とある少年の転生物語 (猫缶)
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転生します。

初めまして。猫缶という者です。
初投稿なので、結構緊張してます。誤字脱字があったらごめんなさい…
面白いと思っていただければ幸いです。
よろしくお願いします!

では、本編です。


ここは…

「おっ、やっと起きたか。」

この人誰?

「わしは、神じゃ。」

…えっ?

「だから、わしは神じゃよ。」

…神!?しかも何で考えている事が分かってるの?そもそもここどこ?

「まあまあ、そうパニックになるんではない。これから一つずつ説明していくぞ!

まずは、何で考えている事が分かるか、じゃな。それはな、神だからじゃ。神は、基本的になんでも出来るからの〜。」

理由になってない気がするけど…まっ、いっか!

「次は、ここがどこか、じゃな。ここは、神界じゃ。お主は特別にここにいるんじゃ。」

神界って何だ?あと…なんで特別なの〜?

「神界とはな、神様が生きている世界のことじゃ。つまり、人間にとっての地球ということじゃよ。

なんで特別かというのはな、お主が命をかけてまでしておじいさんを交通事故から守ったからじゃよ!その心得にわしは感動したんじゃ!」

…そうだったっけ?そもそも死んでたの?

「いろいろと思い出してみるといいぞ」

はーい。それじゃあ思い出してみよ〜

 

 

 

 

~回想~

ある日の事、

「あれ?飲み物がなくなってる〜

って事で飲み物買いに行こ〜」

10分後…

「着いた〜!」

「えっと…これだ!」

♪ありがとうございました〜♪

「買ったし帰るか〜

あれ?あのおじいさんどうしたんだろう?車が来る!

ってそんな事言っている場合じゃない!助けなきゃ!」

ヽ(・д・)ノ=3=3=3スタタタッ

ドン!

「おじいさん助かってよかった…

もう少し生きたかったな…」

こうして彼は息を引き取った…

最期に「なぜお主にわしが見えてるのだ!?」という言葉が聞こえた気がした。

(テレビ欄には、少年が原因不明の事故で亡くなりました。と報じられていました。)

 

 

 

 

そういえばそうだった!じゃあ、何で死んだのに身体があって、喋れてるの!?

「それはな、お主に転生できる権利が与えられたからじゃよ!さすがに神であるわしでも魂と話すことは出来ないからわしの都合が良いように身体をつけたんじゃ。」

…what?転生?それって小説とかでよく見る転生か?

「お主が何のことを言っているのかよく分からんが、多分それじゃよ」

ワオ!でも嬉しいのか嬉しくないのか分かんないな〜

「それは人によって感じ方が変わるから、何も言えぬ。

そろそろ本題に入っていいかの?」

何のことか分かんないけどいいよ〜

「それじゃあ本題に入るぞ!

さっきも言ったように、お主には転生できる権利が与えられておる。しかし、転生するか決めるのはお主じゃよ。お主はどうしたいのじゃ?」

そりゃぁ、転生したいですよ〜

「よし、じゃあ次じゃ。

転生するにあたって、お主にはいろいろと設定が必要なのじゃよ。

例えば、種族とか能力とかじゃ。

お主が自分自身で決めたいものはあるかの?」

うーん、転生する世界は東方Projectがいいな〜

それ以外は神様が決めて〜

「分かった、その他はこちらで決めておくぞ。

転生をする前に、何か質問はあるか?」

特に…あっ!あなたってコンビニで助けたおじいさんなの?

「よく気づいたの〜!

そうじゃよ、そして転生させるチャンスを与えたのに、お主に興味を持ったことも理由に入っておる。ただ、理由に感情を入れるのもどうかと思ったから、気づかれなければ言わないつもりだったんじゃよ。」

へぇ〜、そうだったんだ〜

神様って結構感情的な部分もあるんだね〜

「まっ、まあの。」

そういえば、最期によく分からないセリフが聞こえたのは神様が言ってたんだ!

「そうじゃよ。でも未だに何でわしが見えたのかは分からんのじゃ」

それは…

「何か分かるのか?」

いや〜、心霊スポットとか神社とかに行くと、毎回何かが見えたんですよ〜

他の人は見えなかったらしく不気味に思われちゃいましたが…

「ほう、お主には何か特別な力が宿っているのじゃろうな。

転生してもそこは変わらないはずじゃから、その原因を探ってみてもいいかもしれぬな!」

確かにそれもいいかもしれませんね〜

「まだ何かあるか?」

いや、もう大丈夫ですね〜

「そうか、ではこれから転生を始めるぞ〜

あっ、最後にもう一つだけいいか?」

えっ、別にいいですけど?

「お主には今まで生きてきた数年間の記憶が残っていると思うんじゃが、その記憶は完全に消すか、一部だけ消すか、完全に残すかの3つがあるんじゃが、どれがいいかの?」

じゃあ、東方Projectの記憶だけ消してくださ〜い

「よーし、分かった。では、今度こそ始めるぞ〜

準備はいいか?」

はーい!

「よし、じゃあ目を瞑ってくれるかの?起きた頃にはもう転生が終わっているはずじゃよ。向こうの世界でも楽しく生活するんじゃよ!では、元気での〜!」

いろいろお世話になりました〜

頑張りまーす!

 

-そして、少年の第二の人生が今、始まる…!-



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無事に転生できました。

あれ…?

ここどこ?森の中かな?

とりあえずポケットに何か入ってないかな〜?

「あっ!なんか入ってる〜

ちょっと見てみよ〜」

 

-この手紙が見れたということは転生は成功したんじゃな!

失敗したらどうしようかと思ったが、成功して本当に良かったんじゃ!

ここは、東方projectの世界じゃ。お主が願った通りじゃよ〜

そして時代は、八意永琳が月に行く前に地球にいた時代じゃよ。

お主は覚えていないと思うがの!

そして種族はなんと…半人半妖じゃ!要は人と妖怪の血が半分ずつ混ざっている者ということじゃよ。

ちなみにお主にもちゃんと能力はあるんじゃが、それは自分で探してみてほしいんじゃよ。これから猟とかをするかもしれないから、その練習だと思ってくれればいいぞ!頑張るんじゃよ!

そういえば、お主が一緒に過ごしていた家族や友達の記憶からはお主の記憶は消してあるから、そこは心配しなくても大丈夫じゃよ〜

転生前に言えなくてすまぬ…変な心配をかけたかもしれぬな…

まあ、最後になるが、これからいろいろな出来事があるはずじゃ。そういうものも乗り越えて頑張っておくれ!

お主を転生した神、龍神より-

 

…ちょっと待って!ツッコミどころ満載なんですけど!

神様って龍神様だったの!?ちょっと待ってよ〜

僕の対応とっても失礼じゃなかった!?龍神様ごめんなさい…

それに僕って能力持ちなの!?まさかの!?しかも教えてくれないの〜?意外と龍神様って意地悪なところもあるんだ!

ってか転生って失敗することもあるの!?成功して本当によかったよ〜

まあでも、僕の友達や家族のことも考えてくれているのは優しいと思うな〜やっぱり龍神様って優しいね〜

そういえば、僕ってどんな妖怪の血が流れてるんだろう?これでまさか覚だったらびっくりだよね〜覚ってあんまりいなさそうだしそんな人聞いたことないからなぁ〜

それにしても八意永琳か…

なんか聞いたことあるな〜

神様に東方Projectの記憶を消してほしいって頼んだから多分その中の1人なのかな?

「ってあれ?紙がいつの間にか無くなってる!他の人に見られると問題があるから一回最初から最後まで読んだら消える仕組みになっていたのかもな〜

まあそれはいいとして、ここら辺に泊まれるようなところは無いかな〜?さすがに野宿は危険だと思うから、ちょっと散策してみよ〜」

 

~少年散策中…~

「結局何も見つからなかったよ…木ばっかりで全く風景も変わらないし…

あーあ、お腹すいたよ…

早く神様が言っていた八意永琳って人に会いたいな…」ガクッ

その場で倒れました。

 

10分後…

?「誰かが倒れてる!この人だれだろう?とりあえず家まで運んでおこう!」

 

?移動中…

?「ふぅ〜、着いたー

とりあえず何かあったのかもしれないから寝かせておこう。彼が起きたらいろいろ事情を聞くとするか!」

 

1時間後…

「…ハッ!あれ?僕ってこんなところ見つけたっけ?なんでこんなところにいるの?えっと、ここどこだ?」

?「おはよー」

「…あのー、すみません。お名前をうかがってもよろしいですか?」

?「えっ!」

「えっ?」




誤字があったり、読みづらかったら教えてください。よろしくお願いします。


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永琳と初めて話しました。

今回はきりが悪いです。
ごめんなさい…m(_ _)m


?「ごめんなさい。今なんて言った?」

「いえ、あなたの名前を聞きたくてですね…」

?「あなた、ここの国の人じゃないのね!?」

「えっと…多分そうなんじゃないでしょうか。」

?「まあ、とりあえずさっきの質問に答えるわ。私の名前は八意××。

あなたには発音できないと思うから、八意永琳と呼んでちょうだい。」

「永琳さんですね。覚えておきます!

でも、どこかで聞いたことがあるような気が…」

永琳「あら、これでも一応はこの国のトップの方に位置しているのよ。」

「僕ってそんなすごい人に助けられていたんだ〜

とっても光栄です!」

永琳「嬉しいことを言ってくれるわね!

ところで、あなたの名前は何かしら?」

「僕の名前は…えっと…」

永琳「あなた、まさか記憶喪失!?」

いや、記憶喪失ではないけど…転生のことは言わない方が良さそうだし曖昧に答えておこ〜

「どうなんでしょう。自分でも分かりません。名前ってないと不便ですね…

あっ、そうだ!」

永琳「どうしたの?」

「永琳さん、僕に名前をつけてくれませんか?」

永琳「別にいいけど、なぜ私に頼んだの?」

「それはですね、永琳さんが僕に初めて会った人間ですから!」

永琳「そうだったの!?今まで大変だったわね。

いいわ、私がつけてあげる!

そうね…河本雄輝なんてどう?

あなたにはこれからいろいろと頑張ってほしい。そんな願いを込めて『ゆうき』にしたわ。でも『勇気』だと名前っぽくないから、漢字を変えて『雄輝』にしてみたわ。どうかしら?」

「そんなに僕のために考えてくれて嬉しいです!その名前、使わせてもらいますね、永琳さん!」

永琳「ええ、いいわよこれからもよろしくね、雄輝。

それと、これからは普通に話してもらっていい?あなたが敬語で話すと少し違和感を感じるの。」

雄輝「分かったよ、永琳。これからもよろしくね〜!」

永琳「ええ。じゃあ早速なんだけど、あなたにはツクヨミ様のもとへ行ってもらうわ。

あなたが来たことを伝えたりしないといけないからね!」

雄輝「分かった〜

そのツクヨミ様って、もしかして神様〜?」

永琳「その通りよ。なぜ分かったのかしら?」

うげ、ちょっと痛いところをつけられちゃった…

実際は元から知っていたけれど、それを言うわけにはいかないし…

あっ、そうだ!

雄輝「いや〜、永琳が『様』ってつける人は神様くらいだと思ったから神様なんじゃないかな〜って思ったんだ。

そしたらまさかのドンピシャでこっちもびっくりしたよ!」

永琳「なるほど、そういう事だったの。

じゃあ、そろそろツクヨミ様のもとへ行くわよ!」

雄輝「はーい!」

 

 

~少年達移動中…~

 

 

永琳「ツクヨミ様、八意永琳です。今日は道で倒れていた者を連れてきました。中に入ってもよろしいでしょうか?」

?「永琳か。入ってきてくれ。」

永琳「はっ、失礼します。」

雄輝「えっと、失礼します…

えーっと、この人がツクヨミ様かな?

?「そうじゃ。」

思った以上に神様ってすごい威厳がある〜

ツクヨミ「そりゃ神だからのう。」

ってか、また心読まれてる!

ツクヨミ「あっ、すまん。いつもの癖が出てしもうた。気をつけねば。

ところで、お主の名前はなんじゃ?」

雄輝「河本雄輝です。」

ツクヨミ「いい名前じゃのう。」

雄輝「そうですよね!永琳ってすごいと思いません!?」

ツクヨミ「ほう、この名前は永琳がつけたのか!いいの〜」

永琳(私ほとんど空気だ…)



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ツクヨミ様と興味深い話をしました。

あの後、ずっとツクヨミ様と楽しく雑談をしていた。

もうそろそろ別れるという時、こんな話を始めた。

ツクヨミ「お主はなんという種族なのじゃ?人間が持っている力もあれば、人間には使えない力も持っておるぞ。」

雄輝「人間に使えない力というのは、どんな者が使える力ですか?」

ツクヨミ「お主に分かるかは知らぬが、『穢れ』という者が持っている力に似ておる。」

永琳「ちなみに力は全部で4種類あるわ。それは、霊力、妖力、魔力、神力の事を指すわ。

霊力は普通の人間が持つもの。妖力は私たちの言う『穢れ』が持つもの。魔力は数少ない人間が持っているもの。そして神力は、神様が持っているもの。」

ツクヨミ「永琳の言った通りじゃ。じゃが、お主からは4つの力が全て感じ取れるのじゃ。まあ、神力はほとんどないがのう。」

雄輝「そうなんですか!?てっきり僕は霊力しか持っていないと思いましたよ!」

ツクヨミ「そうか。

永琳、ちょっと雄輝と2人で話したいことがある。先に帰ってもらっても良いかの?」

永琳「良いですよ。しかし、雄輝がまだ道を覚えていないんですよ…

彼の帰りはツクヨミ様に任せてもよろしいですか?」

ツクヨミ「分かった。それは任せておけ。」

永琳「はい。よろしくお願いします。」

 

 

 

~永琳退出中~

 

 

 

ツクヨミ「では、これからいろいろと話していくぞ。長くなるかもしれないから、楽な格好でいてくれて構わないぞ!」

雄輝「それでは、お言葉に甘えて楽にさせていただきます。

ふぅ〜」

ツクヨミ「ついでに、喋り方もいつものようにしてくれ。違和感しかない。」

雄輝「はーい。やっぱり慣れないことはやるもんじゃないな…」

ツクヨミ「では、またいくつか質問をするぞ。

まず一つ目。さっきも言ったようにお主には4つの力がある。これはなぜだ?答えなくてもわしには分かるが、こういうのは自分の口から言ってほしいのじゃ。」

雄輝「…分かった。じゃあ話すね〜

実は僕は、半人半妖らしいんだ。」

ツクヨミ「ほう。『妖』というのは穢れのことかね?」

雄輝「うーんと、多分そうだね〜

その種族は知らないんだけど…」

ツクヨミ「ほう…まあ、良いじゃろう。

じゃあ次じゃ。お主の心をわしが読んでしまった時“また”と言っておったが、心を読まれたことはあるのか?」

雄輝「うん!一回あったよ〜

ここだけの秘密にしてほしいんだけど、実は僕は転生したんだ。」

ツクヨミ「ふむ、それは何ていう神かの?」

雄輝「それが、まさかの龍神様だったんだよ!」

ツクヨミ「龍神様じゃと!?なんと!」

雄輝「ツクヨミさんは、龍神様と何かしらの交流があるの?」

ツクヨミ「交流も何も、わしの父親じゃ!」

雄輝「えっ!?すごい!」

ツクヨミ「父親は元気にしておったか?」

雄輝「うん!とっても元気だったよ〜」

ツクヨミ「それはよかった!

おっと、話がずれてきてしまった。元に戻すぞ。

じゃあ最後の質問じゃ。今、お主の心が読めないんじゃ。なぜかわかるか?」

雄輝「心が読めない…だと…!?確かこれだったら読めないはず…ってことはまさか…!」

ツクヨミ「どうしたんじゃ?何かわかったかの?」

雄輝「いや、もしかしたら僕の『妖』の部分の種族がわかったかもしれなくて!」

ツクヨミ「それは本当か!その予想を教えてくれ!」

雄輝「僕が思うのは、自分が『覚』ではないかと思ってる〜」

ツクヨミ「その『覚』というのは…?」

雄輝「転生前の知識なんだけど、『覚』というのは相手の心が読める者のことだよ〜」

ツクヨミ「ほう。じゃあ試しにわしの心を読んでみてくれ!」

雄輝「やってみる!」

集中、集中…!

(ワシの好きな食べ物は、桃じゃ!)

雄輝「読めた!」

ツクヨミ「本当か!じゃあわしが何て思っていたかをいってくれ!」

雄輝「『わしの好きな食べ物は、桃じゃ!』って言ってた!」

ツクヨミ「お見事!正解じゃ!

ということはお主はその『覚』というやつと人間のハーフなんじゃな!」

雄輝「多分そうだね!やっと分かった〜」

ツクヨミ「分かって良かったの〜

そういえば、そろそろ時間じゃ。わしが永琳の家まで送って行くぞ!」

雄輝「はーい!よろしく〜」

 

 

 

~少年&神移動中…~

 

 

 

ツクヨミ「ほれ、着いたぞ!また今度遊びに来てくれ!いつでも歓迎しているぞ!

ちなみに門番とかに通してもらいたい時は、この紙を見せてくれ。これを見せるだけで通してくれるぞ!」

雄輝「分かった!また遊びに行くね〜

バイバーイ!」

 

雄輝「永琳ただいま〜」

永琳「おかえりなさい!どうだった?」

雄輝「とーっても楽しかった!」

永琳「そうなの!よかったじゃない!

そういえばもう夜なのね。私からも話したいことがあるから、明日いろいろと話そうね。」

雄輝「はーい。おやすみなさーい!」

-こうして、転生してから過ごした初日が終わった。-



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永琳といろいろ話しました。

午前6時

雄輝「ふぁ〜よく寝た〜

えっと…今は6時か〜

そろそろ起きよう!」

 

 

 

~少年移動中…~

 

 

 

雄輝「まだ永琳は起きてないみたいだな〜

とりあえず朝ごはん作っとこ〜

勝手に冷蔵庫の中の食品使ってもいいよね?ま、いっか〜」

 

 

 

~少年料理中…~

 

 

 

雄輝「出来た!よし、永琳が起きるのを待つか〜」

 

 

 

午前7時

永琳「…もう朝だ

そろそろ起きないと…

…あれ?なんかいい匂いがするんだけど?

ちょっと行ってみようかな?」

 

 

 

~永琳移動中…~

 

 

 

雄輝「あっ、永琳。おはよ〜」

永琳「おはよう。えっと…」

雄輝「あっ、朝ごはんを作ったのは僕だよ!」

永琳「そっ、そうなんだ。せっかく作ってくれたんだから朝ごはん食べよ!」

雄輝「はーい!いっただっきまーす!」

永琳「いただきます。モグモグ…

美味しい…!」

雄輝「よかった…永琳の口に合わなかったらどうしようって思ってたところなんだよ…」

永琳「そうだったのね。でももし美味しくなくても作ってくれただけで嬉しいわよ!」

雄輝「そう言ってくれると嬉しいな〜」

 

数十分後…

 

雄輝・永琳「ごちそうさまでした!」

雄輝「ふぅ〜、お腹いっぱい!」

永琳「美味しかったわよ〜」

雄輝「また作るね〜」

永琳「やった!次を楽しみにしているわ!」

雄輝「うん!」

 

永琳「ねーねー、昨日雄輝はツクヨミ様と話していたじゃない。」

雄輝「うん。そうだったね〜」

永琳「どんな事を話していたの?」

雄輝「(転生のことは言わない方がいいよな〜)えーっとね、僕の種族について話してたんだ〜」

永琳「へぇ〜

ってことはやっぱりあなたは人間ではないのね!」

雄輝「そうなんだよ〜

実は僕は、人間と穢れの血を半分ずつ持っているらしいんだ〜」

永琳「やっぱり…

思った通りで安心したわ。」

雄輝「やっぱりってことは…

えっ!僕が人間じゃないって分かってたの?」

永琳「もちろんよ。だってあなたからは人間が持っていないような力も感じられたんだもの。」

雄輝「永琳にもわかるんだね〜」

永琳「じゃあその事は誰にも言わないでちょうだい。」

雄輝「なんで?」

永琳「それが軍の人にバレたら退治されるからよ。あなたが穢れと間違えられてね。」

雄輝「そうなんだ〜

じゃあこれは永琳とツクヨミさんと僕だけの秘密ね!」

永琳「ええ、そうして頂戴!(それにしても何でツクヨミ様の事をさん付けで呼んでいるんだろう?)」

雄輝「それはね、ツクヨミさんから僕がそう言うと違和感しかないって言われたからだよ〜」

永琳「へー、そうなんだー

…ってえっ?私の心読んだ?」

雄輝「あっ!そのことも言ってなかった!

実は僕にある穢れの血は心を読めるやつの血なんだって〜

ツクヨミさんの心も読めたし、ツクヨミさんが僕の心を読めなかったから、これは確実だと思うよ〜」

永琳「じゃあツクヨミ様ができない事を雄輝が作ったってこと!?

すごいわね!私ですら無理だったのに…」

雄輝「そうなの!?変なの〜

絶対僕の方が弱いと思うのに…」

永琳「じゃあ、あなた、自衛団に入ってみない?」

雄輝「それって何?」

永琳「この町から穢れを守る重要な存在のことよ。」

雄輝「そんな重要な仕事に僕なんかがつけるの?」

永琳「それは分からないけど、明日自衛団のところに行ってみない?もしそこに入れそうだったら、そこで働いてみるのもいいと思うわよ。」

雄輝「じゃあそうしてみるよ〜」

永琳「それじゃあ、私の方で資料を用意しておくから、もう自分の部屋に戻っていいわよ。」

雄輝「そういえば僕ってここで暮らしてもいいの?」

永琳「もちろんよ!私が認めた数少ない存在なのよ!」

雄輝「じゃあこれからもよろしくね!」

永琳「ええ!こちらこそ!」

雄輝「じゃあ資料よろしくね!」

永琳「任せなさい!」



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自衛団に行きます。

(見ている人はいないと思いますが)遅くなってすみません。
あと今回もきりが悪いです。ごめんなさい。m(_ _)m


次の日…

 

 

 

雄輝「ふぁ〜

今日は自衛団に行く日だ〜

永琳ちゃんと資料書いたかな〜?永琳だから忘れてないと思うけどね〜」

 

 

 

数十分後…

 

 

 

永琳「おはよ〜」

雄輝「おはよ〜!今日は自衛団に行く日だね〜」

永琳「そうね〜

もしかして緊張してる?」

雄輝「えへへ(∩´͈ ᐜ `͈∩)

めちゃくちゃ緊張してる〜」

永琳「大丈夫よ〜!今日会う2人は優しいからね!」

雄輝「そうなの!?

それなら良かった〜

ちなみにその2人の名前は何て言うの?」

永琳「えっとー、片方が綿月豊姫。もう片方が綿月依姫。2人でいることが多いから綿月姉妹と呼ばれることが多いわね。」

雄輝「へ〜、そうなんだ〜

でさ、そもそもなんだけど、自衛団に入るには何をすればいいの?」

永琳「えっと、普通に戦うのよ。もちろん模擬戦だけどね。」

雄輝「えっ!僕戦ったことないんだけど大丈夫?」

永琳「全然大丈夫よ。向こうもちゃんと力加減するわよ。それに、見るのはどちらかと言うと素質があるかどうかだからね。」

雄輝「そっか〜

素質ねー。僕にもあるのかな〜?」

永琳「それはやってみなきゃ分からないわね…

でも能力を持ってる人は大抵はあるわよ。だからそこまで心配はしなくても大丈夫だと思うわよ。」

雄輝「へー。

そういえばいつ行けばいいの?」

永琳「今日のうちだったらいつでも大丈夫よ。実は約束したのは豊姫の方なの。依姫は結構しっかりしてるんだけど、豊姫はほんわかしていて、時間とかあんまり気にしないのよ。だから、豊姫からの約束の時は時間はあんまり気にしなくて大丈夫だわ。」

雄輝「お、おう。それで大丈夫なんだ。なら気にしなくてもいっかー!」

永琳「そうね。じゃあ逆に雄輝はいつ行きたい?」

雄輝「えーっと、昼までには行っときたいかな〜」

永琳「そう。なら、もう準備も出来てるし行く?」

雄輝「準備がもう終わってるの!?はやいなぁ〜

じゃあ、もう行こー!」

永琳「ええ、行きましょう。」

 

 

 

~少年達移動中…~

 

 

 

永琳「ここよ。そうしたら誰かが出てくるまで待たないとね。」

雄輝「へ〜

思ったよりは近かったかな〜」

永琳「そうかしら?それだったらこの都市を歩いて回れそうね。」

雄輝「そっ、そんなに距離があったの?」

永琳「まあまああった方だとは思うわ。」

雄輝「そっか〜

あっ、誰か来たよ〜!」

永琳「そうね。あれが綿月依姫よ。」

雄輝「今来た方がしっかり者の依姫さんか〜」

依姫「こんにちは。そろそろあなた方が来ると思いましたよ。さあ、とりあえず中に入ってください。」

雄輝「お邪魔します…」

永琳(そんなに緊張しなくても大丈夫よ。依姫の心を読んでみなさい。)

雄輝「うん…

依姫(雄輝さんってどんな人なんだろう?お師匠様がいい人って言ったからそうなんだろうけれど、まだ謎が多くて不安だな…

私がまともに喋れるかね…?)

雄輝(依姫さんも不安なのか…

まあ、仕方ないんだけどね〜

実際僕も完全に安心したわけではないし…)

依姫「さあ、部屋に着いたわ。」

雄輝「…えっ!?」

永琳「どうしたの?」

雄輝「いや、前に座っているのが綿月豊姫さんだよね?」

永琳「ええ、そうだけど?」

雄輝「いやー、豊姫さんが僕の想像していた人物と全然違うんだけど!?」

永琳「まあ、そうなるわよね…

依姫とあまり似てないからね…」

豊姫「あら、お師匠様!…あと、お客様かしら?」

永琳「やっぱり忘れてる…

豊姫、今日は雄輝が自衛団に来るって決めた日でしょ?」

豊姫「ありゃ、そうだったのね〜

すーっかり忘れてた!」

依姫「もう、豊姫ったら…

じゃあ雄輝さん、そこらへんの空いている席に座ってください。とりあえず全員の自己紹介から始めましょう。」

雄輝「そうですね。分かりました。」



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自衛団で話しました。

依姫「じゃあまずは言い出しっぺの私から。

私は綿月依姫。玉兎の戦闘の指導や穢れとの戦闘をしています。ちなみに綿月豊姫の妹です。」

豊姫「じゃあ次は私〜

私は綿月豊姫よ〜。綿月依姫の姉だよ〜!仕事は〜、依姫のように戦闘をやってるんじゃなくて、私はちょっと違う事をやっているの〜。えっとー、詳しく言うと、穢れの察知とかかしらね〜

あっ、ちなみに私は桃が大好きなの!もし食べたかったら言ってね〜!基本いつも食べてるから!」

依姫「もう、豊姫ったら!桃を食べ過ぎないって何回も言っているでしょ!それに、運動もしなさいよ!」

豊姫「えー、でも桃美味しいんだもん〜

それに、運動したら疲れるじゃ〜ん!」

依姫「はぁ…

ってそれより、雄輝さんの自己紹介が終わってないわよ!

雄輝さん、ごめんなさいね…」

豊姫「そういえばそうだったわ〜!

じゃあ雄輝さん、お願いするわ〜」

雄輝「は、はい。

えっと、僕の名前は河本雄輝です。最近ここに来たばかりで、ここの事はほとんど何も分かってないです。僕自身とても頼りないですが、よろしくお願いします。あっ、ちなみに僕も桃は好きです。」

依姫「ええ、よろしくお願いしますね。」

豊姫「よろしくね〜

あら、桃好きなの!?やったー!ここには桃がたくさんあるから、たくさん食べましょう!」

雄輝「いいんですか!?ありがとうございます!」

依姫「豊姫はほんっとに桃になると興奮するんだから…

しかも雄輝さんまで巻き込んじゃったし…」

永琳「依姫、みんな自己紹介も終わったようだし、そろそろ本題に入りましょうか。あの二人はとりあえず話させておきましょう。」

依姫「ええ、そうしましょう。それで、今日は何故彼は来られたのですか?」

永琳「実は、彼は数日前に私が倒れているところを保護したの。それで、彼が起きてからツクヨミ様の元へ行ってもらって、色々と話をしていたの。そうしたら、彼にはツクヨミ様に不可能を作ってしまったの!」

依姫「えっ!?お師匠様ですら不可能を作ることができなかったのに!?」

永琳「ええ、だから彼は今は霊力は全然ないけれど、自衛団に入ることでどんどん成長していって、私よりも強くなると思ったから、自衛団のことを話して、来てもらえるように誘導したって感じね。ここなら彼は成長できると思って来たのよ。」

依姫「そうなんですか…

私に出来るかは分かりませんが、彼の成長に貢献できるように頑張っていきたいと思います!

ところで、彼が作ったツクヨミ様に不可能なことって何でしょうか?」

永琳「それは今から教えるわ。ただし、これはまだ本人、ツクヨミ様、私しか知らない。そして他人にこの事実が伝われば彼の命が危なくなる。」

依姫「そんなに大変な話なんですね!聞かせてください!」

永琳「分かったわ。じゃあ事情を話すわね。

豊姫、雄輝、こっちに来なさい。雄輝に関する話をするわ。」

豊姫「あら〜、雄輝に関する話ね!楽しみだわ!」

雄輝「僕に関する話か〜

あんまり面白くないけどね〜」

 

 

 

~永琳説明中…~

 

 

 

永琳「これが彼の事情よ。あっ、それで、この事は他言無用で頼むわ。依姫にはもう言ったけれど、雄輝の命に関わることなの。そこのところを理解してちょうだい。」

依姫「お師匠様が言うことならば、当然受け入れますよ。」

豊姫「私も〜!」

雄輝「受け入れてくれて良かった〜

ありがとう!」

依姫「いえいえ!」

豊姫「こっちこそ、真実を知れて良かったよ!」

永琳「それで、自衛団の話なんだけれど…」

依姫「彼は戦闘でも成長できそうだし、援護も上手くいきそうだし、もちろん歓迎するわよ!」

雄輝「こんな僕で大丈夫?」

依姫「ええ、もちろんよ!これからもよろしくね!」

豊姫「よろしく〜!」

雄輝「こちらこそお世話になります!よろしくね!」

 

-こうして、雄輝は自衛団に入るのだった-



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買い物しました。

雄輝「帰ってきた〜!

豊姫も依姫も僕のことを受け入れてくれてよかった〜」

永琳「あの2人はやっぱり話が伝わったわね。雄輝が2人と打ち明けてくれてよかったわ〜!

でもあんな短時間でよく打ち明けられたわね。」

雄輝「あ〜、そうだね〜

依姫の方は、心を読んで僕と同じように初めて会う人と話すのは緊張するみたいで、僕の方から話をしてみたらすぐ打ち明けてくれたよ〜

豊姫の方は、桃のことで色々と話せたから打ち明けられたんだ〜」

永琳「まぁ、やっぱりそうよね。予想通りでちょっと安心しちゃったわ( ̄▽ ̄;)」

雄輝「そういえば自衛団に入ることは出来たけど、これからいつ行けばいいとかってあるの?」

永琳「それは、依姫から私の方に伝わっているわ。

基本は一日置きに訓練があるわよ。内容は、当日までのお楽しみよ。あなたは今日入ったばかりだから、まずはあなたに合った戦闘方法や武器を見つけることから始めるから、明日は今日行ったところで待っていてくれれば、豊姫か私、もしくは2人で迎えに行くわ。持ち物は特にいらないわよ。ただ、動きやすい服で来るといいわ。明日の集合時間は8時よ。くれぐれも遅刻しないように気をつけてちょうだいね。

との事だったわ。」

雄輝「着替え持ってない…(´・ω・`)」

永琳「あっ、そういえばそうだったわ。じゃあこれから買いに行きましょ。」

雄輝「そうだね〜

って僕お金持ってないよ!どうすればいい?」

永琳「あなたはまだ来てからほとんど時間も経っていなし、やっと仕事を見つけたところなのよ。それくらいは私が払ってあげるわ。」

雄輝「いいの?なんか申し訳ないけどありがとう〜(今度お礼をしてあげないと!)」

永琳「これくらいどうってことないわ!気にしないでちょうだい!」

雄輝「う、うん。分かったよ。

じゃあそろそろ出発しよ〜!」

永琳「そうね。日が暮れる前に行きたいしね。」

 

 

 

~少年達移動中…~

 

 

 

店員「いらっしゃいませ〜」

雄輝「着いたね〜

そういえば、僕ってどんな服が似合うの?」

永琳「色々と試着して見ればいくつか似合うものがあると思うわ。雄輝が着てみたい服をいくつか選んでもらえば、そこからは私がどうしたら合うかを考えてあげるわ。」

雄輝「分かった〜

色々と見てみる!」

 

 

 

数分後…

 

 

 

雄輝「こんなもんかな!」

永琳「調子はどうかしら?」

雄輝「決めたよ!これでどう?」

永琳「それで十分よ。じゃあ試着室に行きましょう。これから色々と試着してもらうからね。」

雄輝「はーい」

 

 

 

~少年達移動中…~

 

 

 

永琳「ここね。じゃあ始めるわ。」

 

 

 

~少年試着中…~

 

 

 

永琳「ふぅー、こんなものかしら。雄輝、終わりよ。」

雄輝「あっ、終わった?思ったよりも早くてよかった〜」

永琳「もっとかかると思った?(もう少し時間をかけても良かったかしら?)」

雄輝「やめてやめて!そんなに長いのは耐えられないよ〜」

永琳「あら、そうかしら?雄輝のこといじるの楽しいわー!」

雄輝「永琳僕で遊んでたの!?」

永琳「あら、声に出てた?それはごめんなさいね。

でも雄輝を着せ替えするのが楽しいのよ。あなた、どんな服でも似合ってしまうからね。」

雄輝「そうかな〜?

まぁ、それはとりあえずいいとして、そろそろ買わないとね〜」

永琳「そうね。そうしましょう。」

 

 

 

~少年達買い物中…~

 

 

 

雄輝「たっだいま〜!」

永琳「その服重くないの?」

雄輝「めちゃくちゃ重いことを覚悟してたから、軽く感じた〜

いわゆる心理戦みたいな感じかな〜」

永琳「なるほどね〜

今日はもう遅いし、疲れを溜めちゃダメだから、もう寝ましょう。」

雄輝「そうだね〜

じゃあ僕もう寝るね〜

おやすみ!」

永琳「ちゃんと着替えてから寝てちょうだいね。お休みなさい。」



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初めて自衛団の訓練に行きました。

お気に入りがあったことに今更気づきました。
ありがとうございます!


雄輝「スピー、スピー…ハッ!

あれ、今何時?」

時計:6時30分

雄輝「うわぁー、いつもより30分も遅いじゃん!やばい!急いで朝ご飯作らなきゃ!」

 

 

 

~少年移動中…~

 

 

 

永琳「おはよう。今日は遅かったわね。何かあった?」

雄輝「おはよ〜

いやぁ、なんか目覚ましかけたはずなのに聞こえなくて、ふと起きたらもうこんな時間で、急いで起きてきたんだよ…」

永琳「昨日寝るのが遅かったからかな?(体調不良…ではないよね…?)」

雄輝「それはないから大丈夫!」

永琳「それならいいけど…」

雄輝「ってか、朝食用意してくれたの!?ありがと〜

助かった!」

永琳「こういう時こそお互い様でしょ!流石に初日に遅刻はして欲しくないしね。」

雄輝「そうだね〜

初日遅刻はまずいよね…」

永琳「そういえばあなたには言ってないことがあったわ!」

雄輝「えっ?何かあるの?」

永琳「いやね、訓練の開始時間を言ってなかったなーって思ったの。」

雄輝「あっ!確かに聞いてないかも!

一体何時なの?」

永琳「スタートは8時よ。でも向こうに着くのは7時30分くらいがちょうどいいらしいわ。」

雄輝「はーい!じゃあいつもそれくらいの時間に着くように行けばいいんだね〜

ってか永琳、今何時?」

永琳「えっと…

今は…6時45分くらいね!」

雄輝「えっ!もうそんな時間なの!?急がなきゃ!」

永琳「あんまり急ぎすぎて食べ物を喉に詰まらせちゃだめよー!」

雄輝「それくらいはわかってるよ!そこまで子供じゃないからね!」

永琳「うふふ、そうよね。変な心配をしてしまったわ

まあ、間に合うように行きなさいね。」

雄輝「うん!」

 

 

 

~少年準備中…~

 

 

 

雄輝「何とか間に合ったかな?」

永琳「そうね。だいぶギリギリだけどね。」

雄輝「ま、まぁそうだねー

寝坊しちゃったからね…アハハ」

永琳「仕方がないわよ…

寝るのが遅かったからね…」

雄輝「じゃあそろそろ行くね〜!

行ってきまーす!」

永琳「行ってらっしゃーい!

いつもの生活で心を読むのはなるべく抑えてね〜」

雄輝「うん!なるべく能力をなんとか出来るように頑張る!」

 

 

 

~少年移動中…~

 

 

 

雄輝「とりあえず着いた〜

依姫を待つとするか〜」

依姫「おはよう、雄輝。

やっぱりお師匠様の言う通り言ったことは忠実に守るのね。」

雄輝「永琳そんなことも話してたんだ〜」

依姫「なるべくあなたのことを詳しく聞いたからね。

あっ、ちなみに今日はこれから必要になって来ることをするからね。」

雄輝「ってことは訓練に必要なことをするってことだね〜」

依姫「そうね。詳しいことは中で話すわよ。」

 

 

 

~少年達移動中…~

 

 

 

雄輝「とりあえず移動したけど、今日はどんな流れでやるの?」

依姫「そのことも含めてこれから話すわ。

まず今日はあなたにあった戦闘方法を探すわ。あなたの能力も使えるようなものが見つかるのが1番だからね。

今日が終わったら、私か豊姫と何回か模擬戦をして、大丈夫そうになったらここの隊員と共に戦闘訓練をしていくわ。

ただ、今日だけで戦闘方法は見つからないかもしれないから、そうしたら次回もやるわ。

これでこれからのルーティーンの説明は大丈夫かしら?」

雄輝「うん!OKだよ〜」

依姫「理解力があって助かるわ。豊姫だったら絶対説明するのにもっと時間がかかるわ。

じゃあ次の説明をするわ。

訓練の開始時間は8時で、終了時間は5時よ。もちろん間に何回か休憩を入れながらだけど

お師匠様が言った通り、7時30分くらいに着くのがベストだけど、もし間に合わなさそうだったら8時までだったら大丈夫よ。欠席する時は連絡をちょうだい。

教えるのは基本は私だけど、豊姫だったりツクヨミ様だったりお師匠様ということもあるわ。

自主練をするのは自由。場所はいつもこの建物の中で固定よ。

説明は大体こんなものよ。分からないところがあったらどんどん質問していいわ。」

雄輝「えっと…

初めて聞く僕からしたらびっくりすることだらけだよ!

豊姫は戦闘が苦手なんでしょ!ツクヨミさんは神様じゃん!勝てるわけないじゃん!永琳は戦闘をしてるところ見たことがないし、強いことを初めて知ったんだけど!」

依姫「まぁ、そうなるのも仕方ないから、ちょっとずつ慣れていくしかないわね。」

雄輝「うん…ちょっと頑張ってみる」

依姫「じゃあ今日やることを始めましょうか。」




訓練のスタートは次回です
もし期待していた方がいたのならばごめんなさい。


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訓練の下準備をしました。

タイトル詐欺をしないようにした結果、文字数が3000を超えてしまった…


依姫「まずは、あなたにあった戦闘方法ね。

戦闘方法と言っても、近距離、中距離、遠距離とか、武器の種類とか色々あるけれどね。とりあえず、武器の方から見てみましょう。」

雄輝「はーい。どんな種類があるの?」

依姫「例えば、武器を使わずに武術だけで戦うとかがあるわ。今から色々と試してもらうから、必要なものを取りに行くわ。少し待っててちょうだい。」

雄輝「了解!(`・ω・´)ゞ」

 

 

 

~少女移動中…~

 

 

 

依姫「取ってきたわよ。それじゃあ一つずつ試してみましょう!」

雄輝「はーい!」

依姫「何からがいい?」

雄輝「依姫のおすすめから!」

依姫「おすすめなんてないんだけどね…

じゃあ剣から行ってみましょう!」

雄輝「わかった〜!

えっと…どうやって持つの?」

依姫「剣の柄の部分を持つのよ。刃の部分は下に向けて構えるの。」

雄輝「こんな感じ?」

依姫「ええ、そうね。

ところで、それ重い?重そうに見えるんだけど…」

雄輝「ちょっと重いかな…(´・ω・`)」

依姫「まぁ、そうよね。さすがに最初に持った時から全然重くないなんて言う人はなかなかいないわよ。」

雄輝「そっか〜

じゃあ次を試してみていい?」

依姫「わかったわ。次は銃よ。剣に比べれば軽いけれど、扱い方が難しいわ。とりあえず持ってみましょう。」

雄輝「はーい。えっと…こんな感じ?」

依姫「ええ…

えっとね…あなた何で持ち方知ってるの!?」

雄輝「(あっやっば…転生のことは言ったらどうなるか分からないから永琳から教えてもらったということにしておこう)あっ、実はね、永琳に持ち方を教えてもらったんだ〜

時間がなかったから、銃の持ち方しか教えてくれなかったんだけどね…」

依姫「なるほど…(彼にも何か事情がありそうだから追求はやめておこうかしら。)」

雄輝「(依姫が話のわかる人で本当に助かった…)」

依姫「あっ、じゃあ次ね。次は弓術よ!」

雄輝「えっと、それは弓を使うってこと?」

依姫「ええ、そうよ。ただちょっと持ち方は難しいわ。あと、これは実際お師匠様が教えた方が絶対いいから、今回はどんなものかだけ教えるわね。

弓術はそのままの意味で、弓矢を使って攻撃をするものよ。あまり防御には向いていないわね。これはまあ主に遠距離攻撃用。扱い方は結構難しいわよ。こんなものかしらね。」

雄輝「へー、そうなんだー

今度永琳に聞いてみる〜」

依姫「えっと、じゃあ最後ね。

最後は武器なしよ。」

雄輝「ってことは…体術!?」

依姫「そういうことよ。まぁ、これは持ち方とか特にないから、実践するときに教えるわ。それじゃあ、実践に移るわよ。」

雄輝「はーい」

 

 

 

~少年達移動中…~

 

 

 

依姫「今日はここでやるわよ。いつもは違うところでやるから間違えてこっちに来ないでね。」

雄輝「うーん…忘れそうだけど気をつけるよ〜」

依姫「それでいいわ。じゃあ実践してみましょうか。まずは剣よ。

あっ、ちなみに今回は私と練習試合をするわ。」

雄輝「はーい。(手強そうな相手だな…)」

依姫「じゃあさっきやった持ち方で持って構えてみて。」

雄輝「こんな感じだったよね…?」

依姫「そうよ。じゃあ長い間やると疲れちゃうだろうから、攻撃・防御・回避のそれぞれのやり方が分かったらでいいかしら?」

雄輝「それでいいよ〜」

依姫「じゃあ始めるわ。」

雄輝「はいっ!」

依姫「では…

いざ!」

雄輝「尋常に!」

雄輝・依姫「勝負!」

 

依姫「じゃあまずはこっちから仕掛けるわよ!ハァッ!」

雄輝「(流石にこれは避けよう。剣になるべく振り回されないようにしたいしね〜)おっと!」

依姫「ちゃんと避けられるみたいね。じゃあ今度はそっちから仕掛けてみて!」

雄輝「分かった!トリャッ!」

依姫「だいぶ不安定ね。じゃあ次は連続して攻撃するから、防御と回避をうまく使ってね。ハーッ!」

雄輝「はーい!ホッ!トリャッ!」

依姫「こんなものかしらね。じゃあ次は銃を使ってやってみましょう。」

雄輝「はーい。では、」

依姫「スタート!パンパン」

雄輝「こっちも負けないよ!パーン」

依姫「やっぱりさっきの見立て通り銃の扱い方は上手ね!」

雄輝「それは、嬉しい、な!依姫もいつも使っている武器ではないのだろうに上手いこと使っているから、難しいんだ!」

依姫「さすがに先生っていう立場だからね!

そろそろいいかしらね。じゃあ最後は弓術、は飛ばして、体術よ。なんだけど、お腹もすいただろうし、そろそろ昼ご飯を食べましょうか。」

雄輝「はーい!ありがとうございました!」

 

 

 

雄輝「体術ってどんな感じなんだろう?なかなか難しそだけどな〜」

豊姫「こんにちは〜」

雄輝「おお!豊姫だ!こんにちは〜

来た時に質問っていうのも悪いけど、体術って難しいの?」

豊姫「うーん…最初は結構痛いかな〜

だんだん慣れて来るとどうってことなくなるんだけどね〜」

雄輝「そっか〜

教えてくれてありがと〜」

豊姫「ねーねー、せっかくだから雑談でもしない?」

雄輝「いいよ〜」

豊姫「今日あなたは初めて訓練に来たわよね?依姫の教え方って上手なのかしら?」

雄輝「ええっと〜

教え方自体は上手いんだけど、生真面目な性格だからちょっと厳しめな気もするかな〜」

豊姫「なるほど〜

まだまだ改善の余地がありそうね〜

依姫にも言っておくわ。ありがと〜!」

雄輝「いえいえ!こんな僕で役に立てるなら嬉しいから!」

豊姫「もっと話したいことがあるけど、そろそろ時間なのよね〜

また今度色々と話しましょ〜」

雄輝「うん!もちろんだよ!」

 

 

 

依姫「それじゃあ午後の訓練を始めるわ。」

雄輝「はーい!」

依姫「まずは構え方かしらね。とりあえず、自分の構えやすいようにやってみて。」

雄輝「えっとね…僕にとってはこれかな?」

依姫「まあ、だいたいそんな感じね。ただ、もうちょっとリラックスしている感じに見せてみましょうか。」

雄輝「こんな感じ?」

依姫「ええ、そんな感じよ!こうした方が相手から強そうって見られてこっちに利点があるからね。」

雄輝「へぇ〜、そうなんだ!」

依姫「じゃあ次は技ね。基本は手と足を使うものよ。」

雄輝「ほお、僕には難しすぎないの〜?」

依姫「簡単なものもあるし大丈夫よ。」

雄輝「それならいいんだけど…」

依姫「それじゃあ次。技は体術を使うとなったら教えるわ。

ってことでポイントよ。攻撃の時は、急所を狙うようにして。ただ、あまり分かりやすくやっちゃダメよ。さりげなくね。

防御の時は、向こうに合わせて回避するのが一番いいんだけど、それが狙いだとわかった時はあまりダメージにならないように上手いこと防御するのがいいわね。

まあ、こんなものかしら?」

雄輝「うん!なんとなくわかった!」

依姫「じゃあやってみましょう。まずは構え!」

雄輝「ハッ!」

依姫「始めッ!」

雄輝「ホッ!テイヤッ!」

依姫「なかなか上手くできてるじゃない!」

雄輝「それは嬉しいな!

ただこれ難しいよッ!」

依姫「まぁ、そうでしょうね!あなたは普通の人よりも動けるから、少し難易度を上げて教えてるわ!それについてきているのだから、十分立派よ!

っと、こんなものね。実践はこれで終了するわ。お疲れ様。」

雄輝「ありがとうございました!」

依姫「じゃああなたの戦い方を決めましょう。

どれが一番使いやすかったかしら?」

雄輝「うーん…

やっぱり銃かな?」

依姫「まぁ、そうよね。私から見ても銃が1番使いやすそうに見えたわ。」

雄輝「だよね〜

なんかすごく持ちやすかったし、しっくりきたんだ!」

依姫「なるほどね。

じゃあ銃だったら基本は近距離はないかしらね。」

雄輝「まあ、そうかもね〜

でもあえて近距離で攻撃することも考えてもいいかもね〜」

依姫「そうね。じゃあ近距離、中距離、長距離すべて練習しましょうか。」

雄輝「それでいいね〜」

依姫「じゃあ次回からは仲間と共に訓練をしましょう。今日はこれにて解散!」

雄輝「ありがとうございました!」

依姫「いつもはこんな感じでやるからね。なるべく訓練中は敬語で頑張って欲しいわ。」

雄輝「はーい。頑張る〜」

 

 

 

~少年帰宅中…~

 

 

 

雄輝「ただいま〜」

永琳「おかえりなさい。どうだった?」

雄輝「楽しかった!でもこれからもこの街のために頑張らないと!」

永琳「やる気があってよかったわ。まあ、これからもっと大変になるから覚悟してね。」

雄輝「もちろん分かってるよ〜」

永琳「今日はもう寝ていいわよ。疲れてるだろうしね。これからも頑張ってね!」

雄輝「うん!おやすみ〜」



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みんなとの初訓練です。

雄輝「今日からみんなと一緒に訓練を受けるんだよね〜

緊張するし楽しみだな〜

みんなから遅れをとらないといいんだけど…」

永琳「そうね。でもなんか武器も使いやすそうなものを選んだみたいだし大丈夫じゃないかしらね?」

雄輝「まあ、あれはしっくりきたから使い慣れるのは早いと思うけどマスターするのには少し時間がかかるかもな〜」

永琳「あんまり無理しないように頑張って頂戴。」

雄輝「はーい。じゃあ行ってきまーす!」

 

 

 

~少年移動中…~

 

 

 

雄輝「着いた!今日は少し余裕を持ってきたから遅れることはないはず!

豊姫か依姫来ないかな…?」

豊姫「雄輝おはよー

今日からみんなとの訓練よ〜

この一週間くらいは雰囲気に慣れるくらいで大丈夫だからね〜あんまり固くなりすぎないように!」

雄輝「最初の方は武器よりは訓練の雰囲気に慣れて欲しいってことだね〜

それを聞いてちょっと安心したよ〜最初から厳しいと思ってすごく緊張してたから…」

豊姫「緊張が解けてよかったわ。これからも頑張りましょうね!」

雄輝「うん!じゃあそろそろ移動する?」

豊姫「そうね。移動しましょ〜!」

 

 

 

~少年達移動中…~

 

 

 

雄輝「えっと、ここで訓練用の服に着替えればいいの?」

豊姫「そうよ。じゃあ流石に男子の着替えを見るわけにもいかないから、外で待ってるわ〜

着替え終わったら呼んでちょうだい〜」

雄輝「了解〜」

 

 

 

~少年着替え中…~

 

 

 

雄輝「着替え終わったよ〜」

豊姫「はーい!じゃあ入りまーす

まずここの部屋の説明をするわね〜

ここは着替えるのと荷物を置くために作られた部屋で、1人1つずつロッカーが用意されているわ。あなたのロッカーはここね〜

ここに来たら自分の荷物はロッカーに入れるようにしてちょうだい。他の人とこんなくだらないことで争わないで欲しいからね〜」

雄輝「了解!」

豊姫「なかなか慣れないかもしれないけれど口調とかも1週間で慣れてね〜」

雄輝「はい!

ところで、時間は大丈夫?」

豊姫「あっ、そろそろね〜

隊員にもあなたのことを紹介しなければいけないし、一緒に行きましょうか〜」

雄輝「了解です!」

 

 

 

~少年達移動中…~

 

 

 

豊姫「皆おはよう〜」

隊員達「おはようございます!」

豊姫「今日は新たな隊員を紹介するわよ。

名前は河本雄輝さん。これからずっと仲間になるから、彼とも仲良くしてあげてね〜」

雄輝「(自己紹介すればいいのかな?)おはようございます…

先程紹介にあった通り、河本雄輝です。しばらくは色々と間違えてしまうと思いますが、これからよろしくお願いします。」

豊姫「そういうことで、しばらくはみんなが協力して彼を手助けしてあげてね〜」

隊員「了解です!」

豊姫「じゃあ今日の朝礼は以上。それぞれ練習場所に向かってちょうだいね〜

ちなみに私はしばらく彼と一緒にいるから、何か用事があるときは直接こっちに来てね。」

 

 

 

-朝礼終了後…-

 

 

 

豊姫「朝は毎日こんな感じよ。これが終わったら、必要なものをとってすぐに訓練に行くのよ。さあ、これから訓練が始まるわよ。一緒に行きましょう。」

雄輝「もちろん!」

 

 

 

~少年達移動中…~

 

 

 

豊姫「あなたが練習するのはここよ。朝礼が終わったらここに来て練習を始めてちょうだい。」

雄輝「人によって内容は違うの?」

豊姫「まあね。でもなんとなくで内容が似ている人がここに集まっているわ。」

雄輝「じゃあどれくらい上達したかは訓練仲間に教えてもらうこともできるんだ〜」

豊姫「そういうことよ。(しっかし彼は本当に真面目だな〜)」

雄輝「(なんか褒められてる…!

嬉しい!)」

豊姫「とりあえず今日はお試しでやってみましょうか。」

雄輝「はーい

えっと、空いてるところは…あそこがあった!」

豊姫「じゃあそこで練習しましょうか。まずは3発くらい打ってみてくれる?」

雄輝「了解!

…ハッ!(パン)(パン)(パン)」

豊姫「Σ(゚д゚lll)えっ!最初からそんなに打てるの!?そんな人なかなかいないのに…

何か才能があるわね…」

雄輝「えっ!こんな僕に才能があるの!?」

豊姫「絶対あるわ!命中率がすごいわ!」

雄輝「そっか〜

もっと上手になれるように頑張る!」

豊姫「その息よ!頑張ってちょうだい!」

雄輝「はい!」

こんな調子で午後まで続いて行きました。

 

 

 

-訓練終了後…-

 

 

 

豊姫「今日の訓練はここまで!ちゃんと練習できましたか?」

隊員達「はい!ありがとうございました!」

豊姫「次もその調子で練習してください!それでは解散!」

 

豊姫「今日の練習はどうだった?」

雄輝「みんな真剣にやっていて良かったと思うよ〜」

豊姫「これからもこんな調子だけど、頑張ってね〜」

雄輝「うん!」

 

 

 

~少年帰宅中…~

 

 

 

雄輝「ただいま〜」

永琳「おかえりなさい。

どうだったかしら?」

雄輝「思ったよりも気楽にできそうでよかったよ〜」

永琳「それは良かったわ。その調子で頑張ってちょうだい。」

雄輝「はーい!(豊姫にも言われたな〜)」



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はじめての友達です。

雄輝「今日も訓練だー

頑張らなきゃ!」

永琳「張り切ってるわね〜」

雄輝「だんだん成長している感じがして嬉しいんだ〜!」

永琳「嬉しいのは分かるけど、あんまり無理しないでね」

雄輝「分かってるって!それじゃあ行ってきます!」

永琳「行ってらっしゃい」

 

 

 

~少年移動中…~

 

 

 

隊員「起立!気をつけ!礼!」

全員「おはようございます!」

依姫「おはよう!今日も訓練頑張ってください!」

隊員「はい!」

依姫「では位置についた者から訓練開始っ!」

 

 

 

~隊員達移動中…~

 

 

 

雄輝「じゃあ始めるか〜」

?「やっほー!昨日入ってきた新入りさんかい?」

雄輝「はい…そうですが…?」

?「緊張しなくていいよ!ボクと友達になって欲しくてきたんだ〜」

雄輝「えっ!友達になってくれるの!?うれしい!

僕は多分知ってると思うけど河本雄輝だよ〜」

?「じゃあ雄輝って呼ぶね〜

僕の名前は松本新だよ〜よろしく!」

雄輝「うん!よろしくね〜」

新「ところで、雄輝はどの距離で打つの?」

雄輝「うーん…

とりあえず全部練習するって言ってたから特に距離は決まってないかな〜」

新「なるほど〜

ボクと同じだね!」

雄輝「そうなの!?

じゃあこれからとっても長い付き合いになるんだね〜」

新「そうだね!仲良くしよう!」

雄輝「うん!」

 

 

 

~訓練終了後…~

 

 

 

依姫「今日はどうだった?」

雄輝「友達ができた!」

依姫「その友達って誰なの?(すごく嬉しそうね〜)」

雄輝「松本新って子だよ〜

すっごく嬉しかった!」

依姫「彼ね、仲良くしてあげてちょうだい。

彼も結構最近入ったばっかりなの。」

雄輝「えっ!その割に上手かったよ!?」

依姫「そうなの。そのせいで他の隊員からも嫌われてるから彼を孤独にしないでほしいの。今更だから貴方にしか言えなくてね…

彼のことをお願いしてもいいかしら?」

雄輝「もちろんだよ!新はいい人じゃん!逆に隊員がなんでこんないい子を嫌うのかが分かんないよ…」

依姫「分からないけど、彼らなりの気持ちがきっとあるのよ。だからといって、嫌ってる人たちを嫌わないで頂戴。」

雄輝「それはそうだけど…なんか納得いかないかな…」

依姫「まぁ、裏で嫌うのだったら私は止めないわ。ただ、表で思いっきり嫌うのはやめてね。」

雄輝「それは分かってるよ〜」

依姫「私から話したいのはこんなものかね。それじゃあ帰ってもいいわよ。」

雄輝「はーい

ではお疲れ様でした!」

依姫「お疲れ様!」

 

 

 

~少年帰宅中…~

 

 

 

雄輝「ただいま〜

…疲れた」

永琳「お帰りなさい。大丈夫?」

雄輝「うーん、大丈夫じゃない…

ちょっとあったことを話すね」

 

 

 

~事情説明中…~

 

 

 

雄輝「こんな感じのことがあったんだ〜」

永琳「なるほど…

でもこれに私が関わったら絶対面倒なことになるしあなたの思ったように動けばいいと思うわ。

こういう人間関係って大変になるから正解は無いと思うわ。」

雄輝「僕の考えはなるべく関わらないようにしようと思ってるんだ〜」

永琳「いい判断だと思うわ。これからも大変だと思うけど頑張ってちょうだい。」

雄輝「ありがと〜

永琳に言われるとすごい気が楽になるなー」

永琳「あら、それは嬉しいわ!無理は絶対しないでね〜」

雄輝「もちろんだよ〜」




次から多分時間が飛びます。


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この時期が来ました。

時間が急に飛んでます。ご了承ください。


~数年後…~

 

新「雄輝!」

雄輝「ハッ!」

依姫「雄輝だいぶ成長したわね!それに一緒に新も成長してるし!

あなたたちがいればこの町も安全ね!」

雄輝・新「そんなに成長してた?やったー!」

依姫「もうあなたたちに教えることはないわ。そろそろ卒業の時期ね。卒業証書を準備しておくから、明後日渡すわね。この後どうなるかは渡した後に話すわ。じゃあ今日は解散!」

雄輝・新「はい!ありがとうございました!」

 

 

雄輝「もう卒業しちゃうんだね…

なんか悲しいな…」

新「そうだね…

それより雄輝、今までひとりぼっちだった僕と友達になってくれたり、いろいろと教えてくれてありがとう!やっぱり君と友達になれて良かった!」

雄輝「僕の方こそ!新がいなかったら僕は訓練のことをたくさん知れなかったよ。多分僕は君以外からは嫌われていただろうしね

僕のことをわかってくれる人がいて嬉しかった!」

新「…2人ともおんなじ気持ちだったんだ〜」

雄輝「そうだね〜

多分これからも一緒に動けると思うから、これからもよろしくね!」

新「こっちこそよろしく〜!」

 

 

 

~少年帰宅中…~

 

 

 

雄輝「ただいま!」

永琳「おかえりなさい!卒業するんでしょ!やったじゃない!」

雄輝「そうそう!いよいよ明後日卒業するんだ〜」

永琳「えっ、なんで明後日なの?」

雄輝「明日だと急すぎるから…じゃない?」

永琳「そういうことね…まぁ依姫らしいわ。明日はしっかり寝て明後日に備えるといいわ。」

雄輝「はーい!」

 

 

 

~卒業式当日…~

 

 

 

依姫「本日を持ちまして、河本雄輝・松本新はこの学校を卒業することを証する。

代表者:ツクヨミ」

雄輝「ありがとうございます!」

新「ありがとうございまーす!」

依姫「…ふぅ、私からもコメントいいかしら?」

雄輝「もちろん!」

新「OK〜」

依姫「ありがと。じゃあ私から。

いよいよ2人ともこの学校を卒業したわね。おめでとう。

学校を卒業することで2人とも何か安心してるかもしれないけど、本番はこれからよ。あなたたちにはこれからこの町を守ってもらうという役割があるわ。今まで以上に大変になるけれども、ぜひ頑張ってちょうだい。

これからのこともまとめて言っちゃったけど、2人ならこの町を平和に守ってくれると思うわ。無理に力を入れようとしてるわけではないということを分かって欲しいけど、2人は今までの中でもトップレベルで戦闘が上手いの。それも今の兵隊以上にね。だから、学校で学んだことをもとに頑張ってね。みんな期待してるわ。」

雄輝「…僕たちってそんなに凄かったのかな?」

新「まあそうなんじゃないかな?

でも卒業したお陰で雄輝と僕のことを嫌ってた人にとっても嬉しいんじゃない?こっちも居心地が良くなりそうで嬉しいし〜」

雄輝「そうだねー」

依姫「あなたたちはすごく実力者よ!ちゃんと誇りを持っていきなさい!」

雄輝「依姫がそんなに言うならそうだね!僕も頑張るよ〜!!」

新「僕だって!」

依姫「2人ともいい心構えね!その調子よ!

これからは先生と生徒の関係ではなくて仲間同士の関係になるから敬語は無しでいいわ。2人と対等な関係になれて嬉しいわー!」

雄輝「じゃあ、依姫さんって呼べばいいの?」

依姫「そうね。いつかは私のことを呼び捨てで呼べるといいなーって思ってるわ。」

新「なるべく頑張るね!」

依姫「ホント!?嬉しい!」

雄輝「豊姫さんも同じ感じでいい?」

依姫「絶対そうしてって彼女なら言うわ。豊姫のこともよろしくね!」

新「うん!」

依姫「じゃあこの辺で解散しますかー

これからもよろしくね!」

新「もっちろん!」

雄輝「うん!」

 

 

 

~少年帰宅中…~

 

 

 

雄輝「ただいま!」

永琳「お帰りなさい!卒業おめでとう!」

雄輝「ありがとう!」

永琳「依姫から色々と説明は受けたと思うからその言葉通りに頑張ってちょうだい。応援してるわ!」

雄輝「ありがと〜

じゃあ僕も話していい?」

永琳「いいわよ。」

雄輝「いままで僕のめんどうをたくさん見てくれてありがとう!ホント永琳には感謝の言葉しかないよ。まだまだ迷惑をかけることになるけど、これからもよろしくね!」

永琳「ええ!もちろんよ!

何かあったらなんでも私に話していいからねー」

雄輝「やった!永琳ってお母さんみたいだね〜」

永琳「そ、そうかしら…?(じゃあ雄輝は私のお父さんかなぁ)」

雄輝「えっ!?それはないよ〜」

永琳「いやいや全然あるわよ!」

 

この後しばらく口論が続いたとさ。




完結っぽい感じの書き方をしていますが、まだまだ話は続きます。


狙ってこの時期に投稿したわけではありません。


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永琳の仕事に行ってみました。

お久しぶりです。もう数ヶ月もの時間が空いてしまいました。待たせてしまってすみません…
これからも投稿は続けて行くつもりですが、これ以上の間が空いてしまうかもしれません。ご了承下さい。


雄輝「ふぁ〜

…いつも通り起きたのはいいけど、仕事っていつからなんだろ〜?聞き忘れてたな…

まあいっか〜永琳に後で聞いてみよーっと」

 

 

 

~少年移動中…~

 

 

 

雄輝「あれ?まだ永琳起きてないんだ〜

じゃあとりあえず朝ごはん作っとこー」

 

 

 

~20分後…~

 

 

 

永琳「スピー…スピー…ハッ!今何時だ!?」

時計:6時20分

永琳「あっ、寝坊してしまったわ!急いで起きなきゃ!」

 

永琳「おはよう!寝坊しちゃったわ…」

雄輝「あっ永琳おはよー!たまにはそういう時もあるよー」

永琳「やっぱり雄輝って優しいわね〜」

雄輝「えへへ〜嬉しい!

あっ、そうだ!急に話が変わるけど僕の仕事っていつから始まるか知ってる?」

永琳「そういえば言ってなかったわね。仕事は1週間後からよ。あ、そうそう、今日はあなたに会わせたい人がいるの。私の仕事先で会えるから、ついてきてくれる?」

雄輝「もちろん!じゃあ急いで朝ごはんを食べよ〜!」

永琳「そうね。急ぎましょう!」

 

 

 

~少年達食事中…~

 

 

 

雄輝「ごちそうさまでしたー」

永琳「よし、じゃあ行きましょうか!」

雄輝「今日の永琳すごく張り切ってるね〜」

永琳「だってなかなか会えないお姫様よ!?週に一回しか会えないんだから!」

雄輝「いやいや、結構高い頻度で会ってない!?」

永琳「1週間なんて待てないくらい会いたいのよ!」

雄輝「なるほど…永琳のお気に入りの娘なんだね〜」

永琳「ええ!めちゃくちゃ可愛いんだから!」

雄輝「そんなにすごい人なんだね〜僕も楽しみになってきた!」

永琳「でしょ!じゃあ早速行きましょう!」

 

 

 

~少年達移動中…~

 

 

 

永琳「ここよ!」

雄輝「へぇ〜いかにもお姫様が住んでいそうな家だね!すごく立派だ!」

永琳「よし、とりあえず入りましょう!」

 

ピーンポーン

 

?「はーい。どなたでしょう?」

永琳「八意永琳です。今日は別の人も連れてきました。」

?「あ、永琳ね!ドアの鍵は開いてるから入って入って〜

あと永琳が連れてきたお客様もね〜」

永琳「はい。ではお邪魔します。」

雄輝「お邪魔します…」

 

?「いらっしゃい、永琳。そしてそこの人がお客様?」

永琳「そうです。ほら雄輝、自己紹介しなさい。」

雄輝「河本雄輝です。永琳に助けてもらってから彼女の家で住ませてもらってます。」

?「あ、あなたが河本雄輝ね〜永琳からよく話を聞いてるわよ〜

私は蓬莱山輝夜。輝夜って呼んでね!」

雄輝「よろしくお願いします、輝夜さん。」

輝夜「やっぱり永琳が言ってたみたいに何か敬語は合わないわね。永琳にも敬語使ってないでしょ?だったら私も敬語なしで話してもらっていいわよ。あと呼び捨てでね〜」

雄輝「え、えっと…これでいいのかな?輝夜?」

輝夜「ええ、それで頼むわ〜(残念ながら永琳はこの呼び方してくれなかったから親近感が湧いて嬉しいわ〜)」

雄輝「それは良かった〜」

輝夜「え?え?」

永琳「そういえばお姫様には言ってませんでしたね。彼は、人の心を読めるのです。」

輝夜「え?ほんと?」

雄輝「うん、実はそうなんだよね〜」

輝夜「すごいじゃない!」

雄輝「ありがと〜」

永琳「それじゃあ、今日は何をしましょうか?」

雄輝「永琳はここで何の仕事をしてるの?ずっと教育係だと思ってたんだけど…」

永琳「私はここで一日お姫様の面倒を見ているのよ。」

輝夜「って言っても好きなようにさせてもらってるだけなんだけどね〜」

雄輝「へぇー、そうなんだ〜」

永琳「それで、今日は何をしたい?」

輝夜「うーん…じゃあ折角雄輝も来てくれてるんだし三人で遊びましょ!」

永琳「そうですね。雄輝、何したい?」

雄輝「じゃあね、カードゲームでもしない?」

輝夜「いいわね〜!」

永琳「よし、じゃあやりましょう!」

 

 

 

~数時間後…~

 

 

 

雄輝「楽しかった〜!」

輝夜「ほんとね!めちゃくちゃ楽しめた〜」

永琳「それは良かったわ。じゃあ私達はこれで帰りましょうかね。」

雄輝「そうだね〜」

輝夜「雄輝ーまた今度遊ぼうね〜」

雄輝「うん!楽しみにしてるよ〜」



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