乗り鉄探偵南 達仁スペシャル めぐる旅行ガイドにさすらいの旅   (新庄雄太郎)
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知床旅情殺人事件
1話 特急オホーツク


達仁と穂乃果とことりと花陽は、夏の北海道の旅に出た、今日は札幌駅から石北本線経由の特急オホーツクに乗って網走へ、小清水原生花園と知床半島と摩周湖へ、網走まで行くには、函館駅から特急おおとりで行けれるが、達仁達は札幌駅から特急に乗ることにした。

「ねぇ達仁、網走まではどうやって行くの?。」

「札幌から、特急オホーツク1号に乗って、旭川から石北本線に入るんだ、この列車は網走まで走るんだよ。」

午前7時、達仁と穂乃果達が乗った特急オホーツク1号が発車した。

「達仁、小清水原生花園で何の花が咲いてるの?。」

「今の時期だと、エゾスカシユリとハマナスが見頃なんだって。」

「へぇーっ。」

中愛別鉄橋を渡るオホーツク1号。

「あっ、中愛別鉄橋だ。」

「本当だ、川のきれいだな。」

午後12時45分、オホーツク1号は網走に着いた。

「やっと着いたーっ、網走。」

 

小清水原生花園

「うわーっ、見て見てオホーツク海岸が見えるよ。」

「本当だ。」

「潮風の香りがするぞ。」

「本当にきれいだな、はまなすは。」

「エゾスカシユリも見頃よね。」

「じゃあ、写真撮るよ。」

と記念撮影。

 

次の日、民宿を1泊をして、網走駅から釧網本線に乗った、オホーツク海をそって釧路まで走ります。

「知床五湖は、散策しながら写真だけ撮っておこう。」

達仁達は、知床五湖に下車した。

「ねぇ、結構眺めがいいのね。」

「そうさ、知床は夏の観光名所だからな。」

と言いながら写真を撮った。

その時、1人の旅行客が悲鳴を上げた。

「何、今の悲鳴。」

「えっ、何事、穂乃果ちゃんどうしたの。」

「はっ。」

「あーっ。」

「え、死んでる。」

それは、男性の絞殺死体だった。

 

「被害者は東京在住の矢野明彦さん46歳。」

「えーと、会社員か。」

「何、矢野さん。」

「どなたね、あんたは。」

「東京の音ノ木坂学院の南っていうんですけど。」

「南って、あの名探偵の。」

「ええっ。」

「噂はかねがね聞いています、私は北海道警の紅林と言います。」

「同じく犬養です。」

「網走署の津上です。」

「またあんたか、高校生探偵。」

「た、橘警部。」

「知ってるんですか。」

「ええっ、特急おおぞらで殺人事件で知り合ったんだ。」

「橘警部、死因は絞殺ですか。」

「ええ、犯人はロープで絞殺されてるから、多分自殺に見せかけたんだ。」

「何ですかこれ。」

「何かのメッセージみたいなのは。」

果たして、犯人は、一体誰なのか、このオホーツクの旅行は夏と冬にかけて、謎を追うのだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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2話 第二の殺人

達仁は、知床五湖駅から急行しれとこに乗って摩周湖へ向かった。

 

摩周湖

「達仁、ここで写真撮ろうか。」

「いいね。」

穂乃果とことりと花陽で写真を撮った。

達仁は、3日目は網走へ。

 

網走刑務所

「わわわ、誰か助けて—ッ。」

「花陽ちゃん、これは模型だよ。」

達仁は、次の日釧路駅で根室本線経由の釧路発函館行特急おおぞら2号に乗って函館へ向かった。

おおぞら2号は、朝7時20分に発車し、夕方の16時40分に着く。

 

青森駅

達仁と穂乃果とことりと花陽は、午後21時10分常磐線経由の青森発上野行の寝台特急ゆうづる6号に乗った

達仁達が乗ったゆうづる6号が第2の事件が起きる。

「じゃあ、お休み。」

「お休み。」

と達仁達は上野まで、眠りに着くのでした。

パシュッ。

「ぐはっ。」

ばたんと倒れる。

 

上野駅

寝台特急ゆうづる6号 上野到着

「やっと、上野に着いた。」

「明日は、練習だからね。」

「穂乃果、明日頑張れよ。」

「うん。」

とその時だ。

「どこだ死体を見つけたのは。」

「青森発の寝台特急ゆうづる6号です。」

「死んでいるのは、会社員のようです。」

と公安官と駅員が駆け込んでいます。

「何、男性の死体。」

達仁は、ゆうづる6号に戻った。

「男が胸を2発撃たれてるよ。」

「本当だ。」

「凶器は、拳銃だと考えられるよ。」

「拳銃か。」

「ほらっ、薬きょうが落ちてるよ。」

「本当だ、380口径か。」

「これは、小型オートマチックと考えられるよ。」

「小型オートか。」

まもなく、警視庁捜査一課が到着した。

「どうも、警視庁のものですが。」

「はっ、現場は保存されてます。」

「犯人は、」

「いや、それが。」

「いえ、犯人はすでに途中下車されています。」

「あっ、あなたは。」

「俺は音ノ木坂学院の南 達仁です。」

「オーッ、あなたが高校生探偵の、噂は聞いていたが、私は警視庁捜査一課の十津川です。」

現場検証と捜査は開始されていた。

「うーむ、凶器は拳銃か。」

「ええ、犯人はサイレンサーを使ってたんでしょう。」

「そうか、それで射殺したのか。」

「犯人は、恐らくどこかで下車し、逃げ回ってるはずだ。」

「警部、現場に薬きょうが落ちてます。」

「よしっ、すぐに鑑識に回せ。」

「はっ、」

犯人はどうやって殺害したのか、そして、あの書き残しのメモと時刻表のコピーは一体どんな意味を持つのか

第一の事件は知床、第二の事件はゆうづる6号、使用する凶器も違うし、犯人はどうやって射殺したのか。

「殺害した2人の共通点、時刻表のコピーと殺害予告の手紙、一体、何の意味をするのか。」

犯人は、誰なんだ、特急オホーツクの殺人事件の犯人は。



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3話 時刻表

「警部、被害者の身元が割れました。」

「おう日下、わかったか。」

「被害者は、中村和利さん37歳です。」

「そうか、出張から帰る途中だったか。」

「十津川警部、犯人は、食堂車かグリーン車で殺害したんじゃない。」

「うーむ、食堂車かグリーン車かその可能性もあるな。」

「もしそうだとしたら、食堂車は営業したかどうかだ。」

「うん、その可能性もあるな。」

「犯人が使用した拳銃は、わかったの。」

「ああ、使用された拳銃は小型オートマチックと判明している。」

「凶器は拳銃か。」

「あの時刻表のコピーは、帰りのオホーツクかな、2号か4号か、あるいは特急おおとりと考えるな。」

「これは一体、どんな意味を持つのか。」

 

音ノ木坂学院  夏休み登校日

「達仁楽しかったね、北海道旅行。」

「うん、こんな列車旅行はめったにできないからな。」

「花陽ちゃんも楽しんでたし。」

「穂乃果、北海道の特急で何が好き。」

「うーむ、急行しれとこと特急北海、いろいろあるから選べないよ。」

「ことりは、列車の写真は出来た。」

「うん、何とか撮れたよ。」

「よく撮れてるぞ。」

「ねぇ達仁、また列車旅行したいね。」

「そうだな、いい思い出に残る高校生活にしよう。」

「うん。」

「よーし、俺達音ノ木鉄道クラブ、いろんな列車に乗るぞ。」

「オーッ。」

 

次の日、達仁は上野駅で、583系のゆうづるについて調べることにしました。

「すみません、ゆうづるについて教えて下さい。」

「ゆうづるの事かい、おおっ、いいですよ、どんな事ですか。」

「ゆうづるの種類と食堂車は営業していたかについて教えて下さい。」

「あ、いいですよ、ちょっと待っててね。」

達仁は、駅の中で待っていた。

「どうも、お待たせしました ゆうづるはこの様に編成されています。」

達仁は、編成書を見せてもらった。

「1号から5号は583系で、7号と9号は客車特急か、俺たちが乗ったゆうづるは583系か。」

「ゆうづるは食堂車は営業していましたか?。」

「いいえ、営業休止ですよ。」

「そうですか、どうもありがとうございました。」

「いいえ、こちらこそ。」

「そうか、食堂車は営業休止で、できるとしたらグリーン車の中かトイレの可能性がある」

「あと拳銃は小型オート、小型オートマチックだからコルト25かワルサーPPK、もしかしたら、ベレッタМ1934だ、銃声が聞こえなかったから恐らく、サイレンサーを使ったんだ。」

達仁は、図書館で特急オホーツクとオホーツクの時刻を調べた。

達仁が乗ったオホーツクは、1号だから犯人は見てないな。犯人が乗るとしたら。

特急オホーツク1号 札幌7:00発 網走12:48着

特急オホーツク3号 札幌9:28発 網走15:39着

犯人が乗ったオホーツクは、そうか、オホーツク3号に乗ったんだ。

絶対に見つけてやる、俺は乗り鉄探偵だ。



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4話 終結 サロマ湖の決闘

次の日(11月下旬)、達仁は上野発青森行き寝台特急ゆうづる5号に乗った、犯人は網走に居るはずだ。

「すみません、ゆうづる5号の特急券と寝台券1枚ずつください。」

「はいっ、1枚ですね、はいっ。」

達仁は、切符のお金を払い、19番ホームへ向かった。

「ゆうづるに乗ったら、網走に着くのは21時40分、それに乗るなら特急おおとりだ。」

「犯人は、一体誰だ。」

達仁はそう言いながら、青森まで一眠りした。

 

そして、八戸で朝を迎えた。

「ファーっ、よく寝た、もう青森か、そろそろ降りるか。」

午前7時07分、ゆうづる5号は青森へ着いた。

「えーと、青森からは、連絡船に乗って、函館まで行くのか。」

4時間後、函館に着いた。

 

函館駅

達仁は、午前11時40分函館発網走行特急おおとりに乗るため、駅のホームで待っていた。

「おばちゃん、きつねうどん1つ。」

「あいよっ。」

達仁は、函館駅の駅弁と駅そばで時間を稼いだ。

「おっちゃん、みがき弁当とお茶下さい。」

「あいよっ。」

と駅弁を買って、さっそく特急おおとりに乗って、網走へ向かった。

特急おおとりは、大沼公園を走り、函館本線から室蘭本線、千歳線、そこから石北本線に入る、約10時間の旅である。

「大沼公園の眺めもいいね。」

達仁はみがき弁当を食べながら、おおとり乗りを楽しんだ。

「そうだ、夕食は食堂車で済ませることにしよう、犯人はどこかの駅に乗るはずだ。」

達仁は、右手に噴火湾を眺めながら、長万部へ目指します。

「うん、美味しい、みがき弁当。」

 

長万部駅

「おしゃまんべー、おしゃまんべー、お疲れ様でした。」

達仁は、長万部駅でおおとりの写真を撮った。

「長万部駅は乗らないな。」

と、おおとりは長万部を発車した。そこから室蘭本線に入ります。

「穂乃果とことりと花陽も乗りたかったかな。」

おおとりは、東室蘭、洞爺、登別、苫小牧へと停車する。

上りの函館行のおおとりとすれ違います。

札幌から反対方向になるため、席の位置を変えた。

 

札幌駅

「う、何だあの男の人、怪しいな、サングラスかけてるし。」

達仁は、ヤクザ風の男の50代の男を見つけた

進行方向が変わり、おおとりは札幌を後にした。

終着まで、あと6時間が残った。

 

おおとりと言えば、食堂車での食事である

達仁は「にしんの親子定食」を注文しました。

「うんうん、これこれ、前から食べたかったんだ。」

以前は北海定食や焼肉定食を注文したことがあります。

21時40分、おおとりは、網走に到着した。

「あの男の人は何者なんだろうか。」

達仁は、網走の民宿で一晩泊り、犯人を追うことにした。

 

次の日、達仁は謎を追って、ついに犯人と対決です、網走駅に来た達仁は湧網線に乗って、サロマ湖へ向かった。

網走駅は、石北本線のオホーツクとおおとりの始発駅の他、釧路方面の釧網本線やサロマ湖方面の湧網線の始発・終着駅でもある。達仁は、あの男を尾行し、湧網線に乗った。

サロマ湖へ着くと、サングラスの男は、20代の男を狙おうとしていた。手にはベレッタМ1934を持っていた

「やっと追い詰めたな、あんたを始末するからなる」

「待てッ、もう逃げられないぞ、連続殺人の犯人はあんただったんだな。」

「だっ、誰だお前は。」

「南 達仁、探偵だ。」

「探偵だと、じゃあさっきからつけてたのか。」

「そうさ、アンタの計画はすべてお身とうしさ、アンタはオホーツク3号で網走へ行き、そこから釧網本線で

知床五湖へ行った、そしてゆうづる6号のグリーン車のトイレで殺害し。食堂車で寝かせた。」

「よくぞ、見破ったな高校生探偵、知られたからには射殺するしかないな、地獄へ行け高校生探偵。」

達仁は、サロマ湖の水風船を投げて、犯人に命中した。

「うがっ、しょっぱい。」

達仁は、2冊の帳簿を拾った。

その後、犯人は、知床とゆうづる6号での殺人を自供し、犯人柏崎隆次を逮捕した。

 

 

 




21ホーム
「ええっ、達仁が事件を解決した。」
「あっ、橘警部の話だと柏崎は悪徳の総会の一味だったんだって。」
「じゃあ、殺害した2人は会社の役員。」
「そうさ、根本商事の2重帳簿を持ち出しだってさ。」
「それで、2人を殺したのね。」
「うん、俺はおおとりで後を追ったってわけさ。」
「達仁、おおとりの食堂車も行ったんだ。」
「うん、にしんの親子定食、美味しかったぞ。」
「いいな、達仁は。」
と、穂乃果達にはアイヌ人形のキーホルダーを買ってお土産にした



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L特急踊り子号 達仁とにこの殺人旅行

帰り道、達仁はにこといっしょに帰った。

「ねぇ達仁、なんかニヤニヤして、何かうれしいことでも。」

「実はな、俺、商店街の福引で、温泉旅行が当たったんだよ。」

「えっ、福引で旅行が当たったの。」

「おう、福引で1等引き当てたんだぜ、しかも熱海と伊豆急下田の旅行券を引き当てたんたぜ、にこは温泉好きかな、東海道本線の特急踊り子で行けば、熱海や伊豆急下田だって人っ跳び。」

「これは楽しみだにこ。」

ところが、俺とにこの旅が殺人事件になるとは、思いもならない出来事が起きるのです

 

東京駅

旅行当日、達仁とにこは東京駅にやって来た。

「ねぇ達仁、1泊2日で熱海へ行けれるなんて、なんか楽しいにこ。」

「そうだな、穂乃果とことりには悪いけど、俺とにこだけで旅行も悪ないか。」

次の日、達仁とにこは、東京駅12番線に停車している8時発L特急踊り子伊豆急下田行に乗った。

「にこ、早くしろよ。」

「待ってよ、列車時間はまだあるよ。」

発車のベルが鳴り、いよいよ踊り子が発車しました。

東京~伊東、修善寺、伊豆急下田を走るL特急踊り子は、昭和56年10月のダイヤ改正で、特急あまぎと急行伊豆を廃止し、踊り子が登場した。踊り子とは、川端康成の名作「伊豆の踊り子」にちなんで名づけられました

白い車体に、斜めのグリーンの線が入った185系のヘッドマークは、踊り子の旗と、赤い円の中に、白ヌキで「踊り子」と書いたヘッドマークが美しい、約2時間の旅である。

「わっ。」

達仁は、にこにジュースの缶を顔につけた。

「ほらっ、のど渇いたろ。」

「え、ジュース買って来たの、ありがとう。」

達仁とにこは、踊り子の車窓を楽しんだ。

「乗車券を拝見させていただきます。」

達仁とにこは特急券と乗車券を車掌さんに拝見。

やがて、踊り子は熱海で修善寺行と伊豆急下田行に分かれます。踊り子には修善寺行と伊豆急下田行の他に伊東行もあります。伊豆と熱海は温泉も多いので、観光名所のたくさんあります。

熱海駅で下車した達仁達は、熱海遊覧船に乗りにやって来た。

 

熱海港・熱海遊覧船

「にこ、乗車券買ってきたよ。」

「ありがとう、さぁ速く乗りましょう。」

遊覧船

「ふーん、中はこうなってるのか。」

「今日は、ノンビリして行こう。」

達仁とにこは、熱海遊覧船の展望台にやって来た。

「おっ、やっぱ気持ちイイな。」

「達仁。」

「何だ、にこも来たのか。」

「にこ、ポテチと揚げせん食べる。」

「達仁、にこは辛い物は嫌いだって知ってるでしょ。」

「あっ、悪い悪い。」

「あっ、カモメが飛んできたよ。」

「うわっ、たくさん飛んでるね。」

達仁は、わさび味のポテチで、カモメにあげた。

「うははははっ。」

達仁とにこは笑った。

 

貫一お宮の像

「にこ、笑って。」

達仁は、カメラで記念撮影。

「にっこにっこにー。」

カシャッ

 

伊豆山神社

「達仁、速く行こう。」

「にこ、走ると転ぶぞ。」

「達仁、ここでも写真撮ろうよ。」

「そうだな。」

達仁とにこは神社で記念撮影。

階段で降りてたら、ナイフで刺された男の死体を見た。

「達仁、なにこれ。」

「はっ。」

まもなく、静岡県警の捜査一課とパトカーが到着した。

「どうも、静岡県警の横溝です。」

「あの、被害者の身元は。」

「あなたは。」

「音ノ木坂学院の南 達仁です。」

「何、南 達仁ってあの高校生探偵の。」

「ええ、」

「警部、三島の事件の手口じゃないですか。」

「えっ、三島の事件、どんな事件なんです。」

「3週間前になりますが、三島市の事務所でナイフを持った男が押し入り、事務員を殺害し、資料を奪って逃走しました。」

「と言うことは、三島の事務所殺人事件と関係してるんじゃないのかな。」

 

 

達仁とにこは熱海温泉を1泊した。

熱海温泉大野屋では、ローマ風呂や人魚風呂等である

そして、今夜は達仁とにこで夜を過ごすのだ

「このまま寝ちゃうのはもったいないね、達仁。」

「俺もにこと行けれてうれしかったよ。」

と達仁とにこは夜を過ごした。

 

白浜神社

達仁は、次の日達仁とにこは熱海から伊豆急行の普通列車に乗って伊豆白浜へ。

「ねぇ達仁、謎は解けないの。」

「うん、犯人は三島の事件と関係あるんじゃない。」

「達仁、2人でいると伊豆海岸のロマンが出来そうよ。」

「そうだな、俺はにこといっしょに行けれて嬉しいよ。」

にこは何かに気付いた。

「達仁、これ三島の事件と関係あるのかな。」

「はっ、これは。」

「事務所から奪った機密書類じゃない。」

とその時だった。

「その通りさ。」

達仁は1人の男に会った。

「知られたからには返すわけには行かないな、さぁそれを渡せ。」

「あなたが伊豆山と三島の事件の犯人だな。」

「誰だお前は。」

「南 達仁、探偵さ。」

「探偵、お前がか、負けたよ高校生探偵。」

「達仁、やっぱりあの人が。」

「その通りさ、とんだ2泊3日になったな。」

こうして、達仁とにこの推理で犯人・川井正彦は逮捕された。

 

 

 




「見つからないね、伝説のビーチ。」
「何、すぐ見つかるよ。」
「あっ達仁。」
「どうした?。」
「聞こえない?波の音。」
「俺には聞こえないな。」
「ううん、聞こえる。こっち!」
「ここかな、伝説のビーチ、」
「ああ、だろうな。地図にも載ってない。」
「キレイ、本当にあったんだ。」
「ああ、」


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北陸へ雷鳥の旅 梨子の初手柄

大阪駅、達仁と千歌と梨子は0系新幹線ひかりに乗って大阪駅へやって来た。

「達仁、私たちはどれに乗るの。」

「北陸本線の特急ってどんな列車なの。」

「ここは大阪だから、L特急雷鳥や特急白鳥で北陸の旅も出来るよ、夜になると日本海が走るんだよ。」

「そうなんだ。」

「あたしたちは、北陸の旅を楽しむのよね。」

「うん、雷鳥に乗ってね。」

「雷鳥は何往復で運転されてるの?。」

「16往復だよ。」

「16本。」

「3本が新潟へ走るよ、4本は583系で運転するんだ。」

「そうなんだ、わくわくするよ。」

「北陸の旅をすると琵琶湖が見えるんでしょ。」

「うん、湖西線って言うんだ。」

「湖西線か。」

「琵琶湖を眺めながら、北陸の旅って楽しそうね梨子ちゃん。」

「うん。」

「さぁ、速く乗ろう。」

達仁と千歌と梨子はL特急雷鳥3号新潟行に乗った。

L特急雷鳥の旅は、東尋坊や能登半島等の観光地があり、旅行者にも人気ある特急列車です。

「乗車券を拝見させていただきます。」

「はいっ。」

達仁は、車掌に切符を拝見した。

「金沢に富山、福井のいいね。」

「さて、俺は食堂車でも行ってくるか。」

「あっ、私も一緒にいいかな。」

「いいよ、梨子も行く、食堂車。」

「あっ、私も。」

達仁達は、雷鳥の食堂車で楽しい昼食、達仁は焼肉定食、千歌はハンバーグ定食、梨子はうなぎご飯を注文しました。

「わっ、琵琶湖が見えるよ。」

「本当。」

雷鳥は、湖西線を通って北陸本線に入った、敦賀や福井、金沢、富山を通って、直江津から信越線に入るのだ

 

達仁達が乗った雷鳥3号は富山駅に着いた。

「ねぇ達仁、初めは富山城へ行こうよ。」

「賛成。」

 

富山城

「達仁、写真撮って。」

「おう。」

 

民族民芸村

「ねぇ、土人形だって。」

「作って行こうか。」

「うん。」

達仁達は富山の土人形を作りました

 

魚津

「ねぇねぇ、魚津へ行こうか。」

この時期になると、蜃気楼が見頃です。

「うわー、きれい。」

「千歌と梨子も来てよかったか。」

 

富山駅

梨子は富山駅の男を見ていた。

「あれっ、あの人誰かに似てないかな。」

「どうしたの、梨子ちゃん。」

「あの人、掲示板で見たよ。」

「えっ。」

「掲示板の人。」

「あっ、あれか。」

「空き巣・強盗致傷犯 大泥望助。」

「そうか、梨子が追っている事件はその男なのか。」

「そうよ。」

 

達仁は、鉄道公安の富山公安室に駆け込んだ。

達仁と千歌は、梨子が目撃した手配写真が富山に居ると話した。

大泥望助が富山発のしらさぎで逃げようとした。

「待てッ、大泥望助。」

「誰だ、お前は。」

「南 達仁、探偵だ。」

「探偵だと。」

達仁は、大泥望助と格闘し、望助はのびてしまった。

こうして、大泥望助は達仁と千歌と梨子の通報で鉄道公安官に逮捕された。

達仁達の北陸の旅が、強盗犯を見つけたという、意外な旅の思い出になった



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夜行列車「日本海」の謎 下級生失踪事件

達仁は、千歌と梨子でL特急雷鳥に乗って北陸旅行したことを穂乃果とことりと海未と花陽に報告した。

「達仁君、雷鳥ってどこまで走るの?。」

「車両は485系と489系と583系で16往復運転で、大阪~金沢・富山・新潟を結ぶ特急だ。」

「大阪の特急って雷鳥以外はどんな特急があるの。」

「青森まで行く白鳥が運転されてるよ。」

「白鳥。」

「そうなの、白鳥は乗ったことはないけど、北陸本線の特急列車ってあまり乗ってみたいと思ってるけど、ただ

大阪発の寝台特急には乗ったことあるわ。」

「えっ、大阪発の寝台特急。」

「ええ、つるぎって言う寝台特急に乗ったことがあるよ、つるぎに乗って新潟へ行ったことがあるの。」

「なるほど、そのつるぎで新潟へ行ったんだね。」

「はい、新潟で降りたのは覚えています。」

「つるぎか。」

穂乃果とことりで達仁と行った富山の特急雷鳥に乗ったと海未に聞かされた。

「穂乃果、実際に乗ったことがあるの。」

「うん、雷鳥に乗って富山へ行ったのよ。」

そこへ、千歌と梨子がやって来た。

「達仁探偵、発見。」

「おっ、北陸本線の特急は調べたか。」

千歌は、金沢から新潟を結ぶ、特急北越と特急白鳥3号に乗ったと報告しました。

梨子はL特急加越や583系の雷鳥に乗った。

「二人とも、凄い結果ですな。」

そこへ、真姫が達仁に伝えた。

「達仁、探偵依頼が来てるよ。」

達仁は、穂乃果と海未を連れて、校門で1人の男子生徒に会った。

「真姫と花陽のクラスの。」

「はいっ、野比のび太です 実は昨日から出木杉君が学校に来てないんです。」

「それで、先生には相談しました。」

「相談しましたよ、実は昨日から学校に来てないってのは事実だから。」

「なるほど、出木杉君が最後に会ったのはいつです。」

「欠席から2日前の事だけど、富山の友人に会いに行くと言って。」

「わかったよのび太君、心当たり当たってみるよ。」

達仁は、部活に戻った。

 

次の日、達仁と穂乃果と海未とことりと花陽と千歌と梨子とルビィを連れて、京都と富山へ旅立った。

「達仁、出木杉君を捜すんだよね。」

「手分けして出木杉を捜すぞ、千歌と梨子とルビィは京都駅の北陸線のL特急雷鳥と特急白鳥と寝台特急日本海について調べてくれ、後は鉄道公安官に出木杉君の捜索願や事件について聞いてきてくれ。」

「うん、わかった。」

「穂乃果とことりと花陽は、出木杉が立ち回った場所を聞き込みをしてくれ。」

「私はどうするのですか。」

「俺と一緒に連絡係だ。」

「何かあったら、トランシーバーで連絡たのむ、よし捜査開始。」

「了解。」

 

京都駅内

千歌たちは、駅のホームで雷鳥と日本海について調べた。

しかし、出木杉は上りの雷鳥にはいなかった、駅員に聞いてみたがそんな人は見てないと。

白鳥かなと調べた、しかし白鳥だと青森まで行くのだ。

 

京都市内

一方、穂乃果とことりと花陽は。

「えっ、出木杉君を見た。」

「何時頃ですか。」

「そこまでは、」

 

達仁と海未は穂乃果の無線で報告した。

「そうか、引き続き捜査続けてくれ。」

「了解。」

千歌と穂乃果の捜査は、懸命に続くが出木杉の行方は見つからない。

達仁は、海未と一緒に出木杉の捜査をする

そして、事件が起きた

達仁と海未は出木杉を見つけた。

「出木杉。」

すると、犯人は海未を襲い、クロロホルムを嗅がせ失神させた。

「海未、海未、しっかりしろ。」

「出木杉は。」

「それが。」

出木杉が、心肺停止状態だった。

達仁と海未は呆然としていた。

そこへ、京都府警のパトカーが到着した。

「被害者は、出木杉英才さん 16才です。」

「出木杉、高校生かまだ若いのに」

「ほんまですわ。」

「発見者は。」

「この2人なんだ。」

「うん、本部で話を聞こう。」

 

京都府警察本部

達仁と海未は事件の状況を聞くため、京都本部に来ていた。

「どうもお待たせしました、私京都府警の川辺と言います、こちらは安浦巡査部長。」

「どうも。」

「俺は、音ノ木坂学院の南 達仁です。」

「いえいえ、お噂はかねがね。」

「実はですね、現場から列車の乗車券が発見されたんですが。」

「えっ、列車の乗車券。」

「はいっ、これについて話させていただきますよ。」

達仁は、安浦部長刑事に出木杉は真姫と花陽の同級生と説明した。

「なるほど、その女の子の同級生って訳だね。」

「はいっ、昨日図書室で列車の話をしていたら、その男子生徒に依頼を受けたんです。」

出木杉は、どうやって殺害されたのか、出木杉は日本海に乗ったのか。

それに京都まで行くには、雷鳥で行けるはずだが、どの雷鳥に乗ったか。

「達仁、雷鳥でも色々あるみたいよ。」

「そうだな、出木杉は富山から雷鳥に乗るって言ってたな。」

「富山から日本海に乗らなくても、雷鳥に乗って京都へ行けれるはずよ。」

達仁は、出木杉が乗った雷鳥は、この時間帯と考えた。     

「恐らく、出木杉は、富山か敦賀で殺害されたんだ。」

       雷鳥2号   雷鳥6号  雷鳥8号            

    富山発 648   820    920

  敦賀着発  910  1040   1140

        912  1042   1142

   京都着 1018  1148   1248

  新大阪着 1049  1219   1319

   大阪着 1055  1225   1325 

達仁と海未は、出木杉が乗るとしたらどの雷鳥か調べた。

「よしっ明日、富山へ行って、調べて見るよ。」

と、達仁は言った。トランシーバーから穂乃果とことりの連絡が入った。

「こちら達仁、穂乃果何か分かった。」

「いま千歌達と合流したんだけど、日本海や雷鳥に乗った人に聞いてみたんだけど、見てないんだって。」

「よしっ、穂乃果とことりと花陽は海未と一緒に合流してくれ、俺は明日、富山へ向かう。」

「わかった。」

 

翌朝、達仁と穂乃果達は京都を、午前8時13分に発車するL特急「雷鳥」3号で、富山に向かった。富山に着いたのは、11時35分である、富山駅には既に千歌と梨子とルビィと合流。

「達仁君、何か分かった。」

「実は、出木杉が京都で殺されたよ。」

「えっ、殺された。」

「京都府警の川辺警部は日本海に乗っていたって。」

「日本海に。」

「ああ、出木杉のバックから敦賀の鯛寿司の紙箱が見つかった。」

「やっぱり。」

 

東富山 踏切

「ねぇ、ここで何か写真撮るの。」

「うん、白鳥が通るんだって。」

「上りの白鳥か。」

「あっ、貨物列車だ。」

達仁は、ピンときた。

「うっ、そうか分かったぞ。」

「穂乃果、ことり達、犯人はわかったぞ、この列車のトリックが。」

「本当、」

「それ本当ですか。」

「うん、犯人は日本海と言っても。貨物列車の日本海だったんだよ。」

「じゃあ、寝台特急の日本海じゃなくて、貨物列車の方か。」

「そうだ、日本海の時刻は。」

    日本海2号  4号

 青森発 1627 1923

富山着発  257  601

      258  603

敦賀着発  545  843

      548  852

 京都着  709 1005

新大阪着  741 1039

 大阪着  748 1046

「4号だと、10時に着くからな。」

「出木杉は京都に9時に着いたって。」

「そうか、この日本海は夜行列車ではなく、貨物列車だったんだ。」

達仁が推理をしていた、その時。

「ピギィィィィィィィィィ。」

「誰か助けて—ッ。」

とルビィと花陽の悲鳴が聞こえた。

「さぁ、その写真を渡せ。」

「こいつ、秘密を知ったな。」

ルビィと花陽は4人組の男に連れ去らおうとしていた。

「そこまでだ。」

達仁と穂乃果達は、犯人と対決です。

「何だ。」

「あんたは、梶山秀樹だな、やっぱり出木杉を殺したのはお前だったんだな。」

「誰だ、誰だアンタは。」

「南 達仁、探偵だ。」

「同じく音ノ木鉄道探偵団。」

「てめぇら、やっちまえ。」

達仁と穂乃果とは犯人と格闘。

ことりと千歌と梨子は花陽とルビィを救助する。

「てめーっ、これでもくらえっ。」

「そこまでだ。」

とそこへ富山県警の熊田警部と部下と機動隊が到着した。

「熊田警部、海未。」

「京都の殺人犯は富山に居るって、京都府警の川辺警部から連絡が入ったんだ。」

「間に合ってよかったわ。」

梶山商事の社長、梶山秀樹社長は富山県警に逮捕された。食品偽装事件も追及され、ついに梶山商事系列の会社は内部告発された、同時に出木杉英才殺害容疑でも再逮捕された。



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