死を纏う少年 (立ち上る陽)
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一枚目

どうも立ち上る陽です。お分かりかと思いますが主人公の名前は私から採りました。いいの思い付かなかったんですハい

東方では幽々子様が好きなので書いてみました。

後で感想等を受け付けております。


僕の名前は西行寺 陽12歳だ。突然だが僕には前世の記憶がある。でも、記憶があるっていうだけでその記憶にいた人は今の僕じゃない。そんな珍しい体験を頻繁にする僕だがはたして、それは僕だけなのだろうか

 

気になったので調べた

 

不思議な体験をよくするのだけど、それって僕だけなのかな?って父さんと母さんに聞いた所、僕の両親の家は両方ともオカルト?に通じているらしく、父さんの両儀家は退魔の一族で母さんの西行寺家は物の死を管理するっていう結構特殊なオカルトだった。ここで両家の特徴を述べてみた

 

両儀家

 

何か見える目がある

 

二重人格?みたいなのがある

 

強い

 

 

西行寺家

 

死に敏感

 

何か見える目がある

 

昔、半分幽霊の使用人がいた

 

皆よく食べる

 

と、こんな感じだ。分かったことはどっちも何か見える目があるということだ。ちなみに僕の両親はどの力もなかったらしいです。うん、今回の調査で確信したよ、僕には特殊なものがある。だっておかしいよね、夜、寝てるときに夢で冥界?に行けるし、そこで凄い人とお話できるし、死なせてあげたいって思ったらそれが死んじゃうし。

 

その事を話した所、夏休みに両儀家にお呼ばれしました。正直、行きたくないだって父さんのお妹さんヤクザだし、そう聞いたし。でも行かなきゃいけないらしい。

 

ねー父さんー行きたくないー

 

「駄目だ、陽の力を見極める為に妹の知り合いの専門家が来るらしい。行って見てもらうだけだ、長居はしないさ」

 

「じゃあその専門家に来てもらえば?」

 

「・・・・・・・・今日はお寿司食べに行こうか」

 

どうしてもダメらしい、でもお寿司ごときで屈する僕ではn

 

「やったぜ。」

 

今日は何を先に食べようかな・・・・・・

 

その後、気づいたのは出発当日の7月24日だった

 

 

5月30日の夜僕はまた、冥界に来ていた。いつも思うのだけれどもどうやって来ているのだろうか、布団に入って寝たらいつの間にかここにいる。

 

前には和式の大きな門、後ろには気が遠くなるほどの長い階段。そして一面の桜と中央に咲いていない巨大な桜の木。

いつもは適当にぶらぶらして、時間がたてば帰れるのだけど今日は違った。どうやらまれに見るお客さんが桜の木の下でお酒を飲んでいた。

 

「ん?お主は一体?」

 

「貴方こそ、こんな夜に花見ですか?」

 

「おうよ、きれいな桜だったのでのう、つい酒をとってきてしもうた」

 

「それ、物干し竿ですよね、あなたはもしかして」

 

「ほう、これが何かわかるか」

 

実は僕は刀が詳しかったりする

 

「ああ、察しの通り拙者の名は佐々木小次郎お主、名は?」

 

「僕の名前は西行寺 陽 貴方と同じしがない剣士です。」

 

僕は小次郎さんに名前を言ったが本人は名字のところで少し引っ掛かったようだ。あ、にやっとした

 

「西行寺、ほう、幽々子の、面白い」

 

「陽よお主、我が秘剣を見てみぬか?」

 

秘剣?秘剣ッッッテアレダヨネあれだよね燕だよね。マジかマジですか!絶対盗む見て盗む!

 

「見ます!絶対見ます!」

 

「よし、良いだろうだが、一度、一度だけだ」

 

小次郎は石畳の上で構えをとる、静かだがうちに秘めた剣気は相当なものだ。風が吹き、桜がまう。最後の桜の花びらが地面に落ちたとき、小次郎の体は動く。

 

「秘剣、燕返し!」

 

小次郎がそう叫び終えたときにはもう燕返しは終わっていた。だが陽は見逃さなかった

 

「三撃同時の剣なんて、あり得ない、、」

 

期待通りの答えを聞いて小次郎は嬉しそうにする

 

「ほう、やはり見えたか我が秘剣が。その目があれば儂までとはいかずとも現象を起こすくらいならできよう。そなたのこれからを期待しておるぞ」

 

そうして小次郎さんは消えていってしまい僕も目が覚めた。今は朝の5時半、早速練習だ、まだ残っている内に夢で終わってしまう前に早く、この剣を物にしたい!

 

 

15分後

 

「何かできた」

 

と言う少年と三つの痕がついた木があった。

 

え、何かできたんだけど、同時に撃てたんだけど。こんなあっさりできていい技だったっけ!?これ。あー自信沸いてきた。僕、天才かも!今なら殺れる!ヤクザのおばさんなんて敵じゃない!

 

このあとめちゃくちゃ燕した

 

お昼に眼鏡をかけて片目を髪で隠した男の人にあった

 

「君、今って学校の時間だよね、今日は休みなのかい?」

 

うん、確かにこの人の言う通り今は学校の時間で今日は休みでもない

 

「いいや、サボってきました」

 

「ダメじゃないか、僕だったから良かったものの誘拐犯だったら危ないよ」

 

なんだこのオセッカイマンは。というかその言葉

 

「あなたの言い方が誘拐犯ですよ」

 

「あはは、ほんとだ」

 

あははじゃないでしょ

 

「お兄さん、名前を聞いて良いですか?」

 

陽がそういうと男はひとつ笑って

 

「両儀 幹也よろしく」

 

両儀、両儀か。最近よく聞くな。まったく、どこまでもついてくるよ。父さんに兄、弟はいない。と言うことはヤクザのおばさんの夫か。

 

「西行寺 陽ですよろしく。近い内にまた」

 

「うん、またね」

 

 

幹也が陽と離れた後、交差点の喫茶店で赤髪の女性と話し合っていた。

 

「どうだった?あの子は」

 

「最初、会ったときに無償に身を投げて死にたくなりました。ほんの一瞬ですが、確かにそう思いました」

 

(やはり、早めに手を打っておくべきか、ちゃんと覚醒してから根っこをとるか。とても悩む)

 

「あー西行寺の力が悪いほうにいったかー。これは厄介だな。まだ荒耶とかが手を加えているなら簡単だったんだが、あの子は自力で力を覚醒させている。」

 

「起源が目覚めているんですか」

 

幹也はそう言って悲しそうな目をする。幹也は今まで起源が目覚めて本能が押さえられなかった人たちを見ている。さっきあった男の子が彼らと同じような道をたどってしまうのは辛い。

 

「いや、起源は目覚めてないだろう。まだ、な。式にも連絡を入れておこう」

 

「お願いします。」

 

 




どうだったでしょうか?まだ至らぬ点もあるかもなので「こうしたほうがいいよ!」というのがあれば感想でお願いします


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二枚目

どうも、立ち上る陽です。今回はあのbbあじゃなくてあのお姉さんが出てきます。あと、更新遅くてごめんなさい 


昼、両儀家に一本の電話が入った。

 

「は?小学生のガキと決闘?めんどくさい、却下だ」

 

「頼むよ、あの子の力を見たいんだ」

 

「また、トーコに頼まれたんだろ。っち分かったよ言っても聞かないだろ」

 

そう言い電話を切ろうとしたが、少し気になったことがあった。

 

「幹也、そいつ強いのか?小学生だぞ?まあ手加減はするが怪我するかもな」

 

式がそういうと電話の相手は少し笑った

 

「あはは、そんなこといってると足元すくわれるかもね。あの子結構強いよ、なんでも、西行寺の剣術を全てマスターしてるらしいし。じゃあ切るよまた」

 

「ああ」

 

 

電話を切ると式は少し疑問に思うことがあった。それは、なぜトーコがそこまでしてそいつと私を戦わせたがるのかと言うところだ。だが、終わったことだしいっかと最後に式は思った。

 

「ったくどっちの味方なんだか」

 

 

一方、幹也は

 

「あ、相手はお兄さんの子供って言うの忘れてた。ま、式なら大丈夫か。たぶん」

 

幹也は携帯電話をポケットにしまい、橙子に頼まれていた資料を探るべく、新幹線に乗った。

 

頼まれていた資料の内容は西行寺家についてだった。西行寺の力は橙子自信も知っていたが両親は何の能力も持たないのに何故、陽に力が顕になったのかそれを調べるよう幹也に頼んでいた

 

「陽君、小学生にしてはやけに大人びた感じだったなあ。最近の小学生ってよくわからないや」

 

そう考えていると目的地についた。この駅からバスでいき、しばらく歩くと西行寺の本家に行ける。幹也が駅についた頃はもう、夕方だったので駅の近くのホテルで一泊した。

 

 

次の日の昼、幹也は西行寺の本家に来ていた。

 

「すいませーん、どなたかご在宅でしょうか?」

 

すると、中から若い女性が出てきた。桃色の浴衣を着ている

 

「はい、どなたでしょうか?」

 

「あの、西行寺 陽君のことでお話が」

 

幹也がそう聞くと女性は少し驚いた様子だった

 

「あら、陽の知り合いですか?どうも、陽の祖母の西行寺 桜々子といいます。孫がお世話になってます」

 

キャピと幹也へスマイルをおくる桜々子、幹也はとても信じられない様子だった。

 

「え、陽君のおばあちゃんなんですか!?てっきり姉かと」

 

幹也の言葉を聞き、口を片手で隠して桜々子は笑った。

 

「フフ♪よく言われます。さあ、中へどうぞ。陽の力のことで話があるんでしょ?」

 

(何もかもお見通しですか。この家は皆鋭いのかな・・・)

 

陽あり、桜々子あり、だ

 

「あ、あははおじゃまします。」

 

西行寺家の客室、左には庭に桜の木があり右には桜の模様が入った障子がある

 

「さあ、何が聞きたいの?」

 

と言われ幹也は最初に気になったことから聞いた

 

「この家には随分と桜の装飾や木があるみたいですけど何か縁が?」

 

幹也の問いにうんうんとうなずく

 

「うん、そうね。この家と桜は斬っても斬れない縁があるわ。」

 

「昔ねここの4代目の当主が歌の名人だったのよ。その人が人生最後に歌った歌がね、この家の春に咲いた桜の下で死にたいっていう歌だったの。」

 

「そしたら、4代目がいなくなってから家の桜で自殺する人が増えて、その桜はどんどん死を取り込んだの。」

 

「そしてその桜が次の年に満開になった頃たくさんの人が桜の死の力に当てられて自殺したくなってしまったのよ。」

 

(自殺にはしりたくなる、それってまさか)

 

幹也には思い当たる節がある、だが自分が感じたものは不確かで、言っても今の話を曲げてしまうだろう。なので、幹也はまだ、言わず飲み込んだ

 

「死の力、ですか」

 

「ええ、それを止めるために、5代目の命と引き換えに桜を封印したって言う話。」

 

桜々子の顔に力が入る。

 

「さて、本題ね。貴方、陽と話したことがあるならわかるはずよ。貴方、陽と話していてさっきの桜と同じようになった。そうね」

 

ここも桜々子はお見通しだった。おそらく、幹也は最初から最後まで見きられている。

 

「はい。」

 

「よろしい、よく生きてられたわね。貴方、今の人生よっぽどいいのね」

 

桜々子は笑ったが笑ってないそんな表情を幹也に向けた

 

「もうわかってると思うけど、陽の力は5代目と同じ、死に誘う力よ。桜の事件の封印も5代目と桜の相性がよかったから成功したのかもね」

 

やっぱり、幹也はそう思ったそれと同時にあの子供にそんな力は重いとも思った。

 

死に誘うなんて必要がない。すると、そういえばと幹也はきりだした

 

「そういえば、その桜って今どこに?」

 

と言うと力が入った顔から最初の感じに戻った。幹也はそれをみて謎の安心感と安泰に包まれる。

 

「うーん、それがないのよねー。正確な場所はわかるんだけどもねー無いのよどこにも。話では冥界にあるらしいわ」

 

そう言って話が終った。帰りの玄関で挨拶をすると桜々子が一つ箱を持ってきた。

 

「ありがとうございました、では僕はこれで。」

 

「あ、少し待ってくれる?陽に渡したいものがあるから渡してほしいの。」

 

「はい、いいですよ」

 

そう言って幹也が預かったのは縦長の20センチ位の竹箱。随分と古い、少し重みがある

 

(これ重さ的にも持ったことある感じだなあ。まさか、ね)

 

「中身はわからないわ、でも陽にならその箱を開けれるかも」

 

幹也が尋ねた

 

「誰にも開けられないんですか?」

 

「ええ、開かないわ。五代目だけ開けれるみたい」

 

「わかりました、ちゃんと届けます。ありがとうございました」

 

幹也が去った後、桜々子は縁側にいた。

 

「いつ、目覚めるかと思ってたけど少し、私の対応が遅かった見たいね。」

 

虚空に向かってしゃべるがそこには誰もいず、独り言だと思うが、その時、空間が開いた。

 

「そんなことないわよ、あなたはよくやってる」

 

裂けた空間から出てきたのは金髪で紫色のドレスをきた妖艶な女性だった

 

「紫、陽はだいじょうぶかしら」

 

紫と呼ばれたその女性は桜々子に微笑むと励ました

 

「大丈夫よ、だってあの子は私の親友の先祖帰りですもの。きっと上手く扱ってくれる」

 

紫は先程とは違う、強い意思を持った顔になったが自分らしくないと思ったのか、すぐに元に戻した。

 

「あの子のことをこんなに思っていてくれるなんて祖母として嬉しいわ」

 

そういえば、と桜々子が切り出す

 

「陽は幻想に招かれるのかしら?」

 

紫は桜々子の問いにフッと笑う

 

「幻想郷はすべてを受け入れるわ。でも、もしかしたら、フフッそうね。彼次第じゃないかしら。」

 

「そうよね。頑張りなさい、陽。おばあちゃん応援してるわ」

 




どうだったでしょうか、何か意見がありましたら感想で受け付けておりますのでどぞ


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三枚目

三枚目です。今回はfgoの中でも人気だろうあのひとが出てきます。誰でしょうね?


西行寺家から出た後、幹也は橙子に電話をかけようとしていた。

 

プルルル

 

「私だ」

 

「あ、橙子さん。陽君についての能力、陽君の祖母から聞いてきました。どうやr」

 

どうやらと幹也は話を進めようとしたが遮られてしまう。

 

「いや、今はいい。明日か明後日に書類で渡してほしい。生憎だが今は忙しい。」

 

「わかりました、ではまた」

 

「ああ、すまないね」

 

今は忙しい、このフレーズは何度か聞いたことがあった。これを言うときは大抵、幹也が調べていることについて一人で行動したいときに言う。

 

(ここは、魔術のプロに任せよう。僕がでしゃばっちゃだめだ)

 

そう、心の中で思い幹也は観布子へ帰った。

 

 

その夜、陽はというとまた、冥界にお邪魔していた

 

陽は前回と同じ桜の下に行くとそこには2つの影があった。

 

あれ?一人増えてる?

 

「小次郎さん、今晩は」

 

小次郎は笑って手を上げ陽に手を振って返した

 

「おおう、陽よ。またあったのう」

 

もう一人の人が小次郎に聞く

 

「佐々木さん、この子は?」

 

「陽か?こやつはのう、それはそれは素晴らしい眼を持った小僧での。名を西行寺 陽という。」

 

多少、小次郎の紹介に疑問を持ったが陽はとりあえず自己紹介をした。

 

「西行寺 陽です、よろしくお願いします。」

 

ぱあっと明るい笑顔でもう一人の人が答える。彼女は金の髪を少し揺らして、健気に、引き込むように挨拶を返した。

 

「どうも!沖田 総司です、沖田さんかそうちゃんってよんでくださいね!」

 

か、可愛い

 

素直にそう思った陽。その気持ちを察したのか横で小次郎はフッと笑う

 

だが、陽の頭にふとよぎるものがあった。

 

沖田さんってあの沖田!?天才剣士の?

 

「あの、もしかして沖田さんってあの」

 

「そーですとも!よーくぞきいてくれましたぁ!陽君には特別に桜の花びらをあげましょう。」

 

陽は花びらを受けとる

 

「沖田さんは、新撰組一番隊隊長 沖田 総司なんです!どうですかー?どうですどうです?テンション上がります?」

 

騒がしい沖田さんだがそれよりも気になることがあった。

 

沖田さんって新撰組の人なのにテンションって言葉知ってるんだ

 

ものすごいしょうもないことだった。

 

 

それから、落ち着いた頃

 

さっきまではあんなワイワイしていたが今日の目的はそれじゃない

 

「あの、お二方に相談があるのですが。」

 

「なん(だ)(ですか)」

 

「僕に7月の下旬入り頃まで剣を教えてくれませんか?」

 

そう、陽は7月の24日に両儀家でヤクザ姫(陽命名)と会うそのときに備えて力をつけたいのだ

 

陽の願いに沖田は

 

「いいですけど沖田さんの剣は殺人剣ですよ、教えれるかどうか」

 

さらっと怖いこと言う沖田さん。でも、殺す気で行かなければやられるのは自分だろうと陽は考えた

 

「陽よ、ほんとによいのか?お主は恐らくわしらの剣を習得し、自らの剣を作るまでに至るだろう。」

 

だが、と小次郎は真剣な眼差しで言う

 

「だが、そうすればお主に剣で勝てるものは少なくなる、必ず。そうなれば殺人にころんで楽しんでしまうやも知れん。わしらはそれが心配なのだよ」

 

「そ、そそうなんです!心配です」

 

沖田さんはそう考えてなかったようだ。陽がいいですよと言ったら即刻始める予定だった様子。

 

陽は決意のある声で

 

「それでも、僕には必要なんです!」

 

「ほう、その心は」

 

「僕は、誰よりも臆病だから。」

 

陽の言葉に小次郎は先程と同じようにフッと笑って言った

 

「そうかそうか臆病か、臆病さは大事やろうての、臆病な者ほど生きる、昔も今も変わらん摂理じゃ。よかろう!ならばわが剣、そなたに教えよう!」

 

それに連なり沖田もよしと答える

 

「そうなれば、沖田さんもやっちゃいますよー!ビシバシ!いきますからね!覚悟してくださいよー」

 

これから、二人の剣士による、陽魔改造計画が始まる。桜の舞う死の国で。

 

「はい、よろしくお願いします!」

 

陽はもっていた沖田さんの桜の花びらをポケットにいれ、自身の刀を取り出した。

 

「陽さん、その刀いいですね、洗練されてきれいです」

 

この刀は桜々子がくれたものだ。本人曰く、もう一本くれるらしいのだがそれは

 

『うーん、もう少ししたらあげるわ、それまでのお楽しみね♪キャピ』

 

と言われたので一本しかない。

 

「この刀はいつも僕が使ってるものですけど今夜は何故か門に置いてあったんです」

 

「それは、面妖なことだ」

 

ふう、と小次郎は息をつき

 

「では、始めようかの。だが、どう教えようか」

 

沖田が人差し指を上に向けて言う

 

「とりあえず戦ってみましょうよ。まず私が相手になりますね!」

 

「お願いします!」

 

「はい、いざ、」

 

ダンっとかけだす沖田。それにあわせて陽が構えようとすると

 

シュンッ ガキンッ

 

「あっぶない、瞬間移動!?」

 

一旦下がると沖田は感心する

 

(今のをよく、初見で凌ぎましたね。あれで終わらせる勢いでしたけど、さすが佐々木さんの言うとおりいい眼をしています)

 

「今のは縮地です。歩法、呼吸、死角、体捌きで相手との間合いを詰める技です。」

 

あれが縮地か始めてみた、あれが出来たら一歩進むかも

 

いや、陽が縮地でなんちゃって燕返しをすればとんでもないだろう。一歩どころか十歩進む

 

「行きますよ、今度はこっちの番です!」

 

さっきは唐突で分析できなかったけど、もう一回見れば

 

陽は刀を左手に持ち変え前へ走るがまた、沖田が縮地で間合いを詰める。

 

が、陽はタイミングを計り左足のかかとを軸にして体を左に反らし、のけぞった体を右足で支える

 

シュンッ ブンッ

 

「へっ!?」

 

沖田の一振りが陽に回避され空を切る

 

(ええ!?見切ったんですか!?)

 

「そこっ!」

 

その不意をつき、陽は持ち変えて左手に持った刀を横から沖田の背に当たるようにして振る

 

西行寺刀法 後火 (うしろび)

 

決まった、そう思った陽だが簡単にはやられてくれない

 

「甘いっ」

 

 キイイン

 

沖田は勘で刀を背に持っていき陽の剣を凌いだ。刀は弾かれがら空きになった陽に沖田の横一閃が。

 

 ヒュン

 

「おっと」

 

それを間一髪で下にしゃがみ回避してから蹴りを放つがそれも防がれた。両者一歩も譲らぬ攻防戦

 

「つ、強くないですか!?手加減してちゃ不味いです!」

 

沖田の言葉に陽はやっぱりと思う

 

「やっぱり、手加減してたんですか?と言うか沖田さんのほうがよっぽど強いじゃないですか」

 

さっきので縮地をだいたい覚えた。次からは効かないし僕も使える    はず いや、僕にならできる

 

陽の顔つきが変わる。それを沖田は剣気で感じとる

 

(剣気の流れが、無意識でしょうね)

 

思い出せ、さっきのを さっきの縮地、あの距離を移動するには必ず二歩目を踏まなきゃいけないはず、でも音はしなかった。

 

いや、二歩目は踏んでる。

 

さっき沖田さんは縮地ことを言ったなかに呼吸があった。

 

 

そうか、縮地ってもしかして

 

 

駆け出し、一歩目 飛ぶ

 

ダンッ

 

体を少し反らして視線から一瞬外れる

 

二歩目、相手の呼吸と呼吸の間に刷り込み、相手の無意識中に踏む

 

シュンッ

 

加速し、間合いを詰め、再び相手の視線に入る

 

「縮地ッ!?」

 

この一瞬にどうやって縮地を得たのか沖田は理解出来なかった。

 

沖田は陽に縮地を2回しかこれまでに見せていない、最初の不意討ちそして攻防戦の最初。

 

「こんどこそっ」

 

突き

 

「うおっとっと」

 

沖田は回避して後ろに下がる

 

(こんな簡単に縮地を覚えられるなんて沖田さん心が折れそうです(涙) )

 

そうは言ったものの、「かっこなみだ」なんて言ってるのだからまだ大丈夫なのだろう。

 

「こんな短時間で縮地を使うだなんて、どんな目してるんですか」

 

でもまあ、と続け

 

「でもまあ」

 

タンッ

 

沖田が消える。

 

「私が下がったからといって、油断しちゃダメですよ」

 

声が後ろから聞こえた

 

「は?」

 

ヒュンッ

 

ドンっ

 

「いってえ」

 




どうだったでしょうか?今回から徐々にチートになっていきます。(元々スペックは高かったのですが)縮地も燕返しも覚えてさあ大変、どうしましょうか、本気で悩みます


感想等を受け付けておりますのでそちらもどおぞ。


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四枚目

どうも、立ち上る陽です。なんか、いろいろとほったらかしていて凍結っぽくなってましたがまた書きました。よければ見ていってくださいってもうこれ見てる時点で四枚目、見てますよね。あほですね僕。というわけで四枚目どぞ


あの後、意識をとられた陽は沖田さんのひざで目を覚ました。というか、夢の中なのに意識が飛ぶとはこれいかに。

 

「あ、起きました?」

 

なんかいい臭いがする。女の子の香り、なのかな

 

「あ、はいおはようございます。」

 

陽は下から沖田の顔を見る、対して沖田は上から陽の顔を見る。陽はありもしない経験があるので平気だが沖田は少し顔が赤い。

 

「起きていいですか?」

 

「うぇっ!?あ、はいどうぞ」

 

「お主らよ、イチャイチャするのは構わんが生憎今夜はもう終いじゃ。陽は連続で再びお目覚めじゃのう。奇怪なことうよ」

 

「べっ、別にイチャイチャなんて、」

 

小次郎が言う通りそろそろ時間だ、陽が冥界にいる時間と現実の時間は同じ、それは陽も知っている。沖田の弁解は割愛する。

 

僕、もう少し寝ててくれないかな?冗談だけど

 

「じゃあ、また」

 

「はい、また」

 

「次は儂じゃからのう、覚悟するようにな」

 

「っはい、お願いします」

 

今回の沖田との手合わせは向こうが陽の、西行寺の剣術を知らないからうまく回せただけだ。だが、次は小次郎。あの顔を見るに恐らく西行寺の剣術の本質を掴んでいる。

 

次はもっと気を張らなくちゃ

 

 

 

起きる

 

「よいしょっと。たしか今日は土曜日だから学校無いよね。」

 

陽が両親と住んでいるのは西行寺家の別荘。偶々、観布子にこの家があったのでちょうどいいと桜々子がくれたものだ。

 

陽の両親は珍しいことに両方働いていない、投資はしているが。でも、投資と言っても桜々子が指示した会社に投資して、需要と供給の差で稼いでいる。株と言うやつだ。だが、何故か上手くいく。それはひとえに桜々子の能力、予知眼があるかららしい。この仕事は母である輝月(きづき)の仕事

 

一方、父の要の仕事はと言うと

 

輝月と陽に愛を注ぐ

 

以上!

 

「母さん、今日のご飯は?」

 

「厚揚げを炊いたのとごはんとお味噌汁よ」

 

朝ご飯、至って普通の朝ごはん。だが、そう思えるのは要だけだ。

 

なにせ、西行寺家のご飯は量がバカみたいに多いのだから。

 

「「「いただきます。」」」

 

それ故に輝月と陽には大きめの取り皿とお茶碗が用意されている。陽もよく食べるがそれよりも輝月のほうがよく食べる。

 

「んー厚揚げは最高ね♪」

 

パクパク

 

「ん、美味しいよ」

 

パクパク

 

「相変わらずよく食べるね」

 

(これでこのスタイルなんだからおかしい。まあそれも含めて好きなんだが)

 

要は要でこの状況を気に入ってたりする。

 

お昼

 

西行寺家に訪ねるものが一人いた。

 

「すみません。両儀 幹也ともうしますが、西行寺 陽君のお宅はこちらでしょうか」

 

「はーい、今出ます。」

 

ガチャ

 

幹也が訪ね、返事をして扉から出てきたのは輝月だ。これをみて幹也は

 

(に、似てるなあ)

 

と思った。

 

「陽のお友だちですか?」

 

「まあ、はいそんなところです。あ、それよりも今日は桜々子さんから陽君に届けものがあってそれを....」

 

みきやは桜々子から受け取った箱を輝月に見せる。

 

「あら、懐かしの箱じゃない。小さい頃躍起になって開けようとしたわ。結局ダメだったけど」

 

「そうですか、今日はこれを陽君に開けてもらえと桜々子さんに頼まれて来ました。」

 

ここで少し空気が変わる。

 

「でも、その箱があるということは、あなた本家までいったのねぇ。両儀家は要を離したのに今度は陽の力が目当てなのかしら?」

 

「いえ、そんなことはないです、絶対に」

 

また戻る

 

「そう、ならよかったわ。ごめんね怖がらせて。中へどうぞ」

 

「あ、はいお邪魔します」

 

 

お家

 

中は広く、全体には畳が敷いており、襖には桜の絵が描いてある。全体的に落ち着いたごく一般的な和式の家だがどこか、安心感を感じる。先程まで、食事をしていたのか少し、醤油や出汁の香りがほのかに残っている。ありもしないが、来るものはきっと故郷に帰った様な、そんな安心感。

 

幹也が家に入り、少し落ち着いたところで陽が客間に座る

 

「何か、ようじですか幹也さん。というか、何で僕の家しってるんですか・・いよいよホントに不審者ですか。」

 

幹也は両手を前に出して左右に振り否定の姿勢をとる

 

「いや、僕はけっして怪しい人じゃないよ!」

 

じーーーーーーー

 

「あ、あははは・・・。」

 

陽の視線に笑うことしかできない幹也。当たり前だ、幹也がもし、陽と同じ立場ならとても警戒する。

 

陽は話が進まないと思ったのか幹也に問いかける。

 

「で、今日はホントに何しに来たんですか」

 

幹也は一つ箱を取り出した。それをみて陽は幹也のことを怪しい人だと再認識する。

 

「これを、君のおばあちゃんからあずかっていてね。今日、陽くんに渡しに来たんだ。」

 

「はぁ、なんでこれ持ってるんですか?まあ聞いてもまたさっきの繰り返しなので聞きませんが」

 

まいったなあと幹也は言ったあと陽に箱を持たせた

 

すると、

 

中から風が吹き出す。箱の隙間から漏れているようだ。その風は箱をやぶらんとし勢いを増す。

 

「まってて、いま開けるよ」

 

箱をあける。

 

中には・・・・

 

 

 

「何も無い?」

 

幹也が驚き言葉も出ない様子

 

(そんな、そんなはずはない、さっき僕が持っているときだって確かに重みはあった。時折、中の物が箱の壁に当たって音が立ったときもあったのに)

 

「・・・・母さん、見てるよね、中身は視える?」

 

輝月は顎に手を当て答える

 

「そうね、そこに何かあるのはわかるけどその程度よ。それが何なのかまではさっぱり・・」

 

「そう、ありがと。僕にはこれが視えるし何に使うのかもわかる。」

 

二人は驚いた。幹也が中身の内容について聞く

 

「中身は、一体何なんだい」

 

「これは、やってくれたな。こんなもの僕に渡して何になれっていうんだよ。」

 

 

二人にはこれが視えていない。これのしょうたいは、短刀。鞘は白をベースに途中で桃色のグラデーションがかかっている。刀身は固く冷たく鋭く柔らかくそして、美しい。

 

陽が持っている様子や視線の動きを読み取って輝月は陽が何をもっているのかわかった

 

「それはもしかして、短刀かしら」

 

「うん、正解。でも、ただの短刀じゃない」

 

これは恐らく、能力制御のための短刀。鞘から抜いたときに死の力が刀身に吸い込まれるような感覚だった。これじゃあ今まで僕が一生懸命能力を抑えてた意味がないじゃないか

 

今まで陽は能力が漏れ出すため自制心と理性で抑えてきた。制御が聞かない分、標的への命中も悪く殺させることができなかった。まあ、標的は今までいなかったのだが。けれどもそれは、裏を返せば制御が効く今は確実に標的に命中するということだ。

 

「こいつは、僕の能力を完全に僕と一体化させて制御するためのものだ」

 

「そんな、でもそれじゃあ君は・・」

 

「そうですね、これをもってても良いことは少ないです。でも、もう一体化しちゃったんで、今なら自分の本能とか目的とかわかる気がします」

 

幹也は悟った。この場面、空気、経験したことがある。

 

相手の様子が新鮮な表情で興奮しておりそれでいて冷静。幹也の勘が正しければこれは起源覚醒の状態にあるといえる。

 

「陽!その刀を今すぐ再封印するように母さんから私が言って」

 

 

 

「それは、無理だよ。一番やっちゃいけない。この短刀は僕の魂と直結した、たった今ね。」

 

「そ、そんな」

 

幹也が橙子から言われていたもう手遅れに近い状態がおそらく今、この瞬間から始まっている。

誰かが陽を止めることなんてできるのか、そんな考えはもうとっくに遥か彼方へと置き去りになった。

 

だから。

 

 

「わかったよ、陽君。僕はもうこれ以上君を否定しない」

 

受け入れる。受け入れてから考える。相手の立場を理解しようとする。少しでも

 

「うん、よろしく。ですね」

 

幹也の考えに何かを見た陽は受け入れられることを許可した。

 

「じゃあ僕は一旦、戻ります」

 

幹也はこれ以上の会話は必要が無いと感じたのか陽達に一旦の別れを告げる。そして

 

 

 

 

 

「え?俺空気?」

 

これまで一度も相手にされなかった要は不憫な父親だった

 

 

 

 

 

こうして、日が過ぎて7月24日

 

 

両義家

 

家から車で約20分竹やぶに一本の道、その奥に両義家の人と幹也さんがいっていた僕を調べてくれるという人がいる。正直言って不安もあるけど何より高いのは高揚感。理由づけもできないような感情だけど何かわいてくる。

 

そうこうしているうちに陽は両義家の門の前までついた。きょういるのは要と陽だけだ。輝月は行きたくないといってやめた。

 

自然と手に力が入る緊張か恐怖か本人も知らない。門をくぐる、するとそこに幹也がいた

 

「やあ、よく来てくれたねさあ中にどうぞ」

 

家の中に入る

 

「ただいま、ほら陽も挨拶だ」

 

玄関で要が挨拶すると陽は要に挨拶を急かされる

 

ふう、と一置きおいて挨拶する。気だるげだ

 

「どうも」

 

そこへ着物を着た女性が歩いてくる。

 

「ああ、どうも。早速だが話は聞いてるか?」

 

式が陽に今回の訪問の重要なイベントである、決闘を通して力を見るという内容を聞いているかとたずねるだが

 

「もちろんだよおばさん。僕があんたをぼこぼこにするっていう話、でしょ?」

 

煽るそして煽る

 

「お、おb。お前んとこの息子は随分と自信があるようだな」

 

要は壁のほうを向いて式からめをそらす

 

「俺に聞くな」

 

式は今の状況、そしてこれからを楽しみにしていた。これだけ自分に啖呵を切ったのだ、こんな子供が。はして自分がこの年のときにここまでいえただろうか、ここまでできただろうか、幼い頃の自分と重ねる

 

「いくぞ、楽しみだ」

 

式は素直に感情を伝える

 

「式、くれぐれもけがさせないでよ」

 

幹也は式が楽しそうにしているのを察して微力な効き目だが注意をする

 

「ああ、わかってる」

 

わかってません

 

 

両義家剣道場

 

そこはある一部以外はすべて一般的なよく見る剣道場だった。まだ午前中なのか竹の柵から太陽の光が漏れ剣道場を優しく照らし、温めている。だが、そこには気があった。長い間、堆積し圧縮された気は戦いを鍛錬をより高揚させるような気がする。もしかしたらば陽の先ほどの高揚感はここから流れたものなのかもしれない。

 

陽があたりを見渡すと一人の女性がまたいた

 

「こんにちわ陽君今日はよろしくね」

 

眼鏡の女性それでかみの赤い。この人が僕のことをみてくれるのかな。でも本当はどっち、なのかな?

 

瞬間、陽の瞳が緑色になる

 

「よろしくお願いします。あなたみたいに使い分けるのが上手な人初めて見ました。どっちがあなたなんですか?」

 

「ッ!?」

 

とっさのことに橙子は驚く

 

死の力だけでなく看破の瞳まであるなんてうかつだったか

 

看破の瞳

 

それは、対象を現実視点と霊的視点の両方で観察することによって対象の本質、さらにデータがあれば過去を予測することができる。だがあくまでも予測なので外れることはあるが的中率は高いといわれる

 

「へえ、面白いじゃないか」

 

初見で橙子の本質に近いものを見破った。まさに天才というものだな、あれは

 

「さっさと始めません?」

 

陽の声に式は答える。陽はすでに準備万端だ

 

「ああ、そうしよう。ケガしても文句言うなよ?」

 

動く、まずは一回、高い金属同士のぶつかる音。式は刀を陽は持参した刀を使っている

 

式の動きは早く鋭く正しく頑丈対して陽の動きはのらりくらりとまるで幽霊が舞うように桜花が落ちるように左右に動き翻弄する。

 

だが、その遅さが陽の弱点だった。いくら躱すといってもすべて回避しているわけではなく、防御する際に力で押し負けている伏がある。

 

「ック、流石に早い」

 

このままではじり貧であることを察した陽は次の手段に出る

 

一度後退し、前に一歩、続いて瞬時に相手の無意識に刷り込む、二歩め無意識に刷り込んでいる間に加速

 

シュンッ

 

間合いを詰めて再び相手の視線に

 

「消え、、、て!?」

 

式が驚く、そんな暇は無く陽の斬撃が打たれる。

 

「ッチ」

 

だが式は斬撃を遅れて回避。ギリギリだ直感が働いた。慌てて後退

 

今の光景は周りの見ていた人たちには分からなかった。周りから見れば陽は消えてなどいない、だが式は消えたと言った。それはなぜか

 

「縮地の真似事までできるとはおどろきだな」

 

その答えは 眼鏡をはずした 橙子が教えてくれた

 

「縮地、ですか?」

 

「ああ、仙術の類だ。もとは長距離を移動するものだが、今のは単に式の認識外で詰め寄った。といったところだろう。式の認識外には行けても私たちの認識までは外せないみたいだがな」

 

幹也は納得した態度を見せる

 

「ああ、だから真似事なんですね」

 

それを聞いていた陽は

 

「僕はあなたを見くびっていたようだ、一瞬で見抜くなんて。」

 

「その言葉そっくりそのまま返すよ」

 

そこに式が割って入る

 

「戦ってる最中におしゃべりとはずいぶん余裕じゃないか」

 

キンッ

 

押し負け、陽が突き飛ばされるがすぐに立ちなおす

 

戦況はいまだ両者ゆずらないが二人とも厳しそうだ

 

 

「あの、また俺空気?」

 

その通りです。ドンマイ!

 

そういう声が聞こえた気がする




いかがだったでしょうか?新しくスキルっぽいものつけてみたんですけど。また、感想あったらよろしくお願いします。


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