艦これの世界で空飛んだ (某連合軍の緊急脱出王ヽ(0w0)/)
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第1話~艦娘ってこんなに個性的だったっけ~

お久しぶりの方はいるでしょう。

はじめましての方もいるでしょう。

どうぞ宜しく。

この作品の主人公はエースコンバット5の主人公"ブレイズ"をモチーフにそこにオリ主をぶっ込んだSSです。

要するに提督はパイロット。

エースコンバットと艦これを少し混ぜてみました。

このような作品がお嫌いな場合は今すぐ航路を反対に執りイジェヽ(0w0)/ークトしてもらえれば。

大丈夫だ、問題ないという勇者の方はそのままの航路でヘッドオンしてください。

後、淫夢ネタが多数散りばめられております。
(要するに:淫夢ネタ嫌ってる人はブラウザバックしてくれよな~頼むよ~)























10年前のあの日、空が堕ち、海は引き裂かれた。

奴らとの戦い(対深海棲艦戦争)が始まってから既に10年を数える。









━いや、戦争なら幾度となく昔からあった。

ご先祖様は太平洋を出でて大陸を目指し、侵攻を繰り返した。

運に恵まれた彼等に天は味方したのか、勝利を繰り返した。

しかし、対抗策を打ち出され、小さな領土で海に囲まれた彼らに運が続く筈もない。

彼らは猛々しく戦い、そして敗走した。

そして、国家対国家の最後の戦争からすでに四半世紀近く。

絶望が海から姿を顕した。

人々は容赦なく叩き潰され、焼かれ、散っていった。

そうしてから数年。

艦娘と呼ばれる少女が戦局を徐々に打破していき、平和が漸く広まっていった。

そんな平和を平和から最も遠いこの地で、平和を守って飛ぶ彼は…












『艦これの世界で空飛んだ』


「各種電子装置の設定よし、ラダー・フラップチェックよし、燃料チェックよし。いつでも上がれるぞ、管制塔」

 

「こちら管制塔。了解だアルファ1"ブレイズ"、離陸を許可。風は北から南東へ向かって0.3kt、微風だ」

 

「予定されている作戦空域α-7では晴れの予報だ。安心していいぞ」

 

「了解了解、こちらアルファ1、離陸する」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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さて。

 

先程のパイロット、アルファ1こと俺は転生者だ。

 

 

 

 

 

 

雪もちらつきそうなある日、俺は死んだ。

事故死だった。

 

自転車での帰り道、最近話題のジジババ危険運転にどうやら巻き込まれたようだ。

 

其処までは良かった。が。

 

あろうことかぶつかってもなおアクセル踏んでるからありゃ絶対過失どころじゃないって。

 

 

いやー、音がグロかった。

 

 

リアルにグッシャァ的な音が出たもんなー。

 

 

そして死んだと思ったらいきなり神様が出てくるからたまげたなぁ…

 

 

 

 

\訳が分からないよ/

 

 

 

 

 

 

そしてテンプレの転生だから特典選べと。

 

えぇ…(困惑)

 

 

「特典?要らないっす。だって神様に借り作りたくないし」

 

「そうだよね!やっぱ艦これだからニコポとかナデポとか…ってあれ?要らないの?」

 

だってさー…テンプレって事は殺されたんでしょ?

 

(そんな人に借りを作る気なんて)ないです。

 

この読者の皆さんもそう思うダルルォ!?

 

後も怖いし。

 

おっと、言い過ぎてしまった。

 

まぁ良いや、神様の顔が真っ青になってるだけだし。

 

 

 

 

 

ああ、愉☆悦。

 

 

 

 

そう思っていたら視界が暗転した。

 

 

 

 

 

「腹いせにこいつの幸運ランクEにしてやろう…」

 

 

 

完全に意識がシャットダウンする前にそんな恐ろしげな事が聞こえてきた。

 

 

待ってなにそれ初耳。

 

 

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と、まあこんな感じで転生させられた。

今思い出すと腹立つ。

 

そしてだ。

 

俺は日本で生まれたがアメリカのPMC(一口で説明すると傭兵を派遣する会社の中の、アグレッサーを担当する会社。たまに空軍の作戦にも参加することがある)に務めるパイロットとして生きてきた。

 

乗機はアメ空からの払い下げ品の中古F-15Cともうとっくに退役したF-14Dだ。

 

…………うん、PS2の主人公機だコレ。はいそこF-15Cは高価すぎて個人じゃ買えないとか言わない。

絶賛ローンで苦しんでるんだから。

しかも中古で買ったのにね。

 

そして今日本に帰省中だ。そんな最中だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

深海棲艦が出てきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

深海棲艦が登場してから軍需産業やPMC等は儲かった。

なんせお偉いさんの護衛任務や、小規模な深海棲艦の基地の攻撃任務とかが入ってくるからだ。どうやら州空軍や戦術空軍は本土防空、国外や他の作戦に駆り出されていて小規模の基地の防空・護衛や任務は共同してあたるかこっちに丸投げらしい。

軍需も同じで戦闘が多発することで経済がよく回ったようだ。

 

しかし、だ。

 

数年もしないうちにウチのPMCは潰れた。

 

運悪く太平洋に面した港の近くに本社があったウチの会社は深海棲艦からの空襲でビルは倒壊、危険な仕事だと社員を一番に考えてくれていた社長やその他優秀な幹部は死に、ブラック企業真っ青のローテーションを組ませてのほほんと暮らすようなヤツらが生き残ったので俺は辞めて機体共々おさらばした。ん?どうやってって?コンテナに隠したのさ、一度バラしてな。

 

さらに言うと艦娘の出現もあった。日本で一番始めに艦娘が出現したらしいが、この国でもやはり艦娘は出現したんだ。

 

一度見たことあるがすげえダイナマイトボディで典型的なブロンドの美女だった。

 

話が脱線したが、まあ働くところが無くなり、日本に命からがら帰りついたは良いが機体が押収させられそうになったときに救いの手は現れた。

 

横須賀鎮守府の提督、名前は聞けなかったが…中将の手助けにより、海軍への便宜を図ってもらい短期間の戦略や艦娘の運用などについての学習を済ませ、俺は職と肩書きを得た。

 

かくして、俺は空を飛ぶ提督になった。

 

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本日は快晴なり、絶好のフライト日和だ。

 

港にフェリー船でたどり着き、近くに建つレンガ構造の建物を見る。一週間ほど前に着いた荷物のコンテナにはF-15C改とF-14D改がバラバラにされた状態で入っている筈だ。話は通してあるしもしかしたらもう組み立てられてるかもな。

 

それから歩き、ややあって正門までたどり着いた。

衛兵が出迎える。

 

「お疲れさまです!失礼ですがお名前と階級、配属書を」

 

あ、軍服に着替えるのと配属命令書出すの忘れてた。

 

「こんなナリですまない、今日付けでここに配属になった長瀬だ。階級は中佐。これが命令書」

 

「拝見させていただきます。…はい、確認がとれました。お着替えは鎮守府内の自室でお願い致します」

 

「すまないな、迷惑をかける」

 

「ご案内します」

 

基地内ですれ違う人種は様々で、鎮守府内部には4000メートル級滑走路にコントロールタワーがあり、エプロンにはアメリカで慣れ親しんだF-18シリーズやヨーロッパに配備されている筈の新鋭機、グリペンEなどが並んでいた。

 

多国籍軍がトラックにも展開しているとは聞いたが、やはり聞いたよりもインパクトが強い。

 

港を見ると、軍港にはアメリカの原子力空母も展開しているではないか。

 

 

 

 

 

 

 

 

照りつける太陽に穏やかな潮風が吹く中、突然サイレンが鳴り響く。

 

━敵艦隊、60Km南の方角に確認。総員第一種戦闘配置…

 

━Caution!Enemy Fleet located…

 

━繰り返す、敵艦隊60Km南の方角に確認。総員第一種戦闘配置。これは訓練ではない…

 

日本語と英語、それとドイツ語等が一緒に敵艦隊来襲を告げていた。

 

「提督、シェルターへ避難をお願いします!」

 

「…やってみるか」

 

「提督!何をなさるんですか!?」

 

「すまん!避難しておいてくれ!」

 

案内してくれた衛兵のことも気にもかけず、気がつくとハンガーへ駆け出していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

回りを見渡す。あった。このシートだ…それっ。

 

ハンガー内部には、上手い具合に到着していたF-14Dが鎮座していた。仕事が早いな。

 

「そこの整備員!サイドワインダーとハープーン持ってきてくれ!大急ぎだ!」

 

「F-14には詰めません積めませんよ!」

 

「弄って積めるようになってるよ、早くしろ!ここを寺の坊主みたいに一面の焼け野原にしたかねぇだろ!」

 

「了解です!」

 

対Gスーツはあった。手早く着て、ドラ猫へ乗り込む。

 

「各種電子機器へのデータ入力及びコントロール系のチェック、エルロンよし、ラダーよし、燃料よし、ミサイル類の装着及び機銃弾の装填確認よし…」

 

よし、いけるな。

 

機体をエプロンへ進め、タクシーウェーを通り離陸位置へ移動させる。

 

「What happened!? Controltower to Aircraft taking off.who…」

 

「This is Blaze! Controltower,please guidance! I'm taking off!」

 

「OK Blaze,you cleared for take-off!」

吹け上がりは良い、中々の状態で保たれてたみたいだな。

 

アフターバーナスイッチに手を伸ばす。

じゃじゃ馬の生意気なドラ猫は地面を、大空をカッ飛んでゆく。

 

 

 

 

 

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Blaze,engaged!(ブレイズ、交戦!)

 

 

レーダーを確認。IFFに応答があり、そうでない機体が多数のフリップ(輝点)として確認できる。

 

他の機体ももう上がっており、上空で過酷な空中戦を繰り広げていた。どの機体ももう既に対艦ミサイルは発射済みであり、動きが軽快だ。

 

そして黒々と太陽光を反射する艦載機がいるのをを見るに、どうやら敵さんには空母がいるようだ。

 

 

 

 

 

ここで少し機体に触れよう。

ブレイズが乗るF-14Dは改造が成されており、殆どD型改と呼称しても遜色ない機体であった。

 

詳しくは省くが、D型はアメリカ海軍がF-18などの台頭により失ったアドバンテージを与えるために行った、改修や新造により対艦ミサイル運用や暗視装置などの能力を獲得したF-14なのだ。その中でもこの機体は特別だ。

 

 

 

 

 

数分後接敵。複数の飛行機が絡み合い複雑な雲のループを空のキャンバスに描き青空が白に彩られる。

 

ブレイズが対艦ミサイルの発射点に着こうとする最中に、F-14の背後に取りつき撃墜を狙う機もいた。

 

しかし、バレルロールしながら減速し相手の速度より落とすことで、その結果ジェット機よりも遅い筈の、しかも対艦ミサイルをぶら下げた状態のF-14にレシプロがオーバーシュートされ撃墜されたのだ。

 

そして多国籍空軍の活躍もあり段々と数を減らしていった敵艦載機。搭載機を段々と失った空母はただのデカイ的と化し対艦ミサイルをくらい沈んでいった。

 

そして戦艦が対空射撃を加えてきたのでそちらにも対艦ミサイルのプレゼント。戦艦はミサイルを迎撃しようとするが、およそマッハで近づくこれを迎撃する術はなかった。

 

元々艦船の撃沈を主眼に開発されたこれは戦艦をも容易くダメージを入れたが、しかしこれは装甲に阻まれたのか撃沈には至らなかった。

 

そして数分後、味方艦隊が到着した。

 

「いつもの航空隊の皆さんと違う機体が飛んでますネ…いったいどうなってるんですカー…?」

 

「あのジェット機が深海棲艦をやっつけているのです!」

 

「…凄い…!」

 

到着した艦隊は感嘆の声を漏らすも、直ぐに残敵掃討に移っていた。

 

 

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「Blaze,cleared for landing.」

 

「Roger that.」

 

F-14のダブルタイヤが接地し、エプロンへと戻ってくる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

地に降りたブレイズは唐突の来訪者に驚いた。

 

艦娘達だったのだ。

 

━あの軍規違反のパイロットが提督?━

 

━ついて早々軍規違反なんて、バカじゃないかしらあのクソ提督━

 

━ウホッ、良い男━

 

━ちくわ大明神━

 

━誰だお前━

 

 

 

…一癖も二癖もありそうな。

 

 

 

過労死しないよね俺。大丈夫かな。

 

 

 

 

ブレイズはそう思ったそうな。

 

 

 

━空を飛ぶ提督が着任しました!これより艦隊の指揮を執ります!━

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




こんな感じで進んで参ります。



6/19
エスコン5みたいなナレーション追加


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第2話~着任~

あっそうだ(唐突)

蒼龍ちゃんゲットしたゾ。

あぁ^~九九式艦爆乳がぴょんぴょんするんじゃあ^~



あのあと様々な艦娘が俺の元を訪れたがやはり一癖も二癖もありそうな艦娘ばかりだった。

 

事前の説明や訓練じゃおしとやかで優しい子ばかりだと聞いてたんだけどなぁ…

 

着任から2ヶ月が経過しようというとある日、執務室にて

 

「Hey!テートクゥ~!ティーパーティーしましょうヨー!」

 

との金剛の快活な声が響き渡る。

イギリス生まれらしく、紅茶好きを完全に伝承してやがる。

 

金剛…恐ろしい子!

 

しかしだ。

 

「赤城を呼ぶなよ?」

 

そう、赤城はとてつもない大食いで鎮守府でもその系統の話が出た際に真っ先に名前が上がるのが赤城だった。フードファイターにでもなれるんじゃないかなあいつ。

 

「そんな事より夜戦ー!出撃させてよー!」

 

このアホの二つ覚えのように夜戦と連呼する艦娘は川内。確かに夜戦となると活躍するが、まず戦力を消耗させたくないので突入させたくない。最後の手段だ。

 

 

 

 

ていうかさ。

 

 

 

 

「うるさすぎて仕事ができん!外へ出ろ!」

 

と、俺は皆を執務室の外へ連れ出した。

 

資材の要求書と…潜水艦の外出計画表?何々…?

 

まぁこれくらいならいいだろう。

 

よし、粗方終わったし工廠に出向いてみるか!

 

今まで開発とか秘書艦に行ってもらってて、俺自身は行ったこと無いからなぁ…

 

 

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「ん?誰もいないぞ…?」

 

着任して初めて工廠に出向いたは良いが誰もいないんじゃ…

 

━下や、下!

 

「下って…うぉっ!ちっちゃ!」

 

俺の下に居たのは精々肩に乗る位が関の山の妖精だった。

 

ちょいちょいと自分の顔を指差している。

 

「あんた等が妖精かい?」

 

━せやで

 

しかし…オッサンばっかだな」

 

━悪かったのぉ!オッサンばっかで!ワイかて綺麗な娘とキャッキャウフフしたいんじゃ…グスッ

 

漏れてたし。心の声。

 

「まぁ…元気出せよ」

 

━すまんのぉ…あんたが新しく着任した提督かいな?

 

「ああ、宜しく頼むよ」

 

━ここはちょっと前に新しくできた所さかい、皆も心がぴょんぴょんするんじゃあ^~

 

「いやアンタごちうさ難民?…あっ(察し)ふ~ん」

 

━せやで(ニッコリ)

 

「ま、まぁいい。取り敢えずこれで建造と開発回してくれ」

 

提督はレシピがかかれたメモ用紙を妖精に手渡した

 

━あいよ

 

 

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その頃…

トラック泊地の百海里程沖合いに出たところに不穏な動きがあった。

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 

着任してまだ間もない鎮守府のため、回ってくる書類も少なくすぐに仕事が終わってしまった。

 

「大淀。仕事あるか?」

 

「いえ、もう終わってしまったようで特には」

 

よし、仕事終わり!閉廷!

んじゃ誰か誘って間宮でもいきますか。

甘味は人の心の癒し所さん!?だからね。

 

「あら、提督。どうなされたんですか?」

 

「赤城か。丁度間宮に行くとこ「間宮ですか!?」お、おう」

 

「私も連れていってください!」

 

あっそっかぁ(池沼発動)

これはメガトンコイン級のガバですね…

 

て言うか気配とか足音を消すってなんなの、赤城ってクラスアサシンな可能性が微レ存…?

 

「間宮ですって?…さすがに気分が高揚します」

 

ダメみたいですね(絶望)

KGさんなんて大っ嫌いだ!

 

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

「あ~今日も空が青いな~」

 

 

数日後のある日、提督は基地の航空隊と共に空に居た。

 

ここから百海里程沖合いに小規模な深海棲艦の艦隊が見つかったようなのでそれを叩きに行くところなのだ。

 

勿論の事出撃した艦娘も居る。

 

提督は勝手に出撃しようとしたが艦娘達がそれを許さなかったのだ。

 

やったぜ。

 

《提督ゥー?勝手に出撃しないでくださいネー?》

 

「あーもう!わかった、わかったよ!」

 

《わ か り ま し た か ?》

 

「アッハイ」

 

おっと。

方位280。我敵艦見ユ、かな?

 

「おい、こちらブレイズだ。方位280。繰り返す、方位2、8、0だ。敵艦隊六隻。戦艦一、重巡一、空母一、駆逐艦三の六隻だ。気を付けろ、重巡と駆逐艦、上がってきた艦載機が妙なオーラ纏ってやがる。攻撃はするが、沈められるか判らん。そのときは頼んだ。ハープーンFire!(発射!)

 

小規模って?

 

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結局、ハープーンでは戦艦は沈められなかった。

 

どうやらバイタルパートには命中しなかったようで、煙は吹き上げていたが致命傷を与えるにはいかなかったようだ。

 

途中混線した無線で「対艦ミサイルデハナァ!」とか聞こえたけど何処の地球連邦の少佐?

 

対艦ミサイルって本来物凄い威力なんだけど。

 

後は…俺が被弾したことぐらいか。

 

いや風防は大丈夫だったけど計器のガラスが弾けとんで刺さるって無いよ。血って流れすぎるとフラフラするって言うけど逆に眠たくなるね。

 

 

 

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シブトイナァ。モットチャント殺サナキャ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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出血量は多かったものの怪我自体は大したことは無く、数日後には快方に向かっていた。

 

しかし、飛び去る提督のその姿を深海から見つめていた目があった…




なーんか含みのある終わり方だなぁ(白目)

掘っても掘っても明石さんが出んのじゃあ^~(唐突)

作者は新米提督。
はっきりわかんだね。

ボーキ誰かくれよ~頼むよ~




追記:この新設されたトラック泊地の艦隊にある程度の練度艦が居るのは、ここが初めての海外に於ける多国籍軍と協力して建造した鎮守府なので大本営から軍学校で成績が優秀だった艦を回しているからです。+2ヶ月で演習などを行ったからでもあります。


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第3話~ブラック鎮守府死すべし慈悲はない。ハイクを詠め、カイシャクしてやる~

またこの小説でさぁ…ゆっくりしていかない?


トラック泊地、鎮守府内。応接室にて

 

 

 

「ブラック鎮守府?」

 

 

最初に出た感想はそれだった。

この目の前の黒服の男が訪ねてきてブラック鎮守府について知っているか、と言って来たのだ。

 

 

「ええ。貴方にこれを頼みたいのです」

 

 

━ブラック鎮守府か。確か…俺が噂を聞いたのは呉だったか?

 

 

黒服の男が言い、渡してきたのはとある資料だった。

 

 

そこに書き込まれていたのは全国のブラック鎮守府の疑いがある鎮守府だった。

 

…それも十数ヶ所。

 

「貴方に、ここに書き込まれている鎮守府の制圧をお願いしたい。最悪、艦娘達が危険と判断した場合、そこの提督の殺害も構いません。其処に書き込まれて居るの鎮守府は提督が其処に着任して以来轟沈艦、不自然な資源の要請書等が多発するようになった鎮守府です」

 

━成程、大本営としてはこれを見逃せない、と。まだ完全に腐ってる訳じゃなさそうだ。

 

「私が此所まで来るのにも一苦労でした。大本営内でも分裂しているのです…ブラック鎮守府の処分について。

あろうことか上級将官迄荷担しているので、日に日に勢力を増しています。そ「そして俺にブラック処分派の中で白羽の矢がたった、と」…はい」

 

━ケッ、胸糞悪くなる。表じゃ善人振り、裏じゃせっせと悪事か。

 

「分かった、承ろう。しかし、俺が留守の間鎮守府運営は…「それは私共(処分派)から信頼できる者を派遣いたしましょう」そうか。助かる」

 

 

 

「日時については一任してもらってよろしいか?神田大尉」

 

 

「ええ。私から通しておきましょう。宜しく御願い致します」

 

 

二人を縛っていた堅苦しい重い空気が消えた。

 

 

「しっかしお前が中佐とはなぁケイちゃん!ハハハハハ!」

 

 

そう言うと笑いながら神田は啓太の肩をバンバン叩いた。

 

 

「うるせーぞ幸雄!大体お前が軍の、しかも情報部つきとは俺も思ってなかったよコノヤロー!」

 

 

そう。この二人は小、中と一緒に歩んできた親友…ではなく悪友だった。

 

 

両親を幼くして亡くし心が荒んでいた啓太に神田が興味を示し最初こそは拒否されていたものの、波長が合うのか一ヶ月もしない内に親しい間になったのだ。なってしまった。

 

 

後に二人を担任した先生曰く、

 

 

「あの二人を受け持つとよっぽど肝玉が強い先生じゃない限りヤバい」

 

 

らしい。

 

 

余談だが小学2年生頃二人は野球を始め、良い夫婦(バッテリー)になった。県下で注目されるほどに。それほど馬があったらしい。

 

 

「呑んでくか?」

 

 

「んじゃお言葉に甘えて。上の人には諸事情で一日ほど帰りが遅れると通しておくさ」

 

そして居酒屋鳳翔で…

 

「ああ、鳳翔さん。キープしてあった気がする芋焼酎ある?「あら、すみません提督、さっき出ていった隼庸さんが飲んでしまって…」あいつめ、見境無く呑みおってからに…じゃあこの前発注してあった清酒か…どうだ?」

 

「んじゃそれで。つまみは…何ある?」

 

「えーと…あたりめに塩辛、後は煮込んであった牛スジ位ですね。作ります?」

 

「じゃあそれ宜しく。ちょっと酒保行って何か他の良さそうなつまみ買ってくる。何か頼んどいてくれ」

 

酒が進み…

 

「そういえばこの前夏海さんに会ったんだよ」

 

数週間前の事に話題は移っていき

 

「夏海さんか…懐かしいなぁ、俺達が二人でやらかした時一緒に怒ってくれたな」

 

そこで啓太は拳を作り

 

「で、拳骨よ!」

 

その拳を振り下ろした。

 

「「なっーはッはッはッは!」」

 

「痛かったなありゃあ…」

 

「ああ、何時思い出してもな」

 

なんて思い出話に花を咲かせたりした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そのあと滅茶苦茶酒盛りした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 

翌朝

 

 

 

「うう~頭いて~…二日酔いした~…」

 

「上に同じく~…」

 

「「ウエッ…」」

もう一泊が必要になった瞬間だった。

 

因みに二日酔いでも遅れる理由は通りました。

 

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 

「んじゃ夏海さんに会ったら宜しく伝えておいてくれ」

 

「ヘイヘイ」

 

悪態をつき合い

 

「「じゃあな」」

 

拳を握り合い

 

台の上に乗せ

 

 

 

 

「フンッ!」

 

「オラァッ!」

 

 

 

 

腕相撲。

 

 

 

 

それを見て見送りに来ていた艦娘達は

 

「あら~、あの二人を早く引き離して見送らなきゃ~」と言い擬装の薙刀を構えるTさんや

 

「うむ!男の友情とやらだな!」と勘違いするNさんもいた。無論妹のMさんに呆れた目で見られていたが。

 

 

あの二人をバカ認定して良いですか?

 

「あぁん?何で?(レ)」

 

「これもうわかんねぇな…」

 

「提督はホモな可能性が微レ存…?」

 

「(ホモじゃ)ないです。」

 

 

等と不毛な言い争いを続けていた。

 

 

 

バカだと思ったあなた。正解です。

 

 

 

バカです。(肯定)

 

 

 

 

 

 

 

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雨が降りしきる日。

 

 

 

 

其所は地獄だった。

 

 

 

 

艦娘達の悲痛な叫び声。

 

 

 

 

そんな彼女達の叫びを尻目に彼女達に罵声を浴びせ暴力、または淫らな行為を強要する民間人上がりの新米提督(増長した屑)

 

 

 

 

 

ああ、腐ってる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 

 

━えーと、俺の持ち物を確認しとくか。

 

 

 

━第二種海軍軍装━

 

━日本刀━

 

━コルトM1911A1(カスタム)━

 

━45.acp特殊弾マガジン×2━

 

 

位だな。

 

コルトは私物だ。

渡米した時にアメリカで購入した。

 

大雑把に言えば傭兵稼業だから恨み辛みも溜まるので護身用にストッピング力の大きい、弾がデカイM1911にした。信頼性も高いしな。

 

最初こそは苦労したな。ジャム(給弾不良)なんて良くあることだった。

 

 

 

…話がそれたな、まあ良い。

 

 

 

これから俺はブラック鎮守府の調査に赴く。

 

 

 

一応皆には話を通してあるが…

 

 

 

大丈夫だろうか?

 

 

 

 

 

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本州…神奈川のとある埠頭

 

コンテナ内

 

「おっ、こいつも着いてたのか」

 

と長瀬が見たのはAE86トレノの白黒。俗にパンダトレノと呼称されるタイプだ。

 

「あっちに残してきた物を送って貰ったが、んな物迄送ってくるとは…まあ良い、ブラ鎮迄行くまでの足が出来た」

 

そう言うと長瀬は受け取り手続き等諸々を手短に済ませハチロクに搭載されている4A-GEUのサウンドを埠頭に響かせ走り去った。

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 

埠頭からのドライブ数時間。

 

 

 

 

━此処か…噂のブラック鎮守府は…

 

 

 

出迎えはここの提督と思わしき人物が出迎えた。

 

「大本営からの視察の長瀬だ」

 

「えーとぉ、佐藤時吉少佐でありまぁす」

 

そう言った男はいかにも民間人上がりの最近の若者らしく敬礼の仕方もなっちゃおらず、ガムなどを噛みながら挨拶を行った。腹立つ。自分殺害良いっすか?(早計)

 

その内執務室に移動した。

 

「んじゃ案内しま~す…めんどくせぇなぁ、おい!電!…チッ、居ねぇのかよ使えねぇ…」

 

「いや、案内は良い。ここを担当している艦娘を出してくれ」

 

「案内はよろしいんで?大淀!資料だ!」

 

はい、と答えてファイルを持ってくる大淀。

 

そして小声で

 

「この鎮守府の運用資料を出してくれ」

 

と佐藤提督にばれない程度の声で大淀に告げた。

 

今度は気付いたのか「おい!なにやろうとしてんだよ!」と大声を張り上げた。俺に向かって。

 

上官を馬鹿にするにも程があるぞ…

 

「なんだ、お前は疚しいことでもしているのか?していないんだったらゆっくり見せるんだな」

 

と、告げると男は声をつまらせた。

 

そして資料を開こうとした瞬間

 

「うわぁぁぁぁ!」

 

と大声を上げホルスターの中の拳銃を引き抜いた。

 

「ふざけるなよ…ふざけんなふざけんなふざけんなふざけんな!何故だ!俺は完璧に仕事をこなしていたんだぞ!」

 

おっと、聞き捨てならない言葉を聞いたぞ。

 

「ほう、銃を向けるか。なら撃ってみろ。その持ち方では何処に着弾するか分かったものではないがな」

 

そう、そいつの銃の持ち方は腰が引け、肘を曲げていたのだった。

 

「クソッ!」

 

ならばこっちでとばかり、腰の軍刀で切りかかってきた。無論握り方もくそもあったものじゃない握り方で。

 

━良くもこんな腕で提督になれたものだ。適正があったからだけかもしれないが。訓練はしてないのか?

 

ひらりひらりと軍刀をかわす。そして隙を見つけ奪い取った。

 

「こんなものを振り回すんじゃない、このバカが」

 

「ああっ、その余裕が腹立つ!」

 

ふと構えを解き、そして次の瞬間いきなり殴りかかってきた。

 

「うらぁぁぁぁ!」

 

「ふんっ!」

 

虚を突いたつもりだろうが、しかし長瀬には効かなかった。

 

袖口を掴まれ、あっという間に一本背負いで意識を刈り取った。

 

「しばらく拘束させてもらうぞ」

 

さて、取り乱した資料を見せて貰わねばな。

 

場合によっては殺害も辞さないと言われても、まだ証拠を見たわけではないからなぁ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数時間後

 

 

 

 

 

 

 

「うっ…くそ痛ぇ…」

 

「ようやくお目覚めか」

 

「あんたは!」

 

ブラック鎮守府?の提督が噛みつかんとばかりに長瀬へ詰め寄ろうとするも、柱へ結ばれた縄の為に阻まれる。

 

「運用資料は読まさせてもらった、喜べ。あんたの嫌疑は晴れた」

 

「何…?」

 

「確かにあんたの所から提出された資材の要請書はかなりおかしな点があった。しかしそれはこの艦隊の運用資料を読めば一目瞭然だ。あんた出撃で遭遇した敵艦隊の数を増やして報告してたな?」

 

「…ああ、そうさ」

 

男は観念し、ぽつりぽつりと語り始めた。

 

「最初は小さなきっかけだったんだ。駆逐艦が被弾してよぉ。次から次へと被弾していって資材の消費はかさんで…けどあいつらにゃあ無能の称号負わせたかねぇ」

 

「なるほど、自分一人がスケープゴートになれば良い、そしてそれは見事成ったわけだ」

 

「ま、そんなところだ。…なぁ、これから俺…どうなるんだ?」

 

「上にはブラック鎮守府と評価される運用はしていないと報告するさ、それとあんたの勉強も見てやるよ」

 

 




次回!








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第4話~日常は惨状を目にしてカール・ルイス並みの速さで走り去りました

UA2,000件ありがとナス!

ウレシイ…ウレシイ…



 

 

「ぬわあぁぁぁん疲れたもぉぉぉぉぉん…」

 

 

 

 

 

提督、鎮守府へ帰還。

 

 

 

 

 

前回只単にエロ本隠し回だったからね、仕方ないね。

 

 

( 0w0)<申し訳ないがメタな話はNG

 

 

誰だお前は!

 

 

( 0w0)<地獄からの使者!|スパイダーマッ!(作者)という事で次元の外から失礼するゾ~(激寒)

 

 

やめてくれよ…

作者がメタ発言するのは一番良くないってそれ一番(ry

 

 

「提督さん、どうかしたっぽい?」

 

平静を取り繕わねば。

 

「(何でも)ないよ」

 

そう言った提督の顔は何時に無いほど憔悴していた。

 

「嘘をついちゃダメっぽい!この匂いはぁ、嘘をついてる匂いっぽい…?」

 

俺の近くに寄ってきて鼻を鳴らし匂いを嗅ぎ始めた。

…うん、夕立の背後にゴゴゴゴゴゴとか集中線とか見えそうだが気にするな!

 

「夕立…さてはお前俺のジョジョを「読んだっぽい!」……はぁ、食堂にゴルゴ13とか頭文字Dとかアニメあるだろ?俺の私物だけど。あれは「見終わっちゃったから見てたの!」ウッソだろお前…(驚愕)」

 

いつの間にか家の夕立がジョジョラーになってた件。

 

すると執務室のドアが木製のドアにありがちの音を軋ませて開いた。

 

「む…提督に夕立か。一体どうしたんだ?」

 

現れたのは長門だった。その手には何やら書類が握られている様子だが…?

 

「夕立が俺のジョジョを見てハマった。以上!」

 

「…気になるな…後で貸してもらえないか?私も興味が湧いた」

 

「後で本棚に追加しておくさ…で。用件は?」

 

すると長門は

 

「その…だな。対空演習を行いたいのだが生半可な爆撃や雷撃だと気が引き締まらんのだ。現状鎮守府には熟練搭乗員がいない。まぁ提督の指導で練度は高いが…空母や他の艦娘からも声が挙がっているのでな、提督の力を借りたい。これはその申請書だ」

 

「ぽい?」

 

提出してきた申請書をぺらりと捲ると夕立が覗き込んでくる。

 

対空演習か…やりますねぇ!

確かに参加者を確認すると長門に陸奥、金剛四姉妹、伊勢、日向、不幸型姉妹などの戦艦勢は勿論の事、鎮守府の凡そ7割から8割がこの演習に参加するようだ。

 

「しかし雷撃機迄用意する…となると俺が妖精になるしかないか。他の三機を使う案は無しだな。それにペンキ弾と模擬弾を用意せにゃならん。上層部に…いや、作れば良いか」

 

「どうだ、提督。引き受けてはくれまいか?」

 

「よしちょっと工廠行ってくる」

 

「引き受けてくれるか!」

 

そう言った長門の様子は嬉しそうだった。

 

ああ、アカン。長門に犬耳と尻尾が生えてプロペラ並みに振り回してるのを幻視した…疲れてますねクォレハ…

 

 

 

 

――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

―工廠―

 

 

 

 

「はいっ、という事でペンキ弾と模擬弾を突然で悪いがつくってほしい」

 

次に放たれた衝撃の一言!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―せやなー…できんことはあらへんがめんどくさい

 

 

 

 

めんどくさい

 

 

 

 

めんどくさい

 

 

 

 

 

 

 

「おいふざけるな!(迫真)」

 

 

提督は主任の襟首を掴み掛かった。

そんな提督は妖精状態なのでやはり何か締まらない。

 

 

 

「出来なくても何かあるダルルォ!?」

 

 

そう言って提督は主任に詰め寄るもめんどくさいの一点張りで話を聞こうともせずやがて10分が経とうとするとき

 

―おっと時間や、相撲見なアカン

 

 

と白々しくもそんな言葉を放ったため遂に提督の頭はプッツンした。

 

 

「野郎ぶっ殺してやらぁァァァ!」

 

 

いつの間にか妖精に変わり何処ぞの元コマンド部隊に所属していた軍人の如く声を上げると主任にドロップキックをかまし、そのまま乱闘と相成った。

 

 

因みに主任は顔が判別出来なくなるほど殴られ、さながら「前が見えねェ」状態だったとか。

 

 

其れを見ていた他の妖精達は

 

 

― 一体何が始まるんです?

 

―第三次大戦だ

 

―お前は最後に助けると言ったな。あれは嘘だ

 

―うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ↓

 

とコマンド―ごっこに興じていた。

 

 

まぁ民間に語り継がれる妖精って遊び好きだし多少はね?

 

 

 

 

 

 

そんな乱闘から一時間後。

 

 

 

 

やっと訳を話した主任から話を聞くと呆れた物だった。

 

 

 

 

―材料が足らんのや!

 

 

 

「よし買ってくるぞ!」

 

 

因みに完成した頃はもう日没で長門達は待ち惚けを食らっていたってさ!

 

 

 

 

 

結局翌日に繰り越しになってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――――

 

 

 

 

おまけ

 

 

 

 

―あぁん?あんかけチャーハン?あぁん?あんかけチャーハン?あんかけチャーハン?あんかK

 

 

「うるせぇ!」

 

提督は起きると同時にガチムチな漢の目覚ましを壁へ叩きつけた。

 

すると不思議なことに

 

「モルスァアッー♂」

 

と声を出した。

 

これも木吉カズヤさんのなせる技だろうか。

 




ありがとナス!(多大なる感謝)

次回辺りで某ガチャを回しても友人だけが☆5の桜セイ##ンアッー!(≧Д≦)##を引き当てた糞を塗りたくなるようなスマホゲー風のプロフィールと提督をバススロットに装備した場合、それとエースコンバットのキャラが装備された場合の性能紹介するから見とけよ見とけよ~



始まりましたね、イベント。


自分はまだまだ新米なので丙提督です。



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遅れスギィ!な設定集~淫夢風味を添えて~

某運命/のプロフ風設定有り。


見とけよ見とけよ~


長瀬 啓太

 

 

年齢:34

 

 

職業:PMC社員後、日本国海軍提督

 

 

階級:中佐

 

 

配属:日本国海軍 トラック泊地

 

 

概要:神様により転生させられた存在でありながらテンプレとも呼べる特典を拒否った。そのせいで恨みを買い幸運が某正義の味方並みに低い。だが本人曰くあの時の神様の顔は正に愉悦を覚えたらしい。

 

この世界では前世からの憧れでもあるパイロットに就いたが、PMC入社後に汚い部分をも知ってしまった。

 

パイロットとしての腕はかなりのもので、DACT(異種機間空戦訓練)による撃墜数を含めると総撃墜数は60に迫るのではと云われるほど。DACTを除くと13機になる。

その大半が、依頼により派遣された中東・東ヨーロッパ近辺のCAP(戦闘哨戒)中の遭遇による撃墜である。そして料理の腕も高め。

 

幼い頃に両親はテロにより他界しており、後述の海上自衛隊に所属していた、母の友人である長瀬 夏海に引き取られた。

そして小学校時代に悪友である神田 幸雄と出会う。

 

高等学校を卒業すると大手シェアを誇るPMCに入社。航空機部門に入り瞬く間にエースの座を奪い取った。

 

因みに機体は最初貸し出しで、会社が所有していたF-4Eを使っていたが金が貯まるとF-14A++を購入。次にF-15のC型を購入した。ローンを組んだためスッカラカンである。

 

なんてスリルに溢れた野郎だろうか。

 

童貞。もうすぐ加藤の鷹に転生するとかなんとか。

 

蒼龍に告白したその日に卒業。

 

救いようの無いほどの淫夢厨兼最低野郎。

 

実は作者により異能生存体疑惑が掛けられている件について。

 

 

 

搭乗機:F-14A++(レーダーをF/A-18E/F型等が使用しているAN/APG-79へ換装、搭載機器及びコックピットをグラス化、システムソフトウェア書き換えによる使用可能兵器の増加及びGリミットの上限を7.5Gまで解除、エンジン換装による吸気効率の改善による燃費の上昇及び加速性能向上、機体構造の強化、ハードポイントの増設、FCSコントロールパネルをRIO席から操縦席へ移行、赤外線暗視装置の付加、地形追従レーダーの完全運用能力付加などなど)

 

原型となった機体は計画されていたF-14の改造計画、スーパートムキャット21。

 

公式には計画止まりだが、秘密裏に数機だけ生産されておりグラマン社によりモスボール処理され隠匿されていたものを長瀬の所属するPMCが譲り受け、改修したもの。かなりピーキーなセッティングとなっており、扱えるものは早々いない。

 

F-15C、言わずと知れた大鷹。アメリカ空軍により運用され退役間近となったものをPMCが格安で引き取り改修を加え耐用年数を引き伸ばしたもの。レーダーもA/N-APG-70を搭載し戦闘能力の向上に繋がり、ソフトウェアも同時に書き換えておりAMRAAMのみならずAAM-4の運用能力などの運用能力も獲得している。

 

どちらもロマンマシマシの設定。

 

 

 

 

メビウス1(加藤 義明)

 

 

年齢:29

 

 

職業:国連軍所属 兼 日本国海軍提督

 

 

階級:少佐

 

 

配属:呉鎮守府

 

 

概要:艦これ世界に転生したエースコンバット界の最強格。因みに老衰死。

 

死んでも腕は衰えずさらにキレが増した。

 

日本出身。

 

 

 

 

 

 

オメガ11(高田 泰時)

 

 

年齢:29

 

 

職業:国連軍

 

 

階級:大尉

 

 

概要:艦これ世界に転生したエースコンバット界のゴキブリ並みの生存力を持つ男。

しかしエース達に名を連ねるだけあって腕は良い。

 

因みにこちらは事故死。

 

 

 

 

 

 

スカイアイ(ジャック・ヨハンセンJr)

 

 

年齢:31

 

 

職業:国連軍

 

 

階級:准佐

 

 

概要:エースコンバット界からやって来た愉快なAWACSの一人。

 

メビウス1より数年早く老衰死したため、若干年上。

 

面倒見の良い兄貴気質。

 

 

 

 

 

神田 幸雄

 

 

年齢:34

 

 

職業:日本国海軍

 

 

所属:日本国海軍 大本営 情報部

 

 

階級:大尉

 

 

概要:長瀬の悪友。何の因果か、自分も海軍に入隊してしまった。

 

因みに酒癖が良いとは言えない。

彼の両親は(老いてはいるが)健在である。

 

早く嫁さんを見つけてほしいとは彼の両親の談。

 

 

 

 

 

 

長瀬 夏海

 

 

年齢:62

 

 

職業:日本国海軍提督

 

 

配属:沖ノ島近郊の比較的小さな警備府

 

 

階級:准将

 

 

概要:啓太の実質的な育ての親。

 

昔から幸雄と啓太が悪戯や喧嘩をした際には謝りに行ったりセットで怒ったり最終手段は拳骨で沈めたり。

 

とにかく昭和のオカン気質である。

 

性格は良く、昔は夫が居たそう。しかし此度の深海棲艦の襲撃により命を落とした。

 

元海上自衛官。

 

長瀬の母と母と友人になった経緯は小学校でいじめっ子の男の子を伸したら出会ったとか。

 

 

 

 

 

 

横須賀の中将

 

 

長瀬が提督に着任するのに一役買った謎の中将。

 

 

 

 

―時代背景―

 

取り敢えず普通に現代日本と同じ歴史を歩んだけど深海棲艦が出現してから既存のシーレーンは破壊された…とばかり思ってはいけない。

 

初期の段階から対深海棲艦の作戦を行い、シーレーンの殆どは破壊されずに維持させることに成功したためそこまで物資不足には陥ってはいない。

但し維持に成功しただけの模様。

ひとえに、なまじ現代兵器が通用した結果。

アメリカを始めとした核保有国は核発射を躊躇っている様子。

 

 

 

 

 

 

━組織━

 

日本海軍 深海棲艦対策省:通称大本営。大元はここ。軍と名乗ったので軍備反対派からの風当たりは強い。

軽空母ほうしょう型一番艦『ほうしょう』・同型二番艦『りゅうじょう』や、イージス艦、ヘリ護衛艦を保有しており、護衛艦等を未だ艦娘が少ない鎮守府の地域や海域に派遣されている。

設立に当たり、憲法に『侵略等他国の権利を不法に侵害しない』と明記されている。

 

 

鎮守府:歴とした鎮守府は日本に10程しか存在せず、他はその鎮守府所属の警備府、泊地等。但し海外に存在する泊地は独立して存在、鎮守府と同じ大きさの権限を与えられている。

 

 

日本軍 海兵隊:米国の海兵隊を目標として設立された日本軍の陸戦隊。いわば自衛隊時代の特殊作戦群のような部隊である。規模は比べてはいけない(戒め)戦力は米軍から給与された装備もあるので10式戦車やM1A2エイブラムス改が並ぶ場合等、シュールな光景がある。

 

 

日本陸軍:みんな大好きあきつまる、まるゆなどが所属。旧自衛隊の特殊作戦群は日本陸軍・特殊作戦隊となっており、米国陸軍特殊部隊グリーンベレーより倣いブルーベレーと呼称されることもある。

 

ブルーベリーじゃないから、イイネ?

 

戦車や自走砲等は旧自衛隊から引き継ぎ、更にアメリカから導入し数を旧自衛隊時に比べ約2倍になっている。

 

 

日本空軍:旧自衛隊から機体を引き継ぎ、日本のお家芸、魔改造。F-4EJ改、RF-4EJ改、F-2A/B、F-15J、F-3(試験的に少数生産)、F-35J等の機体を改造しエアブレーキ性能の向上、対ストール性能の向上、エンジン出力の強化、空力性能の向上による旋回半径の縮小など、深海棲艦とドッグファイトに突入した際の性能向上。

レーダー性能と航続距離も併せて向上させた。

更にAWACSも民間企業の機体を買い取り改装、警戒体制を厳重化させつつある。

 

 

カルト教団:増えたりする。主に救世主(教団にとっては)的な意味で。

 

それでも日本は平和です(白目)

 

 

 

 

 

 

 

 

深海棲艦について

 

現状敵の本拠地は発見されておらず、しかし確認されている泊地は十を越す(主に離島等に多い。ハワイの近隣諸島も危なかったものの、ハワイに駐留していた艦隊や空軍の援護により危機を回避。インド洋、ミクロネシア周辺で良く深海棲艦が確認されるため怪しいと各国は睨んでいる)

深海棲艦側にも陸戦隊が存在しWWⅡ時代の装備が現在敵歩兵の装備として確認されている。

敵陸上型深海棲艦の施設占領には陸軍や空軍の協力が必要だが破壊が目的の場合艦娘の攻撃で破壊可能とされている。ミサイルや対地兵器でもダメージを与えることが可能。

艦型深海棲艦には通常の対艦兵器もダメージを与えられる。ただしサイズが違うため目視圏内に納めないと命中率はダダ下がり。

但しイ級駆逐艦等、巨大な個体は別。

 

 

 

 

 

 

トラック泊地・艦隊戦力

 

内訳

 

戦艦:6

金剛型4・長門型2

 

重巡洋艦:7

高雄型3・古鷹型2・最上型1・青葉型1

 

軽巡洋艦:11

川内型3・五十鈴型:1・球磨型3・北上型1・天龍型2・夕張型1

 

駆逐艦:21

吹雪型3・睦月型5・暁型4・初春型1・白露型3・陽炎型4・島風型1

 

正規空母:5

赤城型1・加賀型1・蒼龍型1・飛龍型1・翔鶴型1

 

軽空母:4

飛鷹型2・祥鳳型1・RJ型1

 

 

 

 

――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

 

サーヴァント風プロフィール

 

 

 

CLASS:ライダー

 

☆:5

 

真名:レベルアップにて解放(長瀬 啓太)

 

属性:中立・混沌(

 

スキル

 

 

ACE

 

戦場の空において敵機を計5機以上撃墜したものが持つスキル。

 

これが発動すると宝具の威力がアップし必中属性が付与される。尚且つ自分は回避属性が付与される。

 

これには判定がつかない。

 

物理法則や機体の性能などを無視した機動が出来るようになる。

 

 

 

心眼(真):B

 

戦場において感覚を研ぎ澄ませて敵の攻撃をかわす必要があったため自然と身に付いたスキル。

 

回避属性を付与する。

 

 

能力値

 

筋力:D- 耐久:E-

 

敏捷:D- 魔力:E-

 

幸運:E 宝具:EX

 

 

現代人なのでステータスはこんなもの

 

魔術とか触れたこと無いし対魔力Eマイナー

 

宝具がEXだけど現代兵器だから是非もないよネ!

 

 

宝具

 

 

 

F-14A改 TOM CAT(荒れ狂う雄猫)

 

このサーヴァントが生前愛機にしていた戦闘機で、改造してあり対地用ミサイルを積んでいる。

 

宝具を発動するとミサイルが装填され計6本積んだ対地用ミサイルを敵に対しぶっぱなす。

 

いくら耐久が高くとも一発一発の威力がブロークンファンタズムに相当するので一たまりもない。

 

Busterカード。

 

 

説明

 

 

現代を駆けた戦闘機パイロットであり、そして現代戦史に存命で名を連ねた稀有な存在。

 

言うまでもなくエースであり、そして空に憧れた男。

 

その性格は掴み所が無く、しかし回りの人間を巻き込み明るい雰囲気にしてしまう。

 

ちなみに別世界線(艦これ世界からではない)からの召喚となった。

 

何故かTSしている。

 

オルタ化するとツンデレになります。なります(大事な事なのでry

 

バーサーカーだと男が出てくる模様。

 

 

召喚

 

 

「しきたりみたいなモンだし聞くわね。アナタが私の雇い主(マスター)かい?」

 

 

戦闘時

 

 

―カード選択―

 

「よっしゃ」

 

「なぁどうする雇い主(マスター)。処す?処す?」

 

 

―スキル選択時―

 

「航空支援が必要?」

 

「野郎ぶっ殺してやらぁ!」

 

 

―攻撃時―

 

「あんま嘗めてっと痛い目見るわよぉ!」

 

「Enemy in gun range!」

 

 

―宝具使用時―

 

俺の右手が疼いて囁く!

 

お前を倒せと輝き叫ぶ!

 

必ィッ殺ッ!

 

 

トォォォォムキャットォォォォ!

 

 

 

アッー!」ポチッ

 

 

何故か発動後のナレーションが

 

「哀れ敵はバクハツシサン!ショッギョムジョ」

 

といったサイバーパンクSFの小説ニンジャ紛いのことをしだす。

 

最早何でもアリなんだろうね(諦感)

 

 

 

 

―絆Lv.―

 

 

1

 

「ん?私の顔に何か付いてる?…しかし魔術師はどんな手段でも使うとは聞いたけど、アナタには当てはまらんようね…え?新人?」

 

 

2

 

「ぬわ…何でもない、忘れてくれ。…だから何でもないって」

 

 

3

 

「マスター聞いてよ!あのエミヤが勝負してくれって!料理で勝てるわけないでしょ!……おいマスターなに笑ってるんだ三枚に卸すぞ」

 

 

4

 

「…私は人を何人も殺してきた、それも百の単位がつくほど。…だがマスターに召喚されて良かったわ、少しは後悔が減った」

 

 

5

 

選択肢でじゃあまず年齢を教えてくれるかな?

 

を選択すると

 

 

「田所浩二、24歳、学生です。…マシュさんやめてぇぇぇぇ!」

 

 

選択肢でさっさとヨツンヴァインになるんだよ

 

を選択すると

 

 

「ワン!ワン!…マシュさンアッー!(≧Д≦ )」

 

 

 

他サーヴァントの感想

 

黒髭

 

「あれは一億と二千…いや、昨日の出来事でござるか…拙者達にとっては今日の出来事まぁいいやんんwww拙者ブレイズ殿から近しいモノを感じますぞwwwおぅふwww」

 

エミヤ(アーチャー)

 

「…ヤツがここに召喚されたお陰で少しは厨房の負担が減ったな。どうやらヤツは子供に好かれるらしい、証拠にナーサリー達がヤツを見かけると直ぐによっていく。…何時かは手合わせしたいものだ」

 

アルトリア・ペンドラゴン(剣)

 

「話の内容はともかく、明るい人柄だと思います。人を思いやることが出来る。人として出来ている。しかし…あの時折見せるあの悲しげな表情は…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――

 

 

 

 

ゲームでのパラメータ

 

 

 

 

基本的に熟練搭乗員と同じ扱いだが少し特殊で改修に使用しても乗り換えられるため、改修に使用すると一時的に消失しその機体をスロットからはずすと復活する。

 

一人でスロット一つ消費。

 

その性能も段違い。

 

そして何故か他の艦載機と共に演習を行うと練度がすぐにMAXに、改修MAXであれば熟練になる。

 

因みに機体が黒塗りで垂直尾翼の一端が赤に染まる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

九六式艦戦(提督)

 

対空+5

特殊:生還、教導

 

 

説明:すでに二線級の機体ですが提督が乗り回したため対空能力がとても上昇しました。

 

 

零式艦戦二一型(提督)

 

対空+12 回避+4

特殊:生還、教導

 

 

説明:名機と呼ばれ航続距離や優れた格闘戦能力を保持しているこの機体に提督が搭乗しました。その為通常の機体と比べ途方もないような対空能力を保持しています。

 

 

零式艦戦五二型(提督)

 

対空+16 回避+6

特殊:生還、教導

 

 

説明:零戦の最終的な量産バージョンですが優秀な格闘戦能力を受け継いでおり、機動部隊の中核を担った機体です。提督が搭乗しました。

 

 

紫電改ニ(提督)

 

対空+21 回避+12

特殊:生還、教導

 

 

説明:局地戦闘機《紫電改》の艦載機バージョンです。大馬力エンジン、空戦フラップの導入により極めて優秀な格闘戦能力を手にいれました。提督が搭乗しました。

 

 

烈風(提督)

対空+28 回避+19

特殊:生還、教導

 

 

説明:完成することのなかった幻の戦闘機、烈風です。発動機の選定ミス等に負けず完成した新型艦戦です!提督が搭乗したため単体としての性能が跳ね上がりました。制空権を確保することも夢じゃないかも。

 

 

零戦六二型(爆戦)(提督)

 

対空+9 爆装+10

特殊:生還、教導

 

 

説明:零戦五二型の胴体下のパイロンに250kg爆弾を搭載した爆戦と呼ばれる零戦です。現代の戦闘機で言えばラファールやF-15E等に近いかも?そんなマルチロールファイターに提督が搭乗しました。

 

 

震電改(提督)

対空+29 回避+17

特殊:生還、教導

 

 

説明:言わずと知れた当時の戦闘機の世界最高水準を誇る局地戦闘機震電。その艦載機・震電改です。最高水準を誇るこの機体に提督が搭乗したため場合によっては一人で制空権を確保できる可能性があります。

 

 

瑞雲(提督)

 

対空+5 爆装+7 対潜+8 索敵+7

特殊:生還、教導

 

 

説明:零式水上偵察機を急降下爆撃出来るように開発発展したものです。空戦フラップ迄搭載しているため制空権確保にも貢献可能です。提督が搭乗したため性能が向上しました。

 

 

大変だジャン・ルイ!ゲームバランスがぶっ壊れた!

 

 

 

 

翔鶴改二甲、瑞鶴改二甲のみ装備可能(とかで出たら良いな)

 

 

 

 

F-14A改(艦戦・局地・迎撃・陸戦)

 

対空+68(追加装備で-25の代わりに爆装+35)

特殊:生還、教導、消費資材四倍(:スロットに装備時、別に艦娘の修理が必要)

 

説明:英語の愛称で雄猫と名付けられたこの機体は可動翼を搭載するためあらゆる速度域で高い格闘戦能力を有し、捕捉距離実に一五〇kmを超える高い精度の電探を搭載しています。更には同じく一五〇km超えの射程を持つ空対空噴式誘導弾五十四型(AIM-54)『不死鳥』(フェニックス)と呼ばれる噴式半手動電探誘導弾を六発搭載可能です!

 

 

 

基地航空隊専用装備

 

 

 

 

F-15C(局地・迎撃・陸戦)

 

 

 

対空+65(追加装備で対空値-35し爆装+20)

特殊:基地航空隊専用、生還、教導

行動半径:10(追加装備を使用で+2)

 

説明:初飛行から半世紀近く経過しているものの、優秀な基礎設計の為、未だに各国で採用され、アップグレードが続けられていいます。高い生残性と、同じく高いエンジン出力・空力が特徴の機体です。それ故に片羽だけで飛行し、帰還した機体が存在するほど。格闘戦を主眼においており、唯一無二のとても高い格闘戦能力を有します。

 

 

 

KC-10(空中給油機)

 

行動半径を延長(最大+7)

行動半径:12

 

説明:その名の通り、空中で給油を行い行動半径を延長するための機体です。この機体があれば延長可能ですが撃墜される危険性があるので護衛機と共に行動する必要があります。

 

 

 

AWACS(早期警戒管制機)

 

索敵+99・連携可能

行動半径:15

別航空隊にて要出撃

 

説明:AWACSとは英語で表した際の頭文字で、日本語に訳すと早期警戒管制機となります。日本語の訳の通り警戒し管制する機体なのでとてつもない距離を索敵可能な電探を搭載、情報の共有、指揮管制等が可能です。

 

更にIFFと呼ばれる識別装置を搭載する機体は敵味方を識別出来るようになります。

 




2/6

感想にてご指摘頂いた部分を修正。


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第5話~むせる~

炎の匂い染み付いて













むせた。


高層雲が映え渡る青空。

 

其所に塗装を施した彗星十二型甲と呼ばれた、ジェット機全盛の今では必要のない艦上爆撃機、艦爆と呼ばれる無誘導爆弾を胴体下のパイロンと翼下に設けられたパイロンに計三発ぶら下げた機体、それとそこに続く九九艦爆や彗星艦爆の編隊数十機が演習艦隊に向け飛行していた。

 

 

 

 

「提督の機体を視認!各艦対空戦闘用意!」

 

凛とした長門の声で計六人が対空機銃、長門に関しては三式弾と呼ばれる対空弾を装填し主砲を構え始める。

皆、空を睨み付け緊張した面持ちだ。

 

この演習では艦戦による防空網を抜けた艦爆による対空戦闘を想定していて、この対空演習では一度に出撃できる最大の六人で演習を行う。

 

「行くぞ、一番先に被撃墜したヤツぁ女子トイレに貼り出してやる」

 

「そりゃないです!」

 

「艦娘っつっても女ばかりだろ?そいつぁいいや!」

 

「各編隊長へ、艦隊視認、繰り返す。艦隊視認。急降下用意」

 

そして数分後、編隊の機体が急降下してくる。

 

長門達も機銃(模擬弾)や三式弾等を当て、撃墜判定を出そうとする。急降下爆撃を行おうとした編隊の機体、約七割方はそれにより撃墜される。

 

「うわぁぁぁぁ!」

 

「柿崎ぃぃぃぃ!」

 

が、提督の搭乗している、模擬弾を搭載し鈍重な筈の艦爆、彗星一二型甲には当たらない。いや、厳密には当たってはいるのだが、提督の微妙なコントロールで塗装を剥がすまでしかいかない。

 

「投下!投下!」

 

と、パイロンに装備されていた三発の爆弾を時間差で投下した。勿論それはペンキが詰まったモノだったが、気分は悪くなるだろう。それに続き他の艦爆隊も投下を開始。その数凡そ二十。

 

数秒後着弾、それは六人の内実に二人、赤城と比叡に命中し

二人とも大破判定を示す旗が上がった。

 

これで赤城からは発艦が不可能になった。

 

「ひええええ…べちゃべちゃ…」

 

「くっ…一航戦の誇り、ここで失う訳には…!」

 

二人とも気持ち悪そうだ。

 

「赤城先輩!…っ!あまりっ、調子に乗らないでよねぇ!」

 

赤城が大破判定を頂戴した提督へむけ、直ぐに矢をつがえ瑞鶴が零戦52型や紫電改ニを発進させてくる。

 

急降下爆撃を終え補給に戻ろうとし、編隊を組んだ艦爆に艦戦が追い付いてくる。

 

あっという間に散開した艦爆隊はケツに食い付かれて撃墜される機体が多い中、提督の機体の機動が一際目立った。

 

必死に艦戦は背後に食い付こうとするも、しかしひとつも怖くないとばかりにスティックを薙ぎ倒しロールさせたり、いきなりエンジン出力を下げ機首上げしオーバーシュート、高G機動を繰り返しオーバーシュートさせ、本来なら出来ないような木の葉落とし迄やりのけ撃墜判定を次々と出した。

 

 

 

※木の葉落としとは零戦が行ったと言われるコンバットマニューバ。

いきなり機首を引き上げ急上昇、自由落下し慣性を使い復帰し背後を取り敵機を撃墜する。

(作者は見たこと)無いです。

 

 

 

瑞鶴は呆然として信じられないものを見たとばかりに口を半開きにして

 

「どうやったら彗星十二型甲でそんな機動が出来るのよ…」

 

と呟いていた。

 

すると上空を旋回していた提督の機体から発光信号で

 

「テ ラ ワ ロ ス」

 

と送ってきた。

 

提督が模擬弾を補給をしに戻ると長門や瑞鶴達は額に青筋を浮かべ

 

「…落とすぞ」

 

「…ええ」

 

とだけ話していた。

 

 

 

 

 

…落ちたな(確信)。

 

 

 

 

 

その後殆どが大破、中破判定を貰った。

 

まあ練度及ばないし是非もないよネ!

 

実際あそこまで煽って撃墜されるフラグ建築しておいて落ちないなんてあァんまァァりィだァァァ!

 

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――

 

 

 

 

演習終了後、提督が鎮守府の廊下を歩いているといきなり

 

「提督覚悟ぉぉぉ!」

 

と声がし、数瞬後矢が飛んできた。顔面付近に。

 

もう一度言おう。

 

顔面付近に。

 

「アカン死ぬぅ!」

 

逃げ出した提督を追いつつ、瑞鶴や赤城の、先の演習に参加していた空母陣は矢をつがえ提督へと繰り返し放った。

 

「ヤバイ!ヤバイ!」

 

提督は廊下を駆け抜けると其所に居たのは艤装を展開している長門。その砲塔は提督へと向いている。

 

「沈めぇっ!さっきの恨み、返させてもらおう!」

 

此方に撃ってきたのはゴム弾のようだが、いかんせん速度が速すぎて当たったら骨がイきそうな速さだ。

 

そして、大捕物の末、遂に追い詰められた。

 

提督はあろうことかヨツンヴァインになり

 

「すいません!何でもしますから!」

 

と土下座し命乞いを始めた。

 

だがその何でもする旨の発言を見逃すほど艦娘達は甘くはなかった。

 

「ほう…今なんでもと」

 

「言ったな。吾輩の耳は節穴ではないぞ」

 

「それだったら…」

 

いつの間にか演習した艦隊が勢揃いしていた。

 

(あっ、オワタ\(^o^)/)

 

すると長門達は身を寄せあい何やら話を始めた。

 

数分後、提督へと向き直ると

 

「何でもすると言ったな。ならば私たちを本州の横須賀の夏祭りに連れていって欲しい」

 

との、予想外のボディーブロー(財布への)。

 

( 0w0)<果たして、提督の財布は持つのか!?

 

( 0w0)<次回、「長瀬、(財布が)死す!」

 

 

「終わらすなよぉぉぉぉぉ!」

 

 

( 0w0)<おっとナイス突っ込み。

 

 

 

金は保たない、はっきりわかんだね。

 

じゃけん節約しましょうね、という事でその後数日間は鎮守府では一切の出費が許されなかったんだとさ。

 

 

 

 

――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

―食堂―

 

 

提督は目を見開いていた。

なぜなら其所には

 

 

「ハムッ ハフハフ ハフッ…」

 

 

最早赤以外の色が見つからない辛さしか無いような麻婆豆腐を一心不乱に食い続ける神父の格好をした男がいたから。

 

すると男は此方に気がついたのか

 

「――食うか」

 

と声をかけてきた。

 

これが―奴とのファーストコンタクトだった」

 

「いやナレーションしてんじゃねえよ」

思わずツッコミを入れてしまっていた。

てか麻婆神父じゃね?

 

「ふぅ…日本からやって来た甲斐があった。こんな美味い麻婆に出会えるとは…」

 

 

 

 

 

 

提督の財布は保つのか!?

 

次回!

 

提督(の財布)、死す!




以下、むせるアニメ風次回予告(二度目)。





楽しそうな祭り、出店の数々。

艦娘を彩るは景品や商品の数々。




ふっ、嘘を言うなっ!





狭苦しく感じる人の群れ。

その闇に潜むは人の欲望か。

祭りの横須賀に際どく涼しい風が吹く。

次回、『夏祭り』

来週も提督のヤ無茶に付き合ってもらう。


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第6話~夏祭り

私立の受験とかでくそ忙しいこの頃に投稿とか大草原(特大ブーメラン)




数分後:なんだあのクソデカブーメラン!?


ワイワイガヤガヤといつも喧しい食堂が更に喧しい。

それも仕方ないだろう。

何故なら今日は本州、横須賀のデカイ祭りに出向く日なのだから。数日前だけど。遠いから仕方ないね。

 

「提督、これでは足りなくないか?」

 

「そうですよ、これでは出店で買うだけで終わってしまいます」

 

着物で着付けし綺麗に彩られた日向と赤城が、俺が座っている席に近づき問いかけてくる。

 

「そう言うな、俺が出せる最大の金額だ。お前らもしっかり給料もらっているだろう?…俺でも少ないと思うが。そして赤城。お前は出店以外で何処へ行く気だ」

 

そう、艦娘達に渡されていたのはたったの2000円。

 

だがかなりの人数、数にして90は優に越えるであろう人数(警備兵、憲兵込み)で向かうのだ。それ位に分配されてしまうのも仕方がないと言える。まぁ給料貰ってるから大丈夫だけども。

 

やがて点呼を取り終え全員が食堂の前の方を向く。

そして提督が口を開いた。

 

「え~、これから夏祭りに行くわけだが注意してもらいたいことがある。

 

暴漢、スリ、痴漢だ。

 

以上。日本海軍の名前にはしたないような真似はするなよ?」

 

 

艦娘達からは、はーい、や了解、と声が聞こえてくる。

何か問題が起きるだろうと思うと、思わず溜め息を付いてしまった。

 

それから数日かけ、横須賀に到着した。

 

船の乗り場から外に出たときから分かるほどの盛況ぶりで、そこいらは人で埋め尽くされている。

 

「おお~!」

 

と駆逐艦娘達から感嘆の声が上がる。

 

恐らく出店でも見たのだろう、と思っていると駆逐艦娘が見ていた出店の商品はブロマイド、しかも艦娘の大破状態などのなどのものばかりだ。

見るとおっさんが売り捌いているようで、集まっている客も見れば判るような典型的なオタクや、恐らくはロリコンと呼ばれる種類に入るであろう大きいお兄さん達だった。

 

「見てはダメよ」

 

「ガキ共こっちだ!」

 

加賀さんや天龍、長門達が駆逐艦娘達を他の場所に連れていったようだ。GJ。後で綿飴とか持っていこうか。

 

「うーん、あんまり良い趣味してるとは言いがたいなぁ」(意訳:こ の 変 態 ど も め)

 

 

 

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「わぁ~!」

 

瑞鶴が出店などを見て感嘆の声をあげる。

 

この時だけは、戦争や戦いを忘れ見た目通りの女の子に戻っているようだった。

 

ふと後ろを見ると提督が居た。そして肩に手を置くと

 

「楽しんでこいよ」

 

とだけ言い行ってしまった。

 

瑞鶴は

 

(何時ものあれが無ければ良い提督さんなのに)

 

と思っていた。

 

(よし!行くか!)

 

心の中でそう呟き瑞鶴の姿は一緒にいた正規空母陣と共に人混みのなかに消えていった。

 

 

 

 

 

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蒼龍達は今困っていた。

 

それは

 

 

 

「あら、コレも美味しそうね!」

 

 

 

赤城の暴飲暴食にだった。

 

まず別れて数分で出店のたこ焼きを数パック購入し瞬く間に平らげ他の店を探し両手に花ならぬ串を持ち、挙げ句の果てに出店のお兄さんから

 

「お姉さん食いっ振り良いねぇ!おまけしとくよ!」

 

とおまけをもらい目をキラキラさせて

 

「ありがとうございます!」

 

こ☆の☆始☆末

 

これには他の加賀や蒼龍・飛龍、瑞鶴等も顔を見合わせて溜め息や苦笑いを見せてしまった。

 

そこへ複数の声が掛かってきた。

 

「あれぇ?お姉さん達今暇ァ?」

 

「暇だったら俺達と遊ばない?」

 

とGAU-8で吹き飛ばしたくなるようなチャラ男達だ。

 

皆がしかめ面をすると加賀が

 

「あなたたちに構っている暇はないの。どこかへ行ってくれないかしら?」

 

圧をかけながら言うも堪えないらしく俗にDQNと呼ばれる彼らは再び声をかけてくる。

 

「俺の娘達にナンパを仕掛けるなんて面白いやつだ、ボコボコにするのは最後にしてやる」

 

そこに救世主が現れた。提督だ。

 

「あ?んだテメー。娘なんてトシじゃねーだろ。モウロクしてるんですかァー?」

 

「ハハハハハ…はー、久しぶりに笑わせてもらったぜ。どうするよっちゃん。やっちゃう?」

 

「たりめーだ。その為の拳だろうがよ!」

 

男達がイキがっていると提督はチャラ男達に背を向け親指で指しながら

 

「だからこういう()()には気を付けろと言っただろう?何もされてないな、よし」

 

バカという言葉に反応しただろう、チッという舌打ちと共にチャラ男の一人はいきなり殴り掛かってきた。

 

「提督危ないっ!」

 

という蒼龍の声でようやくチャラ男へ向き直ると殴り掛かってきた男の右の拳を右の手首でいなし、体を半分ほど回転させた反動で左の肘を跳ねあげ脇腹へ叩き込んだ。すると男はぐわあっ、と声をあげ倒れ込んでしまった。

 

「全く、この人といえば…」

 

一撃でチャラ男を地に伏せた提督を見て加賀が額に手を当て溜め息混じりにそう呟いてくる。男たちは怯んだようで一歩引き下がっている。

 

「もう、心配させないでください!」

 

飛龍が加賀の言葉の後そう言ってくる。

 

「心配するなィ。HAHAHA、実力差も分からずに喧嘩を吹っ掛けるなぞ愚の骨頂だぞクソガキどもめ。マーシャルアーツの一つでも覚えて出直してきやがれ、そして二度と戻ってくんな」

 

その言葉で蜘蛛の子を散らすようにチャラ男達は消えてしまった。

 

脇腹を押さえた仲間を顔面から引き摺って。

 

「んでだ。怪我は無いか?」

 

数分後、手を払いながら提督がそう聞いてきた。

 

それに対して赤城が事も無げに

 

「すんでのところでしたよ、提督」

 

「そうか、それじゃ俺はクールに去るぜ」

 

赤城と会話をそれだけすると去ってしまった。

 

(本当にあれがなければ…)

 

と其所に居た正規空母達は一言一句違わずに全員がそう思っていた。

 

 

 

 

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一方その頃、駆逐艦娘達は面倒を見るための戦艦娘達と共に出店を楽しんでいた。

 

ある者は射的、ある者は輪投げ、ある者は型抜き、またある者は金魚すくい等、各々思い思いに夏祭りを楽しんでいた。

 

そんな人混みの中、とある可愛い物好き戦艦の声が木霊した。

 

「くっ…何故とれない!?」

 

お察しの通りながもんである。

 

まぁ射的というのはそれ独特の撃ち方があるのだが…彼女のフォームは正に小銃を構えるときのそれ。それならば目当ての賞品に当たっても落ちることはそうそうないだろう。

 

「ん?射的やってんのか。…あらら、それじゃ落ちねぇゾ」

 

其所に提督が現れ現状を把握したのか指摘してきた。

 

「むぅ…で、ではどうすれば良いんだ?」

 

彼女は空気銃を置き体を向けた。

 

「だからお前は頭がカタイだのなんだのと言われるんだ!」

 

提督はいきなり長門の額にデコピンをした。いたっ、という声と共に何故デコピンを!?と問いかけてくるのは無視して

 

「あのなぁ、屋台にはルールは設けられていないんだからこうやって身を乗り出したって怒られるこたぁ無いわけ。お分かり?そしたら手を伸ばして頭の方を狙って落としゃあ良い」

 

長門に身を乗り出して説明する提督。店の人の苦労が目に浮かぶ。

それを聞いた彼女は目を見開き驚愕の表情を浮かべ

 

「そっ、そんな案があったなんて!」

 

それに対してこう叫んだ提督は悪くないと思う。

 

 

 

 

 

だからお前はアホなのだぁっー!

 

 

 

 

 

後日、目当ての人形は取れたようで部屋に飾ってあるのを陸奥が目撃した。

 

因みに余談だが提督はその屋台で目玉賞品であろうボトムズとガンダムのプラモをかっさらっていったらしい。

 

なにやってんだアンタ。

 

 

 

 

 

 

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「夜戦も良いけど、たまにはこういう催しも良いよねー!」

 

軽巡である川内も楽しんでいるようだ、歩いているその両手には金魚や綿飴等、祭りならではのものが窺える。

 

「ふふっ、そうですね姉さん」

 

妹である神通も両手に花ならぬ屋台の景品を持ち顔を綻ばせている。

 

那珂はというと、某東京の地下から這い上がったアイドル達の公演が直ぐ近くの特設ステージであるらしく、偵察もとい見に行っていた。

 

やはり艦娘達は美形だからか、男子中学生ぽい年齢の男子の目を引いていて、中には「声かけてこいよ」等と思春期の男子にありがちな会話を繰り広げる姿も見られた。

 

 

 

 

 

 

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「ひゃっはー!やっぱり祭りは良いなぁ!こうして食べ歩きしながら酒も飲めるし!なあ飛鷹!」

 

酔いどれ軽空母、隼鷹がア○ヒと焼き鳥を手にベンチに腰掛け上機嫌で声をあげた。

 

「いつも飲んでるじゃない…」

 

姉妹艦である飛鷹は隣で頭を抱えているが満更でも無さげだ。

 

━まぁ…たまには良いかもね

 

飛鷹は心中一人ごちた。

 

「はー、このたこ焼きうまいねんなー!」

 

その二人を背景に龍驤がたこ焼きを頬張りながら感嘆の声をあげた。

 

因みに龍驤は東日本生まれの艦歴にも拘らず何故西日本の関西弁を使うのは鎮守府の都市伝説になりつつある。

 

 

 

 

 

 

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こうして、祭りの一日は過ぎて行くのであったまる。

 

 

 

 

 

 










主人公の飲む鎮守府のコーヒーは苦い。






2018も艦隊これくしょんの更なる発展を願って〆させていただきます。







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第7話~目覚める(提督の)恋心

やっと蒼龍改二に出来たので初投稿です(嘘)


正規空母、蒼龍型一番艦・蒼龍。

 

 

 

 

大戦時には第二航空戦隊に所属し高練度の艦爆隊を養成、そしてミッドウェーで沈んだとされている。

 

 

 

 

艦娘として現代に甦った彼女は空母艦娘の例に漏れず(例外はあれど)巨乳で、可憐で、可愛くて、ちょっとだけ抜けている所があって。

 

 

 

 

私がこうして彼女の特徴を挙げるのは詰まる所、彼女に恋をしているからなのかもしれない。

 

 

 

 

三十路にもなって恋を抱くんか…(呆れ)

 

 

 

 

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今日は提督も交えた艦載機妖精達の、艦娘への座学だ。

 

数ヶ月前行った、艦爆隊による対空演習の結果を元にしたものだ。其所には蒼龍の艦爆隊である江草隊の面々もあった。実はあの演習で弾幕を潜り抜け、投弾に成功した第一次攻撃隊は提督と江草隊だけだったのだ。

 

 

 

閑話休題(どうでも良いネ)

 

 

 

まぁ対空演習の結果がとてもと言って良い程酷かったので開かれたわけだが。

 

まあ叩けばボロが出てくる出てくる。

 

端的に言えば加賀や赤城は自分の実力を過信、二航戦コンビは回避行動を遅れて甲板に被弾。瑞鶴は発艦迄は良かったが、提督機にかまけてその他の艦爆を見落とし味方艦隊の防空網を解いてしまった。そのため第二次攻撃では多数の味方に危険を晒した。

全く、空母勢が主体にならなければこの艦隊防空網は完成しなんだか。

 

戦艦勢は及第点を越したがまだ三式弾の調整が甘く、長門や陸奥辺りしか命中弾を記録しなかった。

 

巡洋艦勢はまあまあといったところか。神通や鈴谷、最上等の古参勢は微々たるダメージで切り抜け、上手く回避運動をしていた。

最近着任した巡洋艦娘は被弾していたが。

 

駆逐艦は防空装備の電探等が整いつつあり、特筆すべきは長10砲の命中率。今回はそれが光った。

 

と言うわけで現在講習中だ。

 

艦娘視点の話だけではなく、投弾を行った江草の妖精からも批評が行われている。

 

聞いていると、江草隊はだいぶ辛口のようだ。

 

やれ回避が遅いだの、やれ発艦が遅いなど。

 

まぁWWⅡ時代を切り抜いてきた人が妖精になったらこんなんなるんだろうな、と提督が思案していると、江草隊の妖精から声がかかった。

 

「私からは以上だ。次は提督の講評だ。心して聞くように」

 

バトンタッチ。

 

「取り敢えず姿勢を楽にしろ。小一時間正座じゃ疲れるだろう」

 

「それは私への当て付けですか提督」

 

「提督としては誠に遺憾である。さーてこんなバカな話はやめて、本題に入るぞ」

 

歩きながら黒板の前に立ち、教卓に手をつく。

 

「では瑞鶴。艦隊の防空網は何によって完成すると思う。意見を述べよ」

 

名指しされた瑞鶴は立ち上がる。

 

「空母の艦戦と各艦の対空射撃です」

 

「ん。まぁ概ね正解。では、何故お前が名指しされたか分かるか?」

 

「それは…私が提督さんを狙いすぎて…」

 

「はいまずそこな。良いかー、他のヤツも聞いておけよー。特にお前だ川内(夜戦馬鹿)

 

名指しされた瞬間、膨らんでいた鼻提灯が砕け川内が目を覚ます。

 

「…夜戦?」

 

「野球やろうぜ!お前ボールな!」

 

「起きてる!起きてるから!」

 

提督の言葉には有無を言わさぬ迫力、そしてその裏には絶対何かあるであろう笑顔がありけり(古典的表記)、しかし川内の抵抗によりなんとか難は逃れた。

隣の神通から、だから言ったでしょう姉さん、と耳打ちされる。

 

「良いか。航空戦でもなんでも、戦いに於いては一つの目標または人物に固執してはならない。数の上で有利な場合に於いては別だがな。セオリーだ」

 

黒板に磁石で張り付けている駒をずらしながら説明する提督。それを見つめる艦娘達の視線は真剣そのもの。皆、次にあんなこと(以前の『むせる』参考)をされるのは御免のようだ。

 

その後、トントン拍子で座学が終わったのだった。

 

 

 

 

 

 

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「…フゥー」

 

港の土手で黙々と、普段吸わないタバコをふかす。

 

この胸にある晴れないモヤモヤを吹き飛ばすために。

 

今日に限って潮風がやけに肌に染みる。

 

「どうしたんですかい提督。あんたらしくもない」

 

後ろから足音が近づいてくる。

問題の、蒼龍の艦載機妖精だ。機種は零戦五二型。熟練だ。

 

「いや。今更だが、恋っつーものを知ってな」

 

「成程。そりゃ溜め息の一つも…ですな。んで。お相手は?」

 

「ズケズケと聞くのな。お前さんの母艦だよ」

 

妖精は心底驚いた様子を見せる。そんなに意外ですかそうですか。

 

「こりゃおどれーた…提督。あんた色んな噂立ってるんですぜ?ホモじゃねーかとか」

 

「あーたそこまでにしときんさい」

 

このままではオータムクラウド先生の薄い本の餌食になりかねん。貞操の危険を感じる。基地守備隊との薄い本等…同性愛は認めんぞ!何て非効率的な!

 

「でもよぅ。どーやって告白するん?ワシ(53)わからん(痴呆)」

 

急に年もいってないのに痴呆発言する人間の屑、はっきりわかんだね(自虐)。

 

「取り敢えず、真っ直ぐに言ってみろ。恋なんざ出来るのは余裕がある時だけだ」

 

余裕…か…あっ(察し)

 

「まさかあんた…」

 

「おおっと話はこれまでだ。頑張れよ!」

 

そう言うと、零戦の妖精は走り去ってしまった。その際、彼の顔から銀色に光る滴が滴っていたのを俺は見た。やはり、存命中に意中の相手が居たんだろう。

 

…戦争を食い物にする俺が言うのもなんだが、戦争はしちゃいけねーな。理想論でもさ。

 

「…そうさな。言わなきゃ始まらん!」

 

 

 

 

 

 

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こんにちは!私は蒼龍型一番艦、蒼龍です!

 

突然ですけど、提督が告白してきました!

 

 

 

 

 

…どういう事なのぉ!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




批評したいならして、どうぞ。

批評しかしない名人様も少しは書く辛さを知って、どうぞ。


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第8話~シリアスは許さない。絶対に、だ~

活動報告に、これからのストーリー提案・Q&A等を行えるよう投稿しました。







「何よこの小説!全然内容が無いじゃない!」

という人に向け

「だったら提案すればいいだろ!」

という事でどうぞ。


提督が蒼龍に告白する少し前

 

 

 

 

 

 

近頃、蒼龍に対する提督の視線が恋する男のソレになっている。

 

特に、ここ数週間。

 

ソレが艦娘の間で噂になるのも、女の子だもんある意味必然と言える。

 

ほら、こんな風に。

 

 

 

「聞いたっぽいー?提督さん、蒼龍さんの事が好きらしいっぽい!」

 

「夕立ちゃん、その情報おっそーい!らしいじゃなくて、もう確定だってー!」

 

「えー?そうっぽいー?」

 

「司令官が?」

 

 

しかし、提督LOVE勢からは蒼龍は嫉妬の的になることもあった。

 

 

まぁこの会話が交わされたのは鎮守府にある戦術をまだ経験が薄い艦娘に教える教室内だが、こうした会話が教室に限定される筈も無く、鎮守府全域に広がっていた。

 

 

 

 

 

 

 

「もう、蒼龍ったらぁ!言っちゃいなよ提督に!」

 

「ひ、飛龍!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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さて。ここからが前回の最後に繋がる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんだろう、この微妙な空間。

 

告白したは良いけど、この微妙な空気。

 

なぁにこれぇ(錯乱)

 

見ればわかる、引いてるヤツやん!

 

現実逃避はそこまでよ!(AA略)

 

しょうがねぇなあ(悟空並感)

 

 

 

 

 

 

 

一体全体どうすれば良いのでござろうか。

 

そうだ!Google先生に質問だ!(迷発想)

 

 

 

 

 

(因みに場所は艦娘部屋近く)

 

 

 

 

 

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帰ってきたのは『わかりません』

 

だろうね!んなこったろうと思ったよ!(血涙)

 

 

 

 

 

 

 

 

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「提督…!提督!」

 

「今分かったよ…宇宙の心はお前だったんだな…ほら…視界の外に天使の羽根が…」

 

錯乱した挙げ句カトってガルーダ2になった提督。

提督が可哀想なので那珂ちゃんのファンやめます(暴論)。

しかしそれを蒼龍はひっ叩いて覚醒へと至らせた。

 

「えーい!」

 

バチンと言う派手な音。

 

「ウ~ン…あれ…こ↑こ↓は…?」

 

「良かった…一体どうしたんですか提督?いきなり錯乱して…」

 

「女子経験少ないからしょうがないね♂」

 

何を隠そうこの提督、童貞である。そりゃそうだ。

 

実はこの職場、オナ禁しなきゃいけない。艦娘の傷付いた時の服装が矢鱈とエロいから、シたくなるのも仕方ないが、夜遅く布団に入り、朝早く起きなければならないから時間がない。大規模作戦なんか地獄よ地獄。

 

提督をお考えの皆さん、ご注意下さい。

ここはあなた達が思っている以上に地獄です。

女の園に塗り込められているように見えますが地獄です。(大事な事なのでry)

 

 

 

 

おっと閑話休題(話が逸れた)

 

 

 

蒼龍は決意を決めたようで、凛とした声をかけてきた。

 

 

 

「提督っ、こっち向いてください。………私の答えはこれですっ!」

 

 

 

項垂れていた提督が、垂れた頭を上げた瞬間待っていたのは蒼龍のフレンチキスだった。

 

 

 

(くぁlpふじこ以下略)

 

 

 

くそ、羨まけしからん。

 

その後蒼龍と提督は一緒の部屋に入っていった。そして水音と喘ぎ声が聞こえたそうだ。

 

 

 

 

 

後は…わかるな?

 

 

 

 

というか色々と段階すっ飛ばしてますなあんたら。

 

後日ミョーに親しい蒼龍と提督が目撃されたらしい。尚隣の部屋の艦娘は寝付かなかった模様。

下腹部をさする彼女も目撃されたとかなんとか。

 

 

 

 

 

リア充爆発しとけ。マジで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

勿論蒼龍は残してな!

 

 

 

 

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 

 

 

 

 

夜も更けて、バラエティー番組が終わるような時刻になろうとするとき、執務室の扉が叩かれた。

 

「提督。成嶋(なるしま)であります」

 

この泊地では不審船や深海棲艦、その他の襲撃に備えるため近海にソノブイを投下、その観測データをチェックしている。不審なデータがあれば提督に報告するようここでは提督により義務付けられている。他にも対潜水艦の為に対潜哨戒機等も飛ばしている。

 

「入ってくれ」

 

「失礼します。潮位観測データを調査したところ面白い動きがありました」

 

入室してトラック泊地通信科所属・成嶋大尉が海軍式敬礼を行うと早速そのデータが保存されていると見られる端末を執務机の上に置いた。

 

「戦闘艦や民間船とは異なる波形のため艦娘の航行と考えてよろしいかと。

方位は凡そ050から310。この時間帯は友軍からも他国からも航行の宣告が無いため恐らくはブラック鎮守府の派遣した艦娘か、または大本営所属の特殊部隊所属の艦娘と思われます」

 

「…帰投した際に近海を通ったようであれば、無線で呼び掛けを行え。場合によっては拿捕も構わんと伝えろ」

 

「了解しました。失礼します」

 

再度、海軍式敬礼を行い退室していく。

 

「なあ響。どう考える」

 

退室後、仕事中の今日の秘書艦、響にこの話を向けた。

 

「ブラック鎮守府の可能性の方が高いんじゃないかな。それか信用されていないかのどちらかだね。何れにしても後味が悪いよ」

 

「後者は御免被りたいもんだ」

 

話を終えた後に椅子にふんぞり返りながら、またぞろ出番かな、と考える提督であった。

 

 

 

 

 

 

数日経過した頃、その海域では…?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 

 

 

 

 

 

(これで…何度目かな?資源地帯に向かって資源回収任務を言い渡されるのは…)

 

心中でそう呟くのは本州に存在する、黒杉(ブラック)鎮守府所属の時雨。

 

見れば過ごしている環境が悪いとすぐ看過出来るほどに艤装や服装はボドボドだった。

 

他のメンバーも余計な油や弾薬を消費しないようにだろう、駆逐隊だ。

 

 

もう、こんなことはしたくない。

 

 

そんな思いが脳内、心中を駆け巡っているその時。

 

ふと、無線機が音を拾った。最初は雑音かと思われていたソレが、周波数が合っていく毎に、正確に声と聞こえてくる。

 

《貴艦隊は我がトラック泊地の近海を許可なく航行している。よって此方の指示に従ってもらう》

 

拙いと思ったのだろう、旗艦である吹雪が速力を上げこの海域からの離脱を計り始める。

 

艦隊もそれに続く。

 

しかし、結局整備不足の艤装、心身の疲労その他の理由により逃げ切れずに確保されてしまった。

 

時雨は、これで良かったと胸を撫で下ろすも、しかし新たな不安を抱かずにはいられないのであった。

 

 

 

 

 

 

To be continued…

 

 

 




黒杉鎮守府から逃れた時雨たちを待っていたのは、また地獄だった。
救済の後に棲みついた、無意識の親切心が時雨たちの傷付いた心に牙を剥く。
対深海棲艦の戦争が産み出したソドムの街。
美徳と臆病、進歩と秩序とを建造機械にかけてボーキサイトにぶちまけた、ここはアジアの鎮守府。
次回「孤独な Silhouette 動き出せば」
来週は、母ちゃん達にはナイショだぞ!






というか赫奕見てたら第一話の予告が滅茶苦茶マッチしてて笑った。

※あくまで個人的解釈です。

眠り→戦没または解体からの艦娘としての目覚め

質量の無い砂糖菓子、脆く崩れて再びの地獄→対深海棲艦の戦争

懐かしやこの匂い、この痛み→硝煙の匂い、被弾の痛み=む せ る

我はまた生きてあり→二度目の生

炎に焼かれて、煙にむせて、鉄の軋みに身を任せ、ここで生きるが宿命であれば、せめて望みはギラつく孤独→過去のトラウマから他の艦娘と関わりたくない艦娘

鉄の棺の蓋が開く→建造完了


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第9話~孤独な Silhouette 動き出せば(待て…この孤独なSilhouetteは…?)




※盛大な(提督が動き出した事による)鬱フラグクラッシュ回&微シリアス注意











Googleのニュース見てたら噂だけど『04』『5』『ZERO』のリメイク有り得るって記事見て出たらPS4買おうって思った。何でも求人出てるらしいですよ。


結局何やかんやあって泊地に連れてこられた時雨たち。

 

泊地内の取調室にて取り調べを受け、彼女らは保護される旨を聞かされると艦隊の内多数が安堵の表情を浮かべるも、残る少数は浮かない顔をしていた。

 

(……もしこの事が司令にバレたら…!僕らはきっと…いや…夕立や白露達に手を出すかも知れない…あの人はそういう人だ…)

 

こうして確保されたことを、浮かない顔をした艦娘達は悔やんでいるようだ。

 

それもそうだ、黒杉鎮守府は黒も黒、泣く子も黙る超☆ブラック鎮守府。そこで少しでもヘマを犯すような想像をするだけでチビりそう。

 

そこで()()()()()()ブラック鎮守府として告発しようとしても、内通者が存在するため、捜査などを往なされてしまう。

 

 

しかし。

 

 

 

 

 

 

 

この提督は何者だ?

 

 

 

 

 

 

そう。

 

 

 

 

 

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

 

 

 

 

例として挙げれば、他鎮守府へ予告無しの強制捜査へ踏み切ることが出来るなど。

 

 

 

 

 

 

まあ最初は盛大な肩透かしを食らったけれどもそれはそれとして。

 

 

そう。

 

 

 

相手に気取られずに行動することが可能なのだァーッ!(集中線)

 

 

 

おお、ステルスのなんと良き事よ。

 

相手に気取られずに行動出来るというのはこんなにも良いことなのか(恍惚)

 

 

 

 

 

はてさてこんな馬鹿話を作者が語る内に提督が来たようだ。

 

 

 

 

 

 

 

「提督!」

 

基地守備兵が惚れ惚れするような見事な敬礼をする。

 

「ああ、今はいい。説明はしたか?」

 

「はい」「それと彼女たちが?」

 

「ええ、取り調べによるとそのようです」

 

「そうか…」

 

残念そうに目を伏せ落胆の表情を見せると、艦娘側に向き直った。

 

「君達はここで暫く保護されることになるが…不満なことや、質問は気軽に頼む。出来る範囲内であれば答えよう」

 

「じ…じゃあ…」

 

そこで手を上げたのは潮。どこの鎮守府でもやはり気が小さいのだろうか。

 

「私達は保護されるって言ってましたけど…あの…私達の鎮守府に居る…姉や妹はどうなるんですか…?」

 

「…それについては機密になるが、一つだけ言えることはある」

 

「助け出す。以上だ」

 

一言。たったそれだけで黒杉の艦娘達は顔を突き合わせ抱き合い始めた。しかし、異を唱える艦娘が居ない筈がない。

 

「妹達を助け出すのを待てっていきなり信じろって言うんですか!?そんなの…ッ!」

 

過酷な環境で従事しているがために不信。人が信じられなくなってしまったのだ。そしてその状態で姉妹が助け出されるのを黙ってみていろと言われれば誰だってそうなる。作者だってそーなる。

 

「君には説明した方が良さそうだな吹雪。執務室に来てくれ。機密を話すのはアレだが…仕方あるまい」

 

「宜しいのですか?」

 

「遅かれ早かれ話すことにはなるんだ、ちくっと早くなっただけさ」

 

小声で後ろに控えていた守備兵隊長の蓮田少佐と会話を交わす。

 

「じゃあ蓮田。他のメンバー案内してやって」

 

「了解です。…じゃあ立ってくれ」

 

蓮田の指示にしたがって吹雪以外が退室して行く。

一人、黒杉メンバーで残された吹雪は提督を訝しげな目で見つめる。

 

「さて、んじゃま行きますか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…それで、機密ってどういう事ですか?納得のいく説明をして下さい」

 

取調室の時とは打って変わって、冷静な声音で機密の事を質問する吹雪。歩いている間に頭が冷え、冷静になれたようだ。

 

「…俺はとある権限を大本営から預かっていてね。有り体に言うとブラック鎮守府への調査と提督の拘束をきょかされているってとこかな?」

 

「…それって」

 

機密をあっけらかんに言うとは…後先考えてねーなこいつ。

 

「?」

 

「えぇぇぇぇぇ!?」

 

まぁ、そうなるな。

 

「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛(大迫真)!」

 

ガラスが割れんばかりの大声。文字で見てるだけなのにこちらの鼓膜も破れそうだが、しかししっかりと執務室には防音がきっちり施してあるためついぞその声が外に届くことはなかった。

 

「ハァ…ハァ…で…でも、動きが知られたら…?それに話して良かったんですか…?」

 

「ん?別にどーでもいいさ、知られても憲兵を動かして数ですりおろせば良い」

 

清々しい笑顔でそう言いきった。

 

「」

 

吹雪は瞬時に察した。ああ、この提督(ひと)駄目だ…と。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、黒杉鎮守府では吹雪達の艦隊が中々帰投しない事に業を煮やしたのか、提督が艦娘に対して性的暴力を振るっていた。

 

「おまえらがっ!役に立たないせいでっ俺が昇進できないんだよっ」

 

「………」

 

「なんとか言えよこのマグロ女ァ!一航戦の誇りはどうしたァ!?……ンだその目はァ!この鎮守府の艦娘はグズばっかだぜ全くよォ~ッ」

 

「……」

 

いたぶられている艦娘は加賀。

一航戦の誇りをこのような形で侮辱され、彼女の言葉を用い答えるならば「頭にきた」ようで睨み付けている。

 

━口では祖国のため、護国の鬼ならんと言っておきながら…!

 

 

彼女達は何時何処でいたぶられても可笑しくない状況だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな彼女達が救出されるまで、後4日。

 

 

 

 

 

 






次回予告。




盛大なシリアスフラグへの道を踏み出し、遂にブラ鎮提督捕縛へ向け動き出す提督。

その瞳に映ったものとは?





次回!


「それは まぎれもなく ヤツさ」







提督、ブラック鎮守府の闇を穿て。















ACE COMBAT INFINITY終了に際し、開発陣その他空をとんだ皆、ありがとう。
でもできればあと一年続けてほしかったなぁ、やってなかったし…


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後れ馳せながらのUA5,000記念!~蒼龍と提督の1日&カルデアに召喚されたようです~ 副題「After tale of The Unsung War」







ブラックコーヒーか、または焦げた食べ物等苦いものをご用意ください。

でないと後悔するぞ…


提督の1日。

 

それは蒼龍のキスから始まる。

 

んああ、おっしゃらないで。わかりますよええ。最近はハーレムだの、チーレムだのチー鱈だのと…え?最後のは違う?ああ、失礼しました。

 

そんなチーレムやハーレムとは違いますよ!

 

なんたって転生の特典を鼻で笑い、神様を嘲笑ったこの男の名は神田幸雄!

 

つい先日正規空母蒼龍に対して愛を叫んだニクいあんちきしょう!

 

 

 

クッソ羨ましい(本心)

 

 

 

そうして起床した提督。

 

「お早う…蒼龍」

 

まだ眠気が覚めないのか、くぁ、と欠伸をして布団の上で伸びをする。

 

「ほーらっ、もう朝ですよ!提督っ!」

 

「お前は朝から元気だなぁ…おほっ」

 

「…あっ!やだやだ、どこ見てるんですかぁ!」

 

言葉は普通だが、提督の視線は蒼龍の九九艦爆乳に注がれていた。

 

注 が れ て い た 。

 

この男は…

 

「さーて朝から眼福だったし、朝メシ作るか!」

 

「うぅ~……あっ、ちょっと!」

 

布団から跳ね起き、台所へ向かう。

拗ねて部屋の端で頬を赤らめていた蒼龍も後を追う。

 

香ばしい香りが、音と共に運ばれてくる。

音と匂いから判別して恐らくは洋風、スクランブルエッグとベーコンのようだ。

 

ふと部屋のドアがノックされる。

 

「失礼しま~…凄く良い匂い!提督が作ったんですか!?これはスクープの匂いが!」

 

「アオバワレェ!テメ何しとんねん!」

 

「え゛っ…あっはははは…失礼しま~「させるとでも思っていたのか?」もうだめです…勝てるわけがないyo…」

 

朝から\デデーン/とか「10円!」等という効果音が流れそうな会話を背景に、おいかけっこが始まった。

 

 

 

(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)

 

 

 

 

今日は快晴と言って良いほどの晴れ。

よって今日は戦闘機の模擬戦及び艦爆隊と雷撃隊の発着艦訓練、そして他の艦娘達は砲撃訓練等を行うらしい。

 

そんな中、戦闘機隊の模擬戦はと言うと…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《クルルァ!三番機ィ!インメルと宙返り位でふらついてんぞ!》

 

《センセンシャル!…あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!(Gが)痛いんだにょおおおお!》

 

《ひでかな?》

 

《ひでだ、落とせ!》

 

《騙して悪いが、この演習は(ry》

 

《左捻り込みだぜ、信じらんねぇ!》

 

《クソッ…》

 

《鬼畜米英を一掃せェーッ!》

 

《敵の潜水艦を発見!》

 

《駄目だ!》

 

《駄目だ!》

 

《駄目だ!》

 

《駄目かぁ(´・ω・`)》

 

何このカオス。

 

レシプロ戦闘機がループを引きながら無線で怒鳴り合ってるこの光景、カオスと形容する他無いだろう。

ついでにどこかの陸軍兵士と某九球(ナインボール)とかトンでも兵器が登場しそうな匂いがプンプンしますね…

 

 

他にあるなら出してください(半ギレ)

 

 

さて他の演習風景でも見に行きますか。

 

 

 

 

 

 

 

 

(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「目標、視認!全砲門斉射!撃てーッ!(てぇーッ!)

 

「Burning…Looooveッ!」

 

「そこね…全砲門、開け!」

 

「勝手は、榛名が!許しません!」

 

ここでは戦艦勢が砲戦の演習をしているようだ、砲撃の方向を見ると標的艦がバラバラになっている。

いやはや軽巡重巡と比べるべきではないが、火力が段違いだ。

 

 

 

少し離れ別の艦隊を見やると、神通やその他ベテランを筆頭にした巡洋艦勢が魚雷の発射訓練を行っている。

これも標的艦のようだ、模擬魚雷とはいえ当たったモノから爆散し艦体を構成していた鋼材等がバラバラになる。

 

そしてベテランは新人の指導にあたっているようで。

新人の艦娘は航行の機動からして与太っているため分かりやすい。そしてそんな与太った新人に無線で檄が飛ぶ。

 

「ふらついてますよ暁さん!?一人前のレディになるのではないのですか!?」

 

「はっ…はひぃぃ…!」

 

どうやら哀れな新人は暁らしい。額に玉のような汗を浮かべ、漸くまともな航跡を描き始めている。

 

どうやら『華の二水戦』の筆頭は伊達ではないようだ。名の由来は、こちらでは控えさせていただく。

 

 

 

 

 

 

さてどんどん見ていこう。

 

因みに、こんなにペースが早くガバガバ説明なのは作者がネタに詰まっているからである。わりとガチで。

 

 

 

 

 

 

(*´ω`(ハヤr(殴=(・ω・ )流行らせないお

 

 

 

 

 

 

格納庫

 

 

 

 

 

 

午前中の訓練カリキュラムを終え、帰投した艦娘達。

食堂にて各々が思い思いを過ごす中、提督は格納庫(ハンガー)に居た。

 

その視線は登場しているにも関わらず取り上げられていないF-15C、そしてまだ未登場のF-22Aに注がれている。

 

「ったくよー、折角ローン組んでまでF-22買ったのに全然作者登場させてねぇじゃねぇか。宝の持ち腐れよ宝の持ち腐れ」

 

サーセンw

これから陸上型の深海棲艦出すから堪忍や。

 

「なら良いけど」

 

 

 

 

 

(*´ω`(ハヤr(((>∩(・ω・)∩<)))*´ω`)ハヤr

 

 

 

 

 

 

 

 

午後も同じく訓練や座学が続き、日が沈んだ。

今日は然程珍しい一日でも無いので艦娘の皆は食堂や割り振られた自室にて顔を付き合わせ、食事と共にかしましい話をしているようだ。

 

「あっ、間宮さん!日替り定食でー!」

 

「あら。五航戦はあまり食べないのかしら。だから引っ込んでいる所は引っ込んでいるのね」

 

「え?…あ゛っはははは…加賀先輩、ちょっと屋上行きませんか?今なら高く買いますけど?」

 

「遠慮しておくわ、貴女に勝ち目がないもの。それこそ音に聞いたマリアナ沖の再来よ」

 

瑞鶴の歯噛みするギリッという音が聞こえてくる。

恨めしそうな視線で加賀を見つめていると、横槍が入る。

 

「あ、瑞鶴に加賀先輩。どうしたんですか?」

 

「飛龍…いや、ちょっとね」

 

「二航戦も来たのね。もう一人(蒼龍)はどうしたのかしら?」

 

「ああ、蒼龍なら提督の部屋だと思います。夕御飯ご馳走になるらしくて」

 

「良いなー蒼龍。提督さん料理上手だって聞いたし」ワイワイガヤガヤ

 

 

 

 

 

今日も艦娘達はかしましい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

━提督の部屋━

 

 

 

 

 

じゅう、と食欲のそそる音。

そして漂ってくる、思わず腹の虫が鳴るような何とも旨そうな香り。

 

蒼龍は提督の料理を今か今かと心待ちにしていた。

 

(まだかな…)

 

心待ちにしていた(だめ押し)

 

「えーと、胡椒とビネガーに塩少々っと」

 

「鍋に火ィ掛けっぱだったな…まずい焦げる!」

 

「こんぐらいかな?……うん、美味しい!」

 

提督の料理を捌く手際は良く、あっという間に一品、また一品と料理が出来上がってゆく。

 

はてさて出来上がった料理は

 

 

 

 

にんじんしりしり

 

 

 

 

…ではなくパインサラダにステーキだ。

 

まるで死亡フラグがビンビンに立ちそうな料理だぁ…(直喩)

 

まぁ(このSSはギャグ多めだし)多少はね?

 

「いっただっきまぁすっ!」

 

「頂きます」

 

先ず手をつけたのはステーキ。

 

因みにナイフを倒して切るのは本場だとマナー違反らしい。

 

そんな事は露知らず、二人はステーキを一口大に切り分け口に運ぶ。

 

「あっ、すっごく美味しい!にんにくってこんなにパンチが効くんですね!」

 

「そうだよ(肯定)。にんにく食ったらブレスケア飲まなきゃダメだゾ」

 

臭いからね、仕方ない。

 

次に手を出したのはパインサラダ。

 

パイナップルの器にフルーツをミックスさせるという懲りようのサラダ、というよりもフルーツ盛り合わせに盛られた苺に手を伸ばす。

 

「ん~♪美味しい!さっすが料理上手を公言してるだけありますね!」

 

「ああ^~たまらねぇぜ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このあと滅茶苦茶酒盛りした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

history of IF ~For F/GO

 

 

 

 

召喚サークルが回る。

 

私の足りない魔力を、カルデアの発電システムが補うという、二度目の得体の知れない感覚に襲われながら、回り続けるサークルに先程拾った、魔力を持った綺麗な石━━━聖晶石と言うらしい。第一特異点の際ダヴィンチちゃんが教えてくれた━━━を放り込む。眩しい光がサークルから漏れだして行く。それをマシュと先の特異点で召喚したエミヤにクー・フーリン、ロマンも見つめている━━━━

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ハァイ、貴女が私のマスター?私は…取り敢えずライダーって呼んでね♪よろしく!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…何やら変な格好をした女の人が出てきた。

 

 

 

 

 

 

 

「あの…貴女は…?」

 

「ああ、言わなくてもわかってるわよそこのでっかい盾持ったお嬢さん?私が何故ここにいるか、何者なのか…でしょう?」

 

「ほう、なら話が早いな。君の真名を教えてもらおうかお嬢さん?」

 

そうエミヤが気だるげに話す。

 

「あら、一本取られたわね…そうね、私は…」

 

腰に手を当て、一呼吸置く。

 

「私は長瀬、長瀬啓太よ。戦闘機パイロットやってるわ。スコアは62。宝具は私の愛機F-14ね」

 

通信回線を開いているロマンから息が漏れる。エミヤを見れば瞠目しているではないか。ただならぬ人物だと感じた次の瞬間。

 

「長瀬啓太って…言ったよね…?」

 

「ええ言ったわね、ヘタレそうな声してる紳士サマ?」

 

「~~~ッ!現代の空中戦における伝説的なエースじゃないか!」

 

「ああ、彼の名は現代戦史にも掲載されている!…しかし、決定的に違う点があるようだな」

 

「うん…」

 

「…なぁ」

 

話に追い付いて行けず呆気にとられるクー・フーリン。

 

「「彼は男だ」」

 

ほぼ同時のタイミングで記録に残る彼の性別を挙げる二人。

 

「…はぁっ!?」

 

訳が分からず困惑の声を上げるランサー。信じられないというのが顔に出ている。

 

「まあ良いじゃない女でも。そもそも私、自分の側面(オルタナティブ)みたいなものだし」

 

先程困惑の声を上げたランサーに続き二人も困惑の声を上げる。

 

「何だとッ!?」

 

「本当に!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「まぁこれからよろしくね?私のマスター?」

 

 

 

 

 

この後洞窟を崩して反転した騎士王の宝具をF-14でホイホイと避けたり、魔神柱相手に宝具ぶちこんだ挙げ句「殺したかったが死んで欲しくなかった」等と宣う、サバフェスなる同人誌即売会、コミケでは妙にホモ臭い名前の同人誌を発売していたりとやりたい放題の彼女であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

AFTER TALE OF UNSUNG WAR

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

世界は戻ってエースコンバット時空

 

 

 

 

 

 

 

《メーデーメーデーメーデー!こちらオーシア海軍改ヒューバート級ケストレルⅡ所属の"ブレイズ!"機体の制御を失った!コントロール不能!くそッ!…うわぁぁぁぁぁ!》

 

 

 

 

 

 

 

とある日、オーシア海軍、改ヒューバート級ケストレルⅡ搭載の戦闘飛行隊所属の一機の行方不明(MIA)が確認された。

パイロットはジョナサン・"ブレイズ"・ブルーバーズ。

 

 

 

奇しくも彼は、前大戦・ベルカ事変の裏で活躍した正体不明の戦闘機隊の隊長、ブレイズと同一人物であった。

 

ほぼ同じ時刻、長瀬が存在する艦これ時空に時空の歪みが発生することとなる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

To be continued…

 

 

 

 

 

 

 





艦これの世界に黒い悪魔がログインしますた(白目)


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第10話~それは まぎれもなく ヤツさ(コ○ラじゃねーか!)

(プレゼントで遊ぶジョージー)





「僕の今年のプレゼントが!」


(諦めるしかないか…)



ハァイ、ジョージー。
エスコン7予約した?



(首を振るジョージー)



oh…してないのか…?
今なら5とか付いてくるのに…




「面白そうだね!PS2で三部作やるわ!」




PS2(GO)!?

まだそんな化石を持ってたのかジョージー?
良い機会だ、交代しようぜジョージー…

「そうやってステマする気なんやろ、騙されんぞ」

確かにエスコン7のステマなのは認めるけど、それはあんまりじゃないか?

(無言で後ずさるジョージー)

おほっwwwガチで引いてやがるwww
大丈夫だって、安心しろよ~
今なら¥30,000位で買えるから…

(手を伸ばすジョージー)

だから…お前も安心して…

(ジョージー、手を掴まれる)




難易度ACEで燃え尽きろ!








キャァァァァァァァァァァァァアアアアア………!
































ペニーワイズは死んだ。PS4にエスコン7、ロゴ入りフライトジャケット等を買う金が足りなかったからだ。

良い子の皆は貯金しよう…




エースコンバット7、2019年 1/17発売(ステマ)

対応ハードウェア:PS4・Xbox one・steam



2/17 追記

難易度ACEクリアしたゾ。
演出とか(神過ぎて涙腺押さえるの)いや~キツイッス…





黒杉鎮守府の艦娘が保護されてから二日が経過した。

 

 

 

 

 

「以上が作戦概要だ」

 

朝のトラック泊地。

 

物々しい雰囲気の会議室にて提督の声が響く。

 

そこに集まっているのは艦娘ではなく10名程の憲兵だ。

ここに派遣されている憲兵は有事の際、独自の指揮系統により他鎮守府に派遣、捕縛等を行える許可が降りている。尚、その任務の性質上、訓練課程において非常に優秀な成績を残した者にのみ、 この部隊への編入許可が下りる。

 

提督はホワイトボードに貼り付けてある地図を見ながら説明する。

 

「今回は俺一人だけでなく、君達憲兵隊。そして本州で合流する30名余りの鎮圧部隊で黒杉鎮守府へ向かうことになる。…彼女らの証言もある。

奴等を許すな、必ず捕縛しろ!ここを発つのは今夜2100、C-2が迎えに来る。行き先は横須賀だ。そこからヘリで黒杉鎮守府上空まで移動。日を跨ぐと同時に突入する。装備は黒を主体とした野戦服に消音器付きのSMGにフラッシュバンだ。しかし防弾装備類は音や俊敏性を重視して必要最低限まで減らす。いいな?異議が有る者は会議後申し立てるように」

 

憲兵達は立ち上がり会議室前方のホワイトボード前に居る提督に敬礼する。

 

 

 

 

 

 

 

 

暫し経った後に提督と憲兵達は出ていくが、その部屋の影に一人の人影があった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………何で、そうまで危険を犯して僕らを助けようとしてくれるの?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それはね、黒杉の僕。提督が、目の前で他人が死ぬという事を恐れているからだよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ハズレだマヌケェ…」ヌッ

 

 

 

 

「!?」

 

 

 

 

 

 

 

おうナルトスやめろや。

 

 

 

 

 

 

 

(^ω^) (^ω^) (^ω^) (^ω^) (^ω^) (^ω^) (^ω^)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから二人の時雨達と提督は暫し話した。後、提督が動く理由も。

 

「俺が動くのは胸糞悪いからさ。提督として善人振りながら、俺と同じ仕事をしていながら、裏で笑いながら生きてるなんてゆ゛る゛さ゛ん゛!」

 

「と、いうことさ」

 

「訳が分からないよ…」

 

おっとカオスカオス。Blackは帰っていただきたい。

 

「まあ要約するとだ。気に食わんからぶっ飛ばしに行くって事だな」

 

「今一瞬だけど黒杉の提督に同情が沸いたよ」

 

言葉とは裏腹に時雨(トラック)の顔は愉悦に歪んでいる。何時から愉悦部に入部したんだお前は。冬木に派遣するぞコノヤロー。

 

「酷いものを見たよ…」

 

対する黒杉の時雨はげんなりしている。

この鎮守府では、提督のテンションに着いていけなくなったヤツから出ていく。生憎まだ一人もいないが。

 

「さぁて、奴さんにはちいとばかし早いクリスマスプレゼントをくれてやろうじゃないか」

 

黒杉時雨の言葉では、この時ほど提督(コイツ)の事が頼もしく感じたことはないらしい。

 

えぇ…(困惑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて時間は飛んで20:00。

 

 

 

 

 

 

 

C-2は既に到着しエプロンに駐機し、憲兵隊の整列も完了。滑走路に並んでいる状態である。

 

 

 

 

 

C-2のエンジン音に革靴の靴音が掻き消されながら、提督が前に出る。

 

 

「気を付けェ!かしら中ァ!」

 

「堅苦しい挨拶は抜きにしてだ。我々は日本国海軍発足史上初の摘発任務に赴くこととなる。やっと我々の出番だ。行くぞ」

 

「総員!乗機ーッ!」

 

「「「ハッ!」」」

 

 

 

 




(因みにPS2とVitaと3DSしかもって)ないです。





(短いのは)許してお兄さん…

(戦闘機シーンがないのも)貧弱な妄想力って奴のせいなんだ!












追記





12/25

ポケ戦泣けますやんか。ビデオレターは卑怯ですやんか。バーニィは嘘をつくの下手ですやんか。それでも勇気を振り絞りますやんか。
…アル、大人になりますやんか。
























2019 1/1追記

明けましておめでとうございます。


俺は☆5を当てたぞジョジョーッ!(閻魔亭の紅雀)


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閑話~アラシ止ミ 雷雲消ユ ワレ 星ノ黙スルヲ 見タリ~

あちらの世界でのお話。












一部台詞を入れ替え又は削除・追加しております
よってストーリーとは違う台詞回しになっておりまスゥゥゥゥ…

それでは、お楽しみ下さい







本編とは関係がないおま○けです。



2010年 12/31 AM6:39 ━オーシア連邦・首都オーレッド上空━

 

 

 

 

 

 

《SOLG撃墜を確認!》

 

 

 

 

 

 

弾け飛ぶSOLG、散らばる残骸。

 

そして告げられるAWACS(オーカ・ニエーバ)の声。

 

それを背景に飛び去る、尾翼にラーズグリーズの横顔が描かれた4機の黒いF-14A。

 

次の瞬間。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《イィィィィヤッフゥゥゥゥゥ!》

 

《やった!遂にあいつ等がやったぞ!》

 

 

 

 

 

 

割れんばかりの歓声が巻き起こる。

 

 

 

 

 

 

《ラーズグリーズの英雄に、敬礼!》

 

《ラーズグリーズ!ラーズグリーズ!ラーズグリーズ!》

 

《お前ら!この声が聞こえるか!?聞こえんとは言わさんぞ!》

 

 

ヘルメットを被っている耳にキンキンと、無線で地上の奴等の声が脳内に響き渡る。

 

《ハハハ…まるでお祭り騒ぎだ》

 

我が編隊、大統領直属航空機部隊、ラーズグリーズ隊の編隊員であるソーズマンがそう呟く。

 

《でもこれで…これで本当に終わったのね…》

 

《ああ長かった…。だが、これで…漸くこれで終わりだ…》

 

《…自分はあの日から…隊長達に付いてきました。これで、母さん達も喜ぶかな…》

 

《喜ぶさ、お前の母さん達も…そしてあいつもな》

 

 

 

ふぅ、と溜息が俺の口からふと零れる。

 

 

 

《…チョッパー……あっちはどうだ…?》

 

《………》

 

《あのおしゃべりめ…先に逝きやがってよう…!》

 

何故か。

 

あのおしゃべりの事を思い出そうとすると、さ。

目の前の景色に靄がかかる。

何でだろうな。

 

そうだ。あいつ、あの曲歌ってたよな。

 

《……thought endless in fright. day turn to night.》

 

《それってチョッパー大尉が歌ってた…》

 

《ああ………》

 

《隊長はいつも唐突なんですから…》

 

そう言い合いながら。平和をもたらした悪魔、いや英雄は。

 

 

━━━━━━まだ黒がかった空へと消えていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラーズグリーズは、この日をもって2020年まで姿を消すことを時の大統領、ヴィンセント・ハーリングは連邦議会にて公表した。

 

 

 

 

 

彼はこう語ったという。

 

「この事変を統括するには残念ながら私達は時を待たねばならない。しかし、世界は新たな時代へと既に向かい始めている。闇を照らす炎が消えぬ限り、この道は続くだろう」

 

 

 

 

 

2014年の現在、彼らは一部を除き悠々自適な隠居生活を満喫している。

そして"その先"から新たな時代に変わる世界を、そこに灯る暗闇を照らす炎を見つめているのだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「実はこの話には続きがあってね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

━2014年、オーシア連邦のとある田舎の農場。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私はインタビューの途中、そう言われた。

もちろんメモになど記してはいない。

 

「彼らは、また空に関わり始めた。軍にせよ民間にせよ、ね。ナガセ君は宇宙飛行士になったし特にあのブレイズ君はまたパイロットになったようだ」

 

失礼ながら、貴方もそのうちに当てはまるのでは?

私とハーリング元大統領は口元に緩やかな弧を描きながら話す。

 

「それもそうかもしれないな。しかし、君はどうなんだい?一流ジャーナリストのジュネット君」

 

あはは、私も同じ穴の狢です。こうしてまた貴方に会えることができた。

こんなことを言うのは不謹慎ですが、あの戦争のお陰です。

そういえば元大統領閣下。確か新しいプロジェクトを推進していたと思いますが…

 

「ああ、軌道エレベーターの件だね。エルジア諸国はあれを私達が権利を握り、ただで渡すと思わない人達もいる。私はそれを目的としていたわけではないのだがね…まあそんな事は先の事変で身を以て実感しているよ」

 

「あれを巡って、争いが起きなければ良いのだが…」

 

私も、そう思います。

先の戦争では、灰色の男達によって踊らされて思い過ごしのまま争いを続けていましたからね。

アンダーセン艦長とニカノール首相…そして貴方と彼らが居なければ実現し得なかった。

 

そう言うと元大統領閣下はかぶりを振る。

 

「買い被りすぎだよ。私は最後の一手を打っただけに過ぎない。止めたのは間違いなく彼らだ。時に…彼等は今何をしているんだろうね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

耳をつんざく轟音と共に黒い機体が飛んで行く。

 

 

《Blaze,Engage》




こんな話になっていたんじゃないかと妄想してみる。


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リアルでツインテ似合う女って少ないよね

いつも息抜きばっかしてんなお前な





なんでこんなにみじけぇーんだよお前。
やればできる!(ヒゲクマ)


「提督ーっ!」

 

 

 

鎮守府の廊下を駆け抜ける音と朝イチでのデカイ声と相まって、騒音のバカルテットを生み出す艦娘。

 

そして執務室前で止まったかと思えばバァン!(大破)とまた一つ騒音を追加したその艦娘の名は明石。

 

最近の遠征により当鎮守府の管轄海域で発見された工作艦であり、日夜怪しげな開発を行っては鎮守府を混乱の渦に叩き落としている張本人である。

 

「提督!新しい薬品が完成しましたぁ!」

 

「破棄」「決断が早い!さす提!」

 

どうせろくなことにはならない。だったら決断は早い方が良いとばかりにコンマの隙も与えず、「薬品」の「や」が出た瞬間には破棄の一言を明石に突きつけていた。

 

「でも今回ばかりは聞いてください!」

「嫌だ」

「お慈悲^〜」「やだこわい…アイアンマン!」

 

明石は 提督の体に 絡み付いた!

 

「おまっ何すんだ!離せコラ!離せ!…流行らせコラ!」

 

「シュバルゴ!」

 

哀れ提督はお縄につく(物理)してしまったのであった。

 

「ふっふっふーん、やっと話を聞けるようになりましたね」

 

「提督としては非常に遺憾である」

 

「そんなこと言わずに」

 

がさごそと懐を探って取り出したのはコーラのような茶色の液体を入れたペットボトル。

しかし炭酸の様子はない。

 

「これですよこれ!」

 

「なんだそれ」「よくぞ聞いてくれました!」「聞くんじゃなかった」

 

「これこそ人類の叡知!性転換薬です!」

 

「あっ…(察し)やだ!小生やだ!」

「即負けした提督は何も出来ないじゃないですか。アキラメロン!」

 

やだなにこれ萌えそう。

作者はTS萌えです(確固たる意思)

 

右手にペットボトルを握り、左手をわきわきと動かしながらじりじりと迫る明石。

縄でふん縛られて床に倒れている提督にはそれを逃れる術はない。

現実は非情である。

 

「やめろぉ!ナイスゥ!(錯乱)」

 

その言葉を断末魔に口にペットボトルを突っ込まれる。

そんなんが断末魔でいいのかお前。

そして飲んでしまった。

 

「ウッ…」

 

その場で意識を失い倒れこむ提督。

その時、まばゆい光が明石の目を潰した。

 

「あああああああああああ!あああああああ!目が!目が!ぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

ムスカかな?

ともかく明石の目を潰した光はだんだんと収まっていき、周囲の光景がわかり始める。

次の瞬間。

 

 

 

「…んぅ?」

 

 

 

提督が倒れこんだ場所にいたのは見た目麗しい10歳位の女の子。

髪の毛はブロンドで、肩より長くサラサラ。瞳は薄い茶色で且つ顔のパーツも揃っている。ぶかぶかの提督の軍装が却って保護欲を刺激する。

 

 

 

 

 

………ロ↓リ↑コ↑ン萌え゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛!(イレギュラー)

 

 

 

 

 

「萌え゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛!(イレギュラー化)」

 

 

 

 

 

 

明石よ、お前もか。

 

「やだなにこれ可愛い」

 

明石の鼻からは鼻血が体外にログアウトした。

 

 

 

 

「お姉ちゃんだぁれ?」

 

 

 

 

「ひっひでぶっ!」

 

某世紀末なバナナを頭に乗っけた人の断末魔をあげ、明石は執務室から去っていった。

 

一人執務室に残されたロリ化した提督の運命やいかに。

 

 

 




今回のイベントで瑞穂さんと明石さんと松風ちゃんが来ますた




スペシャルサンクス:634タイチョー
サスガダァ…


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第11話~黒杉提督…貴様だけは絶対にゆ゛る゛さ゛ん゛!゛(その時不思議なことが云々)~

あっおい待てゐ(将軍並感)


暗く鬱蒼とした森を進む。

 

空はうっすらと雲がかかり、半月が太陽からの光を優しく照らし返している。

 

 

 

 

 

 

 

「クソッ、またか」

 

イライラした口調で鎮圧部隊の年若い伍長がセンサを無力化する。

 

木の陰等、所々に動体センサや赤外線センサが設置されているようで、暗視装置で確認できる。

 

嫌らしい置き方だ、余程人を寄せ付けたくないと見える。月明かりは半月のためさほど多くはない。それは好都合だったが、巡回の警備兵が多い。

 

それに一人ずつ気絶させるのは良いものの…コイツらかなり栄養状況悪いな。

頬はげっそり痩せて目許はクマだらけ。

鎮守府の警戒エリアギリギリで気絶させて先に目を覚ました奴等に尋問を行うと、やはり食堂でなんて食事をとらせてもらえず、毎日Aレーションばかりだという。

 

(参考までに言うと、Aレーションは少し生鮮食品はあるが大体包装された食品に新鮮な果物が付属する程度)

 

こんな栄養状況で警戒任務に就かせるって笑っちゃうぜお前(KBTIT)

 

食事は兵士、ひいては軍の進軍や行動に関わる大事な問題なのに…バカじゃねぇ!?(KBTIT再び)

 

まぁそんなわけで敵の警戒網には引っ掛かることなく無事に目的の鎮守府には到着したが、柵には高圧電流、鉄条網、それに監視カメラに遠隔起動対人地雷と、不審者対策のオンパレード。

 

(戦地かな?)

(いや内地でしょ。)

 

内心黒杉の提督を侮蔑していると通信士が暗号通信を受け取ったようだ。

 

「坂野少佐。先行したトラック隊からです。"木馬はトロイアに入った"」

 

トラック隊は先行し、数時間前から電気の修理業者と偽って内部に潜入している。

 

「よし、木馬隊が施設電源をカット次第ヘリ隊が突入しラペリング後、撹乱のために同時刻に俺達も突入するぞ。提督、宜しいですか?」

 

突入隊はもう準備を済ませている。やるしかあるまい。

 

「よし、木馬に電源カットを通達。ヘリ隊は突入させろ。お姫様を救い出すぞ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

薄暗い部屋の中、この鎮守府の主である恰幅の良い白い軍服の提督、そして髪を側頭部に結んだ加賀が座り込み青いカーペットの床に擦り付けんばかりに頭を垂れる。

 

 

 

「やめてください…作戦の失敗は私の落ち度です…これ以上彼女たちを傷つけるのは…!」

 

「私の命令もろくに聞けん鉄材どもが良くも一端の口を利く…。いいか良く聞け、私たちには敗北など有り得んのだ。ここは本土防衛の要なればこそ、ここまでの出撃ローテーションなのだぞ!貴様等は兵器であるからして、護国の礎とならねばならんのだ!」

 

「それは理解しています!しかし艦娘とて精神は人間と同等です!過労死だって存在します!いつまでもこんなことを続けたらいつかはまたあんなことになります!あの子の二の舞を増やす気ですか!?」

 

「あんなこと…?ああ、あいつ(瑞鶴)のことか。笑わせる。兵器は所詮消耗品、使い潰すまで使うのが至極普通だろうが」

 

「…流石に…頭に、来ました…ッ!」

 

加賀は守れなかった瑞鶴の事をボロくそに言われ、提督を睨み付ける。

 

「なんだ、上官に反抗する気か?とんだ欠陥品だな貴様。赤城共々解体してやろうか」

 

「クッ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バツン。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

突如、鎮守府全館の電気が落ちた。

それと同時に、ヘリのローター音も鎮守府内に響き渡る。

 

「何だいったい!敵襲か!」

 

言うが早いか、月明かりを照明がわりに探しだした机の上にある緊急無線で各部署に復旧・警戒を急がせる命令を下す提督。声を荒らげた反動での息切れが収まった頃加賀に再び向き直る。

 

「これで大丈夫だろう…貴様、何か仕組んだな!」

 

「私は何も「喧しい!」うっ…!」

 

派手な音を立てて床に倒れ込む加賀。提督は腰に帯びているリボルバーを抜き、照準を加賀の頭へと合わせる。

 

「止めてください…それ以上は…!」

 

「ふん、命乞いか。この鎮守府には貴様を守ってくれるものなどいない。死ね」

 

引き金が雷管を叩かんとしたその瞬間、執務室のドアがこじ開けられた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いるさっ、ここに一人な!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

我らがトラック鎮守府提督、長瀬である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「誰だ貴様は!?」

 

「当ててみろ、ハワイ旅行に招待してやるぜ」

 

「スカした真似を!」

 

ドアから加賀達まで凡そ3メートル。

 

加賀へ向けていた照準を長瀬に向けようとする提督。その前に動き出した長瀬へ照準を向けるのは至難の技だが、それに構わず発砲した。銃身を飛び出した弾は長瀬の腹へ向かいボディアーマーを破り、腹部を食い破った。

 

 

「ぐおおおおおおっ!」

 

 

獣のような雄叫びを上げ、しかして突進を止めない長瀬。

 

拳を握り締めて弓を引き絞るように引かれ、その拳は放たれた。

 

 

 

 

 

 

遂にその手は提督へ届いた。

 

 

 

 

 

 

「くそぶぉっ!」

 

 

 

 

 

 

走った勢いもそのままの渾身の右ストレートは提督の右頬に突き刺さり、1メートル裏の執務机を巻き込んで倒れた。

 

「…」

 

肩で荒い息をする長瀬。

 

「助けてくれたこと、感謝します。貴方は…一体誰なんですか?」

 

「俺か。俺はサンタクロースさ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ヒューッ!



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第12話〜はーい、よーいスタート(棒読み)

俺の目の前で狼藉をしようとした悪人を懲らしめる物語、はっじまーるよー



ん?狼…?








作者など、まだまだ子犬よ…(自戒の念)


「…そうですか。ではサンタクロースさん、窮地を救っていただきありがとうございます」

 

加賀は長瀬に向かい深々と礼をした。

 

しかし未だに荒い息はやまない。

腹部からの出血もアドレナリンのせいか痛みは僅か。しかし刻一刻と時間を増す毎に赤いシミが突入服にテラテラと出来上がっていく。

 

「提督!」

 

バタバタと靴の音が執務室の外で響いたかと思うとそこには鎮圧部隊の面々が。

 

「撃たれたのか…!?」

 

「大丈夫ですか!?」

 

「俺の前にこいつを拘束してくれ、恐らくこいつがここを仕切っている奴だ。こいつさえ押さえればこの鎮守府は残党だけのはず…」

 

視界がぶれて思わずよろめく長瀬。

 

「しっかりしてください!提督!提督!」

 

転びかけようとした体はしかし、しっかりとホールドされて立ち直らされていた。

 

「しっかりしてください。貴方にはまだやることが在るのでしょう?サンタクロースさん」

 

「ああ、子供達にプレゼントを渡さなくっちゃな…」

 

加賀に掴まりながら机の上にある、鎮守府構内至るところに設置されたスピーカーへ通じるマイクを手に取る。

 

《聞こえるか?この鎮守府に勤める日本海軍兵士諸君及び艦娘諸君。たった今、午後9時36分、この鎮守府の長、中沢少将の身柄を拘束した。罪状は艦娘への性的暴行、資材の横流し、機密の漏洩だ。この他にもあるが、これに加担した者は自首を勧める。加担していない者については15分後運動場に集合しろ。以上だ》

 

この放送の後、ちらほらと歓喜の声が鎮守府構内至るところから聞こえてくる。

 

「提督、移動しましょう。反乱分子が攻撃を仕掛けてくる可能性があります」

 

「ああ、そうしよう。手当てはそれからだ」

 

抱えられながら医務室へと移動する長瀬たち。

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

先の放送から凡そ数分後。

 

「今のって…?」

 

「もう休んで良いの…?」

 

「………嘘だああああ!俺はやらされてただけなんだ!こんな…こんな筈じゃあ無かったんだ!俺は違う!俺は違うぞ!」

 

 

 

突如として鎮守府に響き渡ったヘリのエンジン音。

 

いきなり切れた電気と非常用電源を用いて発せられた、あの悪しき提督からの解放。

 

艦娘たちは歓喜し、悪事に加担した一部の憲兵は頭を抱え現実を逃避している。

 

「君達はこの鎮守府所属の艦娘だね?運動場に集合してもらいたい。後で君たちにも事情聴衆はあると思うが、一旦は気を休めたいだろう?」

 

「ええ…ええ…!」

 

「これで…終わったのね」

 

「そっちを抑えてろ!そう、そこだ!」

 

「離せぇ!俺は加担していないんだぁ!」

 

「往生際が悪いぞ、おとなしくしろ!後でゆっくり話は聞いてやる!」

 

涙ぐみながら鎮圧部隊の誘導を受け運動場へと集まる艦娘たち。

 

しかしその一方悲痛な声で無実を訴え、手錠をかけられる憲兵や守備兵たち。

 

それを建物内から見守る長瀬たち鎮圧部隊。

 

「麻酔はこの鎮守府にはありません。殆どが彼女たち艦娘に対して使ってしまって配給が滞っていましたから、縫合を我慢して受けてもらうしかありません。ただ、盲管銃創でないのが不幸中の幸いでしたね」

 

「あいわかった…やってくれ」

 

メディックの腕章を付けたWACに、腹部に残る貫通銃創を縫合してもらっているようだ。

 

「気張ってくださいね…!あなたたちは手を押さえて!」

 

「はい!」

 

「いきますよ!」

 

針を使い、慣れた手つきで銃創を縫合してゆくメディック。

 

「〜〜〜〜〜〜ッ!」

 

「このまま背中の傷もいきます!バイタルに注意!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「痛〜〜〜〜〜〜ェ…」

 

数分後には、ベッドの上で息も絶え絶えの長瀬、メディックと鎮圧部隊がいた。

 

「終わった〜…」

 

「提督…馬鹿力が過ぎます…」

 

「予後には気を付けてください。あくまでも応急手当てですからね」

 

「はい…」

 

医者には逆らえないよね。特に怪我したときとか。

 

さて、応急処置も終わったことだし、運動場へ向かわなければ。

 

この混乱を沈めなければなるまい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




作者も麻酔無しで数針程度ですが縫った事があります。
膝パックリイキました。
階段でこけて膝縫うことになるなんて思わねぇよ(小声)

因みに脂肪が見えてすっげぇグロかったゾ^〜


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