最強を従える者 (マスターM)
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プロローグと主人公紹介

「ブイ!ブイ!」

子犬型のポケモンイーブイが前足で自分の主人である黒いコートを着た少年・スバルを起こそうとしていた

「ん?どうしたんだイーブイ?」

 

「ブイ!」

 

「ああそうだったな、明日にはカロス地方に行くから今日はお前達と遊ぶ約束だったな」

 

「ブイブイ、イーブイ!」

 

「何何。もう他の奴らは集まってるから早く来いって、分かった分かったから前足で叩くな」

スバルはイーブイを抱えオーキド研究所に向かって歩き始めた

 

 

数分歩けばオーキド研究所に着き庭に向かった

 

「おーい皆~来たぞ!!」

スバルが声を掛けるとスバルのポケモン達が集まって来た

 

「お、来ておったかスバルよ」

 

「オーキド博士こんにちは。明日からカロス地方に行くので預けているポケモン達の面倒をお願いします」

 

「任せておけ何時でも行けるようにコンディションを整えておくぞ」

 

「それであの2人は?」

 

「さっき終わったばかりじゃ。問題はない今回もリーグでの活躍に期待しておるぞ」

 

「ありがとう博士。早速迎えに行くよ」

スバルは研究所に入って行き最初の相棒達がいるリビングに向かった

 

「2人とも準備は大丈夫か?」

 

「リザ!」

 

「ジュカ!」

スバルの言葉にリザードンとジュカインは「大丈夫!」と言った。2人をモンスターボールに戻し再び庭に出るとオーキド博士から声を掛けられた

 

「そう言えばスバルよ、サトシもカロス地方に先日行ったぞ」

 

「ほうサトシもカロスに・・・楽しみだなカロスリーグ」

スバルはカロス地方の方を向きそう呟いた

 

 

 

 

 

 

翌日カロス地方に旅立つ前にオーキド博士とポケモン達に挨拶をするために朝早く研究所に寄った

 

「それじゃ博士、皆行ってきます」

 

「うむ。気を付けるんじゃぞ」

スバルはオーキド博士とポケモン達に見送られながら空港に向かった

 

 

 

空港でリザードンとジュカインの入ったモンスターボールを両手に持ち宣言なような誓いのような言葉を呟いた

 

「リザードン、ジュカイン。俺達皆で最強の頂きを掴もうな」

その呟きに2人の入ったモンスターボールは上下に揺れた

 

「よしカロス地方に向かって出発だ!」

 

 

今スバルの新たな冒険が始まろうとしている。舞台はカロス地方、スバルは何を掴むか。続く。

 

 

 

 

 

主人公設定

 

名前・・・スバル

年齢・・・13歳

身長・・・165cm

体重・・・60㎏

容姿・・・茶髪黒目のイケメン

 

出身地はカントー地方マサラタウン。サトシとは幼馴染。

旅立ちの日にヒトカゲを貰い家に報告にいったら急遽ホウエン地方への引っ越しを告げられ、ホウエン地方に引っ越す。

オダマキ博士からキモリを貰い、ヒトカゲとキモリの3人で旅が始また。その実力は直ぐに発揮されホウエンリーグリーグ優勝と言う栄光を手に入れ、地元カントーリーグにも出場し最終的にカントーチャンピオンとなる。そして再びホウエンリーグに出場しホウエンチャンピオンとなる。

ダイゴからの勧めでカロス地方に行く事になる。

正体がバレないようサングラスを常にかけている。

 

アランと同じ型のメガリングを付けている。ほぼ全てのメガストーンを所持している。

 

 

現在の手持ち

 

リザードン

技・・・かえんほうしゃ、ドラゴンクロー、はがねのつばさ、ブラストバーン

 

ジュカイン

技・・・リーフブレード、リーフストーム、がんせきふうじ、じしん

 

 



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最初の仲間

時間軸としてはスバルがカロスに着いた時サトシ達はヤヤコマをゲットしてハクダンシティに向かっている時です。


「遂に着いたぜカロス地方」

 

数時間空の旅を満喫し遂にカロス地方に到着したスバル。

早速プラターヌ博士の研究所に向かおうとしたら声を掛けられた

 

「そこの貴方あたくしとバトルしないかしら?」

声を掛けたのは褐色肌に紫がかかった黒髪でエアリーボブにして白い衣装を着たスバルと同じ歳位の少女だった

 

「いいですよ。カロスでの初バトルお願いします」

 

「あら貴方他の地方の方ですの?」

 

「はい。カントー地方マサラタウン出身のスバルと言います」

 

「麗しいあたくしの麗しい名前はジーナ!ですわ!」

ジーナは麗しいを強調して自己紹介をした

 

「えーとジーナさん何処かバトルが出来る場所はあるのですか?」

 

「敬語は結構ですわ。見た感じあたくしと同じ歳なのですから。それとそこの広場でバトル出来ますわ」

 

「分かった。ルールはどうする?」

 

「1対1でどうでしょう?」

 

「いいぜ」

2人はバトルフィールドで向かい合った

 

「おい来なさい。フリージオ」

 

「オー」

 

「カロスでの初バトルだ行くぞリザードン」

 

「リザァ!」

ジーナはフリージオ。スバルはリザードンを出した

 

「フリージオ【げんしのちから】ですわ!」

 

「【はがねのつばさ】で打ち返せ」

げんしのちからをリザードンは器用にはがねのつばさで打ち返しフリージオに当てた

 

「追撃だ【かえんほうしゃ】!!」

 

「【れいとうビーム】!!」

灼熱の炎と氷点下の冷気がぶつかり白い煙がフィールドに広がった

 

「くっ、これでは手が出せませんわ」

 

「リザードン右下に向かって【かえんほうしゃ】」

ジーナは動けないでいたがスバルは煙が発生する前にリザードンとフリージオの位置を瞬時に記憶していた。

その時フィールド近くの木の上でカエルのようなポケモンがスバルの事を見つめていた

 

「ジオ・・・」

かえんほうしゃが直撃しフリージオはボロボロだった

 

「決めるぞ【ブラストバーン】!!」

ブラストバーンが決まりフリージオは戦闘不能となった

 

「負けましたわ。貴方お強いのですね」

 

「ありがとう。ジーナのフリージオも手強かったぞ」

 

「ありがとうですわ。そう言えばスバルは何処かに向かう途中でしたの?」

 

「ああ。プラターヌ博士の研究所に行って、カロス地方のポケモンのデータを入れてもらおうと思っていたんだ」

 

「あらプラターヌ博士に用があったのですわね。ついていらしゃいプラターヌ研究所まで案内してあげますわ」

 

「ん?ジーナも新人トレーナーなのか?」

 

「あたくしともう一人は2年前にプラターヌ博士に図鑑を託されたのですわ。現在は弟子兼助手をしていますの」

 

「成程。じゃ、案内頼むな」

 

「分かりましたわ」

スバルとジーナが広場から出ようとしたら木の上からカエルのようなポケモンがスバルの前に飛び降りてきた

 

「このポケモンは・・・」

 

「その子はケロマツですわ。カロス地方の新人トレーナー用のポケモンの一体ですわよ」

初めてみるポケモンにジーナはカロス地方の御三家の一体とスバルに教えた

 

「ケロ、ケロケロ!」

 

「何故だ?」

 

「ケロケーロ!」

 

「分かった」

 

「ちょっと何が″分かった″ですの!!スバルはケロマツと話せるのですか!?」

スバルがまるでケロマツと会話している様に見えてジーナは突っ込んだ

 

「ああ生まれつきポケモンの言葉が分かるんだよ。何故かは知らないがな」

 

「驚きですわ・・・まさかポケモンと会話出来る人と出会うとは。それでこの子は何て言っていたのですの?」

 

「簡単にまとめると・・・〈バトルして自分の主に相応しいか見せてみろ〉って所だな。こいつ自分に相応しくないと思ったトレーナーを見限り続けたみたいだな」

 

「スバルはこの子のお眼鏡についたと?」

 

「そういう事だ。さて今度はお前だジュカイン!」

 

「ジュカ!」

 

「スバルはジュカインも持っていたのですね」

 

「ああ、ホウエンの最初の仲間だ」

そう言いケロマツとバトルを始めた

 

ケロマツは先制攻撃としてあわを出してきた

 

「切り裂け【リーフブレード】!」

前に進みながらリーフブレードであわを切り裂きケロマツに接近した。ケロマツはあわを止めいあいぎりでリーフブレードを受け止めた

 

「ジュカ!?」

 

「やるなジュカインのリーフブレードを受け止めるとは。じゃ次は【リーフストーム】」

リーフストームを後ろにジャンプし回避したと思ったケロマツの前にジュカインがリーフブレードを構えていた

 

「予測通りだ!!止めの【リーフブレード】!」

リーフブレードが決まりケロマツは戦闘不能となった

 

「さてプラターヌ研究所に行くか」

スバルはケロマツを抱えジーナに言った

 

「ええこちらですわ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数十分歩きプラターヌ研究所に着いたスバルとジーナ。スバルを客間に通してからジーナはプラターヌ博士を呼びに行った。この時にケロマツはソフィに預けた。

数分してプラターヌとジーナが入って来た

 

「やぁ初めまして、カントー、ホウエンチャンピオンのスバル君」

 

「え!?スバルって2地方のチャンピオンだったのですの!?」

 

「ああそうだ。初めましてプラターヌ博士。本日はカロス地方のポケモンのデータを入れて貰おうと尋ねました。これを」

スバルはプラターヌに自分の図鑑を渡した

 

「早速入れてくるよ少し待っててくれるかい?」

 

「大丈夫です」

プラターヌが部屋を出るとジーナが詰め寄って来た

 

「スバル貴方どうしてチャンピオンだと言わなかったのですか!?」

 

「いや、あんな人が多い所でチャンピオンって言ったら次から次へとバトルの申し込みが来ると思ったからあえて言わなかったんだよ」

 

「確かにそうですわね。そう言えばスバルはカントーとホウエン以外の地方には行っていないのですか?」

 

「いいや行ったよ。時間の都合上ジム巡りは出来なかったけど、ポケモンは捕まえることが出来たよ」

2人が話しているとプラターヌがスバルの図鑑とカロスの図鑑そしてモンスターボールを持って入って来た

 

「お待たせスバル君。このカロス地方の図鑑に君の図鑑のデータを全て入れたよ。カロスの図鑑はホログラムメールが出来るよ」

 

「ありがとうございます」

 

「それとこの子を」

プラターヌはスバルにモンスターボールを渡した

 

「これってもしかして・・・」

 

「そうケロマツのモンスターボールだ。ケロマツは君を自分のトレーナーに選んだみたいなんだ」

 

「ありがとうございます。よーし出てこいケロマツ!」

 

「ケロ!」

 

「これからヨロシクな。俺達で最強を目指そうな」

 

「ケロ!!」

 

スバルはカロス最初の仲間、ケロマツを手に入れた。スバルの旅はこれから始まる



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ハクダンジム戦

スバルがハクダンジム着いた時、サトシはリベンジの最中です。


カロス最初の仲間ケロマツを手に入れたスバルは現在リザードンに乗ってハクダンシティに向かっていた。何故ハクダンシティ向かっているかと言うと・・・

 

数時間前

 

「そう言えば博士、サトシと言う少年が来ませんでしたか?」

 

「ああ来たよ今はハクダンシティに向かっているよ。サトシ君とは知り合いなのかい?」

 

「ええ、旅に出る前まで共に過ごしました。サトシのママさんからサトシが色んな地方を旅したと聞きました。俺はアイツと勝負がしたいです」

 

「ならハクダンジムに行ってジム戦とサトシ君とバトルをすると良いよ」

 

「ありがとうございます。また来ます」

と言いスバルはリザードンを出し背中に乗ってハクダンシティに向かって飛んだ

 

 

そして現在

 

「お、見えてきたなハクダンシティ。まずジムに向かうか」

スバルがハクダンジムに入るとサトシとジムリーダーのビオラがバトルしていた

 

「【10まんボルト】!」

 

サトシのピカチュウの10まんボルトがビオラのアメタマのシグナルビームを押し切ってアメタマを戦闘不能にしたところだった

 

「早速会うとは、中々運がいいな」

 

「あら?君は?」

スバルの存在に気付いたパンジーが声を掛けた

 

「あ、ジムに挑戦に来たのですが、先客がいたようですね」

 

「だったら僕達と一緒に観戦しませんか?」

スバルの言葉を聞きシトロンはそう提案した

 

「それじゃお言葉に甘えて」

スバルはセレナの横でサトシのバトルを見る事にした

 

(あれ?この子何処かで・・・)

 

(この人なんだかスバルさんに似てるような・・・)

パンジーとセレナはスバルの事を気にしていた

 

サトシとビオラのバトルは最終局面を迎えようとしていた。アメタマを倒した後ビビヨンとヤヤコマと戦ったがヤヤコマは倒れ残りはピカチュウになってしまった。さらにビビヨンの【ねむりごな】で追い詰められた

 

「止めよ!【ソーラービーム】!」

 

「ピカチュウ起きろ!」

サトシはピカチュウに呼びかけ起こそうとしているとセレナが大声で「皆との特訓を思い出して!」と言うとサトシはピカチュウに自分に向かって【エレキボール】を指示した。そのおかげでピカチュウは眠らずに済んだ。そして最後の【10まんボルト】が決まりサトシの勝利となった

 

「おめでとう。私とのバトルに勝ったバグバッチよ。受け取って」

 

「ありがとうございます。バグバッチゲットだぜ!!」

 

「ピ、ピカチュウ!!」

 

「おめでとうサトシ」

 

「あの、貴方は?」

スバルはサトシに称賛の声をかけた

 

「何だ?忘れたのか?俺だよ」

そう言いスバルはサングラスを取った

 

「ス、スバル兄さん!?」

 

「え、サトシのお兄さん!?」

 

「違うよユリーカ、スバル兄さんは俺の実の兄ではなくって兄貴分なんだ」

 

「まぁ積もる話もあるが先にジム戦をお願いしてもいいですか?」

 

「ええ」

スバルとパンジーはバトルフィールドで向かいあった

 

「これよりハクダンジムジム戦を始めます。使用ポケモンは2体、どちらかのポケモンが全て戦闘不能になった時点でバトルは終了します。なおポケモンの交代はチャレンジャーのみ認められます。両者ポケモンを」

 

「シャッターチャンスを狙うように勝利を狙う。行くわよアメタマ!」

 

「アー」

 

「カロス地方最初のジム戦だ。頼むぞジュカイン!!」

 

「ジュカ!」

ビオラはアメタマを、スバルはエースの一体のジュカインを出した

 

「バトル開始!!」

 

「アメタマ【れいとうビーム】」

ビオラは草タイプに効果抜群の氷タイプの【れいとうビーム】を指示した

 

「ジュカイン【リーフブレード】で切り裂け」

ジュカインは指示を受け【れいとうビーム】を切り裂きながらアメタマに近づき【リーフブレード】で切り裂いた

 

「嘘!?【れいとうビーム】を切り裂くなんて・・・アメタマ【れいとうビーム】で氷のスタジオの準備」

アメタマはフィールドに【れいとうビーム】を撃ち地面を凍らせた

 

「氷のスタジオの完成。滑りなさいアメタマ【シグナルビーム】!」

 

「自分の周りに【がんせきふうじ】だ」

迫りくる【シグナルビーム】を【がんせきふうじ】の岩を自分の周りに落として守った

 

「【じしん】でアメタマを空中にあげろ!」

ジュカインの【じしん】でフィールドの氷が割れ、アメタマは空中に飛ばされた

 

「止めの【リーフブレード】!」

空中にいるアメタマに【リーフブレード】が当たり、落下したアメタマは目を回していた

「アメタマ戦闘不能。ジュカインの勝ち」

 

「ご苦労様。休んで頂戴」

ビオラはアメタマを戻し労いの言葉をかけた

 

「スッゲー、アメタマが手も足も出せないなんて・・・」

 

「彼は一体何者なのでしょう?」

サトシは驚きの声をだし、シトロンはスバルの強さに何者なのか考えているとパンジーが思い出したようにその場にいる全員にスバルの正体を言った

 

「思い出したわ、彼は現カントー、ホウエンのチャンピオンよ」

 

「チャンピオン!?スバル兄さんが!!」

 

「まさかチャンピオンだったとは・・・」

 

「ユリーカビックリ・・・」

 

「デ、デネ・・・」

 

「やっぱりスバルさんだったのね・・・」

一同はスバルの正体を知り驚いていた。セレナの呟きは一同の声で誰にも聞こえなかった

 

「まさかチャンピオンだったなんて・・・どうして黙っていたの?」

 

「今の俺は、カントー、ホウエンのチャンピオンではありませんよ。カロスリーグに挑戦する一人のトレーナーです」

 

「そう。でもチャンピオンと知ったら本気で行くわよ。お願いテッカニン」

 

「ニン」

 

「戻れジュカイン。最後は任せたリザードン」

 

「リザッ」

ビオラはテッカニンを、スバルはもう一体のエースリザードンを出した

 

「先ずは【かえんほうしゃ】」

 

「テッカニン【まもる】」

スバルは先制攻撃として【かえんほうしゃ】を指示したが、テッカニンは【まもる】で攻撃を防いだ

 

「【れんぞくぎり】よ」

 

「【ドラゴンクロー】で迎え撃て」

テッカニンは【れんぞくぎり】でリザードンに斬りかかろうとするが、全て【ドラゴンクロー】でふせがれてしまう

 

「距離を取って連続で【シャドーボール】」

 

「回転して【はがねのつばさ】」

テッカニンは距離を取り、リザードンの周りを飛びながら【シャドーボール】を連続で撃つが回転した【はがねのつばさ】ではじき返されてしまう

 

「テッカニンもう一度【れんぞくぎり】」

 

「【ドラゴンクロー】だ」

今度も先程と同じになると思っていると、リザードンの【ドラゴンクロー】が発動する前にテッカニンが【れんぞくぎり】が決まった

 

「どうしてテッカニンの攻撃が早くなったの?」

 

「それはテッカニンの特性です。テッカニンの特性はかそくで、速度が増すのです」

セレナがテッカニンの速さに疑問を感じているとシトロンが説明してくれた

 

「ふむ、早いが1、2撃入れれば行けるな・・・よし行くぞリザードン!」

 

「リザッ!」

スバルのやる事が分かりリザードンは「分かった」とスバルに言った

 

「火炎よ龍の力を得よ!リザードンメガシンカ!!」

スバルのキーストーンとリザードンの体内にある、リザードンナイトXが共鳴し光で結ばれリザードンの姿を変えた

 

「メガシンカ!」

 

「黒いリザードン・・・」

 

「まさかメガシンカを使うとは・・・」

 

「リザードンカッコいい!!」

生で見るメガシンカに観戦しているサトシ達は興奮した

 

「メガシンカしても素早さはこっちが上よ。テッカニン【れんぞくぎり】」

テッカニンは翻弄するかのように動き回り攻撃の機会を窺っていた。スバルとリザードンは目を閉じ集中していた。そして目を見開き指示した。

 

「後ろだ!【ドラゴンクロー】!!」

後ろから攻撃をしようとしたテッカニンに【ドラゴンクロー】が決まり、テッカニンは地面に叩きつけられた

 

「テッカニン!」

 

「最後だ【ブラストバーン】!!」

炎タイプ最強技の【ブラストバーン】が直撃しテッカニンは戦闘不能となった

 

「テッカニン戦闘不能リザードンの勝ち。よって勝者チャレンジャースバル」

 

「ご苦労さんリザードン」

 

「リザッ」

スバルが労いの言葉をかけるとリザードンは元の姿に戻り頷いた

 

「スバル君バグバッチよ受け取って」

 

「ありがとうございます。一つ目バグバッチ貰ったぜ!」

スバルはビオラからバグバッチを受け取った

 

 

こうしてカロス最初のジムバッチをゲットしたスバル。彼の旅は始まったばかり続く・・・



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シトロンの新たな仲間

更新お待たせいたしました!




3話で早くもお気に入り登録が70人突破しました!ありがとうございます!!!


ハクダンジム戦を終えスバルとサトシ達はポケモン達の回復と自己紹介を兼ねポケモンセンターに来ていた

 

「改めて、スバルだ。サトシの3つ上で旅に出るまではサトシの面倒を見ていた。今はカントー、ホウエンのチャンピオンではなくカロスリーグに出場する1人のトレーナーという事で頼むな」

 

「分かりました。僕はシトロンと言います。でこっちが・・・」

 

「妹のユリーカです。この子はデデンネ私のキープポケモンなの」

 

「キープポケモン?」

 

「ユリーカはまだポケモンを持てないから、シトロンがユリーカ用にゲットしているのです」

 

「成程な」

 

「私はセレナです。スバルさん私の事覚えていますか?」

 

「セレナ?もしかして昔オーキド博士のポケモンサマーキャンプにいた少女か?」

 

「はいそうです」

 

「まさかあんな小さい子がこんな美人になっているなんて、言われなかったら気づいてなかったな」

 

「そ、そんな美人だなんて///」

スバルの言葉にセレナは顔を赤くした

 

「あ、あの~スバルさんとセレナはこれからどうするのですか?」

何とも言えない空気になりかけたところでシトロンがスバルとセレナにこれからどうするか聞いた

 

「俺はサトシ達が良いんだったら一緒に旅がしたいな」

 

「私も」

スバルの言葉にセレナも賛同した

 

「俺は賛成だぜ!スバル兄さんと旅が出来るなんて思ってもみなかった」

 

「僕もです。2地方チャンピオンのバトルが見れるのでしたら大歓迎です!!」

 

「ユリーカも!!」

 

「デネ!」

サトシの言葉にシトロンもユリーカも賛成しスバルとセレナはサトシ達と旅する事が決まった。スバル達の今の手持ちの紹介をして再びミアレシティに戻る事になったスバル達。途中サイホーンレースにサトシが飛び入りで参加したがロケット団によるサイホーン強奪事件が起こったが、スバルの活躍で事なきをえた。

そして一行は遂にミアレシティに着いた

 

「着いたなミアレシティ!」

 

「この前はゆっくり見えなかったけど、世界のファッションをリードする町ってだけあるわね、町も皆も凄くお洒落。プリズムタワーも素敵」

 

「そ、そうですね」

 

「まあまあかな」

 

「そう言えばプリズムタワーにはミアレジムがあるって聞いたな。サトシもうジムには行ったのか?」

 

「それがバッチが4個必要みたいで挑戦出来なかったです」

 

「へーバッチが揃わないとチャレンジ出来ないジムもあるんだ」

 

「そう言う訳で取り敢えずこの町は素通りしませんか?」

 

「シトロン、ユリーカお前達変だぞ?ミアレに着いてから挙動不審だし何か隠しているな?」

スバルはミアレに着いてから2人の様子がおかしいと思い聞くと2人は誤魔化すように先に進もうとする。そこに2人の父親のリモーネとデンリュウと出会いスバル達も自己紹介をした。

更にシトロンがミアレシティジムリーダーだと分かり、今ジムはシトロンが作ったジムリーダーロボットにジムが乗っ取られたと聞きスバル達は取り戻す為に動いた。

結果的にジムを取り戻す事に成功しロボット・シトロイドに再度プログラムを入れ、理想に近いジムリーダーロボとなった。

そしてリモーネに今までの事を全て話、スバル達と旅をしたいと言いリモーネはこれを承認し5人はシトロンの家に一晩泊まる事になった

 

「サトシとスバルさんは良かったのですか?ジムに挑戦しなくって」

 

「シトロンはバッチ4個の実力があるのが良かったんだろ?だったら俺もその実力を付けてからにするよ」

 

「スバルさんは?」

 

「俺も同じだ。今はチャンピオンではなくカロスリーグ出場を目指すトレーナーだから、バッチ4個を手に入れて堂々とチャレンジしようと思う。その時の相手はシトロイドではなくシトロンお前だ」

 

「俺もな」

 

「はい。その時まで今より実力を付けて正々堂々とバトルします」

そう言いシトロンはサトシとスバルと握手した

 

 

 

 

 

 

 

翌日セレナの提案でプラターヌ博士に会いに行く事になったスバル一行。

研究所に行くとセレナが焼いたマカロンを食べようとしたが、研究所にいたハリマロンに全て取れられしまった。

それぞれ過ごしていたらロケット団のトレーラーが研究所の庭に突っ込んで来てプラターヌ博士を誘拐した。セレナとユリーカは博士を助けようとトレーラーに乗ったが扉が閉まってしまって出る事が出来なくなった。そしてトレーラーが走っていき、遅れて出てきたスバル達はハリマロンがトレーラーを指さすのをみて、サトシはヤヤコマを出しトレーラーを追う様に指示した

 

「俺も行く。頼むぞリザードン!」

 

「グオ!!」

スバルはリザードンを出し背中に乗ってトレーラーに気づかれ無いようにトレーラーの上を飛んで尾行を始めた。

サトシ達はセレナがまいっていたマカロンのかけらを辿り追いかけって行った

 

 

着いた先は山の中でトレーラーは廃工場の前にあった

 

「サトシこっちだ」

 

「スバル兄さん、ヤヤコマ」

 

「犯人はロケット団だ。中にはプラターヌ博士とセレナとユリーカが拘束されている。此処は様子を見て、隙があれば動くぞ」

 

「はい」

 

「出てこいジュカイン、ケロマツ」

 

「ジュラ!」

 

「ケロ!」

 

「様子を見て隙が出来たら突入する2人は反対側に回り待機してくれ」

スバルの言葉にジュカインもケロマツも頷き反対側に回った。

様子を見ていたがハリマロンがマカロンを取ろうとしているのが見つかり突入する事になった

 

「皆を返せロケット団!」

 

「皆を返せ!と言われたら」

 

「答えてあげるのが世の情け」

 

「世界の破壊を防ぐため」

 

「世界の平和をまもるため」

 

「愛と真実の悪を貫く」

 

「ラブリーチャミーな敵役」

 

「ムサシ」

 

「コジロウ」

 

「銀河をかけるロケット団の2人には」

 

「ホワイトホール白い明日が待っているぜ」

 

「ニャンテナ」

 

「ソーナンス」

ロケット団は何時もの名乗りを手を抜かずしていたがスバル達はセレナ達の縄を解いていた。逃げようとしたが、メガシンカのデータを入れたメカが起動してしまった。そのメカの名はメガメガメガメカニャース

 

「おお!マーベラス!!何て力強い」

 

「敵ながら天晴です!!」

 

「感心している場合ではないでしょう!!」

プラターヌとシトロンは目を輝かせていたがセレナの言葉で逃げる事になったしかしスバルは・・・

 

「【ドラゴンクロー】で止めろ」

 

「グオオオオオ!」

リザードンは両手の【ドラゴンクロー】でメカを止めた

 

「「「嘘だーーー!?」」」

その事にロケット団は驚いた

 

「チッ!ここじゃ狭すぎる外に出るぞリザードン」

工場内では本来の力が発揮出来ないと思い外に出る事にした。メカが外に出るとメガバシャーモが膝蹴りをくらわした

 

「まさかのメガバシャーモニャ!」

 

「ほう、メガバシャーモかならこっちもメガシンカだ行くぞリザードン!!」

 

「バウ!」

スバルの言葉にリザードンは「任せろ」と頷いた

 

「火炎よ日輪の力を解き放て!リザードンメガシンカ!!」

スバルのキーストーンとリザードンの体内にある、リザードンナイトYが共鳴し光で結ばれリザードンの姿を変えた

 

「違う姿だ!」

サトシ達はハクダンジムで見た姿のリザードンではないことに驚いていた

 

「リザードンには2種類のシンカの姿があるんだ。この姿の特性は・・・」

そこまで言った所で急に日が強くなった

 

「この姿の時の特性は「ひでり」だ今なら炎技の威力が上がる。リザードン!」

 

「バシャーモ!」

 

「「【かえんほうしゃ】だ」」

メガシンカ+ひでりの効果を得たリザードンとバシャーモの【かえんほうしゃ】がメカに直撃しメカはボロボロになった。

止めにピカチュウの【エレキボール】とハリマロンの【ミサイルばり】がメカの動力源にアタリ爆発しロケット団は空に消えた。

研究所に戻るともう夕方になっており研究所を出発しようとしたらハリマロンがシトロンについて行きたいとスバルがシトロンに話すと連れて行く事を決めた。

こうしてシトロンに新たな仲間ハリマロンが加わった



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バトルシャトーザクロとの出会い

4話で早くもお気に入り登録が100件となりました!ありがとうございます!!


次のジムがあるショウヨウシティに向かうスバル一行

 

ある日サトシがケロマツと特訓していると、ゲコガシラを連れた忍者サンペイと出会う。どうやら忍者の村にもスバルの事は知っているようでサンペイはスバルにバトルを申し込んだ。スバルは承認し、リザードン、ジュカイン、ケロマツを出した

 

「誰と戦いたい?」

 

「リザードンでお願いするでござる」

 

「分かった」

こうしてスバルのリザードン対サンペイのゲコガシラのバトルが始まった。

先攻はゲコガシラの【みずのはどう】スバルは【ドラゴンクロー】を指示し【みずのはどう】を斬った。次に【かえんほうしゃ】を指示しサンペイは【えんまく】でゲコガシラを隠した。スバルとリザードンは目を閉じ集中した。

 

「なにをするか分からないでござるが、これで決めるでござる【でんこうせっか】」

刹那滝つぼからゲコガシラがとてつもないスピードの【でんこうせっか】でリザードンに向かって真正面から突っ込んだ

 

「今だ【ドラゴンクロー】!」

スバルとリザードンは目をカッと開きタイムラグほぼゼロで【ドラゴンクロー】を発動させゲコガシラを殴りつけた。殴らせたゲコガシラは目を回していた。よって勝者はスバルとなった。その後サトシはサンペイに【でんこうせっか】を教えてもらったが、【でんこうせっか】ではなく【かげぶんしん】となった。

サンペイと別れたスバル達はポケモンセンターで休んだ。因みにポケモンセンターに着く前にスバルはカロス地方2体目の仲間、ヒトツキをゲットした。

 

次の日セレナが二つ折りのナビでバトルシャトーに行かないか提案してきた。スバル達の話を聞いていた二コラとテスラの兄弟と共にバトルシャトーに向かった。入口には『バトルシャトー その強さ 爵位で 示せ!』と書いていた

中に入るとメイドが出迎えた。二コラがテスラのデビュー戦をお願いすると、サトシとスバルもお願いした。サトシの自己紹介が終わりスバルが自己紹介をしようとすると奥からダンディな男性が出て来てスバルの正体を見破った

「これはこれは、お会いできて光栄です。カントー、ホウエンチャンピオンのスバル様」

 

「「え、えええええええ!!?」」

二コラとテスラはスバルの正体をしり驚愕した

 

「今は2地方のチャンピオンではなく、カロスリーグ挑戦するトレーナーですよ。それと余りチャンピオンだとは言わないで下さいね」

 

「これは失礼いたしました。ですが貴方様の爵位は既にグランデューク位の強さがあると思います?」

 

「デューク?」

爵位を知らないサトシ達にテスラは教えた。最初はバロン、次にヴァイカウント、アール、マーキス、デューク、グランデュークの順に昇格すると

 

「じゃスバル兄さんは既に一番強い爵位って事か?」

 

「当たり前じゃない。スバルさんは2地方を制覇しているのよ」

サトシは今のスバルの強さを再確認した

 

「失礼ですがスバル様、私とバトルをなさいませんか?私に勝てばグランデュークの爵位を贈呈しましょう」

 

「いいですよ。ですが先にサトシとテスラのデビュー戦にしませんか?2人共ウズウズしていますから」

スバルの言葉によりサトシとテスラのデビュー戦が始まった。サトシはピカチュウ、テスラはヤヤコマでのバトルが始まった。結果はサトシが逆境を跳ね返すパワーで勝利した

 

「続きまして我が当主イッコン様対カントー、ホウエンチャンピオンのスバル様のバトルを始めます」

 

ザワザワザワザワ

 

メイドの言葉に観客達は驚いた。無理もない余りバトルをしない当主のイッコンがバトルをするのだ。更に相手は2地方チャンピオン、バトルシャトーにいたトレーナー全員が2人のバトルを見るためテラスに足を運んだ

 

「良きバトルを」

 

「良きバトルを」

 

「行くぞリザードン!!」

 

「グオォォォォン!!」

 

「頼みましたぞムクホーク」

 

「ムク、ホーク!」

スバルはリザードンをイッコンはムクホークを出した

 

「先攻はどうぞ」

 

「ではありがたく頂きます。ムクホーク【こうそくいどう】です」

 

「速さをあげて来たか・・・引き付けて【ドラゴンクロー】」

ムクホークは【ドラゴンクロー】をギリギリ避け上空に高く上がった

 

「落下を利用して【ブレイブバード】です」

ムクホークの【ブレイブバード】は落下の勢いとムクホークの特性〈すてみ〉でかなりの力となった。リザードンに当たり落下し砂埃で状況は見えないが見ていた者全員はイッコンが勝ったと思った。しかし砂埃が晴れるとしっかり立っているリザードンがいた

 

「早いな向こうがスピードならこちらはパワー勝負だな。いけるかリザードン?」

 

「リザッ!!」

スバルの問いかけに「勿論」とリザードンは答えた

 

「火炎よ龍の力を得よ!リザードンメガシンカ!!」

スバルのキーストーンとリザードンの体内にある、リザードンナイトXが共鳴し光で結ばれリザードンの姿を変えた

 

「来たぜメガシンカ!!」

 

「凄いアレがメガシンカか・・・」

サトシは興奮し、テスラは初めて見るメガシンカに感動した

 

「【かえんほうしゃ】だ」

 

「【かげぶんしん】からの【ブレイブバード】です」

ムクホークは【かえんほうしゃ】で消された【かげぶんしん】の分身の後ろかたリザードン目がけて【ブレイブバード】で迫る

 

「【ドラゴンクロー】ではじき返せ」

ムクホークの【ブレイブバード】をリザードンは真正面から【ドラゴンクロー】で迎え撃ち、ムクホークを地面に叩きつけた

 

「止めだ【ブラストバーン】!!」

【ブラストバーン】が決まりスバルの勝利となりスバルはグランデュークの爵位を手に入れた。

そして最後にビオラとザクロの勝負となり、ビオラはアメタマ、ザクロはイワークを出した。ザクロのイワークの【がんせきふうじ】は中々のもので岩石をコントロール出来ていた。そして勝負はザクロの勝利となりザクロもグランデュークとなった。

ザクロの去り際にスバル達はザクロがショウヨウシティのジムリーダーだと知り、サトシは【がんせきふうじ】の特訓を始めた。

 

余談であるがスバルがチャンピオンだとしり多くのトレーナーから握手やサインを求められた(8割が女性だったとここに記しておこう・・・)



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初陣!ケロマツとヒトツキ!!

バトルシャトーからショウヨウシティに向かうスバル一行は途中、ポケビジョンを撮影した。スバルはカロスに来ている事を知られたくない為撮影しなかった。またコウジンタウンの水族館で黄金のコイキング像を見て、本物を吊り上げようとした。帰ろうとした夕暮れ時に黄金のコイキングを目撃し、水族館の館長に釣り竿を貰いショウヨウシティに向かった。

 

そして遂にショウヨウシティに到着した。

 

「着いたぜショウヨウシティ!!」

 

「先ずはポケモンセンターで回復だな」

スバルの言葉に全員頷きポケモンセンターに向かった。

 

 

ポケモンセンター

 

「スバルさん。オーキド博士からお電話です」

ジョーイからオーキド博士から電話と聞き受話器を取った。

 

『久しぶりじゃなスバルよ、サトシとは会えたか?』

 

「ええ会えましたよ。それで用件は?まさかこの事を聞くために態々連絡して来たんですか?」

 

『うむ用件とはイーブイの進化の事じゃ』

 

「イーブイの進化?もしかしてフェアリータイプの進化ですか?」

 

『話が早くって助かる。スバルにはイーブイのフェアリータイプの調査を頼みたいんじゃよ』

 

「わかりました。ならアイツを送って下さい」

 

『分かった、直ぐ転送するぞ』

そう言い、イーブイの入ったモンスターボールが転送されてきた。

 

「確かに受け取りました。これからジム戦なので、久しぶりにやります」

 

『検討を祈っておるぞ』

そう言いオーキドは消えた。

 

「スバル兄さんオーキド博士と何の話をしてたの?」

 

「イーブイの進化についてと調査だ。出てこいイーブイ!!」

 

「ブイ!」

ボールからイーブイはスバルの体を登り頭に乗った。

 

「可愛い!!」

ユリーカは目を輝かせた。

 

「よし、ショウヨウジムに向かうぞ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ショウヨウジム

 

「ようこそショウヨウジムへ。スバル君、サトシ君。君達が来るのを首を長くして待ってましたよ。最初はどちらからですか?」

 

「スバル兄さんお先にどうぞ」

 

「いいのか?」

 

「はい」

 

「ではザクロさん俺から相手お願いします」

 

「はい。ではルール説明をします。使用ポケモンはチャレンジャーの手持ち全てですが・・・スバル君今君の手持ちは何体ですか?」

 

「今は5体ですが、今回はリザードン、ジュカインは使用せず、若手でいきます」

 

「なら、3対3でいいですか?」

 

「はい」

そしてザクロとのバトルが始まった。

 

「行け、ウソッキー!」

 

「ウソ、ッキー」

 

「ウソッキーか・・・初陣だケロマツ!!」

 

「ケロ!」

 

「先攻はどうぞ」

 

「ならお言葉に甘えて。ケロマツ【みずのはどう】!」

 

「【すてみタックル】」

【みずのはどう】を【すてみタックル】で弾きそのままケロマツに当てた。

 

「特性いしあたまですか。手強いですね」

 

「スバル君こそ、初陣のケロマツにしては【みずのはどう】の威力は高いですよ」

 

「ふっもう一度【みずのはどう】!」

 

「【ウッドハンマー】です」

【みずのはどう】は【ウッドハンマー】で消えた。

 

「【かげぶんしん】」

 

「【がんせきふうじ】」

 

「岩に向かって【みずのはどう】だ」

【かげぶんしん】を消そうと【がんせきふうじ】を指示したのを聞いてスバルは岩に向かって【みずのはどう】を指示し、岩に当たり煙で包まれた。

 

「ウソッキーあの影に向かって【すてみタックル】です」

煙の中でケロマツの影に向かって【すてみタックル】を指示したが、その影はケロムースだった。

 

「な!?ケロマツは何処に・・・」

 

「今だ【みずのはどう】!」

ウソッキーの真上から【みずのはどう】を撃ち、ウソッキーは混乱した。

 

「ウソッキー【もろはのずつき】です」

 

「ウソ~ウソ~」

ウソッキーは混乱で自分を攻撃した。その隙を見逃すスバルではなく決着を付けようとした。

 

「ケロマツ止めの【ねっとう】」

 

「ケロ!」

近距離で【ねっとう】を受け、ウソッキーは戦闘不能となった。

 

「戻れウソッキー。お疲れ様でした」

 

「ケロマツ戻れ。次はお前だヒトツキ初陣!!」

 

「ヒト」

 

「なら私は・・・行けイワパレス」

 

「イハ」

 

「今度はこちらから行きます。イワパレス【がんせきほう】」

 

「【てっぺき】だ」

ヒトツキの特性ノーガードによって攻撃は必ず当たるので、スバルは防御力を上げた。

 

「続けて【シザークロス】」

 

「【れんぞくぎり】だ」

【シザークロス】と【れんぞくぎり】の猛攻を制したのはイワパレスだった。

 

「【がんせきほう】」

【がんせきほう】を受け、ヒトツキはボロボロになりながらまだ諦めてなかった。

 

「よし【つるぎのまい】から【かわらわり】だ」

 

「イワパレス【がんせきほう】です」

二段階上げた攻撃力の【かわらわり】で【がんせきほう】を割りそのままイワパレスにも当てた。イワパレスは地面に叩きつけられ目を回していた。

 

「【つるぎのまい】でやられましたね」

 

「戻れヒトツキ。最後はお前だイーブイ!」

 

「ブーイ!」

 

「行きなさいメレシー」

 

「メレ」

 

「【パワージェム】」

 

「【スピードスター】で迎え撃て」

2つの技はぶつかり煙が発生した時にイーブイは動いていた。煙が晴れるといーぶいの姿はなかった。

 

「イーブイが消えた!?」

 

「ピィカ~!?」

 

「どうなっているの!?」

 

「もしかして・・・」

サトシ達は驚いていたが、シトロンは心当たりがあった」

 

「今だイーブイ!」

 

「ブイ!」

 

「メレ!?」

メレシーの下からイーブイが出て来て、メレシーにダメージを与えた。

 

「【あなをほる】ですか。ですがいつの間に指示をしたのですか?」

 

「【スピードスター】を指示した後に目が合い、その時少し頷いたんですよ」

 

「まさかそれだけで分かったと言うのですか!?」

 

「ええ、まぁコイツとは長い付き合いなので、これくらいは造作もないですよ。勿論リザードンやジュカインも同じです」

 

「成程手強い相手ですね。ではこれはどうです【ムーンフォース】」

 

「【シャドーボール】」

 

「続けて【ストーンエッジ】」

 

「かわして【アイアンテール】」

【ムーンフォース】と【シャドーボール】は互角ですぐさまザクロは【ストーンエッジ】を指示したが、イーブイは避けメレシーの頭に【アイアンテール】を当てた。その際急所だったのか戦闘不能となった。

 

「私の負けですね。ですがいい経験になりました。ありがとうございましたスバル君」

 

「こちらこそありがとうございました」

スバルとザクロは握手し、スバルは2つ目のバッチウォールバッチを手に入れた。

サトシも【がんせきふうじ】ふうじと【りゅうせいぐん】ふうじで無事ウォールバッチをゲットし、一行はシャラシティジムがあるシャラシティに向かった。



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チャンピオン・カルネ登場!

シャラシティに向かい旅をするスバル一行はある町の掲示板でカロスチャンピオンカルネがバトルすると分かりスタジアムに向かった。

 

「悪いが先にポケモンセンターに寄ってもいいか?」

とスバルが言いポケモンセンターに向かった。

 

 

 

 

「オーキド博士。サーナイトを送って下さい」

 

『分かった。直ぐに送る』

スバルはシトロン達からカルネのパートナーがサーナイトと知り、同じサーナイトにも試合を見せようと思い、サーナイトを送ってもらったのだ。

そして会場に向かった。

 

 

 

カルネに会おうとカルネの控室に向かったのだが多くの報道陣がいて、マネージャーが今回は面会も取材も出来ないと言っていて、スバル達は諦め客席に向かおうとしたらカルネの隣の控室からプラターヌ博士が顔をだしスバル達はプラターヌ博士の控室に入った。

サトシが隣の部屋にカルネが居ると聞き早速バトルを申し込もうとしてドアノブに触れようとした瞬間に扉が開きカルネが入って来た。

 

「博士お待たせ。あら?他にもお客さんがいるのね」

 

「本物のカルネさんだ」

 

「綺麗~」

 

「ふふふ。ありがとう。あら?」

ユリーカの言葉にお礼を言って、サングラスをかけたスバルと目が合った。

 

「初めまして。スバルと言います」

 

「スバルって、カントー・ホウエンチャンピオンのスバル君?」

 

「自分の事を知っているのですか?」

 

「勿論よ。会えて光栄だわ」

 

「自分もです」

そう言いスバルとカルネは握手した。

その後少し話をしてスバル達は観客席に向かった。

 

 

 

カルネのバトルは圧倒的だった。サーナイトとアイコンタクトだけで相手のアブソルの攻撃を避け勝利したのだ。

因みにスバルのサーナイトは色違いの為モンスターボールの中から見ていた。

バトル後カルネは女優の仕事の為既に出ていた。

スバル達はセレナの提案でガトーショコラの美味しい店に向かった。

その店は人が大勢並んでいてセレナとユリーカは2人で並ぼうとしたが、スバルも並ぶと言い3人はガトーショコラ2個を持ってサトシとシトロンが座っている席に向かった。

 

「お待たせ」

 

「疲れた・・・」

 

「お。早速いただきます」

サトシが1個に手を出そうとしたらセレナに止められた。

 

「この2個を5人で分けるのよ」

 

「そ、そんな」

 

「我儘言わない。スバルさんがいなかったら1個だけだったんだから」

 

「スバル兄さんがいなかったら?」

 

「そう。スバルさん凄いんだよ!お店の人に交渉して私達に2個売ってくれたんだから」

 

「何をしたんですか?」

 

「スバルさんと握手とサインと記念撮影よ。お店の人スバルさんのファンでスバルさんの事を見破ったんだから」

そうスバルがいたからこそ2個ゲットできたのだ。スバル達が食べようとしたら正体を隠したカルネも来て6人で2個を分け食べた。

その後サトシがカルネにバトルを申し込み、カルネがガトーショコラのお礼として非公式のバトルをする事になった。

プラターヌ博士も合流し、カルネのサーナイトVSサトシのピカチュウのバトルが始まった。

ピカチュウは【アイアンテール】【でんこうせっか】【エレキボール】【10万ボルト】で攻撃するが全てアイコンタクトだけで避けられてしまう。

バトル最中にロケット団が乱入しカルネのサーナイトを奪って行った。

カルネはサーナイトの居場所が分かっているのかスバル達を案内すると言い走り出した。

 

「何でカルネさんはサーナイトの場所が分かるんだろ?」

 

「それは2人が強い絆で結ばれているからだ。俺もリザードンやジュカインが離れた場所にいても、居る場所が分かるんだ。それと同じですよねカルネさん?」

 

「ええそうよ」

 

 

 

 

そして遂にサーナイトを見つけた。最初はカルネ1人で行こうとしたがスバルも同行する事になり2人でロケット団の前に現れた。

 

「サーナイト、私達の絆の力見せてあげましょ」

 

「サーナ」

カルネは胸のペンダントに触れサーナイトをメガシンカさせ【シャードボール】数発で檻を破壊した。

 

「流石チャンピオンのポケモンだ。俺達も行くぞサーナイト!」

 

「サナ!」

スバルは色違いで黒いサーナイトを出した。

 

「黒き念力を解き放て!サーナイト、メガシンカ!」

スバルのサーナイトもメガシンカし、白と黒のメガサーナイトが並んだ。

 

「カルネさん合わせます」

 

「分かったわ。チェックメイトよ」

 

「「サーナイト、【ムーンフォース】!」」

2体の【ムーンフォース】を受けロケット団は空のかなたに飛んで行った。

 

結局サトシとのバトルは中途半端で終わってしまった。サトシはカルネにカロスリーグで優勝してカルネとバトルすると宣言し別れた。



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コルニとルカリオ登場!

久しぶりの更新です!!

実家に帰って来たので投稿します!!


シャラシティを目指すスバル一行はある森を歩いていた。

 

「トレーナー見つけた」

ローラースケートを付けた少女がそう言ってスバル達の前に着地した。

 

「何だ?」

 

「何か用ですか?」

 

「99人目は貴方で決まりだよ」

サトシとシトロンが聞くと少女はサトシを指さしながらそう言った。

 

「99人?何の話?」

 

「ピーカー?」

 

「決まってるでしょ。ポケモンバトル~!」

何のことか分からず疑問に思っていると少女はバトルだと答えた。

 

「あたしはコルニ。パートナーは・・・」

少女が自己紹介をしてパートナーを紹介しょうとスバル達の後ろを指すと、リュックを背負ったルカリオが身軽な動きでコルニの横に飛んできた。

サトシは図鑑を開きルカリオのデータを見た。

 

「手強そうだな」

 

「ピカー」

サトシとピカチュウはやる気が出ていた。

 

「あたし達とバトルしてくれるよね?」

 

「ああ。シャラジムでのジム戦に向けてトレーニングしたかったからな」

 

「へーえシャラジムに行くんだ。貴方達もトレーナー?シャラジムに挑戦するつもり?」

コルニはスバル達にトレーナーか聞きジムに挑戦するか聞いた。

 

「ううん。私達はジム戦はしないわ。私と・・・」

 

「僕はしません。トレーナーであるのは確かですけどね」

セレナとシトロンはそう答えた。

 

「あ、私はセレナよ」

 

「私はユリーカ。この子がデデンネでお兄ちゃんの・・・」

 

「シトロンです。初めまして」

 

「デデネ~」

 

「俺はサトシよろしくな。俺の相棒のピカチュウだ」

 

「ピカチュウ」

自己紹介をしていない事に気付いたセレナから順に名乗り次はスバルの番になろうとした時にコルニが何かに気付いたのか声をあげた。

 

「あー!もしかしてカントー、ホウエンチャンピオンのスバルさんですか!!?」

 

「よくわかったな。一応カントー、ホウエンチャンピオンのスバルだ。今はチャンピオンではなくカロスリーグを目指す一トレーナーって事で頼むな」

 

「はい分かりました。あたしスバルさんのファンなんです!握手してもらってもいいですか!?後サインも!!」

 

「いいぞ」

コルニはスバルのファンでサングラスしか変装していないスバルに気付き、握手とサインを求めた。人が良いスバルはこれを承認しサインと握手を行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あの後スバルと握手してテンションが上がったコルニを落ち着かせ、コルニとサトシのバトルが始まろうとしていた。

 

「ではこれより一対一のバトルを始める。どちらかのポケモンが戦闘不能になった時点でバトルは終了だ」

 

「くうぅ~!スバルさんに審判してもらえるなんて!!燃えて来た!カモーンサトシ!かかってらっしゃい!!」

再びテンションが上がったコルニはそう言って先攻をサトシに譲った。

バトルは【剣の舞】で攻撃力が上がったルカリオが優位にたち、最後は【グロウパンチ】によりピカチュウが戦闘不能になった。

 

「・・・ピカチュウ戦闘不能。ルカリオの勝ち。よって勝者コルニ」

スバルは最後の【グロウパンチ】は指示なしでルカリオの独断で行われたことに眉をひそめたが、審判の役目を果たそうと口を開いた。

その後コルニがシャラジムのジムリーダーと告白しスバル以外が驚いた。スバルはチャンピオンとしての人を見る目があるので、コルニの事はジムリーダークラスだと推測していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後コルニとルカリオのお腹がなり全員で昼食を取る事になった。因みに食事はスバルとシトロンが交互に作っており今日はスバルが担当の日だった。勿論スバルのファンであるコルニのテンションが上がったのは言うまでもない。

ユリーカがコルニの左手に嵌めているグローブの石に気付き、コルニはキーストーンと言った。セキタイタウンにあるルカリオナイトをとって来る修行の旅でセキタイタウンに着くまでにバトルで100連勝するとコルニとルカリオはそう決めたそうだ。100連勝を信じられないとセレナが言うと、コルニはスバルがサインしたノートを取り出しスバル達に見せた。そこにはポケモンの手形をスタンプしており、トレーナーの名とどんなポケモンかも覚えていた。

 

「あー!!そう言えばまだピカチュウからまだ貰ってなかった」

そう言いケチャップをピカチュウの手につけ、ノートにスタンプした。ケチャップを使った事にスバル達は呆れていた。

昼食が終わりコルニは最後の100人目は誰にするか悩んでいた。そんな時にメガシンカ鑑定団と言う者達がルカリオとピカチュウを無理やりトラックに乗せ、メガシンカの事を話したが、コルニが非常識といい雲行きが怪しくなった。

メガシンカ鑑定団の正体はロケット団でピカチュウとルカリオは連れ去られてしまった。しかしコルニが「あたしに任せて」と言い走り出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃ピカチュウとルカリオは協力して檻から抜け出そうとした。しかしバラバラに攻撃しても効果は無く、合わせ技で檻を貫通させ気球に穴を開ける事に成功した。崖に当たり檻は壊れ落下するピカチュウとルカリオ。ルカリオはコルニのメガグローブをキャッチした。そのタイミングで2体の落下が止まり上昇した。2体が確認すると自分達が乗っているのはリザードンだった。

 

「ピイカーピ!!」

 

「アーオ!!」

 

「リザ」

リザードンは近くまで来ていたスバル達の前に着地した。

 

「ルカリオ!大丈夫?」

 

「ピカチュウ無事か?」

コルニとサトシはパートナーの無事を確かめた。この時リザードンとスバルはピカチュウ達の前に出てロケット団を牽制していた。

 

「こうなったらバトルにゃ!」

ニャースの言葉でサトシとコルニはやる気になり、スバルの左右に並んだ。

 

「コルニの100戦目はトリプルバトルになりそうだな」

 

「ええ。やりましょうスバルさん!サトシ」

スバルがそう言うとコルニは上着を脱ぎ、メガグローブを着けた。

 

「やるぞリザードン」

 

「リザ」

 

「いくぞピカチュウ」

 

「ピカ」

 

「よろしくルカリオ」

 

「ガウ」

3人と3体は気合を入れた。

 

「バケッチャ【シャドーボール】」

 

「チャチャ~ブ」

 

「マーイーカ【サイケこうせん】」

 

「マイーカ」

 

「ルカリオ【ボーンラッシュ】」

【シャドーボール】と【サイケこうせん】をルカリオは【ボーンラッシュ】を回転させることで防いだ。次にコジロウは【たいあたり】を指示したが【グロウパンチ】に返り討ちにあってしあった。ムサシは【シャドーボール】を指示した。そので発動のタイミングを狙ってサトシはピカチュウに【10マンボルト】を指示した。

 

「ほーら来た。ソーナンス」

 

「ソーナンス」

ソーナンスは【ミラーコート】で【10マンボルト】を跳ね返し、同時に【シャドーボール】が発射させられた。

 

「リザードン【かえんほうしゃ】だ」

リザードンの【かえんほうしゃ】により【ミラーコート】と【10マンボルト】を燃やし尽くした。

 

「決めるぞリザードン【かえんほうしゃ】」

最後はリザードンの【かえんほうしゃ】でロケット団は空に消えって行った。

特に苦戦せずロケット団を撃退したがコルニはスタンプが貰えずショックを受けたが、今回は仕方ないとスバルが説得するとコルニは頷いた。

セキタイタウンにスバル達も同行する事になりスバル、サトシ、シトロン、ユリーカ、セレナそしてコルニの6人で向かう事になった。



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ルカリオナイト

コルニのルカリオをメガシンカさせるために、ルカリオナイトを求めスバル一行は遂にセキタイタウンに到着した。

 

「ここがセキタイタウンか」

 

「ピーカ」

 

「着いたよデデンネ」

 

「デデ~ネ」

最初にサトシが言い同意するようピカチュウも頷いた。ユリーカはポシェットの中に入っていたデデンネに知らせると、デデンネは欠伸をしながら顔を出した。

 

「ここにメガストーンがあるのか?」

スバルがコルニに聞くが、コルニは下を見たたままだったので、もう一度声を掛けようとすると、突然コルニは顔をあげジャンプした。

 

「やっと。やっと・・・来た!!」

突然の事にスバル達は驚いたが、コルニはルカリアの手をとってジャンプしている。

 

「とうとうセキタイタウンに来たんだよ!ルカリオ」

 

「アオ」

 

「ポケモンバトルに100連勝して、遂にアンタはメガシンカ出来るんだよ。さあ行こう!」

 

「待て待て待て待て!ルカリオナイトがどこにあるか知ってるのか?」

走り出したコルニとルカリオをスバルは呼び止めた。

 

「え?知らないよ。おじいちゃんはセキタイタウンに行けば分かるって言ってたし、直ぐに見つかるかなーと思って」

 

「いやいや。直ぐに見つかるなら有名になってるだろ。俺だって苦労してほぼ全てのメガストーンを揃えたんだからな」

 

『え?』

 

「スバル兄さん・・・まさか全てのメガストーン持っているんですか?」

 

「ほぼな。もしかしたら、まだあるかもしれないしな」

 

「えーとスバルさん・・・ルカリオナイトは・・・?」

 

「持ってるぞ」

 

「じ、じゃあ・・・」

 

「先に言っておくが渡さないぞ。俺もルカリオゲットしてるし」

 

「ですよね・・・ってスバルさんルカリオいるんですか!?」

 

「いるぞ。今は修行で呼べないけど、何時か合わせてやるよ」

 

「はい!!」

 

「よし。じゃ聞き込みして、ルカリオナイトを探すぞ」

 

『おー!!』

スバル達は別れてルカリオナイトの情報を探しに行った。

 

 

数時間後スバル達は町の中央に集まった。

 

「シトロンそっちはどうだった?」

最後に来たシトロンにサトシが聞いた。

 

「駄目ですね。どの店もルカリオナイトと言う石は知らないと言っています」

 

「そんな筈無い。おじいちゃんは確かにここにあるって言ったんだから!」

 

「落ち着けコルニ。そんなに簡単に見つかるならもっと多くのメガシンカが報告されてる筈だろ?」

 

「そうですね・・・」

 

「そこのお嬢さん達セキタイタウンにようこそ。私はそこの写真館のマキタ。旅の記念に一枚写真は如何かね?」

どうするか悩んでいると、マキタ言うカメラマンがアシスタントと立っていた。

スバル達は旅の記念として撮ってもらう事にした。

 

並びとしてはスバルを中心にして、左側からルカリオ、コルニ、スバル、セレナ、シトロン、サトシの順で前にユリーカだ。

 

「もうちょっと近寄って」

マキタの言葉で少し間隔を狭めたサトシ達だったが、コルニとセレナは若干スバル寄りになった。

そして初めて全員で写真を撮った。

マキタがアシスタントに大至急でプリントをしてもらっている間に、スバル達はマキタにルカリオナイトの事を聞いた。

 

マキタの話によれば、山の奥の洞窟の更に奥に行った所に小さな洞窟があるらしいと聞き、そこでは特別な石が採れると聞き目星をつけた。マキタの話は続きがあり、その洞窟は資格がない者が入ると恐ろしい事が起こるらしい。

その話を聞きコルニは飛び出しそうになったが、マキタにまだ写真を貰っていなかったので、受け取ってから山に向かった。

 

 

 

 

 

 

その山ではこっそり盗み聞きしていたロケット団が先回りしており、奥の遺跡に通じる道を巨大な岩で塞ぎ、洞窟に向かっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

スバル達は道を進んだが行き止まりだった為引き返していた。

 

「もー行き止まりなんて、何処で道を間違えたんだろ?」

 

「私達真っ直ぐきたはずよね?」

 

「何処かで道を見落としたのかもしれません」

 

「もー!洞窟ってどこよ!?早くルカリオナイト見つけたいのに!!」

サトシ、セレナ、シトロン、コルニの順に言い岩で塞がれた道まで引き返していた。

 

「ワオ!」

ルカリオがルカリオナイトを感じ塞がれた岩の前で止まった。突然止まったルカリオに困惑したが、ルカリオが【グロウパンチ】で岩を粉砕した事で道が現れサトシ達は驚いた。

 

「ルカリオがルカリオナイトに反応したな」

 

「どう言う事ですかスバルさん?」

スバルの言いようにシトロンが聞いた。

 

「メガシンカするポケモンは、自分のメガストーンを感じる事があるんだ。特にルカリオは波動ポケモンだからな、より強く感じたんじゃないか?」

 

「アオ!」

スバルの言葉に同意するようルカリオが頷いた。

そしてスバル達はその道を進んで行った。

洞窟前に差し掛かり、中が暗かったためスバルはリザードンを出した。そしていざ入ろうとしたら、ロケット団が飛んで行った。

コルニはルカリオナイトが気になって入ろうとしたらルカリオに止められた。同時にリザードンが唸った事で何かいると警戒しながら洞窟に入って行った。

しばらく進むと半分開いた扉が見え、警戒しながら中に入ると、奥にルカリオナイトが置いてあった。

コルニとルカリオがルカリオナイトを取りに走ると上からバシャーモが現れ、バシャーモの蹴りをルカリオは受け止め、反撃すると、バシャーモはルカリオナイトの前に着地した。その事から、このバシャーモはルカリオナイトの守護者だと分かり、コルニはルカリオと共にバトルを始めた。

最初は善戦していたが強さとタイプ相性で追い込まれたが、気合で立ち上がり両腕で【グロウパンチ】を連打して最後には【ボーンラッシュ】で動きを封じた。

 

「これでお終いよ!ルカリオそのまま決めちゃって!!」

 

「アオォォォ!!」

 

「そこまで!」

ルカリオの【グロウパンチ】がバシャーモに当たる寸前に制止の声が聞こえ、ルカリオ寸の所で止め辺りを見渡した。

制止の声のぬしはコルニの祖父である、メガシンカオヤジ事コンコンブルだった。コンコンブルはコルニの修行の最後の試練としてバシャーモをあてたと言い、その成果を褒め、遂にコルニはルカリオナイトを手に入れた。

 



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