SCP-■15-JP(-A) 可変性時間歩道 (ネルレス)
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SCP-■15-JP(-A) 可変性時間歩道

SCP-■15-JP ObjectClass:Euiclid Neutralized

 

特別収容プロトコル:SCP-■15-JPは財団日本支部のサイト7010の地下54mに存在する格納室にて保管されています。

現在地下格納室へのエレベーターは封鎖されており、SCP-■15-JPへの接触は一切できません

 

 

概要:SCP-■15-JPは東京都世田谷区■■■■町に位置する横1.75m縦10.25mの歩道です。

SCP-■15-JPは1997年■月、世田谷区在住の中学生によって発見されました。

中学生の証言によるとその歩道上では「時間が早く進む」らしく、同年■月に財団エージェントによって行われた実験よりSCP-■15-JP上では約105%から約120%までの時間加速が5分~2時間発生することが確認されました

SCP-■15-JPは1998年■月の財団による道路工事で完全に破壊され、異常性が無くなったとされEuiclidからNeutralizedに認定されました

(この道路工事での行方不明者が2人確認されています)

 

 

 

以下 サイト4024で発見された行方不明になったと思われる財団エージェントによるメモ

 

 

 

こうして日記を書くのは何年ぶりだろうか。最後に書いたのは確か小学5年の夏…まぁどうでもいい。今は財団エージェントとしてここに、あったことを全て書き記す。

あのとき、俺と■■の二人は(SCP-■15-JPにより行方不明になったとみられる二人)いつもの通りに仕事をこなしていた。順調にこの歩道をひっぺがしてトラックに投げ込むだけの簡単な仕事だ。

 

だが、その日の仕事はいつもと違った。綿棒を使ってデータ採取だかなんだか言ってが詳しいことは覚えてない。

俺は親友とでその作業をやった、俺が採取、あいつが記録、と分けて行った、どっちが採取をやるかで少し口論になったが結局ジャンケンで決めた。

 

 

 

あのとき、俺が負けてれば運命は変わっていたかもしれない。俺はこんなところにいなかったかもしれない、あいつが苦しまずに済んだかもしれない。

 

 

まぁいい

 

 

 

 

それはその採取中に起きた。

俺達が無数の破片となったSCP-■15-JPを100、200、と次々にみていき、、  あれは258個目だったか259個目だったか忘れたが。そのどっちかにある光の欠片があった。

 

 

 

そして俺はそれに触れた。

 

 

 

 

それから何があったのかわからない、ただ起きたらここにいて、古くさい刑務所のようなとこに収容されていた。俺の右隣には親友のものとみられる手があった、

 

俺は今、そこでこれを書いている

 

 

 

気付いてくれ

 

 

 

アイツは■■■■■■だ

 

俺達がSCP-■15-JPとして観測してきたものはアイツの表じゃなかった、裏だったんだ。アイツの強大な本当の能力が裏に微弱に染みだして来ていただけだったんだ。

 

 

アイツは…SCP-■15-JPは、いやコイツが見つかる頃にはSCP-■15-JP-Aか?

とにかく、そいつは無力化なんかしていない。Neutralizedなんかじゃない早く見つけてくれ

タイムスリップについてはあまり詳しくないが、もし俺があの光の欠片に触れた時、俺は多分消える。

そして永遠に未来への警告者になる羽目になるだろう。

 

 

かまわない

 

いつか歴史が変わるその時まで警告者として警告し続けてやろう

 

 

 

 

 

 

 

 

だって、なんかかっこいいだろ?

 

         1972年5月■日

 

 

―――――――――

 

このSCP-■■■-JPが発見された数年後に東京都世田谷区■■■■町にてこのメモの内容と酷似する歩道が発見されたため、サイト4024内に収容されていたこのメモの筆記者はSCP-■15-JPに認定され、その歩道をSCP-■15-JP-Aと認定しました。

 

なお、発見から数日後のSCP-■15-JP-Aの撤去作業中、ある作業員の消滅事件と全く同じ時刻にSCP-■15-JPは消失しました。

 

―――――――――

 




時間系の物はやはり書きづらかった


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