ひだまりしんちゃん━オラ誘拐されちゃったゾ・ゆのの救出大作戦━ (影山明)
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捜索編
エピソード1:誘拐と要求


なんか、頭によぎったので書いてみました(笑)

ひだしん初のシリアス

でもギャグも盛り込みたいと思います


ある日、野原家では3人を残し、全員出払っていた

 

 

ひろしは秋田に呼び出された

 

 

みさえはおケイと泊まりがけの旅行に誘われた

 

 

沙英達は帰省

 

 

唯一先に帰省を済ませたゆのが子供達と留守番となった

 

 

その日はポカポカと暖かい陽気の日だった

 

 

ゆの:いいねぇ~

 

 

しんのすけ:うむ、春ですなぁ

 

 

ひまわり:たいやいゆー

 

 

ゆの:ね、少しだけ3人でお昼寝しよっか

 

 

しんのすけ:おおー!

 

 

ひまわり:たおー!

 

 

ゆの:あははは、ひまちゃんまで、よし!決まり!

 

 

ゆの達3人は川の字に並んでスヤスヤと眠りはじめた

 

 

2時間くらい経ち、ゆのは目を覚ました

 

 

 

ゆの:う、ううん……ふあ、寝過ぎちゃったかなぁ?

 

 

ゆのは目を擦りチラッと横を見るが寝ていたはずのしんのすけやひまわりがいない

 

 

ゆの:………?茶の間かな?

 

 

ゆのは立ち上がり、茶の間に行ってみるが

 

 

ゆの:………あれ?いないなぁ

 

 

家中見て回ったがいない

 

 

何故かシロまでいない

 

 

ゆの:あれぇ?なんだこりゃ

 

 

不思議に思っていると

 

 

プルルル

 

 

ゆの:あ、電話

 

 

ゆのは電話に出る

 

 

ゆの:はい、木村……じゃなかった、野原ですが

 

 

 

『よく聞け、ガキ共は預かっている……返してほしければ金を用意しろ』

 

 

ゆの:はあ?新手の詐欺ですか?そんな手には乗りませんよ~っだ!

 

 

『フン、今証拠を見せてやる』

 

 

『たいやいやい!!』

 

 

『ああん、もっと優しくぅ~』

 

 

ゆの:しんちゃん!ひまちゃん!

 

 

『これでわかったか?』

 

 

ゆの:わかった、金額は?

 

 

『まあ、2人合わせて……いや、犬もつけて五千万ってとこだな』

 

 

ゆの:犬も……ってことはシロもいるって事か

 

 

『どうする?金持ってくりゃガキと犬は返すぜ』

 

 

ゆの:ホントだろうな、お前らみたいな悪党は信用ならないんでね

 

 

『ああ、ただし……持ってこなかった場合……』

 

 

『いてててて!おじさんたち何すんの!』

 

 

『びえええ~!!』

 

 

ゆの:………!!

 

 

ゆのはその声を聞いてギュッと拳を握り締め、歯を食いしばる

 

 

『わかってもらえたかな』

 

 

ゆの:………待ってろ、絶対来てやる……だけど……その時はお前ら全員……私が

 

 

 

 

『何だ?』

 

 

 

 

ゆの:ぶっ潰してやる!!

 

 

 

そういって受話器を叩きつけるゆの

 

 

 

ゆの:あいつら……絶対許さない……こんなにイライラするのは屋上で因幡と闘ったとき以来だ

 

 

ゆのはいつものジーパンスタイルではなく、やまぶき高校の制服を着る

 

 

ゆの: さて、行くか……待っててねしんちゃん、ひまちゃん、シロ!

 

 

ゆのは外に出てカギを閉めてそのカギを郵便ポストに入れ、ドアに張り紙をしておく

 

 

ゆの:これでよし、さて……行こう

 

 

ゆのはしんのすけとひまわり、そしてシロを助けるため

 

 

誘拐犯の後を追いかけるのだった

 

 

果たしてゆのは誘拐犯を探しだし、2人と一匹を救えるのか!!

 




続きは作者のモチベーション次第なので首を長ーくして待っててください(笑)

もしかしたら早く終わるかも(笑)


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エピソード2:謎の組織

野原家を出たゆのはテクテクと歩く

 

 

ゆの(うーん、勢いに任せて出てきちゃったけど奴らの情報とかないんだよなぁ……聞き込みするっていってもゲームみたいに簡単に情報くれる人いないよなぁ)

 

 

ゆのはため息をついて歩き続ける

 

 

すると

 

 

???:そうか、わかった……一旦戻る

 

 

携帯で誰かと話す金髪のツインテールの女の子がいた

 

 

???:お、お前!木村ゆのだな

 

 

ゆの:………!?

 

 

ゆのは名前を知っていることにビックリするがすぐにキッと相手を睨みつける

 

 

ゆの:何で私の名前を知っている……返答次第じゃぶっ飛ばす

 

 

パキパキと指を鳴らす

 

 

???:まあそう殺気立つな、私はソーニャ、最近多発している子供を狙った誘拐事件を調査している

 

ゆの:ふーん、それで?

 

 

???:見たところお前も追ってるんだろ?なら利害は一致している、私達の組織に来い、情報も提供してやる

 

 

ゆの:チッ、わかったよ……行ってやるよ

 

 

ゆのはソーニャに案内され古いバーのような建物に入る

 

 

ソーニャ やすな、あぎり……どうだ?何か分かったか?

 

 

あぎり:いえ~、なんにも~

 

 

やすな:一応ここの付近の人達にも聞き込みしたんだけどね~

 

 

ソーニャ:ん、おい、リーダーは?

 

 

あぎり:ここの付近のマッピングをしてますよ~

 

 

ゆのは3人から離れたところでパイプ椅子に座って腕と足を組みふんぞり返る

 

 

ソーニャ:そうか、あ……2人に紹介しよう、さっき街であった木村ゆのだ、仲間として連れてきた、ゆの、あぎりとやすなだ

 

 

あぎり:よろしくお願いしますぅ~

 

 

やすな:よっろしくぅ!

 

 

ゆのはやすな達の挨拶にチラッと見るがすぐに下を向く

 

ソーニャ:どうしたんだ?やけに無口だな

 

 

ゆの:どうしたんだ、だって?何のために私がここに来てやったと思ってるんだ?情報くれるって言うから来たんだ、それなのに

 

 

ゆのは立ち上がりパイプ椅子を蹴飛ばす

 

 

ゆの:情報がないだと!ふざけるのもいい加減にしろよ、もうこんなところに用はない!どけ!

 

 

ソーニャ:おい待て、1人で行くなんて無茶だ!私達ですら情報が入らないんだ、1人なんて尚更だぞ

 

 

ゆの:うるさいな、そんなに止めたいんならかかってこいよ、やるなら受けて立つけど?

 

 

再びゆのはパキパキと指を鳴らす

 

 

???:ダメよ、1人で行くなんて裸で戦車に突っ込むようなものよ

 

 

ゆのが声がした方を見るとオレンジ色のショートヘアーで白地に青いラインのシャツ、黄色のミニスカートを履いた女性がいた

 

 

ソーニャ:やっときたか、ナミ……マッピングはできたのか?

 

 

ナミ:できたわよ、バッチリとね……それとそこのあなた、粋がるのも結構だけど今は私達と行動を共にした方がいいわよ、郷に入っては郷に従え、よ

 

 

ゆの:……

 

 

ナミ:あいつらが許せないのはわかる、でもこれはただの誘拐事件じゃないし、あいつらもただの誘拐犯じゃない、そんな気がするの……もしそこに1人で乗り込むのなら、次に貴女を見るのは、遺体としてよ

 

 

ゆの:………わかった、従う……ただし、私はまだお前達を信用したわけじゃない……それを忘れるなよ

 

ナミ:ええ、わかったわ……ほらほら、会議始めるわよ

 

 

ナミの号令でやすな達や奥にいたと思われる栄衣子やでたまても出てきた

 

ゆのはパイプ椅子を立てて再び座りふんぞり返る

 

 

果たしてこの組織は何者か

 

ナミは味方か敵か




ワンピースのナミが登場!

本当は声優の岡村さんとナミの名前を組み合わせた

岡村 成実というオリキャラにしようかと思った(クレしんの世界にナミは変かと思ったので)

でも映画にはオカマ魔女など出てるのでいっかと開きなおり、出した

ちなみにナミの服装はイーストブルー編のバギー、キャプテンクロ辺りで着てた服

あれ好きなんで

2年後のナミは乳がデカすぎて服もなんかアレなので(笑)

オレはナミは2年前が好き


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エピソード3:誘拐犯達の謎

ナミ:まずはこれを見て

 

 

ナミは自分の描いた地図をテーブルに広げ、見せる

 

 

そこには×印がいくつも描いてある

 

 

やすな:これは?

 

 

ナミ:子供が攫われた家よ、私が調べただけでも20はあるわ

 

 

たまて:そんなになのですか!?

 

 

ゆの:私のところもその1つか

 

 

ナミ:そうよ、それに……不可解な点がいくつかあるわ

 

 

ゆの:何?それ

 

 

ナミ:まず1つ、奴らの侵入方法

 

 

ソーニャ:ピッキングじゃないのか?玄関とかがやられたとか

 

 

ナミ:普通ならそうね、でも変なのよ……攫われた家の人に話を聞いてみたところ皆口を揃えて言ってたわ

 

 

あぎり:あらま~

 

 

ナミ:『何も音は聞こえなかった』と

 

 

ソーニャ:窓ガラスを割る音もか?

 

 

ゆの:ああ、それなら私のところもそうだ……しかも玄関のカギはかかってた、ガラスすら割れてなかった

 

 

ソーニャ:じゃあ何 だ、すり抜けたとでも言うのか?バカバカしい

 

 

ソーニャは不機嫌そうに言った

 

 

ナミ:まあ普通はそう思うわね、でもこれは事実なのよ

 

 

ゆの:………

 

 

ナミ(悪魔の実の能力者……そう考えるのが筋よね)

 

 

ソーニャ:どうするんだ?ナミ

 

 

ナミ:え?ああ、そうね……とりあえずソーニャはまた調査をお願い、やすなは聞き込み

 

 

ソーニャ:ああ

 

 

やすな:へい!

 

 

ナミ:あぎりさんは連絡係、栄衣子、たまては物資を調達、使えそうな物は片っ端から持ってきて

 

 

たまて:わかったのですよ!

 

 

栄衣子:うん、了解

 

 

ゆの:私は

 

 

ナミ:あなたはここのボディーガード、ここに怪しい輩が入ってきたときに追い払ってくれればいいわ、そのかわり、私達が手に入れた情報は提供するわ

 

 

ゆの:はいはいっと……もし裏切ったらこの組織ごと潰してやるからな

 

 

ナミ:大丈夫よ、ほらほら!行動開始!

 

 

ゆの:ていうか、組織名って何なんだ、気になるんだけど

 

 

ナミ:ああ、『偉大なる探偵(グランドディテクティブ)』よ

 

 

ゆの:………センス悪

 

 

ナミ:うるさいわね!いいの!私が気に入ってんだから!文句言うなら情報料取るわよ!

 

 

ゆの:セコいな!

 

 

ナミ:私は元々セコいわ!

 

 

その頃、しんのすけ達は

 

 

しんのすけ:うーむ、暗いですなぁ

 

 

薄暗い部屋に閉じ込められたしんのすけ、ひまわり、シロ

 

 

ひまわりは赤ん坊なので替えのオムツだけは定期的された

 

 

ひまわり:たうぅ~

 

 

ひまわりは悲しそうな顔をしてしんのすけを見る

 

 

しんのすけ:ひま、大丈夫だゾ、お兄ちゃんがついてるゾ!ゆのさんがすぐに来てくれてあいつらをオラにお仕置きするみたいにやっつけてくれるゾ

 

 

ひまわり:たい!

 

 

シロ:アン!

 

 

しんのすけ:よし!待つゾ!

 

 

しんのすけも実は怖いのだ

 

 

泣きたいくらい怖い

 

 

しかし、ひまわりの兄であり、シロの飼い主

 

 

弱いところは見せられない

 

 

不安がる1人と1匹を励まして、それを自分自身にも言い聞かせる

 

 

しかし

 

しんのすけは信じている

 

 

必ずゆのが格好良く助けに来てくれるのを

 

 

そしてゆのは

 

 

ゆの:チッ、手こずらせやがって

 

 

怪しい輩がぞろぞろと入ってこようとしたので表で返り討ちにしたのだった

 

 

果たして誘拐犯達は一体何者なのか!!



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エピソード4:家族の声

しんのすけ達が誘拐され、一日経った

 

 

ゆの:う~ん、しんちゃん……ひまちゃん……ううう

 

 

ゆのはうなされていた

 

 

栄衣子:大丈夫!?起きて!目を覚まして!

 

 

ゆの:はっ!なんだ、夢か

 

 

栄衣子:よかった、心配したのよ、食事持ってきたけどどう?

 

 

ゆの:………うん、もらうよ

 

 

栄衣子:ゆっくりね、お水ここに置くわね

 

 

ここは組織のアジトの一室

 

 

ゆのにも部屋が与えられた

 

 

ベッド、テーブル、その他には何もない

 

 

ゆの(何か物足りない……別に味が薄いとかじゃない……部屋が寂しいとかじゃない……いつもいた人がいないことだ)

 

 

『お~なかなかイケますなぁ』

 

 

『たお~たやたやたいやいやぁ 』

 

 

ゆの(…………しんちゃん、ひまちゃん……ゴメンね……守ってあげられなくて……)

 

 

ゆのは涙を流す

 

 

そんな時、ゆのの携帯が鳴る

 

 

『非通知』

 

 

ゆの:…………

 

 

涙を腕で拭い、電話に出てみる

 

 

ゆの:も、もしもし

 

 

『木村だな』

 

 

ゆの:………

 

 

ゆのはキッと表情を変えた

 

 

犯人からである

 

 

ゆの:だったらなんだ

 

 

『なに、ガキ共の声を聞かせてやろうと思ってな』

 

 

ゆの:………

 

 

『ほら、話せ』

 

 

ゆの:………

 

 

『しもしも~』

 

 

ゆの:………ふふ、もしもし、だよ

 

 

ゆのは穏やかな表情になる

 

 

『ゆのさん、オラ、平気だゾ……ひまもシロも一緒だから怖くないゾ』

 

 

ゆの:うん、強いね……さすが男の子だ

 

 

『たい!』

 

『アン!』

 

 

ゆの:待っててね、絶対助けてあげるから……皆でお家帰ろうね

 

 

『待ってるゾ!』

 

 

『もういいだろ!よこせこのガキ!』

 

 

バシッ!

 

 

『わあっ!』

 

 

ゆの:あ……!

 

 

犯人の一人がしんのすけから乱暴に電話を取り上げたのだった

 

 

それを聞いたゆのは再びキッと表情を変えた

 

 

ゆの:てめえ!よくも私の大切な家族に手を出したな!

 

 

『家族だ?はははは!笑わせるぜ!何が家族だよ、血が繫がってもいねぇくせによ』

 

 

ゆの:うるさい!例え血が繫がってなくても野原家は私達の大事な家族だ!

 

 

『ほう、そうかそうか』

 

 

ゆの:覚悟しとけよ、絶対お前達を許さないからな、必ず見つけ出して全員叩きのめしてやる!

 

 

ゆのは電話を切った

 

 

ゆの:ちくしょう、あいつら……絶対許さない……!

 

 

ゆのはある決意をする

 

 

ゆの(戻ろう……中学の頃の私へ……皆を助けるまで私は舞い戻る!!)

 

 

そしてゆのは目つきを変え、ケンカに明け暮れていた頃の自分へと舞い戻った

 

 

ナミ:ゆの!いる?ちょっと来て欲しいんだけど

 

 

ゆの:………わかった

 

 

ゆのはナミのノックに応え、部屋から出る

 

 

ナミ:ゆの、あなたにはもう一つの役目を与えるわ

 

 

ゆの:もう一つの?

 

 

ナミ:私のマッピングの手伝いと、聞き込みの移動の手伝いよ

 

 

ゆの:それはいいけど、どうやって

 

 

ナミ:裏に車を1台、持ってきてあるわ……はい、鍵

 

ナミはカギを投げて渡す

 

 

ゆの:おいおい、未成年の私に運転させる気か

 

 

ナミ:つべこべ言わないの、あなたはただ乗ってるだけでいいから

 

 

ゆの:わかったよ、ただし……事故っても文句言うなよ

 

 

ナミ:最初っから腕に期待はしないわよ

 

 

ゆの:ふん、ナメられたもんだねぇ、車種は

 

 

ナミ:さあ、適当なのを1台失敬してきたから

 

 

ゆの:どれ、見てくる……ついでに行くかい?

 

 

ナミ:え、ええ

 

 

ナミが盗んで……いや、持ってきた車は偶然にもゆのの好きな車種、テアナだった

 

 

ゆの:こりゃあいい、運転のしがいがあるってもんだ

 

 

ゆのは早速乗り込んだ

 

 

ゆの:ほら、ナミ!早く乗らないと置いてくよ

 

 

ゆのはエンジンをかける

 

 

ナミ:ま、待ちなさいよ!

 

 

ナミは鉛筆、紙を持って乗り込んだ

 

 

ゆの(皆、もう少し待っててね、絶対助けてあげるからね!)

 

 

ゆのは車を走らせた

 

 

幸い、誰も通報しなかった

 

それに警察すら追いかけては来なかった

 

 

ゆの達は犯人達の情報を得る事ができるのか!!




今回はあまり進展はないですね(笑)

ちなみに勢いに任せて書いてるので基本的にノープラン(笑)

でも仲間を色々考えてます

カヤお嬢様とか出そうかなと思ってたり(笑)


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エピソード5:連絡と出発

野原家に帰ってきたひだまり荘ご一行と野原家の足臭親父とケツデカオババ

 

 

ではなくてひろしとみさえ

 

 

しかし5人は張り紙を見て唖然とする

 

 

『宮ちゃん達とみさえさんひろしさんへ』

 

 

面目ありません、私が不甲斐ないためしんちゃんとひまちゃんは誘拐されてしまいました(シロもついでに連れていかれました)

 

犯人は五千万を要求しています

 

私は責任を取るため、一足先に行動します

 

もし、何かあれば携帯の方に電話をしてください

 

そうそう、家のカギは郵便ポストに入れてありますので

 

では、この辺で失礼します

 

木村 ゆの

 

 

 

ひろし:なんてこった!しんのすけとひまわりが!

 

 

みさえ:………何のために……あの子達が何をしたって言うのよ!!

 

 

ひろし:落ち着けみさえ!喚いたってしょうがない……オレだって喚きたいぜ、でもそんな事しててもしんのすけやひまわりは帰ってこない

 

 

沙英:ええ、そうですね……とりあえずゆのに連絡してみます

 

 

沙英は携帯を取りだし、ゆのにかけてみる

 

 

『はい、木村です』

 

 

沙英:ゆの!今どこに!?

 

 

『沙英さん!えっとですね、車の中なんです』

 

 

沙英:車の中ァ!?

 

 

『ええ、そうなんです……今ちょっと手が離せなくて、場所教えますから来て下さい』

 

 

沙英:うん、わかった……ヒロ、メモ!

 

 

ヒロ:ええ!

 

 

『言いますね……リバリーテイルというBARです、そこである組織と手を組んでます』

 

 

沙英:わかった!そこに行けばいいんだね

 

 

『ええ』

 

 

『ただいま、ほら、出して』

 

 

『はいはい、すみません!これから運転するので切りますね』

 

 

ゆのは電話を切った

 

 

ひろし:リバリーテイルか……前に川口と飲みに行ったことがある……だから任せとけ

 

 

みさえ:いろいろ用意してきましょ

 

 

みさえは一旦家の中に入りしんのすけやひまわりの写真や、食料や飲み物、そして、ゆののあの服を持ってきた

 

 

ひろし:行くぜ!!

 

 

ひろしはみさえと沙英達を乗せてリバリーテイルへ

 

 

その頃、ゆの達は

 

 

ゆの:よっ……と

 

 

慎重にハンドルを切るゆの

 

 

アクセルの踏み加減、ブレーキングのタイミングなどを上手くこなす

 

 

ナミ:へーなかなかやるじゃない

 

 

ゆの:フンッ、伊達にミッドナイトドライブやり込んでないよ

 

 

ナミ:それはそれは、お見それしました

 

 

ゆの:でもあまり必要以上に話しかけないで、これでも緊張してるんだから

 

 

ナミ:はいはい、あ!そこ曲がって

 

 

ゆの:どっち

 

 

ナミ:左折

 

 

ゆの:はいはい、よっ……と

 

 

ゆののドライブゲームの腕前はこんな所で役に立つのだった

 

 

リバリーテイルでは

 

 

あぎり:あらら?、あなた方は~?

 

 

 

ひろし:ゆのって子に会いたい、会わせてくれ

 

 

ソーニャ:まだ帰ってないぞ?とりあえず木村の部屋で待っててくれ、こっちだ

 

 

ソーニャに部屋に案内されたひろし達

 

 

宮子:ゆのっちの部屋かぁ、狭っ

 

 

沙英:いや違うでしょ

 

 

ヒロ:ここにいるまでの間の部屋でしょ

 

 

 

ゆのはナミと共にマッピングや聞き込みをしている

 

 

さて、これからどうなるのか

 

次回こうご期待!!




ひろし達が登場

果たしてゆのと合流出来るでしょうか

そろそろ敵も出さないといけませんね(笑)

さてさてどうなるかな?


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エピソード6:見えてきた敵

部屋で待つひろし達

 

 

そこにゆのが戻ってきた

 

 

ゆの:よっ!お揃いで

 

 

ひろし:ゆのちゃん、早速で悪いが説明してくれ、何があったんだ?

 

 

ゆの:わかりました

 

 

ゆのは床に座り、ひろし達に説明した

 

 

ポカポカと暖かい陽気で昼寝をしていたら突然2人とシロが攫われたこと、犯人を追ってるうちにリゼと出会い、組織に入る代わりに情報を提供してもらっていること

 

 

ひろし:なるほどな、確かに情報もなしに動き回るのは危険だ

 

 

『ゆの!またお願い!懲りずに来てるわ』

 

 

ゆの:チッ……バカ共め

 

 

舌打ちをしたゆのは立ち上がり部屋を出て行く

 

 

 

そして、賊を返り討ちにした

 

 

ゆの:何度来たって同じだぞ!もう諦めたらどうだ

 

 

賊:へへへ、それはあの方が決めることさ

 

 

そういって賊は引き上げる

 

 

ゆの:フンッ、いけ好かない連中だよまったく、ムカつくからちょっとドライブしてこよっと、ナミ!ちょっと出てくる

 

 

ナミ:いいけど、あまり遠くにはいかないのよ!

 

 

ゆの:はいはい、宮ちゃん!来る?

 

 

宮子:ういっす!

 

 

ゆのは宮子を連れ、ドライブに行く

 

 

 

ゆのの部屋では

 

 

ひろし:しんのすけやひまわりの他にも攫われてるって!?

 

 

ナミ:ええ、私が調べたところだと20はいたわ

 

 

みさえ:………かなり多いわね

 

 

ナミ:そうね、私達も今いろんなところから情報を集めてるの

 

 

『ナミさん!北支部のユタカさんから連絡が入りましたのですよ~!

 

 

ナミ:わかったわ!

 

 

沙英:北支部?

 

 

ナミ:ああ、この組織、東西南北にそれぞれアジトがあるの、ここは西支部

 

 

ひろし:オレたちにも聞かせてくれないか

 

 

ナミ:いいわよ、来なさい

 

 

ナミはひろし達を連れてたまてのところへ

 

 

ナミ:さ、聞かせて

 

 

たまて:はい、ユタカさんの話ではボスは女性ではないか、という話なのですよ

 

 

ナミ:女性?どういうこと?

 

 

たまて:まだ、電話繫がってるのですよ?聞きます?

 

 

ナミ:ええ、もしもし?西支部のナミよ、どういうこと?女性ですって?

 

 

『はい!そうなんです!ウチのところで聞き込みしたところある家に女から電話があったらしいんですよ』

 

 

ナミ:なんて電話があったの?

 

 

『木村ゆのはどこにいるって』

 

 

ナミ:何ですって!?木村ゆの!?

 

 

沙英:それって!

 

 

ヒロ:あの人!?

 

 

ひろし:何か知ってるのか!?

 

 

みさえ:誰なの!?

 

 

 

沙英:ゆのの因縁の相手……入学式早々屋上で喧嘩を繰り広げた

 

 

ヒロ:勝つためなら手段は選ばないあの人

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???:ふふふ、木村ァ、今度こそ決着をつけてやるわ!

 

 

 

 

 

『因幡 礼子!!』

 

 

 

 

 

 

 

付き人の男:因幡様、どうやら 木村ゆのは動き出したようです

 

 

 

因幡:ご苦労さま、クラハドール

 

 

 

クラハドール:ええ、因幡様のためならば

 

 

 

因幡:フン、下がりなさい

 

 

 

クラハドール:わかりました

 

 

 

 

クラハドールと呼ばれた男はメガネをクイッと上げて去って行く

 

 

 

クラハドール(小娘がァ、調子に乗っていやがる……だがまあいい……あいつの目的は木村ゆのをおびき出すこと……オレは金さえ手に入りゃあそれでいい……オレは平和主義者なのさ……くっくっく)

 

 

因幡(クラハドール……あいつは胡散臭いわ……私は野原しんのすけとひまわりを攫っておびき出せればよかったのに、あいつは子供を攫って身代金を手に入れることを勝手に実行した用心するに越したことはないわね)

 

 

 

 

な、何と!しんのすけとひまわりを攫わせたのは因幡であった!

 

 

 

そして、その側近のクラハドール

 

 

 

彼の野望は一体!

 

 

次回もこうご期待!!




因幡礼子登場

ちなみに軽く裏話

因幡でもいいなぁと考えていた日、越後屋先生も作品を更新なされたのですがそれを読んでみると

因幡 礼子出てるやんけ!

偶然でした

考えが同じでした

テレパシーかよ!(笑)

ではハラハラドキドキして待っててくださいね

ノープランだから矛盾点あっても気にしないでくださいね(笑)


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エピソード7:仲間と情報と頼み

北支部のユタカから敵の情報を得た西支部のナミ達

 

 

しかもその敵とはゆのの因縁の相手の因幡礼子だった

 

 

ナミは帰ってきたゆのに説明した

 

 

ゆの:フンッ、あの女か……チッ、相変わらず汚いヤツ……大っ嫌いだよあいつは!

 

 

ゆのは近くにあった椅子を蹴飛ばして部屋に戻る

 

 

そしてふて寝を始める

 

 

ナミ:因幡って子、そんなに悪い奴なの?

 

 

沙英:まあね、ゆのに勝てなさそうだからって角材で頭を後ろから殴るような人だからね

 

 

宮子:それにゆのっちを本気にさせるために私を人質にしてボコボコにしたからね

 

 

ナミ:ふーん、酷いわね

 

 

ひろし:おい!そんなことよりひまわりやしんのすけは無事なんだろうな!

 

 

みさえ:そうよ!あの子達はどこへ行ったの!

 

 

やすな:それは今絶賛調査中だぜぃ!

 

ソーニャ:アホ、目下だろ、絶賛なんか誰もしてないぞ

 

 

あぎり:あ、電話ですねぇ……もしもし~?こちら西支部で~す

 

 

ナミ:誰から?

 

 

あぎり:東支部の人ですよ~?

 

 

 

ナミ:代わるわ

 

 

ナミが電話を代わる

 

 

ナミ:ふむふむ、なるほど……いいわよ、来なさい……迎えはよこすわ、じゃあ

 

 

電話を切るとナミはゆのの部屋をノックする

 

 

ナミ:ゆの!ちょっと東支部に行って人1人迎えに行って欲しいの

 

 

ゆの:………はいはい

 

 

 

ゆのは部屋から出てきた

 

 

ゆの:誰か一緒に行く人

 

 

宮子:はい!

 

 

沙英:じゃ、私も

 

 

ヒロ:私も

 

 

ひだまり荘の4人で迎えに行くことになった

 

 

 

ナミに東支部の場所を教えてもらいそこへ向かう

 

 

 

ゆの:よっ……と、ここを右折っと

 

 

沙英:あれだね、サナダ電気

 

 

宮子:サナーダ電気っ

 

 

ヒロ:家電量販店をアジトって……中に人居ないのかしら

 

 

沙英:多分潰れたとこ使ってるんだよ

 

 

 

ゆの:じゃあ呼んできますね

 

 

ゆのは車を止めて中へ入る

 

 

 

ゆの:すみませーん、私、西支部から来ましたゆのと申します!東支部で連絡くれた人を迎えに来ましたー

 

 

するとウニ頭の女の子が出てきた

 

 

???:ご苦労さま、私はトオル……今呼びに行かせるから待っててね

 

 

 

奥へと引っ込んだトオル

 

 

トオル:るんちゃーん、呼んできて

 

 

るん:はーい!

 

 

しばらくすると金髪のセミロングで白いワンピースにベージュの上着を羽織った女性が出てきた

 

 

トオル:カヤさん、迎えがきた

 

 

カヤ:ええ、ありがとうトオルさん……

 

 

ゆの:さ、こちらです……車を用意してあります

 

 

ゆのはカヤを車へ乗せて西支部へ

 

 

ナミ:久しぶりね、お嬢様……ウソップの村の件以来かしらね

 

 

カヤ:ナミさん、ええ……そうですね……ウソップさんは?

 

 

ナミ:さあ、はぐれたのよ私、それで?用件は?

 

 

カヤ:情報を伝えることと、もう1つ

 

 

ゆの:………もう1つ?

 

 

カヤ:私を……鍛えてください

 

 

ゆの:鍛えるって、誰かと闘う気?

 

 

カヤ:……ええ、まずは情報からお伝えします……子供達を攫った犯人についてです

 

 

ひろし:おお!誰なんだ!

 

 

みさえ:教えて!

 

 

カヤ:…………

 

 

カヤはコツコツと奥へと歩き、振り向く

 

 

カヤ:私の屋敷の元執事、クラハドール

 

 

ナミ:クラハドール!?それってキャプテン・クロ!?あいつはルフィに!

 

 

カヤ:死んではいないので生きてても不思議ではありません、どうやら因幡礼子に仕えているようです、最も彼の性格上……利用してるに過ぎないのでしょう

 

 

ゆの:………それで?鍛えて欲しいっていうのは

 

 

 

カヤ:私が、彼と闘います!だから、闘う術を教えて下さい!

 

 

ゆの:やれやれ、とんだお嬢様だ……その心意気、気に入った……ケンカの仕方……教えるよ

 

 

カヤ:ありがとうございます!ゆのさん!

 

 

こうして東支部のカヤが仲間に加わった

 

 

ゆのとカヤの猛特訓が始まった

 

 

はたして、クラハドールが子供達を攫った理由とは!?

 

 

カヤはクラハドールと闘えるほどに強くなるのか!?

 

 

待て次回!




わははは!話が訳のわからん方へ向かっておる!


もう作者にもわからん(笑)


カヤさんは出したかった

好きなんですよカヤさん

これは早く終わりそうにない(笑)

では次回までワクワクしてて下さい


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エピソード8:組み手とダジャレ

ゆのがカヤを鍛え始めて2時間が過ぎた

 

 

ゆの:そうそう、なかなか筋がいいね……教え甲斐があるよ

 

 

カヤ:いえ、そんな……ゆのさんの教え方が上手いんですよ

 

 

ゆの:褒めても何も出ないよ、さてっと……組み手やるか

 

 

カヤ:は、はい!

 

 

ゆの:手加減はいらないよ、私をクラハドールと思って全力で来な

 

 

カヤ:はい!

 

 

ゆの:よし!まずはケンカの準備から

 

 

カヤ:そうでしたね

 

 

ゆのとカヤは、指をパキパキと鳴らす

 

 

ゆの:そうそう、じゃあ……いくよ!

 

 

カヤ:ええ!

 

 

身構えたまま動かない二人

 

 

ゆの(出方を伺ってるな……よぉ~し、そっちがその気ならやってやろうじゃん!)

 

 

ゆのはニヤリと笑った

 

 

ゆの:そっちが来ないならこっちからいかせてもらう!!はああっ!

 

 

ゆのは跳んでカヤにかかと落としを放つ

 

 

カヤは両手を交差させてガードする

 

 

 

ゆの:フンッ、やるねぇ

 

 

後ろに跳んで距離を取る

 

 

カヤ(防げた……あれはゆのさんの得意技……まともに受けたら危なかった)

 

 

ゆの(私の十八番を防ぐとは……だけどそれだけじゃないんだなぁ)

 

 

カヤ:次は私がいきます!

 

 

ゆの:よし!かかってこい!

 

 

カヤ:はああっ!

 

 

カヤはゆのに近づくと滑り込むように足払いを放ちゆののバランスを崩す

 

 

ゆの:うわっ!

 

 

カヤ:まだまだ!

 

 

両手を地面につき、両足でゆのを空中へ蹴り上げる

 

 

ゆの(くっ!ちくしょう!やってくれたなぁ!)

 

 

カヤの攻撃がゆのの闘争心に火をつけた

 

 

そしてゆのを中学時代に舞い戻らせた

 

 

ゆの(お返ししてやる!見てろ~!)

 

 

 

ゆのは空中でクルリと体を回転させてかかと落としの構えで落下する

 

 

 

カヤ:…………?

 

 

カヤは何か落ちてくるのかとキョトンと見つめる

 

 

 

ゆの:はあああっ!

 

 

 

カヤ:ゆのさん!

 

 

ゆの:私を………なぁめるなァァァァ!!

 

 

 

カヤ(くっ!防御を……間に合わない!)

 

 

 

カヤは間一髪後ろに跳んで避けた

 

 

 

ゆの:チッ、避けたか……フンッ

 

 

ゆのの目はケンカモードだ

 

 

その時、ナミがパンパンと手を叩いた

 

 

ナミ:はいはい、終わりよ終わり、食事の用意が出来てるわ、来なさい

 

 

 

ゆの:………ふぅ

 

 

 

ゆのが一息つくと目は穏やかなゆのに戻った

 

 

ゆの:ご飯だって、食べに行こっ

 

 

 

ニコッと笑ってカヤの手を取りアジトの中へ入る

 

 

カヤ(この人、凄い……さっきまでとは別人……今まで闘ってた人とは思えない穏やかさ)

 

 

ゆの:ん?どうしたの?

 

 

 

カヤ:い、いえ……別に

 

 

ゆの:ふーん、ま、いいけどさ

 

 

 

カヤ(軽い)

 

 

宮子:山で遭難した人がいたんだって~

 

 

ゆの:へー、そーなん(遭難)だー

 

 

 

カヤ:ふふふふ

 

 

沙英:ブッ!

 

 

ヒロ:みかんがみっかんない

 

 

ゆの:ゲフッ!

 

 

ナミ:あはははは!ほら!お嬢様も何かシャレの1つでも言ってみなさいよ!

 

 

カヤ:え?わ、私ですか?

 

 

カヤはう~んと考え

 

 

カヤ:………薬でクスリ

 

 

 

ゆの:…………

 

 

宮子:…………

 

 

沙英:………

 

 

ヒロ:………

 

 

ナミ:………

 

 

ひろし:………

 

 

みさえ:………

 

 

やすな:………

 

 

あぎり:………

 

 

たまて:…………

 

 

栄衣子:………

 

 

ソーニャ:………

 

 

ゆの:………は、は……っくしゅん!

 

 

カヤ:………寒いシャレ……ごめんなさい

 

 

 

カヤの発したギャグは暖かい空気をあっという間に冷やした

 

 

ドンマイ!カヤ!

 

 

 

さてさて、次回はどうなる!?

 

 

次を待て!!




カヤさんの寒いギャグ炸裂

シャレはオリジナルのはず(笑)


貸し出し自由なのでどんどん持ってってくださいね


そして組み手シーン、モロドラゴンボール(笑)


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エピソード9:現れた元執事

組み手が終わり、カヤのが寒~いギャグをかました翌日

 

 

ゆの:もう私の教えることは何もない、あとは独学で鍛えるといいよ

 

 

カヤ:ありがとうございます!ゆのさん

 

 

それから皆それぞれ動いた

 

 

あぎりは各支部から電話で情報を得る

 

 

やすなやソーニャは街に繰り出して聞き込み

 

 

たまてや栄衣子はゴミ捨て場などに投棄されたまだ使えそうな物を持って帰る

 

 

テレビなどもその1つである

 

 

ナミはひろし達と作戦会議

 

 

ゆのはカヤと共にゴロツキを排除

 

 

あぎり:敵もだんだん動いてきてますね~

 

 

ゆの:………?

 

 

あぎり:クラハドールという人はぁ、子供を攫われた家に出向いて~労いの言葉を掛けて~、身代金を代わりに届けると言って貰ってるみたいですぅ~

 

 

ゆの:………チッ、ゲスめ

 

 

 

カヤ:クラハドール

 

 

あぎり:あらあら~噂をすれば何とやらですかねぇ

 

 

あぎりがそういうとクラハドールが入ってきた

 

 

 

クラハドール:ちょっと失礼、ここに野原という子供を2人と犬一匹連れ去られた家族がいると聞きましてね

 

 

カヤ:クラハドール!

 

 

クラハドール:おやおや、これはこれはカヤお嬢様、お久しぶりですね、ウソップくんはお元気で?

 

 

カヤ:ふざけたこと言わないで!調べはついてるの!あなたが因幡礼子と手を組んで悪事を働いているのは!

 

 

クラハドール:手を組んで……?クックック……ははは!!お嬢様、あなたは1つ勘違いをしています、私は因幡礼子を利用しているのですよ、あいつは実力行使ですが、私は平和主義者なので平和的なやり方でやってるんです

 

 

ゆの:……へぇ、平和主義者ねえ……だとしらとんだ平和主義者だね!

 

 

クラハドール:なんだね君は?

 

 

ゆの:フンッ!平和主義者だろうが何だろうが身代金を巻き上げてりゃ世話ないね!っつってんだよ!!

 

 

クラハドール:えらく威勢がいいな、そんな口をきくヤツはあの旅の小僧以来だな

 

 

ゆの:………ちょっと顔を貸せ、いい物くれてやるよ

 

 

 

ゆのはクラハドールの前に行きそう言う

 

 

クラハドールは言われたとおりにゆのの顔を近づけた

 

 

 

ゆの:こいつは挨拶代わりだ、とっときな

 

 

ニヤリと笑ってそう言ったあとすぐにキッとした表情になり唾をクラハドールに勢いよく吐きかけた

 

 

 

ゆの:フンッ、ざまあみろ

 

 

 

クラハドール:……小娘がぁ!

 

 

クラハドールは唾を拭い、ゆのを平手で殴り飛ばす

 

 

カヤ:ゆのさん!この!

 

 

 

カヤはクラハドールに蹴りかかるが抜き足で避けられた

 

 

 

ゆの:いったぁ~

 

 

 

ゆのは頭を摩りながら起き上がる

 

 

ゆの:えへへへ、本性を現したね!覚えておきなよ!お前はこのカヤが必ずぶっ飛ばす!

 

 

 

カヤ:ゆのさん?

 

 

クラハドール:ははははは!!笑わせてくれる!いいだろう!楽しみにしててやる!お嬢様、せいぜい頑張ることだ!

 

 

クラハドールはそれだけ言うと去って行った

 

 

 

ゆの:チッ、いけ好かないヤツだよあいつは

 

 

カヤ:あの、ゆのさん……さっき言ったのは

 

 

ゆの:ん?だってホントのことでしょ?あなたが闘うんでしょ?

 

 

カヤ:………はい、でも

 

 

カヤは下を向いて俯いた

 

 

ゆのはそんなカヤを見てイライラしてきたようで睨みつけた

 

 

ゆの:あー!イライラする!でもじゃない!必ず勝つ!くらいの心意気持ちなよ!じゃないと勝てる闘いも勝てないよ!私はね!ナヨナヨしたヤツを見るとイライラしてくるんだよ!何だったらもう一度叩き直してやろうか!?

 

 

カヤ:いえ、大丈夫です!私、必ず勝ちます!クラハドールに!ゆのさんの言い方で言うとぶっ飛ばします!

 

 

ゆの:うん!よく言った!その意気だよ!

 

 

 

クラハドールに会い、再びその本性を見たカヤ

 

 

ゆのに叱咤されカヤはクラハドールに必ず勝つと決意を固めた

 

 

戦いの日は近づいてきている

 

 

木村ゆのと因幡礼子

 

 

カヤとクラハドール、もといキャプテン・クロ

 

 

因縁の戦いが始まる時は近い!!

 

 

さて、次回はどうなるのか!

 

 

次を待て!!




クラハドール登場

ちなみに旅の小僧とはルフィのこと

『これが海賊の一船の在り方というものだ!旅の小僧がなめた口聞くな!!』と言うセリフで言ってます

カヤも決意を固めましたね

さてさて次回はどうなるのか

これ10じゃ終わんねーな(笑)


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エピソード10:心とスカウト

クラハドール訪問の翌日

 

 

カヤはゆのと共に基本から鍛え直した

 

 

もちろん、これはゆの自らの修業も兼ねている

 

 

ゆの:うん、このくらいかな……ふう、久しぶりに鍛えたかな

 

 

カヤ:ゆのさん、組み手、お願い出来ますか?

 

 

ゆの:ん、またやるの?いいよ?

 

 

カヤ:あと、お願いがありまして

 

 

ゆの:何?

 

 

カヤ:初めての組み手の時、途中からゆのさん変わりましたよね?

 

 

ゆの:…………ああ、あれね……それで?

 

 

 

カヤ:初めからあの状態で闘って欲しいんです、ダメですか

 

 

ゆの:………手加減出来なくなると思うけど、それでもいい?

 

 

カヤ:はい!手加減された組み手ではクラハドールに勝つなんて不可能だと思います、師匠!お願いします!

 

 

ゆの:あはは、師匠だなんて……じゃあ、なるよ……覚悟はいいね?

 

 

カヤ:ええ、もちろん

 

 

 

それを聞いて、ゆのは目を閉じる

 

 

 

そして、ゆっくり目を開けるとさっきとは目つきが変わり、キッとした表情のゆのがそこにいた

 

 

 

中学生モードにチェンジしたのだ

 

 

 

ゆの:フンッ、怖い物知らずめ……私をこの状態にしてただで済むと思うなよ

 

 

 

カヤ:はい、元よりただで済むとは思ってません……もちろんあなたも、前までの私と思ってると痛い目を見ますよ

 

 

 

ゆの:チッ、減らず口を………だったら見せてみろ、あの時とは違うってところをな!!

 

 

 

カヤ:いきます!!

 

 

 

カヤはゆのにラッシュを仕掛ける

 

 

 

もちろん闇雲に攻撃しているわけではなく、しっかりゆのを狙っている

 

 

ゆの:なかなかだな、やっぱり基本からやり直したのは正解だったようだ

 

 

 

カヤの攻撃を捌きながらゆのは言った

 

 

しかし、カヤの拳がゆのの頬にヒット

 

 

 

ゆの:っつ!

 

 

カヤ(当たった……やっぱり強くなってる)

 

 

ゆの:………フンッ、やってくれるねぇ……こっちもお返ししてやるよ!

 

 

 

ゆのはカヤに大きく振りかぶった拳のパンチをお返しに放った

 

 

 

カヤは大きく吹っ飛んだ

 

 

 

ゆの:ほら、どうした……立てよ、それで終わりか?

 

 

 

ゆのはカヤの服を掴んで立たせた

 

 

 

カヤ(つ、強い……やはり私と師匠には天と地ほどの差が)

 

 

 

ゆの:チッ、てめえもしかして今私と差があると思ったんじゃねぇだろうな

 

 

 

カヤ:………!?

 

 

 

ゆの:………やっぱりか

 

 

 

ゆのはそう言った後、表情を怒りに変えた

 

 

 

ゆの:………ふざけやがって……そんなことで……あの執事に勝てると……本気で思ってんのか!!!

 

 

ゆのはカヤをアジトの壁に押しつけて手をつく

 

 

所謂、壁ドンをした

 

 

 

ゆの:てめえ、二度と思うなよ!私と差があるなんざてめえが勝手に思い込んでるだけだ! 誰が鍛えてやったと思ってるんだ!

 

 

カヤ:………ゆ、ゆの……師匠

 

 

 

ゆの:ああそうだよ!私が鍛えてやったんだ!強くならないわけがない!いいか!次思ったらぶっ殺すぞ!

 

 

 

カヤ:……はい

 

 

ゆの:……ふう、いい?よく聞いて

 

 

 

カヤ:あ、いつもの

 

 

 

ゆの:いいから!あなたは私が鍛えた、そして強くなった……それは紛れもない事実、あとは自分の心次第

 

 

カヤ:心次第?

 

 

ゆの:そう、あなたが自分が強くなったと信じない限り、本当の強さは発揮できない、弱いと思えば弱い……強いと思えば強い……自分の強さを信じたとき、本当の強さは発揮される

 

 

 

カヤ:………師匠

 

 

ゆの:ゴメンね、上手く言えないんだけどさ……信じて、自分は強くなってるんだって、クラハドールより強いんだって……きっとそれがあなたの力になる、じゃあ続きやろうか

 

 

 

カヤ:ええ!

 

 

ゆのは再び中学生モードに変化する

 

 

 

ゆの:フンッ、いい顔になったな……それでこそ鍛え甲斐があるってもんだ!

 

 

そして、しばらく組み手をやっていると

 

 

 

???:ちょっといいかしら?

 

 

 

ピンクの髪のロングで赤いブレザーとピンクのロングスカート、中にスパッツを履いた少女が来た

 

 

ゆの:なんだ、お前は

 

 

 

???:私は桂ヒナギク……誘拐されたナギを追ってるの、知らない?

 

 

ゆの:………ふう、いいえ?知りませんけど、誘拐なら多分クラハドールの一味かと

 

 

 

ヒナギク:あらそう、ちなみに私は南支部から来たわ……ねえ、詳しく聞かせてもらえる?

 

 

 

ゆのはヒナギクを招き入れ全てを聞かせた

 

 

 

ゆの:というわけです

 

 

 

ヒナギク:なるほど、そういう事……で?乗り込むメンバーは?

 

 

ゆの:私とカヤさんの2人ですね、今のところ

 

 

 

ヒナギク:私も行くわ、ナギを救わなきゃいけないし、それに、戦力は多い方がいいでしょ?

 

 

 

ゆの:うん、じゃあ今のところ3人か……あと二人くらい欲しいところだね

 

 

カヤ:そうですね、誰かいましたかね

 

 

ゆの:じゃあ今から各支部を回ってスカウトしよう!

 

 

ヒナギク:そうね、行きましょう!

 

 

カヤ:ええ!

 

 

ゆの達はテアナに乗り込み各支部を回ることにした

 

 

果たしてバトルメンバーは揃うのか!

 

 

次回を待て!!

 

 

【バトルメンバー】

一人目

┗木村ゆの

二人目

┗カヤ

三人目

┗桂ヒナギク

四人目

┗????

五人目

┗????




桂ヒナギクが登場!

単に出したかっただけ(笑)

次回より、新章、スカウト編がスタートします!

あと二人、誰が入るかワクワクですね

誰が入るか作者のオレでさえわかりませんが(笑)


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各支部訪問・スカウト編
エピソード11:各支部訪問~北支部~


ゆの、カヤ、ヒナギクはテアナに乗り

 

 

各支部を回り、バトルメンバーをスカウトに行った

 

 

ゆの:まず、どこから攻める?

 

 

ヒナギク:攻めるって……そうね、東西南北を逆に行くってのはどう?

 

 

ゆの:なるほど、北南西東ってわけね

 

 

ヒナギク:そんな言い方ないけどね

 

 

ゆの:じゃあ北支部から行こう

 

 

 

ヒナギク:ええ、て言うかあなた、未成年よね?

 

 

ゆの:はい、それが?

 

 

ヒナギク:無免許運転になるんじゃない?

 

 

ゆの:この際そんなことどーでもいいですよ

 

 

 

そして、北支部へ着いた

 

 

ヒナギク:私が行くわ

 

 

 

ヒナギクが北支部へ入った

 

 

 

北支部にはユタカがいた

 

 

 

ユタカ:ほうほう、じゃあ戦える人探してるのですね?

 

 

 

ヒナギク:ええ、そうよ……あと2人、欲しいの……とりあえず今すぐって訳じゃないわ

 

 

 

ユタカ:一応ここのメンバーはユタカとミポリンと~あとはりのちゃんですね~

 

 

ヒナギク:りのちゃん?

 

 

ユタカ:蘭堂りのっていうんですよ

 

 

ヒナギク:わかったわ、とりあえず写真くれる?選考の参考にするわ

 

 

 

ユタカ:はい~ちょっと待っててくださいね~

 

 

 

ユタカは奥へ行き写真を探す

 

 

そこへ

 

 

 

???:あら、お客さん?今お茶をお出ししますね

 

 

ヒナギクより少し小さい少女が現れた

 

 

ヒナギク:………えっと、貴女は

 

 

 

そう言いかけたとき、もう1人帰ってきた

 

 

???:あ、ミホさん、どうでした?

 

 

ミホ:あ、りのちゃん……ええ、やっぱり支払った家が多かったわ

 

 

りの:そうですか、あれ?お客さんですか?

 

 

ゆの:待ちきれなくて来ちゃったよ~

 

 

 

ヒナギク:ていうか、写真一枚探すのにどれだけ手間取ってるのよ

 

 

 

『すみませんです~ありましたよ~』

 

 

 

奥からユタカが顔を出した

 

 

 

ゆの:ん、これだね……はい、ヒナギクさん

 

 

ヒナギク:ええ、じゃあ

 

 

ゆの:もし、決まったら電話するからね……そしたらここで待ってれば迎えに来る

 

 

ユタカ:わかっりました~

 

 

りの:なんか、話が飲み込めないです

 

 

ミホ:完全に置いてきぼりね

 

 

ユタカ:いや~体中埃まみれですよ~

 

ミホ:ていうか、ユタカ!整理整頓はキチンとしておきなさい!だからそうなるのよ!

 

ユタカ:ううう~ミポリンは怖いですぅ~

 

 

 

そしてゆの達は

 

 

ゆの:えーっと次は……南支部か……あれ?南支部?

 

 

ヒナギク:私のとこね、私は待ってるからゆのさん行ってきてね、何かと気まずいし

 

 

ゆの:はいはい、わかりましたっと

 

 

 

ゆの達はユタカ 蘭堂りの、ミホの写真を手に入れ、南支部へと向かった

 

 

ゆの:ここだね、南支部

 

 

ヒナギク:ええ、そうよ

 

 

カヤ:気をつけて、ゆのさん

 

 

ゆの:はいはい、わかったよ

 

 

ゆのは南支部へ足を踏み入れた

 

 

さてさて、南支部にはどんな人がいるのか!?

 

 

次回を待て!!




※メンバーを極上生徒会より蘭堂りの
Aチャンネルよりユタカ、ミホに変更
セリフ追加


もうその場のノリで書いてます(笑)

でも必ずラストまで書きますので応援の程、よろしくお願いします!

では次回!


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エピソード12:各支部訪問~南支部~

南支部に入るゆの

 

 

ゆの:すみませ~ん、誰かいませんか~

 

 

すると奥から黒いスーツを着た男が出てきた

 

 

???:悪ぃなァ、ここの奴はちょっと出かけちまってんだ、悪いが出直してくれ

 

 

ゆの:……あなたは?

 

 

???:オレか?オレはサンジだ

 

 

 

ゆの:ではサンジさん、ここのメンバーの写真を頂きたいのですが

 

 

サンジ:ああ、写真ね……構わねぇぜ

 

 

 

そこへ

 

 

 

???:あ、サンジさん……起きて平気なんですか?

 

 

 

サンジ:おう、ハヤテ……この通りさ、ありがとよ

 

 

 

ハヤテ:いえいえ、ところでこちらの方は

 

 

サンジ:おっとそうだ、名前聞いてなかったな

 

 

ゆの:ゆの、木村ゆの……敵の本拠地に乗り込むためのメンバーを選考するため、参考に写真がほしい

 

 

 

ハヤテ:いいですよ、僕とヒナギクさんの写真しかないですが、あ……サンジさんは保護した形になるのでメンバーではないんですよ

 

 

 

ゆの:あ、そう……でもヒナギクのはいらない、既にこちらにいる

 

 

ハヤテ:ええ!?

 

 

ヒナギク:久しぶり、ハヤテくん……ナギの行方はわかったわ、クラハドールとか言う奴らの一味に連れていかれたらしいわ

 

 

 

ゆの:そう、だからハヤテさん、あなたのだけでいい

 

 

ハヤテ:わかりました

 

 

 

ハヤテは写真を渡す

 

 

サンジ:お、そうだ……ゆのちゃん、オレの仲間がもしかしたらどこかにいるはずなんだ……名前を教えるから、見つけたら連絡くれねぇか?

 

 

ゆの:………ん、いいよ

 

 

 

サンジ:悪ぃな、まずルフィ、クソマリモ……ゾロ……ナミすわぁ~ん!ウソップ

 

 

 

ゆの:……!?ナミ?ナミって言った?

 

 

 

サンジ:ああ、オレたちの船の航海士なんだ

 

 

ゆの:ナミならウチの支部にいるよ?リーダーやってる

 

 

 

サンジ:何だって!?そりゃあホントか!

 

 

ゆの:うん、他の仲間は見かけたら連絡するよ

 

 

 

ヒナギク:じゃあ、ハヤテくん……もしメンバーに決まったら連絡するわ、そしたらここで待ってれば迎えに来るわ

 

 

 

ハヤテ:わかりました!

 

 

 

そして南支部を後にする

 

 

 

ゆの:次は東支部か

 

 

カヤ:私の支部ですね

 

 

ゆの:確か、トオルって人とるんって人がいたね

 

 

カヤ:ええ、もしかしたら誰か保護されてるかも

 

 

ゆの:そうだね

 

 

ヒナギク:それにしてもあなた、運転上手いわね

 

 

ゆの:フンッ、伊達にミッドナイトドライブやり込んでないっての

 

 

ヒナギク:世の中何が役に立つかわからない物ね

 

 

カヤ:ふふふ、そうですね

 

 

 

その頃、サンジはナミと電話をしていた

 

 

サンジ:ナミさん!よかった!無事だったんですね!

 

 

 

『ええ、サンジくんも無事で何よりだわ』

 

 

サンジ:ところでナミさん、何故リーダーを?

 

 

『なりゆきよ、私も保護されたの……やすなって子達がいるんだけどまとまりがなくてね、仕方なく私が仕切ることにしたの』

 

 

サンジ:組織を仕切るナミさんも素敵だ~!!

 

 

『はいはい、じゃあサンジくん、一旦切るわね』

 

 

ガチャ

 

 

ツーツーツー

 

 

 

サンジ:あとはルフィとマリモ野郎とウソップか……ったくどこ行っちまったんだか

 

 

 

ナミの仲間、サンジはハヤテに保護されていた!

 

 

ゆの達は東支部へと向かっている

 

 

果たして東支部にルフィ、ゾロ、ウソップのうち、誰かが保護されているのか!?

 

 

 

次回を待て!!




サンジが登場!

サンジの登場は構想通りです

しかし、初期ではゆのがバーチャルエッグで見たことあると思う展開だったのですがボツにしました

それにしてもこんなに長くなるとは、ワクワク出来てます?

長すぎてダレてませんか?

ちょっと心配(笑)


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エピソード13:各支部訪問~東支部~

初めに、ひだしん本編の更新が滞っておりますことをお詫び申し上げますm(_ _)m

では続きをどうぞ!


東支部、そこはカヤがいたところである

 

 

ゆの:………えっと、前に来たときはトオルって人とるんって人がいたんだったよね……すみませーん!誰かいませんか~!

 

 

『警告する!オレには8千人の部下がいる!今すぐ立ち去れば許してやろう!』

 

 

 

ゆの:………ん?

 

 

 

『卵星!』

 

 

 

ゆの:うわっ!くっさ!腐ってるよこれ!ゲホッ!

 

 

 

『ど、どうだ!これがオレの実力だ!わかったらさっさと立ち去れ!』

 

 

 

ゆの:………てめえ……やってくれたなぁ……姿を見せろ!!

 

 

 

『お、オレは【敵に姿を見せると死んでしまう病】なんだ』

 

 

 

ゆの:ほっほ~う?じゃあこっちから来てやるよ

、待ってろ

 

 

 

ゆのはパキパキと指を鳴らしながらゆっくり足を進める

 

 

 

そこには長い鼻の男がいた

 

 

ゆの:………ピノ○オ?

 

 

 

???:違うわ!オレの名は勇敢なる海の戦士!キャプテ~ンウソップ!

 

 

 

ゆの:ふ~ん、まあいいけどさ……ここの人達は?いるの?いないの?

 

 

 

ウソップ:生憎いねぇんだ、帰ってくるまでもう少し待っててくれ

 

 

ゆの:いいよ、とその前に……

 

 

 

ウソップ:ん?

 

 

 

ゆの:腐った卵のお返し!!!

 

 

 

ウソップ:ごふぇ!

 

 

ゆの:ふぅ、スッキリした~

 

 

 

ゆのはウソップを回し蹴りで吹っ飛ばす

 

 

ウソップ:いててて、悪かったよ、敵かと思ってよ~

 

 

ゆの:こんな可愛い声を敵なんて失礼な

 

 

ウソップ:よく言うぜ

 

 

ゆの:あ?

 

 

ゆのはギロリとウソップを睨む

 

 

ウソップ:うひぃ!何でもねぇ!ところでお前の蹴り、サンジみたいだな……あいつどこ行ったんだ?ルフィもゾロもナミも……

 

 

ゆの:サンジさんなら会ったよ、ナミはウチの支部のリーダーやってるし

 

 

ウソップ:何!?ホントか!

 

 

ゆの:うん、そうだよ

 

 

と、そこへ

 

 

トオル:あれ、来てたんだ……ウソップ、大丈夫?

 

 

ウソップ:おう、ありがとなトオル

 

 

ゆの:保護されてたのか……あ、そうだ!写真!

 

 

トオル:連絡は受けている、はい、私とるんちゃんだけだけど

 

 

 

ゆの:ありがと、じゃあメンバー決まったら連絡するからここで待ってれば迎えに来るから

 

 

トオル:わかった、るんちゃんにも言っとく

 

 

 

ゆの:うん

 

 

 

そしてゆの達は西支部へと戻る

 

 

ゆの:はい、写真

 

 

ナミ:ありがとう、さて……この中からバトルメンバーを2人選ぶわよ

 

 

ゆの:それで?

 

 

ナミ:手順はこうよ

 

 

 

①バトルメンバーを各支部から貰った写真を元に選考

 

②選考したメンバーの支部に電話連絡

 

③メンバーを迎えに行き敵の本拠地へ

 

(※保護されているサンジ、ウソップ、ナミは選考メンバーに含まない)

 

ゆの:選考しなかったメンバーは?

 

 

 

ナミ:戦える人は賊と応戦、それ以外の人は怪我人の手当、力をつけるための食事作りの二手に分かれるわ、もちろん全支部共通よ

 

 

 

ゆの:なるほど、わかった!

 

 

カヤ:バトルメンバーと選考候補を整理しましょう

 

 

【バトルメンバー】

メンバー1

┗木村ゆの(西支部)

メンバー2

┗カヤ(東支部)

メンバー3

┗桂ヒナギク(南支部)

メンバー4

┗???

メンバー5

┗???

 

 

【メンバー候補】

 

(北支部)

ユタカ

ミホ

蘭堂りの

 

(南支部)

綾崎ハヤテ

 

 

(東支部)

一井透

百木るん

 

 

 

いよいよメンバー選考の時が来た!!

 

 

果たして誰が選ばれるのか!!

 

 

 

その頃

 

 

 

???:これ開かねぇぞ、どうするゾロ

 

 

ゾロ:諦めろルフィ、鉄の扉だ……オレの刀も取り上げられちまったからな……それにもし刀があっても斬れるかどうか

 

 

ルフィ:殴っても痛ぇしなぁ……あ~腹減ったぁ

 

 

ゾロ:たく、どうなってんだかなぁ

 

 

ルフィ:だーっはっはっは!

 

 

ゾロ:笑ってんじゃねぇ!元はといえばルフィ!てめえがこっち行ってみようなんて言うから悪ぃんだ

 

 

ルフィ:まあそう言うなよゾロ、ナミ達が来てくれるって~

 

 

ゾロ:ったく、その楽観的なとこ、羨ましいっつーかなんつーか

 

 

麦わら海賊団、モンキーDルフィ、ロロノア・ゾロは捕まっていた

 

 

事の発端はナミ達を探すため街を歩いていたのだがルフィが敵の基地の方へ行ってしまい、そのまま眠くなり、2人とも寝てしまったのだ

 

 

見回りに来た兵士が2人に気づき、担がれて投獄されたのだ

 

 

ゾロの刀、和道一文字、三代鬼徹、雪走は取り上げられてしまった

 

 

果たしてルフィ達の運命は!!

 

 

次回を待て!!




いよいよ次回メンバー選考です!

誰が選ばれるのかはまだ不明です

選考のため更新が遅くなる場合もあります

あと、ワンピースメンバーですが

もしかしたらチョッパー、ロビン、フラン キー、ブルックも出るかも知れません

考えてみるとブルックにビビって泣くひまわりとか面白い気がして (笑)そのあとなだめようとするブルック(笑)

これも不明です

出ない場合もあるのでご了承を!


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エピソード14:選考と出発

ゆの:うーん、バトルメンバーか………

 

 

皆が寝静まる夜、ゆのは腕を組み、唸る

 

 

ヒナギクと2人で選考している

 

 

ヒナギク:バトルメンバーだったらハヤテくんがオススメね、今までもロボットやら何やらと闘ってきたみたいだし

 

 

ゆの:ふむふむ、考えてみると残りの人達は戦闘向きではない気がする……例え戦闘に長けていようともこの闘いは危険すぎる

 

 

ヒナギク:そうね、じゃあメンバーはあなたと私、そしてハヤテくんに決まりって訳ね

 

ゆの:うん、そうだね

 

 

ヒナギク:カヤはどうするの?あの子、頑固そうよ

 

 

ゆの:ああ……わかってるよ、何とかするさ………

 

 

ヒナギク:あなた、時々そうなるのね

 

 

 

ゆの:お気になさらず

 

 

翌日

 

 

ゆのはカヤを裏へと連れ出す

 

 

ゆの:カヤ、ちょっといい?

 

 

カヤ:何です?師匠

 

 

ゆの:ん、ちょっと打ち合わせ

 

 

カヤ:いいですよ

 

 

そして裏に来た

 

 

ゆの:ふう、ゴメンね

 

 

カヤ:………え?何を言って……うっ!!

 

 

ゆのは目つきを変えてカヤの腹にボディを食らわせて気を失わせる

 

 

 

ゆの:悪い、許してほしい……確かにお前は強くなった、教えることは何もないことは事実、だけどそれでも勝てるとは思えない、それにクラハドールという男は危険な男だ、もしかしたら殺されてしまうかもしれない、そんな闘いに連れていくわけにはいかない!殺させるわけにはいかない!わかってほしい

 

 

ゆのは目つきを戻した

 

 

ゆの:ゴメンね、許してね……ありがとう、師匠と慕ってくれて、大好き

 

ゆのはカヤの頬にキスをしてアジトへ戻る

 

 

 

ナミ:いいの?

 

 

ゆの:うん、この闘いは危険すぎる、巻き込みたくない、だからメンバーは私と、ヒナギクとハヤテくんで行く

 

 

 

ヒナギク:じゃあ連絡しとくわね

 

 

 

ヒナギクは連絡を入れる

 

 

 

ゆの:ふう、ここからは優しいゆのっちじゃいられないな

 

 

 

ゆのは目を閉じてゆっくり開く

 

 

そこには優しい目のゆのではなくキッと真剣な表情のゆのがいた

 

 

 

ゆの:いくぞ、ヒナギク

 

 

ヒナギク:ええ、了解、リーダー

 

 

ゆの:フンッ

 

 

 

ゆのは車に乗りハヤテを迎えに行く

 

 

 

南支部に着き、ハヤテを乗せて行く

 

ゆの:さて、飛ばすからしっかり掴まってろよ

 

 

 

ヒナギク:わかったわ

 

 

ハヤテ:わかりました!

 

 

2人はアシストグリップを掴む

 

 

ゆの(待ってろよ因幡ぁ、今度こそてめえを本気でぶっ飛ばしてやるからなぁ!)

 

 

 

因幡に対しての怒りと憎しみを込めてアクセルを力いっぱいグッと踏み込む

 

 

ゆの達はついに因幡礼子の一味との闘いに打って出たのだった!!

 

 

 

バトルメンバー1

┗木村 ゆの

 

バトルメンバー2

┗桂ヒナギク

 

バトルメンバー3

┗綾崎ハヤテ

 

 

 

さて!次回はいよいよ因幡礼子一味との闘いの幕開けである

 

 

果たしてどうなるか!

 

 

次回を待て!!




まさかの人数削減!


いろいろ考えた結果こうなりました(笑)あしからず


もちろん残ったメンバーも活躍はさせますのでどうかよろしくお願いします


次回から【激闘編】がスタートします!


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激闘編
エピソード15:着替えと決意


因幡一味のアジトへ続く道への入り口に来たゆの達

 

 

そこは車では入れそうもない林に囲まれた山道への入り口だった

 

 

 

ゆの:チッ、仕方ない……ここからは徒歩だ……降りよう

 

 

 

入り口のすぐそばに車を止めた

 

 

 

ハヤテ:険しそうですね……それに、林の中って

 

 

ヒナギク:えらく不気味ね

 

 

ゆの:2人とも、ちょっといいかな

 

 

ハヤテとヒナギクが入り口を見ているとゆのが後ろから声をかけた

 

 

ヒナギク:何?

 

 

ゆの:服を着替えたい……いいかな

 

 

ハヤテ:ええ、あの木の陰でどうぞ

 

 

ゆの:ありがとう

 

 

ゆのは紙袋を持って山道の入り口の木の陰に行く

 

 

そして、やまぶきの制服を脱いで、ワイシャツとジーパンのスタイルに着替えた

 

 

ゆの:よし、終わり

 

 

━━━━━行く少し前

 

 

 

みさえ:ゆのちゃん、これ

 

 

ゆの:はい?

 

 

みさえ:これ、家から持ってきたの、ゆのちゃんこの服、いるでしょ?

 

 

ゆの:あ、これ……

 

 

みさえ:なんか、これ着てないとゆのちゃんじゃない気がして……ごめんなさい、変なこと言って

 

 

ゆの:いえ、大丈夫です……私も同じ事考えてましたから、みさえさん……2人は必ず……いいえ、2人と1匹は必ず私が助けます!!だから安心しててください

 

 

みさえ:ゆのちゃん

 

 

 

━━━━━━

 

 

ゆの(みさえさん、待ってて下さい……きっと助けてみせます!)

 

 

ゆのは紙袋を車に戻して2人のところへいく

 

 

ゆの:もう、ここからは後戻りできない……覚悟はいい?

 

 

ヒナギク:ええ

 

 

ハヤテ:もちろん

 

 

ゆの:わかった、いくぞ!

 

 

ヒナギク:ええ!

 

 

ハヤテ:はい!

 

 

3人は山道を登っていく

 

 

 

ゆの:…………

 

 

 

ゆのは途中で止まる

 

 

 

ゆの:ヒナギク!

 

 

ヒナギク:えっ?あっ……と、これは

 

 

ゆのはテアナのインテリキーを投げわたす

 

 

ゆの:もし、私に何かあったら……それを使って子どもたちと脱出してほしい

 

 

ヒナギク:………

 

 

ハヤテ:ゆのさん

 

 

ヒナギク:………バカね

 

 

ゆの:………え?

 

 

ヒナギク:ハヤテくん、預かってなさい……ドライバーさんはしまうとこないから

 

 

ハヤテ:はい

 

 

ハヤテはスーツのポケットにインテリキーをしまい込んだ

 

 

ゆの:ちょっと!何を勝手な

 

 

ヒナギクはビュッとゆのに木刀を突きつけた

 

 

ヒナギク:どっちが勝手なのよ、あなたカヤに言ったらしいじゃない……『必ず勝つって心意気くらい持て、じゃないと勝てる闘いも勝てない』って

 

 

 

ゆの:………それは

 

 

 

ヒナギク:弟子にはそう言っといて師匠がこれじゃあね

 

 

ゆの:…………

 

 

ヒナギク:いい!?『私にもしものことがあったら』なんて2度と言わないで!私もハヤテくんも勝つつもりで来てるの!それにあなたは今私とハヤテくんを仕切るリーダー!リーダーがそんなフラフラしてたら私達は誰について行けばいいの!

 

 

ハヤテ:そうですよ、それに……車の運転が上手いのは木村さんだけですよ、上手い人が運転した方が、子供達も安心じゃないですか?

 

 

ゆの:………そうだった……忘れるところだった、ありがとう、ヒナギク、ハヤテくん!

 

 

ゆのはパチンと両頬を叩き気合いを入れ直す

 

 

そしてキッと真剣な表情になる

 

 

ゆの:よし、じゃあちゃっちゃと片付けて子供たち連れて帰るとするか!

 

 

ヒナギク:そうね!

 

 

ハヤテ:そうしましょう!

 

 

ゆの:いくぞ!私についてこい!

 

 

ヒナギク:了解!リーダー!

 

 

ハヤテ:承知しました!

 

 

 

━━━━━━━西支部、アジト

 

 

 

カヤ:ううう

 

 

ナミ:気がついた?

 

 

カヤ:……ナミさん、あら?師匠は

 

 

ナミ:…………行ったわよ、敵のとこ

 

 

カヤ:……そうですか

 

 

ナミ:ええ、でもゆのもあなたのことを考えた上で

 

 

カヤ:………わかってます……クラハドールは危険な男、この目で1度見てますから

 

 

 

ナミ:………お嬢様

 

 

カヤ:私は、今出来ることをやるだけです……師匠もきっとそういうと思います

 

 

ナミ:………ええ、出かける前にいってたわ、カヤがいれば、ここは大丈夫だって

 

 

カヤ:師匠

 

 

 

 

カヤはゆのの考えを知り、西支部を守ると強く決意した

 

 

 

そして、ゆの、ヒナギク、ハヤテの3人は着々と因幡一味のアジトへ近づいていた

 

 

 

決戦の時は近い!!

 

 

果たして!物語はどのように動くのであろうか!

 

 

次回を待て!!




激闘編スタート!

ゆのが着たワイシャツとジーパンスタイルはひだしん内でゆのがよく着ている私服です

これ好きなんです(笑)

ちなみにみさえが西支部に行く前、家の中に入り『ゆののあの服』を持ってきたと『エピソード5:連絡と出発』で書いてあります

さてさて、これからどうなるのか

オレにもわかりません(笑)


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エピソード16:いざ、決戦の舞台へ

ゆの:ここか、チッ……大層な建物建てやがって……見てるだけでムカムカしてくる

 

 

ヒナギク:見張りはいないのね……不用心ね

 

 

ハヤテ:ホントですね、じゃあ入らせてもらいましょうか

 

 

???:待て

 

 

 

後ろから声がする

 

 

 

門番が見回りから戻ってきたのだ

 

 

 

門番:動くなよ、動くと……ごふぇ!

 

 

 

門番がそう言いかけた途端ゆのが瞬時に蹴り飛ばす

 

 

 

ゆの:うっさいんだよごちゃごちゃごちゃごちゃ

、動いたら何だっつの!

 

 

ハヤテ(こ、怖い……敵に回すと恐ろしいことになりそうですね)

 

 

 

ヒナギク(………強い、いつか闘ってみたいわね)

 

 

 

ゆの:お、鍵持ってた……これで

 

 

 

ゆのは門番から鍵を奪い、入り口を開け、中へ入る

 

 

ゆの:おーおー無駄にだだっ広い事

 

 

ハヤテ:うーん、どこから攻めますかね

 

 

ゆの:とりあえず進もう

 

 

ゆの達はずんずんと進む

 

 

すると、鉄の扉で門番が立つ部屋が六部屋ある場所へ差し掛かる

 

 

 

ヒナギク:このエリアは怪しいわね……部屋が6つ、しかも鉄の扉だし、それに鍵もかかってる

 

 

 

ゆの:しかも門番が一部屋一部屋守っている……

 

 

ハヤテ:倒すしかないですね

 

 

ゆの:じゃあここは私に任せてもらおうか

 

 

ゆのは指をパキパキ鳴らしながら近づく

 

 

そしてあっという間に全滅させた

 

 

それぞれの鍵を使い開けてみる

 

【一部屋目】

 

ハヤテ:お嬢様!

 

 

 

ヒナギク:ナギ!

 

 

ナギ:おお!ヒナギク!そしてハヤテ!

 

 

ハヤテ:ご無事で何よりです……

 

 

ナギ:バカ者!怖かったじゃないか……

 

 

ナギはハヤテに抱きついた

 

 

【二部屋目】

 

ゆの:しんちゃん!ひまちゃん!シロ!

 

 

しんのすけ:ゆのさん!

 

 

ひまわり:びえええ~!

 

 

シロ:アン!アン!

 

 

 

ゆのはしんのすけとひまわりをギュッと強く胸に抱いた

 

 

 

ゆの:ゴメンね、遅くなって……怖かったよね……ホントにゴメンね……守ってあげられなくて

 

 

ゆのは涙を流しながらそう言った

 

 

しんのすけ:うん、でもオラもひまも泣かなかったゾ、シロもビシッとしてたゾ

 

 

ゆの:うん!偉いぞしんちゃん、ひまちゃん、シロ

 

 

ニッコリ笑って優しく頭を撫でる

 

 

そして、ヒナギクが残りの鍵を使い部屋を開けていく

 

 

倉庫らしい部屋がいくつか続くが、最後の部屋には

 

 

ルフィ:お!見ろよゾロ!開いたぞ!

 

 

ゾロ:やれやれ、やっとかよ……って、あいつらじゃねぇぞ

 

 

 

ルフィ:あり?お前誰だ?

 

 

しんのすけ:んもー人に物を尋ねるときは、まず自分から名乗るモンだゾ

 

 

ルフィ:だーっはっはっは!お前面白ぇなぁ~!オレはモンキーDルフィ、海賊王になる男だ!

 

 

しんのすけ:オラは野原しんのすけ、5歳!ぞーさん王になる男だゾ!

 

 

ゆの:んなモンにならんでいいわ!

 

 

しんのすけ:おお~久しぶりですなぁ、ゆのさんのツッコミ

 

 

ゆの:私がいつもツッコんでいるみたいに言うなよ

 

 

ルフィ:あひゃひゃひゃひゃ!コイツら面白ぇ~!

 

 

ゾロ:てめぇら!オレをシカトすんな!オレはロロノア・ゾロ……世界一の大剣豪になる男だ

 

 

ひまわり:たいやいやい、たたやたいやいたい(私は野原ひまわり、世界一の赤ん坊になる女よ)

 

 

 

ゆの:私は木村ゆの、この奥にいる因幡礼子っていうクソ野郎をぶっ飛ばしに来た

 

 

ヒナギク:私は桂ヒナギク、白皇学院生徒会長よ、よろしく

 

 

ハヤテ:僕は綾﨑ハヤテ、こちらは三千院ナギお嬢様です

 

 

 

ゆの:ところで、あんたらはどうする?私達はこれから因幡礼子とクラハドールを倒しに行くけど

 

 

 

ルフィ:クラハドール?

 

 

ゾロ:ああ、あの野郎か……ルフィ、ウソップんとこにいたあの執事らしいぜ

 

 

ルフィ:あいつまだ懲りてなかったのかぁ~よし!オレがまたぶっ飛ばしてやる!

 

 

ゆの:だったら、ここから二チームに分かれよう、私とルフィは因幡とクラハドールと闘いに行く、ハヤテくん、ヒナギク、ゾロは子供達を連れてここから脱出

 

 

ハヤテ:わかりました

 

 

ゾロ:つーか、オレの刀どこだァ?

 

 

ヒナギク:これ?倉庫に三本あったから3つとも持ってきたけど

 

 

ゾロ:ああ、3本ともオレのさ、オレは三刀流なんでね

 

 

 

その時、兵士達が挟み撃ちをするかのように襲いかかる

 

 

ルフィ:やるか、ゾロ

 

 

ゾロ:ああ

 

 

ゾロは腕のバンダナを頭に着け刀を抜き、1つは口にくわえる

 

 

 

ルフィ:ゴムゴムのォ~

 

 

 

ゾロ:鬼……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ルフィ:銃乱打(ガトリング)~っ!!

 

 

 

 

ゾロ:斬りィィィッ!!

 

 

 

ルフィとゾロはそれぞれの必殺技で、兵士達をあっという間に吹っ飛ばした

 

 

 

ハヤテ:つ、強い……あれだけの兵士をたった2人で

 

 

 

ゆの(手が伸びた!コイツ一体何者!?)

 

 

 

 

ルフィ:へっへっへ、オレはゴムゴムの実を食ったゴム人間だ

 

 

 

しんのすけ:うおおおー!!

 

 

 

ひまわり:たあ~!

 

 

ルフィ:へへへ、こんな事もできるぞ

 

 

 

ルフィはひまわりを掴み

 

 

ルフィ:ゴムゴムのォ~!高い高~い!

 

 

 

ゆの:こらーっ!バカなマネはやめろ!ゴム男!

 

 

ルフィ:だっはっはっは、悪ぃ悪ぃ

 

 

 

ひまわりを下ろしたルフィはゾロに向き合う

 

 

 

ルフィ:頼めるか、ゾロ

 

 

ゾロ:ああ、どーってこたぁねぇ……準備体操にもなりゃしねぇよ

 

 

ルフィ:ああ、オレも済ませて戻る

 

 

ゾロ:油断すんなよ、って、必要ねぇな、お前には

 

 

 

ルフィ:しししし!ああ!行くぞ!キノ!

 

 

 

ゆの:キノ!?このぉ!苗字と名前を略したな!私はゆのだ~!!

 

 

 

ルフィ:だっはっはっは!気にすんなよ

 

 

 

ゆの:するわ!

 

 

 

ルフィにツッコんだゆのはしんのすけ達の方を向く

 

 

 

ゆの:悪い人をパッパッと倒して来ちゃうから皆でお家に帰ろうね、それまでいい子にしてるんだよ?

 

 

しんのすけとひまわり、シロを撫でる

 

 

しんのすけ:うん、いってらっしゃい

 

 

ひまわり:たっやいっや

 

シロ:アン!

 

 

ゆの:行くよ!ルフィ!

 

 

ルフィ:ああ!ゆの!

 

 

ゆの:言えるじゃん、私の名前

 

 

ルフィ:へへへ

 

ルフィとゆのは奥へ進む

 

 

ゾロ:うし!オレたちも行くぜ

 

 

ハヤテ:はい!

 

 

ヒナギク:ええ!

 

 

 

 

 

見事しんのすけ達を救出したゆの達

 

 

 

そして、ゆのとルフィは因幡とクラハドールを倒しに奥へ

 

 

 

ゾロ達はアジトからの脱出

 

 

 

果たして二方の運命やいかに!

 

 

次回を待て!!




書いてたらノリにノってしまい長くなった(笑)

さて、物語もいよいよ大詰め!


ゆのVS因幡礼子

ルフィVSクラハドール


さて一体どうなるのか!

オレにもわかりません(笑)


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エピソード17:激闘~大混戦

いつもより大ボリュームになっております


書いてる内にノリ過ぎて(笑)


因幡とクラハドールがいる扉を開けるゆのとルフィ

 

 

ゆの:よう、久しぶりだなぁ……因幡

 

 

因幡:ふっふっふ、来たわね木村、今度こそあなたを倒す!

 

 

ゆの:言ってろバーカ、それよりいい物やるからこっち来いよ

 

 

 

因幡:あら、何よ……花束でもくれるの?

 

 

 

因幡はゆのの近くに来る

 

 

ゆのはニヤリと笑う

 

 

ゆの:お前なんかだーい嫌いだよーだっ!

 

 

 

ゆのは因幡にも唾を吐きかけた

 

 

ゆの:へ~んだ!ざまあみろ~!

 

 

因幡:こ、このぉ!バカにしてぇ!

 

 

ゆの:バカにして?何言ってんだ、お前はバカだろうが

 

 

因幡:なんですって!

 

 

ゆの:そうだろう!私と決着がつけたいがために!私の大事な家族を利用した最低の大バカ野郎だ!!

 

 

因幡:フンッ、こうでもしなきゃあなた、本気出さないでしょ?本気じゃないあなた倒しても面白みないでしょ?

 

 

ゆの:………てめぇ……それだけのために……あんな小さな子を………

 

 

因幡:そうよ、文句ある?

 

 

ゆの:………いや、むしろ、今は感謝してるよ

 

 

 

因幡:ほほほほ!何を

 

 

 

ゆの:ありがとう、私をムカつかせてくれて……ありがとう、私をイラつかせてくれて……おかげで……いつもより数倍の力が出せそうだよ……絶対許さないからな、この大バカ女!!

 

 

 

因幡:来なさい!

 

 

 

ルフィとクロ

 

 

 

ルフィ:おめぇまーだ懲りてねぇのかバカ執事

 

 

クロ:懲りる、だと?はははは!笑わせやがる!海賊が懲りる訳ねぇだろ

 

 

ルフィ:そうだな、そらそうだ

 

 

クロ:やる前に聞くが、カヤお嬢様はどうした

 

 

ルフィ:お嬢様?

 

 

クロ:はははは!やっぱりあのハナッタレの小娘は怖じ気づいて逃げたわけだ!オレを倒すなどと息巻いていたが所詮はガキ、いざとなれば怯え、逃げ出す、所詮オレを倒すなどふか……!

 

 

 

ルフィはクロが言い切る前に殴る

 

 

 

ルフィ:だったらオレの攻撃は、お嬢様の攻撃だと思え!!

 

 

 

クロ:小僧ォ!!

 

 

クロは猫の爪を装備してルフィに襲いかかる

 

 

 

ルフィ:へん!そんな攻撃オレに効くか!

 

 

クロ:なにぃ!

 

 

ルフィは跳び上がる

 

 

 

ルフィ:ゴムゴムのぉ~!スタンプ!

 

 

ルフィは両足を足をまっすぐ伸ばし、クロを踏みつける

 

 

 

ルフィ:っと!鞭ィ~ッ!!

 

 

ルフィは着地してクロを足で横に払う

 

 

クロは大きく吹っ飛んだ

 

 

 

ゆの(すごい……ルフィ……強い、あれがゴムゴムの実の力)

 

 

 

因幡:よそ見してていいのかしらっ!

 

 

 

ゆの:はっ!

 

 

ゆのはルフィの闘いに見とれている隙をつかれるが間一髪避けた

 

 

ゆの:くそっ!私としたことが!

 

 

因幡:ほらほら!来なさいよ!

 

 

ゆの:言われなくとも……やってやる!!

 

 

ゆのは跳び上がりかかと落としを繰り出す

 

 

ゆの:はああああ!

 

 

因幡:ぐっ!

 

 

ゆのは脳天から因幡に当てる

 

 

ゆの:まだまだ終わるかぁ!

 

 

ゆのはふらつく因幡に回し蹴りを当てて吹っ飛ばす

 

 

 

ゆの:ふう~

 

 

ルフィすんげー!

 

 

ゆの:へへへ、ども

 

 

ルフィ:お前サンジみてぇだな~サンジも蹴りがすげーんだ

 

 

ゆの:サンジ?ああ、あの男か

 

 

 

クロ:そんなくだらねぇ話をしてる暇あんのか小僧

 

 

 

因幡:彼の言うとおりよ、木村

 

 

 

ゆの:なっ!

 

 

ルフィ:………!

 

 

 

ゆの:効いてないのか

 

 

ルフィ:………いや、多分効いてるはずだ……だけど、こいつら変だ

 

 

ゆの:………変?そういえば……さっきから見えるあれは

 

 

 

 

ゆのは奥の方にかすかに見える装置に目をやる

 

 

 

ゆの:あ……バーチャルエッグ!

 

 

 

因幡:そうよ、私達はあれを改造させてゲーム内の力だけを反映させるようにしたのよ、そして私達はある能力を得た……

 

 

 

ゆの:それは……?

 

 

 

因幡:『無限大回復(インフィニティ・リカバリー)』よ!

 

 

ゆの:チッ、やっかいな物身につけやがって……そうまでして私に勝ちたいのかよ

 

 

 

因幡:ええ!もちろんよ

 

 

 

そして、ゆのとルフィは段々と形成を逆転されてしまう

 

 

 

ゆのとルフィは動くたび体力を消耗するが因幡とクロは無限に回復するため倒れることがない

 

 

 

ついに2人は傷だらけで血まみれになり、ボロボロで倒れてしまった

 

 

ゆの:く、くそぉ……!

 

 

ルフィ:ぐ、ぐぎぎぎぎ!

 

 

因幡とクロはそんな2人の背中を踏みつける

 

 

 

ゆの:ああああ!

 

 

因幡:ほらほら、あなたがやまぶき高校でやってくれたことよ!どんな気分よ!ええっ!?

 

 

 

ゆの:………て、てンめぇ~

 

 

クロ:おい小僧ぉ、どうした、お前の攻撃はお嬢様の攻撃だろう?

 

 

ルフィ:ぐぐぐ!

 

 

 

クロ:終わりですねぇ~

 

 

因幡:ええ

 

 

 

そして、2人はとどめを刺そうとする

 

 

 

因幡・クロ:死ね!(木村/小僧ぉ)!!

 

 

 

その時

 

 

 

 

『オラオラオラオラオラ~ッ!』

 

 

 

聞いたことのある声が響き渡る

 

 

 

 

 

ゆの:………ま、まさか……あの声は

 

 

 

 

クロ:ん?

 

 

 

なんと!野原一家、ゾロ達、ひだまり勢が救援に駆けつけたのだ!

 

 

 

カヤ:クラハドール!!

 

 

 

クロ:お嬢様、フンッ今更来たところで何になる

 

 

 

ウソップ:てめえ!このウソップ様が来たからには地獄行きは決まりだぜ!カヤ!行くぞ!

 

 

 

カヤ:はい!

 

 

 

ひろし:オレたちの家族に手ェ出してただで済むと思うなよ!

 

 

 

みさえ:そうよ!

 

 

しんのすけ:野原一家!ひだまり勢ファイヤー!!

 

 

 

野原一家・ひだまり勢:ファイヤー!!

 

 

 

ウソップ:よーし!オレたちも!ファイヤー!!

 

 

 

シーン

 

 

 

ウソップ:おい!

 

 

 

クロ:お遊びはそこまでだウソップくん!

 

 

 

ウソップ:煙星!

 

 

クロ:ぐっ!

 

 

ウソップ:カヤ!今だ!

 

 

カヤ:はい!はああああ!

 

 

ウソップが煙星で目眩まし、カヤがそこに蹴りを入れる

 

 

サンジ:ナイスお嬢様!コリエシューット!

 

 

サンジがすかさず追撃

 

 

 

ゾロ:まだ終わらねぇぞ!竜・巻ィ~ッ!!

 

 

ナミ:最後は私よ!え~いっ!!

 

 

 

ナミは跳び上がり棒でクロを叩き落とす

 

 

 

 

ひろし:くらえ!靴下ヌンチャク!アチョー!あちょちょちょちょ~!!

 

 

ひろしは二足の靴下をヌンチャクのように振り回す

 

 

 

そして倒れたところにしんのすけが顔に登り屁をこく

 

 

 

そして腹にみさえのヒップドロップ

 

 

 

沙英が立ち上がらせて蹴り飛ばし

 

 

ヒロが突っ張りで飛ばし

 

 

宮子が宮子パンチを撃ち込む

 

 

しかし2人は回復してしまう

 

 

 

しんのすけ:お?バーチャルエッグだゾ

 

 

しんのすけはバーチャルエッグに近づく

 

 

因幡:あ、あのガキ!

 

 

ひろし:させるか!

 

 

 

すかさずひろしが因幡の口を靴下でふさぐ

 

 

 

しんのすけ:父ちゃん!機械が動いてるゾ

 

 

 

サンジ:てこたぁ、もしかして……

 

 

 

サンジはしんのすけのところへ

 

 

サンジ:おい坊主、わかったぜ

 

 

しんのすけ:おお、クルクル眉毛のおじさん

 

 

サンジ:おじさんじゃねぇよ!っとそれよりな……この機械はもしかするとあの2人に関係あんじゃねぇか?

 

 

しんのすけ:?

 

 

サンジ:おう!ウソップ!ちょっとこい!

 

 

ウソップ:なんだ?

 

 

サンジ:お前、メカにゃ詳しいよな……見てみろ

 

 

 

ウソップ:ん?なるほどそういうことか

 

 

しんのすけ:どうしたの?

 

 

ウソップ:この機械があいつらを回復させてたんだ

 

 

 

サンジ:やっぱりな、ナミさんの言ったとおりだぜ、奴らこの機械盗ませて改造させてたらしい……ナミさんが賊から聞き出したんだ……見てみろ坊主、この緑色のランプが付いてる、ゲームってのがプレイされた状態になってやがる、つまりその間奴らはゲーム内の力が反映されてんだ……要は壊しゃゲームが止まり、力も消えるってわけさ

 

 

しんのすけ:おおお~!

 

 

 

サンジ:こぉのクソ機械!壊れちまえ!!オリャア!

 

 

 

 

 

サンジはバーチャルエッグを破壊した

 

 

 

 

すると

 

 

 

クロ:ぐあっ!

 

 

 

因幡:うっ!

 

 

 

カヤとナミに手当てされたルフィとゆのが立ち上がり、不思議そうに見る

 

 

 

サンジ:ルフィ!ゆのちゃん!あいつらもう回復できねぇ!一気に決めちまえ!!

 

 

 

ゆの:え?

 

 

ルフィ:ん?

 

 

 

サンジ:あの卵形の機械をぶっ壊した!もうゲームは終わった!やれ!

 

 

 

ゆの:だそうだよ

 

 

ルフィ:しししし!!

 

 

ゆの:やるか!

 

 

ルフィ:おう!

 

 

クロ:くそ!こうなりゃあ皆殺しだ!

 

 

クロは釈死の準備をする

 

 

ルフィ:させるかぁ!

 

 

ルフィはクロにしがみつき阻止

 

 

 

ゆの:覚悟しろよ~因幡礼子ォ~

 

 

そしてゆのは跳び上がる

 

 

 

ルフィ:ゴムゴムのぉ~!

 

 

 

ルフィは首を後ろに伸ばす

 

 

 

クロ:くっ!またしてもこれかぁ!

 

 

ゆの:くらえぇぇぇ!!

 

 

 

ゆのはかかと落としの構えで落下する

 

 

 

ルフィ:鐘ェ~っ!!

 

 

 

ゆの:はああああ~!!

 

 

 

ルフィの勢いをつけた頭突きとゆのの脳天へのかかと落としが同時にヒット

 

 

 

2人は倒れて動かない

 

 

 

ゆの:や、やった

 

 

 

ルフィ:ふ~終わった~

 

 

 

ゆのとルフィは近寄って向かい合う

 

 

 

ゆの:ルフィ

 

 

ルフィ:ゆの

 

 

 

 

そしてパチンと笑顔でハイタッチを交わす

 

 

 

ゆの・ルフィ:よっしゃああああ!!




3000越え(笑)


壮絶なバトルに仕上がりました

個人的にはサンジとしんのすけのやりとり

ゆのとルフィのフィニッシュとハイタッチが好きです

次回からはエピローグ編です


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エピローグ編
エピソード18:歌えや騒げの祝賀パーティー


因幡礼子、クラハドールことキャプテン・クロを倒したゆの達は西支部に戻った

 

 

ゆのは野原一家を乗せてテアナでドライブをしていた

 

 

ゆの:よい……しょっと

 

 

ゆのはハンドルを慎重に回し、ブレーキも的確に踏む

 

 

ひろし:へぇ~上手いもんだなぁ

 

 

みさえ:ホント、将来が楽しみね

 

 

しんのすけ:おお~

 

 

ひまわり:たお~

 

 

ゆの:えへへ~

 

 

ドライブから帰ると西支部でパーティーが開かれた

 

 

みさえ、ヒロ、サンジの3人の料理が次々並ぶ

 

 

 

ある程度並ぶと挨拶

 

 

 

ゆの:え、ええと……その

 

 

 

ナミ:聞こえないわよ~

 

 

ゆの:皆さんのおかげで因幡礼子とクラハドールを倒してしんちゃん達を助けることができました!本当にありがとうございます!

 

 

ゆのはガバッと頭を下げる

 

 

ゾロ:んなかしこまんなって、ここにいる誰もがお前の助けたいって気持ちに心動かされたんだからよ、まあ、オレとルフィは捕まってたけどよ

 

 

サンジ:へえ、クソマリモもたまにゃいいこと言うじゃねぇか

 

 

ゾロ:へっ、ヘボコックよりゃマシだ

 

 

サンジ:あんだとゴラァ!

 

 

ゾロ:やんのかコラァ!

 

 

ゆの:…………スゥ

 

 

 

ゆのは息を吸う

 

 

ゆの:うるさーい!!

 

 

ゾロ:お、おう

 

 

サンジ:すまねぇ

 

 

ゆの:とにかく!皆のおかげで因幡達倒せたから感謝するっつってんの!!わかったか!

 

 

『は~い!』

 

 

ゆの:よし!じゃあルフィ!一言!

 

 

ルフィ:野郎共!メシだ~!!宴だ~!!

 

 

 

『おー!』

 

 

ルフィの合図でパーティーが始まった

 

 

ゾロ:おう、オッサン!なかなかいける口だな

 

 

ひろし:へへへ、オレだって酒好きだぜ

 

 

カヤ:師匠、口を開けてください

 

 

ゆの:い、いいよ~自分で食べるから~

 

 

ナミ:あらあら、どうする?ウソップ、このままだとゆのにお嬢様取られるわよ

 

 

ウソップ:ま、同性だから大丈夫だ!!

 

 

ナミ:楽観的ね~

 

 

ルフィ:しししし!これうんめ~!

 

 

みさえ:ありがとう、それ私が作ったのよ

 

 

ルフィ:へぇ~すげーなーおばちゃん!

 

 

げ ん

こ つ

 

 

みさえ:誰がおばちゃんよオラァ!

 

 

ルフィ:ごべんなばい

 

 

しんのすけ:お!今そこに美人のおねいさんが!

 

 

サンジ:なに!?いくぞ坊主!

 

 

しんのすけ:おお!

 

 

しんのすけとサンジはナンパを始めた

 

 

しんのすけ:ヘイ!彼女~!オラ達と朝まで騒がな~い?

 

 

サンジ:さあ、どうぞ……素敵なディナーを

 

 

ゆの・ナミ:やめんかバカ!!

 

 

げ ん

こ つ

 

 

ハヤテ:お嬢様、どうですか

 

 

ナギ:うむ、美味いがマリアの食事の方が美味いな

 

ヒナギク:へぇ、そうなの

 

 

ユタカ:ミポリ~ン、あーん

 

 

ミホ:食事くらい自分で食べなさい!

 

 

りの:ふう、もうお腹いっぱいだよ

 

 

ゆの:そう言えば、バーチャルエッグを因幡はどうやって改造を……あ、あとどうやって音も立てずに誘拐を

 

 

ナミ:賊に吐かせたんだけど、まず誘拐は部下に悪魔の実の能力者がいたそうよ……実の名前は『ヌケヌケの実』、壁だろうが何だろうがすり抜けられるみたい、そうそう、20いた子供達も無事に親元へ帰ったわ

 

 

ゆの:へえ、どうりで………あ、よかったよかった

 

 

ナミ:バーチャルエッグに関しては科学者のドクターカイゾーがやったみたいね、どうなったかは不明だけどね

 

 

ゆの:ふーん

 

 

 

サンジ:坊主、ナンパのコツはな

 

 

しんのすけ:ふむふむ

 

 

 

ナミ:何教えてんのよ!

 

 

 

サンジ:ごめんよ~

 

 

 

パーティーは夜遅くまで盛り上がった

 

 

 

皆騒ぎ疲れてスヤスヤと眠る

 

 

 

そして、夜は更けていく




さあさあエピローグ第一弾!パーティー編

終わりまでのカウントダウンがスタートだ!

でもまだ最終回じゃないぞよ、もうちびっとだけ続くんじゃ(笑)


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エピソード19:目覚めと涙

夜が更けた

 

 

ゆの:う、ううん……もう朝か……

 

 

ゆのはテーブルに突っ伏して寝ていた

 

 

体を起こして大きく伸びる

 

 

ゆの:ふう、皆いるかな

 

 

 

野原家、ひだまり勢はいた

 

 

ゆの:………あれ?

 

 

 

ゆのは辺りを見回してみるが何かが足りない

 

 

 

ゆの:ルフィ……?

 

 

 

辺りをキョロキョロしながら歩く

 

 

ゆの:カヤ……ヒナギク……ナミ……

 

 

段々と声は涙声になっていく

 

 

 

テーブルにはパーティーの皿がそのままだ

 

 

ゆのは部屋に行ってベッドに座る

 

 

 

ゆの:あははは、そうか……皆隠れてるんだ……全く人が悪いなぁ……もう……は……や……く、で……て………き……て

 

 

ゆのは涙を流して嗚咽を漏らす

 

 

 

ゆの:グスッ、何で……ヒグッ、何も言わずに……行くの……!

 

 

 

その時、扉が少し開いた

 

 

宮子が様子を見ている

 

 

少しだけ開いてるため、ゆのは気づかない

 

 

 

ゆの:一緒に闘ったじゃん……メンバー探しに行ったじゃん……なのに……なのに……!!

 

 

 

ゆのは涙を流しながらキッとする

 

 

ゆの:突然何も言わずに消えるなんて何考えてんだよこのぉ!!

 

 

ゆのはテーブルを蹴飛ばす

 

 

ゆの:そういうのいちっばんムカつくんだよ!!

 

 

目覚まし時計を投げつける

 

 

宮子:ダメだよ!やめてゆのっち!!

 

 

見てられなくなった宮子はゆのを羽交い締めにする

 

 

ゆの:離して!離してよ!!このっ…離せよちくしょう!!

 

 

 

もがくゆの

 

 

宮子:もう皆はいないんだよ!サヨナラなんだよ!いないものはいないんだよ!

 

 

ゆの:そんなバカな話があってたまるか!!それ以上ふざけたこと抜かすと本気で怒るよ宮ちゃん!

 

 

宮子:いいよ!怒りたきゃ怒りなよ!

 

 

ゆの:このっ!言ったなぁ!

 

 

宮子はゆのを離す

 

 

そしてパチンと平手打ちをする

 

 

宮子:ゆのっち!わがままはダメだよ!皆はきっといるべき場所に戻ったんだよ!もう皆の役目は終わったんだよ!

 

 

 

ゆのは頬を抑えていたがしばらくしてキレた

 

 

 

ゆの:てめえ、やってくれたな……このぉ!

 

 

ゆのは宮子に蹴りをする

 

 

宮子:今のゆのっちの攻撃は余裕で避けられるよ

 

 

ゆの:何だとぉ~!

 

 

宮子:ゆのっち!真実を受け入れるんだよ!

 

 

宮子はゆのの蹴りをかいくぐりゆのを正面からガバッと抱きしめた

 

 

宮子:うん、わかるよ……悲しいよね、昨日まであたり前にいた人達がいないのは……でも……私達がいるよ?ひろし殿、みさえ殿、しんのすけ殿、ひまわり殿、シロ殿

 

 

ゆの:………う、うううう

 

 

 

宮子:私、沙英さん、ヒロさん……ほらこんなにいっぱいい仲間が……家族が……いるじゃん……ね?寂しくない、寂しくない

 

 

ゆの:………ヒグッ、宮ちゃ……

 

 

 

宮子:泣きなよ、ゆのっち……思いっきり……その悲しみも、寂しさも、全部……受け止めてあげるから

 

 

ゆの:………う、うううう………

 

 

 

そこへ

 

 

沙英:うん、いいよ……泣いちゃいな

 

 

ヒロ:我慢なんて、体に毒よ

 

 

ひろし:どんなに強いヤツでも、涙は流すモンだぜ

 

 

みさえ:そうよ、泣きたいときは泣けばいいの

 

 

しんのすけ:オラ、かっこいいゆのさんも、今の弱いゆのさんも、好きだゾ

 

 

ひまわり:たい!

 

 

シロ:アン!

 

 

沙英達や野原家もゆのの周りに集まった

 

 

 

そして……ゆのの声が

 

 

 

 

 

響き渡る

 

 

 

 

 

 

 

 

ゆの:わああああ~ん!!!




エピローグ編その2、突然のお別れ

皆それぞれの世界へ戻っていきました


ラストは涙涙のシーン

あれ?おかしいな……涙が


書いてて泣きそうになりました

皆さん、泣けます?

いよいよ次回で最終回!!


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エピソード20:いつもの日々

ゆの:わああん

 

 

ゆのは泣き腫らした

 

 

気の済むまで

 

 

大きな声で

 

 

宮子の胸の中で

 

 

まるで子供のように

 

 

ただ

 

 

ひたすら泣いた

 

 

そして

 

 

ゆの:ヒグッ……ごめんね、宮ちゃん

 

 

宮子:よしよし、いい子いい子

 

 

ゆの:グスッ

 

 

宮子は優しくゆのの髪を撫でる

 

 

宮子:はい、もう『泣き虫ゆのっち』はおしまい、今度は『カッコいいゆのっち』になろうね

 

 

そういって頭をポンポンと軽く叩く

 

 

ゆのは腕で涙をグシグシと拭う

 

 

ゆの:うん!

 

 

ニッコリ笑って力強く頷く

 

 

宮子:うむ!それでこそゆのっちだ!

 

 

沙英:うんうん、その通り!

 

 

ヒロ:さすがヒナギクさんとハヤテくんを仕切ったリーダーね

 

 

ゆの:えへへへ

 

 

ひろし:ゆのちゃん、ありがとな、しんのすけやひまわりを助けようと真っ先に動いてくれて

 

 

みさえ:ほんと、偉いわ

 

 

ゆの:えへへへ、そんな

 

 

しんのすけ:ほんと、お胸が小さいわ(←みさえの真似)

 

 

ゆの:ああん!?何だって!?もういっぺん言ってみな!

 

 

しんのすけ:もちついて!

 

 

ゆの:それを言うなら落ち着けだ!もう一度あの部屋ん中ぶち込んでやろうか!?

 

 

しんのすけ:も、もういいゾ!

 

 

『あはははは!!!』

 

 

 

そして、野原家に帰り

 

 

またいつもの日常が始まった

 

 

 

【ある良い陽気の日】

 

 

 

ゆの:よっ、よっと

 

 

ゆのは洗濯物を干す

 

 

しんのすけ:シロ!チンチンカイカイ!

 

 

シロ:アン!

 

 

ひまわり:キャッキャッ

 

 

ゆの:ふー終わりっと……さて、いい天気だからお昼寝………

 

 

ゆのはしばらく沈黙したあと

 

 

 

ゆの:するのは勿体ないか……皆でお散歩行こっか

 

 

しんのすけ:ほっほーい!

 

 

ひまわり:たおー!

 

 

 

シロ:アン!

 

 

 

 

ひまわりをベビーカーに乗せてゆのが押す

 

 

しんのすけはシロのリードを持つ

 

 

ゆの:ふーちょっとあっついね~

 

 

しんのすけ:おぉ~

 

 

ひまわり:たぅ~

 

 

ゆの:どこかで冷たい物、飲んでこっか……あ

 

 

ゆのは立ち止まり、ある建物を見る

 

 

それは、西支部として使われていた『リバリーテイル』だった

 

 

 

『だーっはっはっはっは!』

 

 

『ルフィ!てめえ!そりゃオレんだろうが!』

 

 

『ちょっと!やめなさいっての!』

 

 

『わははは!オレは勇敢なる海の戦士!』

 

 

『コラ!てめえら!メシは静かに食え!』

 

 

 

ゆの(なんか、かなり前のことなのに、まるで昨日のことのように思える……ふふ、そんなわけないのにね)

 

 

ひまわり:たや?

 

 

ゆの:ん?何でもない何でもない……さ、行こっか

 

 

ひまわり:たい!

 

 

しんのすけ:ゆのさん!ここがいいゾ!

 

 

ゆの:はいはい、ちょっと待ってね?えーっとお財布お財布っと

 

 

ゆのはジーパンのポケットを探る

 

 

ゆの:あったあった、お金あるかなぁ……うん!あるね!ほら!突撃!

 

 

しんのすけ:おおー!

 

 

 

 

ゆの(そうだよ、寂しいけどいつまでもクヨクヨしてられないよね……この子達を守れるのは、私しかいないから……ルフィ!絶対海賊王になるんだよ、私も頑張るから!)

 

 

 

━━━━━━ゴーイングメリー号

 

 

 

ルフィ:………

 

 

 

サンジ:どうしたんだ、ルフィ

 

 

ルフィ:あいつ、元気かな

 

 

ナミ:………きっと元気よ、あの子は強いもの

 

 

ゾロ:ああ、そうだ……だからお前が心配するこたぁねぇぞルフィ

 

 

ウソップ:おい!山が見えたぞ!

 

 

ナミ:いよいよ来たわね!レッドライン、そしてリバースマウンテン……その先が……『偉大なる航路(グランドライン)』よ!

 

 

ルフィ:うひょ~!ついに来たぞ~!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

闘いは終わった

 

 

 

共に闘った仲間達はそれぞれの世界へと戻っていった

 

 

 

何故彼らがこの地に来たか

 

 

 

何故彼らが共に闘うことになったのか

 

 

 

 

それは誰にもわからない

 

 

 

しかし

 

 

共に闘った事実は変わらない

 

 

 

今ここに

 

 

 

世界の壁を超えた友情が

 

 

 

生まれたのであった

 

 

 

 

 

 

 

【出演】

 

 

木村 ゆの

 

斎藤 宮子

 

金本 沙英

 

遠藤 ヒロ

 

野原しんのすけ

 

野原ひろし

 

野原みさえ

 

野原ひまわり

 

野原シロ

 

モンキーD・ルフィ

 

ロロノア・ゾロ

 

ナミ

 

ウソップ

 

サンジ

 

カヤ

 

綾﨑ハヤテ

 

桂ヒナギク

 

三千院ナギ

 

折部やすな

 

ソーニャ

 

誤織あぎり

 

ユタカ

 

ミホ

 

蘭堂りの

 

一井透

 

百木るん

 

因幡礼子

 

キャプテン・クロ

 

 

 

 

 

ひだまりしんちゃん━オラ誘拐されちゃったゾ・ゆのの救出大作戦━

 

お し ま い




※エンドロールに三人追加と二人削除

堂々完結!!

以上をもちまして!オラ誘拐は完結とさせていただきます!!

ここまでご愛読していただき、誠にありがとうございます。

まさかパッと思い付いた話がムクムク大きくなり、こんなに続くとは思いませんでした

当初は10くらいまで書けばいいかと思っていたのですが、デカくなりすぎて20になりました

ちなみに、何故お別れ編で終わらなかったかというと

20きっかりで終わらせたかったからです(笑)

さて、最後に

皆さんのこの作品に対する思いや好きなシーンや、好きなコンビなどもう気の済むまでどんなに長くてもいいので書いてって下さい

また他作でお目にかかれればと思います

これからも、ひだまりしんちゃんを応援よろしくお願いいたします

では、ありがとうございました


ご愛読ありがとうございました

影山明先生の次回作にご期待ください(笑)


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