DOG DAYS 勇者の友人は騎士王!? (プププ大王)
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プロローグ

DOGDAYSを見ていたら書きたくなったので書いてみました。


初投稿ですがよろしくどうぞ


そこは何も無い真っ白な空間だった。

上下左右何も無いただ真っ白な空間に俺はいた。

 

「あれ?ここは...」

 

確か俺は、アイスを買いにコンビニへ行こうとしてそして...。

 

「だめだ、何も思い出せない」

「それはそうじゃよ。君は死んだのだから」

「誰だ!」

 

いきなり後ろから声がしたので振り返ると立派なヒゲを生やした爺さんがいた。いやそれよりも、

 

「は!?死んだ!?おれが?」

「そうじゃよ、その証拠に記憶が途切れておるだろ?」

 

確かにコンビニに行こうとしてその先の記憶が俺にはない。だが、だからといって信じられるものではないだろう。

 

「まぁ、そんなことよりもこれからのことを話すぞ」

「いやいや、まてまてそんなことより持ってそこはすごく重要な気がするんだが?」

 

人が死んでるのにそんなことって...。

 

「起きてしまったことは仕方が無いだろう。それよりもはなしていいかな?」

「あ、はい...」

 

このままでは話が進まなそうなので俺は話を聞くことにした。

 

「よし、では君はもう一度生きてはみたいかい?」

「はい?」

 

いきなりの人生リスタートはつげんにおどろいてしまったが死んでしまったのにもう一度生きてみたいかだと?

 

「だから生き返っては見たくないかい?と聞いているんじゃよ」

「いや、人は簡単に生き返らないでしょ」

「そこはほれ、あれじゃよ、異世界...転生?という奴じゃよ」

異世界転生ってあれか?死んだ人間が特別な力を持って生き返ってヒャッハーするやつか?

 

「まぁ、だいたいそんな感じじゃな。で、どうじゃ?転生してみないか?」

「まぁ出来るならしては見たいですね」

「よし、ならば特典?とやらを決めなければな」

 

と言って爺さんがどこから箱を取り出した。

 

「この箱の中にはアニメなどで使われた特異な力が書かれた紙が入っておる。この中の紙を1枚だけ取りなさい。それが特典となる」

 

うわーくじは俺運がないんだよなー、と思いながら箱に手を入れ適当に引いてみる。

 

「どれどれ」

 

その紙を開いてみると

 

Fate アーサーペンドラゴンのステータス、経験、宝具

 

と書かれていた。

 

「おお、どうやらあたりを引いたようだな」

 

と爺さんが言っていたがおれは、

え?やばくね?もしも戦闘とか無かったこれはただの運動神経が滅茶苦茶高い人になるんじゃね?とか考えていた。

 

「よし、特典も決まったことじゃし早速転生といこうか」

「ちょっと待ってくれ、転生先は?」

 

せめて転生先だけでも知りたい。

 

「それは自分で確かめるんじゃな、まぁアニメの世界とだけ言っておこう。では、ポチッとな」

 

爺さんが手に持っていたボタンを押すと足下にそれはそれは深い穴があき、俺はそこに落ちていった。

 

「このアホ爺さんがぁぁぁぁぁぁ」

 

と叫びながらも俺はこの先無事に生きていけるかがとても心配になった。

 

 

 

 

 




次回はもう少し長くします


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第1話

ぶ、文才がほしい...






ピピピピピピ...ピタッ。

 

 

「...もう朝か」

 

うるさい目覚まし時計をとめながらまだ半開きの眼を擦りながら体を起こす。ここで睡魔に負けてベットに入ってもいいがそうした場合、いつもの日課が出来ないので我慢して起きる。

 

転生してはや14年...。

 

生まれてから今まで苦労の連続だったなぁ...。

生まれてから2年で走れるようになるし、5歳でもう10キロほど走れるようにもなった。10歳になる頃には素手でコンクリートを砕けるようになったりもした。まぁ、日常での力加減に気を使うようになったが…。

Fateの世界には魔力や魔術回路などがあったがそんな物がなかった俺が扱えるかと聞かれれば扱えるはずもないのだが体の中にある変なものが感じられたのでそれが魔力だと思い、魔力放出などもなんとなくだができるようになっていた。

改めて英霊の力は凡才の俺には有り余る力だと改めて感じた。

宝具の方は約束された勝利の剣《エクスカリバー》はもちろん全て遠き理想郷《アヴァロン》や最果てにて輝ける槍《ロンゴミニアド》などもありビックリしたのはまだ記憶に新しい。ちなみに最果てにて輝ける槍《ロンゴミニアド》や全て遠き理想郷《アヴァロン》は約束された勝利の剣(エクスカリバー)と同じく俺が意識すれば手元に現れるので便利だなーと思いつつそのままにしている。風王結界《インビジブルエア》に関しては風を纏って空気抵抗をへらし、スピードを上げたり風の防御壁などなかなか便利なのでよく使っている。

 

「じゃあ、行ってきます」

 

誰もいない家に俺はそう言いながら近くの空き地に向かった。ちなみに家族はもういない。俺が5歳の時に事故でなくなってしまった。とても悲しかったが今はもうふっきれている。

 

 

 

 

「...999、1000」

 

いつもの日課の素振り1000や体力作り、魔力放出などいつもやっている訓練メニューを1時間程やりとげ近くに座って休んでいた。この空き地は人があまり来ないのと適度な広さそして家から近いのでよく鍛錬の場所に使っている。

いくらステータスが高く経験があってもまだ14歳なので疲れるものは疲れる。

 

「そういえばシンクとの待ち合わせ場所にそろそろ行かないとな...」

 

こちらの世界に来てから俺は、この身体能力を使って色々なスポーツなどに手を出していた。しかし、力が強すぎるのであまりしっくり来るものがなかったのだが唯一ハマったのがアスレチックである。自分の力を思いっきり使えるのでとても面白い、楽しいと思った。そしてアスレチックをやる中でシンクやベッキー、七海と出会い友達になった。

そして今年春にシンクに予定がないなら一緒にイギリスに行かない?と誘われていたのだ。シンクは俺の家の事情も知っているし俺もお金はあるから、せっかくだから行ってみようと思ったのだ。

 

「確かあいつの学校の校門の近くだったか?」

 

あいつは日本人とイギリス人のハーフだから中高一貫のインターナショナル・スクールに通っている。ちなみにベッキーことレベッカも同じ学校に通っている。俺は近くの中学校だが...。

 

携帯を開き時間を確認してまだ余裕があるが遅くてもアレなので少し急いで家に戻った。

 

 




なるべく早く更新します...。
たぶん...


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第2話

 

「このあたりか?」

 

朝の鍛錬を終えて必要な荷物を持った俺はシンクに言われた待ち合わせの紀乃川インターナショナル・スクールの入口近くに来ていた。

 

「シンクはどこいったんだ?」

 

 

だが近くにシンクらしき人物がいないので辺りを見ていると

 

「おーい、レーンこっちこっちー」

 

と呼ばれたのでそちらを見てみると見慣れた金髪が確認できた。だが、たっている場所が問題だった。金髪の少年、シンクは普通に入口から出てきたのではなく入口となっている建物の上に立っていた。だが、いつもの事なのであまり気にはしないが知り合った直後だと会う度に驚かされていた。

 

「お前は普通に出てこれんのか?」

「ま、まぁちょっとみててよ」

 

そしてシンクはバックを放り投げ自身も大きくジャンプした。そしてそのまま空中で宙返りをして綺麗に着地した。こういうことはちょくちょくあるので見慣れている。

 

「しかし、相変わらずすげーなお前は」

「そんなことないよ。それにレンだってこれくらいは出来るでしょ?」

「まぁ、できないことはないが...」

 

そう、こいつは俺とは違い素の身体能力でバク転ややっきやったような高いところからのジャンプを普通にこなしてしまう。これが13歳だから驚きだ。それにアスレチックに関してはアイアンアスレチックという名前の大きな大会で2位なったりもしている。

 

「そういえば、今年は優勝狙って頑張るんだろ?」

「そう、今年こそは優勝目指してがんばるんだ!それにレンだって今年は出るんでしょ?アイアンアスレチック」

「あぁ、だが初参加だからな。優勝は目指すがまずは自分の力を見極めないとな?自分がどこまで通じるのかを」

 

アイアンアスレチックはこの身体能力をもってすれば充分優勝は狙えるだろうが俺だって人間だから失敗もするしミスもするからな、ちゃんと自分の力を把握しないと。

 

「そういえば、ベッキーにはもう言ったんだけどレンは春休みの最後に和歌山にある別荘に行くんだけどレンもくる?」

「まぁ、時間があったらお邪魔させて貰うよ」

 

そんな雑談をしながら校門へ行こうとした時近くの花壇から剣をくわえた犬が飛び出してきた。犬はそのまま剣を地面に突き刺した。そして突き刺した剣を中心にピンク色の魔法陣が出てきた。魔法陣の真ん中は穴が空いておりその中にシンクのバックが落ちてしまった。

 

「ぼ、僕のバック」

「バカ、待てシンク」

 

とシンクを止めようとするがシンクはそのままバックと一緒に穴に落ちてしまった。犬もそれに続きあなのなかにはいっていった。

 

「クソッ」

 

穴に落ちてしまったシンクを見捨てるわけにも行かないので穴が閉じる前に俺も穴の中に身を投げた。




喋り方がむ、難しい...


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第3話

 

 「「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」」

 

 穴に飛びこみ目を開けるとそこには、空に浮かぶ島など地球では考えられないような光景が広がっていた。

 シンクと俺はピンク色の球体に包まれながら空に浮かぶ島の一つに落ちていった。自身を包んでいた球体が花の蕾のようになりやがてそれが開くとそこにはピンク色の髪の可愛らしい小さな女の子が一人立っていた。その子には地球で人には絶対についてないであろう犬の耳としっぽがついていた。

 その子は

 

 「はじめまして。召喚にこたえてくださった勇者様でいらっしゃいますね?」

 

 と言ってきた。その子は明らかにシンクを見て言っているのでこの場合シンクが勇者となるのだろう。まぁ、俺は自分から穴に入ったので事故的なものだろう。

 

 「私、勇者様を召喚させていただきましたここビスコッティ共和国フィリアンノ領の領主をつとめさせていただいております。ミルヒオーレ・F(フィリアンノ)・ビスコッティと申します。」

 「あ、はい、シンク・イズミといいます。」

 「勇者シンク様とえーと...「こいつの友人の神崎蓮です。レンでいいです。」カンザキ様ですね?存じ上げております。」

 

 シンクを知っている?どういうことだ?

 などと思っているとあの剣をくわえた犬がシンクと俺のバックをくわえて落ちてきた。

 

 「タツマキ!勇者様のお出迎えたいぎでした。」

 「あの、えーと...」

 

 俺たちが戸惑っていると、

 

 「勇者様におかれましては召喚にこたえていただきここフロニャルドにおこしいただきまして誠にありがとうございます。私たちの話を聞いていただきそのうえでお力を貸していただくのは可能でしょうか?」

 「とりあえず話を聞かせていただけると助かるんですけど...」

 

 とりあえず話を聞かないことには何もわからないので話だけでも聞いてみる。隣にいるシンクも同じ考えなのか頭を上下に振っている。

 とその時、遠くのほうで花火に似た音が聞こえた。

 

 「いけないもう始まっちゃてる!」

 

 始まる?何がだ?

 

 「我がビスコッティは、今隣国と戦をしています。時間がないので城に向かいながらでもよろしいでしょうか?」

 

 は?戦?

 

 

 

 

 

 

 

 宙に浮かぶ石の板をおりながらミルヒオーレさん、長いから姫様でいいや。についていくと一匹の大きな鳥のようなものがいた。俺とシンクが頭に?を浮かべていると

 

 「セルクルをご覧になるのはじめてですか?」

 「すいません、地元にはいなくって...」

 「いや、地元どころか地球にいねぇだろ」

 

 そして、姫様のセルクル、ハーランに乗りながら先ほどの説明を聞いていた。

 

 「隣国ガレットと我が国ビスコッティはたびたび戦をおこっているのですがここのところはずっと敗戦が続いていていくつもの砦と戦場を突破されて今日の戦では私たちの砦を落とす勢いです」

 

 下を見てみると三羽のセルクルに乗った人たちとそのうしろにたくさんの人たちがいた。

 

 その間にも説明が続いていたらしくいつの間にか目的地が見えてきていた。

 

 

 そこで俺達は俺達が想像もしないものを見た...。

 

 

 




続きはなるべく早くだします。



原作キャラのしゃべり方が...


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第4話

 俺達が見た光景、それはたくさんの人たちがアスレチックに挑戦している光景だった。

 空中には大きな立体ホログラムのようなものがあり地球でいうサッカーや野球といったスポーツをおもわせる実況もされていた。

 

 『さぁ本日も絶好調で熱い戦が進行しております!!!』

 

などと実況がされており、とてもこれが戦だとはおもえなかった。それに、あの立体ホログラムに映っていたエクレールとかいう少女が使った飛ぶ斬撃や槍使いが使ったあの技はいったい...?それに何より気になるのは誰も死んだり怪我を負ったりしていないことだった。

 

 「これが戦?」

 

 シンクもこれが戦だとは思っていなかったようで姫様にそう聞いていた。

 

 「はい、もしかして戦をご覧になるのは初めてですか?」

 「えーと、この戦で人が死んだり怪我したりは...」

 「とんでもない!戦は大陸全土にしかれたルールにのっとり正々堂々とおこなうものですから。怪我や事故がないようにするのは戦開催者の義務ですから。もちろん国と国との交渉の一手段でもありますから熱くなってしまうこともときにはありますがだけど、フロニャルドの戦は国民が健康的に運動や競争を楽しむための行事でもあるんです」

 

 戦が国民の運動や競争を楽しむために存在している世界か...。こんな平和な世界があるなんて考えもしなかったぜ。地球もここまでとはいかずとももう少し平和にできないのだろうか?

 

 「敗戦が続いて我々ビスコッティの国民や騎士たちはさみしい思いをしています。何よりお城まで攻められてしまったとなればずっと頑張ってきたみんなはとてもしょんぼりします」

 

 しょ、しょんぼりって攻められてもそれだけなんだ...。

 しかし、転生してはや14年。たいていのことなら驚かないと思っていたがまさか異世界に召喚されて戦をやることになるとは人生何が起こるかわからないものだと改めて実感したよ。地球じゃ有り余っていたこの力、ここで思いっきり暴れてみるのも楽しそうだしな。シンクもどうせ、こんな面白そうな場所遊ばずに帰るなんてもったいない!なんて考えてるんだろうな。

 

 「シンク、こうなったら最後までやってみるのもいいんじゃないか?」

 「うん!こんな面白そうな場所遊ばずに帰るなんてもったいないよね」

 

 シンクは姫様のほうを向き

 

 「えっと、姫様」

 「はい」

 「僕はこの国の勇者?」

 「はい、私たちが見つけて私が迷うことなくこの方と決めたこの国の勇者様です」

 「じゃあ姫様の召喚に応じてみんなをしょんぼりさせないように勇者シンク、がんばります!」

 「頑張りすぎて変な失敗とかするなよ?」

 「し、しないよ」

 

 姫様はそれは満面の笑みを浮かべしっぽもうれしさからか左右に揺れていた。

 

 「では急いで城に戻りましょう。装備も武器もみんな用意していますから」

 「あ、でもレンは?」

 「俺はいいよ。はじめは姫様と一緒にお前の無双っぷりをみてるよ」

 「ではいきましょう。タツマキ!ハーラン!」

 

 そういって姫様はハーランに駆け寄ると手の甲をむけた。向けた瞬間、手の甲に紋章が浮かび上がりハーランの翼が大きくなった。そうして俺たちを乗せたハーランは短い助走をつけたあと大空に飛び立った。

 

 「うわー飛んでる、飛んでるよーレン!」

 「あぁ、すげぇなこれは」

 「飛びますよーハーランは飛ぶの上手なんです」

 

 俺達はそのままお城に向かって一直線に飛んで行った。

 

 

 これから起こる戦いに胸を膨らませながら...

 




 今回は少し多めです。




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第5話

 今回は説明回かな...


 次は戦闘シーンに行けたらいいな...


 城についたあと、シンクは勇者の装備と武器をがあるらしくそれを装備しに行き姫様は戦の説明をするらしくシンクについていった。俺は戦に参加しないのであれば見晴らしのいいところに案内するといわれたがせっかくなので俺も聞いていこうと思い、ついていった。

 シンクがメイドさんたちに着替えさせられているなか姫様の戦についてのルールを教えてもらった。

 

 「では戦についてのルールの説明をさせていただきますね」

 「まず、襲ってくる相手選手はどんどん倒していきましょう!相手選手は武器で強打をあたえられればノックアウト!ノックアウト判定をされた相手は獣玉に変化して一定時間無力化されます」

 

 武器で強打すればノックアウトするなら約束された勝利の剣《エクスカリバー》うってもノックアウト判定になるのかな?

 

 「相手の頭部か背中に手のひらでタッチしてもノックアウトです。タッチアウトはちょっと危険が伴うのでタッチボーナスが入ります」

 「タッチアウトって足とかで触ってもノックアウト判定になるのか?」

 「はい、足で触ってもちゃんとンノックアウト判定になりますよ」

 

 それならシンクはかなり強いんじゃないか?身軽さでいえばかなりのものだからな。棒術も結構できていたし。まぁ俺はアルトリア・ペンドラゴンの経験とステータス、それに宝具があるから本気でやりあえば十中八九俺が勝つだろうけどな。

 そして着替えが終わったシンクに姫様が一つの指輪を渡していた。

 

 「これが勇者様の武器でありビスコッティの宝、神剣パラディオン。勇者様が望めばどんな形にでもかわりますよ」

 「じゃあ棒!」

 「棒ってお前...」

 

 シンクがそう言うと指輪から光があふれシンクの前で光が集まり棒の形となり現れた。この世界に来てから魔術のようなものをちょくちょくみるが魔力のようなものが感じられないことからこの世界に魔術はやはりないのか?

 

 「では最後に紋章術のご説明です。紋章術とはこのフロニャルドの大地と空に眠るフロニャ力を集めて使う技術。フロニャ力を自分の紋章に集めて自分の命の力と混ぜ合わせることでこんな風に輝力というエネルギーに変換できるんです」

 

 そう言うと姫様は指先にピンク色の光を灯した。なるほどな、つまりフロニャ力ってやつがマナ、輝力てやつがオドってわけか。なぜかしらないが俺の場合紋章はでるがフロニャ力を集めて輝力を作ろうとすると魔力ができる謎使用。まぁ、いいか。

 

 「この輝力を使えばいろんなことができるのですが勇者一番使うのはきっと紋章砲。紋章砲の扱いは我がビスコッティ騎士団のエクレールが上手だから教えてもらってください」

 「わかりました!では姫様いってきます!レンはまたあとで」

 「はい!きをつけてがんばってきてください」

 「おう、またあとでな」

 

 そうしてシンクは猛スピードで走っていった。

 

 「ではカンザキ様、見晴らしのいい展望台へいきましょうか」

 「えぇ、お願いします。あと俺のことはレンでいいですよ」

 

 俺と姫様はシンクの暴れっぷりを見るために城の展望台へ向かった。

 

 



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第6話

 『今大変なニュースがはいりました!ミルヒオーレ姫が勇者召喚を使用しました。これはすごい!戦場に勇者が現れるのを目にするのは私も初めてです。さぁビスコッティの勇者はどんな勇者だ!』

 

 実況の人も初めて勇者を目にするためか実況に熱がはいっている。

 

 「姫様!」

 「リコ、ただいまです!」

 「おかえりなさいであります。勇者様きてくれたんでありますね」

 「はい、私たちの素敵な勇者様です」

 「ところで...そちらの方は?」

 「こちらは「勇者シンクの友人の神崎蓮です。レンと呼んでください」

 

 オレンジ色の髪の女の子、リコや周りにいた爺さんたちと軽い自己紹介を済ませると姫様がマイクを手に取り

 

 「ビスコッティの皆さん、ガレット獅子団領の皆さん、お待たせしました!近頃敗戦続きなわれらがビスコッティですがそんな残念展開は今日を限りにおしまいです!ビスコッティに希望と勝利をもたらしてくれる素敵な勇者様が来てくださいましたから」

 

 そしてカメラは白いマントに青いハチマキ、金色の髪の少年をうつしていた。

 

 「華麗に鮮烈に戦場にご登場していただきましょう」

 

 そうして白いマントの少年、シンクは持っていた神剣パラディオを空高くなげ自身も華麗に宙を舞ってから着地をきめた。

 

 「姫様からのお呼びにあずかり、勇者シンクただいま見参!」

 

 あいつらしい登場の仕方だな。まぁ、勇者だからあんな風に登場したほうがインパクトはあるか...。俺だったら、緊張でこけたりしそうで少々怖い気もするが...。

 

 『ゆ、ゆ、勇者降臨!!ここフロニャルドで国を治める王や領主にのみ許された勇者召喚!』

 『私も見るのは初めてです。』

 『そう!そんな希少な勇者がいま我々の目の前に現れました』

 

 希少なって動物かなにかか?てか俺も一応希少な勇者の友人か。そんな勇者シンクはロランという人物に戦のルールなどを確認していた。そして確認が終わったのか敵に向かって走っていった。

 まずシンクは襲ってきた相手選手全員に強打を与えノックアウトにしていた。そして切りかかってきた相手の剣をくぐり抜けその背中をタッチした。そして大柄な選手をはじめとする6人の選手をタッチアウトしていた。そして前線に行く道中にいる敵の選手を次々と倒していった。

 

 「あいつ楽しそうな顔してやがるな」

 

 俺もあそこにすぐにでも行って暴れたい衝動にかられるが我慢する。まだ待てと自分に言い聞かせて。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「あれが紋章砲か」

 

 シンクとエクレールが自身の武器から打ち出したビームがここからでも見えた。確かにすごい威力だが約束された勝利の剣《エクスカリバー》に比べれば遥かに劣る。まぁ、たかがエネルギー砲と宝具の一撃を比べるのがまちがいか。

 

 「よけろ!バカ」

 

 紋章砲を打った直後からか気の抜けたシンクに土煙の向こうから輝力をまとった矢が一本すごい勢いで迫っていた。とっさにエクレールが防いだので無事だったがもし当たっていたら...。

 それに矢をはなった人物がすごい大物だった。

 

 「レオンミシェリ姫!」

 「姫様?あっちの?」

 「ちっちっ姫などときやすく呼んでもらっては困るのぅ。我が名はレオンミシェリ・ガレット・デ・ロア。ガレット獅子団領国の王にして百獣王の騎士。閣下と呼ばんか、この無礼者が!」

 

 まさか矢を放ったのがあちらの姫さん「閣下!」閣下だったとは。そしてレオ閣下はシンクとエクレールをそのままにして先に進んでいった。ちなみにシンクはエクレールの胸を揉みぶっ飛ばされていた。シンクよ...さすがに俺もアホだと思うぞ。

 さて、そろそろ我慢の限界だ。

 

 「姫様、適当な長さの剣ってなにかないか?そろそろ俺も戦に出てみようかなとおもってな」

 「はい、剣なら騎士団のものがありますが」

 「レン様も出るのでありますか?」

 「まぁせっかく俺もこっちに来たんだ、俺も楽しんでいかないとな」

 

 そうして約束された勝利の剣《エクスカリバー》とほぼ同じ大きさの剣をもらい俺も今回の決戦の場、すべすべ床のすり鉢エリアに向かった。

 

 とりあえず打倒閣下ってところかな...。




 次回は、次回こそはオリ主が戦います...」

 今日中に続きを書くと思います...たぶん


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第7話

 「駆け抜けるぞ!ドーマ」

 「「させるかぁぁぁぁぁ」」

 

 レオ閣下が愛騎ドーマにまたがりすべすべ床のすり鉢エリアを飛び越えようとするが、ギリギリ間に合ったシンクとエクレールがそのまま後ろから切りかかろうとする。だがレオ閣下はそれは読んでいたのか素早くドーマから離れシンクとエクレールを同士討ちさせそのすきをついて紋章砲を二人に撃ち込み地面に叩きつけた。

 ちなみに地面に叩きつけられたシンクはエクレールの上に倒れていた。あれ?これに似た光景をどこかで見たことがあるような...。

 

 「勇者!お前は何なんだ!戦いの邪魔をしに来たのか?」

 「そっちこそ」

 

 二人が言い争っている隙にレオ閣下は自身の武器を地面に叩きつけた。

 

 「獅子王炎陣大・爆・破ぁぁぁぁぁ」

 

 次の瞬間地面から火柱がいくつも上がりそして大爆発を起こした。その威力はすさまじく城にいたミルヒオーレ姫のところにまで爆風が来るほどだ。もちろんすべすべ床のすり鉢エリアにいたビスコッティ、ガレット両国の選手はシンクとエクレールを除いて全員ノックアウトしていた。

 しかしシンクとエクレールもダメージが大きく、動けないでいた。

 

 「多少は楽しめたがどうやらここまでのようじゃのぅ。大人しく死ね!」

 

 そうして手に持つ片手斧を振り下ろし勇者にとどめを刺そうとする。

 が...

 

 「ちょっと待ってもらおうか」

 

 そんな声とともに空から極光がふりそそぎレオ閣下を吹き飛ばした。

 

 これがのちに騎士王と呼ばれる勇者の友人の初戦となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 『いったい何がおこったのかよくわかりませんが空から極光がふってきたと思ったらレオ閣下が吹っ飛ばされた!いったい彼は誰なのでしょうか!』

 「いったい誰じゃ!」

 「初めましてレオ閣下。私そこにいる勇者の友人の神崎蓮というものです。レンとよんでください」

 

 シンク達と合流する少し前...

 俺は、風王結界《インビジブルエア》をまとい全速力で向かっていたがシンクがピンチなのと距離があったため紋章砲を試してみることにした。

 

 「えーと、たしか紋章を発動させてそのまま紋章を強化しフロニャ力を輝力に変えて自分の武器から放つかんじ、だったか」

 

 俺は風を利用して全力でジャンプをしてそのまま紋章を浮かび上がらせた。ちなみに俺の紋章はやはりというかエクスカリバーが目立つようなデザインだった。そのまま魔力となった輝力を前方に打ち出した。そしてそのままシンク達と合流し今に至る。

 

 「ほう、勇者の友人とはまた面白いものがでてきたのぅ」

 「シンクが閣下と戦っているのを見ていてもたってもいられなくて」

 「ならばそこの勇者よりは楽しませてみよ!」

 

 そういって閣下は猛スピードでこちらに突っ込んできた。俺は風をまとい迫りくる武器をギリギリのところで避けてそのまま手に持つ剣でを斬ろうとした。だが閣下は体をひねり反対の手にもつ盾で防いでいた

 

 「なかなかやるのぅ、お主」

 「そっちこそ、簡単にはとらせてくれませんね」

 

 そうして今度は俺から閣下にしかけた。しかも加速するときにアルトリアもよく使っていた魔力放出も使い一瞬で近づき斬りかかった。

 しかし

 

 「あまい!」

 

 うまく盾でふせぎガードしたばかりかそのまま反撃してきた。まぁ今の攻防で盾を壊せたのはよかった。それにそろそろあいつらもいけるだろ。

 

 「これで決めさせてもらいます、閣下!」

 「こい!」

 

 俺は先ほどと同じように閣下に向かって駆け出した。しかし、先ほどと違い俺は閣下本人とみせかけ手にもつ片手斧を下からおもいきり斬り上げた。

 

 「いまだ!二人とも」

 「「はあぁぁぁぁぁぁ」」

 

 俺は武器を吹き飛ばしてあとはダメージから回復したシンクとエクレールにとどめをまかせた。

 二人見事、閣下の防具を破壊してくれたが防具とマントが取れたレオ閣下の格好に俺は目のやり場に困ってしまった。

 

 「うむ、少々油断したか。このまま続けてやってもいいがそれではちと、両国民へのサービスが過ぎてしまうからのぅ」

 「レオ閣下、それでは...」

 「ん、わしはここで降参じゃ」

 

 そういってレオ閣下は小さな白旗をあげた。

 

 




何とか間に合った...




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第8話

久しぶりの更新です...。





 「ん、わしは降参じゃ」

 

 レオ様が白旗をあげると大きな花火が打ちあがった。

 

 『まさか、まさかのレオ様が敗北!総大将撃破ボーナスとして350ポイントが加算されます。今回の勝利条件は拠点制圧ですので、戦終了とはなりませんがこのポイント差は致命的!ガレット側の勝利はほぼないでしょう』

 

 

 

 

 戦いが終わった俺たちはレオ様と今回の戦について話していた。当然カメラもあって若干だが緊張していたのは秘密だ。

 

 「勇者よ、親衛隊長と友人のレンの助けがあったとはいえわしに一撃いれたことは褒めてやろう。だが今後も同じ活躍をできると思うなよ。そしてレンよ、本気ではないとはいえわしとあれほど戦えるものは多くない。次も今日のような戦ができるように鍛錬でもしておくのじゃな」

 

 レオ様はそういうと手に持つマイクをシンクに投げ渡した。

 

 「ありがとうございます。姫さ「閣下」閣下!」

 

 シンクがレオ様を姫様と呼ぼうとしたときレオ様は自分の尻尾でシンクを指し訂正させた。やっぱり自由に動かせるのか、尻尾...。

 

 「俺もまだまだ全力じゃないんで次を楽しみにしていてください」

 

 風王結界や魔力放出は使ったがまだまだ余力があったのは事実なので次戦うことになったときはもっと戦えるだろう。それに、レオ様が相手だったら約束された勝利の剣を使ってもいいかもしれない。まぁ、これから戦うこともあるだろうし今回は自分の力を試すという意味ではよかったのかもしれない。

 

 そしてシンクがしゃべった後目線でエクレールにマイクを渡せと言っていたのでシンクはそのままマイクをエクレールに渡した。

 

 「撮影班、垂れ耳によれ。良い画がとれるぞ」

 

 閣下の言葉に撮影班の人たちはエクレールを映すが嫌な予感がした俺はとりあえずエクレールを視界にいれないようにした。そのすぐ後に聞こえた服が破ける音。そして悲鳴。どうやら、エクレールの来ていた服が破れたらしい。実際に目にしていないからよくわからないがレオ様の防具を破壊するときにシンクのパラディオンがエクレールの服に当たっていたらしい。武器が服にあたると防具破壊とみなされ破れる...らしい。

 

 『勇者!なんと自軍騎士にGO☆BA☆KU!防具破壊を超えて服まで破壊してしまいました』

 

 シンク、お前はすごいのかすごくないのかたまにわからなくなるぜ...。

 

 「ハハハ、また来るぞ!今度はきっちり侵略してやろう」

 

 『ここでレオ閣下、堂々のご退場。これは次の戦にも期待が高まりますね!』

 『全くです。ですがまだこの戦も終わったわけではありませんからねぇ』

 『そうですよ。前線の皆さん、最後まで気を抜かずタイムアップまで頑張ってください』

 

 ビオレさんがそういうと士気が一気に上がった...気がした。やはり美人な女性に応援されると男ははりきるらしい。

 そしてシンクとエクレールはいつの間に移動したのか、歯車の上でシンクにエクレールが切りかかっていた。

 

 「このバカ、このバカ、このバカァァァァァ」

 「だからごめんって、わざとじゃなって」

 

 『それにしてもこの勇者強いしすごいがやっぱり若干アホかもしれません。そして騎士エクレールおいしい映像、ありがとうございました!』

 

 まぁ、あいつがアホっていうのは事実だからなぁ...。

 先にロランの元に戻っていた俺は心の中で思っていた。少しすると、二人が戻ってきたがまだ口喧嘩をしていた。

 

 『さて、ガレット軍が勝利していればこの後はガレットの地酒祭りが行われる予定でしたがこのままビスコッティ軍が勝利すれば戦勝イベントの開催はビスコッティ側の権利となります。ヒィリアンノ城のミルヒオーレ姫、今回のイベントはやはり...』

 「はい!ヒィリアンノ音楽ホールから音楽と歌の宴をお届けします」

 「姫様の歌のセットリストもばっちりであります!」

 

 

 

 

 

 「へぇー、姫様って歌とか歌うんだ...」

 

 シンクがそういうとエクレールに思いっきり踏まれて怒られていた。

 

 「歌うんだとは何事だ!姫様は世界的な歌い手であらせられるんだぞ」

 「世界!?」

 「そいつはまたすごいな...」

 

 俺たちが姫様のことで驚いているとロランがエクレールの着替えをもってきた。

 

 「三人ともお疲れさまだ」

 

 ロランの背に隠れてエクレールが着替えている間にロランが先ほどの続きを話してくれた。

 

 「姫様は他国との会議や交流の際、楽団を連れて世界中で歌われているんだ。ただ近頃は戦続きでツワーもめっきり滞ってしまっていてね...。我々も久しぶりに姫様の歌を聞けるくらいなんだが「貴様らも姫様の歌を聞けば納得するだろうよ」活躍してくれた勇者殿とレン殿には特等席で聞いていただくとしよう!」

 

 そこまですごいならぜひ聞いてみたいが

 

 「シンク、親かベッキーあたりにひとこと言ったほうがいいんじゃないか?」

 「だね。あの向こうに連絡したいんですが...」

 

 シンクがそう聞くとマルティノッジ兄弟は何を言ってるんだ?こいつみたいな顔をした。

 

 「召喚された勇者は帰ることも、元の世界と連絡を取ることもできない。それが召喚のルールだ」

 「え?」

 「ハハハ...そんなまた冗談を...」

 「いや冗談ではなく、帰る方法はない」

 

 

 

 「「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」」

 

 

 遠くで姫様の声も聞こえた気がしたがそれよりも

 

 帰れないって、マジか...。

 

 

 

 

 

 

 




やっぱり自分の思い描いたことを言葉にするってむずかしい...


誤字脱字があれば教えてください


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