チケットモンスターズ (日本のスターリン)
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ルール説明
《ゲーム開始》
・デッキ40枚
・特殊召喚デッキ0~40枚。
・デッキ&特殊デッキに入れられる同名カードは2枚まで。
・お互いにHP1000点・ガードスター6個でゲーム開始。
・お互いにデッキから手札6枚になるようにドローする。
・先行と後攻を決めてゲーム開始。
《ターンの流れ》
◎召喚ステップ
・開始時に0~2枚までデッキからドロー(先行第一ターンのみ0~1枚)。その後手札を0~1枚までエネルギーに送る。
・1ターンに1度のみチケモンカードを召喚できる。
・1ターンに1度のみチケモンカードを特殊召喚できる。
・お互いのプレイヤーは魔術カードを発動できる。
・お互いのプレイヤー道具カードを発動できる。
・お互いのプレイヤーはチケモン効果を発動できる。
◎攻撃ステップ
・先行第一ターンはこのステップをスキップする。
・攻撃プレイヤーの場にチケモンが居ない場合もこのステップをスキップする。
・チケモンカードでそれぞれ1体につき1ターンに1度のみ攻撃できる。
・お互いのプレイヤーは攻撃宣言時に魔術カードを発動できる。
・お互いのプレイヤーは攻撃宣言時に道具カードを発動できる。
・お互いのプレイヤーはチケモン効果を発動できる。
・攻撃ステップ終了後、相手ターンに移る。
《攻撃の流れ》
・ターンプレイヤーがチケモンを1体選択して攻撃宣言を行う。
・防御プレイヤーが魔術カードまたは道具カードまたはチケモン効果を発動できる。その後、攻撃プレイヤーも魔術カードまたは道具カードまたはチケモン効果を発動できる。(詳しくは《割り込み》参照)それを繰り返してお互いに発動する魔術カードまたは道具カードが無くなった場合ダメ―ジ処理に移る。
・攻撃チケモンの「戦闘力」と防御チケモンの「防御力」でダメージ処理を行う。
①攻撃チケモンの「戦闘力」が防御チケモンの「防御力」を上回っていた場合、その差の数値分、防御プレイヤーのHPにダメージを与え、防御チケモンをエネルギーに送る。
②攻撃チケモンの「戦闘力」と防御チケモンの「防御力」が同じだった場合、お互いが受けるダメージは0になる。お互いのチケモンは場に残る。
③攻撃チケモンの「戦闘力」が防御チケモンの「防御力」を下回っていた場合、その差の数値分、攻撃プレイヤーのHPにダメージを与える。お互いのチケモンは場に残る。
・防御プレイヤーの場にチケモンが居ない場合、直接攻撃になる。直接攻撃を受けるとガードスターが1個減る。
《ゲーム終了》
・どちらかのHPが0点になるかガードスターが0個になった場合、そのプレイヤーの敗北となりゲームセット。
《場》
・チケモンゾーンにチケモンを合計5体まで置くことができる。
・アイテムゾーンに魔術カード&道具カードを合計5枚まで発動する事ができる。
《エネルギー》
・チケモンの召喚や魔術カード&道具カードを発動するコストとして支払うMPである。
・MPをコストとして支払った場合、デッキに戻る。
・必要なコスト以上になるようにのMPをデッキまたは特殊デッキに戻す(わざと余分に戻す事はできない)。
《召喚方法》
・攻撃プレイヤーは召喚に必要なMPをエネルギーからコストとして支払い、1ターンに1度のみチケモンを手札からチケモンゾーンに召喚できる。
《特殊召喚の流れ》
・カードの効果でチケモンをチケモンゾーンに出す行為または特殊召喚デッキからチケモンを場に出す行為を特殊召喚と呼ぶ。
・お互いのプレイヤーはそれぞれのターンに1度のみ、特殊召喚を行える。
・MPは必要ない。
《魔術カード》
・必要なMPをコストとして支払って発動できる。
・発動時、アイテムゾーンに置かれる。
・効果処理終了後、エネルギーゾーンに送られる。
・特殊召喚デッキには入らない。
・発動に必要なコストとエネルギーに送られた場合のMPが記載されている。
《道具カード》
・必要なMPをコストとして支払って発動できる。
・発動時、アイテムゾーンに置かれる。
・効果処理終了後、アイテムゾーンに残る。
・特殊召喚デッキには入らない。
・発動に必要なコストとエネルギーに送られた場合のMPが記載されている。
《チケモンカード》
・通常チケモンと特殊チケモンが存在する。
・通常チケモンはデッキにのみ入る。(チケモンカードと記されている)
・特殊チケモンは特殊デッキにのみ入る。(特殊チケモンと記されている)
・「戦闘力」「防御力」「グレード」「族性」「チケモン効果」「MP」「コスト」の7つのステータスで構成されている。
《グレード》
・チケモンカードにのみ存在し、グレード1~グレード10まである。
《族性》
①ヒト族性 ②大地族性 ③金属族性 ④水族性 ⑤火炎族性 ⑥幻族性
以上、6つの族性がある。
《チケモン効果》
・同じカードの同じ効果は1ターンに1度までしか発動できない。
・効果がないチケモンカードも存在する。
《MP》
・エネルギーに送られた時にコストとして払えるようになる数値。
・チケモンカード、魔術カード、道具カード全てに存在する。
《コスト》
・チケモンの召喚、魔術カード&道具カード発動するために払わなければならない数値。
・特殊チケモンには存在しない。
《割り込み》
①召喚ステップ時は攻撃プレイヤーが先にカードの効果を発動する権利を持つ。(攻撃プレイヤーが発動しない場合、防御プレイヤーが先に発動できる。その場合でも割り込み可能。)
・攻撃プレイヤーがカードの効果を発動した場合、防御プレイヤーは「割り込み」でカードの効果を発動できる。(防御プレイヤーが割り込みしない場合、攻撃プレイヤーが自分のカードに割り込む事ができる。)
・防御プレイヤーが割り込んできた場合、攻撃プレイヤーはそれに「割り込み」でカードを発動できる。(攻撃プレイヤーが割り込みしない場合、防御プレイヤーが自分のカードに割り込む事ができる。)
・攻撃プレイヤーが割り込んできた場合、防御プレイヤーはそれに「割り込み」でカードを発動できる。(防御プレイヤーが割り込みしない場合、攻撃プレイヤーが自分のカードに割り込む事ができる。)
以上の流れをお互いに発動したいカードが無くなるまで繰り返す。
・その後カードの効果処理を行い、最後に割り込まれたカードから順にカードの効果を適応する。
・カードの効果処理が終わった場合、また攻撃プレイヤーが先にカードを発動する権利を持つ。(攻撃プレイヤーが発動しない場合、防御プレイヤーが先に発動できる。)
②攻撃ステップの攻撃宣言時は防御プレイヤーが先にカードの効果を発動する権利を持つ。(防御プレイヤーが発動しない場合、攻撃プレイヤーが先に発動できる。その場合でも割り込み可能。)
・防御プレイヤーがカードの効果を発動した場合、攻撃プレイヤーは「割り込み」でカードの効果を発動できる。(攻撃プレイヤーが割り込みしない場合、防御プレイヤーが自分のカードに割り込む事ができる。)
・攻撃プレイヤーが割り込んできた場合、防御プレイヤーはそれに「割り込み」でカードを発動できる。(防御プレイヤーが割り込みしない場合、攻撃プレイヤーが自分のカードに割り込む事ができる。)
・防御プレイヤーが割り込んできた場合、攻撃プレイヤーはそれに「割り込み」でカードを発動できる。(攻撃プレイヤーが割り込みしない場合、防御プレイヤーが自分のカードに割り込む事ができる。)
以上の流れをお互いに発動したいカードが無くなるまで繰り返す。
・その後カードの効果処理を行い、最後に割り込まれたカードから順にカードの効果を適応する。その後ダメージ処理を行う。
・ダメージ処理が終わった場合、また防御プレイヤーが先にカードを発動する権利を持つ。(防御プレイヤーが発動しない場合、攻撃プレイヤーが先に発動できる。)
1ターンキルや1ショットキルができないようなルールにしましたが、本編ではHPが既定の5分の1でバトルが行われています。
HPが過剰だとインフレが進むにつれ、1ターンキルや1ショットキルをできないように設定したHPの意味がなくなってしまうため、HPを大幅に減らしました。
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1巻
プロローグ
ここは地球。今この星は4つの国々でできている。その内三つの国は戦争中の三つ巴状態で、それら三つの国々が覇権争いをしており、3強1弱状態で地球は実質3つの国で構成されていると言っても過言ではない。
4つの国は、巨大な列島のマカロン帝国、大きな大陸のアヒージョ合衆国、マカロン帝国とアヒージョ合衆国の中間くらいの大きさの大陸のペペロンチーノ王国。そして、小さな諸島のマルゲリータ帝国である。マルゲリータ帝国は永世中立国で戦争には参加していない。マカロン帝国、アヒージョ合衆国、ペペロンチーノ王国の3ヵ国で三竦みの世界大戦を繰り広げているのである。
この星で決められている国際法では、戦争での人を殺す事・戦争で兵器を使う事が禁止されており、3ヵ国が繰り広げている戦争は全て「チケットモンスターズ」と呼ばれる一騎打ちのカードゲームで行われている。チケットモンスターズで決着が付くと敗者は自動的にコインにされる仕様になっているのである。その原理は科学的には一切解明されておらず、神秘のゲームとされていた。そして、そのチケットモンスターズというカードゲームを殺人や兵器の使用を行えない戦争に利用する事にしたのである。
ゲームに敗北しコインにされた人間を元に戻す方法は現状無い。敗者はコインにされたままなのである。しかし、コインにされた人間を元に戻す研究は日々行われており、敗者であるコインを破壊する事は禁じられている。敗者のコインは全て勝者によって保管する事が義務付けられている。そのようなルールの中、敵国人をコインにするチケットモンスターズによるバトル(チケモンバトル)が日々繰り広げられている。
そして、本作の主人公である五郎丸五郎は、巨大な列島のマカロン帝国の軍の選抜部隊Bに配属される軍人である。選抜部隊Bは選りすぐりのエリートが集められた精鋭部隊である。そして、五郎は選抜部隊Bの隊長である。
五郎は戦争の任務をこなすために、数々の敵国人とチケモンバトルをしていくのであった…。
1章 選抜部隊B
五郎「一。デッキの調子はどうだ?」
五郎は、親友であり選抜部隊Aの隊長であるも金田一に話かけた。
一「パパから貰った新カードを入れて強化してもうバッチリさ!」
一はマカロン帝国の国家元首・金田金の息子である。そのためデッキの強化は充実している。
桜「いいわね。羨ましいわ。」
ひろし「私も金田王陛下の息子に生まれたかったわ。」
玉子「俺だって金田王陛下の娘に生まれていりゃ今頃は…。」
光彦「カードの強さイコールデッキの強さではないさ。」
選抜部隊Bの女性隊員である佐倉桜と伊集院玉子、そして男性隊員の満天ひろしと永沢光彦が次々に喋りだした。佐倉桜は、長身でスタイルがよく鮮血のような真っ赤で身長よりも長い髪を地面につかないように毛先まで大きくカールさせ、垂直立ちするとD字型のシルエットになる髪型をしている赤い眼の美女である。伊集院玉子は長身で胸は非常に巨乳…というよりも爆乳で、スタイルは抜群、腰まである長い黒髪を無造作に伸ばしている青い瞳の男性的な美女である。満天ひろしは、黒い短髪の小柄でややぽっちゃり気味の女性的な赤い眼の美青年である。そして、永沢光彦は黒い眼に黒髪で長身の細マッチョな優男で、この部隊の副隊長である。
五郎「選抜部隊Bの作戦会議が始まるまで、あと7分だ。与太話はこれくらいにして作戦会議に急ごう。じゃあな一。またあとでな。」
一「うん、またあとでな。」
そうして、選抜部隊Bの隊員全員参加の作戦会議が始まった。
五郎「その通りだな。我々の次の任務はペペロンチーノ王国の機密資料の略奪だ。ペペロンチーノ王国のΩブロック基地に乗り込み、機密資料を持ち出すのが僕の使命だ。」
玉子「俺たちは五郎のサポートに徹して、五郎が資料を無事略奪できるようにする事だ。」
ひろし「私たちの腕に任務の成功がかかってるのね。」
五郎「そうだ。おとりになってでも僕が機密資料を持ち出すのを妨害させないでくれ。」
光彦「Ωブロック基地は少人数で小型の簡易基地だ。俺たちだけでひきつけるのは十分可能だ。」
3日後に向けた資料略奪作戦の会議が続いた…。
2章 略奪
ペペロンチーノ王国のΩブロック基地での資料略奪作戦当日。選抜部隊Bは早速Ωブロック基地へ奇襲を仕掛けた。光彦、桜、ひろし、玉子は見張り兵とチケモンバトルを開始した。
五郎はそんな仲間たちをしり目に地下へと潜入した。地下は無防備で誰も居なかった。五郎は順調に機密資料をしまってあるという物置にたどり着いた。
その物置に入ろうとした瞬間、呼び止められた。
エド「おい、待て!ここは通さないぞ。」
Ωブロック基地隊長・江戸川エドだった。
五郎「バトルせずに、略奪するつもりだったが見つかっては仕方がない。チケモンバトルだ!」
エド「コインにしてやるぜ!」
五郎・エド「バトル!!!」
バトル中は謎の結界が発生し、どちらも逃げる事ができず、誰も割り込む事もできない。
戦争では通常のHPの5分の1でバトルが開始される。
エド「僕のターン!当然、1枚ドロ―!!」
エド・HP200/ガードスター6/手札7/エネルギー0
エド「手札を1枚エネルギーに送る!」
エド・エネルギー0→1
エド「『マジ無いお呪い』を発動!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
マジ無いお呪い
魔力カード/MP1/コスト0
①自分の手札を1枚エネルギーへ送る。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
エド「効果で手札を1枚エネルギーに送る。」
エド・手札6→4/エネルギー1→3
エド「『魔界の火炎瓶』を召喚!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
魔界の火炎瓶
チケモンカード/MP0/コスト0
グレード1/戦闘力10/防御力10/火炎族性
<チケモン効果>
①このカードが場からエネルギーに送られた場合発動できる。自分の手札1枚をエネルギーに置く。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
エド「ターン終了。」
五郎「僕のターン!2枚ドロー!!手札を1枚エネルギーに送る!」
五郎・手札8→7/エネルギー0→1
五郎「『茨城の水車』発動!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
茨の水車
道具カード/MP2/コスト0
①このカードが場に存在する場合、お互いのターン終了毎に相手のHPは-10される。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
五郎「さらに『デッキデス・バグ』発動!お互いに3枚デッキデスする!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
デッキデス・バグ
魔力カード/MP0/コスト0
①お互いにデッキの上から3枚エネルギーへ送る。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
五郎・エネルギー1→4
エド・エネルギー3→6
五郎「エネルギーを3支払い、『インチキ・ハッカー』を召喚!」
五郎・手札4/エネルギー4→1
――――――――――――――――――――――――――――――――――
インチキ・ハッカー
チケモンカード/MP1/コスト3
グレード3/戦闘力30/防御力30/ヒト族性
<チケモン効果>
①攻撃宣言時に発動できる。このバトルでこのチケモンが相手チケモンを倒した場合、自分はデッキの上のカードを2枚エネルギーに送る。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
五郎「インチキ・ハッカーで魔界の火炎瓶を攻撃!そして、そっちが何も発動してこなければ、インチキ・ハッカーの効果発動!」
魔界の火炎瓶はインチキ・ハッカーに倒された!
五郎「防御力10-戦闘力30=で-20!20のダメージだ!」
エド・HP200→180
五郎「インチキ・ハッカーの効果処理でデッキトップをエネルギーへ!」
五郎・手札4/エネルギー1→4
五郎「よし!MP2のカードがエネルギーに送られたぜ!」
エド「魔界の火炎瓶の効果で手札を1枚エネルギーに送る!」
エド・手札2/エネルギー6→7
五郎「ターン終了!この瞬間茨の水車の効果が発動!相手に10のダメージ。」
エド・HP180→170
エド「僕のターン!2ドロー!!手札1枚をエネルギーへ!」
エド・/手札3/エネルギー7→8
エド「コストを2支払い、『炎魔王のしもべ』を召喚!」
エド・エネルギー8→6
――――――――――――――――――――――――――――――――――
炎魔王のしもべ
チケモンカード/MP1/コスト2
グレード2/戦闘力0/防御力20/火炎族性
<チケモン効果>
①このカードが場にある場合発動し続ける。場の火炎族性チケモンの戦闘力・防御力は+10される。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
エド「コストを4支払い、『放課後の放火』を発動!特殊召喚デッキから『炎魔王 フレアデーモン』を特殊召喚!」
エド・手札1/エネルギー6→2
――――――――――――――――――――――――――――――――――
放課後の放火
魔力カード/MP1/コスト4
このカードは召喚ステップ時にのみ発動できる。
①火炎族チケモンが1体以上存在する場合発動できる。
特殊召喚デッキから「炎魔王 フレアデーモン」1体を特殊召喚する。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――――――――――――――――――
炎魔王 フレアデーモン
特殊チケモン/MP4/コストなし
グレード5/戦闘力50/防御力50/火炎族性
<チケモン効果>
①自分の場に他にカードが存在しない場合、攻撃宣言時に発動できる。
このターンにこのカードが直接攻撃に成功した場合、減るガードスターは2個になる。
②召喚ステップに発動できる。自分は2枚ドローする。自分はこの効果をゲーム中1度しか発動できない。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
エド「そして炎魔王フレアデーモンの効果で2ドロー!!」
エド・手札1→3/エネルギー2→3
エド「バトル!炎魔王のしもべの効果で戦闘力が60となっているフレアデーモンでインチキ・ハッカーを攻撃!」
五郎「攻撃宣言時、コストを1払い『ガーディアン・スピリッツ』を発動!インチキ・ハッカーの防御力を倍にする!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ガーディアン・スピリッツ
魔力カード/MP1/コスト1
①場のチケモン1体を選択して発動できる。選択したチケモンの元の防御力はターン終了時まで×2される。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
五郎・手札3/エネルギー4→3
エド「コスト3を払い『向こうを無効』を割り込みで発動!!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
向こうを無効
魔力カード/MP0/コスト3
①アイテムゾーンのカード1枚を選択して発動できる。ターン終了時までその効果を無効にする。その後自分の場のチケモン1体の戦闘力・防御力を+10する事ができる。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
五郎「コスト3を払い僕も『向こうを無効』を割り込みで発動!!」
五郎・エネルギー3→0
エド「何!?」
五郎「何もなければ、さらに割り込んで『ドローゴー』発動だ!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ドローゴー
魔力カード/MP0/コスト0
①場の「ハッカー」チケモン1体を対象に発動できる。対象チケモンが戦闘で相手のHPにダメ―ジを与えた時自分は手札が4枚になるようにドローする。(この効果は1ターンに1度しか適用されない。)
――――――――――――――――――――――――――――――――――
五郎「これでお前の向こうを無効を無効にし、僕のガーディアン・スピリッツの効果は有効だ!向こうを無効の効果でインチキ・ハッカーの防御力を+10し、さらにのガーディアン・スピリッツの効果で元々の防御力は倍になる!よって防御力は70だ!お前に10のダメージだ!」
エド「くぅ…!!
エド・HP170→160
五郎「そしてドローゴーの効果で3ドローだ!」
五郎・手札1→4
エド「ターン終了!」
五郎「この瞬間茨の水車の効果が発動!」
エド・HP160→150
五郎「僕のターン!2ドロー!!手札を1枚エネルギーに送る!」
五郎・手札5/エネルギー1→2
五郎「コストを2払い、『ハンドデス・バグ』発動。相手の手札を2枚捨てさせる。」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ハンドデス・バグ
魔力カード/MP1/コスト2
①相手は手札を選択して2枚エネルギーへ送る。(手札が2枚以下の場合、全てエネルギーに送る。)
――――――――――――――――――――――――――――――――――
五郎・手札4/エネルギー2→0
エド「なに!?」
五郎「今お前の手札は2枚だから全て捨てて貰う。」
エド・手札2→0
五郎「インチキ・ハッカーでフレアデーモンを攻撃!手札がなければ妨害できまい!攻撃宣言時に、インチキ・ハッカー効果発動!それに割り込み『インスピレーション・アタック』を発動!インチキ・ハッカーの戦闘力は80となる!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
インスピレーション・アタック
魔力カード/MP0/コスト0
①場のチケモン1体を選択して発動できる。選択したチケモンの戦闘力はターン終了時まで+50される。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
五郎・手札3/エネルギー1
エド「くそおおおお」
五郎「フレアデーモン打倒!!!」
エド・HP150→130
五郎「インチキ・ハッカーの効果が適用されてターン終了!そして瞬間茨の水車の効果発動。」
五郎・エネルギー0→3
エド・HP130→120
エド「僕のターン!2ドロー!手札を1枚エネルギーへ!」
エド・手札1/ネルギー7
エド「エネルギーを3使い『烈火の裂果』を召喚!」
エド・/手札0/エネルギー7→4
――――――――――――――――――――――――――――――――――
烈火の裂果
チケモンカード/MP1/コスト3
グレード3/戦闘力50/防御力10/火炎族性
<チケモン効果>
なし
――――――――――――――――――――――――――――――――――
五郎「何もなければこちらから効果発動!『ディープ・ホール』発動!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ディープ・ホール
魔力カード/MP1/コスト0
①相手がチケモンを召喚・特殊召喚した場合に発動できる。そのチケモンの戦闘力を-20する。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
五郎・手札2/エネルギー3→4
エド「烈火の裂果はディープ・ホールに効果で戦闘力は30まで下がるが、炎魔王のしもべの効果で戦闘力40となる!インチキ・ハッカーに攻撃!」
五郎「この瞬間!インチキ・ハッカーを対象に『水晶の鎧』を発動!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
水晶の鎧
道具カード/MP1/コスト3
このカード発動時に選択したチケモンが場に存在しない場合、このカードはエネルギーに送られる。
①自分の場のチケモン1体を選択して発動する。選択したチケモンはこのカードが場に存在する限り、戦闘力・防御力は+60される。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
五郎・手札1/エネルギー4→1
五郎「この瞬間!インチキ・ハッカーの戦闘力と防御力は90になる!返り討ちだ!!」
エド・HP120→70/手札0/エネルギー4
エド「ターンエンド!」
五郎「瞬間茨の水車の効果発動。」
エド・HP60/手札0/エネルギー4
五郎「2ドロー!手札1枚をエネルギーへ!」
五郎・エネルギー1→2
五郎「エネルギーを1払い『サイコパス・ハッカー』を召喚!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
サイコパス・ハッカー
チケモンカード/MP1/コスト1
グレード1/戦闘力20/防御力0/ヒト族性
<チケモン効果>
①このカードが場にある限り、「ハッカー」チケモンの戦闘力は+10される。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
エド「…」
五郎(戦闘力100となったインチキ・ハッカーで、烈火の裂果に攻撃ですれば相手のHPは0になり、僕の勝ちだ。)
五郎「インチキ・ハッカーで、烈火の裂果に攻撃…!」
エド「くう…投了する」
五郎「認めよう。」
エド・HP70→0
五郎はエドを捕虜にした。敗北が決定すると自動的にコインになってしまう仕様だが、投了するとコインにならずに済む仕様なのである。投了は相手の合意が無ければできないが、相手の投了を認めない事は原則戦争犯罪として扱われるのである。
五郎は捕虜であるエドを物置に閉じ込めて、物置に入っていた機密資料の入っている手提げ金庫を持ち出し外にでた。手提げ金庫の中は圧縮空間になっていてこれ一つで膨大な資料が入っていると思われる。
一方、おとりである光彦達は、バトルで見張り兵をコインにした後すぐに撤退していた。五郎も急いで撤退しようとした。しかし…。
まさお「そこまでだ!」
そこには、ペペロンチーノ王国の親衛隊Aの副隊長である風間まさおが99人の兵を引き連れていた。
まさお「100連戦して我々全員を倒すか。大人しく捕虜になるか。二つに一つだ。」
五郎は100人の兵士に囲まれてしまったのである。
五郎「一巻の終わりだ…!」
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2巻
1章 九死に一生
五郎はペペロンチーノ王国の親衛隊Aの副隊長である風間まさおが率いる99人の二等兵に囲まれていた。
まさお「この張りぼての基地はお前のような飛んで火にいる夏の虫を誘き寄せる罠だったんだよ!」
五郎「絶体絶命だ…。」
まさお「大人しく捕虜になるか?それともコインになるか?」
五郎「全員倒してやる!一人ずつかかってこい!」
まさお「ではまずは僕から」
五郎「くっそ!!バトル!!!」
まさお「僕のターン!1ドロー!そして、手札を1枚エネルギーへ!」
まさお・手札6/エネルギー1
まさお「『透過交換』を発動!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
透過交換
魔力カード/MP0/コスト0
①自分のデッキの上から3枚をエネルギーに送り、相手はデッキから2枚ドローする。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
まさお「相手は2ドローし、自分はデッキトップ3枚をエネルギーとして増やす!」
まさお・エネルギー1→4
五郎・手札6→8
まさお「『スケープ・スライム』を召喚!!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
スケープ・スライム
チケモンカード/MP1/コスト0
グレード2/戦闘力30/防御力0/水族性
<チケモン効果>
①召喚ステップに相手の手札が8枚以上存在し、自分の手札が4枚以下の場合に発動できる。デッキからカードを2枚ドローする。発動後、このチケモンの効果は無効化される。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
まさお「そして効果発動!効果で2枚ドロー!!」
五郎「透過交換とのコンボか…!」
まさお・HP200/ガードスター6/手札4→6/エネルギー4
まさお「ターン終了!」
五郎「僕のターン!2枚ドロー!!手札はエネルギーに送らない!!」
五郎・手札8→10/エネルギー0
五郎「『スタート・ハッカー』を召喚!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
スタート・ハッカー
チケモンカード/MP1/コスト0
グレード4/戦闘力0/防御力40/ヒト族性
①自分のエネルギーが0の場合にこのカードを召喚・特殊召喚に成功した場合発動できる。
自分のデッキの上から3枚をエネルギーに送る。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
五郎「スタート・ハッカーの効果発動!デッキトップを3枚エネルギーに送る!」
五郎・エネルギー0→3
五郎「スタート・ハッカーでスケープ・スライムに攻撃!」
まさお「通す。」
五郎「ならばコストを2支払い『チアの剣』を発動!」
五郎・エネルギー3→1
――――――――――――――――――――――――――――――――――
チアの剣
道具カード/MP1/コスト2
①このカードの発動時、デッキの一番上のカード1枚をエネルギーに送る。
②このカードが場に存在する場合、自分の場のチケモンの戦闘力は+40される。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
五郎「エネルギーを1増やし、僕の場のチケモンの戦闘力は+40される。戦闘力40となったスタート・ハッカーでスケープ・スライムを倒す!」
まさお「これくらいの傷!!」
まさお・HP200→160/エネルギー4→5
五郎「ターン終了!」
まさお「僕のターン!2ドロー!手札を1枚エネルギーへ送る!」
まさお・エネルギー5→6
まさお「コストを6支払い、『甘い雨乞い』を発動!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
甘い雨乞い
魔力カード/MP1/コスト6
このカードは召喚ステップ時にのみ発動できる。
①自分の場にチケモンが居ない場合発動できる。
特殊召喚デッキからグレード6以下の水族性チケモン1体を特殊召喚する。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
まさお・エネルギー6→0
まさお「この効果で『スラム・スライム』を特殊召喚!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
スラム・スライム
特殊チケモン/MP3/コストなし
グレード6/戦闘力100/防御力50/水族性
<チケモン効果>
①自分のターンの召喚ステップに自分のエネルギーが1以下の場合に発動できる。
自分のデッキの上からエネルギーに5枚送る。自分はこの効果をゲーム中1度しか発動できない。
②攻撃宣言時に発動できる。相手に30のダメージを与える。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
まさお・エネルギー1
まさお「スラム・スライムの効果発動!デッキトップから5枚エネルギーへ増やす!
まさお・1→6
まさお「コストを3支払い『パラダイスライム』召喚!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
パラダイスライム
チケモンカード/MP1/コスト3
グレード3/戦闘力30/防御30/水族性
<チケモン効果>
①このカードが場に存在する限り、水族性チケモンの戦闘力は+30される。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
まさお・エネルギー6→3
まさお「スラム・スライムでスタート・ハッカーを攻撃!」
五郎「そのまま受ける!」
まさお「スラム・スライムの効果発動!相手に30ダメージ!」
五郎・HP200→170
まさお「さらに戦闘力130になったスラム・スライムに防御力40のスタート・ハッカーが倒された事により相手にバトルダメージ!!!」
五郎「ぐぬぬ…」
五郎・HP170→80/エネルギー2→3
まさお「パラダイスライムで直接攻撃!!」
五郎・ガードスター6→5
まさお「直接攻撃ではHPにダメージは行かず、ガードスターが破壊される。命拾いしたな。ターンエンド。」
五郎「僕のターン!2ドロー!手札を1枚エネルギーへ送る!」
五郎・手札8→9/エネルギー3→4
五郎「コストを1払い、『オッドアイ・ハッカー』を召喚!そして効果発動!」
五郎・エネルギー4→3
――――――――――――――――――――――――――――――――――
オッドアイ・ハッカー
チケモンカード/MP1/コスト1
グレード1/戦闘力30/防御力0/ヒト族性
①召喚ステップに手札を2枚エネルギーへ送り発動できる。
特殊召喚デッキからグレード1の「ハッカー」チケモン1体を特殊召喚する。
発動後、このチケモンの効果は無効化される。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
五郎「手札を2枚エネルギーに送り、『ドラゴン・ハッカー』を特殊召喚!」
五郎・エネルギー3→5
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ドラゴン・ハッカー
特殊チケモン/MP2/コストなし
グレード1/戦闘力10/防御力20/ヒト族性
<チケモン効果>
①このチケモンが特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキの上から1枚をエネルギーに送る。
②このカードが場にある限り、このチケモン以外の自分の場のヒト族性チケモンの戦闘力は+20される。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
五郎「『ドラゴン・ハッカー』の効果を発動!デッキトップをエネルギーへ!」
五郎・エネルギー5→6
五郎「バトル!!戦闘力が効果で+40と+20されて、戦闘力90になったオッドアイ・ハッカーでスラム・スライムに攻撃!」
オッドアイ・ハッカー/グレード1/戦闘力90/防御力0
まさお「この瞬間!スラム・スライムの効果発動!相手に30ダメージ!」
五郎「それに割り込み、『インスピレーション・アタック』を発動!対象はオッドアイ・ハッカー!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
インスピレーション・アタック
魔力カード/MP0/コスト0
①場のチケモン1体を選択して発動できる。選択したチケモンの戦闘力はターン終了時まで+50される。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
まさお「それに割り込み!『防弱無靭』発動!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
防弱無靭
道具カード/MP1/コスト2
①発動時、相手に10のダメージを与える。
②このカードが場にある限り、自分のチケモンの防御力は+90される。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
まさお・エネルギー3→1
五郎「それに割り込み、『緊急処分』を発動!防弱無靭を対象にする!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
緊急処分
魔力カード/MP0/コスト0
①アイテムゾーンのカード1枚を選択して発動できる。そのカードをエネルギーゾーンに送る。(効果は無効化されない。)
――――――――――――――――――――――――――――――――――
まさお「それに割り込み、『ガードカード』を発動!防弱無靭を対象にする!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ガードカード
魔力カード/MP1/コスト1
①アイテムゾーンの道具カード1枚を選択して発動できる。このターン、選択したカードは相手のカードの効果ではエネルギーに送られない。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
まさお・エネルギー1→0
五郎「それに割り込み、『向こうを無効』を発動!対象はガードカード!」
まさお「なんだと!?」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
向こうを無効
魔力カード/MP0/コスト3
①アイテムゾーンのカード1枚を選択して発動できる。ターン終了時までその効果を無効にする。その後自分の場のチケモン1体の戦闘力・防御力を+10する事ができる。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
五郎・エネルギー6→3
まさお「っく!ならばさらに割り込んで『スライム・メンタル』を発動!対象はスラム・スライム!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
スライム・メンタル
魔力カード/MP0/コスト0
①場の水族性チケモン1体を選択して発動できる。選択したチケモンの防御力はターン終了時まで+80される。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
五郎「さらにさらに割り込んで『ストレート・ハッキング』を発動!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ストレート・ハッキング
魔力カード/MP1/コスト1
①このターン終了時まで、自分の場の「ハッカー」チケモンの戦闘力・防御力はアイテムゾーンの数1枚につき+10される。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
五郎・HP80/ガードスター5/手札2/エネルギー3→0
まさお「もう何もない!」
五郎「ならば効果を処理する!ストレート・ハッキングの効果だ!今アイテムゾーンのカードは8枚!よって全ての「ハッカー」チケモンの戦闘力は+80だ!」
オッドアイ・ハッカー/グレード1/戦闘力90→170/防御力0
ドラゴン・ハッカー/グレード1/戦闘力50→130/防御力20
まさお「スライム・メンタルの効果でスラム・スライムの防御力が+80される。」
スラム・スライム/グレード6/戦闘力100/防御力50→130
五郎「そして、向こうを無効の効果でガードカードの効果を無効!オッドアイ・ハッカーの防御力と戦闘力を上げる!」
オッドアイ・ハッカー/グレード1/戦闘力170→180/防御力0→10
まさお「ガードカードの効果は無効になって発動しない。」
五郎「よって緊急処分の効果は有効!防弱無靭はエネルギーに送られる!」
まさお「だが、すでに発動済みの効果は無効にされない!相手に10ダメージだ!」
五郎・HP80→70/ガードスター5/手札2/エネルギー0
五郎「だが、もう一つの効果の『このカードが場にある限り』という条件は満たせなくなるため、その効果は不発となる!そして、インスピレーション・アタックの効果も発動!」
オッドアイ・ハッカー/グレード1/戦闘力180→230/防御力10
まさお「そして最初のスラム・スライムの効果が処理され相手に30ダメージだ!」
五郎・HP80→50
五郎「そして攻撃が続行されスラム・スライム撃破!130-230で‐100だ!!」
まさお・HP160→60
五郎「ドラゴン・ハッカーでパラダイスライムを攻撃!30-130で‐100だ!!これが通れば僕の勝ちだ!!」
まさお「くううううう!!!」
ドカーーーーン!!!!
五郎「やったか!?」
まさお「やられたああああああああああああ!!!」
まさお・HP60→0
まさおは五郎に倒されコインになった。しかしすかさず次の兵士がバトルを挑もうとしてくる。
出素代「次は私が相手よ!」
ペペロンチーノ王国の二等兵の奇麗田出素代がバトルを挑んできた。
五郎「はぁ…はぁ…人海戦術で連戦を強いられたんじゃキリがない…!!」
光彦「そこまでだ!」
その時、光彦率いる選抜部隊Bが駆けつけた。
一「僕もいるぞ!」
同時にその時、一率いる選抜部隊Aが駆けつけた。そして選抜部隊ではない雑兵も100人近く駆けつけた。
嵐「くそ!我々の戦力で応戦するのは不利だ!引き上げるぞ!」
ペペロンチーノ王国の二等兵のリーダーである五十嵐嵐が撤退を命じ、ペペロンチーノ王国の兵隊たちは引き上げていった。
五郎「助かったぞ!よく助けに来てくれた!」
光彦「一のおかげだよ。一が機密資料の情報が罠である事に感付き、援軍を引き連れて俺たちを呼び戻したんだ。」
五郎「ありがとう!一!この恩は必ず返す!」
一「マカロン帝の息子の勘が働いたのさ。選抜部隊の優れた隊長を一人でも失うのは惜しいからね。慎重にならざるを得なかった。」
五郎「助かったよ一!君が居なかったらどうなっていた事か…。」
光彦「せっかく手に入れた金庫だけど中身は空か偽の情報だろうなぁー。」
玉子「俺が掴んだ情報だったんだが、罠だったのか。すまなかった。」
五郎「こうして無事でいられるんだから気にする事ないよ。」
こうして五郎は一の機転で救われ、無事本国に戻った。
2章 アヒージョ合衆国
五郎たち選抜部隊Bは次の任務として今度はアヒージョ合衆国に潜伏していた。アヒージョ合衆国は銃社会で民間人が銃を持っている国である。軍人が戦場で銃を使う事は国際法で禁止されているが、民間人の銃の使用は禁止されていない。民間人の銃の使用を禁止する条約はあるが、アヒージョ合衆国だけ唯一批准していないのである。このため、五郎たち軍人は敵軍以上に民間人の銃に気を付けなければならないのだ。
五郎「アヒージョ合衆国は、銃社会の国だから気を付けなければな。」
光彦「銃社会なだけじゃなく大麻や覚せい剤などの麻薬や違法薬物が蔓延していて治安も悪いからな。」
桜「この国では軍人より民間人の方が危険だわ。」
五郎「しかし、今度のターゲットは非軍人だ。」
玉子「どういうことだ?」
五郎「次のターゲットは、『インフォメーション・コア』という軍事施設の館長だ。軍事施設だが管理人である館長はお役人ではあるが、軍人ではない。」
ひろし「銃も所持してる可能性もあるって事?」
五郎「そうだ。軍事施設である以上、警備は軍人が行っているが館長や職員は非軍人だ。警備を行っている軍人はいつも通りチケモンバトルで倒せばいいが、館長や職員はそうはいかない。」
光彦「しかし、国際法でも防弾チョキの着用は禁止されていなし、防弾チョッキを着ていれば問題ないだろう。館長は格闘技で拘束する事になるが。」
ひろし「でもどうして、非軍人の館長を拘束する必要があるの?」
五郎「黒幕をあぶり出すためだ。」
アヒージョ合衆国は名前の通り共和制の国家であったが、三つ巴の戦乱の中、国内で極左派が起こした紛争によって独裁政権が樹立されてしまっているのだ。暴動によって樹立した即席政権であるため、国家元首の存在も不明なのだ。現在のアヒージョ合衆国の事実上の指導者は、姿も名前も公表せずに裏でアヒージョ合衆国の軍・政府を操っている。
光彦「現在、アヒージョ合衆国が裏の指導者によって動かされているのは知っているだろう?その未知の指導者の正体を明らかにするために、その未知の指導者から直接指令を受けているという軍事施設を差し押さえて徹底的に捜索するんだ。そして、通信先を割り出し、アヒージョ合衆国の黒幕までたどり着こうという作戦さ。」
五郎「3日後にインフォメーション・コアを襲撃する。」
3日後に向けた襲撃作戦の会議が続いた…。
3章 黒幕
五郎「建物・門の前、敵2人。その他、人なし。どうぞ。」
五郎たち選抜部隊Bは襲撃準備を開始していた。
光彦「建物の裏、人なし。どうぞ。」
桜「前門から見て左。人なし。どうぞ。」
ひろし「前門から見て右。人なし。どうぞ。」
五郎「3分後に前門から襲撃を開始する。3分以内に全員前門前の砂利道の茂みに集合。どうぞ。」
そして選抜部隊Bの全員が五郎の所に集合し、襲撃を開始した。
左門番の沢渡英才と光彦がチケモンバトルを開始し、右門番の剛力たけしとひろしがチケモンバトルを開始した。
たけし「僕のターン!当然1枚ドローする!そして、手札をエネルギーへ送る!」
たけし・HP200/ガードスター/手6札6/エネルギー1
たけし「『デッキデス・バグ』発動!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
デッキデス・バグ
魔力カード/MP0/コスト0
①お互いにデッキの上から3枚エネルギーへ送る。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
たけし・エネルギー1→4
ひろし・エネルギー0→3
たけし「『ゴキラー』を召喚!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ゴキラー
チケモンカード/MP1/コスト0
グレード1/戦闘力30/防御力0/大地族性
<チケモン効果>
①攻撃宣言時に発動できる。自分は手札から1枚カードをエネルギーへ送る事ができる。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ひろし「きゃあ!!ゴキブリぃ~~!!」
たけし「僕のデッキはインセクトデッキなのさ!これでターンエンド!」
ひろし「うぅ…私のターン!2ドロー!そして1エネルギー!」
ひろし・HP200/ガードスター6/手札7/エネルギー3→4
ひろし「私も『デッキデス・バグ』を発動するわ!」
たけし・エネルギー4→7
ひろし・エネルギー4→7
ひろし「さらにコスト6の『インチキ・トレード』を発動!!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
インチキ・トレード
魔力カード/MP0/コスト6
自分はこの効果を1ターンに1度しか発動できない。
①お互いに手札を全てエネルギーに送る。
②この効果でエネルギーに送った枚数分+1枚、お互いにデッキからドローする。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
たけし・手札4→5/エネルギー7→11
ひろし・手札6→7/エネルギー1→7
ひろし「『薔薇の魔女』を召喚するわ!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
薔薇の魔女
チケモンカード/MP1/コスト0
グレード3/戦闘力30/防御力40/大地族性
<チケモン効果>
なし
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ひろし・HP200/ガードスター6/手札6/エネルギー7
ひろし「行くわよ!喰らいなさい!薔薇の魔女で攻撃よ!!」
たけし「攻撃宣言時にゴキラーの効果発動!!ハンドを1枚エネルギーへ!」
たけし・エネルギー11→12
ひろし「そのまま攻撃続行よ!ゴキラー撃破!!」
たけし・HP200→170/エネルギー12→13
ひろし「ターン終了よ!」
たけし「僕のターン!2ドロー!1ハンドはエネルギーに送らない!」
たけし・手札6/エネルギー13
たけし「コスト10で、『デンジャラス・キャタピラー』を召喚!」
たけし・エネルギー13→3
――――――――――――――――――――――――――――――――――
デンジャラス・キャタピラー
チケモンカード/MP0/コスト10
グレード8/戦闘力0/防御力0/大地族性
①召喚ステップに手札を2枚エネルギーに送り発動できる。このカードをエネルギーに送り、特殊召喚デッキから「ミラクルコクーン」1体を特殊召喚する。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ひろし「きゃああああ!!大きな芋虫ぃ!!!」
たけし「デンジャラス・キャタピラーの効果発動!ハンドを2枚をエネルギーへ!『ミラクルコクーン』を特殊召喚!!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ミラクルコクーン
特殊チケモン/MP1/コストなし
グレード9/戦闘力0/防御力200/大地族性
<チケモン効果>
①召喚ステップに発動できる。このカードにカウンターを1つ乗せる。
②このカードが場にある限り、このカードの防御力はこのカードに乗っているカウンターの数×100+する。
③召喚ステップにこのカードのカウンターを3つ取り除き発動できる。このチケモンをエネルギーに送り、特殊召喚デッキから「デンジャラス・バタフライ」1体を特殊召喚する。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
たけし「デンジャラス・キャタピラーの効果発動!ハンドを2枚をエネルギーへ!『ミラクルコクーン』を特殊召喚!!」
たけし・手札3/エネルギー3→5
ひろし「大きな繭になったわ!?」
たけし「繭があるという事は羽化後もあると言う事だ!ミラクルコクーンの効果発動!カウンターを1つ乗せる!」
ミラクルコクーン/グレード9/戦闘力0/防御力200→300
カウンター×1
ひろし「繭が大きくなってるぅ~!?」
たけし「変態する準備さ!ターン終了!」
ひろし「私のターンよ!2ドロー!1枚エネルギーへ!」
ひろし・エネルギー7→8
ひろし「羽化する前に守りを固めるわ!『インコヴィーネエント・バリア』発動!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
インコヴィーネエント・バリア
道具カード/MP1/コスト3
①このカードが場にある限り、相手の場のチケモンの戦闘力は-50される。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ひろし・エネルギー8→5
ひろし「2体目の薔薇の魔女を召喚しターン終了よ!」
たけし「僕のターン!2ドローし、ハンドを1枚エネルギーへ!」
たけし・エネルギー5→6
たけし「ミラクルコクーンの効果発動!カウンターを1つ乗せる!そしてターン終了!」
ミラクルコクーン/グレード9/戦闘力0/防御力300→400
カウンター×2
ひろし「私のターン!2ドロー、手札1枚エネルギーへ!」
ひろし・エネルギー5→6
ひろし「コスト3の『林檎の魔女』を召喚!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
林檎の魔女
チケモンカード/MP1/コスト3
グレード3/戦闘力30/防御力50/大地族性
<チケモン効果>
①攻撃宣言時に手札を1枚エネルギーに送り、チケモンを1体選択して発動できる。そのチケモンの効果をターン終了時まで無効化させる。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ひろし・エネルギー6→3
ひろし「…ターン終了よ!」
たけし「僕のターン!2ドローし、ハンドを1枚エネルギーへ!」
たけし・手札5/エネルギー6→7
たけし「ミラクルコクーンの効果発動!カウンターを3つ乗せる!」
ミラクルコクーン/グレード9/戦闘力0/防御力200→500
カウンター×3
たけし「ミラクルコクーンのさらなる効果発動!カウンターを3つ取り除き、『デンジャラス・バタフライ』に変態する!現れろ!完全変態デンジャラス・バタフライ!!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
デンジャラス・バタフライ
特殊チケモン/MP5/コストなし
グレード10/戦闘力250/防御力250/大地族性
<チケモン効果>
①このカードは相手の魔力カード・道具カードの影響を受けない。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
たけし・エネルギー7→8
ひろし「グレード10ですって!?」
たけし「そうだ!数万種類存在するチケモンの内グレード10のチケモンは五百種類しか存在しない!その内の1枚がこれだ!!デンジャラス・バタフライはインコヴィーネエント・バリアの影響を受けない!」
たけし「バトル!!デンジャラス・バタフライで林檎の魔女に攻撃!!!これで終わりだ!」
ひろし「いいえ、まだよ!攻撃宣言時に林檎の魔女の効果発動!デンジャラス・バタフライの効果を無効にするわ!これでインコヴィーネエント・バリアの効果は有効よ!」
たけし「割り込みで『向こうを無効』を発動!!インコヴィーネエント・バリアを無効にする!やはりこれでトドメだ!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
向こうを無効
魔力カード/MP0/コスト3
①アイテムゾーンのカード1枚を選択して発動できる。ターン終了時までその効果を無効にする。その後自分の場のチケモン1体の戦闘力・防御力を+10する事ができる。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
たけし・エネルギー8→5
ひろし「それに割り込んでコスト3の『四面楚歌』を発動!!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
四面楚歌
魔力カード/MP1/コスト3
このカードは自分の場にチケモンが3体以上存在し、相手の場にチケモンが1体しか存在しない場合のみ発動できる。
①相手の場のチケモンを1体選択して発動する。選択したチケモンの戦闘力・防御力を0にし、そのチケモンのテキストに記された戦闘力分、相手のHPを-する。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ひろし・手札4/エネルギー3→0
たけし「何!?四面楚歌だと!?ならばさらに割り込み、コスト5の『魔封刃』を発動!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
魔封刃
道具カード/MP2/コスト5
発動後、3ターン目の終了時にこのカードをエネルギーゾーンに送る。
①このカードが場に存在する限り、魔力カードの効果は無効化される。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
たけし・エネルギー5→0
ひろし「さらに割り込んで、『緊急処分』を発動するわよ!『魔封刃』を選択するわ!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
緊急処分
魔力カード/MP0/コスト0
①アイテムゾーンのカード1枚を選択して発動できる。そのカードをエネルギーゾーンに送る。(効果は無効化されない。)
――――――――――――――――――――――――――――――――――
たけし「くそう…それに割り込み、『インスピレーション・タックル』を発動…デンジャラス・バタフライを選択する…!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
インスピレーション・タックル
魔力カード/MP1/コスト0
①場のチケモン1体を選択して発動できる。選択したチケモンの戦闘力・防御力は+20される。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ひろし「悪あがきね!私は何も発動しないわ!」
たけし「僕ももう何も発動できない…。」
ひろし「なら、効果処理に入るわ!インスピレーション・タックルの効果でデンジャラス・バタフライの戦闘力・防御力がアップ!」
デンジャラス・バタフライ/グレード10/戦闘力250→270/防御力250→270
ひろし「そして、緊急処分の効果で魔封刃はクラッシュされるわ!そして、場に存在しなくなった魔封刃の効果は発動しないわね。よって『四面楚歌』の効果は有効よ!デンジャラス・バタフライの戦闘力・防御力を0にし、デンジャラス・バタフライのテキストに記された戦闘力…つまり250、あなたのHPからマイナスするわ!」
デンジャラス・バタフライ/グレード10/戦闘力270→0/防御力270→0
たけし・HP170→0
たけし「うがあああああああああああ!!!!」
ひろしはたけしをコインにした。また光彦も英才をチケモンバトルで倒しコインにした。
光彦とひろしはほぼ同時にチケモンバトルで決着が付いた。
一方、光彦とひろしがチケモンバトルを開始した頃、五郎と桜と玉子は施設内に侵入し、館長を探していた。そこで職員3名が拳銃で発砲してきた。しかし、ヘルメットと防弾チョッキを装着しているので五郎と桜と玉子は突進するように前進した。玉子は大きな胸をぷるんと揺らしながら職員の一人に回し蹴りを食らわせ拳銃を落とさせた。五郎は職員の一人に首に頭突きし怯んだ隙に拳銃を叩き落とした。
五郎「拳銃にばかり頼っているから格闘では隙だらけになる。」
残った一人の職員は玉切れになった拳銃を桜に投げつけ逃走した。
三人はさらに施設の奥に進んだ。
五郎は桜と玉子と二手に分かれて館長を探す事にした。剛三郎は3階を探し、桜と玉子は2階を探した。すると―。
桜「きゃああああああああああああああああああああああああ!!!」
さっき逃げた職員がかぎ爪で桜の美しい顔を縦横斜めにひっかき回した。
玉子「くそおおおおおおおお!!!」
次に職員はかき爪で玉子に襲い掛かかった。しかし、玉子は唾を職員の顔に吹きかけた。職員が怯んでいる隙に、その腹に膝蹴りを決め込み、かぎ爪を奪いとった。職員はそのまま気絶してしまった。
玉子「桜!大丈夫か?今手当してやるからな!」
桜の顔は傷だらけになり、桜は気絶してしまっていた。その時だった。
五郎「館長が居たぞ~!3階の一番奥の部屋に来てくれ~!」
館長の毛利剛三郎は重機関銃を五郎に向けていた。
剛三郎「いかに防弾チョッキを付けていようがこの弾は防げまい!」
そう豪語した瞬間、五郎が投げていた石が剛三郎の頭にヒットした。剛三郎が怯んで頭を押さえている所に五郎は突撃し、重機関銃を蹴り倒した。
五郎「お前たちの弱点は銃を過信しすぎている事だ。銃に頼り過ぎているから防御が疎かになる。だから石ころ一つで形成を逆転される。相手が武器を持っていないと思いこんで石ころ一つの反撃も想定できなかった。」
五郎は館長の剛三郎を取り押さえた。そこへ玉子が駆けつけた。
玉子「遅くなってしまってすまない!桜がけがをしたんだ!」
五郎「館長は取り押さえたぞ。今からこの部屋を探索するから、玉子は館長を見張っていてくれ。」
ちょうどそこへひろしと光彦も駆けつけた。
五郎「良い所に来た。光彦、ひろし!一緒に黒幕に繋がる痕跡がないか探してくれ!」
ひろし「ええ!分かったわ!」
光彦「もちろんさ!」
五郎・光彦・ひろしの3人は、黒幕に繋がる情報が無いか2時間以上かけて徹底的に調べ上げた。
剛三郎を見張っていた玉子は中々黒幕の情報が見つからない事に苛立ち、剛三郎の足首を掴んでベランダの外へ逆さに吊るし出した。
剛三郎「ひいいいいいい!!!何をするんだ?!!!」
玉子「言え!お前たちに黒幕が指令を送ってきたんだろう?黒幕の正体を教えろ!」
剛三郎「知らない!俺たちはただ指令を受け取り命令通りにしていただけだ!」
五郎「駄目だ。隅々まで調べたがどこから命令を得ていたかという手がかりが全く見つからない。ここから多数に命令を発信している所までは分かったが…それ以外は不明だ。」
剛三郎「俺たちはただ命令を受け取り、政府や軍に伝える中間点に過ぎない。ボスの事なんか一切知らされていない!」
玉子「くそう!」
剛三郎「残念だったな…。お前たちの知りたい黒幕の正体は俺たちも知らないんだ。」
玉子「ふんっ!!」
剛三郎「うわあああああああああああああ!!!」
玉子は中釣りにした剛三郎から手を放した。剛三郎は真っ逆さまに落下していった。
ガシッ!
光彦「こんな者のために手を汚す必要はないよ。」
光彦が落下する剛三郎の足首を掴み、2階のベランダでキャッチした。剛三郎は知ら眼をむいていた。
収穫を得られなかった選抜部隊Bは、気絶した桜を連れて撤退し、本国へ戻った。
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3巻
1章 日常
2度の重大任務を終えた選抜部隊Bは基地内でつかの間の休息を取っていた。
光彦「用事ってなんだ?」
玉子「お弁当を作ってきたんだ。」
玉子と光彦が二人で密会していた。玉子は大きな胸を揺らし、長い髪をかき上げ、お弁当を差し出した。
光彦「え?」
玉子「はい、クジラの刺身と犬肉のステーキとファグラのトマト煮込みにウサギのから揚げにフカヒレごはん!全部お前の好きなものだ!」
光彦「うわぁ…。全部俺の大好物じゃないか!ありがとう!でもなぜ急に?」
玉子「インフォメーション・コアで助けてくれたお礼だ。おかげで殺人者にならずにすんだ。礼を言う。」
光彦「そんなの気にしなくていいのに!わざわざお弁当まで作ってくるなんて…」
玉子「だって、お前の事が好きだから…」
光彦「え?」
玉子は頬を赤らめた。そんな玉子に光彦は時めいた。
その頃、ひろしと桜も二人で会っていた。
ひろし「顔のお怪我大丈夫?」
桜「ええ。大丈夫よ。お気遣いありがとう。」
ひろし「無理しないで!顔が治るまで休んでてもいいのよ?」
桜「いいえ。私をこんな姿にしたアヒージョ合衆国の人たちにお返ししなくちゃね。」
ひろし「え?」
桜「思い知らせてあげるんだから!」
桜は復讐に燃えていた。
一方、五郎と一も二人で会っていた。
五郎「Ωブロック基地に時は本当に助かったよ。ありがとう。」
一「気にすることないさ。勘がたまたま当たっただけのことだよ。」
五郎「大親友の君に助けて貰えって本当に嬉しいよ。」
一「大親友の君を助けられて僕も嬉しいよ。選抜部隊として、大親友として、当然の事をしたまでさ。」
五郎と一は楽しそうに友情を深め合っていた。しかし、この後、一の姿を目にしたものは居なかった―――――――。
2章 トップシークレット
五郎はマカロン帝国の国家元首である金田金に呼び足されていた。
五郎「金様。お呼びでしょうか。」
金「重要な話がある。良い話と悪い話だ。悪い話から先にさせて貰う。」
金は唇を噛みしめながら、重い表情で話し始めた。
金「息子がコインにされた……。」
五郎「はい?」
金「わしの息子。金田一がコインにされたのだ…!」
五郎「何ですって!?」
五郎は衝撃で腰を抜かした。
五郎「何故?一体誰に?!」
金「わしにも分からん。この基地内でコインになっていた。」
五郎「基地内で?!だれか裏切り者がいるという事ですか?!」
金「現在調査させている所だ。」
五郎「そんな…。」
金「そして、良い話だが、君たちにトップシークレットを教える事になった。」
五郎「はい?トップシークレット?」
金「一と選抜部隊Aの人間にしか教えていない事だったが、一が居なくなった今君が事実上の№2だ。君たち選抜部隊Bの者たちにも知ってもらいたい。そのトップシークレットとは…」
五郎は金にトップシークレットの情報を聞かされた――。
五郎は、選抜部隊Bを至急全員召集した。
光彦「緊急召集なんて急にどうしたんだい?」
玉子「新たな任務が命じられたのか?」
五郎「いや、それはまだなんだが…。良い知らせと悪い知らせがある。」
ひろし「良い知らせから聞きたいわ。」
五郎「いや、悪いしらせから聞かせよう。金田一がコインにされた。」
玉子「えええええええええええええええええ?!!!うっそ~ん?!!!」
桜「なんですって!?」
ひろし「どうして…!!?」
光彦「いつ!?一体誰に!?どこで?」
五郎「誰にやられたかは分からない。ただ場所ははっきりしている。ここだ。」
玉子「なんだってええええええええええ?!!!マジかよ?!!!!!!!」
桜「そんな!どうしてこの基地で!?」
ひろし「裏切り者が居るって事!?」
光彦「仲間に…仲間にやられたのか!?」
五郎「それは分からない。調査中だそうだ。」
玉子「まさかこの中に犯人がいるんじゃねえだろうな?!!」
光彦「なんてこと言うんだ!」
五郎「……。次に良い知らせだが、諸君はこの国のトップシークレットを知る事ができる。おめでとう。」
桜「トップシークレット?」
光彦「噂では聞いた事があるが…。」
五郎「金様以外では、選抜部隊Aにしか知られていなかった情報だ。それを選抜部隊Aの金田一隊長が不在になった今、金様から直々に聞いてきた。その情報を選抜部隊Bの全員で共有する。」
ひろし「選抜部隊Aと同格になったって事?」
五郎「むしろ、隊長不在の選抜部隊Aより事実上格上になったと言っていいだろう。僕が事実上の№2だ。」
玉子「それで、そのトップシークレットとは?」
五郎「話せば長くなる…。」
五郎は頭のなかでイメージした音や映像を具現化できる投影機を頭に付け説明を始めた。
五郎「まずここは地球だ。無限に広がる大宇宙の中にある。その大宇宙は全部で7つあるんだ。大宇宙は7つあり、それとは別に数百の小宇宙が存在する。小宇宙は大宇宙と同じく無限に広がっているが、星も生命体も存在しない。」
五郎は投影機で、7つの大宇宙と数百の小宇宙のイメージを具現化した。
玉子「随分スケールの大きな話だな。」
桜「都市伝説としては聞いたことがあったけれど、その都市伝説は本当だったのね。それがトップシークレットなの?」
五郎「ここで重要なのは有象無象の小宇宙ではなく、7つあると言う大宇宙だ。7つの大宇宙のエネルギーによって7枚のカードが生み出された。その7枚のカードはコアカードと呼ばれる幻のハイパーレアカードだ。その7枚のコアカードは全てこの星に集まっている。」
光彦「なぜ7つもある大宇宙の内の一つの星にそれら全てが集結しているんだ?」
五郎「知的生命体が大宇宙全体の中でもここにしか居なかったからだよ。コアカードは使用者を求めている。」
玉子「随分ファンタジックな話だな。」
ひろし「でも、化学では解明できてないチケモンバトルのコイン化やバトル中に発生する神聖な結界の存在を考えれば、化学では証明できない摩訶不思議なカードがあってもおかしくないわね。」
五郎「重要なのはここからだ。その7枚のコアカードを全て集めたプレイヤーは全知全能の力を得る事ができると言われている。」
玉子「いよいよ本格的なファンタジーになってきたな。」
五郎「それら7枚のコアカードをめぐる争奪戦こそが今の世界大戦だ。7枚のコアカードを全て手に入れた国が世界の全てを制する事ができる。7枚のコアカードを全てそろえる事こそこの世界大戦の意義だ。」
光彦「まるで聞いたことが無い。嘘みたいな話だな。」
五郎「この話を知っているのはペペロンチーノ王国でもアヒージョ合衆国でも国家元首や指導者とその側近の一部だけらしい。世界中で知っている人は100人も居ない。」
桜「だからトップシークレットなのね。」
五郎「そうだ。その7枚のコアカードを集める事が僕らの使命だ。」
七つ大宇宙とそれに応じたコアカードのイメージ映像を具現化した投影機を頭から外しながら、五郎はそういった。
一同は沈黙に包まれた―――。
3章 第1のコアカード
五郎たち選抜部隊Bはコアカードの内の1枚があると言われる「異スラム」と言う名の無人島の遺跡を探索していた。ここは、どの国の領土にも属さない無主地だ。
そこにはペペロンチーノ王国の親衛隊Bも探索を開始していた。そして、親衛隊Bの隊員早川カオリと玉子が鉢合わせになった。すぐにチケモンバトルが開始された。
カオリ「私から行くわよ!私のターン!ドロー!!手札を1枚エネルギーへ!」
カオリ・HP200/ガードスター6/手札6/エネルギー1
カオリ「コスト1のチケモンを召喚!」
カオリ・手札5/エネルギー1→0
――――――――――――――――――――――――――――――――――
タンポポポポ
チケモンカード/MP1/コスト1
グレード2/戦闘力10/防御力30/大地族性
<チケモン効果>
①召喚ステップに手札を1枚エネルギーに送り発動できる。特殊召喚デッキから「タンポッポの綿毛」1体を特殊召喚する。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
カオリ「『タンポポポポ』の効果発動!『タンポッポの綿毛』1体を特殊召喚!」
カオリ・手札4/エネルギー0→1
――――――――――――――――――――――――――――――――――
タンポッポの綿毛
特殊チケモン/MP1/コストなし
グレード2/戦闘力20/防御力30/大地族性
<チケモン効果>
①攻撃宣言時に発動できる。自分のチケモンはそのバトルでは倒されない。(ダメージは発生する。)
――――――――――――――――――――――――――――――――――
カオリ「これでターン終了よ!かかってなさい!」
玉子「俺のターン!2ドロー!1エネルギー!」
玉子・HP200/ガードスター6/手札7/エネルギー0→1
玉子「『無死螻蛄 モス・モスキート』を召喚!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
無死螻蛄 モス・モスキート
チケモンカード/MP1/コスト0
グレード2/戦闘力40/防御力20/大地族性
<チケモン効果>
なし
――――――――――――――――――――――――――――――――――
玉子「バトルだ!モス・モスキートでタンポッポの綿毛に攻撃!」
カオリ「この瞬間!タンポッポの綿毛の能力を発動よ!このバトルでは倒されないわ!」
玉子「だがダメージは発生する!」
カオリ・HP200→190
玉子「これでターン終了だ!」
カオリ「私のターン!2ドロー!1エネルギーへ!」
カオリ・手札5/エネルギー2
カオリ「再びタンポポポポの効果発動!タンポッポの綿毛1体を特殊召喚!」
カオリ・手札4/エネルギー2→3
カオリ「さらにコスト1の『銀杏の胃腸』を召喚!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
銀杏の胃腸
チケモンカード/MP1/コスト1
グレード3/戦闘力20/防御力50/大地族性
<チケモン効果>
①攻撃宣言時に手札を1枚エネルギーに送り発動できる。その攻撃を無効にする。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
カオリ「ターン終了よ!」
玉子「俺のターン!2ドロー!1エネルギー!」
玉子・手札7/エネルギー2
玉子「コスト2の『無死螻蛄 ヴェノム・マンティス』を召喚!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
無死螻蛄 ヴェノム・マンティス
チケモンカード/MP1/コスト2
グレード2/戦闘力0/防御力0/大地族性
<チケモン効果>
①召喚ステップに手札を3枚までエネルギーに送り発動できる。自分の場の「無死螻蛄」チケモンの戦闘力・防御力を捨てた数×20+する。効果発動後このチケモンの効果は無効化される。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
玉子「ヴェノム・マンティスの効果発動!手札を3エネルギーへ!戦闘力・防御力アップ!」
玉子・手札3/エネルギー3
無死螻蛄 モス・モスキート/グレード2/戦闘力40→100/防御力20→80
無死螻蛄 ヴェノム・マンティス/グレード2/戦闘力0→60/防御力0→60
玉子「モス・モスキートで銀杏の胃腸に攻撃!」
カオリ「銀杏の胃腸の効果発動!手札1枚をエネルギーへ払い、攻撃を無効!」
玉子「ならば、ヴェノム・マンティスでタンポッポの綿毛を攻撃だ!」
カオリ「再びタンポッポの綿毛の能力を発動よ!」
玉子「だが、やはりダメージは発生する!」
カオリ・HP190→160/手札2/エネルギー4
玉子「ターン終了!」
カオリ「私のターン!2ドロー!1エネルギーよ!」
カオリ・手札3/エネルギー5
カオリ「特殊召喚デッキから『ぶっちゅーリップ』を特殊召喚!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ぶっちゅーリップ
特殊チケモン/MP2/コストなし
グレード8/戦闘力150/防御力150/大地族性
<チケモン効果>
このカードは自分の場に大地族性チケモンが4体存在する場合に特殊召喚デッキから特殊召喚できる。
①このカードが場にある限り、このチケモンは相手のチケモン効果の影響を受けない。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
カオリ「バトルよ!ぶっちゅーリップでモス・モスキートに攻撃!」
玉子「攻撃宣言時に『村八分』発動!ぶっちゅーリップを選択!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
村八分
魔力カード/MP1/コスト1
①相手の場のチケモンを1体選択して発動する。選択したチケモン以外の相手の場のチケモンの戦闘力の合計分、選択したチケモンの戦闘力・防御力を-する。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
玉子「『村八分』の効果でぶっちゅーリップの戦闘力・防御力はお前の場の他のチケモンの戦闘力分マイナスされる!20+20+20+10で合計-70だ!」
ぶっちゅーリップ/グレード8/戦闘力150→80/防御力150→80
玉子「モス・モスキートの防御力も80!これで戦闘は相殺!ダメージはお互いに0だ!」
玉子・手札2/エネルギー3
カオリ「やるわね!ターンエンドよ!」
玉子「2ドロー!1エネルギー!」
カオリ「さぁ!きなさい!」
玉子(スライム・ポーションを発動し、フライ・ビーの効果を発動して攻撃すれば俺の勝ちだ…!)
玉子・手札3/エネルギー4
玉子「コストを4の『無死螻蛄 フライ・ビー』を召喚!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
無死螻蛄 フライ・ビー
チケモンカード/MP1/コスト4
グレード6/戦闘力0/防御力80/大地族性
<チケモン効果>
①このカードが場にある限り、『無死螻蛄』チケモンの戦闘力は場の大地族性チケモンの数×10+される。
②自分の場に「無死螻蛄 フライ・ビー」以外の「無死螻蛄」チケモンが2体以上存在する場合に、召喚ステップにHPを200払い発動できる。このターンお互いにチケモン効果を発動できない。発動後、このチケモンの②の効果は無効化される。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
玉子・手札2/エネルギー4→0
玉子「フライ・ビーの①の効果に無死螻蛄チケモンの戦闘力はアップ!場の大地族性チケモンの数は8!よって+80!」
無死螻蛄 モス・モスキート/グレード2/戦闘力100→180/防御力80
無死螻蛄 ヴェノム・マンティス/グレード2/戦闘力60→140/防御力60
無死螻蛄 フライ・ビー/グレード6/戦闘力0→80/防御力80
玉子「さらに『スライム・ポーション』を発動!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
スライム・ポーション
魔力カード/MP1/コスト0
①サイコロを1回振る。出た目の数×30自分のHPを回復する。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
玉子はサイコロを振った。
玉子「サイコロの目は1かよ!だがこれでHPが30回復する!」
玉子・HP200→230
玉子「さらにフライ・ビーの②の効果発動!」
玉子・HP230→30
玉子「これにより、このターン中、お互いにチケモン効果を発動できない!」
カオリ「なんですって!?」
玉子「モス・モスキートでぶっちゅーリップを攻撃!」
カオリ・HP160→60
無死螻蛄 モス・モスキート/グレード2/戦闘力180→170/防御力80
無死螻蛄 ヴェノム・マンティス/グレード2/戦闘力140→130/防御力60
無死螻蛄 フライ・ビー/グレード6/戦闘力0→70/防御力80
玉子「ヴェノム・マンティスでタンポッポの綿毛を攻撃!」
ドカーン!!!!
玉子「やったか?!!!」
カオリ「きゃあああああああああああああ!!!」
カオリ・HP60→0
玉子「口ほどにもない女郎だったぜ。」
玉子はカオリをコインにしコアカードの探索に戻った。
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4巻
1章 つかの間の休息
異スラムという無人島の遺跡に来ていた選抜部隊Bは一旦全員集合し、休憩していた。
玉子「さっきペペロンチーノ王国の親衛隊に会ったぜ。」
玉子は大きな胸を振るわせながらそう報告した。
五郎「どうやらここにコアカードがあるのは間違いなさそうだな。」
光彦「しかし、全知全能のカードかー。七枚全て揃えられれば理想の世界が作れるなぁ。」
桜「私が7枚全部揃えたら、銃が無い世界を作るわ。銃や麻薬・違法薬物が無い世界にするの。」
光彦「そんなのつまらないね!俺がコアカードを揃えたら、男性の兵役を解除して、平均寿命が短い男性に手厚い福祉を施し、男性蔑視のない世界にする。そして、汚くてキツい兵役は全部女にやらせるんだ。」
玉子「いいや、俺がコアカードを全て手に入れたら貧乳な女が居ない世界にする!女はみんな巨乳!男はみんな巨根!みんなが幸せになれるだろう!」
五郎「下らない妄想はそこまでにしろ。僕たちはただコアカードを集めるだけで良い。その後の事なんて考えるな。」
ひろし「呆れて物も言えないわね。」
光彦・桜・玉子の3人は顔を真っ赤にして自分の発言を恥じた。
五郎「探索を再開するぞ。」
選抜部隊Bは再びバラバラになって探索を開始した。チケモンバトルでの戦争は一騎打ちなので、組になって行動する必要性が薄く、全員がバラバラになって探索した方が効率が良いのだ。
2章 謎の扉
遺跡の最深部を探索中の桜は謎の扉を発見したが、開けられない。開け方が分からないのだ。
そこへペペロンチーノ王国の親衛隊Bの副隊長である涼宮友蔵と遭遇した。
友蔵「ここから行かせんぞ!」
桜「バトルよ!」
友蔵「ワシのターン!ドロー!1エネルギーへ!」
友蔵・HP200/ガードスター6/手札6/エネルギー1
友蔵「コスト1の『デーモンズ・ゴブリン』を召喚!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
デーモンズ・ゴブリン
チケモンカード/MP1/コスト1
グレード3/戦闘力40/防御力20/幻族性
<チケモン効果>
①召喚ステップに手札を1枚エネルギーに送り発動できる。手札から「デーモンズ・ゴブリン」以外のコスト2以下の幻族性チケモン1体をコストを払わず特殊召喚する。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
友蔵「手札を1枚エネルギーに送り、『デーモンズ・ゴブリン』の効果発動!手札より『ゴッドドラゴン』を特殊召喚!」
友蔵・手札3/エネルギー1
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ゴッドドラゴン
チケモンカード/MP1/コスト2
グレード3/戦闘力40/防御力40/幻族性
<チケモン効果>
①自分の手札が1枚以下の場合、召喚ステップに発動できる。デッキから手札が2枚になるようにドローする。発動後、このチケモン効果は無効となる。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
友蔵「ワシはこれでターン終了!」
桜「私のターン!!2ドロー!1エネルギーへ!」
桜・HP200/ガードスター6/手札7/エネルギー1
桜「私は『ワーキング・キング』を発動するわ!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ワーキング・キング
魔力カード/MP1/コスト0
自分はこの効果をゲーム中に1度しか発動できない。
①デッキからグレード4以下のヒト族性チケモン1枚を手札にサーチする。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
桜「デッキから『赤髪のラプンツェル』をサーチするわ!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
赤髪のラプンツェル
チケモンカード/MP1/コスト1
グレード3/戦闘力30/防御力30/ヒト族性
<チケモン効果>
①攻撃宣言時に発動できる。自分は手札から1枚カードをエネルギーへ送る事ができる。
②このカードが場からエネルギーに送られた場合発動できる。自分のデッキの一番上のカード1枚をエネルギーに置く。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
桜「コスト1の赤髪のラプンツェルを召喚!」
桜・手札6/エネルギー1
桜「バトルするわ!赤髪のラプンツェルでデーモンズ・ゴブリンを攻撃!」
友蔵「通そう。」
桜「なら私は赤髪のラプンツェルの効果を発動するわ!手札を1枚エネルギーへ!」
桜・手札5/エネルギー1→2
桜「そしてバトルダメージよ!」
友蔵・HP200→190/手札3/エネルギー2
桜「私はこれでターン終了よ!」
友蔵「2ドロー!1エネルギー!」
友蔵・手札4/エネルギー3
友蔵「コスト2の『ヒール・デビル』を召喚!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ヒール・デビル
チケモンカード/MP1/コスト2
グレード2/戦闘力30/防御力30/大地族性
<チケモン効果>
①召喚ステップに自分の場の大地族性チケモン1体を選択し、手札を3枚までエネルギーに送り発動できる。選択したチケモンの戦闘力を捨てた数×40+する。効果発動後このチケモンの効果は無効になり、この効果を発動した場合、このターンこのチケモンは攻撃できない。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
友蔵「手札を3枚エネルギーに送り、ヒール・デビルの効果発動!対象はゴッドドラゴン
!」
友蔵・手札3→0/エネルギー1→4
友蔵「この効果でワーキング・キングの戦闘力は40×3で+120だ!」
ゴッドドラゴン/グレード3/戦闘力40→160/防御力40
友蔵「そしてゴッドドラゴンの能力発動!手札が2枚になるようにドロー!」
友蔵・手札0→2/エネルギー5
友蔵「バトルだ!ゴッドドラゴンで赤髪のラプンツェルを攻撃!」
桜「攻撃宣言時に赤髪のラプンツェルの効果を発動」
友蔵「通す」
桜「なら『ミラクル・スルー』を割り込みで発動するわ!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ミラクル・スルー
魔力カード/MP1/コスト0
①攻撃宣言時に発動できる。このターン、自分のHPはバトルダメージで減らない。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
桜・HP200/ガードスター6/手札4/エネルギー2
桜「これによって、このターン私は戦闘によるダメージを受けないわ!」
友蔵「だが、チケモンは倒される!」
桜・手札3/エネルギー2→4
友蔵「赤髪のラプンツェル撃破!」
桜「赤髪のラプンツェルの効果でデッキトップをエネルギーへ!」
友蔵「ターン終了」
桜「私のターン!2ドロー!1エネルギーよ!」
桜・手札4/エネルギー7
桜「コスト5の『赤髪のかぐや姫』を召喚!!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
赤髪のかぐや姫
チケモンカード/MP2/コスト5
グレード6/戦闘力60/防御力80/ヒト族性
<チケモン効果>
①このカードの戦闘力が防御チケモンの戦闘力より低い場合、攻撃宣言時に発動できる。
このカードの戦闘力を+40する。
②召喚ステップに発動できる。手札から「赤髪」カード2枚をエネルギーに送り、デッキからカードを4枚ドローする。効果発動、このチケモンの②の効果は無効になる。
③このカードが場からエネルギーに送られた場合発動できる。自分のデッキからグレード5以下の「赤髪」チケモン1体を手札に加える。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
桜・手札3/エネルギー7→2
桜「さらに赤髪のかぐや姫の効果発動!手札の「赤髪」チケモン2枚をエネルギーに送り、4ドロー!」
桜・手札3→5/エネルギー2→4
桜「赤髪のかぐや姫でゴッドドラゴンへ攻撃!」
友蔵「通す!」
桜「赤髪のかぐや姫の①の効果発動!赤髪のかぐや姫は+40されるわ!」
赤髪のかぐや姫/グレード6/戦闘力60→100/防御力80
友蔵「うわあああああああああ!!」
友蔵・HP190→130/ガードスター6/手札2/エネルギー4→5
桜「うふふふ、ターン終了よ!」
友蔵「笑っていられるのも今の内だ!2ドロー、1エネルギー!!」
友蔵・手札3/エネルギー6
友蔵「『マジ無いお呪い』を発動!手札を1枚エネルギーへ!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
マジ無いお呪い
魔力カード/MP1/コスト0
①自分の手札を1枚エネルギーへ送る。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
友蔵「そしてコスト8の『ミラージュ・ミラー』を召喚!」
友蔵・手札0/エネルギー8→0
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ミラージュ・ミラー
チケモンカード/MP1/コスト8
グレード8/戦闘力150/防御力150/幻族性
<チケモン効果>
①自分のターンの召喚ステップに発動できる。相手のHPを‐150する。効果発動後このチケモンの効果は無効になる。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
友蔵「ミラージュ・ミラーの効果発動!」
桜「きゃああああああああーーーーー!!!!」
桜・HP200→50/手札5/エネルギー4
友蔵「バトル!ミラージュ・ミラーで赤髪のかぐや姫を攻撃!」
桜「『赤髪の代償』を発動するわ!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
赤髪の代償
魔力カード/MP1/コスト0
①場の「赤髪」チケモン1体を選択して発動できる。選択したチケモンの元の防御力は次の相手ターン終了時まで×2される。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
赤髪のかぐや姫/グレード6/戦闘力100/防御力80→160
桜「これで赤髪のかぐや姫の防御力は2倍よ!これで返り討ちよ!」
友蔵・HP130→120
友蔵「ぐぬぬぬ…。ターン終了だ。」
桜「私のターン!2ドロー1エネルギーよ!」
桜・/手札5/エネルギー6
桜「コスト3の『赤髪のシンデレラ』を召喚!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
赤髪のシンデレラ
チケモンカード/MP1/コスト3
グレード4/戦闘力40/防御力40/ヒト族性
<チケモン効果>
①このカードが場にある限り、このチケモン以外の『赤髪』チケモンの戦闘力・防御力は+40される。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
桜・手札4/エネルギー6→3
赤髪のかぐや姫/グレード6/戦闘力100→140/防御力160→200
桜「赤髪のかぐや姫でミラージュ・ミラーを攻撃!そして、赤髪のかぐや姫の効果発動!戦闘力を+40するわ!」
赤髪のかぐや姫/グレード6/戦闘力140→180/防御力200
桜「ミラージュ・ミラーを撃破!!」
友蔵「くううううううう!!」
友蔵・HP120→90
桜「さらに赤髪のシンデレラでヒール・デビルに攻撃!」
友蔵・HP90→80
桜「ターン終了よ!」
友蔵「まだHPはこちらの方が上だ!ワシの引きの強さを見せてくれる~!2ドロー!」
友蔵(き…来た!!!逆転の切り札!)
友蔵「手札はエネルギーには送らない!」
友蔵・手札2/エネルギー2
友蔵「コスト1の『ゴブリンの復活祭り』発動!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ゴブリンの復活祭り
魔力カード/MP1/コスト1
このカードは自分の場に他のカードが無く、手札が1枚以下になる場合にのみ発動可能。
①自分のHPを半分にし(小数点切り捨て)、手札から魔力カードまたは道具カードをコストを払わずに発動する。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
友蔵「この効果でHPを半減させ、手札から『ゴブリンの召喚』を発動!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ゴブリンの召喚
魔力カード/MP1/コスト10
このカードは召喚ステップ時にのみ発動できる。
①自分のエネルギーから幻族性チケモン1体を特殊召喚する(コストは必要ない)。この効果で特殊召喚されたチケモンはこのターン攻撃できない。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
友蔵・HP80→40/手札0/エネルギー0
友蔵「ゴブリンの召喚の効果でエネルギーからミラージュ・ミラーを特殊召喚!!勝った!ミラージュ・ミラーの効果で相手のHPに150のダメージだ!」
桜「ミラージュ・ミラーの効果に割り込んで『赤髪の魅惑』を発動!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
赤髪の魅惑
魔力カード/MP1/コスト0
①「赤髪」チケモンを1体を選択して発動する。選択したチケモンの戦闘力か防御力の数値分、自分のHPを回復する。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
桜「赤髪のかぐや姫を対象にして効果発動!防御力分私のHPを回復させるわ!」
桜・HP50→250
友蔵「くっ…さらにミラージュ・ミラーの効果によって150のダメージ。」
桜・HP250→100
友蔵「くそう…ターン終了だ!!」
桜「私のターン!2ドロー1エネルギーよ!!」
桜・手札4/エネルギー5
桜「コスト1の『赤髪の人魚姫』を召喚するわ!!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
赤髪の人魚姫
チケモンカード/MP1/コスト1
グレード2/戦闘力10/防御力10/ヒト族性
<チケモン効果>
①このカードが場にある限り、『赤髪』チケモンの戦闘力・防御力は+20される。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
桜「赤髪の人魚姫の効果で『赤髪』チケモンの戦闘力・防御力は+20されるわ!」
赤髪のかぐや姫/グレード6/戦闘力180→200/防御力120→140
赤髪のシンデレラ/グレード4/戦闘力40→60/防御力40→60
赤髪の人魚姫/グレード2/戦闘力10→30/防御力10→30
桜「バトルよ!赤髪のかぐや姫でミラージュ・ミラーを攻撃!これで終わりよ!」
友蔵・HP40→0
友蔵「ばーかーなー!!!!」
友蔵は桜に敗北しコインにされた。すると謎の扉が開いた。
桜「この扉はチケモンバトルで勝つと開く仕組みになってたのね!」
コアカードは使用者を求めているという言葉を思い出す桜であった。
扉の開く音を聞きつけ、近くにいた五郎がやってきた。
桜「隊長!この部屋にコアカードがあるみたいなの!」
勇次郎「ほう!それはツイているぜ!そのカードは僕が頂く!」
親衛隊Bの隊長の琴吹勇次郎が割り込んできた。
五郎「ここは僕が相手だ!」
勇次郎「バトル!」
桜「ここの部屋にあると思ったのだけれどこの小部屋はやたら狭くて探してもそれらしきカードは見つからないわ…。」
五郎「僕のターン!」――――――――――――。
激戦の末、五郎は裕次郎を倒しコイン化した。すると小部屋が光だし小部屋の床の中心にめり込んだコアカードが現れた。
五郎「やった!これがコアカードだ!コアカードを発見したぞ!」
五郎はついに1枚目のコアカードを発見した。
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5巻
1章 ショックな真実
五郎は選抜部隊Bを集め、コアカードを発見した事を報告した。
五郎「早速、これを掘り出して本国に持って戻ろう!」
玉子「ちょっと待ったぁ!!!!」
光彦「どうしたんだ玉子。」
玉子「このまま帰らせるわけにはいかねえなぁ…。そのコアカードは渡してもらおうか!」
五郎「どういうつもりだ?」
玉子「どういうつもりも、こういうつもりだバトル!!!!」
五郎と玉子は神秘の結界に包まれた。
五郎「そうか。コアカードはチケモンバトルの勝利によって手に入れられる。だから、バトルでコアカードを取り出そうという事だな!」
玉子「半分正解!だが、それだけじゃない!このコアカードは俺が貰う!」
桜「どういうことなの?」
玉子「このコアカードは俺たちペペロンチーノ王国が貰うと言っているんだ!」
光彦「どういう意味だ!?裏切るつもりか?!」
玉子「裏切るも何も、最初っから俺はペペロンチーノ王国軍の人間なんだよ!つまり、俺はスパイだったって訳だぁ!」
玉子は長い黒髪のカツラを脱ぎ捨てた。そして、胸から巨大なパッドを取り出した。
光彦「!?」
玉子「それだけじゃない!俺は男だったんだよ!男社会の軍人を唆す為に女の振りをするように命じられてな!」
玉子は短い金髪の男の姿になった。長い黒髪も巨大な胸も全て偽物だったのだ。
玉子「わざと女っぽい振りをするとボロが出かねねえ。だから、男っぽい女の振りをして誤魔化していたんだ!そうする事で上手い事男っぽい女を演じられたわけだ!」
光彦「俺を騙していたのか?!全部演技だったのか!?」
玉子「そうさ!お前たちを油断させるためにカツラを被り、巨大な胸パッドまで入れて女の振りをしていたのさ!そして、光彦!お前はまんまと俺に唆された訳だぁ!俺に色目を使うお前が気色悪くて気色悪くて今思い出しだけでも反吐が出るぜ!」
光彦「玉子、貴様…!!!」
桜「じゃあ、あなたは自分の国の人間をコインにしたって言うの?」
玉子「スパイを演じ切るためには多少の犠牲も必要なんだよ!」
五郎「Ωブロック基地の偽情報を掴んだのも僕を陥れるためにワザとだったのか!」
玉子「ご名答!!」
そう言うと玉子は遺跡内にいる残りのペペロンチーノ王国の親衛隊に連絡を取った。
玉子「中将の鬼龍院元太だ。お前たちが探しているコアカードは俺が発見した。至急遺跡の最深部に集合せよ!」
光彦「玉子おおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
元太「玉子じゃねえ!俺の本名は鬼龍院元太だ!今名乗ったばっかだろうが!!!」
光彦「くそおおおおおおお!!!!くそおおおおおおおおおおおおお!!!!」
五郎「では、金田一をコインにしたのもお前の仕業か!!」
桜「通りでわざとらしいリアクションだと思ったわ!」
元太「どうかな?あのリアクションは素の反応だぜ。」
五郎「しらばっくれる気か!白々しい!!!」
そこへ元太に呼び出された親衛隊Bの田井中太一と小峠唯が現れた。
太一「?!…どういうことだ?」
唯「マカロン帝国軍同士が戦ってる…?」
元太「俺が中将の元太だ!スパイとして潜入していた!安心しろお前たちの味方だ!」
太一「元太中将!名前だけは聞いたことがある!確かにスパイとして潜入している一人だと聞いている!」
唯「じゃあ彼は私たちの仲間なのね!」
元太「そうだ!お前たちも一緒に戦ってくれ!コアカードの事は俺も知っている!この五郎からまんまと聞き出してな!」
五郎「くっ!」
光彦「糞ったれ!ここは俺が行くぜ!」
桜「私も!」
太一と桜、光彦と唯のチケモンバトルが開始された。太一と桜、光彦と唯も神秘の結界に包まれた。
五郎「ひろし!めり込んだコアカードを掘って取り出してくれ!」
ひろし「ええ、取り出すわ。アヒージョ合衆国に持って帰るために!!!」
元太「な!?」
五郎「に!?」
ひろしは黒い短髪のカツラを脱ぎ捨て、カツラの中から佐倉桜と同じ髪色でウェーブがかかった地面近くまである長い髪の毛を下した。カツラの中身は圧縮空間になっていて、長い髪の毛を隠せたのだ。そして、お腹や腕・足から詰め物を取り出した。
桜「どういうことなの!?」
五郎「い!?」
元太「何だと!?ひろし!てめえ!!!」
ひろしはウェーブのかかった長くて真っ赤な髪で胸の大きな女の姿になった。
ひろし「あなたと同じよ。スパイになるために男の振りをしてたの。男社会の軍人に紛れ込むためにね。」
元太「」
五郎「うそだろ!?スパイが二人も居たのか!?」
ひろし「大きな胸を隠すために、太ってるように体系を偽装して男性になりすましてたのよ。わざと男らしくしようとすると不自然になって疑われかねないから、女っぽい男の振りをしてたのよ。」
元太「そこまで俺と同じだと!?いや俺と真逆の事をしていたという事か!?」
ひろし「ええ、そうよ。私の名前は星月子。それが本当の名前よ。」
月子はそう淡々と説明しながら辺りに落ちていた尖った石を使ってコアカードを掘り出し始めた。
五郎「くそう!こんなのに構っている暇はない!すぐにチケモンバトルで決着を付けて、お前も倒してやる!」
元太「ひろし!てめぇ!許さねえ!せっかくの俺の裏切りのインパクトが薄まっちまったじゃねーか!こいつを倒したら真っ先にてめえを倒してやる!!」
月子「ひろしじゃないわ。月子よ。」
元太「しみったれええええ!!!バトルだ五郎!!」
五郎「うん!さっさと終わらせるぞ!」
元太と五郎は月子を倒すためのチケモンバトルを始めた―――。
2章 最後の悪あがき
元太「俺のターン!!ドロー!!1エネルギー!」
元太・HP200/ガードスター6/手札6/エネルギー1
元太「『無死螻蛄 マンティスパイダー』を召喚!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
無死螻蛄 マンティスパイダー
チケモンカード/MP1/コスト0
グレード1/戦闘力20/防御力10/大地族性
<チケモン効果>
①攻撃宣言時にHPを50払って発動できる。その攻撃を無効にする。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
元太「ターン終了!」
五郎「僕のターン!2ドロー、1エネルギー!」
五郎・HP200/ガードスター6/手札7/エネルギー1
五郎「『魔の出会い系サイト』発動!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
魔の出会い系サイト
魔力カード/MP1/コスト0
自分はこの効果をゲーム中に1度しか発動できない。
①デッキからのコスト3以下の「ハッカー」チケモン1枚を手札にサーチする。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
五郎「コスト3以下のハッカーチケモンをサーチ!」
五郎・手札7/エネルギー2
五郎「僕は今サーチした『ツイン・ハッカー』を召喚!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ツイン・ハッカー
チケモンカード/MP1/コスト0
グレード2/戦闘力20/防御力20/ヒト族性
<チケモン効果>
①自分の場にこのチケモン以外存在しない場合、このチケモンは1ターンに2度まで攻撃できる。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
五郎「ツイン・ハッカーでマンティスパイダーに攻撃!」
元太「マンティスパイダーの効果発動!攻撃を無効にする!」
元太・HP200→150
五郎「ならば!2回目の攻撃で再びマンティスパイダーに攻撃!」
元太「受ける!」
元太・HP150→140
五郎「ターン終了」
元太「2ドロー、1エネルギー!」
元太・手札6/エネルギー3
元太「コスト2の『無死の域』を発動!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
無死の域
魔力カード/MP1/コスト2
このカードは、自分のHPが相手のHP以下の場合のみ発動できる。
①HPを50払う。自分のデッキの上から5枚エネルギーへ送る。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
元太・HP140→90
元太「デッキの上から5枚をエネルギーへ!」
元太・手札5/エネルギー1→7
元太「コスト7を払い、『無死螻蛄 マンティスコーピオン』を召喚!現れろ、ハサミの代わりに毒の窯を持つ蠍、マンティスコーピオン!!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
無死螻蛄 マンティスコーピオン
チケモンカード/MP1/コスト7
グレード8/戦闘力100/防御力100/大地族性
<チケモン効果>
このチケモンは自分のHPにより以下の効果を得る。
100以下:①召喚ステップにHPを50払い発動する。
手札からコスト6以下の「無死螻蛄」チケモン1体を特殊召喚する。(コストは必要ない。)
50以下:②このチケモンの戦闘力は元の戦闘力の2倍になる。
10以下:③このチケモンは1ターンに3度まで攻撃できる。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
元太・手札4/エネルギー7→0
元太「マンティスコーピオンの効果発動!」
元太・HP90→40
無死螻蛄 マンティスコーピオン/グレード8/戦闘力100→200/防御力100
元太「手札からコスト6の『無死螻蛄 マンティスネーク』をコストを無視して特殊召喚!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
無死螻蛄 マンティスネーク
チケモンカード/MP1/コスト6
グレード8/戦闘力80/防御力80/大地族性
<チケモン効果>
このチケモンは自分のHPにより以下の効果を得る。
70以下:①召喚ステップにHPを50払い相手の場のチケモン1体を選択して発動する。
そのチケモンをエネルギーに送る。
40以下:②このチケモンは1ターンに2度攻撃できる。
30以下:③このカードは相手の魔力カード・道具カードの影響を受けない。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
元太・手札3/エネルギー0
五郎「身を削り大型チケモンを展開してきたか…。」
元太「HPが低くなれば低くなるほど強くなるのがこのデッキの真骨頂!行くぜ!バトル!マンティスコーピオンでツイン・ハッカーを攻撃!」
五郎「『ミラクル・スルー』を発動する!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ミラクル・スルー
魔力カード/MP1/コスト0
①攻撃宣言時に発動できる。このターン、自分のHPはバトルダメージで減らない。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
元太「だがチケモンは倒される!」
五郎「くそう…!」
元太「マンティスネークで直接攻撃!」
五郎・HP200/ガードスター6→5
五郎「ぬうううう!!」
元太「まだだ!マンティスネークで2回目の攻撃だ!」
五郎・HP200/ガードスター5→4
元太「ターン終了だ!」
五郎「2ドロー、1エネルギー!」
五郎・手札6/エネルギー5
五郎「コスト1の『オッドアイ・ハッカー』を召喚!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
オッドアイ・ハッカー
チケモンカード/MP1/コスト1
グレード1/戦闘力30/防御力0/ヒト族性
①召喚ステップに手札を2枚エネルギーへ送り発動できる。
特殊召喚デッキからグレード1の「ハッカー」チケモン1体を特殊召喚する。
発動後、このチケモンの効果は無効化される。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
五郎「オッドアイ・ハッカーの効果発動!」
五郎・手札5→3/エネルギー4→6
元太「割り込みで『スライム・ポーション』を発動する!」
五郎「なにもない。」
元太はサイコロを振った。
元太「サイコロの目は1だ!だがこれでHPが30回復する!」
元太・HP40→70/ガードスター6/手札2/エネルギー1
五郎「そしてオッドアイ・ハッカーの効果で、特殊召喚デッキから『デーモンズ・ハッカー』を召喚!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
デーモンズ・ハッカー
特殊チケモン/MP2/コストなし
グレード1/戦闘力0/防御力20/ヒト族性
<チケモン効果>
①召喚ステップにこのカード以外の「ハッカー」チケモン1体を選択して発動できる。このカードをエネルギーに送り、そのチケモンの戦闘力・防御力を+130する。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
五郎「そしてオッドアイ・ハッカーを対象にデーモンズ・ハッカーの効果発動!」
元太「それに割り込み、マンティスネークの①の効果をオッドアイ・ハッカーを対象に発動!」
元太・HP70→20
元太「オッドアイ・ハッカーをクラッシュしてエネルギーに送るぜ!」
五郎「させるか!割り込みでコスト2の『ハッキング・ウォール』を発動!対象はオッドアイ・ハッカー!!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ハッキング・ウォール
魔力カード/MP1/コスト2
①自分の場のチケモン1体を対象に発動できる。このターンの間、そのチケモンは相手の効果ではエネルギーに送られない。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
五郎・手札2/エネルギー6→4
元太「くっ、何もない」
五郎「オッドアイ・ハッカーはマンティスネークの効果でエネルギーに送られない!よってデーモンズ・ハッカーの効果は不発にならない!」
オッドアイ・ハッカー/グレード1/戦闘力30→160/防御力0→130
五郎・手札2/エネルギー4→7
五郎「トドメだ!オッドアイ・ハッカーでマンティスコーピオンを攻撃!」
元太「俺も『ミラクル・スルー』を発動する!」
五郎「だがチケモンは倒される!」
元太「ちぃいいいいいい!!」
五郎「ターン終了!」
元太「2ドロー、1エネルギー!」
元太・手札2/エネルギー4
元太「コスト1の『無死螻蛄 ハード・ピルバグ』を召喚!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
無死螻蛄 ハード・ピルバグ
チケモンカード/MP1/コスト1
グレード3/戦闘力0/防御力60/大地族性
<チケモン効果>
①このチケモンが行う戦闘によって自分のHPは減らない。
②攻撃宣言時、HPを200払う事で発動できる。このチケモンの防御力を元々の防御力の4倍にする。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
元太・手札1/エネルギー3
元太「バトルだ!マンティスネークでオッドアイ・ハッカーへ攻撃!!」
五郎「何もない。」
元太「ならばコスト3のマンティスネークを対象に『虫焼き』発動!!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
虫焼き
道具カード/MP1/コスト3
このカード発動時に選択したチケモンが場に存在しない場合、このカードはエネルギーに送られる。また、自分のHPが30以上の場合、このカードはエネルギーに送られる。
①自分の場の「無死螻蛄」チケモン1体を選択して発動する。選択したチケモンはこのカードが場に存在する限り、戦闘力・防御力は+200される。
②場に存在するこのカードは相手のカードの効果ではエネルギーに送られない。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
元太・手札0/エネルギー3→0
無死螻蛄 マンティスネーク/グレード8/戦闘力80→280/防御力80→280
元太「マンティスネークでオッドアイ・ハッカー撃破!130‐280=-150の大ダメージだ!!」
五郎「うわあああああああああああ!!!!」
五郎・HP200→50
元太「まだだ!マンティスネークの2回目の攻撃とハード・ピルバグの攻撃が残っているぜ!ガードスターを2つ破壊だ!」
五郎・HP50/ガードスター4→2
五郎「これはまずい!」
元太「うひゃ~うひゃ~うひゃ~!!!HPが全て尽きるか、カードスターが全てなくなるか。どっちが先かな?!!!」
五郎(次のドローに全てがかかっている…)
元太「うひゃ~ひゃひゃひゃ!!!」
五郎「2ドロー!!!……来た!1エネルギーだ!」
五郎・手札3/エネルギー9
五郎「コスト9の『アフィリエイト8』を発動!!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
アフィリエイト8
魔力カード/MP0/コスト9
自分はこの効果を1ターンに1度しか発動できない。
①自分の手札の「ハッカー」チケモン2枚をエネルギーに送り、手札が8枚になるようにドローする。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
五郎・手札2/エネルギー9→0
五郎「手札2枚をエネルギーに送り、8枚ドロー!!」
元太「なにぃ~!?」
五郎「コスト1の『ハッカー・ガール』を召喚!
五郎・手札8/エネルギー2
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ハッカー・ガール
チケモンカード/MP2/コスト1
グレード3/戦闘力30/防御力30/ヒト族性
<チケモン効果>
①このチケモンが場にある限り、魔力カードが発動するたびにこのチケモンの戦闘力・防御力はターン終了時まで+10される。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
五郎「コスト1の『ハッカー・フェス』を発動!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ハッカー・フェス
魔力カード/MP1/コスト1
①自分の場の「ハッカー」チケモンの戦闘力・防御力はターン終了時まで、自分の手札の数×10+される。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
五郎・手札6/エネルギー0
五郎「僕の手札は6!よって+60だ!さらにハッカー・ガール自身の効果で+10だ!」
ハッカー・ガール/グレード3/戦闘力30→100/防御力30→100
元太「うひゃひゃひゃひゃ!俺のマンティスネークにはまだまだ全然届かないね!」
五郎・手札6/エネルギー1
五郎「さらにハッカー・ガールを対象に『インスピレーション・ハッキング』を発動!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
インスピレーション・ハッキング
魔力カード/MP1/コスト0
①場の「ハッカー」チケモン1体を選択して発動できる。選択したチケモンの戦闘力は+50される。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
五郎「手札もエネルギーも0では何もできまい!さらに割り込んで2枚目のインスピレーション・ハッキングを発動!対象は当然ハッカー・ガール!」
元太「駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目ぇ~!それでもまだ俺のマンティスネークは倒せない!!」
五郎「インスピレーション・ハッキングの+50+50とハッカー・ガールの効果の+10+10で合計+120!!」
ハッカー・ガール/グレード3/戦闘力100→220/防御力100
五郎「バトル!!ハッカー・ガールでマンティスネークを攻撃!」
元太「なに!?まさか倒す手立てがあると言うのか!?」
五郎「何もないなら、手札からコスト3の『ハッカーの七つ道具』を発動!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ハッカーの七つ道具
道具カード/MP1/コスト3
このカード発動時に選択したチケモンが場に存在しない場合、このカードはエネルギーに送られる。
①「ハッカー」チケモンがそのチケモンの戦闘力より防御力が高いチケモンとバトルする場合にその「ハッカー」チケモン1体を選択して発動できる。手札の「ハッカー」チケモンを相手に任意の枚数公開する。
②このカードが場に存在する限り、発動時に公開したカードの数×30選択したチケモンの戦闘力・防御力を+する。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
五郎「僕は手札から3枚の「ハッカー」チケモンを公開する!」
ハッカー・ガール/グレード3/戦闘力220→310/防御力100→190
五郎「これで終わりだ!!」
元太「待て!待て!!待て!!!いや、待ってくれ!!!」
五郎「これで僕の勝ちは決まりだ。」
元太「降参だ!投了する!」
五郎「相手の投了を認めない事は原則戦争犯罪だが、スパイを倒す場合は例外。そのまま倒すことができる!」
元太「戻らせてくれ!選抜部隊Bでは真面目な働きをしていただろ!?ペペロンチーノ王国軍を裏切る!な!だから頼む!」
元太は、ペペロンチーノ王国軍と連絡を取っていた通信機を投げ出し、すでにチケモンバトルに勝利し相手をコインにしていた桜と光彦の方を向いて命乞いした。
光彦「ふざけるな貴様!!!!」
元太「光彦!俺がお前の事好きなのは演技じゃない!俺は実は同性愛者なんだ!お前の事を愛しているのは本当だよ!!!」
光彦「くっ…お前は…どこまで…。」
五郎「裏切り者は何度でも裏切る。一度でも裏切った人間を許すことはできない。」
元太「一をコインにしたのも俺じゃないんだよ!本当に本当なんだよ!信じてくれよ!」
五郎「裏切りは許さない!トドメだ!!」
元太「ノオオオオオオオオオオ!!!!」
元太・HP20→0/手札0/エネルギー0
五郎は元太を倒してコインにした。
光彦「さようなら、玉子…。」
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6巻
1章 星月子
元太達ペペロンチーノ王国軍を倒した五郎たちであったが、月子はコアカードを取り出してとっくに遺跡の最深部を脱出していた。
五郎「はやく、ひろしもとい、月子を追うんだ!」
三人は急いで月子を追った。
月子は選抜部隊Bの乗ってきた船に乗り、異スラムから脱出した。
月子「これで一安心ね。」
ところが、月子を追って五郎たちも別の船でやってきた。ペペロンチーノ王国の親衛隊Bの船に乗って追ってきたのだ。元太が投げ出した通信機を使ってペペロンチーノ王国の親衛隊Bの乗ってきた船の場所を割り出したのだ。
五郎「逃がさないぞ月子!バトルだ!」
月子「しつこいわね。いいわ。相手になってあげるわ。」
月子は先ほど手に入れたコアカードを自分のデッキに入れ、チケモンバトルに応じた。
五郎「やはり、コアカードを使ってくるのか…。」
月子「バトル!私のターン!!2ドローよ!そしてエネルギーへ!」
月子・HP200/ガードスター6/手札6/エネルギー1
月子「『薔薇の魔女』を召喚!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
薔薇の魔女
チケモンカード/MP1/コスト0
グレード3/戦闘力30/防御力40/大地族性
<チケモン効果>
なし
――――――――――――――――――――――――――――――――――
月子「『英地』発動!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
英地
道具カード/MP1/コスト0
このカードは召喚ステップにのみ発動できる。このカード発動時に選択したチケモンが場に存在しない場合、このカードはエネルギーに送られる。
①自分の場の「魔女」チケモン1体を選択して発動する。選択したチケモンはこのカードが場に存在する限り、戦闘力・防御力は+60され、グレードは3アップする。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
月子・手札4/エネルギー1
薔薇の魔女/グレード3→6/戦闘力30→90/防御力40→100
月子「ターン終了よ!」
五郎「僕のターン!2ドロー!1エネルギー!」
五郎・HP200/ガードスター6/手札7/エネルギー1
五郎「『チョンボ・ハッカー』を召喚!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
チョンボ・ハッカー
チケモンカード/MP1/コスト1
グレード3/戦闘力30/防御力30/ヒト族性
<チケモン効果>
①攻撃宣言時に発動できる。手札から「ハッカー」チケモン1体をエネルギーへ送り、このチケモンの戦闘力・防御力をターン終了時まで、この効果でエネルギーに送ったチケモンの戦闘力分+する。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
五郎「バトル!チョンボ・ハッカーで薔薇の魔女に攻撃!攻撃宣言時チョンボ・ハッカー
の効果発動!」
月子「それに割り込み、『赤魔術の儀式』を発動!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
赤魔術の儀式
魔力カード/MP1/コスト0
①攻撃宣言時に自分の場の「魔女」チケモン1体を選択して発動できる。そのチケモンがこのバトルでエネルギーに送られた場合、選択したチケモンのグレードの値分、自分はデッキの上からエネルギーにカードを送る。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
五郎「ならば僕も『デッキ・クラック』を発動!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
デッキ・クラック
魔力カード/MP1/コスト0
①場の「ハッカー」チケモン1体を選択して発動できる。選択したチケモンがこターン、バトルで相手のHPにダメージを与えた場合、自分のデッキの上から4枚をエネルギーに送る。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
月子「何もないわ!」
五郎「ではバトル続行!チョンボ・ハッカーの効果で手札から『チート・ハッカー』をエネルギーに送る!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
チート・ハッカー
チケモンカード/MP1/コスト5
グレード6/戦闘力90/防御力90/ヒト族性
<チケモン効果>
①このカードがエネルギーに送られた場合発動する。デッキからカードを1枚エネルギーへ送る。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
五郎「これでチョンボ・ハッカーの戦闘力・防御力は+90!」
チョンボ・ハッカー/戦闘力30→120/防御力30→120
五郎「20のダメージだ!!」
月子・HP200→180/エネルギー4
五郎「そしてデッキ・クラックの効果が適用されデッキトップから4枚エネルギーへ!」
五郎・手札4/エネルギー2→6
月子「そして、赤魔術の儀式の効果が適用されて、グレード6分、つまり6枚デッキの上からエネルギーに送られるわ!」
月子・手札3/エネルギー4→10
五郎「そしてチート・ハッカーの効果でデッキトップ1枚をエネルギーへ!」
五郎・手札4/エネルギー6→7
五郎「ターン終了だ!」
月子「私のターン!2ドロー・1エネルギーよ!」
月子・手札4/エネルギー11
月子「コスト10の『大ウミヘビの鱗の鎧』を召喚するわ!大宇宙を司るコアカードの化身!現れなさい!大ウミヘビの鱗の鎧!!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
大ウミヘビの鱗の鎧
チケモンカード/MP2/コスト10
グレード10/戦闘0/防御力300/水族性
<チケモン効果>
①このカードが場にある限り、このチケモンは直接攻撃できる。
②このカードが場に有り、相手の場にチケモンが存在する場合、このチケモンは1ターンに2度攻撃できる。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
月子・手札3/エネルギー11→1
五郎「グレード10!?これがコアカードか!」
月子「バトルよ!大ウミヘビの鱗の鎧であなたに直接攻撃!」
五郎・HP200/ガードスター6→5
五郎「く!チケモンが居ても直接攻撃できるチケモンか…。」
月子「まだよ!2回目の直接攻撃!」
五郎・HP200/ガードスター5→4
五郎「おのれ…小癪な真似を…!」
月子「ターン終了よ!」
五郎「2ドロー!1エネルギー!!」
五郎・手札5/エネルギー8
五郎「コスト5の『ボクサー・ハッカー』を召喚!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ボクサー・ハッカー
チケモンカード/MP1/コスト5
グレード6/戦闘力80/防御力80/ヒト族性
<チケモン効果>
①このカード以外の自分の場の「ハッカー」チケモン1体を選択して発動する。
選択したチケモンの戦闘力・防御力は+150される。効果発動後このチケモンの効果は無効化される。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
五郎「チョンボ・ハッカーを対象にボクサー・ハッカーの効果発動!」
チョンボ・ハッカー/戦闘力30→180/防御力30→180
五郎「バトル!チョンボ・ハッカーで大ウミヘビの鱗の鎧に攻撃!この瞬間チョンボ・ハッカーの効果発動!」
月子「何もないわ。」
五郎「ならば、それに割り込み、コスト1の『アナログ・フロッピー』を発動!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
アナログ・フロッピー
道具カード/MP1/コスト1
このカード発動時に選択したチケモンが場に存在しない場合、このカードはエネルギーに送られる。
①自分の場の「ハッカー」チケモン1体を選択して発動する。選択したチケモンはこのカードが場に存在する限り、戦闘力・防御力は+80される。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
五郎・手札3/エネルギー2
月子「それに割り込むわ!『ガーディアン・メンタル!』発動よ!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ガーディアン・メンタル
魔力カード/MP1/コスト0
①場のチケモン1体を選択して発動できる。選択したチケモンの防御力はターン終了時まで+100される。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
五郎「なにもない!」
月子「効果処理よ!」
大ウミヘビの鱗の鎧/グレード10/戦闘0/防御力300→400
チョンボ・ハッカー/戦闘力180→260/防御力180→260
五郎「チョンボ・ハッカーの効果で2枚目のチート・ハッカーをエネルギーに送る!」
五郎・HP200/ガードスター4/手札2/エネルギー3
チョンボ・ハッカー/戦闘力260→350/防御力260→350
月子「返り討ちよ!」
五郎「くっ!」
五郎・HP200→150
五郎「チート・ハッカーの効果でデッキトップをエネルギーに送り、ターン終了!」
五郎・手札2/エネルギー4
月子「私のターン!2ドロー、1エネルギー!」
月子・手札3/エネルギー3
月子「大ウミヘビの鱗の鎧を対象にコスト3の『加護籠』発動!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
加護籠
道具カード/MP1/コスト3
召喚ステップにのみ発動できる。このカード発動時に選択したチケモンが場に存在しない場合、このカードはエネルギーに送られる。
①自分の場のチケモン1体を選択して発動する。選択したチケモンの防御力はこのカードが場に存在する限り、元々の防御力の2倍になる。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
月子・手札2/エネルギー3→0
大ウミヘビの鱗の鎧/グレード10/戦闘0/防御力300→600
月子「『サクランボの魔女』を召喚!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
サクランボの魔女
チケモンカード/MP1/コスト0
グレード2/戦闘力0/防御力40/大地族性
<チケモン効果>
①召喚ステップに、このカードをエネルギーに送り、自分の場のチケモン1体を対象に発動できる。そのチケモンの防御力を+100する。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
月子「大ウミヘビの鱗の鎧を対象にサクランボの魔女の効果発動!」
大ウミヘビの鱗の鎧/グレード10/戦闘0/防御力600→700
月子「バトルよ!大ウミヘビの鱗の鎧のダブル直接攻撃!」
五郎・HP150/ガードスター4→2
五郎「うおおおおおお!!!」
月子「次のターンで私の勝ちよ!ターン終了!」
五郎「2ドロー!!来た…!!1エネルギー!」
五郎・手札3/エネルギー4
五郎「『ノーマル・ハッカー』を召喚!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ノーマル・ハッカー
チケモンカード/MP1/コスト0
グレード3/戦闘40/防御力20/ヒト族性
なし
――――――――――――――――――――――――――――――――――
五郎「さらにコスト4の『昼夜逆転』を発動!対象は大ウミヘビの鱗の鎧!!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
昼夜逆転
魔力カード/MP1/コスト4
①場のチケモン1体を選択して発動できる。選択したチケモンの防御力・戦闘力は入れ替わる。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
五郎・手札1/エネルギー0
月子「何ですって!?」
大ウミヘビの鱗の鎧/グレード10/戦闘0→700/防御力700→0
五郎「バトル!チョンボ・ハッカーで攻撃!」
月子「ううぅ…何もないわ…。」
五郎「ならば『奇跡の回避』を発動するぜ!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
奇跡の回避
魔力カード/MP1/コスト0
①場のチケモン1体を対象に発動できる。このターンそのチケモンはバトルでは倒されない。(ダメージは発生する。)
――――――――――――――――――――――――――――――――――
五郎「対象は大ウミヘビの鱗の鎧だ!」
月子「な…何ですって!!!?」
チョンボ・ハッカー/戦闘力260/防御力260
五郎「260のダメージでお前のHPは0だ!!」
月子「『スライム・ポーション』を発動するわ!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
スライム・ポーション
魔力カード/MP1/コスト0
①サイコロを1回振る。出た目の数×30自分のHPを回復する。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
月子・手札0/エネルギー1
月子はサイコロを振った。
月子「6!これでHPを180回復するわ!」
月子・HP180→360
五郎「攻撃は続行だ!」
月子「きゃああああああああああああ!!!」
月子・HP360→100
五郎「さらに、ボクサー・ハッカーで大ウミヘビの鱗の鎧を攻撃!」
月子「いやん!!!」
月子・HP100→20
五郎「これが決まれば僕の勝ちだ!」
月子「投了するわ。助けて…。」
五郎「月子お前もか…。相手の投了を認めない事は原則戦争犯罪だが、スパイを倒す場合は例外だ!」
月子「うぅ…。」
五郎「一をコインにしたのはお前か?」
月子「それは違うわ!信じて!本当に私じゃないの!だから、お願い助けて!」
五郎「裏切り者は何度でも裏切る。裏切りは絶対に許さない!ノーマル・ハッカーで攻撃だ!!!」
月子「いやあああああああああ!!!!」
月子・HP20→0
五郎は月子を倒しコインにした。そして、月子からコアカード「大ウミヘビの鱗の鎧」を奪った。
2章 ウィルスコアカード
五郎・光彦・桜の選抜部隊Bの三人はコアカード「大ウミヘビの鱗の鎧」を持ってマカロン帝国に帰った。そしてコアカードを金に渡し、裏切りの事実を伝えた。するとまた別の任務が言い渡された。またコアカードに関する任務だ。今度のコアカードは2枚で、そのコアカードは既にアヒージョ合衆国に回収されていると言う。次の任務はアヒージョ合衆国にある2枚のコアカードを略奪する事だった。
五郎「アヒージョ合衆国の黒幕がコアカードを所持していると思われる。」
光彦「アヒージョ合衆国の黒幕を改めてあぶり出す必要があるな。」
桜「何かおびき出すいい方法はないかしら?」
光彦「金田王陛下からコアカードを借りる事はできないか?」
五郎「ん?」
光彦「コアカードを餌におびき出せば、黒幕に辿りつけるんじゃないか?」
五郎「借りられるかな。打診してみる。」
五郎は金の所へ向かった。
金「用とは、なんだ。」
五郎「コアカード『大ウミヘビの鱗の鎧』を拝借させていただけないでしょうか。」
金「コアカードを?なぜだ?」
五郎「アヒージョ合衆国の黒幕をおびき出す為です。」
金「コアカードを逆に奪われでもしたらどうするんだ?」
五郎「信用して下さい。僕はご子息をコインにしたと思われる裏切り者もコインにして始末しました。」
金「もう裏切り者にはコアカードを奪われる心配は無いという事か…。」
五郎「はい。」
金「よし。良いだろう。ただし絶対に奪われるなよ。」
五郎はコアカードを借りた。そして、アヒージョ合衆国に向かった。
アヒージョ合衆国には選抜部隊Aが既に潜伏しており、五郎は、選抜部隊Aの副隊長、浜地茂と会った。
茂「トップシークレットを聞かされたからと言って調子に乗るんじゃないぞ!本来なら選抜部隊Aの副隊長であるこの僕が事実上の№2になるべきなんだ!」
五郎「だが、金様は君を隊長にはせず、隊長不在のまま選抜部隊Aを存続させた。そして、この選抜部隊Bを選抜部隊Aの代わりとしてご指名されたのだ。」
茂「トップシークレットを聞かされたからと言って、我々を越えたと思うなよ。我々は飽くまでも同格。同着2位に過ぎんのだ。」
五郎「ライバル同士と言う訳だ。ならば協力し合う必要はないな。別々にコアカードを追う事にしようぜ。」
そういって、五郎は茂の肩をポンポンと叩いた。
茂「当たりまえだ!」
選抜部隊Bと選抜部隊Aは別行動でコアカードを探し始めた。しかし、選抜部隊Aの方が一歩リードしていた。選抜部隊Aはスパイを用いて、コアカードを探していたのである。
選抜部隊Aの工作員、右京任三郎から連絡がきた。
任三郎「茂か?コアカードの有りかが分かった。すぐに来てくれ。そこで落ち合おう。」
選抜部隊Aはコアカードがあると言うアヒージョ合衆国のフライドチキン州にある洞窟に向かった。しかし、任三郎の姿は無かった。
茂「この洞窟か。任三郎の姿は無いが、見た所門番も居ないな。よし!行くぞぅ!」
選抜部隊Aは洞窟の中に突き進んだ。
サトシ「飛んで火にいる夏の虫がやってきたか。」
アヒージョ合衆国軍の幹部、屋実サトシがそこに待ち受けていた。任三郎はコインにされていた。
茂「任三郎!!!」
選抜部隊Aの隊員の右杉竜一と足田敬も驚いた。
竜一「何故コインに?」
敬「罠だったのか?」
サトシ「罠じゃないさ。確かにコアカードはここにある。その情報を流したから粛清したのさ。」
茂「くそがっ!」
サトシ「君たちもコインにしてやろう。チケモンバトルだ!」
五郎「そのバトルなら僕が引き受ける!」
そこには、五郎、光彦、桜の選抜部隊Bが居た。
茂「お前たち!?なぜここに!?」
五郎「君に盗聴器と発信機を付けさせてもらっていてね。それでここまで付いてきたのさ。」
茂「盗聴器だと!?いつのまに!?」
竜一「仲間に盗聴器を付けるなんて。」
五郎「仲間じゃない。ライバル同士だろう?」
サトシ「ふはははは!味方に盗聴器を付けるとは面白い!いいだろう!バトルだ!」
五郎「いくぞ!」
サトシ「僕のターン!ドロー!エネルギーへ!そしてターン終了だ。」
五郎(手札事故か…?)
サトシ・HP200/ガードスター6/手札6/エネルギー1
五郎「僕のターン、2ドロー!!1エネルギー!」
五郎・HP200/ガードスター6/手札7/エネルギー1
五郎「『ワーキング・キング』発動!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ワーキング・キング
魔力カード/MP1/コスト0
自分はこの効果をゲーム中に1度しか発動できない。
①デッキからグレード4以下のヒト族性チケモン1枚を手札にサーチする。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
五郎「『イカサマ・ハッカー』をサーチする!」
五郎・手札7/エネルギー2
五郎「イカサマ・ハッカーを召喚!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
イカサマ・ハッカー
チケモンカード/MP1/コスト0
グレード2/戦闘力20/防御力20/ヒト族性
<チケモン効果>
①自分の直接攻撃宣言時に発動できる。このチケモンが直接攻撃に成功した場合、デッキから3枚エネルギーへ送る。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
五郎「さらに手札から『トリック・ハッカー』を特殊召喚!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
トリック・ハッカー
チケモンカード/MP1/コスト1
グレード4/戦闘力30/防御力30/ヒト族性
<チケモン効果>
①召喚ステップに自分の場のチケモンが「ハッカー」チケモン1体の場合に発動できる。
手札からこのカードを特殊召喚する。(コストは必要ない。)
――――――――――――――――――――――――――――――――――
五郎「バトル!イカサマ・ハッカーで攻撃!そして効果発動!」
サトシ・HP200/ガードスター6→5
五郎・手札5/エネルギー2→5
五郎「さらにトリック・ハッカーで攻撃!」
サトシ「この瞬間、コスト1の『一発逆転』を発動!!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
一発逆転
魔力カード/MP0/コスト1
自分のエネルギーが0で自分の場にチケモンが居ない場合、相手チケモンの直接攻撃宣言時にHPを半分(小数点切り捨て)払い発動できる。自分はこの効果をゲーム中に1度しか発動できない。
①手札を全てエネルギーに送り、この効果でエネルギーに送った幻族性チケモンの数までデッキの上からエネルギーへ送る。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
サトシ・HP200→100/エネルギー0
サトシ「手札を5枚エネルギーに送る!手札は全て幻族性チケモン!よってデッキの上からさらに5枚エネルギーに送る!」
五郎「!?…攻撃は継続だ!」
サトシ・HP100/ガードスター5→4 /エネルギー10
五郎「ターン終了。」
サトシ「引きの強さを見せてやる。僕のターン、2ドロー!よし!!!エネルギーには送らない!」
サトシ・手札2/エネルギー10
サトシ「コスト1の『悪魔の恵み』発動!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
悪魔の恵み
魔力カード/MP1/コスト1
自分の場にカードが存在せず手札が1枚以下の場合にHPを半分(小数点切り捨て)払って発動できる。
この自分はこの効果をゲーム中に1度しか発動できない。
①手札を全てエネルギーに送り、グレード10のチケモン1枚を手札にサーチする。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
サトシ・HP100→50
サトシ「サーチするのは勿論コアカード!『ハッピー・ギャンブラー』」
五郎「もうコアカードが来るか!!」
サトシ「宇宙をも超越する幸運!現れろ!ハッピー・ギャンブラー!!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ハッピー・ギャンブラー
チケモンカード/MP1/コスト10
グレード10/戦闘力250/防御力250/ヒト族性
<チケモン効果>
①攻撃宣言時に場のチケモン1体を選択し発動できる。コインを1回投げる。裏だった場合選択したチケモンをエネルギーに送る。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
サトシ・手札1/エネルギー10→0
五郎「これがコアカードか…!」
サトシ「ただのコアカードじゃない。このカードはウィルスコアカード。コアカードは7つの大宇宙から産まれたカードだ。しかし、このウィルスコアカードは大宇宙じゃなく数百の小宇宙のエネルギーから生み出されたカードだ!」
五郎「なんだと!?じゃあ偽物だってことじゃないか!!!」
サトシ「偽物ではない。小宇宙から生み出された正真正銘のコアカードだ!」
五郎「大宇宙から生み出されたコアカードじゃなきゃ集めても意味がない。そんなのただのコアカード擬きだ!」
サトシ「ウィルスコアカードのパワーは7枚のコアカードにも匹敵する!」
五郎「パワーが互角でも大宇宙のエネルギーを持っていないんじゃ意味がない。こんなコアカード擬きすぐに片づけてやる!」
サトシ「それはできない!ここで僕に片づけられてしまうからだ!イカサマ・ハッカーにハッピー・ギャンブラーで攻撃!」
五郎「『ケアレス・ケア』発動。」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ケアレス・ケア
魔力カード/MP1/コスト0
①相手のチケモンの攻撃宣言時に発動できる。その攻撃チケモンの戦闘力の半分数値分(小数点切り捨て)、自分のHPを回復する。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
サトシ「それに割り込み、ハッピー・ギャンブラーの効果発動!対象はトリック・ハッカー」
五郎「何もない。効果処理だ。」
サトシはコインを投げた。
サトシ「裏だ!トリック・ハッカーをクラッシュ!」
五郎「そして、HPを125回復する!」
五郎・HP200→325
サトシ「攻撃は継続!230のダメージ!」
五郎・HP325→95
サトシ「ターン終了。」
五郎「2ドロー!1エネルギー!」
五郎・手札5/エネルギー9
五郎「コスト6の『ミスター・ハッカー』を召喚!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ミスター・ハッカー
チケモンカード/MP1/コスト1
グレード6/戦闘力100/防御力100/ヒト族性
<チケモン効果>
①自分の場に他のチケモンが存在しない場合に発動できる。
手札から「ハッカー」チケモン1枚をデッキに戻し、このカードの戦闘力・防御力を次の相手のターン終了時まで+100する。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
五郎「ミスター・ハッカーの効果発動!手札を1枚デッキに戻しパワーアップ!」
五郎・手札3/エネルギー3
ミスター・ハッカー/グレード6/戦闘力100→200/防御力100→200
五郎「バトル!ミスター・ハッカーでハッピー・ギャンブラーに攻撃!」
サトシ「ハッピー・ギャンブラーの効果発動!」
五郎「それに割り込み、コスト3の『ハッカーのハッカ』を発動!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ハッカーのハッカ
魔力カード/MP1/コスト2
①自分の場の「ハッカー」チケモン1体を対象に発動できる。次の自分のターン終了時まで、そのチケモンは相手の効果ではエネルギーに送られない。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
サトシ「何もない。」
五郎「さらに『ハッカーのハッスル』を割り込みで発動!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ハッカーのハッスル
魔力カード/MP1/コスト0
①場の「ハッカー」チケモン1体を選択して発動できる。選択したチケモンの戦闘力はターン終了時まで+80される。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
サトシ「『イリュージョン・ボディ』発動!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
イリュージョン・ボディ
魔力カード/MP1/コスト0
①場のグレード6以上チケモン1体を対象に発動できる。このターンそのチケモンは、効果ではエネルギーに送られず、バトルでは倒されない。(ダメージは発生する。)
――――――――――――――――――――――――――――――――――
サトシ・手札0/エネルギー0
五郎「何もない」
サトシ「効果処理だ!」
ミスター・ハッカー/グレード6/戦闘力200→280/防御力200
サトシ「ハッピー・ギャンブラーの効果でコイントス!裏だ!」
五郎「だが、ハッカーのハッカの効果でエネルギーには送られない。」
サトシ「ふん!」
五郎「そして攻撃継続!30のダメージだ!」
サトシ「だがチケモンは倒されない!」
サトシ・HP50→20
五郎「仕留め損ねたか。だが、次のターンで僕の勝ちだ!ターン終了!」
サトシ「2ドロー!1エネルギー!」
サトシ・手札1/エネルギー2
サトシ「バトルだ!ハッピー・ギャンブラーでミスター・ハッカーに攻撃!」
五郎「『奇跡の回避』を発動する!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
奇跡の回避
魔力カード/MP1/コスト0
①場のチケモン1体を対象に発動できる。このターンそのチケモンはバトルでは倒されない。(ダメージは発生する。)
――――――――――――――――――――――――――――――――――
五郎・HP95/ガードスター6/手札2/エネルギー1
サトシ「攻撃継続!50のダメージだ!」
五郎「でもチケモンは倒されない!」
五郎・HP95→45
サトシ「ターン終了!」
五郎「2ドロー!1エネルギー!」
五郎・手札3/エネルギー3
五郎「ミスター・ハッカーの効果発動!そしてバトル!」
ミスター・ハッカー/グレード6/戦闘力100→200/防御力100→200
五郎「『サイバーテロF5』を発動!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
サイバーテロF5
魔力カード/MP1/コスト3
①場の「ハッカー」チケモン1体を対象に発動できる。選択したチケモンの戦闘力・防御力はターン終了時まで+100され、相手の効果ではエネルギーに送られない。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ミスター・ハッカー/グレード6/戦闘力200→300/防御力200→300
五郎「ミスター・ハッカーでハッピー・ギャンブラーへ攻撃!まがい物を爆殺せよ!」
サトシ「ぐがあああああああ!!!」
五郎「やったか!?」
サトシ・HP20→0
五郎はサトシを倒してコインにした。
???「どうやらここに本物のコアカードがあるようだな。」
五郎「お前は…!」
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7巻
1章 再会
剛三郎「どうやらここに本物のコアカードがあるようだな。」
そこに居たのは毛利剛三郎だった。
五郎「インフォメーション・コアの館長がなぜここに!?」
剛三郎「簡単な事だよ。俺が黒幕なんだ。」
桜「なんですってええ!!!」
光彦「どういうことだ!?」
五郎「君が黒幕だと!?」
剛三郎「そうだ。俺がアヒージョ合衆国の事実上の指導者・裏の国家元首だ。インフォメーション・コアに身を隠していたんだ。」
五郎「そんなバカな…」
剛三郎「まさかあんな警備が手薄な命令の下請け先に勤めている小者が、黒幕だとは誰も思わないだろう?だから、その盲点を突いたのさ。」
光彦「くっそ…インフォメーション・コアを捜索した時は確かにカードが数百枚散らばっていたがまさかその中にコアカードがあったとは………。」
剛三郎「思わないだろう?だから盲点を突いたのだ。」
光彦「くそお!あの時助けるんじゃなかった!」
剛三郎「あの時は本当に焦ったぜ。助けてくれてありがとうな。」
五郎「ではなぜここに本物のコアカードがある事が分かった?」
剛三郎「コアカードの放つ特別なエネルギー波を探知できる受信塔を国内全土に建てているからだよ。それによって国内のコアカードの位置は全て分かるのだ。無論分かるのは国内のコアカードの位置だけだが…。コアカードを誰かが国内持ち込めばいち早くそのカードを探知し奪う事ができる。ウィルスコアカードはその為の釣り餌だよ。」
五郎「その作戦に引っかかりまんまとコアカードを持ってきてしまった訳か…。」
剛三郎「その通りだマヌケ!」
五郎「まぁ良い。どっちにしろコアカードを持っているんだろう?ならばそのコアカードは僕が頂く。」
剛三郎「そうはいかない!こちらはコアカードを2枚も持っているんだ。負けなどあり得ない!」
五郎「バトル!」
剛三郎「俺のターン!ドロー!1エネルギー!」
剛三郎・HP200/ガードスター6/手札6/エネルギー1
剛三郎「コスト1の『緊急避難』発動!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
緊急避難
魔力カード/MP1/コスト1
場にカードが存在せず、エネルギーが0の場合のみ発動できる。
自分はこの効果をゲーム中1度しか発動できない。
①場にカードが存在しないライフを150払い発動できる。自分の手札を全てエネルギーに送り、自分は4枚ドローする。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
剛三郎・HP200→50
剛三郎「手札を全てエネルギーに送り、4ドローだ!!」
剛三郎・手札4/エネルギー6
剛三郎「『鍛錬術』を発動!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
鍛錬術
魔力カード/MP1/コスト0
自分はこの効果をゲーム中に1度しか発動できない。
①デッキからグレード4以下の金属族性チケモン1枚を手札にサーチする。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
剛三郎「『機械二等兵』をサーチし、機械二等兵を召喚!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
機械二等兵
チケモンカード/MP1/コスト0
グレード1/戦闘力0/防御力0/金属族性
<チケモン効果>
①このチケモンが行う戦闘によって自分のHPは減らない。
②このチケモンが場からエネルギーに送られた場合、発動できる。デッキからカードを1枚ドローする。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
剛三郎・手札3/エネルギー7
剛三郎「ターン終了だ。」
五郎「僕のターン、2ドロー!!1エネルギー!」
五郎・HP200/ガードスター6/手札7/エネルギー1
五郎「『フロード・ハッカー』を召喚!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
フロード・ハッカー
チケモンカード/MP1/コスト0
グレード4/戦闘力20/防御力20/ヒト族性
①このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に、自分のエネルギーが相手のエネルギーより5以上少ない場合に発動できる。デッキの上から6枚エネルギーに送る。自分はこの効果をゲーム中1度しか発動できない。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
五郎「フロード・ハッカーの効果発動!デッキトップ6枚をエネルギーに送る!」
五郎・手札6/エネルギー1→7
五郎「バトル!フロード・ハッカーで機械二等兵を攻撃!」
剛三郎「受けよう。機械二等兵の効果で1ドローだ。」
剛三郎・手札3→4/エネルギー8
五郎「ターン終了だ。」
剛三郎「俺のターン!2ドロー!エネルギーには送らない!」
剛三郎・手札6/エネルギー8
剛三郎「『緊急招集』発動!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
緊急招集
魔力カード/MP1/コスト0
自分はこの効果をゲーム中に1度しか発動できない。
①手札を5枚エネルギーに送り発動できる。デッキからグレード8以上の金属族性チケモン1体を手札にサーチする。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
剛三郎「手札を5枚捨て、デッキから『メタル・ウィルス』をサーチする!」
剛三郎・手札1/エネルギー8→14
剛三郎「そして今サーチしたコアカードを召喚する!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
メタル・ウィルス
チケモンカード/MP1/コスト10
グレード10/戦闘力250/防御力250/金属族性
<チケモン効果>
①召喚ステップに発動できる。相手のHPを‐190する。効果発動後このチケモンの①の効果は無効になる。
②召喚ステップに発動できる。自分のデッキの上から5枚エネルギーへ送る。効果発動後このチケモンの②の効果は無効になる。
③このチケモンが直接攻撃に成功した場合、相手のHPにもダメージを与える。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
剛三郎・手札0/エネルギー14→4
剛三郎「メタル・ウィルスの第一の能力発動!相手に190のダメージを与える!」
五郎「なんだと!?」
五郎・HP200→10
剛三郎「メタル・ウィルスの第二の能力発動!デッキトップ5枚をエネルギーへ!」
剛三郎・手札0/エネルギー4→9
剛三郎「トドメだ!メタル・ウィルスでフロード・ハッカーを攻撃!」
五郎「『ハッ回避』発動!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ハッ回避
魔力カード/MP1/コスト0
①このターン「ハッカー」チケモンの戦闘で自分のHPは減らない。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
五郎「これによりダメージを受けない!」
剛三郎「だがチケモンは倒される!」
五郎・/手札5/エネルギー9
剛三郎「ターン終了だ!」
五郎「僕のターン!2ドロー1エネルギー!」
五郎・手札6/エネルギー10
五郎「僕も、コアカードを召喚!現れろ!『大ウミヘビの鱗の鎧』!!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
大ウミヘビの鱗の鎧
チケモンカード/MP2/コスト10
グレード10/戦闘0/防御力300/水族性
<チケモン効果>
①このカードが場にある限り、このチケモンは直接攻撃できる。
②このカードが場に有り、相手の場にチケモンが存在する場合、このチケモンは1ターンに2度攻撃できる。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
五郎・手札5/エネルギー10→0
五郎「『格差解消』を発動!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
格差解消
魔力カード/MP1/コスト0
自分のエネルギーが存在せず、相手のエネルギーが5以上の場合のみ発動できる。
自分はこの効果を1ターンに1度しか発動できない。
①デッキの上から5枚をエネルギーに送る。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
五郎「この効果でデッキトップを5枚捨てる!」
五郎・手札4/エネルギー0→5
五郎「バトル!大ウミヘビの鱗の鎧で直接攻撃2回だ!!!」
剛三郎・HP50/ガードスター6→4
剛三郎「これが第三のコアカードのパワーか…!」
五郎「ターン終了!」
剛三郎「俺のターン!2ドロー!1エネルギー!」
剛三郎・手札1/エネルギー10
剛三郎「『グリード・ポッド』発動!!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
グリード・ポッド
魔力カード/MP0/コスト0
自分はこの効果を1ターンに1度しか発動できない。手札が0枚の場合のみ発動できる。
①デッキからカードを2枚ドローする。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
剛三郎「2ドローだ!来た…!」
剛三郎・手札2/エネルギー10
剛三郎「2枚目のコアカード召喚だ!現れろ!『コア・バグ』」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
コア・バグ
チケモンカード/MP1/コスト10
グレード10/戦闘力250/防御力250/幻族性
<チケモン効果>
①召喚ステップに発動できる。相手のHPを半分にする(小数点切り捨て)。自分はこの効果をゲーム中1度しか発動できない。
②自分のターンの召喚ステップに発動できる。自分のデッキの上から3枚エネルギーへ送る。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
剛三郎・手札1/エネルギー10→0
剛三郎「さらにコア・バグを対象に『披露回復』を発動!!!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
披露回復
魔力カード/MP0/コスト0
①場のチケモン1体を選択し発動できる。そのチケモンのグレードの値×20自分のHPを回復する。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
剛三郎「グレード10×20で200のHP大回復だ!!」
剛三郎・HP50→250
剛三郎「さらにコア・バグの第一の能力で相手のHPを半分にする!」
五郎「なにぃーーー!?」
五郎・HP10→5
剛三郎「さらにコア・バグの第二の能力でエネルギーを3肥しターン終了だ。」
剛三郎・手札0/エネルギー3
五郎「僕のターン!2ドロー!!1エネルギー!」
五郎・手札5/エネルギー7
五郎「大ウミヘビの鱗の鎧を対象にコスト1の『ガーディアン・スピリッツ』を発動!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ガーディアン・スピリッツ
魔力カード/MP1/コスト1
①場のチケモン1体を選択して発動できる。選択したチケモンの元の防御力はターン終了時まで×2される。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
大ウミヘビの鱗の鎧/グレード10/戦闘0/防御力300→600
五郎「さらに、大ウミヘビの鱗の鎧を対象にコスト4の『昼夜逆転』を発動!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
昼夜逆転
魔力カード/MP1/コスト4
①場のチケモン1体を選択して発動できる。選択したチケモンの防御力・戦闘力は入れ替わる。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
五郎・手札4/エネルギー7→3
五郎「これで大ウミヘビの鱗の鎧の防御力と戦闘力は入れ替わる!」
剛三郎「何だとおおおお!!!?」
大ウミヘビの鱗の鎧/グレード10/戦闘0→600/防御力600→0
五郎「これで終わりだ!大ウミヘビの鱗の鎧でコア・バグを攻撃!」
剛三郎「くそう…!!!くそおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
剛三郎・HP250→0/ガードスター4/手札0/エネルギー3
五郎は剛三郎をコインにし、2枚のコアカード「メタル・ウィルス」と「コア・バグ」を奪った。アヒージョ合衆国の指導者を倒した事で戦況は大きく変わり、実質的にマカロン帝国とペペロンチーノ王国の一騎打ちとなった。
2章 七星島
選抜部隊Aと選抜部隊Bはアヒージョ合衆国から引上げ、一旦マカロン帝国に戻っていた。五郎は金に、コアカード「大ウミヘビの鱗の鎧」を返上し、コアカード「メタル・ウィルス」と「コア・バグ」を献上した。
茂「君の事を見直したよ!いやーじつに素晴らしいチケモンバトルだった。僕にはとても真似できない!僕だったら負けていただろう。君だから勝てたんだ。」
五郎「よせよ。照れくさい。」
茂「君の事を見下していてすまなかった。僕は君の事を認めるよ。君こそマカロン帝国の№2だ!」
茂は五郎の活躍を目の当たりにし、五郎の事をすっかり信頼した。
一方、ペペロンチーノ王国でも変化が起きていた。ペペロンチーノ王国は今、防衛大臣が軍の全てを指揮下に置いている状態であった。
ペペロンチーノ王国の防衛大臣のディック・エイナスと大将軍のジョジョ・ジョジョは話をしていた。
ディック「アヒージョ合衆国は崩壊したそうだ。」
ジョジョ「残っているのは残党だけ。事実上マカロン帝国と一騎打ちの状態ですな。」
ディック「マカロン帝国は3枚もコアカードを集めていると聞いている。」
ジョジョ「当国の軍がコアカードの回収に失敗して奪われたコアカード1枚と、アヒージョ合衆国に回収されていたコアカード2枚の計3枚です。」
ディック「親衛隊もあてにならない。もう僕自らがコアカードを回収するしかあるまい。」
ジョジョ「私たちが保有しているコアカードが2枚、あちらが1枚リードしていますぜ。」
ディック「僕なら2枚のコアカードで、3枚のコアカードを倒す事ができる。僕が自らコアカード狩りに出かける。」
防衛大臣のディックは親衛隊Aを引き連れてマカロン帝国に潜伏した。そして、マカロン帝国にすでに潜伏しているペペロンチーノ王国の諜報員に連絡した。
その数時間後、選抜部隊Bは作戦会議をしていた。
桜「コアカードのありかだけど、どうもこの国にあるみたいなの。」
五郎「確かな情報なのか。」
桜「わからないけどアヒージョ合衆国に潜伏してる時に聞いたの。行く価値はあると思うわ。」
光彦「この国のどこだ?」
桜「北都野県にある七星島よ。」
五郎「北都野県はアヒージョ合衆国に占領されている地域じゃないか。」
光彦「そこに行くならまたコアカードを借りた方が良いんじゃないか?」
桜「そうね。コアカードを3枚とも借りましょう。」
五郎「3枚も借りられるかなぁ。」
光彦「確実に勝つためには3枚のコアカードが絶対必要だよ。また、ウィルスコアカードのような強力な偽物があるかもしれないしな。」
五郎はまた金の所へ行ってコアカードを借りに行った。
金「用事とはなんだね。」
五郎「コアカードを拝借致したいのですが…。」
金「またかね。一体なぜだね?」
五郎「北都野県を奪還するために必要だからです。北都野県の七星島にはコアカードがある可能性が高いんです。」
金「コアカードがどうしても必要かね?」
五郎「選抜部隊Bの隊員達がどうしてもという声を上げています。3枚とも拝借できますでしょうか?」
金「3枚も!?それはできない。無理だ。」
五郎「選抜部隊Bの隊員達がどうしても3枚必要だといってます。どうかご忖度を…!」
金「分かった。それならわしも七星島付いていく。コアカードは3枚ともわしが持つ。必要だと判断したら貸す。それで良いな?」
五郎「はい!ありがとうございます。それと七星島に行く前に自宅に寄ってデッキの調整をしたいのですがよろしいでしょうか。」
金「良いだろう。」
五郎が自宅に寄った後、選抜部隊Bと金は七星島に向かった。七星島は砂漠でできた無人島であり、アヒージョ合衆国の占領地に属してこそいるが、アヒージョ合衆国の兵は居ないと思われた。
選抜部隊Bと金は七星島の砂丘にたどり着いた。
ディック「ほう、マカロン帝国の国家元首が自ら出向いてくるとは僕も自ら出向いて来た甲斐がある。」
五郎「ペペロンチーノ王国の大臣がなぜここに!?」
桜「それはもちろんコアカードのためよ。」
五郎「桜…?」
桜「私がこの場所を指定したの。『コアカードを全てここへ持ってこい』って命令されて。」
光彦「まさかお前…」
桜「そう。私はペペロンチーノ王国の諜報員よ。鬼龍院元太氏とは別々に潜伏してたの。だから彼の正体には私も驚いたわ。…彼は自分の判断で裏切って良かったみたいだけれど、私の場合は指令があるまで裏切ってはいけなかったの。」
五郎「裏切りは許さない!チケモンバトルだ!桜!」
桜「バトル!私のターン!ドロー!1エネルギーよ!」
桜・HP200/ガードスター6/手札6/エネルギー1
桜「『赤髪の織姫』を召喚!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
赤髪の織姫
チケモンカード/MP1/コスト0
グレード1戦闘力0/防御力30/ヒト族性
<チケモン効果>
①このカードが場からエネルギーに送られた場合発動できる。自分のデッキの一番上のカード1枚をエネルギーに置く。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
桜「さらに手札から『赤髪の乙姫』を特殊召喚!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
赤髪の乙姫
チケモンカード/MP1/コスト1
グレード4/戦闘力0/防御力50/ヒト族性
<チケモン効果>
①召喚ステップに自分の場のチケモンが「赤髪」チケモン1体の場合に発動できる。
手札からこのカードを特殊召喚する。(コストは必要ない。)
――――――――――――――――――――――――――――――――――
桜「ターン終了よ!」
五郎「僕のターン、2ドロー!!1エネルギー!」
五郎・HP200/ガードスター6/手札7/エネルギー1
五郎「『チューニング・ハッカー』を召喚!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
チューニング・ハッカー
チケモンカード/MP1/コスト0
グレード3/戦闘20/防御力20/ヒト族性
①このカードが場に存在する限り、このカード以外の「ハッカー」チケモンの戦闘力は+30される。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
五郎「さらに手札から『トリック・ハッカー』を特殊召喚!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
トリック・ハッカー
チケモンカード/MP1/コスト1
グレード4/戦闘力30/防御力30/ヒト族性
<チケモン効果>
①召喚ステップに自分の場のチケモンが「ハッカー」チケモン1体の場合に発動できる。
手札からこのカードを特殊召喚する。(コストは必要ない。)
――――――――――――――――――――――――――――――――――
五郎「コスト1の『魔のオフ会』を発動!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
魔のオフ会
道具カード/MP1/コスト1
①このカードが場に存在する限り、自分の「ハッカー」チケモンの戦闘力・防御力は+40される。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
五郎・手札4/エネルギー0
チューニング・ハッカー/グレード3/戦闘20→60/防御力20→60
トリック・ハッカー/戦闘力60→100/防御力30→70
五郎「バトルだ!トリック・ハッカーで『赤髪の乙姫』に攻撃!」
桜「受けるわ!」
桜・HP200→150
五郎「チューニング・ハッカーで赤髪の織姫に攻撃!」
桜・HP150→120
桜「この瞬間、赤髪の織姫の効果でデッキトップをエネルギーに送るわ!」
桜・手札4/エネルギー4
五郎「ターン終了!」
桜「私のターン!2ドロー、1エネルギー!」
桜・手札5/エネルギー5
桜「『デッキデス・バグ』を発動するわ!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
デッキデス・バグ
魔力カード/MP0/コスト0
①お互いにデッキの上から3枚エネルギーへ送る。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
五郎「何もない。」
桜・手札4/エネルギー5→8
五郎・手札4/エネルギー0→3
桜「さらに『マジ無いお呪い』を発動よ!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
マジ無いお呪い
魔力カード/MP1/コスト0
①自分の手札を1枚エネルギーへ送る。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
桜・手札2/エネルギー10
桜「そしてコスト8の『赤髪の眠り姫』を召喚するわ!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
赤髪の眠り姫
チケモンカード/MP1/コスト8
グレード9/戦闘力0/防御力0/ヒト族性
<チケモン効果>
このチケモンは自分のHPが500以上の場合は召喚・特殊召喚できない。
①このカードの防御力は自分のHPの数値分アップする。
②このカードは魔力カードの影響を受けない。この効果は無効化されない。
③自分のHPが回復するたびに発動する。相手のHPを‐30する。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
桜・手札1/エネルギー10→2
桜「さらにコスト2の『赤髪のホステスクラブ』を発動!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
赤髪のホステスクラブ
道具カード/MP1/コスト2
「赤髪」チケモンが場に存在しない場合、このカードはエネルギーに送られる。
①このカードが場に存在する場合、お互いのターン終了毎に自分のHPを相手の場のチケモンの数×60回復する。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
桜・手札0/エネルギー2→0
桜「ターン終了よ!この瞬間、私のHPがあなたの場のチケモンの数応じて回復するわ!あなたの場はのチケモンは2体、2×60で120の回復!」
桜・HP120→240
赤髪の眠り姫/グレード9/戦闘力0/防御力120→240
桜「さらに『赤髪の眠り姫』の効果であなたにダメージよ!」
五郎・HP200→170
五郎「むうう…。僕のターン、2ドロー!1エネルギー!」
五郎・手札5/エネルギー4
五郎「『魔の出会い系サイト』発動!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
魔の出会い系サイト
魔力カード/MP1/コスト0
自分はこの効果をゲーム中に1度しか発動できない。
①デッキからのコスト3以下の「ハッカー」チケモン1枚を手札にサーチする。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
五郎「『アディクション・ハッカー』をサーチする!」
五郎・HP170/ガードスター6/手札5/エネルギー5
五郎「『ノーマル・ハッカー』を召喚!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ノーマル・ハッカー
チケモンカード/MP1/コスト0
グレード3/戦闘40/防御力20/ヒト族性
なし
――――――――――――――――――――――――――――――――――
五郎「アディクション・ハッカーを特殊召喚!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
アディクション・ハッカー
チケモンカード/MP1/コスト0
グレード3/戦闘0/防御力40/ヒト族性
①自分の場に「ハッカー」チケモンが3体以上存在する場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
五郎・手札3/エネルギー5
五郎「ターン終了だ!」
桜「この瞬間私のカードの効果が発動するわ!」
桜・HP240→480
赤髪の眠り姫/グレード9/戦闘力0/防御力240→480
五郎・HP170→140
桜「私のターン!2ドロー、1エネルギーよ!」
桜・手札1/エネルギー1
桜「コスト1の『赤髪の親指姫』を召喚よ!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
赤髪の親指姫
チケモンカード/MP1/コスト1
グレード3/戦闘0/防御力40/ヒト族性
①このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合発動できる。自分のHPを100回復する。
②このチケモンが行う戦闘によって自分のHPは減らない。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
桜「赤髪の親指姫の効果発動!私のHPを回復よ!そして、赤髪の眠り姫の効果も発動するわ!」
桜・HP480→580
赤髪の眠り姫/グレード9/戦闘力0/防御力480→580
五郎・HP140→110
桜「ターン終了よ!」
桜・HP580→820
赤髪の眠り姫/グレード9/戦闘力0/防御力580→820
五郎・HP110→80
五郎「僕のターン!2ドロー!1エネルギー!」
五郎・手札4/エネルギー6
五郎「コスト1で『ナード・ハッカー』を召喚!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ナード・ハッカー
チケモンカード/MP1/コスト4
グレード5/戦闘70/防御力70/ヒト族性
自分の場に「ハッカー」チケモンが4体存在する場合、このチケモンのコストは3減る。
①自分の場にこのチケモン以外の「ハッカー」チケモンが3体以上存在する場合に発動できる。このターンに自分が使う魔力カードのコストを1度だけ3減らすことができる(1以下にはならない)。自分はこの効果をゲーム中に1度しか使用できない。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
五郎・手札3/エネルギー6→5
五郎「ナード・ハッカーの効果発動!手札からコスト8の『アクセス集中』をコスト5で発動する!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
アクセス集中
魔力カード/MP0/コスト8
自分の場に「ハッカー」チケモンが5体存在する場合にのみ発動できる。
①このターン「ハッカー」チケモンは相手に直接攻撃ができる。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
五郎・手札2/エネルギー5→0
五郎「バトルだ!5体の「ハッカー」チケモンで直接攻撃!クインティプル・ダイレクトアタック!!」
桜「きゃあああああああああああ!!!」
桜・HP820/ガードスター6→1
ディック「くっ!ガードスターを狙われたか!」
桜「赤髪のホステスクラブの前で沢山チケモンを並べたのはこのためだったんだわ!」
五郎「ターン終了だ。」
桜・HP820→1120/ガードスター1
赤髪の眠り姫/グレード9/戦闘力0/防御力820→1120
五郎・HP80→50
桜「私のターン!2ドロー、1エネルギーよ!」
桜・手札1/エネルギー1
桜「『赤髪の魅惑』を発動するわ!赤髪の眠り姫は魔力カードの影響を受けないから対象は赤髪の親指姫よ!これで赤髪の親指姫の防御力分HPを回復するわ!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
赤髪の魅惑
魔力カード/MP1/コスト0
①「赤髪」チケモンを1体を選択して発動する。選択したチケモンの戦闘力か防御力の数値分、自分のHPを回復する。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
桜・HP1120→1160
赤髪の眠り姫/グレード9/戦闘力0/防御力1120→1160
五郎・HP50→20
桜「これで私の勝ちよ!ターン終了…」
五郎「ターンを終了させる前に『魔のデイトレード』を発動!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
魔のデイトレード
魔力カード/MP1/コスト0
①自分の場の「ハッカー」チケモン1体に付き×30のHPを回復する。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
五郎・HP20→170
桜「あうう…。ターン終了よ…。」
桜・HP1160→1460
赤髪の眠り姫/グレード9/戦闘力0/防御力1160→1460
五郎・HP170→140
五郎「僕のターン!2ドロー、1エネルギー!」
五郎・手札2/エネルギー1
五郎「赤髪の眠り姫を対象にコスト1の『カンスト』を発動!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
カンスト
道具カード/MP1/コスト1
このカード発動時に選択したチケモンが場に存在しない場合、このカードはエネルギーに送られる。
①防御力500以上のチケモン1体を選択して発動する。選択したチケモンはこのカードが場に存在する限り、防御力は100になり、他のカード効果で防御力は+されない。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
赤髪の眠り姫/グレード9/戦闘力0/防御力1460→100
桜「ひぃっ!」
五郎「まだだ!特殊召喚デッキより『ハッカー・ボス』を特殊召喚!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ハッカー・ボス
特殊チケモン/MP4/コストなし
グレード9/戦闘力100/防御力180/ヒト族性
<チケモン効果>
自分の場の「ハッカー」チケモン5体をエネルギーに送った場合のみ特殊召喚できる。
①このチケモンは直接攻撃できる。
②このチケモンの直接攻撃宣言時に発動できる。このチケモンがこの直接攻撃に成功した場合、相手の場の戦闘力30以下のチケモンを全て持ち主のデッキに戻す。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
桜「ま、待って…。」
五郎「裏切り者は絶対に許さない!トドメだ!」
桜「やめてえええええええええええええ~~~!!!」
桜・HP1460/ガードスター1→0
五郎は桜を倒し、桜はコインになった。
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8巻
1章 最終決戦
五郎たちは北都野県の七星島で事実上の最終決戦を繰り広げていた。
ディック「やはり彼女は使えないな。ここは僕がいくしかあるまい。」
五郎「ここで防衛大臣を倒せばペペロンチーノ王国の兵もほぼ無力化される訳だ。」
ディック「そして、ここでお前たちと金帝王を倒せばマカロン帝国は戦闘不能だ。」
五郎「これが事実上の最終決戦というわけか。」
光彦「ここは俺にやらせてくれ。」
五郎「光彦…。」
光彦「頼む……玉子との因縁にケリを付けたいんだ。」
五郎「分かった!」
金「コアカードは1枚渡す。もし君が負けても、五郎に残りの2枚を託す。」
光彦「分かりました。」
ディック「まずは1枚頂き!バトル!!」
光彦「バトル!!!」
ディック「僕のターン!ドロー、1エネルギー!」
ディック・HP200/ガードスター6/手札6/エネルギー1
ディック「『鍛錬術』を発動!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
鍛錬術
魔力カード/MP1/コスト0
自分はこの効果をゲーム中に1度しか発動できない。
①デッキからグレード4以下の金属族性チケモン1枚を手札にサーチする。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ディック「『ガトリングタンク』をサーチする!そして、ガトリングタンクを召喚!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ガトリングタンク
チケモンカード/MP1/コスト0
グレード4/戦闘力20/防御力30/金属族性
<チケモン効果>
①このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に自分のエネルギーが2以下の場合発動できる。デッキからエネルギーを2枚エネルギーに送る。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ディック「『ガトリングタンク』の効果発動!デッキトップ2枚をエネルギーへ!」
ディック・手札5/エネルギー2→4
ディック「さらに『デッキデス・バグ』を発動!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
デッキデス・バグ
魔力カード/MP0/コスト0
①お互いにデッキの上から3枚エネルギーへ送る。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ディック・手札4/エネルギー4→7
光彦・手札6/エネルギー0→3
ディック「さらにさらに『マジ無いお呪い』を発動!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
マジ無いお呪い
魔力カード/MP1/コスト0
①自分の手札を1枚エネルギーへ送る。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ディック手札2/エネルギー9
ディック「ターン終了!」
光彦「俺のターン!2ドロー!1エネルギー!」
光彦・手札7/エネルギー4
光彦「俺も『鍛錬術』発動!『機械伍長』をサーチする。」
光彦・手札7/エネルギー5
光彦「そして機械伍長を召喚!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
機械伍長
チケモンカード/MP1/コスト3
グレード4/戦闘力50/防御力30/金属族性
<チケモン効果>
①相手チケモンの攻撃宣言時に発動できる。その攻撃を無効にしこのカードをエネルギーへ送る。
②このカードが場からエネルギーに送られた場合に発動できる。自分のデッキの上から3枚をエネルギーに送る。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
光彦「さらに俺も『デッキデス・バグ』を発動!」
光彦・手札5/エネルギー2→5
ディック・手札2/エネルギー9→12
光彦「そして俺も『マジ無いお呪い』を発動!」
光彦・手札3/エネルギー5→7
光彦「バトル!!機械伍長でガトリングタンクを攻撃!」
ディック「受けよう!」
ディック・HP200→180
光彦「ターン終了!」
ディック「僕のターン!2ドロー!1エネルギー!」
ディック・手札3/エネルギー14
ディック「特殊召喚デッキからコアカード『太陽のマグマ』を召喚!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
太陽のマグマ
特殊チケモン/MP4/コスト10
グレード10/戦闘力250/防御力250/火炎族性
<チケモン効果>
このチケモンは特殊召喚できない。コストを払った場合のみ特殊召喚デッキから召喚できる。
①召喚ステップに発動できる。デッキから1枚選択してエネルギーに送る。効果発動後、このチケモンの①の効果は無効になる。
②召喚ステップに発動できる。手札を全てエネルギーに送り、送った枚数分デッキからカードをドローする。自分はこの効果をゲーム中1度しか発動できない。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ディック・手札3/エネルギー14→4
光彦「なに!?特殊召喚デッキから召喚だと!?」
五郎「特殊召喚デッキから召喚できるチケモンがいたとは…!」
ディック「コアカードは原則にはとらわれない特別なカードだ!!太陽のマグマの一つ目の能力発動!デッキからカードを1枚選択してエネルギーに送るぜ!エネルギーに送るのはMP2のカードだ!」
ディック・手札3/エネルギー4→6
ディック「さらに二つ目の能力発動!手札交換だ!!」
ディック・手札3/エネルギー9
ディック「バトル!!太陽のマグマで機械伍長に攻撃!」
光彦「機械伍長の効果発動!自身をエネルギーに送り攻撃を無効!さらに機械伍長の第二の能力でエネルギーを3増やす!」
光彦・手札3/エネルギー7→11
ディック「ターン終了だ!」
光彦「俺のターン!2ドロー!1エネルギー!」
光彦・手札4/エネルギー12
光彦「コアカード『大ウミヘビの鱗の鎧』を召喚!!!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
大ウミヘビの鱗の鎧
チケモンカード/MP2/コスト10
グレード10/戦闘0/防御力300/水族性
<チケモン効果>
①このカードが場にある限り、このチケモンは直接攻撃できる。
②このカードが場に有り、相手の場にチケモンが存在する場合、このチケモンは1ターンに2度攻撃できる。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
光彦・手札3/エネルギー12→2
ディック「これがマカロン帝国のコアカードか!」
光彦「そして『エネルギー回収』を発動する!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
エネルギー回収
魔力カード/MP1/コスト2
自分はこの効果をゲーム中1度しか発動できない。
①自分のエネルギーが相手より9以上低い場合に発動できる。デッキの上から5枚エネルギーに送り、自分は3枚ドローする。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
光彦「効果で5枚エネルギーを肥やし、3ドローだ!」
光彦・手札5/エネルギー6
光彦「そして、バトル!!大ウミヘビの鱗の鎧で2回の直接攻撃!」
ディック「くっ!」
ディック・HP180/ガードスター6→4/手札3/エネルギー9
光彦「ターン終了だ。」
ディック「僕のターン!2ドロー、1エネルギー!」
ディック・手札4/エネルギー10
ディック「『吸収急襲』発動!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
吸収急襲
魔力カード/MP0/コスト0
自分はこの効果をゲーム中に1度しか発動できない。
①手札を3枚デッキに戻し発動できる。デッキからグレード10のチケモン1体を手札にサーチする。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ディック「2枚目のコアカード『大和の皇軍師』をサーチする!」
ディック・手札1/エネルギー10
ディック「そして、大和の皇軍師を召喚!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
大和の皇軍師
チケモンカード/MP1/コスト10
グレード10/戦闘力250/防御力250/ヒト族性
<チケモン効果>
①召喚ステップに発動できる。デッキからカードを3枚ドローする。この効果はゲーム中に1度しか使用できない。
②このチケモンの場がある限り、自分のガードスターは減らない。
③攻撃宣言時、場のチケモン1体を選択して発動できる。このターンの間そのチケモンの戦闘力・防御力は200になり、バトルでは倒されない。(ダメージは発生する。)
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ディック・手札0/エネルギー10→0
ディック「さらにさらに!大和の皇軍師の効果で3ドロー!」
ディック・手札0→3/エネルギー0
ディック「さらにさらにさらに、バトルだ!!大和の皇軍師で大ウミヘビの鱗の鎧に攻撃!」
光彦「受けるぜ!」
ディック「さらに!さらに!!さらに!!!さらにさらにさらにさらに…!!!!大和の皇軍師の第三の能力発動!対象は大ウミヘビの鱗の鎧!」
大ウミヘビの鱗の鎧/グレード10/戦闘0→200/防御力300→200
ディック「50のダメージだ!」
光彦「おのれ!」
光彦・HP200→150
ディック「さらにさらにさらにさらにさらにさらにさらにさらにさらにさらにさらにさらに…!!!!!太陽のマグマで大ウミヘビの鱗の鎧に攻撃ぃ~!!!」
光彦「チェッ!」
光彦・HP150→100
ディック「ターン終了だ~!!!」
光彦「僕のターン、2ドロー1エネルギー!」
光彦・手札6/エネルギー7
ディック「大和の皇軍師がある限り、僕は直接攻撃のダメージを受けない!大ウミヘビの鱗の鎧は無力だ!」
光彦「コスト6の『機械少尉』を召喚!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
機械少尉
チケモンカード/MP1/コスト6
グレード6/戦闘力100/防御力100/金属族性
<チケモン効果>
①召喚ステップに手札から金属族性チケモン3枚をエネルギーに送り発動できる。
このカードの元々の戦闘力・防御力をターン終了時まで300にする。
②召喚ステップに相手の場のチケモン2体を選択できる。ターン終了時まで選択した片方のチケモンの戦闘力・防御力をもう片方のチケモンの戦闘力分-する。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
光彦・手札5/エネルギー7→1
光彦「機械少尉の①の効果発動!手札を3枚エネルギーに送りパワーアップ!!」
光彦・手札5→2/エネルギー1→4
機械少尉/グレード6/戦闘力100→300/防御力100→300
光彦「さらに②の効果も発動!大和の皇軍師と太陽のマグマのを選択する!太陽のマグマの戦闘力・防御力を大和の皇軍師の戦闘力分-する!」
太陽のマグマ/グレード10/戦闘力250→0/防御力250→0
光彦「バトル!太陽のマグマに機械少尉で攻撃!」
ディック「この瞬間、太陽のマグマを対象に大和の皇軍師の効果発動!戦闘力・防御力は200になり、バトルでは倒されない!」
太陽のマグマ/グレード10/戦闘力0→200/防御力0→200
光彦「だが、ダメージは発生する!」
ディック・HP180→80
光彦「ターン終了!」
ディック「2ドロー1エネルギー!」
ディック・手札4/エネルギー1
ディック「大和の皇軍師を対象に『倍売買』を発動!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
倍売買
魔力カード/MP1/コスト1
①召喚ステップに手札を2枚をデッキに戻し、自分の場のチケモン1体を選択して発動できる。
このターンのそのチケモンが戦闘によって与えるダメージは2倍になる。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
光彦「それに割り込み機械少尉の効果発動!大和の皇軍師の戦闘力・防御力を太陽のマグマの戦闘力分-する!」
大和の皇軍師/グレード10/戦闘力250→0/防御力250→0
ディック・手札1/エネルギー1
ディック「バトル!大和の皇軍師で機械少尉を攻撃!この瞬間、大和の皇軍師発動!大和の皇軍師の戦闘力・防御力は200になる!」
光彦「それに割り込み、コスト2の『援護防御』発動!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
援護防御
魔力カード/MP1/コスト2
以下の効果を1つ選択して発動できる。
①このターン、自分のHPは戦闘によってダメージを受けない。
②自分の場のチケモン2体を選択して発動する。ターン終了時まで選択した片方のチケモンの防御力をもう片方のチケモンの防御力分+する。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
光彦「②の効果を選択する!機械少尉の防御力を大ウミヘビの鱗の鎧の防御力分アップする!」
ディック「くぅ…なにもない…!」
光彦「ならば処理だ!」
機械少尉/グレード6/戦闘力100/防御力100→400
大和の皇軍師/グレード10/戦闘力0→200/防御力0→200
光彦「返り討ちだ!」
ディック「グエー!!!」
ディック・HP80→0
光彦はディックを倒してコインにした。親衛隊Aは悲鳴をあげて全員一目散に逃げて行った。
2章 買い被り
光彦「これで3枚のコアカードが手に入った…。」
金「それをこちらに…。」
光彦「そうはいかない。ペペロンチーノ王国は事実上骨抜きにされた。ここで俺が金田王陛下を倒し、マカロン帝国も戦闘不能にすれば、再び我が国アヒージョ合衆国が勝てるチャンスがやってくるわけだな。」
金「なんだと!?」
五郎「光彦、お前もか!」
光彦「そうだ。満天ひろしとは別々に潜伏していたんだ。満天ひろしの正体には俺も驚いたぜ。しかし、俺はあの女とは違いずっと裏切るタイミングを図っていたんだ…。俺も知らなかった黒幕の毛利剛三郎が現れた時もずっと堪えてな。」
五郎「なんてことだ。選抜部隊Bは全員裏切り者だったと言うのか…。なぜこのタイミング裏切りを!?」
光彦「大量のコアカードをゲットできそうだからだ。そもそもコアカードが7枚手に入れば現状どんなに戦況が不利でもそれを一遍にひっくり返せる。こんな便利なものは無い!剛三郎に代わり俺がアヒージョ合衆国を牛耳り世界を征服する!」
五郎「ここで裏切った所でコアカードが全て手に入るわけじゃないぞ!」
光彦「ペペロンチーノ王国は防衛大臣不在で戦力低迷、マカロン帝国は国家元首消滅で混乱。そんな中なら弱体化したアヒージョ合衆国の戦力でも十二分に対抗でき、残りのコアカードを集められそうだ。」
五郎「くそぅ!ならば、チケモンバトルだ!この裏切り者っ!」
光彦「バトル!!」
五郎「金様!コアカードをお貸し下さい!」
金「コアカードは念の為取っておく。君が負けた時の保険だ。君ならコアカードが無くても勝てるはずだと思うしのお。」
五郎「…。」
五郎と光彦は神秘の結界に包まれた。
光彦「俺のターン!ドロー!1エネルギー!」
光彦・HP200/ガードスター6/手札6/エネルギー1
光彦「『鍛錬術』を発動!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
鍛錬術
魔力カード/MP1/コスト0
自分はこの効果をゲーム中に1度しか発動できない。
①デッキからグレード4以下の金属族性チケモン1枚を手札にサーチする。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
光彦「『機械一等兵』をサーチ!そして召喚!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
機械一等兵
チケモンカード/MP1/コスト0
グレード2/戦闘力10/防御力10/金属族性
<チケモン効果>
①攻撃宣言時に発動できる。手札を1枚エネルギーへ送り、デッキの上からカードを2枚エネルギーへ送る。効果発動後このチケモンの効果は無効になる。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
光彦・手札5/エネルギー1
光彦「ターン終了。」
五郎「僕のターン!2ドロー1エネルギー!」
五郎・HP200/ガードスター6/手札7/エネルギー1
五郎「コスト1の『スラスト・ハッカー』を召喚!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
スラスト・ハッカー
チケモンカード/MP1/コスト1
グレード4/戦闘力140/防御力30/ヒト族性
①このチケモンは攻撃できない。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
五郎「『ハンドキラー』を発動!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ハンドキラー
魔力カード/MP1/コスト0
①お互いに手札を3枚エネルギーへ送る。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
五郎・手札2/エネルギー0→4
光彦・手札2/エネルギー1→4
五郎「スラスト・ハッカーを対象に『チケモン鳥黐』を発動!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
チケモン鳥黐
道具カード/MP1/コスト3
このカード発動時に選択したチケモンが場に存在しない場合、このカードはエネルギーに送られる。
①場のチケモン1体を選択して発動する。
②このカードが存在する限り、選択したチケモンの効果は無効化される。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
五郎・手札1/エネルギー4→1
五郎「バトル!効果が無効になったスラスト・ハッカーで機械一等兵に攻撃!」
光彦「機械一等兵の効果発動!」
五郎「何もない。」
光彦「ならば『緊急処分』を発動!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
緊急処分
魔力カード/MP0/コスト0
①アイテムゾーンのカード1枚を選択して発動できる。そのカードをエネルギーゾーンに送る。(効果は無効化されない。)
――――――――――――――――――――――――――――――――――
光彦「チケモン鳥黐をエネルギーに送る!」
五郎「なんだと!」
光彦「これでスラスト・ハッカーの効果は有効となり攻撃はストップだ!」
五郎「くそ!」
光彦「だが攻撃宣言は行っているので機械一等兵の効果は有効!ハンド1・デッキトップ2をエネルギーへ!」
光彦・手札0/エネルギー4→7
五郎「ターン終了だ!」
光彦「2ドロー1エネルギー!」
光彦・手札1/エネルギー8
光彦「『起死回生』発動!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
起死回生
魔力カード/MP1/コスト0
自分はこの効果をゲーム中に1度しか発動できない。
①自分のターンの召喚ステップに、お互いの手札が1枚以下の場合に発動できる。お互いに手札が7枚になるようにドローする。効果発動後、自分の場のカードを全てエネルギーへ送る。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
光彦・手札1→7/エネルギー10
五郎・手札0→7/エネルギー2
光彦「さらに『ハンドキラー』を発動!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ハンドキラー
魔力カード/MP1/コスト0
①お互いに手札を3枚エネルギーへ送る。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
光彦・手札3/エネルギー10→14
五郎・手札4/エネルギー2→5
光彦「コアカードを『大ウミヘビの鱗の鎧』を召喚する!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
大ウミヘビの鱗の鎧
チケモンカード/MP2/コスト10
グレード10/戦闘0/防御力300/水族性
<チケモン効果>
①このカードが場にある限り、このチケモンは直接攻撃できる。
②このカードが場に有り、相手の場にチケモンが存在する場合、このチケモンは1ターンに2度攻撃できる。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
光彦・手札2/エネルギー14→4
五郎「そちらが何もないなら『国土強靭化』を発動したい。」
光彦「どうぞ。」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
国土強靭化
道具カード/MP1/コスト1
①このカードの発動時に効果を適用できる。戦闘力10以下の相手チケモン1体をエネルギーに送る。
②このカードが場に存在する場合、自分の場のチケモンの防御力は+40される。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
五郎・手札3/エネルギー5→4
五郎「国土強靭化の効果でコアカード・大ウミヘビの鱗の鎧をクラッシュだ!!」
光彦「それに割り込みコスト4の『昼夜逆転』を発動!対象は大ウミヘビの鱗の鎧!!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
昼夜逆転
魔力カード/MP1/コスト4
①場のチケモン1体を選択して発動できる。選択したチケモンの防御力・戦闘力は入れ替わる。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
光彦・手札1/エネルギー4→0
五郎「なんだと!?くっ何もない…」
光彦「これにより大ウミヘビの鱗の鎧のステータスは入れ替わる!」
大ウミヘビの鱗の鎧/グレード10/戦闘0→300/防御力300→0
光彦「よって大ウミヘビの鱗の鎧は国土強靭化の効果の適用外となり、クラッシュされない!」
五郎「くぅう!!!」
光彦「バトルだ!大ウミヘビの鱗の鎧でスラスト・ハッカーを攻撃!スラスト・ハッカーの防御力は70!これが通れば俺の勝ちだ!」
五郎「投了する。参った。降参だ。」
光彦「まさか五郎の命乞いが聞けるとは思わなかったぜ」
五郎「降服する。君の勝ちだ。」
光彦「君はスパイじゃないから拒否すると戦争犯罪になってしまうね。君は捕虜にするとしよう。君は有能だから捕虜として使える。」
五郎・HP200→0
金「この腰抜け!こうなったらわしが直々に相手だ!2枚のコアカードで勝ってやる!」
光彦「バトル!」
金と光彦の最終決戦が幕を開けた―――。
3章 金田金
光彦「俺のターン!ドロー!1エネルギー!」
光彦・HP200/ガードスター6/手札6/エネルギー1
光彦「『機械上等兵』を召喚!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
機械上等兵
チケモンカード/MP1/コスト1
グレード3/戦闘力30/防御力30/金属族性
<チケモン効果>
①自分のエネルギーが0の場合、召喚ステップに発動できる。自分のデッキの上から3枚をエネルギーに送る。効果発動後このチケモンの効果は無効になる。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
光彦「『機械上等兵』の効果発動!デッキトップ3枚でエネルギーを肥やす!」
光彦・手札5/エネルギー3
光彦「ターン終了!」
金「わしのターン!2ドロー!1エネルギー!」
金・手札7/エネルギー1
金「『ジェノサイドキングキーモン』を召喚!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ジェノサイドキングキーモン
チケモンカード/MP1/コスト1
グレード4/戦闘力30/防御力30/水族性
<チケモン効果>
①自分のエネルギーが1以下の場合、手札から水族性チケモンを3枚エネルギーに送って発動できる。デッキの上から5枚をエネルギーに送る。自分はこの効果をゲーム中に1度しか発動できない。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
金「ジェノサイドキングキーモンの効果発動!ハンド3・デッキトップ5をエネルギーへ!」
金・手札3/エネルギー8
金「ターン終了だ!」
光彦「俺のターン!2ドロー!1エネルギー!」
光彦・手札6/エネルギー4
光彦「『機械整備』を発動!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
機械整備
魔力カード/MP1/コスト1
①自分の手札を2枚エネルギーへ送る。その後、効果でエネルギーに送った金属族性の数×30自分の場の金属族製チケモン1体の戦闘力・防御力を+する。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
光彦「ハンドから金属族性チケモンを2枚エネルギーに送り、機械上等兵の戦闘力・防御力を+60する!」
光彦・手札3/エネルギー6
機械上等兵/グレード3/戦闘力30→90/防御力30→90
光彦「さらに『インチキ・トレード』を発動!!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
インチキ・トレード
魔力カード/MP0/コスト6
自分はこの効果を1ターンに1度しか発動できない。
①お互いに手札を全てエネルギーに送る。
②この効果でエネルギーに送った枚数分+1枚、お互いにデッキからドローする。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
光彦「お互いに手札交換だ!」
光彦・手札3/エネルギー3
金・手札4/エネルギー11
光彦「そして『エネルギー回収』を発動だ!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
エネルギー回収
魔力カード/MP1/コスト2
自分はこの効果をゲーム中1度しか発動できない。
①自分のエネルギーが相手より9以上低い場合に発動できる。デッキの上から5枚エネルギーに送り、自分は3枚ドローする。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
光彦「エネルギーの差は10!発動条件を満たすぜ!」
光彦・手札6/エネルギー6
光彦「『機械曹長』を召喚!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
機械曹長
チケモンカード/MP1/コスト6
グレード6/戦闘力80/防御力80/金属族性
<チケモン効果>
①自分のエネルギーが相手より10以上少ない場合に発動できる。自分のデッキから6枚をエネルギーに送る。自分はこの効果をゲーム中に1度しか発動できない。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
光彦「機械曹長の効果発動!」
光彦・手札5/エネルギー0→6
光彦「バトルだ!機械上等兵でジェノサイドキングキーモンに攻撃!」
金「『ティータイム』を発動!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ティータイム
魔力カード/MP1/コスト0
①自分の場の水族性チケモンが戦闘を行う攻撃宣言時に発動できる。このターン、自分の場の水族性チケモンが行ったバトルによって自分のHPはバトルダメージを受けない。また、このターンに自分の場の水族性チケモンがバトルで倒された場合、1度だけデッキからカードを2枚ドローする事ができる。(この効果は重複しない。)
――――――――――――――――――――――――――――――――――
光彦「攻撃を継続する!」
金「ティータイムによってわしのHPはダメージを受けない!」
光彦「だがチケモンは倒される!」
金「水族性チケモンが倒された事で2ドロー!」
金・手札5/エネルギー12
光彦「機械曹長で直接攻撃!HPは減らなくてもガードスターは減る!」
金「んっ…。」
金・HP200/ガードスター6→5
光彦「ターン終了だ!」
金「わしのターン!2ドロー、1エネルギーだ!」
金・手札6/エネルギー14
金「コアカード『コア・バグ』を召喚!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
コア・バグ
チケモンカード/MP1/コスト10
グレード10/戦闘力250/防御力250/幻族性
<チケモン効果>
①召喚ステップに発動できる。相手のHPを半分にする(小数点切り捨て)。自分はこの効果をゲーム中1度しか発動できない。
②自分のターンの召喚ステップに発動できる。自分のデッキの上から3枚エネルギーへ送る。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
金・手札5/エネルギー14→4
金「コア・バグの効果発動!相手のHPを半分にする!」
光彦・HP200→100
光彦「くっ!」
金「降参しろ。光彦!」
光彦「!?」
金「君はスパイだったが今までよく働いてくれた。君をコインにはしたくない。負けを認めるんだ…!」
光彦「ふざけるなあああああああああ!!!」
冷静だった光彦が豹変した。
光彦「ぼくが負けるかっ……。」
金「……。コア・バグの二つ目の能力でエネルギーを3肥やす。」
金・手札5/エネルギー4→7
金「バトルだ!コア・バグで機械曹長を攻撃!」
光彦「『機械編成工場』を発動!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
機械編成工場
道具カード/MP1/コスト3
①このカードが場にある限り、自分の場の金属族性チケモンが行うバトルによって自分のHPは減らない。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
光彦・HP200→100/ガードスター6/手札4/エネルギー3
金「攻撃継続だ!」
光彦「ならば割り込みで『機械の潤滑油』を発動!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
機械の潤滑油
魔力カード/MP1/コスト1
①攻撃宣言時に自分の場の金属族性チケモン1体を選択して発動できる。そのチケモンがこのバトルでエネルギーに送られた場合、選択したチケモンのグレードの値分、自分はデッキの上からエネルギーにカードを送る。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
金「そのバトルは続行し、機械曹長を打倒!」
光彦「機械の潤滑油の効果が適用されデッキトップを6枚エネルギーへ!」
光彦・手札3/エネルギー10
金「ターン終了だ!」
光彦「ぼくのターン、2ドロー!!!1エネルギーだ!」
光彦・手札4/エネルギー11
光彦「ぼくは敗けない!!!絶対にこのぼくが負けるはずがなーい!!!」
金「冷静さを失っているな。」
光彦「黙れ黙れ黙れ!!!ぼくもコアカードを召喚するぜー!!現れろ『大和の皇軍師』!!!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
大和の皇軍師
チケモンカード/MP1/コスト10
グレード10/戦闘力250/防御力250/ヒト族性
<チケモン効果>
①召喚ステップに発動できる。デッキからカードを3枚ドローする。この効果はゲーム中に1度しか使用できない。
②このチケモンの場がある限り、自分のガードスターは減らない。
③攻撃宣言時、場のチケモン1体を選択して発動できる。このターンの間そのチケモンの元々の戦闘力・防御力は200になり、バトルでは倒されない。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
光彦・手札3/エネルギー11→1
光彦「大和の皇軍師の効果で3ドローだ!!!」
光彦・手札6/エネルギー1
光彦「バトルだぜ!!!大和の皇軍師でコア・バグを攻撃!!!」
金「受けよう。」
光彦「ならばこの瞬間、ぼくの大和の皇軍師の効果発動!コア・バグの戦闘力・防御力は200になる!」
金「だがバトルでも倒されなくなる。」
光彦「でもダメージは発生するぜ!」
金・HP200→150
光彦「ターン終了だ!」
金「わしのターン!2ドロー、1エネルギー!」
金・手札6/エネルギー8
金「コア・バグの効果発動!デッキトップ3をエネルギーへ」
金・手札6/エネルギー11
金「『スノーボールアース』を発動!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
スノーボールアース
魔力カード/MP0/コスト1
自分が魔力カードも道具カードも発動していないターンの召喚ステップのみ発動できる。
①お互いにこのターンの間、魔力カード・道具カードを発動できない。また、このターンの間自分は攻撃宣言を行えない。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
光彦「ならばそれに割り込み、『サイバイオ』を発動!割り込めば発動を封じられる前に効果を発動できる!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
サイバイオ
魔力カード/MP1/コスト1
①自分の手札を3枚エネルギーへ送り、場のチケモン1体を選択して発動できる。
選択したチケモンの防御力は選択したチケモンの戦闘力分+される。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
光彦「対象は『大和の皇軍師』だ!」
大和の皇軍師/グレード10/戦闘力250/防御力250→500
金「さらにスノーボールアースの効果が適用されお互いに魔力カード・道具カードで妨害できなくなる!これで決まりだ!2枚目のコアカード「メタル・ウィルス」を召喚!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
メタル・ウィルス
チケモンカード/MP1/コスト10
グレード10/戦闘力250/防御力250/金属族性
<チケモン効果>
①召喚ステップに発動できる。相手のHPを‐190する。効果発動後このチケモンの①の効果は無効になる。
②召喚ステップに発動できる。自分のデッキの上から5枚エネルギーへ送る。効果発動後このチケモンの②の効果は無効になる。
③このチケモンが直接攻撃に成功した場合、相手のHPにもダメージを与える。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
金・手札4/エネルギー10→0
金「メタル・ウィルスの第一の効果発動!君のHPに190のダメージだ!魔力カードも道具カードも発動できなければ妨害できまい!」
光彦「くそぅ……くそおおおおおおおおおおお!!!!!!!!」
金「もう諦めろ、光彦。」
光彦「このぼくが負けるはずがあああああ!!!ぼくが負けるはずがなあああああああいい!」
金「落ち着け!現実を受け入れろ!君をコインにはしたくない。」
光彦「くっ…投了します…。」
金「スパイの投了は拒否する事ができるが、君は我が軍でも良く頑張ってくれた。捕虜になっている五郎と3枚のコアカードはわしが貰うが、君の投了は認めよう。」
光彦・HP100→0/ガードスター6/手札2/エネルギー4
光彦は投了し、3枚のコアカードは金の手に渡った。五郎も解放された。
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9巻
1章 最後のどんでん返し
五郎「これで5枚のコアカードが手に入りましたね…。」
金「ああ…これで後2枚だな。」
五郎「いいえ。…それで全てだ!そのカードは僕が頂く!」
金「五郎、お前もか!」
五郎「そうだ。僕は名前を改名しているが、マルゲリータ帝国の国家元首の直系血族!マルゲリータ帝国は直接大戦には参加していないが、裏ではちゃんと対策を練っていたという事だ!」
金「なんてことだ。選抜部隊Bは全員裏切り者だったと言うのか…。」
五郎「その通り!人を見る目が無いな。金帝王は…。」
光彦「では、コアカードのことも最初から知っていたという事か!?」
五郎「その通りだ!バトルだ!金帝王!」
金「君がわしに勝てるわけなかろう!」
五郎「かもな…!!つべこべ言わずにチケモンバトルだ!」
金「良いだろう!返り討ちにしてくれる!バトル!」
五郎と金は神秘の結界に覆いこまれた。ちょうどその時、選抜部隊Aが援軍として到着した。
茂「どういうことだ!なぜ金田王陛下と五郎が戦っているんだ!」
光彦「茂、なぜここに?」
茂「この島にペペロンチーノ王国の親衛隊が待ち受けているという情報を聞き、援軍に駆け付けたんだ!それよりこれはどういうことだ!?」
五郎「僕が裏切ったんだ。ちなみにそこにいる光彦もな。」
茂「なんだと!!!!?」
光彦「それは本当だ…。ぼくはアヒージョ合衆国のスパイだったんだ。そして、五郎はマルゲリータ帝国のスパイだったんだ。」
茂「マルゲリータ帝国だと!?マルゲリータ帝国は大戦には不関与のはずだ!」
五郎「表向きでは大戦には参加していないが、裏では綿密に策を練っていたのだよ。コアカードが7枚全て手に入りさえすれば、例え大戦に参加していない小国でも世界を征服する事ができる!!」
茂「卑怯だぞ!」
五郎「卑怯と言うのは、隠れてこそこそズルい事をする事を指すんだ。僕のように堂々とズルい事をするのは外道と言うのだよ。」
金「くっ!外道な真似を…。」
五郎「金帝王!あなたの息子の一をコインにしたのも僕だぞ。」
金「な、なな、なんだと!!!!!」
五郎は頭のなかでイメージした音や映像を具現化できる投影機を頭に付けて、回想を映した。そこには五郎に襲撃されチケモンバトルをする一の姿が映っていた。
五郎「僕が一をチケモンバトルで倒し、コインにしたのさ。」
~回想~
一「なぜだ!?五郎!なぜ裏切った!?」
五郎「なぜも何も僕は元々この国の人間じゃないからさ。」
一「くっ…僕の負けだ…投了する…。」
五郎「投了を認めないのは戦争犯罪か…だが構わない。僕は投了を認めない。君にはコインになってもらう。」
一「やめろ!五郎!」
五郎「基地内で捕虜にしたら他の隊員に僕の正体がバレるだろう?君はコインになるしかないんだ。諦めろ。」
一「Ωブロック基地で助けた時に『この恩は必ず返す』と言ったじゃないか!」
五郎「ああ、だから返しているじゃないか。仇で。恩を返すとはとは言ったが恩を恩で返すとは一言も言っていない。」
一「うわあああああああああ!!!誰か助けてくれ~!!!!」
五郎「騒ぐな!トドメだ!!!」
~回想終了~
五郎「金帝王が茂を信頼していない事、僕を信用しきっている事は察しがついた。だから事実上の№2の座に付くために一を消したのさ!戦争犯罪を犯す覚悟でな!」
金「このド外道めええええええええええ!!!!!」
五郎「勝つためには多少のルール違反は仕方がないのさ。規則に拘る人間に勝利の道は無い。ルールに従っていればいいと思ったら大間違いだ!勝つためのルール違反は正攻法だぜ。」
金「きさまぁ!!!!」
茂「こんな野郎に世界を好きにさせるわけにはいかない!こんな野郎が世界を征服したら世界はめちゃめちゃになってしまう!」
金「当然だ!彼はわしがコインにする!スパイに投了は無い!!!」
五郎「国家元首にもな。国家元首や指導者の投了を認めない事も合法的だ!」
金「黙れ!わしのターン!!!」
五郎と金のチケモンバトルが幕を開けた――――――。
2章 平和
金と五郎のコアカードを掛けた戦いが始まった。
金「ドロー!!!1エネルギー!」
金・HP200/ガードスター6/手札6/エネルギー1
金「『ダージリン・ダーリン』を召喚!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ダージリン・ダーリン
チケモンカード/MP1/コスト1
グレード2/戦闘力0/防御力0/水族性
<チケモン効果>
①このチケモンが場からエネルギーに送られた場合に発動できる。自分のデッキの上から4枚をエネルギーに送る。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
金「さらに『デッキデス・バグ』発動!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
デッキデス・バグ
魔力カード/MP0/コスト0
①お互いにデッキの上から3枚エネルギーへ送る。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
金・手札4/エネルギー3
五郎・手札6/エネルギー3
金「ターン終了。」
五郎「僕のターン!2ドロー!」
五郎・HP200/ガードスター6/手札8/エネルギー3
五郎「『積み立て貯金』を発動!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
積み立て貯金
魔力カード/MP0/コスト3
①自分のターンの召喚ステップに発動できる。このターン終了時に自分はデッキの上から5枚をエネルギーに送る。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
五郎「さらに、『スタート・ハッカー』を召喚!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
スタート・ハッカー
チケモンカード/MP1/コスト0
グレード4/戦闘力0/防御力40/ヒト族性
①自分のエネルギーが0の場合にこのカードを召喚・特殊召喚に成功した場合発動できる。
自分のデッキの上から3枚をエネルギーに送る。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
五郎「効果でデッキトップ3をエネルギーへ!」
五郎・手札6/エネルギー3
五郎「さらに『魔の出会い系サイト』発動だ!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
魔の出会い系サイト
魔力カード/MP1/コスト0
自分はこの効果をゲーム中に1度しか発動できない。
①デッキからのコスト3以下の「ハッカー」チケモン1枚を手札にサーチする。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
五郎「『トリック・ハッカー』をサーチする!そして、『トリック・ハッカー』を特殊召喚!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
トリック・ハッカー
チケモンカード/MP1/コスト1
グレード4/戦闘力30/防御力30/ヒト族性
<チケモン効果>
①召喚ステップに自分の場のチケモンが「ハッカー」チケモン1体の場合に発動できる。
手札からこのカードを特殊召喚する。(コストは必要ない。)
――――――――――――――――――――――――――――――――――
五郎「バトル!トリック・ハッカーでダージリン・ダーリンに攻撃!」
金・HP200→170/ガードスター6
金「この瞬間にダージリン・ダーリンの能力発動!デッキトップを4エネルギーへ!」
金・手札4/エネルギー4→8
五郎「さらにスタート・ハッカーで直接攻撃!」
金・HP170/ガードスター6→5
五郎「ターン終了だ。この瞬間「積み立て貯金」の効果を適用する。」
五郎・手札5/エネルギー4→9
金「2ドロー、1エネルギー!」
金・手札5/エネルギー9
金「『ハンドキラー』を発動!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ハンドキラー
魔力カード/MP1/コスト0
①お互いに手札を3枚エネルギーへ送る。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
五郎・手札5→2/エネルギー9→12
金・手札5→1/エネルギー9→13
金「そして特殊召喚デッキからコアカード『太陽のマグマ』を召喚!太陽の最深に眠る太陽核、現れろ、太陽のマグマ!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
太陽のマグマ
特殊チケモン/MP4/コスト10
グレード10/戦闘力250/防御力250/火炎族性
<チケモン効果>
このチケモンは特殊召喚できない。コストを払った場合のみ特殊召喚デッキから召喚できる。
①召喚ステップに発動できる。デッキから1枚選択してエネルギーに送る。効果発動後、このチケモンの①の効果は無効になる
②召喚ステップに発動できる。手札を全てエネルギーに送り、送った枚数分デッキからカードをドローする。自分はこの効果をゲーム中1度しか発動できない。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
金・手札1/エネルギー13→3
金「第1の能力発動!MP2のカードをデッキからエネルギーへ送る!」
金・手札1/エネルギー3→5
金「さらに第2の効果も発動!」
金・手札1/エネルギー5→6
金「バトルだ!太陽のマグマでトリック・ハッカーに攻撃!」
五郎「『ハッ回避』発動!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ハッ回避
魔力カード/MP1/コスト0
①このターン「ハッカー」チケモンの戦闘で自分のHPは減らない。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
金「だがしかし・そのチケモンは・倒される。」
五郎「うん。」
金「ターン終了だ。」
五郎「2ドロー、1エネルギー!」
五郎・手札3/エネルギー14
五郎「行くぞ!全てのコアカードの頂点に立つ中心核、現れろ、最強のコアカード『森羅万象の天変地異』!!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
森羅万象の天変地異
チケモンカード/MP1/コスト10
グレード10/戦闘力250/防御力250/大地族性
<チケモン効果>
①このチケモンが場に存在する限り、相手はコストを10以上払う事ができない。
②グレード9以上のチケモンと戦闘を行う場合、このチケモンの戦闘力・防御力は+150される。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
五郎・手札2/エネルギー14→4
金「コアカードだと!?五郎もコアカードを持っていたのか!!?」
五郎「このカードが場にある限り、相手はコスト10以上を払う事ができない!」
金「な、何だと!?」
五郎「たとえコアカードがどんなに強かろうと、場に出させなければ怖くない!他のコアカードを封殺する能力!まさに最強のコアカード!」
金「くぅ~。」
五郎「それだけじゃない!グレード9以上のチケモンのバトルする場合、戦闘力・防御力は+150される!すでに場に出ているコアカードをも完封する頂点のコアカードだ!」
金「なんて外道な能力だ!」
五郎「当然だ!このコアカードは地球がある大宇宙から生み出されたのだからな!」
光彦「まさに頂点に君臨するコアカードという事か…。」
五郎「バトル!森羅万象の天変地異で太陽のマグマに攻撃!」
金「ごわあああああ!!!」
金・HP170→20/エネルギー6→10
五郎「盤石盤石ぅ~!」
光彦「信じられない…五郎がこんなに強いなんて!ぼくと戦った時は弱いフリをしていたんだ…!」
五郎「金帝王と直接戦うためにな!本当の強さをみせたら逃げられたり、援軍の到着を待たれたりしかねない。だから敢えて弱い振りをして、金帝王が自ら戦う意思を抱くように仕向けたんだ。すべてこれも計算の内さ。」
金「あの時…そこまで考えて…!」
五郎「ターン終了だ!」
金「2ドロー!」
金・手札3/エネルギー10
金「『グリード・モライ』を発動!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
グリード・モライ
魔力カード/MP1/コスト6
自分はこの効果をゲーム中に1度しか使用できない。
①デッキから3枚ドローする。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
金「この効果で!3枚ドローだ」
金・手札5/エネルギー5
金「『ハンサム・アッサム』を召喚!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ハンサム・アッサム
チケモンカード/MP1/コスト4
グレード4/戦闘力50/防御力10/水族性
<チケモン効果>
①召喚ステップに手札から金属族性チケモン1枚をエネルギーに送り発動できる。
自分はデッキから4枚エネルギーに送る。効果発動後このチケモンの①の効果は無効になる。
②このチケモンが場からエネルギーに送られた場合発動できる。お互いにデッキの上から6枚エネルギーへ送る。この効果はゲーム中1度しか発動できない。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
金「ハンサム・アッサムの能力発動!手札の金属族性チケモン1枚とデッキトップ4枚をエネルギーへ!」
金・手札3/エネルギー1→6
金「ハンサム・アッサムでスタート・ハッカーを攻撃!」
五郎・HP200→190
金「ターン終了!」
五郎「僕のターン!2ドロー、1エネルギー!」
五郎・手札3/エネルギー6
五郎「バトル!森羅万象の天変地異でハンサム・アッサムを攻撃!」
金「『液体窒素の滝』を発動!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
液体窒素の滝
道具カード/MP1/コスト3
①このカードが場にある限り、自分の場の水族性チケモンが行うバトルによって自分のHPは減らない。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
五郎「だがチケモンは倒される!」
金「この瞬間、ハンサム・アッサムの最後の能力発動!お互いに6枚デッキデスする!」
金・手札2/エネルギー4→10
五郎・手札3/エネルギー6→12
五郎「ターン終了。」
金「2ドロー!来た!」
金・手札4/エネルギー10
金「『無茶苦茶飲茶』を発動!!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
無茶苦茶飲茶
魔力カード/MP1/コスト6
自分はこの効果をゲーム中に1度しか使用できない。
①このターン、1度だけ自分のチケモンのコストを7減らす。(0より小さくはならない。)
――――――――――――――――――――――――――――――――――
金・手札3/エネルギー10→4
金「これによりコアカード『コア・バグ』のコストを3まで減らす!」
五郎「なんだと!?コストを減らすだと!?」
金「君の盤石は脆弱だ!コスト3となったコア・バグを召喚!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
コア・バグ
チケモンカード/MP1/コスト10
グレード10/戦闘力250/防御力250/幻族性
<チケモン効果>
①召喚ステップに発動できる。相手のHPを半分にする(小数点切り捨て)。自分はこの効果をゲーム中1度しか発動できない。
②自分のターンの召喚ステップに発動できる。自分のデッキの上から3枚エネルギーへ送る。
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金・手札2/エネルギー5→2
金「コア・バグの効果で君のHPを半分にする!」
五郎・HP190→95
五郎「ふん!こんなパワーじゃ最強のコアカードは倒せない!」
金「そうだな。だが、コアカードを倒さなくとも君は倒せる!コア・バグのもう一つの能力発動!デッキトップを3枚エネルギーへ送る!」
金・手札2/エネルギー2→5
金「さらに、コア・バグを対象に『ヌワラエリア・エリア』を発動!」
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ヌワラエリア・エリア
魔力カード/MP1/コスト5
自分の召喚ステップに飲み発動できる。また、このカードを発動したターン、自分は攻撃ステップを行えない。
①自分の場のチケモン1体を選択して発動する。そのチケモンと同じグレードで同じコストのチケモン1体を手札から特殊召喚する。この効果で特殊召喚したチケモンは次の相手ターン終了時に手札に戻る。
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金・手札1/エネルギー5→0
五郎「まさか…!?」
金「そのまさかさ!コアカード『メタル・ウィルス』を特殊召喚!」
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メタル・ウィルス
チケモンカード/MP1/コスト10
グレード10/戦闘力250/防御力250/金属族性
<チケモン効果>
①召喚ステップに発動できる。相手のHPを‐190する。効果発動後このチケモンの①の効果は無効になる。
②召喚ステップに発動できる。自分のデッキの上から5枚エネルギーへ送る。効果発動後このチケモンの②の効果は無効になる。
③このチケモンが直接攻撃に成功した場合、相手のHPにもダメージを与える。
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金「これで終わりだ!メタル・ウィルスの第一の能力を発動!」
五郎「た、助けてくれ………。」
金「聞こえんなぁ?なんて言ったんだ?」
五郎「た、た、助けてくれ~!!!」
金「スパイには投了する権利は無い!ましてや息子をコインにしたお前を許すわけにはいかんな!これでおわりだ!」
五郎「いやだああああ!!!助けてくれえええええ!!!」
ドーーーーン!!!
金「やったか!?」
五郎「なんちゃって!割り込みでコアカード『コアの核』を発動したぜ!」
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コアの核
魔力カード/MP1/コスト10
自分の場にコスト10以上でグレード10以上のチケモンが存在する場合にのみ発動できる。
①相手の場の全てのチケモン効果を無効にして、持ち主のデッキ・特殊召喚デッキに戻す。そしてこの効果で戻したチケモン1体の元々の戦闘力分の数値を相手のHPから-する。
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五郎・HP95/ガードスター6/手札2/エネルギー12→2
金「なに!?魔力カードのコアカードだと!?コアカードは全てチケモンではないのか!?」
五郎「魔力カードのコアカードも存在していたのさ!」
光彦「残りのコアカードは2枚とも五郎が隠し持っていたのか!」
五郎「最後のコアカードの効果で相手の場の全てのチケモンの効果を無効にしてデッキに戻し、内1体の戦闘力分相手HPにダメージだ!」
金「そんな、バカな!!!」
金・HP20→0/ガードスター6/手札0/エネルギー1
金と五郎とのチケモンバトルに決着が付いた。金はコインになった。
五郎「これでコアカードが7枚全て揃ったぞ!!!世界は僕の思い描くまま!!」
茂「くそおお!!!」
光彦「もうおしまいだ…。」
五郎「早速僕が得た全知全能の力を使わさせて貰う!まずはこの地球のある大宇宙以外の全ての大宇宙と数百の小宇宙を全て消滅させる!そしてこの地球がある大宇宙にそれらを全て吸収統合する!!そしてコインになった人々を全て人間に戻す!戦争・紛争は一切禁止にし、戦争・紛争を無くす!人種差別も無くす!食文化差別も無くす!宗教弾圧・宗教差別を無くす!アニメ・漫画・ゲームの表現の自由は保障する!銃の使用は一切禁止し、銃は全て無くす!違法薬物や麻薬も無くす!人々の病気を治し、全ての病気を無くす!!貧困の無い社会にする!待機児童を無くす!障害者や老人を救う!!!」
全知全能の力を得た五郎が念じた通りに世界は一瞬で書き換わった。―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――。
全知全能となった五郎によって世界は書き換えられ、世界は平和になっていた。
五郎「今日も地球は平和ですね~。」
金「君のおかげで争いや戦争が絶えなかった世界は平和になったよ……。」
茂「どうやら僕達は君を誤解していたようだ……。」
桜「あなたのおかげで皆幸せよ。」
月子「こんな素晴らしい世界に生まれ変わるとは思わなったわ。」
元太「じゃあ、今日も平穏だと思うがパトロールに行ってくるよ。」
世界は一つになり、全ての人間が皆幸せになった。
五郎「チケットモンスターズ完!」
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