幻想郷〜外来人対戦異変〜 (槍雅衣斗)
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SAO〜
プロローグ


〜博麗神社〜

 

「はぁー、暇ねー」

「おーい、霊夢ー」

「どしたの魔理沙」

「おい霊夢、お前手紙見て無いのか?」

「手紙?そんなのきてないけど?」

 

ーパラッ

 

うわー、スキマから来たんですけど嫌な予感しかしないわー

 

『霊夢へ

幻想郷が退屈なので異変を起こす事にしました。

これからいっぱい外来人が来るでしょうけどその人達には、やる事があるから弾幕の使い方と飛び方を教えてあげてねー。

貴女の紫から』

 

どういう事?え?異変起きるの?

あんのBBA何考えてんのよ。

 

「霊夢、何て書いてあったんだ?」

「紫が異変を起こすとかいう事と、外来人がいっぱい来るからその面倒を見ろとさ」

 

あれ?これ紫しばけば異変終わるんじゃない?

 

「魔理沙、紫シメに行くわよ」

「は?何でだ?」

「あんた馬鹿?紫倒せば異変は起きないじゃない」

「馬鹿はチルノだ!でも、確かにそうだな」

「でしょ、て事で紫シメに行くから用意しなさい」

「その必要は無いわよ霊夢」

「紫、あんた異変起こすってどういう事?しかも私の仕事を増やす何て良い覚悟してるはね!」

「あら〜私はちゃんと手紙に書いたわよ。それに、霊夢は仕事何てほとんどしてないじゃないのよ」

「うっ、はー、もういいわ。」

「解ってくれて嬉しいわ」

「もういいから早く帰ってよね」

「それじゃーよろしくねー」

「霊夢、本当にいいのか?」

「えぇ、もういいわ」

「そうか、なら霊夢ー、お茶くれー」

「はいはい少し待ってなさいよ」

 

今日も博麗神社は、平和である。

 

紫side

 

霊夢の許可も貰ったし、これからどうなるのかしら?

フフッ、とても楽しみね。

 

「ねぇ幻想郷、最初は誰がいいかしら?」

「紫ー、何してるの?」

「あら幽々子、こんな所に何の用?」

「あら、今回の異変には、私の力もいるんじゃない?」

「えぇ、そうね」

「なら、必要な時に呼んでね」

「解ったわ」

「なら、もう戻るわね」

 

フフッ、ほんとに楽しくなりそうね。

 

〜白玉楼〜

 

「幽々子様ー、何処ですかー?ご飯出来ましたよー」

「妖夢、ただいま」

「おかえりなさい、幽々子様。何方に居らしたのですか?」

「ちょっと紫の所にね」

「紫様の所ですか。それにしても紫様は霊夢に怒られてそうですね」

「まぁ異変を起こすって大々的に報告しちゃってるしねー」

「それよりかもご飯を食べましょう、私はお腹が空いたわ」

「解りました。今お持ちします」

 

さぁ、これから幻想郷はどうなるのかしら?

楽しみね

 

「幽々子様ー、ご飯の用意が出来ましたので、早く来てくださーい」

「今行くわ」

 




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キリト一家の幻想入り

〜ALO〜

キリトside

 

さて、今日はどうしょうかな?

別に新生アインクラッドの攻略はしないでも良いんだよな。

 

「キリトくーん、今日はどうするの?」

「うーん、何にも決まって無いんだよなー」

「それじゃあ、ユイちゃんも連れてピクニックに行こうよ」

「おう、それ良いな!」

「じゃあ、そういう事で用意しておくね」

「頼んだぞ〜」

 

ピクニックに行くって事は、フィールドに出る訳だから、

荷物整理してから行くか!

 

「パパ、ママ、何処か行くんですか?」

「おうユイ、今日は皆でピクニックに行こうと思ってたんだけど、

ユイは何かあるか?」

「いえ特にはありませんが、ピクニックに行くのであれば私も用意しておきます」

「うん、用意しておいで」

「はい、パパ」

 

数分後

 

「キリトくーん、ユイちゃーん、そろそろ行くよー」

「ちょっと待って下さい、ママ」

「どうしたのーユイちゃん」

「いえ、少し作りたい物があるので…」

「何が作りたいの?」

「その、お花の飾りを作りたいのですが…」

「へー、それでなにが必要なの?」

「後、糸さえあれば良いのですが…」

「うーん、私は持ってないな〜。

キリト君は持ってない?」

「おう、ちょうど余ってるのがあるから上がるよ」

「ありがとうございます。では、行きましょうか」

 

〜フィールド〜

 

「此処で良いかな?」

「おう、良いと思うぞ、景色も綺麗だしな」

「じゃあ、お昼にしよっか」

「わーい、今日のお昼は何ですか?」

「今日は、サンドイッチだよ」

 

皆でお昼を食べようしていたら、遠くから足音が聞こえて来た。

嫌な予感がしてそっちを向くとそこには……

 

「あら、家族でピクニックですか?仲がいいですね」

 

妖美な姿をした、金髪の女性であった。

 

「あんた、なにもんだ?」

「あら、どういう事かしら?」

「あんた、何の種族だって聞いてんだ!」

「あら、そんな事説明しなきゃいけないのかしら?」

「あぁ、金髪何てケットシーじゃないとありえないからな。

でも、あんたは猫耳も尻尾も無い。それじゃあ、あんたは何なんだ?」

「あら、そうなの。もっと勉強したくべきだったわ」

「本当にあんたは何なんだ?」

「私は八雲紫、貴方を幻想郷に連れて行こうと思って来たわ」

「幻想郷?聞いた事無いな」

「それはそうよ。貴方達の世界とは別の世界なのだから」

「どういう事だ?」

「もう話す事は無いわ。

 

それじゃあ幻想郷へ」

「んな!」

 

その瞬間、地面に穴が空いたような物ができ、その中には目がびっしりとあった。

そしてそれは俺たちの足元まで来て……

 

side out

 

「ふふ、まず一人目、ね」

 

草原の真ん中で怪しく笑う紫がそこにはいた。

 




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桐ヶ谷一家の幻想郷最初の出会い

「うわぁー!」

「きゃー!」

「わーい!」

 

キリト達、は紫にスキマで落とされて幻想郷のとある森の上空にいた。

 

ビューン

 

「へ、え、アスナ!ユイ!」

「キリト君!ユイちゃん!」

「ママ!」

「おい、あんたら大丈夫か?」

 

キリト達の落下が途中で止まった。

キリトの手を掴んでいるのは、箒の上に乗ったとんがり帽子を被った、白黒の女の子であった。

ついでに、箒の上に乗っている女の子、キリト、アスナ、ユイの順番で繋がっている。

 

「うぉー、下に下ろしてくれ!」

「分かったぜ、一番下の女の子、気をつけろよ」

「はい分かりました!」

 

そうユイが返事をすると、黒白の女の子は、ゆっくりと降下していった。

 

「ふぅー、でお前達は何であんな所で落ちていたんだ?」

「いや、落ちたくて落ちたんじゃ無いんだけど」

「へぇー、まぁいっか!どうせ紫の仕業だろうからな」

「あんた!紫さんの知り合いか!」

「ほら、やっぱりな。

で、あんた外来人か?」

「外来人?何だそれ?」

「その反応は、やっぱり外来人だな」

「なぁ、さっきから外来人とか、それって何なんだ?」

「紫から聞いてないのか?此処は『幻想郷』忘れられた者達の楽園」

(幻想郷っていうマップ何かあったか?いや、インスタンスマップの可能性も…)

「なぁあんた、此処はアルヴヘイム・オンラインの中なのか?」

「アルヴヘイム・オンライン?何なんだぜ?それは?」

 

「ねぇキリト君、この人本当に知らないんじゃないかしら」ヒソヒソ

「そうかもしれないな」ヒソヒソ

 

「なああんた、助けてくれてありがとう。出来れば名前を教えてくれないか?」

「あぁ、私の名前は、霧雨魔理沙っていうんだぜ」

「俺の名前はキリト、でこっちがアスナ」

「どうも、アスナです。」

「私はユイと言います。よろしくお願いします」

「なぁ、あんた達、それ本名か?」

 

魔理沙の指摘に対し、キリトは思い出したように言った。

 

「俺の本名は桐ヶ谷和人、でこっちが」

「結城明日奈です」

「分かったぜ和人に明日奈。今から元の世界に返せる奴の所に行くから箒の後ろに乗って欲しいんだぜ」

 

キリト達は言われた通りに箒の後ろに乗った。

 

「それじゃあ行くぜ、舌噛まないように気をつけるだぜ!」

 

魔理沙はそう言うと同時にそこから浮かんで、凄いスピードで飛んでいった。

そしてそれを見送ったかのようなタイミングでスキマから覗く人影があった。

 

「ふふ、あの三人はこれからどうなるのかしらね。あ、そうだったわ。霊夢には、ちゃんと説明しておかなきゃね」

 

紫は、今日も怪しく笑う。

 




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キリト一家の霊夢との出会い

「おーい霊夢ー、ちょっと来てくれ〜」

「魔理沙ね。ちょっと待ってなさい」

 

博麗神社に来た魔理沙一行は、縁側の近くに立って居た。

 

「うん?どうしたんだ」

「今紫がと大切な事を話しているから待ってなさい!」

「おいあんた、此処に紫さんがいるのか?」

「あんた誰よ?まぁ良いわ。ちょっと待っといてね」

 

そう言うと霊夢は襖の奥に消えていった。

 

「魔理沙、あの人が霊夢さんか?」

「ああ、そうだぜ」

「あの人は人間だよな?」

「霊夢が妖怪なわけが無いじゃないか」

「なら何で紫さんと知り合いなんだ?」

 

キリト達は博麗神社に着くまでの間にこの世界のことを聞いていたのだった。そして、その話を聞いて分かったことは、『妖怪と人間は関わりをほとんど持たず、人間は妖怪を恐れている』と言うことだった。

 

「あぁ、そのことか」

「そのことって、他にも何か霊夢さんに秘密があるんですか?」

「そうじゃ無くてな、こう、『強者の感』みたいなのがあるのかなっと思ってさ」

「て言うことは霊夢さんは相当な強者と言う事ですね?」

「そう言う事だぜ」

 

そう、何を隠そう霊夢は、何千年と生きた紫とも互角の勝負が出来るくらい強いのだ。

 

「それで話を戻しますけど、霊夢さんはどうして紫さんとお知り合いなのでしょうか?」

「その事だけどな、此処幻想郷では、『博麗の巫女』が今まで保ってきた『博麗大結界』、て言う結界と紫の『境界を操る程度の能力』で

外の世界と隔離されているんだ」

「そうなのか」

 

魔理沙がキリト達に説明をして居たら、霊夢が戻ってきた。

 

「それでー魔理沙はなんできたの?」

「あぁ、その事なんだけどな」

「どうせ紫がそこの人達を空から落として、それをあんたが助けたってところかしら?」

「おう、そのことを知ってるって事はこいつらは例の異変と関係があるって事だな」

「えぇ、ていうかその人達が異変よ」

「なあ、さっきからなんの話をしてるんだ?」

「はぁー、あんたらの面倒はしばらく私が見るは」

「えっ、今の話からどうやってそうなったんですか?」

「あんたらにこの世界のルールを教えるわ」

「それなら魔理沙さんから聞きました」

「そう、まぁ良いわ。私は博麗霊夢、此処の巫女をやってるわ」

「俺は桐ヶ谷和人、出来ればキリトって呼んでくれ」

「私は結城明日奈、アスナって呼んで下さい」

「私は、ユイと言います」

「そう、ならこれからよろしくね」

 

これからが、霊夢の苦労の始まりであった。

 

〜スキマ〜

 

「霊夢、頑張ってね」

 

スキマの中で霊夢を応援して居た紫であった。

 

 

 




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キリト達の修行

霊夢達とキリト達の初めての出会いから一週間が経ったある日の事。

 

「なぁ霊夢、此処はこうで良いんだよな」

「えぇ、そうよ。そのまま剣を振ってみて」

「おお!出来たぞ!」

 

今は、キリト達の弾幕の出し方を教えていた。

ついでにキリトの能力は、『ソードスキルを扱う程度の能力」である。

その能力は、その名前の通りキリトは幻想郷でもソードスキルを使うこともが出来るのだ。

余談だが、その時の霊夢の反応は、「は?なにこれ?そーどすきる?

そんな物あったかしら?もしかしてご飯を作る能力とか?なら早く作って頂戴キリト!」と言う馬鹿な反応であった。

 

「キリト君はすごいね!私なんてまだまだだよ〜」

「あらアスナもアスナで良い感じよ」

 

アスナはの能力の方は、『細剣を操る程度の能力』である。

 

「ママ、そこはもっと力を込めて下さい」

「こんな感じユイちゃん」

「そうです!それを保って下さい」

 

ユイの能力は、『世界に干渉し理解する程度の能力』。

この能力を使ってユイは今アスナに弾幕の出し方を教えている。

 

「今日の所はこのくらいにしておきましょう、お腹が空いたわ」

「はい、いま用意しますね」

「楽しみにしてるわ、アスナ」

「おーい霊夢ー、遊びに来たぜー。ついでに飯もくれー」

「嫌よ。帰って頂戴」

「まぁまぁ霊夢さん、良いじゃないですか。ご飯くらい上げても」

「しょうがないわね、それじゃあアンタ、後で言うこと聞きなさいよ」

「いいぜ、それくらい!」

「言ったわね。聞かなかったら家には一生来ないでね!」

「分かった分かった!ちゃんと聞くよ」

「それじゃあ良いわよ」

 

 

 

 

それから皆んなで昼食をとり、まったりとしている所である。

 

「そうだ魔理沙、さっき言っていた話を覚えているわよね」

「さっき?何のことだ?」

「よし分かったわ!アンタはこれからは一生出禁ね」

「あぁー‼︎覚えてる覚えてる‼︎言うことを一つ聞くって話だろ」

「覚えてるんだったら最初からそう言いなさいよ」

「冗談の分からん奴だなぁ」

「しばくわよ」

 

そう言うと霊夢は徐に懐からホーミングアミュレットを取り出した。

 

「まぁまぁそう怒んなって。それで、何が望みなんだ?」

「この三人を人里に連れて行って」

 

霊夢はキリト達を指差しながら言った。

 

「何でだよ?」

「そろそろ食料が無くなって来たのよ。それに時期に向こうにすむんだから今から人里に連れて行って置けば後々楽じゃない」

「確かにそれもそうだな」

「でしょ。てことでお願いね」

「おう任されたぜ」

 

魔理沙は、胸を張りながらそう言った。

胸なんか無いくせに……

 

「作者、後で覚えとけよ‼︎」

 

すんませんした〜

 

「アンタ何怒ってんの?まぁ良いわ。それよりかもこの三人のことよろしくね」

「おう、任せとけ」

 

 

 




誤字脱字、アドバイスコメントよろしくお願いします

それと、活動報告を書いたので、見てください。


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まさかの出会い!

〜人里〜

 

博麗神社で霊夢に人里に行くように言われたキリト達は言いつけ通りに人里へ来ていた。

 

「おじさんこれくれ!」

「だーれがお前なんかにやるか!とっととけーれ!」

「あぁ!なんだよケチ!これくらいいいじゃないか!そんなんだから禿げるんだよ!」

「まだフッサフサだわ!それになテメェが持ってるもんは家で一番高い物じゃねえか!」

 

そして魔理沙は今、キリト達を連れて行く前に霊夢から頼まれた買い物をしているところだった。

 

「だーもーいいからとっとと帰れ!」

「これ貰ってもいいのか!」

「んなわけねぇだろ!代金払えバカ!」

「初対面の奴に向かってバカとはなんだ⁉︎」

「テメェだって俺に向かって禿げっつただろうがよ!」

「少しくらいいいじゃないか〜、ケチケチケチ!」

「分った分った。少しだけ負けてやるからもう帰れ」

「やったぜ!」

「はぁー」

 

読者さんは、こんな事しないでくださいね。

まぁそれは置いといて、霊夢のおつかいを達成は出来た魔理沙。

それを苦笑いで見守っていたキリト達。

そしてその奇行をしている四人を避けるように歩く里の人達。

その中でただ一人その四人に近づく女性がいた。

 

 

 

 

 

 

「アースナ!」

 

「きゃっ!」

「どうしたアスナ?ってお前は⁈」

「痛た!どうしたの?キリト君?」

 

キリトが、驚いたように目を見開いていたので、アスナは誰がぶつかって来たのかを確認した。

そしてそこにいたのは……

 

「久しぶり‼︎キリト!アスナ!」

 

紫色の髪にカチューシャを付け、腰に剣を刺した元気な女の子『ユウキ』がそこにいた。

 

「ユウキ!どうして此処に居るの?」

「ん、おうユウキか。今日はどうしたんだ?」

「ん?魔理沙?何でキリト達と居るの?」

「霊夢から道案内を頼まれてな。まぁ何でキリト達のことを知ってるのかは置いといて、これを見てくれよ!いいもんを手に入れたんだ」

「どれどれ〜、え!これすごい高い奴じゃん!魔理沙また盗んだんでしょ〜。これは返して来なさい」

「違うわ!これはちゃんと買った奴だよ」

「魔理沙が〜。本当に〜」

 

魔理沙はお金を払わないで物を持っていくことが多いため真実を伝えてもなかなか信じてもらえない。

「本当なんだよ。な、キリト、アスナ」

「あ、あぁそれはちゃんと買ってたぞ」

「それなら安心だね。それよりかも魔理沙、キリト達とは積もる話があるからそこで休んでかない?」

 

ユウキは近くにあるお茶やを指して言う。

「あぁいいぜ、でもそれなら私は邪魔になるな。先に帰っとくから後で博麗神社に連れて来てくれ」

「別に魔理沙が居ても構わないのにな〜」

「いや、私が居たら話せない内容とかもあるだろ。だから私は外れるわ。あっ、でも晩御飯は一緒に食おうぜ。どうせ博麗神社で買うんだしさ!」

「うん!それじゃあごめんね、魔理沙」

 

魔理沙は箒に跨り飛んで行った。それを確認すると、ユウキ達は茶屋に向かった。

 

 

 

〜スキマ〜

 

「このままでも面白いのだけれどまだこの異変は序章にすら入って居ないわ。さて、次は誰を連れてこようかしら」

 




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ユウキが幻想郷にログインしました

キリトside

 

魔理沙と別れてすぐ近くの茶屋に入ってから数十分が経った。

 

「ねぇねぇアスナ、これ良いでしょ〜」

「へぇ〜、こんなのも売ってるんだ〜」

「うん!それ以外にもこんなのとかもあるんだよ〜」

「ちょっとこれは高価そうね」

「そんな事も無かったよ」

「じゃあどれくらいしたの?」

 

こんな感じで全然話が違う方向に行っている状態が、続いている。

 

「なあ、アクセサリー談義はまた今度にして今は何でユウキがこっちにいるのかを話そうぜ」

「あっ、そうだったね」

「本気で忘れてたのかよ」

「あはは、ごめんねキリト君」

 

キリトが話題を切って本題に移ろうとしたら、ユウキとアスナは小首を傾げて、その後やっと思い出したのかユウキはその事を隠さずに言葉にして、アスナは苦笑いをしていた。そして、それを見たキリトは思わず項垂れてしまった。

 

「それでユウキさんは何故ここにいるんですか?」

「それはね〜……」

 

ユイがユウキに聞き、それをユウキは過去を振り返る様に答えた。

 

 

 

 

 

それはユウキがALOで、大勢のプレイヤーに看取られてアスナの膝の上で息を引き取った時のこと。

現実のユウキの体は徐々に命の炎が燃え尽きて行っている途中でいきなり鼓動が止まった。

医者たちはその現象が何なのか分からず調べようとしたが、担当医であった倉橋医師が『これ以上彼女の体を苦痛に晒すのはやめて差し上げましょう』と言ったので、他の医者も人道的な面での考えでユウキの体は解剖されずにいた。

だが、ユウキはその姿を、その医師たちの会話を聞いて、見ていた。

その理由は、

 

『ここ……は……』

『ここはスキマ。現実と幻想の間、と言った感じかしらね』

 

ユウキはスキマの中にいた。

そしてそこがどこか分からない場所であることをつぶやくと後ろから、女の声が返ってきた。

 

『あなた……は……?」

『私は八雲紫。現実の世界とは隔絶されている場所、幻想郷の管理者よ』

 

その女の名前を聞くと八雲紫と名乗った。

 

『僕は……どうしてここに………?』

『貴女は死んだの。でも、私は貴女の行動がもっと見てみたいの。だから幻想郷に招待しに来たのよ』

 

紫はユウキを指差しながら微笑を浮かべて言った。

そんな紫を見てユウキは言った。

 

『どうして…僕を?』

『貴女は私の起こす異変に参加してもらいたいの』

『でも僕は……死んだんじゃあないんですか?』

『えぇ、だから良いのよ』

 

ユウキは紫の言葉に首をひねる。

死んだから良い?それはおかしい。だって死ぬとは生命活動が止まるという事だから、必然的にその人物は動けなくなる。

 

『貴女の疑問は最もね。ならまずは幻想郷がどういう場所かを説明しないといけないわ』

 

そう言うと紫は語り出した。幻想郷がどういう場所で、どんな人物がいて、何が常識で、何が非常識なのかを。

 

『でもそんな場所に僕が行っていいんですか?』

『えぇ。貴女はもう一度、途中からにはなってしまうけど人生を歩むの。それに言ったでしょう。これから起こす異変に貴女が、必要だと』

『なら分かった。僕は幻想郷に行くよ!僕が必要ならね!』

『ありがとう。ならついて来て。幻想郷へ案内するわ』

 

 

 



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幻想郷の基本?

タイトルが思い付きませんでした。申し訳ありません。


「みたいな感じで連れてこられたんだ」

 

キリト達はユウキの幻想郷に居る理由を聞いていた。

 

「それで?アスナ達は何でここに居るの?」

「へ、あ、うん。その理由はね……」

 

アスナがそう前振りするとここにきた理由を語り出した。

 

 

 

 

 

 

 

それから少しして、アスナの話が終わった。

それを聞いたユウキはため息を漏らした。

 

「はぁ〜。それで?どんな異変を起こすのかは聞いてるの?」

「それが俺たちも知らないんだ」

「それよりかもユウキさん、どうしてユウキさんはALOのアバターの姿なんですか?」

「それはね、紫さんの配慮なんだって」

「?どう言う事だ?」

「僕は生きている間のほとんどを仮想世界で過ごしてきたからそっちの方がいいだろうと言う事らしいよ?」

 

ユウキがまだ外の世界の方にいた時、ユウキはAIDSと言う病気にかかっていた。それを治療するために 無菌室に入り、医療用VRマシンの試作品である『メディキュボイド』を使っていた。

 

「それよりかもそろそろ帰らないといけないんじゃあ無いの?」

「あっ!確かにそろそろ帰らないと霊夢さんに怒られちゃうわ!」

「それなら早く帰ろうぜ」

「はい、パパ」

「なぁユイ?ここの代金はいくらだ?」

「ちょっと待ってくださいね〜。え〜と?2280円です」

 

ユイが伝票を持ちながら答えた。そしてそれを聞いたキリトはとてつもなく嫌そうな顔をした。

 

「高いな〜」

「あっ!キリト、ここは僕が持つからお金は大丈夫だよ」

「いや、でも悪いしな〜…」

「なら私も出すから。ね!」

 

という会話をして、三人はレジにお金を払い茶屋を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

そして帰っている途中、ユウキがある質問をした。

 

「ねぇ、キリト達の能力はなんなの?」

「ん?俺は『ソードスキルを扱う程度の能力』だぞ」

「私は『細剣を操る程度の能力』よ」

「私は『世界に干渉し、理解する程度の能力』です」

「へぇ〜、聞いた感じだとユイちゃんの能力が一番強そうだね?」

「いえ、それがそうでもないんです。私の能力はあくまで理解するだけで、その理解も限度があるんです」

「う〜ん、それじゃあキリトはどんなソードスキルなら使えるの?」

「今のところアスナに細剣を借りてしか試してないから分からないけど、少なくとも細剣のソードスキルは使えるぞ」

「そうなんだ」

 

そんな会話をしていると博麗神社が見えてきた。

 

「おう、帰ってきたか!ならとっとと食べようぜ!」

「あら、お帰り。ご飯はできてるわよ」

 

博麗神社に着くと霊夢と魔理沙が出迎えていた。

そして六人で夕食を食べた。

 

 

 

 

 

そしてみんなで騒ぎながら過ごしてユウキは博麗神社に泊まることになった。そして、ユウキはアスナと同じ部屋に居た。

そんな時にふとアスナから質問をされた。

 

「ねぇユウキの能力ってなんなの?」

「僕の能力?僕の能力はね〜……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『仮想と現実を操る程度の能力』だよ」




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