とある憑依者衛宮士郎の日記 (カミざわ)
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特別編
もしも主人公がサーヴァントとして召喚されたら
新月さんぽんまるさん評価ありがとうございます。
この評価を受け入れ頑張っていきたいと思います。
できれば皆様、アドバイスの程をよろしくお願いします。
【真名】
衛宮シロウ
【クラス】
アーチャー
【ステータス】
【筋力】C【耐久】C【敏捷】B【魔力】A【幸運】A+【宝具】?
星5
カード構成 アーツ×2 バスター×1 クイック×2
HP 15000 ATK 13000
【クラススキル】
対魔力:D
自身の弱体耐性を少しアップ
単独行動:A
自身のクリティカル威力をアップ
気配遮断:C
自身のスター発生率をアップ
根源接続:B
自身のBusterカードの性能をアップ&Artsカードの性能をアップ&Quickカードの性能をアップ
【保有スキル】
心眼(偽):A+
自身に回避状態を付与(1T) &クリティカル威力アップ(3T) CT8
投影魔術:A+
自身のArtsカード性能をアップ(1T)&自身のQuickカード性能をアップ(1T)&自身のBusterカード性能をアップ(1T) CT7
千里眼:C+
自身のスター発生アップ(3T)CT8(このスキルはゲームシステム状使用不可)
魔眼:A++
自身の攻撃力アップ(3T)&相手に高確率でのスタン付与(1T)CT8
自己破損:EX
自身の弱体解除し、精神異常耐性アップと弱体耐性大アップを付与(3T)CT8
【宝具】
ランク:E〜A++ 種別:? レンジ:? 最大補足:?
無数の剣を降らせながら自身は二本の剣を持って敵に斬りかかり最後は
敵単体に防御力無視のダメージを与え、相手の攻撃力ダウン(3ターン)、防御力ダウン(3ターン)付与。ちなみにQuick。
【キャラクター紹介】
この小説の主人公の未来の姿。
その身に幾度となくキズつきながらも、少年は果てのない荒野をつき進む。
何故なら、それが彼の存在意義だから。
《マテリアル絆LV1にすると解放》
身長:176cm 体重:70kg
出典:オリジナル
地域:厄災獣魔境冬木
属性:中立・善 性別:男性
《マテリアル絆LV2で解放》
遠距離からの狙撃はもちろん、二本の剣を用いての凄まじいスピードの剣技よる接近戦も得意とする。
また、アサシンの様な不意打ちも得意としており、本人曰く『勝てばいいんだよ、勝てば』だそうだ。
一応無手での戦闘もできるらしいが、好んですることは滅多にない。
《マテリアル絆LV3で解放》
魔眼:A++
“写輪眼”と呼ばれる特別な血統の一族だけが持つ貴重な魔眼。
魔力の流れを視ることができる他、直感スキルに匹敵する観察眼、魅了の魔眼の効果も持つ。
また、アーチャーは更に上位である“万華鏡写輪眼”を持ち、上記の能力がより研ぎ澄まされ後述する“天照”や“炎遁・加具土命”といった瞳術が使用可能。
《マテリアル絆LV4で解放》
自己破損:EX
彼の生き様を表したスキル
彼は「 」の侵食により本来の人格と記憶そして感情が大幅に破損していることを表したスキル。
そのため彼は昔の自分を「 」侵食によってノイズと虫食いだらけの記憶を元に昔の自分を演じる。
そして、このスキルは低ランクの精神汚染と精神異常、そして同ランクの自己暗示の複合スキルである。
《マテリアル絆LV5で解放》
ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:1〜100 最大補足:300
“万華鏡写輪眼”を使用することで使うことのできる宝具。
自身の身体を起点に、魔力で構成された紫色の上半身だけの巨人を出現させる宝具。
最初は関節をボルトで固定された骨だけの骸骨の姿だが、消費魔力を上げることでは紫色の陣羽織を纏った弓を持った武将の姿になる。
また更に消費魔力を上げることで下半身を追加する事ができる。
サイズは自由自在で、更に一部分のみを出現させることも可能。
非常に耐久力が高く生半可な攻撃ではダメージを与えられない。
しかし、その分魔力消費は増大でさらにサーヴァント自身にも強力な負荷がかかる為長時間の使用は出来ない。
余談ではあるが、完成体のその一撃は対軍宝具レベルともいわれ、一撃で山をも切り裂く程強力らしい。
アーチャーも使用が可能ではあるが消費魔力が凄まじく、使えば大抵のマスターが一瞬で干からびてしまう為使うことは余りない。
《厄災獣魔境冬木クリア》
彼はどこまで自分に対する自己評価は低く、自身の存在に対して否定的である。
だか、自身と他との繋がりに対してどこまでも大切にし、それを守るためなら命をかけるだろう。
そして、どこまでも捻くれた性格だが、どうか根気良く接して欲しい。
そうすれば彼も心を自然と開いてくれるだろう。
【セリフ集】
霊基再臨
1段階目
「どうだこのコート、結構イケてるだろ?」
2段階目
「少しだけど、強くなれた気がするよ。ありがとう、マスター」
3段階目
「君の為ならこの眼を使おうと思うなんて……。だいぶ君に絆されたということかな?」
4段階目
「ここまで俺に入れ込んでくれるとは。マスター君の期待にこの身の全てを持って全身全霊で応えてみせるよ。絶対に」
召喚
「サーヴァント・アーチャー。真名は衛宮シロウ。召喚に応じ参上した。まっ、精々呼ばれたからにはそれ相応の活躍はしてみせよう」
絆Lv.1
「オレの様なハズレサーヴァントを引き当てるなんて、人類最後のマスターの運も大概だなぁ。クックック」
絆Lv.2
「オレの様なたいそうな変わりモノに構うわなんて、随分と暇なのかマスター?」
絆Lv.3
「オレが逃げている奴はどんな奴かって?それはそれは恐ろしい身の毛も凍るような最悪なストーカーさ」
絆Lv.4
「こうやって君と話しが出来ることにどこか幸せを感じるオレがいるよ。ありがとう、マスター。こんな壊れた俺を信用してくれて」
絆Lv.5
「マスター、君はきっと世界を救うだろう。だから俺はそんな君を支えるよ。君が背負ったものは変わりに背負うことも、共に背負うことも出来ない。だけど、君の倒れそうな背中ぐらいは支えることは出来るからね。だって、俺はお前が召喚したサーヴァントなんだからな」
好きなこと
「好きなことか?うーん……甘い食べ物と可愛い女の子さ」
嫌いなこと
「そんなの決まっている!他者の大切なモノを平然と踏み躙るクズ野郎だ!」
聖杯について
「見たくもないな。むしろ、俺にとっては最大級のトラウマだな。それに…俺には必要ないしな」
誕生日
「へえ、今日誕生日なのかい?それなら今日は、腕によりを掛けて美味い飯を食わせてやるよ!」
会話
「スッゲェ暇だからさ、何処かに遊びに行かないかマスター?」
「まあ、契約だからね。聞ける範囲ならある程度の命令には従うさ」
「なあ、マスター。退屈な事程嫌なモノは無いと思わないか?」
イベント
「おっ、あっちが少し騒がしいな?何か面白いことをやってるかもしれないから行ってみようぜ」
エミヤ所持
「あの人とオレは一見似ている様だが根本的には違う。あの人が見知らぬ誰の為に戦うならば、俺は大切な何かの為にしか戦はないからな」
アルトリア系所持
「いや〜、知っていたとはいえこんなにも沢山のアルトリアが召喚されていたなんて。もしやお前アルトリアのファンか?」
イリヤ所持
「……姉さん?いや、それにしては若すぎるな、彼女今何歳ぐらいなんだ?……え!?小学生ぐらいだと!!…マジか、そんな世界も有るんだな」
イシュタル所持
「げぇ、なんで遠坂テメェがここにいやがる!!…えっ、違う?人間を依り代とした美の女神だと!?……厄介の度合いが天元突破してないか!?」
ジャガーマン所持
「藤ねえなんでここ!?てか、なんて格好してるんだ!?…でも、まあ元気そうで本当に良かったよ」
エミヤ[アサシン]所持
「あの人は…。俺の知る義父さんとは違うんだろう。だけど俺にとって唯一の家族と言っても過言じゃない。それだけ俺にとっては大切な存在なんだよ、あの人は」
アーサー
「平行世界とはいえあいつが好きな奴だろ!!だから頼むお願いします、どうかあいつを止めて下さい。本当にマジで!!」
沙条愛歌
「マスタァァァァァ!!貴様という奴はあんなすえ恐ろしい化物を呼ぶなんて貴様ぱバカか?チッ、今は話している場合じゃない。さっさと逃げなければ!!」
えっ、『掛け合い少し多くないか?』って。
良いんだよ別に、このキャラ絶対実装されることないんだから。
それと何かキャラの掛け合いにリクエストがあれば、fgoに出ているキャラのみなら受け付けます。
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幼少期編
プロローグ
「ふ〜、さあ帰って寝るか!」
俺はいつもと変わらず委員会の仕事を終え帰路につく。
そして呑気に鼻歌を歌いながら歩いていると、フラフラと蛇行したトラックを見つけた。
よく見るとトラックの目の前に子供がいる。
(不味い、あのままだと子供が轢かれる!)
そう思った俺は迷わず子供を庇い…轢かれた。
(あっ、俺死んじまったな。まだやり残したことあったのに…)
薄れゆく意識の中、そう思いながら意識を失った。
この時の俺は思いもしなかった、これがこれから待ち受ける様々な困難の入り口だったなんて。
(……んっ、ここは?俺車に轢かれたあと…)
さばく、意識を覚醒させた俺に聞こえ来たのは看護師の声だった。
「っ!
(えっ、『ぼく』ぅ!看護師がいるってことは此処は病院だろ。だけど俺は高校、ぼくなんて歳じゃねえし、…これはどういうことだってばよ⁉︎)
意識を取り戻したのは良いがぼく呼ばわりされ混乱していると看護師が声をかけてきた。
「えーと、ぼく大丈夫?先生呼んでこよっか?」
(えーと、どうすれば…?はっ、そうだ‼︎)
「す、すみませんその…手鏡を貸していただけませんか?」
「手鏡?分かったわ。はい、どうぞ」
「あ、ありがとうございます」
「あら、しっかりお礼が言えるなんて良い坊やね」
手渡された手鏡を除いて見ると…。
(おいおい、この顔って⁉︎包帯で所々隠れていて幼いけど…衛宮士郎じゃねかよ!)
手鏡を見て驚いていると看護師が心配して声をかけてきた。
「坊や本当に大丈夫?やっぱり先生呼んでくるね」
そう言い病室から出て行った。
しばらくして病院の先生らしき人を連れて戻ってきた。
「どうやら、目が覚めたようだね少年君。それでは少し診察しようか」
そう言い診察を始めた。少し経ち診察が終わったすると。
「どうやら、怪我としてはそこまで酷くは無いようだ。それで少年君、キミに少し尋ねたい事が有るのだが良いかね?」
「尋ねたい事ですか?はい、大丈夫ですけど」
「尋ねたい事は…キミの名前だよ」
「えっ、ぼ、僕の名前ですか⁉︎」
「そうだよ、キミの名前だよ。いつまでもきみや少年君なんて不便だろ」
「えーと…」
(とうする、俺の名前を言うのか、それともこの体の本来の持ち主の名前言うか?…っ、どうする?)
「ぼくの名前は?」
(えーと、…こうなったらヤケだ!)
「士郎です」
「えーと士郎君?そのー苗字て何かな?」
「えーと、苗字ですか?…すみません思い出せません」
「思い出せないって。先生、彼…」
「ふーむ、少し心配だレントゲン検査をしてみるか」
その後レントゲン検査をその日は終わった。
(この体になってしまって、これからどうすれば良いのかな)
俺は大きな不安を抱えたまま眠りについた。
次の話から日記形式にしたいです。
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1ページ目
I日2話投稿、いつまでもつかなこのやる気。
○月×日
ハーイ!ドクシャ=サン!
今日からもしもの事を考えて日記を書くことにしよう。
えーと…うむ、とりあえず今の状況を確認するか。たしか、子供を庇って車に轢かれたら某作品の主人公の子供の頃に憑依していた。
……まるで意味が分からんぞ!
いやー、全く持って書いている俺自身が全然理解出来ない。
まあ、取り敢えずこれから○○士郎として生きていかなきゃいけないじゃん。
……ヤバくね、たしかこいつ高校二年生辺りで死亡フラグビンビンにおっ立ってたぞ‼︎
たしかランサーに心臓刺されたり、ランサーにぶっ飛ばされたり、バーサーカーに殺されかけたり、並行世界の未来の自分に殺されかけたり、etc。
ヤッベ、数え切れないぐらいの数じゃないか⁉︎
はぁ、今考えたって仕方ない。今は切嗣さんが迎えに来てくれるよう祈るしか無いか。その後それらの死亡フラグ回避方法を考えることしようか。
○月△日
よっしゃー!
今日は切嗣さんが会いに来た!
どうやら、此処は原作通り切嗣さんが士郎を助けたらしい。
もし原作と違い、麻婆外道神父か金ピカ慢心英雄王なんかに拾われてたらどうなったことか。
はー、本当に良かった。ありがとう、切嗣さーん!
取り敢えず、今日はある程度話をして帰っていった。
話している様子からは魔術師殺しと怖れられた姿はなりを潜めていた。
いや、むしろどこか少し無理をしていた。
…無理もないか、彼は聖杯から溢れ出した
むしろ、生きていること自体が奇跡なのだろうから。
まっ取り敢えず彼と話していて楽しかったし、原作通り彼にひきとってもらいたいなー。
まっとりあえず、しばらくの間早く退院出来るようおとなしくしているか。
○月□日
日記を書き始めしばらく経った。
怪我もだいぶ治ってきたから、今日は病院を探索するゼ!
あー、楽しみだなー。何があるか。
あっいぇー、ナンデ、何であんたが此処にいるんだよ、…
あの、プロトのラスボスで根源に接続してる無敵系なバケモノ姉ちゃんじゃねーかよ!
マジかーいきなり人生/(^o^)\‼︎まさか、こんなところで終わるなんて…残念!
…良かった、他人の空似っぽくて。
とりあえず、話してみて大丈夫だった。
どうやら、軽い病気だが大事をとって入院しているらしい。
大丈夫じゃね、こいつなら。
まっ結構仲良くなれたみたいだし、将来魔王にならないよう心から祈ることにしよう。
はあ、色々あって疲れたけど今日は楽しかったなぁ〜‼︎
〜○
今日、私は1人の少年に出会った。
少し変わった感じがするが、心の底から楽しそうに笑う少年に。
自身の思い描く白馬の王子様像とは違うけれども、どこか惹かれる魅力を持っていた。
「ふっふ、次はいつ会えるかしら?」
故に彼女は心待ちにする不思議な魅力を持った1人の少年との再会を。
ふーとりあえず書けました。
誤字脱字やアドバイスがあれはどしどし下さいね。
もちろん感想もですが。
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2ページ目
それとお気に入り登録して下さった皆様もありがとうございます。
○月♢日
今日は自身の病室でゆっくりしていると切嗣さんがやって来た。
しばらく談笑していると急に切嗣さんが、『知らないおじさんに引き取られるか、施設に引き取られるかどっちが良い?』と聞いてきたのだ。
あれもしかして、いやもしかしなくても原作で切嗣さんに引き取られるか問われるシーンだ。
そこで俺は、『はい』と答えた。
そう答えた理由は、確かに原作通りすべきだという事もあったがやはり俺自身が衛宮切嗣という人間と一緒に過ごしても良いと思ったからだろう。
zeroで見たときは恐ろしい人間だという印象を持っていた。
だが実際何度も話しているうちに、思っていたよりも幾分も優しい人なんだと気付かされたからだと思う。
まあ、こうして俺は衛宮士郎となったのだ。
だが、しばらく冷静に考えると『聖杯戦争巻き込まれないようにするには切嗣さんの養子にならない方がよくね?』という考え出てきた。
しかし、俺はその考えを即座に否定した。
何故なら、もし原作通りアヴァロンがこの体に埋め込まれているのなら、魔術師どもにバレた場合最悪の事態になりうる。
ならば、むしろ切嗣さんの元で最低限の魔術の心得を学んでおくべきだろうし。
まっ今はこれ以上イレギュラーが出ないよう祈ることにしよう。
さてとさっさと寝よー♪
○月♤日
今日から退院して切嗣さんにお世話になることとなった。
俺は切嗣さんに連れられて、これから住むこととなる家に案内された。
家は原作通りの古風な武家屋敷だ。
画面越しでも良い家だと思ったが、実際見てみると本当に凄いなー。
こんな家に今日から住めるなんて俺マジで感激だゼ!
ある程度家の中の案内が終わった後昼御飯となった。
しかし、切嗣さんやはり原作通り料理が出来ないようで出前を取ろうとしていた。
そこで俺は、生前料理好きで料理に自信があったので作ると申し出た。
すると切嗣さん、少し迷った様子を見せたがしばらくして笑顔でOKをくれた。
よーしがんばるゾー!
とりあえず、冷蔵庫の余り物で野菜炒めを作ることにした。
やはり小さくなったことで少し不便だったが、どうにか作ることができた。
作った野菜炒めを切嗣さんと一緒に食べた。
俺も美味しいと思ったし、切嗣さんも笑顔で『美味しい』と言ってくれた。
どうやら俺の料理スキルは、この体になっても錆びついてはいないらしい。
さて今日は、良いところに住むことになった上に料理もできたなんて良い日だったなぁ〜♪
○月☆日
朝早く目が覚めたので、朝食を作ることにした。
だいぶこの体に慣れたのかスムーズに朝食が作れた。
朝食の準備が終わったのでまだ眠っていると思われる切嗣さんを起こしに行った。
朝食を食べている間俺は切嗣さんに魔術を教えて欲しいと頼んでみた。
理由は、俺がこれから数10年後に巻き込まれうる可能性のある聖杯戦争への対策が必要であるためだ。
もしこのまま何もしなかったらランサーは大丈夫かもしれないが、イリヤスフィールのバーサーカーに殺されるであろうからだ。
俺は犬死はしたく無い、ならば最低でもサーヴァントを召喚するため魔力が必要だからだ。
やはりと言うべきか原作通り切嗣さんは、俺を魔術の世界に関わらさせたく無いのか一向に良いと言ってくれない。
しばらく頼みこんでいたら渋々ではあるが良いと言ってくれた。
食べ終わり早速魔術の訓練が始まった。
最初は魔術回路をつくらなければならない。
何故かと言うと、俺の親は魔術師ではないため魔力を流すための魔術回路が備わっていないからだ。
ちょっとまって、確かこれスッゲェ危険なことだって原作だ遠坂さん言ってなかったけ?
だが、ここを突破しなければ俺は死亡フラグは乗り越えられない。
こうなったらやってやるさ、命燃やすぜ。
○月♧日
端的に言えば魔術回路の形成には成功した。
魔術回路は28本と、何故か若干原作より増えていたがまあ成功したしいいだろう。
とりあえず後はこの魔術回路をON、OFFしっかりできるようにするだけだ。
もちのろん魔術方面だけでなく武術の特訓にも付き合ってもらっている。
今は家の道場で剣道をしている。
流石は切嗣さん、体はだいぶ衰えているはずなのに全然勝てなかったのだ。
子供の体だということもあるが、やはり凄いなぁ〜。
しばらく休憩いていると来客が来た。
来客は……虎だ。
あの冬木の虎がやって来たのだ。
原作通りお隣同士らしく、どうやら俺がここに来る前から知り合いだったようだ。
すると2人で打ち合いを始めた。
2人の実力は驚く程拮抗しており勝負は中々つかなかった。
しかして剣道を終えた後、藤村さんも一緒に昼食を食べることとなった。
やはり原作通り、沢山美味しそうに食べる人だ。
こんなに美味しそうに食べるのなら作っている此方作りがいがあるというものだ。
それにやはり底抜けに明るく楽しそうな人だ、一緒にいるこっちまで楽しくなってくる。
昼食を食べ終わった後今度は俺と打ち合ってもらった。
やはり冬木の虎、全然敵わなかった。
だが少し確実に強くなれた気がした。
さてこれからも努力を怠らず、どんどん強くなろう。
この平穏な日常を守れるくらいにならなくては。
〜☆
今日は引き取った彼が魔術を教えて欲しいの頼んできた。
魔術の世界に関わらせたくない僕は最初は断わった。
だが彼は直向きな瞳と彼の真摯な言葉を聞き彼に魔術を教えることにした。
「『目の前の誰かを救えるくらい強くなりたい』か。…くれぐれも僕のようにはなって欲しくはないね」
元魔術師殺しは切に願う、くれぐれ自分のように大切なものを切り捨てていくような人生を味わって欲しくはないと。
俺は絶対に諦めるものか!
メルトリリスを引くということを!
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3ページ目
シュンSAN高評価ありがとうございます。
これからも誠心誠意頑張らせていただきたいと思います。
○月♡日
やっとこさ魔術回路のONとOFFの切り替えができるようになった。
ふー、此処までだいぶ苦労したゼ。
後一歩までは何度も行ったのだがどうしてもできず、何度も諦めそうになった。
だが、諦めずに何度もトライしたらできたのだ。
やっぱり、『諦めたらそこで試合終了』でしたね。
今回は、努力と根気の勝利!
ありがとう、安○先生!
といったものの。
魔術方面の進展はそれしかなく、身体方面も未だに切嗣さんや大河さんに一撃も当たることができず、ずっとボロ負けである。
まあ、それでも焦ることは良くないだろう。
焦って怪我をして鍛錬がしばらくできなくなったり、切嗣さん達を心配させては本末転倒だからな。
ゆっくり、それでも確かに一歩一歩着実に強くなっていこう。
さてとりあえず今後の目標は、魔術方面では、回路を少しずつ強固にしながら、原作でも使える方だった強化と得意な解析、それと特殊な投影を伸ばしていこう。
身体方面では、切嗣さんと大河さんに当てることよりも防いだり避けられるようになることにしよう。
さて今日は日記をここまでにして、明日の朝食の準備をすることにするとしよう。
○月A日
今は解析の魔術の鍛錬をしている。
解析は基本中の基本。
そして衛宮士郎にとっても、とても重要なものであるからだ。
ということで今は傘や包丁などの身近のものを解析している。
えっ⁉︎何故そんなものからかって?
まあ、やはり最初はある程度簡単なものからしていき、慣れる必要があると思うからだ。
だって流石に、初っ端から宝具級のものの解析は出来ないだろうし、こういうところで慣らした方が良いだろう。
勿論、投影の鍛錬も並行して行っている。
投影しているのは、解析を施した包丁だ。
此方も、同じ理由でこういった簡単なものから投影している。
強化の方は成功率が偏っており、包丁やナイフなど刃物の成功率は5割程と比較的高いが、それ以外のものの成功率は1割も満たないと著しく低いのだ。
流石にこのままでは不味いと思っているので何度も練習しているが、焦りの為か成功率はどんどん低くなるばかりだった。
焦りによって冷静さを失っている俺を見かねたか、切嗣さんがアドバイスをくれたのだ。
『士郎が刃物以外の強化に失敗するのは、刃物とその他のものの強化のかってが違うんじゃないかな。だから刃物以外の強化をするときは一工夫加えてみたらどうかな?』というアドバイスだ。
俺はそのアドバイス通り刃物以外のものの強化のときに魔力の通し方を少し工夫をしてみたらなんと、成功率が刃物に及ばないものだいぶ向上したのだ。
やはり切嗣さんは凄いな〜と改めて実感した。
さて今日の夕食は感謝の気持ちを込めて少し豪華にしますか!
○月W日
今日は気持ちが良いくらいの晴れ晴れとした快晴だ。
こんな日だし今日は鍛錬を休みにして散歩でもしよう。
なんせ根気を詰めすぎて体を壊したら、切嗣さんや大河さんに心配をかけたり、しばらく鍛錬が出来ないなどと本末転倒だからな。
という訳で今日は公園に来ている。
そして俺は今遊具で遊んでいる。
いやー、体動かすのって楽しいね〜!
本当マジサイコー!イヤッホー‼︎
呑気に1人で遊んでいると、1人で寂しそうに遊んでいる女の子を見つけたのだで『一緒に遊ばないか?』と誘った。
OKの返事をもらえたので一緒に遊ぶことにした。
いや、しかしどこかでみたことのある顔だなと思ったが楽しかったので特に聞かなかった。
それなりにひがくれたので、彼女と別れ帰る前に名前を聞いた。
……さっ沙条あっ綾香だってぇ!
えっ確かプロトの主人公じゃん!
えっもしかしてヒム天時空なの、そうなの?
誰か教えてー‼︎
はっ、取り乱したてしまった。
まっまあ、このくらいならまだ大丈夫だと思う…多分。
大丈夫だよね?
もう今日は別の意味で疲れたしさっさと寝よ!
〜♢
今日は、変わった男の子に出会った。
何度も何度も遊ぼうと誘ってきたので仕方なく一緒に遊んだ。
たいして歳は変わらないと思うけど時折動きが同い年とは思えないほどキレッキレッなのだ。
でも本当に楽しそうに遊ぶので此方もつられて楽しそうになってきて最終的には時間を忘れ夕方近くまで遊んでしまったのだ。
「衛宮士郎か。…フフフ、また一緒に遊びたいな」
夕日を背に歩いて行く少女は、今度少年と会ったときどのように遊ぼうかと考え、その頬を緩ませている。
もう少ししたら、
もし時間があったら更新するかもしれません。
本当にすみません。
仕方ないです
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4ページ目
これらを支えにこの小説を頑張って書いていきたいと思います。
後最近、メルトリリスが出てマジで嬉しいです。
△月Z日
日記を書き始めしばらくがたった。
その間に俺はだいぶ成長したと思う。
魔術方面は強化の魔術の成功率はだいぶ上昇したし、身体の強化は難なくできる。
それに解析は簡単なものなら一瞬の内にできるようになったし、投影もこれまた簡単なものだが精度が上がった。
身体方面も、まだまだ
日々成長が実感出来ている。
しかし、まだまだこんなところで満足してはいけない。
俺はいずれ常人では到底生き残ることが出来ない戦いに巻き込まれるかもしれないのだ。
せめて並みのサーヴァントと打ち合って暫く生きていられるくらいにはならなくては。
最近は、俺が衛宮士郎になる前それなりの人気があり映画化までもされたラノベの武器を投影出来るか、調子にのてってやってみたのだ。
本来は実物など存在する筈がなく、出来る分けなど無い筈
そう出来てしまったのだ。
実物など存在する筈がない画面の中の
実際、投影したのはその作品の下層のレア武器アニールブレードだ。
まあ、レア武器だが所詮強さは下から数えた方が早い武器だ。
だが、このとき俺は舞い上がり『これならエリュシデータもいけんじゃねぇ?』と思い投影を始めた。
結果は…調子に乗ることは良くない。
まあつまり、投影事態には成功させたのだが流石は魔剣クラス武器、消費した魔力が多すぎてぶっ倒れたのだ。
それからというものの、倒れたことによって鍛錬を暫く休みになったうえに2人を心配させてしまったのだ。
俺はこのことを大いに反省し、今後は調子に乗らず地道に努力していこうと心から誓った。
△月α日
今日は悪夢をみた。
夢だというのに起きた今でさえ思い出せるような、凄惨な地獄だった。
周りは炎に包まれ、所々からは人々の苦痛に満ちた声が聞こえ続ける。
本当に、本当に嫌な夢だった。
だが、多分あれがこの身体が体験した地獄なのだろう。
彼はあの地獄を生き抜いたのにも関わらず、その身体を俺に奪われたのだ。
俺は彼から奪ったのだ、これから生きていく権利を奪ったのだ。
なんと許されざるほどの罪深いのだろう…俺は。
だが、この身体から出ていき彼にこの身体を返すすべを知らないのだ。
ならば、俺には何が出来るのだろう。
いや、考えても仕方ないだろう、分からないものは分からないのだから。
だけど1つ、1つ確かなことがある。
それは、彼にこの身体を返すその時まで生き抜くことだ。
そう、たとえどれだけ見苦しく無様でも生き抜くのだ、この身体を彼に返すその時まで。
さて、ならばやる事は1つ強くなる事だ。
強くなりこれからこの身に降りかかるであろう火の粉を払い退けられる程にだ。
俺に死ぬことなど許されない。
この身体、この命を俺のものではないのだから。
△日β日
また、悪夢を見たのだ。
今度は違う、あの紅い弓兵が辿ったであろう人生と守護者としての日常。
その人生は正に苦痛に満ちたものだった。
誰かの為に傷つきながらも戦い、最後は守った人間達に裏切られ死んだ。
そして死後は、守護者として戦い続けその果て世界にさえ裏切られ自身の理想に絶望した男の一生を。
いや、見たと言うより体験したと言うべきだろう、彼の体験した様々な出来事を。
なんて虚しく哀しく、痛々しいのだろう。
あの『衛宮士郎』ですら心が摩耗した道のりを歩けるのだろうか?
…分からない、だが少なくとも今の俺にはその答えを出せる程強靭な精神など持ち合わせていない。
俺は…どうすればいいのだろうか…。
鍛錬は俺の憂鬱な気分とは裏腹にこれまで以上に上手くいったのだ。
魔術方面は、投影は精度が明らかに跳ね上がっており、強化は成功率が更に上昇し、解析はより早く詳しく出来るようになった。
肉体方面は、今まで一撃も入れられなかったのが今日は何度か当てられたのだ。
明らかに可笑しい、まるであの紅い弓兵の経験が俺の身体を侵食している。
怖い怖い怖い怖いこわいこわいコワイコワイ、まるで自分の身体がじゃなくなるみたいだ。
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だいやだいやだイヤダイヤダ、俺はおれはオレは……(ここから先は字が汚くて読めなくなっている。)
△月γ日
今俺は病室にいる。
どうやら昨日ぶっ倒れたらしい。
その時の記憶がないが日記を見返すととても気が動転していたようだ。
一体何があったのだろうか?
うーん、全く思い出せない、まっ思い出せないってことは多分そこまでたいしたではないのだろう。
だが、義父さんが見つけたときは顔が真っ青で気絶していたらしい。
その為か見舞いに来た義父さんや藤ねえが凄く心配していた。
全く心配性だな、今は全く問題無いっていうのに。
だがやっぱり気になるな、いったい何があったのだろう?
暫く病室でおとなしく寝ていたら誰かが見舞い来た。
誰かと思い顔を上げると、…沙条姉妹だった。
どうやら義父さんさんから俺のことを聞いて心配で見舞いに来てくれたらしい。
そしてある程度話をして帰っていった。
しかし、まあ驚いた。
姉妹仲がとても良好なようで、まるでヒム天のようだった。
まあ、とりあえず今はしっかりと寝よう。
さっさと元気になってまた鍛錬を再開する為に。
はぁーしかし、本当にいったい俺の身に何が起きたんだろう?
〜□
この実験の結果は良好だ。
一時は、自我の崩壊の危機があったが記憶に少し処置を施したことによって無事持ち直した。
だが、この程度の処置で持ち直した彼はやはり凄い。
普通は、たとえ記憶に処置を施しただけでは自我はそのままを崩壊していくのだ。
なのに彼は持ち直した、そう思うと心の底か笑いが止まらないのだ。
「…今度はどんな面白いものを見せてくれるのだろう?フッフッフッ、本当…ホントウに楽しみだな〜!」
黒い影は笑顔で心待ちにする。
今回興味をそそられた
突然ですが皆さんはどんなガンダムが好きですか?
僕はダブルオーライザーとデスティニーが好きですよ!
作品はビルドファイターズですかね。
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5ページ目
それとジョセフ・ジョンソンさんまたまた感想ありがとうございます。
さて、今回も頑張っていきますか!
△月Ω日
退院し暫くして体調が万全に戻ったので鍛錬を再開している。
鍛錬はとても順調で、むしろ入院する前よりなぜか段違いなくらい調子が良いのだ。
なんせ、投影の精度が今までつくったモノより格段によく、解析ではよりよくそのモノを理解でき、強化は成功率の大幅なアップはもちろん手際もだいぶ良くなっており、義父さんから『だいぶ上達してきたね。この様子なら、僕もそろそろお役ご免かな?』と言われた程だ。
もちろん、急激な成長は魔術方面だけでなく身体方面にも見られた。
なんせ、今まで全然当てられなかったじいさんと藤ねえにそれなりに当てることができ、しかも攻撃が更に見切れるようになり防いだり避けたりすることが更にできるようになった。
藤ねえから『士郎の癖に生意気よー!』と言われたぐらい普通に義父さん達と渡り合えたのだ。
この急成長に流石に疑問を覚えたが、『何の不調も無いからまっ、良いだろう!』と思い特に気にしない事にした。
まあ、だいぶ成長してきたけどまだまだこれで満足せずにこれからも努力していこう。
さて、次は素振り300回だ。
さっさとこれを終わらせて昼食にするか。
てっいうか、ご飯作る時の技能も何気に上がってねえか⁉︎
なんか入院する前の約3倍くらい手際上がってるよな‼︎
まさか、俺も遂に赤い彗星の仲間入りか?
いや、やっぱり辞めたおこう。
マザコンとロリコンを拗らせてアク○ズ落とそうとして、はてにその怨念が結構なことをやらかした仮面の男になんかなりたくない!
△月∀日
どーも読者の皆さん、今日も元気士郎クンでーす!
……すみません、最近色々と調子が良過ぎで調子に乗りました。
マジで本当にすみませんでした。
いやー、最近色々と上達してきたんだよな〜。
魔術や身体はもちろん、何故か料理方面もなのだ。
全く身に覚えが無い為何処か不気味だが、驚異的に強くなれたのには変わらないので、むしろその不気味なほどの急激な成長の原因になった何かに感謝している程だ。
なので今回は新しい事に挑戦してみようと思う。
今回挑戦するのは……お菓子作りだ!
いやー、お菓子作りは『衛宮士郎』になる前から興味があったんだが色々と忙し過ぎて全然出来なかったんだよなー。
それで、今はクッキーを作っている
初めてだったので何処かで苦戦するかなと思っていたが、初めてなのかと疑うレベルで手際が良く、案外すんなりとクッキーが出来てしまったのだ。
形も焼き具合も程よく、味も美味しく出来ており義父さんと藤ねえからとても美味しいと言われた程美味く出来ていた。
まさか、初めてでここまで美味しくできたなんてもしかて俺料理の才能あるんじゃねぇ⁉︎
よし、次はプリンなんかに挑戦してみようかな?
〜♢
よく月が映える夜に俺はじいさんと一緒に縁側で月を見ていた。
「……士郎」
「うん?どうかしたのか、 義父さん?」
「僕はね、正義の味方になりたかったんだよ」
「?『なりたかった』って過去形じゃないか。諦めたのか?」
「ああ、正義の味方は期間限定なんだよ。だから諦めたんだ」
「なら、俺がその夢を継ぐよ、養父さん」
「いや、いいよ士郎。でもその変わりと言っちゃあなんだけど士郎には大切な人達を守っていって欲しいんだ」
「守っていく?」
「そう、大河ちゃんや綾香ちゃん、愛歌ちゃんを」
「うん、分かったよ。でも本当に良いのか?」
「ああ、士郎には僕の様に大切なモノを切り捨てていくような辛い人生を歩んで欲しくはないからね」
「…はぁ、分かったよ義父さん。俺頑張るよ!」
「そうかい、それを聞いて安心したよ」
〜♢
△月〓日
じいさんが…、切嗣さんが死んだ。
本当にホントウに突然のことだった。
確かに原作で何年か前に亡くなることは知っていたが、まさか今亡くなるなんて。
葬式は隣の藤村家と共にしんみりと行われた。
終わった後雷画さんにうちに来るかと誘われたが断わった。
切嗣さんとの思い出があるこの家を離れたくないからである。
藤ねえもやはり元気がなかったので俺のできる範囲の励ましをしておいた。
どうやら励ますことには成功したようで、夕方程にはだいぶ元気を取り戻していた。
こうして、俺は原作での衛宮士郎のターニングポイントを向かえた。
しかし、俺に託されたのは正義の味方の夢ではなく、大切な何かを守り抜いて欲しいという意志だと、自身のようにただ大切な人を切り捨てていく人生を歩んで欲しくないと思いだ。
ならば俺のすることは決まっているだろう、義父さんの意志に応え俺の大切なモノを守り抜くことだろう。
ならば、これからやる事の1つは分かっている。
これからも鍛錬を続け、今よりもっともっと強くなってせめて自分の手の届く範囲の人を守り救えるくらい強くなることだ。
だって、義父さんの意志を継ぎ生きていくことが、俺の…オレの唯一の生きる意味だと思えることだから。
それに誰がいってたんだ『人は、弱くて、不完全で、だから託すんだ。託されて、歩きつづけるんだ。どんなに辛い道であっても!!』と。
だから俺は歩き続ける、これから進む道がどんなに辛く険しい道だったとしても。
だって俺に…オレに立ち止まることなど赦されてはいないのだから。
すみません、とりあえず今言えることは、多分来週の日曜日までは更新出来ない可能性が高いということです。
本当にすみません、だってもう直ぐ
仕方ないよね?
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6ページ目
全く本当に苦労しました。
□月▽日
…じいさんが死んでしばらく経ち、鍛錬を再開した。
だが、鍛錬がなかなか上手くいかない。
やはり、俺も心の奥底で義父さんの死を引き摺っているのだろう。
しかし、それでも余りにもおかしすぎる。
時折、手が震え視界の焦点が合わなくなることが多々あるのだ。
これだけ俺は義父さんの死を引き摺っているのか?
それとも俺の気付かないその他の理由でも有るのか?
いや、今其れを考えることはやめておこう。
今はこの症状を完治か緩和させる方法を考えなければならないだろう。
それで俺は気分転換に散歩をすることにした。
散歩に出るとき藤ねえが何処か心配していたが、大丈夫だと言って出てきた。
やはり青空は良い、見ていると何処か心が癒されている気がする。
しばらく歩いていると俺は出会ってしまったのだ。
そう、いずれ赤い悪魔と名を馳せるであろうツインテールのロリに。
……いや、なんで…なんでさ!
いや、確かにそのうち会うかも知れないと思っていたがまさか今会うとは…。
それなりに世間話程度の話と愚痴らしきものを聞いた。
取り敢えずそれらを聞いて言える事は、あの麻婆外道神父は原作と変わらずY☆U☆E☆T☆Uしているということだ。
マジかよ、なんでそこは変わらなかったんだよ。
まあそう言うことなら、俺は強くならなければならないだろう。
原作ではほぼ全くの魔術師素人と言っても良い衛宮士郎でも勝てたルートは有ったが必ずしも俺が勝てると言う保証はない。
なんせあの男は、全盛期からそれなりに力がおちたというのにあの強さなのだ、矢張り腐っても代行者とだということだ。
少し愚痴を言ってスッキリしたのか、帰り際の彼女は何処か晴々とした様子だったことをここに記しておこう。
□月⌘日
理由は不明だが手の震えと視界のぼやけがだいぶ落ち着いてきた。
矢張り、理由は根気の詰めすぎだろうか?
まあ、良いだろう落ち着いたのならば落ち着いで鍛錬の再開ができるのだから。
それでも一様様子見で今日はやめておこう。
それで今日は呑気に読書でもしていようと思いのんびりしていると、来客が有った。
誰かと思い確認すると、…愛歌だった。
いや、マジかよ!
のんびりとした日常がいきなり終わりをむかえやがった。
つうか、何故来たんだよ⁉︎
まあ、仕方ないかと思いつつ理由を聞いてみたら如何やらただ遊びに来たらしい。
流石にいずれラスボスになるかも知れないとはいえ、今はただの可愛い女の子だ。
そんな可愛い女の子の誘いを断る理由のない俺は彼女と遊ぶことにした。
俺はたとえ可愛い女の子でもゲームでは容赦せんぞ!
いや〜、楽しかったな。
でもまさか、あのラスボス系お姉ちゃんの沙条愛歌がこんなにもゲームが弱いと思わなかった。
信じられないくらい弱いのだ、なんせいくら俺が常人よりだいぶ強いとはいえ、普通なら余裕で負けるハンデをあげてもそれが容易く覆せるぐらい弱い。
これは覚えおこう。
招来なんかの役に立つかも知れないからな。
まあ、役に立たなかったらそれを出しにしてしばらく笑ってやるか。
□月∽日
今日から鍛錬を再開しようと準備していたら、来客があった。
『まったく2日続けて誰だ?』と思いつつ出ると…、綾香だった。
少し驚き戸惑ったが、しばらくして落ち着き来た理由を問うてみた。
如何やら理由は『姉と遊んだのなら、自分とも遊んで欲しい』というものだった。
嫉妬か?…いや俺そこまで好かれることをした覚えも理由もないしただ遊びに来ただけだろう。
それじゃあまたゲームをするとしましょうか。
さあ、見せて貰おうか君のゲームの実力とやらを。
正直に彼女のゲームを言うと、可もなく不可もないつまり、凡人程度の実力だった。
まあ、それでも姉のように異常なレベルで下手なのよりはマシだろう。
しかし、流石に2日連続でサボったのはまずい。
なんせ、1日サボるだけでそのサボった分を取り戻すのは何日も掛かると聞いたことがある。
確かにこれはまずいな、明日からはしっかりと鍛錬しないといけないなぁ。
はぁ、めんどくさいな。
〜△
私は今日不思議な奴に出会った。
不思議な雰囲気を持ってて、少し綺礼のことで愚痴を言っていたら、
いつの間中様々なことを話していたのだ。
彼の雰囲気にほだやかされたのか、それとも彼が聞き上手だったのか?
でも確かなことが1つある、それは……。
「また会って、話してみたいなー」
彼女はまだ見ぬ彼との再会に思いを馳せる。
もしかしたら、それは遠くない未来に叶うかもしれない。
誤字訂正があれば報告お願いします。
それと、できれば感想と高評価もよろしくお願いします。
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7ページ目
理由はその…、fgoのイベントとミリオンアーサーにはまっていたことです。
本当にすみません。
時折更新が不定期になるかもしれませんが気ままに待っていただけると幸いです。
どうかこれからもこの小説をよろしくお願いします。
×月Å日
最近は様々な武術を学んでいる。
理由は至って簡単だ、様々な武術を修めることでこれからふりかかってくるであろう危機を少しでも乗り越えやすくするためだ。
だが、やはり俺自身やこの身体自体に才能はないようでなかなか上手くいかない。
だが、ここで焦っても早く上達する訳ではない。
ならば、才能ないならないなりに頑張っていくしかないだろう。
俺はやすやすと死にたくないから、少しずつでも強くなっていくしかないからな。
いまはClose Quarters Combat通称CQCを習っている。
これは軍隊や警察なんかで使われている近距離での挌闘技だ。
これ結構難しくて最初らへんはだいぶ苦労していたが、今ではだいぶさまになっていると思う。
ちなみに講師の名前はたしか…、デイビットだったけ。
うーん、この名前どこかで聞いたことがある気がするんだが?
具体的に言うと前世でやっていたスニーキングゲームでなんだが。
うーん、思い出せない。
×月√日
今日は魔術の鍛錬をしている。
と言ってもやっていることは自身のできる魔術の効率と強度の強化だ。
他の魔術の鍛錬をしない理由はシンプルだ。
今他の魔術について教えをこうことのできる師がいないのだ。
まあ、厳密に言えばいない訳ではないのだがいかんせん同年代しかいないのだ。
だからどうも教えをこうのが気恥ずかしいと言うか、なんせあくまで肉体的に同年代なだけで精神的には何まわりも上なのだから。
やはり、この町を出て魔術の師匠たり得る人物を探すべきだろうか?
流石にそれはあくまで最終手段にしておくか…。
…いや、やっぱり探しに行こう。
これから俺は様々な困難に立ち向かっていかなければならない。
ならば、むしろ探しに行くべきだろう。
そうと決まったらもう少し成長したら長い休みの間だけでも教えをこうことのできる師匠を探しに行くことにしよう。
×月※日
最近鍛錬をしていて思うのだが肉体面や魔術面ばかり鍛えても精神がダメダメだったら、これからふりかかってくるであろう困難や危険に立ち向かうことなんてできないんじゃないだろうかと。
どれ程の強さと技術を合わせもとうとも精神が未熟であればその力を引き出しきる前に死ぬなんてザラにある。
なので俺はそんなことにならないよう精神面においても実力をいつも十全に発揮できるよう鍛えておくべきだ。
そう思いたったのならばすぐに行動だ。
先ずは短い間の精神統一からやってみるか。
てか座禅結構難しいな。
組むのは勿論、あの体勢を保つのも結構足が痛くて苦労するのだ。
まあ、これもコツコツゆっくりとやっていくことが重要だな。
うーん、今度山籠りでもやってみようかな?
〜×
『自分のナカのナニカがひび割れる音がした』
ただ気ままにのどかに日常を送る事。
だが、その中で彼のナカで日々彼のナニカが砕け散っている。
だが彼は気付かない。
自分のナカで起きている小さな…それでも確かな変化を。
ん〜、やっぱり最近短めですね。
読者の皆さんにでもネタの提供を募ろうかな?
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8ページ目
これからもそれを励みにまた、それらを生かし頑張っていきたいと思っています。
そして遂に幼少期最終回です。
俺は武家屋敷の自室にてこの世界に来てからのことを振り返っていた。
そう、俺はこの世界で様々な人達と出会いそしてこの世界において父と呼べる人を喪った。
まさしく、俺はこの短い間に出会いと別れを経験したのだ。
確かに哀しいことがあった、だけどもそれ以上に嬉しいこともあった。
でも俺はとあることが未だに心にひっかかったままだ。
そうそのとあることとは……、
《やはり、俺は彼の生きる筈だった時間と権利を奪った自分が生きていてもいいのか?》
という疑念と悔恨が常に俺の胸を締め付け蝕んでいるのだ。
そのせいで、時に自身の喉を掻き切りたいという衝動や自身の心臓を刺し貫きたいという衝動に駆られることがしばしばある。
しかし、俺には託された信念があると思い至り思いとどまる。
だが、元を辿ればこの胸に最初に抱いたのは彼の罪悪感よりもこれから巻き込まれるかもしれないことへの恐怖、そして思いとどまる最もな理由は死ぬことへの恐怖感、忌避感なのかもしれない。
つまり、結局言いたいのは俺自身の身勝手な思いが根底にあるということだ。
罪悪感や感謝などは後から抱いたにもかかわらず、それを生きる目的だと、生きる意味だと思い込んでいたのだ。
ああ、なんて醜く腐った奴なんだろう俺は。
ほんとうに、全く度し難い人間だ。
けれども、俺は元の●●●●●に戻ることなど今のところ不可能に等しい。
ならば、俺はこの世界でこの身体とどれだけ無様に足掻くことになったとして生き抜いてみせる。
だって、俺は死にたくない…、いや
さて、ならばやる事は単純に1つだけだ。
そう、強くなる事だ。
強くなって自身に降りかかるであろう火の粉を最低限払いのけられなければ俺は多分死ぬだろう。
だって俺は生きていたいから。
そうやって深く思慮していた俺の頭に突如声が響いてきた。
『…力が……力が欲しいか……』
「っ!テメェ誰だ⁉︎何処にいやがる!姿を現わせ‼︎」
響いてきた声はノイズ混じりだったが、その声は男にも女にも、老人にも若者にも、悪魔のようにも天使のようにも聞こえた。
突如響いてきたその声に俺は驚きながらも声を荒らげながら問う。
『力が…欲しいか…?』
「っ!だから、テメェは誰だって聞いてるんだよ‼︎」
問いに答えなかったなぞの声に憤りさらに声を荒らげもう一度問う。
すると謎の声の主は観念したかのようにようやく姿を現した。
しかしその姿は…
「っ!テメェいったい何者なんだ⁉︎」
『僕かい?そうなことはどうでもいいじゃないか。ただ僕が聞きのはただ1つ。君は力が欲しいかい?』
姿を現したもののその正体は分からずまさに
だが、俺の答えなど既に決まっている。
「誰がテメェみたいな
『ふぅん〜、そうかい。本当に残念だよ。だけど君は絶対に僕の力が必要とするときがきっとくるよ。そう絶対にね』
「テメェ‼︎それはどういう意味だ‼︎」
『フッフッフッ、さあね?まっ、それじゃあじゃーねー、バイバイ』
「チッ、テメェ‼︎待ちやがれ‼︎」
断ると奴は意味深な言葉を残し消えていった。
その言葉からまるで俺が奴の力を絶対に欲することをどこか確信していたようでもあった。
だが、俺は絶対に奴の力を借りずに強くなってみせる。
そして、
「せめて守りたいモノぐらいは守れるように強くなってみせる!」
そう改めて決意した俺はそれを実現する為に鍛錬を再開するのだった。
〜●
今回は、彼をこちらに引き込むことに失敗した。
だけど彼はいずれこちら側に自ら足を踏み入れる。
だって彼は誰かを守る為の力を心の底から欲しているから。
『愉しみね。あんなに反抗的な彼がいずれこちら側に堕ちるなんて。今考えただけでも笑みが止まらないわ』
そう彼が心の底まで自らに堕ちていくことを。
とりあえずひと段落しました。
次回の更新はまた暫く遅れるかもしれませんが気ままに待って頂けると幸いです。
どうかこれからも出来れば応援して頂けるととこれまた幸いです。
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中学生編
2ー1ページ目
すみません、最近デジモンリンクスにはまっていたもので。
本当にすみませんでした。
人気の無い路地裏で誰が戦っているいた。
1人は少年くらいの見た目で日本刀を持っており、もう1人はどこにでもいそうな男だが時折唸り声をあげその体には少年に付けたのであろう無数の切り傷がある。
「チッ、まだ倒れないのかよ!」
「ウガァァァァァァァァァ!」
暫くの間拮抗していたが、男の体勢が少し仰け反った隙を突き少年は男をその手に持つ日本刀で横一線に斬り裂いた。
「ウガァァァァァ!」
「チッ、ゴキブリ並にしぶといな!なら、これで逝っちまえよ!」
それでもなお死なない男は残った上半身で這いながら少年に向かって行くが、頭を貫かれその動きを止めた。
「あー、本当にしぶとかったな。疲れたしさっさと帰って寝よ」
男が完全に死んだことを確認した少年は手に持っていた日本刀を消し、路地裏の闇の中に消えていった。
◻︎月≧日
最近何故かグールが度々出現している。
最初らへんは月に1体程度だったが、最近は週3体いや下手したら週5体に増えているかもしれない。
此処まで来ると最早吸血鬼がこの街に滞在している可能性が高いだろう。
それならばさっさと探し出してこれ以上の被害が出る前に仕留めた方が良いだろう。
しかし、どのくらいの強さなのだろう。
下級の死徒なんかならば普通に倒せるだろうが中級クラスなら少し苦戦するだろうが倒せるだろうし、上級ならばギリギリだが多分倒せるだろう。
だがもし…、二十七祖レベルならば俺は確実に負け、そして死ぬ。
だがそうだとしても俺が諦める理由にはならないだろう。
この街を穢す吸血鬼を倒す、それが俺の為すべきことだろう。
そうと決まったらさっさと探し出すとしますか!
◻︎月〆日
途中結果を記したいと思う。
今のところの結果を言うと、吸血鬼を捕捉する事が出来ていない。
俺自身の索敵能力の低さと探索系の魔術が苦手なのもあるのだが、敵が慎重なところがあるからだろう。
時折探査範囲に入ることがあるのだが、直ぐに探査範囲から逃げられてしまう。
自身の不甲斐無さに歯痒さを覚えるが、致し方無い。
今は時折出現するグールを倒しながら吸血鬼を捕捉し、倒すしか無いだろう。
まあ、そうと決まればさっさと準備しとくか。
えーと、なんか索敵に役立つ剣無かったっけ?
うーん、思いつかないな。
くっならば、射程の長い剣の準備でもしておくとするか。
……あれ?そうなると街への被害がやばく無いか⁉︎
ちくしょー、やっぱ地道にやるしか無いのかよー‼︎
◻︎月ゝ日
ようやく吸血鬼の奴さんの顔を拝むことができた。
魔剣ロストヴェインで俺の分身を数体つくり、それを使って撹乱してできた隙を突くことに成功したのだ。
しかしおわせられたのはわずかな手傷のみで、到底致命傷は与えることが出来ていないだろう。
となるとまだまだ活動することが出来る筈だ。
ならば、次こそは絶対に仕留めてみせる。
てか驚いたよ。
なんせ今回の吸血鬼さん結構美人な女性だったんだぜ。
結構胸も大きくスタイルも良くて煌めく様な綺麗な銀髪。
ん〜、本当に美しかったぜ!
だが今回使った魔剣ロストヴェインでの撹乱は次は通じないと考えた方が良いだろう。
ならば、奴を追い詰め仕留められる剣を準備しておいた方が良いだろう。
ならば二本準備しておくことにしよう。
一本はテクニカルな戦術が出来る剣で、もう一本は単純に切れ味が最高な聖剣が良いだろう。
聖剣の方は切れ味の落ちないことで評判のデュランダルさんにするとしてテクニカルや剣は何にしよう?
まっ、取り敢えず今は夕食の準備に集中するか。
ん〜、今回はカレーのルーまで手作りで作ってみたけど味はどうかな?
ッ!美味い!初めてでこんなに美味しいルー作れるなんて、やっぱり俺って料理の天才じゃね‼︎
「ヘックュン‼︎ッ!なんか寒気と嫌な予感がする…。俺嫌な予感は結構当たる方なんだけど、なんか今回は一段とヤバイ気がする。気をつけとこっと」
〜
最近眷属を増やそう活動してあるができるもの全ての
確かに死徒と成れる者は一握り程度だが此処まで弱すぎると気が滅入るものだ。
しかし、最近その
失敗作とはいえ一般人はもちろん並の魔術師でもこの数では対処仕切れない筈だ。
しかし其奴はそれを為しながら私を探す余裕がある。
少し気に入った私は其奴の力を試すためにそれなりの数の屍食鬼をぶつけてその戦う様子を見て見定めることにした。
そうすると其奴…いや彼は私の予想を遥かに超えた結果を出してくれたのだ。
謎の魔術で自らの分身を増やし屍食鬼に対抗し、少し遠くでそれを観戦していた私の前に姿を現し一撃見舞ったのだ。
そう、唯の人間如きがこの私に傷をつけたのだ。
いつもならそんな不届き者は殺していたが、丁度良い。
特別に彼を私の眷属にしてやろう。
彼程の力があれば屍食鬼から直ぐに死徒になってくれるだろう。
「楽しみに待っていなさい人間。この私リリア・レーベスの下僕に特別にしてあげるのだから」
かの吸血鬼は楽しみにする自身の目のつけた人間がどれ程強力な死徒になってくれるのかを。
ただいま読者様に武器のアイデアを活動報告にて募集しております。
なにとぞこの私めにお力添えをよろしくお願いします。
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2ー2ページ目
それと出来ればですが誤字の報告と評価、感想よろしくお願いします。
◻︎月∝日
最近、何故か視線をよく感じる。
こうなんか殺気とか憎悪を感じないからあの吸血鬼の可能性は0だろう。
だが、こうなんというかこの視線若干ねっとりしてて感じるのが夜グールを探している時や気分転換に散歩している時が多いのだ。
えっ!まさかストーカー?
いや、俺そんなことされる事した覚え無いんですけど!!
んまあ、そんなことは明後日の方向にでも置いといて、最近それより気になるのはグールの数が目減りしていることだ。
つい最近までは日に日に増えていたというのに、今では遭遇するのも稀で数も圧倒的に少なくなっている。
まさかあの吸血鬼が根城を移動した?
いや、まさかそんなことは無いだろう。
人間を見下していることに定評がある吸血鬼だぞ、まさか?
それに唯の一度出し抜いただけでそんなことをするほどの腑抜けには見えなかった。
むしろ、自尊心がバリバリに高そうに見えたんだけど。
それに一度剣を交えただけだが、感じた限り並の吸血鬼を遥かに凌駕した実力ぽかったし。
ちゃんと対策立てて、不意をつけなきゃ俺に勝ち目は無いな。
なんせ、今の俺では真正面から挑んでも返り討ちに遭うのが目に見える実力差だからな。
あ〜、本当にヤバイな。
俺下手したら原作開始前に死ぬんじゃねぇ!?
あ〜、死にたくないな……本当に死にたくない……。
てか、おい藤ねえこれ以上飲むのやめろ!
明日の仕事に響くぞ!
◻︎月⁂日
どうも、吸血鬼への対策考えて夜しっかり眠れなかった衛宮士郎です。
いや〜、本当にマジで思いつかない。
確か、死徒の弱点は流水と日光と大穴で十字架だ……無理じゃないですかやだー。
あそこら辺から川や海は遠いし、朝まで持ち堪えられる自信はないし、それにあの吸血鬼が生前聖職者なわけ無いだろうし……。
あれ?あれあれあれアレARE??これ詰みじゃないか?
だって海や川の方まで絶対に逃げられないし、はたまた流水を人工的につくる方法も持ち合わせてないし、実力差からたとえ不意打ちに成功しても殺しきれないし、絶対に朝まで持ち堪えられる訳がない……。
…だがここで諦めても奴を殺せる訳ではない。
でも…どうすれば…ハッ!
一つだけだがある、結構な賭けであるもののアレが奴に対抗する方法になる……それは聖剣だ。
俺は俺の知る限りならたとえこの世界に存在しなくても剣ならば大抵投影できる。
ならばそれを利用して少しでも多く投影すれば……いやダメか。
所詮俺はただ魔術が少しばかりできるガキなだけだ、そんな俺が一気に投影できる剣の数などたかが知れている。
奴を殺しきれる程の数を一気に出せる筈がない、それに事前に投影していたら結構な数になる筈だ。到底持ち運びできる訳無いし。
それに骨子や構造にもまだまだ粗があり、奴に届き有るかも怪しい。
くっ、本当に本当にどうすれば奴に勝てるんだよ!!
そして今日だいぶダルそうにしている藤ねえ。
だから昨日あれほど飲みすぎるなと言ったのに!
◻︎月仝日
未だに視線を感じるな……だが、そんなことはどうでもいい。
今は奴に対抗する手段を考えなければ。
まず、デュランダルをそのまま投影することは今の俺では難しい、ならいっそ
いや、確かアレはあくまで壊れないだけで切れ味は落ちる筈だ、つまり敵の攻撃を防ぐにはもってこいだが斬り合いには向いていないってこと。
それに、神秘も結構高いから投影するのがデュランダルよりは幾分かマシだけど結構辛いんだよな〜。
だが、デュランダルより出しやすく戦闘中でも2回くらいなら変えが利きそう出しな。
んじゃ、もう一本は何の剣にしようかな?
蛇尾丸かな?いや神鎗の方がいいかな?いややっぱり侘助もいいな。
でもまあ、とりあえず言えることは斬魄刀は始解ならギリギリいけて卍解はブリーチに出てきていても今の俺では出来ない。
これは絶対だ、試した事は無いが。
蛇尾丸は結構自由に伸縮できるし、神鎗は結構長く伸ばすことが出来るし、侘助なら攻撃が塞がれても重くして次に繋げられるし。
ん〜迷うな、てか変則的な戦いを組み立てることのできる剣ってたしか他にもあるだろうし……。
まあ、ここはゆっくり少し時間を掛けながら考えていくべきだな。
最近愛歌と綾香、そして遠坂が俺の顔色が悪いと心配してくる。
そんなに顔に出てるのかな?
なら、これ以上心配させないようにできるだけ彼女達の前では笑顔でいよう。
〜◻︎
最近、士郎は体調が優れないようだ。
顔色は少し蒼白で目の下には薄くクマが出来ている程だ。
心配になって四六時中士郎を見守っていると、夜に街を散歩したり、時折深く思考に耽っている事が多いようだ。
だが、時折私の視線に気付き目をキリッとさせながら私を見てくれるし、私が心配して声を掛けるとぎこちない笑顔だが大丈夫だと言葉を返してくれる。
これらは嬉しいことだが、これ以上この不調が続けば彼が倒れてしまうかもしれない。
彼は私の大切な友達で、唯一の私の周りで『根源』に近い人だ、ここで失くすのは惜しい。
なら、私が彼の体調不良の原因を潰せばいいだけだ。
「ふふふ、待っててね士郎。もう直ぐ私があなたを苦しめているモノから解放してあげるから」
根源に繋がりし少女は決意する。
自身の大切なモノを傷つけるモノを排除することを。
あれれ、おかしいぞ〜。
頑張って書いていだけなのにいつの間にかストーカーの正体が根源姫になっていた。
なんでさ!!
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2ー3ページ目
まあ、理由としては少しfgoのイベントに手間取ってたんです。
本当に誠に申し訳ございませんでした。
────彼のナカにひび割れ欠けた様々なモノが流れ込む………。
『────さ■ば■。理■■抱いて■■しろ』
『────■はなり■た■んじゃ■な■て、■対■なるん■よ!!!』
『────■■英■などに■■べき■■なかっ■!!』
『────お■■には負■な■。誰か■■け■のは■■。■■ど、■分には■けら■■いーーー!』
『────■えは■た。大■夫だよ■■。■■も、これ■ら頑■■ていく■ら』
『────あ■■と■。■前に■■なか■た■を、■が■■に、■たさ■■くれ■』
『────■れず■進め。■年■いつ■■て、荒■を目指■■のだ■ら■』
『────頼■ぞ■■■。■つての■■で■果■せな■■■大■雄超■を、■■■の手■■たさ■て■■』
────俺のナカで沢山のダレカの
────────────────────────────────
「ァァッ、ああ最悪の目覚めだ。今日という重要な日に不釣合いなぐらい最悪だ」
今日の目覚めはハッキリ言って最悪だった。
どんな夢を見たのか覚えていない、だけどひとつ分かる事がある。
それは寝汗がベッタリと滅茶苦茶汗をかいていたので、相当な悪夢を見たということだ。
今日奴と決戦を予定していると言うのにコンディションは最悪だ。
「ああ…、本当に最悪だ。寝ているところに午●の紅●とクッキーをかけられた時ぐらい最悪の気分だ。……なんでだろう、俺はそんな経験したことないはずなのにそう思ったんだ?…まあ、良いとりあえず今は布団洗ってる暇ないからファ●リ●●して今日は天気が良いから天日干ししておくか」
だが、気分の悪さと反比例するように調子が良い。
何時もの二倍…いや、三倍くらい動きにキレがあった。
もちろん、動きだけでなく技量や投影の精度も上がっていた。
特に剣に関して激しい高まりを見せ昨日までとは比べられないものだった。
これならあの吸血鬼とも少しはマトモな戦いができるかもしれない。
前にもこんなような事あったような気がするな……。
まっ、思い出せないってことはたいしたことでは無いんだろう。
俺はそう
簡単に死ぬのは許されない、だって
「そうだ絶対に死ねない……いや死ぬわけにはいかないんだよ、
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月明かりに照らされた街のとある廃ビルので2人の男女が向かい合っていた。
男の姿は闇のように黒尽くめの格好をしており、女は月明かりに照らされ着ている少し血に塗れた白いドレスと合わさり幻想的な雰囲気を醸し出している。
逢瀬なのかと思いきや、男の手には白銀の輝きを帯びた剣と黒光りする少し短めの剣が握られており、女の手には血に塗れた刀が握られている。
男は女に対して強烈な殺気を放っているが、女は男に対して何処か熱っぽい視線向けている。
「今度こそテメエの息の根を止めてやるよ!!吸血鬼!!」
「フフフ、ならやれるならやってみなさい。でもまあ、貴方にはできないでしょうね?」
「ッ!上等だ!!やってやる、やってやるよ!!その人を見下したテメエの態度文字通り切り刻んでやるよ!!」
月明かりに照らされた二人の戦いが始まる。
その戦いが………
「ふっふっふ、見・つ・け・た。アレが彼をあそこまで苦しめていたモノなのね。もう大丈夫、私がケシテあげるから。だからもう安心して、もう少し待っていてね」
その戦いが誰かに見られていることにも気付かずに。
またまた更新が不定期になるかもしれませんが、どうか何とぞ応援して頂ければ幸いです。
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2ー4ページ目
出来ればこれからも頑張って投稿していきたい。
…最低でも2・3ヶ月に1回ぐらいは。
いつからだろう?
いつから俺は●●●●ではなく衛宮士郎に成っていたのだろう?
つい最近か?それとも憑依したその時からだろうか?
───衛宮士郎の日記のあるページから抜粋───
────────────────────────────────
俺はあの吸血鬼と何度も刃を交わせるが未だに決定打を与えられていない。
小さな切り傷はいくつか与えているが吸血鬼特有の再生力の高さで直ぐ回復されてしまっている。
いくら俺はまだ軽傷ではあるとはいえ幾多も傷があるうえ、回復力で劣っている此方の方が圧倒的に不利であろう。
(ちっ、まずい!このままだとジリ貧だ。何か打開策を考えないと)
「あら、最初の威勢はどうしたの?もしかして…この程度な訳ないわよね?」
「舐めるなよ!!テメエも大した傷をつけられてないくせに!!それに俺は、まだほんの8割程度だ!!」
何度も何度も剣をぶつけ合うが力や戦闘経験で劣る俺が圧されていってるのは誰の目から見ても明らかだ。
やはり、いくら技量が多少上回っていてもそれ上回る力や体力、そして戦闘経験で完璧に実力を数段以上上回られている。
不味いこのままでは確実に負ける。
完璧に圧される前に奴の息の根を止めなければならない。
「ならこいつならどうだよ!!」
そう言って俺は憑依経験を使い8連撃ソードスキルのハウリング・オクターブを放った。
しかし、吸血鬼は高速5連突きを軽くいなし、残りの斬り下ろしと斬り上げ、全力の上段斬りを刀を軽く動かしただけで防ぎきってしまった。
そしてソードスキル後の硬直で動けないどころを斬り付けられてしまった。
「ガハッ!」
「さっきの剣技は流石の私も少しひやっとしたわ。でもまあ、これで終わりね」
そう言って吸血鬼は刀を片手に歩み寄ってくる。
俺は既にボロボロの身体に鞭を打ち立ち上がり剣を構える。
(俺はまだ死ぬ訳にはいかない!!たとえ地を這うような無様さでも戦い抜き、生き残ってみせる!!)
「物凄い執念ね。でもまあ安心して、殺しはしないわ」
「あぁ、どう…いう…意味だ……よ…?」
刀についた俺の血を舐めながら呟く。
「貴方を私の眷属にするの。だって貴方程の実力ならさぞ有能そうだしね。まあ、1番の理由は貴方の血が今まで吸った血の中で最高に美味だからよ!」
「俺の血が?」
「そうよ。あの時切り傷から出た僅かな血を舐めた時、最高に心を滾らせる程に美味だったの。そして今この刀についた貴方の返り血を舐めて再び確信したわ。この血は私を狂わせる程美味な事を。だから私は決心したの、こんなに美味な血を持つ貴方を永遠に私だけのモノにする事を」
「誰が…テメエなんか…のモンになる…かよ」
「貴方に拒否権など存在しないわ!!あるのはただ私のモノになる事を受け入れる事だけよ」
「諦めなさい。そのボロボロの身体で何ができるというの?」
「そうだとしても諦めて……、諦めてたまるもんかよぉぉぉ!!」
そう叫びながら斬りかかろうとした時強烈な一撃が吸血鬼を後方へ思いっきり吹き飛ばした。
「きゃっ!!」
「なっ!一体なんだ!?」
吸血鬼吹き飛ばした強烈な攻撃が飛んできたであろう方向を見ると見覚えがある顔あった。
その顔の少女は俺が最凶最悪のラスボスになるであろうと最も警戒していた可愛らしい幼馴染の姿だった。
「愛歌!?お前が何でこんなところにいるんだよ!?」
「フフフ、安心して士郎。士郎を苦しめるあの薄汚い
俺が薄れゆく意識の中最後に見たのは、今までに見たことのない程穏やかな笑みを浮かべた幼馴染とその幼馴染に存在する黒い触手状蠢くのナニカだった。
「お前のような薄汚い害虫に私の士郎を渡したりしないわ」
そして彼女は睨みつけ彼が先ほどまで戦っていた吸血鬼と対峙する。
自分の大切なモノを傷付けた不埒な害虫をこの世から何1つ残さず消し去る為に。
相変わらずの自分の文才に絶望中。
出来ればアドバイスを頂けると幸いです。
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2ー5ページ目
皆さんは今回何が出ましたか?
俺は一体何故衛宮士郎に成ったのだろう。
どこにでもいる様な人間である俺が、何故選ばれてしまったのだろう。
沢山の人達がいたのに、何故俺だったのだろう。
そして、俺が選ばれた理由を俺自身が知る日が来るのだろうか?
───衛宮士郎の日記のあるページから抜粋───
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■月⇔日
朝目覚めたらいつも通り自分の部屋で寝ていた。
そのいつも通りのことに、何故か違和感が拭えない俺は心配になって日記をここ数日を見返して見たが、いつも通りバカみたいな内容を書いてあっただけだった。
ん〜、てことは気の所為ってことなのか?
まあ思い出せないし、大した事ないってことなんだろうし、特に気にすることじゃないな。
さてとそれじゃあ今日もいつも通り鍛錬をするか!
そう決意した俺は日課の通り鍛錬をこなしていくが、心なし前回より身体僅かであるが動きが良くなっているのだ。
「う〜ん、やっぱり何か有ったのか?」と思ったものの、それ以外何も違和感が無いので、その日は何事もなく済ませ鍛錬を済ませた。
それと何故か今日は愛歌の機嫌がとても良かった。
なのでなんで機嫌が良いのか理由を聞いたが、その理由を答えてくれなかった。
まあ、「機嫌が良いんだから別に俺が理由を気にする必要は無いだろう」と思い、彼女が機嫌が良い理由を詮索するのはやめることにした。
■月〆日
やはり、未だに感じている違和感が拭えない為ここ数日の事を調べている。
だが、今のところ俺に妙な胸騒ぎを感じさせているモノは見つけるどころか、その影すら掴めていない。
愛歌が何か知っていそうだが、前聞こうとしたときの反応が怖くて聞けていない。
心底怖いのだから仕方ないよね?ねえ、そうだよねぇ!?
……少し取り乱し過ぎた様だ、本当にすまない。
何も出てこないので「やはり此処は諦めるべきだろうか?」と何度も考えたが、「もう少しだけ調べてみたい」と思った為引き続き調査は続行することにしよう。
それで、あと2日、3日以内に調べて何も出てこないのならば潔く諦め、何事もなかった様にすごすことにしよう。
そう決意した後俺は、最近ハマったカレー作りに集中した。
具の切り方、肉の火の通し方はほぼ完璧にできるようになったが、まだカレーのルーが完璧になっていない。
何度とスパイスの調合を繰り返すが、未だに黄金比を見つけられていないのだ。
そしてその日も俺は、カレーのスパイスの調合比率の黄金比を見つける為に、何度もスパイスの調合と試行錯誤を繰り返した。
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■月♬日
結局数日間調べ続けたものの何1つ違和感を埋めるモノは出てこなかったので、仕方なく諦めることにした。
だがここ数日中、そんな違和感を吹き飛ばす程の異変が、肉体に起きていた。
身体の所々が褐色に変色していたり、身体が徐々に『剣』に近づいてるのはそういう起源だから仕方ないとして、問題が発生したのは”眼”なのだ。
その日は。いつも通り起床後顔を洗っていつもの癖で鏡を見た。
すると眼が異様に赤くなっているのだ。
最初は「何か凄い充血しているな」程度だったのだが、よく見ると黒目の周囲に黒い勾玉状の斑点が一つ浮かび上がっていたのだ。
最初は夢か幻の類かと思い頰を抓るが痛い、つまり現実ということだった。
えっ、もしかして衛宮士郎君ってこの世界のうちは一族の末裔だとか、本当はうちは士郎だとかいう驚愕の真実なのか?
それとも、本来の主人公以上に根源に近づいたせいで並行世界(声優繋がりで)の可能性が肉体に影響したのか?
まあ、そんなことどうでもいいが。
好奇心に駆られた俺は「なら、
今回起きたことで取り敢えず分かったことは、また一つ魔術協会に狙われる理由が増えた事だけだった。
■月£日
どういう因果か開眼してしまった写輪眼を使いこなす為に身体鍛えている。
勾玉状の斑点が一つの不完全な状態でも、体術のコピーや相手の動きを見切ることは出来るので、それに身体がついていくようにする為である。
NA◯UT◯原作の序盤でも、サ◯ケ君が体術を"目で動きを追うできても身体が反応出来ない"という事があったので、其れをできるだけ少なくする為だ。
まあ、それでも音速すら越えることのある、超常的な存在のサーヴァントの動きなんて見えたところで、対処なんてろくにできるわけないけどね。
相変わらず俺は
勿論口から火を出すなんて全くできなかった。
こちらもしばらく受験の為、更新が滞るかもしれません。
もしそうなった場合は申し訳ございません。
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2ー6ページ目
とりあえず、日常生活が落ち着いたので投稿。
決してドッカンなバトルにはまっていたわけではないんです。
そして、決してドラゴンなボールのZを見返していた訳でも無いんです、信じて下さい。
最近、時折酷い頭痛に見舞われることがある。
直ぐ治る為特に気にすることではないと思っているが、何故だが胸騒ぎがする。
そして、これが何かの前兆ではないのか思う自分がいる。
願わくば何もなければ良いのだが。
───衛宮士郎の日記のあるページから抜粋───
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▲月√日
やはり写輪眼スタミナの消費が多い。
たかが1時間にも満たない間使っていただけでも信じられない程息が切れ、立っているのもやっとな程フラフラだ。
流石は写輪眼、この未成熟の身体には些か荷が重いようだ。
だがこれを使いこなせれば、俺はまた一段と強くなれる。
そう
…
一体誰のことをイッテイルダ……、オレハイッタイナンノコトヲ……?
……ッ!アタマガ、アタマがワレルヨウニイタイ……、ナンデ……、ナンデコンナニモアタマガァァァ!!
……ッアァァァァァァァァァーーー!!
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▲月∃日
どうやら俺はここ数日間酷い頭痛と熱が原因で寝込んでいたらしい。
倒れていたその間の俺の世話は、藤ねえや愛歌達がやってくれていたらしい。
その間、俺の世話をしてくれていた彼女達には素直に感謝することにしよう。
……だが酷い頭痛で気を失う瞬間、血塗れの刀を持った銀髪の美しい女性を見た…。
あれは……、あれは一体なんだったのだろう?
俺が見たの只の幻だったのか……、それとも……。
いや、こんなことは考えるだけ無駄だろう。
今は、寝込んでいて出来なかった分の鍛錬の時間を、取り戻す為に早く鍛錬を再開しないと。
とりあえず、腕があまり落ちて無いといいなぁ。
▲月‰日
病み上がりで鍛錬していたらみんなに止められた。
何故だろう?
ただ俺は両手両足に合計50kgの重りを付けて、新都まで歩いて行こうとしただけなのに…、なんでだろう?
とりあえずこの件は、軽い重りを付けて家周辺の軽いジョギング程度に落ち着いた。
俺としては、ある程度譲歩してあの程度なのにみんなは『病み上がりでそんな事して、死ぬ気なの?』と本気で心配された。
そして『これでもいつもの半分くらいだ』と言ったら、驚きを通り越し呆れた顔をされた。
解せぬ、この程度軽い準備運動だろうに何故だろう?
▲月〻日
最近身のこなしが、更に一段と軽くなった気がする。
鍛錬の成果が出たのかそれとも別の要因か……。
いや、鍛錬の結果だということにしておこう。
うん、そうしよう。
てか、最近髪質が刺々しくなった気がする。
前もそれなりに刺々しかったのだが、最近また一段と酷くなってきた気がするのだ。
別にこの程度のことは、剣という起源を元々持っている為、ある程度予想出来ていた。
しかし、ここまで侵食が速いと何かしらの手を打たないと
…
まっ、全然思い出せないんだし気にしなくていいか。
それと…、何で俺は
…たぶん…、多分養父が教えてくれたのだろう。
俺の様な変わった子供を引き取ってくれた、魔法使いの養父なら俺の起源に気付いて教えてくれたのだろう。
そう、きっとそうに違いない。
絶対間違いない、俺の養父が教えてくれたのだろう。
▲月﹅日
最近…、そう最近投影の鍛錬時たまに意識が飛ぶことがある。
一瞬の時もあるが、酷い時は4〜5分程飛ぶことがある。
しかも魔力切れでは無い為、原因が全く分からない為対策しようが無いのだ。
意識が飛んでいるところを見つかる度に心配され、心配させまいと土倉でやっていたら、今度は逆に土倉で1時間近く気絶しまい、更に心配を加速させてしまった。
そのせいでたまに監視がつくようになり、無茶な鍛錬や魔術の鍛錬ができなくなってしまった。
まあ、何度も何度倒れられたらそりゃあ心配されるよな。
こりゃあ自業自得で、身から出た錆だな。
仕方ない、魔術の鍛錬や、日中に出来なかった身体の鍛錬は深夜にでもすることにしよう。
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▲月キゴウ日
やばい、魔術の鍛錬をしているところを愛歌に見られた
ところどころで見られる主人公の異変の理由とは?
そして愛歌に魔術の鍛錬をしているところを見られた、主人公の運命はいかに!?
以下次回(だが直ぐ投稿するとは言っていない)
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2ー7ページ目
マジで久しぶりすぎる投稿です。
更新遅れて誠に申し訳ありませんでした。
もう片方もできれば今月中に更新予定です。
最近たまに日記を見返すのだが、ところどころ黒塗りになってまるで虫食いのようになっている。
その場所を間違えた文字を消す為に塗りつぶしたのならいいが、もし何者かが意図的に塗りつぶしたのならば……。
───衛宮士郎の日記のあるページから抜粋───
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●月(^ ^)日
不味い、魔術の練習をしているところを愛歌に見られた。
俺の魔術は
…てか、何で俺は愛歌のことを魔術師だなんて知ってたのだろう?
少なくとも今日彼女が言ってくれなければ知らなかっただろうに。
……まあ、思い出せないってことは対して重要なことでは無いことだし気にしなくてもいいか。
だが、まさか愛歌が俺の魔術の特訓に付き合ってくれようになるなんて、とても驚いた。
まあ、そのおかげでだいぶこの特訓の効率が良くなったし、そのおかげで他の特訓に時間を割けるようになったし。
結果オーライってことでいいか。
●月^ - ^日
愛歌の地獄の様な魔術の特訓と俺自身が組んだ肉体強化の特訓の所為で、オデノカラダハボドボドダ!
ヤベェマジでヤベェ愛歌の特訓マジでヤベェ(語彙力喪失)。
俺がやってた特訓が凄え生温く見えるレベルでクソ厳しい。
なんせ、一手ミスっただけでDead endルートまっしぐらなんだぜ。
この前なんて少しでも反応が遅れてたら、腕の一本ぐらい軽くとんでたくらいだ。
まあ、そのおかげで一人で鍛錬している時よりもだいぶ効率良く実力も付いてきた。
もう基礎もだいぶ固まっただろうし、そろそろ少し応用織り交ぜながら鍛錬した方が良いかもしれないな。
●月(^^)日
相変わらず愛歌の地獄すら生温いと思わせるような特訓が続いている。
今日は寝不足気味で調子が悪かったのか愛歌の攻撃をまともにくらってしまった。
ぶち当たった瞬間意識が飛び、死んだ
すぐに凄まじい激痛により意識が戻り事無きをえた。
だがもし…もしもだ、あのまま目を覚まさなかったら俺は……、いや考え無いでおこう。
考えたらマジで起こりそうで怖いしな。
てか、銀髪の女性っていったい誰なんだろう?
●月(^ω^)日
愛歌の
一様病み上がりなのに一切の手加減すら無い(即死級の)攻撃が飛んでくる。
流石に2日連続でダウンするのはいやなので精一杯避けていくが、病み上がりの為か回避行動に体がついていかなくなり体勢を崩しぶち当たりそうになった。
咄嗟に魔術で強化した右腕を前に出て俺は何かを呟いた。
すると、次の瞬間三枚の鮮やかな花弁の盾が現れ愛歌の攻撃を弾き軌道を変えた。
愛歌の攻撃を俺はどうやら防いだ様だ。
なんとか命は助かったが、俺は魔力を使い過ぎの為かぶっ倒れた。
目を覚ました後、愛歌にあの花弁の盾の事を聞かれたが、俺自身咄嗟になおかつ無意識でやった事なのであまり覚えていないと言った。
……だが少なくともわかったことが一つだけある、それは……少なくとも本来あの盾の花弁は7枚だという事だ。
〜●
その日もいつも通り彼の特訓に付き合ってあげていた。
いつもは彼の特異性と特殊な起源ゆえに付き合っていただけだが今日は久々にどぎもを抜かされた。
何故なら彼は私の攻撃を防ぐ為に不完全とはいえ
流石に私でもこれには驚き戸惑いを隠せなず、目の覚ました彼に質問ぜめしてしまった程だ。
だがこれで益々欲しくなってしまった、凄まじい何かを宿す
「ふふふ、ねえ士郎…今度は一体何を貴方は私に何を見せてくれるのかしら?」
ああ本当に、明日の彼との特訓が待ち遠しいわ。
誤字脱字があった場合教えていただけるとありがたいです。
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