ストライクウィッチーズ~旭日の翼~ (二重人格)
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プロローグ「旭日の翼、異界に降り立つ」

                     作・疾風海軍陸戦隊
                              不定期更新・駄文


 2005年9月1日、ドイツ国内で「新ナチスドイツ」と名乗る武装テロ集団が突如ドイツを占領した。

 また翌年にはイタリア、ロシアの一部でもテロ軍団が発生し、新ナチスドイツ率いるテロリスト軍は世界征服という野望を叶えるため世界各国に宣戦布告をし,第三次世界大戦...もとい「テロリスト戦争」が勃発した。

 ただしこの戦争には規定があった。その規定とは

 

「使用する兵器は1945年8月15日までに設計が完了し、試作に着手してたもの。また多少の改良はよい」

 

という規定であった。

この戦争はテロリスト軍(新ナチス、ファシストイタリア、赤軍)対アメリカ合衆国、イギリス、ドイツ連邦共和国、イタリア共和国、フランス(後のフランスも占領され自由フランス軍と名乗る)、ロシア連邦、台湾、日本などの国々の戦争である。

 開戦当初は誓約に混乱する連合軍に対しテロリスト軍の快進撃の連続(この時イギリスを除く欧州地域を占領しアフリカ、アジアに進行してた)だった。

 連合軍の混乱は収まったものの、未だにテロリスト軍の優勢に変わりなかった。

 しかし開戦から7年後、連合軍の一人の日本人パイロットの活躍で形勢が逆転した・・・・・・

 

 

2017年8月1日ドイツ国境付近連合軍基地

 

ウゥゥゥゥ―――――!!!(空襲サイレン)

「敵爆撃機接近!!戦闘機隊は直ちに出撃し爆撃機を迎撃せよ!」

 

?「よぉーし!!行くぞお前ら!!」

 そう言って叫んだのは、女性と見間違えるくらいの中性的な顔立ちの黒髪の少年だった。彼は旧日本海軍の紫電改に乗り

?「501戦闘隊出撃する!!」

と叫び、紫電改のスロットルをあげて、少年含む21機が出撃した。

 

「隊長、あと少しで戦争は終わりますね。何せテロリスト軍はノルマンディー攻撃でほぼ壊滅、ファシストイタリアは2年前、ロシア方面の赤軍は去年降伏して残ってるのはナチだけ、あいつらが降伏するのも時間の問題でしょう」

 

少「ああ・・・・・だけどその間に何千、何万の人が無くなった・・・・・本土も何回か空襲にあったしな・・・それに多くの戦友も失った・・・・」

 

「隊長・・・・・」

 

少「だけど、ナチはもはや戦う気力もほとんどない。聞けばナチ国防軍は全軍ベルリンに撤退したらしい。今から接近してくるやつらも最後の意地を見せようとしてるんだろうな・・・・もうすぐベルリン近くだな」

 

「隊長!!2時方向2000キロ下にドクロマーク及びハーケンクロイツのハインケルHe117爆撃機編隊!!ナチス空軍です!!」

 

と若い女性隊員が叫んだ。

 

少「よーし!!全機攻撃態勢に入れ!!」

 

と少年は無線で全機に呼び掛け敵の爆撃機編隊めがけて突っ込んだ。

 そして彼の乗る紫電改の翼内にある20ミリ機関砲と機首の13ミリ機銃が火を噴き、次々と爆撃機を撃墜していく。しかし機銃を撃っている最中に左翼から爆発音がした

 

少「なんだ!?」

 

少年が左翼を確認すると機銃が暴発し、大きな破孔できていた。

 

「くっ・・・・なんてこったっ!!」

 

少年は即座に小隊の二番機の無線に入電した。

 

       『ワレ、機銃筒内爆発ス、ワレ疾風一番』

 

「隊長!?大丈夫ですか!」

 

少年改め疾風機に近づいてきたのは中澤凪少尉の乗っている機体だった。

 

凪「隊長!!私は今から隊長の護衛をします!!」

 

彼女は二番機の任務の則り、疾風機の護衛を始めようとしたが疾風は・・・

 

疾「凪・・・・戦闘に戻れこれは命令だ・・・・」

 

凪「!? し!しかし隊長!!」

 

疾「いいから戦闘に戻れ!!護衛なんか必要ない!!!」

 

そう言い彼は怒りながら凪機に拳を突き付けて戦闘に戻るよう指示した。

 

「うっ・・・・・・・・わか・・・りまし・・た」

 涙をこらえるような声を出し凪機は疾風機からゆっくりと離れて、空戦地域に戻っていった。   その際、凪はそれまでの怒りの形相であった疾風の表情が和らいだのを見た。

 

疾「そうだ、それでいい・・・俺より他のやつらを守りに行け・・・・」

 

そう呟いた。

疾風は数十分飛行を続け、凪や他の機に『空戦ヤメ、全機アツマレ』と入電する。これを聞いた凪はすかさず疾風の機に向かっていった。

 

凪「今行きます!! 待っててください隊長!!」

 

もはや悲鳴に近い声で叫び向かっていった。

だが疾風は・・・・

 

「・・・・・・これじゃ長くは持たないな・・・・」

 

高度も下がり始め、基地に帰還するのも不可能と判断した疾風は全機に『ワレ、機銃筒内爆発ス、諸君ノ協力ニ感謝ス、ワレ疾風一番』と入電し雲の中へと消えていった。

 

 

     日本国海軍大尉 疾風村正

 五歳の時、海軍士官学校に最年少で入隊し二年後首席で卒業し飛行学校に入る。

 独学で無茶な飛行をし多くの訓練機を壊したことから「デストロイヤー」とあだ名される。

 11歳の時に太平洋のラバウルに派遣され、そしてアメリカ軍とともに出撃しナチス空軍戦闘機5機を撃墜する。

 その後欧州の最前線へと派遣され活躍する。敵軍から彼の戦闘機の尾翼に白いイナヅママークがあり「ホワイトサンダー」また彼の所属する343海軍航空隊通称「剣隊」の501戦闘隊、通称『抜刀隊』の隊長に任命されたとき彼の愛機の胴体に赤いストライプ模様があったため「レッドファイター」などと恐れられていた。

 終戦8日前機銃の暴発の為行方不明、必死の捜索でも見つからず彼が敬愛する源田静司令官から15歳で戦死と認定された。

 また彼の葬式の時、疾風の好敵手であるナチス空軍エースパイロットのエミリア・ハルトマンは「はやて・・・・空戦の決着はあの世でしよう」といい彼の死を悲しんでいた。

 彼の撃墜数は爆撃機、戦闘機合わせて871機となっているこの記録は戦争が終わって80年たっても破られていない。また彼は部下にすごく慕われていたという。

 世界の人々は「彼がいなければ戦争はあと10年続いていた」また「世界最強の戦闘機パイロット」と呼ばれ高く評価されている。(元501戦闘隊隊員Nさんの証言より)

 

 

 

 

 

 

 

一方疾風は

 

疾「は~短い人生だったな」

 

一人になった疾風はそう呟いていた。疾風の頭の中では今までの思い出が走馬灯のように流れていた。そしてある人物が浮かび上がる。

 

疾「・・・・・・・姉さん・・・・・・」

そう呟き疾風は最期を覚悟した。そのとき目の前に扉が現れた。

 

疾「な!なんだ!!」

 

そういいながらも疾風の機体は扉の中へと吸い込まれた

 

どのくらいたっただろうか気が付けば見知らぬ場所にいた、そして彼が最初に見たものは・・・

 

疾「・・・・・人が空を飛んでいる」

 

                                

                        

 

                              続く

 

                     次回「魔女との出会い」




 初めまして、二重人格です。いや、疾風海軍陸戦隊の方がいいのか?
 まぁそれはさておき、この度は本作を見て頂きありがとうございます。
 さて、本作、本シリーズは軍オタ全開で日々を生きる疾風海軍陸戦隊が御送りしていますが、私を含め、彼もまた小説初心者です。
 読みにくい、誤字・脱字等々が多々あると思います。
 もしもそういうことが有りましたら、遠慮無くどんどん言ってください。
 出来る限り修正させていただきます。
 と、まぁこんな真面目な事を延々と書いているのも嫌なので、今回はこれにて終了させて頂きます。
 ではでは皆様、ここまでお読み頂き、あありがとぉうぅございましたあぁあぁぁ‼


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第1話「魔女との出会い」

                          作 疾風海軍陸戦隊
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                          作 疾風海軍陸戦隊

第1話「魔女との出会い」

1944年 ドーバー海峡近く

真夜中、一機の輸送機が飛んでいた。

その機内に二人の女性がいた。

一人は旧日本海軍士官用第二種軍装着ている眼帯をした女性。

もう一人はナチス国防軍の服を着た女性の二人であった。

?₁「この頃ネウロイの動きがおかしい、襲撃の数がこの頃少なくなってきている。」

 

 ?₂「そうね・・・・・何かの前触れかしら・・・何事も起きなければいいのだけれど・・・・そういえば美緒、今日は宮藤さんリーネさん頑張っていたわね」

 

 坂「ああ、あの二人はまだ実戦に慣れていないのに、ネウロイを撃破したんだ。二人がこの先どんな成長をするのか楽しみだな」

 

 ?₁「もうすぐ基地に着くわね・・・・・あら?あれは・・・」

 

 坂「ん?どうした、ミーナ?」

 

 ミ「いいえ、あそこにサーニャさんとエイラさんがいるわ・・・」

 

と、窓の外を見てみると月明かりの下、二人のウィッチが飛んでいた。

 一人はスオムス空軍のエイラ・イルマタル・ユーティライネン少尉とオラーシャ帝国陸軍のアレクサンドラ・ウラジミーロヴナ・リトヴャクことサーニャ・Ⅴ・リトヴャク中尉であった。

 坂「エイラ、サーニャ、出迎えご苦労・・・・・ん?どうしたんだ、サーニャ?」

                                          

と、眼帯の女性こと坂本美緒少佐がサーニャの異変に気付いて聞いてきた。

 

 サ「3時方向下に、ネウロイの反応が」

 

 坂「何っ!?」

 

 全員その方向を見ると雲の下から黒くそして血のように赤いラインをした謎の物体5機が、金切り声とともに現れた。

   キィィィー!!

 ミ「ネウロイ!!」

 

 サ「私たちが目標を引き離します」

 

 エ「隊長たちはその隙に」

 

と二人は輸送機から離れ目標の迎撃に向かった。

 サーニャは目標ネウロイに向ってフリーガーハマー(オラーシャ帝国のロケットランチャー)を撃つ。

 そして相方であるエイラもMG42機関銃を撃ちまくる。

 ネウロイの5機の内1機を撃墜する。

 その1機はサーニャのロケットに命中しコアごと砕け散った。

 だが残りの4機は2人に襲い掛かる。

 エ「しつこいナ~」

 

 坂「エイラ・サーニャ、もうすぐ援軍が来る。あと少し耐えてくれ」

 

 ミ「!?  あれは!」

 

とミーナ中佐が上の空を見た。

 その先には

 坂「なんだ、あれは!?」

 

 エ「石の扉か?」

 

 サ「扉が開いた・・・」

 

(※イメージ アニメ「ドリフターズ」第3話の菅野直大尉の登場シーン)

 

 石の扉から出てきたのは見たことのない赤い丸の国籍マークをした緑色の戦闘機だった。

 ミ「戦闘機!? なぜあんなところから戦闘機が!」

 

 坂「あの国籍マークは・・・・どこの国のだ!?」

 

 

 

                      疾風視点

 「くっ・・・・なんだ・・・何が起きやがった!?」

 

 確か俺はベルリン近くにいたはずだ・・・

 そこで敵の爆撃機と交戦している最中、機銃の一丁が暴発して、しかも高度も下がり始め、仲間と最期の別れをし、死を覚悟し墜落したと思った・・・・・・

 だが気が付いたらそこは別の場所だった。

 周りを見ていると真っ暗だったが月が出ていたので夜だというのがすぐに分かった。

 しかも自分が飛んでいる場所もすぐに分かった。

 

 「おいおいおい、ここってドーバー海峡じゃないか!なんでこんな場所にいるんだ!?」

 

 あり得ない!!

 俺が基地からベルリンの近くまで1200キロ以上飛んでいた。

 しかも、あの時機銃が暴発した際、残りの燃料も見てどのルートを使ってもドーバー海峡までたどり着けないはずだ。

 しかも交戦していた時はまだ朝の10時くらいだ。

 だが今は夜中、そんな長い時間とても飛べるはずがない。

 

 疾「どうなってんだこりゃ?・・・・・・・・ん?」

 

 外から何かの気配がしそこを見ていたら信じられないものが移った。

 

 疾「・・・・・・・・人が…空を飛んでいる」

 

 自分の目に映ったのは足に何かの機械をつけ機関銃を持ち、空を飛んでいる少女の姿があった。

 しかも少女は何かと戦っている。

 その何かとは

 黒く、そして赤いビームを放つ物体であった。

 

 「なんだありゃ、テロナチが条約を無視した新兵器か・・・・?いやでもあの形はアメリカのB24に似ているしその周りにいるやつもF7Fタイガーキャットにそっくりだ。くそっ! どうなってるんだよ・・・・まあ、なんだかよくはわからないけど人を襲ってるんならタダじゃおかないぞ!!」

 

 そう言い俺は愛機である紫電31型通称紫電改改1型(第二次世界大戦では試作に終わっている)のスロットルを全開にした。

 

 

 

 一方エイラたちは、一瞬いきなり現れた戦闘機に驚きはしたがすぐに意識を変えてネウロイとの交戦に戻った1機、また1機と落としていた。

 残ったネウロイもビームを撃ち応戦してきた。

 

                     エイラ視点

 あの石の扉から現れた戦闘機最初はびっくりしたけどすぐにネウロイとの戦いに集中してサーニャたちを守らないとっと思い戦いに戻った。

 ネウロイたちがビームを撃っても私には当たらない、なぜなら私には未来予知があるんだ・・・・・ ほんの少し先だけど・・・・・ ネウロイの放つビームを次々と避けて機銃を撃ちネウロイを落とす。

 向こうもお返しとばかりに撃ち返すけど

 

 エ「へへーん、いくら撃っても当たらないぞ」

 

 だけど、なぜか急に寒気が起きた。

 するとサーニャから

 

 サ「エイラ!後ろにネウロイが!!」

 

 無線でサーニャに言われ後ろを急いで振り返るとネウロイがいた!

 

 「なっ!未来予知が外れた!!」

 

 予想外だった。

 今まで未来予知が外れたことがなかったから油断した。

 ネウロイは赤いビームを私に浴びせようとする直前だった。

 シールドを張ろうにも間に合わない。

 

 エ「サーニャ・・・・ごめん」

 

 私は死を覚悟した。

 だがネウロイのビームは私にあたることはなかった。

 なぜならそのネウロイがビームを放つ前に真上から機銃の弾が降り注ぎ、ネウロイははじけ飛んだ。

 そして私の真正面をさっきの戦闘機が急降下して飛び去って行く。

 

 エ「あの戦闘機、助けてくれたのか?」

 

 私は助かったと安心した、だけど、そのあと聞こえた無線の内容に私は耳を疑った・・・・

 

 

 

 疾「大丈夫か!? あの少し聞いていいか?あの黒い物体は何だ?テロナチの新型兵器か?」

 

 エ「えっ? テロナチ? あれはネウロイだぞ何言ってんだお前?」

 

 ネウロイを知らない?子供でも知っている常識だぞ。

 それをしらないというパイロットにエイラは困惑した。

 

 疾「ネウロイ・・・・?・・・ネウロイだかマキロンだかよく知らないが、あれは敵と認識していいんだな」

 

 エ「あ・・ああそうだ。あとコアを破壊しないと倒せない。さっきお前が撃ったところにコアがあったからそこを撃てばいいんだ」

 

 疾「さっきの所というと・・・・あそこか!!」

 

 確かに自分の撃ちこんだところあの黒い物体の中に赤い結晶体みたいなのがあったな。

 そこを破壊すれば倒せるってわけか。

 

 疾「よーし、343空501戦闘隊『抜刀隊』隊長、疾風村正参る!」

 

と疾風の機体は一気に上昇しさっきのネウロイに向かって急降下攻撃をした。

 20ミリ4門(うち一門は使用不能)と機首の13ミリ機銃2丁という大火力がネウロイに叩き込まれネウロイはコアごと砕けていった。

 そして最後に残ったネウロイにも浴びせコアを破壊、ネウロイ撃墜させた。

 

 「戦果!!敵新型機ことネウロイ2機撃墜!!!!」

 

 エ(・・・・すごい、一射撃で2機も落すなんて・・・)

 普通の兵器でネウロイを落とすのは難しいのに。

 

 サ「エイラ!!」

 

 エ「サーニャ!!怪我は!?」

 

 サ「ううん。私は大丈夫よ。エイラは大丈夫なの?」

 

 エ「うん。あの戦闘機が助けてくれたんだ」

 

 坂「サーニャ、エイラ無事か?」

 

 サ「はい。大丈夫です」

 

 坂「そうか…よかった。」

 

 二人が無事なのを確認し安心した美緒は続いて謎の戦闘機に無線で話した

 

 坂「そこの所属不明機に告ぐ、お前の名と所属を言え」

 

 疾「(ん?輸送機?ドイツ連邦の鉄十字に似てるけど・・・)こちら日本国海軍343空501戦闘隊所属、疾風村正大尉だ。・・・それともう燃料が無くなりそうだ。どこか着陸できる場所はないか?」

 

 坂「(日本国?聞いたことがない国だな・・・機体の国籍マークを見ると扶桑のものと似ているが)あと○○キロ先に基地がある」

 

 疾「○○キロか・・・ギリギリだな・・・・了解した。基地までの誘導をお願いする(・・・・・・さ~てどうなることやら)」

 

 

 こうして彼の異世界戦記物語は今始まったのである

 

 

 

 

                         続く

 

 

 

                       次回予告

 疾「扶桑?それは戦艦の名だ」

 

 ミ「彼曰く異世界の人らしいのよ」

 

 エ「悪い奴じゃないと思うんだな」

 

 バ「・・・・異世界人か・・・バカバカしい」

 

 ル「女の子みたいな顔だね~♪」

 

 疾「やめて・・・それ気にしてるんだから(T_T)」

 

 エ「これからもよろしくなんだな・・・・疾風/////」

 

                  次回「事情聴取と異世界」

 




 こんにちは、二重人格こと疾風海軍陸戦隊です。
 初見の方は初めまして、前話を読んでくださった方は、お久しぶりです。
 さて、突然ですがカミングアウトさせて頂きます。
 私、二重人格。実は―――


         ストライクウィッチーズ読んだこと無いんです。

 「ここまで書いといてなんじゃそりゃぁぁ!!」という気持ちはよくわかります。
 えぇ、ぶっちゃけますとキャラ一人も知りませんし、設定も世界観も知りませんでした。
 で す が!あくまで二重人格「が」知らないだけで、疾風海軍陸戦隊は知っています!
 それに二重人格自身も、彼から託されたこの「旭日の翼」シリーズの原稿を見て、「この武装見てみたい!」とか「この子の性格好みかも」とか興味が湧くわけです!
 そこで!二重人格、ストウィチファンへと羽化します!
 はい!ファンになるというのは本当ですが、ぶっちゃけ自分でもここまで書いてて何言ってるかわかんなくなってきましたので強引に締めます!
それでは皆さん、ストウィチファン歴1秒から絶賛更新中のこの乗り遅れ最若輩「二重人格」共々、史実と二次元という燃料を用いたハイブリットエンジンを搭載し、夜な夜な高速道路をレシプロ機で爆走する勢いの「疾風海軍陸戦隊」を今後とも、「宜しくお願い致しまああぁぁあぁあぁぁぁす!」
 


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1.5話「登場人物設定」

                        作・疾風海軍陸戦隊
                            不定期更新・駄文


 疾風村正(はやて むらまさ)

      cv(松岡禎丞)

所属:日本国海軍343航空隊501戦闘部隊

 

階級:大尉

 

生年月日:2002年10月7日

 

出身地: 熊本県熊本市生まれ→現代の住所茨城県大洗町

 

趣味: 読書と剣道、戦闘機の中で寝ること

 

特技:5か国の言葉を話せる(英語、ドイツ語、ロシア語、フランス語、イタリア語)

 

年齢:15歳(SWの世界に飛ばされた時の年齢)

 

身長:169㎝

 

体重:58キロ

 

好きな戦闘機: 紫電21型(紫電改)

 

使い魔:ニホンオオカミ

 

 

固有魔法:弾道予測

 

所持品: 日本刀 薩摩太刀(姉の形見) 小太刀(疾風の知り合いが打ってくれた業物)ワルサーp38拳銃(ドイツの知り合いからもらったもの)

3式13ミリ機銃(SWの世界の時の武装)

 

 今作の主人公。

 生まれてすぐに両親を失い13歳年上の姉と共に暮らしていた。

 彼の家は祖母の代から代々海軍の家系(祖父は陸軍、父は不明)であり、姉も海軍士官である(階級は中尉)

 彼が4歳の時に姉が戦死し、姉の親友に引き取られる(この時疾風家の親戚は誰もいない)5歳の時の姉の親友であり自分の保護者でもある北郷華琳(海軍少佐)に頼み込んで普通なら10歳以上じゃないと入れない海軍士官学校に最年少で入る。

 しかも入学試験での結果は全問満点であった(特に大学クラスの問題も簡単に解いた)。

 霞ヶ浦予科練飛行学校の訓練生の時、独学で無茶な操縦をして多くの訓練機を破損させたため、周りから「デストロイヤー」というあだ名がつけられた。

 11歳に戦場に出て敵戦闘機を5機撃墜する。13歳の時、ナチス空軍エースパイロット、エミリア・ハルトマンとの戦いの後、戦闘機と間違えスツーカ爆撃機に突っ込み、スツーカの後部座席機銃の弾丸を受け左目上の額貫通という大怪我負う(幸いゴーグルのおかげで失明は免れた)半年後、回復し戦線に復帰欧州に派遣される。

 エミリア・ハルトマンとはその戦いをはじめとし幾度も戦う(しかし決着はつかなかった)

 また彼女とは非番の日には茶飲み友達でもある。

 15歳の時なぜかストライクウィッチーズの世界に転移してしまう。

 性格は心優しく、面倒見が良く仲間想い。

 そして少しいたずら好き。

 自分のことよりも他人ことを優先に考えてしまうことがあり、仲間を助けるためなら自分の命を懸けることもある。

 あまり怒らない体質でよほどのことがないと怒らない。

 また自分で自分を蔑むものや、他人をさげすむものを嫌う。

 仲間や家族のことを馬鹿にされると誰であろうと殴りかかるか殺気をぶつける。

 本気で切れると熊本弁が出てしまう。

 また女性に間違えられるのを嫌う(過去に女と勘違いされて襲われたことがあったため)

 剣術の師匠である北郷華琳曰はく「顔だけでなく性格も死んだ姉そっくり」のこと

 

 結構頑丈な肉体の持ち主で左目を撃たれた時もわずか半年で回復している。

 

 幼くして家族を失っているため家族愛に飢えることもあり誰かを失うこと恐れている。 バルクホルン大尉とはとある出来事がきっかけで姉弟のような関係となる。

 疾風自身もバルクホルンのことを姉と思い慕っている。

 またエイラとの関係はサーニャ曰くエイラとの関係は「友達以上恋人未満」という歯がゆい関係らしい。

 特技は剣術が得意で幼いころから北郷華琳のもとで修業しているため白兵戦では右に出る者はいない。

 また得意剣は二刀流。(一刀流でも十分強い)流派はタイ捨流、示現流を混ぜた我流剣術。(師であり保護者である北郷華琳が薩摩島津家の分家の為)

 また射撃もそこそこ上手い。

 また読書が好きで子供のころ短歌のコンクールで優勝している。

 そのことで502の菅野直枝とも気が合う様子。

 空中戦では格闘戦が得意。

 またWW2のエースパイロット菅野直に憧れている。

 また彼の得意戦法「前上方背面垂直攻撃]も得意、この技で爆撃隊を苦しめた。

 容姿モデルは「ソードアートオンライン」のキリト(目はGGО版のキリトになっている)

 

 

 

 

 

 北郷華琳(ほんごう かりん)

      cv(前田ゆきえ)

 所属:日本国海軍九州佐世保予科練飛行学校教官及び校長

 階級:大佐

 疾風の姉の親友の一人で、疾風の育ての親。

 家族を失った疾風を引き取りわが子同然に育てた。

 見かけは冷徹そうな人だが普段は優しい性格しかし訓練となると鬼のように厳しい。

 疾風の姉 疾風佳子とは士官学校からの仲で、逸見かおりと並んで「海軍三羽烏」と呼ばれていた。

 また実家が剣術道場であり師範でもある。

 また訓練生でも有名で「規則を破ると北郷送りだ」という冗談が生まれたくらいである。

 武芸にも長け、政務にも秀でた文武領土な人でもある。

 今は九州の海軍予科練飛行学校の教官であり校長をしている。

 疾風のことは実の息子のように思っており、彼が5歳の時士官学校に入ると聞いたときはものすごく心配していた。

 また疾風の剣術の師匠である。

 疾風からは「華琳義母さんと呼ばれている」(ただし二人きりの時だけ)

 容姿モデルは「真恋姫無双」の曹操(真名:華琳)

 

 

 

 

 逸見かおり(いつみ かおり)

      cv(生天目仁美)

 所属:日本国海軍霞ヶ浦予科練飛行学校教官

 階級:中佐

 疾風の飛行学校時代の教官で疾風に空中戦を伝授した人。

 疾風の姉佳子や華琳とは士官学校の中で「海軍三羽烏」の一人

性格は少し短気なところがあるが面倒見はいい方で疾風の数少ない理解者の一人。

 空中模擬戦では唯一疾風に勝利している(彼女曰はく「あと数秒判断が遅ければ勝敗は変わっていた」とのこと)疾風に空中戦のイロハと秘伝の大戦技「燕返し」などを教える。

 因みに好物はハンバーグで疾風が作ったハンバーグを食べて「3つ星級」といい涙を流すほどのハンバーグ好きでハンバーグのうんちくにとてもうるさい(その所を華琳にからかわれたりもする)たまに華琳と一緒に疾風に料理を教えたりする。

 疾風は「ハンバーグ師匠」また「先生」と呼んで慕っている。

 容姿モデルは「ガールズ&パンツァー」の逸見エリカ

 

 

 

 

 疾風佳子(はやて けいこ)

     cv(渕上舞)

 所属:日本海軍第1航空戦隊空母「赤城」戦闘機部隊に所属

 階級:少佐(二階級特進のため)

 疾風の姉で両親が亡くなったとき疾風を育てた。

 疾風にとっては姉であり母親のような掛け替えのない存在であった。

 しかし疾風が4歳の時、敵戦闘機の戦いで負傷し、その傷が元で戦死した

 疾風のことを誰よりも愛していた。

 同僚の話では「かなりの腕前だった」という。

 華琳、かおりと同じ海軍士官学校の中で「海軍三羽烏」の一人。

 二人曰く「疾風と似て優しさに境界線のない、いい人だった」と言っている。

 容姿モデルは「ガールズ&パンツァー」の西住みほ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 エミリア・ハルトマン

           cv(五十嵐裕美)

 所属:新ナチスドイツ武装親衛隊301戦闘機部隊

 階級:大尉

 生年月日:2000年10月1日

 出身地:ドイツ国ヴュルテンベルク州ヴァイスザッハ

 身長:171㎝

 体重:??

 年齢:17歳(疾風が行方不明になったとき)

 趣味:音楽鑑賞(好きな曲はワルキューレの騎行と日本の軍艦マーチ)

 愛機:bf109K-4型(疾風と初交戦の時)→フォッケウルフfw190A―8型「ヴュルガー」

 愛称:ミリア

 疾風の好敵手でありナチス軍の中では数少ない穏健派の軍人。

 小さいころから日本が好きで日本語がペラペラ。

 疾風と交戦したのち仲間に「初めてサムライというのと戦った」と述べている。

 それから幾度も疾風と勝負をしているが決着がついていない。

 中立地帯のとある店で偶然疾風と会い意気投合して以来、非番の日は茶飲み友達となっている。

 いたずら好きな性格で某侍アニメのロングヘア―テロリストみたいなことを仲間内や敵陣にやったりすることがある。

 戦争が終わったら日本旅行をしようと思っている。

 その時は疾風に町の案内を頼んでいる。

 戦闘機の腕はテロリスト軍の中で最強の分類に入り連合軍から「漆黒の悪魔」と恐れられている。

 また連合軍の戦闘機35機をたった1機で返り討ちにしたこともある。

 疾風が戦死したと聞いてこっそり彼の葬儀に参加し「空戦の決着はあの世でしよう」といった。

 その後彼女は、戦後その腕を買われドイツ連邦の新型機のテストパイロットになったが、滑走路から飛び立つ際に事故を起こして20歳で亡くなったと表では言われているが・・・・・

 容姿モデルは「ハイスクール・フリート」のヴィルヘルミーナことミーナ。

 

 

 

 

 

 源田静(げんだ しずか)

     cv(柚木涼香)

 所属:日本国海軍343航空隊司令官

 階級:大佐

 疾風の所属する航空隊の司令官であり、疾風の理解者の一人。

 ほかの部隊から「お袋さん」と呼ばれ慕われている熱血系女子である。

 佳子、華琳、かおりの士官学校時代の先輩でもある。

 かっこいい性格だがどこか残念なところがある(いわゆる残念美人)

 疾風曰く「もう十年、早く生まれたら、惚れていたんだろうな」とのこと。

 疾風が戦死認定されたと聞いたときは、「惜しい人を失ったな」と語っていた。

 容姿モデルは「俺ガイル」の平塚静

 

 

 中澤凪(なかざわ なぎ)

    cv(五行いずな)

 所属:日本国海軍343航空隊501戦闘隊

 階級:少尉

 疾風の部下で二番機を務める少女。

 まじめな性格で疾風のことを敬愛していた。そのため周囲からは「疾風の忠犬」と呼ばれ、疾風が作戦行動中行方不明になったとき、彼女は隊長を守れなかったと悔やみ、泣いた。

 戦後は疾風の志を引き継ぎ戦争で親を失った孤児を引き取って育てている。

 彼女の書いた「空の抜刀隊」はベストセラーとなり、そのお金は貧しい施設や国に寄付された。

 容姿モデルは「真恋姫無双」の楽進(真名 凪)

 

 



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第2話「事情聴取と異世界」

                           作・疾風海軍陸戦隊
                              不定期更新・駄文


ミ=ミーナ 坂=坂本 バ=バルクホルン ハ=ハルトマン 宮=宮藤 ぺ=ペリーヌ

リ=リーネ シャ=シャーリー ル=ルッキーニ サ=サーニャ エ=エイラとなります。

 

 

 

 

 ブルタニア501統合戦闘航空団基地

 

 坂「・・・・バルクホルン、ペリーヌ。例の機体はどうだった?」

 

 バ「ああ、整備員の話によれば機体名は『紫電』、製造元は『新明和工業』、計器類はすべて扶桑語で書かれていたみたいだが・・・『日本国』という聞いたことのない国が書かれていたっとのことだ。」

 

 坂「新明和・・・・聞いたことのない会社だな・・・・武装の方は?」

 

 ぺ「機関砲は20ミリ長砲身4門。その内1問が破損、機首に13ミリ機銃が2丁です。整備員の話だとフラップが妙だと言っておりましたわ坂本少佐」

 

 坂「かなりの重武装だな・・・・そういえばミーナ、例の戦闘機のパイロットはどうした?」

 

 ミ「今、部屋に監禁しているわ」

 

 坂「彼にはいろいろと聞かなきゃいけないことがあるな・・・・」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 とある部屋

 

 疾「・・・・檻じゃなくてちゃんとした部屋。しかも簡単な施錠だけで手錠も見張りもいない、これが監獄と言えるのか?」

 

 最初は地下牢に入れられるのかと思ったが、部屋は百均で売っていそうな南京錠・・・破壊して逃げ出そうと思えば簡体に逃げ出せる・・・・・まあ逃げようとは思わんが。

 

 そう考えているとドアが開いた。

 入ってきたのは旧海軍の将校服を着た女性とドイツの将校服を着た赤髪の女性だ。

 最初に思ったこと・・・・・・・なぜズボンをはいていないんだ?・・・

 

 ミ「ごめんなさいね、待たせて」

 

 坂「早速で悪いが質問に答えてもらうぞ」

 

 疾「別にいいが、あんたたちがここの指揮官か?」

 

 ミ「ええ、私はカールスラント空軍JG3航空団司令、501統合戦闘航空団ストライクウィッチーズ隊隊長ミーナ・ディ―トリンデ・ヴィルケ中佐です」

 

 坂「私は扶桑皇国海軍遣欧艦隊第24航空戦隊288航空隊、同じくストライクウィッチーズ隊所属の坂本美緒。階級は少佐だ。お前の出身国と部隊名を教えてもらおうか?」

 

 疾「日本国海軍第343航空隊501戦闘隊『抜刀隊』隊長の疾風村正。階級は大尉だ」

 

 坂「日本?先ほども日本と言っていたが君は扶桑人ではないのか?」

 

 疾「(扶桑?扶桑というと戦艦扶桑しか知らんが・・・・)いや、俺は日本人だ。少佐殿も日本人ではないのか?」

 

 ミ「・・・・・疾風大尉、悪いけど日本っていう国はどこにあるの?」

 

 とミーナ中佐は世界地図を取り出し日本はどこかと聞く。

 

 疾「ここです」

 

 と俺は東の島国で自分の祖国である日本を指さした。

 

 坂「なに!ここが日本国だと!どう見ても扶桑にしか見えないが・・・・」

 

 ミ「もしかして・・・・・」

 

 ミーナ中佐は何か悟ったかのようにつぶやいた。

 

 「疾風大尉、あなた今年は何年だと思いますか?」

 

 疾「えっ・・・・・2017年の8月1日だと思いますが・・・」

 

 坂「!?」

 

 ミ「やっぱり・・・・あの疾風大尉、非常に言いにくいことなのだけれど・・・・・・・今は1944年なの」

 

 疾「!?  1944年だって!!第二次世界大戦中の頃じゃないか!!73年も昔の話だぞ!!」

 

 坂「第二次世界大戦?なんだ、その第二次世界大戦とは?」

 

 疾「第二次世界大戦っていうのは・・・・」

 俺は知っている限り話した。

 1939年のドイツのポーランド侵攻から始まる電撃戦。

 1941年に日本がアメリカに宣戦布告。独ソ戦、そして1945年の連合国の勝利と、日本の敗戦。

 そして次に話したのが戦後60年後ドイツ国内でナチスが復活し第3次世界大戦になったこと。 しかし使用武器は第2次大戦中に使用また試作されたものを使用する誓約など、俺は知る限りのことを話した。

 

 ミ「第2次世界大戦に第3次世界大戦ね・・・・・」

 中佐の顔がどんどん暗くなる。当たり前だ。自分が話しているのは人と人との殺し合いの戦争だからな

 

 そして俺は彼女の話を聞いて驚いた。

 この世界では1939年に人間同士の戦争はなく、代わりに謎の生命体ネウロイと戦争をしていて、そのネウロイに対抗できるのは魔力を持ったウィッチだけという。

 

 ミ「となると、あなたは異世界の住人ってことになるわね」

 

 坂「信じられないが、噓をついている目ではないな・・・」

 

 疾「あの・・・俺はどうなるんですか?」

 

 ミ「とりあえず上に報告します。処置が決まるまで申し訳ないけどこの部屋にいてください。あと、あとで魔力検査をしてもらいます。」

 

 疾「ん~、まあ仕方がないか・・・あと一つ聞いていいか?」

 

 坂「ん?なんだ?」

 

 疾「なんで、ズボンをはいてないんだ?」

 

 ミ「あら、何を言っているの?ズボンならはいているじゃない」

 

 疾「・・・・・・・・・・・異世界とはいえ・・・これはひどいな」

 

 と俺は頭を抱えた。

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

   ブリーフィーングルーム

 

 バ「・・・・でどうだったミーナ。例のパイロットは?」

 

 ミ「えぇ、一応、聴取はできたのだけど・・・・・」

 

 宮「何か問題でもあったんですか?」

 

 ミ「えぇ、宮藤さん。本人曰く『異世界から来た』そうよ」

 

 シャ「異世界?」

 

 ル「ワーオ♪ 面白そう!!」

 

 ぺ「なんですのそれは・・・・ふざけているのですか?」

 

 ミ「本人はいたってまじめなようなんだけど・・・・」

 

 バ「嘘をついているんじゃないか?」

 

 坂「あいつの目を見たが、決して嘘をつく者の目ではなかったな。」

 

 ハ「サーニャとエイラはどうなの?二人とも会ったんでしょ?」

 

 エ「ん~悪い奴じゃないと思うんだな・・・・」

 (命助けてくれたし‥‥////)

 サ「私も悪い人じゃないと思います」

 

 ミ「とりあえず私は上層部に報告してきます。皆さんは何かあるまで待機してください。」

 

 

 

 

  ざわ ざわ ざわ

 

 宮「異世界の人か~どんな人なんだろうね、リーネちゃん」

 

 リ「怖い人じゃないといいけど・・・・・」

 

 シャ「私はそいつが乗っていた戦闘機に興味あるな!どのくらいでるんだろ?」

 

 バ「コラ!!リベリアン!!お前はスピードのことしか頭にないのか?」

 

 ル「虫好きかなー?」

 

 エ「・・・・・・・・」

 

 サ「どうしたの、エイラ?」

 

 エ「えっ!あぁいや何でもないよ、サーニャ」

 

 サ「?」

 

 エ「(・・・・・あいつの名前なんて言うんだろ?・・・・)

 

 

 

 

 疾「あ~暇だな・・・・・」

 コンコン(ノック音)

 ミ「疾風大尉。入りますよ」

 

 疾「ミーナ中佐?どうぞ」

 

 と入って来たのはミーナ中佐と坂本少佐だった。

 

 ミ「疾風村正大尉、あなたの魔力検査の結果ですがあなたには魔力があることがわかりました。そしてあなたの処置は、ウィザードとして501統合戦闘航空団「ストライクウィッチーズ」の臨時隊員としてあなたを仲間にすることが決まりました」

 

 つまりウィッチに仲間入りせよとのことだ

 

 ミ「・・・・・ということでどうかしら?」

 

 俺は目をつぶり考えた・・・・そして俺は決意した。

 

 疾「日本国海軍大尉、疾風村正。今からウィザードとして501統合戦闘航空団「ストライクウィッチーズ」の臨時隊員に任命されました!!」ビシィ!!(海軍式敬礼)

 

 疾「よろしくお願いします!!ミーナ中佐、坂本少佐」

 

 坂「はっはっは!!元気のいい奴だな!!気に入った!!ビシバシ鍛えるから覚悟しろよ疾風」

 

 ミ「ようこそ、ストライクウィッチーズへ、疾風さん」

 

 

 疾「こちらこそ、よろしくお願いします」

 

 ミ「あと、これあなたの機体に入っていたのだけれど・・・・・」

 

 そういいミーナ中佐が渡した物は、戦国時代、鞘でも敵を倒せるように作られた『薩摩太刀』だった。

 

 疾「この刀は・・・・・」

 

 坂「ん?疾風、それは大切なものなのか?」

 

 疾「はい・・・・・・これは大切な人から受け継いだ刀なんです」

 

 坂「そうか・・・・」

 

 俺は『薩摩太刀』を握った。

 

 (・・・・・姉さん、俺、頑張るよ・・・・)

 

 

 それから数時間後ブリーフィーングルーム

 

 坂「これから会議を始める」

 ミ「・・・・もう知っていると思いますが。この隊に新しい仲間が増えます。」

 

 坂「早速紹介する。入ってこい」

 

 と入って来たのは黒髪の少年だった。

 

 エ「あ、あいつは・・・・!」

 

 宮「ミーナさんが言っていた異世界の人かな?」

 

 バ「・・・・・・・・・」

 

 疾「日本国海軍343航空隊501戦闘隊『抜刀隊』隊長、疾風村正。階級は大尉だ。本日付けで第501統合戦闘航空団の臨時隊員となりました。どうぞよろしくお願いします。」

 

 と互いに自己紹介をし始め、その後は交流会になった。

 

 疾風視点

 最初は不安に思ったけど・・・基地の人たちも、俺が異世界人だということを受け入れてくれた。・・・・本当にうれしいと思った。けど、やはり女性の下の光景は慣れないな~。

で、彼女たちから見て俺の評価は‥‥

 

 宮「日本って疾風さんの世界の扶桑のことですよね?今度日本のこと教えてください!」

 

 俺も扶桑について知りたいからよろしくな

 

 リ「あ、あの私は・・・リ、リーネです」ガクブル

 

 ・・・・・あまり無理しないでくださいね

 

 ぺ「自由ガリア空軍のペリーヌ・クロステルマン中尉ですわ。あとその服装どうにかしてくださいまし!」

 

 いや、替えがないし、もともとこういう色の制服だから・・・・・(カーキーブラック)

 

 坂「これからビシバシ鍛えていくからな、覚悟しろよ。はっはっは!」

 

 なんかこの人見ていると、源田司令に似ているな・・・・・(苦笑)

 ( 源「疾風!これからもよろしくな!! はっはっは!」 )うん、そっくりだ・・・

 

 ミ「頼りにしてるわよ」

 

 上層部の根回し本当にありがとうございました中佐。

 

 バ「・・・・・まだ貴様を信じたわけではない。変な行動はするなよ」

 

 普通はそうですよね。俺だってまだ信じられません・・・まあ後者は善処します。

 

 ハ「よろしくね~。疾風♪」

 

 とりあえず中尉は、ぱんt・・・・じゃなくてズボンをはいてくれ。

 

 シャ「あとであの機体について教えてくれ」

 

 ・・・・なんかいろいろとでかい人だな・・・・

 

 ル「女の子みたいな顔だねー、あと虫好き?」

 

 やめてくれ、ちょっと気にしてるんだ。あと虫は虫取りなら好きだ。

 

 サ「おはよう・・・ございま・・・す・・・zzz」

 

 なにこの可愛い生き物

 

 エ「よ!よろしくナ!!あと、あの時は助けてくれてあんがとな!!」ニッ

 

 どういたしまして。この子の顔をみているとなんか元気出る。

 

 疾「こちらこそ、よろしくお願いします。エイラ少尉」ニコッ

 

 エ「!」ドキッ

 

 エ(な、なんだ?今の感じ?)

 

 疾「少尉?どうかしましたか?」キョトン?

 

 エ「エ?あぁなんでもないんダナ(近い!顔が近い!////)え、えっと大尉」

 

 疾「疾風でいいですよ。少尉」

 

 エ「じゃ、じゃあ、私もエイラでいいんダナ。それで疾風」

 

 疾「?」

 

 エ「ようこそ、ストライクウィッチーじゅ、へ・・・」

 

 疾「・・・・」

 

 エ「/////」カンジマッタ

 

 疾「あぁ・・・・・ありがとう・・・・エイラ」

 

 俺は不敵な笑みで答えた。

 

 エ「//////////!?」

 

 ル「エイラが噛んだ!!」

 

 シャ「顔が真っ赤だな!」ハハハハハ

 

 ミ「あらあら」

 

 リ「はわわ・・・」

 

 ハ「ニッシシ」

 

 エ「な!なんダヨ!何がおかしンダー////////!」顔真っ赤

 

 

 

 

 シャ「なあなあ、疾風、お前の乗っていた戦闘機なんだけど。名前はなんていうんだ?あと性能は?」

 

 疾風「あぁ・・・俺の乗っていた機は 『紫電三一型改』通称『紫電改』だ。速度はエンジンを改良しているから平均速度は700キロ最大速度は815キロ、最大高度は10,000メートル。」

 

 シャ「スゲー、私のムスタングより速い!!今度乗せてくれないか?」

 

 疾「え!?あの、いやそれは・・・・」

 

 俺が返答に迷っていると、一人の整備士が入って来た。

 

 整「た、大変です。ヴィルケ中佐!!」

 

 ミ「!?どうしたんですか?」

 

 整「例の戦闘機が急に光りだしまして、ストライカーユニットになりました!!」

 

 

 疾「・・・・・・・・・へ?」

 

 

「「「「「「「えぇ――――」」」」」」」

 

 

 

 

                            

 

                   続く

 

            次回「旭日のウィザード飛翔する」

            

 

 

 

 

 

 

 

 




 どうも疾風海軍陸戦隊(しっぷうかいぐんりくせんたい)です!!!!!
 感想や、誤字脱字があったら報告してください、待っていまーす。女顔の疾風がどんな活躍を・・・・
 疾「誰が女顔だって・・・・・#」

 「誰ってそりゃ・・・・・・」

 疾「……ニコッ#」両手に薩摩太刀と小太刀

 「にっ! 二重人格さん後のスピーチよろしく!!」タタタタタ(逃げ去る)

 疾「まぁーちやがれ!!!」ドドドドー(追いかける)


 
 はい、えー、大変なことになってますが無視します。
 では改めまして、お久しぶりです。二重人格です。
 前話も読んで下さった皆様、初見で見に来て下さった皆様、本当にありがとうございます。
 っと、まぁ、はい。今回は早く逃げないと巻き添え食らいそうなのでとんずらします。
 ではでは皆様また次回
 「逃ぃげるんだよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」



 疾「スター・バースト・ストリーム!!!」キュィィィン 

 「うぎゃぁぁぁぁ―――!!!!!」





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第3話「旭日のウィザード飛翔する」

    作・疾風海軍陸戦隊
                              不定期更新・駄文


 ОP「Crssing  Field」歌:LiSA

 

 

 

 

 

 

格納庫

 

 疾「・・・・・嘘だろ」

 

 俺が目にしたのは今まで戦ってきた戦闘機ではなく、エイラたちが履いていた「ストライカーユニット」というものに変わっていた。

 確かに機体の胴体に日の丸と隊長機の証の赤いストライプ模様そして決定的なのは尾翼に白いイナズマのマーク。

 間違いない俺が愛用していた紫電改だった。

 

 整「機体整備をしようとしたら、急に光りだして光が収まったらストライカーユニットになっていました。」

 

 疾「あははは・・・まさかこんなことになるとは・・・・」

 

 宮「疾風さん・・・・大丈夫ですか?」

 

 疾「あ、あぁ・・・・・源田司令に無理やり女装させられた時に比べれば・・・・」ボソッ

 

 リ「え?」

 

 疾「あ、いいや何でもない。ところでミーナさん、ストライカーユニットってどう動かすんですか?脚に履くっていうのはわかるが・・・・」

 

 ミ「え?あぁ確か疾風さんは魔法力がありましたね。ええ疾風さんがさっき言った通り、脚にはいて・・・・・」

 

 シャ「ヒャッホー!!」

 

 「「「!?」」」

 

 いきなり、シャーリーさんがものすごい笑顔で大声をあげながら俺の機体に乗った。

 

 疾「ちょっ!シャーリー大尉!?」

 

 シャ「悪い、疾風!!ちょっとだけ飛ばさせてくれ!!大丈夫壊さないから」

 

 バ「そういう問題じゃないだろ!リベリアン!!」

 

 バルクホルンが言ってくるが、そんなことはお構いなしにシャーリーは機体を滑走路へ移動させようと魔導エンジンに魔力を注ぐが‥…

 

 し~ん

 

 紫電改はうんともすんとも動かない

 

 シャ「あれ?動かない?」

 

 疾「あ~、やっぱりそうか・・・・まさか、ユニットに変形しても同じだとは・・・・」

 

 坂「なにがやっぱりなんだ?」

 

 疾「こいつは、なぜだか知らないけど俺にしか動かせないんだ」

 

 サ「・・・どういうことなんですか?」

 

 疾「この紫電31型改は他の紫電型と違って初期型・・・・・つまり試作型なんだ。」

 

 坂「試作型?つまりこれは試作機なのか?」

 

 疾「あぁ、量産型との違いは、俺の紫電改は新型改良エンジンを使っていますが、テスト飛行の際、こいつを完全に乗りこなせるやつはいなかった。それ以前にエンジンすら始動しなかった。

動かせた奴もいたが、全員口をそろえて「操縦が難しすぎる。欠陥品だ」と言っていましたよ。よって量産型の31型は前モデルであった21型のエンジンを使っている。当然この試作型は「欠陥品」ということで分解処分になるところだったんだけど、俺が操縦してみるって言ってこいつに乗ったら・・・」

 

 坂「エンジンも始動し、操縦できたと・・・・」

 

 疾「あぁ・・・なぜだか知らないけどね。難しいのは離着陸だけで風にさえ乗れればいい機体だよ。」

 

 ル「シャーリー残念だったね」

 

 シャ「あぁ・・・・あの疾風・・・その・・・・勝手にお前の機体に乗って悪かったな。本当にごめん!!」

 

 疾「別に気にしてませんよ。でもなぜ、あんなことをしたんですか?」

 

 シャ「いや・・・あの・・・もしかしたら・・・音速を超えられるかもって思ってさ…」

 

 疾「だったら俺の機体じゃなくて、シャーリー大尉の愛機で音速を超えた方がいいんじゃないですか?その方がシャーリーさんの愛機も喜ぶと思いますよ」

 

 シャ「・・・・・そうだな・・・・その方がムスタングも喜ぶな。ありがとな疾風」

 

 疾「音速を超える挑戦、俺も手伝いますから」

 

と二人は握手をしこの問題は終わった。

 

 ミ「よかったですね。シャーリーさん。でも、今度こうゆうことをしたら・・・・・(黒笑顔)」

 

 シャ「イ!イエスマム!!」冷や汗

 

 疾(怖つ!! 今、華琳義母さん並みに怖い笑みを見た)

 

 疾「・・・・・でミーナさん、ユニットの動かし方なんだけど・・・」

 

 ミ「あら、そうだったわね。まず疾風さん、脚をユニットに入れてみてください」

 

 疾「こ、こうか?」

 

 言われた通りに、ユニットの口のような場所につま先から足を入れる

 

 すると・・・・

 フオオォォン ピョコン

 疾「うわっ!なんか耳としっぽが生えた!!」

 

 エ「使い魔ダナ」

 

 リ「これは・・・犬?」

 

 坂「いや、これはフソウオオカミか?」

 

 疾「いや、どっちかというとニホンオオカミの方が正しいんじゃないか?」

 

 なんで狼?いや、確かに子供のころのあだ名は「チビ狼」だったけど・・・・まあ、それはさておき・・・・・

 

 坂「よし、じゃあ、始動してみろ」

 

 不思議だ・・・・初めてストライカーユニットを使うのに魔法力の注ぎ方が手に取るようにわかる・・・・・まるで紫電改に乗っている感じと同じだ・・・・・俺は目をつぶり

 

 (いくぜ・・・・・相棒!!)

 

 スーと息を吸いそして・・・・・

 カッ!!

 疾「コンタクト(エンジン始動)!!!」

 

 ヴゥォォァァァ―――!!!!!!!!!!(エンジン音)

 

 ゴォォ――

 

 そういうとユニットのエンジンがかかり爆音が鳴り響き、風が吹く。

 そして地面には魔方陣が展開される

 

 宮「うっ・・・・風が!!目が開けられない」

 

 リ「すごい音・・・・!」

 

 ミ「(すごい魔方陣、宮藤さん並みだわ!!)」

 

 シャ「スゲー!!」

 

 坂「よしっ!訓練も兼ねてひとっ飛びしてこい!エイラ先導してやれ」

 

 

 

上空

 

 

 

 疾「すげー、本当に飛んでる」ブーン

 

 エ「どうだ?生身で飛ぶ感想は?」ブーン

 

 疾「あぁ!最高だよ!!」

 

 コックピットの中で飛ぶのとは大違いだ。しばらく飛んでいると・・・

 

 エ「・・・・・・なぁ疾風・・・質問していいか?」

 

 疾「? 何?」

 

 エ「元の世界に帰りたいとか、そういうこと考えたことないか?」

 

 真剣な顔で聞いてくるエイラ

 

 疾「ん~元の世界に帰りたいっか・・・・そういうことを考えもしなかったな~う~ん」

 

 ・・・ん?ちょっと待てよ?

 そういえば俺はあの時、戦闘中だったよな。

 だったら俺は戦死扱いになってるんじゃないか?

 まぁどっちにしても戦争はもうすぐ終わりそうだったし、俺がいなくても大丈夫なはず・・・・・・・・・

 

 エ「・・・・疾風、悩むくらいならここに居たらどうだ?」

 

 疾「え?」

 

 エ「えっと・・・お前のいた世界よりこっちの世界の方がましっていうか、えっとその、もし帰れても死んじゃったら意味がないっていうか・・・・」

 

 因みに俺はエイラに、俺の世界のことを話した。

 その時のエイラの顔は少し悲しそうな顔をしていた。

 まぁ同じ戦争とはいえ、人間同士の戦争はやっぱり嫌だからな。

 戦争自体嫌だけど。とにかく彼女は彼女なりに俺を励ますつもりだろうか、身振り手振りでつなげようとし言葉をつなげようとしている。

 

 疾「エイラ・・・それは「ここに居てくれ」という意味でとってもいいか?」

 

 エ「ナッ////!そ、そういう意味じゃなくて、え、えーとまだこっちの方が安全というかなんというか・・・」アセアセ

 

 ・・・マイペースでどこか、つかみ所のない不思議な子だと思っていたけど、年相応にかわいいじゃないか。

 ・・・・・・なんだろうな、なぜだかわからないけど、この子のそばに居たいと思った。

 

 疾「ハハッ、そういうことにしときますよ。この先よろしくエイラ」

 

 エ「////////////(さっきからなんなんだろこの感情、なんかドキドキする)」

 

 疾「エイラ?」

 

 エ「ふぇ!?」

 

 疾「どうした?顔が赤いぞ?」

 

 エ「何でもない!何でもないんだナ」

 

 疾「そ、そうか、じゃあ帰りましょうか」

 

 エ「うん///////」

 

 

 

 

 

 

 ウィッチーズに正式配属になってから早1週間、基地の雰囲気にも慣れてきた。

 もちろん、女性の下の光景も・・・・・・これは慣れちゃいけないもの慣れた気がする…‥だけどまだ慣れないものがあるそれは坂本少佐の滑走路10周ランニングだ、滑走路はとても長くマッ平らで、最初は大丈夫だったが次第に疲れてきた。

 予科練時代、逸見教官に鍛えられて、結構体力に自信があったんだけどな・・・まだまだ未熟ってことだな。

 

 宮「はぁ・・・はぁ・・・疾風さんすごいですね。私なんて5周で限界でしたよ」

 

 リ「私も」

 

 疾「予科練でかなりしごかれたからな。ペースを落としたら10週追加されたし・・・」

 

 本当にあの時は死ぬかと思った。

 ほんの少しでも気を緩んだら、容赦なく10週増やしてたな。

 気が付いたら24時間走っていたな。

 正直オリンピック選手になれると一瞬思ったよ。

 でもあの教官、プライベートだと優しいんだよな。しかも大のハンバーグ好きで、ハンバーグのうんちくに1日以上しゃべってたな・・・・・今思うと懐かしい。

 

 宮「・・・・なんか大変ですね。疾風さんも」

 

 坂「こら!まだ訓練が残ってるぞ!!」

 

 宮・リ・疾「は、はい!!」

 

 

 

射撃場

 ズドーン ズドーン ズドーン

 

 坂「うん!リーネ、前よりもうまくなったな。その調子で頑張れ」

 

 リ「は、はい!ありがとうございます」

 

 坂「次、疾風!次撃ってみろ」

 

 疾「はい!」

 

 そういい俺は扶桑軍の99式長小銃(整備員から借りた)を的に向けた。

 距離は・・・・・・・・・・25000ってところか・・・・・とりあえず俺は撃った。

 

 ターン  ターン   タターン

 

 とりあえず標的に向かって撃った。

 坂本少佐の顔を見ると、的の方を見て信じられないというような顔をしていた。

 ちなみに少佐の固有魔法は魔眼でネウロイを透視しコアを見つけたりたり、遠くのものを見れるのだという。

 

 疾「……少佐?どうしたんですか?」

 

 坂「ん?あ、あぁ何でもない。疾風もうお前は早めに切り上げていいぞ」

 

 疾「へ?あ、はい。では失礼します・・・・」

 

 といい、俺はその場を後にした。

 

 疾「ん~やっと終わったけど結構こたえるな。予科練以来だな、こういうような訓練」

 

 バ「おい、新入り、」

 

 訓練から帰る途中、俺のもとにバルクホルン大尉がやってきた

 

 疾「ん?・・・・バルクホルン大尉」

 

 バ「ここは最前線だ、常に即戦力が求められる」

 

 疾「・・・・・・」

 

 バ「そんなんじゃ、すぐに落されることは目に見える。死にたくなければ故郷に戻れ」

 

 疾「生憎、おれは元の所で幾多の激戦を経験してるんでね。それに・・・・簡単に帰れるなら苦労はしないよ」

 

 バ「・・・・・・・・何?」

 

 疾「何でもないですよ、大尉。それじゃこれで」

 

 

 

 

 

 バ「・・・・・・・異世界か・・・・馬鹿馬鹿しい」

 

 

 

 

 宮藤視点

 

 宮「坂本さんどうしたんですか?」

 

 坂「宮藤、この的を見てみろ」

 

と、坂本さんは、さっき疾風さんが撃った的を私に渡した。

 

 宮「あれ?この的って・・・・」

 

 ぺ「ど真ん中に命中弾が一つですわね」

 

 リ「ペリーヌさん!!いたんですか!?」

 

 ぺ「さっきからずっといましたわよ!!でも、疾風大尉は射撃の腕はあまりうまくないようですわね。坂本少佐。」

 

 坂「いいや、ペリーヌそれは違う。これは弾が1発しか当たったんじゃなく5発同時に同じ場所を射抜いている。私が魔眼ではっきり見た」

 

 宮「え!」

 

 リ「す、すごい」

 

 ぺ「ありえませんわ・・・・」

 

 

 すごい、すごすぎる・・・・・疾風さん・・・・あなたは一体・・・・

 

 

 

 

 

 

 夜

 

 

 疾「・・・・・・・・・似ているな・・・姉さんに・・・・・・」

 

 自分の部屋で疾風はそう呟いた。

 

 

 

 

 

 

                         続く

 

 

 

                    次回「姉と弟(前編)」

 

 

 

 

 ED「ブックマークア・ヘッド」 歌:エイラ(cv大橋歩夕) 疾風村正(cv松岡禎丞)

 

 

 

 

 

 

 

 




 またまた疾風海軍陸戦隊です。また読んでくれてありがとうございました。
 感想、誤字脱字などの報告待っています。さて次回はバルクホルンとの話です。
 エイラも好きだけどバルクホルン大尉もいいですね特に姉的な意味で・・・
 さて二重人格さん。この先のスピーチよろしくお願いします!!



 ちょ、おま・・・スピーチて・・・無駄にハードル上げおって・・・
 えー、はい、二重人格です。今回もお読み頂きありがとうございます(棒)
 何はともあれこうして第3話を投稿出来ているのも、皆様が本作品を読んでもらえるからです。
 どうか、これからも本作品を宜しくお願い致します。


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