スーパーロボット大戦V、機凱種チート添え (ホワイダニット)
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その他
ステルヴィア設定。スパロボ式能力表


初めのほうはチートになりすぎないようにして後半に一気に引き上げる予定。


ステルヴィア

 

全長:1.62m

 

重量:0.045t

 

SIZE.2S

 

 

機体能力

 

(無改造時=制限時)→(10段階改造時=制限時)

 

HP:6200→8800

 

EN:250→350

 

装甲値:2300→3000

 

運動性:170→230

 

照準値:180→240

 

地形適正ー空:S.陸:A.海:B.宇:S

 

移動:6

 

タイプ:空陸

 

特殊能力:撃破学習。EN回復(大)。ジャミング機能。久遠第四加護。

 

捕捉

 

【撃破学習】

 

敵機破壊で取得する経験値を1.25倍にする。

 

久遠第四加護(クー・リ・アンセ)

 

5000までのダメージを無効にする。

 

気力150で7500までのダメージを無効にする。

 

EN消費、15

 

 

武器性能

 

格闘:『偽典・天移』

 

弾数、ーーー/ーーー

 

消費EN、10(250)

 

必要気力、ーーー/ーーー

 

必要スキル、ーーーーーーー

 

地形適応、空:S、陸:A、海:B、宇:S、

 

攻撃力:3500→5100、

 

射程:1~2、

 

命中:+20、

 

CRT:+10、

 

【戦闘時セリフ】

 

『【偽典・天移(シュラポクリフェン)】ーー【典開(レーゼン)】ーーこれが、高速戦闘の極致!→(撃破時)うん、今日も絶好調‼(未撃破時)あれ?調子悪い?メンテしなきゃ。』

 

射撃:『偽典・天撃』

 

弾数、ーーー/ーーー

 

消費EN、30(250)

 

必要気力、115(150)

 

必要スキル、ーーーーーーー

 

地形適応、空:S、陸:S、海:S、宇:S、

 

攻撃力:4700→6300、

 

射程:2~7、

 

命中:+5、

 

CRT:+10、

 

特殊効果、バリア貫通。サイズ差補整無視。

 

【戦闘時セリフ】

 

1 『【典開(レーゼン)】天翼種から学んだ一撃よ。【偽典・天撃(ヒーメアポクリフェン)】→(撃破時)味方は、よし巻き込んでないわね。(未撃破時)やばぁ~、仕留め損ねた。』

2 『 【偽典・天撃(ヒーメアポクリフェン)】ーー【典開(レーゼン)】ーー【照準・偏差補正・固定】ーー【発射】→(撃破時)対象の消滅を確認。(未撃破時)対象の健在を確認。』

 

射撃:『偽典・焉龍哮』

 

弾数、3/3、

 

消費EN、45(250)

 

必要気力、130(150)

 

必要スキル、ーーーーーーー

 

地形適応、空:S、陸:A、海:B、宇:A、

 

攻撃力:5300→6900

 

射程:3~9、

 

命中:±0

 

CRT:±0

 

特殊効果、バリア貫通。サイズ差補整無視。

 

【戦闘時セリフ】

 

1 『【典開(レーゼン)】龍王の断末魔が聴こえるかしら?。【偽典・焉龍哮(エンダーポクリフェン)】→(撃破時)聞こえ・・・てるわけないか。(未撃破)やっぱり全力値には遠いわね・・・』

 

2 『私、これあんまり好きじゃないのよね。【典開(レーゼン)】・・・【偽典・焉龍哮(エンダーポクリフェン)】。→(撃破時)ほら、何も残らない。(未撃破時)お互い運がないわね』

 

 

パイロット名称:ステルヴィア

 

特殊スキル:サイズ差補正無視L2。精神耐性。接触不可危種。極。

 

捕捉

 

【接触不可危種】

 

気力:140で発動。武器攻撃力+300。運動性+20。照準値+20。

 

精神コマンド:加速(15)。狙撃(20)。愛(45)。かく乱(45)。分析(20)。魂(50)。

 

一話時点では、加速、狙撃のみ。

 

 

Lv1時(一話)

 

能力:格闘160.射撃190.技量210.防御170.回避120.命中130.

 

 

登場作品、ノーゲームノーライフ(オリジナルキャラ)

 

異世界、ディス・ボード出身のエクスマキナ。いわゆる機械生命体に当たるが本人からは機械とは思えないほど感情が豊か。よく他の機体のプログラムに進入し自分に有用と判断した武器や設計を見る癖がある。

 

 

 

 

 

 

 



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開始
盤上からの消失


この小説に関する注意点。


書かれた感想は出来るだけ削除しないでください。




あらゆる武力が『十の盟約』によって禁じられ、全てがゲームで決まる世界。その世界の名は『盤上の世界(ディス・ボード)』。其処で起きた人類種(イマニティ)の全権代理者『 』(くうはく)機凱種(エクスマキナ)の一団。そして二者のゲームの生贄にされた『神霊種(オールドデウス)』の少女、帆楼。

 

まあ、そんな『 』(空と白)の茶番劇も終わりを告げ、殆どの機凱種は去っていったがまだその場を後にしていない者が二人いた。

 

「【仮定】先のゲームにて破棄指定された愛。『意志者(シュピーラー)』に対するもの限定なら」

 

玉座の後ろから抑揚の無い声で一同を驚かせ。

 

「【推論】ご主人様への愛は(・・・・・・・・)破棄されない当機用の抜け穴と推測。そうに決まってる」

 

光学迷彩的な、デタラメを使い。玉座裏からぬぼーと、あやめ色の髪とスカートをなびかせる一体のメイドロボと。

 

「【再認】機凱種きっての異端児(イミルアイン)は痛い姉である」

 

さらにまた光学迷彩的なデタラメで隠れていたのか、根元で纏めた膝まで届くダーク・ブルーの髪と青色の服に白いパレオのようなスカートをなびかせた機凱種が現れる。

 

「【確定】及び【再認】ご主人様は当機に惚れている。ばーん」

 

だが、イミルアインは後から現れた機凱種を無視して空に無表情でのウインクという逆に器用な仕草で、ハート的な何かの発射を口にした。

 

だが的外れな射撃(だんてい)に『miss』と、頭上に表記された空が声をあげる。

 

「イミルアイン?え、お前もいたの⁉つーか、横の誰だよ‼」

 

「【肯定】ずっと」

 

「【開示】当機識別番号Rf000Jb7Ё28a4『全環境適応連結体最終情報集積個体』及び『機凱種最終番個体』。盟友コローネ・ドーラにより承けた名は。ステルヴィア。盟友コローネ・ドーラとの誓いの履行を確認しに来た」

 

イミルアインはずっといたと。ステルヴィアと名乗った機凱種は盟友との誓いを確認しに来たのだと。

 

「は、コローネ・ドーラ?おいステフ。その名前ってお前の先祖の名前じゃなかったか?」

 

「ええ、確かにコローネ・ドーラは先祖に当たりますが。何故機凱種がエルキア建国の女王と盟友関係になりますの?」

 

「【回答】大戦終結後。『遺志体(プライヤー)』の願いを果たすため人類種(イマニティ)コローネ・ドーラと接触。のち、人類種(イマニティ)及びドーラ家の存続を盟約とし。再び人類種(イマニティ)機凱種(エクスマキナ)に誓いが結ばれるまでエルキアにてドーラ家の血を絶さぬことを人類種(イマニティ)コローネ・ドーラとの誓いとした」

 

機凱種とのゲームが終わってから現れたこの機凱種の話を纏めると遺族の遺言に従いコローネ・ドーラに接触。その後ずっとエルキアにいた事になる。

 

「【提案】もう、普通にしゃべっていいですか?」

 

その言葉に一同はステルヴィアを見ながら呆ける。

 

「え、普通に喋れるんですの?」

 

「【肯定】大戦後人類種(イマニティ)の中にて活動【補足】コローネ・ドーラの協力と研究の結果、当機は人類種(イマニティ)の肉体を生成することに成功。先代機は人類種(イマニティ)の肉体で活動」

 

さらりと以前にイマニティとして活躍していたとのたまうステルヴィア。

 

「ちょっとまて、人類種(イマニティ)の肉体で活動していたというがそれでなにをしてたんだ?」

 

「【存続】ドーラ家直系の男子に相手が出来なかった場合における次世代への母胎が有機体における当機の役割」

 

「ドーラ家の母胎って。すこしお聴きしてもよろしいでしょうか?」

 

「【了承】当機に答えられるなら」

 

「最後に母胎としての役割をされたのはいつですの?」

 

「【回答】最後に母胎として使用したのは、ステファニー・ドーラの母胎として」

 

ステルヴィアはちゃんと理解していないのか。つまりは自分はステファニー・ドーラの母親だと言ったも同然の事にいい放ち、まわりを絶句させていることに気づいていない。

 

「えっと、つまりはステルヴィアさんは私のお母様ということでよろしいですの?」

 

「【肯定】及び【否定】確かにステファニー・ドーラを産んだのは当機だが、現在当機の肉体は人類種(イマニティ)のものではなく機凱種(エクスマキナ)のものであるため、肉体的な繋がりはない」

 

「でしたら私を産んだ人類種(イマニティ)の肉体はどうされたんですの?」

 

「【廃棄】人類種(イマニティ)の肉体はステファニー・ドーラを排出した後、全ての役割を終え生命活動を停止。ドーラ家の者により丁重に埋葬された」

 

当時、イマニティとして活動していたステルヴィアの肉体はステファニー・ドーラを産むという役割の為に創られたものであるため。ステファニー・ドーラを産むという行為の為に全ての力を使い、それが履行されればその役割を終え生命活動を停止し機凱種の肉体に意識がフィードバックするようになっていた。

 

「そうですの。道理でお母様のことをお爺様やお父様に聞いても教えてもらえなかったのですのね」

 

ステフは自分の胸のうちに出来た感情を堪えるように僅かに顔を下に向ける。

 

「【再提】もう、普通にしゃべっても」

 

「ああ、そう言えばそんなことも言ってたな。それはステルヴィア、お前が喋りやすい方でいいだろ」

 

「【了承】当機の言語内容を変更する」

 

ステルヴィアはすこし長めに目を閉じる、といっても二・三秒だが。そして目を開けると。

 

「ふぅ、やっぱり機凱種の言語は一度離れるとめんどくさいわね」

 

ステルヴィアは言語を変えるとやれやれといった感じの仕草をする。

 

「それがあんたのイマニティとしての言葉使いか?」

 

「変わり・・・すぎ」

 

「それはそうよ、私が何年エルキアで過ごしてると思っているの。イマニティとして生きていた年月だって100年や200年じゃ利かないんだから。言葉使いもそれなりになるわよ」

 

「そうゆうものですの?」

 

「そうゆうものよ。ほら、人類種の集団の中で機凱種の言葉使いをしてるのがいたら怪しいでしょ?」

 

ステルヴィアの言動は機凱種としてはあれであるが確かにイマニティの集団の中で機凱種のしゃべり方は違和感しかないだろう。

 

「確かに怪しいな。それが本当に人類種なら病院案件だろう」

 

言葉の使い方で病院案件と言った空には誰も反応せず。

 

「ステルヴィア・・・に、質・・・問」

 

「なんです?」

 

白が質問を投げかける。

 

「なんで・・・ステルヴィア、見ため、エクスマキナ・・・っぽく、ない」

 

白の質問に一同はステルヴィアをあらためて監察する。確かにステルヴィアの姿は他の機凱種とは違い機械部分が露出しておらず。見ためは人類種と言われれば信じてしまいそうなほどである。

 

「なんでって、目立つじゃない。それに露出してる部分から砂や埃が入ってショートしたくないし」

 

「理由が普通すぎて面白くないな」

「別に面白くする必要はないと思うけど。それで?そろそろ本題に入っていいかしら?。といってももう確認はしたから私の仕事は終わったのだけれど」

 

「そういや人類種と機凱種の間にまた誓いが結ばれるまでとか言ってたな。・・・ちょっとまて、機凱種は自分の意思で『新造機構』を使わなかったんだよな。ならなんであんたは繁殖してる」

 

空は自身が絶大な被害を受けた機凱種の『新機体製造(こづくり)』案件を思い出しそれがステルヴィアには適用されていないことを。

 

「えっ、だってあれは他の機凱種の勝手で私は了承した訳じゃないし。自分の新しい身体を作ってもそれは繁殖にはならない上に私がしていたのは機凱種の繁殖じゃなくてドーラ家の血を繋ぐ行為だから問題ないでしょ?」

 

ステルヴィアは他の機凱種が耐久限界を越えてまで貫いてきたことを勝手と言い切り自分の新しい体を作るのは問題ないと言った。

 

「ほんと、めんどくさいな機凱種。・・・それで?あんたはこれからどうするんだ。盟約が履行されたんならあんたは自由に行動できるようになったんだろ」

 

「ええそうね。だからこれを機に世界を回ってみようと思うの。私、建国以来エルキアから出たことないし」

 

「お母様は私達と一緒にはいてくださらないんですのね」

 

ステルヴィアがエルキアから出て世界を回ることを寂しく思いステフはそんな言葉を口にしていた。

 

「ステファニー。あんた、機凱種の私を母親と呼んでくれるの?」

 

「はい。母親が機凱種だった程度、空達のやらかしてきた事に比べれば些細な事ですわ。ですので、例えお母様の身体がエクスマキナであってもステルヴィアさんは私のお母様ですわ」

ステフは自身の母親がエクスマキナであることを些細な事と言った。こんなことが言えるようになったのは空と白、はてにはジブリールやいずなに関わってきたおかげだろう。

 

「まあ、それでほだされて世界を回るのを止めるかといったら止めないけど。そうね、写真でもとりましょうか。私とステファニー、二人が写ったのをそれぞれ持つなんてどう?」

 

「私とお母様との写真ですの?」

 

「ダメかしら?」

 

「ええ、構いませんわ。お母様との初めての思い出にもなりますし」

 

ステファニーの了承を得ると、ステルヴィアはステファニーの隣に立ち一つのビットを前面に静止させる。ビットにはカメラレンズが付いておりこのビットて写真を撮るようで。ステルヴィアはステファニーに横から抱きつくような体勢で写真を撮る。するとビットの隙間から一枚の写真が排出され、その写真にはステルヴィアとステファニーが仲の良さそうな姿が映っていた。

 

「ありがとうございます。ですがお母様の分の写真はよろしいんですの?」

 

排出された写真はステフの分だけでステルヴィアの分はなかった。

 

「私は撮影データがあるからいつでもどこでも見れるわ。・・・それじゃあもう行くけど、あんまり無理はしないようにするのよ?」

 

「それは其処のダメ人間によりますわ。でも、ありがとうございます。私にもまだ家族がいると判っただけでも今後の励みになりますわ」

 

ステファニーの言葉を最後にステルヴィアはその場をあとにした。

 

「行ってしまいましたわね」

 

「ああ、・・・ところでイミルアイン、お前はいつまで居るつもりだ?」

 

ステルヴィアの居なくなったあと空はイミルアインのガチ告白におののく事になる。

 

 

 

 

*****

 

 

 

恐らくはしばらく戻る事のないだろうエルキアの街並みをステルヴィアは自身の心に留め、昔の事を思い出しながら歩いていた、すると。

 

 

「逆じゃ!帆楼は、帆楼の創った者にさえ、遅れておるではないか!」

 

其処には自身が創った者、機凱種より心に対して理解が遅れていることを笑いながら悔しがっている帆楼を見つけた。

 

そんな帆楼をやさしく見つめながら、自分達機凱種の母もこれから多くの事を知っていくのだろうと思い、静かにその場から転移()えた。

 

 

****

 

~エルキア上空~

 

 

ステルヴィアはエルキアの空をゆっくりと風を程よく感じる程度の速度で移動していた。

 

「さて、まずは何処から回ろうかしら?」

 

世界を回るとは決めてはいたもののどういった順番で回るかは全く決めていなかったステルヴィアは困っていた。

 

「うーん。やっぱり東部連合からかしら?あそこは機械科学が進んでるっ⁉」

 

目的地を東部連合に決め、其処に向かおうした次の瞬間、嫌な感じに従い後ろを振り返ると。ステルヴィアのすぐ後ろには空間が割けており、その大きさは人1人がすっぽり入る大きさをしていた。

 

「なっ、私が気づけなかった!?そんなっ」

 

割けた空間は瞬く間にステルヴィアを飲み込むと割けていた空間が閉じ、其処には何事もなかったかのような青空が広がっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ステルヴィアの名前の由来は。

スーパーロボット大戦=宇宙戦闘有→宇宙→宇宙のステ〇ヴィア→ステファニーとステルヴィア、二つともステから始まってる。よし、これにしよう。


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第1話、絶望からの出航。えっ、もしかして私やっちゃった?

何か言うことがあった筈なのに忘れた(´д`|||)


西暦2199年、地球。

 

そこは規模は小さいものの戦場と化していた。

 

「やった・・・!私でもやれたんだ!もう恐れない・・・!この機体があれば、私も戦える!」

 

人形のロボットに搭乗している女性は敵機を破壊することができ、すこし興奮状態にあった。

 

そんななか、この戦闘領域に突如として空間に亀裂が入り。その場にいた全機に空間異常のアラートが鳴り響き緊張が走る。

 

その間にも亀裂は徐々に大きくなりやがて二メートル程の大きさになるとそこから人形の何かが出現し、重力に従い落ちていくが20メートル程落下したところで止まった。

 

 

****

 

~ステルヴィア~

 

「えっ?ちょっと落ちてっ。反重力装置起動。うそ!エラー!?。原因をサーチ、結果、精霊回廊の停止!?動力を内部エネルギーにシフト、緊急用バッテリー併用。反重力装置再起動!」

 

ステルヴィアは再起動させた装置で体勢をととのえるとホッと一息をついた。反重力装置の起動に伴い機凱種の機械翼が典開されたのは仕方の無いことだろう。

あぶなかったわね、もしもの時のために内部動力を改良して良かったわ。取り敢えず、まずは周囲の精査と代用エネルギーの確保。それに伴う環境の適応化ね。

「全天精査を開始。平行して代用可能エネルギー観測開始。周囲環境に随時適応開始。・・・代用可能数は三種類。全て名称不明、面倒!名称スルー、代用エネルギーに対応した器官を精霊回廊に代用。全天精査の結果はディスボードとの類似点無しかぁ。あと環境適応は変化毎に更新。次に攻撃武装点検、使用可能武装、『偽典・焉龍哮』。『偽典・天撃』。『偽典・天移』。って3つだけっ‼しかも威力が半分以下!?うそでしょ。なら防御武装点検、・・・・・・『久遠第四加護』以外、機能凍結・・・」

 

 

~ヤマト~

 

 

「状況は?」

 

「現在アンノウンは静止状態を維持。動き、ありません」

 

ヤマトの管制室では突如現れたアンノウン(ステルヴィア)の観測をしていた。ガミラスとの戦闘中に空間の裂け目から現れた機械の翼を持った人形の存在が果たしてガミラスの援軍なのか、それとも他勢力のものか分からないためである。

 

「艦長、アンノウンを攻撃しましょう。あれがガミラスの援軍の可能性もあります、静止状態の今なら」

 

「ならん。いまガミラスにヤマトの存在と位置を知られる訳にはいかん。アンノウンの警戒を維持、ガミラスの動きにも注意してくれ」

 

「ガミラスに動き有!アンノウンに攻撃を開始!」

 

 

~ステルヴィア~

 

 

ん?あの緑のからロックされた?あれは、ミサイルかな?って撃ってきた!

 

ガミラス兵

「アンノウンに対し攻撃を開始する。・・・狙いはついた・・・!」

 

やばっ、まだ動ける状態じゃないのに。・・・ぶっ!ゴホゴホっ。痛・・・くはないけどいきなり攻撃してくるって感じ悪いわね。全シークエンス再設定完了。反撃してあげる。

 

ステルヴィア

「【偽典・天撃(ヒーメアポクリフェン)】ーー【典開(レーゼン)】ーー【照準・偏差補正・固定】ーー【発射】」

 

 

ステルヴィアは天撃で、攻撃をしてきたガミラス兵とその近くにいた僚機を巻き込んで蒸発させた。

 

 

~ヤマト~

 

「ガミラス兵全滅!アンノウン健在!なお、アンノウン、目視による損傷、確認できません」

 

「なんとゆう自己防御能力だ。ガミラスのミサイルで傷ひとつつかんとは」

「それにガミラスを全滅させたあの光、あれは一体」

 

ヤマトの乗組員はガミラスの攻撃に傷ひとつ付かない防御力、そしてガミラスを全滅させた光の槍の威力に驚愕する。

 

「艦長!アンノウンから通信。どうしますか?」

 

乗員がアンノウンをモニター越しに見つめるなか、そのアンノウンから通信が来たとの連絡が入る。

 

「・・・繋いでくれ」

 

アンノウンからの通信に艦長は応じることにする。ガミラスがアンノウンを攻撃した以上ガミラス側の存在ではないと判断したためだ。

 

『あら、通信を繋げたの?反応しなかったら無理矢理繋げるつもりだったのだけど、そこの責任者は優秀なのね』

 

「失礼だが君は一体何者かね」

 

『私は・・・そうね。ひと言では説明することはできないわね。ただ、異世界からの迷子だと思ってくれればいいわ』

 

「異世界からだと?にわかには信じられんが。こちらのデータベースに君の情報が一切なく、君の攻撃は我々の理解を越えていた。なら、君の言葉を信じる他無いか」

 

『ありがとう、それで?貴殿方は私にどういった行動をするのかしら?もし、敵対行動をするならこちらも相応の行動を取らせてもらいます』

 

「いや、我々は君に敵対行動はとらんよ。我々には成さねばならない使命があるのでね」

 

『そうですか。・・・なら、貴方達の使命とはなんです?』

 

「艦長。ガミラスが送り込んだスパイの可能性も。それに、もしあれの言う通り異世界から来たとしても正体の分からない者にヤマトの使命を話すのは」

 

乗組員の一人は正体のはっきりとしない相手は信用出来ないと、艦長に進言するが。

 

「これは勘だが、彼女は信用できる。我々が彼女に敵対しなければ問題ないだろう」

 

艦長は今までの経験からアンノウンは信用できると判断した。

 

『相談は終わりましたか?』

 

「ああ、すまない」

 

『いえ、構いませんよ。集団で意見が別れるのは同然です、気にしないでください。それで、返答をお訊きしても?』

 

「我々は、母星である地球を救うためにイスカンダルに向かうのが目的だ」

 

艦長である沖田はステルヴィアにヤマトの使命を話した。それで相手の反応によっては今後のヤマトの助けになる、そんな気がしていたからだ。

 

『それは、旅に出るととらえても?』

 

「かまわない、それで?それを知った君はどうするのかね?」

 

『私は貴殿方が私に攻撃をしないならそのままにしようと思っていたけど、気が変わったわ』

 

その言葉にヤマトの乗組員に戦慄が走る。だが、ステルヴィアから出た言葉は。

 

『私を貴殿方の旅に同行させてくれないかしら?』

 

なんと、ヤマトへの同行を願い出るものだった。

 

「理由を聞いても?」

 

『私は元々世界を旅するのが目的だったの。でも、いざ何処から回るか迷っていたらいきなり空間の亀裂に飲まれてね。こんなところに吐き出されてしまったの。ならいっそこの世界を回ろうと思って』

 

「それはつまり我々の旅に便乗するということかな?」

 

『ええ、その通りよ。ダメかしら?』

 

「艦長、いかがしましょう」

 

「私は反対です。あのような者」

 

「自分は賛成です。今後、ガミラスの攻撃は激化すると思われます。あれの戦力は我々にはわたりに船と考えます」

 

「艦長」

 

「彼女の提案を受ける。これは艦長命令である」

 

艦長の一声でステルヴィアのヤマトへの乗艦が可決した。

 

「ということだ。我々は貴殿の同行を受け入れることになった。これからよろしく頼む」

 

『寛大なお心遣い、感謝します。えっと、そう言えばお名前を聞いていませんでしたね。お伺いしても?』

 

~ステルヴィア~

 

まさか突然現れた私を受け入れるなんて、さっきの緑のは警告無しで撃ってきたから対処したけど。それにしても。あれ、カモフラージュなのかな?私みたいなのにはすぐにわかる感じだけと。

 

 

『儂は宇宙戦艦ヤマト艦長、沖田十三という。して貴女の名は?』

 

「私は、異世界ディス・ボード出身の位階序列十位、機凱種(エクスマキナ)の最終番個体、名をステルヴィアといいます。沖田艦長」

 

『ああ、よろしく頼む。だがヤマトはまだ発艦できる状態ではない。少し待ってもらえるかな?』

 

「ええ、構いません、私も急いでいる訳では無いので」

 

 

~ヤマト~

 

 

「徳川君、状況は?」

 

「波動エンジン始動には、やはり電力が・・・」

 

「おやっさん!電力が来ます!」

 

「極東地区の全電力を結集しても波動エンジンの始動には足りんはずだぞ!」

 

「これは」

 

発艦するための波動エンジンを始動させるための電力が足りなかったヤマトに電力が送られてくる。

 

 

~地球連邦極東菅区司令部~

 

 

「待っていてくれ、沖田君!北米、アフリカ、ユーラシアの各ブロックが貴重なエネルギーをヤマトに送ってくれている!地球中がヤマトの出航に望みを懸けているのだ!」

 

 

~ヤマト~

 

 

「波動エンジン始動」

 

世界中から貴重な電力を受けとり、ヤマトはエンジンの始動を始める。

 

「機関始動!フライホイール接続!出圧上昇!90・・・96・・・100・・・エネルギー充填120%!」

 

「波動エンジン、回転数良好!行けます!」

 

そこへ、大型の弾道弾が表れる。

「惑星間弾道弾捉えました!」

 

「船体、起こせ!偽装解除!」

 

偽装である朽ちた船の姿を脱ぎ捨て、ヤマトは本来の姿を表す。

 

「敵、惑星間弾道弾をここで迎撃する!主砲、発射準備!」

 

「主砲発射準備!」

「抜錨!ヤマト、発進!」

 

「抜錨!ヤマト、発進します!」

 

抜錨したヤマトは宙に浮き主砲を弾道弾に向ける。

 

「主砲、発射!」

 

ヤマトから放たれたエネルギー砲は弾道弾に直撃し弾道弾を爆発させる。

 

「波動防壁、解除!ヤマトに損傷なし!」

 

ヤマトは弾道弾の爆発を波動エネルギーを使った防壁を展開し防いだ。

 

「ついに目覚めたのね・・・お願いね、ヤマト・・・。地球の人達の希望を・・・」

 

人形のロボットに乗っていた女性・・・チトセに通信連絡が入る。

 

『・・・如月千歳三尉トヴァングレイニ ヤマトヘノ 乗艦ヲ 命ズル・・・』

 

「これって略式の命令書・・・?いきなり、そんなこと言われても・・・」

 

目の前でヤマトのハッチが開く。

 

「着艦ハッチが開いた・・・進むしかないのね。行こう、ヴァングレイ。あなたがいれば、きっとやれる・・・!」

 

チトセは開いたハッチからヤマトへ乗艦した。ステルヴィアもヴァングレイの後ろから乗艦する。

 

「これより我々は地球を発ち、遥か16万8000光年彼方のイスカンダルへ向かう!総員、心しろ!ヤマトの戦いは、今この時より始まる!」

 

~ヤマト格納庫~

 

「ふう、着艦までオートでやってくれるなんて、ヴァングレイって便利な機体ね」

 

ヴァングレイに肝心しているチトセの元に一人の男が走ってくる。

 

「チトセちゃん!チトセちゃんなんだな!」

 

「叢雲三尉!どうしてここに⁉」

 

「どうしたもこうしたもないぜ。ガミラスが来たんで退避ブロックに避難したら、研究所のおっさん達がチトセちゃんがいないって大騒ぎしてたんだ!」

 

「良かった、皆さん無事だったんだ!」

 

チトセは研究所の人達の無事に安堵する。

 

「で、おっさん達に頼まれて俺はチトセちゃんを探しに来たんだが。端末にヤマトに乗れっていう命令が急に入ったんで、仕方なく乗り込んだ訳だ」

 

「私と同じだ・・・きっと出航前に欠員が出来たんで慌てて乗員の補充を行ったんですね」

 

「違うと思うけど」

 

「うおっ!?あんた一体何処から」

 

「何処って、この子の後ろに居たけど、気付かなかったの?」

 

「ああ、すまない」

 

「あっ、貴女!?ガミラスを全滅させたアンノウン!」

 

「なに!」

 

叢雲は思わず身構えるが、ステルヴィアは気にしてはあまりいないようで。

 

「女性に対してその反応は失礼じゃないかしら」

 

「・・・そこまでだ」

 

「あなた達は完全に包囲されています。動かないでください」

 

いつの間にか三人は周りをかこまれていた。

 

「あら、貴方達は誰かしら?」

 

「我々はヤマトの保安部。自分は隊長の伊藤真也ニ尉だ。これより密航者の身柄を拘束する」

 

「密航者って・・・私達の事ですか!?」

 

「乗艦許可もない人間が、ここにいる以上、そう判断させてもらいます」

 

「なら、私は関係無いわね。艦長から乗艦許可は頂いていますし。人でもないから」

 

ステルヴィアがその場を後にしようとする。

 

「待ちたまえ、むしろ君こそを拘束させてもらう」

 

「あら」

 

「マジかよ」

 

「そんな、私達は命令に従っただけなのに」

 

保安部の面々は三人を連れて奥へと進んでいった。

 

~ヤマト応接室~

 

「「「・・・・・・・・」」」

 

三人はヤマトの応接室で取り調べを受けていた。

 

「いい加減に本当のことを話してくれませんか?」

 

「そんなこと言われても、これまでに話した事が全てです。私は自主的にあのヴァングレイで戦って、命令が来たから、ヤマトに乗り込んだ。それだけです」

 

「そういわれても、こちらとしても色々と不明な点が多いのは事実です」

 

「その不明な点というのは私達には聴かせられない事なのかしら?私達は命令に従った、それを密航者と言われればこちらとしても対応を考えますが」

 

「その必要はない、星名准尉。その三人は釈放だ。彼らの身柄は戦術長に預けられる事になったよ」

 

「本当ですか!」

 

「ああ、僕が戦術長の古代進一尉だ。君達の事は僕に一任された。それで、まず君の機体・・・あのヴァングレイについて色々と聞きたい事がある。そちらの叢雲三尉とステルヴィアさんと共に格納庫へ来てもらう」

 

「了解です!」

 

「おつきあいしましょう」

 

如月千歳、叢雲総司、ステルヴィアの三名は古代進一尉に連れられて格納庫に向かった。

 

~ヤマト格納庫~

 

四人が格納庫につくと。

 

「真田副長、如月千歳三尉と叢雲総司三尉、それと・・・例のアンノウンのステルヴィアさんを連れてきました」

 

「ご苦労だったな、古代」

 

副長と呼ばれた男を含めた数人がおり。どうやらチトセを待っていたようだ。

 

「如月三尉。私はヤマトの副長、ならびに技術長の真田志郎三佐だ。こちらの新見一尉と君の機体を調べさせてもらっている」

 

「情報長の新見一尉です。よろしく」

 

「こちらこそよろしくお願いします」

 

「全ては艦長のご判断だ。艦長は君の機体に興味を持たれたらしい。もっとも、君の後ろにいる御令嬢のほうが私達は興味があるが・・・」

 

「あら、御令嬢だなんて、お上手ですね。でも令嬢と呼ばれるほどではありません。私は只の旅人です」

 

「そうか、しかしその言葉使いはやめて貰おう。聞いていて違和感がある。素の言葉使いで構わない」

 

「あれ?気に入らなかった?、初対面だし出きるだけおしとやかに振る舞ってたんだけど」

 

ステルヴィアは少し使った言葉使いをやめて元の言葉使いに戻す。

 

「それでまずは、この機体に危険性がないかを調べましたけど、そちらに問題ありませんでした」

 

「では、次に君についてだが、ガミラスの攻撃でも傷ひとつ付かない防御力に、ガミラスの機体を数機まとめて蒸発させる攻撃の火力、どう考えても君は只の旅人処か人間ですらない。君は一体なんなんだ?」

 

「それはここではなく皆さんのいる場で話すべきものだと思うけど、それでも今聞きたい?」

 

「いや、失礼した。君の事はまた後程皆が揃っている場で聞こう」

 

真田副長との話も一段落したところでチトセに話しかけるものがいた。

 

「新入り、お前はとりあえず航空隊の配属になった」

 

「えっと、貴方は・・・」

 

「・・・俺は航空隊隊長、加藤三郎ニ尉だ」

 

「同じく副隊長の篠原弘樹三尉だ。よろしくな」

 

「如月千歳三尉です。未熟な新米ですが、よろしくお願いします!」

 

「では、加藤。顔合わせもすんだので、後は任せる」

 

「行くぞ、古代、新見君。そろそろブリーフィングの時間だ。あと、如月三尉・・・。君の機体は特殊なパイロット認証システムらしく、君以外の人間では戦術起動は無理らしい。時間が取れたら解析に付き合ってもらうぞ」

 

「了解です。私もヴァングレイの事を知りたいので喜んで」

~ステルヴィア~

 

なんか、私空気じゃない?気のせいかしら、にしても、如月千歳・・・チトセちゃんは元気な子ね、黒肌の男の人・・・叢雲総司。あれはうん、女の敵ね。

 

・・・ですが。ヴァングレイ・・・今はそう呼びますが貴女もまた無茶をしましたね。

 

・・・・・・・

 

ヤマトにハッキングして乗艦許可の命令書を偽装してハッチを開けるなんて。

 

・・・・・・・

 

そうですか。何か私にできることがあれば手伝いますよ。

 

・・・・・・・

 

フフッ、ええ、よろしくお願いします。

 

・・・・・・・

 

それではまた。

 

 

 



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第1.3話

遅くなってしまいました。リアルがちょっと・・・8月なんて嫌いダー‼


~ヤマト・ブリーフィングルーム~

 

格納庫での顔合わせもすんだので私達三人は揃ってブリーフィングルームに召集された訳だけど、何かあるのかしら?けど、格納庫からブリーフィングルームまでけっこう近かったわね。チトセちゃんと話をする暇がなかったわ。 私達はブリーフィングルームに入室すると中には艦長を含めた何人か既に集まっていたけど私達にどんな用があるのかしら?

 

「皆、集まったようだな。すまないがここであらためて三人には自己紹介をしてもらう」

 

ああなるほど、確かに格納庫で個人的な挨拶はしたけど正規の挨拶はしてなかったわね。まずは叢雲三尉が簡単な自己紹介をすませて、チトセちゃんもやる気のある元気な自己紹介を終わらせて私の番になった訳だけど。さて、私はどんな自己紹介にしようかしら。・・・やっぱりあれかしら。

 

「最後は私ね。私はこことは違う世界、ディス・ボードから来ました機凱種(エクスマキナ)と呼ばれる種族。そうですね、分かりやすく言えば機械生命体とでも思っていただければ宜しいかと。名前はステルヴィアと言います」

 

簡潔な自己紹介をすませてまわりを右から左に全員を見渡して。

 

「・・・何か質問が有れば質疑応答というかたちで受けますが、何か質問はありますか?」

 

すると一人が手を挙げて。

 

「まずは自分が、・・・貴女が居たというそのディス・ボードとは一体どんな世界です?」

 

あら?私の事じゃなくて私の居た世界の事を知りたいなんて、何か利用できる技術や理論があれば知りたいのか、只の知的好奇心なのか。・・・まあいいわ、反応次第でどこまで話すかだけど・・・直接聞けばいいわね。

 

「それは、異世界に興味があるからですか?それとも、利用できるものがあれば利用したいからですか?」

 

私の質問を質問で返す発言に何人かは眉をひそめたけど、質問した人はそうでも無いみたいね。

 

「・・・もし、利用できる技術があるのなら利用したい気持ちもある。私達は例え異星、異世界の技術を使っても地球を救わなければならない程に追い詰められている。しかし異世界に興味が無い訳ではないのも確かだ。私も男だ、かつて少年時代胸を踊らせた異世界を題材にした物語、異世界というロマンが実際にあると知ってその世界を知りたい、どんな生き物が生息しどんな法則で成り立っているか、そう考えると年甲斐もなくワクワクする」

 

「地球を救わなければならない今の私達の立場で異世界ロマンなどと、不謹慎だ」

 

「私はむしろ好感が持てました。知性在りし者にとってロマンや好奇心は新しい発見の始まりです。いい事じゃないですか」

 

ヤマトの乗員は真面目なのばかりと思いましたが、こういう方もちゃんと居るのね。

 

「それで、私の居た世界についてですが先ずはどのような事を詳しく知りたいので?」

「貴女の世界を知りたいと言いましたが正直どの様な質問をしていいかわからない。ですので貴女が話しても良いと思った内容を教えて欲しい」

 

自分達から情報を聞き出すのではなく、相手が自分から情報を提供したかたちにしたいということかしら?

ヤマトのデータベースを覗いてみた感じだとここにいる人達は軍属のようだし。・・・ヤマトにある情報だけじゃ何ともしがたいし追々としておきましょう。

 

 

そんなことを思考しながらヤマトのデータベースから素早く、しかし誰にも気付かれないように接続を切るステルヴィア。彼女はこの世界に来たばかりでこの世界の情報がないと知識による認識に摩擦が生じると判断してヤマトに無断で接続し、この世界の情報をこっそり閲覧していたのだ。つまりヤマトと繋がっているアナライザーにも一切気付かれておらず、完璧なハッキングをヤマトにいる誰にも気付かれずに行った事になる。

 

「そうね、この世界には無いエネルギーとか世界の法則なんて使えないものは説明しても意味はないし。今関わりのある私を含めた種族の話なんてどうかしら?」

 

真田副長はステルヴィアの言葉に何か引っ掛かりを感じ、思い至った事を聞くことに。

 

「・・・まさか貴女以外に高い知能を持った種族がいるのか」

 

「あら、よく分かったわね。私達はその種族を総じて・・・・

 

 

 

 




間隔があくと思います。


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