところだ、あれはな、完全聖遺物ネフシュタンの鎧が覚醒させられたことによる共鳴反応だ。」

 

「なんで共鳴すんだよ…お前は聖遺物ではないだろうが…」

 

「違う、あれは“私達”が反応したんだ。」

 

「俺達…だと?」

 

「あぁネフシュタンの鎧の力は覚えているな」

 

「再生…だろ…それが何か関係が……まさか!!」

 

「そのまさかもあるがあれは再生能力の応用で融合の力も使えるんだ」

 

「融合…だから“俺達”…か」

 

「実はまだ理由はある」

 

「マスターが極位物《きょくいぶつ》になっているからだ」

 

「極位物…?なんだそりゃあ」

 

「その名の通りだ、究極の位へと至り、それさえも超えた存在を総称するもの、マスターはそういう存在になっている、知らなかったのか?」

 

「いや、知らねぇよそんなん…」

 

「まぁ仕方ない…か」

 

「究極の位に至り、それさえも超えた…か、 まぁ肉体がサイヤ人の時点でなぁ…限界なんぞないしな」

 

「修行すればどんどん強くなって行くもんなぁ…マスターは選択をミスったのでは?」

 

「俺のことしってんのに否定すんなよ…」

 

「ははっ、冗談だ」

 

「それよりどうする完全聖遺物が覚醒するたびに俺は極位物に成っちまってるから体に痛みが走るんか?」

 

「修行でなんとかなるにはなる…が相当きつい修行だぞ」

 

「構わねぇ…痛ぇのはごめんだからな」

 

「マスターがいいならいいが…」

 

「でどんな修行なんだ?」

 

「新しい力の創造だ」

 

「あぁ…きっついな」

 

新しい力の創造は精神と肉体に凄まじい負担をかける。俺はゼロの力を使いこなせるように修行したときにも力の創造をした。その結果が隔離剣ゼロだ。あとは投影魔術の固有結界化だ。だが膨大な時間がかかる。隔離剣ゼロと投影魔術の固有結界化、それぞれ一年半かかった。だから完全聖遺物のエネルギーの影響を受けないようにする力を作り出すのはさらに時間がかかる。だがその力を二年で完成させなければならない

 

「ゼロ、あの空間を作ってくれ」

 

「あの空間ですね、今回は二年にしますか?」

 

「それで頼む」

 

「了解!創造と展開を開始します!」

 

 

 

 

「創造と展開、完了しました。この空間での二年は外の世界での一時間となります。修行を始めようか」

 

 

 

 

 

 

 

外の世界での二年後

 

「ふぅぅ~…なんとか間に合ったな。もう何百年修行したかわからねぇぞ」

 

「軽く1000年はしたな、マスター…というかよく狂わないな」

 

「……そりゃあもう狂ってるからな」

 

「そう…でしたね…」

 

「さて、これからが計画の一番大事なところだ、あの人も俺を誘き寄せるためにノイズを二ヶ所に配置するだろう」

 

「それを利用させてもらおうか、マスター」

 

「あぁ、計画再開始だ」




イクサの設定と補足

極位物

極位と言われる究極の位へと至り、それさえも超えた存在の総称。似ている言葉に、冠位(かんい)、空位(くうい)、真化(シンか)などか該当する。イクサは修行をしていたらいつの間にかなっていた。

ゼロ・コアとの融合の影響

完全に融合しているため、半不老不死になっている。半不老不死なのは死にたいとおもえば死ねるため。この影響を利用して世界と時間の流れが違う空間を作り出し、修行出来る時間を膨大に伸ばしている。

それではまた次回で


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第三話 始まりの出会い

ども、ゼロです。ちょいとアクシデントがあったので、遅れました。ではどうぞ。


「さてと、そろそろ移動しますかね」

 

「そうだな、マスター」

 

俺は奏たちと再び出会うため、あの人がノイズを召喚するであろう二ヶ所のどちらかに向かわなければならない。だが立花響のところには向かってはならない。彼女の覚醒の邪魔になるからだ。しかし向かう途中で捕まると面倒きわまりない。

 

「ちょっと暇でも潰すか、まだ時間あるし」

 

「わかりました、マスター」

 

ノイズが出現するのは夜だ。今はまだ日がくれてないのだ。場所の検討はついているから大丈夫なはすだ。

 

 

数十分後

 

「日がくれてきたか、そろそろ向かうぞ」」

 

「了解だ、マスター」

 

さっきまではのんびりと舞空術でそらを飛んでいたのだが日がくれたのでその場所に向かうのだ。ちなみにのんびりは俺は基準だだから常人からすれば速すぎるのである。数十分後で地球を二週出来る速度なんでな。それとちゃんとフルステルスだし、レーダーは跳ね返さないようにしてる。

 

「それは私の力だぞ」

 

んなもん知ってるは!!便利だと言おうとしたのだ。

 

「私の力だ」

 

二回言うな!!二回!!はぁ…速く行くぞ。

 

「了解だ、マスター」

 

 

 

 

奏&翼SIDE

 

「同時にノイズの反応を検知!!片方30!!片方70!!司令、これはふたてに別れたほうがよいかと思われます!!」

 

「わかった!!奏!翼!!それぞれでその場所に向かい、ノイズに対処だ!!」

 

「「了解!!」」

 

「しくじんなよ!翼!!」

 

「わかっている!!」

 

 

 

 

????SIDE

 

やつは現れるだろうか。最近この辺りでノイズを残滅していたのが確認されている。だが、私の思い通りには動かないだろう。消えることが確定した命を再生する力と奏を正規の適合者にした力は興味深い。

 

「ふふっ…楽しみだな、アルト、クリス」

 

「あぁ…」

 

「あぁ楽しみだぜ!!」

 

 

 

イクサSIDE

 

「ずいぶんと数が多いじゃねぇか!!予想通りだがなぁ!!」

 

俺はゼロ纏い始める、体から剣のような形をした結晶体が生えてきてそれが両手両足のアーマーとなり、服が青くなる。

 

『行くぞぉぉ!!雑音どもぉ!!』

 

 

 

奏SIDE

 

『奏さん!もう少しで到着します!!』

 

「了解だ!!」

 

『…っ!!生命反応消失!!奏さん!!急いで下さい!!』

 

「ちっ!!やりやがったな!!ノイズ共め!!」

 

 

イクサSIDE

 

『ハアアアアアア!!!』

 

ーー撃!ーー

 

『ちぃ!場所が場所だから戦いにくい!…ちょいと本気だすか』

 

俺の体から青いオーラとスパークが走る。

 

『ハァァァァァァ………』

 

『ふうううぅぅぅ……』

 

『ふん!!』

 

ーー撃!ーー

 

 

 

奏SIDE

 

『謎のエネルギーを検知!!これは二年前と同じです!!』

 

「てことはあいつか!?」

 

『同じ反応なため彼かと!!』

 

『奏!必ず逃がすなよ!!』

 

「わかってるって!!」

 

『謎の反応接近!!気をつけて下さい!!』

 

『ぐううううううう!!!!』

 

 

イクサSIDE

 

「な!!あんた!!」

 

『話は今度こそ後だ!! 今はノイズ残滅が先だ!!』

 

「あ、あぁ!!だがちゃんと話してくれるんだろうなぁ!!」

 

ーー貫!ーー

 

『だから、そういってんだろうがぁぁぁ!!』

 

ーー撃!ーー

 

 

ノイズ残滅後

 

「なぁ…あんたは何者なんだ?」

 

『あぁ、俺は運命を変えr「ガチャン」って捕まったぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!』

 

「すみませんが少しだけこうさせて下さい」

 

「緒川さん!!」

 

俺は変身を解く。

 

「はぁ、面倒だ。ハッ!!」

 

ガチャンと音をたて手錠が落ちる

 

「「なっ!!」」

 

「手錠は勘弁して下さい(切実)」」

 

「はぁ…わかりました。ですが何か変な素振りを見せればもう一度手錠をします」

 

「わかった」

 

「なぁなぁ!あんたの名前はなんなんだ?」

 

「俺は時野戦、歳は20歳だ。イクサって呼んでくれ」

 

「あたしは知ってるよな!!奏って呼んでくれ!!」

 

「あぁわかったよ」

 

「ではイクサさん、ついてきてください」

 

「えと…緒川さんでいいよな、どこへ行くんだ?」

 

「それはついてからのお楽しみつーことで頼むイクサ!」

 

「…わかったよ」

 

「司令、今から連れていきます」

 

『あぁ了解した。だが予想外のことが起こった、急いでくれ』

 

「わかりました。では急いで行きますよ、奏さん、イクサさん」

 

「「りょーかい」」

 

 

二分後くらい

 

 

「ここってリディアンじゃんか」

 

「そうそしてかの学校には秘密がある」

 

「それにしても実際に見るとデカイな」

 

「だろう?ここはあたしも通ってた学校なんだ!!」

 

「そうなんか…俺とは無縁の学校だな」

 

「これから無縁じゃなくなるけどなぁ」

 

知ってるんだよなぁ…ちょいちょいここにきてたし…

 

「もう少しです、降りる準備をしてください」

 

「了解だ」

 

 

また二分後くらい

 

 

俺達はあのエレベーターに向かって歩いていた。

 

「はい、これにつかまってて下さい」

 

「はい?」

 

「ビビるなよイクサ」

 

「え?なんdわあああああああああああああ!!」

 

「だから言ったのに…」

 

「ははっ仕方ないですよ」

 

演技するのもだるいなぁ…いや仕方ないんだが…

 

 

一分後くらい?

 

「ようこそ!!特異災害対策機動部二課へ!!」

 

「………………………」

 

「お近づきのしるしに写真を」カシャ

 

「………………………」

 

「おい、どうしたイクサ?おいってば!!」

 

 

俺が自我を取り戻してから、説明が始まった。もちろん立花響もいる。

 

「で君には聞きたいことが山ほどあるがまずは、自己紹介をしてもらいたい。そうすれば話も聞きやすいからな」

 

「わかった、俺は時野戦、歳は20で、好きなことは音楽を聞くことだ、イクサって呼んでくれ。こんなんでいいか?」

 

「あぁ……いきなりですまないが君はその力をどうやって手にしたんだ?」

 

やべぇな…一番大事なのことを考えてなかったな、まぁ事実を言うか

 

「それは俺もよく分からないんだ、ただとある空間でてにいれたとしか言えない。だがこの力と俺の状態は説明できるそれでもいいか?」

 

「ああ、かまわない」

 

俺は手袋をはずす

 

「「「「「なっ!?」」」」」

 

「これはアース・コアと総称されているものだ。契約、適合または融合した者の起源を元として変化する力。俺の場合は融合だ、みての通りコアを纏っていなくても手から結晶体が生えている。グロいだろう?こうなっている時点で普通ならば死んでいるが俺は例外だからな。何故ノイズを倒せるかは、ノイズのいる異なる世界に干渉し攻撃しているからだ。俺はちょいと違って異なる世界ごとぶん殴っているが。この力は使う者の精神にも影響され、変化することもある。そして纏っているコアは『覚醒式起源装束』とも言われている。俺はそのまえに『融合型』がつくから体から青い結晶体が生えてきてそれがアーマーになるけどな。さらに様々な姿に変化が可能だ。ざっとこんなもんだ。」

 

「あぁ理解はできた、つまりノイズを対処するには充分な力か」

 

俺は手袋をはめる

 

「その…大丈夫なんですか?体から生えてくるなんて…」

 

「別の意味で大丈夫じゃない、俺は体から結晶体が生えてきても痛みすら感じることはないからな」

 

「なっ!?じゃあそんな状態であたしを助けたって言うのかよ!!」

 

「何か問題でも?」

 

「イクサ…あなたは…」

 

「俺だって理解しているが変えられないんだよ、それが今の俺を作ってるからな…あーもう!しめっぽいのはなしだ!!とりあえずこれからよろしくな!!」

 

「イクサ、君は俺達に協力してくれるのか?」

 

「あぁ喜んで協力させてもらうぞ」

 

「はぁ…よかった」

 

とりあえず計画の第一段階クリアだ。あとはそれぞれの状況に対応していくだけだ。

 

 




はい、いきなり設定と補足いきまーす。

イクサの服装

常にマフラーと手袋をはめているから暑そうだがイクサはそうは感じていない。その理由はイクサの体の状態は常に平常だからだ。だから病気にもならないし、もし変化してもすぐに戻ってしまう。

アース・コア

契約、適合または融合した者の起源を元として変化する力。世界中でも日本にしかその力を持つものは現れることはない。だが日本にも200人程しかいない。イクサの場合は起源が剣のため大抵武器は剣になる。そしてこの事変にはこの力をもったものは三人関わることとなる。

今回はこんなもんで、ではまた次回。


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第四話 敵と味方

ども、ゼロです。今回はいきなり設定と補足ですー。

超サイヤ人(修行)

前はなるとしても超サイヤ人くらいと書きましたが例外はあります。そしてこの物語は例外のほうが多いです。
オリジナル超サイヤ人もあります。これは出てからのお楽しみで。

投影魔術(未来剣)

前に固有結界も出来ると書きましたが、細かく言うとなにもない世界を作り、その中の投影した剣を入れているだけ。無限の剣を入れなければならないため、作り出した世界は4つある。四つ目はまだ空っぽ。

はい、本編いきまーす。あ、あと時系列は少しいじってます。


イクサSIDE

 

「ノイズの反応を検知!!同時に五ヶ所に出現!!」

 

「近い…な」

 

「迎え撃ちます!」

 

「あたしも行くぜ!」

 

「…っ!!」

 

「待つんだ!君はまだ…」

 

「私の力が誰かの助けになるんですよね!シンフォギアの力でないとノイズと戦うことは出来ないんですよね!!…だから、いきます!!」

 

あぁ…やっぱり立花は…二年前に…

 

「誰かのためにだなんていいこですねあのこ」

 

「果たしてそうだろうか…翼のように幼いことから戦士としての鍛練を積んできたわけではない、ついこないだまで日常の中に身をおいていた少女が誰かのために命を懸けて戦いに赴けるのは、イビツなのかも知れないな」

 

うーん…言うべきか言わないべきか…うーん…言うか

 

「あぁ異常だよ」

 

「イクサくん…」

 

「イクサさん、それは本当にそうなのかい?」

 

「そうだ、理由もなしに誰かを助けることなんざ、自分自身を切り捨てることと同じだ。…人間には自分自身を守るための自衛心がある、だが立花にはそれがない…自分が傷つくことに慣れすぎている…なんか危なっかしいから俺も行ってくる」

 

「あぁ…」

 

俺は駆け出す。

 

 

 

翼&響SIDESIDE

 

「だから、翼さんと一緒に戦います!!」

 

「…そうねあなたと私、戦いましょうか」

 

「え?そうじゃなくて翼さんたちと一緒に協力して戦うんです!」

 

「わかっているわそんなこと、だから試してあげるの」

 

「待てって翼!!」

 

「ハッ!!」

 

「っ!!」

 

《天の逆鱗》

 

 

 

 

「らぁああ!!」

 

 

 

イクサSIDE

 

俺は天の逆鱗の先に蹴りをかます。

 

「っ!!イクサ!!邪魔しないで!!」

 

「翼!お前のやりたかったことはわかってる!でもやりすぎだ」

 

「そうだ、やりすぎだ」

 

「おじさま!?」

 

「それと立花!そんな生半可な覚悟で戦えて行けると思うな!!」

 

「私はちゃんと覚悟を決めて…」

 

「そうじゃねぇ!迷いがあってもいい!ただ一つに決めろ!そうすればいい!!」

 

「イクサ、そこまで言わなくても…」

 

「言わなければならない!!命を無駄にしてほしくないからだ」

 

「…わかりました、私ちゃんと考えてきます!」

 

立花は考えこんじまうからこういうこといっちゃいけないんだが仕方ないか…

 

「はぁ、人を叱るのは好きじゃないんだがなぁ…」

 

「…とりあえず本部に帰るぞ」

 

「あぁ…」

 

 

 

 

二日後

 

「悪い!遅れた!!」

 

「奏さんは大丈夫でしたか!?」

 

「大丈夫そうだ!体調もどんどんよくなってる!!」

 

翼が立花を試そうとしてから次の日に奏が風邪を引いたから世話をかけてやった。飛びっきりの笑顔は反則だろ…って今は行かなきゃ!

 

「で状況は!?」

 

「響さんが対応しています!ですが響さんだけだと心配です!」

 

「場所は!?」

 

「この建物の近くです!!」

 

「サンキュー!それさえわかればいい!!」

 

 

 

翼&響SIDE

 

「私にだって守りたいものがあります!!だからっ!!」

 

「…………………」

 

 

 

「だから、なんだって?」

 

「っ!!何者!?」

 

「へぇこいつらが捕獲対象か?」

 

「違う、白と黄色のシンフォギアのやつだけだ」

 

…なっ!?忘れるものか、二年前私の力不足で奪われた…

 

「ネフシュタンの鎧…!?」

 

ネフシュタンの鎧を纏った少女の隣にいる男が言う。

 

「へぇてことはこの鎧の出自をしってんだ」

 

「二年前、私の不始末で奪われたものを忘れるものか!!なにより私の不手際で奪われた命を忘れるものか!!」

 

そして私は剣を構える。

 

「やめてください!!翼さん!相手は人です!!人間です!!」

 

「「「戦場で何をバカなことを!?」」」

 

「…っ!!むしろあなたたちときがあいそうね」

 

「だったら仲良くじゃれあうかい!?アルト!私に合わせろ!!」

 

「あいよ」

 

《青の一閃》

 

しかしネフシュタンの鎧を纏った少女に弾かれる。そしてアルトと呼ばれた男が向かってくる。

 

「はぁ!!」

 

「くっ!………?…がっ!」

 

しかしネフシュタンの鎧を纏った少女に蹴り飛ばされる。これが完全聖遺物のポテンシャル!?

 

「ネフシュタンの力だけだと思わないでくれよぉ!!私とアルトのてっぺんはまだまだこんなもんじゃねぇぞぉ!!」

 

「翼さん!!」

 

「お呼びじゃねぇんだ、こいつらでも相手してろ」

 

男がノイズを召喚する。

 

「っ!!ノイズが操られてる!?…くっ!そんなっ!」

 

ーー撃!ーー

 

ーー防!ーー

 

「その子にかまけて私をわすれたか!?」

 

「調子にのるな、人気者」

 

ーー撃!ーー

 

「かはっ!」

 

私は男に吹き飛ばされる。そしてネフシュタンの鎧を纏った少女に踏みつけられる。

 

「のぼせ上がるな!誰も彼もが構ってくれると、おもってんじゃねぇ!!」

 

「くっ!」

 

「この場の主役だと勘違いしてるなら教えてやる、狙いははなっからこいつをかっさらうことだ」

 

「へっ?」

 

「鎧も仲間もあんたにはすぎてるんじゃないのか?」

 

「繰り返すものかと私は誓った!」

 

《千の落涙》

 

「っ!!ちぃ!!」

 

「はぁ!!」

 

ーー撃!ーー

 

ーー避!ーー

 

「なっ!?」

 

私の目の前で男がエネルギーのようなものを私に向けていた。

 

「終わりだ…」

 

《フレア・ブラスト》

 

まずい!さけられな…

 

 

 

焔殺し(ほむらごろし)

 

『ハアアアアアア!!!』

 

 

 

イクサSIDE

 

「イクサ!?」

 

『わりぃ、遅れた、まだやれるか?』

 

「当たり前だ!この程度で折れる剣ではない!!」

 

『ならお前はネフシュタンのほうをやれ、俺は男の方をやる』

 

「なんだぁ?てめぇ?」

 

『イクサという以後よろしくー』

 

「何をとち狂ってやがる!!」

 

『…ずいぶんと久しぶりだな、五年ぶりか?アルト』

 

「な!?知り合いか!?」

 

「まぁな、幼なじみってやつだ、それとあいつがもう一人の対象だ」

 

「そうかい!じゃあとっとと終わらせるとするか!」

 

『…舐められたものだな、アルト場所を変えるぞ!』

 

「そんなことさせるとでも思ってんのか!?」

 

『連携なんぞさせるとでも思ってんのか!?』

 

ーー消!ーー

 

「なにっ!?」

 

ーー閃…ーー

 

『(ニヤッ)』

 

ーー爆!ーー

 

「がああああああああ!!」

 

「アルト!?」

 

これで翼に絶唱を歌わせられる、唱わせたくはないが…

 

『翼!!』

 

「なんだ!?」

 

『…信じってからな!!』

 

「なっ///あぁ!!」

 

 

 

一分後

 

ここならいいだろう。

 

「ずいぶんなおもてなしじゃないかイクサ」

 

『お前が言うな!!会うたびにぶん殴ってきたくせによぉ』

 

「なぜ場所をかえた?」

 

『んなもん、おもいっきりやるためにきまってんだろ!!』

 

 

 

 

 

ーーこの体は無限の未来で出来ているーー

 

 

 

 

 

本部SIDE

 

「移動したイクサさんとアルトと呼ばれた男の反応途絶!!司令これは…」

 

「翼に伝えるぞ!!」

 

「翼!!」

 

『なんでしょうか!?司令!!』

 

「イクサの反応が途絶した、何か分かるか!?」

 

『わから…ない!だけど…私…を信じて…ると言っていた!ならば私もイクサを信じるのみだ!』

 

「そうか…わかった……大丈夫だよなイクサくん」

 

 

 

イクサSIDE

 

「寂しいところだな」

 

『これでもましにはなったんだぜ』

 

俺は固有結界を作り出した。

 

「なにもないと言ったんだ!!」

 

そして俺はゼロを纏うのをやめる。

 

「んなこたぁどうだっていいんだ、とっとと始めようぜ」

 

「…いつわかった?」

 

「サイヤ人の血が騒ぐんだよ、サイヤ人に会うとな」

 

「へっ!そうかよ!…マジでやらねぇと死ぬぞ」

 

「わかってるさ、お先にどうぞ」

 

「ふん!後悔してもしらねぇぞ!…ハアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」

 

アルトの体から赤い体毛と赤い毛の尻尾が生える。

 

「超サイヤ人4か」

 

「そしてさらに、ハアアアアアア!!!」

 

「なっ!?」

 

アルトの纏うオーラが燃え盛る炎のようになる。

 

「お前、それ…」

 

「あぁ、超サイヤ人4に超サイヤ人ゴッドの上乗せさ」

 

「くっ…」

 

「怖じ気づいたか?んなわけねぇよな」

 

「くははははははははは!!これこそ決着にふさわしいぞ!」

 

「そうかい!じゃあお前もなれよお前の中での最強の超サイヤ人にな!」

 

「…っ!!ハアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」

 

「なっ!?」

 

「アアアアアアアアア!!だぁぁぁ!!」

 

「………ただの超サイヤ人じゃねぇか」

 

「ふっ、違うんだなこれが、その超サイヤ人は修行後の超サイヤ人の超低気力消費と超サイヤ人4のパワーとスピードと防御力を超サイヤ人の体に抑え込んだ姿だ、その証拠にほら、瞳が超サイヤ人4だろ?…あの人たちのネーミングセンスに合わせるとそうだな…超サイヤ人フューチャーってところか」

 

「何故『未来』なんだ?」

 

「新しい超サイヤ人だからだ」

 

「それなら俺のも…」

 

「チッチッチ、超サイヤ人4で赤髪はいるだろ?」

 

「…いたなDB世界最強が…なら名前考えるの手伝え!!」

 

「ふざけんな!!…まぁいいだろう…うーん…超サイヤ人レッドはどうだ?」

 

「それはポケモントレーナーの名前だろ」

 

「ちっ、なら超サイヤ人スカーレットはどうだ?」

 

「それは俺が女性を表す赤と認識しているからだめだ」

 

「ぶっ殺すぞ!!てめぇ!!!」

 

「怒らないでくれよ、俺じゃあ思い付かなかったんだよ。だからぱっと思い付くお前に頼みたかったんだ」

 

「…本当は?」

 

「思い付かなかっからちょうど良かった」

 

「ふざけんな!!…うーん…………超サイヤ人フレアでいいだろう、とっとと始めようや」

 

「いいぜ、かっこいいのつけてもらえたし」

 

俺とアルトは構える。

 

「「…………………」」

 

「ふっ!!」 「はぁ!!」

 

ーー撃!ーー撃!ーー

 

ーー突!ーー

 

「つぅ…なかなか強いじゃねぇか」

 

「だてに千年以上修行してねぇよ」

 

「けっ、お前もかよ」

 

俺たちは互いに右手と左手を掴み、組み合う

 

「ハアアアアアア!!!」

 

「おおおおおおお!!!」

 

そして同時に手を離す。

 

「ハッ!!」

 

ーー撃!ーー

 

「がっ…おりゃ!」

 

ーー撃!ーー

 

「ぐっ…せい!」

 

ーー撃!ーー

 

「ごっ…だりゃあ!」

 

ーー撃!ーー

 

「らぁああ!!」 「はぁああ!!」

 

ーー撃!ーー ーー撃!ーー

 

「ぐふっ…」 「ごほっ…」

 

俺たちは離れ、

 

「ハアアアアアア!!!」

 

ーー閃!ーー

 

「ハアアアアアア!!!」

 

ーー閃!ーー

 

俺は両手を腰あたりにもっていきかめ○は波の構えをする。

 

「くらえ!覚醒…」

 

アルトは両手を前に突き出し、ファイ○ルフ○ッシュの構えをする。

 

「受け止めきれるか!?リベレイト…」

 

そして同時にうちはなつ!

 

「波あああああああ!!」 「フラッシュウウウウウ!!」

 

ーー閃!ーー ーー閃!ーー

 

 

ーー爆!ーー

 

「はぁ…はぁ…へっすげぇじゃんか」

 

「はぁ…はぁ…お前が言うか?」

 

「さぁ!もっとやるz!?…ちっもう時間か…」

 

「時間…だと?」

 

「お前に聞こえるわけがないが…翼が絶唱を唱ってんだよ」

 

「なっ!?」

 

「一時、休戦だな」

 

「とっとと固有結界から出せ!!」

 

「わかってるよ、ほら行くぞ」

 

「ちぃ!」

 

「ハッ!」

 

俺たちは翼たちのところへと向かう。

 

(くっ!間に合ってくれ!!)

 

 

一分後

 

 

「がああああああああ!!」

 

「クリス!!」

 

アルトはクリスに駆け寄る。

 

「おい!しっかりしろ!」

 

「ぐっ…がぁ!」

 

「ちっ、クリスすぐに楽にしてやるからな!!」

 

アルトはクリスを抱えて飛び去る。

 

ちょうど到着したおっさんが叫ぶ。

 

「大丈夫か!?翼!!」

 

「大丈夫…です…この…程度で折れ…る剣じゃ…ありま…せん」

 

「おい!大丈夫じゃねぇじゃねぇか!」

 

俺は顔の色んなところから血を流す翼に駆け寄り、倒れる翼を抱える。

 

「このバカ…無茶しやがって」

 

「イクサくん!翼は!?」

 

「大丈夫だまだ生きてる、全然大丈夫じゃねぇが…翼は俺が連れていく。車に乗せてくれ!!」

 

「…君ならそれは治せるんじゃないか?」

 

「あぁいつもならな!だが“今は使えねぇ”奏を救った時の後遺症がまだ残ってんだ!!だから車に乗せてくれ!!」

 

「あ、あぁわかった!!」

 




はい、今回は頑張りました。設定と補足いきまーす。

イクサの性格と理性と本能

基本的に荒々しい性格だが、実は常に冷静。前世の親友にあうと無意識にはっちゃける(数少ない親しかった人のため)。イクサの理性は常にぶっ壊れているためないのと同じ。本能は簡単に言うと理性的な本能、翼や奏にかわいいところを見せられるとすぐに抱き締めてしまう。ちなみに時たま言ったり見せたりする仕草や言動が奏と翼にドストライクらしい。翼が『信じってからな!!』と言われて恥ずかしがってたのもそのため。

イクサの技

覚醒波

超サイヤ人に変化するときの気力を両手に集め、うちはなつ技。高燃費に見えるが以外と低燃費。

イクサの中での最強(現時点で)の超サイヤ人

超サイヤ人フューチャー

本編でイクサが言っていたように、修行後の超サイヤ人の超低気力消費と超サイヤ人4のパワーとスピードと防御力を超サイヤ人の体に抑え込んだ姿。超サイヤ人4と違い、気力を使いきってもサイヤ人特有のサイヤパワーでなくても回復できる。実は今回の話ではアルトは本気だったがイクサは本気を出していない。

はい、今回はこんなもんで。アルトという人物の設定は次回書きます。


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園崎 有斗プロフィール+イクサの設定の付けたし+オリキャラたちの前世事情

ども、ゼロです。アルトの設定やらなんやらとオリキャラたちの前世の事情書きます。わりと重い過去っす。


園崎 有斗(そのざき あると)

 

身長173cm 体重69kg

 

起源:炎 属性:爆炎

 

種族:サイヤ人

 

 

使える特殊能力

 

気(DB)

 

基本的にはイクサと同じ。しかし起源の影響で広範囲攻撃がイクサのものを上回る。ちゃんとエネルギーの収束もできる。

 

適応力(規格外)

 

どんな環境や武器にも適応する。シンフォギアにも適応可能だがアルトは適応する必要はないと考えている。

 

超サイヤ人(修行)

 

超サイヤ人4まではイクサと同じだが、イクサと違いただただ強くなりたかったためゴッドの力にも手を出した。現時点での最強形態は超サイヤ人フレアだが、まだ進化の余地があると見ている。

 

 

所持しているもの

 

生活するためのもの

 

 

フレア・コア

 

アルトの起源が覚醒して発現したもの。炎を操ることを得意としている。ちなみに何故か熱湯を噴射することができる。

 

炎宝剣・インフェルノ

 

イクサとおなじく、自分の力を注ぎながら作った剣。紅の輝きを放っている。この剣で斬られると痛いだけでなく、熱いとにかく熱い、文字通り火傷じゃすまない(溶ける)。だがイクサにはあまりきかない。その理由はイクサの再生力が異常なため。

 

 

 

 

その他(一番大事)

 

フレア・コア

 

ゼロとおなじくアルトの中身をなんやかんやしてうみ出された存在。前世でいろいろと頑張ってた自分のマスターが好き、大好き。だが結婚できるわけじゃないのでアルトのサポート役に落ち着いている。

 

園崎 有斗

 

イクサの前世の一番の親友であり、ライバル(?)。何故シンフォギアの世界にきたかは後程。

 

 

 

 

イクサの設定の付けたし

 

イクサの髪型と肉体

 

通常時は衛宮士郎の髪型。超サイヤ人になると超サイヤ人になった未来悟○の髪型。超サイヤ人2になると、超サイヤ人2になった少年悟○の髪型。超サイヤ人3は超サイヤ人3になった孫 ○空の髪型。超サイヤ人4になると超サイヤ人4になった孫 ○空の髪型。肉体は細マッチョ(イメージはゴッド悟空の肉体)。

 

 

 

オリキャラたちの前世

 

実はこの物語に出てくるオリキャラたちはみんな知り合い。理由は皆同じ孤児院で育ったため。平和に暮らしていたがテロリストたちに襲撃され、生き残ったのがオリキャラたちと孤児院にいた子供たちが命を捨てて守った皆がお母さんと呼んでいたお姉さんだけ。なんとか助けを求めることができ、小学校に通い続けることが出来た。だが、テロリストに襲われたというだけで虐めの対象にされた。漸く虐めがおさまったと思ったら、中学に入ってからまた虐められる。オリキャラたちはその時学校が変わるごとに虐められることを悟り、学校では親しまれるように優等生を演じた。そして社会に出てこれで虐めから解放されると思ったら、上司に人形のようにこきつかわれる始末。それぞれが生きるの面倒だなぁ…と思い始めた矢先にイクサが事故に巻き込まれ、大勢の人助けて死んだという情報がお母さんと呼んでいたお姉さんから伝えられる。それで続々と自ら人生を絶っていった。ちなみにそのお姉さんも自殺してますがお姉さんの魂はイクサの魂の中にあります(イクサはそのことに気づいていないため登場するのはかなり後)。最後にオリキャラたちは五人です。




はい、ずいぶん重い話になりましたが次回からは比較的明るい話ですので安心してチョーダイ。それではまた次回。イクサ「オイマテ、設定なんぞあとがきですればいいやろ」い、いやぁそのそれはぁ…面倒なんで。イクサ「よし、粛正だな」ふっ…うp主に勝てるなどとその気になっていたお前の姿はお笑いdイクサ「ふん!」
DOOR!?⊃))Д゜):∴


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第五話 尽きることのない力と隔離する力

ども、ゼロです。イクサの髪型の設定を少し変えて通常時は衛宮士郎の髪型にしました。
今回はラブコメの波動を感じる?から始まります。
いやな人は飛ばしてねー

翼の精神

奏に色んなことを教えられたため、原作よりはそういうことに敏感。だから今回の話で悟ることが出来ている。


翼SIDE

 

……ここは、一体…あぁ、そうか私は絶唱を…また生き恥を晒してしまったのか…イクサに信じてると言われたのに…その使命さえも…ネフシュタンの鎧を取り返すことも…

 

私は目が覚めた。

 

「スースー」

 

「!?、イクサ!?」

 

イクサが私が寝ていたベッドに顔を乗せて寝ていた。

 

「…そうか、私のことが心配で…」

 

これがイクサの寝顔…気持ち良さそうに寝てるわね…

 

「…ちょっとイタズラしてみようかしら」

 

私はイクサの頬をつつく。

 

「…んん、翼ぁ…」

 

「ッ!?///」

 

「大丈夫かぁ…スースー」

 

「なんだ、寝言か///」

 

…なんだこの気持ちは…胸が痛い、熱い…イクサのことがもっと知りたい…なぜ?二年前のあの時、かっこいいと思ったのだろう?

 

………まさかこれが奏の言ってた…恋!?

いやいや、さすがにまだ共に戦うようになってから少ししか経っていないわよ…そんなはずが…

 

私はイクサを見る。

 

「…………///」

 

やっぱりそうなのか!?だがイクサが私のことをどう思っているか分からない…もしイクサが私のことが…好き…ではなかったらどうしよう。……ものは試しだ、それでだめだったら諦めよう。

 

「イクサ、起きて!」

 

「んん、目が覚めたのか?翼。体のほうはは大丈…んむっ!?」

 

 

 

イクサSIDE

 

「…はっ!お、お前!な、なんで!?」

 

「い、言わなければならないかしら///」

 

目が覚めたら、翼の唇が俺の唇にくっついていた。…いつもの俺なら反応できていたが、さすがに寝起き状態ではいつものようには反応出来なかったようだ。

そんなことは置いておいて…なんで!?翼が!?俺にキス!?してんの!?知り合いはじめてからまだちょっとだぞ!!…いや、本人に聞いてみよう。

 

「…翼は俺のことが…その…好き、でいいんだな…」

 

「コクコク」

 

翼が頷く。………やばぁい!いろいろとやばぁい!相手はアイドルユニットだぞ!スキャンダルまっしぐらじゃん!

その時、翼がしゃべる。

 

「イ、イクサ、こ、答えはまだ…か」

 

「はぁ…こういう時、断れないんだよなぁ俺。」

 

「そ、そうかじゃあ!」

 

「ただし!」

 

「な、なによ…」

 

「…奏にも同じ事をされてるんだよな、俺」

 

「えっ?」

 

そう風邪をひいた奏を看病していたときに俺はひょんなことから病気にはならないことを言ったらこう、不意討ちで…チュッってやられたのだ。そして「イクサ、お前のことが好きだ」と。

 

「俺は奏の告白も断っていない、それでもいいのか?」

 

「ふふっ、それなら大丈夫よ。奏はわかってるもの…ほら後ろ」

 

「へっ?」

 

翼に言われて後ろに振り返ると、奏が女性特有の怒りのオーラみたいなのを纏って立っていた。

 

「…翼のお見舞いに来たのに…なにしてんだぁ!イクサァ!!」

 

「わああああああああ!!」(寝起きなので小声)

 

 

 

 

「なるほど翼もイクサが好きだったのか」

 

とりあえず翼に事情を説明してもらった。

 

「それで、イクサはどっちかは選べない…と」

 

「ソウダス」

 

「だすってなんだよだすって…どうしてもか?」

 

「はい…」

 

理由は俺の性格からして女性の好意には弱いからである。

 

「うーん、じゃあさぁ!イクサには二人共、愛してもらおうか」

 

「え?」

 

「だって元々翼がイクサのことが気になってたのは知ってたし、選べないなら仕方ないだろう?」

 

まずい!このままでは俺がただのろくでなし野郎になってしまう!なんとしてもそれだけは防がなければ…

 

「いいわね!それ!」

 

ちょちょちょ!翼さーん!?俺をろくでなしにするつもりなんですか!?

 

「あはは!声に出てるぞ、イクサ」

 

「しまっ…」

 

「大丈夫さ、イクサ。そこはあたしたちがフォローする、だからイクサも受け入れてくれ。というかイクサが選べないのがわるいんだろ?」

 

「言い返す言葉もない…」

 

つまり奏は事情は説明してやるから慣れろ、というのだ。

その時、イクサがマナーモードにし忘れていた通信機が音を出す。

 

「はい、もしもしおっさんか?どうした?」

 

『至急、本部に来てほしい!大変なことになった!』

 

「なに!?わかった今すぐ奏と本部に向かいます!」

 

「イクサ!急ごう!」

 

「え?なにがあったの!?イクサ」

 

「翼はまだ安静にしてろ、完治したわけではないんだから!」

 

「私も行く!」

 

「だめだ!翼!安静にしているんだ!」

 

「奏まで!どうして!?」

 

「お前のことが心配だからだ!」

 

「わかったら大人しくしてろ」

 

「うん…」

 

そして俺と奏は本部に急ぐ。

 

 

 

 

10分後

 

 

「何があったんだ!?おっさん!?」

「何があったんだ!?旦那!?」

 

俺たちは本部についた。

 

「広木防衛大臣が殺された」

 

「なっ!?」

 

「……」

 

俺は即座におっさんに聞く。

 

「今ある情報は?」

 

すると、

 

「大変長らくお待たせしました!」

 

「了子くん!!」

 

「何よ、そんなに寂しくさせちゃった?」

 

「広木防衛大臣が殺害された」

 

「ええ!?ほんと!?」

 

「複数の革命グループから犯行声明がでているが、詳しいことはまだわかっていない、只今全力で捜査中だ」

 

「了子さんに連絡もとれないから皆、心配してたんですよ!」

 

「え?…壊れてるみたいね」

 

「うへ…」

 

「でも心配してくれてありがとう。そして、政府から受領した、機密資料も無事よ。任務遂行こそ広木防衛大臣の弔いだわ」

 

そして俺は気づく。

 

(こりゃ、血の臭いか…)

 

 

 

 

そして少し後

 

「私立リディアン音楽院高等科、つまり特異災害対策機動部二課本部を中心に頻発しているノイズ発生の事例からその狙いは、本部最奥区画、アビスに厳重保管されているサクリストD、デュランダルの強奪目的と政府は結論づけました。」

 

「デュランダル?」

 

「EU連合が経済破綻したさいに不良債権の一部肩代わりを条件に日本政府が管理、保管することになった数少ない完全聖遺物のひとつ」

 

「移送するったってどこにですか?ここ以上の防衛システムなんて…」

 

「ながたちょう最深部の特別電算室、通称『記憶の遺跡』………そこならばということだ。…どのみち俺たちがこわっぱ役人である以上、お上の意向には逆らえないさ」

 

「デュランダルの移送予定日時は明朝05:00、詳細はこのメモリーチップに記載されています。」

 

…少しあいつに頼んでみるか

 

「奏、少し出てくる。すぐに戻るから。」

 

「え?ちょっとまっ…行っちゃった」

 

「追いかけに行きな。まだ時間はあるしな」

 

「旦那…サンキューな!」

 

 

一分後

 

奏SIDE

 

あいつどこに…あ、いたいた。あれ?電話してる?誰とだろう?

 

「そっちはどうだ?…そうか順調かなら頼みがあるんだが…」

 

あのイクサが頼み?

 

「広木防衛大臣が殺害されたことに関してだが…」

 

なっ!?あいつ!!なんてことを!!

 

「…まぁそりゃ知ってるよな、俺らなら」

 

俺らだって?イクサ以外にももうひとりアース・コアの力が使えるやつがいるとは聞いたが…

 

「…そうか、お前もそう思うか。あんなことを行動に移せるのは米国くらいだよな」

 

米国だって!?じゃあ、アメリカが!?

 

「……だからそろそろ二課の協力者になってほしいのさ」

 

二課の協力者だって?

 

「…あぁ、わかったよそれまで俺が何とかすればいいんだな」

 

俺が何とかする?何を言ってるんだイクサは

 

「じゃあそれからは頼むぜ、後輩」

 

後輩?いやイクサを問いたださなきゃ。

 

「おい、イクサ今のはなんだ?」

 

「ファッ!?やっべ聞かれてた!?」

 

「追ってきたら電話してたんだ、そしたらイクサが広木防衛大臣のことなんて言うから…」

 

「アチャーやっちまったかぁ、頼む奏!このことは黙っててくれないか?」

 

「黙っててもいいけどよ、条件がある」

 

「条件?」

 

「あたしの質問に答えろ」

 

 

 

 

イクサSIDE

 

やっちまったなぁ…まさか追いかけてくるなんてなぁ。どんな質問されるんだろ(ヤケクソ)

 

「イクサがさっき電話してた相手は味方か?敵か?」

 

「味方だ」

 

「そいつとはどういう関係だ?」

 

「先輩、後輩さ」

 

「そいつは二課とは何か関係があるのか?」

 

「二課の直接関係があるわけではないがとあるリディアンの生徒の幼なじみだ」

 

「そいつは信頼できるのか?」

 

「出来るさ、だから伝えた」

 

「…これで終わりだ、まぁ黙っといてやるよ」

 

「サンキュー奏、助かるよ」

 

 

 

数十分後

 

「絶対、未来をおこらせちゃったよね…こんな気持ちじゃ寝られないよ…」

 

ん?立花か休むように誘導するかね。

 

「…?…うひっ!?お、男の人ってこういうのとかスケベ本とか好きだよね…」

 

「まぁ本能的に逆らえないしなぁ…」

 

「うぇっ!?いたんですか!?イクサさん!!」

 

「さっき来たばっかりだよ」

 

「それより、本能的に逆らえないって…」

 

「立花、それは気にしたら敗けだぞ」

 

「はははっ…ん?」

 

「情報操作も僕の役目でして…」

 

「緒川さん…」

 

「翼さんですが、一番危険な状態を脱しました」

 

「はぁ…!」

 

「ですが、しばらくは二課の医療施設にて安静が必要です。月末のライブも中止ですね」

 

「さて、ファンの皆さんにどえ言い訳をするか響さんたちも一緒に考えてくれませんか?」

 

「え?…あ、はい…」

 

「あぁ、いやそんなつもりは…」

 

「…へへっ」

 

「ごめんなさいせめるつもりはありませんでした…いいたかったのは何事も様々なの人間がバックアップしてると言うことです。だから響さんももう少し肩の力を抜いても大丈夫じゃないでしょうか」

 

「優しいんですね緒川さんは」

 

「怖がりなだけですよ、本当に優しい人は他にいますよ」

 

「少し楽になりました。ありがとうございます、私張り切って休んでおきますね」

 

そういって立花は駆け出す。

 

「翼さんも響さんくらい素直になってくれたらなぁ…」

 

「ありがとう緒川さん助かりました。こういうときどう声をかければいいかわからなくて…」

 

「いえいえこちらこそ翼さんに一晩中ついてくれて助かりました…あと聞きたいことがあるんですけどいいですか?」

 

「いいっすよ」

 

すると小川さんは真剣な顔をして、

 

「あなたには何か見透かされている気がするんです。それが何かイクサさんはわかりますか?」

 

と言った。…さすが忍、勘づくか。

 

「信じられないと思いますがここだけの話、実は俺未来が見れるんです」

 

「未来…ですか?」

 

「はい、その未来に必ずしもなるわけではないですが大きなことが起こるまでの過程がだいたい同じなので見透かされているように感じるんでしょう」

 

「未来が見れる…それはかなりつらいことでは?」

 

「すっげぇつらいですよ、知ってしまっているから面白くもないですし、まぁその未来を変えようと必死に動いているわけですがね…あとこのことは他言無用で」

 

「はいわかりました」

 

「それと話は変わるんですが相談したいことがあって…」

 

「いいですよ話してください」

 

そして事情を説明した。

 

「そうですか奏さんと翼さんが…大変ですね」

 

「大変どころじゃねーよ!相手はアイドルユニットだぞ!スキャンダルまっしぐらじゃんか!」

 

「それなら僕と同じようにマネージャーになりますか?」

 

「あ、いいねそれで、ももうちょっとたってからでいいや」

 

「あっはいわかりました」

 

「それじゃあ俺も休むんでまた朝に」

 

「はいちゃんと休んでくださいね」

 

そして俺は二課から貰った部屋へと向かう。

 

 

 

そして明朝05:00

 

「防衛大臣殺害犯を検挙する名目で検問を配備。『記憶の遺跡』まで一気に駆け抜ける」

 

「名付けて、天下の往来ひとりじめ作戦!」

 

なんだよ、そのネーミングセンス…

 

 

そして了子さんの車に乗って走り出す。

 

 

すると、

 

「はっ!!了子さん!!」

 

橋が崩れる。

 

「うおっ!?」

 

「しっかり捕まっててね、あたしのドラテクは凶暴よ」

 

『敵襲だ、まだ姿は確認出来ていないがノイズだろう!!』

 

「この展開、想像していたよりもはやいかも…?」

 

後ろを走っていた車が跳ねる。

 

「ふぁあ…」

 

「まじかよ…」

 

『下水道だ!ノイズはは下水道を使って攻撃してきている!』

 

さらに前を走っていた車が跳ねる。

 

「うわぁ!?ぶつかるぅぅ!!」

 

なんとかぶつからずにすんだが…

 

「弦十郎くんちょっとやばいんじゃないこのさきの薬品工場で爆発でもおきたら…」

 

『わかっている!さっきから護衛車を的確にノイズがデュランダルを損壊させないように制御されていると見える!』

 

「ん”ん”!!」

 

『狙いがデュランダルの確保ならあえて危険な場所に封じ込め、攻め手を封じるっていう寸法だ!』

 

「それならこちらも薬品工場を利用するとしようか」

 

『なんだと!?イクサ!!』

 

「勝算は!?あるの!?」

 

「今考えたからない!だが敵も死にたくはねぇだろ!!だからあえてこちらも薬品工場を戦いの場とすることで敵さんの攻撃をある程度は封じれるつー寸法さ!!」

 

まさにデメリット、メリットが両立する危険なかけだが…

 

『だがそれでは君たちの命が!!』

 

「ここでデュランダルを奪われればどうなる!?」

 

『ッ!?』

 

「そういうことだ!はっきり言おう!死ななきゃやすい!!

了子さん!!」

 

「わかったわってしまっ…」

 

乗っている車がひっくり返る。

 

「うわわ、うわああああ!!」

 

「ぐっ!」

 

『南無三!!』

 

俺はとっさにデュランダルの入ったケースを掴む。

 

「了子さん!!これ!!」

 

しかしノイズが襲いかかってくる。

 

「ぐっ!うわああああ!!

 

「うわああああ!!

 

車が爆発する、がノイズはいまだ健在。もちろん襲いかかってくる。

 

「ちっ!!ゼロ!!」

 

『了解だ、マスター!!』

 

 

『ハアアアアアア!!』

 

《始まりの比翼の盾》

 

『しょうがねぇなぁ…立花!お前のやりたいことをお前がやりたいようにやれ!!』

 

「…私、歌います!!」

 

『ッ!?ちっ!!』

 

ーー撃!ーー

 

ーー防!ーー

 

『アルト!てめぇ!!』

 

「へっ今度こそ決着をつけよくぜ、イクサ!!」

 

『…こっちだ!!こい!!』

 

「悪いが今回は俺が場所を決めさせてもらうぜ!!」

 

ーー撃!ーー

 

『がっ!』

 

 

場所移動後

 

「さぁ始めようぜ」

 

『……』

 

このままアルトの戦っても中途半端で終わるのはわかってる、ならば!!

 

『アルト、決着はこの事変が終わってからにしないか?』

 

「んだとぉ?…後回しにするってかぁ?」

 

『まぁそうなんだが話を聞け、このまま戦っても中途半端でおわっちまう。それなら邪魔がはいらないほうがいいだろう』

 

「……ふんいいだろうだが後で後悔しても知らねぇからな」

 

『じゃあそれで、俺は戻るな』

 

「まてよ、俺はクリスに時間稼ぎを頼まれてんだ。今、いかせるわけにはいかな…っ!?な、なんだ!?あれ!!」

 

『ありゃあ、まずいな。デュランダルが機動した』

 

「なにっ!?」

 

『クリスが大切ならお前も戻ることを進めるが?』

 

「ちっなんでこうもタイミングが悪いんだよ!!」

 

アルトはさっきの場所に向かって行く。

 

『んなもん俺らに運がねぇからに決まってんだろうが!!』

 

 

クリスSIDE

 

「こいつがデュランダルか」

 

これであいつは…

 

「渡すものかぁぁぁぁ!!」

 

するとデュランダルが光を放つ。

 

「なっ!?」

 

『う…うううううぅぅぅ!』

 

「こいつ!?一体何をしやがった!?」

 

私はフィーネの方を向く。…あいつ、笑ってやがる…

 

「そんな力を見せびらかすなぁぁぁ!!」

 

私はノイズを召喚するが…

 

『うううううぅぅぅぁぁぁぁ!!』

 

「ひっ…」

 

「大丈夫か!?クリス!!」

 

(お前を連れ帰っても私は…)

 

 

 

イクサSIDE

 

まじかよこれが尽きることのない力か…被害を最小限に抑えるにはあれを使うしかない…か。

 

『隔離剣ゼロ…』

 

俺は隔離剣ゼロを呼び出す。

 

『投影拘束、二段階解放』

 

そして隔離剣ゼロを振りかざし、

 

『目を覚ませ!!立花ああああああ!!!』

 

『アアアアアアアアアアアアアアアア!!!』

 

デュランダルと隔離剣ゼロがぶつかり合う、その瞬間尽きるはずのない力が“消えた”。

 

『やれやれ、二段階解放でもこれくらい腕を裂かれるのか』

 

 

五分後

 

「んん…あれ?私…は…何を…」

 

「デュランダルに自我を飲み込まれたのさ」

 

「イクサさん!?」

 

「大変だったぞ、デュランダル持った立花が薬品工場に向けて、デュランダルを振るったんだから」

 

「私は…そんなことを…その…ごめんなさい」

 

「気にすんなって、いいってことよ」

 

「でも…イクサさん…その腕…」

 

「あぁこれ?大丈夫だ、ちゃんと“直せる”から」

 

「ならいいんだけど…」

 

そう、このうでは隔離剣ゼロを使用したことによる代償みたいなものだ。

 

「イクサくーん、ちょっといいかな?」

 

「いいですけど何か?」

 

「ほらほらこっちこっち」

 

「えぇ!ちょちょちょ!」

 

了子さんにてを捕まれ、少し移動させられる。

 

「やっぱりあなたのこと、研究者として調べたくなったわ、いいかしら?」

 

…やっぱりこうなったか。やれやれいつもなら断るがここは…

 

「今、起こっている事態が終わればね、いいですよ」

 

「えーそんなの遅すぎるわ!」

 

「悪いけど終わってからじゃないとだめだ、そのかわり約束にしておいてやるからさ、それでいいだろ?」

 

「はぁ…わかったわ」

 

「とりあえず本部に戻りましょうか」




はい、設定と補足いきまーす。

隔離剣ゼロ

あまりにも隔離する力が強すぎたのでイクサ自身で、十の拘束を投影魔術で作り、とりつけた。それでも直接斬られればその傷はなおらないし、イクサの腕はズタズタになる。今回はデュランダルの尽きることのないエネルギーに対して使われた。なおそのエネルギーはどこかに隔離された。

今回はこんなもんで、また次回。


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第六話 隔離剣の実態と響が戦えた理由

はい、ども、ゼロです。久しぶりでーす。寮から帰ってきて、いろいろあったので遅れました。本当は三話くらい投稿する予定だったんですけどね、はぁ、明日には帰寮ですよ。次は6月ですかね…うーん寮だからみられるのが嫌だから投稿できねぇ!!

はい、それでは本編でーす。


イクサSIDE

 

「じゃあ、あの力のことを話してもらおうかイクサ」

 

「はぁ…あまり、話したくないが仕方のないことか」

 

立花が機動させたデュランダルのエネルギーを隔離剣ゼロで隔離してから俺達は本部に戻った。そして当然あんな力を使った俺は理由やらなんやらを聞かれるわけで…

 

「エネルギーが不朽であるはずのデュランダルのエネルギーをどうやって消した?」

 

「消した、というよりは“別の場所に移動させた”が正しい」

 

「別の場所だと?」

 

隔離剣、その名前の通り斬りつけることが出来ればどんなものあろうとこの世界から別の世界に隔離するというクソチート能力を持った剣で斬ったんだ、エネルギーが不朽であろうとも関係ない。エネルギーだけを隔離してしまえばどうと言うことはない、の理論でぶっぱなしたら案の定出来ちゃったよが今の俺の心境である。

 

「別の場所に移動させた?それなら転移系の力?それとも…」

 

「惜し…くないか」

 

なんか了子さんがぶつぶついい始めたので、説明するとしよう。

 

「今から話すことは他言無用でお願いします」

 

「それだけ、危険なものなのか?」

 

「危険どころじゃねぇ、下手すりゃ戦争が始まるぜ」

 

「そんなに!?」

 

話を聞いていた奏が驚く。そりゃ戦争が始まるなんて言ったら驚きますよね。

 

「…分かった、他言無用だな」

 

「助かる…話を始めるがさっき了子さんがぶつぶついい出した時に惜しいと言いかけたよな」

 

「あぁ、でもイクサは惜しくないと言ってたよな」

 

「そりゃ転移じゃなくて隔離だし…」

 

「隔離!?それなら惜しいんじゃ?」

 

「全然、惜しくないね。隔離と転移は似ているが結果が明らかに違う。転移は場所を移動するだけで戻すことができるし、移動した場所に固定するわけじゃないだろ? 」

 

「確かにね、転移っていうのは簡単に言えば移動の手段みたいな感じだからね」

 

「それに対して隔離は移動させて、その移動させた空間に固定して隔離した世界にとどまらせ続ける、これが隔離だからな…分かりやすく言えばそうだな、その場所からのけ者にする…か?」

 

「わかりやすっ!!」

 

奏から突っ込みか入ったところで話はさらに進む。

 

「んでその力を持ってるのが俺の持つ“隔離剣ゼロ”と呼んでいる剣だ」

 

「そのままね…」

 

「聖遺物ではないようだが…」

 

「そこんとこは俺もよくわからん、なんせ力が強すぎてな八の拘束をつけてもあれだからなぁ…」

 

てか、十の拘束の内の二段階解放させないと競り負けるデュランダルもオカシインダヨナー。

 

「それならば、こちらに預けるというのは…」

 

「無理だ、あれは俺じゃないと触れた瞬間に触れたとこからズタズタになるぞ」

 

「本来の使い手でなければ、多大な被害を招く…か」

 

その本来の使い手でも全解放した状態で使うと腕がとんでもないことになるんだよなぁ…(遠い目)

 

「ならば、保管やら制限やらはイクサに任せるとして響くんが戦えていた理由を聞きたい」

 

「あ、ばれた?」

 

「ばれるも何も俺は知らないし、他の皆にも聞いたが知らないのいったくでな、聞いてないのはイクサだけだ」

 

あれ?わりと行動が速い?やっぱさすがだなおっさん。

 

「まぁ、強くなりたいって言ってきたのでな修行の基本を教えただけさ、あとはあいつなりに考えた修行方法を見てただけさ」

 

「修行の基本?」

 

奏が聞いてきたので説明しよう。

 

「朝起きて、朝飯食って修行して疲れたら休憩、昼飯食って修行して疲れたら休憩、晩飯食って修行して疲れたら寝る、そんだけ」

 

「そんだけ!?」

 

「そんだけも何もこんだけだ、修行はやり過ぎたら体ぶっ壊すからな、修行して強くなっても体ぶっ壊してたら意味ないだろ」

 

「ふーんそんなもんなんだ」

 

「そんなもんさ」

 

「で話は変わるんだけどさ、なんで学生服?いつものじゃねぇんだ?」

 

「…………………」

 

まぁ聞かれるよな。いつも同じ服だし。

 

「昨日、雨だったろんで洗濯物取り込むの忘れてた」

 

「プッ、あっははははははははは!!イクサでもそういうのするんだ!!あっははははははははは!!」

 

「俺だって人間だぞ、忘れることぐらいあるっての」

 

「あっははははははははは!!」

 

奏はツボったのかしばらく俺の顔を見ながらすごい笑ってた。どこがおもしろかったんだ?

 

 

 




はい、補足と設定いきまーす。

イクサの学生服

転生するの高3の時に着ていたやつ、肉体が17歳のまんまなので着れた。何故転生したのに所持しているのかは女神さんの気遣いらしい。なお、ちょいちょい前世の持ち物を送っている模様(女神直筆の手紙付き、イクサ曰くすごいきれいな字らしい)

イクサの記憶と行動や言動の矛盾

イクサがなにかが起こった時、知っているはずなのに驚いている理由は知っているだけで経験していないから。
もうひとつは救える人達を見捨てているのを無意識にかくしているため。

今回はこんなもんで。また待たせてしまいますが必ず、投稿しますので次に投稿したら読んでもらえると嬉しいです。


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第七話 新しき戦士、臨臨!?

はい、ども、ゼロです。久しぶりですな、久しぶりの帰省ですがまたすぐ帰寮っすよ。泣ける…。
帰省期間中までにもう一話いけるかいけないかくらいっす。まぁ本編いきますよー、あ、いろいろとカットしてるけどそこんとこは許容範囲内ですよね皆さん!(汗)


イクサSIDE

 

「もしもしー俺だイクサだ、そっちから電話してくるとはだいぶ珍しいな」

 

よう!俺はイクサだ。今なにしてるかって?後輩から電話がきたからその相手をしている。

 

「で、なんのようだ」

 

『あんたのことだわかってんだろ』

 

「はてさて、なんのことやら?」

 

『はぁ~~…今、そっちに向かってる』

 

「そうか、いろいろと溜まってたのは終わったみてぇだな」

 

『はぁ!?他人事のようにいってんじゃねぇ!!あんたが俺に押し付けたんだろうがぁ!!』

 

「そりゃお前があんなこと言うからだろ」

 

そう、細かくは言えないが(と言うか言いたくない)あの三年間の間に初めてあった前世の知り合いがこいつである。

俺達コアを使えるやつらの仕事場で会ったのだ。そのときに外食に誘ったのだが、おごってくれたら仕事を全部引き受けるなんて馬鹿げたことを言ったのだ。もちろん当たり前のようにおごり、仕事を全部押し付けたのだが…

 

「まさか律儀に終わらせてくれるとはなぁ」

 

『あんたが!…まぁ今はその話はいいとしてもうすぐそっちにつく』

 

「そうかい、であてはあんのか?」

 

『そのことだがあんたの家の居候になる』

 

「そうかそうか…ってえええええ!?」

 

居候だと?ふざけるな!!

 

(あれのお返しだ)

 

(こいつ、直接脳内に!?)

 

「はぁ…了解したでなんか注文はあるか?夕飯の」

『肉!!』

 

「即答!?ってかあいまいすぎるだろ!!」

 

『つまり、肉なら構わないのだよフフフ』

 

「無駄に不適な笑いすな」

 

『何故ならあんたが作った料理は最高だからな!フフフ』

 

「だから不適な笑いやめーや…わかったなんか作っとく』

 

とりあえず焼き肉でいいだろう。

 

「じゃあまたすぐな後輩さんよ」

 

『突撃するんで覚悟しといてくださいな』

 

「はぁ!?お前ふざけ『ブツッ』…………」

 

よし突撃してきたら締め落とそう、と時野戦は締め落としかたを考え始めるのであった。すると…

 

プルルルルルルッ

 

「はいもしもし、イクサですが…」

 

『ネフシュタンの鎧の少女と赤いコアの使い手が現れた!至急駆けつけてください!!』

 

「了解」

 

(タイミングはバッチリ…と)

 

 

 

三人称SIDE

 

「はい!わかりました!すぐに向かいます!」

 

「あっ!響~~!」

 

「なっ!?未来!?…はっ!?」

 

ネフシュタンの鎧の少女が攻撃してくる

 

「お前はあああああああ!!」

 

「来ちゃダメだ!ここは…」

 

ーー撃!!ーー

 

「未来!!」

 

響の前を煙が覆う、しかし煙が風によってとんでいくとそこには…

 

「あぶねぇじゃねぇか!!攻撃するときはまず周りをみてからだろ!!普通!!」

 

黄色と白を基調とした鎧を腕と脚に纏った青年がいた。

 

「……え?……速人…くん…?」

 

 

 

トッキブツSIDE

 

「新しい…コアの使い手…だとぉ!?」

 

「間違いありません!!イクサさんのコアをまとったときの反応とほとんど違いがありません!!」

 

「とりあえずイクサくんへ連絡を!!彼ならば何か知っているかもしれん!」

 

「イクサさんへの通信、繋がりました!」

 

「なんだ!?おっさん!!」

 

「新しいコアの使い手が現れた!何か分かるか!?」

 

「あぁ、コアの使い手は他のコアの使い手の反応を感じとることができるからな!…あれは味方だ!!」

 

 

三人称SIDE

 

「なにっ!?アルトと同じコアの使い手だと!?」

 

クリスは冷や汗をかく。アルトはもちろんのこと同じコアの使い手であるイクサの強さ(すごさ)をその目で間近に見ているのだ。そして今自分の目の前にいるのは得たいの知れないコアの使い手、だが自分より強いのは目に見えて分かる。だが引くわけにはいかない。自分はここであいつを見返すんだと誓ったのだから。すると…

 

「ここは俺に任せろクリス」

 

「アルト!?な、なんで…」

 

「お前が大切だからさ」

 

「なっ!?こんな時になにいってんだよ!!」

 

「そんなことよりいいのか?あいつ逃げちまうかもよ」

 

「ちっ…わかったあれは任せた」

 

そしてクリスは響の方へと向かう。

 

「さぁて、なんで君がここにいるかは知らないがクリスの邪魔をしないでもらおうか!!」

 

「冗談じゃねぇ…俺はこいつを…未来を守っただけだ!!」

 

「な、なんで速人くんが…」

 

「未来すまねぇ突然消えたことは後で話す、いまはこの場から逃げてくれ」

 

「う、うん!!」

 

そして未来は駆け出す。

 

「それで?なんであんたはそっちがわなんだよ」

 

「わかるだろ?お前なら」

 

「そうだね、あんたは昔から惚れっぽい男だったしなぁ!!」

 

「さぁてどのくらい成長したか(強くなったか)見せてもらおうか!!」

 

「へっ、なめてかかると痛い目みるぜ!」

 

 




はいというわけで三人目の戦士の登場でした。今回は特に設定とかはありませんのでこの辺で。


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第八話 コアの使い手たち

どーも、ゼロです。久しぶりですな
じゃあほんhDOOR!?
イクサ「てめぇ!夏休み入ってからもうだいぶたってるじゃねーか!!なにしてたんだ!?」
い、いやぁ~いろいろと忙しくてnDOOR!?
イクサ「嘘つくな!!ゲームしてただけだろうがぁ!!」
ちゃんと宿題もしとるわ!!
イクサ「まぁそこんとこは置いといて」
本編どーぞー


 

イクサSIDE

 

「ふぅ…とりあえずは間に合ったようだな、あいつは」

 

あいつが間に合ったのを確認して俺は安心する。あいつが間に合わなかったら結構ピンチだったかもしれんしな、立花が。それにしても玄関に荷物置いたまま行くとは…変わらんなあいつ。とりあえず奥に寄せとくか。そして荷物が奥に寄せ終わった後、俺は外に出ていた。

 

「さて…おれもそろそろ行かなければな……でなんのようだ?旧き時代の“まだ初恋を諦められない”巫女さんよ」

 

俺が後ろに振り向くと黒いローブっぽいのを着て黒い帽子を被りサングラスをかけているというまさに不審者と言える格好をした女性がいた。

 

「あら、そこまで知られていたのね。というかそういう言い方はやめてほしいわね」

 

「へーへーわかりやしたよ」

 

どうやら俺はやつの地雷を踏み抜いたらしい。常人がみれば美しい女性と言えるだろう巫女さんの顔の額には血管が浮き出ていた。

 

「まぁいいわ……あなた…どこまで分かっているの?」

 

「…!?」

 

バカな!?こいつ俺が未来が見れることを知っている!?いやそんなはずはない!!俺から口に出したことはないしあの忍がばらすことも考えられん…まさか俺の言動や行動で見抜いたのか!?俺としたことが周りのことを考えるばかりで自分のことが疎かになったか?……だがそう簡単に俺を殺すこと(始末すること)は出来ないはずだ。異端技術を開発したあいつにとって俺たちは研究意欲をそそられる謎の塊だ、やつの目的は時間稼ぎか。

ちなみにこの間0,2秒である。“!?”が多いのは冷静さをかいたわけではなく、単に俺がこういう性格だからだ(メメタァ

 

「全部知っているが、全部どうなるか分からねぇ…だからここまで派手に動いてる」

 

「全部知っていて、全部どうなるか分からないだと…?わけの分からないことを…」

 

…これが普通の反応である。実際わけのわからんやつに訳のわからんことを言われればそうなる。おれもそうなる。

前の俺ならナニイッテンダオレ状態になる。だが事実なんだ、俺の未来視は確定されている訳ではないのだ。俺が視れるのはあくまで可能性の未来だ、そうなるかもしれないし、そうならないかもしれない。そんな可能性を無限に近い数を見ているのだ、全部視たから知ってるけど全部そうなるかもしれないし、そうならないかもしれないから単純に分からないのだ。

 

「まぁいいわ……とりあえずあなたはここで遊んでてもらうわ」

 

そう言って彼女はソロ…ソロなんとかの杖を取り出す。

 

「ソロバンの杖!?」

 

「ソロモンの杖よ!!」

 

知っとるわボケ、そんなあんたよりも古くてすげぇことしてる大魔術師の名前なんかいったら…記憶消されるわ!!

(FGOで名前言ったらソロ…ソロなんとかにナニカサレルというのを思い出した)

 

「ま、まぁ少しの間この子たちの相手をしててもらいましょうか」

 

「ちっ、ゼロ行くぞ!!」

 

『了解です!!マスター!!』

 

俺はゼロを纏う(変身シーンはシャウトモンがオメガシャウトモンに進化するシーンをイメージ、でも手にもアーマーがつく訳じゃなくアーマーがつくのは手首から肘当たりまで、足は膝までで長ズボンが半ズボンになる、変身後の姿は白を基調とした青の結晶体が埋め込まれたアーマーが腕と足、かっこいい耳当てだけが展開される、着ている服は長ズボンが半ズボンになるだけで形はほとんど変わらず色が青、または水色になる。ちなみにアーマーといってもガングニールを纏った立花の腕のアーマーのようにゴツくなく腕や足にフィットしている感じ、イメージは聖闘士聖矢Ω一期のペガサスのクロスの腕アーマーと足アーマーの赤のラインを無くして結晶体の色を青くしたのをイメージすると分かりやすい)

 

『はあああああああ!!』

 

『さぁ出せよノイズを、あんたの時間稼ぎにつきあってやんよ』

 

俺は彼女にできるだけノイズをたくさん召喚するように煽る。すると…彼女は笑顔でノイズを召喚する。

 

「あらいいのかしら、そんなこと言っちゃって。下手こけば死んじゃうわよ」

 

『死なねぇよ、ノイズ程度に殺られるほど俺の命は安くねぇぞぉ!!』

 

 

 

 

ハヤトSIDE

 

「うおおおおおおおおお!!」

 

俺は拳を握り、“先輩”に突撃する。

 

「そんな直線的な攻撃にあたるとでも?」

 

先輩は後ろ飛び上がり俺の拳をよけるが

 

「はぁ!!」

 

俺は即座に対応し、振り抜いた腕を地面に突き刺し勢いを殺さず飛び上がった先輩に蹴りを放つ

 

ー撃!!ー

「がっ!?」

 

予想外だったのか先輩はそのまま蹴りを食らい、地面に落ちズザーーと音をたてながら吹っ飛ぶ

 

「どれだけ強くなったかとか言ってた気がするがそんなんじゃあ人のこと言えねぇんじゃねえか?先輩よ」

 

すると先輩は起き上がり赤を基調とした白の結晶体が埋め込まれたコアアーマーについたほこりを払いながら

 

「あくまで俺は挨拶を貰っただけだ」

 

と余裕を見せる。

 

ちっあんな感じに言ったがそんなに効いてねぇみてぇだ、まぁ今のでやられるのなら先輩の偽物って認識にしてたが…

 

「ほらかかってこいよ、お前の相手はここにいる俺だぞ、後輩よ」

 

「舐められたままじゃ終われねぇんだよ!!」

 

俺はまた拳を握り地面を蹴り、先輩に突撃する

 

「はあああああああ!!」

 

「ふっ…」

 

「はっ!らっ!だただだだだだだ!!」

 

俺はパンチと蹴りのラッシュを放つが全て防がれる(イメージはモチロンドラゴンボールの戦闘シーン)

 

「そんなもんか?ふんっ!!」

 

ー撃!!ー

「ぐううううう!!」ズザーー

 

俺は衝撃を受け流せず、足で地面をえぐりながら後ろに吹き飛ばされる

 

「まだまだぁ!!はあああああああ!!」

 

だが俺はまた先輩に突撃する

 

「おらああああああ!!」

 

そんな俺に先輩は

 

「しかたねぇなぁ…ふっ!」

 

と言い拳を振りかざす、そして互いの拳が互いの顔面に直撃しそうになったとき…

 

『アーマーパージだぁ!!!』

 

「なにっ!?」

 

「つっ…」

 

突然の叫び声におれも先輩も驚く

 

「ちっあいつ……今回はここまでだ」

 

「はぁ!?何言って…」

 

そう言って先輩は声がした方向に飛んでいってしまった

 

「…なんなんだよこれ…」

 

俺は呆れていた、あまりにも前世と変わりなく自由奔放さ加減が果てしない俺のたった二人の先輩の一人に……

 

「とりあえず未来のとこいくか」

 

そして俺もわりと自由奔放だった

 

 

イクサSIDE

 

『はぁ!!』

 

ー撃!!ー

「!?!!?!?」サーーー

 

ちょいと調子に乗りすぎたか、数が多い

 

『まぁ!』

 

俺はノイズに向かって蹴りを放ち

 

ー撃!!ー

「!?!!?!?」サーーー

 

『こんな!』

 

拳を振り抜き

 

ー撃!!ー

「!?!!?!?」サーーー

 

『程度じゃあ!』

 

手刀で斬り

 

ー撃!!ー

「!?!!?!?」サーーー

 

『苦戦はしねぇがなぁ!!』

 

大量のノイズを炭に変えていた、すると…

 

プルルルル

 

『あーはいもしもーし』

 

『やっと繋がった!』

 

本部から通信がきた

 

『なんだ?』

 

『今!イクサさんの近くにノイズが大量発生して…』

 

まぁそうとるしかないよな

 

『今、残滅中だ』

 

『それとイチイバルの装者が見つかってその…響さんの応援に向かってほしいのですが』

 

うわ、もうアーマーパージかよ、ちょっと展開速すぎ…

 

『了解した、ノイズを処理したらそちらに向かう』プツッ

 

俺は通信をきり、端末をポケットにしまい

 

『急ぎだ、一気に片付ける』

 

そうして俺は両腕を胸の前でクロスし、気を体の中心に集め…両腕を広げ、集めた気を解き放つ!!

 

《気合い砲》

 

すると俺を中心に円を作っていたノイズたちが一瞬で炭になり、消えていった

 

『ん?あいつどこ行きやがった?まぁいいか。さて、いきますか』

 

予想外のことにいつもより少し急いで目的地に向かう俺であった。




はい今回はここまでです。設定と追加いきまーす!

“気”

知っての通り爆発させたり、空飛んだり、刃物に出来たりする万能チート能力(デメリットあり)。今回イクサが気合い砲でノイズを残滅したが「位相がずれてるのになんで?」と思った方も多いでしょう。ノイズを倒せた理由は「そういやヒットが時間を貯めて作ったパラレルワールドをこわしてたなゴクウサは」ということであれ?これノイズを気で攻撃するときノイズのいる世界の壁を攻撃する部分だけ壊せば行けるくね?ということにしました。

新しいやつ

三人目のコアの使い手ですね、これは次回やります

話は変わるけどドッカンバトルのゴジータ4のリーダースキルいろんな意味でやばくね?つかつよすぎになるけどカテゴリ合体戦士でいいだろ
てかFGOははっちゃけてんなおいリヨ絵のバーサーカーっておい(^^;


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