神様に転生させられた少女 (オールワールド)
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無印編
転生


どうも皆さん!

最初ですのでゆっくり気軽に読んでください

短いです


あ~暇だなぁ~いや別に何もやってない訳じゃないよ?

 

学校の勉強が簡単過ぎてつまんない…それだけだよ。

 

この暇な時間で何ができるかな?流石に隣の〇君みたいにチャレンジャーじゃないから…しないよ。

 

何か楽しいこと起きないかな…。

 

この少女の名は星野 麗奈(ほしの れいな)。

 

 

周りから天才と呼ばれており、誰一人として彼女に近づかない。

それは何故か。親が犯罪者だからだった。今は存在しないが…。

 

だから誰一人として彼女に近づかない、近づいたら殺されるとか何処かで噂が流れたらしい。

 

じゃあ何故、天才と呼ばれているか。ただ単に全科目何でもできてしまうのだ。

 

彼女曰く『問題を見たら大体解ける』だそうだ…。

 

だから彼女にとって、この人生はつまらないのだ。

 

「帰ろう…」

 

授業中に席を立って帰ろうとしたとき、先生に止められた。

 

「こら麗奈!勝手に席を立つんじゃない!」

 

「先生…家で勉強した方が効率が良いんだ、あと先生達の授業はつまらないし低レベルなんです…それではさようなら」

 

いい忘れたが星野は小学生だ。小学生の無邪気な言葉は全くもって恐ろしい。決して学校の授業が低レベルな訳ではなく、星野の頭がいいだけだ。ただ、天才と呼ばれているが、それは正確な表現ではない。星野の才能は、自らに足りない部分を補うべく勉強して身に付いたものだ。

 

 

学校を出て家に行く。

 

星野は歩いててあることに気づく…

 

「な、何で?何で誰一人として人がいないの?」

 

人がいないだけならまだ良かったが、車すら通らないし、もうこれはおかしいとしか言いようがない。

 

「おかしいけど、気にしてもしょうがないよね…」

 

家のドアを開ける。

 

「えっ!?」

 

ドアを開けたら真っ白い空間だった。

 

本当に何なの?整理してみよう!学校でつまらない授業を受けていて、我慢出来ずに抜け出して、学校を出たら誰一人として人がいない……ここの時点でおかしいが、家のドアを開けたら真っ白い空間!?

 

「もう!わかんないよー!」

 

さすがの天才少女でもこの状況はわからないらしい。

 

まぁこれが普通だ。

 

『小さな子よ』

 

「…誰?神様?」

 

『その通りよ…突然ですが貴女は死んだんです』

 

「えっ!?私死ぬ状況にあってないけど?」

 

『見たいですか?貴女が死んだ映像を』

 

「…いやそんなことしなくていいよ!」

 

『…そうですか今の世界で未練はありますか?』

 

「未練があるとすればマンガを最後まで読んでないことだけど?」

 

『では異世界に行きたいとは思いますか?』

 

「異世界?」

 

『異世界は簡単に言うとさっきまで暮らしてた世界と別の世界です』

 

「なるほど!でも私何処の行くか分からないんでしょ?行った瞬間死ぬ可能性もあるんじゃないの?」

 

『確かにあります、だから3つ特典を持っていけます。後行く場所は貴女が最後に読んだマンガですよ』

 

「えっ!?あの世界に行けるの?魔法が使えて面白い所!?」

 

星野は自分の世界に退屈していたのだ。自分が思った通りなら、そこは間違いなく楽しい所だった。

 

『そうです。それで特典は何にします?』

 

「特典って何?」

 

『……そうですね超能力や不思議な力や様々です』

 

「よく分からないけど、神様が選んでよ!その方が凄いことになりそうだから!」

 

『では私が選びますね』

 

「うん!」

 

『それでは第二の人生を楽しんでくださいね』

 

 

そう言われたら体が消え始めた。

 

「私にあったの選んでね!」

 

最後に星野は一言言い残した。

 

『今まで特典は転生者が自分で選んでましたが私に選ばせる人がいるなんて、これをこうして!せっかくですから色々特典与えましょう!』

 

 




最後まで読んでくれた方々ありがとうございます

特典は意見で決めたいと思います

アリシア生存ルートがいいとか…例えばです

希望が大きいほど特典の能力?も強くなるかもしれません


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魔法の世界

皆さんどうも!


読んでくれてる人はありがとう

それではどうぞ


「さて、ここが私の第二の世界か~~」

 

 

星野麗奈は遠足に来たかのように上機嫌だった!だが………

 

 

「とりあえず情報収集したいけど……道が分かんない!」

 

だって!しょうがないじゃん!初めてくる世界だよ!日本人が無計画のまま、よーいドンでアメリカに行って道に迷うのと一緒だよ! 

 

「………虚しい」

 

 

「んっ?なんだろ?ポケットが光ってる」

 

泣きそうになってた麗奈は光るポケットを見て、光っている何かを取り出した。

 

「黄色のペンダントが何でポケットに?あと何この手紙?」

 

 

手紙を見る。

 

 

「何これ、いつ入れたんだろう?不確定要素多すぎでしょ!とりあえず手紙の内容見よう……」

 

 

『この手紙を見てると言うことは無事に転生できたんですね。

良かったです…ポケットのペンダントは貴女専用のデバイスです。

貴女の助けになってくれるはずです。特典についてですがもう少し待ってください…悩んでますので時間がかかります!待ってる間は魔法の練習をするなりしてください!あっ、家の住所ですが、郵便番号で〇〇〇-〇〇〇〇に用意してます。

 

by神様』

 

麗奈は手紙を読み終わり

 

 

「このペンダントは何の役に…えっ!?ペンダントが勝手に動いた!」

 

 

《あなたが私のマスターですか?》

 

 

「そうみたいだね…私もよく分からないけど」

 

 

《では魔法については?》

 

 

「ごめん、まったく知らないよ」

 

 

《魔法とは………………………………》

 

 

説明が長い……要するにイメージした事が現実になるで良いのかな?

 

 

「ねぇこんな感じ?」

 

麗奈は意識を集中し、輝く球体を出せるだけ出した。

 

 

《デバイス無しで魔法を使うなんてどんな才能してるんですか?》

 

 

「まぁまぁ名前教えてよ…私は星野麗奈、あなたは?」

 

 

《マスターが決めてください!ついでにマスター登録してください》

 

 

「名前か~…ペンダント…星形…じゃあ…ホープスターでどう?」

 

 

《いい名前ですね!でも何か足りませんね…》

 

 

「あっ!やっぱりそう思う?でも今のところこれしか思い付かないから我慢して。ちなみに他の名前候補はスライムとかデコデコとかレイレイ…《ホープスターって良いですね!》ありがとうこれからよろしくね」

 

 

「それでマスター登録だっけ?」

 

 

《はい!》

 

 

《自分の護る鎧と戦う杖をイメージしてください》

 

 

(護る鎧は………服でもよくない?戦う杖は………何で杖なのさ!他のイメージしよう!)

 

 

麗奈の服が光ってイメージした服装に変わった。

 

 

巫女服で手には小さな短剣を持っていた。

 

 

《マスター何で巫女服何ですか?》

 

 

「別に戦闘するわけじゃあないんだから、鎧は重そうだし杖は簡単に折れそうだしこれにしてみたの」

 

 

《そうですか》

 

 

「それよりも元の服装に戻してくれない?」

 

 

《わかりました》

 

 

巫女服は光って消えて元の服装に戻った。

 

 

今更ながら学校の服装だ……

 

 

学校から家に帰って神様に会ったもんね…着替える暇なんてないよ?

 

 

「そのはずだけど、白い学生服に変わってるのかな?まぁいいや」

 

 

《マスター》

 

 

「うん!家に案内よろしく」

 

 

《了解です!》

 

数時間後。

 

 

《やっとですね》

 

 

「やっと!着いたよ~」

 

 

《マスター、入らないですか?》

 

 

「いやいや家のなかに入るよ?でもね何か嫌な予感がね……」

 

 

《嫌な予感ですか?家族構成はMaster一人だけですよ?》

 

 

「そうなの?じゃあ入ろうそして寝よう!ただいま~」パタン

 

 

ドアを開けたら何かがいたので閉めた。

 

 

「ねぇホープほんとにここであってるの?」

 

 

《あってるはずです…》

 

 

もう一度ドアを開ける。

 

 

「キャーーーーー!!」

 

 

麗奈はドアを開けた瞬間逃げた。

 

 

 

なぜなら人の形をした何かがいたからだ。

 

 

帰ってきてドアを開けたらまったく知らない人と出会うのと一緒だよ?

 

 

「ホープスター!あれ何!?人なの?」

 

 

《人間ではないですね》

 

「じゃあ何?猿か何か!」

 

 

麗奈は走りながらホープと会話する。

 

《yes!ジュエルシードの力で紛い物の人になったんでしょう》

 

 

「ジュエルシード?って何?」

 

 

《来ますよ!》

 

 

「えっ?何で?速すぎない?」

 

 

さっきの人?がもう近づいてきてるのだ。

 

 

《Master》

 

 

「あれってどうやって倒せばいいの!」 

 

 

《私を持ってsetUPしてください》

 

 

もうお互いふざけてる場合じゃないのだ!

 

 

「ホープスター!setUP!!」

 

 

麗奈は巫女服になって、短剣を持っていた…先程と少しデザインが異なり、緋袴がミニスカート状になっていた。

 

 

《どうです?動きやすくしてみました》

 

 

「ありがとう!これで動きやすいよ」

 

 

『キシャーーーーー!!』

 

 

《protection》

 

人の形をした何かが突っ込んできたが、ホープスターがガードしてくれたようだ。

 

 

「ありがとうこっから私がやってみるね!」

 

 

『キシャーーーーー!』

 

麗奈は相手がどう動くか計算しながら動いて、

 

 

人の形をした何かはジグザグに接近して襲いかかってくる。

 

 

麗奈は一歩下がって人の形をした何かに斬り込んだが避けられてしまう。

 

 

(何この物体!頭は良いのかな?でも頭の良さなら私は負けない!)

 

 

短剣がその姿を変え、大きな剣になった。

 

 

(軽い!)

 

 

《どうやらMasterの意思で武器が変わったようですね》

 

 

「そんなことってあるの?」

 

 

《実際に起こったからあるんじゃないんですか?》

 

 

『ガァーーーーーー』

 

 

《どうやら決めにきてるようですよ!封印してください》

 

 

「分かってる!………封印?」

 

 

《イメージしてください相手を封印するイメージを…》

 

 

「だから封印って……この剣は何かを封印する剣だったりするの?」

 

 

《yes!》

 

 

「なるほどね…」

 

 

再び襲いかかってくる何かは分身し、その分身の数は5体。本体を合わせると計6体になる。

 

 

《気をつけてください!Master》

 

 

「わかってるよ!」

 

 

麗奈は退避、回避、防御を行うが……

 

 

「っ~~~~~~~!!」

 

 

分身も本体も速すぎて麗奈は攻撃を受けてしまった。

 

 

《Master!》

 

 

「大丈夫だよ…ホープスター」

 

 

麗奈の腕からは血が出ていた。

 

 

《Masterが使ってる魔法はイメージすれば何でもできます!》

 

 

(魔法…イメージ…でもこの状態じゃあ戦えない…そうだ!)

 

 

「いくつか対処方は出たけど、どれもこれも駄目だね…でも行動パターンが分かったから待って斬るだけ!」

 

 

 

『ガァーーーーーー』

 

 

本体と分身が突っ込んできたが、麗奈は冷静に対処して迫ってくる敵全員を斬った。

 

 

残ったのは青い石だけだ。

 

 

(ふぅ~なんとかなった…)

 

 

「ねぇホープスターこの石って何?」

 

 

《ジュエルシードです私を近づけてください》

 

 

「こう?」

 

 

麗奈はホープスターをジュエルシードに近づける。すると、

 

 

《No.〇〇》

 

 

青い石はホープスターに吸い込まれていった..そして巫女服を展開していた魔法が解け、元の服装になった。

 

 

《大丈夫ですかMaster》

 

 

「うん!帰ろうか…急いで」

 

 

戦ってた場所が色々と壊れているのだ。

 

 

まだ麗奈は子供だから誤魔化しが効くかも知れないが、それでも厄介な状況には変わりない。

 

 

           ~~~十五分後~~~

 

 

「今度は何も居ないよね?」

 

 

《何もいません大丈夫ですMaster》

 

 

「ただいま~凄い!無駄に広いね!」

 

 

《Master何かテーブルに何か置いてありますが?》

 

 

「なんだろね?これは手紙だね」

 

 

麗奈は手紙を読んでみた。

 

 

『言い忘れてました!地下に魔法の練習場があるので使ってください!バリアジャケットやデバイスを強くしたい場合は二階に行けばなんとかなります!あと明日から学校に行って下さいね。まだ貴女は一年生です。服は分かりますよね?

 

  by神様』

 

 

神様は私の楽しみを奪うのが好きなんだろうか?それとも増やしたいのかな?

 

「まぁいいや寝ようか!ホープスター」

 

 

《yes》

 

 

「にしても学校か友達作れる気がしないな~」

 

 




最後まで読んでくれた方ありがとうございました


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新たな学校で

皆さんどうも

お気に入りにいれてくれてありがとうございます

ではできたので暇潰し程度に読んでください


星野麗奈は遅刻していた。昨日の疲れが残っていたからだ。

 

 

現在の格好は白い制服だ。

 

「遅刻~遅刻~だけどそんなの気にしない♪」

 

 

《歌いながら走っているMasterは、どこかずれていると思います》

 

 

「そんなことないよ?私も分かってるんだよ?ただ自分を慰めてるだけだよ?」

 

 

《………学校では友達作りましょうね》

 

 

「……作れたらね」

 

《Master、魔法使わないんですか?》

 

 

「確かに魔法使えば学校に一直線だよ!でもね、使わない理由を挙げるとね…ずるいし、運動不足になるし、目立つから嫌だ!」

 

 

《見事な三拍子ですね》

 

 

「そうかな?あとね遅刻の言い訳もちゃんと考えてあるから大丈夫だよ?」

 

 

《なんて言い訳するんですか?》

 

 

「考えてる言い訳は二つあって、道に迷いましたって言うか、知らない人に絡まれましたって言うから大丈夫だよ」

 

 

《そのわりにはマップを見ながら学校に向かってますよね?》

 

 

「言い訳は念のためだよ!まだあと10分あるから間に合うよ」

 

 

《走ればですけどね》

 

 

「だから今走ってるよね?マップは覚えたし全速力で走るだけ!」

 

 

結局、麗奈は無事に学校に着いた。

 

 

 

休み時間。

 

麗奈が教科書を開いてノートにペンを走らせていた。

 

 

その時だった。

 

 

茶色に近い金髪のロングストレートの女の子が話しかけてきた。

 

 

「ねぇ!何やってるの?」

 

 

(この子は確か……)

 

 

「見てわかるでしょ?教科書を開いてノートにペンを走らせてるのよ?」

 

 

「何でそんな事してるのかって」

 

 

「あー、今授業中じゃあないものね、不自然だったわ」

 

 

それでも麗奈はペンを走らせるのをやめない。

 

 

「違うわよ!何で教科書開いて絵を描いてるかって聞いてるのよ!」

 

 

「暇だからよ!駄目なの!」

 

 

「駄目じゃあないわよ!でもね、そんな一人で寂しくされるとこっちの気分が悪くなるのよ!」

 

 

お互いキレ始めたことで、周りの生徒達は唖然としている。

 

 

「……………???」

 

 

「ど、どうしたのよ?急に黙り込んじゃって」

 

 

「あなたって私と友達になりたいとか思ってるの?」

 

 

「だ、だったら何だって言うのよ」

 

 

「早くそう言えば良いのにじれったいな~。よろしくね!え~と……」

 

 

「アリサ・バニングスよ!アリサでいいわ」

 

 

「私は星野麗奈!私も麗奈でいいよ」

 

 

「「よろしくね」」

 

 

「アリサ/麗奈!」

 

 

「所で、そこの二人も友達?」

 

 

「こっちの紫の髪でカチューシャつけてる子がすずかで、茶色の髪のツインテールの子はなのはよ」

 

 

「私高町なのは!よろしくなの!麗奈ちゃん」

 

 

「私は月村すずか!よろしくね麗奈ちゃん」

 

 

「よろしくね…なのはにすずか」

 

 

「麗奈、あなたこの学校の授業どう思う?」

 

 

アリサがそんな事聞いてくるが、

 

 

「愚問ねアリサ…」

 

 

「そうよね、あの程度の授業なんてたかが知れてるわよね」

 

 

「先生の授業なんて絵を描いてても頭に入るわよ?仮に先生の授業が頭に入って来なくても自主的に勉強すればどうにでもなるし、自主的に勉強した方が効率がいい」

 

 

「あら、分かってるじゃない」

 

 

あー、この二人は、

 

 

「会わせちゃいけない組み合わせだったの」

 

「会わせちゃいけない組み合わせだよ」

 

この時、すずかとなのはの心が一つになった。

 

 

「麗奈帰りって暇?暇なら皆でウチに集合しましょう!」

 

 

「却下よアリサ」

 

 

「なんでよ?」

 

 

「喫茶翠屋に用があるの」 

 

 

「じゃあ、なのはの家に集まりましょう」

 

 

「なのはの家って翠屋なんだ」

 

 

「そうなの」

 

 

「じゃあ、なのはの家で良いかな?」 

 

 

「私は構わないよ?」

 

 

「決まりだね!」

 

 

(魔法についてはどうしよう?今後の方針として、魔法は使うとしても、練習の時だけにしようかなぁ~)

 

「どうしたの?麗奈ちゃん」

 

 

「いいや、何もないよ。なのは」

 

 

 

~~~数時間後~~~

 

自宅に帰り、麗奈が地下室に入って直ぐに発した一言目。

 

 

「なるほどね」

 

何がなるほどなのか分からないが、魔法の練習場所がどんな所か下見に来たようだ。

 

 

ちなみに地下の広さは、どこかのドーム3つ分ぐらいはある。

 

 

「少しだけやってみるかな…的当てがあるけどこれはまだ早いかな」

 

 

《飛ぶ練習をしてみてはどうですか?あとは転移魔法と治療魔法等いかがでしょう?》

 

 

「それいいね」

 

 

「ホープスター、イメージすればいいんだよね?」

 

 

《yes》

 

 

麗奈はイメージしながら飛んでみる。

 

 

「よし!できた!」

 

 

《Master、今度は魔力を集めてみましょう》

 

 

「うん…(空気を集めるようなイメージかな?)」

 

 

「どんどん魔力弾ができてきてるね」

 

ギュンギュンギュンギュン。

 

 

《Master、時間です》

 

 

「今良いところだったのに…行こうか、ホープスター」

 

 

《yes,Master》

 

 

~喫茶店翠屋~

 

 

「麗奈!遅い!」

 

 

「あはは…道に迷っちゃって」

 

 

「麗奈ちゃん翠屋に用があるって言ってたけど……」

 

 

「それは帰りで良いよ…それより、なのはが居ないみたいだけど?」

 

 

「なのはちゃんは…」

 

 

すずかが何かを言おうとした時だった。

 

「お待たせ~。これ、皆で食べなさいってお母さんが」

 

なのはがシュークリームを持ってやって来た。

 

 

(どうしよう…一つ用事が済んでしまった)

 

 

麗奈は翠屋のシュークリームが美味しいと聴いて、買うつもりだったのだが、一つ用事が終わってしまった。

 

 

(見ただけで美味しいってわかるもん)

 

 

「なのは、これって食べても良いの?」

 

麗奈は一応聞いてみる。

 

「麗奈ちゃんて変なこと聞くんだね。アリサちゃんとすずかちゃんは何も言わないで食べてるの」 

 

 

「じゃあ、私も頂きます」

 

麗奈はシュークリームを一つ掴み取り、口の中に運んぶ。

 

 

「うん…これは凄く!美味しい」

 

 

「それは良かった」 シュークリームに舌鼓を打つ麗奈の様子に、男性が嬉しそうに声をかけてきた。

 

 

「あっ!お兄ちゃん!」

 

 

「お兄ちゃんなんだ…」

 

 

「そうだ、麗奈ちゃんのご両親が何をしてる人なのか聞いてもいい?」

 

 

「この世界にはいないわよ?」

 

 

「「「「え!?」」」」

 

 

みんな唖然とするが何を驚いてるんだろうか?

 

 

(あっ!大抵の子供には親がいるのか!失言だった…)

 

 

「……麗奈ちゃん、今って、どこで暮らしてるのかな?」

 

 

「え~と、一人暮しだよ?そんなに寂しくないし」

 

 

「そんなの嘘なの!一人の時は誰だって寂しいの」

 

 

「…なのは、それは人それぞれだよ?」

 

 

「嘘!麗奈ちゃん今、悲しい顔してるよ!」

 

 

「……確かに今、私は悲しい顔をしてるのかもしれない。でもね、そんな事を言えるなのはって、家族で何かあったんじゃないの?よく分からないけどね」

 

 

「……!!?」

 

 

「図星みたいだね…なのは、忙しいお兄さんやお母さんを邪魔をしないように、甘えないようにしてたんじゃない?いや、今もしてる……のかな?」

 

 

「そんな……事は…」

 

 

「そこまでだ、麗奈ちゃん!」

 

 

なのはのお兄さんが止めに入る。しかし、

 

 

「私は売られた喧嘩は買う主義なんです!」

 

 

それでも麗奈は止まらない。

 

(私の時もこんなんだったな~)

(麗奈ちゃんは誰に対しても容赦ないね)

 

アリサとすずかは三人に聞こえないように喋っていた。

 

 

「ほう?では俺と剣を交えろと言ったら?」

 

 

「それ、なのはの仇うちですか?それともただ単に戦いたいだけですか?」

 

 

「両方だ!」

 

 

「いいですよ!」

 

 

「そこまで言うなら……、アリサちゃん達、麗奈ちゃんを借りるぞ?」

 

 

「「は、は~い」」

 

 

「なら、麗奈ちゃん。こっちだ」

 

 

「あっ!ちょっと待ってください」

 

 

「なのは、ゴメンね言い過ぎたよ。でもね、なのは。親がいるんだったら子供の内は甘えていいんだよ」

 

 

「……用は済んだか?」

 

 

「ええ、今行きます」

 

 

「麗奈ちゃんって実はいい人なの?」

 

 

なのはがすずかとアリサに聞く。

 

「う~ん。麗奈ちゃんって、よくわかんないね…」

「麗奈は良い人かどうかね~。……そんなの、良いやつに決まってるじゃない!」

 

 

「アリサちゃん、その根拠は?」

 

すずかがそう聞いてくる。

 

「私のときは敵対しなくなった瞬間、友達になりたいの?って言ってきて、なのはの時は最後にちゃんと謝ったでしょ?」

 

 

「そっか……、ただ友達になるのに時間がかかるだけなんだね」

 

 

「そういうことよ!」 そう言い切って、アリサは自慢げに笑ってみせた。

 

 

~~~~~

 

「……なんで喫茶店に道場があるんですかね?」

 

 

「…………さぁな」

 

 

(うわぁ~今、露骨に誤魔化したよこの人)

 

 

「こっちも聴きたい事があるんだが」

 

 

「内容によりますよ?」

 

 

「何で…、いやここは、剣で語るとしよう」

 

 

「なのはに言った事だとしたら、あとで話しましょう」

 

 

「そうか…。竹刀はこれを使え」

 

 

麗奈は投げられた竹刀をキャッチする

 

 

「………なのはのお兄さん、名前を聞いても?」

 

 

「そういえば自己紹介すらまだだったな」 そう言うと左手に持つ竹刀を、軽く振って握りを確かめる。

 

 

「高町恭也だ」

 

 

「じゃあ私も改めて、星野麗奈です」

 

 

「麗奈ちゃん、今から勝負するわけだが、質問はあるか?」

 

 

「では、何本勝負にしましょうか?」

 

 

「麗奈ちゃんが力尽きるか、その竹刀を俺が折るまでにしようか。

それと、そうだな。麗奈ちゃん、君が一本でも俺に入れられたなら、俺の敗けでいい」

 

 

「……随分と物騒な提案ですね」

 

 

「その割には落ち着いてる。とても小学生とは思えんな」

 

 

「失礼ですね。正真正銘小学生ですよ、私は!」 

 

 

「そうか…例え小学生だろうと、手を抜くつもりないぞ?構わないな?」

 

 

「この戦い、正直勝てる気がしませんけど、それでも僅かでも、勝ちに繋がる可能性があれば、それで十分です」

 

 

「僅かな可能性か。なら、俺が竜なら、君は戦士か?」

 

 

「例えるとしたら、そうなるかもしれませんね…今から私は勝てるはずのない相手と勝負するんですから」

 

 

「…一応聞くが、本当に小学生なんだよな?」

 

 

「さっきそう言ったばかりじゃないですか」

 

 

(とてもそうは思えないんだが……)

 

 

「それで、いつ始めるの?」

 

 

「……ああ、始めようか」




途中から喧嘩してまた喧嘩


あれですね小学生の会話じゃないよね



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無謀な戦い

魔法少女リリカルなのはReflection感動でしたよね!
Detonation楽しみですね

凄く短いです

暇潰し程度で読んでくれると嬉しいです

『星野麗奈のキャラ設定』

名前:星野麗奈
容姿:白井日菜子(ブルーリフレクション)
髪型:短髪で髪止めをしている
趣味:予測すること
特技:機械弄り
嫌いな事:何もしないこと


星野麗奈は考える。目の前に立つ、高町恭也に勝つにはどうすれば良いかを。

 

普通は無理だ。

 

 

麗奈と恭也の差を説明しよう。

 

まず一つ目に腕力だ。これで竹刀を振る速さが変わってくる。

 

二つ目にスタミナ。体力勝負なら間違いなく恭也が勝つだろう。

 

三つ目に技量。これも毎日欠かさず鍛練している恭也な対し、麗奈は昨日初めて剣を振って、今まさに初めて竹刀を握っているのだ。

 

 

単純な体格差も合わせれば、他にも差が挙げられるだろう。総合的に恭也の方が有利に間違いない。麗奈の方が優っている点を挙げるとなれば、

 

それは麗奈の未来予知に近い計算力だ。

 

 

だが、これを持ってしても筋力、体力、体格の差によって、防御に徹することになる。

 

 

現在の麗奈にできること、それは一つだけだ。

 

 

(恭也さんの行動パターン読んでいくしかない!)

 

 

仮に他の方法があるのだとしても、今の麗奈にはそれ以外の方法が思い浮かばなかった。

 

 

それは、戦闘経験が足りないからだ。

 

 

あるとしても、昨日の戦闘ぐらいのものだ。

 

 

パァン!パァン!パァン!パァン! 四度、打ち込まれる竹刀を何とか受け止める。

 

 

「!?」

 

 

「ほう、少しはやるようだな」

 

 

「いやいや、私が勝てる要素ないですよ?」

 

麗奈は勝負を挑みつつ勝てないとわかっていたのだ。 

 

 

「いや、反応速度も、頭の回転も良い。油断していたら負けるかもしれない」 

 

 

(何を言うかと思えば)

 

 

「私、そんなに反応速度なんて良くないですよ?」

 

 

喋りながら恭也の攻撃を受け流し、どうにか一本をとられないように防ぎ続ける。

 

 

「じゃあ教えてやろう。君は今この瞬間、この戦いの中で強くなっている!」

 

 

「はっ!?」

 

 

麗奈は恭也の言葉に硬直する。その隙を、恭也は見逃さない。

 

 

パァン! 恭也の振るった竹刀が、小気味良い音を上げた。

 

 

「まず一本だな」

 

 

「痛!いやいや一本だな…じゃあないですよ!どういう事ですか?」

 

 

「理屈なんぞ知らん!麗奈ちゃん、君がどんどん強くなっていってるのは確かなんだ!考えるな感じろ!」

 

 

(……鬼だこの人!!)

 

 

実はと言うと、恭也は麗奈が強くなってるのは実感として分かっても、何故こんな短時間の打ち合いだけで強くなってしまうのか、理解を超えた麗奈の成長速度について、その理由までは説明できなかったのだ。

 

麗奈がどんどん強くなってるのはそのまま、その通りの事実だ。

 

麗奈は技術的な成長速度が速い。より詳しく言うのならば、剣道の基礎、その全てを恭也の体捌きを見て、一本を防ぐ為の合理的な動きを自ら考え出す事によって、この短時間で修得、吸収しているのだ。

 

麗奈は誰よりも学習スピードが飛び抜けている。

 

もしも、麗奈自身が意識して学習しようと思えば、あらゆる物事を数分もかからないうちに習得してしまうことだろう。

 

 

だが、麗奈自身は未だ、その事実に気付いていない。

 

 

パァンパァンパァンパァンパァン。

 

 

恭也は観察するように加減しながら、攻撃を再開した。

 

 

麗奈はそれを避け、受け流し、受け止め続ける。

 

 

そのまま数分が経った。一度打ち込む手を止めて、恭也が竹刀を構え直す。

 

 

「……もうそろそろ終わらせるとしよう。ここから本気を出すぞ!」

 

 

「ハァハァ……」

 

 

麗奈は既に体力の限界だった。

 

 

頭は働くものの、体が限界を迎えて、思考に体がついていかない。

 

 

恭也は麗奈に向かって真正面に竹刀を振るう。

 

 

麗奈は咄嗟にバックステップを試みる。

 

 

「甘い!」

 

 

バキッ!!

 

 

「何で………?!」

 

麗奈は驚くしかなかった。

 

 

それもそのはずだ。恭也は確かに真正面に向かってきたはずだったにも関わらず、何故か真横に現れて、麗奈の持っていた竹刀を折ってみせたのだから。

 

 

「大したことじゃない。…俺が真正面から叩きに行けば、麗奈ちゃんは避けるか、竹刀で受けようとするだろ?それを見越してフェイントを挟んでから、御神流奥義を使ったまでさ」

 

 

「奥義?ってなに?」

 

 

「ああ、言ってなかったな小太刀二刀・御神流って言って…」

 

 

「どうしたの?」

 

 

恭也が説明の途中で急に黙り込む。

 

 

「いや、もし詳しく知りたいのなら、修行の中で体で理解した方がいいんじゃないかと思ってな……」

 

 

「つまり、私に御神流を習えと?」

 

 

「ああそうだ。もしも知りたいなら、だが」

 

 

「えっと…そこまでして知りたくはないので稽古はまたの機会にお願いします」

 

 

「そうか、それは残念だ……。だがまぁいい、折角だ、麗奈ちゃん、今日はうちに泊まっていくといい」

 

 

「いや、帰ってやることあるんですけど?」

 

 

魔法とか今後の方針とか宿題とか。

 

 

「明日は休みだし、問題ないだろ?」

 

 

「問題だらけです!なのはとは喧嘩しちゃったし、仮に泊まるとしても布団とかご飯とかどうするんですか!?」

 

 

「そんなの子供が気にするな」

 

 

恭也さんはやれやれといった仕草をみせる。

 

 

「…………」

 

 

(今更ながら恭也さんは人の話を聞かないタイプなのかな?)

 

 

 

そして道場から出ると入り口近くになのはがいた。

 

 

目がキラキラしてる…

 

 

いやほんと、キッラキラだ。

 

 

「なのはちゃん…そんなに目をキラキラさせてどうしたの?」

 

 

「お兄ちゃんと麗奈ちゃんの戦いを見てて、凄いな~って思って!」

 

 

(あの試合がどう凄かったと言うのか?)

 

 

「なのはちゃん、何が凄かったの?私、ただボコボコにされただけだよ?」

 

 

「私には見えない位の速さで戦ってたの!そのためには凄い速さで沢山考えなきゃいけないでしょ?そんな風に戦えるって凄いことだと思うの!」

 

 

「………」

 

なにこの子?ホントに小学生?

 

 

(人の事言えないか…)

 

 

「なのはちゃん、ありがとう!」

 

 

麗奈はなのはに抱きついた。

 

 

「ニャ~~~~!!」

 

なのはは突然のハグにビックリして声を上げる。

 

 

「なのはちゃん、私一回うちに帰るからまた後で!」

 

 

「???」

 

 

~麗奈の自宅~

 

「さて、私の中にある設計図を描いて、高町家に行って泊ると…」

 

《Master、ほどほどに》

 

「分かってる!安心して、すぐ終わるから。これをあーしてこーしてうんうん!」

 

「楽しくなってきた!」

 

 

《Master》

 

 

「あれをこうすれば何とか対処できるかな~」

 

 

《駄目ですねこれは》

 

 

「あっ!今回は描くだけだったね。じゃあメインをホープスターにしてサブで補助かなぁ、それから色々だね」

 

 

「とりあえず設計図はこんな感じでいいかな!」

 

 

《この設計図は何ですか?》

 

 

「それはまだ読者の為に教えられないけど、これはね、もしもの時のために作っとくんだよホープスター」

 

 

《いやMaster、これはこうなるであろうって予測して描いていますよね?》

 

 

「え?そんなことないよ…それよりもなのはちゃんの家に行こう」

 

 

《話を逸らされた気がします》

 

 

「気のせいだよホープスター」

 

高町家に向かって歩くこと数分。

 

「麗奈ちゃん待ってたの!早く上がるの!」

 

 

「ちょっと?なのはちゃん!?」

 

この日、麗奈は高町家で泊まる事になるのだった。




活動報告をしているので興味ある人はコメントくれると嬉しいです


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魔法の特訓と謎の特典

できたので投稿しますね

暇潰し程度に読んでください

ではどうぞ!


なのはちゃんの家に泊まって数日。

 

 

私、星野麗奈は魔法の特訓をすることにしました。

 

 

何故か。これといってやることがないからです!

 

 

朝の四時だよ?何をしろと?

 

 

何もすることのない私は、まず使える魔法を試してみて、使える系統の魔法を独自に開発することにしました。

 

 

魔法を独自で開発することにした

 

 

「まずはそうだね!射撃魔法からやってみようかホープスター」

 

《yes,Master》

 

 

「ソレイユシューター!」

 

 

魔力弾を一つ出して8の字を描く。

 

 

そしてあることに気づいた。

 

 

「ん!?ホープスターこの色って…」

 

《銀色ですね》

 

 

私の魔力光の色は銀色だった……やったね♪

 

「まあ色は気にしないでおこうか、

今は魔法の特訓中だしとりあえず射撃魔法は使えるとして、あとは……」

 

 

《あとは攻撃魔法…防御魔法…捕縛魔法に…結界魔法…補助魔法…召喚魔法…ですね》

 

 

「結構あるね…今日で終わるかな?それはそれとして」

 

 

私ってどういう戦闘が向いてるんだろう?

 

 

一通り魔法使ってから決めよう!

 

 

「次は結界魔法かな」

 

 

私は結界魔法を使ってみる。

 

 

《成功です》

 

 

「みたいだね」

 

 

「次は捕縛魔法だね。ここ山だし木は当然あるわけで、そこにバインドできれば成功だね」

 

 

適当なデカイ木にバインドを発動してみる。

 

 

「こうかな?」

 

 

発動はしたものの、スピードが遅い。木を囲もうとする輪の動きはゆっくりとしたものだ。

 

 

《捕縛魔法も発動しましたね》

 

 

「まだスピードが遅い。こんなんじゃ逃げられる」

 

 

「今度は防御魔法だね」

 

 

「プロテクション」

 

 

発動はしたけど……

 

 

「これはどのぐらい頑丈なんだろうね?」

 

 

《Masterは結界魔法以外が得意なようです》

 

 

「そうなの?」

 

 

自分ではよく分からないんだよね~。

 

 

《Masterは近距離に向いてません》

 

 

「え~と何?打撃とか斬擊とか使えないってこと?」

 

 

《残念ながら》 

 

 

「いやそれぐらいだったら別にいいよ。もしも攻撃魔法自体が使えなかったら攻撃手段とか限られてくるから」

 

 

《前向きですねMaster》

 

 

「ありがとう!」

 

 

他にも色んな魔法を使ってみることにした。

 

 

高速移動やエリアサーチ。

 

 

この二つはすぐに成功した。

 

 

そして、気づいた。

 

 

こんな時間に…早朝六時だと言うのに誰かいる。

 

 

えっ?自分がこんな時間にこんな山に来ているのに何言ってるのって?

 

 

私は……そうだね特にすること無かったとはいえ寝とくべきだったかな~でもやることないのは事実だし…

 

 

サーチした所に移動すると、子猫が居た。その子猫が何かを持っているのが分かった。

 

 

「おはよう。子猫ちゃん、倒れてるけど大丈夫?」

 

まあ、これで子猫が日本語を理解して日本語で返してきたら、軽くホラーだよね。

 

 

「おはようございます…星野麗奈に会いに来たのですが、合ってますか?あ、私はリニスっていいます」

 

 

「…………………………ハッ!!」

 

フリーズしてしまったよ!わかってたことなのにどっかの本で不測の事態が起きたらパニックやフリーズするって書いてあったような気がするのに!いや聞き間違いかもしれない。

 

 

「え~と、聞こえていますか?それと聞き間違いじゃないですよ?」

 

 

とりあえず落ち着こうこの子猫もといリニスは私に用があって…来た?おかしくない?

 

 

だってだよ?二時間前にここに来てこの子猫が私の居場所を特定するのは難しいと思うんだけど?質問してみるかな

 

 

「え~と話が長くなりますけど良いですか?」

 

 

今更ながらシュールな光景だよね。

 

 

人間と子猫が喋ってるんだよ?

 

 

「いいよ…」

 

 

「では私の生まれたところから話していきましょう」

 

 

 

~~~~~~~~~~

 

「おはようございます…………マスター」

 

 

この人が私のマスターですか。

 

 

白衣を来てますが研究者として何を研究してるんでしょうか?

 

 

「ええ」

 

 

「私は生まれたての子猫だったりしたのでしょうか?

自分に関する記憶がさっぱり存在しないのですが」

 

 

「どうでもいいことよ……」

 

 

私は気になるんですけどね。

 

 

ゴホッゴホッ。

 

 

「大丈夫ですか?」

 

 

「気遣いはけっこう」

 

 

あれ?私の名前とマスターの名前知りませんね。

 

 

「あ、あの私とあなたのお名前は?」

 

 

「私はプレシアあなたはリニスよ」

 

 

よかったです答えてくれました名前が無いと大変ですし、不便ですからねそれはそれとして、

 

 

「…私はこれからどうしたらよいのでしょう?」

 

 

ここで自分で考えなさいって言われたら何のために私を使い魔にしたのかわかりません。

 

 

「あなたの仕事は…………私の娘の世話と教育よ

 

 

魔導師として一流に育て上げなさい」

 

 

「一流…ですか?」

 

 

「そうよ」

 

 

「あなたからの念話は必要最低限に…精神リンクも切らせてもらうわ」

 

 

「…はいわかりました」

 

 

「それではプレシアそのお嬢様のお名前は?」

 

 

「………名前?」

 

 

「…はい?」

 

 

名前つけてなかったんですね。

 

 

「フェイトよ」

 

 

「フェイトですね」

 

 

いい名前です。

 

 

「ええ…」

 

 

「さっさとあの子の所へ行きなさい時間がないわ」

 

 

「……わかりました」

 

 

時間がないとはどういうことでしょうか?

 

 

フェイトの所に行ってみましょう。

 

 

ドアをノックします。

 

 

「目は覚めましたか?」

 

 

「プレシアが勤めていた研究所の爆発事故でケガをして………ずっと眠っていたんですよ」

 

 

「お嬢様………ご自分の名前はわかりますか?」

 

 

「フェイトです………フェイト・テスタロッサ」

 

 

「よくできました」

 

~~~~~~~~~~

 

「それから私はフェイトの教育係を勤めました。あまりにプレシアがフェイトを構わないもので、『せめてもう少しあの子と一緒の時間をつくってあげられませんか?』と提案してみたものの駄目だったのです。フェイトはプレシアを、母親の温もりを、あんなにも求めていたと言うのに……」

 

 

「結果は駄目だったんだ…」

 

 

「そしてある日、私がプレシアを探してる時でした。

彼女は倒れていたんです。そこでプレシアが行ってる研究が実の娘…アリシアを蘇生させるための研究であったことを知りました。……私はその研究を続けることに反対しまた。そのせいで精神リンクを切られてしまい、結局私には、プレシアを止めることはできませんでした」

 

 

「それでフェイトは急激な成長を成し遂げ、一流の魔導師になってリニスが消えたはずだったんだけど?どうなったの?」

 

 

「麗奈が何でそこまで推測できたかは置いておくとして、その通りです。

フェイトは急激な成長を遂げ、今では一流魔導師になっています。

そして、私は消えたはず。なんですけど、気が付いたときには、白い空間に居て、そこで神様に出逢ったんです」

 

 

「急展開だね~」

 

 

「そうですね。そして神様と話し、未練は無いですか?と問われました。フェイトとアルフには言いたいことは言いましたから未練はありませんと答えたのですが……」

 

 

「あ~容赦なくこっちに転生されたわけか……」

 

 

「そしてこれをあなたに……転生特典だそうです

何か楽しくてつい多くしてしまった~とか言ってましたよ?」

 

 

「???」

 

 

リニスが手紙みたいのを渡してきた。

 

 

「デバイスに入れると使えるようになると言ってましたよ」

 

 

「あと私は人間としてこの世界に来てしまいました」

 

 

「じゃあなんでさっき猫になってたの?」

 

 

「変身魔法です。便利ですから…あと分かるのは転生の条件として私をパシらせたって事ぐらいでしょうか。

まあ魔力量を多くしてくれたのは嬉しいですけどね」

 

 

リニスは拳をつくり空を仰ぎ見た。

 

 

きっとパシらせた神を殴りたいのだろう…。

 

 

麗奈は自分の特典に驚いていた。

 

 

 

「多すぎでしょ!」

 

 




さて麗奈の特典は何個あり、どれだけ強いのでしょうね?



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もう一人の転生者

やっとできたので投稿しました

打ち直し読み直し等してたら遅くなりました

暇潰し程度に読んでくれると嬉しいです

ではどうぞ




私星野麗奈は状況整理と今後の方針のためを決め直すためにまずリニスを家に泊めてます

 

「まず一つ管理局が来る前にテスタロッタ家をどうにかしないとね」

 

 

「いやまず!転生特典の確認でしょう!?」

 

 

「それもそうね……じゃあ

パッパッと特典を見せようかな」

 

 

『  』

????

 

『超治癒能力』

数秒で傷や病気の完治をする

 

『歳・若さ操作能力』

自分か対象の人物の歳・若さを操作できる

 

『異世界移動能力』

一回行ったことある世界なら移動可能

 

『膨大な原作知識』

聴いたこと・視たことある世界の情報が頭に流れてきて保存できる

 

『ジュエルシードの暴走の撤去』

麗奈が持ったジュエルシードで暴走なく望みを叶えられるようになる 

 

 

「チートね」

 

「空欄がありますけど何でしょうか?」

 

《それはMasterが何らかの条件をクリアしたとき文字が現れるみたいですよ》

 

「そう…空欄の特典についてはまず条件クリアの情報がないからできることをしないとね」

 

《yes》

 

「その前に状況整理と今後の方針のついてではありませんでしたか?」

 

「それはそうだけど…リニスはどうしたい?選択肢は結構あるよ」

 

「選択肢ですか」

 

「一つ…プレシアを倒してフェイトを救い出す」

 

「………」

 

「二つ…プレシアを救いだしフェイトも救い出す」

 

「………」

 

 

「三つ…テスタロッサ家を全員救い出す!」

 

 

「……それが許されるのなら」

 

 

「じゃあ手伝ってリニス…その前にホープスター」

 

《何でしょうか》 

 

「インテリジェントデバイスは無限の可能性を秘めてるの?」

 

 

《そうらしいですね》

 

 

「それがどうかしたのですか麗奈?」

 

 

「アリシアって子を蘇生させるのは無理があるし、したらいけない」

 

 

「わかってます……」

 

 

「でも会話ぐらいは許されるじゃないかな?」

 

 

「それはどういことでしょうか?」

 

 

「まず、アリシアを助ける方法これはジュエルシードを使うけど何か質問ある?」

 

 

「ではジュエルシード持ってるんですか?」

 

 

「持ってるけど……どうしたの?」

 

 

「それをどうするんでしょうか?」

 

 

「どうするも何もこれ一個でアリシアを救うのよ」

 

 

「もちろんアリシアの許可を承諾を得て使うわ」

 

 

「そうですかプレシアと戦うことになると思いますけどどうするんですか?」

 

 

「それは話が終わってからよ…プレシアさんの事は置いといてフェイトねあの子にクローンって告げてないんでしょ?」

 

 

「あの子と戦う事になったら言うことにするわ」

 

 

「フェイトは強いですけどあんまりじゃ?」

 

 

「黙っとくの?アリシアを救い出せばフェイトがクローンだって遅かれ早かれ気付くことになる」

 

 

「それはそうですが……」

 

 

ズッッドーーーン

 

 

「なっ!何!!?」

 

 

「山奥からですね行ってみましょう!」

 

 

「嫌な予感しかしない」

 

 

~~~~~~~~~~~~~~

 

「痛たた空から放りこむとかあの神はバカなのか!それとこの世界はなんだよ?……まあ歩いときゃあ誰かと出会うだろ」

 

「特典の確認だな…いざ使うとき使えなかったら意味ないし」

 

「え~と」

 

 

『幻術無効化』

 

『天性の格闘センス』

 

『直感』

 

『瞬間移動』

 

『空間移動』

 

『状態異常無効化』

 

特典貰っておいてなんだけどやっぱりチートなんだけど……

 

「近距離向きの能力だよな~どっかに遠距離に向いてる奴いないかな?」

 

「すべて戦闘向きの特典……神様に任せたのが間違いだったかな~~!」

 

男は結構大きな声で叫ぶ

 

 

「リニスやっぱりそっとしとこうよ?ねっ!」

 

 

麗奈は結構本気でいってるんだが

 

 

「何を言ってるんです?あの人は転生者みたいですが?」

 

 

「おーい!そこに誰かいるのか?」

 

 

「ええいるわよ!こんなところで大きな音がしたから来てみれば!!」

 

 

「落ち着いてください麗奈!えっと君名前は?」

 

 

麗奈を落ち着かせ、少年に名前を聞く

 

 

「人に名前を聞くときは自分から名のるのが礼儀じゃないのか?」

 

 

この少年簡単には名前を教えないみたいだ

 

 

「リニス帰るわよ!こんな奴に付き合ってたら日が暮れるわよ!」

 

 

麗奈は急いでるため一秒でも速くこの場を離れたいのだ

 

 

「麗奈待ってください!この人も作戦に入れたらどうです?」

 

 

「却下よ!目の前の奴がどれだけ凄いか分からないけど

作戦に支障がでたら困るのよ!」 

 

 

「おい!人のことこんな奴呼ばわりとか酷くないか?」

 

「えっ!?君の名前知らないのよ?君は自分の名前をピンポイントで呼んでほしいの?無理があると思うな~

私は君の名前に興味はないけど教えないとこのままよ?」

 

 

少年は若干涙目になってきた。

 

「瑞希だ…上坂瑞希だよ!」

 

 

「星野麗奈よ…じゃあね瑞希君」

 

 

「ちょっと麗奈!」

麗奈が帰ろうとしてリニスが止める

 

 

「リニス!私達がここに来た目的は?」

 

 

「えっと山奥の凄い音がしましたから……あっ!」

 

 

「私達の目的は何でデカイ音がしたかでしょ?ってあれ?」

 

 

少年の足元を見てみる

 

 

「???」

 

少年は首を傾げる

 

 

 

少年が原因なら地面に落ちた跡が残るか少年が骨を骨折いや死んで血でも流してるはずだ

 

 

「私は何でこんな早く気付かないかな!」

 

 

麗奈は自分の失態にイラついた

 

 

「おいどういう状況だ?」

 

 

「君転生者でしょ?私達が来る前に大きな音があったはずだけど知らない?」

 

 

麗奈は別に確証があって言ってるんじゃない

 

 

「大きな音?あぁそれならこの先の山奥」

 

 

否定をしないところを見ると転生者かな?リニスも転生者って言ってたし

 

 

「教えてくれてありがとう!じゃあね」

 

 

「待てよ!場所なら俺の方が詳しいぞ?」

 

 

「この先の山奥何でしょ?大体の場所は分かるわよ」

 

 

「麗奈…あっちからやって来たみたいですよ?」

 

 

「「えっ!?」」

 

熊だった……でも普通の熊ではない

顔が凄い怖い顔になっており、翼があって腕が普通の熊の体ぐらいあって、体は五倍はある、足が結構長くなっている

 

 

「………第二の人生で熊との対決かよ」

 

「………行くよホープスター」

 

《yesMaster》

 

「………デカイですね」

 

上から、瑞希、麗奈とホープスター、リニスの順で言った

 

 

「お前あれと戦うのか!やめとけ!」

 

「………瑞希が勝手に諦めて逃げるのは自由だよ?でもね瑞希に私を止める権利なんてないでしょ?ホープスターsetup」

 

麗奈はバリアジャケットになり巫女服姿をしている

 

そして武器は銃型の武器だ

 

「私は戦うよ?あの熊が苦しんでるように見えるから」

 

そう言って麗奈は熊の所に向かった

~~~~~~~~~~~~~~

 

《どうしますか?》

 

 

「絶対頑丈だよね」

 

 

「頑丈じゃあないなら速いのでは?」

 

 

それはそれで困るんだけどとりあえず

 

 

「ソレイユバスター」

 

 

バスターを射ってみた

 

 

熊には当たりはしたが無傷だ

 

 

「…………」

 

 

《ブレイカー級の技を放てば倒せるかと》

 

 

「今のところないよ…それにそんな時間をくれるとは思えないしね」

 

熊がこっちに気づいて飛んできた

 

 

「軽くホラーですね」

 

 

「ホープスター…アックスモード」

 

《Mode change Axe》

 

重いが攻撃力は結構な威力を持つ

 

「グオオオオ!!」

 

熊が空中で襲いかかってきたがなんとかアックスで防いだ

 

「ッ!!」

 

(さてどうしよう…リニスが結界張ってくれてるから外のこと気にしないで戦えるけど厳しいな~しかもこの熊)

 

 

今の所素早さはないが攻撃力が半端ないし防御力もバスターを防ぐときた!戦いが長引くほど麗奈が不利になるだろう

 

 

「麗奈手助けしましょうか?」

 

 

「いやいいよそれじゃあ私が強くなれない」

 

 

麗奈はそれにと続けて言う

 

 

「勝てる方法があるかもしれないのに諦めたくない!」

 

 

「ソレイユシューター」

 

銀の魔力光が放たれた

 

 

「麗奈だめですバスターでも倒せないのに!」

 

 

「よく見てリニス」

 

 

「えっ!?」

 

ノーダメージだが熊に当たった所は光っているのだ

 

 

「これって何か変化があったでいいんだよね?」

 

 

「そうなります」

 

 

「もう一度行くよ!ソレイユ…きゃー!」

 

熊がさっきより速い速度で麗奈を空中から叩き落としたのだ

 

あれを喰らったら負けるそう野性の勘が働いたのだ

 

 

(簡単には勝たせてくれないか…ならバインドで動きを封じてデカイ一撃を放つ) 

 

 

麗奈は再び空中に行く

 

「行くよホープスター今度こそ…!」

 

 

「やめろよその熊が何したんだよ!」

 

 

「………瑞希あなた自分がどういう行動とってるか分かってるの?」

 

今になって熊を庇っているのだ

 

「その熊を倒さないと街に被害が及ぶかもしれないし貴方自身死ぬかもしれないわよ?それに……」

 

「グオオオオ!!」 

 

 

「その熊を助けたいなら今すぐ楽にしてあげることよ」

 

 

熊が私に襲いかかってきた

 

 

だが麗奈は腕をクロスしてガードした

 

 

もちろん吹っ飛ばれた

 

 

「麗奈!」

 

リニスが叫ぶ

 

 

「お前……」

 

《Master》

 

「大丈夫よホープスター」

 

麗奈は特典のおかげで傷はすぐに治るが体力までは回復しない

 

ホープスターを心配させないように言ってるだけなのだ

 

「星野麗奈」

瑞希が駆け寄ってくるが

 

「何よ!貴方は自身の為に戦いなさい!いつまでも

いじけてないで私に立ち塞がるなら立ち塞がって!逃げるなら逃げる!協力するなら邪魔しないであの苦しんでる熊を助ける!」

 

 

「俺は…協力する!接近戦向きの特典だから前衛任せろ」

 

 

「わかったわ一時的に協力するで良いわね?」

 

 

「ああそれで良い!」

 

 

グオオオオ!!

 

「来るわよ!私は最大の一撃に集中したいから足留めしてて」

 

 

「わかった」

 

 

「リニス!万が一の為に警戒してて!」

 

 

「了解しました」

 

 

(さて私はブレイカー級の魔法を放たないといけないのか……)

 

 

 

「よし放とう!」

 

麗奈は空中まで上がる

 

 

そして瑞希が足留めしてる間にホープスターにブレイカーのやり方を聞く

 

《周囲の魔力を集める感じです》

 

「なるほど…」

 

 

自然、空、魔力から少しずつ魔力を集めて目を閉じながら

丸い魔力の塊を作る

 

 

 

目をあけたらバスターよりデカイ球体が出来ていた

 

~~~~~~~~~~

 

「うぉーーー!」

 

「グオーーー!」

 

上坂瑞希は熊と闘っていた

 

 

(この熊強っ!こんなのとアイツは戦ってたのか!?)

 

 

「倒すにしたってそんな手札は持ち合わせてないし麗奈が何かしようとしてるしこのまま熊の相手するか」

 

 

数分後

 

 

まだか?そろそろヤバいんだが…

 

 

麗奈の方を向いてみるとちょうど何かが完成していた

 

 

~~~~~~~~~~~

「ホープスター行くよ!私の新しい魔法!」

 

 

《yes》

 

 

「ストームサンブレイカー!!」

 

 

《storm Sun breaker》

 

 

ズッッドドドドーーーン

 

 

「ちょっと麗奈!危ない!」

 

 

銀色の魔力光が螺旋状で熊を包み込んだ

 

 

瑞希はどうやら一瞬で離脱した

 

 

熊にブレイカーが当たってジュエルシードが出てきた

 

「ジュエルシード回収」

 

 

ポカッ

 

「クレーターまで出来てその上結界まで壊して!」

リニスが怒っていたが

 

「???」

 

麗奈は首を傾げる

 

 

「自覚なしですか!」

 

 

「ジュエルシード回収したしこんな所に用はないと思うけど?」

 

 

「……それもそうですね」

 

 

「おーい…」

 

 

「じゃあ帰りましょうか」

 

 

スタスタスタ

 

「瑞希何か用?」

 

「いや別に………」

 

 

スタスタスタスタスタスタタ

 

「麗奈…」

 

「うん分かってる!瑞希貴方との協力関係は終わったの!私達に着いてくる以外でどっか行きなさい」

 

「行く宛ないし……」

 

「……う~んそれなら」

 

麗奈は少し考えある提案をした

 

「喫茶店翠屋の店に親切な人達がいるから泊めてもらいなさい!」

 

今度こそ麗奈と瑞希は別れた

 

 




そのあと上坂瑞希が翠屋に行って地獄をみたのは言うまでもないだろう


あと、活動報告はいまだに続いてます
質問や間違いがあったら言ってください


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謎の事件?

はいできました!

ではいつも通り暇潰し程度で読んで下さい 




私星野麗奈は学校に登校してるんですが、ストーカー?というものをされてるみたいです…予測はしてましたがまさか本当に憑いて来るとは思いませんでした

 

 

犯人は大体分かりますが一般人じゃないし厄介です!

 

とりあえず学校まで行けばどっかに行ってくれるかな?

 

 

………………考えが甘かったようです

 

授業中に目だけを動かして窓を見ました

 

ストーカーさんがいました……がここで窓が開いてるのが幸いしました

 

そして持ち物でちょうど鏡を持ってたのでこれを使ってストーカーさんの位置をみたいと思います

 

魔力弾を一つ放ちますもちろんバレないようにしますよ

 

ストーカーさんにはバレないように鏡を使って当たるまで魔力弾を動かして、授業は聴きながらちゃんとストーカーさんを退治したいと思います

 

 

 

………………休み時間に入りました

 

魔力弾は全然当たりませんでしたよ

 

 

木に当たってドーーンと音がなって

 

-火が火が~~!

-誰か水持ってきなさい!

-先生犯人はアイツです…

-誰かアイツに攻撃だ!

-先生俺野球のボール持ってます(笑)!

-よーし放てぇぇ!

 

って誰かが言いましたけど知りません

知りたくもありません

何があったんでしょうね?

 

 

「どうしたの麗奈ちゃん?なんか凄く疲れてるの」

 

「何でもないよ…私の力不足だから」

 

「麗奈ちゃんの力不足って相当なことだよね?」

 

「そうね相当なことは確かね!」

 

すずかちゃんアリサちゃんでうんうんと頷く

 

 

そうなんだよね相当ならまだマシだけど、あれは何でああなった?

 

もう気づいてる人もいると思いますが、熊(ジュエルシードで強化された)の相手して妨害と一時的に協力をしたあの上坂瑞希だと思います

 

顔まで見てないので確証がないですけど心当たりがあるとすれば瑞希だけなんですけど………………あれ?私を止めたときストーカーするような人だったかな?別人であって欲しい!

あんなのがいつも学校に憑いてきたらイヤだもん

 

「あんた?本当に大丈夫?汗がヤバイわよ」

 

 

「大丈夫よアリサ何も問題ないわよ」

 

 

「だけど麗奈ちゃん顔真っ青だよ!」

 

 

「すずかちゃん………人間は一年に一回は真っ青になるのよ」

 

 

「そんな冗談いいから!麗奈ちゃん保健室行こう!」

 

 

「そんな重症じゃないわよなのはちゃん」

 

 

「「「顔が真っ青な時点で重症よ/だよ/なの!!」」」

 

 

おかしい…特典で傷と病気はすぐに治るはずなんだけどな~

 

そして困ったな~家にはリニスしかいない……大丈夫ね

 

ガシッ!

 

「ガシッ!…?」

 

いやなんでアリサとすずか私の肩を組んで……

 

「私の肩組んで何してるの?」

 

「分かんない?」

 

「保健室よ」

 

なのはアリサすずかに連行されました

 

なんでよ!

 

(私は正常よ!熱なんてないはず………)

 

 

 

「麗奈ちゃん三十八度六よ?安静にベットで寝てなさい」

 

おかしい!治癒能力はなんか条件があるのかな?

 

バリアジャケットの時は傷が治ったけど…………

 

あーなるほどバリアジャケット時のみ発動可能なのか……

 

じゃあなんでこんな大袈裟な熱が出たんだろう?

 

………これはブレイカーかな?私の体には負担が大きすぎたのかもしれない

 

今度からこうな風にならないようにしないと………

 

あっ!なのはちゃんに聞くことがあったんだった

 

 

「なのはちゃん」

 

「何?麗奈ちゃん」

 

「なのはちゃんの家になのはちゃんより年上の男の子が来たと思うけど、その人今何してる?」

 

「お兄ちゃんに稽古つけてもらってるよ?」

 

「ありがとう……」

 

「どうしたの?」

 

「何でもないよ」

 

「なのはちゃん達もうそろそろ教室に戻った方がいいわよ」

 

保健室の先生が言う

 

「「「はーい」」」

 

「暇になったわね……麗奈ちゃん?」

 

「仕事をした方がいいのでは?」

 

この保健室の先生遊ぼうとしてるよトランプなんか持って……

 

 

あと瑞希は犯人じゃないみたいだね

 

まだ恭也さんに稽古つけられたなら一日じゃとても復活できないもんね

 

じゃあ誰だ?ジュエルシードで望みやら願いやら叶えてもらった何かかな?

 

考えるのやめた寝よう!

 

「麗奈ちゃんポーカーしましょう!スピードでも良いわよ!」

 

 

………この先生一回心へし折ってから黙らせようそうしよう

 

「先生くって下さい………」

 

「そうこなくっちゃ!」

 

「手札はそのままにして特別に先にオープンするわね」

 

わーこの先生上機嫌だな~そして自信満々ですね

 

にしてもフォーカードか

 

スペードの七、ハートの七、クラブの七、ダイヤの七、ダイヤの六

 

「じゃあ先生私は三枚捨てて三枚引きますね

 

(二枚残したってことはワンペアは成立してて)

 

 

「オープンしますね。まず一枚目スペードの十」

 

 

 

「二枚目.スペードのジャック」

 

「三枚目、スペードのクイーン」

 

「四枚目、スペードのキング」

 

「最後、スペードのエースでロイヤル・ストレート・フラッシュですね」

 

「あなた!イカサマしたわね!」

 

「何を根拠に?それに先生がシャッフルしたんですよ?」

 

「うぐぐ!!」

 

「教室に戻りますね」

 

「ちょっと安静にしなくちゃ!」

 

「ここでは大人しく寝ることもできないので教室に戻ります!そして先生の本音は勝ち逃げさせたくないとかそんなとこでしょう?」

 

「うぐぐぐ!……………もう一回勝負よ!」

 

あれ?先生の心まだポッキリ折れてない?

 

「良いですよ!何回でも勝負してあげますが後悔しないで下さいね」

 

そして麗奈はポーカー、大富豪、オセロ、チェス、将棋等で今度こそ先生の心をへし折りにいった

 

「先生今度は…………固まってるよこの人」

 

保健室の先生は心が折れた

 

麗奈は廊下に出て教室に向かったそしてふと思った

 

「私ホント風邪かな?凄く元気なんだけど?」

 

(まずやんなきゃいけないことがあるけど、瑞希がストーカーだと思ったけど違った……ホープスターなら分かるかな?)

 

【ホープスター?私が疲れてるのかな?それとも瑞希がストーカーなのかな?)】

 

【《ジュエルシードの反応がありました…もしかしたら幻覚を見せられてる可能性があります》】

 

【もう一つの可能性はジュエルシードの力で瑞希になってしまったとか?】

 

【《考えたらキリがないですね》】

 

【情報収集って言っても今は学校だしう~ん……リニスに頼もうか】

 

【話しは聴いてましたよ麗奈……ストーカーがいるかもしれないと?】

 

【ナイスタイミングだよリニスちょうど呼ぼう思ってたところだったよ

聴いてなら分かると思うけど最初は瑞希がストーカーしてると思ったけどなのはちゃん情報で可能性が低くなったし、昨日か今日ジュエルシードがどっかで発動してれば多分そっち!】

 

【でも麗奈………最初のストーカーの犯人は上坂瑞希の顔を見て判断したのでしょう?】

 

【………庇うつもりはないけど、私もそう思ったけど性格からみて違うと思うし瑞希は聞いた方が早いしジュエルシードで瑞希の姿になってるなら納得がいく】

 

【……そうですか分かりました無茶をしないように、ジュエルシードは発見次第こちらでなんとかします】

 

リニスとの念話が切れた

 

あっ!教室だ

 

キーンコーンカーン

 

あれ?教室に着くのに結構時間経ってたのかな?

 

休み時間になったよ

 

それにしてもあれだね今度から保健室なんて絶対に行かないでおこう




何かご希望があったら言ってください

魔法関連の物とコラボしようと考えていたりします

魔法関連以外でもこれならどう?となんか意見があったら言って下さい

アンケートを一応出しておきます!

感想や意見をお待ちしております

なんか間違いがあったら指摘お願いします


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謎の正体と家族

どうも!

できましたので投稿します

ではどうぞ


はい星野麗奈です

 

休み時間に教室に入ってきたら………

 

一言が『『『麗奈ちゃん!!?』』』

 

であるなんで皆そんな驚いているのであろう?

 

 

「 麗奈ちゃん風邪だったんじゃないの?」

 

なのはちゃんの言葉で思い出す

 

「そういえばそうだったね保健室の先生がしつこいから脱け出してきたんだ」

 

「麗奈ちゃん安静にしないと……」

 

「保健室より教室の方がまだ安静にできるのよ?」

 

すずかが心配するが麗奈は冷静に言葉を返す

 

「普通保健室の方が安静にできるでしょ何があったのよ?」

 

アリサの言葉に麗奈は

 

「私も安静にしようと思ったわよ?でもね保健室の先生がトランプでポーカー挑んできて、一回やれば終わるかな~と思ったらしつこくてそのあと大富豪、オセロ、チェス、将棋とかで勝負してたら保健室の先生が固まったからこっちの方が安心安全と思ったのよ?」

 

 

「あんた、先生を固まらせるまでやるって何したのよ?」

 

「先に言っとくけど先生が弱いだけだからね!

最初ポーカーはロイヤル・ストレート・フラッシュ決めてから終わりかな~と思ったらまた勝負を挑んできて大富豪で勝負したら先生の番が回らず私の勝ちで終わってオセロは全面白にしてチェスはたった三手で終わって将棋に至っては歩だけで終わらせたのよ?しつこいから心をへし折ったわよ!」

 

『『『鬼だ!』』』

 

「なんでよ!こっちが安静にしようとした瞬間先生が「暇だからトランプしましょう!」っていったからお望み通りトランプしただけよ!」

 

「いや麗奈ちゃん流石にやり過ぎだと思うよ?」

 

すずかちゃんに注意される

 

「いやでもネタにはなったわよ?」

 

-誰か保健室行ってこいよ遊べるかもしれないぞ?

-あの先生は苦手だ

-なぜ?弱い人に会いに行かなくちゃいけない?

-雑魚にはあって何になる?

-誰か僕とカードゲームしよう!

-やらないよ保健室に行け!

-保健室に行けばトランプができるらしいぞ?

-よし!先生のハートを壊しに行ってくる

-待て!!オーバーキルなら俺もいくぞ!

 

「「「…………………」」」

 

「みんな楽しみが増えてよかったわね」

 

『ありがとうございます姉さん‼』

 

「………どういたしまして?(私何かしたかな?あの子達に?)」

 

「先生大丈夫かな?」

 

「麗奈ちゃん他人事だと思ってないの?」

 

なのはが麗奈に質問するが

 

「なんのこと?」

 

知らんぷりをする

 

「まあ麗奈が元気になったみたいだしこの件については終わりにしましょう!」

 

アリサが良い提案を出してきた

 

「次体育だし体力温存したいかな」

 

すすかはすすがで無駄な体力は使いたくないみたいだ

 

 

そしてキーンコーンカーン

 

「それじゃあドッチボールをしたいと思います!

男子VS女子で対決な!」

 

アリサとすずかが中に入って、私となのはが外野だ

 

結果は言うまでもなく女子チームが勝った

 

アリサとすずかと私の連携で無双した

 

最後の一人はエースのなのはちゃんに任せたよ

 

これが最後の授業のはずだからすぐに帰れるね

 

 

 

もう完成かな?

 

 

「ホープスター不具合は?」

 

《良好ですMaster》

 

「よかった~~」

 

「ホープスターに結構色んな物組み込んだのによく出来たね?」

 

《確かにMasterが組み込んだのは特殊な物ばかりですが私は神から作られた物ですよ?》

 

「あーなるほど特殊なデバイスだから特殊な物を組み込んでもある程度は平気って言いたいのね」

 

《そういうことです》

 

 

「じゃあジュエルシードの探索でもしましょうか」

 

《今からですか?》

 

「うん私をつけてた人物が見つかるかもしれないし」

 

【麗奈見つかりましたよ!】

 

【わかったすぐ向かうから位置情報教えて!】

 

【送りましたよ】

 

《場所は空ですね》

 

「瞬間移動プログラム起動!」

 

私がホープスターに組み込んだ七つの内一つです

 

位置情報さえ解ればそこに瞬間移動が可能なんです

 

 

「リニス状況は?」

 

「……完成したんですね」

 

「うん!今話したら切りがないから後で話すよ」

 

「今はあの二人の瑞希をどうにかしないといけませんよ」

 

「なんで?二人いるの?そしてなんで当たり前のように空を飛んでるのかな?ここ空だよ?」

 

《Masterここは魔法の世界です》

 

「それで納得しろという方がおかしいよ?ホープスター

私は魔法使って飛んでるけどあの二人は違うでしょ?」

 

二人の瑞希は魔法を使ってはいない

 

普通ならばヒモ無しのスカイダイビングをしてるはず…

まず私はまだしも足場が無い二人がどうやって空中にいる?

 

コンッ!

 

「麗奈現実を見なさい!二人はどういう事か知りませんが空で浮いていますその内一人はジュエルシードで出来た生命体かなんかでしょう」

 

「二人ともまとめて倒せばいいよね?」

 

私はホープスターを握りしめ二人に狙いを定めた

 

「ソレイユシューター」

 

最初は水晶玉ぐらいの大きさだったけどホープスターを改良してから今ではバスター級の大きさに………

 

『ちょっと!?』

 

二人の瑞希に容赦なく一人の瑞希は消えて避けるがもう一人は当たってジュエルシードになった

 

「瑞希退いて!ジュエルシード封印!」

 

ジュエルシード……青い綺麗な石はホープスターに吸い込まれていく

 

「なんだったんだ?あいつ俺と性格真逆だったぞ!」

 

「ドッペルゲンガーかな?うん!ジュエルシードでドッペルゲンガーになりたいと望んでこんなことになったのかな?」

 

まあ済んだことはいいかな

 

「魔法の世界ならなんでもありなのかな?」

 

「なんでもありは流石に言いすぎですが、これでジュエルシード三つになりましたね」

 

リニスが言う

 

「リニスどうする?今すぐフェイトの所に行く?」

 

「はい!管理局が来る前に片付いた方がフェイトもプレシアも捕まらないでしょう」

 

「おーい!何の話ししてんだ?」

 

瑞希が話しかけてきた

 

「貴方には本当は関係ないはずだけど……保険は必要ね」

 

「何の話しだ?」

 

「リニス……プレシアさんの所に行ったら戦闘になる可能性高いわよね?」

 

「はい…説得は難しいですし、アリシアに近づこうものならプレシアが魔法を放ってきますよ」

 

「と言うわけで瑞希あなたは来る?あっやっぱり来ないで!」

 

「今考えてた所なのになんでだよ!」

 

「あなたは私の邪魔をするでしょ?」

 

「麗奈でもあなたとプレシアが戦うの分かるはずです!」

 

「分かったわよ連れていけば良いんでしょう?でも!

絶対に私の邪魔をしないでリニスの言うことを聞いててね瑞希!」

 

「わかったよ」

 

「麗奈……転移いつでも発動できます」

 

「じゃあ向かって」

 

「では、時の庭園に転移」

 

 

~時の庭園~

 

「ここが時の庭園です」

 

ここが時の庭園?

 

『魔王城の間違いでしょ/だろ?』

 

 

「まあ気持ちは分かりますが我慢してください」

 

「リニス…………」

 

「お帰りなさいフェイト」

 

リニスを呼んだ金髪の少女フェイトがいた

 

「今までどこに行ってたの?」

 

「まあちょっと長い散歩に行ってきたんですよ」

 

リニスその言い訳はさすがに通用……

 

「そうなんだ!最近見かけないから心配したんだよ?」

 

通じたよ………

 

「ごめんなさいフェイト、プレシアは部屋にいますかね?」

 

「?多分いると思う……なんでそんなこと聴くの?」

 

「それは………」

 

さすがに言えないわよねフェイトに姉がいるなんて

 

「お母さんの邪魔をしに来たの?」

 

「落ち着きなさいフェイト」

 

「フェイトちゃん初めまして私は星野麗奈よ」

 

「あなたのお母さんは病気だから私が助けに来たの」

 

「私お母さんが病気って知らないよ?」

 

「多分リニスもお母さんもあなたのために説明をしてないのよ」

 

「私のため?」

 

「フェイトはお母さんが病気って今聞かされて辛いよね」

 

「………うん!迷惑をかけたくない!」

 

「じゃあリニスが黙った理由も判るわね」

 

「うん!」

 

【麗奈ありがとうござい【礼は全員を助けてから言って!】

 

リニスが念話で礼を言ってくるが麗奈はリニスが何を言おうか解ったので黙らせた

 

「フェイトちゃんお母さんの所に一緒に行こうか」

 

「うん!」

 

 

 

そしてしばらく歩いて……プレシアらしき人とカプセルに入ってるアリシアがいた

 

「貴女達どっから入って来たの?リニスは消滅したのに何でいるのよ!フェイトはなんで入ってきてるの!」

 

「じゃあ用件だけを言いますね」

 

「私の質問に「アリシアを助けに来ました」答え……今なんて言ったの?」

 

「アリシアを助けに来ました」

 

「助ける事ができるの?」

 

「私はできるよ……」

 

「方法は?」

 

《ジュエルシード一つ使ってアリシアの願いを叶えるんです》

 

「そのデバイスは?」

 

「ホープスター私の愛機よ」

 

「でも叶えるならあなたが望んでアリシアを蘇らせても良いんじゃない?」

 

「蘇らせるのがアリシアが望んでるならそれでも良いけどそのカプセルに入ってるアリシアは仮死状態でしょ?私は信者じゃあないけど人を蘇らせるのは死者えの冒涜よ?」

 

「サンダーレイジ!」

 

「プロテクション!ッッ!」

 

「ホープスターsetup!」

 

 

 

「アリシアは私に会いたがってるはずよ!そして私はアリシアを蘇らせてみせる…どんな手段を使っても!」

 

「結局こうなりましたか…」

 

「それはただの自信過剰なだけでしょ!アリシアが望んでもいないなら何も意味が無いわよ!」

 

「知ったような口聞くなーーーー!!」

 

「ええあなたの事情なんて知らないわよ!でもねあなた今ある可能性を見逃そうとしてるわよ!」

 

「何をよ!」

 

「アリシアがもし生きたいと強く願えば会話ぐらいはできるかもしれないわよ?管理局が来たら厄介なことになる」

 

「わかったわ...確かに管理局が来たら面倒ねでも!

アリシアと会話も会えもできなかったらあなたを殺す」

 

「…………ご自由にプレシアさんカプセルの」

 

アリシアに近づく

 

「あっ!リニスやっぱり瑞希必要なさそうだし、帰してあげてよ」

 

リニスは何かを察したのか

 

「瑞希ちょっと失礼しますよ」

 

瑞希を部屋から出す

 

「うん!それで良いよアリシアは何も着てないから私の貸さないとね」

 

麗奈はバリアジャケットを解除して自分の服を一枚脱ぐ

そして再びバリアジャケット展開する

 

「プレシアさんカプセルの蓋を開けてくれないかな?」

 

「もう一度言うわ失敗したら命はないと思いなさい!」

 

そう言いながらプレシアは蓋をあけた

 

「アリシアさん……もしも意思があるなら生きたいと望んでください」

 

一応私より年上のはずだし………まあこれは置いとこう

 

アリシアさんの手にジュエルシードを握らせるそして私も握る

 

これで…………

 

 

アリシアが青く光った

 

何らかの変化は、あって何かを望んだみたいだけど何を望んだんだろう?

 

これは!?魔力を吸われてる?あと体力もだけどアリシアさんの方がもっと苦しいはず

 

「麗奈!手を離してください!それじゃあ麗奈が……」

 

「リンカーコアが無くなっても人は生きていけるわよ?」

 

「そういう問題じゃないです!」

 

「でも……もう起きたみたいよ?」

 

「「えっ!?」」

 

そこにはキョロキョロと周りを見ているアリシアさんの姿がちゃんとあった

 

「はいアリシアさんずっと液体の入ったカプセルに入ってたから寒いでしょ?これ服だよ」

 

「ありがとう!」

 

「アリシアなの?ホントにアリシアなの?」

 

「おはよう…お母さんにリニスに私の妹フェイト!」

 

「お姉ちゃん?…………」

 

「「「「あっ!?」」」」

 

麗奈、リニス、プレシア、アリシアがフェイトがクローンって事をまだ知らせていない

 

「フェイトちゃん落ち着いて聴いてね

あなたはお母さんに造られたクローンなんだよ」

 

「えっ!?じゃあ私のお母さんは?」

 

「プレシアさんだ」

 

「誰がそんな人形娘だって認めるもんですか!」

 

「お母さん!フェイト謝って!」

 

「でもアリシアその子は……」

 

「フェイトに謝って!その子は私の妹なんだよ!」 

 

「ッッ!フェイト」

 

プレシアはフェイト方に顔を向けて

 

「今まで避けててごめんなさい」

 

「うん!」

 

「リニス私は先に戻っておくね………」

 

「ありがとうございます麗奈!」

 

「リニス」

 

「行く宛がもしもないなら家に来て良いわよ家族でね!」

 

麗奈はニッコリと笑いながら言う

 

「それは大変助かりますけど」

 

「何を今更!家に四人と一匹の犬が増えようが迷惑じゃないわよ?それに学校通わせた方がフェイトもアリシアも楽しいことがあるでしょ?」

 

 

「麗奈……」

 

「何?またお礼やめてよ私がしたいからしてるんだから」

 

「本当に小学生ですか?歳を誤魔化してませんか?」

 

「正真正銘小学生よ!もう一度改めて聞くわよ!今度はプレシアさん、アリシアさん、フェイトも答えてね」

 

 

「私の家に住んで学校に通うかどこも行く宛もない場所を探す

 

さぁどっち?」

 

「質問があるわ私達は今は無職なのよ?住むにしたってお金がかかるんじゃない?」

 

「えっ!?そんなこと?………ホープスター家の貯金いくら?」

 

《計測不能です》

 

「デバイスが計算できないほどあるのよ?十年ぐらいは持つわよ!あとプレシアさんちょっと手を借りますね」

 

「何をするのよ!あれ?」

 

麗奈は少しプレシアの手に触れた

 

「どうしたのですか?プレシア」

 

「病気が治ってるわ」

 

「完全に忘れてたから勘弁してよね」

 

「人外ね」

 

「なんでよ!人の病気治してその言い方はさすがにないんじゃない!?話しを戻すわよお金はまず困らないわよ?

それともここで暮らす?」

 

「そうねじゃあお願いできるかしら?」

 

「わかったわ」

 

「じゃあ今日は家でパーティーね!」

 

「フェイト!パーティーだって!」

 

「うんアリシア楽しみだね」

 

「フェイト……できればお姉ちゃんって言ってくれると嬉しいな!」

 

「が、頑張ってみる!」

 

 

(あとは管理局だけか~)

 

『プロジェクトF.A.T.E』事件が終わった




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平和な日常と恐ろしい未来

更新遅くなった

お待たせしてすいません

とりあえずできたのでお読みください




「麗奈」

 

 

あの世界に飛ばされてから色々あった

 

魔法師の皆さんと出逢ったり

 

CADを作ったり魔法師の皆さんと戦ったり

 

騎士と戦ったり

 

本当に色々あっt「麗奈」

 

「何?リニス」 

 

麗奈は今、地下で魔法の練習をしている。

 

 

「話しは聞いてたんですか?」

 

 

「将来の夢の話しだよね。ちゃんと聞いてるよ」

 

 

「あなたはこのまま魔導師になってどうするんですか?」

 

 

「………………………」

 

 

麗奈の答えは沈黙。特にこれといってやることが無いから答えを出せないからだ

 

 

 

 

「これから探してみるのも良いかもしれませんよ」

 

 

「そうね……ジュエルシードをすべて探し終わったら考えるよ」

 

 

現時点で十二個集めたけど、アリシアとなのはを救うために使ったから十個なんだよね

 

「それなんですけど監理局が……」

 

 

「おはよう二人とも早いね」

 

 

「あっ!トレーニング中だからフェイトちょっと待っててね」

 

 

フェイトが地下に降りてきて、切りが良いところで麗奈は動き回る、的に魔力の球体をぶつけてトレーニングを終らせる

 

 

「おはようフェイトどうしたの?」

 

 

「今日から私も学校に行くから」

 

 

「そうなんだ~賑やかになりそうだね」

 

 

「フェイト~~~~~‼」

 

 

「お姉ちゃんどうしたの?」

 

 

「どうしたの?じゃないよ!すっごく心配したんだよ?」

 

「麗奈も突然消えちゃうし死んだんじゃないかと思ったよ!」

 

 

「「ごめんなさい」」

 

 

「所でさ麗奈ってフルネームで何て言うの?」

 

 

何を今更

 

 

「星野麗奈だよアリシアさん……」

 

 

「どうしたのですかアリシア?」   

 

 

「いや、ふと思ったんだけど麗奈にテスタロッサって付けるべきかな?」

 

「それは……」

 

 

アリシアさんが提案してリニスが考えるとアリシアとフェイトが答えた

 

「「付けるべきだよ」」

 

「星野麗奈・テスタロッサ………って 長いよ!」

 

「でもこの家で星野は麗奈だけだし私達のを星野にしても変な名前えになっちゃうよ」

 

 

「わかったわよ今日から私は星野麗奈・テスタロッサで良いのかな?」

 

「「うん!」」

 

 

そんな嬉しいかな?私の名前にテスタロッサが付いたのが?

 

 

「三人とも学校の準備しないと間に合いませんよ!」

 

「「「あっ!」」」

 

 

それから麗奈とアリシアとフェイトが学校に登校した

 

 

~登校中~

 

「突然だけど麗奈、教室の机に花瓶が置いてあったらどうする?」

 

 

「何アリシア私の机に花瓶が置いてあるの?」

 

図星だったのか顔を合わせない

 

「誰かのいじめかな?サーチャーでも飛ばして犯人探しでも」

 

「麗奈待って!待って!流石に魔法は駄目だよ!」

 

 

「非殺傷設定で死にはしないから大丈夫「「じゃないよ」」あはは」

 

「でも現在私はいじめにあってるのは確かなんだよね?アリシア」

 

「あれ?前までアリシアさんって言ってなかった!何で呼び捨て?」

 

「私も一応テスタロッサだし姉を呼び捨てにしても問題は無いと思うから。それにフェイトも友達の前だとアリシアって呼ぶでしょ?」

 

「私は問題ありありだよ!私がフェイトと麗奈のお姉ちゃんって誰も気づかないでしょ!」

 

「私は問題ないしアリシアのお姉ちゃんポジションはぶれないよ?」

 

「私は恥ずかしいからお姉ちゃん呼びは無理だよアリシア。友達の居ない時に呼ぶから」

 

 

「二人の薄情者~!」

 

そう言いながら走って行くアリシアを麗奈とフェイトが呆然としながら

 

「アリシアって速いねフェイト」

 

「うんそうだねってそうじゃなくて追いかけなきゃ麗奈!」

 

フェイトはアリシアを追っていって麗奈も追おうとしたその時

 

『待ってください』

 

「誰?ってここ何処?」

 

『話しを聞いて下さい!近いうちにこの世界で恐ろしい事が起きます』

 

「そうなんだ~」

 

『リアクション低いですね!』

 

「えっ?リアクションを見るために言ったの?時間が勿体無いからこの謎の空間から出してくれます?」

 

『嘘では無いですから!闇の書と恐ろしい何かが起きます』

 

「私的には恐ろしい事も気になるんだけど闇の書って方が気になるんだけど?」

 

 

『闇の書とは世界に破滅を呼ぶ禁断の書です。

あまりの強大な力故に危険過ぎて今では封印されています』

 

「だったら別に放って置いてもいいんじゃ?」

 

『私もそうしたいんですけど魔導師や特殊な生物の魔法の源であるリンカーコアの魔力を食らうことで、ページを増やしていき全666ページが完成すると、持ち主であるマスターに凄まじい力を与えます。そして、その強大過ぎる力はマスターの意思すら食いつぶし世界を滅亡に導いてしまいます』

 

「そうなんだ。どうやってページを増やすの?そうすれば対処方も簡単に思いつくんだけど、まあページが埋まった場合はその時でどうにかするしかないよね」

 

『ページを増やすには蒐集が必要です』

 

「させなきゃ良いのでは?」

 

『最後まで聞いて下さい。魔導師一人に対してリンカーコアを蒐集できるのは一度のみです

これは特殊生物も同じです。魔力と同時に魔導師の所有する魔法も吸収する特性を持っています』

 

「なんて恐ろしいk……もとい恐ろしい本」

 

『最大の特徴は転生機能と無限再生機能です

これはいくら破壊されてもいくらでも再生しこの世界以外にもワープする機能で、この機能があるため闇の書の完全破壊は不可能とされています』

 

(あの人ならできそうだけどまあ現段階で呼ぶ必要が無いし使わせる必要もないね)

 

「話しを聞く限りではその闇の書は魔導師のリンカーコアを蒐集して全666ページに魔力と魔法もを埋めて完成すると封印が解けて持ち主であるマスターに強大な力を与えるが代償としてマスターの意思を食いつぶし世界を滅亡に導いてしまう。

だから禁断の書なんだね?」

 

『はい確かにそうです』

 

「それで次に恐ろしい事って何?」

 

『聞くんですか?』

 

「情報収集は基本でしょ」

 

『では説明させてもらいます。』

 

「………」

 

『闇の書の時に現れます』

 

「……………それだけ?」

 

『今分かってるのはこれだけなんです』

 

「それで話しは終わり?終わりならこの謎の空間から出してくれない?」

 

『話しは終わりです今出しますね。目を瞑って再び目をあけて下さい』

 

麗奈は言われた通り目を閉じて目をあける。そしたらさっきの場所に戻っていた

 

「恐ろしい事か気をつけよう」

 

「麗奈~早くしないとアリシア見失っちゃうよ!」

 

あっ!フェイトまだ居たんだてっきり先に行ってるかと思ったよ

 

「フェイト!大丈夫すぐに追いつくから!」

 

それから麗奈とフェイトはアリシアに追いつき、何とか慰めて一緒に登校した

 

 

「本当に花瓶が置いてある」

 

麗奈とアリシアとフェイト学校に着いて麗奈が教室に入ってみると机に花瓶が置いてあったのだ。アリシアはフェイトを職員室に案内している

 

「水道水の所に置いとけばいいかな?」

 

麗奈は花瓶を持って水道水の所に持っていき花瓶を置く

 

 

「もうそろそろアリサ達が来る頃だと思うんだけど」

 

そしてアリサとすずかとなのはと目があってアリサが走ってきた

 

「もう今まで何処に行ってたの?」

 

「異世界?」

 

「何で疑問系なのよ!はっきりしなさいよ」

 

「じゃあこことは別の世界に行ってたと言ったら信じてくれるかな?アリサ」

 

 

「信じるわよ!」

 

 

「えっ?」

 

「麗奈ちゃんアリサちゃんはこういう子なんだよ」

 

 

「こういう子って失礼ね!すずか!」

 

 

「信じてくれてありがとうアリサ!」

 

 

「ふ、ふん!そんな正面切ってお礼を言わなくても最初から信じてたわよ!」

 

 

「おはよう麗奈ちゃん」

 

「なのは!おはよう!」

 

 

「皆おはよう!」

 

「アリシアおはよう」

 

「アリシアちゃんおはよう」

 

「おはようアリシアちゃん」

 

 

「ねぇアリシア?フェイト大丈夫だった?」

 

「緊張はしてるみたいだけど多分大丈夫だよ」

 

 

先生が来て

 

「はーい皆!席に座って新しい生徒を自己紹介するわよ!さあ入ってきて……」

 

「え~とアリシアの妹のフェイト・テスタロッサって言います。よろしくお願いします」

 

 

~アリシアちゃん妹いたんだ~

~あの子超可愛い!~

~俺の青春はまだ終わっていなかった!~

~このクラスは楽園だな~

 

 

フェイト評判良いね

 

「じゃあ席は高町さんの隣ね」

 

「はい」

 

 

「では授業を始めたいと思います」

 

フェイトが席に座ってなのはが声をかけた

 

「よろしくねフェイトちゃん!」

 

授業はあっという間に終わり質問タイムが始まった

 

 

「フェイトちゃんって好きな食べ物何が好きなの?」

 

「好きな本って何?」

 

「趣味とか教えて」

 

「え~と………」

 

フェイトが困ってる時だった

 

 

「ちょっと!フェイトが困ってるじゃない!」

 

 

「新しい生徒に興味を持つのは分からなくも無いけど、人を困らせるのは別問題だよね?」

 

「「「あっ!」」」

 

 

「フェイトは日本に馴染めてないからそんな数人で沢山質問してもフェイトが困るだけよ?

質問は一人ずつそしたらフェイトも答えられる」

 

 

アリサと麗奈が質問してた人達を黙らせる。それからフェイトに誰かが質問しフェイトが答えて、フェイトへの質問タイムが再び始まったのだ

 

 

~別の場所では~

 

 

上坂瑞希は山で修行をしていた学校は休みだ

 

 

「俺が戦うには能力をフルに使わないといけないから身体を鍛えないといけないけど、特典がなこれだもんな………」

 

 

 

『幻術無効化』

 

『天性の格闘センス』

 

『直感』

 

『瞬間移動』

 

『空間移動』

 

『状態異常無効』

 

 

「『天性の格闘センス』は良いとしよう!正当防衛で使う日が来るかも知れないし…………………

『直感』はこれ危険察知だよな?日常で使えるけどこれがあったら『天性の格闘センス』は日常で必要無くなるんだよな~

『瞬間移動』はまあ使える場面があるかもしれないけど日常で使うか?

『空間移動』って瞬間移動とどう違うんだ?今度麗奈に聞いてみよう

これは使わないだろ日常で絶対に!『幻術無効化』と『状態異常無効』!日常でどうやったら幻術や幻覚をみるんだ!別に滅多な事が無い限り状態異常にならないぞ!」

 

瑞希は1回深呼吸して

 

「修行を始めるか……とりあえず全力疾走しよう」

 

瑞希はそう言って山の中を全力疾走した

 

ただがむしゃらに走ってる訳じゃないちゃんと理由がある

 

走っていたら障害が必ずある。例えば木や岩とかだ

 

それを瑞希は『直感』でギリギリで避けて『直感』を鍛える

 

 

崖で落ちようものなら『瞬間移動』で目の前の森に移動して全力疾走する

 

 

それを往復して繰り返す

 

 

「ぜぇぜぇさす……がに……疲れるな」

 

瑞希は息を整えながら喋る

 

 

それから腹筋や背筋などをしながら考える

 

(俺の力はこんなもんじゃない!打撃技が効かない場合どうすれば良いか……そんなの麗奈に頼るか何でも良い何か打撃技が効かない相手に通用する技………相手によるが内部破壊が一番良いだろうな) 

 

 

瑞希にできることは限られていた

 

 

~sideout~

 

「さて面白い本は無いかな?」

 

麗奈は本を借りるため図書室に来た

 

「何?あの子車椅子の少女?」

 

 

「もうちょいなのにな~取れへんよ」

 

「取ろうか?」

 

「君は?」

 

「私は星野麗奈・テスタロッサだよ」

 

「随分長い名前やな~」

 

「私もそう思うよ……それで取って欲しい本は何段目で何色?」

 

「三段目で青や!」

 

「成る程この本、分厚いから取りづらかったんだね」

 

「そうや!一応届くんやけど隙間なく本棚にしまってあったから取りづらかったんや」

 

「そうなんだ…そう言えば貴女の名前は?」

 

「八神はやて言うん。よろしくな」

 

「よろしく、はやて所で足治そっか?」

 

「はっ!?何を冗談言うとんねん病院の先生でもすぐには治せへんよ?」

 

 

「……そうか無理か。まだ試してもいないのにまあ人体実験にされてる気分は分からなくも無いからじゃあ私は本を借りて帰るだけだしじゃあね」

 

そう言いながら麗奈は、はやての視界から消えた

数分後

 

「よしこれにしようかな」

 

麗奈が選んだのは医学類の本と理系の本だ

 

「この十冊だね」

 

 

麗奈は本を借りて外に出るそしたら、はやてが居た

 

「はやて……図書室の外に居たら風邪引くと思うけど?」

 

「阿呆!誰のせいやと思うとんねん!」

 

「はやて?」

 

「違うよ!」

 

「私が治そうか?って言ってはやては最後何て言ったかな?」

 

「え~と病院の先生でも?」

 

「違うよはやて…そのあと何て言ったかな?」

 

「治せへんよ?」

 

「さて答え合わせはしたし帰るとしますか」

 

「ちょっと待ってやー!」

 

はやては何と車椅子を動かしてレバーを引いて急に車椅子が止まると同時に麗奈に抱きついてきたのだ

 

「はやて……あなたの覚悟は分かったわ。でもあなたと私の中ってどういう関係かな?」

 

「友達と違うん?」

 

「はやての中ではそうかも知れないけど私の中では図書室で会った知り合いぐらいにしか思ってないの」

 

「何でや?なんでさっきからそんな冷たいんや!」

 

「私はさっきから、はやてって呼んでるはずなのにはやては私の名前を一度も呼んでないじゃない?それに私は友達以上の存在には優しく接するけどそれ以下の存在は冷たく接するって決めてるの」

 

「そう言えばそうや……ごめんな」

 

「これが最後のチャンスだよ?さあ私の名前は何でしょうか?」

 

これでボケるようであれば麗奈は容赦なく帰るであろう

 

「………星野麗奈・テスタロッサ」

 

「最初からそう言えばこんな茶番をせずに済んだのにまあこれでようやく友達だね」

 

「それで私の足は治るん?」

 

「その前に抱きつくのやめようか?」

 

麗奈は、はやてを車椅子に乗せる

 

 

「足だけど試してみないと分からない…さっきもそう言ったよね?」

 

 

「そうなんか」

 

 

「まあ試してみるけど」

 

 

麗奈は、はやての足に触れてみた

 

「どう?何か変化ある?」

 

 

「特に無いんやけど結構軽くなったで!」

 

 

「はやて聞きたいことがあるんだけど」

 

 

「何や?」




アリシアにデバイス持たせるべきか?

でも名前がな~

とりあえず考えるのが山積みです

それではまた会いましょう


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ドッジボールとジュエルシード

成り行きで麗奈VSギルガメッシュをやってみたんですが………….

麗奈「勝てない……」

天の鎖がどうやっても魔封じになるんですよ


麗奈「鎖が口に入ってから手も縛られるから魔法が使えない……」


まあコラボとか無い限り戦いませんが、あったら大変です

さあ投稿したのでお読みください!



私は帰りに車椅子の少女の八神はやてに逢って、はやての足を治せないか試してみたけど治せなかった……検討はつくけど確認は必要かな?

 

 

「はやて聞きたいことがあるんだけど」

 

 

「何や?」

 

「はやての部屋には全く知らない本ってあったりする?」

 

「何や?いきなりどうしたん?」

 

「ちょっと必用な情報なんだよはやて…無理に言わなくて良いし知らないなら知らないで良いんだよ?」

 

「う~ん車椅子やから本棚から届かない本とかあるんよ?だから全く知らない本は結構あるんよ」

 

 

あ~そう来たか

 

(…………まあその内分かるだろうからいいかな)

 

麗奈は一人で納得して詮索をやめた。

 

 

「ありがとう!何か変わった事があったらこのメモの番号に電話して」

 

 

「暇な時でもええか?」

 

「家で一人暮らしならそりゃ寂しいよね。うん良いよ!」

 

 

「ちょっと待ってや!何でわたしが一人暮らしって知ってるん?」

 

 

「車椅子で一人で歩かせる家族が何処にいるのよ?半信半疑だったけどはやては本棚から届かない本とかあるんよ?って言ったから車椅子の家族のいない少女だと思っただけよ」

 

 

「そうなんか麗奈は家族はおるんか?」

 

 

「居なかったよ今日までは………前までは私は星野麗奈で過ごしてたけど、テスタロッサ家と逢ってねその人たちはちゃんとした家を持って無かったもんだから私の家に過ごさせてるの」

 

魔王城は家じゃないでしょ?

 

 

「それで何で疑問系だったんや?」

 

はやては私が家族が今日までは居なかった事を聞いてるのだろう

 

 

「だから今日私は星野麗奈・テスタロッサになったんだよ」

 

 

「なるほどな~麗奈はテスタロッサ家の仲間入りと言うわけやね」

 

(私の中では曖昧だけどね………)

 

 

「そういうこと帰っていい?やることが山積みなのよ」

 

クロスレンジ対策とかジュエルシードとか魔法のトレーニングとか

 

 

「そうか頑張ってな~」

 

 

麗奈は全力疾走して家に帰り、荷物などを自分の部屋に置いてジュエルシードを探しに出かける

 

「リニスちょっとジュエルシードを探しに出かけてくる」

 

「気をつけて行くんですよー」

 

「わかってる!」

 

 

さてとサーチャーを3つ飛ばして、私は北の方に行こうかな

 

他のサーチャーは北以外の方に飛ばしてるからジュエルシードらしきものがあれば良いんだけど………

 

 

「見つからないわね」

 

《しょうがないですよサイズが小さいんですから》

 

 

「まあ別に良いけどさ後三十分ぐらいして見つからない場合今回は諦めるしかないわね」

 

《そうですね無理をして探してボロボロになったら明日に響きますからね》

 

 

「あの山の方に居るのは瑞希?………行ってみようかな」

 

麗奈はトレーニングしてるであろう瑞希を発見した

 

 

「久しぶり瑞希何やってるの?」

 

「お前は!麗奈!?ちょうど良かった教えて欲しいことがあるんだが!」

 

「良いけどそれに答えたら私の頼みを聞いてくれるかな?」

 

「もちろんだ!」

 

「じゃあ言ってみなさい」

 

「瞬間移動と空間移動の違いを教えて欲しいんだ」

 

「あーどう説明したらいいかな?瞬間移動は自分自身が離れた場所に瞬間的にすることが出来て、空間移動は空間を移動できるのよ」

 

「それでどう違うんだ?」

 

「瞬間移動は、物体を原始レベルに分解して、目的地まで電波のように転送して目的地で再構築することで移動を実現することよ

 

空間移動は、移動する人や物はそのままの状態で、出発地から目的地まで、空間のひずみや高次元の空間を利用し、近道して移動することよ」

 

「なるほどな~」

 

「じゃあ次は私の頼みね」

 

「そう言えばそうだったな」

 

「…………………保留で」

 

「はっ!?今さっき頼みがあるって!」

 

 

別に頼みが無い訳じゃ無かったが麗奈は正直、赤の他人を巻き込みたくないのである

 

「じゃあね」

 

麗奈はジュエルシードを探すのを再開した

 

 

「喋り込んじゃった」

 

《Master》

 

「どうしたの?今から街に魔力流を流してジュエルシードを強制発動させようと思ったのに」

 

《なんて物騒な事を考えてるんですか!もうそろそろ時間です》

 

 

「もうそんな時間なの?しょうがない帰ろうか」

 

 

《サーチャーでも見つかりませんでしたね》

 

「うんあるとしたら海だろうね」

 

《海ですか》

 

「説明は皆にまとめて話すから今は、リニスに怒られる前に急いで帰るわよ!」

 

 

《そうですねリニスは怒ったら怖いですからね》

 

「さてと着いたは良いけど何て言ったら良いのかな?」

 

《いつも通りで良いのでは?》

 

「ただいま~」

 

 

「おかえり麗奈!」

 

 

「遅かったね~麗奈」

 

 

「お帰りなさい麗奈」

 

 

「皆ただいまプレシアさんは?」

 

 

「料理作ってますよ」

 

 

「今日はカレーみたいだよ」

 

「それは楽しみね!」

 

「玄関で立ち話も何ですから中に入りましょう」

 

「プレシアさんカレー上手に出来てます?」

 

「ええ!後はこれを入れるだけで完成よ!」

 

「それは駄目!」

 

なんとプレシアさんはカレーに絵の具を投入してしまった

 

 

「「「「あっ!」」」」

 

「さあ皆出来たわよカレーってどうしたの浮かない顔して」

 

 

「………アリシアお姉さんとフェイト料理手伝って」

 

「「うん……」」

 

「じゃあ今からシチューでも作りますか」

 

「カレーじゃなくて?」

 

「一時は食べる気はないでしょ?」

 

「「うん」」

 

「じゃあ役割分担して作りましょう」

 

そして作業はスムーズにできた。フェイトが野菜を切って、アリシアお姉さんが炒めて、私が味つけして完成した

 

『頂きまーす!』

 

 

パクッ!

 

「美味しい!」

 

「美味しいですね」

 

「美味しいね!」

 

「美味しいわね」

 

「……………」

 

フェイトは泣いていた

 

「どうしたのフェイト?」

 

 

「今まで過酷なジュエルシード集めばかりだったから我慢してた涙が溢れてきてるんだよ」

 

 

「つまり………」

 

 

「母さん……」

 

 

「プレシア……」

 

 

「なんで……涙が…止まらない」

 

 

「よしよしフェイト頑張ったね。自分の夢に見た時間で、欲しかった時間で、幸せな時間なんだよね」

 

アリシアが慰める

 

そこには麗奈は居なかった

 

 

 

 

~地下トレーニング場~

 

「……………フェイトの夢に中には私はいないよね」

 

《Master……》

 

「気分転換にトレーニングでもしよう!」

 

《yes》

 

「え~とAランクの魔導師を100人でゴーレム900体に設定してスタート!」

 

《Master良いんですか?そんな数を相手して?》

 

「大丈夫!」

 

「ソレイユバスター!」

 

相手魔導師が何をしてくるかは麗奈にも分からないが麗奈のやることは変わらない

 

《今ので残り魔導師48人ゴーレム742体です》

 

「このまま油断しないで行くよ!」

 

《yes》

 

麗奈はバインドをされないように高速で飛びまわり、スフィアを展開しながら、ソレイユシューターを放つ

 

(流石はAランクゴーレムといった所かな?ソレイユシューター1回放っただけじゃ倒せないね)

 

「ソレイユシューター!ソレイユ!」

 

今度は威力を上げて放つ

 

《凄いですねゴーレムを一撃で粉々にしましたよ》 

 

「うん!感想は後からだよホープスター!」

 

《トレーニングそんな根を詰めなくても……》

 

魔導師の人達が一斉に射撃魔法を放ってきた

 

「リフレクト!」

 

麗奈は射撃魔法を跳ね返し、そして再び高速飛行して魔法を放つ

 

「ソレイユシューター!ソレイユ!」

 

ゴーレムを破壊して残り582体になった

 

「ホープスター!スラッシュモード!」

 

バスターモードからスラッシュモードに変形して魔導師の人達を倒していく

 

《Master傷を負ってますよ?休んではどうです》

 

 

「もうちょっと………あと何体?」

 

《魔導師はもう居ません》

 

「そう後はゴーレムだけね」

 

麗奈はすべてのゴーレムを集めて

 

「ストームソレイユバスター!」

 

 

渦巻く灼熱のバスターで敵を一掃する。

 

「疲れた~」

 

《お疲れ様です》

 

「それよりホープスター……」

 

《なんです?》

 

「負担があるなら言いなさい!」

 

ホープスターに傷が入ってるのだ。 

 

《普通は肉眼では見えない傷ですが?》

 

「いつもと何か違うからもしかしてと思ったのよ」

 

麗奈はメンテナンスルームに行ってホープスターを置いて自動修復をした

 

「流石に時間が掛かるから、明日まで我慢してね」

 

《(Master……待ってます)》

 

 

 

「…………眠れない」

 

「新しい魔法でも考えよう」

 

(その前に怒りすぎたしホープスターに謝らないとな~)

 

 

「私はMaster失格なのかな?」

 

 

ドア越しで聞いてたアリシアとリニスは良く分からなかった

 

フェイトが泣いてから麗奈の様子が変だったからだ

 

「麗奈入りますよ?」

 

「アリシアにリニス……やっぱり私にテスタロッサは似合わないよ」

 

「何を言ってるの?後何でフェイトが泣いて居なくなったんですか?」

 

「アリシアは知ってるんでしょ?アリシアが元になってフェイトが生まれた……じゃあフェイトが望んでた夢を理解できない筈がないよね?」

 

「そ、それは……」

 

「だからさっきフェイトが泣いて居なくなったんですね」

 

「フェイトの望んでた夢にはきっと私は居なかった!だから地下に行ってから気分転換にトレーニングをしたけど……いいやこれは私の問題ね…」

 

「ホープスターが居ないみたいですけど、何かあったんですか?」

 

 

「ホープスターなら地下にいるわ…負担をかけすぎたからメンテナンスルームに置いて修復中1日で直るわ」

 

 

「そうですか….話しを戻しますがフェイトの望んでた夢には貴女は居ませんでした!」

 

 

「リニスそんなはっきりと言ったら……」

 

 

「けれど、それは過去の話しです。らしくないですよ」

 

 

「そうね……私らしくなかったわ!」

 

「麗奈?」

 

 

「フェイトの望んでた夢に私が居なくても、フェイト嬉しそうだな~ぐらいに思っとけばよかったのよ!そしてここから私の本気よ!エリアサーチ!」

 

暴走した麗奈はエリアサーチを放った

 

「何をしてるんですか!?」

 

 

「今からジュエルシードを探す!」

 

 

「夜中だよ!冷静になって麗奈!」

 

 

「私の推測が正しければ、後3日もしないうちに管理局が来てジュエルシードの争奪戦になっちゃうからね」

 

 

「ですが!」

 

 

「わかったよ……管理局を泳がせるよ」

 

「それまで今より強くなってても、損はないですよ?」

 

 

「今より強くね……やっぱり新しい魔法でも考えるしかないかな?」

 

 

「結局そうなるんですね……」

 

 

「アリシア姉さんからのお勧めの魔法はない?」

 

 

「う~ん麗奈の魔法は攻撃魔法ばっかりだから回避する魔法は?」

 

 

「回避……そういえばバインド対策して無かった」

 

 

「では、バインド対策の魔法を考えなくてはいけませんね」

 

 

「バインドブレイク……ブリッツアクション……もういっそのことバインドされる前にすれば良いのかな?」

 

 

 

「アリシア行きますよ…もう麗奈は大丈夫のようですから」

 

 

「おやすみ!麗奈」

 

 

「おやすみ!アリシア姉さん」

 

 

「私も寝よう……?今考えてもいい案が思いつかないし」

 

 

その頃管理局が既に来てることは、麗奈は知らなかった。

 

 

 

 

 

「朝……ホープスター直ってるかな?行ってみよう」

 

 

麗奈は朝起きて、ホープスターが直ってるかメンテナンス室に行ってみた

 

 

 

「ホープスター待った?」

 

 

《いえ、スリープ状態に入ってた為そんなに待っていません》

 

 

「細かな破損とかは?」

 

 

《無いですよ》

 

 

「良かった…昨日は怒鳴ってごめんね」

 

 

麗奈はホープスターが完全修復したことを喜び、昨日の事を謝った

 

 

《こちらこそ報告する必要がありました》

 

 

「じゃあ皆の所に行こうか」

 

 

《yes Master》

 

 

それからアリシア姉さん、フェイトで食事を済ませ、学校に登校する。

 

 

そして体育の先生が来て

 

「今日の体育はドッチボールをします!今からチーム分けをして勝ったチームにはこれをあげよう!」

 

 

そう言って先生が取り出したのは、ジュエルシードだ

 

先生ってあんな綺麗な石持ってたんだ……………

 

 

【【【【えぇ~~~~】】】】

 

 

麗奈、なのは、フェイト、アリシア姉さんの魔法を使える組が念話で驚いていた。

 

何で体育の先生がジュエルシード持ってるよ!死にたいの!?

 

 

ジュエルシードが暴走なんてしたら大変な事になる……それはみんな分かってるが………

 

 

【どうやって先生からジュエルシードを回収する?】

 

 

【迂闊に手を出したら暴走しかねないの】

 

 

【でもこのままだと暴走するのは時間の問題だよ?】

 

 

【暴走したら私が触って暴走を抑えるからとりあえずチーム分けを聞こうよ……】

 

 

「チーム分けは男子対女子でする、このクラスには32人居る男子15人女子17人…先生が男子の方に入って開始だ!」

 

 

 

「質問です!さっきの石は勝ったチームに渡すんですか?」

 

私達が気になってた事をアリサが聞いてくれた

 

 

「最後まで話しを聞け……二回戦がある。それに参加する条件だが男女各チームで5分間、当たらなかった奴が二回戦に出れて最終的に少ない人数で話し合って石を獲得できる」

 

 

男女で対戦して、5分間当たらなかった人が2回戦に出れる……

 

そして2回戦の組み合わせは?

 

 

「ちなみに2回戦の組み合わせだが引き続き男子対女子だ!」

 

 

人生初だよ?ドッチボールで世界の運命が決まるかも知れないなんて………

 

 




次でドッチボールは終わります



次回もお楽しみに~~






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正体はテロリスト?

お久し振りです

ネタは結構あったりするんですが、いざ書くとなるとどういう風に書けば良いのか分からなかったりします

皆さんはありませんか?

ではお読みください(*≧∇≦)ノ


麗奈は学校の授業でドッチボールをすることになったのだが……麗奈はこの授業に疑問を持った

 

 

おかしくない?

 

一つ、体育の先生が何でジュエルシード持ってるの?拾ったって言ってしまえばそれまでだけど何か腑に落ちない……

 

二つ、何で先生男子チームに入るの?パワーバランス崩れるんじゃない?ボールを5分間すべて先生が取るか、男女どっちかのチームが投げなければ二回戦も同じことが起こるよね?

 

3つ、先生なんか隠してる気がするんだよね。

 

 

「それじゃあ男女で別れて、作戦会議を3分間してくれ!」

 

作戦は決まってるけど、みんなが賛成してくれるかだよね

 

 

「作戦どうする?」

 

「適当でいいんじゃない?」

 

「作戦ある人いる?」

 

 

作戦をどうするか決めあって中々纏まらない。

 

「あるけど?」

 

「麗奈良い作戦あるの?」

 

麗奈が手を挙げる

 

「みんなが賛成してくれるか分からないけど、それでも良いなら」

 

「話してみなさいよ」

 

アリサがさっさと話しなさいみたいな事を言い出すから話してみた

 

 

「作戦はシンプルだよ?男子だけを何人か倒して二回戦で先生を倒す。この対決ほとんど先生がボールを取ると思うんだ」

 

 

「あーなるほど…でもそんな上手くいかないわよね?」 

 

「うんだから5分間も全力でやる必要無いわよ?」

 

「なるほどちょっとズル賢いけど、男子チームの何人かを倒してボールをこっちが持って体力温存するわけね」

 

「そう言うことよ後はフェイトは二回戦の為に全力でいかないこと」

 

「二回戦だけど……これはまだいいかな」

 

『???』

 

【魔導師組の皆さん聞こえますか?】

 

【聞こえるよ麗奈ちゃんどうしたの?】

 

【先生にボールは当てないように】

 

【何で麗奈?】

 

【あっ!ジュエルシードの暴走……】

 

【そんな訳だからくれぐれも気をつけてね】

 

【私達が投げたらジュエルシードが……】

 

【世界が1つ無くなる】

 

【麗奈ちゃん投げたら駄目だよ!】

 

【何で私?】

 

【【麗奈が一番投げそうだから】】

 

【姉妹そろって酷いよ】

 

 

「作戦は決まったか?」

 

 

先生が来た

 

「決まりましたけどそっちは大丈夫ですか?」

 

 

「ああ心配無用だ!いつでも準備はOKだぞ」

 

 

ほんっと先生に当たったらどうなるんだろう?ジュエルシードが暴走なんて……しないよね?

 

 

ピッ!と笛の音が鳴ると同時に男子がボールを投げてきた

 

 

女子の誰かに当たりそうになったがアリサがキャッチして、そのまま勢いを殺さないまま投げ返した

 

 

男子チームはアリサの投げたボールをキャッチできず、膝に当たってしまう。

 

 

ボールは男子チームに渡る

 

 

その後、攻防が始まった

 

 

女子が当たってバウンドする前に取れるボールは麗奈とフェイトとなのはが取ってカバーして誰一人として当たらず

 

男子を一方的に追いつめてるはずなんだけど男子の方は何故か焦ってないし先生に至っては清々しいほど余裕な顔してるし絶対なんかあるでしょ

 

 

「ねぇ麗奈ちゃんあの先生って本当に先生なの?」

 

「どういう意味?」

 

「あの先生って体力はあるけど、アリサちゃんのボールを取れるぐらいの身体能力は高く無いはずなの?」

 

「じゃあ今立ってる先生は、〝先生であって先生じゃあ無い〟のかもよ」

 

「じゃあ本物はどこなの?」

 

「倉庫とかに居るんじゃない?そこまではまだ分からないよ」

 

 

なのはと麗奈は会話をしながら内野のカバーをする

 

 

今の所、数では私達の方が有利のはずなのに、何だろう?この嫌な予感は……

 

「麗奈ちゃん危ない!」

 

 

足元を狙われ咄嗟にバックステップしてバウンドボールを麗奈はキャッチした

 

「当たらなかったか残念だ」

 

確信したこの人…本人じゃない!ボールに殺意があったんだから….

 

 

「…………」

 

 

「どうした?投げないのか?」

 

 

「違いますよ?もう時間なんですよ」

 

 

「なるほどじゃあ当たらなかった皆には再び作戦タイムだ」

 

 

 

「この勝負貰ったわね!」

 

「このまま行けば勝てるね」

 

「誰も当たってないしね!」

 

女子チームは自分達が有利で気分が良い。それもそのはず女子チームは誰も当たらないで男子チームは5人になっているのだから

 

「どうしたの麗奈?何か言いたそうな顔してるわよ?」

 

「じゃあ遠慮なく落ち着いて聞いてね……1つ、あの先生は本人じゃないわよ」

 

アリサが聞いてきたので麗奈は話す

 

「なんでそんな断言できるの?」

 

「ボールに殺意があったからよ」

 

すずかも聞いてきたので答えた

 

「…誰なのよ?そして本人はどこに居るのよ?」

 

「テロリストよ……先生は今探してるわ」

 

「え~と2つ目は?」

 

「あと先生含めて5人だけど油断しない方が良いわよ?当たった人達が何もしてこないとは限らないのだから「麗奈!」気をつけてね」

 

 

「何かな?アリシア」

 

「流石に言い過ぎだよ」

 

「これぐらいがちょうど良いのよ?アリサは強い子なのよ」

 

「そうなんだ」

 

 

 

「アリサとすずかちょっと来て!」

 

「何よ麗奈?」

 

「はいこれ指輪型のデバイスだよ護身用に使ってね」

 

「何これ?」

 

指輪型のデバイス:麗奈の自作でソーラパネルを応用して誰でも魔法が使えるようにした

使い方次第で1週間は保つ

 

「ドッチボールが終わってからのお楽しみだよ」

 

「ドッチボールが終わったらおしえなさいよね!」

 

「もちろん!二人ともその子達に名前付けてあげたらいいよ」

 

「「ありがとう!」」

 

「所でこのデバイスどっから出したのよ?」

 

「物理的法則を無視して空間から「やっぱりいいわ……」

 

適当に言ったけど半分ぐらいできたりするんだよね。

 

 

「アリサみんなに伝えて欲しい作戦があるんだけど良いかな?」

 

「何よ?その作戦って」

 

「~~~~~~~~~~~~」

 

「そんなので良いの?」

 

「う~ん他に作戦があるけど全部伝えてたら切りが無いし時間も無いからね」

 

 

~男子チーム~

 

「あっちは数で攻めてくる…だが問題ない今までのは演技だったんだからな」

 

「5分間の時間もこの学校を………」

 

「おい!あっちに聞こえるだろ!」

 

「あ!わりぃ」 

 

「この勝負貰ったな」

 

 

~side out~

 

「じゃあ始めるぞ準備は良いか」

 

 

「良いわよ」 

 

 

2回戦の笛がピッ!と鳴り、再びドッチボールが始まり、男子チームの投げたボールが女子に当り、投げた持ち主に戻って行った

 

 

「バックスピン……」

 

「しかも強力なスピンね」

 

一人が外野に行った

 

「次いくぞ!」

 

「これは厄介だよ…」

 

麗奈達はカバーをしに行きたいが、無理に取ろうとするとキャッチできず当たってしまう

 

「麗奈どうする?みんな当たっちゃうよ?」

 

「こういう場合は……」

 

 

麗奈はバックスピンのボールを叩きつけて

 

「誰かキャッチお願い!」

 

 

「なんて無茶するのよ…ボールがこっちに渡ったから良いけど」

 

空中に上がったボールをフェイトがキャッチした

 

 

「ごめんごめん」

 

 

「フェイト、すずか思いっきり投げていいよ」

 

 

『わかった』

 

 

「おいおいもう勝った気でいるのか?」

 

 

「私は当たったから外野に行くね」

 

 

「よし厄介な奴を仕留められたな」

 

 

「アリサちゃん私が投げて良いかな?」

 

 

「良いけど?珍しいわね自分から投げたいなんて」

 

 

「麗奈ちゃんが思いっきり投げて!って言ってたから」

 

 

「まあ麗奈の事だからこの作戦に意味があるんでしょ」

 

 

「すずか思いっきりだよ~」

 

 

「ほら合図が来たわよ!」

 

 

「じゃあ投げるね」

 

 

すずかが思いっきり投げて、一人の男子に当たったが地面に落ちる前に他の人が取ってしまった

 

「セーフだな」

 

 

「今度はこっちからだ!」

 

男子の投げたボールをすずかが当たってしまい外野に行ってしまう

 

 

「すずかちゃんが当てられた…」

 

「大丈夫よ!幸いボールはこっちにあるから全員当てるわよ!すずか!」

 

アリサは持ったボールを投げた

 

 

「遅いボールなんて取るまでも無い!」

 

 

「バカ!周りをよく見ろ!」

 

アリサの投げた先にはすずかが居た

 

 

「いきます!」

 

すずかがアリサの投げたボールをキャッチしてすぐ投げた

 

 

そして男子の一人に当たり、跳ね返ったボールは麗奈の手に渡った。

 

 

ちなみに麗奈は女子チームから見て、右の外野に居たりする

 

 

そして麗奈は左斜めに投げる

 

「どこに投げてんだ………なっ!」

 

 

もう既にフェイトがキャッチして投げてる姿があった

 

「トライアングルかよ!」

 

 

「これで二人目」

 

 

フェイトの投げたボールをキャッチできず男子チームの二人目が当たった

 

 

「すずか!あんたボールを当てたから内野に来なさい!」

 

 

「あっ!ごめん」

 

 

すずかは内野に行き、ボールは男子チームの陣地にある。

 

 

「すぐに巻き返してやる!」

 

そう言いながらバックスピンさせて投げてきた

 

 

「なのは取ってよね」

 

「アリサちゃんと麗奈ちゃんは少し似てると思うの」

 

アリサがボールを叩きつけてなのはがボールをキャッチする

 

「どこがよ!」

 

 

「フェイトちゃんアリシアちゃん一緒に投げよう!」

 

「うん!」

 

「わかった」

 

『せーの!』

 

なのはとフェイトが投げたボールは速すぎて男子チーム全員に当ててしまった

 

 

「まさか連鎖が起こるなんてね」

 

 

「まだだ!」

 

 

「なんでよ!先生達達負けたじゃない!」

 

アリサが怒るが

 

 

「その威勢がいつまで続くかな?」

 

 

5人の男子の人達が服をバッ!と脱いだら武装したテロリストが5人居た

 

 

「キャーーーーー」

 

「先生がテロリスト……」

 

「麗奈の言ってた通りね」

 

「でもまさか複数いるなんて予想して無かった展開よ……」

 

 

テロリストの人達が拳銃を向けてくる

 

 

「今からこの学校を乗っ取る」

 

 

「させないわよ!」

 

 

【麗奈ちゃんどうするつもり?】

 

 

【生徒達が居るから魔法を使ったら流石に不味いよ】

 

 

【まず生徒達を落ち着かせて避難させるしかないよ】

 

 

「どうした?声は出るが手も足も出ないってか?」

 

 

あー魔法使いたい!でも我慢我慢

 

 

「みんなこっち!なのは達手伝って!」

 

 

「させるかよ!」

 

 

みんなを避難させようとしたらテロリスト達が発砲してきた

 

 

「ッ!」

 

麗奈が撃たれてしまった

 

 

「麗奈ちゃん!」

 

 

「今のうち逃げなさい!」

 

 

「でも!」

 

 

「早く!」

 

 

「おい!お前のお陰で全員に逃げられたじゃねぇか!」

 

 

「どうしてくれるんだ」

 

 

「テロリストさん達は何をしたいの?」

 

 

「はっ?何をしたいかだと?」

 

麗奈は生徒達の逃げる時間稼ぎと何でこんな事をするか気になった

 

「そんなの恐怖で怯える様をみたいだけだよ!」

 

 

「さっきのなんて傑作だったな」

 

 

「本当にそれだけ?」

 

 

「しつこいぞ!」

 

 

「じゃあ何でドッチボールで楽しんでたの?恐怖で怯えてる人をみたいなら、こんな回りくどい事をしなくても良かったんじゃないの?」

 

 

「あーこんな回りくどい事をしたのは時間稼ぎだよ」

 

 

「学校を乗っとるための?」

 

 

「ご名答」

 

 

「正解者にはもれなく死が待ってるぜ!」

 

 

テロリストが再び発砲してきた

 

 

ドンっ!と一発撃たれたが……

 

 

「私も何度も当たる訳にはいかないし、これは人前では使いたくなかったんだけど………」

 

 

「なんだ!その銀色の壁は!それに撃たれた所いつ治った!」

 

 

「魔法よ!今は緊急時だからしょうがなく使ってるけどね」

 

 

「魔法だと?」

 

 

「ソレイユシューター」

 

多数のスフィアを展開してテロリスト達の武器を破壊していく

 

 

「俺達の武器が!」

 

 

「バケモノ……」

 

 

「久しぶり聞いた台詞よソレイユバインド!」

 

「あっつ!」

 

テロリスト達を全員、束縛してジュエルシードを回収する

 

 

【アリシア達聴こえる?終わったわよ】

 

【麗奈グラウンドに速く来て!】

 

 

「えっ!?」

 

 

「グラウンドでもう一つ事件が起きたみたいだな」

 

 

「別に私が行く必要なんて無いわよ……たぶん」

 

 

「おいおい友達見捨てるとか最低だな」

 

 

「私が行ってる頃には片付いてるわよ」

 

 

「どういうことだ?」

 

 

「この学校には相当なお人好しさんが居るのよ?」

 

 

「俺達の計画はここに来てた時から終わってたのかよ……」

 

 

「ありがとう」

 

 

「おいおい俺達はお前を殺しかけたんだぞ?」

 

 

「それでもみんなを楽しませてくれたわよ?例えそれがゴッコだとしてもね」

 

 

「完敗だ………警察に突き出すなり好きにしろ」

 

 

「じゃあ私の家で泊まって働いてもらおうかな」

 

 

『はっ?』

 

テロリスト達は予想外な言葉に声を出してしまった

 

「いや貴方達そこまで悪い人達じゃ無いわよね?」

 

 

「お前も相当なお人好しだよ」

 

 

「それは褒め言葉?」

 

 

「ああ」

 

 

「でも良いのか?お前の家に泊まって?」

 

 

「良いわよ……でも家の物1つでも盗んだら私の実験台になってもらうことになるわね」

 

 

『絶対盗みなんてしないから!』

 

麗奈は微笑んで言ってるが目が笑って無かったのだ

 

 

「麗奈大丈夫?グラウンドの方は男の子が突然現れてテロリストの人達を倒したんだけど?」

 

 

「あっ!フェイトちょうど良いとこに来たね」

 

「どうしたの?」

 

 

「このテロリスト達そこまで悪い人じゃないから家で雑用でもさせようと思うけど良いかな?」

 

 

「大丈夫なの?」

 

 

「物を盗んだり何か悪いことしたらお仕置きをするから大丈夫だよ」

 

 

「なら後は母さん達の許可だけだね!」

 

 

「私が説得するから大丈夫だよ」

 

 

「じゃあこれからよろしくねテロリスト達さん」

 

 

『は、はい……』

 

「まあその前にアリシアの許可も貰わないといけないけどね」

 

 

ここでテロリスト達は許可しないでくれと願ったのは別の話です



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魔法科高校の劣等生 コラボ
二人のラブラブっぷり


いきなりですが魔法科高校の劣等生のコラボが始まります

読んで面白いと思ってくれたら幸いです

ではどうぞ


えっと…いつの間にか三年生になりました星野麗奈です

 

今日アリシアさんが転校してくるみたいです

 

フェイトちゃんと戦ったけど強かったよ

 

負けはしなかった

 

フェイトはスピードで決めてきたけど恭也さんより遅いからなんとか対処できたよ

 

まあこんな話はさておいてリニスは家事をしてくれて 

 

プレシアさんは私のデバイスの改良とか色々なんか発明してるみたいだよ?

 

フェイトが飼っていた犬のアルフが喋った時少しだけビックリしたよ

 

アルフはリニスの手伝いをしてる

 

まあ皆だらけてはいない

 

 

「おーい!みんな席に座って!転校生を紹介するわよ」

 

先生は手をパンパンと叩きながら生徒を席に座らせる

 

-転校生誰だろう?

-イケメンがいいな~

-俺は美少女がいい!

-僕は優しい人!

-私は麗奈ちゃんが入ればそれでいい!

-俺も麗奈ちゃんが入ればそれでいい!

-…………………………

-『同士よ!』(心の友よ!)

 

「……………麗奈あんたいつフラグ建てたの?」

「多分保健室の先生の心をへし折った時かな?」

 

「麗奈ちゃん結構ファンいるよね」

 

すずかちゃん!今なんて!

 

「すずかちゃん私そんなこと知らないよ?ファンまでできてたの?」

 

「知らないのは麗奈ちゃんだけだと思うの」

 

勘弁してよね……

 

「はい!静かにしましょう!じゃあ入ってきて」

 

 

「今日からこの学校でお世話になるアリシア・テスタロッサだよ

 

友達になってくれると嬉しいかな!」

 

 

ここで何でアリシアだけなのか不思議に思う人がいるだろう

 

フェイトにはジュエルシード集めをさせている

 

フェイト曰く『遊び半分でジュエルシードを集めることは私が許さない!』だそうだ

 

 

私には恩があるとかで回収したジュエルシードは私が所持することになっている

 

もちろんジュエルシードを集めてきたフェイトには何らかの形でお礼をしたいと思ってます

 

今の現時点で私がジュエルシードを集めた数は三つ

フェイトが集めたので二つ、合計五つ

だけど、アリシア復活に使って四つだね

 

ホープスターによればジュエルシードは二十一個あると言ってたから十六個だね

あとジュエルシードは願いを叶えるメリットがあり

デメリットが凄い!下手すれば世界が崩壊するらしい

 

何それ怖!((゚□゚;))

 

 

-可愛い!

-これで五大美少女が揃った!

-なんてことだ!このクラスは美少女の集まりか?

-アリシアちゃん!嫁になって~

-ドォォーーン←告白した男子の机に雷が落ちた音…

 

誰ですか!アリシアさんを嫁発言したバカな人は!

 

 

と言うかプレシアさん!?どっかで観察してるの?

 

《プレシアさん!?教室に魔法放ってこないでください!》

 

《止めないで麗奈!私の娘がピンチなの!》

 

《あなたのアリシアLOVEはわかりましたから》

 

《じゃあ尚更!》

 

《帰ってアリシアに怒られますよ?》

 

《さあ!私はやることあるからアリシアの事頼んだわよ!》

 

ここで念話は終わった

 

プレシアさん……切り替え早いな!どんだけアリシアさんに嫌われるの嫌なの?

 

「なんだったの!?今の雷?」 

「色々とヤバイぞ!」

「確か………アリs「皆!もう雷は落ちないから落ちつきなさい!」

 

あぶないあぶない!もうすぐでアリシアは転校初日で一人ボッチになるとこだった!

 

「麗奈ちゃん根拠はあるの?」

 

クラスの誰かが言ってきたので

 

「私の予想は当たるのよ?それに晴れなのに雷が落ちるなんて二度も無いわよ?空を観てみなさい曇りさえ無いでしょ?

それでも納得しないなら皆疲れてるのよ!」

 

『『『いやいや!麗奈も観たでしょ!』』』

 

「いい過去の事なんて気にしたら負けなのよ?それに私は雷なんてみてないな~」

 

『『『絶対見たでしょ!』』』

 

「先生!過去に浸る生徒は置いといて授業開始お願いします」

 

『『『逃げた!』』』

 

「そうですね……今はアリシアさんの自己紹介も終わりましたし授業を開始しましょう!アリシアさん席は麗奈さんの隣でいいかな?あれ?麗奈さんは?」

 

「麗奈ちゃんならいつの間にか居なくなりました………」

 

「そんなはず無いでしょ?でもホントに居ないわね……」

 

「麗奈ちゃん!どこ行ったの~!」

 

 

 

 

その頃麗奈は

 

「さっきまで私は教室にいたはずだけどな~ホープスター」

 

《Masterどうしました?》

 

「ここは海鳴市?」

 

《いいえ違います》

 

【「ホープスター元の世界に帰るまで、できる限りこれで話すわよ」】

 

【《yes Master》】

 

 

 

(まず念話が使えるって事は魔法は使える……

そしてこの場所はいや……この世界は魔法科高校の劣等生の世界

あとこの世界に来たのは今のところ私一人っ…と

 

そして何も情報も無しに動くのは得策じゃない)

 

 

「サーチャーだけでも飛ばして情報集めしよう」

 

麗奈は丸い球体をいくつか飛ばす

 

 

(さて、私はどうしよう?)

 

 

「あの~」

 

「なんですか?」

 

話しかけてきたのは氷の女王様みたいな人だった 

 

「あなたは何者ですか?」

 

「魔法を使えるただの一般人です」

 

「お前は魔法師なのか?」

 

今度は無口でクールそうな人が出てきました

 

 

「魔法師とは?あとあなた達のお名前を教えてもらっても構いませんか?」

 

「魔法技能師のことだ!俺は司波達也だ」

「そして私はお兄様の妹の司波深雪です」

 

「私の名前は宇河舞桜(ウカワ マオ)です」

 

【《Masterの名前は星野麗奈では?》】

 

【「本名言ったら後悔するかも知れないでしょ?あっちも名前を偽装してる可能性も低くはないよ?」】

 

【《なんで名前が宇河舞桜なんですか?》】

 

【「余裕がある時説明するよ」】

 

「親はどこだ?」

 

「見ての通り私一人ですよ?」

 

「家はどこだ?」

 

「もう無いよ」

 

「今までどうやって生きてきた?」

 

「え~と世界を転々と?」

 

最初が私の窮屈な世界

次になのは達の世界

そして、今いる魔法科高校の劣等生の世界

 

なのはちゃん達私はなんとか生きてるよ

 

「変な嘘はやめろ」

 

え~あながち間違ってないのに!

 

「企業秘密です……それに私に近づいたのはそっちにも理由があるんじゃないですか?」

 

「ただ、気になっただけだ」

 

「……深雪さんあなたのお兄様は私が気になってしょうがないそうですよ」

 

「お兄様?浮気は駄目ですよ?」

 

「誤解だ深雪……それに俺はガーディアンであって兄妹だ!付き合ってはいけない中だ」

 

「別にガーディアンしながら付き合ってもいいんじゃない?

血も繋がってない兄妹が付き合って何か問題あるの?」

 

「そうですお兄様が何者であっても私の愛は変わりませんよ!」

 

「深雪俺が悪かった……俺も深雪の事を世界で一番愛している」

 

「まあお兄様ったら!」

 

(さて私はどこかに行こうかな……二人の世界に入ったしこの街中で情報を集めるのは苦労しそうだな~)

 

「待て!」

 

「なんですか?」

 

 

「なんで俺達が血が繋がってないと断言できた?」

 

「あれ?繋がってるの?顔は似てないし兄妹がここまで凄いラブラブっぷりは初めて見たし、もしかしたら血が繋がってないんじゃないと思ったんですけど?」

 

「「……………………………」」

 

「お互いの血を調べたことないでしょ?あったとして、もう一度調べてみたらどうですか?」

 

 

「お兄様!」

 

「ああ!俺達はまだ可能性がある!」

 

(さて今度こそ情報を!)

 

ガシッ!

 

「舞桜どこに行くの?」

 

………顔は笑ってるけども目が笑ってないよ?何かしたっけ?

 

「どうしたの深雪さん?目に光がないですよ?」

 

「家が無いって言ったわね私達の家に来ない?」

 

「ありがたいですけど迷惑じゃないですか?」

 

「俺からも頼む!それに舞桜はここら辺の知識は無いんじゃないか?」

 

「無いから今情報を集めてる途中だったんです!」

 

「それは悪かった…よければ俺達の家の本を読んで情報を集めてみないか?」

 

麗奈は少し考え

 

「………………わかりました何日か泊まることにします」

 

(私はこの世界で何をすれば良いのかな?)




始めてのコラボだったので間違いが結構あるかもしれません

感想や意見があったら知らせてください



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襲撃

はい!すいません遅くなりました

麗奈「遅いよ!」

色々やってたんだよ!

麗奈「色々言うと?」

FateGoとか…………言わすな!

麗奈「目的の英霊は当たったの?」

当たらなかったよ………もういいよね?じゃあせーの

「「では始まります」」


私、星野麗奈は今深雪さんのお家で本を借りて読んでいます

 

CADこれは興味深いです!

 

種類が特化型、汎用性の二つがあるらしい

 

特化型は多様性が無い代わりに魔法の発動速度が重視されてる

 

汎用性は多様性があるし起動式を多く組み込めるみたい。

でも………組み込んだ起動式を覚えてられるのかな?

 

 

そもそも私の得意魔法は何だろうか?いっそのことCADを使ってどの系統が速く発動できるか試したら良いのかな?

 

あと調べた限りじゃ私がここで何をすべきか今のところ収穫ゼロだよ

 

「舞桜いるか?」

 

「何?達也さん?」

 

 

「お前はこれからどうするんだ?」

 

「どうするも何も解ったのがCAD関連と魔法の知識ばっかりで今後の方針は決まってないよ?」

 

 

「そうかならお前は魔法は何を使える?」

 

「魔法なら飛行魔法…射撃魔法あとは………」

 

「ちょっと待て!」

 

「何ですか?」

 

「まさかと思うが使える魔法は星の数だけあるとか言わないよな?」

 

 

「いやそんなに使え《Masterここに何かがやって来ます!》ちょうどナイスタイミングで来てくれるね誰か知らないけど」

 

 

「なんでデバイスが喋っている?」

 

「これは私専用のデバイスだよ!ともかくなんか襲撃が来るみたいだけど?」

 

「お兄様!外に何かいます!」

 

 

「とりあえず深雪は中に居ろ。俺と舞桜でどうにかする」

 

「達也さんは家に居て!私一人でどうにかする!」

 

 

後ろから危険だ!と聴こえたがこの際無視を決め込む麗奈

 

 

「さて外に出たは良いけど何処に誰がいるの?」

 

 

麗奈はsetupして周りを視てみる

 

「あれかな?」

 

 

敵は空中にいた騎士の格好で翼が広げていて、武器がデカイ大剣を持っている

 

「貴方は誰?」

 

「…………今から死ぬやつに名乗る名前は無い!」

 

そう言って五メートルあろう大剣を振りおろしてきた

 

 

「ちょっ!(避けたら建物に当たる!)」

 

麗奈は咄嗟にプロテクションをした

 

 

「ねぇ?貴方は仮にも騎士なんでしょ?だったら戦う場所ぐらい選んだらどうなの」

 

「戯けが!そんな豆腐メンタルで戦いに勝ち残れると思っているのか!」

 

「あのねぇ!今戦いをしたら建物とか壊れるでしょ!」

 

「じゃあ貴様が建物を守りながら戦うんだな!」

 

「貴方は騎士なんて向いてないよ!」

 

(ダークナイトだよこの人!)

 

「さあさっきは防いだがこれは防げるか?」

 

謎の騎士はあろうことか大剣を投げてきた

 

 

「こんなの!ソレイユシューター!」

 

大剣に魔力弾を当てて動きを止めようと思ったが

 

 

「なんで!?なんで私の魔法がすり抜けるの?」

 

大剣の速度は止まらない

 

「バインド!」

 

これもすり抜ける

 

「それは我が思った物にしか当たらんぞ!」

 

じゃあ何?あいつが思った物以外当たらないけど一瞬でも当たれって思ったら当たるの?何それ!チート!

 

「………じゃあ本体を狙うのみだよ!」

 

麗奈は騎士にバスターを放ったが

 

「戯けが!そんな単調な攻撃我に通用すると思うな!」

 

指一本で止められた

 

「(ダメージはあるはず!なのに!)ッ!」

 

「お主にしては頑張ったがここまでだ」

 

謎の騎士は魔力弾を操る要領で大剣を麗奈に放った

 

麗奈は空中にいるから避けられないことはないが精神的にダメージを負ってる

 

まだ…

 

まだ……

 

まだ負けてない!

 

 

 

「行くよホープスター!」

 

「yes」

 

麗奈は飛んできた大剣を短剣で受け流した

 

「なぜだ?」

 

「狙いは私だったなら、肌に触れるギリギリまで引き寄せて受け流せばいい」

 

「そんな人間離r「してないわよ!」我の攻撃をこんな短時間で攻略するとはお主で三人目だ」

 

「貴方の目的は何なの?」

 

「………人生を謳歌すること」

 

「はい!ダウト!嘘をつくならもっとましな嘘をつきなさいよ!」

 

「この世界を破壊することだ」

 

「それは無理かも……貴方達が何人いるか知らないけど私がいや私達がそんなこと止めてみせる」

 

「四人だ」

 

「ん?」

 

「我以上に強いやつがあと四人いると言ったのだ!」

 

「………だから?」

 

「お主は状況を理解してないようだな!我に苦戦しているのに我以上に強いやつに勝てるはずがないであろう」

 

「勝てるよ!もちろん………貴方名前何だっけ?」

 

「我はNo.5だ!お主は?」

 

「宇河舞桜よ」

 

「話を戻すが我を倒さん限り、後の四人は倒せんよ!」

 

「じゃあ今倒すわよ!」

 

 

~達也視点~

 

「お兄様………」

 

「大丈夫だ深雪それよりアイツは何者なんだ?」

 

「お兄様それはどういう意味で?」

 

「アイツが使ってる魔法からはサイオンが読み取れん」

 

「じゃあ舞桜が使ってる魔法は何なんですか?」

 

「解らん……解るのはアイツがこの世界の人間じゃないって事だな」

 

「それなら舞桜の今までの行動が理解できますね」

 

「ああ……まあ何よりあんな速く戦ってたら俺がサイオンを読みづらいし建物を守りながら戦うのは凄いな」

 

「そんな!お兄様の方が十倍…いえ五十倍凄いです!」

 

「ありがとう深雪」

 

こんな緊急時でもラブラブな二人である

 

 

 

~sideout~

 

「……………」

 

《Master……》

 

「大丈夫よホープスター」

 

「どうした息が整ってないぞ?」

 

 

麗奈は苦戦していた大剣が四本に増えたからだ

 

正直、防戦一方である

 

 

(落ち着け……冷静になれ…四本の武器を攻略する方法)

 

正直今のところ無いのだ

 

本体を狙う物なら四本の武器が迫ってくる

 

かといって四本の武器の対処なんて出来ない

 

一本ならギリギリまで引き寄せて受け流せばよかったが四本となると結構きつい

 

「さっきの威勢はどこにいった!」

 

ファイブも攻撃をしてくる

 

 

「(確かファイブが本体が攻撃してきた時は防げた!)あはは………なんでこんな簡単な事に気付かなかったかなぁ」

 

 

麗奈はファイブの攻撃を避けて短剣で切りつけた

 

「何!?」

 

ファイブに初めて攻撃が通った

 

 

「ファイブ……貴方の弱点が色々わかったよ」

 

「なんだと!?」

 

「一つ、コントロールしてる大剣は厄介だけど貴方が動かしてるから貴方を視ればどうくるか判る

 

二つ、ファイブ本体の攻撃は私の魔法でも防げる」

 

「だったらなんだと「三つ!」

 

 

「ファイブ………貴方は今から私に負ける」

 

 

「弱点を見つけたぐらいで調子に乗るんじゃない!」

 

(よし!動きが単調になった!)

 

ファイブは四本の大剣をコントロールして麗奈に放つが

 

「なんだと!?」

 

麗奈はファイブに接近しながら大剣を全て避ける

 

 

「簡単だよ……貴方は指で大剣を操っているけど今は四本までしか動かせない、一本の方が速かったし」

 

「あ…悪魔……(簡単って話じゃないぞ!避けるだけで精一杯のはずだ!!なのに何でコイツは我の弱点に辿り着けた!)」

 

「建物を破壊しようとする方が悪いと思わない?それに対して私は建物を守ったんだけどな~。

 

だ・か・ら貴方に悪魔呼ばわりされる覚えはないよ?」

 

 

騎士のファイブは顔が真っ青になった

 

麗奈が顔は笑っているが目が笑ってなかった

 

「行くよ!ホープスター!」

 

麗奈はホープスターを短剣から砲撃モードにする

 

「ハイソレイユクラッシャー!!」

 

威力はブレイカーより劣るが大砲撃魔法である

 

ブレイカーを撃ったら街が亡くなる可能性があるため、あえて麗奈はこの魔法を使った

 

ファイブは砲撃に呑まれて

 

 

「待っ!グワァァァァァ!!」

 

 

ファイブは粒子になって消えた

 

「はっ!?ちょっと!聴きたいことがあったのに残念……」

 

 

 

 

 

「舞桜!」

 

「あっ!深雪さんに達也さん」

 

「よく勝てたな」

 

「ギリギリでしたけど」

 

「所でお前ら何者だ?」

 

「お兄様!」

 

「深雪今後に関わることだ!」

 

「………」

 

「達也さん何者って言われても色んな捉え方があるから分かりやすく言ってよ」

 

「じゃあ質問を変えよう……どっから来た?」

 

「海鳴市からだけどこの世界にはそんな所存在しないよね?何でどうやってここに来たかは知らないの……だけど貴方達に被害を加えるつもりなんて全くないよ?」

 

「そうかわかった」

 

ガチャ!

 

「達也さん?何でCADを私の顔に向けてるの?」

 

「お前は明日から俺達の通ってる学校に来い!」

 

「嬉しい勧誘だけど私入れるの?確か達也さんが通ってる高校はIDが無いと入れないんじゃあなかった?」

 

 

「心配するなこっちで何とかする」

 

 

「…………………」

 

どうやら今の私に拒否権はないそうです




最後まで見てくれた方ありがとうございます

麗奈「達也さん怖いよ」

うんあれは怖い……でも嫌いなキャラじゃないぞ?

麗奈「私も普通かな?怖いけど……」

では次回は『生徒会室』だ

「「また読んでね!」」


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生徒会

はい大変お待たせしました

麗奈「今度は何してたの?」

言いませんよ?

麗奈「えーとメモデフやってたんだ」

言うんじゃありません!そろそろ言いますよ

『ゆっくりご覧ください!』


『汝は誰も助けることはできない』

 

 

「あなたは何者よ!」

 

『汝は何も守ることはできない』

 

 

「ホープスターsetup…………ホープスター?」

 

『汝は誰も救うことはできない』

 

謎の黒い物体は麗奈に襲いかかってくるが何故かホープスターが使えないため戦えない

 

「嫌!」

 

麗奈に目の前に手を振りかざして

 

『汝は無力だ』

 

麗奈は何もできず

 

「いやーーーーーーー!!」

 

 

 

 

 

ガバッ!

 

「ゆ、夢?」

 

(言いたい放題言われて何もできなかった………)

 

 

「舞桜!起きてるか?」

 

 

ジャキ!ガチャ!

 

「舞桜落ち着け!なんでそんな警戒心剥き出しなんだ?」

 

あれ?私いつの間にsetupしてホープスターをシューティングモードにしてるんだろう?

 

 

「ごめんなさい!ちょっと変な夢をみて取り乱したようです」

 

 

「そうか、もうそろそろ学校に行くぞ」

 

「いやだから?IDとかそういうのどうしたらいいの?」

 

「ほら!これが舞桜のIDだ」

 

うん!この人ハッキングかなんかしたのかな?

 

 

「ありがとう」

 

「お兄様!速く行かないと遅刻してしまいます」

 

「ああわかっている」

 

「舞桜!」

 

「わかってる」

 

 

 

~学校~

 

「深雪姉様ー!」

 

「おはようございます泉美さん」

 

「ねぇ?達也さんこの学校は個性的な人が多いんですか?」

 

「さぁな、自分で調べてみたらどうだ?」

 

「所でそこの幼児体型の人は誰ですか!?」

 

それは麗奈の事を言っていた

 

「人から名を尋ねる時は自分から名乗るもんでしょ?」

 

「それもそうですわねわたくしの名前は……」

 

「あっ!私の名前は宇河舞桜、年齢は教えなくていいよね?趣味よそくすることよ。趣味は機械弄りよ!後私は大好きな人はいないから安心して」

 

「この幼児体型!」

 

「それでそちらの名前は何ですか?私は教えましたよ?」

 

「わたくしは七草泉美ですわ!深雪姉様をこなよく愛する者です!」

 

「頑張って!応援しますね!」

 

 

「ありがとうございます!いい人なんですね」

 

「泉美もいい人なんだね」

 

「舞桜、お前には今から風紀委員になって校則違反する奴等を取り締まってくれ」

 

達也がいった言葉に麗奈は………

 

「達也さん、私は体術とか無縁なんですけど」

 

「そうだな……詳しく説明するとだな魔法使用に関する校則違反者の摘発と魔法を使用した争乱行為をした奴等を取り締まってくれればいい」

 

「それなら私はサポートした方がいいかも知れないよ?」

 

「まず第一に私は生身の力勝負になったら負けるよ?高校生相手なら尚更

第二に私は人を見つけるのは得意だよ魔法ありなら

 

そして第三に私は高校生じゃないしこの学校の生徒じゃない」

 

「なるほどな…お前はここの生徒じゃないから問題なく魔法を使えると?」

 

「もう一つ私を生徒会室で誰がどこにいるかを報告した方が速く解決する」

 

「わかった…だが魔法は使っていいが被害を加える魔法は使うなよ?」

 

 

「わかった生徒会室はどこなの?」

 

 

「泉美連れて行ってやってくれ」

 

「はいわかりました。ではこっちに来てください舞桜さん」

 

「はい」

 

泉美と麗奈で生徒会室に向かう途中ざわついていた

 

「ねぇ?泉美先輩なんか注目を浴びてるのは気のせいですか?」

 

「いいえ気のせいじゃないですよ」

 

「知らない人がいたら注目の的になりますね」

 

「そういうことですね…もうそろそろ着きますよ」

 

(どんな所だろう?)

 

 

ガチャ

 

「ここが生徒会室ですよ」

 

「普通だ」

 

「誰?」

 

「私の名前は宇河舞桜です。よろしくお願いします」

 

「私の名前は北山雫よろしく舞桜」

 

「達也さんに風紀委員の手伝いをしてくれと頼まれたので、手伝いに来ました」

 

「大丈夫なの?」

 

「私はここの生徒じゃないのでこの部屋で魔法を使って校則違反者を見つけて皆に知らせます」

 

「それなら安心かな?」

 

「今校則違反者は……いないみたいです。資料まとめも手伝いましょうか?」

 

「是非お願いしますね」

 

私は資料まとめながら校則違反者を見つけることにした

 

 

そして三十分経過して

 

「香澄先輩 雫先輩、体育館で怪しい人物を発見しました!」

 

『わかった向かうよ』

 

『了解』

 

「さて、他には異常はないかな?いない……」

 

エリアサーチして報告するのは良いけど、やっぱり私が何もしないってのは変かな?

 

「あずさ先輩」

 

「えっ!?もう一回言ってもらっていいですか!」

 

「あーちゃん先輩」

 

「なんで言い直すんです?それで何ですか?」

 

「私だけじっとしてるのは変なので、何か使わない機材無いですか?」

 

「ありますよ」

 

「貰っても良いですか?」

 

「良いですけど何に使うんですか?」

 

「エリアサーチして報告する手間を省きたいのでナビでも作ろうと思って」

 

「面白そうですね!はいこれが要らない機材ですよ」

 

「これとこれとこれでいいかな?」

 

私のエリアサーチを香澄先輩と雫先輩にも見えるようにすれば私が報告するより速く着く

 

~三十分後~

 

「よしできた!あーちゃん先輩これ持ってください」

 

 

「え?はい」

 

「エリアサーチ」

 

あずさ先輩が持った機械は画面が映った

 

「よし成功」

 

「凄いです!これって麗奈さんの魔法で観てるのをこの機械でも観れるってことですよね!」

 

「そうです。後は私がエリアサーチを配置して他の事も手伝うことができますよ!」

 

 

「それは凄いな」

 

「達也さん」

 

「お前の魔法について教えてくれないか?」

 

「香澄先輩と雫先輩が戻ってからで良いですか?」

 

「じゃあ呼び出すか香椎!雫!生徒会室に戻ってこい」

 

 

『はい!/了解』

 

「では、話しますね」

 

今いるメンバーは達也さん、深雪さん、あーちゃん先輩、雫先輩、香澄先輩、泉美先輩、服部刑部少丞範蔵先輩……長い!

 

「最初に言いますけどまず私が使う魔法はこっちで使う魔法と違います」

 

続けて麗奈は言う

 

「こっちではCADを当たり前のように使って、魔法を使ってますが私はCAD無しで魔法が使えます」

 

「そんなバカなことがあるか!CADを使わないと魔法さえ発動するのが難しいんだぞ!」

 

「じゃあ論より証拠って事で♪」

 

麗奈は得意気に皆に一つの魔力弾作って見せた

 

「CADで魔法が発動しないのは自身の実力不足だよ?この中で得意な魔法ならCAD無しでも魔法をすぐに使える人はいるはずだよ?」

 

「馬鹿にしてるのか?」

 

「別に……ここで私に勝てるのは達也さんぐらいですよ?」

 

「何で俺なんだ?」

 

「さーて本題に移りましょうか!どこまで話したっけ?」

 

『話を逸らした!』

 

こうして麗奈の魔法講座が始まった

 

~別の世界では~

 

 

「何これ?」

 

少女は青く輝く石を拾った

 

 

(綺麗だな~麗奈ちゃんにも見せてあげたいな……)

 

「麗奈ちゃん早く帰って来てよ……」

 

すると青い石が輝いた!

 

「何!?ちょっと待っ」

 

青い光に呑まれ、少女は服は真っ黒に染まり、髪がツインテールの紫になって、一つのステッキを手にする

 

「アメジストハート行こう……」

 

『yes』

 

「さぁ麗奈ちゃんが居る所にフッフッフッ」

 

『gate open』

 

「待っててね麗奈ちゃん……」

 

少女はゲートの中に入って行く




「最後のらへんに出てきた少女って誰?」

言ったら楽しみがなくなるでしょ?

「それもそうね」

『次回もお楽しみに~』


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敗北

今回短いです

麗奈「今回何も言うことないから」

せーの

『ゆっくりご覧ください』


~???side~

 

「ここに麗奈ちゃんがいるんだね」

 

《yes》

 

そして突然少女の所に四人の何かが来た

 

一人目は男性、黒を基調した赤の服を着ている

 

二人目は男性、こちらも黒を基調した青の服を着ている

 

三人目は女性、こちらも黒を基調した銀色の服を着ている

 

四人目は男性、そして最後の人も黒を基調した金色の服を着ている

 

「貴方達は誰?」

 

「あなたの守護騎士です」

 

「そうなの?嘘だったら消すけど今なら言い直しを聞くの」

 

「………No.4です」

 

「同じくNo.3です」

 

「同じくNo.2」

 

「同じくNo.1。一番我が強い」

 

「じゃあ皆に名前付けるの!」

 

「No.4はファンス」

 

「No.3はビィリバル」

 

「No.2はスリア」

 

「No.1はフィオナ」

 

「そして私が高町なのはなのヨロシクね」

 

アメジストハートを手にしたなのはは、皆に微笑んだ

 

「主?今からどこに行くのですか?」

 

ビィリバルが質問したら

 

「そんなの決まってるの麗奈ちゃんの所に行くの…皆は来る?」

 

『はい』

 

 

~???side out~

 

 

(………何?この不気味な気配は!)

 

「どうしたんだ舞桜?」

 

「敵が来る…… 」

 

『!!』

 

「数は?」

 

「五人…達也さん一回私の対戦相手を見ましたよね?」

 

「ああ、夜の確かNo.5だったか?」

 

「それ同等かそれ以上ぐらいの敵が五人来ます!」

 

「なんだと!?」

 

達也と麗奈は珍しく焦った。No.5で手こずって、それと同じ強さの奴が五人もいる

 

(皆を守ることができない!夢で視たのと一緒になるじゃない!)

 

達也の場合、深雪だけでも守れるが他は無理だ

 

「絶対させない!ホープスターsetup!」

 

「舞桜!どうするつもりだ?」

 

「倒します!達也さん達は避難しててください」

 

「何言ってるの!ボク達も戦うわよ」

 

「駄目だ香椎相手は空を飛びながら戦う」

 

「という訳で空中で戦えるのは私しかいませんから行きますね」

 

麗奈は窓から出て行った

 

 

(なんか戦って大丈夫そうな所は!)

 

「何処に行く?」

 

ファンスが麗奈の前に立ち塞がる

 

「ッ!遅かった」

 

「久しぶり麗奈ちゃん♪」

 

「え!?なのは何でこの世界にいるの」

 

(なのはは、ただの一般人だったはず何で?)

 

「何でわたしがここに居るかって顔してるね教えてあげるよわたしに勝ったらね♪アメジストダークシューター」

 

魔力弾の色は紫だった

 

「なのは……」

 

《Master回避を!》

 

「ッ!」

 

麗奈は咄嗟に避けたが魔力弾は追尾してきた

 

 

「わたしのシューターは相手に当たるまで追い続けるの今のわたしみたいに」

 

「キャーー」

 

 

「麗奈ちゃんまだ始まってもいないよ?」

 

(どうする?一応バリアジャケットは身に付けてるみたいだけど…)

 

 

「なのはちゃん攻撃当てるから我慢してよね!」

 

「そうこなくちゃ♪」

 

「ソレイユシューター」

 

「アメジストダークシューター」

 

お互い魔力弾放って攻撃するが

 

ドンドドンドン

 

不発に終わる

 

「アメジストダークバスター」

 

「ソレイユバスター」

 

(ちょっ!なのはちゃん何があったの?魔力弾だけならともかくバスターまで放ってくるって!そして威力も私と同じぐらいきたよ

私はデバイスを改造して威力上げたけど、なのはちゃんのは違うよね?)

 

バスター対決も不発に終わる

 

「なのはちゃん!その格好になる前に何があったの?」

 

「………綺麗な石を拾って麗奈ちゃんの事を思ったらこうなったんだよ?」

 

(ジュエルシードで望みが叶って今の姿になってるわけか………ッ!~~~私のせいか!)

 

「なるほど理解したよ心配してくれてたんだね」

 

「そうなのだから………一回死んで♪」

 

「え!?」

 

「マジカルダークブレイカー!」

 

「収束魔法!?ならこっちもストームサンブレイカー!」

 

ドォーーーンドドドド

 

紫色の砲撃魔法と銀色の砲撃魔法がぶつかる………が

 

 

「なんで?私の砲撃魔法が押し負けてる……」

 

「わたしのブレイカーの前では魔法は無意味なの♪」

 

麗奈はブレイカー対決で負けて地に墜ちていく

 

(魔力切れ……?ちょっと待って早くない?)

 

「麗奈ちゃん魔力切れの所悪いけどまだわたしは魔力が溢れてるんだ♪」

 

(はっ!?嘘でしょ?バスターとかブレイカーとか使って余ってるならともかく溢れてる!?)

 

「わたしがブレイカーを放って麗奈ちゃんに当たって、麗奈ちゃんの魔力をわたしが頂いたの♪」

 

「だから魔力切れが早いわけか」

 

「じゃあね麗奈ちゃんアメジストダークバスター」

 

(ッ!避けられない!)

 

「キャーーーー!!」

 




「なのはがチートになったよ」

麗奈も大概チートだよ……(というか何でこいつは生きてる?)

「え!?嘘だよね!」

とりあえずせーの!

『次回もお楽しみに~』

「私チートじゃない!」

残念ながらお前はチートなんだ


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不屈の心

遅くなった………

麗奈「毎回毎回遅いよね‼」

うんあれだよ!アイディアは一応思いつくんだけど書くってなると途中で指が止まるんだよ?

麗奈「ストームサンブレイカー!!」

え!?魔力無いんじゃ……

麗奈「ではどうぞお読みください




星野麗奈はなのはのブレイカーを受けてビンチになっていた

 

(マズイ……)

 

麗奈は傷は回復するが魔力は無い

 

「守護騎士達あとは頼んだよ♪わたしは観戦しとくよ」

 

(これは非常にマズイ、魔力切れで相手は四人)

 

「戦うしかないか」

 

「さてお嬢さん楽しませてくれよ」

 

「少女をいたぶるのは趣味じゃないが主の命令では仕方ない」 

 

「わたくしも観戦しとくわ」

 

「汝は誰も助けることはできない」

 

 

わたしの魔力回復は時間がかかる

 

「堪えてね小娘ちゃん」

 

「!?」

 

ビィリバルが腹を殴ってくるがなんとか掌で受け止めた

 

麗奈はすぐに短剣で切りつけるが

 

「遅い」

 

すぐに回避された

 

「どういうこと?回避できる距離じゃなかったはずよ?」

 

「それはな俺が高速移動して避けたんだ」

 

「……分かんない事ばかりだけど今は、倒すしかない」

 

「我の聞き間違いか?我らを倒すって言ったか?」

 

「倒すよホープスター!プログラム起動!」

 

《Magical power Collection》

 

麗奈はバリアジャケットを解除してホープスター(短剣)を握った

 

「…何も変わってないではないか」

 

「拍子抜けだな」

 

「それに空を飛んでいる私達に攻撃ができるとは思えないけど?」

 

 

麗奈は回復に専念する

 

「バカめ回復に専念するつもりだろうがさせるわけないだろう?」

 

フォンスが回復なんてさせないとばかりに拳で攻撃してくる

 

「させない!」

 

麗奈は短剣で受け止めたが体格が小さいため吹っ飛ばされる

 

「これで終わりだ!」

 

「ッううぅ………!」

フォンスは重力を操って麗奈を潰そうとしたが

 

 

金色の閃光がフォンスを襲う

 

「ハァーー!!」

 

「チッ!」

 

「フェイト!」

 

「麗奈大丈夫?」

 

「フェイト何でいや……」

 

そんなことより

 

「助けてくれてありがとう」

 

「うん…一緒に戦おう麗奈…立てる?」

 

「うん!」

 

麗奈はフェイトに支えてもらいながら立ち上がる

 

「俺達も参加させてもらおうか」

 

達也さんも戦いに入る

 

達也、深雪、香澄、泉美、レオンハルト、エリカ、光井ほのか、北山雫、柴田美月、吉田幹比古、中条あずさ、アンジェリーナ

 

そして麗奈とフェイトの魔法二人組が集まった。計十四人

 

「分が悪いな……」

 

「だが問題ないだろう」

 

「金髪の娘以外注意すれば大丈夫でしょう」

 

「我らに敗けは無い!別れて倒すぞ!」

 

騎士達は余裕をみせる

 

 

「まずは奴等を倒すぞ!フェイトと言ったか?」

 

みんな、達也の指示に返事をした

 

『はい!』

 

「え?はい!」

 

「麗奈と一緒にお前らの仲間を助けてやれ」

 

「はい!」

 

「フェイト私は空は飛行することできないけど、気にしないで戦って!じゃないとなのはを助けることができない!」

 

「なのはって麗奈の友達?」

 

「うん!フェイトならきっと仲良くなれるよ!だから救いだそう!」

 

「わかった」

 

 

「アメジストシューター」

 

なのはが魔力弾を射ってきた

 

 

「バルディシュ」

 

《yes》

 

フェイトも魔力弾を射って応戦した

 

 

「麗奈はどうやってあの子と戦うの?魔力切れなんでしょ?」

 

 

「魔力を回復しながら戦うからホープスターだけで戦うよ!後あの子のブレイカーには絶対に当たらないで!」

 

 

「わかった」

 

「アメジストバスター」

 

「ホープスター!」

 

「バルディシュ!」

 

麗奈はホープスターを剣に、フェイトはバルディシュをアックスにしてバスターを二人で斬った

 

 

~達也視点~

 

俺以外全員きれいに別れたな…俺がフィオナとやらと当たったがみんなは無事だろうか?

 

「人の心配をしてる場合か?」

 

「チッ!」

 

 

フィオナは剣で達也に斬りかかったが、達也は間一髪で避けてエア・ブリットを放った

 

「今のを避けるか……ならば」

 

(深雪達は心配だが、そんな余裕はなさそうだ……)

 

「すぐにお前を倒して深雪の所に行くしかないか……」

 

「我をか?できるならやってみせるがいい」

 

 

「深雪を待たせるわけにはいかんからな……もう終わらせる」

 

「なんだと!?」

 

「ミスト・ディスパーション」

 

フィオナは分解されて消えた

 

「終ったか……」 

 

「まだ終わっていない……」

 

「……なんだったんだ」

 

分解された粒子から声が聴こえ、分解された粒子は麗奈たちの所に行った

 

~深雪視点~

今私の所には、香澄さんと泉美さんがいます。

 

二人はスリアさんに攻撃してますが、すぐに回復します

 

そして一番厄介なのが、魔法を放ってくることです

 

 

お兄様が心配ですが……今は目の前の敵に集中しなければいけません

 

ドンドドドン

 

(切りがないですね)

 

「香澄さん!泉美さん!わたくしが凍らせますから一瞬で粉々に砕いてください」

 

「分かりました/了解!」

 

「ニブルヘイム!」

 

「なっ!やめなs!!」

 

スリアは魔法を放っていたが魔法ごと凍った。

 

「行くよ!泉美」

 

「うん!香澄ちゃん」

 

スリアは粒子になって消えた

 

深雪がスリアを凍らせたのを確認して、香澄と泉美は魔法を放つ

 

「熱(ヒート)」

 

「窒息(ナイトロゲン)」

 

『乱流/ストーム』

 

 

~エリカ視点~

 

「なんで攻撃が当たらないのよ!」

 

「なんで攻撃が当たらねぇんだ!」

 

「雫…何かできないかな?」

 

「作戦なら…………ある」

 

「どんなの?」

 

「エリカとレオが暴れてる間にほのかの光学迷彩魔法か陰密ミラーでビィリバルに接近して私が魔法を放つ」

 

「でも近づいたら逃げられるよ?」

 

 

「私達が抑えるわ!」

 

「任せろ!」

 

「じゃあ……エリカ、レオよろしく」

 

「作戦はできたか?」

 

作戦ができた所でビィリバルがエリカ達の所に寄ってきた

 

「エリカ、レオ頼んだよ。ほらほのか逃げるよ」

 

「え!?」

 

「逃げられると思っているのか?」

 

ビィリバルが雫とほのかに電撃を放つ

 

「パンツァー!」

 

がレオが硬化魔法で防いだ

 

雫とほのかはビィリバルの視界から消えた

 

「山津波!」

 

エリカがビィリバルに魔法を放つが避けられる

 

がレオがビィリバルを抑える

 

「今だ!」

 

「フェノン……」

 

ビィリバルは電撃をレオに放つがレオはビィリバルを離さない

 

「メーザー!」

 

ビィリバルにフェノンメーザーが当たる。そしてビィリバルは粒子になって消える

 

「やったわね!」

 

「死ぬかと思ったぜ」

 

「作戦成功」

 

「雫!凄かったよ」

 

~幹比古視点~

 

このフォンスって奴強すぎるよ!重力のせいで僕、美月さん、中条生徒会長、リーナの全員が動けない!殺られるのは時間の問題だ!

 

「ふっ…金髪の少女には不覚をとったがお前ら程度なら楽に殺せるだろう!」

 

フォンスは剣を上空に投げる

 

「さぁ!投げた剣が重力の射程内に入ったらどうなるでしょうか?」

 

 

フォンスの重力に手も足も出ない状況で投げた剣は重力で急落下して幹比古の背中に刺さった

 

「ぐあぁぁぁぁ!!」

 

「吉田君!」

 

美月が叫ぶが何も起こらない

 

「さぁ次は誰……なんだこの殺気は!」

 

フォンスは殺気を感じたので重力を解いて、殺気の感じた場所を振り向くと怒り狂った麗奈がいた

 

「私の仲間に傷つけるなんていい度胸してるわね!」

 

「………まだ魔力を温存したいからCADを使おうかな」

 

(得意な魔法…不得意魔法なら検討がついてるからね)

 

「さて場所を変えようかな?その人の傷の手当てよろしくお願いします」

 

 

「わかりました!」

 

麗奈は加速、加重、移動、振動、収束、発散、放出、吸収が内のまず、加重、加速、起動式を展開して、

 

「重力を使ってねじ伏せればいい!距離が遠いからな!」

 

フォンスが重力使うモーションに入る前に………麗奈は

 

「遅いよ」

 

ホープスターで瞬間移動して事前に展開してた魔法を使ってフォンスを上空に蹴り上げる

 

「グホ!」

 

 

「貴様!覚悟はできてるんだろうな?」

 

 

「………起動式プログラム構築展開!」

 

フォンスは麗奈に重力を使ったが麗奈が受けてる様子がない

 

「なんでだ!」

 

フォンスはもう一度麗奈に重力を使うが受けてる様子がない。むしろ、回復してるようにもみえる

 

「何をした!」

 

「え?吸収魔法使って重力だけを吸収して、収束をしてたんだけど?あっ!ついでに魔力も回復したから」

 

麗奈がサイオンで使えない魔法は放出と発散だが、ホープスターを使ってカバーしていた

 

 

「……………………悪魔」

 

フォンスは顔が青ざめた

 

「人を殺そうとしてる人に悪魔呼ばわりされる覚えはないよ!」

 

フォンスは逃げようとしたが手遅れだった

 

「梓弓!」

 

「木霊迷路!」

 

まず梓弓だが澄んだ玄の音が響き渡ったような幻聴を与える情動干渉魔法らしい。もちろん対象を絞ってフォンスだけにしている

伊達に生徒会長をやってはいない

 

次に木霊迷路が超高周波と超低周波を交互に浴びせることによって 対象の三半規管を知らず内に狂わせてしまう

 

 

中条梓の弓で幻聴が聴こえて、幹比古の精霊魔法で対象の三半規管で平衡感覚が奪われる…………耳も使い物にならず平衡感覚がまともじゃない奴が魔法を避けることは難しい

 

 

「受けてみて!ストームサンブレイカー!」

 

 

フォンスは逃げようにも逃げれなくブレイカーを直撃して粒子になって消えた

 

 

麗奈は幹比古達の所に行く

 

「あの~大丈夫ですか?」

 

「みんな貴女のおかげで無事ですよ」

 

麗奈は幹比古達が無事か聞いてみたが心配なかったみたいだ

 

「よかった……では私は友達の所に行ってきます!苦戦してるみたいですから」

 

「頑張ってください!」

 

「ありがとうございます!」

 

舞桜だったけ?凄い勢いで走って行ったな………よく僕、剣が背中に刺さったのに生きてるな……

 

 

sideフェイト

 

麗奈があっちの人達が分が悪いから加勢しに行くって言って、一対一になったのはいいけど、この子どんどん強くなってる!

 

速さ、パワー、防御、魔力弾の弾数が増えてることかな?

 

 

「フェイトお待たせ!ちょっと遅れた」

 

「いいんだ……それよりこの子さっきより強くなってる」

 

「そうなんだ」

 

「…………………」

 

 

なんで麗奈は冷静なんだろう?そういえば!

 

 

「ワタシの魔法受けきれる?アメジストシューター!」

 

なのはが大量の魔力弾を放ってきた

 

 

二人とも回避行動をとる

 

【麗奈】

 

【どうしたの?】

 

麗奈とフェイトは回避しながら念話をする

 

【ここに来る前にフェレットから赤い球体を貰ったんだ】

 

【それで?】

 

【それはレイジングハートって言うデバイスなんだ】

 

【話が見えてきたよ。要はどうにかして、なのはを仲間にできないかな?ってことかな?】

 

【そう……】

 

【分かったなんとかしてみる】

 

「ホープスター!なのはをあの黒いのからジュエルシードで分離することは可能?」

 

《Masterが望むのであれば可能です》

 

(元がジュエルシードであんな姿になったならジュエルシードで元に戻すことが可能なはず)

 

「魔法は使ったら流石に暴走するかも……瞬間移動プログラム起動」

 

麗奈はなのはの背後に瞬間移動してジュエルシードを当てて、望んだ

 

(高町なのはを黒い闇から解放して!)

 

するとなのはに纏まりついていた黒い闇はなのはから離れた

 

 

「なのは!」

 

「麗奈ちゃん………?」

 

なのはは普通の人間の為、飛べない…だから麗奈にお姫様抱っこをされている

 

「汝達…余所見とは余裕だな!」

 

「!!」

 

黒い何かが大剣を放ってきたが

 

「ハァッ!」

 

フェイトがギリギリの所で弾いた

 

「ありがとうフェイト今この状態で魔法が使いづらいだよね……」

 

「麗奈ちゃん!魔法ってどうやって使うの?」

 

さっきまで使ってたよね?この子?

 

「なのは…よく聞いて魔法を使うことはただの人助けとはわけが違うんだ……最悪死ぬかもしれない」

 

「それでも!わたしにできるなら人の助けになるならどこまでだって魔法の力で助けるよ!」

 

「フェイト…渡してあげて」

 

「はいこれ……なんかロックがかかってるけど?」

 

「……解る何て言えばいいか!自然に頭の中に流れてくるの!」

 

続けてなのは言う

 

「風は空に 星は天に 不屈の心はこの胸に!この手に魔法を!

レイジングハートセット・アップ!!」

 

 




魔法科高校の劣等生のダブルセブン編(漫画)を読んだら香澄と泉美…姉妹揃って可愛いですね

あともう少し魔法科高校の劣等生のコラボ続けたいと思います

まどマギにマギアレコード追加してコラボしようと考えてるんですがどう思います?

麗奈「いい加減に黙りなさいよね‼」

…………はい(なにこれ可愛いわ)


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魔法VS騎士の集合体

「レイジングハートセット・アップ!!」

 

なのはは魔法に包まれて、何かを開始した

 

《初めまして新たな使用者さん》

 

「初めまして!」

 

《あなたの魔法資質を確認しました。デバイス・防具服ともに最適な形状を自動選択しますがよろしいですか?》

 

 

「はい!」

 

なのはは槍になったレイジングハートを持ち、白いバリアジャケットを身に纏った

 

 

《魔法の知識は?》

 

「さっきは魔法のこと本当に忘れてたけど、わたしが麗奈ちゃんと戦った記憶を思い出してきたの!行くよレイジングハート!」

 

 

麗奈とフェイトが戦ってる所になのはは黒い何かに攻撃を放つ

 

「ディバインバスター!」

 

 

だが黒い何かは効いていない様子だ…更に形が変わっていく

 

物体から人の形をした

 

『我を起こしたのは貴様か?』

 

青年の騎士がいた

 

 

「効いてないの?」

 

「なのは!フェイト!同時攻撃!」

 

「ディバイン」

 

「ソレイユ」

 

「フォトン」

 

『シューター!/ランサー!』

 

三人で射撃魔法を撃ち込んでみたが

 

『ふん!』

 

大剣で打ち返された

 

「ええ!」

 

「………うそ」

 

「プロテクション!」

 

 

なのはは驚きフェイトは唖然とした

 

 

打ち返された弾幕を麗奈がプロテクションで防いだ

 

「ッ!二人とも大丈夫?」

 

 

「「大丈夫…」」

 

どうしようかな……ジュエルシードはなのはちゃんに使ってゼロになったしあったとしても使う気はないけど

 

『我はNo.の集合体だ!その程度の攻撃当たりはしない!』

 

なんて………集合体?じゃあなに?あの大剣はNo.5の一部なの?だとしたら厄介でしょ!重力、治療、電撃、高速移動、そして一番厄介なフィオナの未來予知が使えるんでしょ?

 

 

そして単発の攻撃じゃ効かない様子だし

 

「………動きを封じて回復もされないで尚且つ一発で終わらせる一撃……」

 

「麗奈?」

 

「麗奈ちゃん?」

 

(ブレイカーしかないのかな?)

 

《Master通信です》

 

「モニター……表示……して!」

 

青年の騎士が遊んでるのか高速移動しながら大剣を振り下ろしてくるので麗奈、なのは、フェイトは縦横無人に避けながら攻防をする

 

「はい!」

 

〔舞桜……いや麗奈なんで苦戦している?〕

 

通信相手は達也さんだった

 

「今の相手は私達が戦ったNo.の集合体なんです!」

 

〔なんだと!〕

 

「空中は飛べるし同時攻撃しないと攻撃は通用しないみたいで今まで戦ったNo.の能力も引き継いでるみたいでとても厄介なんです!」

 

〔無理と言わなかったって事は勝機はあるのか?あとなんで同時攻撃しないと通用しない?〕

 

「茶髪のツインテールで白い服の女の子が放った砲撃魔法はただ真っ直ぐな攻撃だけど威力は半端ないはずなんです……

だけどそれを防御もしないでダメージを負ってなかったし効いてる様子がなかったから……」

 

〔同時攻撃して防御したからダメージが入ると?〕

 

「はい…だけど能力を引き継いでるとなると少しのダメージじゃあ回復しちゃうし、動きを封じて今の最大の同時攻撃をするしかないかなぁと思ったんですが高速移動するのでなかなか捕まらないので同時攻撃ができない状態です」

 

 

〔そうか……〕

 

 

「達也さん!作戦を思いつきました」

 

〔なんだ?〕

 

「私となのはでブレイカーを放ちます。達也さんたちはありったけのサイオンを青年の騎士に放ってください」

 

〔ブレイカーとはなんだ?〕

 

「収束魔法です…周りの魔力を収束させて放つ砲撃魔法です」

 

〔なるほど…未來予知だろうが高速移動だろうが避けきれない攻撃を放つと言うわけか〕

 

 

「じゃあ魔法科の皆さんお願いします!」

 

「深雪!足場を作ってくれ」

 

「わかりましたお兄様」

 

深雪はあろうことか螺旋状の階段を造り上げた

 

「レオ!硬化」

 

 

「パンツァー!」

 

それをレオが硬化魔法で硬くした

 

 

 

「精霊たち僕に力を!」

 

幹比古は精霊魔法を青年の騎士に放つ

 

 

「「熱乱流(ヒート・ストーム)」デュアル!」」

 

七草姉妹も魔法を放つ!

 

「フォノンメーザー!」

 

雫もほのかと一緒に魔法を放つ

 

 

「フェイト!なのは!行くよ!」

 

「俺もいくぞ!」

 

「達也さん!?」

 

 

「行くよ!レイジングハート!」

 

 

「行くよ……バルデッシュ」

 

 

「行くよ!ホープスター!」

 

 

「受けてみて!ディバインバスターのバリエーション!スターライト!!」

 

 

 

「行くよ……フォトンランサー」

 

 

「これがみんなの力だよ!ストームサン!!」

 

 

『こんな奴等に殺られてたまるか!』

 

青年の騎士も黙って殺られる訳にはいかないので重力の槍を発動してきた

 

 

「させると思うか?雲散霧消(ミスト・ディスパーション)」

 

達也が重力の槍を分解して阻止

 

 

『ブレイカー!!!』

 

 

三人はブレイカーを同時に放った

 

 

青年は未來予知で効率良く逃げようと思ったが………

 

『何故…だ?平衡感覚がおかしい』

 

高速移動は使えず重力はこの状況では使えず

 

 

『我が!こんな奴等に!ぐあぁぁぁぁ!!!』

 

青年の騎士はブレイカーを受けて断末魔をあげた

 

 

「ジュエルシード封印!」

 

麗奈はジュエルシードを回収した

 

 

でも……街にはクレーターがいくつもできていた




フェイトのオリジナル技『フォトンランサーブレイカー』

麗奈「確かプラズマザンパーブレイカーより劣るだったね?」

そうだよ今の段階でプラズマザンパーブレイカーを使うのはフェイトに無茶があるし、今後に影響するからね


麗奈「確かに!でもなのはが無茶してるけど?」

大体の主人公って無茶してない?

麗奈「まあ…そうかも」


じゃあそろそろ

『読者の皆さん!また会いましょう!』


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魔導師と魔法師の休日

どうも久しぶりです!読者の皆さん

麗奈『無駄にテンション高いわね……』

こうでもしないと寝そうなんだよ!

麗奈『いや?寝ればいいじゃない!』

寝たらせっかく浮かんだネタが消えるんです!

麗奈『……大変ね』


今回戦闘シーンはないです

麗奈『では読者の皆さんどうぞ!』



麗奈達は青年の騎士を倒して、なんとジュエルシードが五個回収できた……のだが

 

「麗奈ちゃん!なんで私達元の世界に帰れないの?」

 

「分からないわよ」

 

麗奈達は青年の騎士を倒しても帰れない状態に陥っている

 

 

「まぁまぁ落ち着いて君……」

 

フェイトがなのはを落ち着かせる

 

 

「え~と誰なの?私は高町なのはなの!なのはって読んで!君とかとかじゃなくて」

 

フェイトは麗奈繋がりでなのはを知ってるがなのははフェイトの事を知らない

 

 

「……私はフェイト…フェイト・テスタロッサ」

 

「よろしくフェイトちゃん!」

 

「うん!なのは!」

 

この二人は出会ってすぐに仲よしになったわね。そのうち結婚でもするんじゃ……まさかね~

 

 

「二人とも知ってると思うけど私は星野 麗奈よ」

 

「麗奈何で元の世界に帰れないの?」

 

フェイトが聞いてくる

 

「まだここでやらなきゃいけないことがあるのかもしれない……それか青年の騎士とは別にまだ生き残りがいるか……とか青年の騎士がまだ生きてる……とかのあくまでも可能性の話だけどね」

 

 

「重力とか高速移動とか厄介なのにまたなの?」

 

「まだ何か手の内を隠してるのかもしれないね」

 

 

 

「話してるところ悪いが君達に来てもらいたい所がある」

 

達也さんが話しに入る

 

 

「私は行くけど…なのはとフェイトはどうする?」

 

「私も行く」

 

「私も…」

 

 

「達也さん何処に向かうんですか?」

 

麗奈が聞く

 

 

「麗奈は俺の家の魔法関連の本を読んだから大体見当はついてるんじゃないのか?」

 

 

 

「達也さんが……いやちょっと待って!」

 

麗奈は歩いたままメモに何かを書いて達也に渡した

 

 

「なんだ?……………………」

 

 

『達也さんの家で解ったことがあります。

達也さんはトーラス・シルバーなんですね!根拠は達也さんのCADが銀色で、司波って名字だったのでもしかしたらと思って十師族と繋がりがあるんじゃないかと思い愛機のホープスターと一緒に調べてたら大黒竜也と出てきました。達也さんの名前がヒントになってましたから探すのに苦労しませんでしたよ?

四葉家は存在隠す気無いんですか?あとこの事は誰にも言いませんし司波家にも手を出しません』

 

 

「麗奈あの人に何見せたの?黙りこんだけど?」

 

「私も気になる」

 

 

「あの人のプライバシーに関わることだから言わないよ」

 

「「えぇ~」」

 

 

「麗奈…………お前は何者だ?」

 

やっと達也さんの口が開いたと思えば!

 

 

「小学生でただの魔導師ですよ」

 

 

達也は思った……コイツは知ってはいけないことを知ってしまったと……トーラスシルバーまではまだ良かったこれからラボに行ってばらすつもりだったからだ。

だが四葉の話しとなると話が別になるがこっちにも落ち度があった

 

 

(どうしたものか……)

 

 

「とりあえず行き先に向かいませんか?」

 

 

「そうだな……」

 

 

=========================================

 

 

私達は十分ぐらい歩いてショッピングモールに着いた

 

 

「達也さん……まさか!?」

 

「ああそのまさかだ」

 

 

「なのは!フェイト!ここで買い物だって服でも買おう!」

 

麗奈は達也の予想斜め上をいった

 

 

「どんなのがいいかな~」

 

「私に似合うのはあるかな?」

 

「フェイトちゃんはどれ着ても似合いそう!」

 

「なのは……ありがとう」

 

「………おい君達…何を勘違いしている」

 

 

「買い物じゃあないの?」

 

 

「服とかは深雪が居るときにしてくれ……とりあえず着いてきてくれ」

 

 

「残念…」

 

 

なのはが残念がってたが帰りに買い物すれば………お金無かったよそういえば

 

 

「ここだ」

 

 

ショッピングモールを歩いて数分後、壁で前に進めない

 

 

「行き止まりですが?」

 

 

達也さんは壁に手を当てた。そしたら扉が開いた

 

 

「御曹司!!」

 

 

「「「御曹司?」」」

 

 

白衣の人が何人もいる

 

 

「達也さん…いい加減説明してくれないでしょうか?」

 

 

「来てもらったのは魔導師組の君達が当たり前の用に空を飛んだり射撃魔法を放ってるからだ」

 

 

「この世界では普通じゃないの?」

 

 

「俺達の魔法はサイオンを使って発動するが君達の魔法はこの世界と異なっている」

 

 

「要はこっちの情報を欲しいと言うわけですね」

 

 

フェイトが答える

 

「そうだ」

 

 

「教えてもいいよ…でも条件があります」

 

麗奈が代表で話す

 

 

「こっちの安全を保証して」

 

「それだけでいいのか?」

 

「難しいわよ?なのはは無茶しそうだし」

 

「麗奈ちゃんに言われたくないの!」

 

「フェイトはこっちの知識ないから道とか迷うかもしれないし」

 

「バルデッシュがいるから大丈夫!………だと思う」

 

 

「良いだろう条件を呑もう」

 

達也さんは承諾してくれたので

 

「ホープスター達也さんに私の魔法の情報を教えてあげて」

 

《yes》

 

魔法の術式、構築、プログラムなどのデータを色々渡した

 

 

「なのはとフェイト?」

 

「「何?」」

 

「なのは貴女は確か計算とか得意だったわよね?そしてフェイトは頭良いわよね?」

 

 

「麗奈ちゃん何をする気なの?」

 

なのはが質問してきた

 

「達也さん」

 

 

「そうだ最高傑作を作り上げる!」

 

 

「大体達也さんは私達を手伝わせる気だったんだから」

 

 

「そこまで読まれていたとはな……」

 

 

「さて新たなCAD開発の始まりだね!白衣の人達よろしくお願いしますね!」

 

「こちらこそよろしく」

 

「可愛い子達だ」

 

「新たなCAD楽しみだな~」

 

麗奈の言葉に白衣の人達は返答してくれた

 

「まず何をするんですか?」

 

 

「そうだな…このデータを見る限りだと、俺のCADも形状を変えることができるのか?」

 

 

「可能だと思いますよ?でも形状は変えないつもりでしょう?」

 

「ああ…別に変えても性能がCADの性能が変わる訳じゃあるまい」

 

「私達のは変わりますよ?」

 

「戦況にあった形状に変形して戦うことができる」

 

「私もシューティングモードとシーリングモードがあるの!」

 

あと、スタンバイモードとデバイスモードじゃない?なのは……

 

「なるほどな……AIの入ったCADを作るか」

 

麗奈たちの意見を参考にし達也の中で設計図ができる

 

「それなら持ち主に合わせて魔法の術式を速く出せますね!」

 

 

「拳銃のCADにしてAIを搭載して……」

 

「達也さん!ちょっと機材貰っていいですか?」

 

「何するんだ?」

 

「簡単なCADを作るだけですよ」

 

 

(デバイス名はフレイムアイズとスノーホワイトかな)

 

 

「とりあえず飛行魔法だけを入れて……AIを搭載してあの子達に最適な形状と防具服を………あっ!そうだMasterが成長したらデバイスも自動的に成長するようにしよう!」

 

 

 




麗奈『ホントに戦闘シーン無かったわね……今度は槍でも降るのかしら?』

失礼な!これ以上書いてたらホントにネタ切れになってしまうだろ?

麗奈『あーはいはい。切りの良いところで終了したのね作者的には……でももっと書いてもよかったんじゃない?』


今の自分ではこれが一杯一杯なんですよ?勿論長く書けるときは長く書くよ!


麗奈『ではこんな作者を遠い目でこれからもよろしくお願いしますね』

暖かい目じゃなく、遠い目!?……その方がありがたいかな

『じゃあそろそろ』

『読者の皆さんまた会いましょう!』


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油断

ブラックブレット面白いですね!

YouTubeでみてたらヤバイですね

ガストレアには通常の弾は効かない

魔法はどうなのかな?効くの?麗奈

麗奈『さあ?試してないし、会ったことない生物をどうこう言えって言われても』

(麗奈は、ご機嫌斜めのようです)

では毎回読んでくれる方はありがとうございます

ではどうぞ!


星野麗奈です

 

只今CADを作ってる最中です

 

なのはとフェイトにも少しだけ手伝って貰って、その二人は肩を寄せあって寝ています

 

 

 

二人とも寝顔が凄く可愛い

 

 

ツーショットで超可愛くてラボが和んでるんですけど、二人の寝息で作業に誰も集中できない。達也さん一人を除いて

 

 

 

「達也さんこの寝ている二人を見て何か思うことないですか?」

 

 

「無いが?なぜそんなことを聞く?」

 

「……………二人を起こさないように作業の続きをしましょう」

 

 

「?……そうだな」

 

 

この人にはなのはとフェイトの寝顔の可愛さが理解できなかったようです

写真撮ったし高町家とテスタロッサ家にも寝顔写真をみせてあげよう!

 

 

さて作業作業!

 

なのはとフェイトには誰も手出しができないように結界張ってあるし、仕切り直してフレイムアイズとスノーホワイトを完成させよう!

 

AI搭載は勿論のことだけど…何か特定の条件で性能が上がるみたいな機能が欲しいな……

 

「自分の限界を超えたらフルドライブ機能が搭載されてそれでも限界を超えたら……いや超えるわね。改良しなきゃいけないわね

とりあえず今はフルドライブまでで留めておこう」

 

私のホープスターをどうにかしないとね

 

【「ホープスター私の魔導師としての情報を教えて」】

 

【《まず私の機能から紹介していきますね》】

 

【「今更だね」】

 

【《私にはスタンバイモード、スラッシュモード、バスターモードがあります》】

 

【「スラッシュモードとかは短剣とかハンマーかな?」】

 

【《ハンマーの形状設定は削除しましたよ?》】

 

【「別に良いわよ、あまり使わない機能だったし」】

 

【《それじゃあ次にMasterが使用した魔法を教えますね》】

 

【《ソレイユシューター、ソレイユバスター、ストームサンブレイカー、ハイソレイユクラッシャー、プロテクション、バインド、エリアサーチ等です》】

 

【「スラッシュモードでの魔法が無いわね。そういえばソレイユシューターがバスター級になってそれに頼り過ぎたんだっけ?」】

 

【《Masterのスタイルってどんな感じにでしたっけ?》】

 

【「……なんだろ?前はスタイルが決まって無かったけど回避特化で防御を攻撃に回すスタイルにしようかな」】

 

【《それが良いですね。回避は瞬間移動で避けて、防御は治療がありますから良いですけど……火力が》】

 

【「私の魔法を一段階上げたらソレイユシューターがバスター級になって負担がきたのは驚いたわ」】

 

【《では今回は負担を軽くするための調整かなんかですか?》】

 

【「新しい魔法を入れて調整も兼ねてホープスターにプロテクターを組み込みたいと思うんだよね」】

 

【《つまりは私にウイルスとか魔法が通用しないようにするんですね》】

 

【「そういうこと分解されたり魔法を盗まれたりしたら大変だからね」】

 

【《徹底してますね》】

 

【「そうかな?」】

 

 

ホープスターと念話をしながら、作業を進めていく

 

 

【「ねえホープスタースラッシュモードでどういう魔法作ったらいいかな?まず打撃と斬撃魔法使えないし」】

 

【《無理に魔法を作る必要は無いのでは?》】

 

【「念には念をだよ!ホープスター!」】

 

【《ではスラッシュモードでは短剣ですから形状を伸縮できたり、速くできるようにすればどうですか?》】

 

「それよ!!あっごめんなさい」

 

白衣の人達がビックリしちゃたよ

 

【《Master……》】

 

【「だって興奮するじゃない!新しい楽しみが増えたら嬉しいのよ?誰だって」】

 

【《理解に苦しみますね》】

 

 

【「じゃあ短剣だけど形状を伸縮自在にできるように速く動けるようにだね!」】

 

カタカタカタカタ

 

【《yesあとは調整とプロテクターですよMaster》】

 

 

カタカタカタカタ

 

【「なんだかんだでホープスターも楽しんでるじゃない」】

 

カタカタカタカタ

 

【《Masterなのはさん達が居ません》】

 

【「ホープスター話しを逸らそうとしても無駄よ?」】

 

ガガガシャーーーーー

 

麗奈がパソコン打ち込んだ音がだが………ありえない音である

 

「そんなバカなことがあるわけ………………」

 

ホープスターの調整とプロテクターを組み込む作業を終らせる

 

《(Master……結局心配なんですね)》

 

「なんでよさっきまで寝てたじゃない!」

 

なのは達の方を振り向いてみたら確かに居なかった。

 

「エリアサーチ!達也さんなのは達は?」

 

達也さんは辺りを見渡して

 

「………そう言えば居ないな」 

 

【なのは!フェイト!】

 

【麗奈ちゃん助けて!】

 

【騎士が復活して……】

 

そこで念話は途切れた

 

 

 

「達也さん!深雪さん無事なんですか?」

 

達也さんは深雪さんに連絡をした

 

「…………なんてことだ」

 

 

 

そして、私達が落ち込んでると思ったのか

 

『やぁ魔法師の諸君

 

君達の大事な子達はこっちで預からせて貰ったよ

 

助けたければ10分以内で横浜ベイヒルズタワーに司波達也!星野麗奈!二人で来たまえ』

 

 

「達也さん!向かいましょう!」

 

「罠だぞこれは」

 

「それでも!友人が待ってるかもしれないんですから行かないと行けないんです!」

 

「そうか俺はガーディンアン……いやたった一人の兄妹として深雪を救出する」

 

「では手を触れて下さい達也さん。横浜ベイヒルズタワーに転移しますから」

 

「ああ」

 

(待ってて二人とも‼)

(待ってろ深雪)

 

『必ず助ける!』




麗奈『なのは!フェイト!無事でいて!』

あーなんか意見や感想コラボして欲しいのがあったら言ってください


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戦闘!戦闘?また戦闘!?

麗奈『最近思ったことは何?』

・何年経っても昔のアニメは捨てがたい!
・比企谷八幡が一方通行に似てる!気のせいか?
・絶剣ユウキがもしも病気が無かったら小町ちゃんみたいに登校してるだろうか?




なのは達は現在横浜ベイヒルズタワーに居た

 

 

「なのは!なのは!」

 

「う~ん……どうしたの?フェイトちゃん」

 

なのはが起きて状況を把握するのに時間が掛からなかった

 

(確かフェイトちゃんと一緒に寝てたはずだけどこんな場所に寝た覚えはないの……)

 

 

 

「レイジングハート!…ってあれ?」

 

いつもなら返答があるレイジングハートだが返答がない。

 

「なのは、どうやら私達デバイスを奪われたみたいなんだ……」

 

「えっ!?え~~~~~~~~~~!!!?」

 

 

『どうやら起きたみたいだな小娘達よ』

 

「あなたは!ブレイカーで倒したはずなの!」

 

 

なのは達の目の前には青年の騎士がいた。ただ外見が前と変わっていた。禍々しい黒い鎧を纏って赤い剣を握っていた

 

 

『我は鎧と武器がある限り何度でも復活する!』

 

 

【なのは!フェイト!】

 

【麗奈ちゃん助けて!】

 

【騎士が復活して……】

 

 

「どうすれば……」

 

「レイジングハートが使えれば何とかなるかも知れないのに!」

 

『お前らが使おうとしてるのはこれか?』

 

《Master……》

 

《……………》

 

「レイジングハート!」

 

「バルデッシュ!」

 

青年の騎士のがなのは達のデバイスを持っていた。

 

「あなたの名前は何なの?教えてくれないかな」

 

『何で我の名前を言わなければいかんのだ?それに名乗るなら自分からだろう』

 

「私は高町なのは」

 

「私はフェイト・テスタロッサだよ」

 

『我の名前はウボムゲイン。名前に意味はないぞ』

 

「目的は何ですか?」

 

『教える訳がないだろう?それにどっちが立場が上かを判っていないようだな‼』

 

青年の騎士…ウボムゲインはなのはに斬りかかった

 

 

「プロテクション!」

 

咄嗟にウボムゲインの攻撃を防いだ

 

『これは驚いたな……さっきまで眠らせていた小娘とは思えんな』

 

なのは達は魔法は使えるが、決定打を与えられるダメージを負わせるができない。

 

なのは達が弱いのではなく、相手が強いからだ

 

でも勝てない訳じゃない。どんな奴にも弱点は存在する例外は存在するが……

 

 

「お兄様の声がして起きたのは良かったですが居ないみたいですね……?あら、なのはさんとフェイトさん」

 

 

「深雪さん!この人倒すの手伝ってください!」

 

「この青年は何で存在するんですか。確か葬りましたよね」

 

「鎧と武器がある限り何度でも復活するそうです」

 

「それならば!ニブルヘイム‼」

 

 

深雪はニブルヘイムでウボムゲインを凍らせたが様子がおかしい。

 

「なっ!?」

 

ウボムゲインは氷の中で動いているのだ

 

ピキピキと音がなり、ウボムゲインが氷の中から割って出て来て斬りかかってきた

 

「「プロテクション!」」

 

 

深雪を庇うようになのはとフェイトは前に出て魔法を展開するがなのはとフェイトは、防ぐのが精一杯のようだ

 

「このままじゃ……壊される」

 

「麗奈ーーーーーー!!」

 

『どうやら来ないみたいだな………!』

 

 

ウボムゲインは一歩下がった。銀色の球体が迫ってきたからだ

 

 

『誰だ!』

 

 

「今から消える奴に名乗る名前は無い」

 

「さっさと倒して元の世界に帰りましょう。なのは…フェイト」

 

「お兄様!」

 

「麗奈ちゃん!」

 

「麗奈……」

 

 

なのは達が見た視線の先には巫女服を着た麗奈が居た。

深雪は達也しか眼中に無いみたいだが……

 

 

『貴様らか……約束通り二人だな。人質とこれは返してやる!』

 

私にレイジングハートとバルデッシュを投げてきたのでキャッチした

 

「人質は大切に扱うものだろう?何故攻撃していた」

 

『流石に死なれちゃ困るから寸止めで終らせるつもりだったが魔法を使われたから、こっちもムキになってしまったんだ』

 

「それで貴方は何がしたいの?私達を倒したいなら人質を解放したり、デバイスを返す必要だって無かったのに…」

 

『…星野麗奈!貴様ともう一度戦いのだ』

 

「えっ!?私?何かしたっけ?ブレイカーを放ったり……他の騎士を倒したり……それに私は貴方と一戦交えただけよね?」

 

『貴様に負けた屈辱から解放されたいのだ!』

 

「いや私はなのはとフェイトが居たから勝てたんだけど?」

 

『さぁ勝負をしよう!』

 

「………(参ったなバトルマニアとまで行かないけど、こうも悪意が無いから断りづらい!)じゃあ勝負をしよっか?」

 

「麗奈ちゃん!?正気なの?」

 

なのはが心配してくるが

 

「大丈夫なのは心配しないでフェイトと観戦しててね。はいこれレイジングハート」

 

「レイジングハート大丈夫だった?」

 

「勝算はあるのか」

 

達也さんが遠回しに倒せるかと言ってきてるが

 

「もしかしたら勝てないかも知れない!でも僅かに勝てる可能性があるなら私は諦めないよ!」

 

「そうか……」

 

「勝って麗奈…じゃないと元の世界に帰れないかも……」

 

「そうだった……はいこれバルデッシュ」

 

「お帰りバルデッシュ」

 

『いつまで待たせるのだ!』

 

「空に行こう!ここじゃ色んな物が壊れちゃう」

 

 

『じゃあお主が我を上空に連れていくんだな』

 

 

ウボムゲインは、麗奈に斬りかかる

 

 

「そうね!そうさせて貰うわよ」

 

 

麗奈はホープスターを握りしめ応戦する

 

 

キンキンキンキキンと剣と剣のぶつかり合いで金属音が鳴る

 

 

「凄いな………」

 

「互角ですね」

 

「麗奈ちゃん何で魔法を使わないんだろう?」

 

「麗奈は多分相手に合わせてるんだよ………」

 

「それはどういう事だ?」

 

「え~と麗奈は対等な勝負をしたいんだと思います」

 

「対等な勝負だと?」

 

「今は純粋に剣だけで戦ってますが相手が魔法とか能力とかどうしようもできない場合麗奈も本気を出すと思いますよ」

 

「君は麗奈の事になると良く喋るが家族か?」

 

「血は繋がってませんが一応麗奈の家で住んでますから家族?になるんでしょう」

 

「そうか……麗奈達、空に行ったな」

 

 

「ねぇ……貴方は名前は何て言うの?私は星野麗奈」

 

『そういえば、貴様は知らないんだったな。ウボムゲインだ』

 

「………ウロボロスとかじゃないんだ?」

 

『我は何度も生き還れんぞ?』

 

「あと何回倒せば良いのよ?」

 

『……107回だ!』

 

「何度も生き還るじゃない!何処のホムンク〇スよ!」

 

 

『我に言われても……』

 

【なのは!】

 

【どうしたの?】

 

【ウボムゲインは107回も生き還るみたい。今から公開処刑するわ!】

 

【うん……頑張って】

 

 

「どうしたの?なのは?」

 

「麗奈ちゃんが魔法を使うの……ウボムゲインが、あと107回も生き還るから麗奈ちゃん怒ってるみたいなの」

 

「えっ!?」

 

「そうか……今から戦争が起きるんだな」

 

「お兄様!麗奈さんは一応人ですよ!」

 

「いいか深雪?よく考えてみてくれ…騎士の集合体はどういう訳か蘇り、重力、電撃、高速移動、治療が使えるだろう」

 

「「「…………」」」

 

「先に魔力切れになるのはどっちか分かるだろう?」

 

「麗奈ですね」

 

「それでも麗奈ちゃんは勝ちますよ?」

 

「達也さん麗奈を見てください……」

 

「………前言撤回しよう麗奈は魔王だ」

 

 

 

ウボムゲインは二人同時で倒さなきゃいけないが、麗奈はスフィアを展開して、同時にソレイユシューターを放っていた

 

重力なんて無意味だった……麗奈が瞬間移動して回避するのだから

 

 

電撃なんて無意味だった……電撃で相殺しても、スフィアを何個も展開されてて数の暴力で死ぬのだから

 

 

高速移動なんて無意味だった……数多のシューターは何故か当たるまで追いかけて来るのだから

 

 

治療魔法なんて無意味だった……二つ同時に当たった瞬間に死ぬのだから

 

 

接近戦を持ち込んでも、ゼロ距離射撃が待っていた

 

 

「あと103回ね……」

 

『我は!我は!』

 

(倒すごとに動きが分かりやすくなるわね……普通は倒すごとに強くなって倒しづらくなるんじゃないの?)

 

 

いやウボムゲインは復活する毎に強くなっているが戦闘パターンまでは変わってないから、ソレイユシューターをどうしても避けれないのだ。

球体が大きすぎて………電撃で相殺はできるが一つだけだ

 

 

更に言えば復活した瞬間に倒してるからどうしようもない………

 

 

 

あれ?麗奈とウボムゲイン、どっちが悪役だったかな?

 

 

一時間後

 

(そろそろ魔力が半分になりそうね)

 

「ホープスターアメジストハートもsetupするわね」

 

《敵が可哀想です》

 

「アメジストハートsetup!」

 

麗奈はホープスター短剣を握って巫女服を着ていたここまではいつも通りだ。シュシュでサイドポニーテールになっている

 

(私ってサイドポニーテールにできるほど髪長くないはずだけどなぁ~~)

 

 

最初はなのはが所有してたが、なのはが使うと、何故かおかしくなってしまうので麗奈が持つことにした

 

《貴女が新しいMasterですか》

 

「前使ってたご主人様がおかしくなったのはどうして?」

 

《純粋過ぎたからですね…あとはジュエルシードのせいでもありますね》

 

「……力を貸してくれる?」

 

《苦戦してませんよね?》

 

「魔力切れになりそうなんだよ」

 

《私には相手の攻撃を吸収して保管するか魔力に変える事しかできませんよ?》

 

「十分じゃない!残り48回なんだよね」

 

『我を無視とかいい度胸だな!』

 

高速移動を使って斬りかかって来たが回避した

 

「貴方がどれだけ強くなろうが戦闘パターンが変わらない限り私に攻撃を当てるのは不可能よ?」

 

麗奈はそれにと付け加え

 

「この闘いの中で成長してるのは貴方だけじゃない‼私自身も成長してるのよ!」

 

 

スフィアを展開してドンッ!ドンッ!と魔力弾を放った

 

 

「ねぇ、フェイトちゃん!私達も戦わない?まだちゃんとお話ししてないよね」

 

「お話しするのに何で戦う必要があるのかな?」

 

「対話だよフェイトちゃん。戦う中で相手の事を分かることは沢山あると思うの?どうかな?」

 

「……友達にもうなってるよね?」

 

「じゃあ本当の友達にならない?」

 

「(駄目だ…何言っても聞いてくれそうにない)……少しだけなら」

 

「やった!レイジングハート」

 

「行くよ!バルデッシュ」

 

「「setup」」

 

 

「アクセルシューター」

 

「フォトンランサー」

 

二人は縦横無人になりながら、戦っている

 

 

それを観てた麗奈は心の中であの二人なんで戦ってるの?と思っていた

 

 

そして麗奈はウボムゲインに圧されていた………

 

さっきとパターンが変わらないが、速さやパワーは上がった

 

 

(これじゃあ倒せない!でもこの戦いの中で私の本当の戦闘方を探さなきゃいけない!!)

 

 

まず私の巫女服だけど上着である小袖も身丈が短く、腰の下あたりまでとなってて。緋袴はミニスカートだけどオーバーニーソックスで隠してるから大丈夫なはず……

 

 

「じゃなくて!」

 

『貰った!』

 

「邪魔!ソレイユシューターフルパワー!」

 

麗奈はスフィアしながら転移してソレイユシューターを放った

 

さて、これで心おきなく考えることが………

 

『まだ…我は!死んで……いないぞ』

 

ウボムゲインは復活しながら喋ってきた

 

麗奈は溜め息を吐きながら

 

「スフィア展開!ソレイユシューター!ソレイユバスター」

 

麗奈はただ、溜め息をしたわけじゃないのだ。何回も何回も復活して戦闘をしてたら精神的にも体力的にも疲れてくるのだ

 

 

 

えっと?何処まで考えてたっけ?そうだ!巫女服だよ

 

装甲が薄いか堅いと言われたら薄いけど、フェイトほど薄くない。かと言ってなのはほど重装甲じゃないし………なのはのバリアジャケットって日焼け防止なのかな?

私も中途半端な装甲にしないで薄く……やっぱやめよう

 

通常はこんな感じでいいよね?

 

それで私は中距離戦闘だね

 

接近戦闘は向いてないってホープスターに言われたし、遠距離戦闘は試したことがないし中距離戦闘があってるのかもしれない

 

遠距離戦闘も出来れば中距離・遠距離戦闘になるんだけどね

 

 

答えは出たよ!やったね!

 

 

ウボムゲイン来ないなけど、まさか戦闘パターン変わったのかな?

 

今までの戦闘パターンは能力任せと力任せで簡単にどう来るか予測できたから倒したけど………

 

「あと10回……エリアサーチ」

 

麗奈は周囲にエリアサーチを展開した

 

その頃、なのはとフェイトの戦い

 

「フェイトちゃん!強いね!」

 

「なのはこそ前よりも強くなってるね」

 

「これで私が勝ったら親友になってくれない?フェイトちゃん」

 

「なのは…勝っても負けても親友になってあげるよ」

 

なのはとフェイトは会話が終わり。

 

なのはが魔法を放った

 

「ディバインバスター!」

 

「ライトニングバスター!」

 

バスター同士が激突し相殺

 

((これで決着を着ける!))

 

 

「スターライト」

 

「フォトンランサー」

 

「「ブレイカー!!」」

 

麗奈はその光景を見て

 

「二人とも凄いよ。凄いよ!でもね場所考えようか?街が無くなる所だったじゃん!」

 

 

麗奈の声はなのはとフェイトに届くことなく、破壊音だけがなっていた

 

ドォーーーーンとブレイカー同士のぶつかる音と建物が何個が亡くなった

 

死者は出ていない。何故なら麗奈とウボムゲインの戦闘で避難が済んでいたからだ

 

 

ブレイカー放った二人は

 

「本当に凄いねフェイトちゃん!魔力切れだよ」

 

「私も魔力切れなんだ!引き分けだね」




フェイトの『ライトニングバスター』の解説コーナー

今回は麗奈と本人のフェイトちゃんに来てもらいました

『どうも!麗奈です』

「どうも…フェイトです」

早速だけど、ライトニングバスターはディバインバスターと同等の威力があるみたいだけど?

「はい…えと」

『頑張ってフェイト』

「なのはのディバインバスターみたいに大体は同じだけど違う点は貫通力が無い事と発射速度が速いことかな?あとは威力が劣ってることかな?」

『頑張ったねフェイト』

「うん///」

評価するならば、『射程A+威力B+発射速度B』こんな所か?

では

「『また会いましょう!』」

「緊張したよ……」


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魔導師VS魔法師

今回でこのコラボは終了します

ごゆっくり読んでください




なのはとフェイトの戦いは引き分けになって二人とも以前よりも仲が深まった

 

百合百合である。なのは達付き合ったりするのかな?

 

私はウボムゲインと戦ってたけど途中で見逃された

 

あと10回倒せばウボムゲインは完全消滅すると思うけど、その前に私の体力が持たなかったから結果的に見逃された形になってしまった

 

司波兄妹はいつの間にか帰っていたよ。観戦するのに飽きたのかな?まあ見てても、つまんないからしょうがないけど一言ぐらい何か言ってからでも良くない?

 

 

 

麗奈は人前で泣かないようにしている、それは周囲の人達に迷惑をかけないようにするためであり麗奈が決めたことである

 

周りに迷惑をかけないことは良いことだが、周りを悲しめたり心配させたりしたら意味がない。それを麗奈はまだ知らない

 

 

 

私の考えだけどウボムゲインは手に追えないほど強くなっていると思うんだよ

 

 

だから今、私はすることができた。

 

 

まず一つ目にどうしてもクロスレンジは苦手だから克服するのでは無く、私の中にある莫大な魔力をコントロールするため魔力運用を始めた。

 

 

二つ目、イメージトレーニングを始めた。

バリアジャケットの無しの模擬戦対決だよ。それにただのイメージトレーニングでは無いよ?当たったら即死のスパルタイメージトレーニングだよ

 

恭也さん、なのは、フェイト、プレシアさん、魔法科の皆さんだよ

 

能力?使ったらイメトレにならないから使ってないよ

 

 

(勝つイメージが湧かない!やっぱり能力に頼りすぎているのかな?他にも見落としてる部分があるような……基礎かな?)

 

 

 

三つ目、魔法のバリエーションである。ソレイユシューターが変化しないか試してみた結果……

 

ソレイユと1回言う毎にソレイユシューターは変化することができるようだ。

 

・威力を上げて相手の防御を溶かす事が可能

・球体で閉じ込める事が可能

 

 

四つ目、新しい防御魔法ができた

『リフレクト』である。

 

私の周りに魔力を展開して相手の『魔法』を跳ね返す事ができるけど物理攻撃は跳ね返す事ができないかな

 

 

 

さて、現実逃避はこんぐらいにして現実をみよう

 

じゃあありのままの事を話すね!ウボムゲインの戦闘が終わって決着はつかずで、なのはとフェイトも引き分けで達也さんがいる高校に行ったら達也さんと達也さんが戦っていた。他の人達も同様に二人ずつ居ます……訳分からないね

 

 

 

「麗奈ちゃんどうする?」

 

 

「解決策が3つあるけど聞く?」

 

「「聞きたい!」」

 

 

「このままほっといて様子をみる!」

 

「駄目!絶対に皆を助けなきゃ!」

 

なのはが反論してくる

 

 

「まあ落ち着いてよ…なのは人の話しは最後まで聞くものだよ?」

 

 

「それで次の解決策は?」

 

 

「学校にブレイカーを放つ!非殺傷設定にすれば死人は出ないし偽者だけ倒せるかもしれないけど?」

 

 

「建物が壊れるから駄目!」

 

今度はフェイトから駄目出しを喰らった

 

 

「効率的にはいいと思うんだけどな~じゃあ次だね!」

 

 

「何でこうなったかを調べて、観察して、行動する」

 

「「賛成!」」

 

二人とも仲が良いね

 

 

「じゃあ何でこうなったかだけど………分かんないね」

 

 

「分かんないの!?」

 

 

「しょうがないでしょ?こんな不思議現象起こされたら誰が本物か分からないわよ」

 

 

「落ち着いて二人とも!ケンカしても時間の無駄だよ」

 

 

「フェイトは分かる?私はお手上げだよ」

 

 

「う~ん……学校の中を調べてみるのはどうかな?」

 

 

「そうだね……この学校で起きたことなら何か根元があるはずなの」

 

 

「じゃあ手分けして探そう!」

 

 

「何処を探すの?」

 

 

「私が学校の中を探す。二人は………ちょっと待って」

 

 

「どうしたの?麗奈ちゃん」

 

 

「探す手間が省けたかも」

 

 

『今度こそ決着をつけるぞ!星野麗奈---!!』

 

ウボムゲインが現れた

 

「ウボムゲイン?学校で同じ人達が大勢いるんだけど、貴方の仕業?」

 

 

『我のせいではあるが!よく考えてみろ!一人じゃ限界が来るだろう……例えば乗り越えられない試練とかな。

だから我が試練を与えたのだ。己自信を越える試練をな!故に我は自信を信じない。ありがたく思うがいい!』

 

 

 

「「「…………」」」

 

感心して黙ってるので無い。呆れて黙ってるのだ

 

 

 

「貴方に良いこと教えてあげる!試練は与えられる物じゃないの!試練は突然くるから意味があるの!だから代わりとか必要ないの!」

 

 

「言ってる意味は分からないけど、自信を信じた方がいいんだ!」

 

 

「悲しい人だね……自分を信じてあげられないなんて、ウボムゲインさん!貴方は何がしたいの?何が言いたいの?友達が欲しいなら私達がなってあげる!寂しいなら誰かに頼れば良い!麗奈ちゃんに勝負を挑んだのは寂しさや悲しさがあったからじゃないの!」

 

 

 

『黙れ!黙れ!黙れ!!』

 

 

ウボムゲインが重力を使って、なのはに剣を振るって来たが

 

「っ!リフレクト!」

 

なのはに剣が振るわれたが麗奈がリフレクトを展開して間一髪防いだ

 

 

「なのは!フェイト!二人で学校の中を調べて来て!ウボムゲインの相手は私がする」

 

 

「麗奈ちゃん!無茶だよ!」

 

 

「なのは此処に居ても足手まといになるだけだから行こう」

 

 

「フェイトの言う通りだよ!貴女達は決して弱くはない!今回は相性が悪いだけ。重力に対抗するできるのは私だけだから二人とも行って」

 

 

「絶対に駄目ぇ!私も戦う!」

 

 

「なのは!」

 

 

『来るなら早く来い!』

 

 

「良いわよ!その代わり指示に従ってもらうわよ」

 

 

「うん!ありがとう麗奈ちゃん!」

 

 

「しょうがないな~」

 

 

「フェイトは前衛で重力を出させないで!なのはと私はフェイトを援護しながらウボムゲインを攻撃!」

 

 

「「了解!」」

 

フェイトが高速でウボムゲインに攻撃して、なのはと私がスフィアを展開して魔法を放って攻撃する

 

 

「ハァァァァ!」

 

「ソレイユシューター!」

 

「アクセルシューター!」

 

 

『そんな物が通用するか!』

 

 

ウボムゲインはフェイトのバルデッシュを盾で受け止められ、なのはと私の魔力弾は剣に吸収された…………

 

「吸収された……!?」

 

 

「フェイト下がって!」

 

 

「えっ!?」

 

 

『遅い!』

 

ウボムゲインはフェイトに剣を振る

 

 

フェイトは咄嗟にバルデッシュで防いだが吹き飛ばされてしまった

 

 

「フェイトちゃん!」

 

「フェイト!」

 

なのはと私がフェイトを受けとめる

 

 

「大丈夫?」

 

「うんなんとか…」

 

「…………なのはとフェイト、私に提案があるんだけど」

 

「何?」

 

「もしかしてウボムゲインの攻略法みつかったの!?」

 

「だけどそれには、なのはには私が合図するまで後衛で待機しててもらうよ」

 

 

「私とフェイトであの禍々しい剣もとい吸収する剣を破壊する……いや」

 

 

【フェイト一緒にウボムゲインの手の甲を狙うよ!】

 

【手の甲?】

 

【とりあえずウボムゲインの手から剣を離せば、なのはが攻撃できる】

 

【わかった】

 

 

 

「行くよ!フェイト」

 

 

「任せて!」

 

 

なのは視点

 

私が攻撃したら魔力が吸収されるのは分かるけど、やること無いから暇なの!

 

 

早く合図来ないかな~

 

二人はウボムゲインだったかな?って騎士と攻防を繰り広げているの

 

 

麗奈ちゃんとフェイトちゃんは手の甲を狙ってるみたいだけど、盾を上手く使って防がれているの……

 

騎士さんの方は、二人の攻撃を防いで隙をみて攻撃をしてるの

 

けど麗奈ちゃんもフェイトちゃんそれを弾いたり、回避したり、してるの

 

 

そういえば、剣で吸収した魔力はどうなるの?

 

あっ!フェイトちゃんの速度が上がった!

 

 

なのはsideout

 

「ハァァァァ!」

 

『調子に乗るな!』

 

フェイトが速度を上げてウボムゲインを翻弄しながら攻撃をする。

 

 

ウボムゲインは冷静さを失ったせいか重力を使おうとしたが麗奈に阻止されフェイトに剣を弾きとばされる

 

 

「なのは!今だよ!」

 

 

『しまった』

 

念のため弾きとばされた剣は麗奈が回収した

 

 

「レイジングハート行くよ!ディバインバスター!!」

 

 

『待っ!ぐわぁぁぁぁぁ!』

 

 

ウボムゲインは断末魔をあげる

 

 

「麗奈またウボムゲイン復活するんじゃ………?」

 

 

「大丈夫何もさせないから!」

 

(((鬼だ!小悪魔だ!悪魔だ!魔王だ!)))

 

 

既にウボムゲインは復活していた

 

「スフィア・フル展開ソレイユシューター!」

 

 

ウボムゲインは盾で防いだがソレイユシューターはまだ止まっていない

 

 

「ソレイユ」

 

麗奈がソレイユシューターの威力を上げて、ウボムゲインの盾が溶け始めた

 

 

ギュルンギュルンギュルンギュルンと音が鳴りながらウボムゲインの盾が溶け始める

 

 

ウボムゲインの顔は真っ青である

 

 

いまだに魔法を放ってる麗奈はと言うと

 

 

(盾が溶け始めたけど非殺傷設定とか大丈夫かな?……念のために弾数増やしとこう!)

 

 

鬼みたいな事を考えていた………

 

 

 

「なのは」

 

 

「フェイトちゃん言わなくても分かるよ」

 

 

「「今の麗奈ちゃんは恐ろしい」」

 

 

『た、盾が!溶けていく!』

 

 

ウボムゲインの盾は溶けて無くなった

 

 

「ソレイユ!」

 

麗奈が更にコマンドを言って、ウボムゲインを球体に閉じ込めた

 

 

『ぎゃぁぁぁぁぁぁ!!』

 

 

再び断末魔があがる

 

 

そして青くて綺麗な石が見えた

 

 

「あれは!?」

 

一瞬焦ってしまった。ウボムゲインの中にはジュエルシードがあったからだ

 

 

「なのは!封印砲!」

 

 

「ディバインバスター!!」

 

 

二度目のディバインバスター

 

 

 

ウボムゲインは

 

 

『や、やめ…ぐわぁぁぁぁぁ!!!』

 

麗奈もなのはも容赦無しである

 

 

無事にジュエルシード回収を完了した麗奈達である

 

 

そして復活はしなかった

 

 

「復活したのはジュエルシードのせいなんだね」

 

 

「それかジュエルシードを飲み込んで自分の物にしたか」

 

「まあとりあえず、ウボムゲインは復活しないんだしこれで魔法師の人達も元通りだよね」

 

 

「行ってみよう!」

 

生徒会室に入ったら、達也さん、深雪さん、エリカさん、西条さん、あずさ先輩、雫先輩、ほのか先輩、美月先輩、吉田先輩、リーナ先輩、七草姉妹の先輩方が居た

 

 

「皆さん大丈夫ですか?」

 

 

「もう帰るんだよな?」

 

 

達也さんが言ってきた

 

 

「はい……時間が経てばゲートが現れるはずです」

 

 

「名残惜しいですね」

 

 

「大丈夫です深雪さん会おうと想えばこの世界に来れますから」

 

 

「「ホントなの!?」」

 

なのはとフェイトが反応した

 

「本当だから悲しい顔しないで良いよ!二人とも皆さんも」

 

 

「だって!麗奈さん達は良い子ですから別れるのは寂しいんですよ!」

 

あずさ先輩が半泣きしながら言ってきた

 

 

「迷惑かけてすいませんでした。お世話になりましたありがとうございました」

 

 

「「ありがとうございました」」

 

 

なのはとフェイトも礼を言う

 

 

「お礼も兼ねて勝負をしませんか?」

 

麗奈が可笑しい提案を持ち出してきた

 

 

「すごい提案だな」

 

西条先輩はよく分からない反応

 

 

「小学生が高校生に挑むか…良いだろう受けてたとう」

 

「お兄様!?」

 

「勝負は簡単です。3対3のバトルで一人でも戦闘が出来ない状態になったら敗けです」

 

 

「私達はなのはとフェイトで丁度3人ですから達也さん達決めてください」

 

 

「じゃあこっちは七草姉妹とエリカでいい。グラウンドに移るぞ」

 

 

(あれ?それって……フェイトを封じてきたよ!)

 

 

 

 

~グラウンド~

 

 

「3.2.1」

 

雫先輩がカウントする。そして私、なのは、フェイト、エリカ先輩七草姉妹は戦闘体勢をとる

 

「スタート……」

 

 

「行くよ金髪の子」

 

先に出たのはエリカだ

 

「フェイトです」

 

エリカは警棒型のCADでフェイトに攻撃するがフェイトもバルデッシュで攻撃して鍔迫り合いになった

 

 

麗奈となのは組はスフィアを展開しながら攻撃する

 

 

「ソレイユシューター」

 

 

「アクセルシューター」

 

 

「「エアブリット」」

 

 

七草姉妹組は加速魔法を使いながら回避して、エアブリットを放って球体に当て相殺するの繰り返しである

 

 

「凄い勝負」

 

「あれが小学生か?」

 

雫は感心して、レオは目の前の光景に驚いている

 

 

「お兄様あの二人は大丈夫でしょうか?」

 

 

「流石に大丈夫だろう」

 

 

「何言ってるの?七草姉妹なら小学生ぐらい倒せるでしょ?」

 

 

「リーナお前こそ何言ってる?小学生組二人は手加減してるんだぞ?」

 

 

「「「「「あれで手加減!?」」」」」

 

 

「達也まさか!あの白い女の子と巫女服を着てる女の子がそうなのか?」

 

 

「レオその通りだ。今の二人は七草姉妹に合わせてるんだ」

 

 

 

「それにだ、さっきから同じ魔法を出している。倒したくても倒せないんだろう…」

 

 

「どういうこと?」

 

 

「聞いてみたら良い。答えてくれる」

 

 

レオと幹比古は『倒したくても倒せない』の答えが解らなかった

 

 

「フェイトは魔法を使わないの?」

 

 

「魔法を使ってない人に魔法を使うのはあんまりだと思いますし今の状態でも勝てます」

 

 

「じゃあこっちから使わせてもらうよ!山津波!!」

 

 

「使いたく無かったのに!バルデッシュ!」

 

 

《Blitz Action》

 

 

エリカの目の前に居たフェイトが一瞬にして姿を消して

 

 

「えっ!?あの子どこ行ったの?」

 

 

「此処です」

 

バルデッシュでエリカの首を当てるフェイトが居た

 

「参ったわ」

 

 

エリカは降参のポーズをした

 

「そこまでだ。勝者は小学生組チームだ!君達良い勝負だった」

 

 

「ではまた皆さん」

 

「また何処かで!」

 

「魔法師の皆さん元気で!」

 

「「「さよなら!」」」

 

 

麗奈達は出現したゲートに入って行った

 

 

「強かったねあの子達」

 

「これからもっと強くなるんだろう」

 

 




今回は七草姉妹に来てもらいました

なのはと麗奈と戦ってどうでした?

「ボクたちに合わせてくれたのは嬉しいんだけど………」

「小学生に手加減された形になりました」

いやいや、なのはと麗奈は建物を破壊しないように同じ魔法を使ったんだよ

「それでも勝てないボクたちって………」

「わたくし達の魔法は発動処理に時間がかかってしまいますからね大技を使おうとすると………」


負けてたね。だけどギャラリーからみれば良い勝負になったんだから良いんじゃない?(精一杯の慰め)

「そう言われたらねぇ泉美」

「そうですわね。何故か悪い気分ではないですね」


では無印に戻ります

では

「「またね~~~」」


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A‘s編+まどかマギカ コラボ編
異変


ちょっとずつ書いてたら出来たんで投稿します




テロリストが現れてパニックになった、学校だったが麗奈と瑞希のおかげでテロリスト達を押さえることができた

 

悪いテロリスト達じゃ無かったので、麗奈の提案で警察には突き出さず家に連れていこうと思ったが………

 

「プレシアさん駄目ですか?」

 

 

「駄目よ!愛娘達に何かあったらどうするのよ!」

 

 

「それは視野に入れてませんでした……流石にアリシアさんやフェイトに何かあった場合、取り返しがつきませんからね」

 

 

「あの~」

 

 

「なんです?」

 

 

テロリストの人が話しかけてきた

 

 

「自首したいんですが………」

 

 

「えっ?」

 

 

「だから自首したいん「二度も言わなくても良いわよ!」あ、はい…… 」

 

 

「じゃあ何?私の考えてたお仕置きは全部無くなるの?」

 

 

「何を考えてたんですか?」

 

リニスが聞いてくる

 

 

「え~とまず一つ目に私の魔法をどれだけ耐えられるかでしょ

二つ目に試作中の魔法の実験台になって貰ったり

三つ目に容赦無しの恭也さんに対戦相手をしてもらう

四つ目が上空10000万メートルから落下させて「麗奈ストップです!」えっ?」

 

「えっ?…じゃあないです!テロリストの人達の顔が青ざめてるじゃないですか!一つ目なんか苦痛でしかないではないですか!二つ目、何をする気ですか!?三つ目、相手が相手です死んじゃいますよ!四つ目、上空10000メートルから落下させるとか鬼ですか!」

 

 

「リニスよく考えてみてよ……もしアリシアとフェイトが誘拐されたと思ったら……」

 

 

「そんなことした人には、殺傷設定無しの電撃を浴びせますよ!」

 

 

「リニスの方が恐ろしい事考えるじゃない」

 

 

麗奈とリニスの言い争いになろうとした時フェイトが話しかけてきた

 

 

「二人とも」

 

 

「どうしたのフェイト?」

 

 

「テロリスト達どっか行っちゃったよ?」

 

 

「放っておいても良いですけど」

 

 

「もしも被害者が出たら大変だよ」

 

 

「エリアサーチ!逃げられないよ」

 

 

 

 

「鬼ですね」

 

 

「魔王ね」

 

 

エリアサーチをしてテロリスト達を探し出す麗奈を、リニスとプレシアが聞こえないように言う

 

 

「見つかった?」

 

 

「見つけたよ!」

 

 

「早いですね」

 

 

「早いのはテロリスト達の方だよ……本当に自首してるよ」

 

 

モニターを皆にも見せて警察署前でテロリスト達が警察官に頭を下げてる光景が………

 

 

「本当だ…頭下げて何か言ってるね」

 

 

「誰かさんのせいでこうなったのね」

 

 

「まあ結果的に解決はしましたね」

 

 

「ねぇ?誰かさんって誰?」

 

 

「麗奈ちょっと魔法の特訓に付き合って」

 

 

上からアリシア、プレシア、リニス、麗奈、フェイトの順で言った

 

 

「いいよ!私も試したい魔法が結構あったりするんだよね」

 

 

「じゃあ山に行こう!」

 

 

「その前にジュエルシード集めしないといけないじゃあないかな?」

 

 

アリシアが提案する

 

「そうね集めるついでに魔法の特訓ね」

 

 

「ジュエルシードの場所は掴めた?麗奈ジュエルシードの数9つのはずだけど?」

 

 

「海の中に7つ宇宙に2つ」

 

 

「宇宙は管理局ですね」

 

 

「時空管理局の次元航行艦アースラだっけ?戦艦みたいな船に乗ってるのかな?」

 

 

「そうですね行ってみれば分かるんじゃないでしょうか」

 

 

「うん!なのはにも協力してもうおうかな」

 

 

麗奈はなのはにも協力してもらうよう連絡しようとしたら

 

 

《Master通信です》

 

「モニターに映して」

 

 

モニターにはなのはとフェレットが居た

 

 

「どうしたの?なのは」

 

 

『ジュエルシードを渡して欲しいんだけど』

 

 

「なのはの肩に乗っているフェレットのお願いかな?」

 

 

『違うよ!ユーノ君は関係無いの!』

 

 

フェレットの名前ユーノって言うんだ……ペットかな?

 

 

「だったら何かな?私が所有してると危ないから渡して欲しいとか?」

 

 

 

『そうなの!』

 

 

「何で?なのはに渡しても使えないよね?」

 

 

『ある人から麗奈ちゃんがジュエルシードを持っていたら危ないって言われたの』

 

 

「なのは…駆け引きとか苦手な事はやめた方が良いよ?」

 

 

『私は好きでやってるの』

 

 

「まあ私もちゃんと目的があってジュエルシードを集めてるよ。管理局が邪魔しようが後9つ集めなきゃいけないからね」

 

 

『あと11個じゃないの?』

 

あ~知らないだったね……なのはは

 

「2つ使ってるから後9つだよ確かに使った分を合わせ無ければ、後11個だけど何で11と数字が出てきたのよ?なのは貴女何か隠してるわね?」

 

 

『どうしても駄目なの?』

 

 

「まぁ良いわよ渡してもでもどう使うかは貴方達次第よ?」

 

 

『ホントに!』

 

 

(レプリカだけどね………)

 

 

本物あげた方が危険でしょ?

 

 

「やられたわ………」

 

 

『どうしたの?』

 

 

「わかったよ」

 

 

多分今頃行っても管理局が居るし超遠距離魔法を放たないといけないわね

 

 

『管理局だ今から海に向かって手遅れだ。ジュエルシードを回収に向かう』

 

 

「やっぱりなのはとの話しは私を寄せ付けないためのものね。でも手遅れかどうかは別よ」

 

 

「どうするの?麗奈」

 

 

「見てれば分かるよ!ホープスター事前にサーチしていた海の位置情報モニターに出して!」

 

 

《yes》

 

 

「まさか……」

 

 

「魔法をここから放つの?」

 

 

「ディメンション・ソレイユシューター!!」

 

 

複数のスフィアを展開してホープスターに教えてもらったモニターの位置に一斉に放つ

 

 

「まるで流星群だね」

 

 

「それが管理局の人達に降りかかるんだから」

 

 

「鬼ですね」

 

 

「鬼じゃなくて悪魔よ」

 

 

 

「じゃあジュエルシード回収に行ってくるね」

 

 

「私も行く」

 

 

「わかった行こうフェイト」

 

 

麗奈達は瞬間移動して海に行った

 

 

 

~海~ 

 

 

なのはとアースラの切り札クロノ・ハラオウンが空中でジュエルシードを回収しようとしてる所だったのだが

 

 

「流石に長い時間足止めをしとけば邪魔なんてされないだろう」

 

 

(麗奈ちゃんがこんなことで諦めるなんて無いと思うけどな~)

 

 

《Masterシールドを》

 

 

「えっ!?」

 

 

 

空から流星群……いや麗奈のソレイユシューターが雨のように降ってきたのだ

 

 

「プロテクション!」

 

 

なのはとクロノはシールド張って降り注ぐシューターを防いだ

 

 

「クロノ君!」

 

 

「大丈夫だ!」

 

 

「さっきぶりだね!なのは」

 

 

「今の魔法は君が放ったのか?」

 

 

「どうも星野麗奈です」

 

テスタロッサ付けても良かったんだけどややこしくなるからね…それにまだ慣れない……

 

 

「ジュエルシードを何で集めているんだ!」

 

「人を救うためだよ」

 

現にアリシアとなのはを救えたしね

 

 

「ジュエルシードは今のところ使い方が分かっていない!そんな物を回収して「使ったわよ?」だからジュエルシードは使えないん…だ………今なんて言ったんだ!?」

 

 

 

「だからジュエルシード使ったのよ私はジュエルシードを使える力を持ってるのよ」

 

 

「そんなことあるわけない!ジュエルシードは人には使えない代物なんだぞ!」

 

 

「信じる信じないは人の自由よ、でもジュエルシードの数は合計何個でしょう」

 

 

「21個だ…今合計で確認されてるのが……まさか!本当に使ったのか!」

 

 

「頭の回転が早くて助かるわ」

 

 

「でも何に使ったんだ?」

 

 

「それは教えられないよ悪用されたら堪ったもんじゃないからね」

 

 

もしも使ってる時点で悪用なら私は悪者かも知れないけどその悪者に救われる人だって少なからずいるはずだよ

 

 

「二人ともそれぐらいにしないと」

 

 

「ジュエルシードが暴走してるの…」

 

 

「「あっ!」」

 

 

「なのはとフェイトちょっと手伝って」

 

 

 

「何するの?」

 

 

「海に魔法を撃ち込んでジュエルシードすべてを回収する」

 

 

「行くよ!ソレイユ…」

 

 

「ディバイン…」

 

 

「サンダー」

 

 

『バスター/スマッシャー!!』

 

 

三人の砲撃魔法で暴走しているジュエルシードを何とか封印することができた

 

 

『ジュエルシード回収!』

 

 

それぞれジュエルシードの近くに行って回収しようとするが、クロノに邪魔をされてしまった

 

 

麗奈が取った数は1つ

フェイトが取った数は2つ

なのはが取った数も2つ

そしてクロノが取った数は2つだ

 

 

「そこの君!何もしてないのにジュエルシードだけ取っていくってあんまりじゃない?」

 

 

「これも戦略の1つだ」

 

 

「わかった私はそっちがその気ならこっちも考えがあるわよ」

 

 

「どうせこっちのジュエルシードを奪うとかそんなところだろう?」 

 

 

「どう?総力戦で戦わないかしら?ジュエルシードを賭けて」

 

 

「それはつまり僕達を相手にするってことか」

 

 

「そうよそっちにとっても悪い案では無いと思うけど?」

 

 

「後悔しても知らないぞ?」

 

 

「1日作戦を練る時間を作って戦う?それとも今から戦う?私はどちらからでも構わない!」

 

 

「1日作戦を練ってから戦う…僕の独自判断じゃ駄目だからね」

 

 

「じゃあ私はこれで行こうフェイト!」

 

 

「ちょっと待って麗奈ちゃん!」

 

 

「どうしたの?なのは」

 

 

「麗奈ちゃんにとってジュエルシードは何なの?」

 

 

「私の力になってくれる宝石かな?ホープスターだけでも救える命はあるけど、ホープスターだけでも限度があるんだよ。だから私はジュエルシードを必要なんだよ」

 

 

「じゃあ最期にこれだけは言わせて!」

 

 

「何かな?」

 

 

「間違ってもジュエルシードを悪用なんかに使わないで!」

 

 

「もちろん!言われなくても必要な事にしか使わないよ!じゃあね、なのは!」

 

 

(さて、アースラの人達はどんな作戦で来るかな~楽しみだな~)

 

 

「麗奈!速く家に戻って作戦会議しないと」

 

 

「そうだね少し急がないといけないわね」

 

 

~アースラ~なのは視点

 

 

 

「じゃあ作戦を説明するぞ!明日やるのは総力戦だ!作戦を説明する前に星野麗奈とフェイト・テスタロッサの情報を言おうと思う」

 

 

アースラの人達は麗奈ちゃん達をどこまで知ってるのかな?

 

 

「まずフェイト・テスタロッサだがAAAクラスの優秀な魔導師で身体能力も高い。 

射撃・砲撃・広域攻撃・近接格闘とオールラウンダーな戦闘スタイルで自慢のスピードを生かすため中・近距離格闘を得意とするから厄介だが冷静に対処すれば大丈夫だろう」

 

 

「問題は星野麗奈…この子だ実力をまだ隠してるみたいだからクラスはなんとも言えないがSクラスはあると僕は思う。近距離は苦手だが瞬間移動して対策してくる中・遠距離で攻撃しようとすればシューターを放ってくる但し、接近戦闘で挑めば勝機はある」

 

 

「それで作戦はなんなのクロノ君?」

 

 

「今から説明する武装隊と星野麗奈を戦わせる。まあ足止めだな」

 

「え~わたしは麗奈ちゃんと戦いたいの」

 

「誰も戦わせないと言ってないだろう?最後まで聞いてくれ」

 

 

「はーい!」

 

「話しを戻すが武装隊が星野麗奈と戦ってる間フェイト・テスタロッサを倒そうと思うが何か質問あるか?」

 

 

「何もないけどわたしが麗奈ちゃんと戦った方が良いと思うの」

 

 

「それは武装隊に任せてくれ!なのははフェイト・テスタロッサと戦う方が何かと都合が良いんだ」

 

 

~テスタロッサ家~

 

「戦いに参加したい人~!」

 

 

「麗奈…まず1から説明をお願いします」

 

「え~と私が海の方にジュエルシードを取りに行ったところから教えるね」

 

 

それから私はジュエルシードを取りに行ったこと

 

管理局と揉めたこと

 

なのはとフェイトと私の3人でジュエルシードを封印したこと

 

回収しようとしてクロノの邪魔が入ったこと

 

そして賭け事を持ち込んで管理局に挑んだこと

 

 

 

「フェイトはあんまり関係ないから戦いに参加しなくても良いんだけど来てくれた方が正直ありがたいかな」

 

「わたしは遠慮しておくね魔法あんまり使いたくないから」

 

「分かったよアリシア姉さん」

 

「私達は行かないわよ?」

 

「プレシアさんとリニスは行かないと…フェイトはどうする?」

 

「わたしは………」

 

「フェイトはやっぱり家でゆっくりしてて」

 

 

「だけどそれじゃ麗奈が……」

 

 

「戦う理由無いでしょ?無理に戦わせたくないし」

 

 

「じゃあ貴女1人で管理局と戦うのかしら」

 

 

「そうなるけど勝機がない訳じゃ無いから安心していいよ!よーしホープスタートレーニングするよ!」

 

 

《yes Master》

 

そう言って麗奈は地下に向かっていった

 

 

「無理してるわね…」

 

「そうですね」

 

「でも今頃作戦でも練ってるよ」

 

「麗奈は大丈夫かな?」

 

「麗奈のことですきっと大丈夫でしょうが心配ですね」

 

 

~地下室~

 

「これをこうして武器はいくつか追加して機能を更に追加しよう」

 

《七つのプログラムの1つを使うんですね》

 

「うん!今はそれを改良してる」

 

 

《見る限り恐ろしい機能ですね》

 

 

「そうかな?使ってないから分からないよ」

 

 

《Masterはたまに自分がやってることに自覚が無いですよね?》

 

 

「そうかな?それより……マジックリアルイリュージョンこれがプログラム起動名だよ」

 

 

~海~

 

 

「星野麗奈!君一人か?」

 

 

「他の人達は戦う気無さそうだったから仕方なく私だけで挑んでみることにしたわ」

 

 

「馬鹿にしてるのか!」

 

 

「正直無謀だと私でも思うわよ?でもね他人を巻き込んでまで勝ちたくないから」

 

ぱっと数えてみたけど、武装隊だったかな?の人達は20人程度かな?乱入して来る人も一応想定してるけど無さそうね

 

 

「それで負けたら君のジュエルシードはすべて失うんだが」

 

 

「だから作戦も練ってここに来たのよ」

 

 

「そうかでも僕達は容赦はしないぞ!」

 

 

「武装隊!接近戦に持ち込んで星野麗奈を倒せ!なのはは僕とサポートをしてくれ」

 

 

やっぱり接近戦に持ち込んできたね

 

 

「ソレイユ!!」

 

「全員構えてシールドを!!」

 

麗奈のソレイユシューターは普通じゃない…避けようと思っても球体が大きすぎて避けられない。クロノの指示は的確な判断で武装隊はシールドを張った。これで武装隊何人かで防げば何とか1発ぐらいはどうにかなっただろうが。

 

 

「マルチシフト!シュート!」

 

 

「「「なっ!?」」」

 

だがそれは今回裏目に出た。麗奈はスフィア……球体を30個ほど出し武装隊に向かってそれを放った

 

 

そして10人ぐらいの武装隊が海に落ちていった

 

 

 

(おかしいわね?あれだけ放てば武装隊の人達を一掃できると思ってたんだけど、一掃出来なかった原因は……)

 

「麗奈ちゃん!絶対負けないよ!」

 

 

「なのは!やっぱりあなたの仕業ね」

 

 

「麗奈ちゃんの球体が武装隊の人達に当たる前にわたしとクロノ君でいくつか相殺したの!」

 

 

「君の魔法は僕達にあまり通用しないぞ?僕となのはが星野麗奈の魔法を相殺する!武装隊は星野麗奈を打ち倒せ」

 

 

武装隊はクロノの指示で麗奈に接近する

 

 

「舐められたものね」

 

 

麗奈はボソッと言った後ある言葉を口にする

 

 

「プログラム!マジックリアルイリュージョン起動!」

       

 

「麗奈ちゃんが増えた!」

 

「「「なっ!?」」」

 

 

「みんな冷静になれ幻影だ!」

 

 

「さあ皆手伝って!」

 

それぞれ自分の役割を果たしに行く2人の麗奈。本来ならもっと出せるのだが……

 

それぞれ持ってる武器と服が違うのだ。コスチュームサンタの麗奈がレイピアを持っていて着物姿の麗奈がライフルを持っている。

 

(3体以上出したら何故か暴走したのよね取り抑えるのに苦労したわよ……昨日はまだこれでも未完成だけど十分よね)

 

 

 

「ずるいぞ!」

 

 

「この勝負にルールなんて存在してないわよ」

 

 

「「「……………」」」

 

 

確かにルールは決めてないがあんまりだと思うクロノ達であった

 

 

「なら!僕達だってアルカンシェルを撃ち込むだけだ!」

 

 

「「「クロノ執務官ダメです!」」」

 

 

「そうだよ!クロノ君アルカンシェルを此所に撃ち込んでも私達が死ぬだけだよ」 

 

 

「まあアルカンシェルなんて撃っても私はなのはを連れて避難するけどね!」

 

 

「「「鬼だ!」」」

 

 

「…………ソレイユシューター!!フルシフト!」

 

 

麗奈がスフィアを操れる数は20つだが今スフィアを展開してる数は60だ

 

 

本当なら相当頭を使うが毎回毎回、ソレイユシューターしか撃ってないせいか操作数と展開数が増えていってるらしい

 

「そういえば戦いの最中だったわね」

 

 

「麗奈ちゃんがキレたの………」

 

 

「武装隊!退避!」

 

 

「シュート!」

 

 

クロノ指示が少しだけ遅く武装隊の人達は逃げ遅れ全滅した

 

 

「なのは!星野麗奈の相手を…ぐっ!?」

 

 

ライフルを持った麗奈(幻影)がクロノを狙い撃ちした

 

 

「あなたの相手は幻影よ」

 

 

「たかが幻影だ!何かトリックさえ解れば消えるはずだ」

 

 

「ただの幻影ならね」

 

クロノは幻影と戦い始める

 

 

「ディバインシュート!」

 

 

「ソレイユシューター!」

 

 

なのはと私はスフィアを操りながら縦横無人に動き回る

 

 

ドドドドド

 

 

「シュート!」

 

 

「シュート!」

 

 

ドドドドドドドド

 

 

「麗奈ちゃん!全力で来てよ!私は全力全開で麗奈ちゃんを倒したいの!」

 

 

「あなたはそういう子だったわね!なのはが全力全開なら私はそうね……全力救済って所ね」

 

 

「「レイジングハート!/ホープスター!」」

 

()()()()()()()

 

 

 

「凄く良いの!全力全開!」

 

 

「ありがとう!全力救済!」

 

 

「スターライト!」

 

 

「ソレイユ!」

 

 

なのはと麗奈は周りの魔力を集め終わりブレイカーを放つ

 

 

『ブレイカー!!』

 

 

二人の魔法は互角だ。どっちが勝ってもおかしくない

 

 

(麗奈ちゃん凄いなぁ~!でもわたしも負けないよ!!)

 

 

(なのは凄いなぁ~どんどん強くなってる私も負けてられない!)

 

 

 

ドドドドドドドドドドドドドドドド

 

 

ブレイカー同士の衝撃音が鳴り、勝敗は……

 

 

「あなたの全力全開見せてもらったよ……なのは強かったよ」

 

 

「麗奈ちゃんも強かったよ……次は勝つよ!レイジングハート麗奈ちゃんにジュエルシードを渡して」

 

《put out》

 

「ありがとうなのは」

 

麗奈はなのはからジュエルシードを受け取った

 

 

「スナイプショット!」

 

 

「何するのクロノ君!」

 

 

「それはこっちの台詞だ!まだ負けてもいないのにジュエルシードを渡すんじゃない!」

 

「だってわたしは真剣勝負をして負けたんだよ」

 

 

「へぇ~驚いた幻影倒してきたんだね」

 

 

「星野麗奈あれだけの魔力を使ったんだ!もう魔力は残ってないだろう?諦めてジュエルシードをこちらに渡すんだ」

 

 

「その言葉そっくりそのまま返させてもらうわよ!私の幻影と戦って魔力なんて残ってるはず無いでしょ?」

 

 

「安心してくれ君1人ぐらい捕まえるぐらいの魔力は残してある」

 

 

「じゃあ戦ってみる?」

 

 

「その必要はない」

 

 

「どういうことよ?」

 

 

「武装隊の回復次第、君のジュエルシードを回収するように言ってある」

 

 

「まさか毎日来るわけ?」

 

 

「君が管理局に入るなら別だ」

 

 

これは本気で言ってるのかな?

 

 

「別に構わないけど最悪アースラの戦力が減るわよ」

 

牢屋に1人牢屋に2人ってね

 

 

「どういうことだ!」

 

 

「じゃあね機会があったらまた会いましょう」

 

 

そして麗奈は瞬間移動を使って自分の家に行った

 

 

~???~

 

 

【「ホープスターここってどこ??」】

 

 

 

 

【《見滝原と言う町みたいです》】

 

 

「さて、情報収集でもしようかな」

 

 

あっ!ちょうど中学生ぐらいの黒い服を着た少女がいるから話を聞いてみよう

 

 

「ちょっと良いですかこの町のことを詳しく聞きたいんですけど」

 

 

「……あなた何者?」

 

 

「通りすがりの小学生かな」

 

 

「そうじゃないわ… あなたの得たいの知れない魔力量はなんだと聞いてる…」

 

 

「生まれつき言いますか世界に居た時からこんな感じですよ」

 

 

「………………」

 

 

「話を聞く相手間違えたかも……」

 

 

ドンドンドンと弾丸を3発撃ってきた

 

 

「ホープスターsetup!」

 

 

キンキンキンと麗奈は弾丸を短剣で弾く

 

 

「話を聞きたいだけだから落ち着いて下さい。質問良いですか?」

 

 

「……………私の質問に答えたら答えてあげるわよ」

 

 

「何ですか?」

 

 

「あなたはこの世界の人間じゃないわよね?」

 

 

「瞬間移動プログラムを使ったら今に至る訳です。」

 

 

「瞬間移動プログラム?」

 

 

「知ってる場所に一瞬で移動できるプログラムです」

 

「それに何かしらの不具合が出てこの世界に着いたわけね」

 

「こちらからもいい加減質問しますね!この世界について教えてください見たところあなたも魔法少女なんですよね?色々詳しく教えてください」

 

 

「知ってどうするの?」

 

 

「この世界を救います!その為に着たんだと思いますから!」

 




スターライトブレイカー!を凌駕する技を思い付いた

麗奈「どんなの?」

『エクセリオンユニバースブレイカー!』

麗奈「没!宇宙破壊してどうするの!」


まずなのはの身体が持たないから使わないつもりでいる

なのはファンから使っても良いのなら使うけども……

麗奈「ちなみに作者だれのファン?」


なのはとミウラ!二人とも超可愛い!

麗奈「あっ……そう」

「次回もお楽しみに~」


麗奈「作者書くの遅いから気長に待ってね」


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星野麗奈VS暁美ほむら

長い時間お待たせしてすいませんでした

暇潰し程度に読んでくれて構いませんよ

魔女語は作れなかったのでローマ字で書いてます



「貴女がこの世界を救うですって?笑わせないで赤の他人が何ができると言うの?私でもあの災いを倒すことができなかったというのに…」

 

「災いって何の事ですか?」

 

「貴女には関係ないわ…」

 

「じゃあ貴女の名前は何ですか?」

 

「暁美ほむら…」

 

「私の名前は星野麗奈です」

 

「…………」

 

「…………」

 

この二人が会話が続かないのは何故か?二人とも情報をできる限り渡したく無いのだろう。

 

「暁美さんって友達いないですよね?」

 

だが情報を引き出さないといけない麗奈は、出来る限り情報を集めるため会話を続ける。

 

「それは貴女も一緒でしょ?」

 

 

「私は元の世界に友達………居たっけ??……」

 

「知らないわよ…」

 

家族:フェイトとアリシア

知り合い:瑞希

友達:なのはとアリサとすずかとはやて

 

「大丈夫だった…」

 

「勝負しなさい」

 

「ん?」

 

「私が勝ったらこの世界に関わるのは辞めて立ち去りなさい」

 

「じゃあ私が勝ったら……」

 

「心配ないわ貴女には勝利は無いわ」

 

最後まで言わせてよ……

 

「……ルールは一本勝負で敗けを認めたら敗北これで良い?」

 

「それでいいわ」

 

「じゃあコイン投げるから地面に落ちたらスタート」

 

「…………」

 

麗奈は指でコインをキィンと弾いて上空に飛ばす

 

 

「行くよ!ホープスター!」

 

 

「…………」

 

 

(………3…2…1)

 

コインが地面に落ちて麗奈はスフィアを6個ほど展開するが……

 

(速すぎない?何のモーションも無かったじゃない)

 

スフィア展開し終わった時には、麗奈の周りに手榴弾が空中で散らばって、拳銃を構えてるほむらが居た。

 

「敗けを認めるなら助けてあげるわよ?…」

 

「まだ敗けは認めさせるには早すぎるかな」

 

「そう…残念ね」

 

ドドドドドドドドドドドドドドドと何回も爆発の音が鳴り、麗奈が死ぬはずだったが……

 

「何てもん投げるのよ死ぬところだったじゃない」

 

ダメージを受けたが、麗奈はすぐさま傷が無くなるのでほむらから見れば無傷に見えている

 

「……何で生きてるの?」

 

 

麗奈は爆発しない位置を見つけ、周りにプロテクションを張って最小限で抑えたのだ。

 

 

「今教えたら対策されますから教えませんし、貴女を倒せる方法が見つかりましたから敗けは絶対に認める訳にはいきません!」

 

 

「でも今度こそ貴女の敗けよ」

 

 

上空から無数のロケットとマシンガン二丁を構えてるほむらが居るのだ

 

 

(どうやって用意したの?いやそれよりどうやって対処しよう?)

 

 

 

飛ぶのはロケットに当たるから駄目…

突っ込んで接近戦を挑んでも暁美さんに勝てるかどうか分からないから駄目…

 

 

なら……外に魔力を出す感じで、魔力障壁を創るしかない!

 

 

~ほむら視点~

 

時間停止してロケットを300発あの子の頭上に撃って、逃げ場が無いようにして、私自身マシンガンを構えてる

 

(流石にやり過ぎたかしら?……念のため何発か撃って煙が晴れるのを待って次の準備に……)

 

ほむらがマシンガンを撃とうと思った時だった。

 

 

「危なかった…」

 

バリアを張ってロケットを受けきってる麗奈の姿があった。

 

 

「…………」

 

ほむらは無言でマシンガンをドドドドドドと何発も連射して、麗奈の周りに土煙が発生していて、マシンガンを連射して土煙が自分に届くまでに発生した。

 

「ソレイユシューター」

 

(まだ生きていたと言うの!?くっ!攻撃なんてさせない!)

 

 

麗奈の声が聴こえ生きてることが分かり再び時間停止をして、叫んだ方向にお手製手榴弾を投げようと思ったときだった…………

 

短剣を持ち、スフィアを展開して笑っている麗奈が居た。

 

(笑っている!?とりあえず手榴弾を投げてから、後からゆっくり聞くとしようかしら)

 

ロケットランチャーを麗奈に向かって撃つほむら、そして時間停止を解除する

 

~sideout~

 

 

 

「ソレイユシューター!」

 

「相殺された……」

 

「どうする?まだ続ける?私はそれでも良いけど、お互いに魔力を無駄に消費するだけよ」

 

(確かにこのまま戦っても弾と魔力が無駄になるだけ)

 

「でも貴女も勝ってないわよ?お互いに情報交換しましょう」

 

「勝てましたよ」

 

「!?」

 

「能力は時間操作ですよね?最初コインが落ちてから私の周りに手榴弾がありました」

 

「…………」

 

「それだけならいいんですけど、人の手は二本しかないです」

 

「何が言いたいのかしら?」

 

「どれだけ高速で投げても2つしか投げられませんよね?なのに、ほむらさんは両手にマシンガンを構えてました。作業があまりにも速すぎます」

 

「……それで私に勝つ方法は?」

 

「防御に徹して持久戦に持ち込むだけですよ?」

 

 

「それじゃあ貴女も勝てないわよ?」

 

「さっきの魔力障壁は攻撃にも使えます」

 

「まさかさっきの球体みたいに飛ばせると言うの?」

 

「それも可能ですが、あなたの攻撃を跳ね返すだけです」

 

「…………」

 

「次はこっちが質問しますがこの街の魔法少女はどうやって魔法少女になったんですか?」

 

 

「質の悪い契約よ……」

 

「……え~と1から10まで説明お願いします。」

 

「この街の魔法少女は、キュゥべぇと契約してソウルジェムを手に入れ魔法少女として魔女と戦う使命を課せられてしまう。」

 

「…………」

 

「ソウルジェムは魔力の源でもあるの。」

 

「ここまで聞いてたら、ただの良い話だけど何か裏があったりするんですか?」

 

「この話にはメリットよりデメリットの方が大きいのよ。まずデメリットの方の話をする前に魔女の話をするわね。」

 

「魔女は呪いから産み出された存在で不安や過剰な怒り、憎しみとか災いの種を世界にもたらしているの……普通の人間には見えなくて常に結界の中に潜み、人間を内側から蝕んでいくの」

 

「…………」

 

「話を戻すわね魔法少女が魔力を使うと、ソウルジェムが少しずつ濁っていって、完全に濁ってしまったら最終的に魔女になるわ。質問あるかしら?」

 

「濁ったソウルジェムを綺麗にする方法とソウルジェムが壊れたり、ソウルジェムが肉体から離れるとどうなるとか教えてくれませんか?」

 

「(前者はともかく後者の質問はベテランの魔法少女ですら見落していると言うのに)…………前者の質問はグリーフシードっていう魔力を補給するアイテムで綺麗にできるわ。後者はもしもソウルジェムが壊れたり、肉体と100メートル以上離れたら魔法少女は死ぬわ」

 

「簡単にまとめちゃうと魔法少女はソウルジェムが完全に濁ってしまうと魔女になって、壊れたりしたら生きられないって事でいいんですか?」

 

「まとめちゃうとそんな感じね」

 

「じゃあ急がないと!」

 

「今の話し信じてくれるの?……」

 

「話しが本当ならソウルジェムは放っておくだけで濁っていく!そうでしょ!」

 

「…………」

 

「ホープスタープログラムに異常は無い?」

 

《no problem》

 

「よかった!今生きてる魔法少女だけでも助けないと!」

 

「死んでるわ……肉体の中が抜け殻なのよ?魂はソウルジェムの中死んでるのと変わらないわ」

 

「でもそれでも時間操作してまで助けたい人物がこの世界に居るんでしょ?」

 

「そうよ!その為に私は……」

 

「一緒に行こう!ワルプルギスだっけ?この街の魔法少女全員で挑めば勝機はあるんじゃない?」

 

「でもどうやって…今回も警戒されるわ……!?」

 

「まずは笑顔だよ!」

 

『keikai keikai』『arasuna』

 

「ホープスター喋った?」

 

《No》

 

「あれは魔女よ!しかも魔女が2体なんて……今までに無いパターンよ」

 

周りには使い魔が多数、魔女が2体が居た

 

「あれだよイレギュラーが2人も居るからパワーバランスを変わったんじゃないかな?」

 

「そんなことよりあの魔女倒すの優先しましょう!」

 

「私は構いませんよ?氷の女王っぽいのと騎士っぽいのがいますがどうします?」

 

「私が氷の魔女を相手するわ」

 

「騎士の魔女は硬そうですしね」

 

『keikai』『arasuna』

 

騎士の言ってことはなんとなく解った!街を荒らすな…とかこんな感じかもしれない。あれ?まさか、さっきの暁美さんとの戦闘で自分のテリトリー荒らされました?

 

「ごめんね!悪気は無かったんだよ」

 

短剣と騎士の魔女が持ってる剣がぶつかり合う

 

『arasuna!』

 

キィンと金属音が鳴り、一回鍔迫り合いに状態になる

 

「荒らさないから……多分」

 

バチバチバチバチと鍔迫り合い状態になって麗奈が会話を続ける。

 

『komusume!!』

 

「やらかした?」

 

騎士の魔女は鍔迫り合いをやめて、縦横無尽に斬りかかってきた。

 

魔女と会話している少女……星野麗奈、この世界で魔女と会話したのも怒らせたのもこの少女が初であろう。

 

 

~ほむら視点~

 

この氷の女王の魔女……さっきから外部にダメージを与えてるにも関わらずピンピン動いてるのはどういうことかしら?

 

もしかして?内部に攻撃しないと攻撃が通らない?でも氷を飛ばして来て迂闊に近づけることができないわね。

 

『kuruna kuruna』

 

氷の女王の魔女は口を開いて攻撃をしてきたが……

 

「その時を待っていたわ」

 

魔女が口を開いた瞬間、ほむらはすぐさま時間を停止させる。

 

「私のお手製手榴弾を魔女の体内の中に放り込む!」

 

そう言ってほむらは魔女の体内にお手製手榴弾を5個放り込む。

 

(さて距離を取って時間を解除)

 

氷の女王の魔女は周りを見渡す…何かに気づいたのだろう。

 

(遊びは終りよ…)

 

氷の女王の魔女がほむらの方に向かってくるがほむらは距離を取りながらカウントダウンを開始した

 

(2…1…)

 

ドーンと爆発が5回起こり氷の女王の魔女は消滅しグリーブシードを落とした

 

そしてほむらは髪を後ろにやりフサァとなる。

 

「たわい無いわね」

 

~sideout~

 

(やっぱり接近は相手の方が上だよね……)

 

 

「いけるかな?マジックリアルイリュージョン!」

 

《Masterこれでは時間稼ぎにしかなりません》

 

「その通りだよホープスター」

 

2体の幻影が騎士の魔女に立ち塞がる

 

「汝の身は我に!汝の剣は我が手に!

 

輝きを放つ光 漆黒の闇

混沌とした世界で輝き続ける

 

我に救済する力を 我に守りし力を我に従うなら応えよーー

 

偽りは真実に 真実は有りのままにーー

 

杖に秘められし可能性!無限の可能性!

 

誓いを此処に!我は善と成る者 我は運命を越える者!

 

真の姿を我の前に示せーー」

 

《フォーム限定解放》

 

いつもの巫女服姿に変化が起こり、巫女服の白衣が消え襦袢の上から白銀の鎧を胸に覆い、左腕に秘色の籠手が覆い、右腕に青磁色の射籠手が覆い、薄藤色になった緋袴に白銀の射向の草摺が覆う。

 

「よし成功!」

 

麗奈の両手には、何も無くただ鎧を装着されただけ。

 

『¶@¶@¶¶@』

 

もはや何を言ってるのか解らない騎士の魔女がこっちに向かって斬りかかってくる。

 

 

(幻影はやられちゃったか……)

 

剣を縦横無尽に振り回す騎士の魔女に麗奈は何もしないまま、左腕でガードする

 

(私の予想が正しければ…)

 

ガンと音が鳴り、騎士の魔女の剣が折れた。

 

騎士の魔女の剣が脆いのではなく、麗奈の籠手が硬すぎたのだ。

 

 

『???』

 

騎士の魔女は何が起きたのか分からず、隙を見せた麗奈に拳で殴られ消滅しグリーブシードを落とした。

 

 

(まずった…どうしよう………)

 

麗奈は心の中で少しだけ焦っていたホープスターの進化&性能UPだけのつもりが自分も高スペックになってしまった。

 

 

「どうしたのかしら?それにその姿は何?」

 

「暁美さん魔女は?」

 

「倒したわよ」

 

「こっちもなんとか」

 

「ワンパンで倒しておいてよく言うわよ」

 

「別に好きでやった訳じゃありませんもん!あれ以上武器とか出して攻撃してたら街が結界をどころか街を破壊してしまいますよ?」

 

「それは困るわ…とりあえず元の姿に戻ればどう?」

 

「その前にあの赤い人こっちを観察してますが知り合いですか?」

 

ほむらは周りをキョロキョロと見回すが誰も居ない

 

「どこよ?」

 

「ほらこっから数キロぐらいかな?望遠鏡でこっちを観てる人が…」

 

「一応聞くけど…どんな格好で何をしてる?」

 

「こっちを観ながらお菓子を食べてる」

 

「それは佐倉杏子ね……」

 

「とりあえず暁美さん時間操作でその杏子って人の所まで行こう」

 

「あなただけが動くのならいいわよ」

 

「つまり暁美さん時間停止する中で私だけ動いて行動って感じかな?」

 

「そう言うことよ」

 

暁美さんは私の手を掴んで時間を停止させた

 

「速く行かないと逃げられるわ」

 

「じゃあ放さないでね?あと口を閉じてください」

 

麗奈が軽くジャンプして思った以上に跳んでしまった

 

「あなたちょっと加減を!」

 

「すいません…軽くジャンプしたつもりなんですが跳躍するとは思いませんでした」

 

「あなたその内人間卒業おめでとうって言われるわよ?」

 

「……魔法少女は人間を卒業しています」

 

「自分はもう人間すでに人間卒業していますって言いたいのかしら?」

 

「着きましたよ」

 

「あとは登ってから佐倉杏子って人と会うだけね」

 

「楽しみです!どんな人なんですか!佐倉杏子って人は?」

 

「そうね会ってみてのお楽しみに取っておいたらどうかしら?」

 




今回は麗奈のフォーム限定解放の解説します

通常の麗奈の魔法少女
姿:巫女服
戦闘スタイル:ロングレンジ
愛機:ホープスター
基本スペック:なのはとフェイトを足した様なものだが、防御力と接近戦が弱い

フォーム限定解放

巫女服に鎧と籠手が少しだけ着けて動きやすさは対して変わってないが麗奈が思ってた以上に強くなった。
まだ完全にコントロールしきれて無いため力の制御が効かないが慣れたらあることが起こる。


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人を簡単に信じることは難しい

書けたので投稿します


暇潰し程度に読んでくれれば嬉しいです




「お前らさっきまで魔女と戦ってたじゃないか……なんでここにいるんだ?」

 

少女が驚くのは思うのは当たり前なのだろう、戦ってた人が知らない間に後ろにいるのだから。

 

「居たらダメかな?」

 

だがしかし麗奈は答えず質問を質問で返す

 

「ダメとかじゃなくてだな…数キロあった距離から、わたしの知らない間にどうやって此処に到着したんだ?いや……そんなことよりお前ら何者だ?」

 

少女はこの際どうやって此処に着いたのかは考えを放棄した。しかし、2人の手札が見えないのだ。

 

(同い年ぐらいの奴は全くカードが見えねぇ…小学生ぐらいの奴はカードがありすぎる…まだ隠してやがんな)

 

「…魔法少女かな?」

 

「…魔法少女ね」

 

「2人してしらばっくれるとは良い度胸じゃねぇか!」

 

「事実なんだけどな~」

 

「待ちなさい今は争ってる場合じゃないわ」

 

「そうだった!話だけでも聞いてくれない?」

 

「手札が見えねぇし……まあ話だけなら別に構わねぇよ」

 

「ここにワルプルギスの夜が来るって言ったらどうする?」

 

「どこで知った……」

 

「私は異世界から来たから、ちょっとの情報ぐらいは知ってるよ…でも私の情報が当てになるかどうかは分からないけどね」

 

原作知識が絶対だとは限らないし、原作通りに進む訳じゃない。

 

「それにこの世界がどういう風に進んでるかも分からないし私の情報は絶対ではないからね。」

 

「それじゃあ意味が無いってことだな」 

 

「でもワルプルギスの夜が来るのは確定で決まっているわ」 

 

「もし来るとしてどうやって倒すんだ?」

 

「私達3人合わせても勝てないわ」

 

「じゃあ後2人以上は必要ってか?」

 

「そうなるわね」

 

「誰か思い当たる人物がいるの?」

 

「巴マミと美樹さやかだ」

 

「ところで良いかな?」

 

「なんだ?」

 

「何かしら?」

 

「ここまで会話して自己紹介して無いってどういうこと?」

 

「…………」

 

「…………」

 

「仲が悪い訳じゃないんだから自己紹介だけでもしよう…」

 

「佐倉杏子だ」

 

「暁美ほむらよ」

 

「私は星野麗奈です」

 

「よし!自己紹介も済んだしマミの所に行くか!」

 

「場所分かるの?」

 

「今の時間帯だと絶対に家にいるな」

 

今の時間は夜の7時だ

 

「じゃあ向かおう」

 

「案内してよ」

 

「その前にわたしと1回腕試ししてくれないか?」

 

「それは興味心?それとも私達の力量と技量を知るため?」

 

「両方だ!どっちでもいいから掛かってこい!」

 

「ソレイユシューター」

 

「ちょっ!?いきなりかよ」

 

「掛かってこいって言うもんだから」

 

「容赦ないわね……でもちょっと待ちなさい」

 

「また?」

 

「またかよ!?」

 

「場所を変えなさい」

 

物が破損しちゃうか…………

 

「どこでする?」

 

「河川敷なんかどうだ?」

 

「いいけどまず巴さんに会ってからにしない?どうせあっちに着いてからも勝負を挑まれるかも知れないし」 

 

「あ~警戒するだろうな……」

 

「やっぱり?」

 

「じゃあ行こうぜ」

 

数分後……

 

 

「マミ~邪魔しに来たぜ~」

 

「佐倉さん!?何でわたしの家に?」

 

「イヤな?結構重要な話しがあるからだな」

 

「そこの2人が関係してるのかしら」

 

「どうも星野麗奈です」

 

「暁美ほむらよ」

 

ドリルヘアーの金髪ツインテールをした少女の名前が…

 

「巴マミよ」

 

そして後ろ髪が斜めにカットされたショートとミディアムの中間のアシンメトリーな髪型であり、ワンポイントに金色の髪留めをしている青い髪をした少女が…

 

「わたしの名前は美樹さやか」

 

みんなの自己紹介が終わり本題に入る

 

「重要な話しって何かしら?」

 

「ワルプルギスの夜がこの街に来るって言ったら信じるか?」

 

「魔女は結界の中で発見して初めて分かる敵よ?信じられないわ…」

 

「ワルプルギスの夜は結界を必要とせず、自然災害として確認されてるはずだけど?」

 

「でも仮に本当だったとしてどうやって倒すのかしら?」

 

「「……………」」

 

倒す方法無くもないけど、いくつかの条件をクリアしなきゃいけない

 

「せっかくマミさんが聞いてるのに2人とも答えないってどういうことよ?」

 

「まあ待てマミ一応あるんだろうが、条件をクリアしなきゃいけないんだろ?」

 

「そうだよ…1つは私達が協力関係になること」

 

「何を考えてるか分からない人と組むのはごめんだな~」

 

 

「2つ目は万全な状態で戦闘に挑む事」

 

「そんな都合よくいけるかしら?」

 

「3つ目は私達魔法少女が強くなること」

 

「その条件を踏まえての質問だけど、そのワルプルギスの夜はそんなに強いの?」

 

「さあ巴さんと美樹さんがどれだけ強いか分からないので判断のしようが無いですけど、半端な覚悟で挑んだら死にます」

 

「ねぇ何でそんなに詳しいの?」

 

「暁美さんと私は異世界から来たからですよ」

 

「異世界?」

 

「こことは異なる世界だよ」

 

「なぁそろそろ勝負しないか麗奈」

 

「そうだね」

 

「待ちなさい!その勝負わたし達も参加するわ」

 

「おいマミ冗談は寝てから言ってくれ」

 

「別に構わないよ?1対3でも」

 

「それは、いくらなんでも舐めすぎじゃない?」

 

「バカにはしてないよ?」

 

「じゃあ見せてもらおうじゃない貴女の力」

 

(ちょっと大丈夫なの?)

 

(大丈夫な訳ないよ)

 

(何をバカな事を考えてるの!?)

 

(煽れば相手の冷静さが少しでも欠けるから勝機はあるけど?)

 

「暁美さんと星野さん何をこそこそと話しをしているの?」

 

「貴女達にとってはどうでもいい話しだよ」

 

「…まあ良いわ河川敷に行きましょう」

 

 

~もう1つの世界では~

 

「アリシアどうしよう!?私が麗奈の傍にいたらこんな事には……」

 

「フェイト落ちついて下さい麗奈はきっと生きてますから」

 

テスタロッサ家ではパニック状態だった…主にフェイトが……

 

「でも麗奈は異世界に行ってるんだよ?帰りはどうするの!?」

 

「麗奈ならその内帰ってくるんじゃないでしょうか?」

 

「う~ん…そうだ!なのはに連絡をしてみよう」

 

「バルディシュなのはに通信お願い」

 

《yes,sir》

 

空中モニターが現れ、画面になのはが映る。

 

『どうしたの?フェイトちゃん』

 

「麗奈無事かな~!?」

 

「アリシア……」

 

「ご覧の通りアリシア達が麗奈を心配しているんです」

 

『あはは……わたしも麗奈ちゃんを探しているの』

 

「本当!?」

 

『わたしも麗奈ちゃんが心配だから』

 

「フェイト!麗奈を探すのを協力してあげて!」

 

「安心してアリシア…言われなくても協力するつもりだったから」

 

「ありがと~フェイト~」

 

『アースラの人達も麗奈ちゃんを探すために麗奈ちゃんが居そうな世界を探しているの』

 

「じゃあ、なのはさん見つけ次第連絡をください」

 

『了解です』

 

「待ってる間どうしようアリシア」

 

「特にすることは無いし何かして遊ぶ?」

 

「特にすることが無いのでしたら久し振りにお勉強でもしましょうか?」

 

「「えっ!?」」

 

「アルフもですよ」

 

「うっ!?」

 

「今から3人に課題を出すのでクリアしてくださいね」

 

「課題?」

 

「何をするのリニス?」

 

「嫌な予感しかしない」

 

これからリニスのスパルタ授業が始まるのであった

 

 

~side out~

 

 

「ティーロ』

 

「ソレイユシューター』

 

巴マミがマスケット銃を取り出して、麗奈に向かって撃つが麗奈もソレイユシューターで応戦する

 

 

「避けるな~」

 

「わかった…」

 

「やっと諦める気に…」

 

「避けるのが駄目なら受け流すよ」

 

「ふざけるな~!」

 

麗奈はサーベルを持った美樹さやかの攻撃は避けてたが受け流す事にした

 

 

「これはどうかな?」

 

(今度は杏子?)

 

 

槍を持った杏子は攻撃してくるが、捌ききれない攻撃じゃなかった為、普通に対処できたが……

 

「よそ見してんじゃねぇ!」

 

「まさかの幻覚!?」

 

麗奈は咄嗟に避けて回避したが愛機のデバイスに鎖が引っ掛かっていた

 

「ホープスター大丈夫?」

 

《no problem》

 

 

「ティロ・フィナーレ」

 

ドォーーンと音が鳴る

 

 

「やったか?」

 

「マミさん凄いです!」

 

 

「えぇ凄いわね私をちょっとだけ本気にさせたんだから」

 

「うそ!」

 

「なっ!」

 

「マミの攻撃を喰らって生きてるだと!?」

 

 

飛翔した麗奈が煙の中から出てきた

 

「今度はこっちの番だよ!ホープスター!」

 

《バスターモード》

 

 

「させるか!」

 

杏子は麗奈が何かをする前に槍を召喚して、召喚した槍を投擲するが縦横無尽に飛ぶ麗奈には当てられなかった。

 

 

「ソレイユバスt「ストップよ麗奈!」」

 

 

バスターを放とうとしたら、ほむらが止めに入った。

 

「暁美さんいきなり私の前に現れたら危ないですよ?」

 

 

「あなた今攻撃してたらどうなってた?」

 

 

「多分…死なないとは思うけど佐倉さん、巴さん、美樹さんのソウルジェムが濁って魔女になる」

 

 

「貴女ねぇ加減ってものを知らないの?」

 

「知ってるよ!でも此処の魔法少女は厄介すぎるよ」

 

 

手加減したら殺られる…かといって麗奈が本気を出せば、ソウルジェムが濁って魔女になってしまうだろう

 

 

「ねえ少し良いかしら?」

 

「何かしら?」

 

「ソウルジェムが濁ったら魔女になるってほんと?」

 

「本当だよ?知らないで戦っていたの?」

 

「だってキュゥべぇはそんなこと言ってなかったわよ?」

 

「契約の際にキュゥべぇに聞いたの?」

 

「そんな余裕なかったわよ……」

 

「じゃあ何か?あたし達はキュウべぇに騙されてたっていうのか」

 

「失礼だな~僕はちゃんと君達の同意を上で契約をしてるんだよ」

 

「噂をすれば…」

 

白い狐みたいなのが現れた

 

「キュウべぇ何で肝心なこと隠してたの?」

 

「どうしてこんな酷いことを!」

 

「どの面さげて出てきやがったテメェ!」

 

「人聞きが悪いな~聴かれてないからだよ、そもそも君達にはそんなことを知ったところでどうすると言うんだい?君達の肉体はソウルジェムの中にあるというのに?」

 

「それは……」

 

「チッ!」

 

(なるほど契約に負うリスクは必要とされるまで話さないのか……)

 

 

「不要な事は喋らない……そういうことだね」

 

「そうさ星野麗奈、君はとてつもない魔力を秘めている魔法少女になった君には敵なんて存在しなくなるだろう僕と契約して魔法少女になって欲しいんだ」

 

「敵なんて存在しなくなるなんて、私はそんなつまんないことはしないよ?そもそもの話し、私はこの世界の魔法少女を救うために来たんだから契約なんて絶対にしないよ!」

 

「じゃあ気が向いたら『いつでも』願い事を言ってよ」

 

「暁美さん……質問いいかな?」

 

「何かしら?」

 

「この白い物体は非常事態にも関わらず、どんなときでも契約をしてくるの?」

 

「その外道はどんな状況でも契約を行おうとしてくるわ……」

 

「仕事熱心なのね…」

 

「感心したらだめよ?」

 

 

「ところで星野麗奈、暁美ほむら君達はいったい何者なんだ?」

 

 

「「外道に答える解答は持ち合わせてないわ」」

 

 

「君達に僕がいったい何をしたいんだい?憎まれることなんてした覚えがないのだけども」

 

 

「なあ帰っていいか?」

 

「私も眠い」

 

「そろそろお開きにしましょうか」

 

「構いませんよ」

 

「構わないわ」

 

 

 

麗奈はみんなと別れて、1人で行動した

 

 

「宿は無いからホテルにでも泊まろうと思ったけどお金ないし」

 

「困ってるようだね!契約さえしてくれれば願いを叶えるよ」

 

「さてさてどうしたものか」

 

「ねえ願い事を言ってよ!」

 

(しつこい……)

 

麗奈は空を飛んで移動した

 

「ここまで来れば……」

 

麗奈は数キロ移動して山に来たのだが、見慣れた生き物?を見つけてしまった

 

 

「ねえ僕と契約をして魔法少女になってよ!」

 

 

(ヤバい…どうにかなりそう……)

 

麗奈は眠気と空腹でとりあえず危険な状態になっていた

 

 

(今日生きてられるかな~)

 




まどかは出るので安心してください

ただちょっと出番が遅くなるだけです

次回を気長にお待ちください


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神様との久々の再会

いつも通り暇潰し程度に読んでくれたらありがたいです




麗奈は狩りをしていた

 

「…」

 

麗奈はキュゥべえを追いかけてソレイユシューターを放っていた

 

「なんでこんな事するんだい?訳がわからないよ」

 

 

「あんたが訳が分からないわよ!1時間以上しつこく付きまとって『願いは決まったかい?』『願いを言ってよ』って言うからでしょうが!」

 

 

「君には素質があるからね野放しに、しておくのはもったいない」

 

「ソレイユシューター!」

 

 

麗奈が放った魔力弾はキュゥべぇを木っ端微塵にした

 

「はぁ…疲れる」

 

「まったく勿体無いじゃないか」

 

「…………」

 

木っ端微塵したはずだった………だが別の場所からキュゥべぇ現れた

 

(………これじゃあ切りがないよ)

 

「何処に行くんだい?」

 

「教える訳ないでしょ」

 

麗奈は追いかけるのをやめて、食べれる物がないか探していたが、もちろん無いに決まっている。

 

 

 

数分散歩していたら懐かしい場所に居た

 

 

「あれ?ここって確か…」

 

 

私は真っ白い空間に居た

 

 

「知らない内に餓死しちゃったのかな?」

 

「違いますよ!」

 

「誰…って神様ですか……」

 

 

「久し振りにあってその反応は、いかがなものでしょう?」

 

 

転生させてくれた事には感謝してるんだよ…

 

 

「まだ会ってから1年も経ってないでしょうに……」

 

 

「あなたが面白そうな事をしそうなので」

 

 

「2つの世界が危機的状況になるって言うのに神様は高みの見物ですか……」

 

 

「そんな機嫌を落とさないで下さい…貴女に頼み事があって呼んだのですから」

 

「何でしょうか?」

 

 

「女神に会って頂きませんか?」

 

 

「女神?誰ですかそれ?」

 

 

「まどかさんです」

 

 

「その女神様って、今どこにいま……」

 

 

「初めまして星野麗奈ちゃん、まどかって言います」

 

いや居た………神々しい翼を持ち、白と桃色を基調としたドレスにロングヘアのツーサイドアップで瞳が金色になっている女神様が!

 

「初めまして星野麗奈です」

 

 

「あなたの魔法少女の救済について教えてもらえるかな?」

 

 

「まずワルプルギスの夜を倒すことが前提何ですが……」

 

 

「それなら消し去ったよ?」

 

 

「???」

 

ワルプルギスの夜を消し去った?多分キュゥべぇと契約して何らかの方法で神になったのかな?じゃあまさか!?

 

「私は全ての宇宙、過去と未来の魔女を葬った」

 

この女神様はとんでもないことを言ってるよ……

 

「では!さっき居た場所にだけ……見滝原にだけ魔法少女が居るんですか!?」

 

 

「そうだよ?私は元は人間だったけどキュゥべぇにある願いを言ったんだ」

 

 

「ある願い?」

 

 

「全ての魔女を生まれる前に消し去りたい。全ての宇宙、過去と未来の全ての魔女を、この手で。ってね」

 

「ちょっと待って神様!?」

 

 

「じゃあ?私は何のために見滝原に来たの?」

 

 

「魔女を産み出した元凶のキュゥべぇを葬らない限り魔女は増え続けるばかり、だから星野麗奈ちゃん君を呼んだんだよ」

 

 

「どういう用件で?」

 

 

「ワルプルギスの夜とキュゥべぇを葬って欲しいんだよ」

 

 

「キュゥべぇは何回も倒しても何体も出てくるから無理があると思いますけど?」

 

 

「前よりも強化されたワルプルギスの夜とキュゥべぇの本体が現れる」

 

 

「それを倒せばキュゥべぇを倒せるんでしょうけど、見滝原の魔法少女達は魔力を消耗していくだけですよ?」

 

 

「大丈夫だよこの事を知ってる人物が見滝原にいるから」

 

 

「美樹さんのことですか?」

 

 

「よくわかったね」

 

 

「神様?特典について何ですが…」

 

 

「不満な事でも?」

 

 

「空白の所と原作知識です」

 

 

「空白の所って何の条件をクリアすればいいんですか?」

 

 

「異世界に行くことそれだけです」

 

 

「クリアしてると思うのですが?」

 

 

「解放するの忘れてました…」

 

 

「解放しましたから見ればどうでしょうか?」

 

 

「え~と何々?」

 

 

 

『森羅万象の奇蹟』

あらゆる物を創造でき、発想次第でどんな状況でも打破できる

他にもしようと思えばできる

出来ない事の方が少ない。

 

 

『超治癒能力』

 

数秒で傷や病気の完治をする

 

 

 

『歳・若さ操作能力』

 

自分か対象の人物の歳・若さを操作できる

 

 

 

『異世界移動能力』

 

一回行ったことある世界なら移動可能

 

 

 

『無限の進化』

己の限界を越えると何かが起こる。

 

 

 

 

『ジュエルシードの暴走の撤去』

 

麗奈が持ったジュエルシードで暴走なく望みを叶えられるようになる 

 

 

 

「森羅万象の奇蹟と無限の進化?」

 

 

「使い方は?」

 

 

「見滝原の魔法少女を人間にできると言えば分かりますか?」

 

 

「分かりましたけど良いんですか?まどかさん?」

 

 

「何が?」

 

 

「この力を使えば、まどかさん人間に戻れるんですよ?」

 

 

「今更人間になろうなんて思わないよ…でも、ほむらちゃん達は人間に戻してあげて!」

 

 

「まどかさんは見滝原に行きたくないんですか?」

 

 

「今の麗奈ちゃんなら可能だけど良いのそんなことして?」

 

 

「後始末は自分でしたいじゃないですか」

 

 

「その通りだよ」

 

 

「じゃあ御馳走でも食べて見滝原に行きますか」

 

 

「そう言えば麗奈ちゃん」

 

 

「……見滝原に来てから何も食べてないんでしたね」

 

 

「災難だね」

 

 

「…………」

 

 

「全くです…プログラムで瞬間移動したと思えば見滝原ですからね」

 

 

「あの~すいませんでした」

 

 

「どうしたんですか神様?」

 

 

「犯人私ですから………」

 

 

「えっ?まさかプログラムの不具合とかじゃなく、神様のイタズラみたいなので私は………まあ過ぎたことですから良いですけど。特典の変更とかすんなりしてくれるな~と思ったらこういうことだったんですね」

 

 

「本当にすいません」

 

 

「いやいやプログラムが不具合とかじゃない事も分かりましたし特典の変更までしてくれたんですからこっちが礼をありがとうございます」

 

 

「二人ともそれぐらいにしようか?」

 

 

「「はい……」」

 

 

「じゃあ麗奈ちゃん『森羅万象の奇蹟』で御馳走を出して」

 

 

「特典の無駄遣いです…」

 

 

「悪用するよりマシじゃないかな?」

 

 

麗奈は御馳走を神様と食事をして1日を過ごした

 

 

~別の世界では~

 

「今日はこの本とこの本を借りてみようかな」

 

図書館で本を選んでる少女は、八神はやてである

 

 

「これお願いします」

 

 

「ではちょっと待っててくださいね」

 

 

「あっ!はやてちゃん」

 

 

「すずかちゃん何しとるん?本を借りに来たんか?」

 

 

「はやてちゃんと同じだよ選んでからはやてちゃん家に行こうと思ってたんだけど都合が悪いかな?」

 

 

「大歓迎や!」

 

 

「はい八神さん気をつけて帰ってくださいね」

 

 

図書館の係の人が本中にあるカードを取り出して、はやてに本を渡した

 

「すずかちゃん待ってるで~」

 

 

「うん後で来るよ」

 

 

「そうだ麗奈ちゃんも誘おう」

 

はやては外に出て麗奈に電話をしたのだが、

 

ツーツーツー

 

「電源切ってるんかな?」

 

 

「はやてちゃん待った?」

 

 

「いや待ってないで行こか」

 

 

「押していくよ」

 

 

「ありがとな!すずかちゃんは優しいな~」

 

 

「別に当たり前の事をしてるだけだよ?」

 

 

「その当たり前の事を世の中には、できない人おるんよ?」

 

 

「ふーん所で家で何しようか?」

 

 

「そうやなテレビゲームでもしよか!」

 

 

「負けないよ~」

 

 

「こっちだって負けへんからな~」

 

 

「その前にはやてちゃんの家に行かなきゃね」

 

 

「そやね」

 

 

「どうしたの?」

 

 

「麗奈ちゃんを呼ぼうと思ったんやけど、電話が通じなかったんよ」

 

 

「電源を切ってるとかじゃない?」 

 

 

「すずかちゃんもそう思うんか?」

 

 

「それ以外思い浮かばないな~」

 

 

「着いたで!上がってや」

 

 

「お邪魔します」

 

 

この後はやてとすずかは、ゲームをして対戦したり本を読んだりと楽しんだ。

 

~side out~

 

 

神様とまどかさんと会ってから数日後

 

 

「今からみんなでトレーニングをしようと思うんだけど、どうかしら?」

 

 

「私は別に構わないわ」

 

 

「私も」

 

 

「アタシもだ」

 

 

「星野さんと鹿目さんは?」

 

 

「もちろん参加しますよ!」

 

 

「私も参加します」

 

 

「じゃあ皆でサバイバル戦をしましょうか」

 

 

「ルールは?」

 

 

「ルールは簡単よ?誰かと組んで強い人を潰すのも良し、1人でみんなを蹴散らすのも良しで、何でもありよ!でも間違いても相手のソウルジェムを壊さないようにね!」

 

あれ?これ私……不利じゃない?まあ何とかなるでしょ!

 

「じゃあ始めるか」

 

 

「頑張ろうほむらちゃん」

 

 

「えぇ…」

 

 

「私だって負けないよ」

 

 

「ホープスターsetup!」

 

 

麗奈はバリアジャケットを纏って右手に短剣を持った

 

 

「みんな用意ができたみたいね始め!」

 

 

巴さんが開始の合図をした瞬間………

 

 

「やっぱり皆こっち狙ってきたよ!」

 

 

麗奈は分かってた事だったので迅速に飛翔した

 

 

「マジカルスコール!」

 

 

鹿目まどかは、弓を上に向けて矢を放って麗奈の真上に矢の雨が降ってきた

 

 

「プロテクション」

 

 

まどかの攻撃を麗奈が防御魔法で防ぎ、土煙が発生する

 

 

「汝の身は我に!汝の剣は我が手に!

 

 

 

輝きを放つ光 漆黒の闇

 

混沌とした世界で輝き続ける

 

 

 

我に救済する力を 我に守りし力を我に従うなら応えよーー

 

 

 

偽りは真実に 真実は有りのままにーー

 

 

 

杖に秘められし可能性!無限の可能性!

 

 

 

誓いを此処に!我は善と成る者 我は運命を越える者!

 

 

 

真の姿を我の前に示せーー」

 

 

 

《フォーム限定解放》

 

 

「もらった!」

 

後ろから、さやかが切りかかろうと現れたが時すでに遅し

 

 

巫女服に硬い装甲を纏った麗奈が土煙から出てきた

 

 

「惜しい!」

 

 

さやかが呟くが麗奈は見逃さなかった……さやかが一瞬だけ笑った顔を…

 

 

(何か攻撃が来る!)

 

 

「ティロ・フィナーレ!」

 

 

巴さん?それって魔力消費激しいですよね?それは私に撃つんじゃなく、大型の魔女に放ってください!

 

 

「ソレイユシューター!ソレイユ!」

 

麗奈は火力上げたシューターを放って相殺した

 

「うそ!?」 

 

 

巴さんは自分の攻撃を相殺されて、そこまで驚いてなかった

 

 

(まさかと思うけど…………5対1?)

 

 

 

 

考え事をしていたら槍が飛んで来た……

 

 

佐倉さんが投擲したのかな?

 

 

麗奈は体を横に動かして回避するが、手榴弾が周りにあった

 

 

「次は暁美さんか……」

 

そして時間停止をしたのだろう

 

 

バリアジャケットにも手榴弾が張り付いていたのだ

 

 

(どうせこの攻撃をどうにかしたら絶対貴女何者とか言われるんだろうな~)

 

 

「ジャケットパージ!」

 

 

バリアジャケットを解放して手榴弾の攻撃を回避する

 

 

 

解放したバリアジャケットはドドドドドと5回ほど爆発音が鳴った

 

 

「バリアジャケット再構築」

 

 

麗奈は再びバリアジャケットを纏う

 

 

爆発で煙が上がってたが、麗奈のの周りの煙が晴れてきた。

 

 

「マジかよ……」

 

「ウソでしょ!」

 

「何で勝てないのよ」

 

「麗奈ちゃんって強いね!」

 

「…………」

 

 

「さあ…どうしたんですか?その程度じゃあワルプルギスの夜で負けてしまいますよ!」

 

 

麗奈は1対5と言う状況を利用した

 

 

(どうせなら皆を鍛えちゃおう)

 

 

と心の中で思っているのだ

 

 

この瞬間何やら会議を初め出した

 

 

どうやって麗奈に攻撃を届けるか会議をしてるのだろう

 

「ホープスター魔力回復」

 

《Magical power Collection》

 

 

流石に5人相手は魔力が尽きてしまうかも知れないのでやれることをやっておく

 

 

さてと、次はどうしようかな?

 

 

 

 

~別の世界では~

 

 

「じゃあね!はやてちゃん楽しかったよ!」

 

 

「うちも楽しかったよ~また来てな~」

 

 

はやてはすずかを見送った

 

 

「さてと、誰も居ない部屋に戻ろうか」

 

 

「寂しいな」

 

 

「そや!麗奈ちゃんに電話かけてみよう!」

 

 

はやては麗奈に電話をかけるが出る気配は無かった

 

 

「麗奈ちゃんは嘘つきやな…………」

 

 

はやては疲れたのか寝てしまった

 

 

そしてはやてが眠って数時間後

 

 

「アカン寝てもうた………何やこれ?」

 

はやての目の前では鎖で縛ってあった本が浮いて、それがバキバキと鳴って動いてるのだ

 

 

「………まさか麗奈ちゃんが言ってたのはこの事か!?」

 

 

そして鎖が解けてページがパラパラパラパラとめくれる

 

 

 

頭の思考が追い付かなかった…はやては気を失った

 

 



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急激に成長する使い魔

あ~ニセコイ書きたいなぁ!

新しく作るかコラボするかで悩んでます


このコラボももうすぐ終わりを迎えようしてます


暇潰し程度に読んでくれれば……


はやてが気を失って朝になる

 

「う~ん」

 

「はやてちゃん起きた?良かったわ何ともなくて」

 

「えっと………すいません」

 

 

翌日、目を覚ましたはやては海鳴大学病院に運ばれていた。

 

 

「……で、誰なのあの人達は?」

 

 

「え?あぁ!?」

 

石田先生は、本題を切り出す。

 

できるだけ頭をフルに活動させて、はやては夜中の事を思い出す。

 

はやての目の前で鎖で縛ってあった本が浮いて、それがバキバキと鳴って動いた後、鎖が解けて本のページがパラパラパラパラとめくれた事

 

そして自分が気を失ってしまう瞬間、謎の4人組が居たこと。

 

 

 

 

 

そこには黒装束に身を固めたいかにも怪しげな4人組がいた。

 

 

「どういう人達なの?春先とはいえまだ寒いのに、はやてちゃんに上着もかけずに運びこんできて。変な格好してるし、言ってることは訳分かんないし、どうも怪しいわ」

 

 

「あぁ……その……えぇと……なんといいましょうか」

 

 

状況は分かったものの、はやては説明に戸惑う。

 

はやて自身もこの人達は見ただけだったが、せっかく運んできた人達を仇で返すわけにもいかない

 

 

そのときシグナムがはやてに念話を送る。

 

 

【ご命令をいただければお力添えをできますが……いかがいたしましょう?】

 

 

「へ?」

 

 

はやてはいきなり頭の中に聞こえてきた声にビクリとする。

 

 

【思念通話です。心でご命令を念じていただければ】

 

 

「う、うん」

 

 

そしてはやては念話を送る。

 

 

【ほ、ほんなら命令というかお願いや。じゃあ私に話合わせてな?】

 

 

「はい」

 

 

シグナムは、はやての提案にキョトンとしながらも返事をする。

 

 

「えぇと石田先生、実はあの人達、私の親戚で……」

 

 

「親戚?」

 

 

「遠くの祖国から私のお誕生日のお祝いに来てくれたんですよ。そんで、ビックリさせようと仮装までしてくれてたのに……私がそれにビックリしすぎてもうたというか。そう、そんな感じで……なあ?」

 

 

そこに空気を読んだシャマルとシグナムが話を合わせる。

 

 

「そ、そうなんですよ!」

 

「その通りです」

 

「は、はははは……」

 

 

思わず苦笑いするはやて。

 

言い訳には苦しいが石田先生もなんとか納得してくれたのだった。

 

 

 

病院でのやり取りを何とか乗り切ったはやて達は、自宅へと戻っていた。

 

 

 

 

 

「そっかー。皆がヴォルケンリッターの守護騎士で、この子が闇の書っていう物なんやね?」

 

 

はやては黒い本、闇の書を見る。

 

 

「はい」 

 

 

「物心ついたときから棚にあったんよ。綺麗な本やから大事にしてんけど」

 

 

「覚醒のときと眠ってる間に、闇の書の声を聞きませんでしたか?」

 

 

シャマルの質問にはやては思い出しながら答える。

 

 

「う~ん?私、魔法使いとちゃうから漠然とやったけど……あっ、あった!」

 

 

 

はやては探し物を見つけると皆の所へと向き直す。

 

 

「分かったことが一つある。闇の書の主として……守護騎士皆の衣食住キッチリ面倒みやなあかん言うことや。幸い住むところあるし、料理は得意や。皆のお洋服買うてくるからサイズ計らせてな」

 

 

そういうはやての手には簡易メジャーが持たれていた。

 

 

「は、はい」

 

 

ヴォルケンリッターは、新しく主となったはやてをポカーンとした表情で見ていた。

 

 

~別の世界で~

 

 

「結界らしき物はあった!ホープスター行くよ!」

 

 

《Standby lady》

 

「セットアップ!」

 

 

《お気をつけて》

 

 

バリアジャケットを纏った麗奈は結界の中に入っていく

 

 

(最近多くなってる少しでも使い魔を減らさないと……)

 

 

もしも万が一にワルプルギス戦で誰か1人でも体力が消耗していたら勝負に勝っても犠牲者が出る…これは避けたかったので麗奈は少しでも使い魔を倒すつもりだ。

 

 

「思ったより結構いるけど問題ないかな」

 

 

いや何か少ない気がする……

 

何て言うのかな?ガードが薄い?魔女の反応も探知したからいるはずだけど、ここら辺に居ないのは何で?

 

 

麗奈は様子見で魔力弾を1発だけ使い魔に放つ

 

 

魔力弾は使い魔に当たり撃破できた

 

 

「順調……過ぎるかな何かありそう…」

 

魔女とまだ遭遇してないが使い魔は見つけ次第、始末している。

 

 

そして複数の使い魔を見つけて、魔力弾を放ったのだが……

 

 

「ソレイユシューター!」

 

 

「キャ!キャ!キャ!キャ!」

 

「チャ!チャ!チャ!チャ!」

 

魔力弾は当たらず使い魔に避けられてしまった

 

 

「…ッ!」

 

(魔女に避けられるなら、まだ分かるけど使い魔に避けられたって事はここら辺の使い魔が成長してる!)

 

 

それから何度も魔力弾を放つも避けられてしまう

 

 

「なら…スフィア展開!ホープスター!」

 

《ターゲット捉えました》

 

「シュート!」

 

 

複数の使い魔にロックオンをして、魔力弾を放った

 

放った魔力弾はすべて当たり使い魔を全滅させたはずだった……

 

 

(ホープスターの強化も考えた方がいいかも知れないけど機材が無いんだよね……)

 

さっきの倍近くの使い魔が複数出現した

 

「とりあえず復活した使い魔を倒さないと!」

 

麗奈は高速で移動して使い魔を斬った

 

斬った使い魔は復活しなかった。

 

 

(これなら行ける!)

 

使い魔を順調に倒してた時だった…魔女が突然現れたのだ

 

 

(ちょっ!いきなり過ぎない?それに使い魔と大差、変わらないから見分けつかないじゃない)

 

『yokumo!』

 

「……使い魔をまとめて目の前の魔女を倒すとしますか」

 

 

「ソレイユシューター!」

 

麗奈は先ほどと同じくスフィアを展開して使い魔と魔女に当てた

 

(私の予想が正しければ魔女にだけ効果があるはずだけど…)

 

爆風で前が見えなくなって、爆風が晴れると使い魔と魔女が生きていた

 

 

「!?」

 

 

麗奈は襲いかかってくる使い魔を相手にしながら考える

 

 

(最初から結構な使い魔がこの結界の中に居た……そして確かに撃破ができた。使い魔が急成長して、手こずって何とか全滅させたけど倍近く使い魔が出現した……しかも魔力弾が通じなくなったんだよね……)

 

「成る程一人で来て正解だったかも…幻惑の魔女」

 

《ホープスター行くよ》

 

《危険ですMaster》

 

……五感まで奪われたのかな私?ホープスターがこんな笑えない発言言うわけないもん。

 

 

「困ったな~実に困ったな~」

 

 

『?』

 

麗奈は目を閉じ魔力で探知できる使い魔と幻惑の魔女を一掃することにした

 

 

「ソレイユシューター!アラウンドシフト!」

 

自身を中心に、直射型の魔力弾を上下左右四方八方周囲360度に発射した。

 

『~~~~~~!!?』

 

どうやら使い魔と幻惑の魔女を撃破できたらしい

 

 

「ふぅ~この魔法疲れるんだけど……」

 

《Master結界の外に戻れましたよ》

 

「…………よかった」

 

《Master?》

 

バタン!

 

《Master!》

 

すぐにホープスターは自分の主が倒れたと分かり呼びかけるが返答が無い

 

 

「…………」

 

「…………ゃん」

 

あ~誰かの声が聴こえる

 

誰だろう?

 

分からないや……

 

「…………ちゃん」

 

あなたは誰なの?

 

 

「麗奈ちゃん!」

 

目を開けて呼びかける人物を見た

 

「なのは?どうして……」

 

「アースラで何とかこっちに来たの」

 

あ~アースラなら可能だったね

 

「本当になのは?」

 

疑う麗奈になのはは、自分の愛機を見せた

 

「レイジングハート」

 

《久しぶりです麗奈》

 

 

「よかった……」

 

 

(本当に私の戦友で仲間で友達だ)

 

 

「まだ動いちゃ駄目なの」

 

 

「……なのはが居るって事はフェイトも来てたりするの?」

 

 

「もちろん!ワルプルギスの夜が明日来るから!」

 

 

「……………なんて言ったの?」

 

 

「フェイトちゃんも来てたりするの?」

 

 

「違う!その後」

 

 

「ワルプルギスの夜?」

 

 

「なのは…貴女ワルプルギスの夜が明日来るって言ったわね?」 

 

 

「それがどうかしたの?」 

 

 

「あ~何でこんな早いかな!あの人達気づいてるかな?」

 

 

「ところで麗奈ちゃんは何で倒れてたの?」

 

 

「使い魔を1体でも減らすために結界の中に入って思ったより体力使って……」

 

「倒れちゃったんだね?でも麗奈ちゃん程の魔導師が何で遅れをとったの?」

 

 

「幻惑を操ってくる魔女を相手にしてたら手こずって負けそうになったんだよ」

 

 

「わたしがもっと速く来てればこんな事には……」

 

「なのはのせいじゃない私の失態だよ?それより今は鹿目さん達の所に行かないと!」

 

 

「うん!」

 

 

(最凶の魔女ワルプルギス…………)

 

麗奈はワルプルギスの夜を倒すために

 

 

 

 

「作戦会議を始めます!」

 

 

「いきなりどうしたの星野さん?それにその子誰?」

 

 

「高町なのはですよろしくお願いします」

 

 

「最近魔女が結構な勢いで増えて来てるのは知ってますか?」

 

 

「それって使い魔が成長してるってこと?」

 

 

「そうです今この時も成長してるでしょうね」

 

 

「それって魔女が多くなるって事か?」

 

 

「その通りです!だから今の内に成長している使い魔を「倒しましょうってか?」……明日ワルプルギスの夜が来るとしてもですか?」

 

 

「ふざけんな!それを早く言えってんだ!」

 

 

「私は皆の安全を考えてるんです!」

 

 

「じゃあソウルジェムについても考えてるんだろうね?」

 

 

「もちろんです!私が皆さんのソウルジェムに細工をします」

 

 

「細工ってなんだ?」

 

 

「皆さんソウルジェムを触らせて下さい」

 

 

「何をするの?」

 

 

「濁らないよう、壊れないように細工をします」

 

 

「「「「えっ!?」」」」

 

 

「麗奈ちゃんそんなこと出来るんだ凄いね」

 

 

「まどか!今の言葉を信じるって言うの?」

 

 

「私は麗奈ちゃんを信じるよ」

 

 

「何を考えているの……?」

 

 

「みんなの安全ですよ?明日ワルプルギスの夜が来るんですから私の前で犠牲なんて出させませんよ!」

 

 

『えっ!?』

 

 

「それは茶髪のツインテールも関係してるのか」

 

 

「高町なのはです!明日ワルプルギスの夜が来ます」

 

 

「ちょっと待った!何でワルプルギスの夜が来るって分かる?」

 

 

「来るか来ないかなんて明日になってみれば分かります」

 

 

「それもそうね」

 

 

「あと明日は魔女のオンパレードですよ」

 

 

『えっ?』

 

「痛みはあるかも知れませんが、死にはしません

 

冷静に戦えば私達に勝てるでしょう。」

 

微笑みながら喋る麗奈にまどか達は

 

 

『えっ!?』

 

「使い魔が急成長してるんですよ?使い魔が魔女になっても不思議じゃないですよ」

 

「今から倒しに行かないと!」

 

 

「体力の無駄ですよ?」

 

 

「そうだな明日まとめて倒した方が体力を無駄に使わずに済むな」

 

 

「じゃあ解散!」

 

 

「待ちなさいよ!」

 

 

「美樹さん確かに使い魔を倒せば明日が楽になるわ」

 

 

「だったら」

 

 

「でも美樹さんは勉強大丈夫?」

 

 

「うっ!」

 

 

「そうですね私もこっちの世界で勉強をしてませんから勉強会でもしましょう!」

 

 

「そんな能天気な~!」

 

 

数時間後

 

 

「さて勉強会はこれぐらいにしてワルプルギスの夜を倒す作戦をしたいと思います何か提案ある人?」

 

「その前にワルプルギスの夜がどんなのでどんな攻撃をしてくるか分からないのよ?」

 

「暁美さん教えてあげてください」

 

 

「ワルプルギスの夜は台風みたいなものよ?自然現象とされたものは大体がワルプルギスの夜が引き起こしてるわ

圧倒的な防御力を持ってて生半可な攻撃は通用しないわ」

 

「ゴリ押しで行くのはどうだ?」

 

 

「言っておくけれどワルプルギスの夜は空中を浮いてるわよ」

 

 

(……どうしようゴリ押しでも行けますなんて言ったら私となのはなら可能なんだけど?他の人の出番がね…)

 

「星野さんなんか提案あるかしら?」

 

「え~とではベテランの巴さんと佐倉さんでワルプルギスの夜を抑えてください。」

 

「簡単に言ってくれるわね」

 

 

「美樹さんは皆さんの回復に専念してください」

 

 

「私?」

 

 

「暁美さんは一般人が危なくなったら時間停止助けてあげてください」

 

 

「鹿目さんはなのはと遠距離攻撃をしてください」

 

 

「私は使い魔と魔女を出来るだけ倒しますから手の空いた人は協力してください」

 

 

「何か質問ありますか?」

 

 

「私と佐倉さんは一撃を放つまでワルプルギスを抑えなくて良いのかしら?」

 

 

「いやずっとですよ?ワルプルギスの夜を放置なんてしてたら建物が壊れる可能性が高いですよ」

 

 

「いやお前らが建物を直せばいいんじゃあねえ?」

 

 

「分かりました巴さんのマンション以外は直しますよ」

 

 

「この貧乳!ドチビ!悪魔!」

 

 

「………ホープスターsetup」

 

 

「ちょっと此処私の建物!?」

 

 

「遺言はそれだけですか?」

 

 

「えっ?」

 

巴マミは麗奈の瞬間移動によって河川敷に跳ばされた

 

「皆さんちょっと巴さんと模擬戦をしてくるね」

 

 

みんなが思った事だろう「あっ死んだな」と

 

 




ちょっとマギカ組を可笑しい程に強くしてみました



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ワルプルギス戦 前編

「どう思います巴さん?作戦になんか見落としてる所があるような気がするんですが意見とか聞かせてくれませんか」

 

 

巴マミに問いかけながら、ホープスターに付いている塵やホコリを取っていた

 

 

「まず7人も魔法少女がいるにも関わらず、ワルプルギスの夜の攻撃を抑える役割の人がいないわ」

 

「もう一度作戦を立て直したいですけど構いませんか?」

 

 

「構わないわよ?」

 

 

「では、掴まってください」

 

 

「こう?」

 

 

瞬間移動して一瞬で巴マミの家に着いた

 

 

「あっ戻ってきたよ!」

 

 

「マミさんお帰り~」

 

 

「麗奈ちゃん何をしてたの?」

 

 

「作戦に見落としがないか聞いてたのよ」

 

 

「それならほむらが適任じゃねぇ?」

 

 

「私もそれは思ったけど他の人の意見も聞いてみたかったんですよ」  

 

 

「じゃあ巴マミと河川敷に行ったのは?」

 

 

「最初は貧乳だのチビだの悪魔だのと言われましたから、謝らせるつもりでいたんですけど時間の無駄だと思い作戦に見落としが無いか聞いてみたんですよ」  

 

 

時間があったら街1つ無くなっただろう

 

 

「なるほど」

 

 

「じゃあ作戦を立て直しましょう」

 

過去の作戦は忘れて新たな作戦を立てようとする魔法少女組

 

 

「暁美さん話してくれないかしら?ワルプルギスの夜について」

 

 

「時間が無いから重要な事だけ言うわね…ワルプルギスの夜は超大型の魔女よ。正面から攻撃しないと攻撃が通らないし、ワルプルギスだけを気にしてたら使い魔の攻撃を喰らうわよ?

最後にワルプルギスの攻撃は速いわ」

 

 

「なのは何か提案あるかな?」

 

 

「う~ん使い魔?を一掃できればワルプルギスに集中できると思うの」

 

 

なのはは使い魔を見たことがないが、敵だと言うことは認識できたのだろう

 

「やっぱり普通そうだよね」

 

人間の普通とはどこからどこまでが普通なのか分からないが麗奈の普通は常識の外である

 

 

「何か問題でもあんのか?」

 

 

「今此処に魔法少女が7人も居るんですよ?何か絶対にイレギュラーな事が起こります」

 

 

起こらない方が不思議である

 

 

「どんなことよ?」

 

 

「分かりませんよ……使い魔が低レベルの魔女クラスになってたり、ワルプルギスが本来の強さより強くなってる可能性だってあるんですから。」

 

 

分からないと言って例え話を言う麗奈

 

 

「ちょっと物騒なこと言わないでよ」

 

 

「物騒でしたか?」

 

 

「………」

 

麗奈本人に自覚はなかった

 

 

「で作戦はどうすんだ?」

 

 

「使い魔を一掃してワルプルギスに集中できれば勝ち目があるかもしれないですね」

 

 

「使い魔を一掃する人の役割とワルプルギスの攻撃を防ぐもしくは破壊する人の役割ですね」

 

 

「こんなかで速くて使い魔を一掃できる人物なんているか?」

 

 

(私となのはと鹿目さんならいけるけど速さが足りない……)

 

 

麗奈が今思った人物でワルプルギスとタイマンできる人が存在するのではなかろうか?

 

 

「1人いるじゃない」

 

 

「誰ですか?」

 

 

「星野さん貴女よ!」

 

 

「う~ん難しいですね」

 

 

「とか言って一掃するんでしょ?」

 

 

「………まあ良いですけどね」

 

反論しないと言うことは一掃できるんだろう

 

「何か言いたそうね」

 

 

「チームを組みましょう」

 

 

「チーム?」

 

 

「7人も魔法少女がいるんですから4:3でチームを組むべきです」

 

 

「チームを組むのは賛成だとして編成はどうすんだ?」

 

 

「う~んそれが悩みどころですなんですよ」

 

 

なのはは今さっき来たばっかりで此処に慣れてないだろうし、うん何か色々決まった

 

 

「とりあえずチーム編成は保留にしましょうか」

 

 

「そうね今は作戦を立てるのが優先ね」

 

 

「今度はワルプルギスの攻撃を防ぐまた破壊できる人は暁美さんこの中にいるかしら?」

 

 

巴マミが暁美ほむらに問いかける

 

「麗奈を除けば、まどかぐらいよ」

 

 

「あっ!」

 

 

突然大きな声を出す麗奈

 

 

「どうしたの?星野さん突然大きな声を出して」

 

 

「なのはができると思って、使い魔の邪魔さえ入らなければの話ですが…」

 

 

「この子が?」

 

 

巴マミはなのはを見て信じられないと思ったような表情をしていた

 

「駄目よ!一番危険な役割よ!」

 

 

「じゃあ私がするって事で良いですか?」

 

麗奈が手を挙げた

 

「何勝手に決めてんだ!」

 

 

「私となのは以外は空中で回避なんて難しいでしょうし私となのはが適任です」

 

 

「じゃあ使い魔の処理は誰がするのよ?」

 

 

「まどかと暁美さんがやれば良いと思いますよ?」

 

 

「2人の相性が悪いのは知ってるでしょう?暁美さんが時間停止なんてしたら鹿目さんは攻撃できないじゃない」

 

「鹿目さんは百発百中の精度で敵に当てることができます。暁美さんと一緒に時間停止すれば、私達は使い魔がいない光景を見ることになると思いま………………」

 

 

最後まで言いかけて沈黙する。

 

 

「麗奈ちゃんどうしたの?」

 

 

「自分で考えた発想ながら恐ろしい」

 

 

「何がだよ!」

 

いきなりの事でツッコミを入れてしまった杏子は悪くはないだろう

 

「巴さん質問良いですか?」

 

 

「な、何?」

 

 

「巴さんの魔法リボンをロープ状にする事は可能ですか?」

 

 

「可能だけど?まさかだと思うけど魔法少女全員が時間が止まってる中使い魔とワルプルギスを倒そうって言うんじゃ!?」

 

 

「そうですよ魔法少女全員が暁美さんの魔法で動ける中で使い魔とワルプルギスを倒そうって事です」

 

 

「小学生の発想って怖い……」

 

 

「えげつねぇ」

 

 

「待ちなさい麗奈!時間が止まってる間は攻撃も止まるのよ?」

 

 

「そうだった……」

 

 

「あの~ワルプルギスを動きを止められる人ってこの中に居ないんですか?」

 

 

「暁美さんは止められるけども皆が動けないんじゃ意味ないし…私も止めるのは流石に無理ね」

 

 

「ねぇ!麗奈のえげつない方法で使い魔だけでも倒せないかな?」

 

 

「そりゃあ可能だろうさ」

 

 

「使い魔を先に倒してワルプルギスに専念するってことかしら?」

 

 

「そうですマミさん!」

 

 

「でもワルプルギスをどうするかにもよるわよ?」

 

 

「それは私となのはと鹿目さんに任せてください!」

 

 

「まとめると私と暁美さん、佐倉さん、美樹さんで使い魔の相手をして残りの3人がワルプルギスの相手ね」

 

 

「やっと決まったな」

 

 

う~ん何か決定的な事を見落としてるような……巴さん達が時間停止の中を使い魔を倒した後、私、なのはと鹿目さんでワルプルギスを倒す……

 

 

「特に問題は……無いね」

 

 

「今から何をしますか?」

 

 

「これといってする事は無いな」

 

 

今は午後の9時だ

 

 

「寝ましょうか」

 

 

 

「私となのはは宇宙に行ってくるよ」

 

 

『えっ?』

 

 

「大丈夫ですワルプルギス戦までには戻りますから!」

 

 

そう言ってなのはと麗奈は消えた

 

 

~アースラ~

 

 

「闇の書の方はどうだ?」

 

 

「残念ながら闇の書を所持してる人物は見当たりません」

 

 

「アースラの皆さんこんにちは!」

 

 

「星野麗奈!何しに来た!」

 

 

「状況を確認しに来たんですよ?それで闇の書がどうしたんです?」

 

 

「君には関係ない!」

 

 

「じゃあ勝手にさせてもらうわ」

 

 

「麗奈~!」

 

 

「うぐッ!」

 

アリシアとフェイトが飛びついてきて咄嗟の事で受け止められなかった

 

 

「何処に行ってたの?心配したんだよ~!」

 

 

「麗奈!会いたかったよ!」

 

 

「アリシアさんにフェイトちゃん気持ちは分かるけど……」

 

 

なのはが指差し、アリシアとフェイトが見たのは、目を回して意識を飛んでいた麗奈だった

 

 

「麗奈!大丈夫!?」

 

 

「なのはどうしよう!麗奈が!」

 

 

「……とりあえず運ぶのを手伝って欲しいの二人とも」

 

 

大好きな家族を心配するのは当然だろうが限度がある

 

 

アリシア、フェイト、なのは3人は麗奈を休憩できる部屋に運んだ

 

 

 

 

「麗奈ちゃん闇の書について何か知ってるかな?」

 

 

「なのは何か聞いてないか?」

 

 

「何も聞いてないの…でも麗奈ちゃんは今の世界を救おうとしてるの!」

 

 

「少し違うわよ」

 

 

「麗奈ちゃん大丈夫?」

 

 

「川が見えた」

 

 

「大丈夫じゃなかった!?」

 

 

「冗談はさておき」

 

 

「よかった冗談だったんだ」

 

 

「世界の救済だよあの子達のソウルジェムと言う呪いから救うために!」

 

 

「ワルプルギスの夜はかなり強いぞ?それにワルプルギスを倒して仮にソウルジェムの呪いから解き放ったとしても、もう1つの問題があるだろう?」

 

 

「知ってるよキュゥべぇでしょ?」

 

 

「呼んだかい?」

 

 

いつの間にか現れたキュゥべえ

 

 

「ちょっど良かった宇宙エネルギーを補充したいかな?」

 

 

「君は何を企んでいるんだい?」

 

 

「キュゥべえは宇宙エネルギーを補充したい…

 

私はこれ以上ソウルジェムの犠牲者を増やしたくない」

 

 

「星野麗奈…君は何か勘違いしていないかい?ソウルジェムを手にして救われた少女もいるんだ

 

それを犠牲と呼ぶのはおかしいんじゃないかな?」

 

 

「ソウルジェムを手に入れた時点でその子は犠牲者よ!」

 

 

「それは君が決めることではないだろう?僕は彼女達の同意の上で契約をしているのに君の言ってることは理解に苦しむね」

 

 

「確かに私が決めることではないわよ!でもそれは同意の上で『詳しく』説明してればの話よ!」

 

 

「…まあいいさ僕は彼女達の戦いを見守るとするよ」

 

 

「麗奈ちゃん…」

 

なのはが何か申し訳無さそうに話しかけてきた

 

 

「何?」

 

 

「取引しないの?」

 

 

「うん覚えてるよキュゥべえあなた次第だよ?宇宙エネルギーを補充したいなら私の要求を呑むことだよ?」

 

 

「その前に僕らの事を何処まで知っているんだい?」

 

 

「感情をエネルギーに転換できる技術を開発して自分達が使えなかった…

だから、まどか達が居る世界に来てエネルギーを集めるために願った少女から魂を加工したソウルジェムと言う呪いアイテムを渡して絶望したソウルジェムの溜まったエネルギーをキュゥべえが貰う

 

どう?八十点ぐらいはくだらないと思うけど?」

 

 

「君は全ての時間を見れるとでも言うのかい」

 

 

「流石に無理ね…それでエネルギーを補充する方法だけどリンカーコア…魔道師が持つ魔力の源で、大気中の魔力を体内に取り込んで蓄積することと体内の魔力を外部に放出するのに必要な機関で、魔力資質にも影響するものよ

 

この空っぽのグリーフシードを器にしてリンカーコアの応用で大気中の魔力や光をこの改造したグリーフシードに蓄積と放出の繰り返しで無限にエネルギーを補充できる」

 

 

更に麗奈はどう?と付け加えて言う

 

 

「じゃあ僕はこれ以上この世界の犠牲者を出さないよ」

 

 

「それじゃあ駄目よ…これ以上ソウルジェムの犠牲者を出さず、人間世界に関わらない事が条件よ」

 

 

この世界だけだったら他の世界で何か仕出かす可能性がある

 

 

「まったく君と言う奴はそこら辺の人間と違うね」

 

 

「条件は呑むんだね」

 

 

「コツコツとエネルギーを集めるより君の条件を呑んだ方が効率が良いからね」

 

 

「じゃあはい」

 

 

麗奈は改造したグリーフシードをキュゥべえに渡した

 

 

「僕はこれで失礼するよ」

 

 

キュゥべえは改造したグリーフシードを持ってどっかに行った

 

 

(約束守ってくれるといいな~)

 

「麗奈そろそろ言いかい?」

 

 

「闇の書についてだよね?」

 

 

「危険なロストロギアだ!野放しにしたら僕達の世界に最悪の事態が起こる…今度こそ何とかしないといけない」

 

 

「闇の書は今は封印されてると思うけどリンカーコアの持ち主と世界に破滅を呼ぶとされる禁断の本だよね?

 

魔導師や特殊な生物の魔法の源である『リンカーコア』の魔力を食らうことで、

ページを増やしていき全666ページが完成すると、持ち主たるマスターに凄まじい力を与えてしまうよねけど、まあそこら辺は避けられない運命だから封印が解けちゃう訳だけど何とかなるよ!」

 

「何とかなるじゃ駄目だろ!闇の書の強大過ぎる力はマスターの意思すら食いつぶし世界を滅亡に導いてしまう……」

 

 

「私達、魔導師一人に対してリンカーコアを蒐集できるのは一度のみで、これは特殊生物も同じよ

 

更に蒐集の際には魔力と同時に魔導師の所有する魔法を吸収されたら、吸収された魔法を完全にマスターされる特性を持つと思うわよ」

 

 

「そこまでされたら私達が不利になっちゃうよ」

 

 

「それなら吸収された時の自分よりも強くなれば良いだけの話よ」

 

 

「いやいや麗奈はできるかも知れないけど私達は難しいよ」

 

 

「いや私は最悪のケース一歩手前を話しただけよ?」

 

 

「ええ~~~~!?まだあるの!」

 

 

「最悪のケースは………」

 

 

「どうしたの麗奈ちゃん?」

 

 

「やっぱり言うのやめたよ…少しだけ寝るね」

 

 

そう言って麗奈は居眠りを始めた

 

 

「最悪のケースってなんだろ?」

 

 

「僕が知るわけないだろう」

 

 

 



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ワルプルギス戦 中編

短いです
気長に暇潰しに読んでくれるとありがたいです



「クロノ執務官!スーパーセルを観測しました!」

 

一人の管理局員がクロノに告げる

 

 

「なんだって!まだワルプルギスが来るには早いだろ!?」

 

 

すぐに原因は判ったクロノは迅速に指揮を執る

 

 

「なのは聴こえるか?すぐに見滝原に行ってくれないか」

 

 

「クロノ君なのはちゃんならもうとっくに見滝原に向かったよ」

 

 

「アイツは落ち着きってものを知らないのか!」

 

 

「麗奈ちゃんも寝てた筈なんだけど『スーパーセルを』の時には………もう見当たらなかったよ」

 

 

「……まさかと思うけどフェイトもか?」

 

 

「フェイトちゃんも麗奈ちゃんが心配で着いていったよ」

 

 

「あのバカ達なに考えてるんだ!」

 

 

「幸いフェイトちゃんも麗奈ちゃんもAAAクラス以上の魔導師だけど管理局の人間じゃないから大丈夫だと思うよ」

 

 

「そういう問題じゃないんだが……まあ緊急事態だからしょうがないが上層部の人達がうるさいから、こういうのは今回限りにしてほしいもんだ」

 

 

「まあ多分無理だろうけどね」

 

 

「だろうな……」

 

 

~見滝原~

 

「二人ともあれ見て!」

 

なのはの指を指した方向にはワルプルギスの夜と大量の使い魔が出現していた

 

「大きい……だけど負けない!」

 

フェイトはワルプルギスの存在に圧倒されていたが、それは一瞬だけですぐに驚きから真剣な表情に切り替わる。

  

 

「苦戦するだろうけど、私達がやることは変わらないよ!」

 

 

 

麗奈達は愛機のデバイスを掲げ

 

 

「レイジングハート」

 

 

「バルデッシュ」

 

 

「ホープスター」

 

 

『セットアップ!』

 

 

 

なのはとフェイトはバリアジャケットを纏う…が麗奈だけはバリアジャケットを纏っていなかった。

 

 

「キュゥべえ……何であなたは此処にまだ居るのかしら?」

 

 

麗奈がバリアジャケットを纏えなかったのは、キュゥべえがホープスターを取ったからである

 

 

「僕は別のキュゥべえだからだよ?まどかや高町なのはだけでも相当戦力になってるはずなのに君に出られたら困るんだよね」

 

 

「あなたの目的は達成したでしょ?私の愛機を返しない!」

 

 

「僕の憶測だけど君が契約しないのは、この愛機が支えになってるからじゃないのかい?」

 

 

「麗奈ちゃんのデバイスを返して!」

 

 

なのははレイジングハートを構えた

 

「なのは!フェイト!……まどかさん達と合流して犠牲者なんて出しちゃ駄目!」

 

 

「行こうなのは…」

 

「う、うん……信じてるからね!」

 

 

なのはとフェイトは渋々と行った感じで先に行ってくれた

 

 

「どういうつもりだい?あの二人を行かせたら、君のデバイスとやらを取り返せないんじゃないのかい?」

 

 

(女神様のキュゥべえと戦うことになるとはこういう事かな?)

 

 

「キュゥべえ10数えるから私に返しなさい!10」

 

 

「これを砕いたら君は間違いなく絶望するだろうね」

 

(しないわよ…)

 

「9」

 

「絶望した君のエントロピーは膨大だ」

 

(そうなんだ…)

 

「8」

 

「今の君には力が無い」

 

(あるけど?)

 

「7」

 

「そこでどうだろう?」

 

(契約でしょ?どうせ…) 

 

「6」

 

「僕と契約して「結構よ」」

 

(契約なんてしないわよ)

 

「5」

 

「魔法少女になってよ!」

 

(結局最後まで言うのね……)

 

「4」

 

「君がその気なら仕方ない」

 

(無いなら?)

 

「3」

 

「これを破壊してみれば、君の気も変わるかな?」

 

(変わらないよ)

 

「2」

 

「ふん!……あれ?壊れない何でだい?」

 

(ホープスターごめん…踏まれてるけどもう少しの我慢だよ)

 

「1」

 

「何で絶望しないんだい?」

 

(知らないわよ)

 

「0」

 

「君の支えはこの道具のはずだろう?」

 

(………)

 

 

キュゥべえは麗奈がカウントダウンを数えてる間に契約を持ちかけてきたが無駄に終わった

 

 

「気が済んだ?」

 

 

キュゥべえは星野麗奈という存在を侮っていた

 

人は心の支えが失えば冷静にはなれないだろう

 

大事な物を踏まれなどしたら感情に何らかの変化が起こるだろう

 

力が無いものが力を欲するのは自由だ

 

 

だが目の前の少女は、絶望するどころか感情に変化も力も欲しがらないのは普通じゃないだろう。

 

 

麗奈はキュゥべえに歩み出る

 

「返して貰うね」

 

確かにホープスターが心の支えだが、麗奈はホープスターがそう簡単に壊れないとそう思っているのだ

 

故に自分の愛機を信頼しているのだ

 

 

キュゥべえは一歩も動かない

 

 

「私はホープスターを信頼してるから絶望なんてしないよ」

 

 

「なら僕は最後のわるあがきをしようじゃないか」

 

 

何とキュゥべえはホープスターを口に咥えて空中に投げる

 

 

(確かキュゥべえの背中の中は………まさか!)

 

 

「ソレイユシューター!ソニック!」

 

 

ホープスターに魔力弾を当てて、麗奈の所に飛んできたホープスターをキャッチした

 

「流石の君も焦ったようだね」

 

 

「ホープスター大丈夫?」

 

《noproblem》

 

 

「ホープスターsetup」

 

 

「時間稼ぎができて良かったよ」

 

 

「どういうことよ?」

 

 

「彼女達が戦ってる今回のワルプルギスと周りの使い魔が一定の時間が経つ毎に、強くなって行くから彼女達では倒せないよ」

 

 

 

「ッ!ホープスター速く行こう!」

 

 

 

 

 

~ほむら視点~

 

 

麗奈の仲間達と合流したのは良いけど肝心な麗奈が来てない。

 

「星野麗奈は………あとその子は?」

 

「フェイト・テスタロッサです」

 

「麗奈ちゃんはキュゥべえに愛機のデバイスを取られて……それで」

 

 

なのはが麗奈が居ない理由を話す

 

 

「何やってんだアイツはこんなときに遅れるとかないだろ」

 

 

杏子が麗奈が遅れる事に対して呆れていた

 

 

「困ったわね…星野さん助けに向かう人をこの中から決める?」

 

 

「その必要は無いと思います」

 

 

「何でそう思うのかしら?」

 

 

「麗奈は誰一人として犠牲者なんて出したくないと思ってる…だから私達はそれを信じる」

 

 

確かにあの子はこの世界を救うと宣言したわね

 

「わかったわ取りあえず街の人に被害が無いように戦うしか無いわね」

 

 

「じゃあ作戦通りね」

 

「作戦?」

 

フェイトが作戦に疑問を持つ

 

 

「フェイトちゃんは居なかったね」

 

 

「作戦はワルプルギスの所に向かいながら説明するから速く行くわよ」

 

 

「今はあれをどうにかしないといけないわね!」

 

 

「上空の使い魔は私に任せてください」

 

 

「フェイトだったか?甘く見るとケガするぞ」

 

 

「ワルプルギスさえ注意しとけど大丈夫です」

 

 

「どうなってもしらねぇぞ」

 

 

「フェイトちゃん頑張ってね!」

 

 

「なのはも頑張ってね」

 

 

そうこう言ってる内にワルプルギスが大きな瓦礫を飛ばしてきた

 

 

「ディバインバスター!」

 

 

なのはが飛んできた大きな瓦礫をディバインバスターで壊した

 

 

「すげぇ威力だな…」

 

 

「フェイトちゃん!」

 

 

フェイトはその場から消えるように移動して上空の使い魔を一掃した

 

 

「使い魔が軽く50匹以上は使い魔がいたはずなのに……」

 

 

「アタシ達も参戦しようぜ!」

 

 

「街が崩壊する前に倒さなくちゃね」

 

 

「他の世界の子が頑張ってくれてるんだもの私も頑張らなくちゃね」

 

 

「行こう!ほむらちゃん!」

 

 

「まどか… 怖くないの?」

 

 

「怖くないって言ったら嘘になる…だけど私は皆が死んでいくのが一番怖いだよ?だから戦うの!」

 

 

「まどか一緒に戦うわよ」

 

 

「うん!」

 

 

まどかも皆も誰一人として死なせやしない!

 

 

「ねえ何か様子が変じゃない?」

 

 

「何がだよ?」

 

 

「ワルプルギスと周りにいる使い魔よ」

 

 

「確かに変だな」

 

 

「みんな使い魔よ!」

 

 

「こんな雑魚お菓子食べなからでも余裕だな」

 

 

そう言って杏子は槍で仕留めて行くが

 

 

「何だコイツ急に強くなりやがった」

 

 

「そっちもなの!」

 

 

「こっちもよ!」

 

 

「こりゃあヤバイな…」

 

 

「こんな数えきれない使い魔を相手にしてたら体力が消耗するわ」

 

 

「でもどうするんだ?通常の攻撃じゃ一撃で仕留められそうに無いぞっと…」

 

 

「皆さん魔力消費なんて気にせずに戦ってください!」

 

 

見滝原の魔法少女に語りかける

 

「何言ってるのよ!そんなことしたら!」

 

 

「麗奈ちゃんがソウルジェムが濁らないように細工してくれたはずです」

 

 

「壊れないようにも細工してくれたわね……」

 

 

「この事を想定してたのか?まさかな……」

 

 

「トゥインクルアロー!」

 

 

まどかが矢を放ち使い魔に貫通していきながら、ワルプルギスに当たって土煙が上がる

 

 

『ウフフフアッハハハハ』

 

 

「シューティングスター!」

 

 

無数の矢がワルプルギスを襲う

 

 

『ウハハハアッハハハハ』

 

 

「なんでアイツはあんなピンピンしてんのよ」

 

 

「防御力が圧倒的に高いのよ…」

 

ほむらはさやかの疑問に答える

 

 

「なあワルプルギスの夜の様子がおかしくないか?」

 

 

逆三角形から正三角形になろうとしていた

 

 

「みんな使い魔を速く倒して!」

 

 

「どうしたの?暁美さんそんなに慌てて?」

 

 

「ワルプルギスが本気を出すのよ!!」

 

 

『ッ!!』

 

 

みんなの行動は速かった

 

 

「ディバインバスター!」

 

 

「ティロ・フィナーレ!」

 

 

なのはとマミは駄目元でワルプルギスに砲撃魔法を放った

 

 

 

『アッハハハハ』

 

 

当たったが倒せてなかった 

 

 

 

ワルプルギスが触手ようなものを伸ばして攻撃してきた

 

 

(速い!このままじゃ高町さんに当たってしまうわ)

 

 

「なのは!」

 

 

誰もが駄目かと思ったとき、触手を切った麗奈がいた

 

 

「皆さんお待たせしました!」




次でワルプルギス戦は終わりです




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ワルプルギス戦 後編

魔法少女リリカルなのはReflectionのDVD&Blu-rayが出ましたね


最近やっと特殊タグの使い方が分かってきました!


暇潰し程度に読んでくれればありがたいです


「麗奈!大遅刻よ!」

 

 

さやかが麗奈に叫ぶ

 

 

 

「すいません来る途中、逃げ遅れてた人を避難所に連れていってたら遅くなりました」

 

 

この災害時にナースの人と車椅子の少年が居て危なかったよ…まあそんなことより私の思ってたワルプルギスの夜と違うのは何故かな?

 

「麗奈ちゃん!後ろ!」

 

 

 

 なのはが叫ぶ

 

 

「ホープスター!」

 

 

 《protection》

 

 

 麗奈は何事かとシールドを咄嗟に張ったらシールドがゴンと音が鳴り、吹き飛ばされたのだ

 

 

 

「げほっ…げほっ…」

 

 

 

(これはシールドを展開してなかったら、死んでたわね)

 

 

 

「麗奈!大丈夫!?」

 

 

 

 フェイトが駆け寄って来てくれた

 

 

 

「大丈夫だよ…それより私何キロ飛ばされたの?」

 

 

異常だよね?シールドは壊れなかったけど、シールドと一緒に吹っ飛ばされたよ

 

 

「30メートルかな?」

 

 

「シールド張ってそんなに飛ばされるって………」

 

 

 

「暁美さんがワルプルギスが『本気になった』って言ってたよ」

 

 

 

「納得はしたけど……でも私が居ない間に何をしたら本気にさせたのよ……」

 

 

「分からない…」

 

 

通常のワルプルギスの夜が自然災害レベルだから、一般人が自然災害に挑むなんてまず無謀……なら魔法少女が通常のワルプルギスの夜に立ち向かう力はあるけれどワルプルギスの夜に苦戦する。

本気になったら自然災害レベルじゃないわね…普通に戦ったら勝てないだろうけど別の手を使ったら……もしかしたら!   

 

 

 

「とりあえず皆に指示を出そうかな」

 

普通に戦って勝てる見込み無いけど打開策は見つかった

 

 

 

「この最悪な状況を打開する方法があるの?」

 

 

あると言えばあるけど正確に言えば、今閃いたの方が正しいかな?本気のワルプルギスの夜を打倒できるかと言われたら分からないの一言だけど……

 

 

「それを成功させるのは皆の頑張り次第かな…」

 

 

今ワルプルギスの夜を見る限り地表の破壊して行ってるんだから動きを封じないと!

 

 

「麗奈は「フェイト捕まって!皆の所に戻るよ」………」

 

急がないと避難所が消し飛ばされてしまう

 

 

 

「何か言った?」

 

 

ちょうどフェイトの声に麗奈の声が被って何て言ったのか分からなかった

 

 

「いや何でもないよ」

 

 

 

「?」

 

 

(麗奈はこの闘い、どこまで見えてるんだろう?)

 

 

 

「麗奈ちゃん大丈夫!?」

 

 

 

 

 

 

「大丈夫!皆さんこれより打開策を説明します!」

 

 

 

「打開策?」

 

 

 

「いや流石に……あるの?」

 

 

 

「今は彼女に賭けましょう」

 

 

 

「本気になったワルプルギスを倒す方法なんてあるはずが無い…」

 

 

 

「待ちなさい!説明なんてしてる暇なんて無いわ」

 

 

 

 ワルプルギスの夜が攻撃態勢に入っていた

 

 

 

「念話で直接作戦を伝えます!

 

 

 

 ─告げる!

 

 汝の身は我に!汝の剣は我が手に!

 

 

 

 輝きを放つ光 漆黒の闇

 

 混沌とした世界で輝き続ける

 

 

 

 我に救済する力を 我に守りし力を我に従うなら応えよ

 

 

 

 偽りは真実に 真実は有りのままに

 

 

 

 汝に秘められし可能性!無限の可能性!

 

 

 

 誓いを此処に!我は善と成る者 我は運命を越える者

 

 

 

 真の姿を我の前に示せ!」

 

 

 《フォーム限定解放》

 

 

 麗奈は縦横無尽に動きながら、詠唱して巫女服バリアジャケットに白銀の鎧が覆った

 

 

【今から私がワルプルギスの夜の動きを封じます!皆さんは私が出す武器でワルプルギスの夜を打倒して下さい】

 

 

【あの暴風みたいなスピードで動いてるワルプルギスをどうやって封じるの?】

 

 

なのはの言ってることはもっともなのだろう…一人でワルプルギスの夜に立ち向かったら高確率で負けるのだから…だが別にワルプルギスの夜と勝負する訳じゃなくて一時的に動きを封じるだけなら一人でも可能だ

 

 

 

 

【こうやって封じます!】

 

 

「ソレイユシューター・フルパワー」

 

麗奈は複数の魔力弾を放った

 

 

『アハハハワハハハ』

 

 

 

 

ギュルンギュルンと回っている魔力弾はワルプルギスの夜の動きを抑えたがまだ足りない

 

 

(これは一時凌ぎに過ぎない……今の内に倒さないといけない)

 

 

【なのはとフェイトは収束魔法!タイミングはこっちが知らせる】

 

 

【私達だけじゃあ火力が足りないかも】

 

 

【だからまどかさん達がいるんでしょ!冷静になって自分の愛機を信じて】

 

 

【ッ!なのは!】

 

 

【分かってる!麗奈ちゃんが抑えてくれてる間にワルプルギスの夜を倒すの!】

 

 

今なのは達に足りないのは火力じゃない…自分の愛機と仲間を信じる事

 

 

【まどかさん達もワルプルギスに攻撃してください】

 

 

【私達だけじゃあ火力が足りないわよ!】

 

 

【えっ?……】

 

 

揃いも揃って火力がそんなに大事か!じゃあ何?ワルプルギスの夜に勝てる武器を出せと?

 

 

 

【私達が力を合わせても本気のワルプルギスは倒せないわ……】

 

 

【何を弱気な事言ってるんですか!】

 

 

突如巨大な何かが空から現れた

 

「いや…何なのあれ?…… 」

 

 

「銃なの?」

 

 

「あんなデカイ銃を誰が使うんだよ!」

 

 

 空に現れたのは引き金が二つある巨大な回転式のライフル銃だった

 

 

 

【5人で力を合わせて放ってください!性能は皆さんの武器次第です】

 

 

性能を説明するとソウルジェムを装填して読み込んで魔法少女としての『今までの経験』で性能が変動する。

 

 

【確信犯かよ!】

 

 

武器を出現させたのは麗奈だった

 

 

【麗奈ちゃん私達は?】

 

 

【二人で一緒にブレイカーでも放ちなさい】

 

 

【了解!】

 

 

【待ちなさい!これマガジンも弾丸も無いわよ!】

 

 

【私達のソウルジェムを埋め込む凹みがあるわよ】

 

ソウルジェムの形をした窪みがそれぞれ1つずつある

 

 

【麗奈!埋め込んだよ】

 

 

【撃てる弾は一回限りです】

 

 

【無駄にはできねぇな】

 

 

【引き金が二つあるけど?】

 

 

【美樹さん佐倉さん同時に引き金を引いてください】

 

 

「おいこれ動かねぇぞ」

 

 

「そんな訳ないでしょ!同時って言ったでしょ」

 

 

「なら、さやかが合わせろよ」

 

 

「あんたが合わせなさいよ!」

 

 

【同時に蹴りなさい!星野さんもそう時間が持たないわよ!】

 

 

マミさんが一喝したら、さやかと杏子が黙ってしまった

 

 

「「……」」

 

 

「じゃあせーので行くぞ」

 

 

「わかったわ」

 

 

「「せーの!」」

 

 

さやかと杏子は同時に引き金を蹴ってガシャンと言う音が鳴った

 

 

【麗奈ちゃん収束魔法いつでも放てるよ】

 

 

【待ってまだ撃たないでまどかさん達が撃ってからにして】

 

 

【麗奈!大丈夫!?】

 

 

【ワルプルギスの夜を抑えて数分だけどそろそろ】

 

 

【大丈夫!大丈夫だから……】

 

 

麗奈はこう言ってるがそろそろ体力的に限界である。理由はただワルプルギスの夜を抑えてるだけではなく使い魔の相手を同時にしてるからだ

 

 

【見滝原の皆さん!まだですか!麗奈がそろそろ限界が近づいてます】

 

 

【あとはトリガーを引くだけよ】

 

 

【カウント】

 

 

【3】

 

【2】

 

【1】

 

 

【発射!】

 

 

虹色の弾丸が放たれる。

 

 

もちろん簡単に倒されるワルプルギスの夜ではない。口から火炎放射を出して超回転して弾丸を防ごうとする

 

 

だが、弾丸の弾が分身してどんどんワルプルギスの夜に弾丸が近づいたがワルプルギスの夜も触手を出して応戦した

 

 

「フェイト!なのは!」

 

瞬間移動してきた麗奈がフェイトとなのはに呼び掛ける

 

 

「全力全開」

 

 

「疾風迅雷」

 

 

「全力救済」

 

 

《Starlight Breaker》

 

 

《Photon Lancer Breaker》

 

 

《Soleil Breaker》

 

 

「スターライト!」

 

 

「フォトンランサー」

 

 

「ソレイユ!」

 

 

『ブレイカー!!!』

 

 

ブレイカーはワルプルギスの夜と巨大な弾丸を呑み込んだ

 

 

『アハハハアハハハ』

 

 

「生きてる!?」

 

 

【皆さん…よく見てください】

 

 

「ワルプルギスの夜が小さくなってる?」

 

 

「あっ!麗奈ちゃんワルプルギスに近づいたら危ないよ!」

 

 

「大丈夫……」

 

 

ワルプルギスの夜は大人しくなって、まどかの身長ぐらいに小さくなっていた

 

 

「怖かったよね…哀しかったよね…」

 

 

麗奈がワルプルギスの夜に語りかけて触ったら輝きだした

 

 

「ちょっ!何なのよ!」

 

 

「眩しくて見えねえ」

 

 

「何が起きてるの?」

 

 

「麗奈!貴女まさか!」

 

 

「どうしたの暁美さん?」

 

 

「麗奈はワルプルギスの夜まで救済の対象に入れてたのよ!」

 

 

「う~んここどこ?」

 

 

緑色のロンクヘアーの少女が姿を現した

 

 




麗奈「念話が多い……」

ビックリだね!でも一番ビックリだったのが見滝原の魔法少女が絶対生き残るって事だよね

麗奈「歯車の魔女が本気出しても弱点を克服してるから敗北なんてしないけど見滝原の魔法少女は火力不足って事だよね」


麗奈が出現させた巨大なライフル銃を放った時点で勝ちが確定だったんだけどね


麗奈「何で?」


発射時弾丸が分身する→追尾機能でターゲットに当たるまで止まらない→当たる→バインド付与→トリプルブレイカー→弾丸が壊れる→時間遡行してきて弾丸自己修復→また戻ってくる→ループ


麗奈「詰んでる……威力は?」


性能は今までの経験だよ?ほむらだけでも相性が良いのに他の子も加わったら……


「もう考えるまでもないわね」


ではまた次回会いましょう!


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また会いましょう!

ツッコミ要因欲しい!
オリキャラ出そうかな……?

いつも通り暇潰し程度に読んでくれると嬉しいです





私は……いや私達は緑色のロングヘアーの少女と話しをしています

 

「その格好はあんまりでしょ?はいこれ着て」 

 

服を着てなかった少女に麗奈はノースリーブのワンピースを創造して少女に着せてあげた

 

 

「ありがとう」

 

 

「名前分かる?」     

 

 

「分からない……」

 

 

「じゃあ名前を思い出すまでロレッタってのはどうかな?」

 

 

「ロレッタ……わかったママ私は名前を思い出すまでロレッタ…」

 

 

「暁美さんロレッタ可愛くない?って何やってるんですか!」

 

 

時間の遡行をしようとしていたほむらを麗奈は瞬間移動してすぐに止めた

 

 

「放しなさい!こんなの間違ってるわ!」

 

 

「落ち着いてください何が間違ってるんですか」

 

 

「何でワルプルギスの夜なんか救済したのよ!」

 

 

「私はこの世界に来たときから誓ったんです」

 

 

「だからって魔女まで救う必要なんて「あるよ」えっ……?」

 

 

「まどかさんもなのはも救える命があったら救うよね?」

 

 

「「もちろん」」

 

 

「よくよく考えてみてよ魔法少女は魔女になって救いようが無いけど救う手段があったら救うよね?」

 

 

「まあ元は私達と同じ魔法少女だった訳だし同情しちゃうし救えるなら救うわね」

 

 

「まあ悪いことじゃないな…こっちはグリーフシードは必要ないから人助けに専念できるしな」

 

 

さやかと杏子は自分の意見を言う

 

 

 

「暁美さんこの件はこれで終了でいいかしら?」

 

 

続けてマミさんも暁美さんに言う

 

 

「……………」

 

 

答えは無言……どうやらまだ納得してないらしい

 

 

「暁美は私がきらい?」

 

 

「あなたなんてどうでもいい」

 

 

「ママ~~‼️」

 

ロレッタが泣いて麗奈に抱きついてきた

 

どうやらこの子は精神年齢が5歳ぐらいのようだ

 

 

「麗奈ちゃんが子持ちになっちゃった」

 

 

「よしよし」

 

抱きついて来たロレッタの頭を撫でて慰める麗奈

 

 

「麗奈その子…ロレッタだっけ?どうするの?」

 

 

「その前に暁美さん時間遡行されたらこの世界がどうなるか判らないんですよ?もうしようなんて考えないで下さいね?」

 

「順序よく学校に通わせみるのはどうかな?」

 

「その身長じゃあ無理があるんじゃあねえか?」

 

 

「虐めとかにあいそうね」

 

 

「ロレッタ虐められちゃう?」

 

 

「まずは一般的な知識を身に付けてから学校に通えば大丈夫だよ」

 

 

「学校?」

 

 

「色んな事を学ぶ所だよ」

 

 

「おい……そこの親バカ」

 

「星野麗奈ですよ?佐倉さん…何ですか?」

 

 

「みんなを人間に戻すんじゃなかったか?」

 

 

「忘れてませんよ……皆さんを人間に戻す訳ですけど一応確認です。まだその姿でいたい人いるかな?」

 

 

 

「質問いいか?」

 

 

「何ですか?」

 

 

杏子が麗奈に質問をしてきた

 

 

「アタシ達を人間に戻すって言ってるけど具体的にどうやって戻すって言うんだい?キュウべえみたいに何か隠してることがあるんじゃあねえか?」

 

 

「麗奈ちゃんはそんなこと!」

 

 

「駄目だよなのは…」

 

「でも……」

 

「いきなり信じろって言うのが無理があるんだから細かい説明をしないと納得してくれないでしょ?」

 

「そういうこった高町」

 

「なのはでいいの」

 

 

「まず1から整理しましょう。私、なのは、フェイト以外の皆さんは魔法少女になるためにキュウべえと契約をして魔法少女になりました。理由はどうあれ不本意ながら、契約をして魂をソウルジェムにして、その後の肉体は抜け殻と化すという事でしたね」

 

 

「まあ……そうだな」

 

 

「ではこちらも質問です」

 

「な、なんだよ」

 

「五感、骨、脈はありますか?」

 

 

「五感も骨も脈もあるけど魂が抜けた状態で肉体は抜け殻だ…」

 

 

「じゃあソウルジェムから魂を取り返せば解決です」

 

 

「はあ?」

 

「えっ?」

 

「なるほど!」

 

「いや不可能でしょ!?」

 

 

「それを不可能を可能にするのが麗奈ちゃんです」

 

 

「心から願ってください…自分の魂に戻ってきなさいって!」

 

 

「だからどうやってやるのよ!」

 

 

「この青い宝石を使います」

 

 

「ジュエルシード!?」

 

 

「なんだそれ?」

 

 

「簡単に言うと願いを叶える宝石だよ」

 

 

「何それ?ワルプルギスを倒すとか願ったら倒せるの?」

 

 

「そんな都合の良い宝石じゃないです間違った使い方をすれば1つの世界が滅びます」

 

 

『!?』

 

 

「じゃあなんであんたは宝石持ってて平気なんだよ?」

 

 

「私達でジュエルシードの暴走を事前に防いで封印したからです」

 

 

「仮にそうだったとしても願いがあれば発動するんだろ?」

 

 

「私が持ってるから大丈夫です」

 

 

「いや訳わかんねぇよ……」

 

 

「その前に、いつになったら私のマンション直すのかしら?」

 

 

「あっ!」

 

 

麗奈は当たりを見渡したら建物が全壊してる事に今更気づいた

 

 

 

「ホープスター行くよ!」

 

 

《yes》

 

 

「リバイバル!」

 

麗奈が詠唱したら半壊、全壊してた建物が直ってしまった。

 

 

「え~と他に質問とかある人は居ませんか?」

 

 

「その子は何者?」

 

 

暁美さんがロレッタが何なのか質問してきた

 

 

「人間じゃ無いかもしれないけど少なくとも敵じゃないよ?」

 

 

「じゃあ何だって言うの?」

 

「私の子です」

 

麗奈は断言する

 

「正気?」

 

ほむらは疑いの眼差しを向けてくる……それもそのはずワルプルギスを救済したらロレッタが出てきたのだから

 

 

「さあ?それより皆さんを元の人間の姿に戻しますね」

 

 

「待って!私は遠慮しとくわ」

 

「私も良いや」

 

「アタシは保留で」

 

「後はほむらさんだけですがどうします?」

 

「………保留にしとくわ」

 

 

「私には聞かないの?」

 

 

「鹿目さんは事前に断りましたよね」

 

「言ったかな?」

 

「円環の理って言ったら思い出せます?」

 

 

「円環の理……」

 

言葉を呟いたと思ったらまどかに変化が起きた

 

 

「まどか!」

 

 

「ほむら!あんたは近づいたら駄目」

 

 

ほむらがまどかに近づこうとするが、さやかが止めに入る

 

 

「そうだ全て思い出した……私は本来この世界に干渉したらいけない存在なんだね」

 

 

「そして干渉も出来ないから救済しようにもできないの……ああでもやろうと思えばできるよ?」

 

 

(人間)まどかが、女神まどかに姿を変えて麗奈以外がビックリしていた

 

 

「前も言ったように今更人間になろうなんて思わないから」

 

 

「でも一人だよ?」

 

 

「私達はいつでもどこでも皆の傍に居るから大丈夫だよ」

 

 

「そうですか……私達!?」

 

 

「そう言ったよ?ほむらちゃん達も連れて行くから」

 

 

「分かりました何か困ったことがあれば呼んでください」

 

 

「困ってるのは麗奈ちゃんの方じゃないかな?」

 

 

「えっ?」

 

どういうこと?

 

 

「麗奈ちゃん達の世界で事件が起きてるんだけど放っておいて大丈夫?」

 

 

「なのは!フェイト!私と手を繋いで私達の世界に帰るよ!」

 

「こう?」

 

「これでいいかな?」

 

「ロレッタもフェイトの手を握って」

 

「握ったよ」

 

麗奈はなのは達が手を握ったのを確認すると見滝原の人達に挨拶をする

 

 

「女神まどかさん暁美さんには気をつけて!それでは!宇宙に適当な世界を創ったので、神と魔法少女が居られる世界でも改変してみればどうですか?」

 

 

『また会いましょう!』

 

 

そう言って麗奈達は自分の世界に帰って行った

 




まどかマギカでこんな終わり方なんて嫌って人はコメント下さい

自分的にはまどか達を、なのはの世界に連れていってデバイスを使うシーンとか書きたかったんですが敢えてこういう終わり方にしました


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番外編
バレンタインデーの日


瑞希視点から始まります

テンションで書いたらこうなってしまった




「バレンタインデーか……」

 

渡す予定がいる人は大体…………

 

「ねぇねぇチョコ誰に渡す~?」

 

「好きな人かな…」

 

「キャーーーー!!」

 

「あの人に渡すんだ頑張ってね!」

 

「ちょっと声でかい!」

 

なんて話題がでるだろう…

 

誰か俺に義理チョコでもいいから渡してくれる女の子いないかな~

 

 

「いないよね大体ボッチの俺にチョコが来るはずがないよな…」

 

「上坂君…教室で何言ってるの?」

 

「高町なんかようか?」

 

「なんだは無いでしょ?せっかく声かけてあげてるんだから」

 

この人は高町家の美由希だ…ちょっとした腐れ縁で知り合いになってしまった

 

「ねぇねぇ上坂君、学校帰りって暇?」

 

「なんで?」

 

「今日妹のなのは達がパーティーするんだよ!」

 

「それに参加しろってだけじゃないだろ?」

 

「うん!私と稽古して欲しいの!」

 

(ほらみたことか!だから嫌なんだよ!)

 

「俺ちょっと用事が……」

 

「麗奈ちゃんも来るからチョコ貰える可能性があるけど?それでも行かない?」

 

「うっ!……….行く」

 

「聴こえなかったもう一回」

 

「行くって言ったんだ!」

 

「じゃあ帰ってから家に来てね」

 

「…………」

 

美由希は自分の席に着き、瑞希はこう思った

 

 

(嵌められた~~)

 

 

行ったらどうなるか分かりきってるのに!チョコなんて貰えるはずが無いのに!やらかした~!

 

 

キーンコーンカーンコーン

 

(とりあえず高町家に行って色んな回避プランを建てなくては!)

 

瑞希は知らない、そんなこと考えるだけ無駄だと。

 

 

「今回の授業はここまで皆、気をつけて帰るんたぞ」

 

(二つぐらい、プランが建てることができたが通用するか?)

 

「とりあえずいつもの、修業をしてから帰って高町家だな」

 

 

~山~

 

いつもの場所でいつものトレーニングこれが一番気が紛れる

 

「やぁ瑞希トレーニングは順調かい?」

 

「あ、今から始めるところです」

 

戦闘民族の恭也さんが話しかけてきた。

 

「じゃあ俺もトレーニングに混ぜてもらってもいいかな?」

 

「はいご自由に…」

 

(はい!一つのプランが大破した!何を考えてたか?ここでトレーニングして高町家でトレーニングすることに、なるだろうから遠慮する口実を作りたかったのさ!)

 

「じゃあとりあえず真っ直ぐ行って、障害物があろうが素の身体能力でどうにかしろ!熊に出会ったら止まらずに戦闘!瑞希は瞬間移動なんて使わず直感だけで避けろよ?」

 

じゃあとりあえずってなんだ?普段のトレーニングが難易度上がったんだが?あと生きて帰れるかな?

 

「俺は御神流だけを使って障害を避けて、真っ直ぐ進む!着いてこい!」

 

俺って自分のトレーニングがあるんだが……まあいい。

 

「恭也さん!」

 

「なんだ?」

 

「この恭也さんはなんで、鍛えてるんですか?」

 

「そうだな……お前には護りたいものはあるか?」

 

「いいえ……でも近い未来この力を誰かのために使う日が来ると信じてます!」

 

「俺は妹の美由希知ってるな?」

 

「同級生ですからね」

 

「美由希の師匠をしてるから美由希に負けるわけにはいかないんだ!俺のプライドのために…もうすぐ熊とご対面だ」

 

「oh…」

 

ここまで岩とか枝とかそんな障害物があったが、そんな些細なことはどうでもいいんだ!今さっきまで恭也さんと喋りながらここまで来たけど止まらないで熊を倒す方法かぁ……

 

「ガルル!!」

 

熊の鳴き声じゃねぇよ!それとも何か?ここの熊は特殊なのか?

 

「ガァー!!」

 

巨体な熊が腕を振り下ろしてきた

 

「うおっと危ない」

 

こういう時は『直感』は役立つ。

 

 

~1時間後~

 

熊を何とか殺さず倒してトレーニングが終わったが………

 

「ゼェゼェ………」

 

「このあとパーティーがあるんだろ?大丈夫か?」

 

「なんとか……ハァハァ………大丈夫……です」

 

「美由希たちには遅くなるように言っとくからシャワーを浴びてから家に来い」

 

「は、はい……」

 

「俺もこのあとやることあるからまた後でな」

 

恭也さんは神速を使って一瞬にして姿を消した。

 

 

~なのは視点~

 

今日はバレンタインデーって事で翠屋でチョコ作りして、円を作ってみんなのチョコを交換しようってことになったの!

 

今いるメンバーは麗奈ちゃん、フェイトちゃん、アリシアちゃん、すずかちゃんとアリサちゃんは、はやてちゃんを連れて後から来るみたいなの。

 

「恭也さん時間稼ぎできたかな?」 

 

「恭也さんだよ?できたに決まってるでしょ」

 

「どうして麗奈はそんな自信満々なの?」

 

フェイトちゃん私もそれ気になるよ!

 

「きっと瑞希がトレーニングしようとしてるところを恭也さんが難易度上げて、いつもよりハードトレーニングしてるはずよ」

 

「お前は未来予知でも持ってるのか麗奈?」

 

「あっ!恭也さん今チョコ作ってる最中ですよ」

 

噂をしたらお兄ちゃんが現れたのタイミングよすぎなの……

 

「みんな材料が余れば良いから上坂瑞希にチョコを作ってくれないか?」

 

「何故ですか?すずかとアリサが来ますから嫌でも余りますけど?」

 

「せっかくのバレンタインだ渡せば喜ぶぞ?」

 

「私は別に喜んで貰わなくて結構なので作りませんよ?」

 

つめたい…麗奈ちゃんがつめたいの……

 

「麗奈の知り合いなんでしょ?作ってあげなよ」

 

アリシアちゃんの言葉にはどう答えるんだろ?

 

「知り合いってだけで作るの?」

 

やっぱりつめたいの……麗奈ちゃんつめたい時は雪女みたいにつめたいからな~

 

「麗奈ちゃんどうして作ってあげないの?」

 

みんながだめならわたしが説得するしかないの

 

「バレンタインデーって女性が男性にチョコをあげる日なんだよね?好きでも無い人にあげたくないのよ」

 

「じゃあ私達は?」

 

「友チョコは別だよ?」

 

「麗奈作ろう?」

 

「でもフェイト」

 

「わたしからもお願いなの」

 

「しょーがない適当に作ってあげるか」

 

麗奈ちゃんフェイトちゃんには弱いみたいなの……

 

「麗奈ちゃん素直じゃないよね?」

 

「よし毒でも入れていや……麻酔薬の方が?」

 

「わかったから!ちょっと落ち着こう麗奈!」

 

「大丈夫よアリシア、皆の分のチョコはできてるからあとは、ダークm…美味しい美味しいチョコを作るだけよ?」

 

「ちょっと後半何か言いかけたなの!」

 

瑞希って人、凄く嫌われてるの…

 

「駄目だからね麗奈!麻酔薬とか毒とか入れたら!」

 

なのはとフェイトが必死に止める

 

「じゃあ豆から作ってあげるか……どうせ麻酔薬とか毒とか無いし、恭也さん珈琲のカカオ豆使いますね」

 

「構わんが……1から作るのか?」

 

流石のお兄ちゃんもビックリしてるの

 

 

「麗奈ちゃんって普通の人の常識を覆してくるの…」

 

「えーと最初はカカオ豆が綺麗になるまで洗って水気をきって、カカオ豆を弱火で焙煎する。」

 

「麗奈ちゃん私達にできることある?」

 

「あるよ!今からカカオ豆の皮を剥いていくから手伝って」

 

「麗奈ちゃん剥けたの~」

 

「麗奈こっちも剥けたよ」

 

「こっちもOKだよ」

 

「じゃあこのプロセッサーで細かくして」

 

ガリガリガリと変な音しだした

 

 

「細かくなってきたから、ソレイ…うぷっ!?」

 

「麗奈ちゃん!家を破壊する気!」

 

危なかった~魔法なんて使われたら家が壊れちゃうの!

 

「大丈夫だよ……なのは私はそんな、なのはが好きだよ!」

 

「いきなり告白されたの!?って話しを逸らさないの!」

 

麗奈ちゃんって、話しを逸らす為に言ったのかな?それとも本気で言ったの?あ~分からないの!

 

「あとは熱してから砂糖入れて、混ぜ合わせて型をとるだけだよ?」

 

「でも何で魔法なんて使おうとしたの?」

 

「熱するのに2時間掛かるから、流石にねぇ……」

 

「時間が無いんだね……」

 

「なのはの家で迷惑がかからず尚且つチョコが作れる場所……」

 

「家しかないよね」

 

「じゃあ行ってくるね」

 

「麗奈ちゃん行っちゃったの……」

 

「麗奈間に合うかな?」

 

「間に合わなくても念話してくるだろうから大丈夫だよ!」

 

 

カラーンカラーンと音が鳴る。

 

「誰かな?」

 

『こんにちはー!』

 

翠屋に入ってきたのは、はやてとすずかとアリサだった

 

「すずかちゃん!アリサちゃん!3人とも遅かったね、どうしたの?」

 

「私達はちょっと上坂瑞希って人と喋ってて遅くなったんだ」

 

「ちょっと道案内をね!それよりみんなチョコできてる?」

 

「出来てるけど、すずかちょっといい?」

 

「何フェイトちゃん?」

 

「どこに案内したの?」

 

「薬局だよ?それがどうかした?」

 

『???』

 

「瑞希って人は今ここに向かってるはずなんだよ…」

 

「でもおかしいな~どこか調子悪いのかな?」

 

「いや元気だったよ?胃薬なんて必要ないのに……」

 

「お姉ちゃん!?」

 

『お邪魔してます』

 

「あっ!美由希さんこんにちは!」

 

『麗奈/ちゃん!』

 

「いつから居たのよ」

 

「アリサが翠屋に入ったときからだよ」

 

「でもカラーンカラーンならなかったよ?」

 

「ドアが閉まる前にギリギリのすれすれで入ってきて、音を立てないで入ってきたから誰にも気づかれなかったよ!」

 

アハハと笑ってるけど……

 

「麗奈ちゃ~ん?」

 

「ごめんごめん今さっき完成したチョコだよ?食べたい人いる?」

 

「でもそれって瑞希って人のじゃないの?」

 

「大丈夫だよなのは!みんなの分も作ってきたから味見もしてきたから安心して食べて!」

 

麗奈ちゃん作るの早かったな~どうやって作り終わったんだろ?

 

「まさかだと思うけど魔法使って時間短縮してきた?」

 

「違うよアリシア…アルフに手伝って貰ったんだよ」

 

「なるほど!アルフなら速く終わるね!」

 

麗奈ちゃんの手作りチョコがみんなに渡り、みんなでせーので食べる

 

『パクリ』

 

「どう?おいしい?感想あったら言ってね」

 

「とても1から作ったチョコと思えないの!凄く美味しいの!」

 

「ありがとうなのは!」

 

 

「麗奈パティシエをおすすめするよ!」

 

「うん!考えとくよフェイト!」

 

 

「店に出したら絶対に売れるよこれ!」

 

「そんなに!?」

 

 

「凄く美味しいな!ビックリしたわ!」

 

「喜んでもらえて嬉しいよ」

 

 

「本当に1から作ったの?高級チョコと変わらないわよ?」

 

「よし!今度からチョコは1から作ろう」

 

 

「レシピ教えてもらって言いかな?帰って作りたいから!」

 

「はいこれ事前に作っておいたよ」

 

 

「これってレシピ通りに作ってないよね?」

 

「よく分かりましたねその通りですよ」

 

 

「すずかに渡したレシピに載ってるのに少しだけ私なりにアレンジしてみたんですよ。」

 

 

なのは、フェイト、アリシア、はやて、アリサ、すずか、美由希の順で感想を述べていく

 

そしてそれぞれ感想の言葉を麗奈は返答していく。

 

カラーンカラーン

 

「こんにちはー」

 

「上坂君やっと来たね!」

 

(ほら麗奈あげてやりなよ)

 

(私は何でこんな役回りなのかな?)

 

「瑞希…チョコって欲しい?」

 

「いきなりなんだ?」

 

「yesかnoで答えなさい」

 

「麗奈ちゃんは本当なら…………」

 

「えっ!?何しようとしたんだ?」

 

あれ?バレンタインデーってこんな感じだっけ?女の子が照れながらチョコを渡して男の子がそれを嬉しそうに持つってイメージがあったのにこれって脅迫なんじゃ……いや脅迫なの。

 

なのはsideout

 

 

「イエス……」

 

「感謝してよ?これ結構時間掛かったんだよ?」 

 

そう言いながら麗奈は瑞希にチョコを渡す

 

 

「本命か?」

 

「想像にお任せするわ」

 

「それは反則だろ」

 

「早く食べないと溶けちゃうわよ?」

 

「じゃあ頂きます…」

 

「どうよ?おいしいでしょ?」

 

「苦い!」

 

「…………」

 

2人は会話を続けて、ある一言で周りが沈黙する

 

「それはあんまりだよ上坂君」

 

「あんまりや…」

 

「……やっぱり毒とか麻酔薬とか入れればよかったかな?」

 

「待て!待て!感想にはまだ続きがあるんだ」

 

「上坂君言ってるみるだけ言ってみてね。余計なことを言ったら、みんなからの説教が待ってるから……」

 

 

「苦いけどそれでもカカオの香りがして美味しかった」

 

「どう麗奈ちゃん?」

 

「もう気にしない。だけどそれはみんなのパーティーを早く始めるためだよ?それじゃあみんな始めよう!」

 

『うん!』

 

このあと瑞希と高町家を含めパーティーを開催した

 

 




続きは想像にお任せします。



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A‘s編 コラボ後
突然の襲撃


何か案が思いつきません

SAOとかコラボできたら良いな~とか思ってたりします


暇潰し程度に読んでくれると嬉しいです

それではどうぞ


私達は海鳴市に戻って来ました

 

いきなりですが不思議な特典を神様に貰って初めて使った場合、使いこなす事は可能か!?

 

否!無理です!

 

 

飛行機をいきなり操縦しろと言ってるようなものです!

 

 

話しが脱線しましたね

 

私が所有してる『異世界移動能力』これは1回行ったことある世界なら移動可能ですが、どうやらイメージが足りなかったらしく空に放り出されてしまいました!

 

「きゃっ!」

 

「わっ!」

 

「えっ!」

 

「……?」

 

 

私となのはとフェイトは大丈夫だけどロレッタは……大空の景色に心を奪われてます…

 

 

「ホープスター!」

 

「レイジングハート!」

 

「バルデッシュ!」

 

 

3人はロレッタを見てバリアジャケットを展開し、急いでロレッタの所に駆けつけた

 

 

がそんな必要はなかったようです

 

 

ロレッタは空中を歩き出して踊り始めましたのだから…

 

 

「「「………ええぇ!!!?」」」

 

 

魔法で飛ぶことはありますが空中で歩くことはまず無い私達にとっては衝撃的で駆けつけるのを忘れて呆然とロレッタが踊る姿を見てるのでした

 

 

「~~♪♪~♪~~♪~~♪♪~~♪♪~~♪♪♪」

 

 

「まあ…楽しそうだから良いかな…」

 

「そうだね…」

 

そんな和んだ空気を壊すように奇襲を仕掛けられた

 

 

「誰!?」

 

麗奈達は奇襲を防ぎ、奇襲を仕掛けた人物を見る

 

 

髪色がピンクの騎士の女性と赤い服を着た少女が現れた

 

 

「……ヴィータ」

 

 

「おう!」

 

 

赤い服の少女はハンマーを持って私達に襲い掛かってきた

 

 

「フェイト!なのは!二人の相手お願い!」

 

 

「麗奈ちゃんは!?」

 

 

「ロレッタを回収してくる!」

 

「「わかった!」」 

 

 

そう言ってなのはとフェイトは戦闘に向かった

 

「ロレッタ…避難するよ」

 

 

「何で?」

 

 

「何でって危ないからに決まって…」

 

そこまで言って麗奈は気づいた

 

 

(まさかと思うけど危険な状況が判らないの!?)

 

 

「ママどうしたの?」

 

 

「なのはお姉さんとフェイトお姉さんが戦ってるでしょ?」

 

 

「うん」

 

 

「2人が負けたらどうなると思う?」

 

 

「世界が亡くなる?」

 

 

「う~んちょっと違うかな……2人が居なくなったら誰かが悲しむのよ」

 

「……悲しむ?」

 

 

「例えばママが突然いなくなったら?」

 

 

「そんなの駄目!」

 

 

「じゃあ私に掴まってて」

 

 

ロレッタをおんぶして瞬間移動しようとしたとき……できなかった。どうやらジャミングされてるようだ

 

 

「………困ったな~」

 

 

そう思った時ロレッタが肩をトントンと叩いてきた

 

 

「どうしたの?あっ!なるほど…なのは達の加勢には行けそうにはないな~」

 

 

ロレッタが指差した方向は青い服を着た男性と緑色の服を着た女性が居た

 

 

「あなた達は何者?」

 

 

「………」

「ごめんね?ちょっと足止めされててね」

 

 

「なるほど狙いはなのは達か……」

 

 

「勘がいいな…」

 

 

「ねえ話しをしない?闇の書と関係してるんでしょ?」

 

緑色の服を着た女性がちょっとだけだがピクッてなった。

 

 

「何故それを?」

 

 

「私は魔力を提供するからそっちは知ってる限りで良いから情報をくれたら嬉しいかな」

 

 

「それは無理な相談だな」

 

 

「そう…残念ね」

 

麗奈はホープスターを構えた

 

「何をする気?」

 

 

「仲間の加勢をするのよ?ソレイユシューター・エクステンション!」

 

 

「……あなた今何発射ったの?」

 

「300発かな?なのはとフェイトの敵に落ちるように半分ずつ」

 

「そんな生成する時間もなかったでしょ?操作もできないし魔力切れになるだけのはずよ!?」

 

 

「でも実際にやって見せた」

 

 

「………………」

 

「………………」

 

「……ん?2人して何を喋ってるのかな?」

 

これは当たったみたいだね…2人はどうやら念話で話してるようだ

 

 

「ママまだ終わらない?」

 

「ごめんねロレッタまだ終わりそうにないね」

 

 

事実を伝えたらロレッタは頬を膨らませた

 

 

「じゃあ私はこれで!」

 

 

「あっ…待って!」

 

 

「あなたは何で闇の書の事を知ってるの?」

 

「事実を明かしたところであなた達は信じるの?」

 

「それは……」

 

「闇の書については666ページ埋めたらマスターが膨大な力を手にするけど今度は魔力を使い果たすまで暴走する」

 

 

「なんで知ってるの!」

 

 

「あなた達は守護騎士とかそんな役割でしょ?」

 

 

「そうだ!主を守るのが我等の役目だ!」

 

 

「じゃあ何で主を守らないでこの場にいるのよ!」

 

 

「お前には関係ない」

 

 

「闇の書が完成したら主は死ぬわよ!」

 

 

「どういう事!?」

 

 

「666ページの魔力と魔法がある本をただの人間が扱いきれると思うの?」

 

 

「無理だな」

 

「力を手にしても扱うのは主だけなのよ!闇の書が完成した所で力を扱いきれずに暴走するわよ!それでも良いの?」

 

 

「それが仮に本当だったしましょう…だけど私達はどうやって、はやてちゃんを助ければ良いの!」

 

「シャマル!」

 

 

「まさかの私の友達だったか……」

 

「主はやてを知っているのか!?」

 

「八神はやてなら友達だけど?」

 

 

「お前は色んな事を知りすぎた…生かしてはおけんな」

 

「私ならはやてを救えるわよ?」

 

「ハッタリだな」

 

 

「防衛プログラムを消せば良いのよ!そしたら主さんは安心して管制人格とユニゾンできるでしょ?」

 

 

「それだったら暴走しないで済むわ…」

 

「無理だ」

 

「どうして?」

 

「闇の書の防衛プログラムをどうやって消す?不可能だ」

 

《Master》

 

「わかった!急用ができたわ!」

 

 

「行かせると思うか?」

 

「邪魔しないで消されたいの?」

 

 

男性の人が道を阻むが麗奈の言葉に道を通してしまう

 

 

「ザフィーラ通して良かったの?」

 

 

「……………安心して良いアイツの目的は仲間の救出だろう」

 

「何で分かるの?」

 

「仲間の加勢だったならば我らを真っ先に倒しにくるだろう?」

 

「その通りだよ!ザフィーラ!」

 

「いつの間に!」

 

「私の名前は星野麗奈!じゃあね!」

 

「嵐の様に去っていったわね」

 

「そうだな…」

 

 

~なのは視点~

 

私は赤い服の子と戦って吹き飛ばされて、ピンチになったの…

 

 

でもいつも通りと言うか何と言うか銀色の魔力弾が赤い服の子に何百発も当たったの…

 

 

「なのは!大丈夫!?」

 

 

「…大丈夫だ…よ……やっぱり麗奈ちゃんだったんだね」

 

 

私の上半身のバリアジャケットは無くなって怪我をしていたの

 

 

「動かないで……」

 

「フェイトちゃんの方に行ってあげて」

 

傷が治ってる?麗奈ちゃんが私に触れただけなのに………

 

「わかった!レイジングハートあなたも治したからご主人様をしっかり守るんだよ!」

 

 

《Thank You》

 

 

「あっ!そうだ!ロレッタを預かってて」

 

「ありがとう!ロレッタ良い子にしてるんだよ!」

 

「ママ頑張ってね!」

 

 

ロレッタちゃんの言葉に返答はしなかった麗奈ちゃんでしたが微かに笑ったような気がしました

 



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占領された学校

書いてたらこうなった

反省はしてないけど後悔は後からするかもしれない……

それでは暇潰しにどうぞ!


~フェイト視点~

 

私は烈火の将のシグナムと戦っていたのですが、銀色の魔力弾が突然降り注いできて、お互いに回避して回避できないのは斬って何とかなりました

 

「突然魔力弾が降ってきた時には焦ったぞ」

 

 

「私も焦りました」

 

 

「さっきの巫女服の少女がやったのか?」

 

 

「多分そうだと思います」

 

 

「結構な距離があったんだが?」

 

 

「本人に聞いてください」

 

 

私も離れたところから魔力弾を放つことはできるけど麗奈のやってる事は次元が違うよ……

 

 

麗奈が行ったのは、超遠距離攻撃は地上から宇宙の物体を攻撃する芸当だった

 

 

しかし位置が判らないと攻撃しても外れてしまうので、位置を特定する必要がある。

 

 

なら何でフェイトやなのはの位置が判ったか?……

 

 

 

 

 

なのはとフェイトの動きのパターンを読んで何処で戦闘してるか計算して割り出したからである。

 

 

ここで疑問に思うことがある『なのはとフェイトの動きを読んだ』のなら、なのはとフェイトに当たるはずだ

 

 

じゃあどうして敵に当たったか……麗奈がこの事を事前に念話で教えてなのはとフェイトが誘導させたのだ

 

 

 

「それは無理だな私達の仲間達が抑えている」

 

 

「麗奈!」

 

 

「行かせると思うか?」

 

 

フェイトはシグナムの言葉を聞いて麗奈が心配になり、麗奈の所に行こうとする

 

 

「しまった!」

 

 

シグナムは剣を縦に大きく振りかぶって、フェイトを叩き落とそうとしたが巫女服の少女によって阻止された

 

 

「私の仲間に手を出させると思う?」

 

 

麗奈!来るの速いしクロスレンジも得意だったのかな?最も驚いたのは短剣で剣を受け止めてる事だよ…

 

 

「貴様が星野麗奈か?」

 

 

「そうだよ烈火の将さん!このまま退いてくれない?管理局がそろそろ異変に気づいてるかも知れないよ?」

 

 

「それは面倒だな……今回は退くとしよう!次会うときは覚悟しておけ!」

 

 

 

「じゃあね」

 

 

シグナムが消えたが転移したのを確認した麗奈は息を吐いていた

 

 

「危なかった~」

 

 

「どうして?」

 

 

麗奈とシグナムは互角の勝負をしてたように見えたけど?

 

 

「本当に分からないの?」

 

 

「…………」

 

 

何だろ?まだ奥の手がある麗奈なら互角以上に渡り合えるはずだけど?

 

「じゃあリニスからも聞いてないんだね……じゃあ皆を交えて説明したいからなのはの所に行こう」

 

 

「うん」

 

 

フェイトの言う通り麗奈なら互角以上に渡り合えるが奥の手を使った場合の話しになる…単純な勝負なら決着は着かないだろう。

 

 

「麗奈ちゃん!」

 

 

「ママ!」

 

 

「ちょうど良いところになのは達が来て結界も解けたみたいだし、今日は1回家に帰って明日トレーニングをするよ!」

 

 

私達は歩きながら明日の事を考えます

 

「何処で?」

 

 

「私の家で学校が終わり次第すぐかな」

 

「ロレッタもする!」

 

 

ロレッタはまだ子供だから駄目じゃないかな?ほら麗奈も悩んでるよ

 

「……別に良いけどママ達のトレーニングは厳しいよ?」

 

 

「う~ん」

 

 

「ど…どんなトレーニングするの?」

 

 

なのは!麗奈はロレッタにまだトレーニングに参加させないようにしてるから聞いたらダメだよ…

 

 

「ほら、なのはと私は接近戦弱いでしょ?弱点克服するためのトレーニングだよ。さっきの赤い騎士より速く戦闘できるように特訓」

 

 

麗奈も麗奈で教えてよかったの?まあシグナムより速く動けないと勝負にならないしね

 

 

その前に麗奈たちに聞かなきゃいけないことがあるんだけど、返答次第では明日のスケジュールを変更しなきゃいけないかな

 

 

「所でなのはと麗奈は勉強の方はどうなの?」

 

 

「学校の勉強内容がどのぐらい進んでるかによるかな」

 

 

「…………」

 

 

「なのは?」

 

 

「理数系なら大丈夫だと思うの……」

 

 

「………明日からお泊まり会をしよう」

 

 

「ロレッタもする!」

 

 

「ロレッタ……ママは良いけどフェイト達の承認も得ないと?明日は勉強をするんだよ?」

 

 

「フェイトお姉さん!」

 

 

「…」

 

 

「なのはお姉さん!」

 

 

「…」

 

 

「お勉強会ロレッタも参加して良いでしょうか?」

 

 

「「………」」

 

 

お姉さんと言われた事が新鮮だったのかなのは達はフリーズしてしまった

 

 

「二人とも戻ってきなさい!」

 

 

「「はっ!」」

 

 

「お姉さんと言われて新鮮だったのは解るけどロレッタに返答しなきゃ駄目だよ」

 

 

「フリーズさせた原因は麗奈ちゃんなの!」

 

 

「ロレッタが良ければ一緒に勉強しよっか?」

 

 

「やったー!」

 

 

「じゃあこれで解散だね…なのは送って行こうか?」

 

 

「大丈夫だよ!レイジングハートが一緒だし麗奈ちゃん達も気をつけてね!」

 

 

「そっか…じゃあね」

 

 

「バイバイ」

 

 

「また明日なのは!」

 

 

なのはが家に帰ったのを確認する。

 

 

「じゃあ私達も帰ろうか」

 

 

「ちょっと待ってくれ!」

 

 

誰の声?麗奈でもロレッタの声でもないよね?

 

 

「安心してフェイト私の知り合いよ」

 

 

「知り合い?」

 

 

「出てきなさい瑞希!話があるんでしょ!」

 

 

「やっぱり麗奈だな少し変わったか?」

 

 

「歩きながらで良いかしら?」

 

 

「ああ」

 

 

「結構焦ってるわね?それで何の用件かな?」

 

 

「お前ら私立聖祥大附属小学校に通ってるんだよな?」

 

 

「紫の髪の子と金髪の子にでも会ったの?」

 

 

「何で解るんだよ!?」

 

 

「声が大きい」 

 

 

「すまん」

 

 

今は夜だし大きな声を出されたら迷惑になるけど、本当に何で解るんだろう?

 

 

「簡単な事よ?瑞希は『何か』に遭遇したかは良いけど人手不足だった。あとは推測だけど私達の知り合いに頼まれたのかな」

 

 

「私達の知り合いに聞いたって事は無いの?」

 

 

「無いわよ」 

 

 

「なんで?」

 

 

「俺も知りたい何で解ったんだ」

 

 

「瑞希が小学生に聞いたとしても逃げられるか怖がって喋らないかの二択なのよ初対面で人の個人情報を聞かれても何で?ってなるだけでしょう?」

 

「「………」」

 

 

「それでこれが仮に違うとして、もうすぐで私達は家に着くんだけど?」

 

 

麗奈は何があったか全然教えてくれないからイライラしてるみたいです

 

 

「…………占領された」

 

 

「何がよ?」

 

 

「私立聖祥大附属小学校が占領された………」

 

 

「なるほど……」

 

 

「麗奈どうしたの?」

 

「命知らずがまだいるんだな~って心の中で思ってしまって」

 

ガチャ

 

 

「ただいま~」

 

 

「瑞希も上がって行けば良いわ」

 

 

「フェイト~!!何処に行ってたの心配したのよ!」

 

 

「ただいま」

 

 

「お邪魔します」

 

 

「ちょっと麗奈待って!」

 

 

「フェイト」

 

 

「麗奈」

 

 

「頑張ってね」 

 

 

「ちょっと助けて!」

 

「フェイト本当に心配したわ!また会えてよかったわ」

 

「母さん……」

 

 

「麗奈お帰りなさい」

 

 

「うんただいま…ちょっと異世界に行ってて帰りが遅くなった」

「あなたが居ない間に学校は大変な事になってますよ」

 

 

「瑞希に聞いたよ」

 

 

「占領されたとか?本当なの?」

 

 

「瑞希久しぶりですね」

 

 

「どうも」

 

 

「それで学校がどういう状況か二人でもう一回教えて」

 

 

「その前に良いですか?」

 

 

リニスが手を挙げる

 

 

「何?」

 

 

「その子は何ですか?」

 

 

「ワルプルギスの夜を救済したらこの子が生まれたの」

 

 

「ワルプルギスの夜とは?」

 

 

「ずっと笑っている舞台装置の魔女でその魔女が本気を出したら暴風の如き速度で瞬く間に地表の文明をひっくり返すヤバイ奴よ…」

 

 

「よく生きてますね………」

 

「………」

 

「それでこの子が」

 

「ロレッタ!」

 

 

「それでその子はどうする気ですか?」

 

 

「育てるけど?」

 

 

「9歳で子持ちは可笑しいと思うんですが?」

 

「そうなの?」

 

「俺に聞かれても解らねぇよ」

 

「まあこの話しは置いといて……学校の状況どうなってるの?アリシアも見当たらないけど?」

 

 

「「…………」」

 

 

「アリシアは学校の中です」

 

 

「まさか……何人か拉致されてるとか言わないわよね?」

 

「私が知ってる限りでは拉致されてるのはアリシアだけです」

 

「俺が知ってるのは金髪のロングヘアーの子と紫のロングストレートの子が窓ガラスをバンバン叩いてたのを見て状況を察したのは良いけど、人数が多すぎるんだよ……」

 

 

「多くても30人程度でしょ?あんたならどうにかできたんじゃないの?」

 

 

「麗奈0が2つ少ないぞ?」

 

 

「3000…少なくない?」

 

「麗奈あなたは何体だったら多いと感じるのですか?」

 

 

「そうね……10万人かしら?」

 

 

「明日普通に学校に通うとするわ」

 

 

「何をバカなことを!」

 

「撃たれるぞ!」

 

 

「でしょうね」

 

「そこであんたの出番よ」

 

 

「何か作戦があるんですね」

 

 

「一応あるけど聞く?」 

 

 

「言ってみてください」

 

 

「わかった説明するわ……」



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占領された理由

暇つぶしにどうぞ


今、部屋にはリニス、瑞希、アルフ、ロレッタが居ます

 

「じゃあ説明するわ……明日学校に私が登校して相手が射撃してくると想定して私がシールドを張るわ」

 

 

「それじゃあ麗奈が危険じゃないですか!?」

 

 

「まだ終わってないわよリニス?それと射撃されてシールドで受けたらどうなると思う?」

 

 

「場所にもよりますけど今回の場合学校ですから土煙が発生するですか?」

 

 

「そして土煙が晴れる瞬間までが勝負よ」

 

 

「どうするつもりですか?」

 

 

「土煙が発生してる間に瑞希が空間移動、瞬間移動で人質をこの家に飛ばす」

 

 

「ちょっと待て!」

 

 

「人質の場所でしょ?流石に解らないわね…」

 

 

「人質が移動されてるからか?」

 

 

「そうよ…あんたに見つかって場所を移動されたに違いないから簡単に見つかる場所には移動させないはずよ」

 

 

「それでいて脱走されない場所ですね」

 

 

「屋上とかは違うのか?」

 

 

「……違うわね」

 

 

「何でだ?一番脱走しにくいだろ?」

 

 

「空から助けが来たり、自殺でもされたら困るでしょ?」

 

 

「な、なるほど…」

 

 

「教室は違う…屋上も違う…あっ!」

 

 

「分かったんですか?」

 

 

「多分…」

 

 

「分かったけど……今更だけど」

 

 

「今度はどうしたんですか?」

 

 

「魔法使っても大丈夫かな……」

 

一般人に魔法なんて見せたらビックリし、下手したらネットが炎上するだろう

 

 

「今更ですけど確かに困ったものですね…」

 

「コスプレして行くしかないかな」   

 

「なあ何で警察は動かないんだ?」

 

 

「動かないじゃなくて動けないのよ」

 

「麗奈の言う通りですね。下手に相手を刺激したら人質が死んでしまいますから……」

 

「でも速くいかないとアリサ達の思考が低下するよ?」

 

「一度冷静になりましょう」

 

「……ねぇリニス…」

 

「何でしょうか?」

 

「この事はプレシアさんは知ってるの?」

 

「知らせてませんよ……学校でお泊まり会と言うことにしてます」

 

「妥当だね……プレシアさんが知ったら暴走待った無しだからね」

 

 

「おい二人ともストップ!」

 

 

「私が何ですって?」

 

 

「あっ……プレシアさんフェイトは?」

 

 

「愛しのフェイトなら先に寝たわよ……それよりアリシアは学校でお泊まり会じゃないのかしら?」

 

「学校が占領された事は知ってますか?」

 

「人質として囚われてるのね…待ってなさい!アリシア!」

 

 

「待って!待ってください!落ち着いてください!その結論は間違ってませんけど、学校の状況が判らないんですよ!無策でアリシアを助けに行っても帰ってアリシアを危険な目に遇わせるだけです」

 

 

「じゃあどうすると言うのかしら?」

 

 

「一応作戦はありますけど、それを実行するかは今からアリシアに念話で学校の状況を確認してからです」

 

 

【アリシア聴こえる?】

 

 

【麗奈!?助けて!】

 

 

【落ち着いて……そのままの状態でそっちの状況を教えて】

 

 

【ゴメン…解らないよ目隠しされてるから】

 

 

【何でもいいよ何かしら解ることはある?】

 

 

【アリサとすずかも人質にされてる事かな?あとこの場所は音楽室だよ】

 

 

【何でそう思うの?】

 

 

【ピアノの音で指示を出してるみたいだから】

 

 

【わかった…もう少し我慢しててね】

 

 

【うん】

 

 

「人質の場所は音楽室です!私が校庭で敵を引き付けますから、その隙にアルフの転移魔法でプレシアさんと一緒にアリシアを救出お願いします!」

 

 

「俺は?」

 

 

「フリー……と言いたい所だけどプレシアさんがすずか達の事を知らないから人質を優先的に救出して、この家に飛ばして」

 

 

「わかった」

 

 

「リニスはロレッタを見ててくれる?」

 

 

「別に構いませんが……」

 

 

「ロレッタも行く~!」

 

 

「ロレッタが麗奈に着いて行きますよ?」

 

 

「すぐ戻るから…ね?」

 

 

「………ホント?」

 

 

「うん!本当だよ!」

 

 

「わかった待ってる!」

 

 

「じゃあプレシアさん!私が校庭で敵を引き付けて何分か経ってから来てくださいね」

 

 

「わかってるわよ!さっさと行きなさい!」

 

 

~校庭~

 

 

「見張りなんて暇だな~」

 

 

「ああ退屈すぎて死んじゃいそうだ」

 

 

「それは大変ね」

 

 

「全くだ!……ん?」

 

 

「誰か喋ったか?」

 

 

「女の子の声がしたぞ?」

 

男性だけで見張りをしてるので女の子の声なんてする筈が無いのだ

 

 

「おい!学校の中に入ろうとしてる女の子誰だ!」

 

 

「そこの君!ちょっと待ちなさい!」

 

 

「忘れ物を取りに来たんですが入ったら駄目ですか?」

 

 

「その忘れ物とは?」

 

 

「この中にいる人質かな」

 

 

ドン!と発砲された音が聞こえた

 

 

「流石にいきなり撃つのは良くないんじゃあないか?」

 

 

「で、でもこのまま野放しにしとくのも駄目だろ……」

 

 

「銃弾程度じゃあ私は倒せないよ?」

 

 

「ば、バケモノ………」

 

 

「こちらC班!校庭に応援を回してくれ!」

 

 

分が悪いと判断したのだろう通信機を使って学校の中で見張りをしている人が何人か向かってきた

 

 

「これでお前は……なぜ笑ってる?」

 

 

「知りたい?そっちが占領した理由を教えてくれたら教えるよ」

 

 

「殺す!」

 

 

銃弾を放ってくるが麗奈は体を捻らせて避ける

 

 

「これならどうだ!」

 

 

「ロケットランチャー!?」

 

 

見張りをしていた男性達から見て、体勢を立て直す前に撃ったので勝利を確信した

 

 

「やり過ぎたか?」

 

 

「ケホッ!ケホッ!なんて物騒な物を持ってるのよ」

 

 

「生きてるだと?」

 

 

「おいアイツの服変わってないか?」

 

 

「構うもんか!弾切れになるまで撃ちまくれ!」

 

 

【《Master》】

 

 

【「解ってる」】

 

 

「武器を破壊させてもらうよ」

 

 

(それにしても銃弾が遅く見えるのは何でかな?)

 

 

男達は銃弾が当たらないと判断したのか銃を捨てて麗奈に近づいてきた

 

 

【《肉弾戦は危険です》】

 

 

【「わかってる」】

 

 

流石に腕とかを掴まれて身動きが出来なくなったら……考えたくもない

 

 

「こういう時の対策はしてるのよ」

 

 

「消えた!?」

 

 

「おい見ろ空に居るぞ!」

 

 

「アイツの下に履いてるのって短パンじゃねぇ?」

 

 

「うわ!色気ねぇ~」

 

 

暗くて見えないだろうから油断した……ちょっとあの人達の記憶を抹消しよう!でも記憶を消すのに短剣じゃ無理ね……

 

 

仕方ない魔法を使おうかな 

 

 

「ソレイユ!」

 

 

「なんだあれ!?」

 

 

「短剣の先端部分に銀色の光が集まってるぞ!?」

 

 

「どうやら怒らせたみたいだな…」

 

 

「ああ…多分パンツ見られたから俺達の記憶を消し去りたいみたいだな…」

 

 

「「「「「理不尽だ!」」」」」

 

 

「それでも巫女か!」

 

 

「パンツ見られたぐらいで怒るなよ」

 

 

「おまっ!馬鹿!刺激してどうすんだよ!」

 

 

「ほら!カメラだぞ!撮られたくなかったら短剣をしまえ!」

 

 

「…………言い残したい事はそれだけですか?」

 

 

「麗奈お前やめろ!相手を殺す気か!?」

 

 

「放して瑞希!私は今からあの人達の記憶を抹消しないといけないの!」

 

 

「突然少年が現れたぞ?」

 

 

「建物を壊す気か!?」

 

 

「安心なさい!物理破壊設定と非殺傷設定であの人達だけにほんのちょっと痛みを与えるだけだから!だから放しなさい!」

 

 

「絶対ちょっとじゃないだろ!友達に魔法を見られでもしたら」

 

 

「大丈夫よ!説明したら納得してくれるわ!それより人質はどうなったの!?」

 

 

「全員助けだしたぞ」

 

 

「そう……撃たないから放しなさい」

 

 

「本当だな?」

 

 

「本当よ」

 

 

瑞希は麗奈の両腕を放した

 

 

 

「あなた達のリーダーはどこにいるんですか?」

 

 

「音楽室だ」

 

 

「随分と素直に言ってくれるんですね」

 

 

「俺達は自分の身を優先するもんでな」

 

 

「おい!」

 

 

「なんですか?」

 

 

「悪かった!」

 

 

男達が謝ってきた

 

 

「流石に恥ずかしい思いしたら嫌だもんな」

 

 

「私も他のやり方があったんじゃないかと後悔してます」

 

 

「別のやり方?」

 

 

「例えば…あなた達を宇宙に放り込んで意識が失った所で校庭に寝させるとか?」

 

 

「「「「「……………」」」」」

 

 

「もうさっきのは記憶から抹消するので許してください」

 

 

無表情で言ったために本気で思ったのか効果はあったみたいだね

 

「麗奈リーダーの所に行くんじゃないのか?」

 

 

「すぐ行く!」

 

 

「待ってくれ!リーダーに何の用があるんだ?」

 

 

「何で学校を占領したのか聞くんですよ」

 

 

麗奈は前を走りながら男達に言った

 

 

「俺達も行って良いか?」

 

 

「俺達も占領した理由を知りたいからな」

 

 

「勝手にしてください!」

 

 

~音楽室~

 

 

「何だったんだあの二人組は……突然現れて人質を奪って行って手も足もでないと言うのは初めての経験だ」

 

 

プレシアとアルフの事だろう

 

 

 

何もされなかったが『今度アリシアに手をだしたら人生終ったと思いなさい!』と忠告された

 

 

「初めての経験ですか」

 

 

「誰だ!少女?どうやって見張りがいたはず……」

 

 

「リーダー!」

 

 

「お前ら見張りはどうした!」

 

 

「この子が強すぎて俺達では歯がたたないんですよ」

 

 

「小娘名前は何と言う」

 

 

「星野麗奈です」

 

 

「細見高広だ…何の用だ!」

 

 

 

「何故この学校を占領したのか理由を聞きたくて」

 

 

「聞いて何になる…」

 

 

「助けることができます!」

 

 

「馬鹿馬鹿しい!助けるだと?子供には無理だ!消えろ!」

 

 

「これは私の推測ですけど、子供が病気でお金が足りなくて、やむを得ず仕方なく犯罪に手を染めた……合ってますか?」

 

 

じゃないとアリサ達が大人しくしてた理由が分からないし

 

 

「そうだ…人質がいるせいか警察は動くのが遅すぎる」

 

 

「警察とお金と人質の取り引きが成功したところで細見さんは逃げ切れるんですか?」

 

 

「無理だな」

 

 

「………娘さんの病気が治ると言ったら信じてくれますか?」

 

 

「できるのか!?」

 

 

「できます…何処にいるのか場所を教えてください」

 

 

「病院に居る」

 

 

「今から助けに行きますから細見さんも一緒に来てください」

 

 

「わかった」

 

 

「あれって!」

 

 

「どうしたんだ?」

 

 

「管理局だ全員動くな!」

 

 

 

そこにはクロノとなのはが居た

 

 

 

少しは空気読んでよね管理局!



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管理局の勧誘

危なかった

もう少しで投稿が延長する所だったよ


まあ何はともあれ無事にできたので暇つぶし程度にお読みください


それではどうぞ!


「管理局執務官クロノ・ハラオウンだ!抵抗する者には攻撃許可が降りている」

 

 

私も別に争う気は微塵も無いので失礼させてもらいますね。

 

 

「星野麗奈!君には話しがあるから待っててくれないか?」

 

 

気づかれてた……

 

 

「流石に気づくよねモニターか何かで見てたんだろうから…」

 

 

麗奈は自身の失態に少しだけ落ち込んだ

 

 

「おとなしく投降してもらうと色々手間が省けるんだが」 

 

 

男達はパニックになって逃げ出した

 

 

「管理局だ!」

 

 

「逃げろ~!」

 

 

「ヤバイ!ヤバイ!ヤバイ!」

 

 

逃げた瞬間、男達はクロノにバインドで拘束された

 

 

 

まあそんなことよりどうでも良いんです!

 

 

「何で家に帰ったなのはが居るのよ!」

 

 

「し、仕事だから」

 

 

「クロノ!」

 

 

「君のジュエルシードが暴走しないようにこちらで預からせてもらう」

 

 

 

「あなた達には必要ない物のはずよ?何でそんなに回収したがるのよ?」

 

 

「君が悪用しないなんて保証はどこにも無い!それにジュエルシードが暴走してからじゃ遅いんだ!」

 

 

「あなた達にやっても何のメリットにもならないわよ!寧ろ悪用されるかも知れない!」

 

 

「どうしてそんな事が言える!」

 

 

「管理局には裏があるかも知れないって事よ」

 

 

「そんなバカなことがある訳「言いきれる?」……」

 

 

「そんなバカなことがある訳が無いって言いきれる!それとホープスター」

 

 

《put out》

 

 

麗奈はホープスターにジュエルシードを出させた

 

 

「何をするつもりだ」

 

 

浮遊してる3個のジュエルシードを手に握った

 

 

「普通ならこれで次元震が起きて、この世界が滅びるけど私が触れてる限り暴走なんて起きないのよ」

 

 

「だが君は魔導師だ!このまま見逃す訳にはいかない!」

 

 

「何でよ?」

 

 

「今回も麗奈ちゃんのお陰でこの人達を楽に捕まえられた訳だけど、それとこれとでは話しが別になってくるの」

 

 

「君みたいな優秀な魔導師がこれまでの生活を何一つ変えることなく滞在し続けると言うのは難しいんだ」

 

 

「この人…細見さんって言うんだって」

 

 

「それがどうしたの?」

 

 

「その細見さんの娘さんが病気だからまずは…」

 

 

「その子の病気を治してからで良いかな?」

 

 

「別に構わないが逃げはしないだろうな?」

 

 

「病気を治して家に帰るのよ」

 

 

「そういえばロレッタちゃんが居ないね」

 

 

「家に居るからね……細見さん娘さんが寝ている所教えてください」

 

 

「確か……3階の病室だったような」

 

 

「じゃあね」

 

 

「おい待て!」

 

 

麗奈は細見さんを連れて病院に瞬間移動した

 

 

~病室~

 

 

「暗い……」

 

 

「細見さん手を放して良いですよ」

 

 

「病院で幽霊が出ると思うと怖くてですね……」

 

 

「出ませんから放してください!しかも小さな女の子の前で怖がるってどうなんです?」

 

 

「しかし……」

 

 

「警備員の人が見回りしてる筈ですからこんなところ見られたら捕まりますよ?」

 

 

「それは困る!」

 

 

細見さんは速歩きして病室に向かった

 

 

(娘さんってどんな人だろう?)

 

 

麗奈は疑問を抱きつつ細見さんの後に続いた

 

 

 

 

「此処です」

 

 

506号室………名前は美乃利?

 

 

「入るぞ~」

 

 

「お父さん!?こんな夜遅く…それにその子は誰?」

 

 

「星野麗奈って言います…あなたの病気を治しに来ました」

 

 

「ごめん聴こえなかった「あなたの病気を治しに来ました」どんな病気か判ってて来たの?」

 

 

「いいえ……聞かされてませんから知りませんよ?どんな病気何ですか?」

 

 

「肺がんって言えば解るかしら?」

 

 

「がん何ですね。自信はありますけど、絶対に治せる訳じゃないですから」

 

 

「そ、そう……何をすればいいのかしら?」

 

 

「手に触れてください」

 

 

「こう?」

 

 

「どうです?何か変化ありました?」

 

 

「だるさが無くなったわね」

 

 

どうやらこれで美乃利さんの病気は治ったみたい

 

 

「じゃあ私はこれで失礼しますね」

 

 

「待って!」

 

 

「何ですか?」

 

 

「ありがとう!」

 

 

「うん…お大事に」

 

 

「消えて行った」

 

 

「一体何者なの?あの子…」

 

 

「不思議な子ではあったな」

 

 

~自宅~

 

 

「ただいま……そしてお休み」

 

 

「ママ~!!」

 

 

なんてことは、できずロレッタが出迎えてくれた

 

 

「良い子にしてた?」

 

 

「うん!」

 

 

「ロレッタは良い子にしてましたよ」

 

 

「ただいま…リニス」

 

 

「今日は遅いから、もう寝ようか!」

 

 

「うん!ママと一緒に寝る~!」

 

 

そして麗奈は久しぶりに眠り、ロレッタは初めて母親と眠った

 

 

 

~翌朝~

 

ピンポーンとインターホンの音が鳴る

 

 

「誰でしょうね?」

 

 

「はい!どちら様ですか?」

 

 

テレビモニターにアリシアが出る

 

「管理局のクロノ・ハラオウンだ……星野麗奈に話しがあって来ました」

 

 

「麗奈は出掛けてるよ?」

 

 

「何処に行ったか判りますか?」

 

 

「朝起きたら家の何処にも居なかったから何とも言え…「私に何か用ですか?」ちょっ!?麗奈!」

 

 

「……君に話しがある」

 

 

「話し?」

 

 

「管理局に入る気はないか?」

 

 

「中に入って…話しはそれから」

 

 

麗奈はクロノを家に招き入れた

 

 

「アルフ」

 

 

「なんだい?」

 

 

「みんなを起こしてリビングに呼んでくれる」

 

 

「良いけど……ちょっと待ってておくれ」

 

 

数分後

 

 

「麗奈みんな起こして来たよ」

 

 

「突然呼び出してごめんね」

 

 

リビングに、リニス、フェイト、アリシア、ロレッタ、プレシア、アルフが集まった

 

 

「こちら管理局の……」

 

 

「クロノ・ハラオウンです」

 

 

「それで用が私を管理局に入らないか勧誘して来たんだけど、どう思う?」

 

 

「麗奈が決めること何でしょうけど………」

 

 

「そうね……これはフェイト達も関係することね」

 

 

「私達?」

 

 

「クロノあなたは言ったわね?『君みたいな優秀な魔導師がこれまでの生活を何一つ変えることなく滞在し続けると言うのは難しいんだ』この言葉は私だけではなく、プレシアさん達も含まれてるのよね?」

 

 

「ああそうだ」

 

 

「クロノ私達はその気になれば管理局を潰せるわ」

 

 

「れ、麗奈…?」

 

【リニスとプレシアさん話しを合わせてくれませんか?無条件で入っても忙しくなってアリシアとロレッタに会える日が少なくなります】

 

 

【かと言って勧誘を断ったら管理局を敵にまわす事になりますね】

 

 

【こっちに得な条件を呑ませるって事ね】

 

 

「管理局を敵にまわす気か!?」

 

 

「私達も別に争いをしたい訳じゃありません」

 

 

「クロノの対応次第で入ってあげるって言ってるのよ?」

 

 

「私達が条件を出すからあなたたちは、それを呑みなさい」

 

 

「ふざけてるのか!」

 

 

「まず1つ単独行動をできるようにしなさい」

 

 

麗奈がまず一つ言った

 

 

「私達親子を一緒に居れるようにしなさい」

 

 

プレシアさんが言う

 

 

「他には……麗奈がジュエルシードを所有することを許可してください」

 

 

最後にリニスが言う

 

 

さあどう出る?

 

 



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麗奈VSなのは&フェイト

やっとできた……SAO早く書きたい


それではどうぞ!


「それは僕が決める事じゃない……一度アースラに戻って上に確認してから出直してみる事にする」

 

 

そう言ってクロノは立ち去って行った

 

 

「さて良い子にしてたロレッタにご褒美でも出そうかな」

 

 

「わーい!」

 

 

クロノが立ち去ったのを見て、麗奈は冷蔵庫に向かう

 

 

「麗奈……特訓を1時間してから、なのはの所に行かない?」

 

フェイトが言ってるのは毎朝やってる魔法の練習の事だ

 

「良いよ!ちょっと待ってね…」

 

 

「何を作ったの?」

 

 

「プリンだよ?冷蔵庫の中に作り置きしてるから、すぐに食べられるよ」

 

 

「私にも作って!」

 

アリシアが近づいて頼み込んでくる

 

「今度なら良いよ」

 

 

「絶対だよ!」

 

 

「フェイト行こうか」

 

 

「うん!」

 

 

「ママ~!ロレッタも!」

 

 

「プリンは……食べ終わってる」

 

 

「ロレッタ今からするのは危ない事だから……」

 

 

フェイトがロレッタを止めようとするが

 

 

「や~だ~!ロレッタも行く!マ~マ~!」

 

 

駄々をこねて麗奈に引っ付く

 

 

「ロレッタ!……走るだけだよ?それでも良い?」

 

 

「うん!」

 

 

「麗奈!?」  

 

 

「走るだけなら何も問題は無いかと思って」

 

 

「本音は?」

 

 

「上目遣いのロレッタが可愛かったから……それに私も体力不足だし」

 

 

「わかった今回だけだよ?」 

 

 

地下の練習場に向かっていたらプレシアさんが念話で話しかけてきた

 

 

【ちょっと良いかしら】

 

 

【どうしたんですか?】

 

 

【麗奈……貴女は何を企んでるのかしら?】

 

 

「ママ~まだ着かない?」

 

 

「もうすぐだよ」

 

 

【……引っ越しと私自身についてですよ】

 

 

【引っ越しはミッドチルダの事ね?あなた自身ってどういうことかしら?】

 

 

【それはですね……ちょっと失礼します】

 

 

「マ~マ~はやく!走ろう!」

 

 

「ちゃんと準備運動してからね」

 

 

【で続きですけど、私はジュエルシードを使えて、異世界移動も出来て魔導師ランクは最低でもSSランクはあると思います】

 

 

【管理局が喉から手が出るほど欲しい逸材って事ね】

 

 

【だけど万能過ぎるが故に悪用もされるかもしれません】

 

 

【私も利用された事があるから解らなくもないわ】

 

 

【やっぱり管理局には裏があったんですね】

 

 

【ええアリシアを助けてくれた事は感謝するわ】

 

 

【どういたしまして……娘の盗撮もほどほどにしてくださいね】

 

 

【娘の晴れ姿は撮っておくものよ】

 

 

【そういうものですかね…】

 

 

私達が走ってるのを撮っているプレシアさんの姿があった

 

 

「麗奈どうしたの?」

 

 

「ペースを上げようかなって思って…」

 

 

「別に構わないけどロレッタ着いてこれるかな?」

 

 

「それなら心配ないよ」

 

 

息切れしないで着いてきてるロレッタの姿があった

 

 

「……どうやったらこの小さな体で着いてこれてるのかな?」

 

 

「それだけ私達をピンチに追い込んだ事はあるって事じゃない?」

 

 

「麗奈は居ますか?」

 

 

「リニスどうしたの?」

 

 

「管理局がなのはさんと来て欲しいそうです」

 

 

「なのはと?」

 

 

「お邪魔しま~す」

 

 

「なのはもトレーニングしに来たの?」

 

 

「麗奈ちゃん私が来た理由は知ってるよね?」

 

 

「知ってるけど私達は現在トレーニング中なんだ…もうちょっと待ってくれる?」 

 

 

「それならちょうど良かったの!」

 

 

「ちょうど良い?」

 

 

「うん!私とフェイトちゃんに勝ったら、麗奈ちゃんが言った入る条件をクロノ君が何とかするみたいなの」

 

 

「フェイトがなのはの味方をするって事はフェイトも管理局員だったの?」

 

 

「気づくのはやいの……あとクロノ君から手紙なの」

 

 

麗奈はなのはから手紙を貰うと封を切って手紙を読む

 

「……なるほど」

 

 

「それが入る条件らしいよ?」

 

 

「じゃあロレッタ走るのをやめてリニスと一緒にお留守番しててね」 

 

 

「やだ!ロレッタも行く!」

 

 

「留守番してくれたらプリン作ってあげるよ?」

 

 

「わかった……」

 

 

「ごめんね」

 

 

「なのは場所を変えよう!」

 

 

「じゃあ海の上なの!」

 

 

「わかった先に行ってるよ」

 

 

「ちょっと待って!」

 

 

「行っちゃったの……」

 

 

待ったをかけたのは、なのはとフェイトだったがその前に麗奈は消えて海の上に行ったようだ

 

 

~海の上~

 

 

「さてとホープスター出番だよ!」

 

 

《yes》

 

 

「たった『二人』で挑んで来たって事は何かあるよね?例えばレイジングハートを改良したり合体技を考えてきたり」

 

 

《そう言いながら私を弄るのはどうなんですかね?》

 

 

「まあまあバリアジャケットを着ればホープスターも解るよ」

 

 

「麗奈ちゃーーん!!」

 

 

《来ましたね》

 

 

「来たね」

 

 

「麗奈ちゃん私達が勝ったら何かお願い事聞いてくれないかな」

 

 

「別に構わないけど内容によるかな……私が勝ったら?」

 

 

「その時は麗奈ちゃんの好きにして良いよ」

 

 

「大した自信だね」

 

 

「私達が勝ったら麗奈ちゃんが一人で抱えてるもの教えてもらうから!」

 

 

「レイジングハート・エクセリオン」

 

 

「バルデッシュ・アサルト」

 

 

「「SET UP!」」

 

 

「やっぱり……ホープスターsetUP」

 

 

麗奈はバリアジャケット(巫女服)を着てホープスターを構えた。

 

 

「フェイトもなのはも私の何が知りたいの?」

 

 

「なのはと話しあったんだ……麗奈は、まだ一人で生きてるんじゃないかって!」

 

 

「私は一応テスタロッサの人間になってるんだけど?」

 

 

「それは麗奈ちゃんの建前でしょ?」

 

 

「それはあなたの妄想でしかないわよ!ソレイユ……」

 

 

「ディバイン!!」

 

「プラズマ」

 

 

「「シューター!!」」

 

 

ん?フェイトが何もしてこない?…成る程ね

 

 

「私となのはのシューターがぶつかってる間に背後からフェイトが私を倒そうって発想ね」

 

 

「はああ!」

 

 

フェイトがバルデッシュを振るってきた

 

 

「それじゃ前と変わらないよ?もっとパターンを変えるか私の予測を越えてこないと勝てないよ!」

 

 

麗奈は短剣で受け止めてフェイトをレイジングハートを構えてるなのはに放り投げる

 

 

「きゃぁ!」

 

「フェイトちゃん!」

 

 

なのははレイジングハートを構えるのを辞めてフェイトを受け止めた

 

「新武装してそれで終わり?」

 

 

「まだまだ!」

 

 

「これからだよ!」

 

 

「ディバイン」

 

ガシャンガシャンとレイジングハートから音が鳴る

 

 

「ソレイユシューター・フルマルチ」

 

(カートリッジシステム!?)

 

なのはのレイジングハートの性能に驚きはしたものの

 

「シュート!」

 

 

「バスター!」

 

 

(カートリッジシステムは使用者の魔力を増強して威力を爆発的に上げるだったかな?)

 

 

冷静にガードしてその隙に回避している

 

 

「告げる!」

 

麗奈が詠唱し始めた

 

 

「なのは!」

 

 

「うん!」

 

 

二人はあれは絶対に阻止しなければならないと行動を取った

 

 

「汝の身は我に!汝の剣は我が手に!」

 

 

「させない!プラズマ!」

 

 

「アクセル!」

 

 

二人は攻撃しようとしたがあるものに妨害された

 

 

「「幻影!?」」

 

 

着物姿でライフルを持った麗奈とセーラー服で弓を持った麗奈が現れた

 

 

((か、可愛い!))

 

可愛いと思ってしまったフェイトとなのは

 

 

その一瞬の油断を麗奈が逃すはずが無く

 

 

「輝きを放つ光 漆黒の闇

混沌とした世界で輝き続ける

 

我に救済する力を 我に守りし力を我に従うなら応えよ

 

偽りは真実に 真実は有りのままに

 

杖に秘められし可能性!無限の可能性!

 

誓いを此処に!我は善と成る者 我は運命を越える者

 

真の姿を我の前に示せ!」

 

 

《フォーム限定解放》

 

姿が少しだけ変わった麗奈が現れた

 



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乱入者

~アースラ本部~

 

「リンディ提督は星野麗奈の事をどうお考えですか?」

 

 

「麗奈さんは魔力量もSSクラスもあって戦闘面が良いし是非とも、うちに入ってくれると助かるんだけど問題は……」

 

「やっぱりジュエルシードを所有してることですか?」

 

 

「そうね……あれは危険な代物ですもの」

 

「だけど艦長あの子は触っても平気でしたよ?クロノ君も見たでしょ?」

 

「ああ、デバイスからジュエルシードを3つも出したときは焦ったよ」

 

 

「そう言えば、なのはちゃんは手紙を渡してくれたかしら?」

 

「手紙の内容なんて書いてあるんですか?」

 

「確か……『なのはさんとフェイトさんの攻撃を無力化もしくは魔力が尽きたら、あなたを歓迎しましょう』だったかしら?」

 

「うわぁ~それってジュエルシードを渡せって言ってるようなものじゃないですか……」

 

エイミィの言う通り、無力化するためにはできるだけ攻撃しないで行動しないといけない。負けたらジュエルシードを所有する許可が降りない為、無力化できなかった場合は麗奈の条件が無くなってジュエルシードを渡す事になる。

 

「いや別の方法もちゃんとあるぞ!」

 

「それって?」

 

「魔力切れだ…」

 

 

~海の上空~

 

「麗奈ちゃん!どうして管理局に条件なんて出したの?普通に入隊してれば、こうして戦わずに済んだのに!」

 

 

「そうできないから条件を出したのよ!それにこうして戦ってるのは、なのは達の意思でもあるんじゃない?」

 

「それは……」

 

 

そう…別に他の人でも良いこの戦い……新武装してまで戦いを持ち込んで来たのだ少なからず戦いの意思はあると言うことだ

 

「わたしは麗奈が別の世界に行ってる間に管理局に入隊した」

 

 

「それは戦う理由が欲しかったから?それとも別の世界に行ってる私を探すため?」

 

 

「両方だよ!麗奈は知らないうちに友達を悲しませてたんだ!」

 

 

麗奈の頭に浮かんだ人物はアリサ、すずか、はやて、アリシア等だ

 

 

「フェイト達には関係ない」

 

別の異世界に行って悲しませたことは事実それでも

 

「関係無くなんかない!」

 

 

「信じて待って欲しかった…………………」

 

なのは達に聴こえない様に言う

 

「麗奈ちゃんは私達と共闘したり喋ったりしてるから、もう関係ない存在じゃないの!」

 

 

縦横無尽に空を飛んで会話をしながらお互いになのはとフェイトが攻撃を仕掛け続けるが麗奈に攻撃が通る様子はない回避と防御だけである。

 

 

「確かに関係ない存在じゃないよ!でも悲しませた?冗談でしょ!勝手に悲しんだの間違いじゃないの?」

 

 

「麗奈ちゃん!!人の気持ちを少しは考えた事あるの!?」 

 

 

「あるわよ!人は他人の気持ちを利用しないと生きていけないんでしょ!?」

 

 

「麗奈!違うよ!人は他人の気持ちを利用しなくても生きていけるんだ!」

 

 

「フェイト……あなたは母親に何をされた?なのは……あなたも友達の気持ちを考えた事はある?」

 

 

「「……………」」

 

 

なのは達は言い返せなかった。フェイトにはプレシアに酷い事をされた前例があり、なのはは友達に魔法の事を隠してるからだ

 

「世の中に他人の気持ちを利用する人は必ずいるのよ!」

 

 

「それでも…!?麗奈ちゃん!後ろ!」

 

 

後ろを振り向かず言葉を放つ

 

 

「だけど!」

 

 

「黙れ!」

 

白い仮面が闇の書を持って現れ、麗奈の胸元に手を突っ込みリンカーコアを出現させた

 

 

「うっ…!」

 

「麗奈!」

 

 

「麗奈ちゃん!」

 

 

助け出そうと麗奈の元に向かおうとしたら、なのは達はバインドで拘束されて身動きがとれなくなってしまった

 

 

麗奈の銀色に輝くリンカーコアから白い仮面の男は蒐集を開始した

 

 

「きゃあああああッッッ!!!」

 

 

闇の書に麗奈の魔力を取り込み闇の書のページが増えていく

 

 

「麗奈!逃げて!」

 

 

「ッッッ!!……だけど」

 

苦しみながらも言葉を続ける麗奈

 

 

「麗奈ちゃん!?」

 

 

「それで…も私は……この世界を……救う……」

 

 

「麗奈ちゃん!?どうして?逃げないの!」

 

「麗奈!お願いだから逃げて!」

 

 

「フェイト……なのは……ごめん悲しませて……」

 

 

「蒐集完了した……これで星野麗奈と会うことは無いだろう」

 

次元転送を使われたらしく何処かの無人世界に跳ばされた。

 

 

「麗奈ちゃん!」

 

「麗奈を何処にやったんですか…!」

 

 

「星野麗奈は私の計画に邪魔な存在だ」

 

「答えになってない!」

 

 

「答える必要は無い…君達は魔導師から普通の一般人に戻るのだから」

 

 

「なのは!来るよ!」

 

「わかってる!」

 

 

「何を勘違いしている?君達の相手は私じゃない」

 

 

「久しいな…フェイト・テスタロッサ」

 

「この前はよくもやってくれたな!」

 

 

「シグナム!?」

「ヴィータちゃん!?」

 

 

 

現れたのはヴォルケンリッターの守護騎士だった

 



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エルトリア

投稿遅くなってすいません!

麗奈「全くだよ」

全然書こうと思っても全然アイディアが、閃かず遅れました

まあネタはあるんですが……

まあできたのでどうぞ!


「お前達の魔力を奪わせて貰う!」

 

 

「悪く思うなよ?」

 

 

そう言って、空中を飛んでいるフェイトとなのはに襲いかかって来るシグナムとヴィータ。

 

「なのは!」

 

「うん!」

 

 

なのはとフェイトは愛機であるレイジングハートとバルディシュを持ってお互いに背を預け応戦する

 

 

「シュワルベフリーゲン!」

 

なのはの居る方向に指の間で丸い鉄球を作り出し、それを愛機のグラーフアイゼンで叩き打ち出した

 

「アクセルシューター!」

 

なのはは丸い球体をを作り出し鉄球にぶつける

 

 

「チッ!だめか!」

 

鉄球は壊れヴィータの攻撃は通らなかった

 

「ヴィータまずはあの布陣を崩すぞ!」

 

「おう!」

 

「アクセルシューター!」

 

なのはは再びスフィアを展開してシグナム達に魔力弾を放つ。

 

 

だがシグナムがそれを斬って、ヴィータが物凄いスピードでフェイト達にハンマーで襲いかかる

 

 

「ラケーテンハンマー!!」

 

 

仮面の男も警戒しなきゃいけないフェイト達は、避けることではなく迎撃するすることを選んだ

 

 

「ディバインバスター!」

 

 

なのはの砲撃魔法でヴィータは一瞬戸惑ったが、魔力噴射による加速で突進する

 

 

なのはが撃ち終わる間にシグナムがなのはを斬ろうと襲いかかるがフェイトに止められる

 

 

「なのは!集中して!」

 

 

「うん!」

 

なのはは砲撃をぶち破ろうとしてるヴィータに視線を戻して魔力を込める

 

そして砲撃がヴィータに直撃して撃墜した

 

「テスタロッサか以前より強くなってるな」

 

「ありがとうございます」

 

フェイトとシグナムは向かい合って対峙した

 

「だが遠慮なんてしないぞ」

 

「そうしてくれるとありがたいです」

 

お互いに愛機を構えてフェイトの斧とシグナムの剣がぶつかる

 

撃墜したヴィータを地面に落ちないように救おうと向かうのだが…誰かにバインドで手足を拘束され身動きが取れなくなった

 

「誰!?」

 

バインドした人物を探すがそれらしい人物はおらず、バインドを壊そうと思った瞬間

 

「なのは!後ろ!」

 

「えっ?」

 

なのはが後ろを向いた瞬間

 

 

「きゃあぁぁぁ!!」

 

仮面の男から胸元に手を突っ込まれ闇の書に魔力を奪われ始めた

 

「なのは!!」

 

「戦いに集中しろ!テスタロッサ!」

 

 

フェイトがなのはを助けに行こうとするがシグナムに行く手を阻まれる

 

 

「邪魔しないでください!」

 

 

「我らは闇の書を完成させなくてはいけないのだ!」

 

 

「何でそこまで!」

 

「完成させないとマスターが死ぬ!だから邪魔をするな!」

 

「シグナムが邪魔するように私達も邪魔をします!」

 

「そうか……」

 

「だからなのはの所に「それは無理だな」えっ!?」

 

ザフィーラと倒したはずのヴィータが、フェイトの目の前に現れた

 

【シグナム大丈夫?】

 

【助かったぞシャマル】

 

「何で?ヴィータは撃墜したはずじゃ?」

 

「それなら仲間に回復してもらったんだよ」

 

ヴィータを回復させたのはシャマルだった

 

「……………」

 

ザフィーラが黙ったまま、フェイトを観察する

 

「逃げた方が仲間の様に魔力を奪われずに済むぞ?」

 

「逃げません!」

 

「てめえこの状況理解してるのか?」

 

「理解もしてるしピンチな状況だって分かってます!それでも友達を見捨ててまで逃げたくないから!」

 

 

「闇の書の蒐集が完了したぞ」

 

 

なのはの魔力が無くなり、バリアジャケットが解けて私服姿になって地上に落下していく

 

 

「あとはお前だけだぞ?フェイト・テスタロッサ」

 

 

仮面の男が言う

 

 

「くっ!」

 

(どうすれば……誰か助けて!)

 

 

~???~

 

麗奈は困っていた

 

《Master大丈夫ですか?》

 

「目が……開けられないよ……動けない」

 

麗奈が居る場所は建物が見当たらない

 

 

仮面の男から魔力を奪われて、無人世界に跳ばされてしまった麗奈

 

 

砂嵐が吹き荒れてる砂漠だった

 

 

土地?荒地?何とも言えない世界だった

 

 

《Master!危険生物です!右に避けてください》

 

 

麗奈は右に回避する

 

「視界さえ何とかなれば打開策も生まれるんだけど…あっ!他にも方法があった!ホープスター敵の場所を教えて!」

 

「プログラム起動!」

 

《Magical power Collection》

 

 

麗奈は今までホープスターに蓄積させてたダメージを解放させて、自身の魔力に変換した。

 

《全方向です》 

 

(囲まれてるの!?)

 

麗奈はすぐにスフィアを全方向に展開して魔力弾を飛ばした

 

《敵の生存は確認できません》

 

「じゃあ次の作業かな?いい加減この砂嵐をどうにかして目を開けたいよ」

 

特典を使おうか?とっておきで使いたかったけど、色んな場面で使うことになるから慣れておくには良い機会かな?

 

麗奈はゴーグルを創造して装着した

 

「これで良く見える………」

 

別に雨とかでも良かったんだけど、服の中に砂とか入ってきてる訳ですよ

 

そんな中、雨なんて降らせたら砂が濡れて気持ち悪いじゃないですか……

 

「あの~大丈夫ですか?名前は何と言うんですか?」

 

赤い髪で三つ編みロングの瞳が緑の美少女が現れた

 

「はいご心配なく、私は星野麗奈と言います」

 

「アミティエ・フローリアンと言います!アミタと呼んでください!」

 

(明るい人だな~)

 

「所で何でこんな緑が全然無いんですか?」

 

麗奈は辺りを見渡すが広大な砂洋の光景しか見当たらないのだ

 

「ここは……この世界は冒されているんです」

 

「魔王か何か住み着いてるんですか?」

 

「違います!この星は死蝕と言う病で緑も水も命も奪われてるんです」

 

「何となく解りました。治してみますね」

 

「はい?そのスポイトに入ってるのは何です?」

 

アミタは驚きを隠せずにいた。突如やって来た少女がいとも簡単に星を救おうとしてるのだから。

 

「死蝕をやっつけるワクチン剤だよ」

 

「いつ作ったんですか?」

 

「今だよ」

 

麗奈はスポイトにある液体を地面に落とした

 

「これで死蝕は無くなるはずですよ」

 

「あっ!……」

 

「?」

 

「あなたに頼みたい事があるんですが良いですか!」

 

「何でしょうか?」

 

「私の父の病気を治してもらえませんか?」

 

アミタは目の前の少女に賭けてみた

 

「構いませんよ」

 

「そうですよね……って良いんですか!?」

 

あまりにもあっさりと承諾する少女に再びビックリするアミタ

 

「絶対に治る保証は無いですけどね」

 

「それでも構いません!」

 

「じゃあ案内よろしくお願いします」

 

 

「あの~」

 

「どうしたんです?」

 

「私の体を見て何か気になるものでもありますか?」

 

麗奈はアミタを見ながら歩いていた

 

「アミタさんの防護服ってどうなってるんだろうって思って」

 

正確には防護服を見ながら性能とかを考えていた麗奈だったが変な誤解を生んだらしい

 

「これですか?これは私とキリエの為に造られたスーツです」

 

「優しいお父さんだね」

 

「そうなんですよ!このスーツは過酷な環境下でも生存・行動を可能にする事を目的とした防護服なんですよ!」

 

(この世界に居る人は少なからず、あのスーツを着てる人がいるんだね)

 

「見えましたよ麗奈さん!」

 

 

そう思ってた時期もありました!

 

 

「アミタお帰りなさい」

 

「ただいまお母さん!」

 

「その子は?」

 

お母さんの方スーツ着てないじゃないですか!過酷な環境だよ!?死蝕なら無くなっただろうけどさ!

 

 

「大丈夫何ですか!?」

 

麗奈はアミタのお母さんであろう人に凄い勢いで近づき聞いた

 

「どうしたんですか!?」

 

麗奈の凄い勢いにビックリするアミタ

 

「この星って結構過酷な環境のはずですよね?アミタさんみたいに少なからずスーツ着てる人は居ると思ったんですが?」

 

「麗奈さん落ち着いてください!父は死蝕の影響を受けすぎて病気になったんです」

 

麗奈はそれを聴いて少しだけ冷静になった

 

「じゃあ……死蝕の影響を受けすぎてないから母さんの方は、まだ無事なんですね!よかった!私は星野麗奈って言います!」

 

 

「麗奈ちゃん心配してくれてありがとうございます」

 

「父は家の中で眠っています」

 

麗奈はアミタに家の中に案内された

 

 

「これがお父さんですか?」

 

「はい……みんなからはグランツ博士と呼ばれて研究熱心な人なんですが今では痩せ細っています」

 

ベッドに横になって、今にも死にそうな顔をしているアミタの父が眠っていた

 

「触れても良いですか?」

 

「構いませんよ」

 

麗奈はグランツさんに触れて、病気を治せるか試したら何かを取り除いた感覚があり、顔色も徐々にだが良くなってきた

 

(だけど何この嫌な予感は?)

 

 

「麗奈さん?」

 

「グランツさんの病気は治りましたよ」

 

「ありがとうございます!でも触ってただけに見えましたが?」

 

「私は触っただけで人の病気を治すことができるんです。この星って何て言うんですか?」

 

「惑星エルトリアです」

 

それにしてもあの仮面の男は何者?なのは達が居る世界からエルトリアに私を移動させるなんて……

 

(しかも最悪の場合、私の推測が正しければ此処は未来なんだよね)

 

 

「困ったかも……」

 

麗奈はアミタに聴こえないようにボソッと呟いた




フェイトとなのはの運命は!

麗奈の嫌な予感は?

次回を楽しみに待っててください。


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心強い助っ人

更新遅れました

待ってた方遅くなってすいません



マントを着て黒を基調したバリアジャケットを纏っている少女フェイト・テスタロッサは、ヴォルケンリッターと仮面の男と対峙していた。

 

「退いてください!なのはを助けなくちゃ!」

 

少女は落下してる親友の所に一刻も早く行きたいのだが対峙している相手に行く所を阻まれどうにもできない状態だ。

 

更に最悪な事になのはのリンカーコアには亀裂が入っているのだが魔力を抜かれた彼女以外は誰も知る由もない……もしも少女が起きたとしてもリンカーコアが正常に機能して無いので魔法が使えず、そのまま落下するだろう

 

リンカーコアとは魔導師の魔力の源で、大気中の魔力を体内に取り込んで蓄積することと体内の魔力を外部に放出するのに必要な器官で魔力資質にも影響する心臓部みたいな物だ

 

「良いだろう」

 

ヴォルケンリッターのシグナムはなのはの所に行かせた

 

敵であるシグナムが何でフェイトを通したのか……理由はこれと言って無い

 

強いてあげるなら彼女…… ヴォルケンリッター達は騎士であるからだ

 

それに魔力を抜いた人物に深追いなんてしたら魔力が勿体ないからである。

 

「バルデッシュ 」

 

《Yes Sir》

 

「ソニック!」

 

新型のライトニングフォームからソニックフォームへと換装して、マントが無くなり無駄な装甲を切り捨てて速度を上昇させる

 

両手両足には高速機動補助魔法の『ソニックセイル』を常時発動して、なのはの所に意識を集中させて高速で向かう

 

できるだけ手の内は相手の目の前で見せたくなかったフェイトだが先程の速度では、なのはには届かないと判断した為仕方無く手の内を明かしたのだ

 

 

「なのは!」

 

(間に合って……!)

 

ギリギリなのはを救助しようとするが間に合わない

 

なのはが海に落下するまで十秒も掛からないのだ

 

フェイトは駄目かと思って眼を瞑る……しかし海からは音がしない…… 可笑しいと思って眼を開けてみるとなのはを抱えてる少年が目に映った

 

「………」

 

フェイトは困惑していた

 

海に落ちずに済んでる事を喜ぶべきか、自分が助けられなかった不甲斐なさに悔やむべきか、少年が突然現れた事に驚くべきか色んな感情が出てきて反応に困って何も言葉が出てこない

 

「大丈夫か?」

 

「大丈夫です……」

 

フェイトは苦笑いで何とか返事を返す

 

なにせ少年からは魔力が感じられず不気味なのだ

 

「敵も居なくなったみたいだし下に降りよう」

 

「はい」

 

フェイトはヴォルケンリッターが居た場所を確認してみた

 

誰も居なくなって魔力反応さえも無いことに疑問を抱いてしょうがない

 

普通は転移魔法で何処かに行ったのかと思うが違うのだろう

 

フェイトは下に降りながら考えた

 

相手が次にどんな行動に出るか

 

シグナム達は魔力を集めているけど、それを何に使うのか解らない

ただ魔力を集めてるのは間違いない……闇の書!これが完成しないとマスターが死ぬとさえ言ってた……じゃあシグナム達はアルフみたいな存在?……違うアルフやリニスに似てるんだ

 

フェイトは更に思考を続ける

 

でも正確には判らない……解ってるのは魔力が無いリンカーコアに魔力が無い生物に対して敵意が無いことだけかな?だとしたら私が、また狙われる可能性がある……

 

 

 

「金髪少女!」

 

 

「何ですか!?」

 

「ホントに大丈夫か?何度も声掛けても返事が無かったからさ」

 

 

「ちょっと考え事をしてました」

 

 

「君といいアイツといい女の子は無茶しすぎだろ……」

 

「???」

 

フェイトはアイツと言うワードに引っ掛かった

 

「アイツって誰の事ですか?」

 

フェイトは少年に問いかける

 

「星野麗奈だ」

 

「えっ!?」

 

意外な人物の名前が出てきてビックリしてしまった

 

「お前は体力的にもう限界が来てるだろ?」

 

「大丈夫です……この子が一緒ですから」

 

そう言って愛機のバルデッシュに触れる

 

だから大丈夫です…… そう言いかけた時

 

「ッ!?」

 

少年はフェイトに殴ってきた

 

いきなりの事だったのでバルデッシュで受けようとする

 

少年の拳はフェイトの真横を通り過ぎ、フェイトのリンカーコアに手を出そうとしてる仮面の男にクリーンヒットした

 

 

「くっ!仮面にヒビが……やはり相性が悪いか」

 

そう言って仮面の男は消えた

 

「何だったんだ?」

 

「……ありがとうございます」

 

フェイトは助けられるとは思ってもおらず、思わず顔を一瞬だが顔を赤くしてしまった

 

「まったく……こっちには用事があるってのに」

 

「用事?」

 

「君の知り合いから頼まれたんだよ……君達を助けてやって欲しいと」

 

「誰ですか?」

 

「今からその子達の所に『瞬間移動』するから手を握ってくれる?」

 

フェイトは少年の手を握った

 

少年はフェイトが手を握った事を確認して『瞬間移動』ある場所に転移した

 

「………アリサにすずか?ここは何処?」

 

目の前にはアリサとすずかが居た

 

しかも五時前である

 

「フェイト落ちつきなさいよ此処は……」

 

「うちの家やで~」

 

「はやて!」

 

フェイトは周りを見渡す

 

綺麗な部屋である

 

「フェイトちゃん……まずはその物騒な斧をどうにかしてくれるかな?」

 

フェイトはバルデッシュを待機状態にした。

 

ここである事に気づく魔導師の姿は見せた事がない

 

アリサ達ビックリしてない?何で?

 

「あー……フェイトその姿見たらダメだった?」

 

フェイトは無言でコクコクと頷く

 

「でも交戦してる所を見ちゃったし……」

 

「とりあえず元の姿に戻ってくれへんか?麗奈ちゃんと戦ってる辺りから観てて、麗奈ちゃんが消えてこれは流石にあかん!と思ったんよ」

 

「だから最強の助っ人を呼んだんだよ」

 

「おいちょっと待て!助っ人って俺の事か?」

 

「なのはが負けた相手に生身の人間がカウンター仕掛けるなんて異常よね」

 

「だからって最強って事にはならないぞ」

 

「しかもフェイトちゃんの背後に立った瞬間だったよね?」

 

「うぐっ!」

 

「とりあえずフェイト服装変えたら?露出が趣味ならその格好でも構わないわよ」

 

「すぐに変える!」

 

バリアジャケットを解除したフェイトの服装は黒い半袖のシャツに白のショートパンツだ

 

「ねえこの際だし自己紹介をしない?」

 

「いいよ」

 

「うん」

 

「話せる範囲なら……」

 

「もちろんや!」

 

反対する者は、いない事を確認したアリサは自己紹介をする

 

「私の名前はアリサ・バニングスよ」

 

「月村すずかです」

 

「フェイト・テスタロッサです」

 

「上坂瑞希だ」

 

「八神はやて言いますよろしゅうな」

 

「そしてフェイトの背中で寝てるのが……高町なのは」

 

アリサがなのはの代わりに自己紹介してくれた

 

「それでフェイトちゃん何で襲われてたん?」

「それは…………えっと」

 

いきなりの質問に戸惑う

 

フェイトは考える 自分のさっき考えた憶測を話して良いのかな

 

「無理に話さなくても良いんだよ」

 

「えっ……?」

 

「うちの子が何かしでかしたって判っただけでも収穫や」

 

「そうね無理に答える必要はないわ……だけどこれだけは答えてくれる」

 

すずかがフェイトの震えてる手を握って無理に答えさせないようにする。

 

 

はやてとアリサはすずかに賛同して一番知りたかった事を聞く

 

「……何?」

 

「麗奈は何処に居るの?」

 

「分からない……だけど死んでないから安心して」

 

「分からないって………はぁ〜」

 

アリサは一瞬考えて溜息をついた

 

「ごめん」

 

「別に良いわよ!この世界に居ないみたいだし」

 

アリサは、それにと言って

 

「きっと麗奈は帰ってくるわよ!」

 

 

~惑星エルトリア~

 

惑星エルトリア─この世界は元々は人が大勢住んでいて自然も豊かな土地だったらしく過酷な環境じゃなかったらしい

 

だがエルトリアは死蝕の病で水も大地も命も奪われはじめ、まともに住める場所では無くなった

 

そして広大な砂洋と化した。

 

 

そんな場所で必死に生きてる家族を麗奈は偶然見つけた

 

(此処が未来だとしたら私は、なのは達の所に帰れない……)

 

 

「麗奈さん父を治してくれてありがとうございました」

 

アミタは頭を少しだけ下げて感謝の言葉を述べた

 

 

「 頭を上げてください……当然の事をしただけですから……」

 

アミタの対応に若干困りながらも麗奈は応える

 

(なのは達の世界にも過去、現在、未来が存在して、私が異世界移動しようものなら、なのは達の未来に行くことになる……)

(でも1回も未来のなのはの世界には行ってないから未来の方じゃなく現在に行くことが可能なのかな)

 

「そうですか……麗奈さん聞きたい事があるんですが良いですか?」

 

「何でしょうか」

 

「この星は治ったんですか」

 

「……心配なら探索でもしてみますか?私も治ったと確信するには早すぎた様ですから」

 

アミタさんが真剣な顔で聞いてきたので麗奈は真面目に応える

 

「はい!父さんが治ったのは分かりますが嫌な予感がするんです」

 

「アミタさんもですか……」

 

「麗奈さんもだったんですか?」

 

「はい……まるで消滅したウイルスがまた復活したような感じなんです」

 

「まったく同じです!教会に行きましょう!」

 

「何かあるんですか!?」

 

「妹のキリエです! 何か知ってるかも知れません」

 

二人は嫌な予感して仕方なかったので行動することにした

 

 

「母さん行ってきますね」

 

「気をつけて……」

 

 

「行ってらっしゃい」

 

 

麗奈とアミタは防護服に換装して空を飛んでいた

 

空は青く広大な自然豊かでは無く何処を見渡しても緑の無い所だ

 

二人を妨害するのは竜巻や死蝕に侵されたモンスターぐらいだろう

 

「麗奈さん今から妹の所に行く訳ですが一つ言いですか?」

 

「何?答えられる範囲なら答えるよ」

 

「あなたはこの星に一人で来ましたか?」

 

そう言ってアミタが持つ青いデバイス『ヴァリアントザッパー』を構えて続けて言う

 

「あなたがもしもこの星の脅威であるならば、倒すしかありません」

 

まともに話し合って解決した覚えはあったかな?

 

否~解決はした覚えは……無い

 

魔法を使わず解決したかな?

 

否~魔法を使う事になってしまう……いや使ってしまう

 

穏便に解決したっけ?

 

否~まず相手が好戦的だからできない……いや魔法を使った時点で穏便では無いかな……

 

 

目の前のアミタさんもそうなのだろう

 

そう結論づけて、ホープスターを構えずにバリアジャケットを解いた

 

 

空中でバリアジャケットを解いた麗奈は身体を重力に任せて落下させて行く

 

 

これで少しでも良いから信用してくれたら良いなー

 

 

「えっ!?ちょっと!」

 

 

アミタは正義感の強い子である

 

 

ならば目の前で人が落下してるのを見過ごすだろうか?

 

 

「なんて無茶を!」

 

答えなんて分かりきっていたのだ。

 

迷わず麗奈を助けに行った

 

 

アミタの視界から一瞬だけ麗奈は消えた

 

 

「えっ?」

 

呆気に取られたがすぐに麗奈を見つけ助けに入った

 

「アクセラレイター!」

 

 

アミタは麗奈を助けてある事に気づく

 

麗奈の服は、まるで銃弾で撃たれた後の様だった

 

これって……まさか!?

 

「急所を外されるなんてね」

 

 

アミタは聞き慣れた声の方へ顔を向ける

 

 

「キリエ!」

 

 

声の主はピンクのヴァリアントザッパーを持った妹のキリエだった

 



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管制人格と未来の敵 前編

「キリエ!何故この子を撃ったんです!」

 

そっか私……撃たれたんだっけ……

 

「その子は危険な存在なのよ」

 

私は何処の世界でも危険な存在らしい……

 

「麗奈さんとは初対面のはずです!危険な存在かなんて判らないはずです!」

 

「初対面だけど突如現れた子が危険な存在じゃないって言いきれるの!」

 

キリエの言う通り突如、自分達の世界に来た人をいきなり信じる方が無理である。脅威な存在なら倒した方がいい

 

この考えは間違ってない

 

自分達の世界で何かが起こってからでは手遅れになるのだから

 

「この子はお父さんの病気を治してくれました!死蝕もこれから治す手掛かりを探しに行く所だったんですよ」

 

だがアミタは違う……信じることができずとも賭けてみたのだ

 

さっきは麗奈にヴァリアントザッパーを向けたのは敵意を無いかの確認だったのだが、彼女自らバリアジャケットを解いて空中落下するのは予想外だった

 

寧ろ敵意も悪意も一切無く、世界を救うのが当たり前かの様にアミタはそう思えたのだ。

 

「お父さんの病気……治ったの?」

 

「今では父さんは顔色が良くなってきてます」

 

それを聞いたキリエは麗奈に向けてたヴァリアントザッパーを握る力を弱めて、そのまま両膝を地面に着いた

 

「そんな私なんて事を……」

 

キリエが悲しそうになった瞬間

 

「ねえ?私まだ死んでないんだけど?」

 

「え!?」

 

アミタさんが驚く

 

キリエさんは私が生きてるから驚いていないのかな?

 

「急所外しちゃったか……ってキリエさんが言ってたじゃないですか」

 

「そうよ!いくら私でも人殺しなんてしないわよ?」

 

二人は驚いてるアミタを平常心に戻しにかかる

 

 

「生きてたならどうして早く言わないですか!キリエはもっと反省すべきです!ただの一般人だったらどうする気だったんですか!」

 

「キリエさんが私に敵意と悪意が無いか疑ってたから気絶したフリして情報を整理して疑問を解いてました」

 

「突如現れた子が一般人な訳無いでしょ!大体お姉ちゃんが誰かと同行するのは母さんぐらいでしょ?」

 

「それはそうですが……ですが空中落下した人を襲う理由にはなりませんよ!」

 

「あれは私も予想外だったのよ!」

 

「二人とも落ち着きましょう?」

 

「誰のせいだと!」

 

「思ってるんですか!」

 

麗奈は二人を落ち着かせようとしたら逆に怒られてしまった

 

「なるほど不法侵入したのは確かに私です。理由はどうあれ勝手に不法侵入したのは謝ります」

 

「まったくよ!」

 

「勝手に防護服を解除するなんて危ないんですよ!」

 

 

「そうですね……敵意や悪意を確かめる方法がフローリアン博士が開発した武器……ヴァリアントザッパーを私に向ける自分達は悪くないと?しかも二人揃って……」

 

「麗奈さん……?」

 

「………もしかして怒らせちゃった?」

 

顔は笑ってはいるのだが、眼が笑ってない

 

フローリアン姉妹は、あまりの怖さに怯えてしまった

 

(サンドワームを眼だけで倒せるんじゃあ……)

 

(死蝕より恐ろしいわよ!)

 

「しかも死蝕がこの惑星を蝕んでるのに喧嘩とは呑気なもんですね」

 

「「ごめんなさい!」」

 

ヴァリアントザッパーやフォーミュラースーツはフローリアン博士が娘達のために作った物なのだ

 

二人はそれを解ってたはずなのだが感情に流されて使ってしまったのだ

 

 

 

「それで私が思った疑問何ですが聞きます?」

 

「聞きます」

 

「私もよ」

 

三人はそこら辺にある岩に背中を預ける

 

「まず最初に感じた疑問です」

 

二人は黙って聴く

 

 

「この世界は何でこんなに緑が無いんだろうって」

 

「それは死蝕が蝕んでるからと説明したはずですよ?」

 

「アミタさんが説明したのは、この星が死蝕と言う病で緑や水や命も奪われて、この世界が生命の危機だって事です」

 

「そうでしたっけ?」

 

キリエさんがアミタさんにジトーと視線を送る

 

「アミタさんの言葉を少しだけ理解して死蝕を治したと思ってたんですが、見落としがあったんです」

 

「見落とし?」

 

「何ですか見落としって?」

 

「それは後で説明します」

 

「「???」」

 

二人は当たり前の事で分からないのかな?

 

 

 

「二番目の疑問です?」

 

「アミタの父さんの病気……死蝕の影響を受け過ぎたからって言ってましたよね?」

 

「そうです父さんは調査で死蝕の影響を受け過ぎて病に掛かったんです」

 

「それの何が疑問なのよ?」

 

「さっき私は見落としがあります!って言いましたよね?」

 

「言いました」

 

「言ったわね」

 

「私が見落としのは死蝕とは何なのかです」

 

「ん?この星に何が起こってるのか知ったは良いけど、肝心な死蝕が物質とか何か知らされていないって事?」

 

「はい!アミタさんのスーツの性能を聞いて解りましたけど、死蝕とは自然現象なんですね」

 

水や緑や命を奪い取る最悪な自然現象だった

 

 

「あの時点で判ってたんですか!?」

 

アミタさんは驚くが麗奈は構わず思った事を言う

 

 

「話しを戻しますけど……おかしくないですか?死蝕の原因や正体が判ったのなら手の内ようがあるんじゃないかと思うんですよ」

 

「麗奈さん見落としがあります!フォーミュラースーツの事を話したじゃないですか!」

 

「フォーミュラースーツは過酷な環境下でも生存・行動を可能にする事を目的として貴方達姉妹をこの環境からできるだけ護るように作られた防護服です」

 

実のところ麗奈は死蝕とは何なのか?最初は聞かされてもピンとこなかったのでアミティエ・フローリアンの防護服見て気付いた

 

「だからフォーミュラースーツが対策じゃなく、フォーミュラースーツは対策じゃなく環境に対応する防護服なんですよ」

 

「それは私達の事を思っての事でしょう」

 

フローリアン博士は凄い博士で才能がある人だ

 

「父さんなら原因が判った時点で対策や対応しますよ?」

 

「だからおかしいと思ったんですよ?対策や対応ができてるなら病を治せたり、私が来てる時点で少しは豊かな自然になってるはずです」

 

もしも対策があるならフローリアン博士が家族に言って手伝って貰ってるだろう

 

「しましたよ!父さんは一度自然を見せてくれました!」

 

「……だけどフローリアン博士は病で倒れて、また枯れ果てた大地になったんですよね?」

 

「そうです!」

 

「じゃあ何で枯れ果てた大地になったまま何ですか?」

 

「それは死蝕が生命を冒してるからで……」

 

「何を当たり前な事を聞いてるのよ?」

 

フローリアン姉妹は変な事を聞いてると言わんばかりに言った

 

「一度自然を取り戻したのなら枯れ果てたは自然に戻ると思うんですが?」

 

「一度緑化ナノマシンによる土壌改良で農場周りは自然と草花が芽吹き花のつぼみをつける程でした」

 

「でも父さんが倒れたからで……順調に見えていた土壌改良も開花の直前で植物たちは遺伝子異常を起こし始めて遂には枯れ果ててしまったの」

 

「そうですか……でもフローリアン博士が治ったのなら私は邪魔者だと思うんですが?」

 

「いいえ!麗奈さんは死蝕の原因を突き止めたんじゃないんですか!?」

 

「アミタさんの言う通り突き止めましたよ」

 

「じゃあ対策とかあるんでしょうね?」

 

「ありますよ」

 

「それって!?」

 

「この星を冒してる者を倒すことです」

 

「それって生物なの?」

 

「危険生物だと思います」

 

「何処に居るんですか?」

 

「いきなりですがサンドワームは何故に凶暴な生物になってると思いますか?」

 

「今更ですね?砂漠化したこの大地に適応してしまった為に異常進化した生き物ですよ」

 

「ついでに言えば自然現象よ」

 

「サンドワームは地面の中に潜んで居て、フローリアン博士は地上にも居たにも関わらず、自然現象の影響を受けてます」

 

「何が言いたいのよ」

 

「死蝕は星全体を冒してる……ならこの星を蝕んでる者を浄化するとかですか?」

 

「はい!その通りです!地面の中に何か潜んでるんだと思うんです!太陽は自然に恵みを与えますから空じゃないですし、地上だとアミタさん達のお母さんは無事では無いでしょうし……」

 

「でもどうやって見つけるのよ?」

 

そうキリエさんが言った時だった……大きな地震が起きた

 

「ッ!」

 

「きゃ!」

 

「わぁ!」

 

【小娘達よ!騒々しいぞ!!】

 

地震の揺れと同時に十メートルはあろう巨大な黒い生物が現れた

 

「これが蝕んでる元凶かな」

 

「大きすぎです!」

 

「こんなの勝てないわよ……」

 

「ソレイユシューター!」

 

巨大な黒い生物に対して迅速に動いたのは麗奈だった

 

魔力弾は黒い生物に弾かれて終わった

 

 

『小娘!名も名乗らずに攻撃とは礼儀が無いな!』

 

 

「星野麗奈よ!貴方に興味なんて無いから名前なんて教えなくても良いわよ?」

 

麗奈は一旦攻撃を辞めて、巨大な黒い生物と会話する。

 

『我が名はカラミティーだ!』

 

 

「天災……」

 

「星を蝕むのを辞めてください!」

 

キリエは名前の意味を言って、アミタはカラミティーに無理なお願いを言う

 

『できない相談だな!我も負の感情で生きているのだ』

 

「負の感情で生きてる?この星が無くなったらどうやって過ごすのよ?」

 

どうやら悲しみや憎しみや怒り等で強くなるらしい

 

『その点は心配無用だ!この星が消滅しようが他の星に転移できるからな!』

 

「そんなのにどうやって勝てって言うのよ…」

 

「キリエ駄目です!落ち込んだら勝ち目が無くなりますよ!」

 

『そうだそ?貴様らが少しでも弱気になったら負の感情が伝わってくる!精々弱気にならないように足掻いて見せろ!』

 

「ソレイユシューター!マルチシフト!」

 

 

麗奈はスフィアを展開して複数の魔力弾を放つ

 

『小賢しい!』

 

 

カラミティーは魔力弾を弾こうとするが、麗奈は魔法の威力を上げて応戦する

 

「ホープスター!」

 

 

《Yes》

 

「バルカンレイド!」

 

アミタは銃型のヴァリアントをカラミティーに狙いを定めて、連射した

 

『効くものか!』

 

だが連射された弾丸は、まるで命が無くなったみたいに地面に落ちてしまった

 

「なら!これならどうですか!フェンサーモード!」

 

アミタはヴァリアントザッパーを剣に変えて接近戦に持ち込んだ

 

「接近戦は私も得意よ!」

 

キリエもヴァリアントザッパーを剣にしてアミタの後に続いた

 

 

「駄目です!アミタさん!キリエさん!」

 

麗奈は対峙してるカラミティーの対策してたらフローリアン姉妹が突っ込んでしまった

 

「はぁぁぁ!」

 

「やぁぁぁ!」

 

アミタとキリエはカラミティーを切りつけた

 

 

だがカラミティーには傷一つ無かった

 

 

「くっ!」

 

「うそでしょ!」

 

「…………」

 

 

『我は天災ぞ?勝てるなんて思うな』

 



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管制人格と未来の敵 後編

「キリエ!しっかりしてください!」

 

「…………」

 

キリエさんはカラミティーに攻撃が通用しない事が痛手だったみたいで戦闘は不可能な状態になっている

 

「アミタさん!キリエさんを戦闘続行状態にしてください!その間に私はカラミティーの動きを止めときます」

 

「私達キリエと二人掛りでも攻撃が通用しない相手をどうするつもりですか?」

 

「別に!攻撃が!通用しない訳じゃないんです!」

 

「どういう事ですか?」

 

「この星の自然現象の事は知ってますよね?」

 

「当たり前です!水と緑と命を蝕む自然現象……まさか!」

 

「その元凶が目の前に居るんですよ?カラミティーの能力は」

 

『言わせるか!小娘!ロスト・レイン!』

 

カラミティーは両手で丸い球体を複数作り出し、麗奈に向かって放った

 

「ソレイユシューター!マルチシフト!」

 

カラミティーの攻撃に応戦するように攻撃して銀色の輝く球体と禍々しい黒い球体が衝突する

 

『消え去れ!』

 

「ッ!」

 

威力は互角だが時間が経過する事に麗奈の魔法の威力が落ちていくのを感じる

 

カラミティーの能力は生命を奪う能力だったのだ

 

生命が宿ってるなら奪うことが可能なのだろう

 

 

「ソレイユ!」

 

能力が判明したなら対処しようがある麗奈は威力が落ちつつある球体の威力を上げて互角以上に衝突させる

 

そして銀色の輝く球体と禍々しい黒い球体は相殺した

 

『ッ!』

 

「何で……?……なるほど」

 

禍々しい黒い球体を爆破させて自分の球体を当てるつもりだったのだが、威力を上げて相殺してしまった。

 

少し考えて数秒もしない内に答えに辿り着く

 

カラミティーは負の感情で強くなる存在なのだ必然的に球体も威力が少しずつ増してきてるのだ

 

「アミタさん!まだですか!」

 

「あと少しだけ掛かりそうです!」

 

『終わりだ小娘!このまま時間経過と共に我の攻撃が増してゆく、後ろに控えてる小娘達を待ってても良いが、その頃には我を倒すことは不可能だ!仮にできたとしてもこの星が滅ぶだろうな』

 

まるで勝利を確定したかの様に告げる

 

それもそうだろう流石に持久戦になったらこの星は疎か、麗奈も身体が衰え死んでしまう

 

フォーミュラースーツを着てるフローリアン姉妹は無事で済むが、麗奈は戦ってる間にも自然現象を受けているのだ

 

「……悩んだ時は視野を広くして、観察して、思考して、情報を整理して、できる事をするだけ……」

 

そう誰にも聞こえないように呟いた。

 

周りには何も無い砂洋とした場所……目の前には空を飛んでいるカラミティーの姿が、後ろにはフローリアン姉妹。

 

カラミティーは負の感情で強くなるから、手遅れになる前に倒さなきゃいけないけど、その前にやらなきゃ行けないことがある

 

「カラミティーちょっと良いかな?あなた私の家族になる気は無い?」

 

「はっ!?」

 

「……えっ!?」

 

『…………』

 

反応はそれぞれだった

 

―単純に驚いた者

 

―相手は星を蝕む者なのに!と混乱のあまり戦線復帰した者

 

―素敵な勧誘を告げられて反応に困って沈黙する者

 

 

「さぁ選びなさい!私の世界で過ごすか私に殺られて人生を終えるか !」

 

『貴様の世界は此処ではないのか?』

 

「そうだよ!」

 

麗奈はカラミティーの質問に答える

 

 

「何を企んでいる?」

 

「私は目の前の人達を可能な限り救済したいの!あなたも例外じゃないの!」

 

カラミティーからすれば可笑しい話しなのだ、目の前に居る小娘は自分の能力を見抜いている……短期決戦に持ち込んだ方が倒すのが楽だというのにだ

 

更には良く分からない世界に来ないかと勧誘する始末だ

 

「救済だと?笑わせるな小娘!我の能力を見抜いているのだろう?だとしたら貴様の世界に行った所で数日しか星が持たんわ!」

 

 

カラミティーはそう言いながら剣を振るってきた

 

「自分の能力が怖いんだね!」

 

麗奈は高く飛翔する決着をつけるために勝つイメージはできた!

 

最大火力を放っても問題ない策だ

 

「この小さな粒は何でしょうか?」

 

「何か凄く温かい」

 

フローリアン姉妹は空中に漂う銀の粒を見て疑問に思う

 

「ソレイユバスター!ソレイユ!」

 

直射型砲撃魔法を更に強化してブレイカー級に大きくなった

 

カラミティーを倒すのに十分な威力だった。

 

『この程度で……』

 

避けたらこの星が滅ぶと言うのに何を考えている?

 

そして何故か避けたら負ける気がすると思ったので斬ることにした

 

『倒せると思うな!』

 

数秒してブレイカー級のソレイユバスターを斬ったのだが、飛翔した筈の麗奈が何処にも居なかった

 

『逃げたか?』

 

ある事に気づいた……さっきから銀色の粒が漂ってる事に、そしてそれが集まってる所が麗奈の所に収束してる事に……

 

『まさか!』

 

 

《Soleil glow Breaker》

 

地面に立っている麗奈の姿があった

 

「全力救済!」

 

「ソレイユ・グロー!」

 

『ちっ!死んでたまるか!』

 

そう言い残し何処かに消えた

 

 

カラミティーを逃した麗奈は魔法を放つのを辞めて巫女服から私服姿に戻った

 

 

《Masterさっきの魔法は試作段階ですよ!》

 

「知ってるよ!試作段階でも十分な魔法だったでしょ?」

 

《使うなら私を強化してからにしてください!補助が大変なんですよ!》

 

「はーい」

 

「あの〜麗奈さん大丈夫ですか?」

 

「大丈夫だけどキリエさんは何で怖い顔してるんですか? 」

 

キリエさんは凄い血相で睨んできた

 

「あんたが砲撃を空からカラミティーに放ったからよ!あんな砲撃が地面に直撃したら」

 

「この星が滅んでましたね」

 

他人事の様に言ったの不味かった

 

キリエはヴァリアントザッパーで斬りかかって来た

 

「ッ!」

 

初撃は掠って服が切れたが間合いを取って回避行動を取る

 

「貴女のせいでこの星が無くなる所だったじゃない!」

 

「……」

「ちょっと二人とも無駄な争いは辞めてください!」

 

再びバリアジャケットを纏って高速移動する麗奈とアクセラレイターで高速移動するキリエを止めようと動こうとするアミタだが一人の男性に止められた

 

「元気が良くて何よりだ」

 

 

三人の動きがピタリと止まる……

 

アミタさんの次に発言したの誰?

 

声がした方を向いて見るグランツ博士の姿があった

 

「父さん!」

 

「パパ!」

 

「……」

 

アミタとキリエはグランツ博士に抱き着いた

 

「カラミティーだったかな?何処に行ったのかな?」

 

グランツ博士は三人にカラミティーの行方を聞いた

 

「私の世界に行ったみたいです」

 

顔色一つ変えずに答える

 

「良かったじゃない!家族にしたかったんでしょ?」

 

「キリエ!」

 

キリエが麗奈に挑発的な言葉を言ったのでアミタが怒ってしまった

だがキリエが挑発的なのは、麗奈を嫌ってるだけでは無いのだろう…キリエも麗奈も救える力があったがキリエは攻撃が通じないと諦めてしまったが麗奈は相手の能力を見抜いて戦った

 

何が言いたいかと言うとキリエは麗奈に嫉妬してるのだろう

 

 

「もうこの星が冒される事は無いと思いますよ」

 

「星野君は何故そんなに落ち着いているんだい?」

 

特に焦ってる表情も姿も見せてなかった麗奈だが……

 

「慌てても良いことは無いですから……でも内心怒ってます」

 

「敵が自分が住んでる世界に行ったからかい?」

 

「はい!消える前に倒しておけば良かったと後悔してます」

 

敵が自分の世界で好き勝手暴れてると思うと不愉快だ。しかも今回の敵は少しは頭がキレるみたいで放って置いたら世界が無くなってしまう

 

「カラミティーが現れるまでは死蝕は自然現象として扱われてたんですよね?」

 

「そうですね……水や大地や命を冒してきましたから」

 

「まさか!本体の攻撃を喰らったらあの世行きとか?」

 

「そのまさかです!」

 

キリエが冗談で言ったつもりなのだろうが本体の攻撃に当たると死ぬだろう

 

「ちょっと待って!私とお姉ちゃんは本体に攻撃しても何とも無かったんだけど?」

 

「君達はそんな危ない事をしたら駄目じゃないか!」

 

「ごめんなさい……」

 

「うぅ……」

 

「二人が無事だったのはフォーミュラースーツのおかげだからです!でも私の世界は此処まで技術は発展してませんからフォーミュラーなんて貴重な物はありません」

 

なのは達の世界にはフォーミュラースーツは無い……まさにカラミティーと会ったら最後だ

 

「星野君は帰る手段はあるのかい?」

 

「あります」

 

そう言いながら麗奈は異世界移動能力を使ってゲートを開く

 

「君は一体!?」

 

「ただの小学生ですよ」

 

グランツ博士は驚いたが麗奈はゲートの中に入って行った

 

 

 

 

~瑞希視点~

 

自己紹介を済ませた後、フェイトは一度なのはを連れて管理局に行く事にした

 

リンカーコアから魔力を抜かれたなのはが未だに起きないからだ。

 

「ごめん!話しは色々と事態が落ち着いたら話すから!」

 

「別に良いわよ!話してくれるなら待ってあげるわ」

 

(こういう信頼関係ってどっから生まれるんだ?前世の記憶も頼りにならないし分からないな……)

 

瑞希は自分の記憶を頼りに考えようとするが、友達は作ったことがあるが、アリサ達みたいに信頼できる友達は居なかった

 

なので考えを放置してフェイト達に付き添うことにした

 

「じゃあ俺が付き添うよ」

 

「ちょっと待って私も行く!」

 

「待ちなさい!あんたとアリシアには話しがあるわ」

 

瑞希がフェイトに着いて行こうとしたらアリサに止められた

 

(一体何だってんだ?)

 

瑞希とアリシアはテーブルのすずか、アリサ、はやてが椅子に座ってるのを見て

 

 

「何の話しかな?」

 

「さあ?」

 

二人は訳も分からず、はやて達が居る所に座ることにした

 

「聞きたいことって私達に関係ある話?」

 

「一体あなた達が何者かって話しよ」

 

アリサは凄く真面目な顔で聞いてきた

 

「その前にはやてを病院に戻して良いか?」

 

「良いわよ……すずかも連れて行きなさい」

 

「なんでだ?」

連れて行っても問題ないが理由が気になる瑞希はアリサに問いかける

 

「深い理由は無いわ…強いて言うなら何かあった時に連絡が取れるでしょ?」

 

(俺って実は信用ないのか?当たり前か会ったのも今日だし)

 

「なるほどな……それならアリサもアリシアも来ればいいだろ?」

 

「それもそうね」

 

はやて、すずか、アリサはそれぞれ瑞希の腕に掴まるがアリシアは掴まろうとはしなかった

 

「アリシアさんどうしたん?」

 

掴まるかどうか躊躇してるアリシアにはやてが聞く

 

 

「瑞希さん……その今から使うのは瞬間移動能力ですよね?」

 

「そうだけど?」

 

恐る恐る聞くアリシア

 

(何か問題でもあるか?駄目なら徒歩で行くしか無いけど…)

 

「麗奈みたいに瞬間移動して異世界に行く事は無いよね?」

 

 

(そんな事か……ってまさか!?)

 

今まで瑞希は知る由も無かったがある事に気づく

 

「麗奈ってまさか!?異世界に何度か行ってるのか?」

 

アリシアは何も言わずに頷く

 

(なるほどな!でも考えるのは後にして今する事は……)

 

「大人数で瞬間移動するのは初めてだけど俺の場合は無いから安心して良いぞ」

 

アリシアは瑞希の言葉を信じて瑞希の腕に掴まる

 

 

『え!?』

 

アリサ達も麗奈が何度か異世界に行ったことは知ってるので、瑞希が瞬間移動して異世界に行ってもおかしくないと思ったのだが躊躇してたアリサ達はいつの間にか病院に着いていた

 

「移動するなら移動するって言いなさいよ!」

 

「ちょっと待て俺が悪いのか?」

 

いきなり瞬間移動させた瑞希に怒るアリサだが、怒るのはおかしいだろうと口論する瑞希

 

「二人とも病院では静かに」

 

「他の人に迷惑だよ……それに」

 

すずかとアリシアは口争いしてる二人に注意した

 

気づけば周りの人から視線が集まっていた

 

「あはは……」

 

はやては苦笑いしている

 

 

アリサは顔が真っ赤になり、瑞希はしまったと反省して二人とも顔を合わせ頷いた

 

「すいませんでした!」

 

車椅子を押してアリサ達はその場を後にする

 

 

〜リニス視点〜

 

最悪です……麗奈が居ないのを知ってか管理局のリンディ・ハラオウンさんが来ました

 

「次元航行艦のアースラ艦長、リンディ・ハラオウン って言います」

 

「麗奈なら留守ですけど?」

 

「麗奈さんの管理局に入る条件について話しに来ました」

 

「とりあえず玄関に喋るのも何ですからリビングに移動しましょう」

 

(さて、どうしましょうか……)

 

リビングに着いたリニスとリンディはテーブル席に座る

 

「麗奈さん、なのはちゃん、フェイトさんの一対二で戦ったの覚えてますか?」

 

「最近の事ですね…麗奈が負けたんでしたっけ?」

 

(確か…仮面の男が出てきて、管理局側が勝利したんですよね?)

 

「いいえ仮面の男が現れたのは、こちら側としても予想外の事でした」

 

「では勝敗はどうするんですか?」

 

「もう一度対戦するか引き分けにするかです」

 

「そうですね……」

リニスは少し考える

 

(こちら側が出した条件は一つ目が『単独行動できるようにする事』二つ目がプレシア言った『私達親子を一緒に居れる様に』最後に『麗奈がジュエルシードを所有する事を許可する事』……)

 

「そちらの勝った時の要求が何なのか聞いてませんでした」

 

「こちらは『ジュエルシードの回収』だけです」

 

「では引き分けでお互いの要求を呑みませんか?」

 

「良いんですか?」

 

(麗奈には何とか説得しましょう)

 

「その代わり麗奈の罪を軽くして下さいね」

 

「解りました……ジュエルシードの件が無ければ、一週間もしない内に自由になれるはずです」

 

(じゃないと麗奈が怒りますから……)

 

そうリニスが思った瞬間にリニスとリンディは魔力反応があると判った

 

「リンディさん!」

 

「何ですか?この大きな魔力反応は!」

 

外に出てみると銀髪の女性と十メートルあろう黒い生物が出現していた

 





次回『管理局の意地』


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『管理局の意地』

やっと投稿できた!

遅くなりましたけど読んでくれる人どうぞ!


〜次元航行艦のアースラ〜

 

「クロノ執務管!大きな魔力反応を感知しました!」

 

「モニターに映像を映してくれ!」

 

 

モニターに映っていたのは、長い銀髪で瞳が赤く背中に黒い翼が四本生えている管制人格と存在自体が危険なカラミティだった

 

「エイミィ!艦長が来るまで指令を出しててくれ!僕は用事を済ませて現場に向かう!」

 

「ちょっと!?クロノ君!用事って何!?……行っちゃったよ」

 

エイミィは内心頭を抱えて、座り込んだ。

 

そして気持ちを切り替えアースラの局員に指示する!

 

「ふぅー……良し落ち着いて来た!」

 

「エイミィさん?私達は何をすれば?」

 

「その前に確認です!大きな魔力反応は!何処から?」

 

「結界の中からです」

 

「武装隊の皆さんは戦闘をできるだけ避けて、結界の中の住民の避難をお願いします!」

 

『はい!』

 

武装隊の人達は返事をして、結界内に向かう

 

「他には……フェイトちゃんを現場に向かわせて!」

「了解です」

 

「結界の人の通信はどうします?」

 

「それは……」

 

エイミィが困り果てた瞬間、聞き覚えのある声がした

 

「結界の分析データを使って対策します!」

 

居ないと思われたリンディ提督が戻って来た

 

それからの局員は動きは迅速に対応できる事をした

 

アースラ艦と結界内での通信、武装隊のサポート、闇の書に対抗できる人物

 

これをすぐに可能にできる様に動いた。

 

他にも見落としが無いかリンディ提督は頭を思考させるのだった

 

〜麗奈視点〜

 

「ここは……海鳴市の……結界の中?良かった無事に着いた」

 

麗奈は辺りを見渡して、どんな場所か考えて海鳴市だと判って安心した

 

「麗奈!?」

 

「この声は……アリサ!それにすずかと瑞希も一緒なんだね」

 

「今まで何処に居たのよ!?」

 

「無人世界でちょっとね……エリアサーチ!」

 

三つの球体を上空に飛ばした

 

「ねえ?何が起きてるの?」

 

「私も今此処に来たばっかりだから解らないけど、解ってる事は今の状況が危険って事よ」

 

「嘘……」

 

「囲まれてる!?」

 

カラミティが生み出したであろう黒い人形が数え切れない程、麗奈たちを囲んでいた

 

 

「一旦近くのビルに移るわよ!」

 

それを聞いて瑞希はアリサとすずかを抱えて、遠くのビルに瞬間移動した

 

「アリシア掴まっててね」

 

「うん!」

 

麗奈は空中に避難しソレイユシューターが効くかどうか試してみた

 

「ソレイユシューター!」

 

「グオオ!」

 

「やった!」

 

「いや……何かおかしいよ?」

 

黒い人形は吹き飛びは、したものの立ち上がってきたのだ

 

「何で?」

 

「なるほど……魔法が効きにくいから斬って倒した方が早いかも」

 

麗奈も瞬間移動して瑞希達の居る場所に転移した

 

「何か判った事あったか?」

 

「あったわよ!」

 

「分かったことって?」

 

「早く教えなさいよ」

 

「まず第一にあの黒い人形達は生命を宿る物や敵を倒し、倒したエネルギーを本体に送り込んでるの」

 

「本体って?」

 

すずかが麗奈に質問する

 

「あの無駄な争いをしてる二人は見えるかな?」

 

「一応見えるわよ」

 

「何となくだな…」

 

「見える」

 

「私も見える!」

 

四人は銀髪の女性と十メートルはある黒い生物が戦っていた

 

「じゃあこの映像を観…」

 

映ってたのは管制人格とカラミティにフェイトだった

 

「何でフェイトが居るの?」

 

「麗奈ちゃん何か知って……麗奈ちゃん!?」

 

麗奈は空を仰いでいた

 

「十メートルはある黒い生物が居るでしょ?その生物は生命を奪う能力を持ってるのよ」

 

「じゃあフェイトが危ないって事!?」

 

「そういう事よ…急いでフェイトを迎えに行ってくる!どうしても助けが欲しい時はアリシアを通して念話をして!」

 

そう告げてビルから飛び降りた

 

「ちょっと!行っちゃった……」

 

「ビルから飛び降りるって…」

 

ビルの屋上から飛び降りた麗奈に唖然としてしまった

 

〜フェイト視点〜

 

瞳が赤く銀髪の女性の管制人格

 

十メートルはある黒く禍々しい異世界の自然現象生物

 

未だに魔力の蒐集されてないフェイト

 

この三人が戦闘を繰り広げていた。

 

三人は魔法を使い、武器を振るってダメージを受け無いように縦横無尽に動いている

 

カラミティとフェイトは一瞬止まってしまった

 

その攻撃を見た事があった二人の行動は速かった

 

何故かと言うと麗奈の魔法だからだった。

 

カラミティーは魔力弾を斬って対処し、フェイトも出来るだけ闇の書から距離を取りつつ回避に専念し回避しきれない魔力弾は斬った

 

(切りがない……麗奈の魔法で全く同等…それ以上の性能だ)

 

「なのは…麗奈」

 

だが回避に間に合わないフェイトが諦めそうになった瞬間に桜色の砲撃が闇の書の魔法を撃ち消した

 

「ッ!」

 

「誰だ!」

 

『……』

 

フェイトは驚き、管制人格は砲撃を撃ち込んだ本人を睨み、カラミティは周りを見て警戒する

 

「フェイトちゃん……助けに来たよ!」

 

「なのは!」

 

なのはに駆け寄るフェイトにカラミティの剣で背後に襲いかかる

 

「フェイトちゃん!?後ろ!」

 

「ッ!」

 

後ろを振り向きながらバルデッシュを振るったが空振りに終わった

 

『小娘こっちだ!』

 

「あっ…」

 

フェイトは駄目だと思い、防御魔法を展開する

 

なのはもフォローに入るがカラミティーは攻撃を中断して後方に引き下がった

 

「やっぱり知能は高いね」

 

【アリシア聴こえる?】

 

【聴こえるよ!】

 

【もう少ししたらフェイト送るから】

 

「麗奈!?」

 

「やっときた~遅刻だよ麗奈ちゃん」

 

「来る前にちょっとね…」

 

『やはり来たか…』

 

人間とは言え自分を戦闘不能に追い込んだ人物なのだから突然現れた麗奈にカラミティは後方に下がる事を選んだ

 

 

「なのはもだけど何で魔力を蒐集された麗奈が魔法を使えるの?」

 

「自力で魔力だけを回復させて、体調の方も回復させたからだよ」

 

「私の方はアメジストハートが魔力をくれて、体調面は大丈夫なの」

 

フェイトの質問に麗奈となのはは答える

 

「絶対二人とも無理してるよね?」

 

「行くよ!ホープスター!」

 

「……行くよ!レイジングハート!」

 

(誤魔化した!?)

 

「フェイトはアリサの所に行って瑞希とバトンタッチして来て!」

 

「なんで!?」

 

「あの人達と相性悪いし、フェイトはアリシア達の方に行った方が活躍できるから頑張って!…転移」

 

「ちょっ!……」

 

麗奈は強制的にアリサ達の所に転移させた

 

「容赦ないね麗奈ちゃん……」

 

「今こっちで戦わせたら面倒な事になるからね」

 

~アリシア視点~

 

「黒い人形達……数が……多すぎよ!!」

 

アリサは大剣を振り回して黒い人形を斬っていくが数が多いので余り余裕は無い

 

麗奈が斬撃で倒せるって言ったから、アリサのデバイス?フレイムアイズで斬ってるのだ

 

「カードスラッシュ!アイスブレード」

 

デバイスにカードを読み込ませたら、氷の剣がすずかの手元に現れた

 

氷の剣で黒い人形達を次々と倒して行ってるのは凄いけど、何か笑いながら倒してない?……この事件が終わったらデバイスを回収する様に麗奈に頼もうかな

 

 

「アリシア!これってどういう状況!?」

 

「時間が無いからざっくり説明すると魔法が効きにくいから斬って戦闘できる人が必要なんだよ」

 

圧倒的に多い敵と戦ってる状況にアリシアは簡単に説明した

 

「あ…だからこっちに転移されたんだ」

 

「フェイトどうかしたの?」

 

「瑞希とバトンタッチして来なさいって麗奈に言われてこっちに飛ばされた……」

 

「瑞希さん!麗奈が呼んでるから行ってあげて!」

 

「でも!アリシア達が!」

 

私達の心配してくれるんだ…だけど問題ないよ

 

「心配は必要ないよ!頼れる妹が来たから安心して行ってきて!」

 

そう言うと瑞希は姿を消した。麗奈の所に空間移動したのだろう

 

 

 

「アリサちゃん!後ろ!」

 

アリサは背後を取られ攻撃をされてしまう

 

「ッ!」

 

アリサはすずかの声に反応して後ろを振り向きながら思いっ切り剣を振るった

 

黒い人形は斬られて消えていくのだが……

 

「もう!斬っても斬っても減ってる様子が無いじゃない!」

 

「このままじゃ危険だね」

 

「」

このままじゃ数で押されて終わる……何とかしないと!

 

アリシアがそんな事を考えていた時だった意外な人達が来た

 

「君達こんな危険な所で何してる!」

 

「なんだこの黒いの?」

 

アースラの武装隊の人達だった

 

「あの!その黒い人形達には魔法は効きにくいので、斬って対処して下さい!」

 

フェイトが武装隊の人達に説明する

 

「君達はなんで逃げない?」

 

武装隊の一人が聞いてきた

 

「友達が戦ってるんです!」

 

「なのに黙って見てるだけなんて嫌なのよ!」

 

「フェイトが戦うのに私だけ何もしないなんて可笑しいでしょ?回復ぐらいなら任せてよ!」

 

アリサ達が戦う理由は分かったがそれでも見過ごせないのが管理局である

 

「でも一般人を危険に巻き込む訳には行かない」

 

「もしも私達を戦闘から離脱させて貴方達で対処できるんですか?」

 

「ちょっとアリサちゃん!?」

 

「……」

 

武装隊の人達は何も言えなかった

 

「リーゼとロッテを片付けたと思ったら凄い状況になってるな」

 

「クロノ執務管!?」

 

「ボク達じゃ手に負えないだろうし、星野麗奈を巻き込んでしまっている。二人や三人増えた所で何の問題も無いよ」

 

「もしもの事が起こったら!?」

 

「ボクもリスクは減らしたいさ……だけど魔法が効きにくいと言ったな?どういう事だ?」

 

「麗奈が黒い人達に魔法を一発当ててみたんですけど、吹き飛びはしたんですけどダメージ入ってなかったみたいで麗奈曰く「魔法が効きにくいから斬撃で斬った方が早いかも」だそうです」

 

「まさか……嘘だろ!?」

 

それを聞いてクロノは凄く驚いていた

 

「この事態を予測してたのかアイツは?」

 

アイツとは麗奈の事である。そしてこんな事は予測などしていないのだ、ただ単に武装隊弱くない?と思った麗奈がアースラにハッキングして接近型のソード系デバイスを大量に送り込んだだけだ

 

「クロノ執務管?」

 

「……武装隊の対麗奈専用に温存していたデバイスを使ってくれ!」

 

「でもあれは切り札なのでは?」

 

「送り込んできたのが星野麗奈だから意味が無くなった……対策なんて普通にされるだろう」

 

「それで私達の意思は伝えたわよ!」

 

「あなた達の意思はどうなの?麗奈が送り込んできたデバイスで戦うの?それとも逃げ出す?でもこの場から逃げ出した時きっと後悔すると思いますよ!」

 

「武装隊!ここまで言われたら行うことは分かるな!」

 

「二人一組で黒い人形を破壊しろ!!」

 

『おぉ!!!』

 

(チョロいわね)

 

(アリサちゃん……)

 

「「……」」

 

「クロノ執務管!アリシアをお願いします!私は集団で固まってる黒い人形を破壊してきます」

 

「クロちゃん!」

 

「誰がクロちゃんだ!クロノだ!」

 

「じゃあクロノ私は回復担当だけど、クロノはその杖でどうやって戦う気?」

 

「何もこのデバイスだけで戦うつもりは無いさ。魔法による斬撃で攻撃すれば黒い人形を破壊できる」

 

「頼りにしてるよ!執務管さん!」

 





次回『世界のカウントダウン』



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『世界のカウントダウン』

麗奈とカラミティーは二度目の戦いを繰り広げていた

 

麗奈は苦戦していた

 

カラミティーは接近戦に持ち込み、麗奈に何もさせまいと超高速移動しながら攻撃しているからだ

 

麗奈も戦いの中で強くなっているが劣勢のままだった

 

『魔法も妙な小細工も使わせんぞ!』

 

「ッ!……」

 

カラミティーが持ってる剣は重そうな直剣なのだが、それを素早く正確に麗奈に振るっているのだ

 

だが問題はそこではなく剣に纏っている黒い瘴気である

 

黒い瘴気は禍々しく触れたら致命傷になると錯覚させる程だ

 

 

ホープスターで受け流し逸らしながら隙を探して口を動かして詠唱を行う

 

『させんと言っている!』

 

だがそれすらも阻止され状況的にとても不利になってしまう

 

麗奈も次の手を打つ

 

カラミティーの攻撃を身体を捻って避けたり受け流しながら、シューターを作り出して放った

 

『小賢しい!』

 

弾速が速かったのでカラミティーは避ける事はできず剣で斬った

 

だがそれが誤算だった

 

麗奈のシューターを斬って爆風が起こりカラミティーの視界から麗奈は消えてしまったのだ

 

『フッ!』

 

カラミティーは剣を横に薙ぎ払い風圧で爆風を振り払う

 

爆風を消し去った瞬間に麗奈も見つけたのだが何かが変わっていた

 

「そろそろ決めないと友達が危ないからね」

 

『我を倒すと言うのか?忘れたか負の感情で我は強くなる事を!』

 

「忘れてないわよ!負の感情で強くなるなら、それを逆転させれば良いのよ!」

 

《yes》

 

短剣のホープスターを逆手に構えて、もう片方も複製した短剣を逆手に持つ

 

『負の感情を逆転させるだと!お主はまるで我の能力を書き換えると言ってる様にも聴こえるぞ?』

 

「その通りよ!このまま長期決戦をしてたら、この世界が滅びるのよ!何より私は貴方を救いたい!!」

 

麗奈は両手の短剣に魔力を纏わせ周りには魔力弾を展開させる

 

(この小娘に勝つには何もさせないと思っていた……そうすれば勝つのは難しく無いはずだ!だが我が一瞬の隙を作ったばかりに勝機を与えてしまった……)

 

「……」

 

(でも何故だ?この小娘の外見からしてそんな時を過ごして居ないはず……)

 

カラミティーは星野麗奈と言う存在に困惑していた何故なら負の感情が判る自分が麗奈から負の感情が感じ取れず自分より大きい自分と二度も立ち向かって来て挙句の果てには救いたいと言う始末だ

 

そこらの馬鹿が言って行動してないならバカバカしいと思うのだが、目の前で対峙してる人物は少なからず違うと思うのだ。

 

そう思えない理由は……前回の戦いで計算されたかの様な攻撃…どういう状況でも油断せずに冷静に攻撃を対処…この二つだけでも凄いと思うのだが一番の理由は負の感情が無いことだ

 

 

感情あってこその人間だ…前者はまだ分かる。物凄く冷静な人間そう結論づければ良いだけの話しだ……だが負の感情を感じ取れないのは流石におかしいのだ……なので確信を突くことにした

 

 

『……小娘!お主は過去に何かあったな!』

 

「何かじゃあ分からないよ?」

 

『そうだな……地獄を見たのだろう?そうでないと小娘の強さに説明が……』

 

答えは沈黙だが、さっきまで感じ取れなかった麗奈に変化があった

 

麗奈からカラミティーに徐々に負の感情が伝わり、別の所から伝わってきたのだ

 

そして解った事が一つ……目の前の少女は幻影だと知ったのだ。

 

 

『……こそこそしても構わんが我がこの世界に来た時点でカウントダウンは始まってる事は解ってるであろう?』

 

カラミティーは目の前の幻影を倒し本物を探り始めた

 

『ふむ……適当に放ってみるか』

 

カラミティーはフェイト達が戦ってる方向に斬撃を飛ばした

 

 

 

ただの斬撃を飛ばしたのでは無いのだ……スターライトブレイカーに匹敵するであろう威力で、回避不可能な広範囲攻撃を仕掛けてきたのだ

 

 

カラミティーの思惑通り出てきた麗奈

 

「させない!リフレクト!」

 

透明な壁で出して斬撃を跳ね返そうとする

 

しかし透明な壁にビキビキと壊れそうな音が響く

 

「……魔法じゃない!?」

 

『魔法ではない!負の力を込めて放った斬撃!跳ね返せると思うな!』

 

今からでも緊急回避する事は出来なくも無いが、避けたら建物は崩壊しフェイト達に当たってしまう

 

攻撃を受けたら致命傷では済まないだろう……カラミティーは、その世界に居るだけで自然を奪う事が可能なのだから……一撃の攻撃で生命が亡くなっても不思議では無い。

 

「………仕方無い」

 

銀色の何でも付与できる杖を創り出し、リフレクトを壊れない様にした。

 

カラミティーの攻撃は跳ね返されたのだ

 

『なっ!?』

 

この戦いで特典を使うことを避けてたのだ

 

理由はシンプルだ……対策されたら面倒だからだ

 

この戦いは管理局を通して色んな人が観るだろう

 

麗奈は解った上で戦ってるが、観た人が偶然魔法を悪用しようとしたらどうだろうか?

 

きっかけが『星野麗奈の魔法が悪用できそうだったから』……そんなの聞かされたら笑えないだろう……

 

なので観ても出来ない…もしくは使ってもバレない事をする事をした

 

「さあ行くよ!ホープスター!」

 

《Yes, master》

 

『巫山戯るな!』

 

 

剣を振るって来るカラミティーに対して麗奈はホープスターに『能力の反転』する魔力を付与した

 

麗奈とカラミティーの攻撃が衝突し鍔迫り合い剣戟の音が鳴り響く

 

 

〜なのは視点〜

 

なのはは闇の書の管制人格と戦っていた

 

お互い空で動きながら魔法を放つ

 

「なぜ邪魔をする!」

 

「はやてちゃんを助けたいから!」

 

「主を助ける方法なんて無い…安らかに眠れ!」

 

管制人格は鉄パイプみたいな先端が尖った槍を大量に複製し、大声と共に放った

 

絶対にあるはず!だって麗奈ちゃんが何の理由も無しに魔力蒐集されるなんて信じたくないから!

 

きっと理由がある。

 

なのは言う通り理由はある

 

麗奈がピンチになった時に助け出せるように、はやてと管制人格を救う事で魔力蒐集されたのだ

 

だがこれは麗奈のメリットだ

 

「いつかは眠るよ……でもそれは今じゃない!」

 

「アメジストハートsetup!」

 

放たれた槍は紫色の球体によって阻まれて、

 

なのはのバリアジャケットに変化は見当たらない

 

(あれ?何の変化もない!?調整したから暴走する心配は無いって言ってたのに?)

 

《貴女とは縁があるようですね》

 

《アメジストハート!久しぶり》

 

《麗奈が調整してくれたおかげで貴女の力になれます》

 

《再開して早々で悪いけど貴女の力を教えてくれない?》

 

《貴女にsetupしてる間は『吸収』はもちろんの事、使用者の負担を吸収し変換して魔力に変えます》

 

それを聞いて麗奈の気遣いだと気づいた。

 

麗奈がアメジストハートをなのはに渡したのは理由があった。

 

本来アメジストハートはなのはの物であって、麗奈のデバイスでは無いのだ

 

アメジストハート特有の吸収があるが、麗奈には不要なので必要ないのだ

 

更にはカートリッジシステムを使ってる姿を見て、相性が良いと思えたのだ

 

もちろん普通に返しても良かったが、見えるか見えないかの高性能な発信機を組み込んで渡した

 

結論的に本来の持ち主であり、一番無茶しそうな子が相性が良く最適なのだ。

 

「アクセルシューター!」

 

闇の書の管制人格は麗奈のソレイユシューターを大量展開し、なのはに放つ

 

それに応戦する様に回避しながらアクセルシューターで向かい撃つ

 

「アクセル!」

 

それが合図だったかの様にお互いに高速移動しながら動き出す。

 

プロテクションで攻撃を防ぎつつ魔法を放つ

 

管制人格はソレイユシューターを大量展開し再び放った

 

当然避けるが両足が何かに固定され動かなくなって大量の魔力弾を受ける事になった

 

「うっ………」

 

だが何とかプロテクションを使用して防ぐ

 

数秒の攻撃を防ぐ事に成功したが、体感時間では数分も魔力弾が襲い掛かっていた

 

すぐに今いる位置を離れようとするが、またバインドされる

 

 

「……まさか周囲にバインドがあるの!?」

 

「気づいたか…だが遅い!」

 

「アメジストハート!」

 

なのはは周囲の魔力を吸収してバインドを解いた

 

「何!?」

 

これには管制人格も驚きを隠せない

 

バインドで動きを封じ攻撃をした方が手っ取り早く終わる……そう思ってたのだが、目の前の少女にはバインドでは足止めにはならないのだ

 

 

「はやてちゃん!聴こえる!!」

 

「無駄だ!主はもうすぐ永遠の眠りにつく……貴様も……いやこの世界も永遠の眠りに「させない!」なんだと?」

 

「永遠のなんて無いから……助けたい人がいるから!」

 




銀色の杖:何でも創れることが可能

チートですね分かります……

次回『平和な日常の為に』


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『平和な日常の為に』


最近リアルが忙しい

だけど死ぬまで小説書くのは辞めない!


フェイト達は黒い人形達に苦戦していた

 

何故ならカラミティーが存在する限り、黒い人形達は無限に湧いて出てくるのだから、必然的にフェイト達はジリ貧状態になって困ってるのだ

 

だがカラミティーを倒せば無限に出てくる事も無くなるだろうが、無限に湧いて出てると言うことは、麗奈がカラミティーを未だに倒せてない事を意味する

 

だが幸いな事に黒い人形達は一体一体が雑魚で『飛べない』みたいなのだ

 

それはつまり放置して回復に専念できる訳だが、一般人の避難が出来てない状況で野放しにはできない。

 

それに気づいてるクロノは避難が終わってるかアースラの居るエイミィに呼びかけた

 

「エイミィ!避難してない人は?」

 

『もう居ないよ!』

 

「アリシア!」

 

二人はクロノとアリシアは念話を使って撤退指示を出した

 

アリシアはアリサ、すずか、フェイトに撤退指示を出して、クロノは武装隊に念話を出したのだ

 

()退()()()

 

 

アリシア達は事前に指定してた建物に避難した

 

「みんな大丈夫?」

 

「だ…大丈夫に決まってるでしょ!……何なの倒しても倒しても湧いてきて!」

 

黒い人形達は一体だけなら一般人でも倒せるレベルだが、何体も出て来て厄介なのだ

 

 

「私も少し疲れたかな…フェイトちゃんも休んだら?」

 

「あれ?……フェイトは!?」

 

「あれじゃない?」

 

アリサがか指さした先には麗奈の所に向かってるフェイトの姿があった

 

それを見たアリシアの行動は速かった。念話を使ってフェイトを戻って来るように説得する

【戻ってフェイト!!】

 

【ごめんアリシア……でも麗奈が苦しそうに見えるんだ】

 

【麗奈と戦ってる相手はフェイトと相性が悪いんだよ!】

 

【それでも行かなきゃ!】

 

【フェイト…!!】

 

アリシアはフェイトが何故麗奈が苦しそうに見えたか……心当たりは無くも無かった

 

(私を助けてくれた時も他の世界に行ってた時も、きっと孤独だったんだ!そして今も……デバイスのホープスターが居るけど人じゃない……)

 

「すぐに麗奈に伝えないと!」

 

【麗奈!】

 

【……今ちょっと!…取り込み中!】

 

麗奈の所を見たら鍔迫り合いになってる所だった

 

【緊急事態だよ!】

 

【何?】

 

カラミティーに勘づけられないようにアリシアと念話で話す

 

【フェイトが麗奈の方に行っちゃった…】

 

【一応聞くけど?念話で説得したんだよね?】

 

【説得したよ!だけど麗奈が苦しそうだからって!】

 

【わかった!フェイトが来る前に目の前の相手を救済するから安心して】

 

麗奈はそう言って念話を切る

 

麗奈の方をもう一度見てみると銀色の光と黒い光が縦横無尽に飛び回っていた

 

「麗奈!?」

 

「どうしたの?」

 

「フェイトが向かったのを伝えたのは良かったけど、フェイトが言った通り何か苦しそうだった……」

 

「他には、なんて言ってたの?」

 

「フェイトが来る前に救済するって……」

 

アリシアは麗奈が居る方向を見ながら言った

 

「ちょっと待って!?倒さないと黒い人形は無限に湧いて来るんじゃないの!?」

 

「きっと麗奈は目の届く範囲の人は絶対に救うつもりなんだと思う」

 

「じゃあ、フェイトちゃんを遠ざけたのも?」

 

「相性が悪いのは本当だよ……麗奈が戦ってる相手の情報は聞いたよね?」

 

「生命を奪うだっけ?」

 

「なるほどね!フェイトは人間だから生命奪われたら終わりだもんね……あれ?」

 

アリサは自分で言ってて一つの疑問に気がついた。

 

「相手は生命を奪うのに何で麗奈は平気なのよ?」

 

「まだ攻撃が当たってないからじゃないかな?もしも麗奈が助けようとしてる人が居るだけで生命を奪えるなら私達も無事じゃ済まないでしょ?」

 

「でも……もう十分以上は経ってるよ?ありえるの?」

 

「麗奈は攻撃を予測して対処してるみたいだから攻撃を当てるのは難しいんだよ…」

 

「頑張れ!みんな!」

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

アリシアと念話で話しながら戦ってる数秒前の出来事だった。

 

鍔迫り合いは体格の関係でカラミティーが制し、連撃を放ったが麗奈は不利な体制からカラミティーの剣を受け流しながら距離をとった

 

そして今に至る

 

「もうすぐ私の友達が来るみたいだから終わらせるね」

 

『それは不可能だ!』

 

「でもお互いの一撃でこの勝負は決着がつく」

 

『我が一撃を入れればこの世界は終わる』

 

「私が貴方に一撃を入れれば救済される」

 

 

((一撃を入れる!!))

 

麗奈とカラミティーは同じ事を思ったのだろう

 

お互いに変な小細工なんて通用しないのは分かっている……ならば全力の一撃を放とうと……

 

「ソレイユシューター!」

 

『ディメンション』

 

互いに高速で詠唱を始めた

 

『…エンド!』

 

次元の狭間を作って、その中から尖った先端しか見えないが大体の大きさは二十メートルだろうか?長さは未知数だ

 

二人の距離は大体二十メートルは離れていた

 

槍らしき物が現れて麗奈に放たれた

 

「っ!」

 

麗奈は次元から出てきた槍?に驚きながらも詠唱をした

 

『砕け散れ!!』

 

「……ブラスター!」

 

ホープスターをカラミティーに突き出すように構えて銀色の魔力砲撃を放った

 

ただすぐに放ったせいかホープスターの先端ギリギリで輝いてる銀色の球体は小さかった

 

ソレイユシューター・ブラスターとディメンション・エンドは激しく激突した

 

 

(怖い……けど今ここで負けたら友達を巻き込む事になる!!)

 

銀色に輝く魔力砲と次元から出てきている槍は十五メートルは押していた

 

残りの五メートルは何とか保ったのだ

 

出遅れた詠唱と考え事と油断が重なって、十五メートルも押されたのだ

 

『諦めろ…我は色んな世界を蝕んで来た!この世界も同じ結末を迎えるだろう』

 

「そんな事させない!……貴方は私が全力で助けだすんだから!」

 

『……何故だ?それは自己満足でしか無い!完全な悪だって存在する。それを理解してないお主では無いだろう!』

 

「確かに私がやってる事は自己満足だよ…でも少なくとも貴方は完全な悪じゃない!」

 

『なんだと!?』

 

 

魔法を激突させながら対話をする

 

「生きる為に必要だから世界を蝕んだ……必要最低限でも良い!教えてよ!貴方の抱えてる苦しみを!きっと救ってあげる事ができるから」

 

『貴様に我の感情など分かるものか!』

 

「ソレイユ!」

 

麗奈は更に魔法の威力を一段階上げる

 

カラミティーの槍が押されるが拮抗し留まる

 

「はぁぁぁぁ!」

 

『殺られてたまるか!!』

 

 

槍からピシリと音がし……拮抗は麗奈の魔力砲は槍を砕いてカラミティーを呑み込んだ

 

「麗奈!!」

 

「フェイトどうしたの?」

 

実はカラミティーと拮抗してる辺りからフェイトは来てたのだ

 

だが麗奈もカラミティーもフェイトが乱入してくる素振りすら無いので放置してたのだ

 

「あの人を救うって!?何を考えてるの!」

 

「あの人は世界を蝕む事は不可能だよ」

 

「だから何で!倒せば黒い人形は居なくなるのに!」

 

ちょっとフェイトが興奮気味だが麗奈は落ち着かせる方法を知っている

 

「落ち着いてよ…あの人が魔王だからって興奮する気持ちは分からなくも無いけどさ?ちょっと落ち着こうよ!」

 

「…………魔王?」

 

フェイトは疑問に思った事があったみたいだが麗奈の話しは終わらない

 

「本来の姿も話してないのに殺すのは、ちょっと後味悪いと思うんだ!それにだよ「麗奈!!」何かな?」

 

フェイトは冷静になって考えるが何も思いつかないので、話しを続けてる麗奈に聞く

 

「魔王とか本来の姿とか言ってるけど?手順良く話してよ」

 

「良いけど手短に説明するからね」

 

「わかった」

 

麗奈とは別になのはと瑞希は管制人格と闘っているのだから本当は説明をする暇など無いが瑞希が居る限り負ける事は無いだろう





次回『傍に居るから』


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